ジャニーズJr.・向井康二、「ゲイ雑誌」発言で「社会的にアウト」「Snow Manのお荷物」と批判噴出

 ジャニーズJr.内ユニット・Snow Man、Travis Japan、関西Jr.内ユニットのなにわ男子が、5月25日・26日にさいたまスーパーアリーナで合同コンサート『ジャニーズIsLAND Festival』を開催した。その中で1月にSnow Manに加入した向井康二の迂闊な発言に、一部ファンから批判が殺到している。

 向井は日本人の父親とタイ人の母親の間に生まれたハーフで、大阪府出身の現在24歳。これまで関西Jr.の中心的存在として下の世代を引っ張っていたが、今年1月に突如6人グループ・Snow Man入りが決定し、多くのファンを驚かせた。以降、Snow Manはラウール、宇宙Sixと兼任する目黒蓮も新メンバーに加わり、9人体制に。滝沢秀明から引き継いだ舞台『滝沢歌舞伎ZERO』を成功させるなど、増員効果でますます勢いを増している。

 同舞台は5月19日に千秋楽を迎えたばかりだが、今度はさいたまスーパーアリーナで3組合同のコンサートに出演。合間のトークでは、向井が発した一言に会場の一部ファンがドン引きする場面もあったという。

「目黒はスタイルの良さを生かして男性向けファッション雑誌『FINEBOYS』(日之出出版)のレギュラーモデルを務めており、体を鍛えている岩本照は健康雑誌『Tarzan』(マガジンハウス)で連載を持っています。こうした掲載情報を伝える中、向井はグループ最年長にしてイジられキャラの深澤辰哉に向け、『ふっかさんもいけますよ。ゲイ雑誌の連載』などと声をかけ、深澤は『なんでだよ!』とツッコんでいたとか」(ジャニーズに詳しい記者)

 この向井の発言に、会場にいたファンや、コンサートレポートを見た人たちの間で否定的な反応が続出。ネット上には「ゲイ雑誌発言は人として最低すぎる」「LGBTの問題もバカにしてると思うし、軽々しくおふざけにゲイとか使うな」「ゲイ雑誌発言は笑えない。場をわきまえて」「さすがにゲイ雑誌発言には凍りついた。この時代の若い世代ならもっと気を遣ってほしい」「これは社会的にアウト」と批判するコメントが相次いでいる。

 また、憤っている人の多くがSnow Manのオリジナルメンバーに愛情を注ぎ、新体制に反対しているファンとも見られ「この発言でSnow Manは偏見を持ってるグループだと一般の人から思われてもおかしくない。本当に残念」「向井、普段から人のこと下げて笑い取るの得意だけど、教養もモラルもない。グループのお荷物」との声も。中には「ゲイ雑誌発言で生理的に嫌いになったから9人体制受け入れられない」と、グループ全体を応援する気力を失ってしまった人もいるようだ。

「こうした“6人支持派”ではなく、向井のことが好きな人ですら、『康二くんの盛り上げ方が素敵だった。でも、深澤くんへのゲイ雑誌イジりは気持ち良い笑いじゃないからやめてほしい』『康二くん、ゲイ発言はよくない……今はもう関西Jr.じゃなくてSnow Manなんだから、グループとしてしっかり考えて発言できるように頑張ろう』と、手厳しい意見をSNSに綴っています。向井がどういう意図で『ゲイ雑誌』を例に出したのかはわかりませんが、ファンの指摘通り、不用意な発言だったと言えるでしょう。一方で、好意的な声もわずかにあり『「ゲイ雑誌載ったらいい」的な話めっちゃ笑った。なぜそこチョイスした(笑)』『「ゲイ雑誌ならいけますよ!』みたいな発言に死ぬほど笑った』といったものが見られました」(同)

 そんな向井といえば、先日はV6・岡田准一が主人公の財前五郎を演じ、5月22日~26日に5夜連続で放送されたスペシャルドラマ『白い巨塔』(テレビ朝日系)に出演。父親・佐々木庸平(柳葉敏郎)の死をきっかけに、財前を医療ミスで訴えるという難しい役どころの佐々木庸一役を好演した。ネット上ではファン以外からも「『白い巨塔』の佐々木さんの息子役、ジャニーズなのか! この人の演技はいい」「息子役の人、演技がうまいから若手俳優かと思った。調べたらジャニーズJr.と知ってビックリ」と、高い評価を得ていた。

 このほか、向井は大竹しのぶ、渡辺えり、キムラ緑子といった実力派キャストが名を連ね、5月31日に初日を迎える舞台『三婆』(大阪松竹座)に抜てきされている。また、Snow Manは小久保製氷冷蔵が製造する「ロックアイス」にかけた「ロックアイスの日」(6月9日)のCMキャラクターとして、同日限定で放送されるCMへの起用が明らかになったばかりだ。

