54歳で第5子出産したパワフル女性も! アラフィフ出産したセレブ特集

 米国立衛生統計センターによると、1980年におけるアメリカ人女性の平均出産年齢は22.7歳だったが、2016年では26.3歳と上昇傾向にある。既婚か独身か、また学歴によっても出産年齢は大きく異なり、既婚女性の平均出産年齢は28.8歳、独身女性の平均出産年齢は23.1歳、大卒女性の平均出産年齢は30.3歳、中・高卒女性の平均出産年齢は23.8歳だという。

 このように全体的に見てアメリカ人女性の出産年齢は上がっているのだが、35歳をすぎると妊娠しにくくなると同センターは明記している。しかし生殖医療は日々進歩しており、今後も平均出産年齢は上がっていくだろう。

 ハリウッドでも、近年アラフォー出産は当たり前で、アラフィフで出産するセレブたちも珍しくなくなってきた。今回はそんなアラフィフで出産し、世間を驚かせた高年齢出産セレブをご紹介しよう。

ハル・ベリー(47歳で第2子出産)

 08年3月、41歳の時に第1子を出産したハル。相手は8歳年下のカナダ人モデル、ガブリエル・オーブリーで、結婚する意思がないまま未婚で出産した。

 ガブリエルとは10年に破局したが、彼と娘の親権争いを繰り広げる中、フランス人俳優オリヴィエ・マルティネスと交際を始めて婚約。13年3月に妊娠を発表。その後結婚し、同年10月に47歳で第2子となる長男を無事出産した(15年、オリヴィエとも離婚)。

 この2人目を出産した翌年、ハルは人気トーク番組『エレンの部屋』に出演し、「生々しい話かもしれないけど。閉経が近い状態だったから、この妊娠にはすごく驚いたの」と、自然妊娠だったことを告白。きょうだいをほしがっていた長女の願いがかなったのだといい、「まさしくミラクルね」と言ったエレンに、「1年半もの間、神に祈っていた娘の思いがなければ、妊娠できなかったと思うわ。自分の年齢を考えて、妊娠なんて不可能だと思っていから。もう結婚なんてしなくていいと思っていたのよ」「(愛というより)赤ん坊が生まれたことで結婚し、人生計画が大きく変わったわ」と明かした。

 授乳に関しても「娘は優しく吸っていたんだけど、息子は私の魂まで吸い込むんじゃないかというほど、激しく吸うの」と、笑いながら語っていた。

 これまで男運に恵まれず、2回結婚するも、どちらも離婚に終わったジャネット。そんな彼女が、カタール人実業家のウィサム・アル・マナと結婚したのは12年のこと。ジャネットほどの大物となると、彼女の金と名声目当ての男が寄ってくることが多いのだが、ウィサムはエルメスなど高級ブランドを擁する会社「アル・マナ・ファッションポートフォリオ」の責任者で、総資産額は2億ドル(約215億円)。これまで同様、今回も極秘結婚だったため、ファンがジャネットとウィサムの結婚を知ったのは翌年だったが、紳士的なウィサムとなら、結婚生活はきっとうまくいくだろうと祝福する声が上がった。

 ウィサムと結婚したことでイスラム教に改宗し、ステージで肌を露出することがなくなったジャネットだが、彼女のコンサートは超人気。15年8月にスタートしたワールドツアーも売り切れが続いていたのだが、16年4月にジャネットは「家族計画のため、ツアーを延期することにしました。医師には安静を命じられているので」と発表。「安静ということは、すでに妊娠しているのでは?」「体外受精をしている最中かも」「年齢的に代理母を使っての出産だろう」と、さまざまな臆測が飛び交った。

 その後、おなかはもちろん全体的にふっくらとしたジャネットの姿がパパラッチされ、「ジャネット本人が妊娠している!」と世間は騒然。17年1月に男児を無事出産し、代理人は「ストレスのない健康的な安産だった」と発表。18歳の時に駆け落ち同然で結婚した最初の夫と間に、娘を極秘出産していたというウワサは根強く残っているため、「30年以上あいているとはいえ、経産婦だったから安産だったのでは」という説も流れた。

 産後すぐに、ジャネットは「モラハラを受けていた」としてウィサムと離婚。エイサと命名された息子の肌の色が白いことから、「ドナーの卵子を使ったのでは」とのウワサも飛び交ったが、黒人の血が流れる赤ん坊の肌色が幼児期に白くなるのは珍しくないこと、ウィサムはアラブ人だが肌の色は濃くないこと、息子の顔のパーツが幼い頃のジャネットに似ていることから、2人の遺伝子を受け継いでいるのは間違いなさそう。若い頃に凍結した自分の卵子を使った可能性も指摘されている。

ブリジット・ニールセン(54歳で第5子出産)

 80年代後半に俳優シルヴェスター・スタローンと結婚していた女優のブリジット。彼女はこれまでに5回結婚しており、2人目の夫だったシルヴェスターとの子どもには恵まれなかったものの、最初の夫との間に長男、結婚はしなかったが婚約した男性との間に次男、4人目の夫との間に三男と四男をもうけている。

 06年に15歳年下のバーテンダー、マッティア・デッシと結婚して世間を驚かせたが、その12年後、再び世間を騒がせた。54歳で5人目の子どもを出産したからだ。

 ブリジットは産後、米芸能誌「People」の取材に対して、4人目の夫と離婚した直後の40歳のころ、「卵子を取り出し、凍結保存した」と告白。医師は「凍結保存した自分の卵子で妊娠する確率は3-4%程度」だと告げたそうだが、「将来のために」と保存に踏み切ったのだとか。

 その後、医師の説明通り、体外受精を始めてもなかなか成功せず、何度も悲観して泣いたそう。挑戦し始めて10年以上がたち、無事に妊娠、しかも念願の女の子だと知った時は天にも昇る気持ちだったと語った。

 ブリジットは世の女性に対し、「ドナーの卵子は嫌だと思う人は、いい時期を見計らって自分の卵子を保存すべき」ともアドバイス。「卵子の凍結保存」という選択や、「凍結卵子を使うことで高齢でも出産できる可能性がある」という認識を広めた。

 1992年にリリースした「Damn I Wish I Was Your Lover」が世界的に大ヒットし、一躍スター歌手となったソフィー。彼女は、すべてのセクシュアリティに恋をするオムニセクシュアル(全性愛)を公言し、女性テニス選手のマルチナ・ナブラチロワや女優ジョディ・フォースターとウワサになったことも。ちなみに2人との恋愛について、ソフィーは事実無根だと主張している。

 そんなソフィーが第1子を出産したのは08年、44歳のころ。オムニセクシュアルをカミングアウトし、過去11年間は女性と付き合ってきたと明かした年であった。産後しばらく音楽活動を停止していたが、12年にアルバム『The Crossing』をリリース。その3年後に、50歳で第2子を妊娠したことで、再び大きな話題を集めた。

 米芸能誌「Usウィークリー」によると、ソフィーは31歳の時に卵子を取り出し、胚(受精卵が発育したもの)を凍結保存したとのこと。息子が6歳になったことで2人目を考えるようになり、その胚を使って2人目の妊娠に成功。ちなみに、長男もドナーの精子を使ったことを明かしている。

 50歳で、シングルマザーとして妊娠出産することに不安がなかったわけではないが、「医師からは、とても健康だと太鼓判を押された」ことで精神的安定を取り戻し、ステージに立ちながら妊婦生活を満喫。15年7月、元気な女の子を出産したのだった。

レイチェル・ワイズ(48歳で第2子出産)

 6代目ジェームズ・ボンドとして世界中の女性をとりこにしているダニエル・クレイグと、11年に結婚したレイチェル。エイジレスな美しさを持つ彼女は、06年の36歳の時に、映画監督ダーレン・アロノフスキーとの間にできた長男を出産。ダニエルとは『ドリームハウス』(11)で共演したのがきっかけで交際を開始。スピード婚した時には、世界中のダニエルファンから羨望の目を向けられたものだった。

 18年、レイチェルがダニエルとの子を妊娠していることが発表され、世間を驚かせた。というのも、 ダニエルは最初の妻との間に娘がおり、レイチェルは48歳と高齢であったことから、子どもは作らないと思われていたからだ。

