“元アウトローのカリスマ”瓜田純士、ジャニー喜多川氏の”少年愛”にシルク・ドゥ・ソレイユ創業者との共通点を見た!?

 解散、脱退、不祥事など、このところジャニーズ事務所の崩壊を予感させる事象が相次いでいたが、そんな中、社長のジャニー喜多川氏が亡くなった。数多くのアイドルを育ててきたカリスマを失い、今後の“ジャニーズ帝国”はどうなるのか? ジャニー氏に負けない先見性と審美眼を持つ 作家の瓜田純士(39)が、ジャニタレの未来を占った。

――創業以来、半世紀以上にわたりジャニーズ事務所を支えてきたジャニーさんが亡くなりました。この報道を受け、何を思いましたか?

瓜田純士(以下、瓜田) ジャニーズには全然詳しくないですけど、連日やっているニュースを見て、すごい人だったんだなって。所属タレントからしたら、本当にいいおじいちゃんだったと思うんですよ。だって、誰も悪く言わないじゃないですか。言えないのかもしれないけど。でも、悪いところがあったら(事務所を)辞めていると思うし、言われた通り信じて残った奴らはたいてい、いいポストに就いているじゃないですか。

――ジャニーさんの印象は?

瓜田 よく知らないですけど、直感的に思うのは、内部にいるタレントたちにとっては怖い存在だったんじゃないでしょうか。怒らせたらクビが飛ぶし、番組やCDもオシャカになる。「ジャニーさんに嫌われたら最後」って認識が、全員の中にあったはず。そのジャニーさんが提唱したとされる「アイドルは結婚しちゃダメ」みたいな掟を、直じゃなくても会社の人間から聞かされたら、守るしかない。「ジャニーさんの目が黒いうちは」みたいな恐怖心が、みんなの中にあったんじゃないでしょうか。

――近影を見たら、優しそうなお顔ですけどね。

瓜田 ヤクザの親分だってそうですよ。外部の人からは「気の良さそうなおっちゃんだな」と見えることが多い。でも、いざ自分がその組織の中に入り、周りから「あの人は雲の上の存在だ」みたいなことをさんざん聞かされて、みんながペコペコ挨拶しているのを3カ月も見ていると、その気の良さそうなおっちゃんが、だんだん神様みたいに見えてきちゃうものなんですよ。

 でもそんなヤクザの親分も、年老いて病気がちになると、月一の集まりでもただ奥に座っているだけのお飾りみたいになって、神通力も失われていく。ジャニーさんも、そうだったんじゃないかな。年を取り、弱気なおじいちゃんになるにつれ、「SMAP解散」「嵐も活動停止」などのほころびが見られるようになり、盤石なジャニーズ帝国ではなくなっていったのかもしれませんね。

 とはいえ、死後に叩かれる極悪な経営者ではなく、多くの所属タレントに愛されていたのは事実だと思いますよ。本当に純粋な少年のような人で、タレントを大事にしていたんじゃないかなって気がします。

――行きすぎた“少年愛”のウワサもありましたが。

瓜田 闘病中のジャニーさんの元をたくさんの所属タレントたちが代わる代わる訪れて、ジャニーさんの好物をみんなで食べて、そのことで容体も一瞬回復したりしつつ、最後は幸せに看取 られたというニュースを見て、俺は確信しましたよ。本当に体調がヤバいときに、ただのビジネス上の付き合いでしかない人たちに病室に来られたら、しんどいじゃないですか。

 家族しか無理ですよ。いや、家族でも会うのはしんどい。普通は側近に「もうすぐ元気になると伝えておいてくれ」と託して、面会を拒絶するぐらいの距離を保つと思う。それを病室まで呼んじゃうっていうことは、間違いなく肉親以上の感情があったということですよ。肉親以上の感情がなかったら、血もつながってない奴らが病室に来るのは無理ですよ。

――肉親以上の感情とは?

瓜田 愛や恋や性的なものだけでは説明できない「好きの感情」ってあると思うんですよ。息子以上にかけられる情熱というかね。もしかしたら、シルク・ドゥ・ソレイユの生みの親とかもそんな感情なのかも。関わるアーティストやスタッフのことを、心の底から愛している。そんな感じの、家族でも立ち入ることができない、あふれる愛があったんだと思う。

――シルク・ドゥ・ソレイユ、お好きなんですか?

瓜田 いや、見たことないので、勝手なイメージです(笑)。さらに勝手なイメージを膨らませるのであれば、何もない砂漠にカジノをつくったベンジャミン・シーゲルや、マコーレー・カルキンとの友情を育んだマイケル・ジャクソン、もしくは恵まれない子どもたちを養子にしているアンジェリーナ・ジョリーあたりの感情にも近いのかも。「この世界、この絆は、俺たち私たちがつくったんだ」というね。そこには部外者が立ち入れない愛のカタチがあると思う。

 ちなみにうちの嫁は、こう言っていました。「ジャニーさんは男やけど、オカンの気持ちやったんちゃう?」と。言い得て妙だな、と思いました。

――ところで、ジャニーズ事務所のこれまでのビジネスを、視聴者としてどんな思いで見ていましたか?

瓜田 10歳やそこらから目を付けて売り出して、本来ならどんどん新陳代謝させなくちゃならないのに、なんで40オーバーのおっさんたちをアイドル然とさせているんだろう? それで経済が回っちゃっているから、やめるにやめられないのかな? と以前は否定的に見ていたんですよ。ところがここ数年、自分もこの年齢になってくると、見方が大きく変わってきましたね。

 タッキーいるじゃないですか。滝沢秀明。彼がこないだね、(ジャニーさんの訃報を受けての会見で)ほうれい線を作ってしゃべっていたんですよ。あのタッキーがほうれい線って、そのショックがわかりますか? ありえないことなんですよ。でもね、そういう年齢になっても一生懸命前に出てきている姿に、俺は胸を打たれたんですよ。

 元SMAPの中居(正広) くんもそうじゃないですか。白髪隠しなのかハゲ隠しなのか、ピンクだか金髪だかよくわかんない色に髪を染めて、ドライヤーで精いっぱいボリュームを出して、小麦色のタンニングローションみたいなのを顔に塗りたくってでも、ああやって前に出てくるというのは、すごいことだと思うんです。

――どういう意味ですごいのでしょう?

