高橋一生、『凪のお暇』で“28歳”設定キャラに抜てきされ「38歳なのに」「無理ある」の声

 7月期のTBS系金曜午後10時枠で放送される連続ドラマ『凪のお暇』に、高橋一生が出演すると発表された。漫画家・コナリミサト氏による人気原作の実写化で、主演には黒木華が起用されているが、ネットユーザーからは「ドラマへの期待値がどんどん下がっていく」と、悲鳴が上がっている。

「高橋が演じるのは、主人公・大島凪(黒木)の元彼で、仕事はできるが彼女に対して“高圧的”な態度を取ってしまう、我聞慎二というキャラクター。高橋の出演に対して、原作ファンは『役者としては好きだけど、慎二とはイメージが違いすぎる』『凪の配役にガッカリした分、慎二には期待してたのに……』『凪も慎二も原作とかけ離れててショック』と落胆しているようです。ちなみに、凪役が黒木だと発表された際も、ネット上では『イメージとまったく違う』『もっと華のある女優さんに演じてほしかった』と、ブーイングの声が飛び交っていました」(芸能ライター)

 また、凪と慎二はともに“28歳”の設定。黒木は現在29歳なので大差ないが、高橋は現在38歳とあって「高橋一生が演じるのはさすがに無理がある。別の俳優がいい」「慎二、老けすぎでしょ。高橋より年下の俳優なんていくらでもいるだろうに」といった指摘も。「これじゃ、ほかのキャストも期待できない」という書き込みも寄せられている。

「高橋がTBS系の連ドラに出演するのは、2017年1月期の火曜午後10時枠で放送された『カルテット』以来約2年ぶり。高橋がブレークするきっかけとなったのも同ドラマですが、18年2月に『フラッシュ』(光文社)で15歳年下の森川葵との熱愛をスクープされた辺りからファン離れが始まり、その後は、18年4月期放送の連ドラ『おっさんずラブ』(テレビ朝日系)で主演した田中圭や、同年のNHK連続テレビ小説『半分、青い。』などに出演した中村倫也に人気を奪われていった印象があります」(同)

 そんな流れもあってか、高橋が昨年10月期に主演したフジテレビ系火曜午後9時枠の連ドラ『僕らは奇跡でできている』は、全話平均視聴率6.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と大コケ。今年3月には、川口春奈とのダブル主演映画『九月の恋と出会うまで』が公開されたが、初週の映画ランキング(興行通信社調べ)ではトップ10圏外の11位と撃沈している。

「現在、テレ朝系の深夜ドラマ枠『土曜ナイトドラマ』で放送中の高橋主演ドラマ『東京独身男子』も、初回こそ平均5.7%をマークし、同枠では『おっさんずラブ』最終回と並ぶ“歴代最高視聴率”と報じられたものの、その後は大して話題にならず、視聴率も3%台まで落ちています。『凪のお暇』で“高橋一生×TBS”の相性の良さを見せつけられたらいいのですが、ネット上の反応を見るに、放送前から雲行きは怪しいですね」(同)

 とはいえ、高橋のファンからは「脇役でこそ輝く!」という意見もあるだけに、ぜひともドラマ版・慎二の役をモノにして、存在感を発揮してほしいものだ。

宮下草薙、どこにも馴染めない2人がたどり着いた「ネガティブ漫才」という王道

 ハナコが「キングオブコント王者」に輝き、霜降り明星が「M-1」を制し……お笑い界を席巻する、20代芸人たち。いわゆる「お笑い第7世代」だ。その中で独特のキャラと立ち位置を築いているのがこの2人、宮下草薙。草薙の燃え上がるネガティブな妄想に、適度に油を注いでいく宮下。「どこにも馴染めなかった」という2人は、お笑いの世界で何を見つけたのか――。

***

――いま最も注目されている「お笑い第7世代」のお2人に、この世代のお笑い観について語っていただこうというのが今日のテーマなのですが……。

宮下 お笑い観……。

草薙 すごい恥ずかしいやつ……。

――確かに。これはやめときましょう。出会いは養成所で、でも宮下さんはピンで、草薙さんはコンビで活動されてたんですよね。

宮下 僕は「養成所内で間違いなく自分が一番面白い」と思ってたんですけど、最初に草薙を見た時に「あ、売れるのってこういうやつだな」って。自分みたいな尖ってるタイプより、こういう本当にキャラの強い人が売れると。まぁ、掘ってみたらすごいセンスもあったんで。でも、本人はセンスを前に出したりするタイプじゃなかった。今って「カリスマが売れない」時代じゃないですか。たぶんこういう人だからこそ、時代とマッチしてるんじゃないかと。

草薙 語ってます、語ってますよね。

宮下 仕事だぞ。本当は俺だって言いたくないよ!

――草薙さんも語ってください。

草薙 恥ずかしい。

宮下 こいつマジひどいんですよ、こういうところ。

草薙 だって、僕はもともと『ごっつ』(『ダウンタウンのごっつええ感じ』/フジテレビ系)すら見たことなくて。それこそ『はねるのトびら』とか『爆笑レッドシアター』(同)とかくらいで。相方は志村けんさんから当時の若手まで、全部見てた。

――ミスターストイック。

草薙 組んでからいろいろ見させられて「あ、ダウンタウンさんって漫才やってたんだ」って知りました。

――コンビを組もうと誘ったのは宮下さん?

宮下 そうです。草薙が前のコンビを解散した時に芸人やめそうだったんで、もったいないなと思って。

草薙 前の相方が「モデルの養成所行く」って言いだしたんですよ。

――モデル事務所!?

草薙 芸人にしてはまぁ……シュッとしたほうだったかもしれない。りゅうちぇるさんとかが出てきた時で、モデルだったら売れるって思ったみたい。僕としては……特にやめてもすることなかったんで……じゃあ、もうちょっとやってみようかな、ぐらいで。

――宮下さんは、お笑いに関してめちゃめちゃストイックじゃないですか。そのあたり、不安はなかったですか?

草薙 最初は、ずっとケンカしてましたね。全然合わなかったんで。なんかわけわかんない街ブラの練習とかさせられたり。

――街ブラロケの?

