LGBTペンギンを棚から外せ! 米国で禁書扱いされる創作童話・児童文学

――前記事では海外での童話の規制事情を紹介してきたが、実は創作童話や児童文学の締め付けも厳しいみたいで……。

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日本でも昨年、岩崎書店から出版された『にじいろのしあわせ』は、ペンス副大統領を皮肉った政治的なパロディ絵本でもある。

 何百年も前の童話の中には今の価値観だと許されないような表現や描写もあるだろう。その結果、前記事でも紹介したような排除運動が起きているわけだが、憂き目にあっているのは童話だけではない。

 米国では図書館や学校に対して行政ではなく、保護者がクレームを申し立て、特定の地域だけで禁書にされた創作童話や児童文学がある。わかりやすいのは、人種差別的だという『ハックルベリー・フィンの冒険』や、反キリスト教的だとしてやり玉に挙げられていた『ハリー・ポッター』シリーズだろう。一方で、イマイチよくわからない理由で禁書に指定された本もある。

 例えばディズニー映画でもおなじみの『クマのプーさん』は06年にカンザス州の一部地域において「動物が人間の言葉を話すという表現は神への侮辱」という理由で、禁書になっている。また、カンザスつながりでいえば『オズの魔法使い』は「子どもに無利益であり、子どもを臆病にさせる」という理由で、シカゴやテネシーなどの図書館や学校で禁止されたこともある。

 さらに、ニューヨークの動物園で赤ちゃんペンギンを育てる2羽の雄ペンギンの実話を描いた『タンタンタンゴはパパふたり』(日本語版・ポッド出版)という絵本は、05年の出版以降、多くの保守的な地域で「LGBTQIA+コンテンツだから」という理由で禁書となった。ちなみに、シンガポールでは14年に国立図書館で破棄処分されている。

若き天才数学者が戦争を阻止! 菅田将暉主演映画『アルキメデスの大戦』鑑賞券をプレゼント

 菅田将暉主演映画『アルキメデスの大戦』が7月26日より全国公開されます! 原作は、第二次世界大戦を数学者の視点から描いた、三田紀房の人気同名コミック。メガホンをとるのは、映画『ALWAYS 三丁目の夕日』『永遠の0』を大ヒットさせた山崎貴監督で、本作でもCGを駆使して「戦艦大和」を作りあげたとのこと。一体どのような内容となっているのでしょうか。早速あらすじを見てきましょう!

 日本と欧米の対立が激化する1933年(昭和8年)。軍拡路線を歩み始めた日本は、国威を世界に示すために、世界最大の戦艦・大和を建造する計画を秘かに進めていた。しかし、海軍少将・山本五十六(舘ひろし)は「今後の海戦は航空機が主流になる」という自論を持っており、巨大戦艦の建造がいかに国家予算の無駄遣いか算出し、阻止しようとしていた。そこで、山本は100年に一人の天才と呼ばれる元帝国大学の天才数学者・櫂直(菅田将暉)に目を付け、数学者の視点から建造費の見積もり額の矛盾や、軍部の陰謀を暴こうとする。ところが軍隊嫌いの櫂は、ひたすら数学に打ち込む変わり者。頑なに協力を拒んでいたが、山本から「巨大戦艦を建造すれば、その力を過信した日本は必ず戦争を始める」と言われ、力を貸すことに……。

 俳優だけにとどまらず音楽活動でも人気を博す菅田将暉ですが、海軍少将・山本役の舘ひろしに加え、脇を固める俳優陣がとにかく豪華。ほかにも櫂が家庭教師をしていた財閥の令嬢・尾崎鏡子役を浜辺美波、付き人・田中正二郎役を柄本佑、造船株式会社の社長・大里清役を笑福亭鶴瓶と、人気俳優陣が映画を盛り上げます。

 今回は、映画『アルキメデスの大戦』の鑑賞券を3名の方にプレゼント。数学で戦争止めようとした人物の雄姿を、劇場で鑑賞するのはいかがでしょうか? サイ女読者の皆さま、奮ってご応募ください。お待ちしております!

※7月8日正午〆

ご応募はこちらから
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テレ東にSMAPの5人が揃って登場! 解散直後から変わらぬ“SMAP推し”がすごい

 6月26日放送の『テレ東音楽祭2019』(テレビ東京系)が、SMAP5人のコンサート映像を放送した。TOKIOの国分太一が司会を務め、King & Princeから嵐までジャニーズ事務所所属のグループが大勢出演した『テレ東音楽祭2019』だが、SMAPの存在を不自然に隠すようなことは一切なかった。

 番組では、木村拓哉が主演のドラマ『人生は上々だ』(TBS系)の主題歌「俺たちに明日はある」(1995年)を紹介。SMAPが解散する直前の2014年~2015年に行われたコンサート「Mr.S saikou de saikou no CONCERT TOUR」のステージ映像を、約60秒にわたってたっぷりと流した。もちろん、「新しい地図」として独立してジャニーズを去った草なぎ剛、稲垣五郎、香取慎吾の3人もバッチリと映っていた。

 SMAPの5人が揃って歌い踊る姿が当たり前のように映ったことで、ファンからは「さすがテレ東」「テレ東さん、ありがとう!」「テレ東さんはSMAPが解散したことを知らない……?」など、感謝や賞賛の声が殺到している。

 じつは、『テレ東音楽祭』はSMAP解散後の2017年も、そして昨年も、SMAPのVTRを流している。『テレ東音楽祭2018』ではSMAPの2ndシングル「正義の味方はあてにならない」(1991年)を紹介し、当時の貴重なライブ映像とともに、元メンバーの森且行もしっかり紹介するという粋な計らいだった。

 テレビ東京は、SMAPのデビュー年である1991年から1996年にかけて、『愛ラブSMAP!』というバラエティ番組を放送。SMAPはデビューから数年間はCDが売れず不遇の時代を過ごしたが、その当時、テレビ東京の冠番組でアイドルらしいステージングやトークコーナーのほか、オリジナルコントにも挑戦していた。この番組が、2枚目から3枚目までこなす国民的アイドルSMAPのルーツとなったといっても過言ではないだろう。

 またテレビ東京は、今年4月にも大型音楽番組『3秒聴けば誰でもわかるあなたの名曲ベスト100』で、SMAPの「$10」(1993年)や「KANSHAして」(1995年)、香取慎吾が慎吾ママ名義でリリースした「慎吾ママのおはロック」(2000年)などのアーカイブ映像を流しファンを歓喜させていた。

他局が“SMAP排除”を続けるからこそ目立つテレ東
 テレビ東京でSMAPの映像が流れるたびにSMAPファンが驚き、喜ぶのは、他局ではSMAPが不自然なほど “なかったこと”にされてきたためだ。

