TBS『NEWS23』起用の小川彩佳アナ、ギャラは破格の1億円? 結果出なければ即クビも……

 4月上旬にテレビ朝日を退社して、6月3日より、TBS系『NEWS23』のメインキャスターに起用される小川彩佳アナの肩には、大きな重圧がのしかかることになりそうだ。

 一部報道では、小川アナの出演料は週200万円とされる。日本テレビ系『news zero』の有働有美子アナほどではないにせよ、新人フリーアナの報酬としては、かなりの高額。夏と年末年始に2週休みを取得するとして、年間の出演料は1億円に上る。局アナ時代には、とても考えられない収入が見込めることになる。

 TBSが小川アナに白羽の矢を立てたのは、同番組の“硬派路線”を踏襲できる人物であること。そして、課せられた最大の責務は“視聴率アップ”だ。

 民放の夜の報道番組の中で、視聴率トップを走るのは、小川アナが昨年9月まで出演していたテレビ朝日系『報道ステーション』で着実に2ケタをキープしている。それに続くのが『zero』で、『NEWS23』は3番手に低迷。しかも、現在は5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)にすら届いておらず、TBSの狙いは小川アナの人気でなんとか視聴率アップを図ろうというもの。それだけに、TBSの小川アナへの期待感は高いが、結果が出なければ、即切られてしまう可能性もありそう。

「報道キャスターとして、小川アナの人気は高いですし、『報ステ』を降板して、地上波では8か月間ブランクができたことで、ファンの期待感は膨らんでいるようです。ただ、帯番組の視聴習慣はそう簡単には変えられないものです。今まで『報ステ』や『zero』を見ていた人を、『NEWS23』に乗り換えさせるのは大変な作業です。話題性で、最初は数字を取れるかもしれませんが、その後は当分苦戦するんじゃないかと思いますね。視聴率的には、長い目で見ていく必要があるでしょう」(テレビ関係者)

 では、TBSの思惑通りの視聴率が稼げなければ、小川アナの立場はどうなるのだろうか?

「現在キャスターを務めている雨宮塔子アナは、過去にTBSに貢献したOGで、わざわざフランスから呼び寄せました。しかし、彼女で数字を上げることはできず、5月いっぱいという中途半端な時期で切られてしまいます。局アナなら出演料はいりませんが、TBSとて、小川アナに高額な報酬を支払う以上、結果を出してもらわなければ社内的にも示しがつきません。ましてや、彼女は外様ですから、温情もかけないでしょう。視聴率を上げられなければ、来春の改編期でクビという可能性だってあるかもしれません」(同)

『NEWS23』のメインキャスター就任で、破格の出演料を手にする小川アナだが、その代償として、視聴率アップという大きなプレッシャーと戦わなければならないようだ。
(文=田中七男)

鷲見玲奈アナ「うらやましい……」“あの2人”に刺激を受けて3月フリー転身か!?

「親友」の後を追って、次はあの女子アナがフリー転身か?

 3月にTBSを退社し、オスカープロモーション入りした宇垣美里が、メディアの注目を浴びている。

「レギュラーは局アナ時代から継続しているラジオ番組のみだが、イベント出演のオファーが殺到している。彼女のイベント出演のギャラは、1回150~200万円と破格。TBS時代の年収を軽く超える荒稼ぎぶりです」(芸能記者)

 そんな中、テレビ東京では鷲見玲奈アナのフリー転身のウワサが聞かれるようになっているという。

「実は鷲見アナと宇垣はテレ東とTBSの番組を配信する『Paravi(パラビ)』のPRで知り合い意気投合。プライベートで6時間も鍋をつつき合うほどの親しい仲です。宇垣からフリー後のギャラ情報なども伝わっているはずで、後に続くのではと局内から心配の声が上がっています。『Paravi』で関わったTBSスタッフが、とにかく彼女を絶賛していて、『ウチでレギュラー持ってくれる?』なんて口説いていましたから、フリーになれば争奪戦が起こるのは間違いない」(テレビ誌ライター)