瓜田 お金と手間をかけているとはいえ、あの年齢であそこまでの若さを維持しているっていうのは、すごいことじゃないですか。もともと美少年として出てきたから劣化を取り沙汰されがちだけど、マッチ(近藤真彦)やヒガシ(東山紀之)やタッキーなんかは、新橋あたりの居酒屋で禿げ上がって腹出して呑んだくれている同世代のおっちゃんたちと比べたら、今でもまったく別次元のきれいな人たちなんですよ。

――言われてみれば僕も以前、ヒガシと同じ写真に偶然写り込んでしまったことがあるのですが、その写真を見て愕然としました。「ヒガシと俺、果たして同じ人間なのか……?」と。

瓜田 そうなんですよ。「あいつ最近、宮根(誠司)さんみたいになっちまって 」なんて新橋の居酒屋で悪口を言ったところで、向こうから松潤(松本潤)が歩いてきたら、あまりのきれいさに全員ひれ伏しますって。あ、俺は別ですよ。俺はオーラが別格なんで。俺と並んだら、そんな奴らのオーラもかき消えますけど、コシャ平民から見たら、ジャニーズのタレントたちは別次元に映ることでしょう。

――しかし、今回ジャニーさんが亡くなったことにより、所属タレントたちのジャニーズ離れが加速するのではないかと見る向きもあります。瓜田さんはそのへん、どう読みますか?

瓜田 事務所を離脱して、今まで言えなかった、やれなかった言動をし始めて「えへへ」と調子づく奴も出てくるでしょうけど、その一方で、マッチやヒガシやタッキーといった“保守派”の年長者がビシッと気合を入れて、「フラフラするなよ」という空気を出しつつ、ストイックに事務所の伝統を守っていくんじゃないでしょうか。

――そんなジャニーズに残るほうが幸せなのか。それともジャニーズの呪縛から解き放たれたほうが幸せなのか。

瓜田 解き放たれて好きに生きようとした結果が、ぶくぶくに太った今の野村義男じゃないですか。組織から外れて好き勝手やっている奴は、やっぱ自分に甘いんですよ。もちろん、よっちゃんのギターはすごいんだけど、「見られる立場」から降りると、見た目はああなっちゃうんですよ。こないだ、よっちゃんをテレビで見ましたが、テキ屋のおっちゃんかと思いましたよ(笑)。同じたのきんトリオでも、スマートなマッチと全然違うじゃないですか。

 最近俺ね、キムタク(木村拓哉)のことも見直したんですよ。ずっとチビでダサいな思っていたけど、いまだに役者として第一線にいるし、顔も格好いいままだし、浮いた話のひとつもないじゃないですか。その心がけというか、徹底した自己管理は見事というほかない。俺は最近、自分もボディメイクを始めたせいもあって、自己管理をしっかりできる人らにしか共感できないんですよ。

 タッキーもそう。先日の挨拶のときの姿勢や表情ひとつとっても、新橋のサラリーマンとは全然違うじゃないですか。ああいう意識の高さを、われわれも見習わないとダメ。世のお父ちゃん方の良き見本にもなるはずだから、ジャニーズのタレントたちには還暦を過ぎてもアイドルを続けてほしいですね。……って俺、ジャニーズなんか全然知らないとか言っておきながら、どんだけ熱くジャニーズのことを語っているんだ、っていう(笑)。

(取材・文=岡林敬太)

※瓜田純士のYouTube好評配信中!(瓜田純士プロファイリング )  https://www.youtube.com/channel/UCv27YAy0FZ-4wwisy5zPmeg

※「“キング・オブ・アウトロー”瓜田純士、かく語りき」の記事一覧  https://www.cyzo.com/cat8/outlaw_charisma/

エイズは政府が投与した……計算高き天才か、素の天然か? カニエ・ウェスト”情弱”的論考

――今やヒップホップ・シーンのみならず、セレブリティ界隈でも一挙手一投足が話題になる、ご存じカニエ・ウェスト。音楽プロデューサーからキャリアをスタートさせ、ラッパーとしてデビューした彼の言動を振り返りながら、果たして「天才」なのか「情弱」なのかを徹底分析!(月刊サイゾー19年5月号『情弱ビジネスのカラクリ』より)

「400年間、奴隷だったって言われてるけど……400年だよ。自ら選択したんじゃないかな。そんな状態のままで400年、みんなそろってだよ。それって精神的に監獄に入ってるのと同じだよね」 ――この黒人奴隷制度に関するカニエ・ウェストの発言が、たちまち世界中を駆けめぐったのは2018年4月のこと。いくらなんでも、自分から好き好んで奴隷を選ぶ人間がどこにいるというのか。カニエは頭がおかしくなってしまったのか……等々、すぐさま世界中から多くの非難を浴びたのは記憶に新しい。

 これだけでも十分に問題発言である。だが、この発言に文脈を与えてしまうような前段があり、彼は数日前のツイッターで次のようにツイートしていた。

「あなたたちがトランプに同意する必要はない。ただ、みんなからどんなに責められても、私のトランプへの好意は消えない。私たちは2人ともドラゴン・エナジー。彼は自分にとっての兄弟分。みんなのことは好きだ。自分は誰かの行動すべてに同意はしない。それでこそ個人というものが成り立つわけだから。それに各々の考えを持つ権利が、我々にはある」