 たとえば、TBSが昨年11月に放送した『歌のゴールデンヒット -年間売上げ1位の50年-』は、1970年代から現代に至るまで50年間のヒット曲を、売り上げランキングをもとに紹介するという趣旨の番組だったが、2000年のサザンオールスターズ「TSUNAMI」、2001年の宇多田ヒカル「Can You Keep A Secret?」、2002年の浜崎あゆみ「Independent」など懐かしい曲が次々と流れるなかで、なぜか2003年だけが飛ばされ、2004年の平井堅「瞳をとじて」に切り替わった。いわずもがな、2003年で登場すべきだったのは、平成最大のヒット曲であるSMAPの「世界に一つだけの花」だった。

 こうした不自然な“SMAP排除”には、テレビ局によるジャニーズ事務所への忖度が働いていると見られている。SMAPの解散からおよそ2年半が経ったが、元SMAPの3人はCMや映画、舞台で大活躍する一方、地上波のテレビ番組にほとんど登場していない。

 今年に入ってからは、木村拓哉や中居正広が地上波の番組でSMAPや元メンバーについて軽く言及することもあり、そのたびにファンをザワつかせてはいるが、再び5人が揃う姿を拝めそうな気配はないままだ。

 他局がつまらない“SMAP排除”をいつまでも続けているからこそ、テレビ東京の流すSMAP映像はより目立つ。ジャニー喜多川氏の緊急入院により、ジャニーズ事務所の体制にも大幅な変化が予想されるが、他局でもSMAPが解禁となる日は来るだろうか。

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藤田ニコルも太鼓判!“優良物件”アンガールズ田中に「蒼井優以上の20代の大物」との交際説が浮上

 “非モテ芸人”南海キャンディーズ・山里亮太の結婚を機に、にわかにクローズアップされているのが、アンガールズ・田中卓志だ。

 6月25日放送の『ロンドンハーツ』(テレビ朝日系)では、タレントの藤田ニコルが“付き合いたい男性芸人”を発表。スタジオに集まった10人の男性芸人を付き合いたい順にランク付けした結果、田中が1位に選ばれることに。

「田中以外のメンバーは草薙航基(宮下草薙)、久保田かずのぶ(とろサーモン)、クロちゃん(安田大サーカス)、小宮浩信(三四郎)、せいや(霜降り明星)、粗品(霜降り明星)、津田篤宏(ダイアン)、ナダル(コロコロチキチキペッパーズ)、濱家隆一(かまいたち)とクセ者ぞろい。とはいえ、藤田は『上位と最下位はすぐ決まりました』とコメントし、1位の田中について『良いパパになりそうだし、不安もないし、包容力もあるし、ダントツ1位です』と絶賛していました」(テレビ誌ライター)

 この結果に視聴者からも、「田中以外選べないじゃんこのメンツ」「私のたくちゃんを気安く1位にしないで!」「良物件。山ちゃんもそうだけど、冷静に考えたら好男子」と納得したという人が多かった。

「“キモカワイイ”を売りにしていたアンガールズですが、田中は188センチの長身、広島国立大卒、そして年収も7000万円以上と言われる“3高”男子です。以前の番組でも1900万円以上もする時計を『買おうと思えば買える』と発言し、結局、438万円の時計を迷わず一括支払いで購入していましたから、貯金は数億円はくだらないはず。趣味も紅茶やゴルフ、バイオリンと多趣味で、実家はマツタケが大量に育つ山を所有しているという高スペックぶり。一部では、山里と結婚した蒼井優以上の“20代の大物”との交際疑惑も飛び交っていて、写真誌などが裏取りに動いています」(芸能記者)

 突然、“モテ芸人”にくら替えした田中だが、女性からの評価が一転したことで、持ち前のキモキャラが薄れてしまうかもしれない。

中居正広と嵐の共演NG解除で、大野智との「下剋上コント」復活を熱望するファンの思い

 ジャニーズファンからは歓喜の声が上がっている。

 7月13日に約13時間生放送される『音楽の日』(TBS系)に嵐が初出演することがわかった。

 同特番は総合司会を初回から9年連続で中居正広が務めているが、過去に存在した“派閥”の影響で嵐は出演していなかった。

「過去に中居が出演していた『うたばん』(TBS系)では何度も共演していたのですが、長い歴史の中でSMAPはTBS、嵐は日本テレビという棲み分けができたことから接点がなくなっていました。NHK紅白やテレ朝のミュージックステーションでの共演を除くと、中居との共演はほぼ10年ぶり。そのため、ファンは『うたばん』で中居と大野智が2002年から46回にわたって繰り広げた『下剋上コント』の復活を楽しみにしているようです」(女性誌ライター)

 このコントは大野が中居を批判して、ケンカを吹っかけてからのドタバタ劇がお約束なのだが、過去の大野の発言を振り返ってみると、こんな感じだ。

「(パリで嵐が人気あると言う話題から)藤沢での中居の人気よりはあるよ」

「(ドームコンサートはファンから遠いという話題から)中居は小っちゃいからどこ行っても小っちゃい」

「(4年間大野の髪型が変わらないことに対して)ハゲてねぇんだからいいだろ!」

「(ケンカはやめようという中居に)もう、ちょっとは大人になったんだな。中居」

「(遅れてきた嵐に嫌味をいう中居に)それがゲストを迎える態度か!」

 前出の女性誌ライターが続ける。

「ネット上では『中居くん、智くん、下剋上コントするなら今やぞ!』『この絡みが世界一好きなんです』『嵐を一番活かせるのは中居くんだと思ってます』といったコメントが殺到。ジャニ―喜多川社長が緊急搬送され、深刻な空気が漂っているだけに、中居と嵐の共演NGが解除されたことは何よりも明るいニュースになりそうです」

 活動休止まで1年半となった嵐。ファンの願いを中居が叶えてくれそうだ。

西野未姫、「私まだアイドルいけますか?」呼びかけるも「全然いけません」と辛らつな声

 元AKB48でタレントの西野未姫がアイドル時代の衣装姿を披露した。

 現在バラエティ番組を中心に活動している西野。元アイドルとはいえ、大きなリアクションや毒舌などで反感を呼ぶことも多く、バッシングを受けることも少なくない。

 西野は26日にツイッターで自身の写真を公開し「私はまだアイドル」と自身を肯定するようにコメントした。

 西野はピンクのレースのついた衣装を着用しており、ツインテールにした髪にはピンク色のリボンも。まさに“王道アイドル”の格好だった。

 また、西野は同日にブログも更新し、「久しぶりに来た衣装」(原文ママ)というエントリーもアップ。その中で、「私まだアイドルいけますか?」とつづり、ハッシュタグでは、「ツインテール」「恥ずかしい」「衣装かわいい」「似合ってるのかな」とつづっている。

 しかし、この呼びかけに西野のツイッターには、「全然いけません」「もうアイドルじゃないでしょ」「これはアイドルではない」といった否定的な声が集まってしまっていた。

 好感度がさほど高くないだけに、予想通りのリアクションだったか?