 その後、同年8月、無事に女の子を出産。レイチェルは産後すぐに体型を戻し、ダニエルは抱っこひもで赤ん坊を抱えて外出したところ、有名ジャーナリストから「男として情けない」と叩かれるなど、2人は何かと注目を集めた。ダニエルの方だが、「男が抱っこひもで赤ん坊を連れて何が悪い!」とSNSで男性の育児参加を肯定するムーブメントが巻き起こり、「50歳のイクメンパパ!」「ダニエル、最高!」だと絶賛された。

54歳で第5子出産したパワフル女性も! アラフィフ出産したセレブ特集

 米国立衛生統計センターによると、1980年におけるアメリカ人女性の平均出産年齢は22.7歳だったが、2016年では26.3歳と上昇傾向にある。既婚か独身か、また学歴によっても出産年齢は大きく異なり、既婚女性の平均出産年齢は28.8歳、独身女性の平均出産年齢は23.1歳、大卒女性の平均出産年齢は30.3歳、中・高卒女性の平均出産年齢は23.8歳だという。

 このように全体的に見てアメリカ人女性の出産年齢は上がっているのだが、35歳をすぎると妊娠しにくくなると同センターは明記している。しかし生殖医療は日々進歩しており、今後も平均出産年齢は上がっていくだろう。

 ハリウッドでも、近年アラフォー出産は当たり前で、アラフィフで出産するセレブたちも珍しくなくなってきた。今回はそんなアラフィフで出産し、世間を驚かせた高年齢出産セレブをご紹介しよう。

ハル・ベリー(47歳で第2子出産)

 08年3月、41歳の時に第1子を出産したハル。相手は8歳年下のカナダ人モデル、ガブリエル・オーブリーで、結婚する意思がないまま未婚で出産した。

 ガブリエルとは10年に破局したが、彼と娘の親権争いを繰り広げる中、フランス人俳優オリヴィエ・マルティネスと交際を始めて婚約。13年3月に妊娠を発表。その後結婚し、同年10月に47歳で第2子となる長男を無事出産した(15年、オリヴィエとも離婚)。

 この2人目を出産した翌年、ハルは人気トーク番組『エレンの部屋』に出演し、「生々しい話かもしれないけど。閉経が近い状態だったから、この妊娠にはすごく驚いたの」と、自然妊娠だったことを告白。きょうだいをほしがっていた長女の願いがかなったのだといい、「まさしくミラクルね」と言ったエレンに、「1年半もの間、神に祈っていた娘の思いがなければ、妊娠できなかったと思うわ。自分の年齢を考えて、妊娠なんて不可能だと思っていから。もう結婚なんてしなくていいと思っていたのよ」「(愛というより)赤ん坊が生まれたことで結婚し、人生計画が大きく変わったわ」と明かした。

 授乳に関しても「娘は優しく吸っていたんだけど、息子は私の魂まで吸い込むんじゃないかというほど、激しく吸うの」と、笑いながら語っていた。

 これまで男運に恵まれず、2回結婚するも、どちらも離婚に終わったジャネット。そんな彼女が、カタール人実業家のウィサム・アル・マナと結婚したのは12年のこと。ジャネットほどの大物となると、彼女の金と名声目当ての男が寄ってくることが多いのだが、ウィサムはエルメスなど高級ブランドを擁する会社「アル・マナ・ファッションポートフォリオ」の責任者で、総資産額は2億ドル(約215億円)。これまで同様、今回も極秘結婚だったため、ファンがジャネットとウィサムの結婚を知ったのは翌年だったが、紳士的なウィサムとなら、結婚生活はきっとうまくいくだろうと祝福する声が上がった。

 ウィサムと結婚したことでイスラム教に改宗し、ステージで肌を露出することがなくなったジャネットだが、彼女のコンサートは超人気。15年8月にスタートしたワールドツアーも売り切れが続いていたのだが、16年4月にジャネットは「家族計画のため、ツアーを延期することにしました。医師には安静を命じられているので」と発表。「安静ということは、すでに妊娠しているのでは?」「体外受精をしている最中かも」「年齢的に代理母を使っての出産だろう」と、さまざまな臆測が飛び交った。

 その後、おなかはもちろん全体的にふっくらとしたジャネットの姿がパパラッチされ、「ジャネット本人が妊娠している!」と世間は騒然。17年1月に男児を無事出産し、代理人は「ストレスのない健康的な安産だった」と発表。18歳の時に駆け落ち同然で結婚した最初の夫と間に、娘を極秘出産していたというウワサは根強く残っているため、「30年以上あいているとはいえ、経産婦だったから安産だったのでは」という説も流れた。

 産後すぐに、ジャネットは「モラハラを受けていた」としてウィサムと離婚。エイサと命名された息子の肌の色が白いことから、「ドナーの卵子を使ったのでは」とのウワサも飛び交ったが、黒人の血が流れる赤ん坊の肌色が幼児期に白くなるのは珍しくないこと、ウィサムはアラブ人だが肌の色は濃くないこと、息子の顔のパーツが幼い頃のジャネットに似ていることから、2人の遺伝子を受け継いでいるのは間違いなさそう。若い頃に凍結した自分の卵子を使った可能性も指摘されている。

ブリジット・ニールセン(54歳で第5子出産)

 80年代後半に俳優シルヴェスター・スタローンと結婚していた女優のブリジット。彼女はこれまでに5回結婚しており、2人目の夫だったシルヴェスターとの子どもには恵まれなかったものの、最初の夫との間に長男、結婚はしなかったが婚約した男性との間に次男、4人目の夫との間に三男と四男をもうけている。

 06年に15歳年下のバーテンダー、マッティア・デッシと結婚して世間を驚かせたが、その12年後、再び世間を騒がせた。54歳で5人目の子どもを出産したからだ。

 ブリジットは産後、米芸能誌「People」の取材に対して、4人目の夫と離婚した直後の40歳のころ、「卵子を取り出し、凍結保存した」と告白。医師は「凍結保存した自分の卵子で妊娠する確率は3-4%程度」だと告げたそうだが、「将来のために」と保存に踏み切ったのだとか。

 その後、医師の説明通り、体外受精を始めてもなかなか成功せず、何度も悲観して泣いたそう。挑戦し始めて10年以上がたち、無事に妊娠、しかも念願の女の子だと知った時は天にも昇る気持ちだったと語った。

 ブリジットは世の女性に対し、「ドナーの卵子は嫌だと思う人は、いい時期を見計らって自分の卵子を保存すべき」ともアドバイス。「卵子の凍結保存」という選択や、「凍結卵子を使うことで高齢でも出産できる可能性がある」という認識を広めた。

 1992年にリリースした「Damn I Wish I Was Your Lover」が世界的に大ヒットし、一躍スター歌手となったソフィー。彼女は、すべてのセクシュアリティに恋をするオムニセクシュアル(全性愛)を公言し、女性テニス選手のマルチナ・ナブラチロワや女優ジョディ・フォースターとウワサになったことも。ちなみに2人との恋愛について、ソフィーは事実無根だと主張している。

 そんなソフィーが第1子を出産したのは08年、44歳のころ。オムニセクシュアルをカミングアウトし、過去11年間は女性と付き合ってきたと明かした年であった。産後しばらく音楽活動を停止していたが、12年にアルバム『The Crossing』をリリース。その3年後に、50歳で第2子を妊娠したことで、再び大きな話題を集めた。

 米芸能誌「Usウィークリー」によると、ソフィーは31歳の時に卵子を取り出し、胚(受精卵が発育したもの)を凍結保存したとのこと。息子が6歳になったことで2人目を考えるようになり、その胚を使って2人目の妊娠に成功。ちなみに、長男もドナーの精子を使ったことを明かしている。

 50歳で、シングルマザーとして妊娠出産することに不安がなかったわけではないが、「医師からは、とても健康だと太鼓判を押された」ことで精神的安定を取り戻し、ステージに立ちながら妊婦生活を満喫。15年7月、元気な女の子を出産したのだった。

レイチェル・ワイズ(48歳で第2子出産)

 6代目ジェームズ・ボンドとして世界中の女性をとりこにしているダニエル・クレイグと、11年に結婚したレイチェル。エイジレスな美しさを持つ彼女は、06年の36歳の時に、映画監督ダーレン・アロノフスキーとの間にできた長男を出産。ダニエルとは『ドリームハウス』(11)で共演したのがきっかけで交際を開始。スピード婚した時には、世界中のダニエルファンから羨望の目を向けられたものだった。

 18年、レイチェルがダニエルとの子を妊娠していることが発表され、世間を驚かせた。というのも、 ダニエルは最初の妻との間に娘がおり、レイチェルは48歳と高齢であったことから、子どもは作らないと思われていたからだ。

 その後、同年8月、無事に女の子を出産。レイチェルは産後すぐに体型を戻し、ダニエルは抱っこひもで赤ん坊を抱えて外出したところ、有名ジャーナリストから「男として情けない」と叩かれるなど、2人は何かと注目を集めた。ダニエルの方だが、「男が抱っこひもで赤ん坊を連れて何が悪い!」とSNSで男性の育児参加を肯定するムーブメントが巻き起こり、「50歳のイクメンパパ!」「ダニエル、最高!」だと絶賛された。

日本の避妊は「途上国」以下――ガーナ人女性が激怒した現実【早乙女智子×福田和子対談】

 「あなたはどうして避妊にコンドームを使っているんですか?」――買いやすいから、便利だから? では、コンドームと同じくらい買いやすく、便利で、避妊成功率がより高いものがあったら、あなたは使ってみたいですか? 

