フジテレビ、RIZIN生中継で犯した大失態に「二度と中継するな」「格闘技舐めてる」のクレーム続出

 視聴者はフジテレビに“格闘技への愛”がないことを確信したようだ。6月2日にフジテレビで生中継された格闘技イベント『RIZIN.16』のメインカード「那須川天心-マーティン・ブランコ戦」にて、那須川が1回目のダウンを奪った決定的な場面にCMが入るという「格闘技中継史上最悪」の放送事故が起きた。

 試合中、ブランコが右目から出血しドクターチェックで試合が中断した際、フジは約1分間のCMを挿入。しかしそのCM中に試合は再開しており、中継に切り替わった時にはすでに那須川選手が2回目のダウンを奪った瞬間だった。

 そのためネット上では、「格闘技舐めてんのか⁉フジテレビは謝罪しろ‼」「フジテレビの采配ミス。そこでCMを入れてしまうセンス…」「これ天心陣営に謝罪ものやぞ」「あそこでCM入れた奴、終わってる。生中継の意味無くね?」「スポンサーに悪いイメージを与えたよ!」と批判が飛び交い、局への苦情も殺到する事態に。

 そんなフジの「RIZIN」は、過去にも視聴者から猛批判を浴びたことがあったという。

「昨年も『煽りVTR』中にワイプを出して、ケンドーコバヤシや勝俣州和、長嶋一茂にベラベラとしゃべらせる意味不明の演出を展開。そのため音声がかぶり、ナレーションや選手の声が聞こえないという状況が最後の試合まで続いたため、ネット上で『芸人の声がうるさすぎる!』『史上最低の演出』といった辛辣な意見が連打されました。また、15年に放送された才賀紀左衛門選手の試合でも、妻のあびる優がひたすら絶叫する姿を映し、『うるさすぎる』と批判が殺到したことも。こうしたこともあり、格闘技ファンの間ではフジの中継に不信感を抱く人が多かったのですが、今回でまたぞろフジ離れが加速しそうです」(スポーツ紙記者)

 もし今後、『RIZIN』人気が下火になるようなことがあれば、フジの罪は大きいと言わざるを得ないだろう。

吉岡里帆、椎名林檎への思い入れを語るもネット民からは反感の声「この前はあいみょんだった」「竹原ピストルにも同じこと言ってた」

 女優の吉岡里帆がインスタグラムで歌手の椎名林檎とのツーショット写真を披露した。

 吉岡は5月2日にインスタグラムを更新し、「本日のゲストはずっとずっとずーっと、ラブコールしていた椎名林檎さんです!」と、自身がパーソナリティを務めるラジオ番組『UR LIFESTYLE COLLEGE』(J-WAVE)に椎名がゲスト出演したことを報告した。

 また、吉岡は「紅白歌合戦でお会いして以来でしたが、話したかった事、聞きたかった事が溢れて止まりませんでした」と、2017年の『第68回NHK紅白歌合戦』(NHK総合)以来の再会となったことを明かし、さらに「小学生の頃、VHSで林檎さんのPVを見て惚れて…何年経っても力を貰い続けて…やっと本人に直接それを伝えられました」と幼い頃から大ファンだったことを伝えられたことを満足そうにつづり、最後には「何事にも愛情たっぷりな林檎さんが、これからも大好きです。頑張っていたらこんな日が来るんだなぁ…とこの日染み染みしました」と語っていた。

 吉岡のこうした思い入れある投稿にファンからは、「一昨年の紅白が思い出されますね!」「伝えられて良かったですね」といった声が集まっていたものの、一部のネット上からは、「あいみょんの次は椎名林檎? 昔からファンなんですってまたお決まりの言葉ですり寄るのかな?」「竹原ピストルにも同じようなこと言ってるよね。重みのない発言だと思う」「はいはい、くるりの岸田繁の事も大好きなんでしょ?どうしても軽く聞こえるわ」といった厳しい声も寄せられてしまっていた。

 多くのアーティストのファンを公言しているだけに、違和感を覚えたネットユーザーも多かったようだ。

「生きるべき? 死ぬべき?」インスタで質問の16歳JKが自殺……教唆した者は死刑の可能性も

 マレーシアのボルネオ島にある都市クチンで5月13日、3階建ての建物から16歳の女子高生が飛び降り自殺した。

 彼女の名前はデビア・エメリアさん。彼女の遺体が発見された夜8時からさかのぼること5時間前、同日午後3時に、デビアさんは自身のインスタグラム上で、こんなコメントとともに、フォロワーたちの投票を募った。

