眞子さまは自責の念も…小室圭さんがバッシングされるほどに「彼に申し訳ない」

 秋篠宮眞子さまとの結婚が延期となっている小室圭さん。現在はニューヨークの大学に留学中だが、アメリカでもマスコミは小室さんの周辺を嗅ぎまわっている。先日は『バイキング』(フジテレビ系)がニューヨークで徹底取材を敢行し、小室さんの目撃情報などを調査した。

 過去には、小室さんの母親の借金問題、父親の自殺、小室家の年表・家系図、自宅の場所なども公開されており、そのプライバシーは世間に暴露され続けている。そんな彼の状況を、眞子さまはどのように感じているのだろうか。

 そもそもお二人の交際期間は約5年と長く、時間をかけて愛を育まれてきたことは確かだろう。眞子さまと小室さんは国際基督教大学(ICU)の同級生で、初めて会話をしたのは2012年、ICUが交換留学生のために教室で行った説明会の場であったという。それがきっかけで親しくなり、交際に発展。お互いに「次に交際する人とは結婚する」という意志があったため、結婚を前提とした交際だったようだ。

 2017年9月3日に開かれた眞子さまと小室圭さんの婚約内定会見で、小室さんは眞子さまのことを「月のように静かに見守ってくださる存在」とたとえ、愛情深く確たる信念を持っているところに強く惹かれたと語り、綺麗な月を見ると嬉しくなり眞子さまに連絡をしてしまうとも明かしていた。この発言自体、「皇族を月にたとえるのはどうか」と批判の向きがあったが、眞子さまが小室さんの「太陽のような明るい笑顔」に惹かれたとお話になったことを受けての「月」だったのだろう。

 交際中、眞子さまはイギリス、小室さんはアメリカに1年間留学するが、その間も連絡をとることを欠かさなかったという。現在も小室さんはニューヨーク、眞子さまは日本におられるが、遠距離であってもそのことを理由に心の距離までは離れないのかもしれない。

 しかし最近は小室さんだけでなく、小室さんとの結婚を諦めていないと報じられている眞子さまや、眞子さまを説得できない秋篠宮ご夫妻に対しても世間の否定的な声は強まっている。

 一時期は、眞子さまは小室さんの“嘘”に傷つき不信感を抱いているとの報道も多かった。また小室さんがアメリカへ三年間の留学に旅立つにあたり、眞子さまがショックを受けているとも言われた。しかし現在においては、どれほど小室さん周辺の怪しげな報道があろうとも、眞子さまは恋人を信じ結婚のご意向を曲げないと見られている。

 眞子さまは友人の結婚式に出席した際、小室さんについて「私のせいで、あんなに世間に晒されて」「彼に申し訳ない」と話していたという(「週刊女性」2018年9月25日号/主婦と生活社)。眞子さまは何もかもがスキャンダル扱いされてしまう小室さんに対して自責の念すら覚えていらっしゃるのかもしれない。

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まるで大巨人の脳内を探検しているかのようだ!! ホームレスも許容する『ニューヨーク公共図書館』

 友達や交際相手の家に初めて遊びに行った際、本棚に見入ってしまう人は多いのではないだろうか。これまでに一体どんな本や漫画を読み、思考回路が形成されてきたのか気になってしまう。本棚チェックには、その人の頭の中を覗き見るような面白さがある。この考えに同意してくれる方なら、フレデリック・ワイズマン監督のドキュメンタリー映画『ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス』(原題『Ex Libris The New York Public Library』)は充分に楽しめるはずだ。ニューヨーク公共図書館(以後、NYPL)は米国最大の図書館。つまり、NYPLの裏側を見せる本作を観ることは、多種多様な人種や民族によって形成されている米国人の頭の中を覗いてみることに等しいといえるだろう。

 ワイズマン監督は1930年生まれのドキュメンタリー映画界の大巨匠。フランスの超一流トップレス劇場を密着取材した『クレイジーホース パリ・夜の宝石たち』(11)、英国人のこだわりを感じさせる英国立美術館でカメラを回した『ナショナル・ギャラリー 英国の至宝』(14)など、人気スポットのバックヤードにカメラを潜り込ませ、なぜ人気スポットとなりえているかを描き出してきた。ワイズマン監督のドキュメンタリー作品は“ダイレクトシネマ”と呼ばれ、ナレーション、テロップ、BGM、インタビューなどは排されている。まるでワイズマン監督と一緒に撮影現場に立ち会っているかのような気分になってくる。

 1911年に竣工したボザール様式のNYPL本館は、映画『ティファニーで朝食を』(61)や『ザ・デイ・アフター・トゥモロー』(04)の舞台になるなど、ニューヨークの観光スポットとしても有名だ。NYPLは厳粛さの漂う本館に加え、多くのアーティストが通い詰めた舞台芸術図書館をはじめとする4つの研究図書館、地域に密着した89の分館を合わせた92の図書館ネットワークとなっている。世界有数の蔵書数を誇る、まさに知の殿堂である。日本の公立図書館が税金によって運営されているのに対し、NYPLは市の出資と民間からの寄付金によって成り立っている点が特徴だろう。

