元KAT-TUN田口淳之介だけじゃなかった! 過去に不祥事絡みで土下座した人させた人

 先週末、世間を大いに賑わせたのが、田口淳之介の土下座。誰もが羨む美男美女の芸能人カップルが、夫婦揃ってハッパを決めて逮捕されただけでも前代未聞の事態だが、保釈された田口は報道陣のカメラの前に登場すると、スーツが汚れることも厭わず地面にヒザをつけ、20秒間土下座した。キー局関係者が語る。

「先日のピエール瀧の時もそうでしたが、捕まった芸能人が警察署を出る映像は視聴率が取れます。田口の時も、民放各局の夕方のニュースは、署の前の映像をワイプにして、いつでも映像を切り替えられる状態にしていました。

 結果的に田口が土下座をし、非常に画になる映像が撮れましたが、夕方のニュースの放送時間内には収まらなかったので、関係者からは『もう少し早く出てこいよ』という勝手な声も上がっていました」(キー局関係者)

 土下座といって思い浮かぶのは、ドラマ『半沢直樹』(TBS)の香川照之の土下座シーン。嫌味な“大和田常務”(香川)の土下座に視聴者は大いに溜飲を下げ、「倍返し」という単語は流行語にもなったが、日常生活において、リアルに土下座が登場することは稀だ。しかし過去の報道を振り返ると、土下座が物議を醸した事件は枚挙にいとまがない。週刊誌のベテラン記者がいう。

「土下座絡みで近年、大騒ぎになったのは鈴木砂羽です。これは彼女が主演と演出を務める舞台で、女優に土下座を強要したというもの。細川茂樹もマネージャー土下座させたとして、事務所と裁判沙汰になっています。

 酒が絡んだのは、現在無期限謹慎中の小出恵介です。酒癖が悪い小出は、年上の芸人Kに『つまんねーよ』と絡んでブチ切れられ、土下座させられました。このほか山口達也や矢口真里は、騒動の時に周囲に土下座をしています。スポーツ界では、一連の暴行事件の時、白鵬が照ノ富士に土下座を命じたことが伝えられています。

 土下座がもっとも軽いのは政治の世界ですね。選挙戦の最終日に選挙カーの上で土下座をして投票をお願いする候補者はいくらでもいますし、不祥事を起こしたら、支援者の集会で土下座をするのは当たり前です。不倫で話題になった宮崎謙介も、不倫が報じられた後、党の幹部に土下座したようです。鳩山由紀夫も韓国で土下座しました」(ベテラン記者)

 一般人の感覚で言えば、土下座をする・させるというのは“異常なこと”だ。それでも田口は土下座する必要はあったのか?

「確かに土下座は最大級の謝罪ですが、田口の場合、やらかしたのが大麻だっただけに、ネットには“誰に対する土下座なんだ”という声が数多く上がっています。田口は歌手としても俳優としても二枚目路線ですが、土下座がパフォーマンスとして捉えられたことで、大いに男を下げており、今後の活動に少なからず影響はあるでしょう」(同上)

 過去の“土下座リスト”を見ると、土下座が効果的だったと思われる例は皆無。自分で撒いた種とはいえ、土下座という屈辱に耐えた田口に復活の芽はあるのだろうか。

TBSが頭を痛める国分太一『ビビット』の低空飛行……その裏に”TBS妻と”ジャニーズ政治案件”

 低視聴率続きで打ち切り必定と言われているTBS系朝の情報番組『ビビット』。そのメイン司会を務めるTOKIO・国分太一の処遇に、TBSが頭を痛めている。

 15年3月30日にスタートした『ビビット』だが、常に視聴率は2~3%台で、同時間帯の情報番組では最下位。これまでも何度か打ち切り説が飛び交い、4月には「日刊ゲンダイDIGITAL」に、TBSが9月いっぱいで『ビビット』を打ち切り、10月からは落語家の立川志らくを起用した新番組スタートする予定だと報じられたが、肝心のTBSが、国分とジャニーズ事務所を説得できず、頭を抱えているという。

「アイドル路線が下火になって、CDも売れなくなった昨今、ジャニーズ事務所が生き残るためには俳優枠に加えて、キャスター枠を死守しなければなりません。ところが昨年3月、有働由美子の電撃退社によって、NHKの朝の情報番組『あさイチ』でパートナーを務めていたV6の井ノ原快彦も降板した。さらに、昨年12月には、未成年との飲酒事件を起こしたNEWSの小山慶一郎が日本テレビ『news every.』を降板。ここで国分まで降板となったら、ジャニーズのキャスター路線に支障をきたす。それだけに、『ビビット』打ち切りになかなか首を縦に振らないようです」(マスコミ関係者)

 しかも、『ビビット』の国分起用には、TBSとジャニーズとの政治取引と身内びいきが絡んでいるから複雑だ。

 というのも、SMAPがジャニーズに在籍していた時代、TBSと関係が深かったのは、木村拓哉の主演ドラマや中居正広の冠番組を取り仕切っていた元チーフマネジャーの飯島三智女史だった。これに対して、嵐をSMAPの後継者として猛プッシュし、飯島とは対立関係にあった藤島ジュリー景子副社長は、嵐の冠番組『ひみつの嵐ちゃん』を終了させ、嵐のTBSからの撤退を画策したこともあった。ジャニーズとの関係悪化を懸念したTBSは、関係改善を図るために『ビビット』の前身である『いっぷく』で国分を司会に起用した、という経緯がある。いわば、国分の司会起用は“政治案件”だったのだ。しかも、国分は元TBSの社員と結婚。身内びいきもあって、降板に踏み切れないと言われている。

