【「ご近所の悪いうわさ」(宙出版)より】
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ホストにハマりすぎている女たち――通称“ホス狂い”。「ホストに多額のカネを貢ぐ女」というイメージだけが横行する中、外の世界からはわからない彼女たちの悲喜劇がある。「ホストにハマらなかったら、今頃家が建っていた」という、新宿・歌舞伎町では名の知れたアラサー元風俗嬢ライター・せりなが、ホス狂いの姿を活写する。

以前、月200万円をホストに使う女の話を書き、その金銭感覚に驚いた人もいるかもしれないが、新宿・歌舞伎町は、一晩で1000万円を使う女も存在する街である。今回は、そんなホス狂いの話をしてみたい。
ユイさん(仮名)は、歌舞伎町のメンズ・バーで仲良くなった女性だ。年齢は40歳前後で、夫と夜一緒にいたくないから遊んでいるのだそうだ。そしてユイさんは、自分はとある有名ホストのエースなのだ、と私に教えてくれた。
次にユイさんとバーで飲んだとき、彼女は高いお酒をバンバン注文し、最終的に「高いシャンパンをおろすから貸し切りにして」と言って、実際その通りにしてしまった。その頃の私は、“ホス狂い中級”くらいだったので、正直なところかなりビビった。ホスト漫画に出てくるような人だ。とんでもないお金持ちなのだろうか。そう思った。
私の驚きを察して、ユイさんは金策の秘密を開示してくれた。
「もうすぐ親族の土地を売ったお金が数千万入ってくる」
彼女は自慢げにそう言って、担当ホストにも伝えてある、と豪語していた。
歌舞伎町には、あるのかないのかよくわからない大金の話をする人が掃いて捨てるほどいる。お酒の場でのよくある話、と私も話半分で聞いていた。その後、ユイさんと再会することはなかった。
しかし、1年後くらいだろうか。ユイさんのことも忘れかけていた頃、彼女の担当ホストと話す機会があった。
「ユイはすごかったよ」
ホストはユイさんのことをよく覚えていた。まるで、抗争の凶弾に倒れた伝説のヤクザについて語る、下町の老人のような口調であった。
ここから先は、そんな老人――もとい、ホストから聞いた話だ。ユイさんは普段から、毎月200万円以上を使う正真正銘の「エース」だった。しかもツケはせず、毎回ニコニコ現金払いの超優良顧客である。
ユイさんが結婚していることも彼は知っていた。しかも、相手は指名していた元ホストだと言うから驚きである。担当ホストと結婚する――それは、ホス狂いとしてのゴールと思われがちだが、それでもユイさんは満たされなかった。その後の隠しダンジョンが、ユイさんを待ち受けていたのであろう。もちろん、その「隠しダンジョン」とは、若く、新しいホストのことである。
ユイさんがどうやってお金を作ってくるのか。担当ホストは、それを知らなかったし、聞こうともしなかった。いや、聞いてはいけないような気がしていたという。このとき、金策の方法を問いただしていたら、二人の関係は終わっていたかもしれない。踏み込まないという信頼関係の形も、この世界には存在しているように思うのだ。
「土地を売って数千万つくれそうだ」
彼女がそう嬉々として語っていたときも、彼は特別な反応はしなかったそうだ。「目の前にないお金に興味はない」と言っていたが、カッコつけていただけかもしれない。私がもしホストだったら、数千万と聞けば、狸の皮算用を始めてしまう。それがたとえ、話半分にしか過ぎない言葉だったとしても。
真偽はともかく、土地を売ると聞いてからしばらくたった頃だ。あるとき、ユイさんは「行きたい場所がある」とホストの彼を誘った。行先は、北関東の某県某地方。彼は「観光地でもない場所になんの用事があるのか?」と、疑問を感じながらも同行したそうだ。もともと、毎月のお礼に旅行くらいはリターンするので、大した違和感はなかったという。
「ちょっとここで待っていて」
彼女に連れられるがまま、たどり着いた先はお寺だった。そういえば、親戚がお寺をやっていると聞いたこともあるような気がする……。しばらすると、彼女が境内から出てきた。両手には紙袋。紙袋には、いっぱいの万札が詰まっていた。