 さらに、鷲見アナに大きな影響を与えているのが、先輩の大橋未歩だという。

「鷲見アナは『大橋派』と言われており、大橋が40歳にして『5時に夢中!』(TOKYO MX)で再ブレイクしていることに刺激を受けているようです。大橋がフリーに転身して以来、鷲見アナはしきりに『大橋さんがうらやましい』と漏らしているらしく、だとすればフリー志向があるはず。現在のテレ東では大江麻理子など『経済情報番組』に出演するのがエースの証しとなっている。一方で鷲見アナの最大の魅力は爆乳で、バラエティでこそ力を発揮するタイプ。20年5月に節目の30歳の誕生日を迎えるだけに、動向が注目されます」(週刊誌記者)

 5月18日、公式インスタグラムでは、鷲見アナがノースリーブで二の腕全開の画像をアップ。露出度を上げてきたのはフリーへの布石だったり!?

元KAT-TUN田口淳之介擁護に上沼恵美子も参戦! 「小嶺麗奈叩き」に見る“ジャニーズ忖度”

 大麻取締法違反(所持)容疑で元KAT-TUNの田口淳之介が、内縁関係にある女優の小嶺麗奈とともに逮捕された。

 2人の交際は10年以上前から複数のマスコミにキャッチされており、ファンも知るところで、

「2016年の田口のKAT-TUN脱退、ジャニーズ事務所退所の裏には、小嶺の存在があったことは間違いないところ。一時は、小嶺の懐妊説や極秘で産んだとの説まで浮上したこともありました」(夕刊紙デスク)

 だが、今も結婚をせずに内縁関係を続けているのは、どうしたワケか。

「ジャニーズ時代は、当然ながら結婚が許されません。では、独立すればすぐに結婚ができるのかというと、結局、ジャニーズ時代からの熱心なファンを相手にビジネスを展開することを考えると、結婚でのファン離れは避けたいところですから、なかなか結婚に踏み切れなかったのかもしれません」(同前)

 田口のイベントを取材したことがあるという芸能記者がこう明かす。

「KAT-TUN時代の印象はまったくなく、何の先入観もなく見ましたが、田口のステージパフォーマンスは意外にも堂々としたもので、さすが大きなステージを何度も経験しただけのことはあるなと、正直、感心してしまいました。長身で頭も小さく、そのスタイルの良さにも驚かされました。かといって、それ以上に何か魅力を感じる才能のキラメキや心に訴えかけてくるものがあったかというと難しいところで、旧来のファンへのサービス以上のものは感じませんでしたね」

 田口は、17年にユニバーサルミュージックとのアーティスト契約を果たし、メジャーデビューをしているが、売上は4,000枚台と不振を極めて18年には契約解除になっている。メディアのジャニーズへの忖度からこれがテレビ他で大きく取り上げられることがなかったのは気の毒だったが、仮に十分なPRがなされていても、新たなファンを獲得するまでのパフォーマンスが見せられていたかは、怪しいところだろう。

 それにしても驚くのは、これが「小嶺叩き一色」ともいえる偏った報じられ方をしている点である。

「さすがに“元KAT-TUN”と説明せざるを得ないわけですが、各局、極力“ジャニーズ”の名前を出さないようにしている気配がありありです。何より夜遊びの悪いウワサが絶えなかった小嶺に、田口が人生を狂わされたかのような論調が目立つのは、さすがにバランスを欠いています」(放送担当記者)

 その極め付きが、5月26日放送の読売テレビ『上沼・高田のクギズケ!』での上沼恵美子の発言の数々だろう。

「この女の人ちょっとアウトやな」

「マネジャーとしても、恋人としても、年も上で、田口さんをいいようにして、個人事務所にして、全部失敗している」

「同性だけにわかる。この人は持ってない星、引きずり下ろす星って」

 あくまで私見であることに断りを入れながらとはいえ、ここまで小嶺だけをこき下ろし、田口が被害者であるかのように論じるのは異常だろう。

「上沼も同番組で、『やっぱりジャニーズ辞めたらあかんわ。悪いんですけど、どんな力があっても』と話していました。関西ローカルは中央キー局ほど、ジャニーズの顔色をうかがう必要はないとはいえ、あの上沼でさえも、その同調圧力に屈せざるを得ないという現実が透けて見えましたね」(同前)