フォースコリー、メリロート、はとむぎエキス……専門家が「人気美容サプリ」の落とし穴を解説

 美容意識が高い女性たちの間では、サプリを日常的に摂るという人も少なくない。最近SNSを中心に流行しているのが、「フォースコリー」「メリロート」そして「はとむぎエキス」で、それぞれ「ダイエット」「むくみ」「美肌」に効果が期待できるという。しかし、最近では、効果のほどが疑わしいサプリの存在が取りざたされることも多々あるだけに、果たしてこれらが、実際に信頼できるものなのか、気になるところ。今回、『そのサプリ、危険です!』(経済界)の著者である、予防医療サプリメントアドバイザー・柴田丞氏に話を聞いた。

フォースコリーは運動しなければ意味なし

――まず、「フォースコリー」について教えてください。化粧品やサプリのメーカーであるDHCから発売されているダイエットサプリで、パッケージでは「除脂肪体重(筋肉や骨、内臓など、体脂肪以外の組織の総量のこと)に着目」と紹介されています。

柴田丞氏(以下、柴田) フォースコリーの成分「フォルスコリン」は、もともと外国で「医薬品」に使用されているものです。インド大陸の伝統医学「アーユルヴェーダ」において、喘息やガン、はたまた高血圧など、さまざまな治療に用いられています。その中の一つとして、ダイエット効果に着目したのが、このサプリというわけです。

 具体的にフォースコリーが体にどのように作用するのかについてですが、リパーゼとアデニリルシクラーゼという酵素が、脂肪を燃えやすい形にしてくれます。なので、フォースコリーを飲むと体重が減るのではなく、フォースコリーを飲んで「運動する」と、脂肪が燃えやすくなるというわけです。「除脂肪体重に着目」というのは、除脂肪体重を減らさず――つまり筋力を維持しながら体脂肪率を減らすことに着目しているといった意味になります。

――「これさえ飲めばダイエットはばっちり」といった、ぐうたら思考の人には向かないサプリですね。

柴田 はい、運動は必須です。ダイエットサプリにはさまざまな種類があり、例えば「炭水化物を吸収しにくくするもの」「胃袋で膨らんで満腹感を与えてくれるもの」などもあるのですが、フォースコリーはそれらとは別で、食前に飲めばいいといったものではありません。あくまで体脂肪を燃やしやすくするもの、運動の効率を上げるもの、体形を維持しながらダイエットしたい人向けのものと考えてください。論文にも「これを飲みさえすれば痩せる」と書かれているものはなかったです。「体脂肪は減少したが、体重は減少しなかった」といったものはありましたが……。ほかにも、ある国の実験で、23人の太りすぎ女性を対象に、12週間フォースコリーを投与したところ、「体重減少はしなかったが、実験期間中、体重増加はしなかった」という結果になった論文も見ました。

――危険性についてはどうでしょうか。

柴田 調べてみたところ、安全性に関する論文が出されているので、危険性は低いのではないかと考えられます。しかしフォースコリーの成分は、さまざまな薬効がある中で、主に「血圧を下げるため」に使用されており、となると、低血圧の人や、すでに血圧を下げる薬を飲んでいる人はあまり飲まない方がいいかもしれません。

――続いて「メリロート」についても教えてください。こちらもDHC、また大手だとFANCLも販売しています。メリロートはマメ科のハーブで、利尿作用を持つことから、むくみに効果があると広く知られています。

柴田 フォースコリーと同じく、メリロートエキスは、ヨーロッパだと、慢性静脈不全の治療として、脚の血流を良くするために使用される医薬品で、確かに利尿作用があります。それが、「脚のむくみを軽減するサプリ」という名目で売られているのです。ちなみに調べたところ、メリロートエキスはもともと、主に「いぼ痔の緩和」にも使われているものだといいます。

 メリロートで着目したいは、過去に肝障害の被害報告が上がっている点です。メリロートエキスの中に含まれ、効果のもとになっている「クマリン」という成分があるのですが、肝障害の報告を受けて調べた結果、このクマリンの含有量が医薬品の摂取目安量を超えており、これが原因なのではないかと疑われたそうです。メリロートエキスをサプリとして売る際、このクマリンの含有量について規制がなかったのが原因でしょう。

――それで販売停止にはならなかったのですか。

柴田 肝障害の報告が出たのが2003年で、DHCの「メリロート」だったのですが、1日の摂取目安量を3粒から2粒に減らすことで販売を続けているようですね。それで特に、被害報告が出ていないのであれば、問題はないのでしょうが、飲めば飲むほど利尿作用があると思い、大量に摂取するのは絶対に避けるべき。そういった飲み方をする人は、むくみ対策というより、体重減少を目的にしているかもしれませんが、そもそもメリロートにダイエット効果は期待できません。

――では、「はとむぎエキス」はどうでしょうか。肌に透明感やなめらかさを与えるという効果が期待できるとのことで、こちらはDHC、アサヒグループ食品などから販売されています。

柴田 はとむぎは、イメージがいいですよね。よく知られる植物なので、天然のものであることが想像できやすいし、はとむぎ茶などもポピュラーですから。効果があるとされるのは、はとむぎエキスに含まれる「ヨクイニン」という成分で、ウイルス感染によるイボの治療薬として使われるものです。確かに、美肌効果は期待できるのではないでしょうか。メリロートのように被害報告が出ているものではないですし、安全性に関しては問題ないかと思いますが、「摂れば摂るほどよい」というものでもないですね。

 しかし気になるのは、実際に商品として売られている「はとむぎエキス」のサプリを見てみると、はとむぎエキス以外に、さまざまな成分が入っていることです。例えば、アサヒグループ食品の「はとむぎエキス」は、ビタミンC、ビタミンE、ビタミンB2、ビタミンB6、さらにはヒアルロン酸とコラーゲンまで配合されている。もしアサヒの「はとむぎエキス」を飲んで、実際に肌が綺麗になった人がいたとして、「本当にはとむぎエキスの効果なのか?」と思ってしまうところはあります。

――ほかの成分によって肌が綺麗になったのではないか、ということですか。

柴田 そうです。ビタミンCは、たんぱく質をコラーゲンにするために必要ですし、ビタミンEは抗酸化作用によって細胞の健康維持に役立ちます。ビタミンB2・B6は、皮膚や粘膜を維持するもので、これだけ飲んでいても、肌への効果は期待できます。こうした疑問は、フォースコリーにも抱きますね。DHCの「フォースコリー」には、ビタミンB1・B2・B6も配合されており、これらにも脂肪燃焼作用があるので、効果があったとしたら、フォースコリーの成分ではなく、もしかしたらビタミンB1・B2・B6によるものなのかもしれません。こういう「保険を打っているサプリ」って、結構多いんですよ。なお、FANCLの「メリロート」に関して言うと、分岐鎖アミノ酸(BCAA)が配合され、これは筋トレをする人がよく摂取している、たんぱく質を作る成分。なぜメリロートサプリに、BCAAが入っているのか謎なのですが、ダイエット目的で飲んでいる人に向けてなのかもしれませんね。