質素な紙袋のなかにたたずむ大量の福沢諭吉様。さすがに彼はその場では受け取らなかったというが、その偉容(異様)は、ユイさんの決意表明としては、十分だった。その後、同じ月のイベントでのことだ。
ユイさんは一晩で1000万を使った。さぞかし豪勢なシャンパンタワーだったことだろう。そして残りの紙袋資金はホストへ預け、こう言った。
「しばらくは自分の会計はその中から払うように、毎月の使用金額はあなたに任せる」
すさまじい、言い値システムである。男前、いや、女前である。ユイさんが渡したお金。それが本当に土地を売った結果、捻出された現金だったのかどうか、ホストは確かめなかったという。確かに、そんな詮索に意味はないだろう。私の勝手な感想ではあるが、ユイさんとホストには、「エースと担当」という強固な信頼関係があったように思うのだ。
ちなみに、今回の後日談。ユイさんは、最後は夫と関係を修復し、歌舞伎町から去った。「たまに連絡を入れるが、返事はない」と、彼は言っていた。ほんの少し寂しそうに見えたのは、私の願望の現れだろうか。
ユイさんがホストに使った総額は、1億円近く。それでも、歌舞伎町のホストは彼女にとってひとつの止まり木だったのかもしれない。痛んだ羽を休めて、無事に空へ飛べたなら、それは実りある支出だっただろう。
せりな
新宿・歌舞伎町の元風俗嬢ライター。『マツコが日本の風俗を紐解く』(日本テレビ系)で、 現役時代のプレイ動画を「徹底した商業主義に支配された風俗嬢」 と勝手に流されたが、 ホストに貢いでいたのであながち間違いではない。その他、デリヘル経営に携わるなど、業界では知られた存在。 現在も夜な夜な歌舞伎町の飲み屋に出没している。
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【バックナンバー】
第1回:歌舞伎町の元風俗嬢が語る、愛しき“ホス狂い”たち――「滑稽だけど大真面目」な素顔
第2回:担当ホストに月200万円……OLから風俗嬢になった女が駆け上がった「ホス狂い」の階段
第3回:容姿や年齢より「使った金額」! ホス狂いたちが繰り広げる、担当ホストのエースをめぐる闘争
第4回:Twitterで「担当ホストの本命彼女」を暴露!! ホス狂い界隈を絶望させた“ある女の復讐劇”
第5回:ホストに月200万円使う女は、どんな接客を受けるのか? 究極の接客「本営」の実態
第6回:ホストにハマる女は「まじめ」になる。引きこもり風俗嬢が出会った「ホスト・コミュニティ」
第7回:テレビが取り上げない「毎日ホストに通う女」の実態……シャンパンコールの裏にある光景
どこまでが友人で、どこからが恋人なのか。セックスしても、友達のままでいられるのか。『ドラえもん』の静香ちゃんは、いつからのび太のことを異性として意識し始めたのか。徳永えり主演作『月極オトコトモダチ』は、男女間に横たわるそんな曖昧な謎を検証してみようという試みの映画となっている。
本作の主人公・那沙(徳永)はウェブマガジンの編集者。ある晩、銀座コリドー街のバーで、なかなかのイケメン・柳瀬(橋本淳)と出逢う。柳瀬は「レンタル友達」を生業としており、この夜も気の弱い男性依頼者に頼まれ、ナンパ代行のために訪れたという。普段は女性からの依頼が多いらしい。「男女の関係にならないの?」と那沙が素朴な疑問を投げかけると、「男女の関係にはならないスイッチがあるから」と自信満々に答えてみせる柳瀬だった。
柳瀬のことが気になった那沙は「男女間の友情はレンタルできるのか」というテーマで、ウェブ連載を始める。柳瀬と月極(つきぎめ)でのレンタル契約を結び、ビジネスとしての男女間の友情を育むことに。ウェブ上での反応は上々。さらにPV数をアップさせるために、編集長から「ひと晩一緒に過ごしても何も起きないのか」を実証するよう命じられる。
柳瀬は人当たりがよく、話も聞き上手で、一緒にいると心地よい。給水塔やガスタンク群などユニークな場所を巡っているうちに、柳瀬に好意を抱くようになった那沙は悩む。どこまでが取材者としての好奇心なのか、本気で惚れてしまったのかわからなくなってしまう。