 今後の2人に、そしてメディアの報じ方にも注目である。

工藤静香の“汚料理被害”が拡大中!? Koki,撮影現場に差し入れも、スタッフは「重すぎる」と困惑……

 そのグロテスクな見た目から、たびたびネットで炎上する歌手・工藤静香の手料理投稿。

 6月に発売する初の洋楽カバーアルバム『Deep Breath』の制作で忙しいのか、ここ最近は投稿が激減していたのだが、5月22日に手作りのハヤシライスを投稿。「ハヤシライスの色がヤバイ」「雑穀米とルーの彩りがグロテスク」などと、批判が集まり、久しぶりにネットを騒がせていた。

「ハヤシライスの投稿の翌日にはハーブ酵母とシロップを作ると投稿し、本格的に再開した様子ですね。ちなみにこちらも、『パン膨らまないのはこのせい』『酵母は買ってきたほうがいい』『なんでも手作りっていうのも……』と批判殺到していました(笑)」(芸能ライター)

 そんな世間では毎回のように物議を醸している工藤の手料理だが、工藤はそんな声などお構いなしの様子。自身のツアーや音楽制作が始まると、必ずと言っていいほど手料理を差し入れしており、自身のInstagramでも何度かその様子を投稿。“スタッフ想い”の工藤らしさが垣間見られるのだが、この配慮、実は娘・Koki,の撮影現場でも存分に発揮しているという。

「Koki,さんの撮影現場には、保護者兼プロデューサーとして工藤さんもついてきます。その際、必ずと言っていいほど、手作りのお菓子や料理などを差し入れしてくれるそう。Koki,さんの今後のために『どうぞ、よろしくお願いします』との気持ちもこめているのでしょう」(マスコミ関係者)

 Koki,の売り出しに全力を尽くす工藤。それだけに、娘に関わるスタッフへの“心付け”として手料理を振る舞っているよう。だが、当のスタッフたちからは、工藤の手料理の差し入れに“困惑”という声もチラホラ上がっているそうで……。

「Koki,さんの撮影には大御所スタッフが起用されており、CM制作現場にいたっては助監督でも名の通った人ばかり。それゆえ、年齢層も高い。その現場に工藤さんはやたらと揚げ物やケーキやクッキーといった重めの手料理を持ってくるそうで、正直、裏では現場のスタッフから『重すぎて食べられない』『胃もたれする』といった悲鳴が上がっているとの声も聞こえています。まあ、スタッフとしては『差し入れしてくれることは嬉しいけど……』といった感じなので、“迷惑”というわけではないようですが、ちょっと健康や体調の面も考えて欲しいですよね(苦笑)」(広告代理店関係者)

 手料理の味には苦情が上がっていないようだが……。まあ、配慮が仇とならない程度に頑張ってほしいものだ。

『テラハ』高学歴の美女イラストレーターに疑惑!? 「あの有名同業者の絵に似てる」と密かなウワサ

 5月14日から配信開始した『テラスハウス』最新シリーズ『TERRACE HOUSE TOKYO 2019-2020』(フジテレビ系、Netflix先行配信)。女優やバンドマンといった美男美女メンバーが顔を揃え、早くもテラハ史上最高のスターティングメンバーと話題を呼んでいる。

 その中でも“スペック”の高さで話題を集めるのが夏目三久似のショートカット美女・渡邉香織(28)だ。配信第2話で明かされた「港区出身、成城学園卒業」「慶應義塾大学から国立パリ第一大学へ留学」「外資系企業を経てフリーのイラストレーター」といった、まるでフジの月9ドラマの登場人物のような華やかな渡邉の経歴に、スタジオレギュラー陣からは感嘆の声が上がり、「チュートリアルの徳井義実に至っては『より良く見えてきてしまった、好きや……』と告白する始末でした」(芸能ライター)という。

