皇后雅子さま称賛の「手のひら返し」に透ける日本人の本音

 4月1日の新元号発表前から、日本は軽く浮かれていた。元号が変わることや、そこで何かの流れが変わるというあいまいな期待感から来るもので、新しい天皇皇后に対して特別大きな期待を持っていたわけでもなかった。

 それが、トランプ大統領夫妻の来日を機に、潮目が変わる。新皇后の雅子さまが脚光を浴びた。6月1日の名古屋での公務「第七十回全国植樹祭」でも、沿道に若い世代のファンが多くみられたという。

長い不遇の時代を乗り越えての復活劇
 これまで雅子さまに対して特別大きな期待をしていなかった人が多かったのは、やはり現在もご療養中であることが大きかっただろう。

 2003年12月に帯状疱疹で入院し、翌年に適応障害と発表されてから療養生活を送っていた雅子さま。それから16年、今も体調には波があるということで、宮内庁の医師団は全快したとの発表はしていない。

 慣れない皇室の慣習、男子のお世継ぎをひたすら求められるプレッシャー、そのために海外へ行くことを制限され、味方のはずが実は敵という旧態依然の宮内庁の対応……。外務省のキャリア官僚の中でも北米局という花形部署で活躍していた独身時代とは違い、かごの中の鳥のようになってしまった雅子さまを、最初こそ気の毒に思っていた国民も、ご療養の長期化により冷めた反応になっていった。

 ご公務に関しては、特定の国の大使としか外交をしない、特定の団体の時しか出席しないなど、選り好みをしているのではないかという批判もあった。

 愛子さまの教育方針についても、同伴登校を続けたり、不登校を容認するなど、母子の関係が近すぎる、過保護で不健康とバッシングされた。平民ではなくなったのにご実家の小和田家によく帰るのは甘えだ、との見方もあった。

 上述したようなバッシングは、この16年間の週刊誌報道からも明らか。しかし不遇だった雅子さまが、アメリカとの外交という大きな舞台において鮮やかに活躍されたことで、一気にスポットライトが当たるようになった。雅子さまのイキイキとしたご様子に、世の中は手のひらを返して絶賛した。

救世主の登場
 皇室外交が大成功というニュースが入ってきたのは、トランプ大統領の来日後、安倍首相がアメリカのいいようにされているといった不満が噴き出たその直後だった。

 天皇皇后両陛下を前にしたトランプ大統領はいつになく上品な態度で、かつ親しみを感じさせるリラックスした表情をしていた。クールな印象の強いメラニア夫人に笑顔が見られたことにも、人々は感嘆した。雅子さまと一緒に声をあげて笑うような場面もあったという。

 両陛下の英語力についてトランプ大統領が驚いたという報道もあり、ようやくトランプ大統領と渡り合えるような存在が出現したという痛快さを国民は感じた。もちろん、天皇は日本の象徴であり、政治的な権限は憲法で制限されているが、今回の皇室外交が国と国との関係になんらかのポジティブな影響を与えるだろうという期待感を抱かせたことは確かだ。

 トランプ大統領から雅子さまに対し、「メラニアは皇后陛下を大変尊敬しています」という発言もあったとも報じられた。雅子さまの発言やふるまい、態度からにじみ出る品格、知性、心遣いなど人間力すべてが評価されたことをうかがわせる。

 皇后になられたことで、ご成婚の頃も盛んに書かれていたが、改めて雅子さまのバックグラウンドに注目が集まった。父親が外交官という家庭環境のなか、田園調布雙葉学園で小・中・高と過ごし、アメリカの高校からハーバード大へ。卒業時には、経済学部で3人だけが選ばれる優等賞を受賞。その後東大を途中退学して外務省に入省、途中オックスフォード大学に留学するという、一般人がお嬢様やエリートを思い浮かべるときの像を大幅に振り切るほどのハイスペック・ハイキャリアぶりに人々はため息をつくばかりだ。

 改元に際してテレビ各局はご成婚前の映像を多く流したが、それを見ると、当時の記憶よりも数段美しい雅子さまの姿に目を奪われる。日本語を話していても英語を日常的に使っている人独特のアクセントがあり、それもキャリアウーマンらしさを演出していた。

未だに「英語力」への注目度が高い日本
 両陛下とトランプ大統領夫妻との会見を伝えるネットニュースのタイトルは、以下のようなものが並んだ。

「両陛下、トランプ米大統領夫妻と英語で会話」

「両陛下、国際公務デビュー トランプ夫妻と英語で歓談『強い友情の絆』」

「令和時代の新皇室像、英語でトランプ夫妻と語り合う」

「トランプ氏と両陛下が会見 代替わりや相撲を英語で懇談」

 さらにツイッターでは「#通訳なし」が一時トレンド入りするといった事態。

 この現象に、違和感を抱いた人もいただろう。両陛下は国際的な場面におけるトータルなコミュニケーション能力が優れているのに、いまどき英語力の称賛がメインに来るのは時代錯誤ではないのだろうか。ここに日本人の英語コンプレックスの根深さを改めて感じる。

 通訳を介することで生じ得るタイムラグ、人を間に挟む奇妙さ、ニュアンスの微妙なずれ、そういったものを取っ払って軽やかに話すことができた。それは大きなことだ。特に雅子さまは、外務省北米局に勤務していた頃はアメリカ通商部との国際交渉で通訳官を務めたほどの英語力だ。

 雅子さまは、ニューヨークの幼稚園、ボストン郊外の高校、そしてハーバード大学などでアメリカの英語に接している。とはいえ英語は、海外に暮らしただけで上達するようなものではない。さらに雅子さまは、スペイン語、フランス語、ドイツ語、ロシア語などにも堪能だという。語学に才能があり、数カ国語を操る人をリンギストというが、幼少期からの環境、才能、努力が合わさり、日本人には珍しい語学の達人となった。