――すでによく知られたサプリの中に、同様の効果が期待できるものがあるんですね。

柴田 やはり「目新しいもの」の方が手を伸ばしてもらいやすいのでしょう。例えばビタミンCが肌にいいというのは一般的に知られていますが、はとむぎエキスのサプリと一緒に並んでいたとしたら、「どんなサプリなんだろう?」と、はとむぎエキスの方に興味を示す人が多いのでは。ちなみに、売るためには値段設定も重要で、皆さん「値段が高い」と買うんですよ。フォースコリーは、30日分3,000円弱の値段で、同様の脂肪燃焼作用があるビタミンB1・B2・B6のサプリより割高ですが、よくわからないサプリの値段がそれなりに高いと、「効果があるのではないか」と期待する人は少なくない。そういったサプリのからくりを知っておいてもいいかもしれませんね。

柴田丞(しばた・たすく)
1980年、東京都生まれ。2007年、東京農工大学大学院応用生命化学専攻修了。大手外資系製薬会社アストラゼネカなどを経て、株式会社柴田丞メディカル総合研究所を設立、代表取締役に就任。予防医療サプリメントアドバイザーとして活躍中。著書に『そのサプリ、危険です!』(経済界)がある。

嵐・翔潤コンビの“なかよし”カット、Sexy Zone・中島の「プニョ腹」! ジャニーズお宝写真

B美 Sexy Zoneの松島聡、復帰が近いんじゃないかって、ネット上で話題になってたらしいね。私もコーセーコスメポート「ソフティモ」のCMを見て、あれ!? 聡くん出てる! しれっと復帰してたっけ? って、ちょっとパニックになったんだけど……。でもあれ、パニック障害で療養に入る前に撮ってたやつが流れただけだよね。

C子 本当に復帰間近ならうれしいけど、休養に入ったのが昨年の11月だもん。ゆっくりと心と体を休めて、万全な状態でまた仕事を始めてほしいかな。一方の佐藤勝利、中島健人、菊池風磨、マリウス葉は4人で頑張ってるよね。「J-GENERATION」2019年7月号(鹿砦社)に『Sexy Zone LIVE TOUR 2019 PAGES』のフォトレポートが載ってて、大人っぽくなったな~って、しみじみしちゃった。

B美 ホントだ~。特にこのコンサートではマリウスが白に近いシルバー系、風磨は赤っぽい髪色だから、派手なヘアスタイルになっただけでも、大人になったなって思っちゃう。3ページの勝利、めっちゃ楽しそうな笑顔だね。みんなにこやかだけど、勝利は目がなくなるぐらいクシャクシャな顔で笑ってる。しかも、4ページの勝利、どうしたの!? ランドセルを背負った小学生コスプレで、やたらと高く飛び跳ねてる。そんなにテンションが上がってたのかな?

C子 この勝利の跳躍力スゴいね(笑)。3人は立ったりしゃがんだりしてるのに、1人だけジャンプしてるのも謎だし。手も「カモン」みたいなポーズしてて、不思議な瞬間だわ~。でも、19~25歳の男の子たちが振り切って小学生の格好してるってどう? 個人的には小学生とか幼稚園児の格好してるジャニーズって、ただひたすらに戸惑っちゃう(笑)。

B美 風磨のみ、ポロシャツをズボンに入れずに着こなしてるとか、微妙に3人より体が大きいとか、いろいろ発見できるね。6ページの写真では、風磨がキーボードで、健人はドラム、勝利がベースにマリウスがギターを持ってるから、Sexy Zoneってこんなに楽器が演奏できる人たちなんだ! と驚いたのに、テキスト読んだら「エアバンド」なのか……。

C子 マリウスはギターが似合うね。普通に海外アーティストにこういう人いそうだもん。個人的に風磨がキーボードなのは意外だったなぁ。健人のサングラスは、TOKIO・松岡昌宏を意識したのかな? あと私がこの特集で一番衝撃的だったのは、健人のおなかだね。ほら、7ページでソファに座ってるところと、12ページのソロカットを見てよ。ちょっと、おなか出てるでしょ? 「an・an」(マガジンハウス)のヌードで話題になった、向井理を思い出すよ。

B美 確かに、ソロページの方は“ポニョ腹”に目が行くね。あんまり腹筋を鍛えたりはしていないのかな? 大胸筋もそこまで引き締まってないし。体の線は細いから、太ってるわけじゃないのになぁ。脇腹とか、突っついたらプニプニしそうだもん(笑)。7ページだと、健人以外のおなか周りはあまり見えないね。

C子 7ページは右下のマリウスと勝利のツーショットが素敵だよ。勝利のすました顔と、マリウスのクールな表情がカッコいい。健人とは対照的に、15ページを見ると、風磨はわりとシュッとした体なんだね。顔はぽっちゃり、肩周りはガッチリしてるけど、おなかは細い。

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B美 でも、15ページの左下は座っている場面だからなのか、おなかは二段腹ぐらいになってるよ~! これはまぁ、ベルトが食い込んだりするから仕方ないのかな。あぁ、そういえば14ページに書いてあるけど、今年3月発売のアルバム『PAGES』に入ってる「Cocoa」っていうソロ曲は、自分が作詞して、作曲はお父さんでシンガーソングライターのTWUNEこと菊池常利が手がけたんだよね。

C子 親子が作詞作曲した曲がCDとして収録されてるってスゴくない? 「幼い頃にいつも父親が買ってくれたというホットココアがモチーフ」なんだって。印税も入るだろうし、親孝行だね……。

B美 ちょっと聞いてみたんだけど、ミディアムテンポで、メロディーは結構好きな感じだった。途中から低い声でコーラスが入ってるんだけど、あれはTWUNEが歌ってるのかなぁ? そして、TWUNEのサイトを見たら、7月20日にライブがあるみたいよ。会場は神奈川県・横浜アリーナの1階にある「新横浜strage」だからか、タイトルは『JOHNENKAI 2019 VOL.5 横アリ!‥……の横』と。しかも、アーカイブページで去年11月のライブの模様を見たら、TWUNEの幼稚園児コスプレ写真が出てきた!

