福山雅治が“正論おじさん”になっちゃったよ!? 緊張感のないクライマックス『集団左遷!!』第9話

 福山雅治主演ドラマ『集団左遷!!』(TBS系)も残すところ2話となりました。番組の最後に原作本『集団左遷』『銀行支店長』(講談社)の視聴者プレゼントの告知が行われましたが、三井銀行(現三井住友銀行)出身の作家・江波戸哲夫が執筆した原作小説の要素が『集団左遷!!』にはほとんど入ってないことにプレゼント当選者はびっくりするのではないでしょうか。綿密な伏線を張ることなく、強引にクライマックスを迎えた第9話を振り返りたいと思います。

(前回までのレビューはこちらから)

 三友銀行に勤める片岡(福山雅治)は蒲田支店が廃店となり、本部へと帰還しましたが、今では三友銀行そのものの存在が危うくなっています。大型リストラを進める横山専務(三上博史)の暴走を止めるべく、片岡は裏金を受け取っていた役員たちのリストを公表するのですが、横山専務の名前だけが忽然と消えていました。土壇場で藤田頭取(市村正親)が片岡を裏切り、横山専務と手を組んだのです。

 横山専務とは距離を置いている隅田常務(別所哲也)の解説によると、非主流派である藤田頭取は横山専務を命拾いさせることで、外資系ネット通販サイト「ダイバーサーチ」との提携を進めようとしているとのことです。従来の銀行とは異なる、まったく新しい多国籍企業へと生まれ変わろうとしていたのです。

 記者会見が始まります。三友銀行は「ダイバーサーチ」と資本提携することを発表。さらに9,500人の行員をリストラすることも明らかになります。現場で汗水流している行員たちを冷たく切り捨てようとする横山専務のやり方に、片岡は怒り心頭です。

 

鮫島がとった行動が不可解すぎる

 片岡のもとに、日本橋支店の副支店長となった真山(香川照之)、以前は片岡に反抗的だった滝川(神木隆之介)、さらにはスーパーマーケットに出向させられた花沢(高橋和也)ら今はなき蒲田支店のメンバーが再集結します。金融庁に影響力を持つ国会議員・島津(石丸謙二郎)との癒着が怪しまれる横山専務の弱点を旧蒲田支店チームで調べようと盛り上がります。

 シリーズ前半に登場していた懐かしい顔ぶれたちとの感動の再会シーンなのですが、彼らが銀行内の不正を暴くための密談場所が普通の居酒屋やカラオケ店なのはいただけません。店員や他の客たちに密談内容が丸聞こえです。案の定、横山派の梅ちゃん(尾美としのり)に立ち聞きされてしまいます。片岡たちは伝統ある銀行を守るための、いわば“勤王の志士”なのですが、どうも緊張感がないため、ドラマのクライマックスも緊張感に欠けたまま進んでいくのでした。

 それ以上に第9話で首を捻ったのは、横山派の番犬・鮫島(小手伸也)の言動です。横山専務のお陰で出向を解かれ、本部の支店統括部長にまで昇進できた梅ちゃん。そんな梅ちゃんが今でも片岡と繋がっていることに不満を覚えた鮫島は、思い切った行動に出ます。横山専務が個人的に動かしている裏金の流れをメモした秘密手帳を、なんと梅ちゃんに預けるのです。横山専務への忠誠心を試そうというものでした。

 鮫島はバカなのでしょうか? それとも鮫島は切れ者の仮面を被った、大バカものでしょうか? その答えは、どこからどう見ても鮫島はやっぱり正真正銘の超大バカものだったということです。

 同期の片岡から「若い行員たちのために、俺らが不正を止めないでどうするんだ」と責められ、梅ちゃんは「出向したことのない人間には分からないよ」と反論します。きれいごとだけでは生きていけない先行き不透明な時代です。家族を食べさせることもできませんし、老後のために2,000万円を蓄えることも不可能です。

 それでも、福山雅治演じる片岡はワイドショーで話題の“正論おじさん”のように「不正は許せない」と繰り返します。心根の優しく、それゆえに出世コースからは外れていたであろう梅ちゃんは、結局は横山派にとって命取りとなる秘密手帳を真山経由で片岡に手渡してしまうのです。

 ベテラン俳優・尾美としのりが味わい深い演技を見せた第9話でしたが、鮫島のあまりのアホっぷりが強烈すぎて、印象が薄れてしまったのが残念です。鮫島はやっぱり、詐欺師コメディ『コンフィデンスマンJP』(フジテレビ系)の五十嵐が変装した仮の姿で、最終回にはダー子(長澤まさみ)が現われるんじゃないかと妄想してしまいます。『集団左遷!!』が『コンフィデンスマンJP』を上回る大ドンデン返しを見せてくれれば、この妄想イメージも払拭できるかもしれません。鮫島、期待しているよ。

 

原作本のラストは超ブラック!