 一般社団法人日本家族計画協会の調査(2016年)によると、日本で用いられる避妊方法の82%が男性用コンドームによるもの。しかし女性にとっては「つけてもらう」「つけてくれた」など、“男性主体”の避妊法というイメージがどうしても拭えません。日本国内には避妊方法が複数あるものの、低用量ピルの服用率は4.2%、女性の体内に入れる子宮内避妊システムIUDやIUSなどを使っている人は1%と普及率が低いのが実情。しかし、世界に目を向けると、多くの選択肢の中から女性が自分に合った避妊方法を選び、“バースコントロール”を行うことが当たり前の時代となっている様子です。そこで、公益社団法人ルイ・パストゥール医学研究センター研究員で産婦人科医の早乙女智子医師と、スウェーデンへの長期留学で日本に世界と同レベルの避妊法や性教育がない現状を知り、日本の性を考える「#なんでないの」プロジェクトを起ち上げた、同プロジェクト代表の福田和子さんに、日本の避妊事情が抱える問題点と女性主体の避妊について対談していただきました。

ピルの普及を阻む「スティグマ」とは

――日本の避妊事情は、世界的に見てどのような感じなのでしょうか?

早乙女智子医師(以下、早乙女) 統計上で、日本の避妊実行率は約44%といわれています。方法としては、コンドームが40%(避妊実行率の中では80%程度)で、低用量経口避妊薬ピル(以下、ピル)が4%。そして、子宮内避妊システム・IUSは2%と一握りなので、日本全体でコンドームによる避妊が主流といえるでしょう。ピルが認可されたのは1999年なので、国連加盟国の中でも本当に最後の方だったのですが、そこから20年たっても一向に普及していないということですね。

福田和子さん(以下、福田) やっと4%って感じですよね。普及しない理由として、経済的な問題や副作用などの漠然とした不安もあるかもしれませんが、女性主体の避妊に対する「スティグマ」も強いと思います。

――日本では聞きなれない言葉ですが、「スティグマ」とはなんでしょうか。

福田 汚名や負の烙印という意味のほかに、社会的にそのグループに属することで受けるマイナスのイメージです。ピルで言うなら、ピルを飲んでいることで「遊んでいる」といったイメージを持たれてしまうことがスティグマです。

早乙女 月経困難症でピルを服用していても、「彼氏がいないのに飲んでいるなんて、遊び人だな」とか言われるんだもんね。本当に面倒くさい。それに、もし避妊のために服用しているなら「私はしたい時にするし、産みたい時に産む。今妊娠は困るからピルが必要なんです。それが何か?」と言い返せばいいだけなのに、それもできないのが今の日本。

福田 スティグマは同性内でも根強いし、言い返すのはまだ無理ですよね。日本ではスティグマという言葉自体が普及していないから、概念としても薄いのかも。

避妊は「する」「しない」ではなく、継続的に行うもの

――なぜ日本では「ピル=性交渉」というイメージが先行してしまうのでしょうか?

福田 大学入学後、日本の性産業の歴史について学んでいた中で感じたことがあって。性産業従事者の女性は「男性を楽しませる」ためにセックスをしますが、家庭内の女性は「子どもを産むため」のセックスであり、女性が「楽しむ」という概念がなかったと思うんです。そういう考え方が、当時から現在まで続いたことにより、女性がセックスを楽しむことや、回数が多いことに対してのスティグマが生じたのではないでしょうか。その結果、「ピルを飲んでまでセックスをする物好き」とか、反対に「私は遊んでいないからピルは必要ない」っていう感覚になっちゃうのかなって思いますね。

早乙女 「私は遊んでいないからピルは必要ない」と言う人もいますが、1回のセックスで妊娠することだって普通に起こることなので。そして、避妊は性交1回ごとに「する、しない」ということではなく、自分の人生の中で「“今”は妊娠している場合じゃない」とか、「この男性の子どもを産んでもいいか」と考えた上で行うこと。避妊をしなくてもいいのは、妊娠をしたい時だけで、避妊はライフプランを形成する上で“継続的”に行うという概念に気付いてほしいです。

福田 セックスの回数が多いこと自体は問題じゃないし、ピルを飲むだけでヤリマンとかって定義されるのもおかしいですよね。

早乙女 ヤリマンやビッチ、遊んでいる女とか、陳腐なワードが固定化されているけれど、どれも男性が女性を貶めて、優位に立った気分でいるだけ。そんなくだらない自己満足のために“女”が使われているんだけど、男と女を入れ替えて成り立たないものはすべてジェンダーバイアスだから、丸めてポイしていい。常に「男女を入れ替えて成り立つか」で考えていくと、バイアスは簡単に見えてきますよ。そして、自分の体や人生に向けられていることなんだから、「ピル飲んでいるのは遊び人」とか言ってくるヤツには、「遊ぶためで何が悪いんですか? アンタとはしないけどね!」って言ってやれ(笑)。

――海外の避妊事情はどうなんでしょうか?

福田 上の表は、カナダ・バンクーバーで開催されたWomen Deliver 2019 Conferenceで無料配布された、避妊の種類をまとめたシートです。日本で選べる避妊法は、コンドームとピル、IUDやIUSくらい。でも、海外だとパッチや注射、インプラントなどさまざまな種類があるんです。

早乙女 海外の場合は、かかりつけ医や若者が気軽に相談できるユースクリニック(※25歳以下なら、避妊、セックスの話や人間関係の悩みまでプライバシーも守られながら専門家に相談できるクリニック)も充実しているから、医師と相談しながら自分に合った避妊法を選択できるんです。オランダではピルを飲んだことのある人が80~90%だし、アメリカには校内にアフターピルの自動販売機を置いている大学もあるとか、ピルや中絶費用が無料の国も多いです。

福田 学校の保健室でピルがもらえたり、緊急避妊薬のアフターピルを薬局で売っている国もたくさんありますよね。スウェーデンでは、効果が3~5年持続するIUSが3,000円ほどで、出産経験がない女性も使っています。韓国はアフターピルに処方箋が必要ですが、それでも3,000円くらいと聞きました。日本だと診察が必要な上に金額は1~3万円前後しますし、低用量ピルを飲む場合だって検査料や初診料が必要なので、初診だけで1万円は用意して行くぐらいかかります。その後は薬代だけで毎月2~3,000円くらいを払い続けることになりますが、そんな話は日本以外で聞いたことないですよ!

――日本は避妊具の選択肢が少ないうえ、女性側への負担も大きいんですね。

早乙女 すごくトリッキーなんだけど、日本ではピル自体も避妊用と治療用に分かれていて、避妊用は自費なんです。でも、治療用は「避妊用ではありません」という体をとっているから、中身は同じなのに保険が適用されるんですよ。IUSも、過多月経などの治療目的であれば年齢に関係なく入れられて、保険適用で1万円以下なのに、避妊のためだと自費で5万円以上。しかも、主に経産婦が対象なので使用できる人が制限されています。つまり、それくらい日本では避妊に対するアクセスのハードルが高いんです。

福田 そういうところもスティグマを生んでいますよね。日本は治療費の多くを保険でカバーできる国ですが、適用外なのは美容整形や予防医療などの個人が選択する“アディショナル”なもの。そこに避妊が含まれていることで、「自分の好み」でやるものというイメージになってしまう。重要な医療とか、当たり前の医療として捉えられていないんだと思います。

――福田さんは「#なんでないの」プロジェクトの代表として、日本の性事情を世界に向けて発信されていますが、海外と比較してどのような印象を受けますか?