 運営費の違いだけでなく、図書館側から市民へと呼び掛ける姿勢も日本の図書館とは大きく異なる。図書館というと本好きな人が通う無料の貸本屋、もしくは試験前の学生たちが静かに勉強する場所というイメージがあるが、NYPLはもっとアクティブだ。日本以上に米国では経済格差が激しい。パソコンを持ってない低所得者や移民向けにパソコン講座を開き、情報格差に陥らないよう啓蒙活動に努めている。エルヴィス・コステロやパティ・スミスら人気アーティストたちのトークライブが開かれ、シニア向けのダンス教室など多彩なワークショップも用意されている。もちろんすべて無料。NYPLはとても賑やかで活気が溢れている。

 市民からの電話での問い合わせに司書が即座に文献を調べて答える様子、大量の返却本を各分館のコンテナへと分類していく流れ作業など、NYPLを支えるスタッフたちの姿を205分間にわたってカメラは映し出していく。中でも印象に残るのは、図書館を訪れるホームレスにどう対処すべきかを図書館員たちが熱心に討論するシーンだ。所持金なしでも雨や寒さが凌げる図書館は、ホームレスにとって欠かせないセーフティネットである。知的好奇心を持った人ならば、誰でも自由に利用できる―というのが近代図書館の基本理念となっている。世界に誇る知の殿堂・NYPLもホームレスを締め出すことはしない。他の来館者たちの迷惑にならずに、ホームレスにも利用してもらうためにはどうすればいいのかを彼らは真剣に考え、そして話し合う。

 アンソニー・マークス館長は語る。「規則や専門機関を設けることも大事だが、最終的に変えるべきはこの街の文化だ」と。ホームレスを好まざる客として排除、もしくはスルーするのではなく、米国の抱える大きな社会問題のひとつとして認識していることが分かる。気になって調べてみたところ、米国の図書館ではソーシャルワーカーを駐在させ、ホームレスたちが無料で健康チェックでき、路上生活から脱出できるようサポートする取り組みを行なっているところが少なくないようだ。NYPLでも失業者に対して、職業支援プログラムが組まれ、さまざまな職種のリクルート説明会が行なわれている。ニューヨークという街をより豊かにするためにNYPLは存在するといっていい。

 日本では経費削減のために図書館の民間委託が進んでいるが、NYPLも限られた予算の中での闘いを強いられている。市民からのニーズが高いベストセラー本を購入するか、それとも推薦図書を充実させるか。デジタル化に対応し、もっと電子書籍に予算を割くべきか。図書館員たちが頭を悩めながら話し合う様子を、ワイズマン監督は度々挿入する。図書館は別名「民主主義の砦」とも呼ばれている。書籍は人間が生み出した英知の結晶だ。図書館にはそんな英知の結晶を時代を超えて守り、より育んでいく役割がある。そのためにも多くの人たちが対話を続ける必要がある。ユダヤ系移民であるワイズマン監督の伝えたいことが、声高ではなく映像を通した形ではっきりと浮かび上がる。

 米国は、いろんな人種や民族によって成り立っている。マスメディアに煽られて誤った戦争を犯し、レイシストを大統領に選んでしまったりもする。それでも、米国は民主主義国家であることは止めようとはしない。NYPLの内情を知るということは、米国という名の大巨人の頭の中を覗くということに等しいのではないだろうか。

 脳みそは使えば使うほど活性化されるらしい。日本という名の小さな巨人の脳みそも、もっと積極的に活用したい。
(文=長野辰次)

まるで大巨人の脳内を探検しているかのようだ!! ホームレスも許容する『ニューヨーク公共図書館』の画像4

『ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス』
監督・録音・編集・製作/フレデリック・ワイズマン
配給/ミモザフィルム、ムヴィオラ
5月18日(土)より岩波ホールほか全国順次ロードショー
(C)2017 EX LIBRIS Films LLC – All Rights Reserved
http://moviola.jp/nypl

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『プラダを着た悪魔』アナ・ウィンターとメリル・ストリープのランチ姿に、「オーラが違う」と反響

 米ニューヨークのメトロポリタン美術館服飾研究所が現地時間5月6日に開催した、ファッションイベント「METガラ」。同美術館の展示・出版物費用を集める目的のイベントだが、今年は過去最高の1,500万ドル(約16億5,000万円)の寄付が集まったと発表された。

 8日、1995年からそのMETガラを主宰する米ファッション誌「VOGUE」の名物編集長アナ・ウィンターが、オスカー女優のメリル・ストリープと一緒にいる動画が撮られた。今年70歳になるアナとメリルはパワー・ランチを楽しんだようだと伝えられており、ネット上では、大御所2人の親しげな様子におののく声が上がっている。

 実は2人には、ユニークな縁がある。13年前に映画『プラダを着た悪魔』(2006)でメリルが演じた“有名ファッション誌の横暴な編集長”は、アナがモデルだといわれているからだ。

 米ニュースサイト「TMZ」によると、アナとメリルは、ニューヨークの閑静な高級住宅街ウエスト・ビレッジにあるイタリアンレストラン「セント・アンブロエウス」でランチを楽しんだとのこと。メリルの方が先に到着し、トレードマークのサングラスをかけたアナが来ると笑顔で迎え、互いに頬にキスをした。その後、2人は店内に入り、1時間ほどランチを楽しんだそう。食べていたのはサラダだったとも伝えられている。

