田口淳之介被告“20秒土下座”に、和田アキ子が不快感露わ「イヤだった」「どんな意味があんの?」

 歌手の和田アキ子が9日、MCを務めるTBS系『アッコにおまかせ!』に生出演。大麻取締法違反(所持)の罪で起訴され、7日に保釈された元KAT-TUN・田口淳之介被告の“土下座謝罪”について、「わかんない」と首を傾げた。

 警視庁東京湾岸署から保釈された田口被告は、「金輪際、大麻などの違法薬物、犯罪に手を染めないことをここに誓います」「しばらくの間、私自身の芸能活動は休止とさせていただきますが、しっかり更生し、罪を償い、1日でも早く皆様からのご信頼を取り戻せるように、必死に生きてまいります。どうかこれからも皆様からのご指導ご鞭撻のほどを、何卒よろしくお願い申し上げます」などと述べた後、約20秒間にわたり土下座した。

 そんな田口の思い切った行動に、和田は「え~?」「古くは謝罪の意味を込めるっていうんだけど……」「なんで土下座?」と、全く理解できないといった口ぶり。番組では、共演者が「相当反省してないと、土下座ってしないですから」(勝俣州和)、「精一杯の表現だと思いますよ」(陣内孝則)、「すごい反省されてるんだろうなと」(朝日奈央)と土下座に一定の理解を示したものの、和田は最後まで「違和感を覚えました」と腑に落ちない様子だった。

 和田は、前日に出演した自身のラジオ番組『ゴッドアフタヌーンアッコのいいかげんに1000回』(ニッポン放送)でも、田口被告の土下座について「イヤだったな」「土下座って男にとってどんな意味があんの?」「そんなんしなきゃだめ?」と不快感を露わにしていた。

「同ラジオ番組でパートナーを務めるフリーアナウンサーの垣花正は、過去に和田との仕事に遅刻した際、和田に向かって土下座したことを明かしていましたが、和田に土下座した芸能関係者は数知れず……。和田にとっては日常茶飯事でもあるため、『みんな、あたしの前でよく土下座してるけど、なんか深い意味でもあるの?』と単純に疑問に思った部分もあるのでは?」(芸能関係者)

 また、田口被告の今後については、こんな意見も。

「田口被告はジャニーズ時代から物事を深く考えないところがあり、発言がカラ回ることも多かった。そんな判断能力の乏しさをしっかり者の小嶺麗奈被告が支えることで、芸能人としてやってこられた節がある。要は、今回の土下座は、田口被告が12年以上(小嶺被告との交際期間)ぶりにたったひとりで考え出した行動ということ。すなわち、土下座が批判を浴びれば浴びるほど、田口被告は『ひとりでは芸能界では生きていけない』『ひとりでは判断ができない』と感じ、小嶺被告の元へ戻ろうとすることにつながるのではないか? ましてや、和田のような芸能界の大物が否定するとあれば、なお更です」(別の芸能関係者)

 小嶺被告と別居し、一切の接触をしないことが保釈条件だというが、田口被告は公私共に依存していた恋人を断ち切り、独り立ちすることができるだろうか?

田口淳之介被告“20秒土下座”に、和田アキ子が不快感露わ「イヤだった」「どんな意味があんの?」

 歌手の和田アキ子が9日、MCを務めるTBS系『アッコにおまかせ!』に生出演。大麻取締法違反(所持)の罪で起訴され、7日に保釈された元KAT-TUN・田口淳之介被告の“土下座謝罪”について、「わかんない」と首を傾げた。

 警視庁東京湾岸署から保釈された田口被告は、「金輪際、大麻などの違法薬物、犯罪に手を染めないことをここに誓います」「しばらくの間、私自身の芸能活動は休止とさせていただきますが、しっかり更生し、罪を償い、1日でも早く皆様からのご信頼を取り戻せるように、必死に生きてまいります。どうかこれからも皆様からのご指導ご鞭撻のほどを、何卒よろしくお願い申し上げます」などと述べた後、約20秒間にわたり土下座した。

 そんな田口の思い切った行動に、和田は「え~?」「古くは謝罪の意味を込めるっていうんだけど……」「なんで土下座?」と、全く理解できないといった口ぶり。番組では、共演者が「相当反省してないと、土下座ってしないですから」(勝俣州和)、「精一杯の表現だと思いますよ」(陣内孝則)、「すごい反省されてるんだろうなと」(朝日奈央)と土下座に一定の理解を示したものの、和田は最後まで「違和感を覚えました」と腑に落ちない様子だった。

 和田は、前日に出演した自身のラジオ番組『ゴッドアフタヌーンアッコのいいかげんに1000回』(ニッポン放送)でも、田口被告の土下座について「イヤだったな」「土下座って男にとってどんな意味があんの?」「そんなんしなきゃだめ?」と不快感を露わにしていた。

「同ラジオ番組でパートナーを務めるフリーアナウンサーの垣花正は、過去に和田との仕事に遅刻した際、和田に向かって土下座したことを明かしていましたが、和田に土下座した芸能関係者は数知れず……。和田にとっては日常茶飯事でもあるため、『みんな、あたしの前でよく土下座してるけど、なんか深い意味でもあるの?』と単純に疑問に思った部分もあるのでは?」(芸能関係者)

 また、田口被告の今後については、こんな意見も。

「田口被告はジャニーズ時代から物事を深く考えないところがあり、発言がカラ回ることも多かった。そんな判断能力の乏しさをしっかり者の小嶺麗奈被告が支えることで、芸能人としてやってこられた節がある。要は、今回の土下座は、田口被告が12年以上(小嶺被告との交際期間)ぶりにたったひとりで考え出した行動ということ。すなわち、土下座が批判を浴びれば浴びるほど、田口被告は『ひとりでは芸能界では生きていけない』『ひとりでは判断ができない』と感じ、小嶺被告の元へ戻ろうとすることにつながるのではないか? ましてや、和田のような芸能界の大物が否定するとあれば、なお更です」(別の芸能関係者)

 小嶺被告と別居し、一切の接触をしないことが保釈条件だというが、田口被告は公私共に依存していた恋人を断ち切り、独り立ちすることができるだろうか?

福山雅治主演ドラマの脚本家を終盤にきて変更!! ドラマ制作の正義とは何か『集団左遷!!』第8話

 視聴率が低迷していることで話題となっている福山雅治主演ドラマ『集団左遷!!』(TBS系)。エンドロールにクレジットされる脚本家の名前も変わり、ますます『半沢直樹』(TBS系)そっくりになってきました。終盤になってからのテコ入れ、吉と出るか凶となるか。第8話を振り返りたいと思います。

(前回までのレビューはこちらから)

 脚本家が野球ドラマ『ROOKIES』(TBS系)のいずみ吉紘から、今年2月に公開された池井戸潤原作の企業サスペンス映画『七つの会議』の脚本に参加していた李正美に変わりました。第2章本部編からは三友銀行に勤める片岡(福山雅治)の奥さま・かおり(八木亜希子)も、岩盤浴仲間だった幼なじみ(パパイヤ鈴木、赤堀雅秋)らも姿を消してしまいました。確実に数字が期待できる香川照之と三上博史らだけが残り、まったく別の企業ドラマになった感があります。

 蒲田支店が廃店となり、三友銀行本部の融資部へ異動となった片岡。融資担当の隅田常務(別所哲也)から、横山専務(三上博史)の怪しい動きを探るように命じられます。なんだか高橋克典が主演した『特命係長・只野仁』(テレビ朝日系)みたいな展開です。残念なことに、お色気シーンはありませんが。

 片岡は日本橋支店の副支店長となっていた真山(香川照之)と連絡を取り合い、日本橋支店に三友銀行の重大な秘密が隠されていることを察知します。入居率90%という人気を誇るシェアハウスを経営する「レジーナ・ホームズ」に横山専務は多大な融資を進めていましたが、ネット上での評判はよくありません。そこで片岡と真山が「レジーナ・ホームズ」に出向いて直接問いただすと、入居率90%は表向きなもので、実際は50%だったことがあっさりと判明します。三友銀行本部の審査部は何をしていたのでしょうか?