本作のモチーフとなっているのが「レンタル友達」という職業。友達代行サービスとして運営している会社は実在しており、「ディズニーランドに行きたいけど、ひとりで行くのは嫌」といった人たちからのニーズがあるらしい。本作で長編映画デビューを飾った穐山茉由監督は、実際にレンタル友達を利用して脚本を書き上げたという。「けっこう値段がするので、一度しか利用していません」(穐山監督)とのことだが。
園子温監督の名作『紀子の食卓』(06)や岩井俊二監督の珠玉作『リップヴァンウィンクルの花嫁』(16)では、「レンタル家族」がモチーフとなっていた。お金を介することで、ようやく理想の家族が手に入るという現代社会のアイロニーが描かれていた。でも、時給制でつながる“疑似家族”としての距離感と関係性は、意外と心地よかったりもする。また、疑似恋愛もとても映画的な題材だといえるだろう。どこまでが演技で、どこからが本音なのか。そのボーダー上に、那沙と柳瀬は立つことになる。
主演の徳永は、映画『フラガール』(06)や『春との旅』(10)で注目され、かねてから演技力に定評があった。2018年に放映された深夜ドラマ『恋のツキ』(テレビ東京系)で、地上波ドラマながら過激な濡れ場を演じて話題となり、30歳にしてブレイクした感がある。ちょっと地味めな、生活感のある雰囲気が、逆に男心をそそらせる女優である。
そんな徳永扮する那沙は、柳瀬のマンションにスマホをわざと置き忘れ、終電間際になって取りに戻る。こういうあざとい芝居を、徳永は実にリアルに演じて見せる。那沙は柳瀬のマンションで一夜を過ごすことに。2人で、どこまで友達でいられるのか確かめ合うことになる。
実験の第1ステップは、体の接触。ベッドの上で手を握り合っても大丈夫。第2ステップはキス。唇と唇を寄せ合う2人。これもなんとかクリア。そして第3ステップは、いよいよセックス。一線を踏み越えても、お互いにそれまでの友情をキープできるのか。マンションの一室に、むせ返るほどの濃厚なフェロモンが充満する。深夜の人体実験はどんな結果をもたらすのだろうか。
那沙と柳瀬の関係に大きな影響を与えることになるのが、那沙の親友であるミュージシャンの珠希(芦那すみれ)だ。那沙と同居中の珠希も柳瀬と知り合うことになるが、柳瀬も音楽をやっていることからすぐに意気投合する。ウェブ記事を執筆する那沙は言葉で思考するが、ミュージシャンの珠希は感覚で理解する。レンタル契約なしで、珠希と柳瀬が仲良くなっていく様子を傍から見ている那沙は歯がゆくてたまらない。
珠希によれば、「曲をつくることは自分をさらけだすこと。恋愛と似ている」という。取材を口実に、レンタル契約を結ぶ形でしか柳瀬と接することができない那沙の押さえ込んでいた感情が爆発する。R18映画『ジムノペディに乱れる』(16)で体当たり演技を見せた芦那と演技派・徳永との一人の男をめぐるバチバチ対決は、かなりの迫力がある。
3月に公開された黒川芽以主演の実録恋愛コメディ『美人が婚活してみたら』では、友達付き合いするには最適だが、恋人にはなれない残念なサラリーマン・園木(中村倫也)という共感を覚えるキャラクターが登場した。園木がいくら努力しても恋愛対象となるには、何かが足りなかった。那沙もそうだ。友達と恋人との狭間に立ち塞がる、その“何か”をウェブでの連載が終わった後も探り続けることになる。
そういえば、『ドラえもん』の静香ちゃんとのび太はいつから男女の関係になったのだろうか。たぶん、静香ちゃんはドラえもんと別れた後のひとりぼっちになったのび太に、その“何か”を感じたに違いない。芦那のミュージシャン名義であるBOMIが歌う主題歌「ナニカ」を聴きながら、ふとそんなことを考える。その“何か”は、ドラえもんの四次元ポケットには入っていないものらしい。多くの男女が、その“何か”を求めてのたうち回っている。
(文=長野辰次)

『月極オトコトモダチ』
監督・脚本/穐山茉由 音楽/入江陽 劇中歌・主題歌/BOMI