福田 以前、セクシュアルヘルス(性の健康)やジェンダーの平等に関する国際会議で登壇する機会があったので、性教育がない、避妊具も少ない、中絶も手術で行われるという日本の現状を話したら、「残念な国なんだね……」みたいに静まり返っちゃったんです。そして、中絶手術の費用が10万~20万円っていうと、みんなキレていました。私の話を聞いたガーナ人の女性は日本の現状に衝撃を受けたらしくて、「なんで怒らないの!?」ってすごく怒っていて、ネパールの看護師さんには、「私が日本へ行って、産婦人科医に避妊具の種類を教えようか?」とも言われたんですよ。どこの国も同じようなリアクションで、日本の避妊事情の遅れを肌で感じました。

――発展途上国といわれる国の方が、日本より避妊事情が充実しているんですね。

早乙女 私たちが途上国だと思っている国は先進国から援助を受けているので、経済格差や文化的差異はあっても、避妊のベースは先進国と一緒なんですよ。ちなみに、ジェンダーギャップ指数で日本は110位(149カ国中)。この領域で日本は先進国ではなく、完全に途上国です。女性の性に関する問題は、「途上国として」というスタンスで考えないといけないと思います。

福田 国際会議で避妊の問題が語られるとき、話題になるのは、ヘルスケアセンターが少ないことや、物流の問題で避妊具のストックが不足していることなど、必要な女性にうまくデリバリーできていない現状なんですよね。そもそも、日本のように「認可されない」という議題がないんです。参加した際、誰にもわかってもらえず、ただ驚愕されるだけという苦しみを味わって、すごく絶望しましたね。

避妊は自立した女性の証し

――日本では女性主体の避妊に対して、スティグマが強いようですが、海外ではどんな雰囲気なのでしょうか?

早乙女 「大人はセックスするものでしょう?」という感覚なので、普通に受け入れられています。

福田 逆に、女性が何かしらの“バースコントロール”を考えていないと、自立した女性として見てもらえないですね。私がスウェーデンでピルをもらいに行った時、医師の対応が「自分や相手のことをきちんと考えているってことだから、すごくいいことだよ」と褒めてくれたんです。そして、「どれにする?」と多くの避妊法を説明してくれて、「自分のライフプランや相手との関係性を考えて選んでね」とポジティブな姿勢で向き合ってくれます。なので、自分自身が受け入れられている気持ちになりますし、すごく良いことをしているんだと思えました。

早乙女 日本は相談窓口に、もれなくスティグマが置いてありますね。高校生カップルが学校の性教育でピルを知って病院にもらいに行ったら、「高校生には出さない」と言われたという事例が去年もありました。海外はユースクリニックもあるから、学生でも、親からも学校からもフリーで、プライバシーを守られながら相談ができるのに。

福田 ピルでもアフターピルでも、親の署名が必要とか、高校生お断りと書いてある病院が、日本にはありますよね。正しい性教育が必要なのはもちろんですが、せっかく知った知識を活用できない方が、知らずに対策できないより残酷。性教育の先のアクセスも守られないといけないなと思います。

(後編につづく)

早乙女智子(さおとめ・ともこ)
日本産科婦人科学会専門医。日本性科学会認定セックスセラピスト。1986年筑波大学医学専門学群卒業。2015年京都大学大学院医学研究科単位取得退学。2019年京都大学博士(人間健康科学)取得。世界性の健康学会(WAS)学術委員、厚生労働省社会保障審議会人口部会委員。1997年に経口避妊薬の認可に向けて結成した一般社団法人性と健康を考える女性専門家の会代表理事。ジョイセフ理事。現在は、倖生会身原病院産婦人科常勤医および公益財団法人ルイ・パストゥール医学研究センター研究員。著書『避妊』(主婦の友社)、監訳『ピル博士のピルブック』(メディカルトリビューン)他。

福田和子(ふくだ・かずこ)
#なんでないのプロジェクト代表、世界性の健康学会(WAS)Youth Initiative Committee委員、I LADY.ACTIVIST、性の健康医学財団機関誌『性の健康』編集委員、国際基督教大学
大学入学後、日本の性産業の歴史を学ぶ。その中で、どのような法的枠組みであれば特に女性の健康、権利がどのような状況にあっても守られるのかということに関心を持ち、学びの軸を公共政策に転換。その後、スウェーデンに1年間留学。そこでの日々から日本では職業等にかかわらず、誰もがセクシャルヘルスを守れない環境にいることに気付く。「私たちにも、選択肢とか情報とか、あって当然じゃない?」 との思いから、17年5月、『#なんでないのプロジェクト』をスタート。

日本の避妊は「途上国」以下――ガーナ人女性が激怒した現実【早乙女智子×福田和子対談】

 「あなたはどうして避妊にコンドームを使っているんですか?」――買いやすいから、便利だから? では、コンドームと同じくらい買いやすく、便利で、避妊成功率がより高いものがあったら、あなたは使ってみたいですか? 

 一般社団法人日本家族計画協会の調査(2016年)によると、日本で用いられる避妊方法の82%が男性用コンドームによるもの。しかし女性にとっては「つけてもらう」「つけてくれた」など、“男性主体”の避妊法というイメージがどうしても拭えません。日本国内には避妊方法が複数あるものの、低用量ピルの服用率は4.2%、女性の体内に入れる子宮内避妊システムIUDやIUSなどを使っている人は1%と普及率が低いのが実情。しかし、世界に目を向けると、多くの選択肢の中から女性が自分に合った避妊方法を選び、“バースコントロール”を行うことが当たり前の時代となっている様子です。そこで、公益社団法人ルイ・パストゥール医学研究センター研究員で産婦人科医の早乙女智子医師と、スウェーデンへの長期留学で日本に世界と同レベルの避妊法や性教育がない現状を知り、日本の性を考える「#なんでないの」プロジェクトを起ち上げた、同プロジェクト代表の福田和子さんに、日本の避妊事情が抱える問題点と女性主体の避妊について対談していただきました。

ピルの普及を阻む「スティグマ」とは

――日本の避妊事情は、世界的に見てどのような感じなのでしょうか?

早乙女智子医師(以下、早乙女) 統計上で、日本の避妊実行率は約44%といわれています。方法としては、コンドームが40%(避妊実行率の中では80%程度)で、低用量経口避妊薬ピル(以下、ピル)が4%。そして、子宮内避妊システム・IUSは2%と一握りなので、日本全体でコンドームによる避妊が主流といえるでしょう。ピルが認可されたのは1999年なので、国連加盟国の中でも本当に最後の方だったのですが、そこから20年たっても一向に普及していないということですね。

福田和子さん(以下、福田) やっと4%って感じですよね。普及しない理由として、経済的な問題や副作用などの漠然とした不安もあるかもしれませんが、女性主体の避妊に対する「スティグマ」も強いと思います。

――日本では聞きなれない言葉ですが、「スティグマ」とはなんでしょうか。

福田 汚名や負の烙印という意味のほかに、社会的にそのグループに属することで受けるマイナスのイメージです。ピルで言うなら、ピルを飲んでいることで「遊んでいる」といったイメージを持たれてしまうことがスティグマです。

早乙女 月経困難症でピルを服用していても、「彼氏がいないのに飲んでいるなんて、遊び人だな」とか言われるんだもんね。本当に面倒くさい。それに、もし避妊のために服用しているなら「私はしたい時にするし、産みたい時に産む。今妊娠は困るからピルが必要なんです。それが何か?」と言い返せばいいだけなのに、それもできないのが今の日本。

福田 スティグマは同性内でも根強いし、言い返すのはまだ無理ですよね。日本ではスティグマという言葉自体が普及していないから、概念としても薄いのかも。

避妊は「する」「しない」ではなく、継続的に行うもの

――なぜ日本では「ピル=性交渉」というイメージが先行してしまうのでしょうか?