C子 ちょっと、やめて~~~! 想像するだにしんどい! まさかSexy Zoneの小学生コスプレはTWUNEライブからヒントを得たの……!? って、あんたTWUNEライブにちょっと興味持ってるでしょ? それより「Jジェネ」の特集を見ようよ! え~っと、16ページの勝利は魔術師ふうの衣装で、手にスコープみたいのがついてるね。この写真もそうなんだけど、勝利は特にむくみに気をつけてほしい! 10ページのMCレポートにもハイボール飲んでるって話が書いてあったけど、お酒飲めるようになってからちょっと危ない時期があるの。今回のソロページはわりと顔周りがシャープだけど。

B美 ちょっと顔周りに貫禄出ちゃってるよね~。あと、16ページは元タッキー&翼の今井翼に似てる。17ページ右下の笑顔とか、口を開けた状態だと翼っぽさはなくなるんだけど。18ページ左上のマリウスは……なんか、髪形がモップみたい。前髪を下ろすと、こんなにモフモフしちゃうんだね。オールバックだと、より大人っぽい。やっぱこう見ると、ドイツ系のハーフって感じだね。

C子 マリウスはジャニーズにとって大きい存在だよ。どうか、聡くんが帰ってくるまで病まないで頑張ってほしい。Sexy Zoneはグループとして踏ん張りどころだから、温かく見守っていきたいな。あと、「Jジェネ」は30~40ページに「櫻井翔×松本潤なかよしフォトコレクション」っていう嵐の特集もあったよ。翔潤って人気のコンビだから、2人の組み合わせが好きな人は絶対にグッとくる企画だと思う! それこそ、風磨も「ポポロ」19年1月号(麻布台出版社)の「神コンビグランプリ2018」っていう企画の中で、翔潤について「イチャイチャするタイプじゃないんだけど、アイコンタクトしてたり、話し合ってたりするのを見ると“かっこいいなぁ~”って思う」とコメントしてたんだよ。

B美 翔潤ね、私も嵐には疎いんだけど、このコンビは結構好き。嵐のツートップというか、グループを引っ張って行ってる強さもあるよね。性格とか雰囲気が合わなそうに見えるからこそ、一緒にいるとつい目がいっちゃう。でも、近年は本人たちが“翔潤の需要”を感じ取って、あえて狙って絡みにいってるような気がする。

C子 私の記憶だと、そもそも松潤は櫻井にべったりだったんだよね。でも、いつしか“翔くん離れ”してしまって、櫻井もあんまり自分から追いかけるタイプじゃないし。それで少し距離ができちゃったけど、大人になって関係性が変わったのかも。最近は絡むことに恥じらいがなくなったのかなって。それにしても、30ページの松潤の横顔、カッコいいね~。『嵐のワクワク学校2015~日本がもっと楽しくなる四季の授業~』のステージフォトか。31~32ページは、松潤が櫻井の後ろにいるのが可愛い。

B美 34ページの写真は、何をしてる場面なんだろう? 翔くんが松潤のジャケットに手をかけてるけど、後ろから着させてあげたのか、それとも直してるのかな? 松潤はうれしそうなのに、翔くんが真顔ってのも面白い。35ページの背中合わせの瞬間は、櫻井もニンマリって感じだね。

C子 私、この写真が一番好きかも。“お兄ちゃんと弟”って感じで、微笑ましい。36ページは、2人ともチャラついているというか、イキってる表情だね。それと、ビックリしたんだけど、37ページの松潤、眉毛がスゴく細いの! 櫻井の髪の毛も短いから、相当若い時だね。デビュー当時のスケスケ衣装を着ているし、デビュー10周年の『ARASHI Anniversary Tour 5×10』ぐらいの時かな。

B美 翔くんって、短髪だと顔のむくみがあんまり目立たないのかな? 30~35ページの写真は、どれも顔がまんまるだけど、後半は結構シャープなんだよ。やっぱり、髪の毛が短いと「むくみがバレる!」って、自分でも気を引き締めて摂生するのかな(笑)。

C子 松潤はあんまりビジュアルが変わらないなぁ~と思いながら見てたけど、グループ特集の方の24ページと38~39ページあたりを比べると、ちょっと35歳の年相応になってきたなって感じ。翔潤ファンの風磨にも、ぜひ「Jジェネ」をチェックしてほしいね!

B美 嵐の次は「ジャニーズWEST プレイバック ジャニーズカウントダウン2018-2019」か。42ページの重岡大毅、ステージの花道を笑顔で走ってるんだけど、ちょっとだけKis-My-Ft2・宮田俊哉に似てない? 前髪が上がっておでこ全開になってるのも新鮮。44~45のソロページだと、宮田には全く似てないのに、不思議だなぁ。

C子 中間淳太のソロページ(48ページ)見てたら、「4月より『ミント!』(毎日放送)の金曜レギュラーとなりました。関西ではすでに多くの情報番組を経験し、知名度も評判も抜群」って書いてあった。へぇ~、『教えて!ニュースライブ 正義のミカタ』(朝日放送)に出てるのは知ってたけど、そんな番組も始まってたんだ。関西ローカルの番組情報までは把握してなかったわ……。

B美 調べたら、『ちちんぷいぷい』が時間短縮になって、その空いた時間帯に始まったのが『ミント!』で、お淳太は『ちちんぷいぷい』から引き続き出演ってことみたい。え~と、公式HPにお淳太の顔写真は載ってないんだけど、レギュラー陣がなかなか濃いね。たむらけんじ、月亭方正、ロザン、シャンプーハット、アジアン……。金曜日の週替わりゲストで小藪一豊、ケンドーコバヤシとか。この吉本興業色が強い中に、お淳太がいるってこと!?

C子 隔週で金曜レギュラーなら、笑い飯・哲夫とセットなんだ(笑)。それに加えて週替わりゲスト1名だって。しかも、フリー百科事典のWikipediaをのぞいたら、週替わりゲストは「中間が登場しない週には2名」が出演って。お淳太、完全に芸人さんの枠に入れられてるじゃん。

B美 本人は、将来的に櫻井みたいにニュース番組とかに出て、コメンテーターをやりたいみたいだよね。芸人さんと並んで、トークスキルを磨いてほしいわ。一方で「Jジェネ」だと、そういう情報番組ではなかなか見られないお淳太の姿が載ってる。49ページなんか、女性アイドルみたいにキャピキャピしてるもん。髪の毛も長めだから、中性的だよね。

C子 ちょっと!! それより、50~51ページの桐山照史が衝撃的だよ! 50ページなんか、下に何枚重ね着してるの? ってぐらい、着ぶくれして身動きとれない人みたいになってるし。51ページのオレンジ色のスーツなんか、ガタイよすぎて大変なことになってる。

B美 あぁ、このキラキラスーツは17年のシングル「おーさか 愛・EYE・哀」の時の衣装で、確かバブル世代を意識して肩パッドスーツにしてるんだよ。天然でこの肩幅なわけじゃないから、安心して(笑)。

C子 肩パット入れてるのか(笑)! 照史が着ると、バブリーなスーツっていうより、“売れない演歌歌手”みたいだよ。というか、この照史のページはどの写真も写りがバッチリ。桐山ファンは注目だね!