「そんなハイスペック美女の渡邉ですが、現在の本業はあくまでイラストレーター。過去に『テラハ』に出演したイラストレーターといえば、画家志望のモデルとして活動を行っていた『TERACE HOUSE ALOHA STATE』のローレン・サイ(21)がいます。ローレンは番組卒業後、人気ブランドであるマーク・ジェイコブスとのコラボコレクションを発表するなど、世界的アーティストとして羽ばたいています」(同)

 『テラハ』発のイラストレーターとして2人目となる渡邉だが、業界関係者からはその実力を疑問視する声が上がっているという。

「正直言って、渡邉さんのイラストのクオリティは、ローレンさんに比べると低い。色使いも単純で、これでプロとして独立できるとよく思えたなと、苦笑してしまう業界関係者は少なくないです」(イラスト業界関係者)

 確かに、渡邉のイラストを初見したときのほかメンバーの反応は「上手だね」程度のもの。スタジオレギュラー陣の南海キャンディーズ・山里亮太も「味のある絵」と軽く反応しただけで、それ以上の言及はなかった。

「一方でローレンが初めてイラストを披露した際は、短時間で描かれたとは思えないクオリティの高さで、スタジオ一同『すごい!』と大絶賛でした。確かに素人目に見ても、ローレンのイラストは個性的だと感じるでしょうし、我々イラスト業界関係者の目にも『世界的ブランドから声がかかるのも納得のレベル』と映ります」(同)

 しかし、そもそも大衆向けのイラストを描いている渡邉と、ハイカルチャー路線のローレンとでは主戦場が違うようにも思える。

「渡邉さんのイラストは有名女性誌に使われているのですが、ずばり究極的に『普通』だから採用されたと言えるのでは。どこかで見たことのあるようなタッチや色使いは主張しすぎないものなので、編集者サイドからすると『誌面を壊さない』という理由から、使いやすいんでしょうね」(出版業界関係者)

 渡邉がイラストレーター・foxco(フォクスコ)として開設しているインスタグラムでは、いくつかのイラストを見ることができるが、確かに「どこかで見たことのあるようなタッチ」が見受けられる。

「例えば5月4日に投稿された線画は、ビームスとのコラボレーションでも知られる人気イラストレーター・長場雄氏のタッチを彷彿とさせます」(前出・イラスト業界関係者)

 今年3月末、東京藝術大学院生である銭湯絵師見習い・勝海麻衣が自身の作品の盗作騒動で大炎上を招いたことは記憶に新しいが、渡邉は「勝海のようなあからさまなパクリではないが、誰も見たことがない斬新なイラストではない」(同)という。

「実は渡邉さんは芸能事務所セント・フォースに所属しているんです。イラストの才能もある高学歴美女として、今後、かなり大々的に売り出していくと思いますよ。ただ、彼女の注目度が上がるにつれ、イラストに対して『あのイラストレーターのタッチに似てない?』などと騒ぎになる可能性もあるかもしれませんね……」(広告業界係者)

 第2話で渡邉は、メンバーと仕事観を話し合う中で、「名前だけ先行して実力が伴わなかったら、結構まぁリアルじゃないじゃん」と呟いていた。渡邉の実力が回を追うごとに向上していくかにも注目しながら、『テラハ』の新シーズンを見守りたい。
(飛田芹香)

岡田准一 vs 福山雅治の視聴率バトルの結果は? 片岡支店長が運命の日を迎えた『集団左遷!!』第6話

 福山雅治が軽い銀行支店長役を軽~く演じたサラリーマンドラマ『集団左遷!!』(TBS系)。ここまでは脚本の粗さばかりが目立っていますが、まったく修正されることなく蒲田支店が廃店か存続かが決まる運命の日を迎えました。第1章完結編と銘打たれた第6話を振り返りたいと思います。

(前回までのレビューはこちらから)