福田 大学入学後、日本の性産業の歴史について学んでいた中で感じたことがあって。性産業従事者の女性は「男性を楽しませる」ためにセックスをしますが、家庭内の女性は「子どもを産むため」のセックスであり、女性が「楽しむ」という概念がなかったと思うんです。そういう考え方が、当時から現在まで続いたことにより、女性がセックスを楽しむことや、回数が多いことに対してのスティグマが生じたのではないでしょうか。その結果、「ピルを飲んでまでセックスをする物好き」とか、反対に「私は遊んでいないからピルは必要ない」っていう感覚になっちゃうのかなって思いますね。

早乙女 「私は遊んでいないからピルは必要ない」と言う人もいますが、1回のセックスで妊娠することだって普通に起こることなので。そして、避妊は性交1回ごとに「する、しない」ということではなく、自分の人生の中で「“今”は妊娠している場合じゃない」とか、「この男性の子どもを産んでもいいか」と考えた上で行うこと。避妊をしなくてもいいのは、妊娠をしたい時だけで、避妊はライフプランを形成する上で“継続的”に行うという概念に気付いてほしいです。

福田 セックスの回数が多いこと自体は問題じゃないし、ピルを飲むだけでヤリマンとかって定義されるのもおかしいですよね。

早乙女 ヤリマンやビッチ、遊んでいる女とか、陳腐なワードが固定化されているけれど、どれも男性が女性を貶めて、優位に立った気分でいるだけ。そんなくだらない自己満足のために“女”が使われているんだけど、男と女を入れ替えて成り立たないものはすべてジェンダーバイアスだから、丸めてポイしていい。常に「男女を入れ替えて成り立つか」で考えていくと、バイアスは簡単に見えてきますよ。そして、自分の体や人生に向けられていることなんだから、「ピル飲んでいるのは遊び人」とか言ってくるヤツには、「遊ぶためで何が悪いんですか? アンタとはしないけどね!」って言ってやれ(笑)。

――海外の避妊事情はどうなんでしょうか?

福田 上の表は、カナダ・バンクーバーで開催されたWomen Deliver 2019 Conferenceで無料配布された、避妊の種類をまとめたシートです。日本で選べる避妊法は、コンドームとピル、IUDやIUSくらい。でも、海外だとパッチや注射、インプラントなどさまざまな種類があるんです。

早乙女 海外の場合は、かかりつけ医や若者が気軽に相談できるユースクリニック(※25歳以下なら、避妊、セックスの話や人間関係の悩みまでプライバシーも守られながら専門家に相談できるクリニック)も充実しているから、医師と相談しながら自分に合った避妊法を選択できるんです。オランダではピルを飲んだことのある人が80~90%だし、アメリカには校内にアフターピルの自動販売機を置いている大学もあるとか、ピルや中絶費用が無料の国も多いです。

福田 学校の保健室でピルがもらえたり、緊急避妊薬のアフターピルを薬局で売っている国もたくさんありますよね。スウェーデンでは、効果が3~5年持続するIUSが3,000円ほどで、出産経験がない女性も使っています。韓国はアフターピルに処方箋が必要ですが、それでも3,000円くらいと聞きました。日本だと診察が必要な上に金額は1~3万円前後しますし、低用量ピルを飲む場合だって検査料や初診料が必要なので、初診だけで1万円は用意して行くぐらいかかります。その後は薬代だけで毎月2~3,000円くらいを払い続けることになりますが、そんな話は日本以外で聞いたことないですよ!

――日本は避妊具の選択肢が少ないうえ、女性側への負担も大きいんですね。

早乙女 すごくトリッキーなんだけど、日本ではピル自体も避妊用と治療用に分かれていて、避妊用は自費なんです。でも、治療用は「避妊用ではありません」という体をとっているから、中身は同じなのに保険が適用されるんですよ。IUSも、過多月経などの治療目的であれば年齢に関係なく入れられて、保険適用で1万円以下なのに、避妊のためだと自費で5万円以上。しかも、主に経産婦が対象なので使用できる人が制限されています。つまり、それくらい日本では避妊に対するアクセスのハードルが高いんです。

福田 そういうところもスティグマを生んでいますよね。日本は治療費の多くを保険でカバーできる国ですが、適用外なのは美容整形や予防医療などの個人が選択する“アディショナル”なもの。そこに避妊が含まれていることで、「自分の好み」でやるものというイメージになってしまう。重要な医療とか、当たり前の医療として捉えられていないんだと思います。

――福田さんは「#なんでないの」プロジェクトの代表として、日本の性事情を世界に向けて発信されていますが、海外と比較してどのような印象を受けますか?

福田 以前、セクシュアルヘルス(性の健康)やジェンダーの平等に関する国際会議で登壇する機会があったので、性教育がない、避妊具も少ない、中絶も手術で行われるという日本の現状を話したら、「残念な国なんだね……」みたいに静まり返っちゃったんです。そして、中絶手術の費用が10万~20万円っていうと、みんなキレていました。私の話を聞いたガーナ人の女性は日本の現状に衝撃を受けたらしくて、「なんで怒らないの!?」ってすごく怒っていて、ネパールの看護師さんには、「私が日本へ行って、産婦人科医に避妊具の種類を教えようか?」とも言われたんですよ。どこの国も同じようなリアクションで、日本の避妊事情の遅れを肌で感じました。

――発展途上国といわれる国の方が、日本より避妊事情が充実しているんですね。

早乙女 私たちが途上国だと思っている国は先進国から援助を受けているので、経済格差や文化的差異はあっても、避妊のベースは先進国と一緒なんですよ。ちなみに、ジェンダーギャップ指数で日本は110位(149カ国中)。この領域で日本は先進国ではなく、完全に途上国です。女性の性に関する問題は、「途上国として」というスタンスで考えないといけないと思います。

福田 国際会議で避妊の問題が語られるとき、話題になるのは、ヘルスケアセンターが少ないことや、物流の問題で避妊具のストックが不足していることなど、必要な女性にうまくデリバリーできていない現状なんですよね。そもそも、日本のように「認可されない」という議題がないんです。参加した際、誰にもわかってもらえず、ただ驚愕されるだけという苦しみを味わって、すごく絶望しましたね。

避妊は自立した女性の証し

――日本では女性主体の避妊に対して、スティグマが強いようですが、海外ではどんな雰囲気なのでしょうか?

早乙女 「大人はセックスするものでしょう?」という感覚なので、普通に受け入れられています。

福田 逆に、女性が何かしらの“バースコントロール”を考えていないと、自立した女性として見てもらえないですね。私がスウェーデンでピルをもらいに行った時、医師の対応が「自分や相手のことをきちんと考えているってことだから、すごくいいことだよ」と褒めてくれたんです。そして、「どれにする?」と多くの避妊法を説明してくれて、「自分のライフプランや相手との関係性を考えて選んでね」とポジティブな姿勢で向き合ってくれます。なので、自分自身が受け入れられている気持ちになりますし、すごく良いことをしているんだと思えました。

早乙女 日本は相談窓口に、もれなくスティグマが置いてありますね。高校生カップルが学校の性教育でピルを知って病院にもらいに行ったら、「高校生には出さない」と言われたという事例が去年もありました。海外はユースクリニックもあるから、学生でも、親からも学校からもフリーで、プライバシーを守られながら相談ができるのに。

福田 ピルでもアフターピルでも、親の署名が必要とか、高校生お断りと書いてある病院が、日本にはありますよね。正しい性教育が必要なのはもちろんですが、せっかく知った知識を活用できない方が、知らずに対策できないより残酷。性教育の先のアクセスも守られないといけないなと思います。

(後編につづく)

早乙女智子(さおとめ・ともこ)
日本産科婦人科学会専門医。日本性科学会認定セックスセラピスト。1986年筑波大学医学専門学群卒業。2015年京都大学大学院医学研究科単位取得退学。2019年京都大学博士(人間健康科学)取得。世界性の健康学会(WAS)学術委員、厚生労働省社会保障審議会人口部会委員。1997年に経口避妊薬の認可に向けて結成した一般社団法人性と健康を考える女性専門家の会代表理事。ジョイセフ理事。現在は、倖生会身原病院産婦人科常勤医および公益財団法人ルイ・パストゥール医学研究センター研究員。著書『避妊』(主婦の友社)、監訳『ピル博士のピルブック』(メディカルトリビューン)他。