 さて、福山雅治が会社に居場所のない“正論おじさん”化してしまった第9話の気になる視聴率は? 本部編がスタートした第7話が9.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、第8話が11.9%、そして第9話が10.1%。2週連続で二ケタをキープできました。これまでの全9話の平均視聴率は10.02%。薄氷感たっぷりですが、最終回でも10%をキープできれば、なんとか平均二ケタを死守することができます。

 紆余曲折ありましたが、次週はいよいよ最終回。原作本をほとんど無視している『集団左遷!!』ですが、ちなみに原作本のひとつ『銀行支店長』では主人公・片岡は異動先の支店で高額の投資詐欺に引っ掛かった責任をとって銀行を退職します。もうひとつの原作本『集団左遷!!』はもっと悲惨です。リストラ要員たちを束ねて懸命なサバイバルを試みた主人公・篠田部長は、副社長・横山の不正を暴くことができず、自暴自棄に陥って酒に酔って憤死を遂げます。原作本はどちらも苦い終わり方を迎えます。

 新しい時代を切り開くためなら犠牲はやむなしと考えるリアリスト・横山専務と“正論おじさん”化した理想主義者・片岡部長、最後に勝つのは果たしてどちらでしょうか? 最終戦の行方を見届けたいと思います。

(文=長野辰次)

性に対してはちゃんとしてます! 田中みな実、永野と2人きりでの食事に”ある疑惑”が浮上

 過去の発言との整合性は?

 フリーアナウンサーの田中みな実が6月14日、進行役を務める『有吉ジャポン』(TBS系)に出演。ピン芸人の永野と2人で食事をしていることが明かされた。

「番組にゲスト出演した永野は、田中がラジオに呼んでくれ、プライベートでも食事に行く仲だと関係性を説明。永野によれば、田中は彼のくだならい話をしっかり聞いたうえ、食事代も出してくれるそうで、永野は何の目的で自分と会ってくれるのかがわからないと不思議がっていました。それに対する田中の返答は『本当楽しいんですよ』『一緒にいるのが楽なんです』というもの。これを聞いた番組MCの有吉弘行からは、『確かにちょっと元カレ(オリエンタルラジオ・藤森慎吾)に似てる』とのツッコミが入っていました」(テレビ誌ライター)

 そんな田中といえば、昨年3月23日に放送されたバラエティ番組『ダウンタウンなう』(フジテレビ系)で恋愛における考え方について持論を展開しているのだが……。

「田中は『私は常に理性的です。性に対しては、ちゃんとしてます。好きな人や(関係が)そうなってもいいと思う人としか、夜ごはん行かないです』と、恋愛関係に発展したり、男女の関係になってもいいと思える相手でないと2人きりで食事には行かないと力説しています。これが本当なら、永野とは関係を持ってもいいと思っていることになりますから、狙っているとも考えられる。もっとも、永野の場合は2014年8月に結婚していますから、不倫になってしまいますが……」(同)

 番組ではさまざまな持論や経験談を披露し、時に視聴者を驚かせている田中だが……。

「こうして発言に整合性がないあたり、田中には”話を盛っている疑惑”があります。もしくは言ってることがその場ですぐに変わる”テキトー疑惑”とかもあるんですが、いずれにしろ、フリートークで話を広げるにはある程度のゆるさも必要で、田中も老獪になったなという印象です」(同)

 フリー女子アナも厳しい世界のようだ。

性に対してはちゃんとしてます! 田中みな実、永野と2人きりでの食事に”ある疑惑”が浮上

 過去の発言との整合性は?

 フリーアナウンサーの田中みな実が6月14日、進行役を務める『有吉ジャポン』(TBS系)に出演。ピン芸人の永野と2人で食事をしていることが明かされた。

「番組にゲスト出演した永野は、田中がラジオに呼んでくれ、プライベートでも食事に行く仲だと関係性を説明。永野によれば、田中は彼のくだならい話をしっかり聞いたうえ、食事代も出してくれるそうで、永野は何の目的で自分と会ってくれるのかがわからないと不思議がっていました。それに対する田中の返答は『本当楽しいんですよ』『一緒にいるのが楽なんです』というもの。これを聞いた番組MCの有吉弘行からは、『確かにちょっと元カレ(オリエンタルラジオ・藤森慎吾)に似てる』とのツッコミが入っていました」(テレビ誌ライター)