 このレストランだが、人気ドラマ『ゴシップガール』に登場するキャラクターがよく手にしていた「ピンクの紙コップ」で世界中にその名が知られた有名店。イタリアに本店があり、ニューヨークには数店舗ある人気レストランだ。

 2人は、メリルが「VOGUE」125周年を祝した2017年12月号の表紙を飾った際、アナのオフィスで対談する動画が撮影されている。カメラの前での対談は初だったが、同い年ということもあり、とても楽しそうに会話している姿が印象的だった。今回の動画を見ると、2人はその後もプライベートで親睦を深めたよう。ネットでは「オーラが違う」「なんだかすごい」「居合わせたら恐れ多く感じてしまいそう」などと、見ているだけで緊張感が漂う大御所2人の会合におびえる人が続出していた。

 メリルは、6月に放送開始のリース・ウィザースプーン、ニコール・キッドマンらが主演の人気サスペンスドラマシリーズ『ビッグ・リトル・ライズ』シーズン2にレギュラー出演する。メリルがニコールの姑役で出演すると大々的に宣伝されており、70歳を迎えてもまだまだ現役で活躍できる女優だということは確か。9日には「メリル引退」というニュースが駆け巡ったが、ガセだとみられている。

 ちなみにメリル、アナが主宰するMETガラには一度も出席したことがない。アンジェリーナ・ジョリー、ジェニファー・アニストン、アデル、ブリトニー・スピアーズらMETガラに出席したことがない大物セレブはほかにもいるが、メリルの場合、家族との時間を優先するためガラなどのイベントにはあまり出席しないのだろうと、米ファッション誌「Harper's BAZAAR」電子版は分析している。

『プラダを着た悪魔』アナ・ウィンターとメリル・ストリープのランチ姿に、「オーラが違う」と反響

 米ニューヨークのメトロポリタン美術館服飾研究所が現地時間5月6日に開催した、ファッションイベント「METガラ」。同美術館の展示・出版物費用を集める目的のイベントだが、今年は過去最高の1,500万ドル(約16億5,000万円)の寄付が集まったと発表された。

 8日、1995年からそのMETガラを主宰する米ファッション誌「VOGUE」の名物編集長アナ・ウィンターが、オスカー女優のメリル・ストリープと一緒にいる動画が撮られた。今年70歳になるアナとメリルはパワー・ランチを楽しんだようだと伝えられており、ネット上では、大御所2人の親しげな様子におののく声が上がっている。

 実は2人には、ユニークな縁がある。13年前に映画『プラダを着た悪魔』(2006)でメリルが演じた“有名ファッション誌の横暴な編集長”は、アナがモデルだといわれているからだ。

 米ニュースサイト「TMZ」によると、アナとメリルは、ニューヨークの閑静な高級住宅街ウエスト・ビレッジにあるイタリアンレストラン「セント・アンブロエウス」でランチを楽しんだとのこと。メリルの方が先に到着し、トレードマークのサングラスをかけたアナが来ると笑顔で迎え、互いに頬にキスをした。その後、2人は店内に入り、1時間ほどランチを楽しんだそう。食べていたのはサラダだったとも伝えられている。

 このレストランだが、人気ドラマ『ゴシップガール』に登場するキャラクターがよく手にしていた「ピンクの紙コップ」で世界中にその名が知られた有名店。イタリアに本店があり、ニューヨークには数店舗ある人気レストランだ。

 2人は、メリルが「VOGUE」125周年を祝した2017年12月号の表紙を飾った際、アナのオフィスで対談する動画が撮影されている。カメラの前での対談は初だったが、同い年ということもあり、とても楽しそうに会話している姿が印象的だった。今回の動画を見ると、2人はその後もプライベートで親睦を深めたよう。ネットでは「オーラが違う」「なんだかすごい」「居合わせたら恐れ多く感じてしまいそう」などと、見ているだけで緊張感が漂う大御所2人の会合におびえる人が続出していた。

 メリルは、6月に放送開始のリース・ウィザースプーン、ニコール・キッドマンらが主演の人気サスペンスドラマシリーズ『ビッグ・リトル・ライズ』シーズン2にレギュラー出演する。メリルがニコールの姑役で出演すると大々的に宣伝されており、70歳を迎えてもまだまだ現役で活躍できる女優だということは確か。9日には「メリル引退」というニュースが駆け巡ったが、ガセだとみられている。

 ちなみにメリル、アナが主宰するMETガラには一度も出席したことがない。アンジェリーナ・ジョリー、ジェニファー・アニストン、アデル、ブリトニー・スピアーズらMETガラに出席したことがない大物セレブはほかにもいるが、メリルの場合、家族との時間を優先するためガラなどのイベントにはあまり出席しないのだろうと、米ファッション誌「Harper's BAZAAR」電子版は分析している。

UUUM所属ユーチューバーが動物虐待か? 衝撃的な生簀が炎上「残酷」「かわいそう」

 HIKAKINが最高顧問を務めるユーチューバー専門マネジメント会社・UUUMに所属するふぁるこん超氏と超めてお氏が投稿した動画に対し、「動物がかわいそう」「残酷な映像」と批判が集まっている。