 Snow Manの露出や注目度が上がっている今だからこそ、グループの顔に泥を塗らないよう、発言には慎重になってほしいものだ。

川崎登戸殺傷事件で凶器持ち走るアナウンサーの“現場検証”、ワイドショーの無神経がひどすぎる

 28日朝に神奈川県川崎市多摩区の登戸駅付近で発生した19人殺傷事件について、テレビ各局は熾烈な報道を続けている。

 29日放送の『情報プレゼンター とくダネ!』(フジテレビ系)では、笠井信輔アナウンサーが事件現場から生中継で、凶器となった刃渡り30センチもある包丁に見立てた棒状のものを手にレポート。警察発表では岩崎隆一容疑者が犯行から自殺に至るまで「10数秒」だったとして、笠井アナは「10数秒でその犯行が可能なのかどうか。実際に時間をはかってみたいと思います」とストップウォッチを手に走り、事件を再現した。

 『スッキリ』阿部祐二リポーターも同様に、凶行の現場を走り、ストップウォッチで時間を測定していた。

その検証がなぜ必要なのか、被害者のフラッシュバックや被害者家族、関係者への配慮はないのか。直接被害に遭っていなくともこの事件にショックを受けている視聴者も多いはずだ。

 また、事件発生直後からテレビではヘリを飛ばすなどして上空からの映像を繰り返し流したが、負傷者を懸命に救護する様子や血痕などがはっきり映されていた。事件を伝えることと、配慮せずありのままの映像を流すことは違うだろう。

 この事件で被害に遭ったのは、学校法人カリタス学園 カリタス小学校に通う児童とその保護者たちであり、スクールバスを待つわずかな時間の悲劇だった。その場には引率のため小学校教頭もいたことを、昨日開かれたカリタス小学校の会見で明かしている。会見では子供達の心のケアを最優先にする語られたが、教員にもまたケアが必要だ。そのような状況で、29日放送『グッデイ』(フジテレビ系)では、学校側の落ち度を暗に責めるような場面もあった。

 また会見では理事長が「子供達そして保護者、本当に深い心の傷を負っておりますので、できることなら子供達への直接のご取材はお控えいただければと思います」と要望。校長も「報道関係者の皆様にお願いします。これは保護者からです。子供達の写真を撮ったり、子供達にインタビューをしないでほしいという要望が出ています。これは、保護者の願いですので、どうぞ受け止めていただければありがたく思っております」と語っている。しかしこのシーンで28日放送『Nスタ』(TBS系)は音量を絞り、スタジオに切り替えた。即座に視聴者から「それはおかしい」とSNSなどで異論が相次ぎ、番組放送中にアナウンサーが謝罪するに至っている。

 

 29日『スッキリ』では近藤春菜が、亡くなった男性の妻の「これ以上取材はお控えください」というコメントや、亡くなった小学生の自宅前に報道陣が詰めかけ、父親が「今日は勘弁してほしい。妻を一人にすることができない。後ほどコメントを出します」と話したことに振れ、「信じられない」とメディアの姿勢を批判。を挙げ、声を震わせながら「それ(記事)を読んで、信じられなくて」と無念の表情。遺族が取材にコメントを出す必要はないとして、「一番そっとしておかないといけない」「我々ができることは、もう、(被害者や関係者を)傷つけないということ」だと話した。

 午前も午後も、夕方も夜も、複数のニュース番組がこの事件を取り扱い、ショッキングな映像をたびたび流し、事件の詳細を生々しく伝え、被害者の個人情報や加害者の生い立ちを掘り下げる。それが本当に視聴者に求められているのだろうか。そうした情報を得ることで精神的に不安定になってしまう視聴者もいるかもしれない。刺激的な情報よりも、多方面への配慮を求めたい。

かわいすぎる首相官邸インスタグラム、“中の人”はJK!? トランプ大統領に「#おそろコーデ」

「ポップでかわいい」と女子から人気の首相官邸インスタグラム。アメリカのドナルド・トランプ米大統領が26日まで国賓として来日したことで、フォロワー数を大きく伸ばしている。

 同インスタグラムは26日、トランプ大統領と安倍晋三首相が千葉県でゴルフを楽しむ様子をストーリー機能で投稿。どの動画もかわいく“デコられて”いるほか、ゴルフカートで移動する2人の動画では「どちらがスコアが上になると予想?」とアンケート機能を使用。横には「結果は国家秘密です」といった“小ボケ”なども添えられている。

 また、27日の宮中晩さん会前に撮影された動画には、トランプ大統領と安倍晋三首相のネクタイが赤色であったことから、「#赤ネクタイ」「#おそろコーデ」のハッシュタグがつけられている。

「先月、イタリアを訪問した際には、政府専用機の動画と共に『#飛行機好きな人と繋がりたい』とのハッシュタグがつけられるなど、そのユルさが話題に。今回の来日では、『かわおじ』(かわいいおじさんの略)などと呼んでトランプ大統領と安倍首相のツーショット写真をデコる女子が続出しており、動物の耳をつけたり、『ズッ友だヨ』と2人の周りにハートを撒き散らした画像などが出回っている。4月以前はなかなか注目されなかった同アカウントですが、デコり効果でフォロワー数はこの2カ月で約4倍に急増しました」(カルチャーライター)