 この不正事実を片岡たちが隅田常務に報告すると、横山専務は先手を打って、みずから「レジーナ・ホームズ」の不正を暴露します。三友銀行の株価は下落しますが、寸前のところで横山専務は逃げ切ったのです。素晴しい危機回避能力です。

 

ついに明かされたメガバンクの闇とは?

 この騒動の煽りを喰らったのは、日本橋支店の支店長・金村(川原和久)でした。不正に気づかなかった責任を問われて退職。代わりに横山専務への忠誠心が厚い鮫島(小手伸也)が新しい支店長に就任します。日本橋支店に代々伝わる三友銀行上層部の秘密を守ろうとします。

 横山専務らが必死で隠そうとする巨大企業の闇とは、いったい何でしょうか? 三友銀行から去った金村のもとを訪ねた片岡が、「これは金村さんにとって正しいことなんでしょうか」と中学校の学級委員みたいな台詞を口にすると、金村はあっさりゲロします。日本橋支店は代々にわたって秘密口座を管理し、役員たちに裏金を流していたのでした。

 裏金を受け取っていた役員たちの名前がリスト化された金村メモは、反横山派である藤田頭取(市村正親)の手に渡ります。藤田頭取はその場で歌い踊り出しそうなほど大喜びです。雌雄を決する役員会議の日がやってきました。意気揚々と会議の場でリストを公表する片岡。しかし、そのリストからは横山専務の名前だけが忽然と消えていました。土壇場になって、藤田頭取は横山専務と手を組むことにしたのです。またしても横山専務に先回りされてしまいした。横山専務は邪魔な役員たちを一掃でき、満面の笑みです。思わず、苦虫を噛み潰す片岡でした。

 前回はカルロス・ゴーン逮捕ネタでしたが、今回はスルガ銀行の不正事件とレオパレスの偽装問題を一緒にしたような内容でした。とりあえず時事ネタを取り上げて、社会派ドラマっぽくしています。また、役員会議の日を迎えたことを知らせるように、あざとく太陽が映し出されます。思いっきり、『半沢直樹』まんまの世界となった本部編でした。

 さて、第8話の気になる視聴率は? 第1章蒲田編の完結となった第6話が7.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、第2章本部編が始まった第7話が9.4%、そして今週の第8話は11.9%! よもやの2ケタ台復帰です。福山雅治の出世作『ひとつ屋根の下』(フジテレビ系)で妹・小梅を演じた大路恵美が金村の奥さん役でゲスト出演するも1シーンだけで見せ場なし……などの不満はいろいろありましたが、恥も外聞もなく、池井戸潤ドラマふうにしたことで視聴率が劇的に回復したのでした。

 第3話の10.1%以来の視聴率二ケタ復帰で、福山雅治やプロデューサーたちは大喜びでしょう。でも、そこでふと思うのは、福山演じる片岡がよく口にする「銀行員にとっての正しいこと」という台詞です。節操なく路線変更して視聴率を10%台に戻した『集団左遷!!』ですが、ドラマ制作者にとっての正しいこととは何だろうかと考えさせます。ドラマ制作者としての正義、もちろんそれは少しでも高い視聴率をとることでしょう。でも、数字を稼ぐことだけが正義なら、それはちょっと寂しいことです。

 

クライマックスのキーパーソンは!?

 第8話の演出を担当した平川雄一朗ディレクターは、『ROOKIES』をヒットさせた他にも『白夜行』(TBS系)や『義母と娘のブルース』(TBS系)などの秀作ドラマを手掛けてきました。組織の論理では計れないものを描いてきたディレクターです。『半沢直樹』や7月から始まる日曜劇場『ノーサイド・ゲーム』の福澤克雄ディレクターがTBS社員なのに対し、平川ディレクターは社外スタッフです。そんな平山ディレクターがどんなサラリーマンものを描くのか、少しだけ期待していました。でも、数字の論理の前で、平川色は出せないままとなっています。

 横山派の一員となった梅原(尾美としのり)は窓際族となった宿利部長(酒向芳)の後任部長へと出世しましたが、リストラの危機に遭いながらも銀行員としての正義を貫こうとする同期入社の片岡のことを冷たく拒絶することができずにいます。自分の身の安全、そして家族のことを優先して考える梅原は、「がんばる」から「銀行員としての正義」が口癖になった片岡よりも、人間味を感じさせるキャラクターです。平山ディレクターもいちばん感情移入しているのではないでしょうか。クライマックスのキーパーソンとなりそうな梅原の動向に注目したいと思います。

(文=長野辰次)

辻希美が「全く嫌われていない」ことが判明! “炎上キャラ崩壊”でタレント価値ダウンか

 炎上ママタレとしておなじみの元モーニング娘。の辻希美が、「全く嫌われていない」と話題だ。

 5月16日、YouTubeに自身のチャンネル「辻ちゃんネル」を立ち上げ、これまで子育て、メイク、料理、DIYに関する動画を公開している辻。登録者数18万人を超える人気チャンネルながら、なぜかコメント欄を閉鎖。さらに、視聴者に動画の評価を仰ぐ「グッド」「バッド」の数を非公開に設定していた。

 しかし、今月8日に公開した動画では、初めてコメント欄を開放し、評価数を公開。すると、コメント欄には「辻ちゃんずっと大好きです」「母親大先輩の辻ちゃんにYouTubeでもっと子育て系のこともやってほしいです!」「辻ちゃんの作るキャラ弁を動画にしてほしい!」「お料理作りに子育てと本当にすごいな~って尊敬しています♪」と、ファンからの好意的なメッセージがずらり。この動画の評価も、10日時点で「グッド」が5315、「バッド」が436と、「グッド」が10倍以上という結果になっている。

 辻といえば、まだ19歳だった2007年5月に俳優の杉浦太陽と“デキ婚”を発表し、同11月に第1子となる長女を出産。09年1月にアメブロ「のんピース」をスタートさせ、子育てについて綴り始めると、コメント欄がたちまち大荒れ状態に。その後、第2子を妊娠していた10年8月、「今の自分の精神状態(妊娠中で不安定)な事もあり、数多くの温かいコメントの中に今の自分では心を痛めてしまう事があったりするのも現状です」と、コメント欄の閉鎖を発表した。

 そんな苦い経験を持つ辻は、17年に始めたインスタグラムにおいても、稀にコメント欄を開放することはあったものの、基本的には読者の意見を聞き入れない体制を取っていた。

「かつては、スーパーで歩きながら授乳しては炎上、葬式に大きなリボンをつけては炎上、後藤真希の結婚式に白いドレスで出席しては炎上……と、その非常識ぶりが目に余るとして、“炎上ママタレ”界のレジェンドとなった辻ですが、年を重ねるにつれ非常識な行動は減少。16年に元モーニング娘。の新垣里沙の結婚式に出席した際には、突っ込みどころのない地味めな服装が『辻ちゃんがマナーを守ってる!』と話題に。その辺りから、炎上の質が変わってきました」(芸能記者)

 確かに、今年に入ってからの炎上騒動を振り返ると、「杉浦の靴下の裏が汚い」と炎上、「カレーにジャガイモが入っていない」と炎上、「もつ鍋に白米ではなく、ひじきの炊き込みご飯を合わせるなんて」と炎上……といった具合だ。

「どんなに叩かれても笑顔で頑張る“現代版おしん”のような辻ちゃんの姿に、我々は知らず知らずのうちに惹かれていたのでしょう。だからこそ、YouTubeのコメント欄は封鎖したままでいてほしかった。好意的でなんの面白味もないコメントが並ぶ風景を突きつけられるとは、世間は辻が炎上キャラではないことを認めざるを得なくなる。確実に、辻への興味は薄れてしまいますよ……」(同)

 コメント欄を開放したことで、意外にも“愛されキャラ”であったことが判明してしまった辻。みんなから好かれているだけの辻に、タレントとしての価値はどれほどあるのだろうか?

島田紳助騒動を思い出す……吉本興業の”闇営業”スキャンダルは「カラテカ入江切り」で収束するのか!?