 そんな田中といえば、昨年3月23日に放送されたバラエティ番組『ダウンタウンなう』(フジテレビ系)で恋愛における考え方について持論を展開しているのだが……。

「田中は『私は常に理性的です。性に対しては、ちゃんとしてます。好きな人や(関係が)そうなってもいいと思う人としか、夜ごはん行かないです』と、恋愛関係に発展したり、男女の関係になってもいいと思える相手でないと2人きりで食事には行かないと力説しています。これが本当なら、永野とは関係を持ってもいいと思っていることになりますから、狙っているとも考えられる。もっとも、永野の場合は2014年8月に結婚していますから、不倫になってしまいますが……」(同)

 番組ではさまざまな持論や経験談を披露し、時に視聴者を驚かせている田中だが……。

「こうして発言に整合性がないあたり、田中には”話を盛っている疑惑”があります。もしくは言ってることがその場ですぐに変わる”テキトー疑惑”とかもあるんですが、いずれにしろ、フリートークで話を広げるにはある程度のゆるさも必要で、田中も老獪になったなという印象です」(同)

 フリー女子アナも厳しい世界のようだ。

CM差し替えで宮迫博之の降板は不可避!? 後番組はあの人気コンビで『チドトーーク!』に決定か

 テレビ朝日の選択は打ち切りか、リニューアルかの二択となりそうだ。

 雨上がり決死隊・宮迫博之をはじめとする吉本芸人らが、振り込み詐欺グループの忘年会で「闇営業」していた騒動はいまだ収束する気配はない。そんななか、バラエティ番組『アメトーーク!』(テレビ朝日系)のCMが差し替えられていたことが話題を呼んでいる。

6月13日の放送回では、「豆腐大好き芸人」という通常通りの内容が放送されたものの、ナショナルスポンサーである三井住友銀行や、三菱UFJグループであるアコムのCMなどが流れず、公益社団法人ACジャパンのCMに差し替わっていた。

「宮迫本人が反社と認識していたかどうかにかかわらず、銀行にとって番組MCの宮迫が振り込み詐欺グループの忘年会で熱唱していたのは口座の解約騒動に発展するおそれもあり、看過できる問題ではない。このままスポンサーを継続とはいかないでしょう。また、ネット上では『アメトーーク!』のスポンサーを降板していない企業名がさらされており、CMが流れ続けるかぎり視聴者からの抗議が殺到するのは間違いない。反社会的勢力との関係遮断を方針に掲げている日清食品グループのCMはこの日も流れていましたが、同社は過去にも視聴者のクレームでCMを取り止めたことがありますから、次回以降で降りる可能性は高いと見ています」(広告代理店関係者)

 テレ朝は「放送予定に影響ありません」と説明しているが、ネット上では「何事もなく『アメトーーク!』放送してることに違和感を覚える」との声が続出。その一方で、「宮迫は解雇でもいいけれど『アメトーーク!』はマジで終わらないでほしい」「蛍原徹だけで『ホトトーーク!』希望」など、宮迫や闇営業にかかわった芸人を除いたメンバーでの番組存続を望む声も多い。

「MC交代となった場合、公認候補の最有力となるのは千鳥でしょう。『アメトーーク!』のプロデューサー・加地倫三氏は、気に入った芸人に関しては売れるまでとことんプッシュすることでも知られている。その加地氏の寵愛を最も受けているのが千鳥です。彼らは13年にレギュラー番組『ピカルの定理』(フジテレビ系)の終了後に東京での仕事が激減しましたが、加地氏は『アメトーーク!』で千鳥のコーナーを作るなど起用し続け、それにより彼らはブレイクすることができた。実際、今年に入ってから『テレビ千鳥』(テレビ朝日系)を立ち上げていますしね。また、最近は『かまいたち』もお気に入りですから、レギュラーで呼ばれるかもしれません」(放送作家)

 となると、新番組は『チドトーーク!』で決まりか。

アップデートはやっぱり顔面!? 浜崎あゆみ、全国ツアー50公演目のステージ写真に違和感を持つ人が続出

 浜崎あゆみが14日、自身のインスタグラムを更新して話題になっている。

 現在、全国ツアー『ayumi hamasaki TROUBLE TOUR 2019-2020 Aーmisunderstoodー』(※「A」はロゴ)の真っただ中である浜崎。先日の投稿では「Are you ready 山口 更なるアップデート完了。あとは全力で放つのみ」とつづり、ライブステージ上の写真をアップ。黒地にゴールドが輝く衣装に身を包んだ浜崎が、力強い目力でカメラのレンズを見ているかっこいい写真なのだが、ネット上では「整形してアップデートしたってこと?」「アップグレードじゃなくって?」などのツッコミの声が上がり話題になっていたばかり。