出演/徳永えり、橋本淳、芦那すみれ、野崎智子、師岡広明、三森麻美、山田佳奈
配給/SPOTTED PRODUCTIONS 6月8日(土)より新宿武蔵野館、アップリンク吉祥寺、イオンシネマ板橋ほか全国順次公開
(c)2019「月極オトコトモダチ」製作委員会
暴行事件に巻き込まれ、NGT48を卒業した山口真帆が、大手芸能事務所・研音に所属することが発表された。
「研音といえば、唐沢寿明、山口智子、菅野美穂、川口春奈、福士蒼汰など、数多くの人気俳優が所属する超大手。芸能界の中でも一目置かれる存在ですね。山口さんとしては、最高の移籍先だと思います」(芸能事務所関係者)
山口のように、他事務所から研音に移籍するケースは多い。菅野美穂、市川由衣、成海璃子、志田未来、福原遥などが、移籍組だ。
「研音への移籍は、いわゆる“引き抜き”も多い。でも、他の事務所であれば引き抜きに伴うトラブルもよくあるんですが、研音の場合は基本的に円満移籍となっています。元所属事務所にしっかり移籍金を支払うこともあるようですね。タレントに対してもかなり手厚いマネージメントをしていて、タレントの方から研音への不満が漏れることはほとんどない。そういう意味でも、かなりの優良事務所だと思います」(同)
その一方で、研音を離れるタレントもいるが、研音退社後に何らかの騒動を巻き起こすことがよくあるという。
「たとえば、不倫騒動などもあって引退した江角マキコや薬物事件を起こした押尾学も元研音の所属です。いずれも研音時代にトラブルがあったわけではなく、研音を退社してから騒動を起こしている。研音は、タレントに対してしっかりマネージメントする一方で、タレントの行動をしっかり見極め、トラブルを起こす前に“見切る”ということもしているのだと思います。裏を返せば、研音を退社したタレントがいたら、何かしらのトラブルを抱えていることを意味することもあるかもしれません」(同)
また、他事務所とも上手くバランスを取って付き合っているという。別の芸能事務所関係者はこう話す。
「同業他社とライバル関係になりそうなジャンルには、あまり手を出さない。それこそ女性アイドルがブームになって、いろんな事務所がアイドルグループをデビューさせても、研音はまったく手を出さなかった。主演クラスの俳優・女優を多く抱えているので、そういった博打に出る必要がないということもあるのでしょうが、“他社との客の取り合い”になるようなジャンルを避けているがゆえに、敵を作らず、芸能界でいいポジションを確保できているという印象です」
まさに、山口真帆にとってはこれ以上ない移籍先となったであろう研音。今後の活躍にも期待できそうだ。
5月30日放送の『直撃!シンソウ坂上』(フジテレビ系)に、元フリーアナウンサー・小林麻耶が出演。同番組のMCを務める坂上忍と『バイキング』(同)で約2年間共演していた麻耶は、2018年8月に芸能界を引退した“真相”を番組で語り、ネット上には同情の声が集まった。
「17年6月、麻耶は妹の小林麻央さんを乳がんで亡くしています。麻央さんには、夫で歌舞伎俳優の市川海老蔵との間に2人の子どもがおり、闘病中から麻耶が世話をしていたことなどが報じられていましたが、18年7月に整体師・國光吟さんと結婚すると、同8月に芸能界から引退。今回、麻耶は國光さんとともに番組に登場し、引退決断までの経緯を明かしました」(芸能ライター)
麻耶は「妹が闘病してる時から、ずっと週刊誌(の記者)に追いかけられ続けて……」と振り返り、心ない記事を書かれたことを「絶対に許せません」と憤慨。また、麻央さんがこの世を去った後、自身に「海老蔵との再婚説」が浮上したため、この影響で世間からも誤解されるようになり、「本当に死にたかった」とも吐露した。
「さらに、結婚相手の國光さんまでマスコミに狙われるようになったことで、麻耶は『ずっと心と体がボロボロの状態』『仕事はやりたいけどやれない状況』となり、芸能界引退に至ったそう。その後、國光さんの理解や支えもあって、体調が回復したという麻耶。同番組はネット上でも大きな反響を呼び、『麻耶さん、こんなにつらい日々を乗り越えてきたんですね』『今の旦那さんと出会えて本当によかった』といった書き込みが多数寄せられました」(同)