「すっごく重要! DとL、どちらがいいか選ぶのを手伝って」

 DとLはDieとLiveを意味しており、つまりは自分が自殺すべきか否かをフォロワーたちに問いかけたのだ。

 すると、投票した人たちの69%が「D」、つまり「死ぬべきだ」と投票していた。そして、それから数時間後、デビアさんは自らの命を断つことを選んだものと思われる。警察の調べによると、デビアさんにはかつてうつ病にかかっていた時期があり、インスタに投稿する前にはFacebook上で「WANNA QUIT F****** LIFE I’M TIRED」(このくそったれな人生を終わりにしたい。もう疲れた)と投稿していたことも判明した。

 事件後、デビアさんのいとこが自身のSNSでこの話をシェアするとともに、警察官に囲まれているデビアさんの遺体を撮った写真をアップ。「たった今、あんたたちはDに投票して、その結果これが起こった。ハッピーかい?」とコメントした。

 近所の人の話によると、デビアさんは勉強熱心で、いつも片手に本を持っているような子だったという。一方、彼女のうつ病は、シンガポールで働く義父が再婚し、会える頻度が減ったことが原因で始まったようだ。

 その後(投票からすでに24時間以上がたっていた時点で)、インスタグラムのアジア太平洋地域の担当者がデビアさんのアカウントを調べたところ、「L」に投票していた人が88%だったという。ただこれは、彼女の自殺が知れ渡った後、大きく変化した可能性もあるとしている。

 マレーシアの法律では、未成年者に自殺を教唆した者には死刑、または20年以下の懲役と罰金が科されるという、

 同国の国会でもこの件は重大な事件として受け止められており、ある議員は「Dに投票した人たちは自殺教唆で有罪になるかもしれない」と述べている。

 昨今のネット上では、匿名をいいことに、揚げ足取りや罵詈雑言が飛び交い、SNSを故意に炎上させたりするようなことが頻繁に行われている。そんな中で起こった今回の自殺事件。SNS上の匿名発言などにどこまで責任を負わせられるかが、これからのネット社会において議論されていく重要なテーマとなることだろう。

華原朋美、「子どもの父親は誰?」と疑問の声止まず……「外資系企業の一般男性」に架空説も

 5月4日、華原朋美が「妊娠」を発表した。当初、ネット上には祝福のコメントが寄せられたものの、同8日発売の「週刊文春」(文藝春秋)が、子どもの父親について「既婚者」の可能性があると報じると、“祝福ムード”は一転し、不穏な空気が漂い始めることに。

 華原は5月、所属事務所を通じて、妊娠6カ月で8月に出産予定であることを発表。父親は「知人の紹介で知り合った、交際中の外資系企業勤務の一般人男性」だという。

「妊娠を公表した当初、華原の所属事務所は『結婚については触れないでほしい』としていました。しかしメディア側が、妊娠のニュースを報道する中で、お相手男性の情報や結婚について触れない方が不自然だと伝えたところ、しぶしぶ簡単なプロフィールをもらうことができたんです。ただ、それでも結婚の予定は『未定』でした」(テレビ局関係者)

 その後、一部マスコミは交際男性について取材を続けたというが、情報はおろかウワサすら出てこないままだったとか。

「事務所関係者に問い合わせても『詳しくはわからない』と言葉を濁すばかりだったため、次第に一部マスコミの間で『“外資系企業勤務の一般人男性”は実在するのだろうか?』とまで言われるようになっていきました」(同)

 そんな中、「文春」が既婚者疑惑を報じるも、これについても華原サイドはノーリアクション。そうこうしているうちに、「フライデー」(講談社)が昨夏に報じた華原の“不倫疑惑”に関連して、マスコミの間でこんな話が取り沙汰されるようになったそうだ。

「『フライデー』で華原は、『飯田グループホールディングス』の代表取締役会長・森和彦氏と不倫関係にあると報じられました。同記事で飯田氏が、『誤解を招く形になってしまったのは不徳の致すところでございます』とコメントを出したものの、その後も両者の交流は続いていたようで、華原が親しい知人に『飯田さんとの子どもがほしい』とまで話していたといったウワサが流れるように。それだけに、周囲の関係者は『もしかして父親は……』と騒然としたそうです」(芸能プロ関係者)