草薙 もう5年ぐらい住んでる近所を、初見みたいな感じで歩かされたり。「さまぁ~ずさんを参考にしろ」ってDVD見させられて。

宮下 『モヤさま』(『モヤモヤさまぁ〜ず2』/テレビ東京系)です。

――—宮下さんが、草薙さんにお笑いを教えていった?

宮下 いや、教えるってほどじゃないんですけど、最低でもこれくらいは見とかないと始まんないぞと。そもそも、なんで有名なお笑い番組も知らなくてこの世界に入ってきたのかが、よくわかんなかった。

草薙 僕も面白くてびっくりしました(笑)。本当、はんにゃさんが一番面白いと思ってたんですよ。いや、今でも好きですけど。でも、ダウンタウンさんが2人でしゃべってるやつとか「なんかすげぇ」みたいな。めちゃめちゃ面白いし「あれ? 危な!」とも思った。

――「危な」というのは?

草薙 これ知らないまんまいくとこだったと(笑)。

――宮下さんに感謝ですね。

宮下 そうですね(うなずく)。

――(笑)。宮下さんは、何がきっかけでお笑い好きになったんですか?

宮下 ……やだなぁ、こいつの隣でそういうの語るの。

草薙 ……言ってみな。

宮下 子どもの頃から人を笑わすのが好きで。うちの両親、めちゃめちゃケンカが多かったんですよ。よく家庭内がシリアスな場面になるんですけど、そこで僕が笑わせるとケンカが丸く収まったりして。たぶん、それが僕の……。

――原点……。

宮下 ルーツ。

草薙 (ニヤニヤ)

――確か、宮下さんは、お父さんがめっちゃ怖いんですよね。

宮下 そうですね。オヤジは結構ヤンチャやってたんで。

――自分もヤンチャな方面に引っ張られる感じはなかったんですか?

宮下 母親もすごい幼い人というか、自分のことをお姫様だと思ってるような女性で。本当に親を反面教師として僕は育ちました(笑)。この人たちみたいには絶対なりたくない。だから、教育されたことはないんです、僕。

――お笑いに救われたという感じですか?

宮下 そうですね。お笑いがあってよかったなと思ってます。でも、ピンでやってても絶対今みたいな状況にはなってないんで、本当に飛び道具として出てってくれる草薙はありがたいです。

――草薙さんは、どういうきっかけでお笑いの道に?

草薙 高校やめちゃって、通信(高校)通いながら、ゴミ収集車乗ってゴミ集めたり、警備員やったり、宅配の仕事やったり、いろいろしたんですけど、全部本当に続かなくて。1カ月、続いて3カ月ぐらい。で、通信を卒業するってなった時に、することがなんにもなかった。それでとりあえず……お笑い好きだったんで、とりあえず養成所受けて……。

――新しい学校に行く感覚で。

草薙 テレビで島田紳助さんが言ってたんです。『ヘキサゴン』(『クイズ!ヘキサゴンII』/フジテレビ系)だったかな、「来いよ」って。こう、なんていうんですか、あんまり勉強ができない人たちが活躍されてたじゃないですか。

――「おバカタレント」ブームありましたね。

草薙 紳助さんが「テレビ見てるこういうやつらは来いよ!!」みたいに言ってたんですよ。

――テレビを通して。

草薙 語りかけてきたんです。俺、頭悪いから「おお」って思って。

宮下 お前に言ってると思った?

草薙 うん。だけど、NSC(吉本総合芸能学院)受けたら落ちた。

――まさかの。

草薙 養成所に入ってからどうなるかはわからないと思ってましたけど、まさか養成所落ちるとは考えてなかった。

――レアケースかもしれない。

草薙 それで、ほぼなんの説明も見ずに太田プロのスクール(太田プロエンタテイメント学院東京校)に応募しました。

――太田プロじゃなかったら、お2人は出会ってないわけですもんね。宮下さんは、NSCに行こうとは思わなかったんですか?

宮下 思わなかったです。そこはわりとコイツと似てるのかなと思うんですけど。あんまりガチャガチャしたノリが苦手で。養成所で「自分の殻を破ろう」みたいな授業があったんです。みんなで爆弾になって爆発する、丸まってバーンッみたいな。それが嫌で、トイレにこもってたんですよ、その時間。で、その時隣のトイレに誰か入ってて。後から話聞いたらコイツだった(笑)。

草薙 僕も受けたくなくて。

宮下 根本はすげぇ似てるというか。

草薙 馴染めなかった。授業終わると飲みに行く人もたくさんいたんですけど、僕らは誘われなくて。そんなんで仲良くなった。

宮下 人間性は結構似てる。

――いま草薙さんは「ネガティブキレキャラ」という新ジャンルを開拓されていますが、そのネガティブさはいつぐらいから始まったんですか?

草薙 子どもの頃からずっとです。いいことがなんにもなかったんですよね。本当かろうじて生きてきて。いつも1人で遊んでましたね。友達いなかったんで。それこそこの前、初めてスピードワゴンさんの番組で人とボードゲームをやった。

――それまでは1人で……?

草薙 1人でトランプやってました。

――みんなでやるボードゲーム……楽しかったですか?

草薙 楽しかったですね。ただ……楽しいんだろうなって予想はしてたんで。「うわぁ、すごい楽しいぞ」って感じではなかった。そもそも周りに人がいなかったので、暗いと指摘されることもなかったんですよ。養成所入って初めて「暗いなぁ」って言われて、そうなのかと。

――宮下さんは、そのネガティブさが面白いと思ったんですか?

宮下 そうですね、最初に見たネタは、そんなネガティブっていう感じでもなかった。暗いっちゃ暗いんですけど。

草薙 小学校の頃、急に学校でお弁当が必要になったことがあって、でもお弁当箱がなかったんですよ。で、すごい探してやっと見つけたのが、幼稚園の時のお弁当箱だったんです。フタにサンリオのキャラクターの絵が描いてあるやつ。僕、それちょっと嫌だなって思って、深夜に工具箱のマイナスドライバー出して、サンリオのプリントだけこうやって削って。その話をしたらすごい笑ってくれたんですよ、コイツ。あ、やりやすいな、これウケるんだって思いました。

――宮下さん覚えてます?