 この“ドラゴン・エナジー”とは、創造や力のエキスのことである。それ以上にわかりやすいのは、ツイートと一緒にトランプのモットー「メイク・アメリカ・グレート・アゲイン」(アメリカ合衆国を再び偉大な国にしよう)の文言入りの赤いキャップ(通称「MAGAハット」)をかぶった自撮りが含まれていたことだろう。これらの言動がつながっているとしたら、「カニエはトランプ支持者なのか。だから奴隷制度は奴隷側が間違っているみたいなこと言ってるのか!」という理解が世の中に広まってもおかしくない。

 さらにさかのぼれば、16年11月にカリフォルニア州サンノゼで行われたライブでは、ステージから「自分は投票しなかったけど、していたとしたら、ドナルド・トランプに投票していただろう」と語りかけ、その翌月にはトランプ・タワーを訪れ、2人は15分にわたり会談したのだった。これらからわかるのは、カニエはメインストリームで活躍中の彼以外の多くのラップ・アーティストとは異なり、トランプ大統領にまったく嫌悪を抱いていないことだ。19年現在、多くの人がカニエ・ウェストに対して抱くイメージは、「エゴの強い、ナルシシスティックなセレブ」というものだろう。言うまでもなく、トランプは大統領になる前からセレブだった。そんな世界が認めるセレブでもあるカニエだが、無名時代から今とまるっきり同じだった、というわけではない。彼が最初に音楽業界と接点を持ったのは、音楽プロデューサーとしてだ。簡単に彼の音楽キャリアをおさらいしておこう。

 通常は33回転でプレイするレコードを45回転で再生すると、聴こえてくる歌声は高く早口になり、風変わりな印象を残す。このアイデアをサンプリングとして取り入れたビートが、カニエのプロデューサーとしてのシグニチャー・サウンドとなる。これが時期にして03年前後。そんな彼をプロデューサーとして本格的に起用したのが、かのジェイ・Zだった。「ピンク色のシャツを着ているヤツ」というのがジェイ・Zのカニエへの第一印象だったという。どこまでが明確に意図されたものなのかわからないが、人の印象に強く残る部分をキャリアの最初期から持ち合わせていたことになる。

 こうして、まずはプロデューサーとして音楽業界に食い込むことができたカニエは、ジェイ・Zのレーベル〈ロカフェラ〉と契約を交わし、03年にはラッパーとしてメジャーデビュー。自らプロデュースを手掛け、シグニチャー・サウンドに彩られてラップするデビュー作『The College Dropout』(04年)は大ヒットを記録。ラッパーとしても成功を収め、自分の言葉や主張を獲得した彼は、冒頭に挙げたような問題発言の主としての片鱗を見せ始めるようになる。

「知ってるよ 政府がエイズを投与している/俺たちは祈るのみ 牧師のように」――マルーン5のボーカル、アダム・レヴィーンをフィーチャーした05年のシングル「Heard ’Em Say」でカニエはこうラップしている。つまり、エイズにまつわるもっとも有名な陰謀論に与しているのだ。しかも、これは一時の気の迷いなどではない。同年、貧困とエイズへの認識を高めることを目的に開催されたコンサート・ツアーにおいて、彼は「人間が作り出した病気が……アフリカに仕掛けられた。ブラック・パンサーの分裂を目的に、ブラック・コミュニティにクラックが仕掛けられたようなものだ」と観客に語りかけたのだ。こうなるとさすがに「おい、カニエ、ヤバくないか」と考えるのが筋だろう。翌年06年に「ローリング・ストーン」誌は、「本当にそう信じているのか?」と、改めてカニエに問うと、「エイズは黒人とゲイを殺す目的で作り出されたものだ」と語ったのだった。

 

■未来を予知した情強発言? 空気を読めない情弱行為?

 カニエを骨抜きの情弱にしてしまった張本人! と思われている節があるが、「カニエはカニエよ」と、亭主の3歩後ろを歩く発言をするキム・カーダシアン。 

 しかし、これらの理由だけで、カニエのことを「陰謀論好きな情報弱者である」とは決められないだろう。すでに05年に、このエイズ陰謀論容認発言よりも圧倒的に大きな規模で報じられる発言を、彼は公の場で残している。それは、甚大な被害を残したハリケーン・カトリーナ襲来後の復興支援チャリティ番組生放送中のことで、「ジョージ・ブッシュは黒人のことは気にかけていない」とサラリと言いのけたのだ。番組側が慌てふためいたのは言うまでもない。もちろん、それが正論だからだ。と同時に、当時のカニエは、たとえ陰謀論であっても、なにより黒人の側に立った見解を完全に支持する立場に自分を置いていた。しかし、そうだとするなら、後の「自分から奴隷でいるのを選んでいた」発言は余計に矛盾することになる。この間、カニエの意識を大きく変えるような重大な出来事が起きたのだろうか? 彼のアーティスト担当であったユニバーサルミュージック合同会社の柴田壯一郎氏に話を聞いた。

「気の毒な話ですが、母親であるドンダ・ウェストが亡くなったことが、彼を大きく変えたのではないでしょうか。母親の大規模な整形手術(脂肪吸引)の費用を全額カニエが負担し、翌日合併症で死亡した事件です。母親はシカゴ州立大学英語学部の学部長を務めるほどの人でしたが、カニエのデビュー後は職を捨て、彼のパーソナルマネージャーとして息子を支えることに従事しました。過去にカニエが来日したタイミングで母親と共に滞在先のホテルで話す機会があったのですが、『母親を三鷹の森ジブリ美術館に連れて行きたい』と話していて、本当に母親思いのアーティストだったことを記憶しています(※しかし、結局美術館は予約待ちで入館することはできなかったようだ)」