 そんな女子人気の高い同アカウントだが、幻冬舎の編集者・箕輪厚介氏が主催するオンラインサロン「箕輪編集室」のツイッターが「首相官邸のインスタの中の人が2月入会にいるそうです!」とツイート。先月、ネット番組に出演した箕輪氏は、この“中の人”について「同い歳くらいの年齢の男。真面目そうな人だったけど、首相官邸のインスタはフリが効いているから、やりようはメッチャあるよねっていう話はした」などと語っていた。

「これまで『政府が女子高生を雇っているのでは?』などとウワサされてきましたが、実際は『箕輪編集室』に出入りするような意識高い系のおじさんが戦略的に行っていることが判明。当たり前の話ですが、一部では『言わないでほしかった』なんて声が上がっています」(同)

 日米の仲良しアピールを演出した同インスタグラムだが、こんな皮肉も……。

「日本はトランプ大統領を最大限もてなすことで、TPP(環太平洋経済連携協定)交渉において譲歩を引き出したい思惑がありましたが、日本滞在中のトランプ大統領のSNSを見てみると『日本政府の人々はこう話す。民主党は、私や共和党が成功を収めるより、アメリカが失墜することを望んでいると』と民主党を攻撃するなど、いつもの調子。この温度差は、世界中に“浮かれているのは日本だけ”という印象を与えてしまったのでは」(同)

 首相官邸によるデコ画像・動画の数々は、若者の政治離れを食い止める特効薬となるだろうか?

10月にキンプリと交代? 手越が『イッテQ!』を降りたいワケ

 5月26日放送の『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)の平均視聴率が18.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録。3月3日の18.8%以来、今年6回目の18%超えとなった。

 今回は女優の木村佳乃が1年ぶりに出演するとあって、放送前から注目を浴びていたという。

「木村は『芸人殺し』の異名のとおり、『高速鼻うがい』や『牛尿』に挑み、視聴者をひきつけました。実際、数字は前週より大きく上がりはしたものの、裏番組のライバル『ポツンと一軒家』(テレビ朝日系)の平均視聴率19.0%にはわずかに及ばず、5月は『イッテQ』の全敗でした」(テレビ誌ライター)

 高い数字で一進一退の攻防を見せていた両番組の対決も、徐々に『イッテQ』の劣勢の様相を呈してきていることから、番組スタッフも大幅なテコ入れを検討し始めているという。

「10月にリニューアルすることが確定しています。そこで、何かとスキャンダルのイメージが強いNEWS・手越祐也を降板させ、代わりのジャニーズ枠で『King & Prince』のメンバーを投入するようです。一方、手越のほうも番組を以前から番組を降りたがっていたという話も。というのも、彼は現在、eスポーツにハマっており、事務所に無断でプロチームに所属してしまったほど。本気でこの世界で生きていくつもりのようで、グループ脱退も視野に入れているといいます。SMAPを辞めてオートレーサーになった森且行のようになる可能性もありますよ」(テレビ関係者)

『イッテQ』のリニューアルがNEWSの解散にまで発展するのだろうか。

各国の北朝鮮レストランから美女軍団が消えた!? 極東ウラジオストクから緊急リポート!

 4月末、ロシアのプーチン大統領と北朝鮮の金正恩党委員長が初の首脳会談を行った、極東ウラジオストク。市内には北朝鮮が直営するレストランが複数あるが、国連の経済制裁の影響で労働ビザが更新できず、美女軍団が激減している。名物の歌謡ショーはキャスト不足で中止となる中、代わりに“秘密兵器”が投入されているようだ。

 北朝鮮がウラジオストクで展開する朝鮮料理店は歴史が古く、故・金日成主席が健在だった1989年、ウラジオストク駅前にソ連と合弁で「モランボン」をオープンさせた。「モランボン」は20年以上前に閉店し、現在は居抜きで韓国料理店が入っている。

 一方、市内では4店舗の北朝鮮レストランが営業中だ。北朝鮮レストランといえば美女軍団の歌、演奏、踊りを繰り出す歌謡ショーが最大の魅力。しかし、4店舗のうち、定期公演を開いているのは韓国系ホテルの近くにある大型店「高麗館」のみ。残り3店舗は、3~4人の美女が給仕するだけで、寂しい限りだ。

 昼に高麗館で食事してみたが、店内の写真撮影は厳禁の上、美女軍団も5~6人ほど。それでも韓国人の団体客が入っており、ロシア人美女を雇用して給仕をサポートさせていた。

 ショーは毎日、午後7時半から行われているといい、この店はなんとか海外の北朝鮮レストランらしいサービスを維持していた。

 ほかの3店舗は交通の便が悪い場所にあり、食事はうまいが、客足はいまいちだ。国連制裁決議は、2019年12月までに加盟国の北朝鮮労働者を送還することになっている。ロシア当局は新規就労ビザの発行を中止している模様で、美女軍団は人手不足に陥っている上、ロシア当局が制裁を順守した場合は、現在の団員たちも今年いっぱいで送還される可能性が出ている。