宮下 はいはい。僕らのライブ、本当に最初ウケなかった。やってることは今と大きくそんなに違わないのに。

草薙 「暗すぎて怖い」ってアンケートに書かれてた。

――あんまり聞いたことないですよね、「暗すぎて怖い」。

宮下 確かに、お笑いで教わったことには反してきましたよ。お笑いでやっちゃいけないってことを、ずっとやってきた。こんなにたどたどしく話ちゃダメだし、もっとテンポよくしないといけないけど。

草薙 できなかったんで。

宮下 逆にそれがなんか個性になって、ほかと比べられなくなったから世に出れたんじゃないですか? テンポの漫才でやってたら、霜降り明星さんに勝てるわけないし。信じてやってきてよかったです。

――お2人の関係って、ちょっと編集者と書き手に似てるのかも。編集者は「読むプロ」で、読者に怒られても「読むプロが『面白い』って言ってくれたから大丈夫だ」っていうのが、ライターの心の支えになるんです。宮下さんが編集者で、草薙さんが書き手とすると。

草薙 そうですね。どんなにこっちが一生懸命作ったものでも、つまんないものはちゃんと「つまんない」って言ってくれるんで。そこはオーソドックスだから、逆に安心しますね。

宮下 僕コンビ組んだ時、「じゃない方」になる覚悟はあったんです。ただ最近思うのは「じゃない方」になるほど無個性でもないんだよな俺、って。自分で思ってるよりヤバいやつみたいなので、そこは二の矢になれればいいかな。

――冷静に分析されてますね。

草薙 後付け……これたぶん後付だと思うんですよね。だって、そんなの聞いたことないよ。

宮下 お前にプラン言ったところでね、計画通りに行えないでしょう。

草薙 いや……。

宮下 営業もそんな得意じゃないんで。なんとかテレビで食ってくしかない。

草薙 めちゃめちゃスベりました、この間営業行って。めちゃめちゃスベりましたよ。

――そんなに……?

草薙 わりとみんなワーッて出ていって「僕らのこと知ってる方~?」みたいな感じでいって、そこからネタをやるんです。ネタもいわゆる営業用のネタというか、わかりやすいやつを。

――おなじみのやつを。

草薙 それなのに僕ら「僕らのこと知ってる方~?」もやらず、いきなりネタを……しかも、一昨年ぐらいの『M-1』の予選でやったゴリゴリのやつを出ていってやって。本当誰も聞いてくれない、みたいな。それ7分ぐらいやって……7分後ぐらいに「僕らのこと知ってる人~?」って最後に聞くっていう。わけわかんない、パニックになって。

――宮下草薙を知らない方が多かった?

草薙 いや、まあまあみんな知っててくれてて。それでスベるんかいっていう。

――(笑)

宮下 うん、俺は「(ネタ前のトークを)やろう」って言ったんですけど、こいつが「やりたくない」って言ったんで。

草薙 恥ずかしい。お前やってくれよ。

宮下 いやいやいや、それは見づらいでしょ。お前がやって、全然できないところに「お前できねぇじゃねぇか」っていうのが一番わかりやすいだろ。

草薙 楽な仕事だよ。ツッコミなんて。

宮下 ちゃんと仕事は果たしてますよ。

草薙 お前はボケない。楽な仕事だよ、本当に!

――本当に仲がいいんですね(笑)。

草薙 ないです、全然。何も出ないです。何が欲しいんですか? 「仲がいい」が欲しいんですか??

――いや、特に何も考えずに言いました。

草薙 何が正解か……わかんない……仲が……仲いいが欲しいか……。

――草薙さん! 大丈夫です!

草薙 でも、その……ずるいポジションを取ってますよね、最近なんか宮下は。お父さんポジションというか。EXITのりんたろー。さんもやってるやつ。

宮下 りんたろー。さんのそのポジションは取ってないよ、俺は。

草薙 あのポジションの取り方はずるいなって、兼近くんとよく話してます。

――宮下さんは、仲のいい芸人さんと飲みに行ったりするんですか?

宮下 僕は飲みがまぁ苦手なので。唯一芸人の中でLINE知ってるのはトム・ブラウンの布川さんぐらい。

――そこは何きっかけで?

宮下 ライブで一緒になることが多くて、そこでお話しするようになって。すごい話しやすい人で、本当にふざけてくるんですよ。ちゃんとこっちがタメ口でツッコめるような空気を作ってくれる。

草薙 お前、普段は『遊戯王』しかやってないから。

宮下 なんか芸人に素性を知られたくないんですよ。口軽いやつしかいないんで。あいつあんなこと言ってた、こんなことやってた、ってすぐ言うんですよ。

草薙 芸人が嫌いなんですよ。

――売れてる先輩と飲みにいって仲良くなってテレビに出る、みたいなことは考えないですか?

宮下 そんなことで仕事ってもらえるんですかね? 知ってたら行きますけど。「仕事をもらえる飲み会だよ」って言われたら、頑張って行くんですけど……。俺たち合コンも行かないし、浮いたウワサひとつない、珍しいコンビだなぁって思います。

――しかし、ネットで「草薙さんかわいい」っておっしゃってる方多いんですよ。

草薙 これ大丈夫かな……教えちゃって。

宮下 いいよ、全然。

草薙 俺好きなやつ……変なんですよ。

宮下 確かにな。

草薙 だって女の人どころか、お客さんが来たことなくて、ライブに。ノルマ制のライブは、場当たり終わってから変装してお客さんの列並んで「宮下草薙で2枚ください」って。

宮下 そうそう、お客さんのフリして。

草薙 自分たちでチケット買ってた。今はそれしなくていいのはありがたいですが、かわいくはない。

――ネガティブ漫才という、ネタの方向性が認知されてきて。これからもそのやり方で行くのか、それとも変えようと思っていますか?

宮下 できるところまでやりたいですよね。このネガティブな想像はすごい面白いし。でも、売れてない時期は「今度バイトしようかと思ってるんだけど」みたいな形は成立しやすいけど、だんだんそれはできづらくなってくる。

草薙 ネガティブに作ってるつもりは……ないんですけどね。

宮下 結構ウケてるんだから、ある程度自覚はあると思うんですけどね。さすがにこれだけやってたら。

草薙 なんの自覚?