 しかし、『ビビット』は、同時間帯で視聴率最下位にもかかわらず、一日あたりの制作費は約1200万円と高額で、その比重は出演者のギャラが多くを占めているという。なかでも国分の一日あたりのギャラは100万円以上とされている。そこでTBSは、国分を降板させ、ギャラが安く、視聴者受けする司会者を起用して新番組へとリニューアルすることを内定。そこで白羽の矢が立ったのが、立川志らくだという。

 個人的には、志らくの政治的に偏った発言もどうかと思うが、逆に国分には色がなさ過ぎる。報道番組の司会を務めるタレントが、自分の意見を持たずに番組に出演することに、かねてより視聴者からは疑問の声があがっていた。国分もその一人。それが視聴率に跳ね返って、低視聴率に喘いでいるのだから、TBSはジャニーズ事務所の顔色を伺うのではなく、国分に降板という引導を渡すべきだろう。

ラグビーW杯まで3カ月……今から特需を狙う”ちゃっかり便乗”のラグビー芸能人たち

 東京五輪まであと1年ちょっとだが、その前に予定されている大型スポーツ大会といえばラグビーW杯。開幕まで3カ月余りとなり、芸能界ではラグビー特需を狙う芸能人が火花を散らしている。

 前回大会では、日本が強豪・南アフリカを破る大金星を獲得し、世界中を驚かせたが、あれから4年。今大会はご存じの通り、開催地が日本だ。来年の東京五輪と合わせ、世界的イベントが2年連続で続くことになるが、五輪やサッカーW杯とは違い、ラグビーW杯の放送には特殊な事情がある。キー局のスポーツ局関係者が言う。

「ラグビーW杯は、これまでNHK、テレビ東京、日本テレビなどが放送してきましたが、ラグビーはルールが難解なだけに、“にわか”の人間は呼びにくい。必然的にラグビー経験者に声をかけることになります。これまでの大会でメイン司会を務めたのは、高橋克典、舘ひろし、くりぃむしちゅーの上田晋也など、いずれもラグビー経験者ばかりです」(スポーツ局関係者)

 大会の顔となる人間がラグビー音痴では話にならないのは当たり前。一方、普段はなかなか話題にならないラグビーに注目が集まることで、ラグビー絡みの仕事が舞い込む芸能人は少なくない。

「芸人にはラグビー経験者が多く、サンドウィッチマン、中川家、ケンドーコバヤシ、ブラックマヨネーズ小杉竜一、スリムクラブ真栄田賢、ジャルジャルなどがラグビー部出身です。これまでの大会は、ラグビーW杯を盛り上げるのは放映権を持った局だけでしたが、今回は開催が日本なので、他の局も無視はできません。ラグビー芸人は仕事が増えるのを期待しているはずです」(同上)

 ところが、そういったラグビー芸人を押しのけて早々に仕事をゲットし、大ブーイングを浴びている芸人がいるという。お笑い業界に詳しいフリーライターが語る。

「これまで“ラグビー枠”は、ラグビー部出身者で占められてきましたが、そこに割って入ってきたのがアンジャッシュ渡部建です。渡部はグルメや高校野球に詳しいことで有名ですが、ここ2~3年、ラグビー好きをアピールし、昨年には、ちゃっかりと『日本大会開催都市特別サポーター』に任命されました。渡部はかつて『夜景鑑賞士』という資格を取って仕事が激増して以来、いろいろなジャンルに首を突っ込み、便利に使われていますが、他のラグビー芸人は、『グルメと高校野球であれだけ稼いでいるんだから、ラグビーには来るな』とボヤいていそうです」(フリーライター)

 学生時代にラグビーで汗を流した芸人にとっては、未経験者の渡部に仕事を奪われるのはたまらないだろうが、佐々木希を妻に持つ渡部の方が、話題性が高いのは事実。本番まで3カ月、試合さながらの激しい戦いが楽屋裏で繰り広げられることになりそうだ。

『テラスハウス』童貞か? ヤリチンか? ”小悪魔男子”流佳にだまされるな!