 誰でもできることでは決してないものの、多くの日本人は、特に英語を流暢に操ることに対して惹きつけられてしまい、ネットでも大絶賛が沸き起こった。

「あぁ、もう本当に雅子さまかっこいい」

「嬉しいし誇らしい!」

「どこに出しても恥ずかしくない」

 両陛下は、皇太子皇太子妃の時代から、現在のような姿を目指してたゆまぬ努力を続けてこられたことだろう。語学力や国際的な視点は、今の時代の外交に当然必要な能力ととらえていたのではないだろうか。

 対して、日本国民の英語力はどうだろうか。16カ国に語学学校を持つ世界最大規模の国際教育機関「EF(イー・エフ・エデュケーション・ファースト)」が毎年発表しているEF英語能力指数ランキング(EF EPI)によれば、2018年の日本は、88カ国および地域中49位だった。

 「非常に高い」「高い」「標準」「低い」「非常に低い」とレベルが分けられるなか、「低い」に属している。2011年は14位で標準だったのが、徐々にランクが落ちて行って、2016年から「低い」に属しているという。

 近隣の国々をみてみると、韓国は31位、中国は47位、台湾が48位と、いずれも日本よりは上位にある。

 わずか2位上の中国では、両陛下がトランプ大統領との会見で通訳を介さなかったというニュースを受け、以下のような反応があったという。

 「今の世の中、2カ国語以上話せないのは米国人だけ」

 「トランプ氏が日本語で話しかけるべき」(Record China)

 日本人もせめてこのような強気なメンタルを持てたらと思うが、なかなか難しいかもしれない。

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介護施設は虐待が心配――生活が破綻寸前でも母を手放せない娘【老いゆく親と向き合う】

“「ヨロヨロ」と生き、「ドタリ」と倒れ、誰かの世話になって生き続ける”
――『百まで生きる覚悟』春日キスヨ(光文社)

そんな「ヨロヨロ・ドタリ」期を迎えた老親と、家族はどう向き合っていくのか考えるシリーズ。第4回では、介護休暇を取りづらくなった福田さんの話を紹介した。仕事と介護の両立は簡単なことではない。今回は介護離職が目の前に迫っている女性から話を聞いた。

休暇制度はすべて使い果たした

 斎藤雅代さん(45)は、介護離職ギリギリのところにいる。

「昨年1年間で有給休暇と介護休暇、会社独自の休暇制度は全て使い切りました。うちの会社は比較的、このような制度が整っているのですが、それでも母を介護するには全然足りません。今年も、すでに有給も介護休暇も使ってしまいました。上司からは、『これ以上休みが続くと、会社としてもあなたを守り切れない』と言われています」

 斎藤さんは独身。両親とやはり独身の弟がいるのだが、その弟も精神疾患で仕事を辞め、療養中だという。80代の父親は要介護認定は受けていないものの、高齢で足腰が弱ってきている。母親は要介護4。脳梗塞で半身まひ、言語障害があり、認知症も進んでいる。

「自宅は古くて狭いうえ、父親と弟がゴミをため込んでいて、車いすの母親が生活できる状態ではありません。そのため、近くにアパートを借りて母と私はそこに住んでいます」

 母親は週5日デイサービスに通っているが、朝は朝食を食べさせ、様子を見てから出勤する。体調が悪ければ病院に連れていくので、会社を休まざるを得ない。出勤できても、会社に着くのは昼近く。フレックス勤務が可能とはいえ、それから8時間働くと終業は午後8時になる。帰宅して母親を寝かせたあと、父親と弟の様子を見るために実家へも顔を出すという毎日だ。

 夜中もしばしば母親に起こされる。しかも、斎藤さんの給料と両親のわずかな年金で、アパート代を含めて4人の生活を賄っているのだから、事態は一層深刻だ。斎藤さんが介護離職することになると、たちまち一家が困窮することは想像に難くない。

 在宅介護はもう無理なのではないか。母親を施設に入れる、ということが一番の解決策だ。誰もがそう思うだろう。「今のような生活を続けるのは身体的にも金銭的にも無理なのだから、お母さんを施設に入れた方がいい」と、上司からは何度も説得されているという。でも、それだけはどうしてもできないと斎藤さんは言う。

「施設の職員による虐待が、たびたび報道されていますよね。きっとそれは氷山の一角。うちの母親も何をされるかわかりません。そんなかわいそうなことは、私にはとてもできません。今利用しているデイサービスも泊まりのサービスを利用することができるので、ケアマネジャーさんからは利用してみてはどうかと言われるのですが、その施設は昼と夜とで担当職員が替わるんです。夜の担当職員は母親と会ったこともない。そんな職員に任せるのは怖いです。それに深夜の職員はたった1人。それで目が届くわけがないじゃないですか」

 「施設に入れるのはかわいそう」と思い込み、自ら八方塞がりの状況をつくりだしてしまっているようだ。

 気になるのが、ケアマネジャーの対応だ。本来、斎藤さんが仕事を続けることができるよう、父親や弟のことも含めてうまく采配するのがケアマネジャーの役割であるはずだが、それができていないことは問題だ。そもそも、ケアマネジャーとの信頼関係が築けておらず、今の窮状を訴えることすらできていないのかもしれない。

「上司からは、ケアマネジャーを替えてみてはどうかとも言われました。でも、良いケアマネジャーをどうやって探せばよいかがわからないんです。一日一日、生活するので精一杯。ケアマネジャーを比較検討する余裕もありません」