 今後、父親についての正式発表があるか否かに注目が集まるが、なにはともあれ華原の健康と、生まれてくる子どもの健やかな成長を願うばかりだ。

Hey!Say!JUMP・有岡大貴、ジャニーズWEST・重岡大毅をライバル視!? 「キャラ被り」と文句

 Hey!Say!JUMP・有岡大貴と高木雄也がパーソナリティを務めるラジオ『JUMP da ベイベー!』(bayFM)が、5月31日深夜に放送された。

 この日の冒頭、「リスナーからのきわどい質問に答えていこう」という趣旨で、「勝手にライバル視しているジャニーズは誰ですか?」というメッセージが取り上げられた。これに有岡は「きわどいですね~!」とうろたえ、高木も「考えたことなかったなあ……」と一言。しかし、高木は「色気とかはね、やっぱり自分がほしいものだから、負けたくないよね」といい、「やっぱ『こういう人になりたい』っていうのは、亀梨(和也、KAT-TUN)くんとか」と先輩の名前を出す。「ジャニーズJr.の頃から近くにいた先輩でさ、色気もあってさ。いまだにやっぱかっこいいって思うし。色気すごいあるじゃん、亀梨くんって。だからいいな~って思う」と、うっとり亀梨の魅力を語る高木だった。

 一方の有岡は、「俺はあれよ、ジャニーズWESTの重岡大毅!」と断言。高木が「キャラ一緒?」と推測すると、「『有“岡大貴”』としては!」と、有岡は自身と重岡の名前が微妙に被っていることを強調する。続けて、「“オカダイキ”が被ってるんで。これちょっと、僕は一方的に宣戦布告してるんですけど、なかなか向こうが乗ってくれないんですよ」と告白。「重岡くんも結構“お笑いキャラ”だよね」と高木が言うと、有岡は「そう、うるさいでしょ?」と、なぜか上から目線で重岡を指摘した。

 そんな中、高木は重岡とジャニーズWEST・中間淳太と食事に行ったことを振り返り、「いい子だったな。話しやすいよね。ハキハキしゃべるしね」と重岡を絶賛すると、有岡は「いい子だったでしょ? そこも被ってるのよ~!」と文句。これには高木が「おい!」とツッコミを入れつつ、「似てるかもね、そういうところは」と、“オカダイキ”の性格が被っていることを認定。有岡は「東の有岡大貴、西の重岡大毅」と豪語し、なんだかんだで“共存”していく考えのようだ。

 その後、「意識してるグループあります?」と有岡が質問すると、高木は「同世代みんなじゃない?」とコメント。有岡が「そっか~、そうだよな」と納得すると、「Kis-My-Ft2とかさ、(ジャニーズ)WESTだってそうじゃん。本当に、King&Princeまでは同じ時にJr.だった」と高木が話し、同世代で切磋琢磨しながら成長していたことを懐古。有岡も「またみんなで一緒にできたら、強みになるよね」と語り、“ライバル”であり“仲間”でもある、若手ジャニーズの結束力を感じさせた。
(福田マリ)

NHK朝ドラ『エール』、ヒロイン選抜は「出来レース」!? 二階堂ふみ起用に「残念」の声

 2020年4月から始まるNHK連続テレビ小説『エール』のヒロインに、女優・二階堂ふみが抜てきされた。しかし、ネット上では二階堂の起用について、「完全な“出来レース”」「心底がっかりした」と不満の声が噴出している。

 同作は、全国高校野球大会の大会歌「栄光は君に輝く」や、阪神タイガースの応援歌「大阪タイガースの歌(六甲おろし)」など、数々の応援歌を手掛けた作曲家・古関裕而をモデルにした男性が主人公。昭和を舞台に、主人公とその妻を描く“夫婦物語”になるという。

「今年2月、主人公が俳優の窪田正孝だと発表された際、ヒロインは“オーディション”で決めると、NHKが意向を示しました。実際にオーディションが行われ、2,802人の参加者の中から二階堂が選ばれたそうですが、ネット上では『表向き“オーディション”って言ってるだけで、どうせ最初から二階堂ふみに決まってたんでしょ?』『これじゃオファーしたのと一緒。オーディションにした意味がない』『無名の女優を期待してたから残念』と、不満の声が寄せられています」(芸能ライター)

 現在放送中の朝ドラ『なつぞら』は広瀬すず、9月から放送される『スカーレット』も戸田恵梨香と、近年の朝ドラは、すでに知名度と実績のある女優が主人公に選ばれている。この傾向に、不満を訴えている“朝ドラファン”は少なくない。

「かつて、朝ドラは“若手女優の登竜門”と呼ばれており、無名の女優が出演をきっかけに、大ブレークすることも。今でこそ、人気女優として活躍している石原さとみや宮崎あおいも、無名時代に朝ドラでヒロインを務めたことで、世間から注目されました。また、脇役だったものの、『あまちゃん』(13年)の出演でブレークした、有村架純の例もあります。朝ドラファンにとっては、こうした“新人発掘”も楽しみの一つだったようで、『すでに活躍してる女優より、キラキラした新人の子が見たかった』『もう朝ドラからブレークする女優さんは出てこないのかな……』と悲しむ人も多いようです」(同)