 そんな浜崎がこの日の投稿で「本日でトラブルツアーなんと50公演目となります 広島の皆様、50th showを盛大に祝い倒して参りましょう」とつづり、ステージ上の写真を公開した。

 写真には右腕を上に掲げポーズをとる浜崎が写っているのだが、一部ネット上では「私が見てきた浜崎あゆみの顔じゃないわ」「今の顔バージョンいくつ??」「やはり顔をアップデートしたのでしょうか?」など、浜崎の見た目に対して厳しい声が上がってしまった。

 前回の投稿で「更なるアップデート完了」と発言していたこともあり、「やはり顔をアップデートしたのでは?」と感じた人が多かったようだ。

芸能界を生き延びる、ヒロミの処世術

テレビウォッチャーの飲用てれびさんが、先週(6月9~15日))に見たテレビの気になる発言をピックアップします。

マツコ・デラックス「闇が深いもん。だから大丈夫です」

「私、マジメに山里さんロスで」

 株式トレーダーの若林史江はそう語る。10日の『5時に夢中!』(TOKYO MX)で、蒼井優と結婚した山里亮太が株を上げているという記事が取り上げられたときのことだ。

「今まで芸能人にそういう思いって抱いたことがないんですけど、ネットの記事が見られないぐらい。一時期、あの2人の記事ばっかだったじゃないですか。それがツラくて見られないぐらい、山里さんロスなの」

 若林いわく、芸能人を本気で好きになることが自分は今までなかった。そんな自分にとって、山里は初めて本気になったテレビの中の人だ。前からさわやかでカッコいいと思っていたが、先日初めて山里に会い、その印象が正しいことを再認識した。もしも時間が巻き戻せて自分が未婚のときに出会っていたら、山里に積極的にアプローチしたかもしれない。そのぐらい、どストライクだ――。若林はそう熱く語る。

 結婚会見後、山里はさまざまに再評価された。「前から頭がいいと思っていた」「カッコいいと思っていた」「誠実だと思っていた」。そういったコメントであふれ、先週もまだその余波が残っていた。しかし、そんな手のひら返しとは一線を画す、若林の本気度。横に座るマツコ・デラックスも、「ホントなんです」とお墨付きを与える。さすが、同じ手のひら返しでも勢いが違う。

 また、マツコは言う。しばらく前から、山里は幸せそうな顔をしていた。だから、「手に入れてしまった人間は、面白くないわね」というようなイジりを、結婚発表前から山里にしてしまっていた。こんなことになるとは思わなかったので、先日メールで山里に謝罪した。

 そして、MCのふかわりょうに「山里さん、今後の身の振り方は……」と尋ねられると、マツコはこう答えた。

「あの人はね、根深いからね。幸せになったぐらいじゃ変わらないと思う。闇が深いもん。だから大丈夫です」

 ラジオでも、伊集院光が同じような話をしていた(『伊集院光の深夜の馬鹿力』TBSラジオ) 。コンプレックスキャラの自分が幸せになると、面白くなくなるのではないか。そんな悩みを山里は抱いているようだが、大丈夫だ。自分と山里が同じような「心底ねじくれ曲がった心」の持ち主と仮定するならば、いくら周囲の環境が良くなっても、己の内側からどんどん黒いもの、いがらっぽいものは湧き出てくる。元アイドルと結婚した自分が、それを保証する。

「だから山里くん、なんの問題もない。どんなに一瞬幸せみたいなものをつかもうがね、僕と山里くんが同じだとするならばですけれども、一切それはなくなりませんから。これを祝福の言葉と代えさせていただきます」

 自分の底にあるものは簡単には変わらない。でも、大丈夫だ。だからこそ、大丈夫だ。おめでとう。おそらく、それぞれが山里と同じ根を持っていると感じているのだろう2人の祝辞は、示し合わせることなく似通っていた。

 環境が変わっても、年齢を重ねても、人間の根はあまり変わらない。11日放送の『火曜サプライズ』(日本テレビ系)を見て、あらためてそんなことを考えた。この日のゲストは新作映画の公開を控えた岡田准一と木村文乃。ヒロミと一緒に、東京の下町・亀戸を巡るロケをしていた。

「こんにちは、山瀬まみです」

 そう言って登場したヒロミは、ゲストの2人を招く前に、こんなことを語った。

「今回のゲストが、あまりロケバラエティでロケに出るっていうのがないっていうね、なかなかの俳優さんと女優さんなんですが。ちょっと大物感が漂っててですね、僕あんまりそういうのダメなんですよ。やっぱりISSAあたりが一番雑に扱えるので。ゲストさんが大物だと、ちょっと僕あんまり味出せないんですけども」