宮下 いや、ネガティブな自分ウケてんなぁって。

草薙 だって、作ったネタの原稿全部送るんで。で、こいつが「これ残しで、これ消して」みたいなことやる。それは全然変わんないですけどね。

――本当、編集者みたいですよね。

草薙 ちゃんとやってんのかな、あれ。すごい速いんですよ、選ぶのが。

――敏腕編集者は、パッと見ればすぐわかるらしいですよ。

宮下 そうですね(ニヤリ)。
(取材・文=西澤千央)

宮下草薙、どこにも馴染めない2人がたどり着いた「ネガティブ漫才」という王道

 ハナコが「キングオブコント王者」に輝き、霜降り明星が「M-1」を制し……お笑い界を席巻する、20代芸人たち。いわゆる「お笑い第7世代」だ。その中で独特のキャラと立ち位置を築いているのがこの2人、宮下草薙。草薙の燃え上がるネガティブな妄想に、適度に油を注いでいく宮下。「どこにも馴染めなかった」という2人は、お笑いの世界で何を見つけたのか――。

***

――いま最も注目されている「お笑い第7世代」のお2人に、この世代のお笑い観について語っていただこうというのが今日のテーマなのですが……。

宮下 お笑い観……。

草薙 すごい恥ずかしいやつ……。

――確かに。これはやめときましょう。出会いは養成所で、でも宮下さんはピンで、草薙さんはコンビで活動されてたんですよね。

宮下 僕は「養成所内で間違いなく自分が一番面白い」と思ってたんですけど、最初に草薙を見た時に「あ、売れるのってこういうやつだな」って。自分みたいな尖ってるタイプより、こういう本当にキャラの強い人が売れると。まぁ、掘ってみたらすごいセンスもあったんで。でも、本人はセンスを前に出したりするタイプじゃなかった。今って「カリスマが売れない」時代じゃないですか。たぶんこういう人だからこそ、時代とマッチしてるんじゃないかと。

草薙 語ってます、語ってますよね。

宮下 仕事だぞ。本当は俺だって言いたくないよ!

――草薙さんも語ってください。

草薙 恥ずかしい。

宮下 こいつマジひどいんですよ、こういうところ。

草薙 だって、僕はもともと『ごっつ』(『ダウンタウンのごっつええ感じ』/フジテレビ系)すら見たことなくて。それこそ『はねるのトびら』とか『爆笑レッドシアター』(同)とかくらいで。相方は志村けんさんから当時の若手まで、全部見てた。

――ミスターストイック。

草薙 組んでからいろいろ見させられて「あ、ダウンタウンさんって漫才やってたんだ」って知りました。

――コンビを組もうと誘ったのは宮下さん?

宮下 そうです。草薙が前のコンビを解散した時に芸人やめそうだったんで、もったいないなと思って。

草薙 前の相方が「モデルの養成所行く」って言いだしたんですよ。

――モデル事務所!?

草薙 芸人にしてはまぁ……シュッとしたほうだったかもしれない。りゅうちぇるさんとかが出てきた時で、モデルだったら売れるって思ったみたい。僕としては……特にやめてもすることなかったんで……じゃあ、もうちょっとやってみようかな、ぐらいで。

――宮下さんは、お笑いに関してめちゃめちゃストイックじゃないですか。そのあたり、不安はなかったですか?

草薙 最初は、ずっとケンカしてましたね。全然合わなかったんで。なんかわけわかんない街ブラの練習とかさせられたり。

――街ブラロケの?

草薙 もう5年ぐらい住んでる近所を、初見みたいな感じで歩かされたり。「さまぁ~ずさんを参考にしろ」ってDVD見させられて。

宮下 『モヤさま』(『モヤモヤさまぁ〜ず2』/テレビ東京系)です。

――—宮下さんが、草薙さんにお笑いを教えていった?

宮下 いや、教えるってほどじゃないんですけど、最低でもこれくらいは見とかないと始まんないぞと。そもそも、なんで有名なお笑い番組も知らなくてこの世界に入ってきたのかが、よくわかんなかった。

草薙 僕も面白くてびっくりしました(笑)。本当、はんにゃさんが一番面白いと思ってたんですよ。いや、今でも好きですけど。でも、ダウンタウンさんが2人でしゃべってるやつとか「なんかすげぇ」みたいな。めちゃめちゃ面白いし「あれ? 危な!」とも思った。

――「危な」というのは?

草薙 これ知らないまんまいくとこだったと(笑)。

――宮下さんに感謝ですね。

宮下 そうですね(うなずく)。

――(笑)。宮下さんは、何がきっかけでお笑い好きになったんですか?

宮下 ……やだなぁ、こいつの隣でそういうの語るの。

草薙 ……言ってみな。

宮下 子どもの頃から人を笑わすのが好きで。うちの両親、めちゃめちゃケンカが多かったんですよ。よく家庭内がシリアスな場面になるんですけど、そこで僕が笑わせるとケンカが丸く収まったりして。たぶん、それが僕の……。

――原点……。

宮下 ルーツ。

草薙 (ニヤニヤ)

――確か、宮下さんは、お父さんがめっちゃ怖いんですよね。

宮下 そうですね。オヤジは結構ヤンチャやってたんで。

――自分もヤンチャな方面に引っ張られる感じはなかったんですか?

宮下 母親もすごい幼い人というか、自分のことをお姫様だと思ってるような女性で。本当に親を反面教師として僕は育ちました(笑)。この人たちみたいには絶対なりたくない。だから、教育されたことはないんです、僕。

――お笑いに救われたという感じですか?

宮下 そうですね。お笑いがあってよかったなと思ってます。でも、ピンでやってても絶対今みたいな状況にはなってないんで、本当に飛び道具として出てってくれる草薙はありがたいです。

――草薙さんは、どういうきっかけでお笑いの道に?