 母親であるドンダが亡くなったのは、07年11月。「母親の死をきっかけに、それまで陽だったイメージが“陰”に変化した。例えば、アルバムでいえば『Late Registration』(05年)や『Graduation』(07年)は陽のイメージですが、以降のアルバム作品は陰のイメージが払拭できていないような気がします」と、柴田氏は続ける。さらに追い打ちをかけるように、ガールフレンドとの別れが08年のアルバム『808s & Heartbreak』を生み出すことになった。ほかにも「ビヨンセこそ授賞に値するアーティストだ!」と宣言したい一心で、「MTVビデオ・ミュージック・アワード」の授賞式で、テイラー・スウィフト受賞の瞬間にステージに乱入したのは、09年9月のことだ。

 こうしたネガティブな流れを、少しでもポジティブな流れに変えるきっかけとなったのが、12年に明らかとなったキム・カーダシアンとの交際だった。2人の出会いは04年までさかのぼり、とあるパーティに出席していたことがきっかけといわれている。その後も逢瀬を重ね、カニエはシングル「Cold」(12年)のリリックで、キムとの交際を公にしたのだ。「パリス・ヒルトンの友達」程度の認知度でしかなかった彼女が一躍時の人となったのは、08年の「セックステープ流出事件」であることは、以前の本誌でも紹介済みだが、カニエとキムが結ばれたことで、実際にどのような変化が起きたのか?

「音楽的才能のあるカニエがキムを妻にしたことで、キムをエンタメ界が認める方向に進み、キム・ワナビーみたいな白人たちが有名黒人男性を物色する“Get Out”現象みたいなトレンドができたと感じています。08年前後までは、まだキムやカーダシアン・ファミリーは“エンタメ業界の徒花”といった感じだったので、あれぐらいの距離感だったらまだよかったんですが、アメリカでは付き合うのと結婚するのはまったくの別物ですからね」

 こう語るのは、アメリカのエンタメ事情に詳しい音楽ジャーナリスト/翻訳家の押野素子氏だ。押野氏が述べた「キム・ワナビーのような白人が有名黒人男性を物色する現象」に絡めて言えば、逆に「有名黒人男性が勝手に近づいてきて盛り上げてくれた」トランプとしては、想定外のことだっただろう。そんなカニエがキムと婚約したのは13年10月だったが、いま思えばこの年に「黒人差別の象徴」である南軍旗(南北戦争における「南部白人の誇り」)をあしらったジャケットを作り、物議を醸したこともあった。

「カニエは政治に詳しくないのにトランプを支持しているのは、単に価値観が合い、お互い金持ちという共通項ぐらいの感覚で、トランプの政策には興味を持っていないかと思います。加えて、『黒人だからこうしなきゃいけない』というルールに縛られるのが嫌いなタイプと思われている節も多い。では、ハリケーン・カトリーナのときのブッシュ発言をした意識高い系の気概はどこに? と思う方もいるでしょうが、たぶんあの時はカニエが本当にそう思ったから口に出しただけで、基本的に感情で動く人なのではないかなと思います」(押野氏)

 冒頭で挙げた言動やツイートに対するリアクションの中には、単純にカニエを忌避するものも多かった。が、同時に(我々が愛してきた)カニエがトランプを支持するはずがない、悪いのはカニエではない――。そんな思いを大前提にした“陰謀論”がいくつか生まれた。その中でもっとも広く拡散されたのが、“パフォーマンス・アート説”だ。これはカニエがこれまでツイートしてきた現代アートの作品やアーティストを関連づけて、丁寧に読み解いていくと、「すべて(の言動)はパフォーマンス・アートの一環である」とする見方。次に広まったのが、「今、我々が目にしているのは、それまでのカニエ・ウェストではなく、クローンに違いない」というポスト・ヒューマンな類の陰謀論である。例えば、トランプを称賛したり、恩人であるジェイ・Z&ビヨンセ夫妻を公然と非難したり、些細なことかもしれないが、突然髪をブロンドに染めた行為など。16年にカニエ自身の精神状態が悪化し、24時間の監視下に置かれたことや、体調不良で倒れ緊急搬送入院によってライブを急遽中止したことも、この陰謀論に拍車をかけた。

 いずれにしても、自分の理想とする(ココがミソ!)カニエへの絶対的な愛がない限り、こうした陰謀論も湧いて出てこない。こうして陰謀論の種を蒔いたカニエではあるが、18年8月に地元シカゴのラジオ番組に出演し、奴隷制度における軽率な発言、並びにMAGAハットをかぶったことへの影響について謝罪するに至った。その上で「トランプは黒人が自分のことをどう思っているのか気にかけ、黒人に好かれたいとも思っている。彼は実現が必要であれば実際に行っていくだろう。ほかの誰もと同じように彼にもエゴがあり、最強の大統領になりたがっている。そして、ブラック・コミュニティからの支持もなければ、最強の大統領になれないこともわかっている」と話した。

 とにかく、カニエはトランプを嫌いになれないことだけは確かなようだ。その証拠に、同年10月には再びホワイトハウスにトランプを訪ね、「メイク・アメリカ・グレート・アゲイン」と書かれた言葉をカニエ流にデザインし直した、オリジナルのMAGAハットをトランプとイヴァンカらに贈っている。

 

■計算高き天才か、天然の情弱なのか

 カニエがトランプ・ファミリーにMAGAハットをプレゼントした翌月、妻であるキムは「カニエはトランプのパーソナリティが気に入っただけで、政治についてはわかっていない」と述べた。さらに、キムとカニエの間に娘・ノースが生まれたとき、病院で知り合ったというブレット・イーストン・エリス(『アメリカン・サイコ』で知られる作家)は、カニエの言動に対して取り巻くメディアへ次のような見解を述べている。