 この導入、俳優がバラエティ番組で立ち回りやすいような配慮、状況設定でもあるだろう。岡田については『学校へ行こう!』(TBS系)などでロケの経験を積んでいると思うが、それはひとまず置いておく。

 だが、その上で、やはり引っかかる。若手ながら「大物」の俳優や歌手に物怖じせずツッコんだり、「タメ口」をきいたりする。それが、ヒロミのテレビタレントとしてのスタートだったはずだ。しかし、そんなヒロミが、「大物」と一緒のロケでは自分の持ち味が出せないという。自身のこれまでの経歴を改変しているようにも聞こえる。

 しかし、これは改変というより、ヒロミのポジションの変化を表す言葉なのだろう。いまやヒロミも54歳。芸能界の中でも、「大物」と呼ばれる立場に足を踏み入れようかという年齢である。そんな彼が年下の俳優を相手に高圧的な態度に出た場合、少し間違えれば視聴者からバッシングを浴びてしまう。

 だから、少し自虐を交えつつ、先回りして相手を「大物」と持ち上げ、自分を「小物」に位置付ける。そんな相関図を描くのは、かつてのように「小物」から「大物」に果敢にツッコミを入れていく姿を演出するためではもちろんなく、自身の言動が権力関係を背景とした威圧的なもの、すなわちパワハラに映るのをできる限り避けるためだろう。改変されているのはヒロミの経歴というより、ヒロミをめぐる権力関係である。

 他方でヒロミは、「ISSAあたりが一番雑に扱えるので」と一言添えることを忘れない。林家こぶ平(現・正蔵)に対するかつてのヒロミの振る舞いは、今で言えばハラスメントを想起させやすいものだった。自分より「弱い」相手に対しては、明確にマウントを取っていく。そんな昔から変わらないヒロミ、時代の変化に抵抗する「ヤンチャ」なヒロミの位置取りが、ここではあえて誇示されている。

 この二面性は、何を意味しているのか?

「『火曜サプライズ』 のロケは初めてですか?」

 岡田と木村にそう尋ねたヒロミは、「大人」としてロケをうまく回すことを約束する。

「大丈夫です。僕ですから、一緒にやるのが。すっげーちゃんと短めにやりますから。任せてください。これが若手だとね、結構チンタラやるんですよ。ここはもう大人ですから。スタッフにガッといっちゃいますから。殺しちゃいますから」

 ヒロミは、ある世代の屈折を体現しているように見える。今ならハラスメントになる言動があまり問題にされず飛び交っていた時代を、若手として生きてきた。しかし、自身が年長者になると、時代はハラスメントに敏感なものに移り変わっていた。そんな世代の、特に男性の屈折を、である。

 一方に、ハラスメントの加害者と指弾されないための身の処し方を心得て、実践するヒロミがいる。他方に、それはあくまでも「身の処し方」であること、時代の変化に完全に染まらずに逸脱する俺が思わず出ちゃうことを随所でアピールするヒロミがいる。同じ屈折を抱える者たちに、「やりにくい時代っすね」とでもいうようなメッセージを目配せで送る。そういう二面性の出し入れで生き残る。ヒロミ流、ハラスメント告発社会の泳ぎ方というか。いや、それは別にヒロミの専売特許ではなく、同様の泳法を身につけた小さなヒロミは、そこらへんにいくらでもいるのかもしれない。

 今の自分は「いい人キャンペーン」をやっている。テレビから一度姿を消し、その後、あらめて露出を増やし始めたころのヒロミは、しきりにそう言っていた。そんなヒロミに、山里がこうツッコんだことがある(『ナカイの窓』日本テレビ系、2014年10月8日)。

「絶対にいい人は、それを言わないんですけどね」

 なるほど、人の根は深い。

(文=飲用てれび<http://inyou.hatenablog.com/>)

芸能界を生き延びる、ヒロミの処世術

テレビウォッチャーの飲用てれびさんが、先週(6月9~15日))に見たテレビの気になる発言をピックアップします。

マツコ・デラックス「闇が深いもん。だから大丈夫です」

「私、マジメに山里さんロスで」

 株式トレーダーの若林史江はそう語る。10日の『5時に夢中!』(TOKYO MX)で、蒼井優と結婚した山里亮太が株を上げているという記事が取り上げられたときのことだ。

「今まで芸能人にそういう思いって抱いたことがないんですけど、ネットの記事が見られないぐらい。一時期、あの2人の記事ばっかだったじゃないですか。それがツラくて見られないぐらい、山里さんロスなの」