 半期で100億円のノルマを達成できなければ、即廃店されることが決まっている三友銀行蒲田支店。第5話で片岡支店長(福山雅治)から20億円の小切手をだまし取った三嶋社長(赤井英和)のエピソードの続きから第6話は始まります。

 原作小説のひとつ『銀行支店長』(講談社)では三嶋社長の逃亡先であるフィリピンまで追跡劇は展開されますが、残念ながら『集団左遷!!』では三嶋社長は空港で片岡支店長にあっさりと見つかります。プロボクサー時代はハードパンチャーで鳴らした“浪速のロッキー”赤井英和ですが、実におとなしく体調不良の片岡支店長に取り押さえられるのでした。

 10年前の福山雅治主演作だったら海外ロケも考えられたかもしれませんが、国内の空港でちゃちゃっと済ませられたところに、現在の福山の置かれている状況を感じさせます。

 三嶋社長が低金利で近寄ってきた羽田支店ではなく、わざわざ蒲田支店にこだわって20億円をだまし取った理由は、まったく明かされないままでした。ただ三嶋社長に「お金が苦しかったんや~」と最後にひと言叫ばせただけで巨額詐欺事件解決です。「脚本を練る余裕がなかったんや~」という脚本家の叫びのように聞こえたのは気のせいでしょうか。

 

『半沢直樹2』を揶揄するギャグ

 20億円は無事だったものの、100億円のノルマは達成できていません。蒲田支店のみんなで営業会議を開き、アイデアを募ります。若手行員の滝川(神木隆之介)から「羽田支店に奪われたお客を奪い返したいと思います」という意見が提案され、「いいね」と一度はOKしかかった軽い片岡支店長ですが、「やられたんだから、やり返していいでしょ」と主張する滝川に対し「いやいや、ダメだよ」と“倍返し”を禁じます。

 堺雅人主演の『半沢直樹』(TBS系)の続編が2020年4月にオンエアされることが正式発表されたばかりで、さっそく『半沢直樹』の決めゼリフだった“倍返し”を揶揄するTBS内の身内ギャグが。『集団左遷!!』の製作チームは高視聴率を記録した『半沢直樹』や『下町ロケット』(TBS系)などの池井戸潤原作ドラマをライバル視していることがうかがえます。

 その後のドラマ展開も池井戸ドラマを意識したものとなっていました。蒲田支店の奮闘ぶりを後押ししたい本部の藤田頭取(市村正親)から、片岡支店長はかつて下町工場としてがんばっていた西村精機を紹介されます。物づくりの夢を追い続けていた社長が亡くなったため、未亡人・雪子(丘みつ子)が工場を閉鎖してコインパーキングを開くための1億円を融資してほしいという案件でした。

 西村精機に1億円を融資すれば、100億円のノルマ達成です。ところが工場を訪ねた滝川は、未亡人が亡くなった夫の夢を守るために工場を再開したがっていることに気づくのでした。そのことを片岡支店長も知り、悩みます。さっさと1億円を融資すれば、蒲田支店は廃店を免れるのですが、片岡支店長は支店員みんなを集め、「僕らがうまく行って、お客さまがうまく行かなくていいのか」と問い掛けるのでした。

 片岡支店長が自分から発した問い掛けの回答はこうでした。西村精機に1億円を融資はしない。その代わり、義足サイボーグを開発中のお金のない若者たち3人を未亡人に引き合わせるというものでした。跡継ぎのない高齢の農家などの事業主にやる気のある若い人材を紹介する「第三者継承」の下町工場版です。工場を持っているけど働き手のいない未亡人と、夢を持っているけど夢を叶える場を持たない若者たち3人組は、「Win-Win」の関係となったわけです。片岡支店長は「お金ではなく、心意気をご融資させていただきました」とドヤ顔です。一瞬、片岡支店長の顔に坂本龍馬の面影が宿りました。

  スパイ行為がバレたことからスーパーへ出向になった花沢(高橋和也)や片岡支店長の妻・かおり(八木亜希子)たちからの援護射撃があったものの、横山常務(三上博史)が決めた期限までには99億円しか用意できませんでした。本部から帰ってきた片岡支店長の口から、蒲田支店の今後について説明されます。