 定期ショーを実施していない店舗に入ると、カウンター前の物置に北朝鮮製「携帯用画面歌伴奏機」がしまってあるのが見えた。マイクと小型の液晶画面付きカラオケ機がセットになった代物らしい。歌謡ショーを楽しみに来た客に、彼女たちが歌ってあげるのか? それとも「どうしても歌いたい!」という客に渡すのか? 店に長居してみたが、結局、歌伴奏機は使われず、韓国人やロシア人など、まばらな客がシーンとした店内で食事を済ませて出て行くのみだった。

 各国の北朝鮮レストランも同様の事態に見舞われているようだが、美女軍団のいなくなったレストランの行く末はいかに――。

西野亮廣は“教祖様”なのか――彼を支える、“スピリチュアル”な取り巻きたち

 誰にでも、心が弱ってしまう時はあります。救いを求める先が、信頼できる家族や友人ではないこともあるでしょう。「こうすれば幸せになる」と語りかける心理カウンセラー、スピリチュアリスト、霊能力者。彼らを見ていると、「私を救ってくれそう」「この人たちのようになれるかも」と、次第にそんな気持ちが膨らみ……ちょっと待って! それ、本当に信じて大丈夫? スピリチュアルウォッチャー・黒猫ドラネコが、無責任なことばかり言っている“教祖様”を、鋭い爪でひっかきます。

 3月23日、近畿大学の卒業式に招かれたお笑いコンビ・キングコングの西野亮廣さんが、卒業生に向けてスピーチを行いました。その模様を収めた動画が、4月中旬にネット上で大きな話題になったことをご存じの方もいるかと思います。

 この動画を見てみると、西野さんは自身が登壇する際、会場が盛り上がらなかったことについて、近大の学生を言葉巧みに責めます。そして「パラパラの拍手でキングコング西野を迎えるのか? それとも、割れんばかりの大歓声でキングコング西野を迎えるのか? 決めるのはあなた方です」と言い、登壇をやり直し。二度目に登場した際には、大きな拍手と指笛が聞こえる中でステージに立ち、「やればできんじゃん!」と絶叫しました。Twitterでは「カルト団体が人を支配する時に“罪悪感”を抱かせる手法と似ている。これに感動した人は危険だ」なんて指摘する人がいて、ギョッとしてしまいました。

 西野さんは卒業生へのメッセージとして、こんな話もしています。

 「時計ってすごく面白くて、長針と短針があって、あいつらは1時間に1回重なるんですよ。(中略)毎時1回は重なるようにできてるんですけど、11時台だけは重ならないの。(中略)次に2つの針が重なるのは12時。鐘が鳴る時ですね。伝えたいメッセージは何かというと、『鐘が鳴る前は報われない時間があるということ』。(中略)でも大丈夫、時計の針は必ず重なる。だから挑戦してください」

 登壇シーンも含めて、「伝説的」「引き込まれるような話術」と絶賛の声がある一方で、「時計の針と人生はまったく違う」といったツッコミもありました。時計の針が重なり、鐘が鳴った瞬間を「報われた」と言っているようですが、人生は時計のように、定期的に報われる瞬間が来るとは限りませんよね。非常に抽象的な例えで“それらしい”ことを言っていますが、冷静になって考えてみると、「あれ?」と引っかかるようなスピーチでした。

西野亮廣を取り巻く“スピリチュアル”な人々

 実は私、つい最近まで西野さんのことを“スピリチュアル系”の人だと思っていました。自分があまりテレビを見ないのと、子宮系界隈や、心理カウンセラー・心屋仁之助氏のファンが、SNSで西野さんのイベントや講演会の告知などをしていたもので……。私が注目する“教祖様”たちの支持層と、彼のファンは親和性がかなり高いのだな、などと勝手に思っていた次第です。実際に、西野さんご本人がこの界隈と関わることもありました。一昨年、スピリチュアル・ブロガーhappy(現在は「さちまる」「竹腰紗智」に改名)が都内で行ったイベント「第1回シンデレラ・プロジェクト」に、西野さんが出演していました。スピ好き女子が2,000人も集まった大イベントで、西野さんはトークゲストとして登場。また、絵本作家・のぶみ氏と対談した『会議を見せるテレビ』(ニコニコ生放送)出演の際には、西野さんがゲストにhappyを呼ぶ親密ぶりでした。

 そんな西野さんのブレーンとして、表立って活躍しているのは、田村有樹子さんという女性です。18年、振り袖の販売・レンタル業者「はれのひ」の詐欺被害にあった新成人のため、西野さんは「あらためて新成人を祝う会」を行っていましたが、これも田村さんの後押しがあったよう。西野さんは同年1月20日に「田村P」と題したブログを更新しており、「成人式の一件に関しては田村Pから『なんとかしてあげたい』という連絡があって、僕は彼女に最大級の恩恵があって、彼女が抱えているストレスは全て解消したいので(それだけの関係を築いてあるので)、アクションを起こした」とつづっています。