 上司とは、そんな堂々巡りを繰り返しているようだ。上司としても社員をみすみす離職に追い込みたくないという気持ちはあるし、斎藤さんの苦悩もわかってはいるのだ。どうにかしてあげたいと思いながらも、斎藤さんの頑なな気持ちが変わらない限り、会社としても守りきれないというところまできているのではないだろうか。

 閉じてしまった斎藤さんの心を開かせる効果的な言葉はないものか――。そんなことを考えていると、また施設職員による入居者虐待のニュースが飛び込んできた。

坂口鈴香(さかぐち・すずか)
終の棲家や高齢の親と家族の関係などに関する記事を中心に執筆する“終末ライター”。訪問した施設は100か所以上。 20年ほど前に親を呼び寄せ、母を見送った経験から、 人生の終末期や家族の思いなどについて探求している。 

【老いゆく親と向き合う】シリーズ

父は被害者なのに――老人ホーム、認知症の入居者とのトラブル
・父の遺産は1円ももらっていないのに――仲睦まじい姉妹の本音
明るく聡明な母で尊敬していたが――「せん妄」で知った母の本心
認知症の母は壊れてなんかいない。本質があらわになっただけ

【介護をめぐる親子・家族模様】シリーズ

【マンガ】えっ、私の症状が「PMS」!? なんで気付かなかったんだろう【第71回】

「生理痛なんて、みんな一緒!」

1カ月ごとにやってくる、尋常じゃない腹痛・寒気・吐き気……。
周囲の言葉を信じて10数年も耐え続けた「生理痛」、医者にかかってみたらビョーキと診断されちゃった!?

30歳から治療を開始した「月経困難症」との向き合い方をつづる、日常闘病コミックエッセイ。

サラッと言われた

――「私の生理、病名がつきました。」は、毎週日曜更新になります。今後ともお楽しみに!

 

<著者プロフィール>

まお

月経困難症。体験した事や思った事を4コマ漫画にしています。自分の体、大切な人の体を考える事や、行動する事のきっかけになればうれしいです。ポジティブに生きてるオタク。



<バックナンバーはこちら>

第1回~第10回まとめ読み……私の生理、ビョーキでした!?
第11回~第20回まとめ読み……ピル服用、7カ月の間に起きたこと
第21回~第30回まとめ読み……ピル服用で「不正出血」が止まらない!?
第31回~第40回まとめ読み……「生理を知らない成人男性」って実在したの!?
第41回~第50回まとめ読み……卵巣に「のう腫」が見つかったらどうする?

【第51回】新しい職場で大寝坊!
【第52回】30代で更年期障害!?
【第53回】ピル由来と思しき「新たな症状」
【第54回】3度めの「低容量ピル」
【第55回】「不正出血」が起きたワケ
【第56回】ピルを飲むと太るって本当?
【第57回】「ピル太り」実録レポート!
【第58回】ピル太りに効いたダイエット方法
【第59回】自己管理できない人、じゃない!
【第60回】初めて知った「太った人」の辛さ
【第61回】「心無い言葉」への対処法
【第62回】引越し先、選ぶ基準は○○への距離!
【第63回】半年間で「卵巣のう腫」はどうなった?
【第64回】ピル処方、4度目の転院! 
【第65回】はじめての院外処方
【第66回】超・低容量ピルの結果は
【第67回】こんな医者はイヤだ!
【第68回】鎮痛剤、そんなにもらえるの!?
【第69回】派遣の条件は「休めること」!
【第70回】「謎の吐き気」がやってきた

判決目前「ピエール瀧」の復帰は早い!?――元女囚が「更生は可能」と思う理由

 覚醒剤の使用や密売などで逮捕起訴され、通算12年を塀の中で過ごした後、その経験を基にさまざまな活動を続ける中野瑠美さんが、女子刑務所の実態を語る「知られざる女子刑務所ライフ」シリーズ。

■ピエール瀧の執行猶予は間違いない

 6月18日、コカインの使用で逮捕されたピエール瀧さんの判決公判が開かれるそうですね。5日の初公判の傍聴券は倍率60倍だったそうで、さすが有名人はちゃいますね。ワイドショーは、逮捕の時ほどではない気もしますが、初公判の様子も相変わらずバンバンやってました。

 報道の感じやと、瀧さんは初犯で、反省もしているようなので、まず執行猶予は間違いないです。マスコミもそこはわかってるようで、ワイドショーも判決そのものより、裁判の様子や、瀧さんの「今後」に興味がある感じでしたね。

 瀧さんが今まで出演したテレビドラマや映画などへの損害は「億単位」ともいわれていますから、これはごっついと思いますが、むしろそれ以外は心配ない気もします。賠償のためにも、今までの作品をお蔵入りにしないで、少しでも瀧さんのお金になるようにしてあげてほしいです。ちゅうか、それがないと億単位の賠償はできないから、早めに解禁されるといいですね。

■パクられた時しか、やめるタイミングはない

 瀧さんの報道で思ったことを書きますね。瀧さんは、20代の頃からコカインにハマり、50代の今までミュージシャンや俳優として活動されてきたそうですから、巷では「コカインやってて30年も活躍できるなんて、もしかしてコカインはカラダにええのと違うか?」という冗談も出てましたね。

 でも、たとえばクスリ関係で逮捕された時の清原和博さんやASKAさんの顔は、ゾンビみたいな感じでしたか? 田代まさしさんは激ヤセの感じでしたが、あんまり見た目が変わるほどの依存症の人って、見たことないですよね。そんなアブない人なら、まず仕事をもらえないし、もっと早くにパクられていたはずです。

 とはいえ、本人はやめたくて仕方なかったでしょうから、パクられてほっとされてると思います。やっぱりパクられた時しか、やめるタイミングはないですよ。

 それでも、今後は瀧さんがコカインを目の前に置かれても使わずに済むようになるには、時間はかかるかもしれません。私もそうでした。覚醒剤でパクられてムショに行って、「ああもう今度こそシャブはアカン」と思うことの繰り返しでした。ようやく懲りて、今は目の前に注射器を置かれても、自信を持って断れます。