 また、二階堂の起用は“数字”の面でも不安が付きまといそうだ。

「現在、主演を務めているドラマ『ストロベリーナイト・サーガ』(フジテレビ系)は、最新の第8話で平均視聴率5.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録するなど、崖っぷちの状態。そのため、ネット上では『数字を持ってない二階堂で大丈夫なの?』『朝ドラまで爆死させないといいけど』などと、懸念されています」(同)

 二階堂の抜てきにより、キャスティングでは“朝ドラらしさ”を失いつつあるようだが、肝心の内容で作品を盛り上げてほしいものだ。

関ジャニ∞・村上信五、“年収10億円説”マツコが訂正……『月曜から夜ふかし』で謝罪事態に

 関ジャニ∞・村上信五が司会を務めるのバラエティ番組『月曜から夜ふかし』(日本テレビ系、6月3日深夜放送)にて、マツコ・デラックスと“年収”について論争する場面があった。

 「街ゆく人の仕事を調査した件」というコーナーにて、クレジットカードの不正防止システムの開発をしているという一般男性が登場。番組スタッフが「どういう仕組みで“怪しいな”と思うんですか?」と質問すると、男性は「普段2,000〜3,000円しか使わない人が、いきなり5万円使ったりとか」と返答。さらに、「名前を言えば誰でも知っているような(会社の)社長が、1日に2,000万円使ったんですね。それって普通、異常じゃないですか。で、『異常』としたら、『俺の取引をなんで止めやがったんだ!』ってことで、怒鳴り込んできたことがありました」などと、リアルなエピソードを披露していた。

 これを聞いたスタッフは、男性に「例えば村上さんは、いくら使ったら止めるんですか?」と質問する。男性は少し考えた末、「“村上さんクラス”だったら……3,000万くらいOKなんじゃないかな?」と答えたため、スタジオでVTRを見ていた村上は「ちょっと、やめて!」と、焦った様子でツッコミ。

 このやりとりを受け、マツコは「いろんな事情を知ってる方に、『3,000万円までOK』って……」と言葉を失ってしまう。実はマツコ、同番組で何度も村上の“年収10億説”を推しており、「ごめん、こんなに浸透すると思ってなかった」と謝罪。「いよいよマジやんか!」と困り顔の村上は、『月曜から夜ふかし』とマツコの影響力にタジタジだった。

 ここでマツコが「10億はないからね?」と、観覧席の客を前に情報を訂正するも、反応はイマイチ。それを見て、「ほら、信じてないもん。みんな、もう!」とマツコは爆笑で、「頑張って10億稼ぐしかない!」と村上を激励。村上は「せやな……」と返事をするも、マツコは懲りずに「あと何億?」と追及。「ちょっとやめろ、おまえ。“億”から言うなよ!」と拒否する村上だったが、「あと3億円くらいでしょ?」と数字を提示し続けるマツコだった。

 レギュラー番組を多く抱え、ジャニーズ屈指の“名司会者”として、評価も高い村上。年収10億円というのも、そんなに遠い夢ではないかも?
(小沢由衣子)

「炎上作家・のぶみ」「道徳、出オチ絵本」――子どもにとって“良質な絵本”とは何か?

 古典を読ませるべきか、今の時代に合った新しい本を読ませるべきか――。親世代を悩ませる絵本選び。親がいいという絵本に子どもが興味を示すとも限らない。一方、子どもが「面白い」と思っても、親にはピンと来ないものもある。読み聞かせに最適な、子どもにとって良質な絵本とはどのようなものか。絵本コーディネーターの東條知美さんと、図書館司書の神保和子さん、絵本の編集者である北尾知子さん、そして「絵本好き」であるワーキングマザーの大内めぐみさんによる座談会の後編をお届けする。

(前編はこちら)

――絵本の選び方について悩んでいる人も多いと思います。大人の考える良質な絵本が、必ずしも子どもが読みたい本ではない場合もあるように感じますが。

神保和子(以下、神保) 親の価値観と子どもの好きなものは違うので、やっぱり親の価値観を押し付けず、その子が興味を持ったことを、大らかに受け止めてほしいですね。知人のお子さんが、電車の絵本しか読みたがらず、「親としてはいろいろ本を読ませたいんだけど……」と最初は悩んでいたんですが、結局あきらめたそうなんです。今、その子は電車の運転手をしていますよ。

北尾知子(以下、北尾) それ素敵なことですね。

神保 子どもには個性があるのに、「これが子どもにとっていいものだから」という同調圧力が強いのでしょうか。

北尾 「よそはよそ、うちはうち」と言わなくなりましたね。子どものとき「◯◯ちゃんの家にはゲームがあるよ」と言っても「よそはよそ」と言われたものですが、今は横並びで同じようにならないといけないという風潮。