B美 51ページ右上の「やったるで!」みたいなポーズとか、躍動感あって面白いよね。照史って、公式携帯サイト・Johnny's webの個人連載「きょうのあきと」の文末に「今日も元気に豚足ピース」って書くんだけど、コミカルな写真を見てたらその一言を思い出したよ。

C子 神山智洋は、いつもヘアスタイルが微妙に違うよね。これも、前髪はきっちり揃っててマッシュへアっぽいのに、よく見ると後ろ髪が長いの。しかも、メンバーカラーにあわせて緑色に染めてるのかな? いろんなスタイリングをするし、見てて飽きないね。ちょっとだけ、笑顔の写真がタレントの兵藤ゆきっぽいけど。

B美 まさかのゆき姐……! 確かに、言われてみれば笑った時の目元とかが似てるかも。あとはゆき姐みたいに髪の毛をツンツンさせればソックリだね! 次の藤井流星も相変わらずビジュアルは良いのに、濵田崇裕のページだけ、ちょっと半目だったりで、もったいない……。関西ジャニーズJr.のなにわ男子(大橋和也・高橋恭平・西畑大吾・藤原丈一郎)との集合写真もあるから、関西方面が好きなファンは必見だね。

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皇族の知られざる素顔――48歳年下の養女に手を出すトンデモ天皇がいた!? 【日本のアウト皇室史】

 皇室が特別な存在であることを日本中が改めて再認識する機会となった、平成から令和への改元。最近では、女性・女系天皇論争の皇位継承者問題や秋篠宮家の長女・眞子さまの婚約者・小室圭を巡る一連の騒動などが注目されているものの、実は、こんなのは大した騒動ではなかった……? 「皇族はスーパースター」と語る歴史エッセイストの堀江宏樹さんに、歴史に眠る破天荒な天皇家のエピソードを教えてもらいます!

 魔性のタフマンおじいちゃん・白河法皇

―――最近、天皇家への注目度がいまだかつてないほど上がっている気がしています。芸能人とはまた違いますが、ジャニーズアイドル並に週刊誌やテレビでもよく目にしますし。

堀江宏樹(以下、堀江) 天皇陛下の代替わりとともに、元号も「平成」から「令和」に変わりましたね。日本の長い歴史の中に自分たちも生きているんだなぁ……と思える特別な瞬間でした。2019年4月30日まで天皇陛下だった方が、皇太子殿下に位をゆずって、“上皇”陛下になったり。“上皇”と呼ばれる方が日本にいるのは、じつに約200年ぶりとのことです。

―――約200年前ということは、江戸時代! “上皇”という言葉は、歴史の教科書の中にしか存在しないと思っていたので、日本の長い歴史の延長線上にわれわれも生きているということを実感させられますね。サイゾーウーマンでも皇室ウォッチ系の記事が好評なんですが、歴史上の皇室というとまた別次元の話のような気がします。そこはどうなんでしょうか。

堀江 そうですね、実際にまったく“別の世界”だと思います。時代にあわせて変化していくことこそが、皇室の変わらない伝統だという人もいますね。たとえば、明治・大正時代くらいまでの天皇には、いわゆる「側室」と呼べる女性がいてもおかしくはないというのが世間の常識だったし、実際にいたわけです。しかし、昭和時代以降、そういう伝統は「時代にそぐわない」として消えてなくなりましたね。

―――「側室」はお世継ぎを授かるために……ということでしょうか?

堀江 はい。でも、昔は「お世継ぎ」のためだけではないでしょうね。天皇家は日本最上位の“スーパースター”の一族。そして、スター性があり、権力を極めた“強い”天皇ほど、多くの子どもがいる傾向が強いんです。つまり、それを言い換えると、彼らが心身ともに健康で、個人的にも魅力がすごく、“モテにモテた”結果だとも言えるんですね。たとえば、天皇家の長い歴史の中でも、もっとも強い権力を握った人であろうと思われる、平安時代後期の白河天皇(1053~1129)には、その手のすごいエピソードがいっぱいあるのです。

―――モテた結果のエピソードですか? なんだか不穏な空気が出てきましたね。

堀江 そうですね(笑)。でも、その前に、少し真面目に歴史の中の白河天皇について見てみましょうか。

 平安時代の天皇家といえば、天皇家をもしのぐ権力を手に入れた藤原家に押されがちというイメージがあるかもしれません。しかし平安後期の白河天皇は、相続争いで内部分裂した藤原家から権力と富を皇室に奪い返した帝として有名です。

 白河天皇の思い通りにならないものは「加茂河の水、双六の賽(さい)の目、山法師」の3つだけという言葉が伝えられています。出典は『平家物語』、つまりフィクションですから、確実に言ったという証拠はありません。しかし、これは白河法皇の絶対権力についての「キャッチコピー」として伝統的に使われている言葉なんですね。

 加茂河(現在の鴨川)の水は「自然現象」、双六の賽の目は「運」、そして山法師は当時の大寺院・延暦寺などが雇っていた「僧兵」、つまり僧の姿をした兵士たちを意味しています。僧兵は政治に気に入らないことがある度に、都にやってきて暴れまわるのですが、「天罰」があるので原則、天皇でさえ処罰の命令をくだせません。白河天皇からしたら、実に厄介な存在(笑)!

  さて……白河天皇が退位、上皇になったのが応徳3年(1086年)11月のこと。天皇在位期間は13年でした。ちなみに平安時代(9世紀~12世紀)くらいの天皇の平均在位期間は約12年ほどですので、それより少し長いくらいですね。

―――生前に譲位するのが、この頃は一般的だったのですね。

堀江 はい。この頃は、基本的にそうなります。白河天皇は譲位した後「上皇」となりますが、その後、永長元年(1096年)に出家したので「法皇」を名乗ることになりました。天皇は定員一名だけですが、上皇や法皇は複数存在していてもOKなのです。

 そんな白河法皇には、同い年で長年の友人がいたのですが、それが血縁的には従兄弟にあたる、藤原公実(ふじわらのきんざね)。藤原公実は、藤原家の中でも特に家柄が良く、権力にも近い「閑院流(かんいんりゅう)」とよばれる血筋に生まれました。そして……閑院流には美男美女が多いといわれてきたのです。

―――白河法皇は、イケメンかつ家柄も良い友達と長年つるんできでたわけですね?

堀江 そうそう。藤原公実もとびきりの美男だったこともあり、白河法皇からそれは大事にされてきたといいます。歌人としても、勅撰和歌集に歌が選ばれるほど優秀でした。勅撰和歌集とは、天皇もしくは上皇・法皇の命令によって作られた和歌集です。現在の歌会始めに自作が選ばれる以上のものすごい名誉だったんですね。

―――勅撰和歌集のすごさが、いまいちピンとこない……現代の媒体でたとえるなら?

堀江 そんな……たとえることなんてできません! 大変、名誉なことですし、言葉が悪いかもしれないけど、雑誌や新聞って基本的にすぐに読まれなくなるでしょう。個人で歌集を出版しても同じ。でも、勅撰和歌集に自作が掲載されるということは、歌人として未来永劫、歴史に名前が残るのです。そもそも、皇室が率先して作らせている媒体=勅撰和歌集なので、それに掲載してもらえるなんて「ありがたや~、ありがたや~」と思わずにはいられないでしょ。

 ただ……藤原公実は政治家としてはイマイチなんですけどね。だから、高い地位を彼が守り続けられたのは白河法皇と藤原公実が男色関係にあったからという人も多いですし、僕もそう考えています。

―――身分の高い方々の同性愛は、当時よくあったことなんですか?