今週の注目記事・第1位「宮迫博之ほか吉本興業人気芸人が犯罪集団に『闇営業』」(『フライデー』6/21号)

同・第2位「元農水事務次官を追い詰めた長男の『真っ先に愚母を殺す』」(『週刊文春』6/13号)「元農水次官がエリート校出身の息子を刺殺するまで」(『週刊新潮』6/13号)

同・第3位「『安楽死を遂げた日本人』が私たちに問いかけたこと」(『週刊ポスト』6/21号)

同・第4位「治った! 愛子さまの『逆さバイバイ』」(『週刊現代』6/15号)

同・第5位「スクールバス殺人、引き金は伯父夫妻の『終活』」(『週刊文春』6/13号)

同・第6位「あなたの隣の『8050』問題」(『週刊現代』6/15号)

同・第7位「『金の亡者』といわれた『本庶佑』が『小野薬品』に反論2時間」(『週刊新潮』6/13号)

同・第8位「『NEWS23小川彩佳を全力で潰す!』怨嗟の包囲網」(『週刊アサヒ芸能』6/13号)

同・第9位「小室圭さんの経済力を危惧された『美智子上皇后』に新たな重大公務」(『週刊新潮』6/13号)

同・第10位「食べてはいけないスーパー・駅ナカの『お寿司』」(『週刊新潮』6/13号)

同・第11位「佳子さま『迷惑ならダンスはやめます』」(『週刊文春』6/13号)

同・第12位「<イカサマゴルフ>トランプに逆転負け、安倍晋三接待秘録」(『週刊文春』6/13号)

同・第13位「裕次郎愛用キャンピングカーがヤフオク落札されるまで」(『週刊新潮』6/13号)

同・第14位「熟年夫婦が『したほうがいいこと』『ダメなこと』最新研究」(『週刊ポスト』6/21号)

同・第15位「『元SMAP3人と共演したい』中居正広を直撃」(『週刊文春』6/13号)

【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ!

 早速いこう。元SMAPの中居正広の評判が悪い。その最大の理由は、解散する時、ジャニーズ事務を出ると思われていた中居が残ったことにある。

 だが、中居の番組は軒並み視聴率を落とし、ドラマで存在感を増すキムタクとの差も開くばかりである。中居は、居残った理由も明かさないし、これからどうするのかも沈黙したままだという。今回文春が、都内のスーパーで、一人で買い物をしている中居に直撃したが、返ってきた言葉は、「もう、何書いてもいいよ!」だった。

 本心は、「これからやりたいことなんて、何もないんだよ」ということかもしれない。

 さて、『妻のトリセツ』(黒川伊保子著・講談社+α新書) がいまだに売れている。たしかに人生最大の難題は妻であり夫であることは間違いない。

 一度、関係をしくじると修復不可能になる。特に女のほうがしつこい(ごめん!)から、死ぬまで、そのことを持ち出してきて飽きることがない。

 ポストは、熟年夫婦が一緒にしたほうがいいことと、やってはいけないことを特集している。

 夫婦別寝は当然だが、一緒に料理を作ってはいけないそうだ。段取りの違いがケンカの種になる。ペットを飼うのもいけない。世話の負担が不公平になりケンカになる。

 洋服をしまうクローゼットを共用するのもいけない。夫のタバコの臭いや加齢臭が嫌だと、妻はいうそうだ。女には加齢臭がないのか?

 妻のサークルに加わるのもいけない。そりゃあそうだ。私のカミさんはコーラスに夢中だが、私が入る余地などどこにもない。

 一緒にジムへ通うのもダメ。これはわかる。以前、ゴルフを一緒にやっていたことがあるが、カミさんのほうがスコアがよかったら、男は気が狂う。

 というわけで、妻はしょせん他人。距離感が大事なことは、現役時代と同じである。それを忘れなければ、何とかやっていける。それが40年近く連れ添って来て「悟った」ことである。

 新潮に石原裕次郎の愛車がヤフオクで売られたという記事がある。これは裕次郎がロケバスとして使っていた日産のキャンピングカーだ。

 1980年に購入し、車体は500万円程だが、内装に約3000万円かけたという。キッチン、シャワー、テレビに電話、仮眠用のソファなどがあった。

 裕次郎が亡くなってから解体される予定だったが、その後ファンに無償で譲られ、きれいに改装されたそうである。

 それが今度はヤフオクに出され、裕次郎ファンに約490万円で買われたそうだ。そんなクルマを走らせながら、裕次郎の赤いハンカチでも歌ったら最高だろうな。

 現代に、「人身事故、その決定的瞬間」というドライブレコーダーに写っていた記録を連続解析したグラビアが載っている。

 高齢者の事故が連日といってもいいほど起きている。そのほとんどがアクセルとブレーキの踏み間違いという単純ミスである。

 私はクルマが嫌いだ。自動車雑誌の出版社にいたときも、メーカーはスタイリングなどよりも安全性にカネ使うべきだといい続けた。

 今こそ声を上げるべきだ。ブレーキとアクセルの踏み間違えを制御できない連中が、自動運転自動車など作るとほざくのは100年早いと。

 今すぐに売り出せ、高齢者専用のクルマを。時速は30km~40kmも出ればいい。アクセルとブレーキを間違えないくらい離し、踏み間違えたら瞬時に止まるようにせよ。人にぶつかっても相手がケガをしないような素材を使え。夜はサーチライトのごとく前方がハッキリ見えるようにし、一定の暗さを超えたらエンジンが動かないようにせよ。

 価格は70万円ぐらいか。売れるぞこれは!

 ところでトランプと安倍の関係で一番気になるのは、ゴルフの腕前である。その疑問に文春が応えてくれた。

 安倍は調子がいい時だと90ぐらいで回るそうだ。だとすれば100~90台の間というところだろう。

 トランプはハンデ3といわれているシングルプレーヤー。だが、その実態は、スポーツ記者が書いた本によると、OKパットを何度も重ねる、ラフに転がっているボールを蹴り出すことも多く、“ペレ”と呼ばれているそうだ。

「首相はトランプがどれだけ“イカサマ”を重ねても、NOと言わない。それどころか『やっぱり上手い』と持ち上げるのです。だから、トランプ氏から変に信頼されているのでしょう」(首相周辺)

 安倍のやり方は、「偉い奴ぁおだてろ、ゴマ摺って乗せろ」という、昔ながらの「ヨイショ」外交なのである。これじゃあ、金正恩にバカにされるのも無理ないか。

 文春は「秋篠宮家研究」の第2回目だが、よほど書くことがなかったのだろう、次女・佳子さんについて報じられたことを繰り返しているだけだ。

 佳子さんが、学習院の初等科時代にフィギュアスケートを熱心にやっていたが、昇級テストで、失敗しても合格とされることを嫌がり「特別扱いしないで」といったこと。

 父親の秋篠宮と同じように「導火線が短い」(短気)。ダンスに熱心に取り込んでいること。はや2回目にして書くことがないのなら、止めればいいのではないか。

 私は寿司が好きだ。昔はすきやばし次郎や寿司幸などにも顔を出したものだったが、年金生活者になってからは、スーパーの寿司を買ってきて、カミさんと食べるのがたまの口福である。

 そのささやかな楽しみさえも新潮は奪おうというのか! 新潮によると、スーパーや駅ナカの寿司を食べてはいけないというのだ。スーパーの寿司に本マグロや北海道産のウニが乗っかっているとは思わないが、新潮によれば「すしざんまい」ならぬ「添加物ざんまい」だそうである。

 何しろタール系着色料や添加物が山盛だという。タクアンや茎わかめ、みどり豆、とびっこなどの着色料や、ワサビも色調を強くするために添加物が使われているというのである。

 だが、読んで少し安心した。添加物を多く使っているのは、「ちらし寿司」や「太巻き」が多いようだ。私がよく買うイトーヨーカドーでは、うに入り海鮮バラちらし、当店自慢のサラダ巻、当店自慢の彩り五目ちらしが入っているが、握り寿司は入っていない。

 今夜も、握り寿司で友人からもらった加賀鳶を飲むか。8時ごろスーパーに行くと30%引きになるからね。

 さて、新潮は、美智子上皇后が、秋篠宮眞子さんと婚約者の小室圭との仲を裂こうと動き出すと報じている。

 そんなバカなことをとは思うが、新潮で宮内庁関係者がこういうのである。

「お二人の結婚行事が2年延期となるあたり、上皇后さまは『二人には別々の道を歩んで行ってほしい』とのご希望を持たれていました。(中略)それは時に『新しい代に重要な役割を担う皇嗣家に連なる親戚として、あのような方が入ってくるということは、到底考えられません』といった、激しいご心情の吐露となって表れてきたのです」