 それはなぜかというと、「守るもの」があるから。家族からも支えられながら、私も家族を守らなくてはなりませんし、今はお店もやっているので、お店の女の子たちも守らなくてはなりません。

 それに、NHKなどテレビにも何度も出していただいて、今は連載をさせていただき、本も出させていただきました。もし私がまたパクられたら、私を信じて取材してくれたり、連載をさせてくれているメディアの皆さんをも裏切ることになります。それだけは絶対にしたくないんです。まあそう思えるようになるまで、高い授業料を払ってきましたけどね(苦笑)。

 瀧さんも、損害賠償は仕方ないでしょうが、それ以外は大丈夫かなと思います。奥様が逮捕後も離婚せずに支えてくださっているそうですから、「居場所」はありますよね。やっぱり居場所があれば、クスリはやめやすいです。

 それに、お友達やご近所さんもやさしくしてくださっているそうですし、何よりも電気グルーヴのファンはみんな待ってますよ。もし今ライブに出られたら、超満員になるでしょう。「Shangri-La」くらいしか知らない私ですら、そう思います。

 ご家族やお友達、ファンなど「守るもの」と居場所、そしてお仕事があれば、瀧さんは復帰も早いと思います。がんばってほしいですね。

中野瑠美(なかの・るみ)
1972年大阪・堺市生まれ。特技は料理。趣味はジェットスキーとゴルフ。『ダウンタウンなう』(フジテレビ系)や『新・情報7daysニュースキャスター』(TBS系)などへの出演でも注目を集める。経営するラウンジ「祭(まつり)」

※この連載が本になりました!
女子刑務所ライフ!』(イースト・プレス)発売中です。

【テラスハウスデビュー】「目を閉じればセックス」莉咲子と流佳、際どすぎる会話への戸惑い

 見ず知らずの男女6人が、シェアハウスで共同生活する様子を記録したリアリティ番組『テラスハウス』。現在、Netflixにて「TOKYO 2019-2020」が配信中で、ファンは個性豊かな面々の恋愛模様を、一喜一憂しながら、固唾を呑んで見守っている。そんな『テラハ』を愛する“テラハウォッチャー”が、6月前半の配信分から、グッときた“名(珍)シーン”をピックアップし、思いのままにレビューする。

山ちゃん、結婚直前のビジネス非モテ(第4話)

 まずは、スタジオメンバーの南海キャンディーズ・山ちゃん(山里亮太)が女優の蒼井優と結婚した件に触れたい。第4話の配信は結婚発表の数日前。山ちゃんは、いつも通り非モテ・非リア充代表として、メンバーに悪態を吐いていた。

 「顔が赤くなってしまって女性とうまく話せない」というキャラで入居してきたものの、天性の女たらしっぷりでモテモテのアルバイト・流佳。その流佳を、山ちゃんは「こういうの一番嫌い! 女と話すと顔が赤くなるとか言って“俺たちの村”に入ってきて、クソ!」「圧倒的な敗北感で自分が嫌になってくる」と、“非モテの村”を荒らす者として糾弾していたのだった。視聴者の多くは、結婚報道を耳にしたとき、祝福するとともに「“俺たちの村”の村長ぶっておいて蒼井優と結婚とは! 流佳よりひどい村荒らしだ!」とも思ったことだろう。

 しかし、蒼井優もテラハファンとのこと。山ちゃんに幸せが訪れたことは本当におめでたい。将来の目標を聞かれた流佳が「ヒーローになりたいかな」と言ったシーンでは、山ちゃんは「いや、マジでそう思ってるなら人命救助の勉強とかしてんの? 介護の勉強とか。人の命を救いたいヤツがそれやってる? ライフセーバーの資格持ってる?」と素晴らしいツッコミを入れていた。蒼井優のハートを射止めても非モテメンタルは持ち続けて、これからも我ら村民を率いてもらいたい。

テラハ名物、味のあるおっさん新登場(第4話)

 入居者とはまた別に、湘南編の小嶋さん(菅谷哲也のアルバイト先「鎌倉ロコマート&ガーデン」のオーナー)、軽井沢編の富男さん(佐藤つば冴の父で、日本料理と蕎麦の店「冴沙」を経営)等、テラハには「味のあるおっさん」が登場する。今回の東京編でも、新たな味のあるおっさんが現れた。その名も大工の山田さん。俳優の翔平がアルバイトする内装工事現場の監督を務める山田さんは、ヒゲで角刈り頭、耳に鉛筆をひっかけ、竹原ピストルを彷彿とさせるTHE職人である。

 「俳優のほかにもいろいろやっていきたい」と話す自称・マルチな翔平を、「おめえ、相変わらずぼんやりしてんだね。全部やりたいって、そんなうまくいかねーっつう話だろ、おめえ」とバッサリ。翔平が「僕、器用貧乏みたいに言われたことがあったりして。でも、それはそれでいいのかもなって」と返すも、「おめえ、貧乏なだけで器用じゃねーけどな、言っとくけど」と鮮やかに追い打ちをかけた。素敵……。

 その後、地味にへこんでいる翔平にも人間味を感じた。山田さん、どうかこれからも定期的に登場して、翔平を大人の男にしてやってください。

莉咲子「入れてほしいの」
流佳「わかった」
莉咲子「いける? 裏の穴とかわかる?」
流佳「いける。痛かったら言ってよ。痛い? 入ってる?」
莉咲子「結構痛い」
流佳「ごめんね、ちょっと待って、一回抜く一回抜く」

 これは深夜のリビングで、流佳と流佳にメロメロ状態のフィットネストレーナー・莉咲子が繰り広げた会話である。莉咲子が、耳のピアスの穴が埋まってしまったため、ニードルでこじ開けてほしいと流佳に依頼したのだった。しかし会話だけ聞くと、かなり際どい。山ちゃんいわく「無茶苦茶だよ。もうこれは性交じゃないですか。皆さん、これ目を閉じると、もはやAVに感じますよ」。流佳、女子と話せないキャラはどこへ?