この告白をきっかけに、マスコミの過剰な報道への批判も続出。麻耶に対しては、「これからは旦那さんと穏やかに過ごしてほしい」「完全に一般人とは行かないかもしれないけど、少しでもマスコミから離れられるといいね」との声もあった。
「そんな中、同番組が放送された翌31日、麻耶が6月2日放送の『7.2新しい別の窓』(AbemaTV)に生出演し、國光さんとの“プチ結婚式”を行うことが発表されました。マスコミに対して『許せません』と語っていただけあって、麻耶の積極的なメディア出演にネットユーザーは困惑。『昨日の番組を見て同情したのに……。これじゃあそっとしておいてほしいのか、出たがりなのか……何がしたいんだろう』『なんかガックリきた。自分から注目を集めに行ってない?』『気の毒だけど、こういうところでアンチを増やしてしまうんだろうな』などと指摘されています」(同)
それでもファンにとっては、元気を取り戻した麻耶の幸せな姿を見られるのは喜ばしいことだろう。
山下智久が寄生虫専門のドSな医学者を演じるドラマ『インハンド』(TBS系)の第7話が24日に放送され、平均視聴率9.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。前回から0.8ポイントダウンとなってしまいました。
(前回までのレビューはこちらから)
前回、牧野巴(菜々緒)に娘がいることを知った紐倉哲(山下)と高家春馬(濱田岳)は、入院中の牧野の娘・美香(吉澤梨里花)のお見舞いへ行くことに。そこで美香が、生まれつき免疫に欠陥があるPID(原発性免疫不全症候群)を患い、骨髄移植のドナー提供者が見つかっていないことを知った紐倉は、牧野からの懇願を受けてPID治療の研究を開始します。
交通事故で他界した美香の父・賢一(永岡卓也)もまた、PID遺伝子をもっていたものの発症しなかったため、治療法のヒントが隠されているのではないかと、賢一のカラダのあらゆるデータや血液、糞尿、冷凍保存した精子などのサンプルを保管していることを知った紐倉は、賢一の父・将之が運営するPID研究所へと足を運びます。
そこで紐倉は、牧野が賢一の精子を用いて、美香にドナー提供するための子ども、いわゆる“救世主兄妹”を人工授精しようとしていることを知ります。しかし、たとえ妊娠・出産できたとしても、ドナーとして適合する確率は10分の1程度。倫理的に好ましくないため紐倉は賛成しないのですが、牧野の娘を想う気持ちを知るだけに強く反対はできず、その代わり早急に治療法を見つけることを決意します。
しかし、天才を自称する紐倉でもPIDの治療法を見つけ出すのは困難。かつての上司で現在は最先端の科学技術を駆使したビジネスで大成功する『フューチャージーン』という会社でCEOを務める福山和成(時任三郎)に意見を求めたり、賢一が採った大量のデータや論文にすべて目を通すものの解決策は得られず、「僕は天才じゃなかったみたいだ」と珍しく弱音を吐きます。
それでも研究を続けた結果、賢一が残した糞尿から腸内細菌を採取して美香に移植し腸内環境を正常化させる、紐倉いわく「とてもセクシーな治療法」を発見。手術は無事に成功し、一件落着となりました。
親子の絆が描かれた今回、娘のことを想って牧野が号泣するシーンなどがありましたが、決して感動の押し売り感はなく、1時間があっという間に過ぎました。毎回思いますけど、このドラマはキャストの演技&脚本の緩急のバランスが絶妙だと思います。
その中でも特に、高家役の濱田岳の演技は抜群。シリアスもコメディもすべてのシーンが、濱田の演技によって自在に切り替わる印象です。山下も菜々緒も格別に演技が上手いわけではないだけに、濱田がこのドラマの支柱といえるでしょう。
その高家の存在によって、紐倉の偏屈さや、牧野の他人に頼らない強情さはカドが取れてきているようです。今回、紐倉が牧野のことをビジネス仲間ではなく、友達と認める発言をした時の牧野の驚いた表情や、高家が嬉しそうに微笑んだシーンが印象的でした。賢一も紐倉と同じく研究が大好きな変態だったようなので、今後は紐倉と牧野が友達以上の関係へと発展していく可能性もありそうです。