 本部の決定は、蒲田支店は約束どおり廃店。でも、支店員たちはみんな首都圏の支店へ銀行員として異動。真山副支店長(香川照之)は日本橋の副支店長、そして片岡支店長は本部の融資部へ……。みんなバラバラになるけれど、万々歳のフィナーレとなったのでした。

 蒲田支店の行員たちは自分たちがリストラや出向扱いにならず、銀行員のままでいられることに歓び浮かれまくります。でも、果たしてこれでいいのでしょうか。蒲田支店がなくなると困ると、地元の人たちがなけなしのお金を蒲田支店に預けることで、彼らは窮地を救われたはずです。ブタの貯金箱を持ってきた少年は、蒲田支店の閉鎖を知ってどう思うのでしょうか。

 片岡支店長は「銀行員としてのプライド」と常に口にしますが、そんな彼らにお金を託した地元の人たちの気持ちは軽んじられているように感じます。福山雅治主演ドラマ『集団左遷!!』にずっと付きまとっている違和感の正体は、これではないでしょうか。金融ドラマを軽快に描くことばかりに意識が向き、お金のやりとりをとても軽んじて描いているようにしか映りません。

 お金よりも大事なものがあると言いたいのかもしれませんが、このドラマはお金の重みがまるでないので、大事なものの重みもまったく伝わってこないままです。いつも冷静な真山副支店長ですが、病気の妻(西田尚美)の治療費のために実は真山家の家計は火の車だとかの描写があれば分かりやすいのですが、そういった背景は完全にスルーされています。本部への復帰が決まった片岡支店長は心の中で「これでいいのだ~♪」と『天才バカボン』の主題歌を口ずさんでいるかもしれませんが、本当にこれでいいんでしょうか。

 

岡田准一版『白い巨塔』最終話と激突!

 さて、岡田准一主演ドラマ『白い巨塔』(テレビ朝日系)の最終話と被った『集団左遷!!』第6話の気になる数字は? 『集団左遷!!』第6話の視聴率は、7.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と同番組上ワーストとなってしまいました。初回13.8%のお陰で辛うじて平均視聴率10%台をキープしていましたが、ついに底が割れてしまいました。一方、岡田准一演じる財前教授が医療告発された『白い巨塔』最終話は15.2%。山崎豊子原作の重厚な社会派ドラマに完負けした結果となりました。

 視聴率の低下に加え、気になるのは今回で連続ドラマとして完結してしまった『集団左遷!!』をまだ続ける意味があるのかという疑問です。これで最終回だと思った視聴者もいるのではないでしょうか。無理に1クール10話というフォーマットに縛られなくてもいいように思います。次週からは原作小説とは関係のない、ほぼオリジナルエピソードが展開される模様です。

 ここまで来たら、脚本家もディレクターも視聴率を気にせず自由にやってください。でも、できれば残りの話数で、脚本家やディレクターたちには「ドラマ製作者としてのプライド」を感じさせるクライマックスにしてほしいと思います。

(文=長野辰次)

岡田准一 vs 福山雅治の視聴率バトルの結果は? 片岡支店長が運命の日を迎えた『集団左遷!!』第6話

 福山雅治が軽い銀行支店長役を軽~く演じたサラリーマンドラマ『集団左遷!!』(TBS系)。ここまでは脚本の粗さばかりが目立っていますが、まったく修正されることなく蒲田支店が廃店か存続かが決まる運命の日を迎えました。第1章完結編と銘打たれた第6話を振り返りたいと思います。

(前回までのレビューはこちらから)

 半期で100億円のノルマを達成できなければ、即廃店されることが決まっている三友銀行蒲田支店。第5話で片岡支店長(福山雅治)から20億円の小切手をだまし取った三嶋社長(赤井英和)のエピソードの続きから第6話は始まります。