福田和子(ふくだ・かずこ)
#なんでないのプロジェクト代表、世界性の健康学会(WAS)Youth Initiative Committee委員、I LADY.ACTIVIST、性の健康医学財団機関誌『性の健康』編集委員、国際基督教大学
大学入学後、日本の性産業の歴史を学ぶ。その中で、どのような法的枠組みであれば特に女性の健康、権利がどのような状況にあっても守られるのかということに関心を持ち、学びの軸を公共政策に転換。その後、スウェーデンに1年間留学。そこでの日々から日本では職業等にかかわらず、誰もがセクシャルヘルスを守れない環境にいることに気付く。「私たちにも、選択肢とか情報とか、あって当然じゃない?」 との思いから、17年5月、『#なんでないのプロジェクト』をスタート。

初の著書は15万部突破! “SNSの寵児”kemioが、30代からも支持されるワケ

 SNS世代から絶大な支持を得るkemio(けみお)。YouTube、Twitter、Instagramのフォロワー数は累計300万人超、4月に発売された著書『ウチら棺桶まで永遠のランウェイ』(KADOKAWA)は発売から3カ月弱で5刷15万部を突破するなど、ネットの外でも快進撃を続けている。

 もともとは高校時代に6秒動画「Vine」で注目を集め、雑誌の読者モデルを経て芸能活動を開始したkemio。2016年末、語学留学のために渡米し、日記をつける感覚で始めたYouTubeが人気を集めているのだ。

『ウチら棺桶~』の担当編集・杉浦麻子さんは、彼の魅力をこう語る。

「彼の一番の魅力は内面というか、そこから繰り出される説得力のある言葉。23歳と若いのですが、人生経験が豊富で、きれいごとや理想論ではなく、自分の経験を元にした言葉なので、ブレがない。そこが強さなのかなと思います。中でも特に、渡米したことが彼にすごく大きな影響を与えたようです。アメリカで自分を見つめ直す時間ができたことで視野が広がり、価値観が変化し、考え方が成熟していったのかなと思います。それが、この本の土台になっています」

「あげみざわ」「ないたー」といった流行語を生みだし、JKのカリスマともいわれるkemioだが、『ウチら棺桶~』は意外にも、30代からも読まれているという。

「騒音を“スワイプして消す”など、心を軽くするような言葉が詰まった本書は、社会で揉まれる大人にこそ読んでほしいという思いがありました。とはいえ、彼のファン層のメインは10~20代の若い方なので、活字に慣れていない方でも拒否感なく、楽しみながら読めるよう、デザインなどで工夫しています。大人が読める文芸というところと、若い方が読める手軽さのギリギリのラインを探りました。年齢や職業に関係なく、普遍的なマインドについて書かれているので、どの世代の方が読んでも自分を鼓舞してくれる力になるのかなという気がします」(同)

 kemioの世界観をより強固なものとするのが、“kemio語”ともいわれる、独特な言い回しだ。本書でもタイトルをはじめ、「両親ともに天国のギャル」「YouTubeはデジタル遺書」「人間関係わんこそば」など、ユニークなワードがちりばめられ、「まるで現代詩のよう」とも評されている。本人はとあるインタビューで「頭の中に簡単な語彙しかなくて、知っている言葉を組み合わせて“発射”みたいな」と語っていたが……。

「彼は自分の考えを表現する能力に長けていて、その独特なボキャブラリーがすごく新鮮で面白いなと思っていたので、必然的にそこが生きてくる本になりました。一般的には間違っているとされる言い回しもあえて直していません。たとえば『ちなみに』を指す『ちな』とか、『この世に上陸』『子育てROUND2』など、校正者から『?』がつくような表現も膨大にありました。ただ、そのどれも正確な日本語ではないのに、意味はむしろ強めに伝わってくるのが面白い。それらをすべて生かした結果、読んだことないのに納得感のある、不思議なバランスが生まれました」(同)

 一方、kemioを語る上で欠かせないのが、SNSだ。ITジャーナリストの高橋暁子氏は、彼のSNSについて、こう分析する。

「やはり、YouTubeとInstagramの使い方は非常にうまいと思います。kemioくんのYouTubeは等身大でユニークなもの、悩みに対してポジティブに向き合うものなどバランスが良く、一生懸命で、素直で、頑張っている様子がよく伝わってきます。Vine世代は短い動画で視聴者をつかめるクリエイターが成功しました。YouTubeではさらに言葉を尽くせますが、視聴者をつかむという意味では同じです。また、今の視聴者はスマホ世代で待てないので、スピーディでテンポが良いことが重要です。つまり、Vine要素が理解できているクリエイターは有利なんです。一方、Instagramでは彼の長所であるビジュアルのかっこよさ、おしゃれさを伝えられています。時折、彼の個性も伝えられているので、こちらもバランスが良いですね」

 中高生から絶大な支持を受けているkemioだが、その理由は、ただ動画が面白いというだけではなさそうだ。

「自分たちの仲間であり、味方という感覚があるのでしょう。同時に、渡米や自分らしく生きるなど、自分たちがやりたくてもなかなか実現できていないことも代わりにやってくれています。だから応援したくなるし、支持されるのでは?」(同)

 しかし、意外にも、本人はSNSに対してはクールなスタンスを取っている。

「SNSの寵児などと言われることも多いですが、本人はあくまでSNSは自分のことを伝えたり、夢をかなえたりするためのツールだと割り切っているんです。フォロワー数なんてただの数字でしかなく、人間関係は生の勝負であると本書でも記しています。SNSそのものではなく、あくまで“人間”と向き合う姿勢も支持される一因だと思います」(杉浦さん)

 実は5年前、当サイトでは高校卒業を間近に控えたkemioにインタビューしているのだが(参照記事)、当時から「レディー・ガガのようなスーパースターになりたい」とあけすけに語る、天真爛漫な少年だった。あれからわずか5年で、Diorをはじめ世界のハイブランドにもその影響力を認められるインフルエンサーとなり、世代を超えて支持されるkemioから今後も目が離せない⁉

(取材・文=編集部)

ピエール瀧、有罪判決で「俳優業」の今後は? 「そもそも演技派ではない」と映画関係者が本音

 6月18日、懲役1年6カ月、執行猶予3年の有罪判決が下された、電気グルーヴのピエール瀧被告。結審を待ち構えていたかのように、早くも関係者の間では、芸能界復帰のタイミングが取り沙汰されているという。

「本格的には執行猶予が明けてからになりそうですが、瀧さんの復帰を懇願する映画監督やクリエイターがとても多く、そこに目をつけた大手芸能事務所が、早くも獲得に名乗りを上げているようです」(芸能関係者)

 もともとミュージシャンではあるものの、映画『凶悪』(2013)では「日本アカデミー賞優秀助演男優賞」をはじめ、さまざまな映画賞を総なめにしたほど、近年、役者としての演技力と存在感には定評がある瀧被告。しかし瀧自身は、6月5日の初公判で職業を問われた際「ミュージシャンをやっておりますけれど……」と答え、世間一般の印象とは違って、あくまで自身の本業は俳優ではなくミュージシャンという意識があるようだ。

「ミュージシャン系の俳優にとって、役者業は片手間仕事に過ぎないんです」と語るのは映画ライターのA氏。とはいえ瀧被告をはじめ、福山雅治や星野源ら音楽活動と同じ比重で俳優として活躍するミュージシャンは、今やどちらが本業かわからなくなっているほどだが……。

「いえ、彼らも音楽活動があるからこそ、ほかの職業俳優には出せない存在感が出せているんです。ダブルワークゆえの軽妙さでしょうね」(A氏)

 ただし、ミュージシャン系俳優の扱いには要注意事項があるという声も。

「法令遵守の意識が低いんです。役者で食べていかなきゃいけないという必死さがないので、ユルいんですよ。ダメになれば音楽活動に戻ればいいと考えているから、平気で危ない行動を取るんです」(制作プロダクション関係者)

 古い話では、シンガーソングライターの先駆けと言われ、俳優としても活動していた荒木一郎が、人気絶頂時に17歳の女子高生に対しての強制わいせつで逮捕され、後に不起訴処分となった。結果、演技関係の仕事は大幅に激減し、本人も映画やテレビといった表舞台に見切りをつけ、ミュージシャン業と共に趣味のマジック活動に勤しんでいる。また、2018年には、瀧同様に作家性の高い作品に起用される元ブランキージェットシティのドラマー・中村達也がライブの客とトラブルを起こし、傷害容疑で書類送検されたことも記憶に新しい。