人気恋愛ハウツーブログ「ハッピーエンドを前提として」(https://www.zentei-happy-end.com/)のウイさん(36歳独身男)が、『テラスハウス』の新シリーズをウォッチ! 今回は第3話と4話を振り返ります(※ネタバレあり)。

 僕たちのテラスハウス、3話目です。フィットネストレーナー・莉咲子と自称ウブなアパレルバイト・流佳(るか)のデートからスタートします。

 いきなりですが、世の男性に問いたい。できます? 女子からの「今日のランチ何食べたい?」の問いに「パンケーキ食べたい!」って即答。できませんって! そもそも先週の映画に誘うくだりでも、莉咲子からの「何か観たい映画あるの?」の質問に「コナン見たい」と即答ですからね。普通の男だったら「莉咲子ちゃんは何が観たい?」「何が食べたい?」ってお伺いを立てると思うんです。でも、しない。「パンケーキ食べた後にコナン観たい」って即答できる。神に与えられしルックスを持った20代前半の男にのみ許される所業です。

 36歳の僕を完全に置き去りにする、「ダッチベイビーパンケーキ」なるおしゃれランチを食べる2人。莉咲子の「プレーン味って、何入っているの?」の質問に「プレーンじゃないの?」の答え。そんなん、あります? プレーンを小麦粉の一種だと思っていたようです。これ、どっちなんですかね? 「こうするとかわいいでしょ?」ってところまで計算ずくで演じているのか? 本物の天然なのか? 姉が3人くらいいないと、ここまで天然にならないと思うんですけど、流佳は5人兄妹の長男。……まだ本性が見えてきません。

 それにしてもこの2人、お似合いですね。莉咲子は面倒見良さそうですし。付き合っても半年くらいで流佳のおぼこい部分に飽きそうな気もするんですけど、イラストレーター・香織も女優・春花も、流佳には「かわいい」以外の感情を抱いていないと思います。香織はクリエイターだから何かしら通ずるものがある男子に惹かれそうだし、春花は高スペック男子を求めているはず(僕の勝手な予想ですが、今のテラスハウスメンバーには、春花が求めている男子いない)なので、20歳のかわいいだけの男子は守備範囲外だと思うんです。

 だからもう、流佳と莉咲子はさっさと付き合って、テラスハウス卒業してほしい。どうぞお幸せに。あざした!

 同じとき、ミュージシャンのケニーと香織がイラストについてプレイルームで話をしているのですが、こっちもめちゃくちゃいい感じです。ソファで肩寄せ合っています。流佳の童貞が偽装でなければ、この2人がカップル第1号の大本命だと思いますが、ケニーも香織も「これでもか」というくらいモテてきた猛者なので、簡単にはくっつかないと思います。試合巧者の2人は距離を置いたり、時には至近距離で殴り合うような駆け引きをしばらく楽しむはずです。結論はずいぶんと先です。

 そんなことを考えていたら、流佳が体調不良で寝込んでしまいました。そんな流佳を、一生懸命看病する莉咲子。(流佳、このキャラで体調不良って、さすがにこれは計算だろ。梨咲子のこと一気に落とすつもりだろ。そうやっていつも女を落としてきたんだろ)って考えてしまいました。熱は37.1℃とめちゃくちゃ微熱ですが、明らかに声はガラガラ。流佳を疑いすぎた自分のことを少し恥じました……。とはいえ、この一件で莉咲子の、流佳に対する想いが強くなったのは明らかです。

 そういえば台湾在住の俳優・翔平は、香織とデートする約束取りつけていましたね。初日に「香織ちゃんに興味がある、強く」とか倒置法使って誘っていたことを、すっかり忘れていました。

 三茶の居酒屋に入った2人。香織の「なんで誘ってくれたの?」の質問に、翔平は「なんか……別に……しゃべってみたいと思った。それだけ」の返答。そしてこのやりとりで、何事もなかったかのようにデートシーン終わり。

 ここでもう一度、言ってほしかった。「あったんだよね、興味が。俺は。香織ちゃんに。強く」って。あの倒置法を、さらに倒置しまくってほしかった。

 翔平、香織に告白して、フラれて終わる気がします。まだ予想をするには時期尚早ですが、根拠なき自信を胸に告白して、あっさりフラれる姿が容易に想像できます。テラスハウスって、たまに「お前、なんでこのタイミングで告白した?」っていう展開がありますが、今回の1発目は翔平と見て間違いありません。

 まだ3話目だっていうのに、この展開。軽井沢編の前半はチンタラしていたので、余計今回のテラスハウスはスピード感があるような気がします。

 4話目は、流佳が春花のことを原宿まで車で迎えに行くところからスタートします。またもや流佳です。いま最も目が離せない男。車内でそれとなく春花をデートに誘おうと「明日何するんですか?」と予定を聞き出すのですが、埋まっている様子。この時点で、僕の中では「黒」ですけどね。「女の子と話すと照れて赤くなる」と言い、莉咲子とめちゃくちゃいい感じなのに、春花をデートに誘おうとしてますから。真っ黒なヤリチンですよ。本当にウブなら、莉咲子とウブなデート重ねてゴールインするはずですから。明らかに流佳に恋をしている莉咲子に思わせぶりな態度を取るようであれば、全テラスハウス視聴者を敵に回します。そっちのほうが、見てる側は面白いですけどね。

 そして、春花です。僕は、彼女の立ち振る舞いは、すべて演出だと思っています。絶対に流佳なんか眼中にないのに、女子部屋で香織に「流佳クンと気が合うかも。でも、莉咲子ちゃんに、こんなこと言えなくない?」と発言しますが、オンエアされるすべをよく知っているからこその発言です。春花には経験値があり、自分の美しさをよくわかっていて、頭が良い。なおかつ選ばれ続けてきた女なので、自身がモブキャラになることを避けるべく、意図的にオンエアされるような発言をしていると思うんです。テラスハウスを盛り上げてくれているのです。それぐらいしたたかに立ち回りできると思う僕の方が狂っているんでしょうか?