「メディアはカニエを小馬鹿にするような態度を取り、『ドラッグをやっている』と決めつけている。確かに要領を得ないところはあるが、カニエが言おうとしていたことはアホでもない限り理解できるのに、そうやってバイアスを感染させていた。メディアは『カニエはドラッグ乱用に対する治療が必要』と持っていきたかったのだ。そして、奴隷発言とトランプ支持で、彼は二度とキャリアを取り戻すことはできず終焉を迎える、とメディア同士がコンセンサスを取っていた」

 そして次の発言は、キムが述べた最新の言葉だ。「カニエは常にカニエであって、私が変えるつもりはまったくない。だって、それが私の愛したカニエなのだから。私が変えられるわけがない」――カニエ・ウェストという愛すべき情弱は、やはり全世界を巻き込む天才なのかもしれない。

 

カニエ・ウェスト●1977年、アメリカ合衆国イリノイ州シカゴ出身のアーティスト/プロデューサー/デザイナー。妻はリアリティ番組『カーダシアン家のお騒がせセレブライフ』でもおなじみのキム・カーダシアン(左肩)。これまでにアーティスト、プロデューサーとして数多くのグラミー授賞歴を持つ。と同時に、トランプ大統領(右ヒザ)への賛辞をはじめとする、数多くの問題発言、行動を起こしてしまう愛すべきキャラとして確固たる地位を築いている。左足にくっつているのはカニエのマスコットキャラ、ドロップアウト・ベア。

【スピリチュアル被害】「感謝します!」「幸せです!」“教祖”の教えを守ったら……【第5回】

 とにかく妙な“自称”ヒーラー&霊能者がたくさんいた!

  スピリチュアル商法やトンデモビジネスのカモにされやすい私、マンガ家・華桜こももがこれまで交流してきた“エセ”スピリチュアル人間とのエピソードを紹介☆

  ※おかげで今は“真人間(自称)”です! (……自信はない)

(前回まではこちら)

“教え”を実践したら“都合のいい人”になっていた

――「トンデモ☆スピリチュアル寄行!!」は、隔週水曜の更新。

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華桜こもも(はなさくら・こもも)
秋田県出身、在住のマンガ家。著作に『息子が思春期をこじらせている』『子離れしなきゃダメですか?~社会人息子ふたりに依存する母の日常~』(いずれもぶんか社)など。

・インスタグラム:hana11momo

島崎遥香に「ずっと韓国にいれば…」罵詈雑言が殺到、「韓国カルチャー好き」なだけで炎上するヤバさ

 元AKB48の島崎遥香のツイッターアカウントが大炎上している。16日、島崎遥香は電車の優先席に関するツイートを連続で投稿したのだが、これがネット民から猛反発を受けたのだ。

 島崎遥香はこんな内容をツイートしていた。

<お爺ちゃんが子供に席を譲ってあげてるのに優先席に座ってる会社員の人たちは何で平気で座ってられるんだろう>
<韓国は素敵だったな〜
健康な若者はみんな立ってた
優先席はガラガラでした
色んな国へ旅して素敵なところを沢山吸収したいな>
<妊婦さんが座れないのも悲しい現実だよね 生理痛が酷い方とかも
もっともっと暮らしやすい国になって一人一人の思いやりが増えたらいいね>

島崎遥香のツイートに殺到した罵詈雑言とは
 島崎遥香の一連のツイートに対し、ネット上ではこんなコメントが飛び交った。引用するのも憚られるが、一部を記載する。

<うわぁ、気持ち悪過ぎるわ もうずっと韓国にいればいいんではないですかね?>
<韓国ネタ振って仕事貰おうとしてんのか 落ち目のブスは大変だねえw>
<嫌韓な雰囲気でこのコメントする心意気は買う 一緒に沈めとも思うけど>

 これらの蔑視的なコメントから分かることは、島崎遥香が「参考にすべき海外」の事例として韓国を上げたことが気に食わず、バッシングする向きがあるということだ。

「韓国カルチャーを好き」と言っただけで炎上
 グルメ、ファッション、コスメ、音楽、文学、映画、ドラマなど、様々な分野で韓国カルチャーが人気を博していることは事実であり、特に若い女性の間においてその影響力は絶大なものがある。

 女性ファッション誌をめくればそれらのカルチャーを紹介するコーナーがどの雑誌でも必ず設けられており、「頭、髪の毛、ヘアスタイル」といった意味の韓国語「モリ」が読者なら当然知っている言葉として出てくることも珍しいことではなくなった。

 しかし、メディアで女性芸能人が韓国カルチャーに慣れ親しんでいることを話すとネット民から総出で叩かれる現象がここのところ多発している。

 今月7日放送『ワイドナショー』(フジテレビ系)では、<女子高生はいま韓国で生きていると言っても過言じゃないぐらい。コスメも服も全部韓国。韓国染まりしているので、なくてはならないものですね>と、高校生の間における韓国カルチャーの人気ぶりを説明した女優の白本彩奈が大炎上。放送終了後、彼女のツイッターアカウントには罵詈雑言のリプライが殺到した。

 他にも、こういった例は枚挙に暇がない。2017年には、乃木坂46(当時)の生駒里奈がブログに<最近K-POPの素晴らしさに魅了されました>と書いたところ攻撃を受けたし、浜辺美波が韓国の男性アイドルグループ・SEVENTEENの音楽を聴いていると雑誌で発言したことが“物議を醸した”ことも記憶に新しい。

 今年4月放送『あさイチ』(NHK)は、ただ単に韓国カルチャーを取り上げた特集を組んだだけで炎上。<間違いなくBPO案件>といったコメントが飛び交う騒動も起きた。「BPO案件」の意味を正しく理解しているのだろうか。