 田村さんは、スピ界隈でちょっと有名な天宮玲桜(あまみやれいか)氏と懇意にしていることが、SNSの投稿からわかります。2人はよく一緒に食事をしており(いつも高そうな肉を食べている!)、「大好きなたむママ(編注:田村さん)のお店」に行ったことを、天宮氏がフェイスブックで報告していたことも。ちなみに天宮氏は、「卑弥呼の生まれ変わり」を自称して、パワーストーン販売や高額セミナーなどを行う、まあ、その……ごく一部の人から“崇拝”されている人物と言って差し支えないかと思います。

 西野さんとスピリチュアル系とのつながりの数々は、決して表立っては取り上げられません。そんな中で槍玉に挙げられているのが、10歳の不登校YouTuber「ゆたぼん」との関わりです。心理カウンセラーを自称するゆたぼんの父親は西野さんの大ファンであり、18年4月7日には自身のTwitterで「わが家の長男と長女が5月4日に福岡で開催される西野亮廣さんの講演会に招待して頂きました」と報告。ゆたぼんも、長女・あっちゃんも、西野さんの講演会に「スタッフとして参加した」旨のツイートをしています。

 しかし西野さんはこの件について、5月12日にYouTubeの『毎週キングコング』で公開された動画内で「ゆたぼんなんか知らーん!」「俺のライブに来た“お客さん”が炎上して、なんで俺がコメントすんねん?」と、爆笑しながら彼らとの関係を否定。一方で、あっちゃんのことは覚えているようで、西野ネットワークで全国に展開するファンの集会場のようなスナックを「沖縄でもやっていいですか?」と聞いてきたと説明しています。とはいえ、西野さんに「ただのお客さん」とハシゴを外されたゆたぼんファミリーは、さぞガッカリしたでしょうね。

 スピな人々や少年YouTuberだけでなく、西野さんの動向を手放しで称賛するファンは多数います。その局地的な人気を固めているものが、オンラインサロン「西野亮廣エンタメ研究所」。月額1,000円で入会でき、西野さんがありがたいお言葉を投稿してくれる「西野亮廣のメモ帳」の閲覧や、コメントの書き込みができるのは会員のみ(あ、これ宣伝になっちゃう……?)。サロンを通じて西野さんファン同士が交流できる場もありますから、そこに自分の居場所を見いだす人も大勢いるでしょう。そんな仲間が「行く」と言うならば西野さん主催のイベントに参加し、「買う」と言うならば著書や商品は我先にと購入したくなるはず。国内最大規模の2万5,000人が集まるサロンとのことですから、西野さんの“ベストセラー”を支えている層が見てきますね。

西野亮廣の評価が二極化している「危うさ」

 西野さんのオンラインサロンは“秘密厳守”だと、入会手続きをするページにはっきり書いてあります。ここで得た情報や会話などを外部に漏らすことは、「クライアントが絡む公開前のプロジェクトをたくさん抱えております」という名目で絶対禁止。これにより、“閉鎖空間”が生まれることになりますが、ちょっと妙な雰囲気が漂ってきませんか。この特別感や高揚に酔う人々が、西野さんの言葉をありがたく聞き、少しずつお金を献上する。そして時にはゆたぼんファミリーのように、団結して労働力にさえなるのです。

 芸能界で培った巧みな話術と豊富な人脈によって信用を集め、会員制コミュニティ内で先鋭化したファンの力を借りながら、定期的にイベントを開催する。斬新で楽しいことをやって話題作りをして、またそこに惹かれた人を囲い込んでサロンが拡大していけば、まるで世間的にすごく支持されているかのように見せることも可能でしょう。

 近大卒業式の西野さんの言動に対して、ネットの反応が「伝説的」「危険だ」とはっきり二極化していたことからも、彼の危うさを感じ取れます。加熱した一部の“信者”が、大きな声を上げて猛烈に誰かを支持する。これはスピリチュアル系自己啓発セミナーの「信者ビジネス」とよく似ていると、私は思うのです。西野さんがやってることって、「革命」なんて気高く輝いて見える言葉で丸め込んでもいいのでしょうか。

 このような活動を続けている限り、本人に悪気はなくても言わば“教祖”たる西野さんは、これからも「胡散臭い」と言われてしまうのでしょう。そうやって自分を売り出したのだから、仕方ありませんし、おそらく本人は本人で「胡散臭い上等」なんでしょうが。

■黒猫ドラネコ
 1983年5月生まれ。性別、職業は非公表。大分県出身、学生時代から大阪で過ごし結婚を機に上京。穏やかで細かい性格。自分勝手な人が嫌い。趣味はスポーツ観戦、カフェ巡り、漫画・アニメ鑑賞など。甘党でお酒よりジュースを好む。ショートスリーパーにつき夜行性。

Twitter/ブログ「黒猫ドラネコのブログ(仮)

木村佳乃でも惜敗!『イッテQ』が『ポツンと』に勝つにはあのジャニーズの嫁を引っ張り出すしかない?