 そして翔平です。また言いやがりました。先週、「俺はやりたいことがたくさんあるから、ひとつのことに縛られたくないの。専業しか認めないような奴らはどんどん年老いて死んでいくから、それでよくない?」の発言で薄っぺらさを露呈しましたが、今週もバイト中に現場監督に向かって

「俳優も、モデルも、ものづくりも、いろいろやってます。何かひとつに縛られたくないんですよ。器用貧乏とか言われちゃってますけど、それでいいんです。全部やりたいんですよ」

とか言ってます。その翔平に、現場監督は

「お前、貧乏なだけで器用じゃねぇからな」

 気持ちよかった。もっと言ってほしかった。「何者にもなれない焦ったやつが逃げてるだけだろ。いいか? よく聞け。山田孝之はな、俳優を極めてたんだよ。極めたからこそバンドやってもプロデューサーやってもブランド立ち上げても認められるんだよ。極めた者の言葉には説得力があるんだよ。魂があるんだよ。お前の発言には、これっぽっちも信念がないんだよ。誰もお前の言うこと真に受けてねぇよ」くらい言ってほしかった。

 なんかちょいちょい翔平が流佳に「デートどうだった?」「もっとこうしなよ」とかアドバイスするんですけど、流佳も右から左に受け流していますからね。一応年上の意見だから聞いてるフリはしてますけど、それくらいスカスカの発言が続いてます。あの天ぷら事変(記事参照)がなければ「年下のことめっちゃ気遣うじゃん、翔平」って思うんですけど、もう全然応援できない。(上から目線でモノ言いやがって)くらいしか思えないのです。テラスハウスって昔から「口は災いのもと」ということを教えてくれる教育番組の要素があります。

 4話目のラスト。これっぽっちも盛り上がらなかったケニーと春花のデートを尻目に、トランプで遊ぶ流佳と莉咲子。“負けたほうが何かひとつ、一生言うことを聞く”というルールで流佳に勝った莉咲子は「一生、遊んでほしい」と願います。これ、ポジティブこじらせた僕なんかが聞くと、完全に告白ですからね。もう本当に来週帰ってほしい。流佳のボロが出る前に、莉咲子が傷つく前に、美しい2人のままエンディングを迎えてほしいと願います。

 最後に、スタジオのMC山里亮太さんが蒼井優さんと結婚しましたね! YouTubeの「テラスハウス山チャンネル」で「童貞警察として、流佳が偽装童貞だった場合は死刑ですからね」とボロクソにこき下ろす姿は最高です。コメント欄も「流佳のこと散々言ってきたのに自分は裏でこそこそ蒼井優かよ!」といった秀逸な書き込みで埋まっています。テラスハウス本体よりも面白い時があるので、未見の方はぜひ!

◆毎週火曜日更新中『TERRACE HOUSE TOKYO 2019-2020』<https://www.netflix.com/jp/title/80174280>

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TOKIO・松岡昌宏、「聞き入っちゃうね」「天才」と“話術”をベタ褒めした後輩は?

 TOKIO・松岡昌宏がパーソナリティを務めるラジオ『TOKIO WALKER』(NACK5)。6月9日の放送は先週に引き続き、ジャニーズ事務所の後輩であるジャニーズJr.内ユニット「MADE」の冨岡健翔、秋山大河、福士申樹、稲葉光をゲストに迎えた。今回は「ジャニーズ内でトークがうまい人」について話が及び、松岡も自身の考えを披露した。

 松岡は4人に「今、Jr.とかだと誰がよくしゃべるの? デビュー組でもいいや」と質問すると、まず秋山が「河合くんとかやっぱ、おしゃべりが大好きっていうイメージは……」と、A.B.C-Z・河合郁人の名を挙げる。また同世代だと、Jr.内ユニット「Snow Man」深澤辰哉に“おしゃべり”なイメージがあるという。それを聞いた松岡は、「河合はだって、ちょっと鍛えられてるからね」と納得。

 続いて稲葉は、「本当にすごいなと思ったのは、Kis-My-Ft2の宮田俊哉くん」と明言。松岡は「“アニメオタク”なヤツでしょ?」と呼応するも、「あいつ、テレビで生かされてないね、それ! そう言っておかなきゃダメだね、宮田に。面白いの? あいつ」と疑っており、宮田のトークスキルにはいまいちピンと来ていないよう。

 そして冨岡が嵐・櫻井翔の名を挙げると、「翔のしゃべりはさ、またちょっとさ、何て言うのかな……重みがあるじゃん」とこれまでとは違う反応を見せる松岡。続けて「いろんなことを、ちゃんと自分で吸収してんじゃん」と櫻井の勉強熱心な一面を明かすと、冨岡も「一度お話しさせていただいた時に、オフなのに仕事の日より忙しいみたいなことを(言ってた)」と、櫻井のストックな姿勢を称賛。それを聞いた松岡も、「そこだよな、あいつの重さは。休みの日なんて俺、ヨダレたらして寝てるもんね!」と感心していたのだった。