 一連の「炎上」からは、過剰な韓国嫌い・韓国ヘイトが伺える。排外主義に凝り固まり、理不尽な理由で罵詈雑言をインターネット上に書き込んでいるのである。

島崎遥香がツイ消し「日本人として悲しくなった」
 今回の島崎のツイートも、そういう意味では同じだ。「韓国を褒めた」ことで誹謗中傷が殺到した。

 島崎は炎上を受け、本稿冒頭で引いたツイートを削除している。16日夜、彼女はツイートを削除する理由についてこのように投稿していた。

<今日のツイートで考えても考えてもやっぱり他国の方が快く思わないコメントが多くて 日本人として悲しくなったので消させてもらいました。私に向けての誹謗中傷は構わないんですけどね>(この投稿もすでに削除されている)

 「優先席は必要としている人に譲りましょう」「海外で学ぶべきことがあれば積極的に吸収しましょう」という、至極当たり前のことすら受け入れられず、バッシングを繰り返す人々の存在は、確かにとても悲しい。排外主義に染まり、ここまで狭量な社会の風潮を目にし、<日本人として悲しくなった>という島崎の言葉はまさにその通りだと思うのである。

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ジャニー社長「お別れ会」は2部制? 元SMAPらの参加は「メリー氏&ジュリー氏」の判断次第か

 7月9日、解離性脳動脈瘤破裂によるくも膜下出血のために死去したジャニーズ事務所社長・ジャニー喜多川氏。その「お別れの会」が、一部業界関係者やファンの間で物議を醸しているという。詳細については未発表であるものの、12日に行われた「家族葬」に参加しなかった元ジャニーズタレントたちが、「お別れ会」に姿を見せるのかという点に注目が集まっているようだ。

 12日に行われた「家族葬」には、ジャニーズ事務所が「所属タレントやジャニーズJr.のみ参列」と公表した通り、外部の関係者や元所属タレントは一切参加しなかった。また、今後予定している「お別れ会」に関して、事務所はすでに「これまでお世話になりました皆様にはお別れいただく機会をご用意する予定にしております」と発表しており、生前ジャニー氏と交流のあった大勢の芸能関係者が招待されるものとみられる。

「現時点で、お別れの会は2部制、あるいは2つの会場でそれぞれ行う形で調整が進められているようです。一つはファンなど誰もが参加できる“一般参加者向け”、もう一つは、タレントから裏方、マスコミ陣などの“関係者向け”です」(テレビ局関係者)

 一般参加者向けの会は「アリーナあるいはドームクラスの会場で行われる可能性も」(同)といい、一方、関係者向けの会については、多くのグループが公演を行った“ジャニーズの聖地”ともいうべき会場が使用される予定だという。

「関係者向けの会に関しては、メリー喜多川副社長と藤島ジュリー景子副社長が取り仕切るため、参加者の選定に偏りが発生することは間違いないでしょう。元SMAPの3人をはじめ、トラブルや事件を起こして退所したメンバーは、彼女たちから“敬遠”されているため、誰一人として招待されない可能性もあります」(同)

 元KAT-TUNの田中聖やジャニーズJr.ユニット・Love‐tuneメンバーなど、近年だけでも「円満退所」ではなかった者は数多く存在する。

「彼らが一般参加者向けの会を訪れた場合、会場がパニックになることは必至ですし、現実問題、難しいのではないでしょうか。となると、関係者向けの会に参加が許されなければ、彼らがジャニーさんと『最後のお別れ』をする機会はなくなってしまいます」(同)

 ジャニー氏にお世話になった全ての人間、そして彼らのファンが納得する「お別れの会」は、開催できるのだろうか。

『タイタニック』における“禁断の質問”をぶつけられたレオの反応は……? 思わずブラピもニヤニヤ! 

 テレビコメディ出身で「期待の若手俳優」だったレオナルド・ディカプリオ(以下、レオ)を一躍スターダムへと押し上げた、名作映画『タイタニック』(1997)。豪華客船タイタニックの中で出会った、レオが演じるジャックと、ケイト・ウィンスレット演じるローズは恋に落ちる。しかし、タイタニックが氷山と衝突。乗客は海へと放り出されるが、ジャックは流れてきたドアの上にローズを乗せ、自分は凍りつく海の中に沈んでいく……。このラストシーンは、多くの観客の涙を誘い、いまなお不朽の名作として愛されている。

 そのローズの命を救ったドアが非常に立派で大きいものだったため、「ジャックが乗れるスペースもあったのではないか」「ローズがちょっと体をずらしたら、2人とも助かったのではないか」と長年、議論されてきた。

 公開から15年目の2012年。都市伝説やウワサを体当たりで検証していく米人気番組『怪しい伝説』で実験した結果、なんとか大人の男性2人が海に浮かぶドアに乗ることに成功。しかし、この報告を受けた『タイタニック』のジェームズ・キャメロン監督は、ムッとしながら「きみたち、わかってないね。脚本には“ジャックは死ぬ”と書いてあるんだ。だからジャックは死ななければならない」と一蹴。

 公開20年目の17年には、米誌「Vanity Fair」が、ジェームズに単刀直入に質問。彼はイラつきながら「答えは簡単だ。脚本の147ページ目に“ジャックは死ぬ”と書かれていた。単純明快だろ」「ドアはローズを支えることはできたが、ジャックを支えるのには小さかった」「ジャックが生き延びてたら、あの映画のエンディングは無意味なものになっていた。死と別れについての映画だからね。彼は死ななくてはならなかったんだよ」「上から崩れてきた煙突に直撃されて、ジャックは海に沈んだという描き方でもよかったけど、こういう最期にしたのは芸術的な理由からだ。物理的な理由ではない!」と断言。「こんな議論を20年後の今もしているなんて、本当にバカバカしい」と吐き捨てた。