草薙 高校やめちゃって、通信(高校)通いながら、ゴミ収集車乗ってゴミ集めたり、警備員やったり、宅配の仕事やったり、いろいろしたんですけど、全部本当に続かなくて。1カ月、続いて3カ月ぐらい。で、通信を卒業するってなった時に、することがなんにもなかった。それでとりあえず……お笑い好きだったんで、とりあえず養成所受けて……。

――新しい学校に行く感覚で。

草薙 テレビで島田紳助さんが言ってたんです。『ヘキサゴン』(『クイズ!ヘキサゴンII』/フジテレビ系)だったかな、「来いよ」って。こう、なんていうんですか、あんまり勉強ができない人たちが活躍されてたじゃないですか。

――「おバカタレント」ブームありましたね。

草薙 紳助さんが「テレビ見てるこういうやつらは来いよ!!」みたいに言ってたんですよ。

――テレビを通して。

草薙 語りかけてきたんです。俺、頭悪いから「おお」って思って。

宮下 お前に言ってると思った?

草薙 うん。だけど、NSC(吉本総合芸能学院)受けたら落ちた。

――まさかの。

草薙 養成所に入ってからどうなるかはわからないと思ってましたけど、まさか養成所落ちるとは考えてなかった。

――レアケースかもしれない。

草薙 それで、ほぼなんの説明も見ずに太田プロのスクール(太田プロエンタテイメント学院東京校)に応募しました。

――太田プロじゃなかったら、お2人は出会ってないわけですもんね。宮下さんは、NSCに行こうとは思わなかったんですか?

宮下 思わなかったです。そこはわりとコイツと似てるのかなと思うんですけど。あんまりガチャガチャしたノリが苦手で。養成所で「自分の殻を破ろう」みたいな授業があったんです。みんなで爆弾になって爆発する、丸まってバーンッみたいな。それが嫌で、トイレにこもってたんですよ、その時間。で、その時隣のトイレに誰か入ってて。後から話聞いたらコイツだった(笑)。

草薙 僕も受けたくなくて。

宮下 根本はすげぇ似てるというか。

草薙 馴染めなかった。授業終わると飲みに行く人もたくさんいたんですけど、僕らは誘われなくて。そんなんで仲良くなった。

宮下 人間性は結構似てる。

――いま草薙さんは「ネガティブキレキャラ」という新ジャンルを開拓されていますが、そのネガティブさはいつぐらいから始まったんですか?

草薙 子どもの頃からずっとです。いいことがなんにもなかったんですよね。本当かろうじて生きてきて。いつも1人で遊んでましたね。友達いなかったんで。それこそこの前、初めてスピードワゴンさんの番組で人とボードゲームをやった。

――それまでは1人で……?

草薙 1人でトランプやってました。

――みんなでやるボードゲーム……楽しかったですか?

草薙 楽しかったですね。ただ……楽しいんだろうなって予想はしてたんで。「うわぁ、すごい楽しいぞ」って感じではなかった。そもそも周りに人がいなかったので、暗いと指摘されることもなかったんですよ。養成所入って初めて「暗いなぁ」って言われて、そうなのかと。

――宮下さんは、そのネガティブさが面白いと思ったんですか?

宮下 そうですね、最初に見たネタは、そんなネガティブっていう感じでもなかった。暗いっちゃ暗いんですけど。

草薙 小学校の頃、急に学校でお弁当が必要になったことがあって、でもお弁当箱がなかったんですよ。で、すごい探してやっと見つけたのが、幼稚園の時のお弁当箱だったんです。フタにサンリオのキャラクターの絵が描いてあるやつ。僕、それちょっと嫌だなって思って、深夜に工具箱のマイナスドライバー出して、サンリオのプリントだけこうやって削って。その話をしたらすごい笑ってくれたんですよ、コイツ。あ、やりやすいな、これウケるんだって思いました。

――宮下さん覚えてます?

宮下 はいはい。僕らのライブ、本当に最初ウケなかった。やってることは今と大きくそんなに違わないのに。

草薙 「暗すぎて怖い」ってアンケートに書かれてた。

――あんまり聞いたことないですよね、「暗すぎて怖い」。

宮下 確かに、お笑いで教わったことには反してきましたよ。お笑いでやっちゃいけないってことを、ずっとやってきた。こんなにたどたどしく話ちゃダメだし、もっとテンポよくしないといけないけど。

草薙 できなかったんで。

宮下 逆にそれがなんか個性になって、ほかと比べられなくなったから世に出れたんじゃないですか? テンポの漫才でやってたら、霜降り明星さんに勝てるわけないし。信じてやってきてよかったです。

――お2人の関係って、ちょっと編集者と書き手に似てるのかも。編集者は「読むプロ」で、読者に怒られても「読むプロが『面白い』って言ってくれたから大丈夫だ」っていうのが、ライターの心の支えになるんです。宮下さんが編集者で、草薙さんが書き手とすると。

草薙 そうですね。どんなにこっちが一生懸命作ったものでも、つまんないものはちゃんと「つまんない」って言ってくれるんで。そこはオーソドックスだから、逆に安心しますね。

宮下 僕コンビ組んだ時、「じゃない方」になる覚悟はあったんです。ただ最近思うのは「じゃない方」になるほど無個性でもないんだよな俺、って。自分で思ってるよりヤバいやつみたいなので、そこは二の矢になれればいいかな。

――冷静に分析されてますね。

草薙 後付け……これたぶん後付だと思うんですよね。だって、そんなの聞いたことないよ。

宮下 お前にプラン言ったところでね、計画通りに行えないでしょう。

草薙 いや……。

宮下 営業もそんな得意じゃないんで。なんとかテレビで食ってくしかない。

草薙 めちゃめちゃスベりました、この間営業行って。めちゃめちゃスベりましたよ。

――そんなに……?

草薙 わりとみんなワーッて出ていって「僕らのこと知ってる方~?」みたいな感じでいって、そこからネタをやるんです。ネタもいわゆる営業用のネタというか、わかりやすいやつを。

――おなじみのやつを。

草薙 それなのに僕ら「僕らのこと知ってる方~?」もやらず、いきなりネタを……しかも、一昨年ぐらいの『M-1』の予選でやったゴリゴリのやつを出ていってやって。本当誰も聞いてくれない、みたいな。それ7分ぐらいやって……7分後ぐらいに「僕らのこと知ってる人~?」って最後に聞くっていう。わけわかんない、パニックになって。

――宮下草薙を知らない方が多かった?