 最後に福士は、KAT-TUN・中丸雄一の名前を挙げ、一人舞台で見せたトークや“客いじり”が見事だったと話すと、松岡も「(話の)持っていき方とね。あと自分の空気作りっていうのかな、あと空間を作るやり方がね、中丸独自のやり方でやっちゃう」「うちで中丸の“間”を持ってる人はいないかもしれないね。確かに、ちょっと(話を)聞き入っちゃうね」とベタ褒め。

 松岡はさらに、中丸が得意とする“ボイスパーカッション”をムチャ振りしたときのことを思い出し、「『ボイパやって最後何か言え』みたいなさ、あんな雑なフリしても、ちゃんと1回飲み込むもんね」とその対応力を絶賛。福士が「天才だと思います!」と言うと、松岡も「確かにね」と同意していた。

 MADEの4人のおかげで、松岡が後輩をどのように見ているかよくわかった今回の放送。かなり貴重な回だったのではないだろうか。
(小沢由衣子)

磯野貴理子、離婚後も元夫と“同居”報道に「きちんと別れて」「早く追い出すべき」と指摘

 5月19日放送の『はやく起きた朝は…』(フジテレビ系)内で、24歳年下の夫・高橋東吾氏との離婚を発表した磯野貴理子。しかし、6月11日発売の「女性自身」(光文社)によると、離婚して3週間たった今も2人の“同居生活”は続いているそうで、ネット上には「きちんと別れたほうがいい」「貴理子さんのこと完全にナメてるでしょ?」と、高橋氏に対する批判の声が続出している。

「番組内では、高橋氏から『自分の子どもがほしい』と切り出され、離婚に至ったことを磯野自ら明かしています。そのため、離婚を持ち出しておきながら、いまだに家を出ていかない高橋氏に対し、ネット上では『どういう神経してるの? ふざけるな!』『元々クズっぽかったけど、ここまで来ると本当にひどい』『どこまで貴理子さんを利用するつもりなの?』と、怒りの声が噴出しています」(芸能ライター)

 磯野は現在55歳とあって、離婚理由については「正直、浮気よりキツイと思う。同じ女性として胸が痛い」「反論せず受け入れた貴理子さんの気持ちを考えると、本当につらい……」と、同情の声が寄せられていた。

「12年に高橋氏と再婚した磯野は、14年に脳梗塞を発症。このとき、高橋氏が献身的に支えてくれたようで、磯野はその後のインタビューで『本当に感謝している』と語っています。彼に対して相当恩義を感じているようですが、ネット上には『別れたんだし、早く家から出て行ってもらった方がお互いのためだと思う』『自分のためにも、きっぱり関係を断ち切った方がいい!』『貴理子さん、ちょっと優しすぎると思うなあ……』など、磯野を心配する声が多数上がっている状態です」(同)

 また、「このまま元夫がマンションに居座りそう」「磯野が元夫に甘いからこうなったのでは?」という指摘も。

「はっきりしない2人の状況にモヤモヤしてしまうネットユーザーは多いようで、『息子のようにかわいがってるのかもしれないけど、離婚したなら家から追い出すべき』『甘やかしたらダメだよ! どんどんクズになっちゃうから』『ここでズルズルいくのはお互いのためによくないと思う。ここは貴理子さんが先手を打たないと』と、発破をかける声も聞こえます」(同)

 外からはわからない事情があるのかもしれないが、お互いのためにも、早く新しい一歩を踏み出してほしいものだ。

関ジャニ∞・村上信五、嵐メンバー“上位独占”のランキングを「しょうもな!」とバッサリ

 関ジャニ∞・村上信五が司会を務めるバラエティ番組『月曜から夜ふかし』(日本テレビ系、6月11日放送)にて、村上が嵐のメンバーに“嫉妬心”をむき出しにする場面があった。

 今回は「USJ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)デートしたいジャニーズランキングが発表された件」というトークテーマが登場し、村上は「これは言うとくけど、俺、上位の自信があるわ!」と宣言。マツコ・デラックスが「ないないない」と否定し、観覧客も「え〜……」と苦笑する中、村上だけは「ある!」と自信満々の姿勢を崩さない。

 「(ジャニーズは)あんなにいっぱいいるのに、なんでわざわざお前選ばきゃいけないんだよ!」とマツコがツッコむと、村上は「まあでも、むちゃくちゃ奢るで!」と、“金にモノを言わせる”手法を取ると明言。「そんじょそこらの(ジャニーズ)Jr.と違うで、そんなもん」と息巻く村上に対し、マツコは「わかったわかった、じゃあ(自分は)何位に入ると思う?」とたしなめつつ質問した。

 このアンケートは某ニュースサイトで実施されたものらしく、関西に住む10〜30代の女性100人を対象に行われたとのこと。これを確認した村上は、「いいっすか、予想。1位!」とドヤ顔。観客が「え〜!?」とどよめくと、村上は「お前ら、(結果を)見てひっくり返れ!」と挑発していたのだった。

 この自信は一体どこから来るのかというと、デートスポットが「関西」「USJ」ということで、村上は自分に「地の利」があると考えたよう。それを聞いたマツコが「そんなに1位って言ってんだから、1位から見ちゃいましょ、そしたら」と反応すると、村上は急に冷静になって「(選んだ)理由から見ていこう」と進言。