 その後も仲良く午前2時半までトランプでスピードをする2人。最後の対決が終わったあと、不意打ちで莉咲子は「付き合って」と流佳に告げる。「今なんて言った?」と確認する流佳に、莉咲子が「わかんない、寝ぼけてた」とごまかして第4話は終了した。たった4話で女子に告白させる流佳、なんて恐ろしい子……。

 この後の対応が吉と出るか凶と出るか、楽しみに待ちたい。

「死んでしまう可能性も」「悪質すぎる」動物虐待疑惑で大ブーイングされたテレビ番組

 ヤラセ疑惑が報じられるなど、番組の企画内容が物議を醸している『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)だが、5月26日放送のある企画が「動物虐待なのでは?」と批判を呼んでいる。

「この日、宮川大輔とロッチ・中岡創一はイギリス・ヨークシャー州の伝統競技『フェレット・レギング』に挑戦。その競技とは、お立ち台の上に乗り、フェレットをレギンスの中に入れ、長時間耐え続けられた者が勝利するというものでした。細い毛と鋭く尖った爪に悶絶する二人でしたが、これを見たネットユーザーからは『股間に入れられたフェレットが、本当にかわいそう』『強制的に動物を下半身に入れて遊ぶのはひどい』『海外で許容されていても、これを日本で放送できると判断したスタッフがおかしい』など批判が続出しました」(芸能ライター)

 「動物虐待」疑惑を指摘されたテレビ番組は、ほかにもある。19年2月27日に放送された『志村けんのだいじょうぶだぁ 春一番爆笑スペシャル』(フジテレビ系)もその一つ。ペット禁止のマンションで、小型犬の持ち込みを画策するというコントが疑問視された。

「志村が自身のズボンの中に犬を入れ、股間のチャックから犬の顔を出すという場面がありました。動物を“小道具”として扱ったことに、ネット上からは『他局で動物を扱う番組に出演している人がするコントじゃない』『下ネタに頼る設定も不快だし、それ以上に動物がかわいそう』『生き物を道具として扱うことが間違っている』と非難の声が寄せられました」(同)

 また、13年10月20日まで放送されていた、『ほこ×たて』(フジテレビ系)は動物虐待疑惑を認め、正式に謝罪している。

 12年10月21日放送の、「ラジコンカー VS サル」という対決の中で、「どんな物でも捕まえる猿軍団」がラジコンカーを追いかける姿が放送された。しかし、翌年の13年10月23日に「VSラジコンカー」シリーズに出演していた模型メーカー勤務の男性が、勤務先のホームページに別の捏造問題と合わせて告発文を掲載。ラジコンカーとサルの首を釣り糸でつなぎラジコンカーを引っ張ることで、あたかもサルが追い掛けているように見せる細工があったという。これを受け、フジテレビは「動物に大変配慮の欠けた行為に深く反省しています」と謝罪。

「フジテレビは捏造と動物虐待の事実を認めましたが、ネットユーザーからは『告発がなければ、動物虐待の事実を伏せていたんでしょ?』『首に釣り糸を巻き付けるって、どう考えたって虐待』『死んでしまう可能性もあり得たわけだし、悪質すぎる』と大ひんしゅくを買うことに。結局、告発から10日後、番組の打ち切りが決定しました」(同)

 動物を“道具”として扱う番組に、批判が集まることは当然のことだろう。
(立花はるか)

“土下座”が物議を醸した芸能人――「こんな姿見たくなかった」「ファンが気の毒」

 大麻取締法違反の罪で逮捕、起訴された元KAT-TUN・田口淳之介。6月7日の保釈時には、報道陣の前で謝罪の言葉を述べた後、“土下座”をする一幕もあったが、業界内外から賛否両論が寄せられた。

「田口は5月22日、交際相手の元女優・小嶺麗奈と住んでいた都内のマンションで乾燥大麻を所持していたとして、揃って逮捕されました。今月5日に起訴された2人は、7日にそれぞれ保釈保証金300万円を納付。拘留先の東京湾岸署から保釈された田口は、午後7時過ぎに報道陣の前に現れ、『このたびは私が起こしました事件でみなさまにご心配をおかけし、誠に申し訳ございません』などと謝罪。最後は地面に頭を付けて20秒近く土下座し、反省の意を示しました」(芸能ライター)

 この様子はメディアでも大きく取り上げられ、芸能人もこの話題についてさまざまな見解を述べていた。

「例えば、10日の情報番組『バイキング』(フジテレビ系)では、番組MCの坂上忍が『大げさに映ってしまってしまうところはある』とした上で、『田口くんの場合は、薬物を断つっていうことは、小嶺さんと別れなきゃいけない』『自分でその覚悟を課すっていうことは、このくらい謳い上げるってのも、なんかアリなのかなっていう気がしました』などと持論を展開。これについて、ネットユーザーの間では『土下座はパフォーマンスにしか見えなくて、逆に安っぽい』『ファンはこんな姿見たくなかっただろうに……』といった声が飛び交っていました」(同)