 そうなると、瀧被告はミュージシャンとしてはともかく、「俳優活動の再開は難しいのではないだろうか」(同)という。そもそも、瀧被告の演技は専業役者に比べて「本当にうまかったのか」という疑問もあるが……。

「演技派ではないですよ(笑)。何を演じても本人のキャラクターでしかないんです。極悪人から善人まで演じていましたが、役になりきるというよりも、瀧被告の味だけで勝負していました」(前出・A氏)

 映画監督の大島渚は、「一に素人、二に歌うたい、三四がなくて、五に新劇」と、役者経験のない素人やミュージシャンの方が、プロの俳優よりも魅力ある演技を見せると主張していたが、実際、先の荒木一郎、佐々木功、坂本龍一といったミュージシャンを起用して成功を収めてきた。今後もミュージシャン系俳優は、作り手に求められることになるのだろうか。

「モデル出身の、顔だけが良くて演技がまったくできない連中に比べると、芸人やミュージシャンは本番に強いし、セリフの覚えも良くて、脇役にほしくなるタイプが多い。これからもミュージシャン俳優は起用され続けると思いますが、瀧被告のように、過去に顧みて危なそうな人を使うときは本人不在で別撮りもしておこうという意見も出てきています(笑)」(制作プロダクション関係者)

 ミュージシャン出身の俳優としてはNHKドラマで主役を演じるまでに上りつめた瀧被告だが、俳優復帰が実現しても、しばらくは端役に甘んじることになりそうだ。
(飛田芹香)

【毒親マンガ】更年期障害? ホルモンのせい? 案じる私に、彼の意外すぎる「返答」【31話】

「君ってなんだか、僕の母に似てるんだよね」――。

イケメン彼氏の「不可解」な婚約破棄と、それに伴う顛末を描いた実録コミックエッセイ
婚約破棄で訴えてやる!~毒親持ち彼氏と167日間壮絶バトル~』の前日談。

婚約していた彼は、なぜ突然手のひらを返したのか?
あんなに嫌悪していたはずの“毒母”側についたのはどうして?

交際していた当時の記憶から
あの頃の彼の心理と背景を掘り下げてみると、意外な事実が見えてきた――!

もしかして更年期?

 

――『私の彼が毒親から逃れられない!』は毎週月・火更新。お楽しみに!

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<バックナンバーはこちら>

■第1回……婚約破棄から10年、残る疑問
■第2回……彼のママは専業主婦だった
■第3回……「辞表出しといた」って!?
■第4回……我が子にセックス回数を暴露!?
■第5回……実家暮らしだった彼と、恋に落ちるまで
■第6回……彼の誕生日に、何度も電話が……。
■第7回……彼母の「息子依存」が過剰すぎる? 
■第8回……朝4時、彼は電話で謝罪中
■第9回……バツイチの私、義母からの印象は?
■第10回…いよいよ彼母と初対面の日
■第11回…初めて会った彼母は……!
■第12回…「過去の彼女」と比較された
■第13回…彼母に受け入れられた……!
■第14回…「君は、僕の母に似てるね」
■第15回…両家の顔合わせも上々で…?
■第16回…実家とアパートを往復する彼
■第17回…母に「汚い」って言われたんだ
■第18回…母にエロ原稿を見られた
■第19回…実母に「クズ」と罵られた
■第20回…我が子の仕事を否定
■第21回…彼母の抱える「トラウマ」
■第22回…「月5万払え」って!?
■第23回…月イチで「毒親被害」に遭う彼
■第24回…DVの構造そっくり!
■第25回…彼の努力が報われた!
■第26回…印税が入ってくる!
■第27回…印税を毒母に渡したら
■第28回…「恥知らず」の「汚れたカネ」
■第29回…彼母は普通の親じゃない?
■第30回…もう逃げるしかないね

■前作……『婚約破棄で訴えてやる!』1-3話

***

前作『婚約破棄で訴えてやる!』は、電子書籍にてすべてご覧いただけます。

★★★各電子書店にてお買い求めいただけます★★★

renta

音咲椿(おとさき・つばき)
男性向けグラビア誌編集長を経て、ポット出版社刊「女の子×女の子のためのエロチックブック・Carmilla」にてイラスト・漫画家デビュー。
単行本「イケメン外国人たちとベッドで異文化交流した結果。」(ぶんか社刊)好評発売・配信中。
マンガ「『こんな大きいなんて聞いてない!』~外国人と異文化SEX、ヤりまくりました。」「婚約破棄で訴えてやる!~毒親持ち彼氏と167日間壮絶バトル~」配信中。

音咲椿Twitter@otosaki6666

水原希子より数字が悪かった!『モヤさま』で唯一、視聴率が爆下げした代役アシスタントとは?

 4代目アシスタントは誰になるのか⁉

 3代目アシスタントだった福田典子アナが5月に卒業して以降、ゲストが週替わりで代打アシスタントを務めている『モヤモヤさまぁ~ず2』(テレビ東京系)。7月14日放送ではロックバンド・ユニコーンの奥田民生と川西幸一が登場した。

「『モヤさま』といえば、さまぁ~ず・三村マサカズのアシスタントへのセクハラが売りに。ネット上では賛否あるものの、普段見られない女子アナたちへの性的な演出を楽しみにしている視聴者がいることも否めない。しかし、一部では福田アナの降板はセクハラに耐えきれなくなったことが原因で、他の女子アナたちもその姿を近くで見ていたため後任をやりたがらないのだと報じられています」(テレビ誌ライター)

 番組プロデューサーは現時点での候補はきまっていると明言。ただ、「もう少し見てみたい」とも語っており、後任のお披露目は8月まで延びている状況だ。

「8月にお目見えということで、研修を終えた今年の新人アナ3人の中から選ばれるというのが大方の予想。『news zero』(日本テレビ系)でお天気キャスターを務めていた田中瞳アナ、テレビやラジオでの活躍経験がある森香澄アナ、『ミス東京女子大学2017』の池谷実悠アナは、いずれもルックスはピカイチですから視聴者も納得するはず。その一方で、新人アナがいきなりセクハラの洗礼を浴びれば批判が殺到する可能性もあるだけに、プロデューサーも頭を悩ませているとも」(テレビ関係者)

 これまで代打アシスタントは2代目アシスタントだった狩野恵里アナ、現在はフリーの大橋未歩、タレントの筧美和子、女優の芳根京子、モデルの水原希子、女優の安藤サクラが務めたが、視聴率的には面白いデータが出ているという。

「福田アナのラスト回となった5月26日放送と比較すると、筧の回だけが2ポイント以上悪く、後は全て上回っているんです。よかったのは大橋と狩野の回で、『女子アナ』という肩書を視聴者が求めているのがわかります。一方で、男性ウケが悪く絶望的に数字が落ちると思われた水原ですら、この2人よりも微減程度の合格点。大幅に数字を下げてしまった筧は、バラエティ的にはセクハラされるのが役割という面もあり、視聴者への意外性が薄かったのかもしれません。ともあれ、もし男性のユニコーンでも同じような数字になれば、もはや“誰でもいい”ということになってしまいます」

 こうしたデータから、4代目が女子アナでなくなる可能性もありそうだ。

「父が連れていかれた」「怒られたので花見終了」“警察沙汰”のトラブル明かし批判された芸能人

 元AKB48・川崎希の夫でタレントのアレクサンダーが、7月7日に自身のブログで、父親が警察に連行されたことを報告。ネット上では、父親とアレクの両者へ批判が相次いだ。

「アレクは父親に『留守番を任せた』とのことでしたが、『間違えて 非常ボタンを押してしまい、、、警察と警備の人がきたんだ』『ついついボタンがあると押してしまうらしい、、、自分でボタンを押して 警察に連れたかれたよ』(原文ママ)という経緯があったそう。また、アレクは『お父さんはことの重大さをわかってなく呑気に写メを撮って送ってきたよ』として、複数の警察官が集まっている写真を、モザイク加工をした上で公開していました」(芸能ライター)

 アレクは「警察の方すみませんでした」「本当に申し訳無かったです。すみませんでした」ともつづっていたが、ネットユーザーからは「写真まで撮って、父親が本当に反省しているようには見えない」「警察や警備会社の方々が気の毒……」といった声が噴出。

「さらに、アレクに対しても『父親が警察のお世話になったなんて、普通は恥ずかしくて言えない』『なんでもブログのネタにするなよ』『勝手に写真を撮る父親も父親だけど、それをブログにアップする息子もおかしい』などと非難の声が寄せられました」(同)