 ジェームズを怒らせる“禁断の質問”となっているこの議論だが、16年に深夜トーク番組『ジミー・キンメル・ライブ!』で「ジャックも、あのドアに乗れたと思うのよ」と持論を展開したローズ役のケイトが、17年12月に、スティーヴン・コルベアのトーク番組で「ジャックはもっと努力して、ドアに乗るべきだったわ」と発言。さらには、ドアと似たような大きさのテーブルに大人2人が乗れるか検証し、成功すると「イエース!」とガッツポーズを取っていた。

 そしてこのたびジャックを演じたレオに、「ドアに乗れたのではないか?」という質問が投げられたのだ。

 質問が飛び出たのは、レオ、ブラッド・ピット、マーゴット・ロビーらハリウッドを代表する役者が共演した『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』のプロモーションのために受けた、米エンタメ番組『MTVニュース』のインタビューでのこと。「映画界における最大の論争、『タイタニック』の終盤に出てくるシーンについてですが……ジャックもあのドアに乗れたのではないですか?」と、唐突に聞かれたのだ。

 
 
 
 
 
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 真剣な顔をしてこの質問を聞いていたブラッドは、思わず爆笑。マーゴットは「オーマイ・ゴッド! 私もそのことについて考えたわ。大号泣しちゃったし」と述べ、「あなたはどう思いますか?」と聞かれたブラッドは、「ウケるねぇ」「帰ったら絶対に(ラストシーンを)チェックしなくちゃ」と、おどけながら回答。その言葉にマーゴットはうなずきながら、「あれは、最大の論争だと思うわ」「近代映画におけるね」と、しみじみ語った。

 レオは、腕を組みながら「だよな~」とまるで他人事のように言うが、隣に座っていたブラッドから「乗れたんだろ? 乗れたんじゃない?」とニヤニヤ顔で挑発されると、思わず吹き出してしまった。が、すぐにキリッとした表情になり「ノーコメント」と返す。

 そんなレオにマーゴットは、「あの時、言わなかったの? 『もう少しドアを小さくしたほうがいいんじゃない?』とか」と追い打ちをかける。レオは「さっきも言ったけど、私からコメントすることは何もございません」と、うつむき加減の静かな口調で答え、マーゴットとブラッドは爆笑。ブラッドはインタビュアーに向かって、「要するにムービー・マジックってことなんだよ」と、きれいに締めた。

 ジェームズの「しつこい!」という罵声と、ケイトの「ジャックがもうちょっとがんばれば乗れたのよ!」という叫び声が聞こえてきそうな、今回のインタビュー。ネットでは「監督やケイトより、レオの対応が一番しっくりくる」「この手の質問にはノーコメントを通すのが一番」と、レオのクールな対応が称賛されている。

 今回のインタビューで息の合ったやりとりを展開し、「仲がよさそう!」とファンを喜ばせたレオとブラッド、マーゴット。彼らが出演する『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』は、日本でも8月30日に公開される予定だ。

女優のん、渡辺えり作品で初舞台 軽自動車をみずから運転して稽古場にやってくる質素な近況

 能年玲奈改め女優・のんが、渡辺えり主宰の舞台「私の恋人」に初出演する。

 同作は渡辺の劇団「オフィス3○○」の新作音楽劇で、第160回芥川龍之介賞を受賞した上田岳弘氏が、2015年に発表し、第28回三島由紀夫賞を受賞した同名小説が元となっている。

 見所は、30もの役柄を、渡辺、小日向文世、のんが演じ分ける場面。舞台関係者によれば「ベテラン2人(渡辺、小日向)に負けじと、初舞台ののんさんも、役柄を”憑依”させて頑張っている」という。

 所属事務所からの独立トラブルで芸能界では苦しい立場が続くのんだが、今回はNHK朝ドラ「あまちゃん」(2013年)で共演した渡辺が手を差し伸べる形で出演が決まったという。

 のんの普段の暮らしぶりは質素らしく、稽古場には白の軽自動車で登場。保護者のようにのんに寄り添うのは、「生ゴミ先生」と慕う演出家の滝沢充子氏。独立騒動の中心人物であり、一部でのんを「洗脳した」とも報じられた人物だ。

「顔の売れているのんさんが、まさか軽自動車でやって来るとは思いませんでした。マネジャーは付いておらず、滝沢氏がその役目をこなしています。どこへ行くにも2人は一緒。のんさんは滝沢氏を慕っているので、稽古で言われたことよりも、滝沢氏からのアドバイスの方が勝ってしまう。ようは演技指導者が2人いるような状況で、劇団を率いる渡辺さんは、その辺りの調整に苦労しているようです」(舞台関係者)

 公演は8月7日に東京都内近郊で行われるプレビュー公演を皮切りに、兵庫、鹿児島、山口、福岡、岩手、山形などを巡演する。のんは舞台女優としての第一歩を踏み出すことができるだろうか。

矢口真里、「THE 炎上商法?」マタニティフォトを堂々公開してネット上が大荒れに状態に!

 元モーニング娘。でタレントの矢口真里が13日に自身のブログに投稿した内容が話題となっている。 

 矢口は2011年に俳優の中村昌也と結婚するも、13年に元モデル男性との不倫が発覚して離婚。その後、活動休止を経て不倫相手と報じられた男性と18年に再婚し、現在は妊娠中であることを明かしている。

 そんな矢口だが、この日の投稿で「今日はマタニティフォトを撮っていただきましたょ。感無量です」と報告。ネットで購入したという白のドレスを着てマタニティフォトを撮影する姿を公開した。 

 この内容に、ネット上からは「でましたー!マタニティフォト!」「神経図太すぎる。年齢や自分の立場をわきまえなくて引く」「THE 炎上商法ですね」と厳しい声が多く寄せられている。