 そんな田口がKAT-TUNに在籍していた頃、メンバーの亀梨和也による土下座が報じられたこともあった。

「2015年6月に行われたKAT-TUNのファンミーティングで、騒がしい女性ファンに対し、亀梨が『お願いですから、静かにしてください』と土下座した……という報道がありました。当時、ネット上には『亀梨くんに土下座させるなんて、そんなヤツをファンとは呼べない』『亀梨くんやメンバー、純粋なファンが気の毒』といった書き込みが多く寄せられたものの、一部では『そうやって相手にするから勘違いファンが調子に乗るのでは?』『謝るんじゃなくてガツンと怒ったほうがいい』との指摘もありました」(マスコミ関係者)

 一方、17年9月には、女優の鈴木砂羽が主演・初演出の舞台をめぐって“土下座強要疑惑”が浮上。同舞台に出演予定だった女優・鳳恵弥と牧野美千子が、鈴木から土下座を強要されたことなどを理由に初演2日前に降板したのだ。

「しかし鈴木は、舞台初日となった同13日の記者会見で、疑惑を完全否定。また、同日放送の『直撃LIVE グッディ!』(フジテレビ系)では、俳優・高橋克実が『(土下座などは)演劇の世界では普通』『(役者に対して)人格否定から始まる』と鈴木を擁護するような発言をし、俳優活動も行う芸人・カンニング竹山に至っては、『どんなことがあっても舞台を降りるなんてあり得ない』と、降板した女優側を批判しました」(同)

 ネット上には、「鈴木はやってないって言ってるけど、イメージが悪くなったのはたしか」「鈴木をかばうために“演劇論”を振りかざしてる役者たちは何なの? 演劇界だけ特別扱いされるわけがない」「演劇の世界がいかにブラックなのかわかった」とのコメントが相次いだ。

「同年11月、当時NHKのアナウンサーとして同局の『あさイチ』に出演していた有働由美子アナウンサーも、土下座で波紋を呼びました。同22日の番組終了間際、有働アナは女優・鈴木保奈美が“明日”出演すると告知。しかし、放送後に番組公式インスタグラムが更新され、『有働アナからのお詫びです。番組最後に有働アナが「明日は鈴木保奈美さんです!」と力強く予告しましたが、明日の放送は休みで、鈴木保奈美さんの出演は明後日24日(金)です』という訂正と、有働アナの土下座写真が公開されたんです」(テレビ局関係者)

 有働アナは、アナウンサーとして本気で謝罪しているつもりだったのだろうが、ネット上にはやはり「普通に頭を下げればいいのに、土下座だとかえってふざけてるように見えてしまう」「有働さん好きだけど、これは調子に乗ったね」といった声のほか、「NHKもこんな謝罪の仕方でいいと思ったの?」「有働アナが自発的にやってるとしても、周りが止めるべきだった」など、局への批判も。土下座の“安売り”は、世間の反感を買うだけのようだ。

平岡祐太、“顔だけ俳優”に悩み体当たりロケ参加! 視聴者に「忘れません!」言わせる爪痕残し、悲願のブレイクへ?

 6月10日放送の『有吉ゼミ』(日本テレビ系)に俳優の平岡祐太が出演。“激辛ロケ”にて激辛うどんに挑戦したことが話題になっている。

 平岡は、番組内にて群馬の郷土めんをアレンジした「鬼ひも川うどん 超激辛カレーつけうどん」に挑戦。このメニューはハバネロなどの激辛唐辛子や山椒、特製ラー油などが入ったつけ汁と、唐辛子が練りこまれた麺というかなりの強敵だったが、共演者が脱落する中、平岡は制限時間内で見事に完食。また番組では今回、平岡がロケに参加した動機について、平岡が“顔はわかるが名前がわからない俳優”というポジションの自分に悩み、顔を覚えてもらうために参加したことも紹介。平岡は激辛うどんを食しながら「俺が平岡祐太だ!」とアピール、最後は汗だくで完食していたのだった。

 この平岡のナイスファイトに関し、ネットでは「確かに名前思い出せないかも笑」と納得の声がある一方で「ひらおかゆうた。覚えました」「平岡祐太さん、感動しました!」と好意的な声が続出していた。

 平岡といえば2002年に第15回『ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト』グランプリを受賞した後、17年間にわたり俳優として活躍。映画『スウィングガールズ』(04)で第28回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞したり、05年放送の『WATER BOYS 2005夏』(フジテレビ系)では主要人物を演じるなどデビュー後の仕事は順調だった印象があるが……。

「平岡さんは08年にミュージシャンのMEG、11年に歌手のSowelu、13年にモデルの大石絵理と立て続けに熱愛が発覚したこともあり、チャラ男として女性人気が急降下。それによって仕事も激減してしまったんです」(芸能事務所関係者)

 最近では、連続ドラマや映画で主演を張ることはないものの、17年からは『新・浅見光彦シリーズ』で4代目・浅見光彦役に就任。連続ドラマにもコンスタントに脇役やゲストとして出演するなど、幅広い役柄を演じることで業界の評判は良いという。

「同じようなポジションだった田中圭さんが『おっさんずラブ』(テレビ朝日系)のヒットで一躍トップ俳優に返り咲きましたから、平岡さんにもまだ十分チャンスはある。バラエティ番組で難事に挑むけなげな姿を見せることでお茶の間の人気を掴むのは良い方法かもしれません」(テレビ局勤務)

 今後、今回のような体当たりロケに挑戦することで、人気が出るかもしれない!?