 1位を選んだ理由は「ニコニコ笑顔が素敵」、2位が「レディーファースト徹底してそう」、そして3位は「頭がいいし、優しそう」と「関西出身で詳しそう」がタイになっており、2人選ばれたことが判明する。マツコは「入るとしたらここしかないよね」と3位を指し示すも、村上は「1位やろ! いやいや、俺の魅力! ニコニコ笑顔やろ!?」と譲らず、観覧客は大爆笑。

 いよいよ順位が発表され、2位が嵐・松本潤だとわかると、“関西”にまったく関係がない人物の登場に、村上は「雲行き怪しいな……」と動揺を隠せず。続いて3位の発表で、嵐・櫻井翔と村上の名前があるのを確認すると「まあまあ、でも(櫻井と)並んだ、並んだ!」と大喜び。しかし、嵐・相葉雅紀が1位だと発表されると村上の態度が急変し、「しょうもないアンケートや!」とバッサリ。そんな村上に対し、マツコが「お前、この一角に3位で入り込んでるんですから」「すごい奇跡ですよ!」とフォローを入れ、村上も「これはもう、ありがたい!」と納得していた。

 国民的アイドル・嵐のメンバーと肩を並べることができ、内心かなりうれしそうだった村上。この調子なら、1位に輝く日もそう遠くはないのかもしれない。
(小沢由衣子)

フジ『グッディ』が吉本闇営業報道で恣意的編集!? ザブングル「くやしいです」は永久に見納めか

 10日放送のフジテレビ系『グッディ』が、雨上がり決死隊・宮迫博之ら吉本芸人による闇営業騒動を報道。その中で、お笑いコンビのザブングルの写真が不自然に弾かれる恣意的な編集が見られた。

 同番組は、問題の宴会に参加していたと見られるX氏が、2014年12月27日にTwitterに投稿した写真を紹介。VTRでは、「『凄まじい忘年会だた。芸人いっぱいきたw』このコメントと共に、Twitterに投稿されていた3枚の写真」とのナレーションと共に、マイクを持って宴会を盛り上げる宮迫の写真、カラテカ・入江慎也とロンドンブーツ1号2号・田村亮が写る写真、ハードゲイキャラに扮したレイザーラモンHGの写真が放送された。

 しかし、X氏のTwitterを見る限り、投稿写真は3枚ではなく、ザブングルの2人がマイクでしゃべっている写真を加えた4枚。しかも、別々に投稿されたわけではなく、1回のツイートで同時に4枚の写真を投稿している。

 なお、この宴会は2015年6月16日に警視庁特殊部隊が一斉摘発した大規模詐欺グループが開いたものだが、X氏のTwitterもこの日を最後に更新がストップしている。

「入江に直撃取材をするなど、騒動を詳細に伝えていた『グッディ』ですが、4枚あるはずの写真を、なぜわざわざ『3枚』と伝えたのか? それは、ザブングルが吉本興業ではなくワタナベエンターテインメント(以下、ナベプロ)の所属だからでしょう」(芸能記者)

 この闇営業について最初に報じた7日発売の「フライデー」(講談社)は、参加した芸人の集合写真を掲載。明らかに「くやしいです」の顔芸中のザブングル・加藤歩と相方の松尾陽介の姿が見てとれるが、名前の記載はなく「あまり売れていない芸人2~3人」という表現に留まっている。

「講談社はナベプロと蜜月関係にあることから、忖度してしまうのも理解できますが、このTwitterの写真についてはフジテレビの独自取材のはず。4枚あるはずの写真を、3枚と不自然に改ざんしていいものでしょうか?」(同)

 この闇営業に参加した田村亮は、9日未明のMBSラジオ『オレたちゴチャ・まぜっ!~集まれヤンヤン~』で当日の経緯を細かく説明し、謝罪。しかし、そこでもザブングルの名前は出てこなかった。

 とはいえ、現在、加藤のTwitterには、「入江さんの闇営業の件、謝罪したらどうなんですか?」「いくら貰ったんですか?」「売れてない芸人扱いされて、おまえくやしくないんか!」といったリプライが相次いでいる。

「吉本興業は、暴力団関係者との交際を理由に引退した島田紳助をはじめ、これまでも所属者の黒い交際がたびたび報じられてきましたが、近年のナベプロは必死にクリーンなイメージを保ってきた。また、スキャンダルへの手回しは一流で、クロもシロに変えてしまう力を持っている。今回は、この騒動の落とし前として、ザブングルが業界からひっそりと追放されてもおかしくありません」(同)

 フジテレビ系『さんまのお笑い向上委員会』で、「魔王ザブングル加藤完全復活!」と題しフィーチャーされたばかりのザブングル。しかし、再ブレークへの期待も束の間、メディアで「くやしいです」を見る日はもう来ないかもしれない。

V6・三宅健、「いい加減やってくれよなって思ってますよ!」とV6コンサートを熱望のワケ

 V6・三宅健がパーソナリティを務める『三宅健のラヂオ』(bayfm)。6月10日深夜の放送では、三宅が2017年を最後に開催されていないV6のコンサートについて言及した。