東條知美(以下、東條) だから平均的な子が増えるんでしょうね。ただ、親の価値観に合わない本は、親も「嫌」と言っていいと私は思いますよ。

大内めぐみ(以下、大内) そうですよね。「お母さんはこの本は好きではない。それはこういう理由だから……」と伝え合う会話もコミュニケーションの一つ。どんな絵本を読むかより、その時間を持つことの方が大事なのでは。私個人としては、具体的にどの本がいいかといえば、迷うならまず、昔からある名作で足りると思っています。まず親が子どもと一緒に楽しむ一歩としてなら、それくらいの量でいい。時代を経ても残っている名作は、どの時代に読んでも人が心地よく感じるということだと思うので、安全かな……と。

東條 確かに、評価が確立している本にはよいと言われるだけの理由が必ずあります。もちろん新しい絵本にもよいものはありますが、近年は「子どもにとってよい」というよりも、お母さんの共感を得ようとしている絵本が増えてきている印象があります。道徳が教科化されて、道徳絵本も増えてますね。今は私たちが子どもの頃よりも、いろいろな本があふれていて選ぶのが難しい。

北尾 「名作で足りる」というのは、出版界に携わる者としては忸怩たる思いがあります。いい本を作ろうと思っている編集者もいるけれど、紙媒体が売れなくなっているから、どうしても出版社が“大きく売れるもの”を目指してしまうんです。特に、少人数の読み聞かせではなく、図書館や学校など大人数の読み聞かせでは、一発ギャグのようにウケることを求める読み手が少なくない。だから、センテンスが短い“出オチ”みたいな絵本ばかりが出版されてしまう。読み聞かせ対応の絵本は“出オチ”、先ほど東條さんが言っていた親にウケる絵本は“お涙頂戴”という傾向が顕著になってきているような気がします。

東條 学校で読み聞かせのボランティアをしているお母さんに話を聞くと「高学年に読むのはちょっと苦手」という人が多い。素直に反応する低学年と違って、高学年は反応がなく、不安だと言うんです。だからウケる本を選ぶ。でも、40人いたら40人満足できる本なんてあり得ないと思います。

――最近はネットのレビューサイトもあり、自分が面白いと思うかどうかよりも、他人の評価が軸になって絵本を選ぶ人もいるのではないでしょうか。

東條 SNS時代になり、自分の価値観に従うより、周りの目や情報を気にするお母さんが昔よりも増えた印象があります。「仕事もしてます、読み聞かせもしています」と、なんでもできるお母さんが立派のような価値観が広まって、苦しい。ただそういう事情だけでなく、共働き家庭が増えてお母さんが忙しくなり、効率的に時間を使うためにレビューを見るという場合もあります。

北尾 そもそも、読み手が「お母さん」という前提が違うのでは。お父さんが読んでもいいし、おじいちゃん、おばあちゃんでもいい。

神保 土日に図書館で絵本講座を開くと、結構パパが来ますよ。

東條 それは図書館に来る人だからでしょう。図書館は、「常連のため」の施設になってしまっていて、来ない人は、果たして絵本を読んでいるのかいないのかわからない。

神保 図書館に来るのは住民の2割と言われていますね。

大内 新しく出てくる絵本について、いい悪いを判断するのは難しいと感じています。忙しく、時間的にも精神的にも余裕がないお母さんが、「読み聞かせをしなければ」と本屋さんに行って、「売れてます」と平積みされている本を買ったら、実は物議を醸している本だったというのは気の毒ですよね。情報社会は難しい。

東條 のぶみさんの絵本のことですね。たびたび叩かれていますが、騒いでいるのは主に匿名の人。その実体はどこにあるのか? 属性を含め見えにくい部分もあります。

北尾 叩きたいという一派ができていますよね。じゃあ、のぶみさんの絵本が全て「悪い本」かというと、そうではないと思います。例えば、たくさん描かれた洋服の中から、子どもたちが、好きなものを選んで遊ぶという絵本『えらんで!』(KADOKAWA)。この「選んで遊ぶ」というのは、昔から絵本によくある手法なので、さほど問題ないのではないでしょうか。

神保 彼の力量に合う作品であれば否定することもない。ただ“死”や“生命”をテーマにすると掘り下げが足りず、 問題になってしまったと思います。

東條 のぶみさんの『ママがおばけになっちゃった!』(講談社)は、お母さんが亡くなった子どもを描くという内容で、物議を醸しました。ワイドショーで取り上げられたために、内容をよく確認せずにネットで購入する人も多く、“売れすぎた”のが問題だったと思います。というのも、売れすぎたことにより、大勢の子どもの前で、あの絵本を読み聞かせをする場面が、日本全国に広がっていったんです。もしかしたらその中には、実際に親を亡くすという“喪失体験”をした子、また、ショックを受けた子がいたかもしれない。でも、そういった子の“心のケア”が個別にできない状況が生まれてしまったのです。「平積みされているからよい絵本」というのは間違い。ただ逆に言うと、家庭の中で読む分には、親が心のケアをしてあげることはできるのかな……と思う部分はありますね。