 問題の動画は、5日のアップされた「Amazonで4000円で買った機材で水槽を家に作って鮮度100%で魚を食う」。内容は、「家に生簀を作りたい」という超めてお氏の希望を叶えるもので、幅40センチほどの水槽へ、生きたイシダイ、クリガニ、ミルガイを投入。水槽が生物でぎゅうぎゅうになってしまったため、クリガニとミルガイを取り出したが、それでもイシダイは身動きが取れない状態に。それでも、2人は「海作っちゃったよ!」と大笑いした後、ミルガイを男性器に見立てたような会話を繰り返しながら、全てを調理し、試食。「生簀はやっぱり美味い」というテロップと共に動画は締めくくられている。

 これに対し、コメント欄には「ただの動物虐待で草。生き物なめてますね」「イシダイ、苦しそうにパクパクしてる」「想像以上に残酷な映像で胸が痛みました」「命をもらって動画にして収益にしてるのに、命で遊ぶのは良くない」など、批判が殺到。高評価よりも低評価が10倍ほど上回っており、炎上状態となっている。

 なお、2人によるYouTubeチャンネル「。ふぁるこんとめてお」は、チャンネル登録者数25万人を誇り、テレビ朝日の人気番組『無人島0円生活』を模したような企画のほか、3月にはガチャピン、ムックとのコラボ動画を投稿。お台場のフジテレビ社屋を24時間貸しきり、一緒に鬼ごっこをしている。

「UUUMは、HIKAKINやはじめしゃちょー、水溜りボンドをはじめ、子どもから支持が厚いユーチューバーが多く所属しており、テレビ出演や広告案件が多い事務所。そんな中、ふぁるこん超氏と超めてお氏は、生きた動物を雑に扱う動画が目立つため、アンチも多い。UUUMは東証マザーズ上場企業ですから、イメージが落ちれば株価に影響が出る可能性もあります」(エンタメライター)

 見る人を不快にさせている生簀動画。「見たくなければ、見なければいい」という意見もありそうだが、天下のUUUM所属なだけに、アンチからの風当たりも強そうだ。

『きのう何食べた?』よりもディープ! よしながふみ飯テロエッセイ『愛がなくても喰ってゆけます。』

 4月からスタートした深夜ドラマ『きのう何食べた?』(テレビ東京系)。西島秀俊、内野聖陽をはじめとしたキャスト陣が原作のイメージにバッチリハマっていると、ネットでもかなりの評判のようです。

 原作マンガ『きのう何食べた?』は「モーニング」(講談社)で連載中のよしながふみ先生の作品で、几帳面で料理好きな弁護士・筧史朗(シロさん)と、人当たりがよくて女子っぽい美容師・矢吹賢二(ケンジ)という40代のゲイカップルが2LDKで過ごすなにげない日常を、料理を中心に描く作品。「料理」と「ゲイ」は、どちらもよしなが先生の得意とする題材で、その魅力が遺憾なく発揮されています(参照記事)。

 そして今回ご紹介する作品は、『愛がなくても喰ってゆけます。』。こちらはよしなが先生をモデルとしている漫画家「YながFみ」を主人公にしたエッセイ風のマンガで、実在するお店が次々登場するため、『孤独のグルメ』にも通じる非常に「飯テロ」度数の高い作品となっています。

ミステリアスすぎる、よしなが先生のプライベート

 主人公の漫画家「YながFみ」には、S原という男性同居人がいます。S原は、Yながを「お前」と呼ぶ世話焼き女房のような存在ですが、実はYながのアシスタントであり、大学時代のサークルの後輩でもあります。

 ああ、公私を共にするパートナーと同棲しているのだな……と思いきや、そういうわけではなく、お互いに恋愛感情はない、本当にただの同居人。しかし、もし35歳になってもお互い恋人がいなければ結婚しようという約束をしている関係でもあります。なんだそれ……。普通の感覚だとまったく理解しがたいのですが、漫画家という特殊な職業だとこういう関係が成立するんでしょうか。

食いしん坊ぶりがすさまじい

『きのう何食べた?』での筧史朗の料理上手ぶりを見ていると、よしなが先生の「食」へのこだわりが相当なものであることがわかりますが、このマンガではもっと激しく、グルメへの欲望がむき出しになっています。

「Yながはいったん気に入ると、執拗にその店のメニューを食らい尽くす悪癖がある」

「自分がウマイと思ったものを人もウマイと言ってくれる時、Yながの至福の時である」

 作中にこんなナレーションがあるぐらいです。その一方で、自分が紹介したお店をケナされることが耐えられず、当時付き合っていた彼氏をフッてしまったというエピソードもあります。「食」のほうが「男」よりも上位概念となっている、まさしくタイトルにあるように『愛がなくても喰ってゆけます。』なスタンスなのです。