 そして、令和の時代になっても、この問題の解決、すなわち破談へ導くための説得を諦めず、むしろ時間ができた今こそ、本格的に始めようという「ご意志」が窺えるというのである。

 こうした考えをこれまでも眞子さんに伝えてはいるが、彼女は「そのようなお言葉に触れたところで、お考えを変えられることは全くなく、もっぱら得心のいかないようなご様子だった」というのだ。

 このようなことに美智子上皇后が介入するなど、私には考えられない。こうした報じ方こそ「風説の流布」というのではないだろうか。

 ところで6月3日から、TBSの『NEWS23』(月曜日から木曜日まで23時開始。金曜日は23時30分から)のMCが小川彩佳になった。

 小川がテレ朝在籍中にこの移籍話をまとめていたことで、メンツをつぶされたと、「全力で小川を潰せ」という指令が出ているとアサヒ芸能が報じている。

 たしかに、初日にテレ朝は人気番組『激レアさんを連れてきた。月曜日に里帰り SP』を『NEWS23』にぶつけてきた。大人げないと思う。

 その上、『報道ステーション』の時間を繰り下げて、小川の番組にチャンネルを替えないようにもしたのだ。

 アサ芸によると、『報道ステーション』では、23時ジャストに森川夕貴アナを起用して新しいコーナーを設ける計画もあるという。

 この時間帯には有働由美子の『news zero』やフジテレビの『FNN Live News a』もあり、大混戦である。

 小川の初日を見たが、小川も他のスタッフもカチカチで、ベテランの星浩も滑舌が悪かった。ゲストを呼んで話し合うコーナーもまとまらず中途半端で、前途多難を感じさせた。

 小川はMCではなく、横に置いて、ここぞという時に突っ込ませる使い方のほうが生きると思う。

 どこを回しても、同じニュースしか流さない番組ばかりの中で、独自色を出していくのは難しいとは思うが、それができなければ生き残ってはいけまい。

 いっそ、政権批判を前面に出して超辛口ニュースを売り物にしたらどうだろう。政権ベッタリやどっちつかずのコメントをするニュースが多い中で、そうした硬派の番組にできたら、ネトウヨやゴリゴリ保守には嫌われても、現政権に不満を持っている視聴者は見るはずだ。

 初回の視聴率は4%少々で、小川効果はほとんどなかったようだ。

 さて、ノーベル賞を受賞した本庶佑京大特別教授と小野薬品との確執は、8年の長きにわたっている。

 新潮で本庶教授が2時間にわたって小野薬品へ反論をしている。経緯はこれまで書かれているので詳しくは書かないが、本庶教授ががん治療薬「オブジーボ」につながる「PD-1」を発見した時、一緒に開発しないかと持ち掛けたが、小野のほうは及び腰だった。

 その後、正式に断ってきた。仕方なく本庶教授があるベンチャー企業と開発を始めようとすると、慌てて小野は、「やっぱりうちが開発します」と翻してきた。

 その後、小野との間で契約を交わしたが、パテントに対する知識がなかった本庶教授は、京大に委託し、中身も見ずにサインしてしまった。

 それは、小野にとって有利なもので、基礎研究の段階で1億円にも満たない資金を出したぐらいだったという。

 だが、「PD-1」の驚異的な治癒率が明らかになると、小野側はライセンス料の改定を持ち出してきた。それも本庶教授が飲める内容ではなく、現在まで対立が続いているのだ。

 小野薬品のオブジーボのこれまでの累計収入は4000億円に上るというし、これからさらに大きくなると見られる。

本庶教授は小野薬品側に、京大に基金として3000億円を払えといっている。そうすれば若い生命科学者たち数十人に、研究費を5年から10年付けてあげられるからだ。

 この争い、本庶教授は訴訟を提起するといい出している。この両者の争いいかんでは、学術界が企業から正当な報酬を受け取れる関係をつくれるかどうかの試金石になる。私は、間をとって1000億円程度で手打ちになるのではないかと思うのだが。

 現代が、「8050問題」をテーマに、息子を殺した熊沢英昭元農水事務次官のようなケースがなぜ出てくるのか、筑波大学の原田隆之教授がこういっている。

「今回の事件を起こした熊沢容疑者も聡明な人ですから、外に色々な支援の窓口があったことは頭でわかっていたはずです。それでも、結局は問題をずっと家族の中で抱え込んでしまった。

 一般論として、一番大きな原因はやはり日本人が社会の中で刷り込まれている『内と外』という考え方がいまだ根強いことでしょう。子どもが引きこもった時点で、『これは家の中の問題だから』と線を引いてしまう。そして、育て方が悪くてこうなってしまった以上、『親の責任』で何とかしなくてはいけないという心理が働く。もちろん、世間体を気にして『恥ずかしい』と思う気持ちもあり、それがないまぜになって人を頼ることが出来なくなってしまう」

 子育ては失敗するのが当たり前。17,8になれば、親のいうことなど聞きはしない。ましてや40,50になったら、親の責任など毛ほどもない。すべてを明かして相談し、助けを呼ぶことだ。恥ずかしいことではない。

 川崎市登戸で20人を殺傷した岩崎隆一(51)が自殺してしまったため、事件を起こした「動機」が闇の中である。

 文春は、岩崎と同居していた伯父の足が悪くなり、自宅での介護が困難になっていて、「すぐにでも施設に入りたい」といっていたことが引き金になったのではないかと報じている。

 伯父の実子らへの怨嗟に加えて、伯父夫婦が施設に入ってしまえば、「“ひきこもり”の岩崎を取り巻く環境の変化」が起きてしまう。そこで絶望を感じて犯行に及んだのではないかというのである。

 一つの可能性として考えられるのかもしれない。岩崎の経歴を見ていてオヤと思うのは、彼が18歳の頃から、賭けマージャンで生計を立てていたということである。

 JR町田駅近くにあった雀荘に出入りし、客のドリンクの注文をこなしながら、客の人数が揃わない時には卓に入って麻雀を打っていたというのだ。

「麻雀は物凄く強かった。(中略)メンバーは自分のカネで現金打ちするから、給料が二十万円でも負けが続けばアウト(店への借金)を作ってしまうものですが、彼は十代なのにいつも七万、八万のカネをポケットに入れて、それだけで賄っていた」(元のオーナー)

 私は麻雀はやらない。20歳まではパチンコ、それ以後は競馬だ。それは対面のギャンブルが好きではないからだ。卓を囲んでカネのやり取りをするのが煩わしい。岩崎はそれを厭わなかったようだし、借りていたアパートに知り合いを呼んで麻雀をしていたというから、違うきっかけがあれば、ひきこもりにならなかった可能性はあったのかもしれない。

 現代が、愛子さんの「逆さバイバイ」が治ったと報じている。2葉の写真が載っている。2013年1月と2018年8月の写真である。ともに皇太子と雅子さんの間に愛子さんがいて、沿道に手を振っている。

 13年のは、確かに左手の背をこちらに向けている。今一つの最近の写真は、右手のひらをこちらに向けて振っている。

 逆さバイバイは、自閉症の人に多いといわれ、04年6月9日の英国紙『タイムズ』でも、噂だとしながらも「愛子さまが自閉症だという説もある」と報じたそうだ。

 無学な私は、右手で、手のひらを相手に向けて振ればいいんだと教えれば、すぐ治るのではと考えるが、これがなかなか大変なのだという。

 愛子さんにはこれ以外にも、摂食障害ではないかという説まで流れた。だが、そんな不安を吹き飛ばすように、最近の愛子さんは学校でも快活に発言し、雅子さんの回復に合わせるように、表情も豊かになってきている。もうこの母子に心配はないだろう。

 6月2日(日)に放送されたNHKスペシャル『彼女は安楽死を選んだ』にはショックを受けた。

 まだ51歳の小島ミナは「多系統萎縮症」という難病に罹っていた。これは小脳などの変性によって徐々に身体機能が奪われていく難病。

 四肢が動かせなくなり、言葉も話せなくなり、思考以外のすべての機能が奪われ寝たきりとなってしまう。

 現状では根治治療の方法はないそうである。

 このNスぺに協力したジャーナリストの宮下洋一がポストに手記を寄せている。彼には『安楽死を遂げるまで』(小学館)という著書があり、これで講談社ノンフィクション賞を受賞している。