北尾 あの本は死をテーマにしているのではなく、「お母さんがいなくなると困るよね」ということを伝えたいがために、死を道具にしてしまっているんです。絵本の権威が、何か言うのではないかと思っていたけど、誰も言ってくれませんでした。

神保 有識者は読んでもいなかったんですよ。ワイドショーで話題になっていたのに、どんな本かも知らない。そもそもそういう人はワイドショーも見ないから。

北尾 絵本の権威が世間とずれたところにいるというのも、それはそれで問題ですよね。そういう人たちの間では、仕掛け絵本は邪道と言われていて、絵本の範疇に入れてもらえなんです。赤ちゃんのために仕掛け絵本を読み聞かせするのも、絵本のスタートとしてあっていいことだと思うんですが、認めてもらえない。

東條 絵本の権威も知らない。絵本に興味のない人も知らない。結局、その中間にいる層がのぶみさんの絵本について騒いでいる。お母さんの中でも分断されていますよね。繰り返しになりますが、読み聞かせは「こうでなければいけない」ということはありません。楽しく読めればいい。苦しいことがいっぱいの子育てで、楽しむためのアイテムの一つが絵本。ピアノでもスポーツでもいい。ただ、私は絵本が好きだから「絵本は面白い」と言いたい。そんな感じですね。

 ちなみに、2018年9月に『タイプライターズ~物書きの世界~』(BSフジテレビ)に出演した際、MCの加藤シゲアキさんに『漂流物』(デイヴィッド・ウィーズナー/BL出版)という絵本をプレゼントしました。その場で読まれて「これ、すごい好きです」とおっしゃってましたよ。ジャニーズファンの方は、そういう取っ掛かりで絵本を手に取ってみてもいいのではないでしょうか。もちろん、ご自身が読む用、子どもが読む用、どちらでもいいと思います。

北尾 そうですね。「読み聞かせをしなければ」ではなく、やっぱり面白いから読んでほしいですね。

“キングオブアウトロー”瓜田純士に聞く!「刃物を持った暴漢に出くわしたら、どうすればいいの!?」

 令和に入り、物騒な事件が相次いでいる。20代女性による新宿ホスト殺人未遂事件、元ヤクザ同士のトラブルに端を発する名古屋のメッタ刺し死亡事件、20人が襲われ2人が犠牲になった川崎殺傷事件、そして埼玉で包丁男が警察官に襲いかかった事件……。いずれも「刃物」が犯行に使われているのが共通点で、今後も似たような事件が連鎖反応的に起こる危険性も指摘されている。街角で刃物を持った暴漢と出喰わしたら、どうすればよいのか?――不良時代、何度も刃傷沙汰を経験してきた“キング・オブ・アウトロー”こと瓜田純士(39)にアドバイスを仰いだ。

――刃物を使った痛ましい事件が相次いでいます。新宿の事件はマンションの中での出来事でしたが、公道での刃傷沙汰も続発中です。もし瓜田さんが街角で刃物を持った暴漢と出喰わしたら、どうしますか?

瓜田純士(以下、瓜田) 究極のアイデアは最後に言いますが、その前に僕の経験を踏まえた一般的な対応策を話させてください。僕は名古屋の事件に似たケースを、当事者として一度経験しているんですよ。車から降りてきたガタイのいい男が、刃物を持って、こちらに向かって走って来た。はっきり言いますが、あのときは足がすくんで何も考えられなかったです。「あ、やばい」と思っても、ほとんど何も対応できず、結果的に僕は刺されてしまいました。

――2013年に千葉で起きた事件(参照記事)のことですね。

瓜田 はい。そのときに思ったんですよ。腹を決めた奴が刃物まで持って来たら、来られたほうはどうしようもない、と。相手が人参を持っているのと刃物を持っているのとじゃ、恐怖心がまるで違うじゃないですか。特に日本人は、刃物に対する恐怖心をお侍さんの時代から植え付けられているから、実物を見たら足がすくむんですよ。

――瓜田さんは千葉の一件以前にも何度か刃傷沙汰を経験していますよね? その瓜田さんですら、なす術なしですか。

瓜田 よく格闘家が「何百本のスパーリングは、試合でそのうちの数パーセントを出すためにやる」って言いますよね。常に本番を意識して鍛えている奴らですら、本番では練習の数パーセントの動きしかできないもの。