 そんな、よしなが……もとい「YながFみ」の食への執着を示すセリフがまたすさまじい。

「あたし仕事をする時と寝てる時以外はほぼ四六時中食い物の事を考えて生きてんのね」

「あたしがこんだけ食い物に人生を捧げてきたんだから、食い物の方だってあたしに少しは何かを返してくれたっていいと思うの」

 尋常じゃないほどのこだわりを感じさせますよね、こと食い物に関してはだいぶアブナイ人といえます。

「YながFみ」の知人・友人たちも、食に関してある種の異常さを感じさせます。

 例えば、食べても食べても肥(ふと)らない、燃費が悪すぎて「アメ車」と呼ばれる女、O田N子。彼女も食に関してはだいぶダイナミックな持論を持っています。

「ヘルシーなフレンチくらいつまらん物は無いわね。ヘルシーに食いたきゃ他の物食うっつーの、アメリカ人の食う低脂肪アイスクリームのような欺瞞の匂いがするわ、ヘルシーなフレンチって」

 なるほど、フレンチにヘルシーさなど求めるなと。しかも、アメリカ人の食う低脂肪アイスクリームってたとえがなんだかとても具体的すぎます。

 また、Yながの2年後輩で元同居人でもあるM脇K子は激しい甘党。甘いものがあればご飯なんて要らない、ケーキバイキングする前には3食全部抜くとか、4日間食事せず甘いものばかり食べたため、塩分不足に陥りフラフラになるなど、だいぶスイーツ中心のストイックな生活を送っています。そして彼女も、甘いものばかり食べているのに痩せ型です。

 よしなが先生によれば「経験則的に馬鹿げた甘味好きの奴らはみな痩せている。肥った人間は大食した後にさらにデザートを食うから肥るのだ」だそうで。なるほどそういうことか、すべての謎は解けた!! よし、自分もこれから3食デザートのみにすれば激やせできるかも?(無理!)

ゲイに関する、さりげないカミングアウト

 よしながふみ作品といえばゲイの存在は欠かせないわけで、本作にも当然のごとくゲイが出てきます。大学サークルの同期、A藤という男です。

「オヤジは誰でも心の中に一軒のマイすし屋を持っている…」

などと謎の名言を放つ彼は、もともと学生時代はバイセクシャルだったのに、社会人になるにあたって、より世間の風当たりの厳しいほうに宗旨を統一しようと思ってゲイになったのだそうです。そのストイックさ……やはり普通じゃありません。

よしなが先生によれば、「食いしん坊の人間はそれがゲイだろーがノンケだろーが絶世の美女だろーが美味い物の前には必ず皆屈服する」……。次から次へと出てくる、よしなが先生のグルメ名言。一日中食い物のことを考えてるだけのことはありますね。

 そしてこのA藤に対して「YながFみ」が懺悔をしているシーンがあります。

「すんませんずっとゲイをネタにして漫画でメシを食ってきたよあたし、しかもうそゲイで!」

「イヤハヤ、ゲイカルチャーもよく分かってないし、申し訳ない!」

 よしなが先生、実はゲイのことよく知らないでマンガのネタにしてたんだ……。なかなか衝撃的なカミングアウトです。

『きのう何食べた?』の舞台が東京・阿佐ヶ谷であることは知られていますが、本作に出てくるお店も、阿佐ヶ谷、荻窪、新宿、中野など、中央線沿線が多めです。

 それにしても、FながとS原が食事している時の文字通り食い気味なセリフの応酬を聞いているだけでも、よだれがジュルッと出てきそうな勢い。どの店も行ってみたくなります。

「うっ、うまいなオイ!! この緑色のが!!」

「そーなのよっ!! 見た目しょっぱすっぱそーな味に思うんだけどほの甘いのよ!! そんでそこに魚介の旨味が!! うまいっしょ!? うまいっしょ!?」

「ぐわ、かに味濃い!! ガツンと濃厚」

「ね!? がっつりカニのダシの味がするトマトクリームソースでうまいんだよこれが!! やっぱイタリアンとか食いたい時ってガツンとした味のもん食いたい時だしさ!!」

 ちなみに僕は本作で紹介されている、池袋の「中国茶館2号館」というお店に実際に行きましたが、おいしい飲茶の食べ放題がリーズナブルなお値段で提供されていて、素晴らしかったです。よしなが先生、いいお店教えてくれてありがとう!

 というわけで、ドラマ『きのう何食べた?』に合わせて『愛がなくても喰ってゆけます。』も読んでおくと、深夜帯にめちゃくちゃ食欲が刺激されるのでおすすめですよ。体重2~3キロ増なら余裕です! さあ一緒に肥えましょう!!

(文=「BLACK徒然草」管理人 じゃまおくん <http://ablackleaf.com/>)

◆「ザオリク的マンガ読み」過去記事はこちらから

小室圭さん「弁護士になるとは言ってない」の仰天展開! 国際弁護士資格の使い道を考える

 秋篠宮家の長女・眞子さまとの結婚延期騒動の渦中にいる小室圭さん。母親・佳代さんが、元婚約者男性A氏との間に抱える借金トラブルが延期理由と見られているが、一昨年の婚約内定当時、小室さんの職は、法律事務所のパラリーガルだっただけに「将来設計が不透明」な点も、国民から問題視されていた。

 そんな中、小室さんは昨年8月、国際弁護士私学取得のため、米ニューヨークのフォーダム大学に留学。期間は3年間を予定しているため、「いつまで結婚を延期するつもりなのか?」といった声が世間で飛び交い、一方で「眞子さまとの将来を見据えて、真剣に進路を考えた結果では」といった意見も出ていたものだ。