 若林いわく、芸能人を本気で好きになることが自分は今までなかった。そんな自分にとって、山里は初めて本気になったテレビの中の人だ。前からさわやかでカッコいいと思っていたが、先日初めて山里に会い、その印象が正しいことを再認識した。もしも時間が巻き戻せて自分が未婚のときに出会っていたら、山里に積極的にアプローチしたかもしれない。そのぐらい、どストライクだ――。若林はそう熱く語る。

 結婚会見後、山里はさまざまに再評価された。「前から頭がいいと思っていた」「カッコいいと思っていた」「誠実だと思っていた」。そういったコメントであふれ、先週もまだその余波が残っていた。しかし、そんな手のひら返しとは一線を画す、若林の本気度。横に座るマツコ・デラックスも、「ホントなんです」とお墨付きを与える。さすが、同じ手のひら返しでも勢いが違う。

 また、マツコは言う。しばらく前から、山里は幸せそうな顔をしていた。だから、「手に入れてしまった人間は、面白くないわね」というようなイジりを、結婚発表前から山里にしてしまっていた。こんなことになるとは思わなかったので、先日メールで山里に謝罪した。

 そして、MCのふかわりょうに「山里さん、今後の身の振り方は……」と尋ねられると、マツコはこう答えた。

「あの人はね、根深いからね。幸せになったぐらいじゃ変わらないと思う。闇が深いもん。だから大丈夫です」

 ラジオでも、伊集院光が同じような話をしていた(『伊集院光の深夜の馬鹿力』TBSラジオ) 。コンプレックスキャラの自分が幸せになると、面白くなくなるのではないか。そんな悩みを山里は抱いているようだが、大丈夫だ。自分と山里が同じような「心底ねじくれ曲がった心」の持ち主と仮定するならば、いくら周囲の環境が良くなっても、己の内側からどんどん黒いもの、いがらっぽいものは湧き出てくる。元アイドルと結婚した自分が、それを保証する。

「だから山里くん、なんの問題もない。どんなに一瞬幸せみたいなものをつかもうがね、僕と山里くんが同じだとするならばですけれども、一切それはなくなりませんから。これを祝福の言葉と代えさせていただきます」

 自分の底にあるものは簡単には変わらない。でも、大丈夫だ。だからこそ、大丈夫だ。おめでとう。おそらく、それぞれが山里と同じ根を持っていると感じているのだろう2人の祝辞は、示し合わせることなく似通っていた。

 環境が変わっても、年齢を重ねても、人間の根はあまり変わらない。11日放送の『火曜サプライズ』(日本テレビ系)を見て、あらためてそんなことを考えた。この日のゲストは新作映画の公開を控えた岡田准一と木村文乃。ヒロミと一緒に、東京の下町・亀戸を巡るロケをしていた。

「こんにちは、山瀬まみです」

 そう言って登場したヒロミは、ゲストの2人を招く前に、こんなことを語った。

「今回のゲストが、あまりロケバラエティでロケに出るっていうのがないっていうね、なかなかの俳優さんと女優さんなんですが。ちょっと大物感が漂っててですね、僕あんまりそういうのダメなんですよ。やっぱりISSAあたりが一番雑に扱えるので。ゲストさんが大物だと、ちょっと僕あんまり味出せないんですけども」

 この導入、俳優がバラエティ番組で立ち回りやすいような配慮、状況設定でもあるだろう。岡田については『学校へ行こう!』(TBS系)などでロケの経験を積んでいると思うが、それはひとまず置いておく。

 だが、その上で、やはり引っかかる。若手ながら「大物」の俳優や歌手に物怖じせずツッコんだり、「タメ口」をきいたりする。それが、ヒロミのテレビタレントとしてのスタートだったはずだ。しかし、そんなヒロミが、「大物」と一緒のロケでは自分の持ち味が出せないという。自身のこれまでの経歴を改変しているようにも聞こえる。

 しかし、これは改変というより、ヒロミのポジションの変化を表す言葉なのだろう。いまやヒロミも54歳。芸能界の中でも、「大物」と呼ばれる立場に足を踏み入れようかという年齢である。そんな彼が年下の俳優を相手に高圧的な態度に出た場合、少し間違えれば視聴者からバッシングを浴びてしまう。

 だから、少し自虐を交えつつ、先回りして相手を「大物」と持ち上げ、自分を「小物」に位置付ける。そんな相関図を描くのは、かつてのように「小物」から「大物」に果敢にツッコミを入れていく姿を演出するためではもちろんなく、自身の言動が権力関係を背景とした威圧的なもの、すなわちパワハラに映るのをできる限り避けるためだろう。改変されているのはヒロミの経歴というより、ヒロミをめぐる権力関係である。

 他方でヒロミは、「ISSAあたりが一番雑に扱えるので」と一言添えることを忘れない。林家こぶ平(現・正蔵)に対するかつてのヒロミの振る舞いは、今で言えばハラスメントを想起させやすいものだった。自分より「弱い」相手に対しては、明確にマウントを取っていく。そんな昔から変わらないヒロミ、時代の変化に抵抗する「ヤンチャ」なヒロミの位置取りが、ここではあえて誇示されている。

 この二面性は、何を意味しているのか?