「安楽死、それはスイス、オランダ、ベルギー、ルクセンブルク、アメリカの一部の州、カナダで認められる医療行為である。超高齢社会を迎えた日本でも、昨今、容認論が高まりつつある。しかし、実態が伝えられることは少ない。

安らかに死ぬ――。本当に字義通りの逝き方なのか。患者たちはどのような痛みや苦しみを抱え、自ら死を選ぶのか。遺された家族はどう思うか。

 79歳の認知症男性や難病を背負う12歳少女、49歳の躁鬱病男性。彼らが死に至った『過程』を辿りつつ、スイスの自殺幇助団体に登録する日本人や、『安楽死事件』で罪に問われた日本人医師を訪ねた。当初、安楽死に懐疑的だった筆者は、どのような『理想の死』を見つけ出すか」(Amazonの内容紹介から)

 宮下はメールアドレスを公開している。彼のところへ小島からメールが届いたのは去年の8月だったという。安楽死をするためにスイスへ行くと書かれていたそうだ。

「機能をほとんど失くし、人工呼吸器で息をし、話す事も出来ず、胃瘻で栄養を身体に送り込み、決まった時間にオムツを取り換えて貰い、そうやって毎日を過ごしたくはないのです。(中略)

 寝たきりになる前に自分の人生を閉じることを願います。私が私であるうちに安楽死を望みます」

 約1か月後、宮下は彼女が入院している病院を訪ねた。小島はこういった。

「私は死ぬことを自分の運命として操作したい。私の死生観は西洋的だと思う。欧米人は、自分の死に方を自分で決めるのは人権の一つだと考えるが、その考え方に惹かれる」

 新潟出身の小島は、韓国の大学に留学した後、韓国語の翻訳と通訳をしながら東京で約30年間暮らしてきたという。

 知的で、失礼ないい方になるかもしれないが、かなりの美人である。

 独身だが、彼女には姉が2人いる。3人のやりとりを見ていると羨ましいほどの仲のよさである。

 医師から告知を受けた後、長姉の家に移り住んでいる。だが、小島は何度か自殺未遂を繰り返していた。

 そして泣きじゃくりながら、「今しかないんだよ。今しかできないんだよ。もう私には力がないんだよ」といった。

 だいぶ前になるが、親しかった記者が末期がんになり、ホスピスに見舞いに行ったことがあった。

 彼は、骨と皮になりながらも、タバコが吸いたいから屋上へ連れていってくれといった。屋上に上がると四方には金網が張り巡らされていた。

 彼はこういった。

「もう自殺することも出来ないんだ。立ちあがることさえできないんだからな」

 それから1週間ぐらい後に亡くなった。

 小島と姉たちの間で、「安楽死」という話題が持ち上がった。

 姉たちは、自殺を思いとどまらせようという方便だったというが、それからも自殺未遂を繰り返す小島の気持ちを理解していったという。小島はこういったそうだ。

「たぶん私は、末期癌だったら安楽死は選んでないと思うよ。だって期限が決まっているし、最近なら緩和ケアで痛みも取り除けると言われているでしょ? でも、この病気は違うの。先が見えないのよ」

 小島はスイスにある自殺幇助団体「ライフサークル」の紹介を求めたが、宮下は、聞かれれば知っている事実を教えるが、判断もスイスへ行くことも自分でやってくれと断った。

 彼女は「私のような患者がいることを伝えて、安楽死の議論に一石を投じてほしい」と訴えた。

 NHKに仲介したのだろう。

「ライフサークル」は女性医師が11年に設立した団体で、年間約80人の自殺幇助が行われているという。

 自殺幇助を法的に認めている国はいくつかあるが、外国人にも適用しているのはスイスだけだそうだ。

 会員は1660人いて、日本人は19年4月現在17人だという。だがこれまで同団体で幇助を受けたのは一人もいない。

 団体から患者として認定されるためには、医師の診断書と自殺幇助を希望する動機を送り、審査を受ける必要がある。

 団体からは認定を受けたが、19年3月まで空がないといわれた。だが急遽、11月28日ではどうかという連絡が来たのだ。

 姉たちは言葉を失った。だが彼女は、

「時すでに遅しが一番怖い」

 といった。

 あわただしく小島と姉たちはスイスへ旅立った。小島はホテルでこう語った。

「現世を離れることができることに、どこかホッとしているところがあるんです。昨日は怖かったんですけれど、今日は怖くないんです」

 当日の朝、最後の審査を終え、ベッドに寝かされた。点滴の中に致死薬を入れて、そのストッパーを患者自らが外す。

 医師が、最後に「ストッパーを開ければどうなるかわかりますか」と聞き、小島が「はい、私は死ぬのです」と答える。

「死にたいのならストッパーを開けてください」といわれると、小島はためらいもなくストッパーをこじ開けた。

 小島は2人の姉に、

「本当にありがとう、こんな私の世話をしてくれて。本当にありがとう」

 といってほほ笑んだ。

 遺体は日本へ持ち帰ることが出来ない。遺灰はスイスの澄んだ川に流されたそうである。

 番組では、同じ病気になった母親が人工呼吸器をつける選択をしたことに、娘が、

「母親の姿があるかないかは、私の中ですごくでっかい」「家族としてはありがとうだよね」というシーンもある。

 ポストの中で川崎市で緩和ケアをしている西智弘医師はこういう。

「末期がんの患者であれば、がんによる痛みを緩和し、尊厳死の一環として最期を迎える時には鎮静剤を投与して意識水準を下げ、終末期の苦痛を和らげる『セデーション』を施すこともあります。

 安楽死でなければならないケースは稀で、安易に認めれば、緩和ケアの技術の発展が止まってしまうことを危惧します」

 長々と引用してきたが、現代のように長生きすることが正しい、人生100年時代などという生命至上主義がもてはやされる時代にこそ、安楽死を認めるのか認めないのかを国民的議論にすべきだと思うからだ。

 小島ミナが身をもってわれわれに問いかけた、自分の命の期限は自分で決めるという問題を、一人一人が自分の身に引き比べて考えるべきだろう。答えはすぐには出ないが。

 さて、この問題も私だったらどうしただろう。熊沢英昭元農水事務次官(76)が、44歳の息子を刺し殺した事件報道を読みながら、何度も自問した。

 文春、新潮によれば、熊沢の長男・英一郎は、母親を「愚母」と呼び、ツイッターに「中2の時、初めて愚母を殴り倒した時の快感は今でも覚えている」「殺人許可証とかもらったら真っ先に愚母を殺す」と書き込んでいたそうだ。

 妻への敵意をむき出しにする息子に、老いた父親は「厳しくたしなめた」(文春)が、それ以上のことはできない。

 6月1日、近くの小学校で開かれていた運動会の歓声に、「音がうるせえ。子供らをぶっ殺すぞ!」と怒号を浴びせる長男に、4日前に川崎市で児童ら20人を殺傷する事件を起こして自殺した岩崎隆一(51)がダブって見えたのではないかと文春は報じている。

 熊沢の実妹はこう語る。

「兄は武士ですよ。追い詰められて、誰かに危害を加えてはいけないから最後は自分の責任で(長男の殺害を)決めたのでしょう。それは親にしかできないことです」

 熊沢の父親は歯学博士で台東区に歯科クリニックを開いた。長男の熊沢は東大法学部から旧農林省へ入り、二男は東大附属病院、3人の娘たちも医療関係の夫を持っているという。

 そんなエリート一族の中で、熊沢の長男・英一郎に求められたのは、東大に入学して同じ道を歩むことだった。

 熱心な教育ママだった母親の下、彼は東大合格者を多数輩出する駒場東邦中学に合格する。しかし、ここから彼の人生が暗転していくのだ。

 父親のようなエリートになれという母親の教育に反発したのか、成績は芳しくなく、何年に一人しか出ない大学に行かない子供になるのである。

 その頃のことを英一郎はツイッターに、「私はイジメられ続けた所為で統合失調症になったからなぁ(略)何とか復讐したい」と書いていたという。

 以前からゲームにはまっていたらしく、卒業後に「代々木アニメーション学院」に通い、その後、「流通経済大学大学院」の修士課程を修了しているそうだ。

 英一郎は、父親のことは尊敬していて、ゲーム仲間などには「父親自慢」をしていたようだ。彼は10年ぐらい都内で一人暮らしをしていたが、ゲーム代や生活費は全て親持ちだった。