Hey!Say!JUMP、台湾公演決定で「意味がわからない」「台湾だと盗撮いいんだ」とファン大荒れ

 Hey!Say!JUMPが10月5日と6日に台湾・台北アリーナで『Hey!Say!JUMP LIVE 2019 in Taipei』を開催することが明らかになった。メンバーの知念侑李、中島裕翔、薮宏太、山田涼介が6月14日に台湾入りし、現地で公演開催を報告したという。Hey!Say!JUMPといえば、ファンのマナー違反を理由にアリーナ会場でのコンサートを見送ると発表していただけに、ネット上では「ツアーやらずに台湾でライブとか、意味がわからない」などと、批判的な反応が続出している。

 Hey!Say!JUMPメンバーは14日に台湾に到着し、その足で会見場へ向かった模様。14日午後2時(日本時間)の段階では、ジャニーズ公式サイトに台湾コンサートに関するお知らせは掲載されていなかったものの、ネット上には空港に到着した際の4人の姿、会見の模様が動画や写真で出回っており、日本のファンも状況を把握することとなった。台湾メディア「自由時報」のYouTubeチャンネルの一つ「自由娯楽頻道」に上がった動画を見ると、山田たちは待っていた現地ファンに大歓声で迎えられている。ファンはコンサートグッズの公式うちわや手作りうちわ、メッセージボードを掲げ、彼女たちをバックに報道陣向けのフォトセッションを行う場面もあった。

「空港を出た後は、大勢のマスコミや係員らに囲まれながら慎重に歩き、車に乗り込んでいました。ファンも外まで彼らを見送り、うちわをアピールする、手を振る、携帯電話を構えてその様子を撮影している人など、さまざまな形で熱視線を送っています。また、Hey!Say!JUMPの台湾公演は2012年以来、7年ぶり2度目となりますが、囲み取材では空港にファンが集まっていたことについて聞かれると、『温かく迎えていただいてありがたいなと思ってますね』(中島)『7年も会っていなかったので、ヘタしたら待ってくれてる人がいないんじゃないかっていうことも考えたので、いてくれて安心しました』(知念)などと、うれしそうに話していました」(ジャニーズに詳しい記者)

 そんなHey!Say!JUMPは、5月19日にジャニーズ公式サイトを通じてアリーナツアーの“延期”を公表。以前から「公共交通機関の利用マナーに関するお願い」を呼びかけ、メンバーの八乙女光らも公式携帯サイト・Johnny's webで「新潟からの帰りの東京駅、マナーの悪い人が多かったです」と苦言を呈し、「ライブの開催自体を考え直す」方針を綴っていた。しかし、これらの状況が改善に至らなかった点を踏まえて、今年はアリーナツアーを見送ると決定。「全国各地での開催を望むメンバーにとりましては苦渋の決断であり、全員が強く来年以降の全国ツアー再開を希望しております」と記し、ファンに協力を求めたのだった。

 それだけに、台湾コンサートの開催を知ったファンは「日本はダメなのに、台湾は空港での出待ちもよくて、盗撮もいいんですか?」「空港で出待ち、写真撮影はいいわ、ファンサするわ、日本と台湾の差がスゴすぎる。マナー守ってる日本のファンの気持ちも考えてよ」「日本でダメなことが台湾だったら許させるのか。今までマナー守ってきたJUMPファンに失礼では?」「国内ファンを差別してるの? こんなことを続けてたらファン減るよ」「アリーナツアー見送りはしょうがないって思ってたけど、台湾でやるのはやっぱり違う気がする」「台湾ライブは素直におめでとうって言えない。JUMPは日本のファンを捨てたの?」と、不快感をあらわにしている。中には「台湾ライブのために日本のアリーナツアーをなくしたのかなって思っちゃう」と深読みする人も。

 もちろん、こうした失望の声とは逆に「なんでみんなそんなに怒ってるの? 台湾でコンサートできるってスゴいことじゃん」「日本には日本のルール、海外にはその国のルールがあるんだから、何でもかんでも批判しないで」「アリーナツアー中止とか、海外でコンサートやるのは事務所の方針。JUMPが批判されることではない」と、冷静に受け止めるファンも存在する。とはいえ、疑問や怒りの声がほとんどで、Twitterが大荒れしてしまった。

 一方、ジャニーズアーティストの台湾公演といえば、昨年9月には関ジャニ∞が同じく台北アリーナで実施したばかり。この際も、一部でトラブルがあったとされている。

「コンサート中に“大倉忠義の服を引っ張るファンがいた”との不確定情報が広まったほか、演出で発射された銀テープを確保しようと、公演が終わった後でステージセットに侵入する女性もいたそうです。実際、この様子を目撃した人が動画を撮影しており、ネット上では『台湾か日本のエイター(関ジャニ∞ファン)かわからないけど、マナー悪すぎて引く』と、否定的な書き込みが相次ぎました。公演の数日後、メンバーの安田章大はJohnny’s webの連載『関ジャニ戦隊∞レンジャー』で台湾公演を振り返り、『感覚が違うならば無理して理解しないでください(笑) 心が疲弊しますよ?』と、意味深なメッセージを発信。さらに、台湾と日本のファンは『おんなじだけ温かい、情熱的!』などと書き、タイムリーな内容が話題になりました」(同)

 なお、今回は現地の会見終了後にHey!Say!JUMPのファンクラブ会員向けにメールが届き、「コンサートチケット付き旅行パック」の販売を告知。これに関しても、ファンは「マナー違反が多くてツアーが中止になったのに、旅行パックって……。ジャニーズ事務所はアホなの?」「日本でのツアーは中止したくせに、日本のファンも応募できるって、矛盾してるんじゃない?」「台湾の会場を埋めるために日本人へ売りつけるの? それなら最初からやらなければよくない?」と、事務所に対する不信感を募らせている。

 ひとまず、何事もトラブルなく公演に漕ぎ着けることを願いたいものだ。

ガストの「おひとりさま席」で極楽自宅気分を満喫! 忖度ナシの体験ルポ

 その名が示すとおり、従来は家族連れに利用されることがメインだったファミリーレストラン。だがその客層はもちろんファミリーに限定されない。人との待ち合わせなど、予定までの隙間時間を埋めたり、あるいはノートPCを持ち込んで仕事をしたりといった“おひとりさま”の利用も増えている。