 また、矢口はブログの最後に「出来上がりが凄く楽しみです!!また載せますね」とつづっているが、これに対しても「いや、もう載せなくていいよ!」「自分たちだけで楽しんでください」といった声が投げかけられている。これまでにも、例外なく芸能人のマタニティフォトは散々炎上しており、とくに女性からの反感が多かった。

 今年3月に不倫報道があった元モーニング娘。の後藤真希も先日インスタグラムを再開し、ネット上から「メンタル強すぎ」との声が上がったばかり。元モーニング娘。メンバーの炎上ネタが続いている。

【ダイソーずぼらシュラン】気持ちいいだけではないので要注意「ポイントローラー ボディー用」

安くてお得に日用品を買いに行ったつもりが、あれもこれもとカゴに入れてしまう100均ショップ。「超便利!」とほくそ笑むグッズもあれば、「買わなきゃよかった……」なトホホなグッズも潜む、魑魅魍魎な100均ワールドをズボラなアラサー女子がご案内! 私見全開でアイテムを斬る「ダイソーずぼらシュラン」開店です★

今日のダイソーアイテム【ポイントローラー ボディー用】

便利度:★★★★☆(片手間でローラーできる!)
コスパ:★★★★☆(200円ですが納得のクオリティ)
気持ちよさ:★★★★☆(部位によりますが、とっても気持ちいいです!)


 年齢を重ねていくにつれて気になってくる“体のコリ”。ちょっとでも楽になりたいなぁとは思っても、健康グッズにお金をかけられる余裕なんてない私……。そんな中、ダイソーで見つけてきたのが「ポイントローラー ボディー用」! 体全体に使える、コリをほぐすためのローラーです。凝ってそうなところを重点的にコロコロして、効果を実証していきましょう。

 縄跳びの紐部分に、ローラーが5個ついている……そんな見た目が特徴的な同商品。全長約90cmと少し長めの設計で、お値段は200円となっています。Amazonで同様のアイテムを見てみると、安くとも1,000円程度はするので、200円は破格と言えるでしょう。

 それでは、早速「ポイントローラー」の持ち手を握って首に装着。この状態で、持ち手を左右交互に引いていきます。するとローラーが首に当たり、「ゴリゴリ」とした刺激を実感。なんだかコリに効いてる気がする……! やや痛みはありますが、それは私の首回りが凝っているからかもしれません。

 続いて腰回りでもお試し。首の時と同じ要領で腰にローラーを当て、左右交互に引いていきます。肩よりも腰の方が痛みを覚えます。背骨に直接ゴリゴリくるので、凝りに効いている痛みではない気もします。どこに使っても「気持ちいい」というわけではなさそうです。

 ダイソー愛好者の間で「マッサージ力があなどれない」と話題になっていた「全身ローラー」と一緒に使ってみるのもアリかもしれません!

※サイズはライターが測っているため、実際とは異なる場合があります。

三浦春馬『TWO WEEKS』、初回8.4%の爆死! 「既視感ある」「芳根京子はミスキャスト」と批判

 三浦春馬主演の火曜ドラマ『TWO WEEKS』(フジテレビ系)が7月16日にスタートし、平均視聴率が8.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことがわかった。ネット上では「面白い!」「来週も見る」という声も上がっていたが、「また韓国ドラマか……」「同じような作品ばっかりでおなかいっぱい」との不満も出ている。

「同ドラマは、殺人未遂の罪で服役した過去を持つ、結城大地(三浦)が主人公。結城には白血病を患う8歳の娘がおり、彼女のドナーになる決心をしたものの、殺人の濡れ衣を着せられ逮捕されてしまいます。そんな中、移送車の事故により脱走できた結城は、娘の命を救うため、手術が行われるまでの2週間、決死の逃亡劇を繰り広げる……といった、ヒューマンサスペンスになっています」(芸能ライター)

 『TWO WEEKS』は、13年に韓国で放送されていた同名ドラマのリメーク版。今期はほかにも、木曜ドラマ『サイン―法医学者柚木貴志の事件―』(テレビ朝日系)、土曜ドラマ『ボイス 110緊急指令室』(日本テレビ系)と、3本も韓国ドラマのリメーク作品が放送されている。『サイン』『ボイス』は初回視聴率2ケタを記録し、好調な滑り出しを切っているが……。

「一部視聴者からは、『もうリメークドラマは見飽きた』『韓国ドラマは暴力シーンや暗い展開が多いから苦手』『日本オリジナルの作品は作れないの?』という不満の声も。昨年も『グッド・ドクター』『シグナル 長期未解決事件捜査班』(いずれもフジテレビ系)と、韓国ドラマのリメーク作品が放送されてる上に、今期はすでに『サイン』『ボイス』がスタートしているとあって、『TWO WEEKS』が割を食ってしまったようです」(同)

 さらに、作品の内容自体にも「既視感がある」との意見が。新米検事・月島楓を演じる芳根京子にも、「演技がヘタ」「役に合ってない」と辛らつな声が飛び交っている。

「月島は、父親が亡くなるきっかけとなった事件の“黒幕”を長年追い続けているのですが、『ボイス』にも“父親を殺した真犯人を探している”という設定の登場人物がいます。そのため、『似たような設定ばかりで飽きる』『全部同じドラマみたいで、いろいろ見てみようと思えない』と言われています。さらに、芳根についても『新米とはいえ、全然検事に見えない!』『芳根京子の検事はちょっと幼すぎる。ミスキャストでは?』『芳根ってこんなに演技できなかったっけ? ヘタすぎてびっくり』と、指摘が相次いでいる状態です」(同)

 前期は同じ枠で松坂桃李主演の『パーフェクトワールド』(同)が放送されていたが、初回6.9%、全話平均視聴率6.4%と大爆死。『TWO WEEKS』は初回で前期越えを果たしたものの、今後さらに盛り上げることはできるだろうか……。