 英一郎は事件の10日ほど前に再び実家に戻っていた。だが、母親を怨む気持ちは一向に変わっていなかった。ツイッターにこう綴っていたと文春が報じている。

「何が産んでくれた? 勝手に親の都合で産んだんだから死ぬ最期の1秒まで子供に責任を持てと言いたいんだ私は」

 捜査関係者は、母親は刺殺現場にはいなかったが、犯行後、熊沢は妻に「戻ってくるな」と連絡していると話している。母親も長男を殺すことを了解していたのだろうか。

 この事件を川崎市・登戸の殺傷事件とからめて報道するメディアが多いが、私は、1980年11月に神奈川県川崎市で起きた、浪人予備校生(20)が両親を金属バットで殴り殺した事件を思い出していた。父親は東京大学経済学部卒で一流企業のエリート、兄も早稲田大学を卒業して上場企業に入社していた。だが、本人は早稲田受験に失敗して浪人生活を送り、父親から大学を諦めろといわれていた。

 熊沢は私とほぼ同年代だから、この事件は記憶にあるはずだ。このままいけば長男に妻も私も殺されるかもしれない。その恐怖感が心の底にあったことは想像に難くない。

 現在、およそ100万人のひきこもりがいるそうだ。なかにはひきこもりは犯罪予備軍のようにいう輩がいるが、そんなことはないし、英一郎はゲームおたくではあっても、ひきこもりではない。

 また、子どもは親の所有物で、他人に危害を加える可能性があったら、熊沢のような行動をとることを責められないという意見も散見される。そうした雑駁な考えには同意しないが、子どもとそりが合わず、怯えて暮らしている老親たちは多くいるはずだ。その人たちをサポートする体制づくりは早急にやるべきだと思う。

 今週の第1位はフライデー。お笑いコンビ「カラテカ」の入江慎也が、吉本興業を通さない闇営業を行っていたと報じ、所属する吉本興業から所属契約を解消されてしまった。

 しかも、それが世間を騒がせた、被害総額40億円といわれる振り込め詐欺集団の忘年会だったというのだ。

 入江が詐欺集団の幹部と親しかった関係で頼まれ、入江が宮迫博之や「ロンドンブーツ1号・2号」の田村亮などを誘ったという。

 入江は、幹部らが詐欺集団と知っていたはずだと、元のメンバーの一人が話している。

 入江は自分の事務所を持ち、このような闇営業をしていたらしいが、この忘年会の謝礼は1人100万円だったそうだ。

 5年前の12月のことだが、古いから時効ということはないだろう。

 フライデーは入江の名前を大きなタイトルには出してない。本丸は宮迫である。宮迫はフライデーの取材で「もらっていない」といっているが、他でもいわれているが、芸人がロハで歌を唄ったり芸を披露したりするはずはない。

 吉本興業の入江切りは早かった。島田紳助騒動の時のように、暴力団との“痛くない腹”を探られるのを恐れたのだろう。

 だが、トカゲのしっぽ切りで済まそうというのでは、世間は納得しないだろう。テレビのワイドショーは、吉本を恐れて、カネはもらっていないのだから、詐欺集団だとは知らなかったのだからと、援護射撃をしている。

 誰か、プロがタダで芸を見せるか、そんな奴はプロじゃないド素人だという芸人はおらんのか?

 フライデーもこれで終わりにしたらあかん。徹底追及しておくれよ。(文中一部敬称略)

【巻末付録】

 現代から。「伊原六花、朝ドラ『なつぞら』女優がビキニに!-広瀬すずの同僚役で出演」「片山萌美、大河『いだてん』の色っぽい女将さん-限界セクシーに挑戦」

 袋とじは「<独占掲載>ルーマニアの金メダル3人娘『トリプル・ヘアヌード』」。それにしても体操選手って、ヘアをほそ~く切りそろえてはるのね。このように剃るのはさぞ大変だろうなと、変なところで感心してしまう。

 ポストは、「女たちはなぜ<尻>を鍛えるのか?-美尻トレーニングが大流行」。袋とじは「日本3大美人ヘアヌード祭り-袋とじ三都エロス絵巻 秋田、京都、博多」

「鮮烈美ボディ、片山萌美-NHK大河ドラマにも出演のGカップ美女」。これは現代と同じだ。「なをん/REI-令和最初の謎の美女(3)」

 今週はほそ~いヘア・ヌードの現代がやや優勢勝ちだな。

嵐・二宮和也、「ライブは“夢の時間”」発言に「幸せ!」「泣いちゃう」とファン感動

 嵐・二宮和也の冠バラエティー『ニノさん』(日本テレビ系)。6月9日の放送は、ゲストにHey!Say!JUMP・知念侑李、平成ノブシコブシ・吉村崇、若槻千夏が出演した。

 今回は、「二宮和也と10人の偏り人」と題し、偏った趣味・嗜好の人たちを集め、その世界の魅力を掘り下げていく新企画が行われた。今週の偏り人は、「男性ジャニーズファン」ということで、ゴールデンボンバー・歌広場淳や、青木源太アナウンサー、「ジャニヲタおじさん」を名乗る人物など、10名の男性ファンがスタジオに集結。

 ジャニーズファンといえば女性が多いイメージだが、二宮は「コンサートでもいますよ、そりゃ」と男性ファンの存在を認識しているよう。しかし、青木アナいわく「コンサートで5万人埋まった時、多分1%に満たないでしょうね」とのことで、数にすればまだまだ少ない様子。一方で青木アナは、「年々、男性のファンが増えている」という実感があるとも語っていた。

 男性ファンがジャニーズにハマるきっかけは、「妻の影響」「姉と母と叔母の影響」「運命」「光GENJIに憧れて」などさまざま。「美容室に来るお客さんの影響」という美容師は、「東京ドームでジャニーズさんがコンサートやると、(ファンが)たくさんヘアセットに来るんですよ。話すとだんだん興味が湧いてきて……」と明かし、現在はジャニーズJr.内ユニット「SixTONES」の京本大我が好きらしく、「きょも様だったらキスはしたいですよね」と爆弾発言。その後すぐに「あ、ニノ様もしたいです」と付け加え、笑いを誘った。

 そして話題は、アイドルがファンに向けて手を振ったり、指を刺したりする「ファンサービス」について。若槻が「この子に向けてって、目星つけてやるんですか?」と質問すると、知念は「ピンポイントでいきます。やっぱ向こうからのアピールがあるんで。うちわに“手をふって”とか“投げキッスして”って(書いてある)。あっ、じゃあしますって」と返答。二宮も「(ファンサービスを)やる人とやらない人に、めちゃくちゃ分かれるの」と、事情を説明していた。

 その後、「俺のベストシーン」というコーナーでは、二宮ファンの男性が「男性でもクラっとくるような二宮さんのかっこいいシーンをチョイスした」と、プレゼンをする流れに。コンサートで「愛し合おうぜ東京~!」と叫ぶ二宮や、優しい笑顔をする二宮、自分の舌で指を舐めるセクシーな二宮が映像で流れ、スタジオでは大きな歓声が。VTRが終わり、青木アナが「ライブっていうのは、お金を払って、時間を作ってかっこいいところを見に行ってるわけですから、存分にかっこつけていただいていいんです!」と熱弁すると、二宮は「だから思うよ、もうずっとやってると。我々にとっても“夢の時間”なんだ、あれは」としみじみ。ファンだけではなく、ステージに立つ嵐にとっても、コンサートは現実離れしたなのだと、深い言葉を残したのだった。

 この放送にネット上では、「今日の『ニノさん』すごくよかったなあ。二宮さんと夢の時間を共有できることが幸せです!」「コンサートは『我々にとっても夢の時間』って言うニノ、これはファンなら泣いちゃうやつ!」「夢の時間……この言葉を大切にしたい。本当に大好き!」などの声が集まっていた。