 そんな需要、「ガスト」は捉えていた。すかいらーくホールディングスが運営する「ガスト」では近年、首都圏や長野、大阪の一部店舗でひとり客用のボックス席、通称“おひとりさま席”を導入している。スマートフォンを利用してくつろいだり、仕事の作業場として利用したりする一人客が増えていることがその理由だ。

 “おひとりさま席”がない店舗では、一人客であっても2名用以上の大きなテーブルに案内されるため、一人で占有するのに後ろめたさを感じる人もいるだろう。“おひとりさま席”として区切られた空間は、単身利用者にとって気楽でありがたい。

 そこで気になるガストの“おひとりさま席”を、筆者(20代女性)が体験。忖度ナシのレポートをしていきたい。

たった2席の“おひとりさま席”を運よく確保
 ガスト公式サイトの店舗検索では今のところ、“おひとりさま席”の導入店舗だけを絞り込むことはできない。そこで利用者の口コミ情報などからまとめたところ、都内では赤坂見附店、東池袋店、三田慶應大学前店、吉祥寺店、明大前店、新橋店、幡ヶ谷店、亀有駅北口店、麻布十番店の9店舗に“おひとりさま席”が存在しているようだ(2019年5月現在)。

 筆者は、京王線の明大前駅から徒歩1分の線路沿いにある明大前店(世田谷区松原)を訪問してみた。入店し、入り口から店舗内を見渡してみても、それらしき席は見当たらなかったが、店員に「ボックスの一人席ありますか?」と尋ねると“おひとりさま席”に案内してくれたので一安心。どうやら、入り口からは死角となっていたようだ。

 

テーブルセットもすっきり配置されており、“おひとりさま用”でも意外と広々!
 明大前店では通路沿いに2席の“おひとりさま席”を確認することができた。筆者は平日の16時頃というアイドルタイムに来店したからか、運よく片方の席が空いていたのですんなり案内してもらえたものの、店舗全体で約80席あるのに対し、たった2席だけというのは少なすぎる印象。まだ実験段階だからだろうか?

 ちなみにもう一方の席では、ノマドワーカーと思われる30代くらいの男性がノートPCを広げ、ドリンクバーを利用していた。だいぶ長居している雰囲気があり、この“おひとりさま席”の回転率は、あまりよくないのかもしれない。

 

ファミレスの単身利用に最も重要といえる電源とWi-Fiも完備!
 さて、ファミリーレストランやカフェで快適なひとり時間を過ごすために必須なものといえば、電源とWi-Fiだ。電源については各席にひとつずつ完備されており、しかも足元ではなく、テーブルの前方にあるからとても抜き差ししやすい。

 

電源は1席にひとつずつ完備。“おひとりさま”への配慮が行き届いている印象だ
 そして今時のファミレスでは常識かもしれないが、Wi-Fiもきちんと完備されているため、暇つぶしにスマホで動画でも観ようか、という“おひとりさま”にもうってつけである。

 さて肝心のテーブルだが、正方形に近い形で奥行きがある。筆者が注文したライス、スープ、チーズINハンバーグという3つの食器を並べても余裕の広さだったので、先述したノマドワーカーの男性のようにノートPCを置いてもさほど圧迫感はなさそうだ。

コワーキングスペースと比べても優れたスペック
 筆者は別の飲食店でもいくつか“おひとりさま席”に類するものを利用したことがあるが、壁に向き合って他の一人客と横並びになったり、両サイドには壁や仕切りがあったりと、やや窮屈な仕様が多かった。しかしガストの“おひとりさま席”は、よりプライベート空間としての演出が際立っているように感じられた。席が縦並びなので大仰な仕切りは必要なく、簡単な目隠しがついているだけなので、個室感と開放感を見事に両立しているのだ。

 そして、足元は十分に足を伸ばせるスペースがあり、その上部は荷物置きのスペースも確保されているので、荷物を持ち込んでも窮屈さはさほど感じずないだろう。限られた空間を有意義に使える設計に感嘆する。

 

上部が荷物置きで、下部はゆったりとした足元スペース
 リーズナブルなファミレスであることがウリな「ガスト」は、客単価はそもそも高くないはず。特にドリンクバーのみの利用などとなれば、店舗側の目先の利益だけを考えると、“おひとりさま”の長時間利用はご遠慮願いたいところが本音ではないのか……?

 それにも関わらず、ここまで居心地を良くしてくれるのは、ランチタイムやディナータイム以外の隙間時間における顧客獲得につながる見込みがあるからなのだろうか。実際に、電源とWi-Fi完備の空間利用の代金として考えれば、コワーキングスペースと比較してもコスパはかなり良く、需要も高そうだ。時代によって必要とされるサービスのあり方は移り変わっていくだろうが、ファミレス界の雄・すかいらーくホールディングスの柔軟性が、この“おひとりさま席”に垣間見えた気がした。

 ――以上、「ガスト」の“おひとりさま席”を実際に利用してみた感想だ。ネット上の評判どおり、かなり快適性の高い空間だったように思う。満足度が高かったゆえだが、“おひとりさま席”の導入店舗や各店の席数をもっと増やしてほしいというのが、筆者の個人的な要望である。

 “おひとりさま席”によってリピーター率が増加し、店舗イメージ向上などの恩恵があれば、「ガスト」も目先の売上度外視で導入店舗、席数を増やしていってくれるはず。また、他のファミレスチェーンも「ガスト」に続いて“おひとりさま席”を導入していくかもしれない。イチ利用者としては、「ガスト」のような居心地のいい“おひとりさま席”の普及に期待したい。

(文=池田ミホ/A4studio)