「『火曜サプライズ』 のロケは初めてですか?」

 岡田と木村にそう尋ねたヒロミは、「大人」としてロケをうまく回すことを約束する。

「大丈夫です。僕ですから、一緒にやるのが。すっげーちゃんと短めにやりますから。任せてください。これが若手だとね、結構チンタラやるんですよ。ここはもう大人ですから。スタッフにガッといっちゃいますから。殺しちゃいますから」

 ヒロミは、ある世代の屈折を体現しているように見える。今ならハラスメントになる言動があまり問題にされず飛び交っていた時代を、若手として生きてきた。しかし、自身が年長者になると、時代はハラスメントに敏感なものに移り変わっていた。そんな世代の、特に男性の屈折を、である。

 一方に、ハラスメントの加害者と指弾されないための身の処し方を心得て、実践するヒロミがいる。他方に、それはあくまでも「身の処し方」であること、時代の変化に完全に染まらずに逸脱する俺が思わず出ちゃうことを随所でアピールするヒロミがいる。同じ屈折を抱える者たちに、「やりにくい時代っすね」とでもいうようなメッセージを目配せで送る。そういう二面性の出し入れで生き残る。ヒロミ流、ハラスメント告発社会の泳ぎ方というか。いや、それは別にヒロミの専売特許ではなく、同様の泳法を身につけた小さなヒロミは、そこらへんにいくらでもいるのかもしれない。

 今の自分は「いい人キャンペーン」をやっている。テレビから一度姿を消し、その後、あらめて露出を増やし始めたころのヒロミは、しきりにそう言っていた。そんなヒロミに、山里がこうツッコんだことがある(『ナカイの窓』日本テレビ系、2014年10月8日)。

「絶対にいい人は、それを言わないんですけどね」

 なるほど、人の根は深い。

(文=飲用てれび<http://inyou.hatenablog.com/>)

ジャニーズWEST、野性爆弾・くっきーに「ド突き回すぞ!」と大激怒されたワケ

 ジャニーズWESTの冠番組『エージェントWEST!』(朝日放送)が、6月15日深夜に放送された。ゲストのささやかな願いを叶えるため、ジャニーズWESTがロケを行うが、ゲストがそのロケVTRを見るには、メンバーから質問される「お題」にすべて答えなければならないという番組内容だ。

 今回は、お笑い芸人の野性爆弾・くっきーをゲストに迎えてトークを展開。くっきーのささやかな願いは、「昔、車にイタズラをした友人に、イタズラしたのが自分(くっきー)か気づいているか確かめたい」というものだった。

 メンバーからのお題に答えていくうちに、くっきーが意外と几帳面な性格であることや、インスタグラムのフォロワーランキングを頻繁にチェックしていることが明らかになり大盛り上がり。そんな中、「ナマモノ・海外の食事・ホメられること」が苦手だとわかると、中間淳太から「今後、絶対ホメられることが増えてくるから、今のうちに克服しておいたほうがいいのでは?」という提案が。そこで、ジャニーズWESTメンバーが、くっきーの長所を挙げていくことに。

 しかし、一番手の濱田崇裕が「ぽっちゃり」と言ってしまい、早々にストップ。全員から「ふざけんなよ!」「普通でええねん」「全然ホメ言葉ちゃうから!」と総ツッコミが入り、仕切り直しに。しかし、濱田はまたしても「剃り込み」とホメ言葉とは思えない発言で、「ないんか? 俺をホメるとこないねんな!?」とくっきーを怒らせてしまった。

 今度は順番を変え、小瀧望から始まり濱田で終わる流れでスタート。次々とくっきーへのホメ言葉が続いたものの、最後の濱田が「毛深い」と発言し、度重なる失礼な姿勢に、「弱小事務所やったらド突き回しとったど! ジャニーズさんでよかったな! ジャニーズさんだから生きてられんだぞお前!」とくっきーは激怒したのだった。

 今回の放送にファンからは、「濱ちゃんの天然は度が過ぎてる! 死ぬほど爆笑した~!」「天然なの? 計算なの? 濱田さんの可能性未知数だわ……!」「あのくっきーさんを怒らせるとは……ある意味天才な濱ちゃん」との感想が寄せられており、天然ぶりで騒がせた濱田だった。
(アズマミサト)