 また、「瓜田は刃物に慣れている」と思われがちですが、むしろ逆で、過去に自分が刺されたときの記憶が蘇ってきて、「あ、またこのパターンだ」ってことにビビって、体にロックがかかっちゃうんですよ。よくボクシングでも「相手のパンチが見えているから、もらうとKOされる」って言うじゃないですか。逆に、見えない角度からもらったパンチだと案外効かずに立っていられたりする。

 千葉のときは、自分の腹にブスッと刺さる瞬間が正面から見えたので、脳が「やばい」と判断して、余計に動けなくなってしまいました。

――名古屋のメッタ刺し死亡事件では、多くの男性の通行人は呆然と立ち尽くすのみで、誰も加害者を止められませんでした。そのことを批判する声も上がっていますが、それもやむなしといったところでしょうか。

瓜田 はっきり言って、腹を括ったヤクザもんの刃傷沙汰に対策もクソもないですよ。「仲裁=俺も刺してくれ」って話になります。

――可哀想だが見殺しにするほかない、と。

瓜田 ブレーキの壊れたダンプカーが突っ込んで来たら、身を挺して止めますか? 迷わず逃げるでしょう。怒り狂った刃物男は、暴走ダンプと一緒ですから、まずは自分が生き延びることを考えましょう。人のことを考えるのは、そのあとからでいいと思います。

――でも名古屋の事件では、何人かの外国人とおぼしき女性が、「やめて!」と犯人に声をかけに行ったらしく、「女は度胸があるのに、男は情けない」という声も上がっています。

瓜田 確かに勇気はありますけど、それで巻き添えを食って死んだら元も子もないじゃないですか。それに名古屋の一件は、「女性だから止めに行けた」という部分もあると思います。無差別な通り魔ではなく、明らかなケンカですから、止めに行った女性も「自分が刺される」とは思っていなかったはず。それに止められた男も、女性には手を出す可能性が低いです。女性から力づくで制圧されることはないとわかりますから。

 しかし、男性が止めに行ったらどうなっていたか。犯人は制圧されるかもしれない恐れから、逆上して、止めに来た男性を刺したかもしれない。飲み屋のケンカだってそうでしょう。ママが止めると事態が沈静化するのに、男性客が止めると余計に事態がこじれがちじゃないですか。

 ですから、ああいうヤカラ対ヤカラのケンカ現場を目撃したら、まずは自分の身の安全を確保してから、110番するのが一番です。電車のホームから人が転落した場合も、闇雲に助けに行くと被害が拡大する恐れがあるから、まずは勇気を出して非常停止ボタンを押すのが先。それと一緒です。

――腕に覚えのある人はどう振る舞うべきでしょうか? ちなみにプロ格闘家の那須川天心選手は川崎殺傷事件を受け、「刃物を持った人と遭遇した時に助けに行けるかと言われても行けないと思う。まだそんな勇気ないし、力もない」と苦しい胸の内を明かしました。

瓜田 グレイシー柔術の教えを知っていますか? 一応は刃物に対する護身術を教えるそうです。ただ、「一番肝心なのは自分の安全を確保して逃げることだ」とも教えるらしいんですよ。プロの格闘家だろうが、刃物は怖い。それは当たり前の話ですよ。

――となると、「犯人のやりたい放題」ということになってしまいますね。

瓜田 いや、そうとも限りません。万人にはおすすめしませんが、僕なりに秘策を考えました。身近な“ある道具”を上手く使えば、犯人を戦意喪失させられると思うんですよ。

――その道具とは?

瓜田 消火器です。近くの適当なビルやマンションに入れば、消火器があるはず。こいつを犯人の顔に噴射すれば、目が開かなくなり、動きが止まります。犯人がひるんでいる数分の間に、近くの通行人は逃げることができますし、拳銃を持った警察官も到着するでしょう。

 人間、刃物を握っているときは、手に神経が集中します。つまり、顔はガラ空きなので、消火器の不意打ちを避けることはできない。消火器のいいところは、周囲や犯人を傷つけることなく、そして犯人に触れることなく、事態をしばし沈静化できる点ですね。

――咄嗟の場面で使えるよう、「安全ピンを抜いてから、レバーを握って噴射する」という消火器の使い方を、今一度頭に叩き込んでおくとよいかもしれませんね。

瓜田 本当は消火器だけじゃなく、刺又(2~3メートルの棒の先にU字形の金具が付いている防犯グッズ)も街のあちこちに設置されるようになるといいんですけどね。消火器でひるんだ犯人を、壁に押し込めることができますから。

――行政が新たに行うべき防犯対策はありますかね?