Hey!Say!JUMP・有岡大貴、「死ぬかと思った」!? 『いたジャン』ロケでアクシデント発生

 Hey!Say!JUMPの冠番組『いただきハイジャンプ』(フジテレビ系、6月8日放送)に、有岡大貴と知念侑李が登場。今回は「どハマりさん大捜査線」と題し、芸能界に潜む「何かにハマっている人」=「どハマりさん」を捜査する新企画が行われた。

 捜査対象となったのは、「ボルダリング」にハマりすぎたため、女優業の危機が訪れているという個性派女優・濱田マリ。警察官に扮した有岡と知念が濱田のいるボルダリングジムに突入し、「こういうものだ!」と警察手帳を見せたところ、濱田は「うわ~、かわいい!」といきなりからかわれてしまう。

 濱田の話を聞いてみると、ボルダリングにハマったきっかけは、「キツイ映画の撮影があった時、たまたま寄ったのがジムで、ゴールをとった時の“達成感”にハマった」とのこと。今ではなんと、ジムに“週8回”通っているのだそう。ドラマでは、主婦や公務員の役が多いという濱田だが、腕などに筋肉がついて衣装が着られないことがあるそうで、“女優業の危機”に陥っているというのだ。

 しかし濱田は、知念と有岡にもボルダリングを経験させるべく、問答無用で「登りましょう、着替えてこい!」と一言。まず最初に、Hey!Say!JUMPイチの身体能力を持つ、知念が挑戦することに。「手汗すごいからな……」と言う知念に、濱田は「はいはい。これね、チョークつけなさい」と、袋に入った粉末状の滑り止めを渡すと、有岡が「本当にチョーク? それ」と際どい一言。これに知念は「チョー……怪しい薬……」と、シャレにならないボケをかましていたのだった。

 軽々と頂上まで登りきった知念を見て、濱田は「知念くんは続けるべき人。続けてほしい人」と、身体能力を高く評価する。有岡いわく、「知念、毎回勧誘されるもんな」とのことで、知念は過去に「空中ブランコ」に挑戦した際も、メキシコのサーカス団から入団を迫られたのだと明かしていた。

 その後、有岡が「ジム通いを週8日から週2日への変更」するよう求めると、濱田は「ここに付き合ってくれたら……」といい、2人を山奥へ誘う。到着したのは埼玉県にある“阿寺の岩場”で、ここでロッククライミングをしたいという濱田。崖の高さは20m以上というこの断崖絶壁で、有岡と知念も濱田に付き合うこととなってしまったのだ。

 まず有岡が挑戦するものの、途中で足を滑らせヒヤリとする場面が。なんとか踏みとどまったものの、有岡は「死ぬかと思った……」と怯んでしまい、ゴール間際にある最大の難所で脚の震えが止まらなくなりギブアップ。知念は有岡より一歩先まで進んだが、「今の僕には(難しい)」と苦戦し、やはり登りきれずにギブアップしてしまう。

 そして濱田はというと、見事頂上まで登りきったのだった。すがすがしい表情を浮かべる濱田に、有岡が「ボルダリング、控えてみようと思いました?」と質問するも、「全然!」とバッサリ。ボルダリングを控える気配がまったくない濱田に対し、知念が「逮捕!」と叫んで、「どハマりさん大捜査線」は終了したのだった。

 この放送にネット上では、「有岡くんと知念ちゃん、よくがんばった! カッコよかったよ!」「ロッククライミング、怖かっただろうな~……大ちゃんが滑ったところ、マジで泣きそうになった」「運動神経バツグンの知念ちゃんでも達成できなかったのに……濱田さん本当にすごい!」などのコメントが投稿されていた。

宋美玄氏、『とくダネ!』降板も? 山里亮太に「子どもの顔心配」発言でフジに抗議殺到!?

 6月3日に婚姻届を提出し結婚したお笑いコンビ・南海キャンディーズの山里亮太と女優・蒼井優が、同5日に都内でツーショット記者会見を行った。世間は祝福モードに包まれたが、6日放送の情報番組『とくダネ!』(フジテレビ系)で、記者会見についてコメントを求められた産婦人科医・宋美玄氏の「子どもの顔が心配な人は(山里との結婚は)無理」という発言が物議を醸している。宋氏は7日、自身のTwitterで謝罪。その後、山里本人からは「どうか気になさらないでください」という返信があったことから、この問題は収束に向かっているように見えたものの、一部関係者によれば「抗議が収まらず、フジ側も何らかの対応を迫られている」という。

「山里と蒼井との結婚が発表された当初、“非モテキャラ”の芸人と人気女優のカップルということもあり、ネット上は驚きの声であふれ返りましたが、二人揃っての結婚会見は微笑ましく、『とってもお似合い!』と祝福のコメントが飛び交いました。一方、宋氏は『とくダネ!』に木曜コメンテーターとして出演しており、6日の番組で山里と蒼井の話題を取り上げた際、『女性目線でいくと、結婚って子ども産んだりするじゃないですか』『私はちょっと……子どもの顔が心配な人は(山里との結婚は)無理だな』という言い方で、山里の容姿をイジったんです」(芸能ライター)

 この発言に、ネットユーザーからは「山ちゃんにも、蒼井さんにも失礼」などと批判が噴出。また、「人として神経を疑うような発言だけど、まさか産婦人科医が言うとは……」「医師として、失言なんてレベルじゃない」といった指摘も上がることに。

「その後、宋氏は自身のTwitterで『山里さんとは以前共演させていただいたことがあり、会見を見てその時の収録でいじらせていただいたことを思い出し、つい面白がって過激な表現となってしまいました』などと釈明し、謝罪。これを受け、山里本人が『僕のせいですみません』『どうか気になさらないでください。そこらへんのパンチは余裕で受けなれていますので』と、宋氏本人へ返信しました」(同)

 山里の対応に、ネットユーザーからは「良い男すぎる」「山ちゃんの好感度がうなぎ上り」と盛り上がり、騒動も収束するかのように思われたが……。

「視聴者から、フジにクレームが殺到しているんです。フジ側は抗議の数を公表していないものの、この事態を一つのニュースとして報道できるくらいの数が寄せられているとか。さらに、週末にかけては一般の視聴者だけでなく、複数の団体からも同様の抗議が届いているため、何も対応せずに、ひたすら騒動が収まることを待つのは厳しい状況になっています」(フジ関係者)

 そうなると『とくダネ!』の司会である小倉智昭が“生謝罪”するという対応も考えられるが、同番組においてはそれも難しいとか。

「小倉は、“番組中での謝罪対応”を好まない人。そこで、フジは現在『水面下で山里にゲスト出演オファーを行い、宋氏による直接謝罪を放送』などのプランを考えているんだとか。宋氏を、レギュラーコメンテーターから外すにしても、クールの変わり目でないとあの発言が原因だと丸わかりで角が立つので、現状では9月頃に何事もなかったかのように“卒業”という形を取る可能性が高いでしょう。それでも、この騒動があまりに広がるようであれば、苦肉の策での“即降板”にもなりかねませんが」(同)

 山里本人が“神対応”でも、世間が許さない限り宋氏の救済は厳しそうだ。

「埋めてこい」実の父親が指示――8歳女児を死に至らしめたもの【葛飾区女児誘拐殺害事件・後編】

 下町の風情の残る東京都葛飾区で「仙石商店」(仮称)を営む石崎伸一(仮名・37)は、若くして親から受け継いだ会社を切り盛りする“下町のプリンス”だった。妻・聡子(35)との間に、中学生の長男と小学生の長女がいたが、妻の目を盗み、事務員・八文字美佐子(25)と情事に耽る不倫関係を続けていた。約4年前から続く関係にほころびが生まれた時、一人の少女が命を奪われた。

(前編はこちら)

 昭和49年8月、妻・聡子の浮気を疑った伸一は、美佐子にこう告げた。

「あいつの浮気がはっきりとわかれば、離婚してお前と一緒になる」

 これを信じた美佐子は興信所に調査依頼を行った。すると調査に勘づいた聡子は、子どもを連れて実家に帰ってしまう。ある日突然、伸一のもとに戻ってきたが、美佐子はこれでいよいよ離婚かと、伸一の自宅二階に成り行きを確かめるため潜んだ。しかし、そこで夫婦の本当の姿を知ってしまう。