嵐・櫻井翔、『嵐にしやがれ』ゲストに「ツンケンしてる」「愛がない」と“裏の顔”暴露される

 嵐の冠番組『嵐にしやがれ』(日本テレビ系)が6月15日に放送。この日、櫻井翔の担当コーナー「隠れ家ARASHI」には、音楽グループ・HYの仲宗根泉が登場した。

 嵐とHYは2010年、12年に『NHK紅白歌合戦』で共演している。櫻井が「『紅白』は緊張しました?」と話を振ると、仲宗根は「緊張しましたね、やっぱり初めてだったんで。“生嵐”って感じで」と、なぜか嵐の感想だけを告白。そして、「実は、(櫻井が)一番顔タイプだったんですよ」と明かし、櫻井は思わず「何それ? めっちゃうれしいです」と歓喜したのもつかの間、「でも、ツンケンしてるというか……寄せ付けない感じがすごくして」と言われてしまった。

 これに櫻井は「言い訳させてもらう」と前置きし、「5人の中で比較的、僕がやる役割が一番多いんですよ。そうすると、僕の手元に資料があるから、仲宗根さんが感じたことは、『今年はどんな年でしたか?』『この曲はどんな思い?』って(聞かれると)、『偉そうだなお前!』ってことでしょ?」と、仕事を遂行する上で“ビジネス的”な対応になってしまったことが原因だと弁解。

 しかし仲宗根は、「偉そうっていうか、愛がない」とバッサリ。さらに「その時に、『私が最初に思った櫻井さんじゃないんだ。この人は変わってしまったな』って……。ていうことで、私の気持ちは二宮(和也)さんにいくわけですよ」と、二宮は「一般の人にも手を差し伸べてくれそう」だと思い、『紅白』を機に“推し”を変更したと打ち明けた。

 さらに櫻井については、「大変だと思いますよ。嵐というものを背負って、櫻井翔をやらなければならない」と置かれている立場に理解を示しつつ、「応援している側からしたら、もっと櫻井さんのあどけなさとか子どもっぽいところ、もっと“ニノ感”を出してほしい」とアドバイスしたのだった。

 その後、トークを進めていくと、仲宗根が即興で曲作りをしていることが明らかに。そこで、嵐のラップパートを作詞している櫻井が、即興ソングに歌詞を付けることとなった。櫻井がメンバー4人に対しての思いを5分間で歌詞にし、即興ユニット「泉翔(せんしょう)」で「やっぱり大好き」を披露。

 「相葉 彼の周りにはいつも大きな花が咲いた」「松本 松本演出を任せるよ まるごと Yeah」「大野 彼がキャプテン 20年の長い長い航行」「二宮 今年の憧れの人は そう二宮」「やっぱり二宮だけが好き」「櫻井翔はちょっと苦手かな」という歌詞で、はじめてコラボしたとは思えない高クオリティの即興ソングとなっていた。

 この日の放送にファンからは、「翔くんの愛の詰まったステキな曲!」「5分で作ってしまうなんてすごい。メンバーへの思いが短い言葉の中にこめられてて感動した」「短時間で出てきた言葉だからこそ、翔さんの思いがグッと詰まってた気がする」という声が集まった。
(福田マリ)

更なるアップデート完了……浜崎あゆみのインスタ発言にツッコミの嵐「アップグレードではなく?」「整形で顔や胸をアップデート?」

 現在、全国ツアー『ayumi hamasaki TROUBLE TOUR 2019-2020 Aーmisunderstoodー』(※「A」はロゴ)の真っただ中である浜崎。先日は「ごはん待てなくてクッキーの箱開けて食べ出したらみんなに突っ込まれた。ええやん」とつづり、クッキーを手に持ってソファに体育座りをする自身の写真を公開するなど、多忙な日々でもファンに向けてインスタ更新を続けている。

 そんな浜崎は13日、「Are you ready 山口 更なるアップデート完了。あとは全力で放つのみ」とつづり、ライブステージ上の写真を公開した。黒地にゴールドが輝く衣装に身を包んだ浜崎が力強い目力でカメラのレンズを見つめている写真なのだが、ネット上では「なんでこの写真にした?」「なんか怖い」など驚きの声が上がっている。

 さらに、「更なるアップデート完了」という浜崎のコメントに対しては「整形してアップデートしたってこと?」「アップグレードじゃなくって?」「整形で顔や胸をアップデートしたんだね」などのツッコミの声が飛び交っていた。

 ツアーも佳境に差しかかり、全力で駆け抜ける浜崎の動向に注目したい。