ただ、その一方で今回のラスト、福山が優秀な科学者を次々と引き抜いていることが判明したことが気がかりでもあります。この福山に関しては第5話の最後、アメリカ陸軍が極秘裏に研究開発した新種のエボラウィルスを密かに保管する怪しげなシーンが流れました。
そして、その福山の不穏な動きを察知した上司の網野肇(光石研)から、牧野は福山と紐倉の動向を探るよう命じられたわけです。せっかく友情を深め、それ以上の関係に進展するのではないかという兆しが見えたところで、紐倉に対してスパイ的な行為をしなければいけなくなるんですね。仕事と友情、その間で揺れる牧野の心の葛藤が次回から見られるような予感がします。
また、紐倉にしても何やら福山に想うところがある様子。エボラウィルスの研究を勝手に行ったためアメリカ陸軍に殺された、元助手・入谷廻(松下優也)の研究ノートを福山がずっと保管していたことに対しても、恐らく不審感を抱いていることでしょう。
前回は、入谷や福山との過去の話にはまったく触れませんでしたが、今回からまたエピソードが繋がったことで楽しみが増えました。福山にはどす黒い裏の顔がありそうなので、紐倉との今後の関係性がどうなっていくのか気になるところです。
気になる次回は“鬼の血”伝説の謎を追うとのことで、今回とはまるで違った展開になる予感。紐倉の大学の同期で、強烈なライバル心を抱く遠藤匡晃(要潤)という、これまた濃そうなキャラが登場するのも見逃せません。
(文=大羽鴨乃)
田口淳之介容疑者の衝撃の逮捕劇から10日以上が経ち、報道も落ち着きを見せる中、ファンから「チケット代は戻ってくるのか?」と心配する声が上がっている。
写真集『田口淳之介 A Man』の版元である文藝春秋は逮捕翌日、6月に予定していた発売イベントの中止を発表。さらに、6月1日に滋賀県のライブハウス「やまなみ工房 BanBooBon」で開催予定だった『田口淳之介スペシャルアコースティックライブ』も中止に。両イベント共に、現在、払い戻し作業に追われている。
その一方で、7月5日~9月19日に全国17カ所を回る全国ツアー『田口淳之介 TOUR2019 COSMOS CITY』に関しては、開催されるか否か、いまだに不明なまま。田口のTwitter宛てに、「逮捕される前日に一般発売のチケット買いました。ファンクラブ枠では3公演。払い戻ししてくれるか教えてください」と直接リプライを送っているファンも見受けられる。
「今回のような不祥事では、所属事務所やレコード会社が開催の見込みを発表し、払い戻しの案内などを行うのが通常。しかし、田口容疑者が所属する個人事務所は、本人と小嶺麗奈容疑者が役員を務めているため、業務が停止している状況です。チケットを販売している『ぴあ』や『ローソンチケット』では、『販売枚数終了』と表示して販売をストップしていますが、『中止』とは明記できず中途半端な状態。一方、旅行業者のH.I.S.は、ファンクラブ会員向けに販売していたツアーに伴うオフィシャル宿泊プランのホームページを丸々削除してしまいました」(芸能記者)
しかし、ツアー会場のホームぺージを見てみると、そのほとんどが現在も田口容疑者のライブ情報を変わらず掲載している。
「ソロデビュー後の田口容疑者のファンは、減少の一途。Twitterのフォロワー数も、2万人台から増えずに止まっています。しかも、昨年、ユニバーサルミュージックにも契約を切られたため、活動に伴い出て行く金は増える一方だったとか。ツアーを中止した場合、数千万円にも上る会場やスタッフへのキャンセル料が支払えないのではないかと言われている。そんな厳しい台所事情から、ツアーを強行せざるを得ないのではないかなんてウワサも……」(同)
田口容疑者の公式サイトには「只今、準備中です。」の文字だけが表示されているが、あらゆる予定が宙ぶらりんな現状から抜け出せるのは、一体いつになるのだろうか?