草薙 いや、まあまあみんな知っててくれてて。それでスベるんかいっていう。

――(笑)

宮下 うん、俺は「(ネタ前のトークを)やろう」って言ったんですけど、こいつが「やりたくない」って言ったんで。

草薙 恥ずかしい。お前やってくれよ。

宮下 いやいやいや、それは見づらいでしょ。お前がやって、全然できないところに「お前できねぇじゃねぇか」っていうのが一番わかりやすいだろ。

草薙 楽な仕事だよ。ツッコミなんて。

宮下 ちゃんと仕事は果たしてますよ。

草薙 お前はボケない。楽な仕事だよ、本当に!

――本当に仲がいいんですね(笑)。

草薙 ないです、全然。何も出ないです。何が欲しいんですか? 「仲がいい」が欲しいんですか??

――いや、特に何も考えずに言いました。

草薙 何が正解か……わかんない……仲が……仲いいが欲しいか……。

――草薙さん! 大丈夫です!

草薙 でも、その……ずるいポジションを取ってますよね、最近なんか宮下は。お父さんポジションというか。EXITのりんたろー。さんもやってるやつ。

宮下 りんたろー。さんのそのポジションは取ってないよ、俺は。

草薙 あのポジションの取り方はずるいなって、兼近くんとよく話してます。

――宮下さんは、仲のいい芸人さんと飲みに行ったりするんですか?

宮下 僕は飲みがまぁ苦手なので。唯一芸人の中でLINE知ってるのはトム・ブラウンの布川さんぐらい。

――そこは何きっかけで?

宮下 ライブで一緒になることが多くて、そこでお話しするようになって。すごい話しやすい人で、本当にふざけてくるんですよ。ちゃんとこっちがタメ口でツッコめるような空気を作ってくれる。

草薙 お前、普段は『遊戯王』しかやってないから。

宮下 なんか芸人に素性を知られたくないんですよ。口軽いやつしかいないんで。あいつあんなこと言ってた、こんなことやってた、ってすぐ言うんですよ。

草薙 芸人が嫌いなんですよ。

――売れてる先輩と飲みにいって仲良くなってテレビに出る、みたいなことは考えないですか?

宮下 そんなことで仕事ってもらえるんですかね? 知ってたら行きますけど。「仕事をもらえる飲み会だよ」って言われたら、頑張って行くんですけど……。俺たち合コンも行かないし、浮いたウワサひとつない、珍しいコンビだなぁって思います。

――しかし、ネットで「草薙さんかわいい」っておっしゃってる方多いんですよ。

草薙 これ大丈夫かな……教えちゃって。

宮下 いいよ、全然。

草薙 俺好きなやつ……変なんですよ。

宮下 確かにな。

草薙 だって女の人どころか、お客さんが来たことなくて、ライブに。ノルマ制のライブは、場当たり終わってから変装してお客さんの列並んで「宮下草薙で2枚ください」って。

宮下 そうそう、お客さんのフリして。

草薙 自分たちでチケット買ってた。今はそれしなくていいのはありがたいですが、かわいくはない。

――ネガティブ漫才という、ネタの方向性が認知されてきて。これからもそのやり方で行くのか、それとも変えようと思っていますか?

宮下 できるところまでやりたいですよね。このネガティブな想像はすごい面白いし。でも、売れてない時期は「今度バイトしようかと思ってるんだけど」みたいな形は成立しやすいけど、だんだんそれはできづらくなってくる。

草薙 ネガティブに作ってるつもりは……ないんですけどね。

宮下 結構ウケてるんだから、ある程度自覚はあると思うんですけどね。さすがにこれだけやってたら。

草薙 なんの自覚?

宮下 いや、ネガティブな自分ウケてんなぁって。

草薙 だって、作ったネタの原稿全部送るんで。で、こいつが「これ残しで、これ消して」みたいなことやる。それは全然変わんないですけどね。

――本当、編集者みたいですよね。

草薙 ちゃんとやってんのかな、あれ。すごい速いんですよ、選ぶのが。

――敏腕編集者は、パッと見ればすぐわかるらしいですよ。

宮下 そうですね(ニヤリ)。
(取材・文=西澤千央)

二階堂ふみ、朝ドラ『エール』ヒロイン! “新鮮味”だけじゃない「不安要素」

 2020年度前期放送のNHK連続テレビ小説『エール』のヒロインを二階堂ふみが務めることが発表され、話題を呼んでいる。

 本作は、阪神タイガースの歌「六甲おろし」などを生み出した昭和の有名作曲家・小関裕而氏と、その妻である歌手・金子をモデルにした物語。主人公の古山裕一を窪田正孝が演じ、二階堂は妻となる女性、関内音を演じるという。今回、二階堂はオーディションで2,802人の中から選ばれたといい、審査では歌のテストがあったことなどを明かしていた。

 今回の起用について、ネット上では「演技派だから安心」という声がある一方、「朝から二階堂ふみの顔は見たくないなぁ」「二階堂は濡れ場のイメージが強いから朝ドラはどうなんだろう」「妻が夫を引っ張っていく感じなんでしょ? なら二階堂ふみは合ってるんじゃない?」といった賛否両論の声が飛び交っている状態だ。

「近年は大河ドラマが不調なため、好調が続く朝ドラのほうに力を入れているようですね。最近は『まんぷく』の安藤サクラさん、『なつぞら』の広瀬すずさん、『スカーレット』の戸田恵梨香さんと、オーディションではなくオファーでヒロインが決まることが多かったですが、そうなると新鮮味に欠けます」(芸能事務所勤務)

 また、演技派といわれる二階堂だが、朝ドラヒロインという役柄に関しては心配の声も上がっているという。

「メンヘラや陰のあるキャラクターといった、闇が深くてクセのある役柄を演じるとハマるのですが、明るくて普通の女の子の役はあまり上手ではないという声があります。今回の役柄については、公式で“自分が世界の中心だと思っている妻”とあり、二階堂さんにピッタリハマりそうだとは言われているのですが……。しかし『半分、青い。』のヒロインが視聴者から嫌われていたことからもわかるように、 脚本と演出と本人の演技、ひとつでも外すと致命傷となる可能性も高い」(テレビ局勤務)

 朝ドラはここ数年、20%以上の平均視聴率を維持するなど好調な印象があるが、二階堂は現在出演する『ストロベリーナイト・サーガ』(フジテレビ系)の視聴率が不調なので、安心はできないところ。もしかしたら、この『エール』が二階堂の女優としての正念場となるかも!?