 いずれにせよ、小室さんの国際弁護士資格取得が、眞子さまとの結婚騒動が動き出す契機にはなりそうだが、小室さんの代理人が、『バイキング』(フジテレビ系)に、「メディアの方は勘違いしています。小室さんは弁護士資格の取得を目指していると言っていますが、弁護士になるとは言っていません。今彼がどんな仕事をするのかは決まっていません」「彼は今ライフプランをつくっている最中です」とコメントし、世間はあ然。ネット上には「弁護士になるんじゃなかったら、どうして弁護士資格を取ろうと思ったの?」「まったく将来の展望が描けていない」「一体何になるつもりなのか?」などの声が噴出したのだ。

 果たして、国際弁護士資格は「弁護士になる」以外の使い道はあるのか――今回、皇室問題に詳しい弁護士X氏に見解をお聞きした。

 まず、現在、小室さんが取得を目指している国際弁護士資格だが、以前から各メディアで、もし取得できても、それだけでは日本で弁護士活動をすることができないと言われている。X氏はその詳細を次のように解説する。

「外国の『弁護士資格』を取得した者が、『その国の法律に関する事務』を日本で行う場合、法務大臣の承認が必要となります。その承認の条件として、『3年以上の実務経験』が必要です。資格がなければそもそも日本での実務は経験できないので、つまり『外国での3年以上の実務経験』が必要ということになるのです」

 こうした背景から、「眞子さまと米国で新婚生活を送る可能性もある」と報じるメディアもあったが、この度、小室さんの代理人から「弁護士になるとは言っていない」発言があったため、全てがひっくり返ってしまうことに。

 もし弁護士にならないのだとしたら、国際弁護士資格はどのような道に生かせるのか。X氏いわく、日本では弁護士資格を取っても弁護士にならない層が増えているようだが……。

「最近、弁護士が増えたことによって、いわゆる“食えない弁護士”が増加していると報道されることがあり、『日本の弁護士資格』の地位は以前よりも低下しています。そのため、弁護士資格を有して企業内で法務を担当する『インハウスロイヤー』を選択する司法試験合格者が増えているのです。弁護士というのは個人稼業であり、足を使って自分で仕事を見つけなければならないわけですが、対して、インハウスロイヤーを置くような大企業に就職する道を選べば、食いっぱぐれはないと感じるのでしょう」

 この「企業に就職する」というのは、小室さんが弁護士にならなかった場合の現実的な選択肢になるそうで、「『弁護士資格を取得した国の法律に関する事務』を必要としている企業に就職するという方法が考えられます」という。なお、ニューヨーク州で弁護士として働くのと、企業に就職する場合、稼ぎはどちらが高くなるかという点だが、「企業ごとに異なるため判断できない」とのこと。

 X氏は、今回の「弁護士になるとは言っていない」コメントを、「確かに小室さんは『弁護士になる』とは言っていなかったと思います」と振り返りつつ、留学費用がどこから出ているという点が気になっているという。学費は奨学金、その他生活費などは、以前勤務していた法律事務所が支援していると報じられているが……。

「もし小室さんの留学費用が、秋篠宮家の皇族費から拠出された御手元金より出捐されているということがあれば、皇族以外の方のために使用されるという点において、確かに国民への説明が必要となるかもしれません」

 謎が深まるばかりの小室さんの留学。結婚延期問題も硬直状態となっている今、果たして二人の行く末は……。

まさかの爆弾処理も!? 『執事 西園寺の名推理2』スーパー執事・西園寺が有能すぎるも、脚本は粗だらけ

 上川隆也がハイスペックな執事役で主演を務めるドラマ『執事 西園寺の名推理2』(テレビ東京系)の第2話が3日に放送され、平均視聴率5.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録。前回から3.4ポイントの大幅下落となってしまいました。

(前回までのレビューはこちらから)

 資産家の奥様・伊集院百合子(吉行和子)に仕える西園寺一(上川)は、百合子が支援する養護施設の兄妹を招待し、まもなくネジ工場への建て替えが決定している遊園地へ足を運びます。

 事件が発生したのは、百合子と兄妹が観覧車に乗った直後のことでした。突如として爆発音が園内に響き渡り、観覧車はストップ。コントロール室へ向かった西園寺は、ネジ工場を経営する相良重工の社長・相楽洋介を発見し、犯人からネジ工場建設プロジェクトの中止を命じられたことや、観覧車に相良重工の社員・野本保(松尾諭)が乗っていることを知らされるのでした。

 西園寺は百合子を救うため、執事見習いの松本松五郎(森永悠希)を引き連れて独自の捜査を開始。相楽の専属運転手・涌井敏弘(佐戸井けん太)や元社員に聞き込みを行い、野本がプロジェクトの担当者だということや、相良重工に勤めていた風間るみ子という女性が最近、事故で死亡したことなどを突き止めます。

 また、ネジ工場建設にあたって相良重工が買収した仁科精機が、これまで作っていたネジとは材質がまったく異なるスーパースクリューというネジを作製し始めたことを知った西園寺は、野本がどこか別のところから技術を盗んできたのではないかと疑います。