 あの“最終兵器”をもってしても首位奪還は叶わないとなると、スタッフは次の一手に頭を抱えていることだろう。

 5月26日放送の『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)の平均視聴率が18.1%となり、前回から1.2ポイントの上昇となった。18%超えは3月3日の18.8%以来、今年6回目の好数字。今回は女優の木村佳乃が1年ぶりに出演するとあって、放送前から注目を浴びていたという。

「不定期出演の木村は、これまでもヘビの薫製を食べてもどしてしまうなど、女優離れしたリアクションで“芸人殺し”の異名を取っています」(テレビ誌ライター)

 26日の放送では大島美幸、イモトアヤコ、オカリナとともに『大島探検隊 with 木村佳乃 in アメリカ』の企画でテキサスロケに参加。

「まずはカツラをかぶり、チョコレートプラネットの『TT兄弟』で登場。イモトのトレードマークの眉毛をペンで『T』の形に塗りたくったのは序の口。その後も片方の鼻孔から液体を高速で注入し、逆の鼻孔から液体を出す『高速鼻うがい』に初挑戦。さらには、インドに伝わる健康療法である牛の尿をイッキ飲みするという体当たりぶりを見せ、視聴者からは『木村さんスゴすぎ!』『夫の東山紀之的にOKなの?』『ほぼ野沢直子』と、驚嘆と称賛の声がネット上で連打されています」(テレビ誌ライター)

 しかし、木村がこれだけの大暴走で数字を押し上げても、裏番組のライバル『ポツンと一軒家』(テレビ朝日系)の平均視聴率19.0%には及ばなかったのは、日テレとしては由々しき事態だろう。

「これで5月の4週は『イッテQ』が視聴率で『ポツンと~』に全敗となりました。木村人気は健在とはいえ、15年から出演しているためインパクトは薄れてきており、『ポツンと~』を上回るには新たな『ジャニーズの嫁』を起用するくらいのことをやらないと難しい。木村のような意外性のある女優といえば、V6・井ノ原快彦の妻の瀬戸朝香か、同じくV6・岡田准一の妻である宮崎あおいの2人でしょう。瀬戸は以前、西川史子にバラエティの才能アリと評されたこともありますし、宮崎のほうは『映画女優』のイメージが強いだけに、もしも木村のように振り切れればインパクトは絶大でしょう」(テレビ関係者)

 実現すれば、「目玉」となるだけに、いっそのこと「ジャニーズの嫁」探検隊を結成してみたはどうか。

吉高由里子『わたし、定時で帰ります。』中丸雄一の“無表情”演技が秀逸!? 「巧は事故物件」の声加速!

(これまでのレビューはこちらから)

 吉高由里子主演ドラマ『わたし、定時で帰ります。』(TBS系)の第7話が5月28日に放送され、平均視聴率10.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録しました。

 またまた二ケタを記録し、ヒットドラマが多いTBS火曜10時ドラマらしく、人気が出てきましたね! この調子で最終回まで好調をキープして欲しいですが……。

 ではでは、今週もあらすじから振り返っていきましょう!

仕事人間だった父親と対立!

 泥酔した種田(向井理)に「今でも好きです」と言われ、困惑を隠せずにいた結衣(吉高)だったが、王林(江口のりこ)に急かされ、巧(KAT-TUN中丸雄一)とともに退店。巧も動揺を隠せないままでいたが、帰り際、結衣から「結婚したいのは巧だけ」と告げられ、安堵する。

 一方、会社では部長の福永(ユースケ・サンタマリア)が、過去のコネクションを使い、新規案件を取ってくるも、予算の少なさに一同あ然。これでは無理という声が上がるも、福永は「残業すれば良い」と言い張りまったく取り合ってくれず。そんな周囲を見かねた種田が「予算は概算で、あとで何とかする」というが……。

 そんな折、結衣の元に実家の父から「お母さんが家出した」という連絡が入る。実家に戻ると、還暦の誕生日を忘れた父に愛想を尽かし出て行ったという事実を知る結衣。なんとか、戻るように説得するも母は「離婚したい」というメールを送ってきただけで、音信不通のままに。

 実家のことと仕事でてんやわんやになってしまった結衣は、定時退社も忘れるほど疲労困憊。心配した賤ヶ岳(内田有紀)と三谷(シシドカフカ)は結衣を助けようと行動に出るのだが……といった内容でした。

 今回、仕事人間だった父と対立した結衣。仕事ばかりで家にいなかった父に「私はお父さんみたいにはならない」と怒り爆発させるのですが、ちょっと言い過ぎではないかなと思ったんです。確かに、仕事ばかりで家に帰ってこなかった父に怒りが沸くものわかりますが、仕事ばかりしていたのは、家族の生活を思ってしていたはず。働いて、会社に認められて、給料上げてもらって家族に良い暮らしをさせたいという気持ちでしていたんでしょう。そんな父を娘が責めるってのは……、ちょっと許し難くて。「あなた、お父さんの給料で大きくなったでしょう」っていいたいし、むしろ今は働いて社会経験があるんだから、お父さんをすごしは理解して欲しいと思ったんですよね~。まあ、そのあと、結衣は自己嫌悪になって反省してたので、その気持ちは少し中和されましたが……。