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NGT48騒動の余波!? SKE48、運営会社の社名変更は「悪評まみれのAKS」と混同避けるため?

 6月6日、名古屋・栄を拠点とするアイドルグループ・SKE48の運営会社「株式会社SKE」が、7月1日から社名を「株式会社ゼスト」に変更すると、親会社の株式会社KeyHolderが発表した。変更の理由については、SKEがすでに「確固たるブランドネームを確立」していること、また「新たな展開にも積極的に挑み、期待値が高いこと」と説明。しかし、この社名変更の“真意”には、ずさんな管理体制や対応が取り沙汰されるAKSとの“混同”を避けるためとみられているという。

 2008年のSKE発足当初、運営やマネジメントを行っていたのは株式会社ピタゴラス・プロモーション。その後、11年にAKSへ吸収合併され、所属メンバー、スタッフの全員がAKSへ移籍した。そして、19年3月からは、AKSがSKE48事業を譲受した株式会社KeyHolderによって「株式会社SKE」が新設され、運営を担当している。

「わずか半年足らずでの社名変更には、当然ウラがあるとみられます。やはり一番の原因となっているのは、NGT48・山口真帆の暴行事件で、『AKS』の名前が悪評にまみれてしまったことでしょう」(週刊誌記者)

 NGTは山口の暴行事件など一連の騒動から、スポンサーの撤退が相次いでおり、現状グループとしての活動は休止状態に。6月5日には、新潟県知事の花角英世知事が定例記者会見の中で、NGTとの広告契約更新を見送る方針を示した。

「SKEをはじめとするほかの姉妹グループにも、世間の反感や企業からの不信感が募り、スポンサーに取引を断られるケースもあったとか。AKSは株式会社SKEの株主ではあるものの、マネジメントやプロデュースにはノータッチですし、SKEサイドとしてはAKSと混同されるのは避けたいのでしょう」(同)

 実情としてAKSは、ほかの48グループにとって“厄介”な存在になっているようだ。

「現状、AKSが運営するグループは、AKB48、HKT48、そしてNGT48の3グループのみ。ほかのSKE48やNMB48、STU48に関しては、それぞれ別の運営会社が存在していて、AKSが運営やマネジメントに関与することはありません。SKEサイドとしても、AKSの名前に足を引っ張られることなく『SKE48を全力で売り出していきたい』という考えから、社名変更に踏み切ったということのようです」(芸能プロ関係者)

 世間だけでなく、ついには身内からも敬遠され始めたAKS。48グループに向けられる世間の厳しい目が穏やかになる日は来るのだろうか。

オーディション合格で朝ドラ主演の二階堂ふみ、恋多き女の”禁欲生活”スタートで周囲からも不安の声

 2020年4月期放送のNHK連続テレビ小説『エール』のヒロインに二階堂ふみが起用されることとなった。昭和の作曲家・古関裕而をモデルとした作品で、主人公の古山裕一を窪田正孝が演じ、二階堂はその妻を演じる。

 NHKは、今回のヒロイン選定にあたってオーディションを開催し、二階堂は2802人の中から選ばれた。朝ドラヒロインをオーディションで決定するのは2018年4月期放送の『半分、青い。』の永野芽郁以来となる。

「折角オーディションを開催するなら、すでにキャリアがある女優ではなく、これからブレークしそうな女優こそを選ぶべきとの声があるのも事実。とはいえ、NHKとしても二階堂のような人気女優がわざわざオーディションを受けに来ているのだから、それを逃す手はないという判断もあったかもしれません」(テレビ局関係者)

 二階堂ふみといえば、恋多き女としても有名。過去には星野源、新井浩文、菅田将暉らとの熱愛が報じられている。ベテラン芸能記者はこう話す。

「菅田将暉との熱愛はガセで、本当に仲がいい友人だったようですが、新井浩文や星野源とは実際に交際していたようですね。二階堂は交友関係が広く、恋愛にも積極的なタイプだも。最新の彼氏は元モデルで映像作家の米倉強太だと言われていますが、ここ最近はあまり情報も出回っていません。朝ドラヒロインとなるとスキャンダルは御法度ですから、当分はおおっぴらな恋愛はできない。放送が終わるまでの1年半くらいは、禁欲生活となるでしょう」

 NHKとしても、二階堂の私生活については当然気にかけているはずだ。

「二階堂は悪くないものの、強制性交で逮捕された新井浩文との交際経験があるというのは、たしかにイメージがあまり良くない。NHK側がそういったマイナスイメージをまったく考慮していないと言ったら、嘘になるでしょう。ただ、それでも二階堂を起用したい積極的な理由があったということだと思います。知名度や人気、注目度も高い女優ですし、NHKとしてもいつかは朝ドラに出てもらいたいと考えていたのかもしれません」(同)

 そんな中、二階堂が今回のオーディションに参加したことは、NHKにとってはラッキーだったと言えそうだ。前出のテレビ局関係者は言う。

「仮に、NHK側からの出演オファーであれば、立場的には二階堂の方が上。NHKが二階堂に対して強いことも言うのは難しくなる。でも、オーディションで合格したのであれば、立場的にはNHKの方が上。二階堂に、私生活についても『アレするな、コレするな』と言いやすくなるわけです」

 朝ドラに出たい二階堂と、二階堂を出したいけどスキャンダルが怖いNHK。両者の願いは、オーディションを介することで折衷点を見出したのだ。あとは、二階堂が禁欲を続けられるかが問題となる……。

フジテレビ・宮澤智アナが年収4000万円エリートと熱愛もフリー転身は断念で“社内お局”一直線!