「社長さんは、奥さんが帰ってくると『愛しているのはお前だけだ』なんて言って、挙句にはセックスまでしたんです。その時の私の気持ちは……いてもたってもいられない位でした。嫉妬を感じました。その次の日に社長から会社を辞めてくれって言われたんですけど、その時なんです、私が心から社長さんを好きになっているのに気がついたのは……」(公判供述)

 伸一は、妻と体を重ね、二人でやり直すことを誓った翌朝「昨夜のことは全部知っている」と美佐子からものすごい剣幕で詰め寄られた。たじろいだのもつかの間、やはりほだされて関係を復活してしまい、間もなく美佐子を、自宅から離れた事業所に復職させた。

 その矢先、事件は起こったのである。

 昭和49年10月17日。人気のない石崎家へ入っていった美佐子は、真新しい留袖を見つけた。この日、従業員の結婚式のために媒酌人として夫婦で出席するための、聡子の晴れ着であった。この瞬間から、嫉妬の炎が急激に燃え盛り、美佐子は切り出しナイフで左の外袖にL型の裂き傷を作りながら、思った。

「私はそれじゃあ、性の道具として利用されただけなのか……」

 夫婦が結婚式場へ向かった後、取引先から自転車で美佐子が事務所に帰っていると、一人で歩いている弥生ちゃんを見つけた。

「乗せて」

 こう言われるまま、後ろに乗せた。住居と事業所が一緒になった仙石商店で事務員をしていた美佐子と、その経営者の子である弥生ちゃんは、もちろん顔見知りであった。弥生ちゃんから見れば美佐子は、父親よりちょうど一回り年下の「お姉さん」で、母親の留守には食事の支度をととのえてくれるような存在だった。

 だがこの日、自転車の後ろに弥生ちゃんを乗せた美佐子に、あるどす黒い衝動が浮かぶ。

「もしこのまま誘拐したら、社長が困るだろう」

 そのまま自転車を走らせて着いた先は、会社ではなく、そこからほど近い場所にあるアパートだった。ここは「お姉さん」と伸一が、2カ月前から夫婦として入居していた愛の巣である。美佐子は弥生ちゃんを部屋に連れてゆき、彼女の首を締め始めるが「やめて」と抵抗されてしまう。だが、二人の“愛の巣”の場所を知ってしまった弥生ちゃんを見て、美佐子は思った。

「このまま逃げられては困る……」

 急いで台所に向かい、流しの下の包丁を手に取り、その刃を弥生ちゃんの頭に突き立てる。「苦しい、息が苦しい」とうめく弥生ちゃんの背中に、美佐子はなおも包丁を数回、突き刺して殺害したのだ。

 その日の夜、近所のサウナにいたところ、弥生ちゃんがいなくなったという連絡を聡子から受けた伸一は、ある予感を感じ、二人の愛の巣へ向かうと、美佐子と、変わり果てた我が子を見つけた。伸一は自首を考える美佐子を引き止め、こう指示した。

「冷蔵庫に死体を隠せ。土曜日の晩にどこかへ埋めてこい」

 翌日、セメントを15袋買ってきた美佐子は、弥生ちゃんの遺体にそれをかけて固めた。自分と同じぐらいの重さになった遺体を、一人で軽トラックの荷台に乗せ、大宮の雑木林まで運んで荷台から下ろし、そこに横たえた。だが、その報告を聞いた伸一から「なぜ埋めてこない」と財布で頭を強く叩かれ、再度埋めなおしに行く。しかし穴の深さが浅かったことから「犬だって50センチぐらい掘り返すぞ、もう一度埋めなおしてこい」と3度目の遺棄を命じられた。

 行方不明から約2週間後の10月30日、弥生ちゃんの遺体が雑木林で発見されると、任意で取り調べを受けていた美佐子は、ついに殺害を自供。11月2日、弥生ちゃん告別式の直後、その父である伸一も、死体遺棄と犯人隠避の罪で逮捕された。

 翌年、懲役1年8月、3年間の執行猶予判決を受けた伸一が、妻子の元へ戻った一方、美佐子には、懲役13年の判決が下された。求刑は無期懲役であったが大幅に減刑されている。これには、定時制高校時代の恩師や同級生による1,760人もの嘆願書が提出されたことが、大きく影響したと見るムキもある。

 女子刑務所に服役したのち、社会に戻った美佐子。八文字家は、美佐子の母の苗字に替え、彼女も新しい苗字として暮らす。出所後、地元で彼女の姿を見たものは誰もいない。
(高橋ユキ)

【参考資料】
「週刊文春」昭和50年7月10日号
「週刊新潮」昭和49年11月14日号
「週刊文春 1990年1月4日号
「週刊ポスト」昭和49年11月15日号
「週刊大衆」昭和49年11月21日号
「女性自身」昭和50年6月26日号
「微笑」昭和50年4月26/昭和49年11月30日号
「アサヒ芸能」 昭和50年1月16日号

カラテカ入江慎也、広い人脈作りはヤリコンのため? ダウンタウン松本人志も怯える「第二弾」

 カラテカ・入江慎也の詐欺グループへの闇営業問題が波紋を広げている。

 この問題で、まだあまり語られていない視点があるとすれば、テレビ的には売れてもいない入江ごとき後輩の「顔出してくれませんか」という誘いに、なぜ、いまさら闇営業の必要もなさそうな雨上がり決死隊・宮迫博之までが、しかもノーギャラ(宮迫談)で顔を出したかというところである。

 ある放送作家は、こう話す。

「それはよく知られているように、入江は先輩芸人らの合コンのセッティング役を長く任されてきて、何人もの若い女の子を彼らに供給し続け、抱かせ続けてきたからにほかなりません。入江の頼みを聞いてやれば、またおいしい思いができるという考えがあるからですよ」

 これがまさに、入江が広く人脈を広げていった秘密でもあるのだろう。

 数年前、合コンをきっかけに知り合った入江に呼ばれて、宮迫やダウンタウン松本人志らとのヤリコンに数回参加したという、男性向けマッサージ店勤務女性はこう話す。

「当時、松本さんのレギュラー番組の収録がなかった金曜日に、よく合コンが行われていたんです。集合場所は、恵比寿の会員制バーでした。松本さんや宮迫さんは、だいたい先についていてカウンターでだべっていて、私たちが到着しても、横目でチラッと見て何を言うわけでもないすかした感じ(笑)。でも、場所を変えて合コンになると、『俺は女の子が喜んでくれるのが好き』みたいな“サービスのS”アピールをしはじめるのがお約束で、『あぁ~、今日は絶対にヤリたい』とハッキリ口にすることもありました」

 その後は、当たり前のようにホテルに移動するのだというが、

「途中のコンビニでお茶やお酒を買っていくんですけど、そのときにゴムをさりげなくカゴの下にしのばせる入江さんを見て、“相当、慣れてるんだな”と思いましたね。なんでも、松本さんがホテルに備え付けのゴムを信用していないとのことでしたね」

 あるときは、ホテルがいっぱいで入れずに、宮迫が代々木八幡に借りていた愛人との密会部屋に移動しての行為となったこともあったという。

「入江さんは終始サポート役でしたが、松本さんや宮迫さんが満足して、私たちもシャワーを浴びていたら、急に入江さんと後輩芸人がシャワーに入ってきて、“口でやって”と迫ってきたことがありました」

 こうしたヤリコンを数限りなくセッティングしながら、先輩芸人やさまざまな業界の大物たちを自分の人脈に取り込みながら「友達5000人芸人」として自身をブランディングしていったのだ。

 入江の解雇を受けて、松本は入江に連絡をとり、

「お前も悪いし、これはペナルティだからしょうがない。おとなしくしとけということしか言えなかった」

 と話したと、レギュラー番組『ワイドナショー』(フジテレビ系)で語っていた。

「『おとなしくしとけ』とは、しばらくしたら復帰させてやる、あるいはよしもと復帰は無理でも、何らかのサポートはしてやるというニュアンスも読み取れなくもない。入江にバラされたら大変なことになる、多くの秘密があるだけに歯切れが悪そうでしたね」(前出・放送作家)

 入江くん、事務所をクビになったことだし、いっそのこと自分を利用するだけ利用してきた芸人、芸能人、スポーツ選手らの実名を、全部をぶちまけてみるのはどうか?