 でもでも、父も父で、結構、酷いんですよね~。「掃除洗濯は機械が勝手にやる」とか「料理ができない女はダメ」みたいなことを言って主婦をバカにしていたんですよ。主婦って結構大変で月給に換算すると、月数十万円分働いてるって話もありますからね。この父の発言は酷いなと。だからケンカするのも仕方ないですよね~。

 で、ふと思ったのが、結構このケンカの中で言ったセリフってリアリティーがあるって事です。同じような体験をした人も多いんじゃないでしょうか? 私の父も料理もできなくポットにお湯さえ入れたことがないような仕事ばかりしていた人で。ある日、素人の女性に料理をさせる番組を見てた父が「料理ぐらい上手く作れよ」とか「それぐらいのことできないのか」と突っ込みを入れていたときに、「よく、そんなこと言えるね」と言い争いになったことを、ふと思い出したんです。「あー、同じだ」って。

 こういう家族の部分までちゃんと掘り下げるお仕事ドラマって今まであまりなかったな~、っと感心しました! 毎回「リアルでいいドラマだ~」って思ってみているので、最終回までまだまだ楽しめそうです!

「60代男性」像が間違っているような……

 今回は親子の和解というすごい良い話だったんですが、ある点に疑問が。それは、60代男性像が間違っているなという点です。

 70代の団塊の世代は仕事人間の男性が多く、「お湯も沸かせない」「電子レンジも使えない」っているんです。ですが、60代になると、若い頃、深夜のラジオ放送聴きながらカップラーメンを夜食に受験勉強した世代ですし、一人暮らしの経験もあり、簡単な自炊ぐらいできる男性が多いはずなんですよね。

 なので、結衣の父(60代)だと、今回のようにはならないのでは? って思っちゃって……。ちょっとここが引っかかって、楽しめない部分も少しあったんです。お仕事関連での調査はすごいですが、こういう部分ももう少し調査して欲しかったなと。ちょっと残念でした。

「巧はやめとけ」との声続々、“事故物件”扱い!

 そうそう、今回一番ネットの反応がよかったのが、結衣と種田と巧の恋模様。お仕事ドラマといいながらも、注目はやっぱりこっちですよね(笑)。

 で、ネットに上がった反応で多かったのが、「巧はヤバイ奴だ」ということ(笑)。というのも前回同棲し始めたんですが、巧が家賃20万円にこだわり、高いという結衣に「2人とも働いてるし大丈夫」と言ったんですが、これがまだ尾を引いているようで(笑)。今週も「2人ともって子ども出来ても働けって事?」「2人とも働く前提で言われると腹立つ」との声が続々と(笑)。加えて今週は嫉妬深い一面を覗かせ「怖い!」という声も上がり、さらには、「あの無表情の裏には何かヤバイものが見える」(無表情なのは中丸くんの演技力のなさもあるのかなと思いましたが……)「こういう男は典型的なDV男」という声まで。

 ネットでは可哀想なことに“事故物件”扱いされてしまっているんですよね(笑)。

 確かに、これまでの行動や発言を思い出すと、ヤバイ奴だといわれるのもしょうがないような(笑)。それに、ネット広告代理店の営業で毎日定時で帰れる人って出世コースからも外されている人のようにも思えるんですよね~。(もしかしたら仕事が出来る人なのかもしれませんが)

 う~ん。ちょっとずつ化けの皮が剥げてきているのか……。今後の巧の展開にも注目したいですね!

 以上、7話のレビューでした。

 次回は三角関係に何かありそうな予感! ますます目が離せませんね!

(どらまっ子KOROちゃん)

「かたおもい」が紡ぐ色とりどりの景色――ドラマ『パーフェクトワールド』第6話

(これまでのレビューはこちらから)

「かたおもい」が紡ぐ色とりどりの景色――ドラマ『パーフェクトワールド』第6話

 小泉今日子が、ヒット曲「木枯しに抱かれて」で、「せつない片想い あなたは気づかない」と歌ったのは1986年のことだ。

 この曲に限らず、「片想い」のつらさ、切なさは、これまで幾多のドラマや歌で取り上げられてきた。相手に自分の想いが伝わらない苦しさには、多くの人が共感し、ドラマチックな物語が生まれる。人が人に恋をする限り、「片想い」は、永遠のテーマなのかもしれない。

 ドラマ『パーフェクトワールド』(フジテレビ系)第6話。今回は、いくつもの片想いが交錯する、切なさに溢れた展開となった。

 

帰郷を決意するつぐみ

 樹(松坂桃李)に別れを告げられた夜、つぐみ(山本美月)を待っていたのは、父・元久(松重豊)が倒れたという知らせだった。つぐみと、妹のしおり(岡崎紗絵)、幼馴染みの是枝(瀬戸康史)の3人は慌てて地元・松本に帰った。