幼少期~20代前半は、その甘いマスクと世界的人気を誇った母、故ダイアナ妃を思わせるまなざしで、多くの女性ファンを持っていた英国王室のウィリアム王子。しかし20代半ばから指摘されるようになった薄毛が、ここ数年で急激に進行。“つるっぱげまで待ったなし”状態で世界中をハラハラさせている。
そんな王子の頭髪について、1980年代は米ハリウッドのイケメン銀幕俳優として、00年以降はシブメン俳優として活躍しているロブ・ロウが、「トラウマものだ」と苦言を呈した。
英国で6月から放送される主演新作コメディドラマ『Wild Bill』のプロモーションのため、ロブは5月27日に英ニュースサイト「The Telegraph」のインタビューを受けた。そこで「あなたは一般的なイギリス人男性よりも見栄っ張りだと思いますか?」という質問に対して、「それってハードル低くない?」と回答。続けて、「ウィリアムについて話していい?」と切り出し、「君たちの国の将来の国王はさ、ハゲるがままに放置しているじゃん!」と痛烈な言葉を放ち、イギリス人男性の代表的存在であるウィリアム王子の薄毛が、イギリス人男性の“見栄っ張り”のハードルを下げているとの持論を展開。
「正直言って、ウィリアム王子がハゲていくのを見るのは、オレの人生の中でもかなりのトラウマなんだよね」「だって、英国のフ〇ッキング国王になる人なんだぜ!」と興奮のあまりFワードを交えながらまくし立てた。
「飲み薬だってあるのにさ!!」と嘆くロブは、「オレは、自分の髪の毛が抜けそうな気配を感じた瞬間、速攻で(予防薬を)静脈に注射したさ。以来、30年間ずっと続けている」と己のフサフサな地毛は努力の賜物だということを明かした。
英ITV局の朝のバラエティ番組『This Morning』は、このロブの発言を受け、「ウィリアム王子がハゲてはダメなのか?」という議論を展開。抜けるがままに坊主頭になったというラジオ司会者ジェームズ・ウェイルは、「18歳で毛が抜け始めたが、年齢を重ねるにつれ、髪なんて不要だと思うようになった。別に髪から特別な恩恵を受けるわけでもないし。テレビ司会者として仕事もしてたし」と、薄毛で何が悪いと主張。ロブについては「とっととアメリカに帰ってほしい。キモい髪形の大統領がいる国にね。王室を笑いものにするなんて失礼極まりない」と、トランプ米大統領も不自然な髪形であると指摘した。
オーディション番組『Xファクター』出身の歌手で、これまでに7回植毛しているクリストファー・マロニーは、「自分のように精神的な問題で髪が抜け落ちてしまった人は、自信を取り戻すためにも、精神の健康のためにも、植毛はオススメ」とアドバイス。最終的にはジェームズの「王子は、横に残っている毛もすべて剃って、スキンヘッドにすべき」との提案に、出演者一同うなずいていた。
実はウィリアム王子の薄毛について辛辣な発言をしたのは、ロブが初めてではない。歌手ジャスティン・ビーバーが12年、英ティーン誌「Rollacoaster Magazine」のインタビューで、ウィリアム王子の薄毛について言及。「今は予防薬とかあるんでしょう? よく知らないけど、(脱毛を抑止する効果がある)プロペシアを飲めば髪が生えてくるんでしょう?(※) イギリスでは手に入らないの?」と不思議そうに述べ、「失礼な!」「王子の髪の心配より、自分の髪形をどうにかしろ」と大炎上したことがあった。
ロブの失言はアメリカでも知られるところとなり、あきれ果てる人が続出。「恥さらし」「ドラマ『ザ・ホワイトハウス』を、ギャラアップ交渉が決裂して降板したが、髪の毛のために大金が必要だったんだな」「ロブはHair Club(アメリカで有名な男性型脱毛症治療の会社)の顧客なのか?」「ウィリアム王子よりもロブの方が見栄っ張りなのはよくわかった」と、けなす声が上がっている。
現在のウィリアム王子と似たような髪形のエド・ハリス、ジェイソン・ステイサム、ウディ・ハレルソンの名を挙げ、「自分に自信のある男は、ハゲていてもかっこいいものだ」と力強く主張する人もいるが、王子の髪はこれからどうなってしまうのか。3人の子どもに囲まれた幸せそうな顔を見ていると、王子自身は髪形など気にしていないように思えるが……?