 そして、野本が経理に提出した領収書を頼りに捜査を続けた結果、藤波義男(斉藤暁)が経営する町工場に頻繁に出入りしていたことが判明。藤波はスーパースクリューを設計したものの、放火にあって工場を失ってしまったのです。

 遊園地内をくまなく捜査したところ、着ぐるみを着て隠れている藤波を発見。すぐさま爆弾の解除、と思いきや、リモコン操作が効きません。実は藤波に犯行を促した真犯人が、爆弾解除のパスワードを密かに変えてしまっていました。

 真犯人は一体誰なのか、と考える間もなく、西園寺は涌井のもとへと駆け付けます。実は、涌井が使っているスマホケースと、写真で見た風間のそれとがまったく同じものであることや、ごく一部の人間しか知らないハズの、犯人がスマホで爆弾の操作をしていることを知っていたため、西園寺は涌井が真犯人ではないかと疑っていたのです。

 追い詰められた涌井は、風間が実の娘であることや、野本の子どもを妊娠していたこと、取引先の令嬢との縁談が決まった野本が娘のことを邪魔に思って殺したのではないかと疑い、犯行に至ったことなどを白状します。

 真犯人を逮捕したことで、あとは爆弾を解除するパスワードを入力するだけ。かと思われたのですが、野本は爆弾を時限装置式のものにすり替えていたのです。そのことを知った西園寺は、爆弾が設置された観覧車のハシゴをよじ登り、自力で解除。百合子を無事に助け出し、一件落着となったのでした。

 頭脳明晰で身体能力も高い完璧執事の西園寺ですが、まさか爆弾処理までこなすとは恐れ入りました。「いくらなんでも有能すぎるだろ」とツッコミたくなるところですが、上川が演じることで妙に説得力があるんですよね。なぜか今回、犯人“様”や、黒幕“様”と敬称で呼んでいましたが、生真面目な西園寺だからこそのユニークさを際立たせていたように思います。

 そんな完璧すぎる西園寺に嫉妬し、露骨にライバル心を燃やす新米執事・澤田慎次(浅利陽介)の存在も、第1シーズンからドラマにコミカルな色を添えていたのですが、前回でケガをしたためなのか、あるいは浅利の他ドラマ出演の影響なのか、今回は出演していませんでした。それに代わって、前回出演した松本が新たに西園寺の相棒として登場したのですが、こちらは西園寺をヨイショするばかりの添え物状態。澤田のように面白い関係性を築けそうな期待はもてませんでした。

 その澤田が恋するメイドの前田美佳(岡本玲)が、今回はイギリス留学中という設定で不在。さらに、百合子役は八千草薫が療養中のため吉行と交代と、第1シーズンから視聴するファンにとっては、キャスティングが少し残念な方向へ向かっている感が否めないのではないでしょうか。

 脚本に関しては、前シーズン同様に粗が目立ちます。今回でいえば、藤波工場に放火するぐらいならば特許料を払うなり買収するなりすれば良かったのでは? という点や、一介の運転手にすぎないハズの涌井がなぜ爆弾を製造できたのか、など疑問に感じる点がいくつかありました。

 ただ、このドラマはあくまでも、西園寺の美しい所作が最大のウリであり、その魅力を伝えることに力点が置かれているのでしょう。次回はフィギュアスケートがテーマということで、華麗なジャンプを披露してくれるのでしょうかね。放送を楽しみに待ちたいと思います。
(文=大羽鴨乃)

Kis-My-Ft2のツアーTシャツが「危なすぎ!」 ライブ帰りに抱きつかれそうになる女性続出か

 ジャニーズのアイドルグループ・Kis-My-Ft2のツアーTシャツが「危険すぎる」として騒ぎになっている。

 Kis-My-Ft2は、ニューアルバム『FREE HUGS!』(avex trax)と同名ドームツアーが6日よりスタート。6~9日の東京ドーム4デイズを皮切りに、5都市13公演で59万1,000人を動員するという。

 そんな中、ツアーグッズのTシャツが、ファン以外をも巻き込む事態に。Tシャツは、前面に手書き風のフォントで「FREE HUGS!」と大きくプリントされているデザイン。当然、コンサート後に着用したまま帰る女性ファンも多く、すれ違う男性や外国人からハグを求められるケースが続出しているという。

 案の定、SNSでは「free hugsって書いてあるTシャツ着た四人組美女とすれ違った。頼めばよかった」「電車で『FREE HUGS!』と書いてあるTシャツを着ている若い女性たちを見かけてぎょっとした」といったファン以外による書き込みのほか、実際に「外国人からハグされそうになって逃げた」「友だちが男から抱きつかれたって」というファンの書き込みも。また、このデザインを採用したジャニーズやレコード会社のエイベックスへの批判も目立つ。

 なお、「FREE HUGS」は、YouTubeに街角で見知らぬ相手と抱き合う動画が投稿されたことをきっかけに世界中に広まったもの。しかし、ハグの文化が根付いていない日本では、「FREE HUGS」を掲げるグループは好奇の目で見られることも少なくなく、中には女性の体を触りたいがために参加する男性もいると言われている。