 6月5日に51枚目のダブルAサイドシングル「ある日願いが叶ったんだ/All For You」を発売したV6。「ある日願いが叶ったんだ」のミュージックビデオは、映画『借りぐらしのアリエッティ』(2010)の主人公・アリエッティのように小さくなったV6メンバーが、人々の願いを叶える“叶え人”として登場し、ファンタジー要素あふれる世界観を打ち出している作品だ。

 その世界観について三宅は、「ある一定の世代の方にしか伝わらないと思いますけど、『奇面組』の一堂零扮するV6たちという感じで、小ちゃくなって……」と、1980年から「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載され、一世を風靡したギャグ漫画『ハイスクール!奇面組』の登場人物のようだと明かし、「かわいらしいPV」になったと宣伝。

 また、「All For You」は全編英語の歌詞のダンスナンバーで、V6の振り付け師としてお馴染みのダンサー・YOSHIE氏がダンスを手がけたそう。三宅はこのダンスについて、「YOSHIEさんの振り付けって、ソウルダンスが入ってきたりするんですけど、今までの僕たちの振り付けの中にソウルダンスの振り付けが入ってたことはないんで、難しいんですよ」と正直に明かしていた。

 そんな中、三宅は近年発売されるV6のシングルを振り返り、17年に発売された47枚目のシングル「Can’t Get Enough」から、「KEEP GOING」(18)「Right Now」(19)「All For You」(19)と、「いつもだったらアルバムとかカップリングに入れられちゃうのが、メインシングルで出せるようになったんだー、なんて思ってて喜んでたわけよ」と語る。三宅は、以前に比べてシングルの選曲が“通好み”に変化してきた、と感じているようだ。

 そして「これはもう、早くコンサートするしかないね! いつやるのか知らないけど。いい加減やってくれよな……いい加減やってくれよな! って思ってますよ」と言い出し、「良い曲がね、揃いも揃っちゃってるんでね。いつかのコンサートのために」と、コンサート開催を熱望していたのだった。

 この放送にネット上では、「ホントそれ! 早くコンサートやってください!」「健くんの願い、ファンの願いが叶いますように! 関係者各位、何卒よろしくお願い致します!」「いつツアーが始まってもいいように準備しておきます! いつでもお知らせ待ってます!」と、V6のコンサートを待ち望むファンのコメントが相次いでいた。

フジ『ザ・ノンフィクション』とNHK『彼女は安楽死を選んだ』:難病女性が選択する生死

 NHKの金曜夜の人気ドキュメント番組『ドキュメント72時間』に対し、こちらも根強いファンを持つ日曜昼のドキュメント『ザ・ノンフィクション』(フジテレビ系)。6月9日放送のテーマは「それでも私は生きてゆく」。難病、ALS(筋萎縮性側索硬化症)を発症した美怜(37歳)が、徐々に自由が利かなくなる体を抱えつつも、外に出て人と会い活動的に生きる日々を追う。

あらすじ:29歳で全身の運動神経が動かなくなっていく難病「ALS」を発症

 全身の運動神経が徐々に機能しなくなっていく難病、ALS。国内には患者が9,636人いる。横浜国立大卒で地域活性の仕事をバリバリ行っていた美怜は29歳でALSを発症し、2年で歩けなくなり車いす生活になる。その後も、胃に穴を開けて直接栄養剤を送る「胃ろう」をつけるなど、体の自由は年々利かなくなっていくが、美怜は飛行機乗ってALS患者に会いに行ったり、好きなバンドのライブに30回も 行くなど活動的に日々を過ごす。

美怜が恐れるALSの「閉じ込め状態」とは

 取材は美怜がALSを発症し3年がたった2016年から行われた。取材当初から美怜は手足を動かせず、食事は口元までスプーンを持ってきてもらい、喉には発声器を着け会話をしていた。

 19年の春まで何回か取材が重ねられていく中、美怜の症状は目に見えて重くなっていく。自力で食べ物を飲みこむことができなくなり胃ろうを装着したほか、会話も困難になったことから、文字盤を見る目の動きを読み取ってもらう方法に代わった。番組の最後では顔の筋肉も弱まり、取材当初にはよく見られた笑顔がなくなり、文字盤でのコミュニケーションにも時間がかかるようになった。

 美怜の父親はALSを残酷な病気であり、見ているだけしかできないと話していた。視聴しているだけの私が痛ましいなどと、とても言えないような重い現実だ。

 ALSの症状がさらに悪化すると、目を開けることもできなくなるという。真っ暗な中、体を動かせず、話すことも表情を作ることもできず、外界に対し自分の意思や気持ちを伝える手段がまったくないのに、本人の感覚と思考といった「意識」だけはしっかりしている。この「閉じ込め状態」を美怜は「一番怖い」と恐れていた。

 番組の中で、美鈴は「自分で自分の終わりを選ぶ権利があってもいいんじゃないかな。閉じ込め状態の中でずっと生きていかなきゃいけないのはつらい」と話していたが、番組の最後には「私はこんな体ですがALSが治ることを信じています。そのために必死で生きています」と文字盤を使って話していた。どちらも本心なのだろう。