堀江 白河法皇も藤原公実もお世継ぎをすでに儲けていたので、とくに問題がなかったんです。彼らが生きた平安時代後期を、歴史用語で「院政期(いんせいき)」と呼びます。この時代は、“寝室”で歴史が作られていたと言っても過言ではない……つまり、強い人から寵愛を受ければ受けるほど出世できる時代なので、男女関係だけでなく、男性同性愛も盛んだったようです。

 あと、当時、恋愛はレジャーみたいなものでもありました。ほかに娯楽が少ないですからね。でも中学の古文の授業を思い出してください。当時、それなりの身分のお姫様と会うには、和歌やプレゼントを“しつこく”送らないと、面会すらなかなかしてくれません。男性同士の場合、お姫様に会うまでの、まどろっこしいやりとりはなかったようです(笑)。

―――自由恋愛イコール同性愛というような部分があったみたいな?

堀江 極論すれば、そう言えます。でもね、現代人からすると不可解なんですが、単純に好きな相手とセックスするというより、“にくい相手”、たとえば政敵の男と「わざわざ」寝てしまうケースもあるんですよ。男色の記述が多いことで知られる、院政期の公家・藤原頼長の日記『台記』などに出てくるケースです。「愛ゆえに」というより、人間関係の“ガス抜き”みたいなことを狙って、同性同士でセックスしていたのかもしれません。

 あるいは、当時の高貴な人たちにとって男女関係は、政略結婚などに象徴されるように、自分の意志だけでは決められない要素が多すぎました。愛人選びだって、単純に自分の好みだけでは決められません。しかし同性愛は、そういう男女関係にまつわる「わずらわしさ」からは、少なくとも自由で、純粋な関係だったと言えるかもしれません。

―――“にくい相手”とのセックスとは、現代人の思考回路では考えにくいので驚いちゃいました。資料によると、嘉承2(1107)年、藤原公実が“突然”亡くなりますね。すると彼の娘のうちの一人を白河法皇は自分の養女にした、という記述があります。

堀江 娘というのは、後の待賢門院(たいけんもんいん)、藤原璋子(ふじわらのたまこ)という女性です。ただこの人、スキャンダルクイーン系の美女だったようで、問題アリな人物と言われています。彼女は藤原公実の最後の娘、つまりすごく幼いからというわけでもないのに、白河法皇の養女になった。邪推すると……璋子ちゃんは、幼い頃からとびきりかわいかったし、なんとなく公実パパを彷彿とさせる容貌だったのでしょう(笑)。だから白河法皇はわざわざ養女にしたのでは?

―――NHK連続テレビ小説『なつぞら』も、広瀬すず演じるヒロイン・なつが北海道に養女のようにしてもらわれていくという展開がありましたが、なつのことは顔では選んでませんよね。

堀江 顔で選んだのでは、というのはあくまでも僕の推測ですが、『今鏡』という歴史物語に、白河法皇が昼間っから璋子と“あやしいこと”をしていたというシーンが出てくるわけです。

―――あやしいことってなんですか? 昼間からお父さんと“あやしいこと”……とても気になるんですけど!

(第2回につづく!!)

堀江宏樹(ほりえ・ひろき)
1977年、大阪府生まれ。作家・歴史エッセイスト。早稲田大学第一文学部フランス文学科卒業。日本・世界を問わず歴史のおもしろさを拾い上げる作風で幅広いファン層をもつ。2019年7月1日、新刊『愛と欲望の世界史』が発売。好評既刊に『本当は怖い世界史 戦慄篇』『本当は怖い日本史』(いずれも三笠書房・王様文庫)など。
Twitter/公式ブログ「橙通信

 

皇族の知られざる素顔――48歳年下の養女に手を出すトンデモ天皇がいた!? 【日本のアウト皇室史】

 皇室が特別な存在であることを日本中が改めて再認識する機会となった、平成から令和への改元。最近では、女性・女系天皇論争の皇位継承者問題や秋篠宮家の長女・眞子さまの婚約者・小室圭を巡る一連の騒動などが注目されているものの、実は、こんなのは大した騒動ではなかった……? 「皇族はスーパースター」と語る歴史エッセイストの堀江宏樹さんに、歴史に眠る破天荒な天皇家のエピソードを教えてもらいます!

 魔性のタフマンおじいちゃん・白河法皇

―――最近、天皇家への注目度がいまだかつてないほど上がっている気がしています。芸能人とはまた違いますが、ジャニーズアイドル並に週刊誌やテレビでもよく目にしますし。

堀江宏樹(以下、堀江) 天皇陛下の代替わりとともに、元号も「平成」から「令和」に変わりましたね。日本の長い歴史の中に自分たちも生きているんだなぁ……と思える特別な瞬間でした。2019年4月30日まで天皇陛下だった方が、皇太子殿下に位をゆずって、“上皇”陛下になったり。“上皇”と呼ばれる方が日本にいるのは、じつに約200年ぶりとのことです。

―――約200年前ということは、江戸時代! “上皇”という言葉は、歴史の教科書の中にしか存在しないと思っていたので、日本の長い歴史の延長線上にわれわれも生きているということを実感させられますね。サイゾーウーマンでも皇室ウォッチ系の記事が好評なんですが、歴史上の皇室というとまた別次元の話のような気がします。そこはどうなんでしょうか。

堀江 そうですね、実際にまったく“別の世界”だと思います。時代にあわせて変化していくことこそが、皇室の変わらない伝統だという人もいますね。たとえば、明治・大正時代くらいまでの天皇には、いわゆる「側室」と呼べる女性がいてもおかしくはないというのが世間の常識だったし、実際にいたわけです。しかし、昭和時代以降、そういう伝統は「時代にそぐわない」として消えてなくなりましたね。

―――「側室」はお世継ぎを授かるために……ということでしょうか?