 警察沙汰になったことを軽はずみに公言し、批判を浴びた芸能人はほかにも。

「かつてお笑い芸人・狩野英孝との交際報道で話題になったタレントの加藤紗里は、今年4月10日に『総額1000万花見』と題したブログを更新。これによると、加藤は3月に東京・代々木公園で『ふかふかのソファ完備でSP付き』で、『マグロの解体ショー』などの企画が盛り込まれた豪華なお花見に参加したそう。ブログには、高級シャンパン・アルマンドのボトルや食べ物が置かれたテーブル、マグロが運び込まれている写真も掲載されていました」(同)

 一方で加藤は「警察に怒られたのでマグロさん途中で解体終了」と、警察から注意を受けたことも明かしており、ネット上には「公共の場にソファやらテーブルやら持ち込むなんて邪魔。周りの人も迷惑してたのでは?」「ただでさえどんちゃん騒ぎしてたんだろうなって想像できるけど、どうしてお花見でマグロの解体ショーをしようと思ったの?」「警察もこんな非常識な集団に時間とられて気の毒」といった声が続出したほか、「加藤って全然テレビで見ないのに、金の出どころが謎」とも言われていた。

「2017年3月放送の『SONGS』(NHK総合)に出演した元JUDY AND MARY・YUKIに向けて、番組企画でメッセージを送ったピース・又吉直樹ですが、その内容はまず、YUKIの大ファンだと明かした上で、過去に芸人仲間で集まってYUKIのDVDを見ながら鍋を囲み、彼女の楽曲『JOY』(05年発売)を大合唱するほどテンションが上がった結果、『警察に注意』されたと告白するものでした。これがオンエアされると、番組を見ていたらしい元芸人で、現在は俳優のジェントルが『いまNHKのYUKIちゃんの又吉さんからのエピソード、ウチだ笑』と、自身のTwitterで反応。どうやら又吉は、ジェントルの自宅で騒ぎを起こしたようです」(マスコミ関係者)

 ジェントルの投稿には、「YUKIちゃん可愛すぎて騒ぎすぎて警察来て迷惑かけたんです。懐かしいな。周りの方には本当に申し訳ないけど、とても刻まれている思い出です」とも書かれていたが、ネット上では「本人たちにはいい思い出でも、近所の人からしたら迷惑すぎる」「警察を呼ばれるって、よっぽどうるさかったんだね」「こういうの笑い話にしないで」と、呆れられることに。

 一方、テレビで語ったネタが警察沙汰に“発展した”芸能人も……。

「タレント・あびる優は、05年放送のバラエティ『カミングダウト』(日本テレビ系)で、『集団強盗でお店を潰したことがある』と告白し、ネットを大炎上させました。あびるはその後、所属事務所に対して『近所の商店で菓子類を万引きした経験』を『誇張して語った』と説明したそうですが、活動自粛処分に。警察からも事情聴取される事態となりました」(同)

 結局、あびるは2カ月で活動を再開させたが、ネットユーザーからは「誇張してたとはいえ“万引き犯”なんだよね? 子どもの頃だとしても、テレビでネタにする話じゃない」「もう“窃盗女”のイメージしかない」「悪びれる様子がなくて恐怖を感じるわ。お店の人が本当に気の毒』と言われ、現在も悪印象は払拭しきれていない。

 いずれも“注意”でとどまったにせよ、警察沙汰になるほど非常識な行動をしていたことに変わりはない。軽々しく“ネタ”にするべきではないことを、理解するべきだろう。

「父が連れていかれた」「怒られたので花見終了」“警察沙汰”のトラブル明かし批判された芸能人

 元AKB48・川崎希の夫でタレントのアレクサンダーが、7月7日に自身のブログで、父親が警察に連行されたことを報告。ネット上では、父親とアレクの両者へ批判が相次いだ。

「アレクは父親に『留守番を任せた』とのことでしたが、『間違えて 非常ボタンを押してしまい、、、警察と警備の人がきたんだ』『ついついボタンがあると押してしまうらしい、、、自分でボタンを押して 警察に連れたかれたよ』(原文ママ)という経緯があったそう。また、アレクは『お父さんはことの重大さをわかってなく呑気に写メを撮って送ってきたよ』として、複数の警察官が集まっている写真を、モザイク加工をした上で公開していました」(芸能ライター)

 アレクは「警察の方すみませんでした」「本当に申し訳無かったです。すみませんでした」ともつづっていたが、ネットユーザーからは「写真まで撮って、父親が本当に反省しているようには見えない」「警察や警備会社の方々が気の毒……」といった声が噴出。

「さらに、アレクに対しても『父親が警察のお世話になったなんて、普通は恥ずかしくて言えない』『なんでもブログのネタにするなよ』『勝手に写真を撮る父親も父親だけど、それをブログにアップする息子もおかしい』などと非難の声が寄せられました」(同)

 警察沙汰になったことを軽はずみに公言し、批判を浴びた芸能人はほかにも。

「かつてお笑い芸人・狩野英孝との交際報道で話題になったタレントの加藤紗里は、今年4月10日に『総額1000万花見』と題したブログを更新。これによると、加藤は3月に東京・代々木公園で『ふかふかのソファ完備でSP付き』で、『マグロの解体ショー』などの企画が盛り込まれた豪華なお花見に参加したそう。ブログには、高級シャンパン・アルマンドのボトルや食べ物が置かれたテーブル、マグロが運び込まれている写真も掲載されていました」(同)

 一方で加藤は「警察に怒られたのでマグロさん途中で解体終了」と、警察から注意を受けたことも明かしており、ネット上には「公共の場にソファやらテーブルやら持ち込むなんて邪魔。周りの人も迷惑してたのでは?」「ただでさえどんちゃん騒ぎしてたんだろうなって想像できるけど、どうしてお花見でマグロの解体ショーをしようと思ったの?」「警察もこんな非常識な集団に時間とられて気の毒」といった声が続出したほか、「加藤って全然テレビで見ないのに、金の出どころが謎」とも言われていた。

「2017年3月放送の『SONGS』(NHK総合)に出演した元JUDY AND MARY・YUKIに向けて、番組企画でメッセージを送ったピース・又吉直樹ですが、その内容はまず、YUKIの大ファンだと明かした上で、過去に芸人仲間で集まってYUKIのDVDを見ながら鍋を囲み、彼女の楽曲『JOY』(05年発売)を大合唱するほどテンションが上がった結果、『警察に注意』されたと告白するものでした。これがオンエアされると、番組を見ていたらしい元芸人で、現在は俳優のジェントルが『いまNHKのYUKIちゃんの又吉さんからのエピソード、ウチだ笑』と、自身のTwitterで反応。どうやら又吉は、ジェントルの自宅で騒ぎを起こしたようです」(マスコミ関係者)

 ジェントルの投稿には、「YUKIちゃん可愛すぎて騒ぎすぎて警察来て迷惑かけたんです。懐かしいな。周りの方には本当に申し訳ないけど、とても刻まれている思い出です」とも書かれていたが、ネット上では「本人たちにはいい思い出でも、近所の人からしたら迷惑すぎる」「警察を呼ばれるって、よっぽどうるさかったんだね」「こういうの笑い話にしないで」と、呆れられることに。

 一方、テレビで語ったネタが警察沙汰に“発展した”芸能人も……。

「タレント・あびる優は、05年放送のバラエティ『カミングダウト』(日本テレビ系)で、『集団強盗でお店を潰したことがある』と告白し、ネットを大炎上させました。あびるはその後、所属事務所に対して『近所の商店で菓子類を万引きした経験』を『誇張して語った』と説明したそうですが、活動自粛処分に。警察からも事情聴取される事態となりました」(同)

 結局、あびるは2カ月で活動を再開させたが、ネットユーザーからは「誇張してたとはいえ“万引き犯”なんだよね? 子どもの頃だとしても、テレビでネタにする話じゃない」「もう“窃盗女”のイメージしかない」「悪びれる様子がなくて恐怖を感じるわ。お店の人が本当に気の毒』と言われ、現在も悪印象は払拭しきれていない。

 いずれも“注意”でとどまったにせよ、警察沙汰になるほど非常識な行動をしていたことに変わりはない。軽々しく“ネタ”にするべきではないことを、理解するべきだろう。