※あくまでも脱毛抑制効果薬という位置づけ
Sexy Zoneメンバーが交代でパーソナリティを務めるラジオ『Sexy ZoneのQrzone』(文化放送)の5月27日~30日の放送回に、佐藤勝利と中島健人が登場。25日まで行われていたコンサートツアー『Sexy Zone LIVE TOUR 2019 PAGES』の裏話を語った。
27日の放送で、「ツアーでの裏話がありましたらぜひお聞かせください」というメッセージが寄せられると、ちょうどラジオ収録当日に3種類の雑誌インタビューが各2号分あり、「1日中ツアーの裏話を聞かれた」と佐藤。そのため、コンサートの疲れとインタビューによる疲れ、さらにコンサートの合間にもほかの仕事が入っていたという中島は、ややかすれた声に。佐藤も「珍しいね!」と驚くほどの“低テンション”で、かなり疲労が溜まっているようだった。
28日の放送では、「ツアーのときに荷物を持っていくと思うのですが、必ずこれは持っていくというものはありますか? また、地方で買ったお土産はありますか?」と質問が寄せられたが、2人は「今までお土産買う時間なかったっけ?」(佐藤)「あった! 最近(お土産を買う時間)もらえないよね」(中島)と、そもそも時間に余裕がないことをポロリ。さらに佐藤は「なんかもうね……バレちゃうのよ、買いに行くと。規制、規制でね。俺らの自由はないのよ」と、お土産を買いに行くと周囲の人に気づかれてしまうため、安易に動けないとこぼしたのだった。
ツアー中の荷物については、「これだけ持っていくっていうなら“イヤホン”じゃない?」と中島。一方で、佐藤の必須アイテムはというと「言えないものをちょっとね」と意味深な回答。結局、それが何なのかについては語られなかったが、「最近俺、すげーの買ったんですよ!」と興奮気味に、手書きのメモをデータにして、スマートフォンなどに送ることができる“スマートペン”を購入したと明かしていた。
今週のラジオでは、中島がいつもより「おとなしい」と感じるファンが多かったようで、ネット上には「ケンティー、明らかに元気ないよね。大丈夫かな……ちゃんと休めてるかな?」「疲れ切ってるのか、勝利くんが話しても相槌すらしないケンティー……」「コンサートも終わったし、ゆっくり休ませてあげてください!」と、心配の声が多く集まっていた。
Sexy Zoneの中でも、複数のレギュラー番組を持っており多忙な中島だが、体調管理には十分に気を付けてほしいところだ。
(華山いの)
吉岡里帆がここ1〜2週間、5月31日公開の映画『パラレルワールド・ラブストーリー』の宣伝で、各局のバラエティ番組に出まくっている。2017年に大ブレイクしたものの、「グラビアが嫌」発言で一挙に“嫌われる女”と化した吉岡。主演作の大コケが続く彼女にとって、今作は文字通りの勝負作となりそうだ。
『パラレルワールド・ラブストーリー』は東野圭吾原作の物語だ。1995年に発表された同作は、累計発行部数が150万部を超える大ベストセラーだが、複雑な構造を持つストーリーゆえ、実写化されるのは初めて。玉森裕太が主役を務め、吉岡はヒロインを演じている。『UR』『どん兵衛』『綾鷹』など、数々のCMに起用され、テレビではすっかりおなじみの顔となった吉岡だが、女優としての実績は無きに等しいのが現状だ。週刊誌のエンタメ担当記者が語る。
「2017年に『カルテット』『ごめん、愛してる』(いずれもTBS)などのドラマで注目され、主演女優の座に上り詰めた吉岡ですが、ヒロインで出演した連ドラ『きみが心に棲みついた』(TBS)は、向井理と桐谷健太が脇を固めたにも関わらず、数字は伸びませんでしたし、『健康で文化的な最低限度の生活』(フジ)は、21時台ながら4%台を連発する大爆死でした。昨年秋に公開された『音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!』の興行成績も惨憺たるものでした」(エンタメ担当記者)
CMの出演本数は人気を測る重要なバロメーターだが、やはり一番大事なのは数字(=視聴率or興行収入)だ。吉岡の作品が振るわない一因が、過去の吉岡の言動にあることは疑いの余地がない。芸能誌の編集者が語る。
「吉岡は、清楚なルックスとはギャップがある大胆なグラビアで、男性ファンを中心に人気が沸騰しました。しかし彼女はその後、『私は水着姿なんて絶対出したくなかった』と発言して、男性陣から一斉にブーイングが上がり、その後、女性陣からも『あざとい』との声が寄せられるようになって、“人気はあるがアンチも多い女優”になりました」(芸能誌編集者)
そんな吉岡にとって『パラレルワールド~』は、およそ半年ぶりの映画だが、その結果次第では、厳しい決断を迫られることになりそうだ。芸能事務所の関係者が語る。
「吉岡のインタビューを読むと、自分へのバッシングの原因は理解しているようですから、それでもグラビアをやらないということは、それだけ女優への思いが強いということでしょう。ただ、関係者にしてみれば、彼女の思いなどどうでも良く、大事なのは数字(視聴率or興行収入)。業界内ではすでに“主役の器ではない”という声が上がっているだけに今作の結果次第では、もう1度グラビアをやるか、脇役に回るかの二択を迫られることになりそうです」(芸能事務所関係者)
深田恭子しかり綾瀬はるかしかり、トップにいながらグラビアを厭わない女優はいくらでも存在する。吉岡が一流女優になれるかなれないか、もはや選択の余地はないようにも思われるが、彼女の心中やいかに……。
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