 美怜はALSを発症してから4年後に一度、重大な決断をしている。筋力が低下し呼吸がしにくくなったため、喉に穴を開け人工呼吸器をつけるか、つけないかの選択を迫られたのだ。呼吸器をつけないと余命は3カ月であり、美怜は呼吸器をつけることを選んだ。なお、ALS患者の約7割が、その手術をしないで死を迎えるという現実があるという。家族の負担が増えるのが大きな理由の一つだともいう。なお、一度呼吸器をつけたのちに「閉じ込め状態」になると、日本においてはその後、呼吸器を外すことはできなくなる。 日本では安楽死が認められていないためだ。

 この番組の少し前にNHKのドキュメンタリー番組「NHKスペシャル」で『彼女は安楽死を選んだ』という内容が放送され、50代の日本人女性・ミナがスイスで安楽死するまでの日々を伝えていた。ミナは多系統萎縮症というALS同様に治療法が確立されていない難病患者で、車椅子で生活している。ミナを受け入れたスイスの安楽死を行う団体は、日本からの申し込みが今年はすでに6件あり、急激に増えていると話していた。なお、安楽死を実行するには「回復の見込みがない」など、いくつかの条件がある。

 NHKスペシャルによると、世界で安楽死を行っている国はカナダ、コロンビア、スイス、ルクセンブルク、ベルギー、オランダで、アメリカとオーストラリアは一部の州でのみ認められているという。一方、日本において安楽死は殺人扱いとなり、医師が罪に問われた事件もある。そうした背景を踏まえ、日本では安楽死に関する議論が避けられていると同番組は伝えた。ミナ自身、「自分で死を選ぶことができるということは、どうやって生きるかということを選択することと同じくらい大事なことだと思うんです。私の願いでもあるんですよ。安楽死をみんな(日本)で考えることは」と話していた。ミナはスイスでの安楽死という選択肢を知る前に、病状を悲観し自殺を図ったこともあったが、筋力の衰えで未遂で終わっている。自分で死ぬことができないつらさがあった上で、ミナはスイスに行ったのだ。

日本に安楽死という選択肢があればできたこと

 NHKスペシャルにおいて特に考えさせられたのが、スイスの病院で医師がミナにかけた、「もし彼女(ミナ)がスイスに住んでいて、長距離移動をしなくて済むのなら、こんな早く死を選ばなくても良かったはずです」という言葉だ。スイスまで移動できる体力のあるうちに死を選ぶ必要がミナにあった。

 もう少し家族と過ごせたはずのミナが下した切実な決断を前にすると、現在の日本は「安楽死の是非」を議論する以前の状況にあると思える。長寿国で死が身近なのにもかかわらず、死にフタをしているように感じるのだ。死のことなんて誰も考えたくないだろうが、考えないゆえのひずみで苦しむ人がおり、そして明日、自分や家族がそこで苦しむ可能性だってある。

 「私が私であるうちに安楽死をほどこしてください」と「私が私らしくなくなる」ことを恐れて安楽死を選んだミナの決断も、そして『ザ・ノンフィクション』の番組最後で、ALSが治ることを信じ、好きなバンドのコンサートに足繁く通うなど、生きる楽しみを追いかける美怜の決断も、両方が正しく私には見えた。

病気になったときに自分を支える二つのもの

 美怜とミナ、二人の決断はある意味で正反対に見えるが、両者には共通点もあるように思う。「愛情(家族)」と「お金」という、二つの大切な土台がしっかりしている様子に見えたのだ。

 まず「愛情(家族)」だが、それぞれの家族は二人のことをかけがえなく思っているのが伝わり、年月で培われた愛情や信頼を感じた。美怜の病気を残酷だと話した父親は、普段のテンションはどこかとぼけた味のあるおじさんで、ツッコみ役の母親とともに家族の雰囲気には温かさがあった。美怜が活動的に生きているのは、この両親の存在が大きいのだろう。一方、両親の離婚で年の離れた姉二人に可愛がられて育ったミナも、最期まで姉たちが寄り添い、大切な人たちに看取られ最期を迎えていた。

 そして「お金」についてだが、介護要員つきで飛行機で外出する美怜も、スイスで安楽死を選んだミナにしろ、どちらも金銭的都合がつかなければできないことだ。

 なにも難病に限らず、日本において病気になった時や老年の最期のとき、「愛情(家族)」と「お金」という二つの土台がないと、「自分で最期を選び看取られ亡くなる(ミナの選択)」ことも、「活動的に生きる(美怜の選択)」ことも選べないのだ。そうして「困難な体を抱え、孤独にただ時を過ごす」という選択肢になってしまうのだと、当たり前すぎるのだが、あらためて思う。

 次回のザ・ノンフィクションは昨年も大反響のあった人気企画『シンデレラになりたくて…2019 ~前編~』。公開美容整形オーディション『整形シンデレラ』に賭ける女性たちとその家族を追う。

石徹白未亜(いとしろ・みあ)
ライター。専門分野はネット依存、同人文化(二次創作)。著書に『節ネット、はじめました。』(CCCメディアハウス)。
HP:いとしろ堂