瓜田 凶器になり得る包丁なんかはライセンス制にして、警察の許可がないと買えなくしてほしいですね。料理人なら、店の料理長や責任者が警察署に届け出てから買う。そして、主婦が使う包丁は先を丸く改良するべきです。

――それでは最後に総括をお願いします。

瓜田 繰り返しになりますが、刃物を持った暴漢を見かけたら、まずは自らの安全を確保してから110番を。そして、仮に腕に覚えがあっても、素手では立ち向かわないこと。一番いけないのは正面から両肩を押さえ込む行為です。ブスッとやられちゃいますから。どうしても止めたくなったら、消火器を顔面に噴射するか、背後から複数人で押さえ込む。その際、時間的に余裕があったら、腹にヤンジャンかなんかを仕込んでおくといいです。これは僕がケンカのときに実際やっていたことなんですが、お腹に雑誌を入れておくと、刃物が貫通しにくくなるんですよ。

――本当はこういう事件が減るのが一番なんですけどね。

瓜田 しばらくは要注意です。平成から令和に時代が変わり、トランプが来日し、東京五輪に向けて“クリーンな日本”というイメージづくりが加速する一方、その流れに乗れない人たちもいる。川崎や埼玉の事件を見て思ったのは、時代から落ちこぼれてしまった人たちの“負のパワー”が、ここにきて一気に噴出しているな、ということ。連鎖反応的に似たような事件が起きる可能性もありますから、街に出る際は四方八方に目を光らせましょう。そして、君子危うきに近寄らずです。

(取材・文=岡林敬太/撮影=おひよ)

※瓜田純士のYouTube好評配信中!(瓜田純士プロファイリング)
https://www.youtube.com/channel/UCv27YAy0FZ-4wwisy5zPmeg

※「“キング・オブ・アウトロー”瓜田純士、かく語りき」の記事一覧
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元農水次官に刺殺された長男が習ったという「軍隊式暗殺八極拳」とは? ドラクエではザオラル祭りも

 元農林水産事務次官の熊沢英昭容疑者(76)に刺殺された長男の英一郎(44、無職)さんが、過去に「軍隊式暗殺八極拳」を6年間習っていたと公言していたことがわかった。

 1日、英昭容疑者は、東京都練馬区の自宅にいた英一郎さんの腹や胸など10カ所以上を刺し、自ら「息子を刺した」と110番通報。川崎市で児童ら20人が殺傷された事件に触れ、「長男が子どもたちに危害を加えてはいけないと思った」という内容の供述をしているという。

「英一郎さんは、Twitterに『ドラクエ10ステラ神DQX(熊澤英一郎)』という実名入りのアカウントを持っており、オンラインゲーム『ドラゴンクエスト10』の界隈ではちょっとした有名プレイヤーでした。Twitterでは、『元事務次官の愚息であります。凄い人でしょ?w 国家レベルの人なんですw』と父親自慢を繰り返していたほか、実際にゲーム上でのトラブルを英昭容疑者に後始末してもらったことをほのめかすツイートも見つかっている。報道では“無職”とされていますが、『イラストレーター』や『地主』を自称しており、たまにイラストの仕事を請け負っていると明かしていました」(ゲームライター)

 大好きだった『ドラゴンクエスト10』のオンライン上にログインしたまま亡くなったと言われている英一郎さん。立ったまま動かなくなったキャラクター「ステラ神」の周りには、多くのキャラクターが集まったという。

「英一郎さんが操作していた『ステラ神』の横には棺桶が置かれ、集まったプレイヤーが蘇生呪文の『ザオラル』を次々とかける“ザオラル祭り”が行われたようです。オンライン上の『ステラ神』は生きていますから、なんの効果もないのですが、ネットのライトなノリで面白がっていたのでしょう」(同)

 また、英一郎さんはTwitterで「軍隊式暗殺八極拳」なる拳を身に着けていると公言。2014年10月には「現在、護身術として役に立っています。秋葉でカツアゲ3人撃退してます。素人がナイフ持ったくらいじゃ私には勝てないよ♪」とツイート。昨年6月にも「言っとくが私、リアルでもそこそこ護身術、身に付けてるからな? 台湾の留学生、蘇さんに軍隊式八極拳6年間習ったからな?」と凄んでいる。

「八極拳は、中国武術の中でも屈指の破壊力を誇り、敵の動作を抑えることや攻撃を命中させることに重きを置いている武術。接近戦に強く、軍隊に採用されたことでも知られています。英一郎さんの腕前は今となっては知る術はありませんが、父親相手には役に立たなかったようです」(同)

 ネット上には、英一郎さんの生前の様子が汲み取れる材料がゴロゴロと転がっているだけに、野次馬による騒ぎはしばらく続きそうだ。