 幸い、元久の容態は深刻なものではなかったが、以前から心臓が悪く、病院にかかっていたことを知らされる。樹との別れ、父親の病気、思い悩んだつぐみは、松本に帰ることを決意する。

 東京の会社を辞め、松本行きのバスに乗るつぐみ。それを知った樹は、バスターミナルまで見送りに行く。そこにいたのは、見送りをすませた是枝だった。樹は間に合わなかったのだ。是枝は樹に、「間に合わなくてよかった。会ったら迷ったかもしれない」と話す。そして、「近い将来、つぐみにプロポーズする」とも告げる。

 部屋に戻った樹は、喪失感に苛まれる。つぐみと別れたことが正しかったのか? 間違っていたのか? そこにやって来たのは、ヘルパーの長沢(中村ゆり)だった。二人が別れたことを聞き、彼女は涙を流す。

 長沢のこの涙は、どんな涙だったのだろう? 

「つぐみが現れてから自分の居場所がなくなった気がしていた。ずっと樹が好きだった」そう告白する長沢。10年、長い長い片想いだ。その想いの果ての、「邪魔者がいなくなった」という喜びなのだろうか? 「自分がまた樹のそばにいられる」という安堵なのだろうか? いずれにせよ、そこには、「片想い」の切ない気持ちが溢れていたのは間違いない。

 そして、このシーンには、もう一つ片想いが隠れている。長沢が結婚した相手だ。長沢は、「樹のことを忘れるために結婚した」と言った。でも、夫になった人は、長沢のことを本当に愛していたのではないだろうか。「結婚」という、ある意味、恋愛の成就を迎えてもなお、彼は片想いをしていたことになる。そんなことにも思いを馳せて、より切なくなってしまうのだ。

 東京と松本、距離が離れたこともあり、つぐみと樹は完全に別れを受け入れる。スマホの連絡先を削除し、心にけじめをつける。「今風の別れだな」と思う。

 数カ月後、しおりと晴人(松村北斗/ジャニーズJr.・SixTONES)は図書館で偶然に再会する。そして、お互いの話していた、「姉」と「同僚」がつぐみと樹であることを知るのだ。「運命じゃない?」と言う晴人に、しおりは答える「私、好きな人いるの」。

 しおりの好きな人――それはやはり、是枝なのだろうか。ドラマの後半で、「是枝の想いが報われてよかった」と話しているシーンもあるし、晴人に対して「恋人」ではなく、「好きな人」と言っているのもポイントだ。しおりに想いを寄せる晴人、そして是枝に恋をするしおり、ここでもまた「片想い」が、交錯する。

 松本に帰っても、是枝のつぐみへのアプローチは続いていた。ある日、つぐみと一緒に東京でミュージカルを観た是枝は、改めてプロポーズをする。まだ迷いを口にするつぐみに、是枝はそっとキスをするのだ。

 そのシーンを偶然通りかかった樹が目撃する。複雑な感情を抱いたことだろう。もしかしたら、まだつぐみに想いが残っていて、片想いのような気持ちを抱いたかもしれない。

 このような偶然が重なる展開に、“出来すぎ”との声があるかもしれない。しかし、私は、ドラマでの偶然は、いくらあってもいいと思っている。日常なんて、そんなに変わったことは起きない。ドラマであるからこそ、出来すぎた偶然や奇跡が起こり、見るものを楽しませるべきだろう。

 その頃、つぐみは、松本でインテリアコーディネーターの仕事を始めていた。そして、高木(山中崇)と、彼の妻・楓(紺野まひる)に出会う。楓は、進行性の病気で入院しており、車椅子での生活になるとのことだった。「楓のために家を建てたい」という高木と、「無理をしないでほしい」という楓、二人の優しさがすれ違っていく。

 そんな時、楓が病院からいなくなる。高木とともに病院の外を探すつぐみ。見つけたのは近くの河原だった。楓は高木に言う「自分のせいであなたが不幸になるのが耐えられない」。そんな姿が、別れを切り出した時の樹と重なる。「別れちゃダメ」、そう言うつぐみは、樹との別れを後悔しているようにも思えた。

 ちなみに今回、高木がいなくなった楓を見つけた河原は、1996年のドラマ『白線流し』(フジテレビ系)でも使われた場所だ。私も含め、懐かしさを感じながら見た人もいるのではないだろうか。

「お前の夢を叶えることが俺の夢」そう言い切る高木の言葉にうなずき、涙を流す楓。抱きしめ合う二人の姿を見て、つぐみは何かを決意する。そして、東京へ行き、樹の会社を訪ねる。久しぶりの再会に、またさまざまな想いが交錯することだろう。

 片想いが連鎖している場合、誰もが想いを遂げるということはありえない。ただ、例え想いが伝わらなくても、誰かを好きになったという気持ちは、決して無駄にはならない。そこで見える景色は、きっと輝いているはずだから。

 このドラマは、見ているといろんな人に感情移入してしまう。昔感じた切なさを思い出しながら、また新たな展開を待つことにしよう。

(文=プレヤード)