堀江 はい。でも、昔は「お世継ぎ」のためだけではないでしょうね。天皇家は日本最上位の“スーパースター”の一族。そして、スター性があり、権力を極めた“強い”天皇ほど、多くの子どもがいる傾向が強いんです。つまり、それを言い換えると、彼らが心身ともに健康で、個人的にも魅力がすごく、“モテにモテた”結果だとも言えるんですね。たとえば、天皇家の長い歴史の中でも、もっとも強い権力を握った人であろうと思われる、平安時代後期の白河天皇(1053~1129)には、その手のすごいエピソードがいっぱいあるのです。

―――モテた結果のエピソードですか? なんだか不穏な空気が出てきましたね。

堀江 そうですね(笑)。でも、その前に、少し真面目に歴史の中の白河天皇について見てみましょうか。

 平安時代の天皇家といえば、天皇家をもしのぐ権力を手に入れた藤原家に押されがちというイメージがあるかもしれません。しかし平安後期の白河天皇は、相続争いで内部分裂した藤原家から権力と富を皇室に奪い返した帝として有名です。

 白河天皇の思い通りにならないものは「加茂河の水、双六の賽(さい)の目、山法師」の3つだけという言葉が伝えられています。出典は『平家物語』、つまりフィクションですから、確実に言ったという証拠はありません。しかし、これは白河法皇の絶対権力についての「キャッチコピー」として伝統的に使われている言葉なんですね。

 加茂河(現在の鴨川)の水は「自然現象」、双六の賽の目は「運」、そして山法師は当時の大寺院・延暦寺などが雇っていた「僧兵」、つまり僧の姿をした兵士たちを意味しています。僧兵は政治に気に入らないことがある度に、都にやってきて暴れまわるのですが、「天罰」があるので原則、天皇でさえ処罰の命令をくだせません。白河天皇からしたら、実に厄介な存在(笑)!

  さて……白河天皇が退位、上皇になったのが応徳3年(1086年)11月のこと。天皇在位期間は13年でした。ちなみに平安時代(9世紀~12世紀)くらいの天皇の平均在位期間は約12年ほどですので、それより少し長いくらいですね。

―――生前に譲位するのが、この頃は一般的だったのですね。

堀江 はい。この頃は、基本的にそうなります。白河天皇は譲位した後「上皇」となりますが、その後、永長元年(1096年)に出家したので「法皇」を名乗ることになりました。天皇は定員一名だけですが、上皇や法皇は複数存在していてもOKなのです。

 そんな白河法皇には、同い年で長年の友人がいたのですが、それが血縁的には従兄弟にあたる、藤原公実(ふじわらのきんざね)。藤原公実は、藤原家の中でも特に家柄が良く、権力にも近い「閑院流(かんいんりゅう)」とよばれる血筋に生まれました。そして……閑院流には美男美女が多いといわれてきたのです。

―――白河法皇は、イケメンかつ家柄も良い友達と長年つるんできでたわけですね?

堀江 そうそう。藤原公実もとびきりの美男だったこともあり、白河法皇からそれは大事にされてきたといいます。歌人としても、勅撰和歌集に歌が選ばれるほど優秀でした。勅撰和歌集とは、天皇もしくは上皇・法皇の命令によって作られた和歌集です。現在の歌会始めに自作が選ばれる以上のものすごい名誉だったんですね。

―――勅撰和歌集のすごさが、いまいちピンとこない……現代の媒体でたとえるなら?

堀江 そんな……たとえることなんてできません! 大変、名誉なことですし、言葉が悪いかもしれないけど、雑誌や新聞って基本的にすぐに読まれなくなるでしょう。個人で歌集を出版しても同じ。でも、勅撰和歌集に自作が掲載されるということは、歌人として未来永劫、歴史に名前が残るのです。そもそも、皇室が率先して作らせている媒体=勅撰和歌集なので、それに掲載してもらえるなんて「ありがたや~、ありがたや~」と思わずにはいられないでしょ。

 ただ……藤原公実は政治家としてはイマイチなんですけどね。だから、高い地位を彼が守り続けられたのは白河法皇と藤原公実が男色関係にあったからという人も多いですし、僕もそう考えています。

―――身分の高い方々の同性愛は、当時よくあったことなんですか?

堀江 白河法皇も藤原公実もお世継ぎをすでに儲けていたので、とくに問題がなかったんです。彼らが生きた平安時代後期を、歴史用語で「院政期(いんせいき)」と呼びます。この時代は、“寝室”で歴史が作られていたと言っても過言ではない……つまり、強い人から寵愛を受ければ受けるほど出世できる時代なので、男女関係だけでなく、男性同性愛も盛んだったようです。

 あと、当時、恋愛はレジャーみたいなものでもありました。ほかに娯楽が少ないですからね。でも中学の古文の授業を思い出してください。当時、それなりの身分のお姫様と会うには、和歌やプレゼントを“しつこく”送らないと、面会すらなかなかしてくれません。男性同士の場合、お姫様に会うまでの、まどろっこしいやりとりはなかったようです(笑)。

―――自由恋愛イコール同性愛というような部分があったみたいな?

堀江 極論すれば、そう言えます。でもね、現代人からすると不可解なんですが、単純に好きな相手とセックスするというより、“にくい相手”、たとえば政敵の男と「わざわざ」寝てしまうケースもあるんですよ。男色の記述が多いことで知られる、院政期の公家・藤原頼長の日記『台記』などに出てくるケースです。「愛ゆえに」というより、人間関係の“ガス抜き”みたいなことを狙って、同性同士でセックスしていたのかもしれません。

 あるいは、当時の高貴な人たちにとって男女関係は、政略結婚などに象徴されるように、自分の意志だけでは決められない要素が多すぎました。愛人選びだって、単純に自分の好みだけでは決められません。しかし同性愛は、そういう男女関係にまつわる「わずらわしさ」からは、少なくとも自由で、純粋な関係だったと言えるかもしれません。

―――“にくい相手”とのセックスとは、現代人の思考回路では考えにくいので驚いちゃいました。資料によると、嘉承2(1107)年、藤原公実が“突然”亡くなりますね。すると彼の娘のうちの一人を白河法皇は自分の養女にした、という記述があります。

堀江 娘というのは、後の待賢門院(たいけんもんいん)、藤原璋子(ふじわらのたまこ)という女性です。ただこの人、スキャンダルクイーン系の美女だったようで、問題アリな人物と言われています。彼女は藤原公実の最後の娘、つまりすごく幼いからというわけでもないのに、白河法皇の養女になった。邪推すると……璋子ちゃんは、幼い頃からとびきりかわいかったし、なんとなく公実パパを彷彿とさせる容貌だったのでしょう(笑)。だから白河法皇はわざわざ養女にしたのでは?

―――NHK連続テレビ小説『なつぞら』も、広瀬すず演じるヒロイン・なつが北海道に養女のようにしてもらわれていくという展開がありましたが、なつのことは顔では選んでませんよね。

堀江 顔で選んだのでは、というのはあくまでも僕の推測ですが、『今鏡』という歴史物語に、白河法皇が昼間っから璋子と“あやしいこと”をしていたというシーンが出てくるわけです。

―――あやしいことってなんですか? 昼間からお父さんと“あやしいこと”……とても気になるんですけど!

(第2回につづく!!)

堀江宏樹(ほりえ・ひろき)
1977年、大阪府生まれ。作家・歴史エッセイスト。早稲田大学第一文学部フランス文学科卒業。日本・世界を問わず歴史のおもしろさを拾い上げる作風で幅広いファン層をもつ。2019年7月1日、新刊『愛と欲望の世界史』が発売。好評既刊に『本当は怖い世界史 戦慄篇』『本当は怖い日本史』(いずれも三笠書房・王様文庫)など。
Twitter/公式ブログ「橙通信