 フジテレビの宮澤智アナウンサーが、新恋人であるコンサルティング会社・マッキンゼー社員の30代男性と同居中であると6月3日発売の「週刊ポスト」(小学館)が報じた。記事には仲睦まじく買い物をする2人の写真が掲載されている。

 宮澤アナは、フジテレビ入社前にホリプロに所属し、タレント活動を行っており、イメージDVDも発売している。フジテレビ入社後も半年で『すぽると!』のMCに起用されるなど、エース候補として大いに期待されていた。現在は、午後の情報番組『直撃LIVE グッディ!』のキャスターを担当している。

「鳴り物入りで入社した宮澤アナですが、社内での評価は微妙。エース不在と言われる現在のフジ女子アナの中でも、バラエティー力の高い山崎夕貴アナや『めざましテレビ』を担当する永島優美アナに押されて、地味な存在になっている。入社当初の期待に応えられていない状況です。本人としても現状に納得はいっていないだろうから、仮に結婚でもしたならば、寿退社をして心機一転フリー転身などということもあるかも」(テレビ局関係者)

 しかし、一般人と結婚した女子アナがフリーで成功するのは、そう簡単なことではない。

「有名人と結婚した女子アナであれば、“有名人の妻”という肩書もあって、フリーになっても成功するケースは多い。でも、“一般人の妻”という肩書ではなかなか仕事はもらえないわけで、フリーで成功するのはかなり難しい。実際に、一般人と結婚した女子アナは、現実路線として、そのまま会社に残るケースが多い」(女子アナウォッチャー)

 宮澤アナといえば、2015年に読売ジャイアンツの小林誠司捕手との熱愛が報じられている。有名野球選手から、エリートサラリーマンへの鞍替えということになる。

「仮に小林捕手と結婚まで発展していれば、宮澤アナのフリー転身もあり得たでしょうが、現状ではやはり難しい。しかも、相手は年収4000万円の超エリートサラリーマンということで、世間からのやっかみもすごいでしょう。正直、宮澤アナのフリー転身の道は消えてしまいました」(同)

 フジテレビの女子アナ部でエース候補と言われた宮澤アナ。くすぶったまま、同局アナウンス室のお局となるのだろうか。

クロちゃん、南キャン山里の結婚発表に“ズルイ発言”で批判殺到「あなたには関係ないこと」

 お笑いトリオ・安田大サーカスのクロちゃんが5日、自身のツイッターを更新。南海キャンディーズ・山里亮太(42)と女優の蒼井優(33)の結婚に言及し、その内容に批判が殺到している。

 嘘ツイートの炎上芸でたびたび話題になっているクロちゃん。今回は山里と蒼井の結婚報道を受け、5日の朝7時に「えっ!?嘘でしょ!?山ちゃん。今日はエイプリルフールじゃないしんよー。本当ならズルイ。なんなのぉー(;ω;)」と投稿した。

 おめでたい報告に対して「ズルイ」という発言に、「お祝いの言葉すらないという黒川さんには結婚は無理なのよ。お行儀がなっていないわ」「やはり、貴方はおめでとう!の一言がまず先にでないの?山ちゃんが結婚しようが、貴方には関係無いでしょうが!」「なんでズルいねん!「おめでとう」やろ!」「いや!祝うのが先だよ!そうゆうの、その後ですよ!」などの批判が殺到している。

 さらに、「今日はエイプリルフールじゃないしんよー」という発言に対しても「クロちゃん年中エイプリルフールだしんよー」「クロちゃんは毎日がエイプリルフールだしんな」という皮肉なツッコミが寄せられた。

 芸人仲間であるはずの山里の結婚に対し、お祝いの言葉を添えられないクロちゃん。これも炎上目的なのだろうか。

本木雅弘の長男・UTAがランウェイデビュー、モデル1本で家族を超えるスターになる!?

 5月24日に東京国立博物館にて行われたジョルジオ・アルマーニのコレクションにモデルとして参加した、本木雅弘と内田也哉子の長男・UTA(22)。UTAが日本のランウェーを歩くのは初めてということで、大いに話題を呼んでいる。

 UTAといえば身長195cmと日本人離れしたスタイルを持ち、5歳からインターナショナルスクール、12歳でスイスの寄宿学校に入学。学生時代にはバスケットボール選手としての才能を発揮し、スカウトを受けてアメリカのIMGアカデミーへ留学。2016年にカリフォルニア州にあるドミニカン大学へ進学し、17年にはアジアバスケットボール選手権の日本代表にも選ばれるなど、ワールドワイドかつ文武両道の経歴を持つ。

 ネット上では、そんなUTAについて「売り方がスマート! 二世を売りにしてない。カッコいい家族だよねー」「身長195cmは高いね!よく成長したね!」「若い日本人の世界での活躍は嬉しいね。期待しています!」と応援の声がある一方、「でかすぎるから俳優はちょっと厳しいかもね モデルで頑張ろう」「これで顔が100%もっくんの遺伝子だったら最強だったのに」といった声が上がっている。

「UTAさんはパリコレデビューも果たしていますが、同じ経歴を持つ女優や俳優でいえば冨永愛さんや杏さん、東出昌大さんがいますね。杏さんは今や押しも押されぬ人気女優ですが、東出さんはルックスに定評があるものの演技はイマイチともっぱら。身長が高いため画面から浮きやすいし、平凡な役にリアリティを持たせることが難しくて苦労しているそうです。UTAさんも俳優となると、同じような展開になってしまうのでは」(芸能事務所勤務)

 また、顔立ちのほうも端正な顔立ちである父親よりは、個性的な顔立ちである母親に似ているという声もある。

「UTAさんは也哉子さんや祖父の内田裕也さんに似ているという声が多いですね。また、若い時の杉本哲太さんに似ているという声も。どちらにせよ、絶世の美男子というよりは個性的な顔立ちなことは間違いない。しかしまだ22歳と若いので、これからどんどん顔が変わり、父親に似てくる可能性も捨て切れません。英語もペラペラですし、化けるかもしれませんよ」(同上)

 偉大な父や祖母、祖父を超えるスターになるかもしれない!?