「ツアーのパンフレットで、メンバーの二階堂高嗣が『ライブ会場出たら何か上着を羽織って』と発言しており、販売前からファンを危険な目に遭わせる可能性があることは把握していたようです。しかし、全員がこのパンフレットを読んでいるわけではなく、実際、東京ドーム公演の後、このTシャツのまま街をウロつく女性グループは多かった。ネット上では、最初から炎上商法まがいの話題作りだったのではないかと疑う声も浮上しています」(芸能記者)

 同ツアーは、7月14日の京セラドーム大阪がファイナルの予定。ファンには未成年者も多いだけに、ジャニーズにはデザイン変更を含め早急に対策してほしいものだ。

『インハンド』山下智久、ボソボソしゃべりのアンドロイドから徐々に人間味あふれるキャラに変化

 山下智久が寄生虫専門のドSな医学者を演じるドラマ『インハンド』(TBS系)の第4話が3日に放送され、平均視聴率7.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。ゴールデンウィークの影響か、前回から1.4ポイントの下落となってしまいました。

(前回までのレビューはこちらから)

 今回、サイエンス・メディカル対策室の牧野巴(菜々緒)が、寄生虫学者・紐倉哲(山下)のもとへ持ち込んだ案件は、“人を自殺させる病原体”の有無について。外務事務次官・源田創子(紫吹淳)宛てに、その病原体を娘の恵奈(吉川愛)に感染させるという脅迫状が届いたというのです。

 実際、その脅迫状に記されている水原舞という女性が自殺し、菊池香織が自殺未遂、緒田貴成という男性が行方不明という状況に置かれているため、興味を抱いた紐倉は調査に協力することに。助手の高家春馬(濱田岳)を引き連れて香織の入院先を訪れたところ、屋上から飛び降りようとする香織を恵奈が必死に食い止める場面に出くわします。

 その恵奈によれば、4人は幼少期に田舎で遊んだ接点があり、大学になって再会。恵奈が見つけてきた、セクメント・ジャパンという製薬会社が実施するSQ-61という非ステロイド性消炎鎮痛薬の治験のバイトに参加した後、自殺騒動が起こったというのです。さらに、母親への脅迫状は、事件を解決するために恵奈自身が書いたものであることも判明。

 恵奈の話を聞いた紐倉は、高家を治験へと送り込んでデータを盗ませ、恵奈の友人たちが全員、ボルナ病ウイルスに感染していたことを突き止めます。このウイルスとSQ-61が結びつくことによって脳症が発症し、自殺未遂を起こしていたのです。また、ウイルスの感染源は、幼少期に度胸試しで侵入した馬小屋だったのですが、恵奈だけは馬を怖がって入らなかったために感染しませんでした。

 紐倉と恵奈がその馬小屋へ向かったところ、昏睡状態の緒田を発見。医学部に在籍する緒田は、ボルナ病ウイルスとSQ-61の成分によって脳症が起きるのではないかと疑い、その調査の途中で倒れてしまったのでした。

 この事態に責任を感じた恵奈は、衝動的に飛び降り自殺を図ろうとしてしまいます。そんな彼女に対して紐倉は、「感情の奴隷にはなるな」と諭しつつ、「感情があるから人間なんだ」との持論を展開し、「人間は笑顔になれる唯一の生物だ。だからもっと笑えばいい」と励まします。その後、香織と緒田は快方に向かい、一件落着。

 今回に関しては、1時間があっという間、というのが率直な感想。ドラマの序盤、恵奈が牧場で過ごした幼少期の回想シーンが出た時点で、“人を自殺させる病原体”の正体についてはある程度の察しがついたのですが、紐倉がかつて助手を自殺に追い込んだのではないかという疑惑や、それに関連して失った右手の幻肢痛に苦しむシーンなどが随所に挿入されたため、まったく飽きることがありませんでした。

 難しい専門用語をアニメーションを用いて伝える演出の工夫や、脚本のテンポの良さに加え、山下の演技が回を増すごとに良くなっている印象ですね。抑揚なくボソボソとしゃべるため、初回はまるでアンドロイドのようでしたけど、今回は恵奈を相手にまごついたことで、女の子が苦手だと発覚したり、その恵奈が自殺しそうになった時には熱い言葉で語りかけたりと、徐々に人間味あふれるキャラに変化しています。

 その姿を見て、高家と牧野が驚く表情を浮かべたのも印象的でした。紐倉が変わってきたのは間違いなくこの2人の影響。特に高家はドSな命令に振り回されながらも、良き理解者になりつつあります。だからこそ、紐倉が過去に入谷という助手を自殺に追いやったかもしれないという疑惑が、2人の今後の関係性に強く影響してくることになりそうです。

 その紐倉の過去について今のところ明らかになったのは、セクメント・ジャパンで働いていた入谷を引き抜き、CDC(アメリカ疫病予防管理センター)に入所させ、東南アジアの村で“危険な実験”を実施。その結果、アメリカ陸軍を敵に回すことになり、入谷を自殺に追い込み、その際に右手も失った? というものです。

 紐倉はどうやら、東南アジアの村でエボラウイルスについて研究していたようですが、当時の事件を伝える新聞記事では“村が消えた”と表現されているのが気になるところ。次回、その過去と義手の謎が明らかになるということで、ますます見逃せない展開となっていきそうです。
(文=大羽鴨乃)