 原作小説のひとつ『銀行支店長』(講談社)では三嶋社長の逃亡先であるフィリピンまで追跡劇は展開されますが、残念ながら『集団左遷!!』では三嶋社長は空港で片岡支店長にあっさりと見つかります。プロボクサー時代はハードパンチャーで鳴らした“浪速のロッキー”赤井英和ですが、実におとなしく体調不良の片岡支店長に取り押さえられるのでした。

 10年前の福山雅治主演作だったら海外ロケも考えられたかもしれませんが、国内の空港でちゃちゃっと済ませられたところに、現在の福山の置かれている状況を感じさせます。

 三嶋社長が低金利で近寄ってきた羽田支店ではなく、わざわざ蒲田支店にこだわって20億円をだまし取った理由は、まったく明かされないままでした。ただ三嶋社長に「お金が苦しかったんや~」と最後にひと言叫ばせただけで巨額詐欺事件解決です。「脚本を練る余裕がなかったんや~」という脚本家の叫びのように聞こえたのは気のせいでしょうか。

 

『半沢直樹2』を揶揄するギャグ

 20億円は無事だったものの、100億円のノルマは達成できていません。蒲田支店のみんなで営業会議を開き、アイデアを募ります。若手行員の滝川(神木隆之介)から「羽田支店に奪われたお客を奪い返したいと思います」という意見が提案され、「いいね」と一度はOKしかかった軽い片岡支店長ですが、「やられたんだから、やり返していいでしょ」と主張する滝川に対し「いやいや、ダメだよ」と“倍返し”を禁じます。

 堺雅人主演の『半沢直樹』(TBS系)の続編が2020年4月にオンエアされることが正式発表されたばかりで、さっそく『半沢直樹』の決めゼリフだった“倍返し”を揶揄するTBS内の身内ギャグが。『集団左遷!!』の製作チームは高視聴率を記録した『半沢直樹』や『下町ロケット』(TBS系)などの池井戸潤原作ドラマをライバル視していることがうかがえます。

 その後のドラマ展開も池井戸ドラマを意識したものとなっていました。蒲田支店の奮闘ぶりを後押ししたい本部の藤田頭取(市村正親)から、片岡支店長はかつて下町工場としてがんばっていた西村精機を紹介されます。物づくりの夢を追い続けていた社長が亡くなったため、未亡人・雪子(丘みつ子)が工場を閉鎖してコインパーキングを開くための1億円を融資してほしいという案件でした。

 西村精機に1億円を融資すれば、100億円のノルマ達成です。ところが工場を訪ねた滝川は、未亡人が亡くなった夫の夢を守るために工場を再開したがっていることに気づくのでした。そのことを片岡支店長も知り、悩みます。さっさと1億円を融資すれば、蒲田支店は廃店を免れるのですが、片岡支店長は支店員みんなを集め、「僕らがうまく行って、お客さまがうまく行かなくていいのか」と問い掛けるのでした。

 片岡支店長が自分から発した問い掛けの回答はこうでした。西村精機に1億円を融資はしない。その代わり、義足サイボーグを開発中のお金のない若者たち3人を未亡人に引き合わせるというものでした。跡継ぎのない高齢の農家などの事業主にやる気のある若い人材を紹介する「第三者継承」の下町工場版です。工場を持っているけど働き手のいない未亡人と、夢を持っているけど夢を叶える場を持たない若者たち3人組は、「Win-Win」の関係となったわけです。片岡支店長は「お金ではなく、心意気をご融資させていただきました」とドヤ顔です。一瞬、片岡支店長の顔に坂本龍馬の面影が宿りました。

  スパイ行為がバレたことからスーパーへ出向になった花沢(高橋和也)や片岡支店長の妻・かおり(八木亜希子)たちからの援護射撃があったものの、横山常務(三上博史)が決めた期限までには99億円しか用意できませんでした。本部から帰ってきた片岡支店長の口から、蒲田支店の今後について説明されます。

 本部の決定は、蒲田支店は約束どおり廃店。でも、支店員たちはみんな首都圏の支店へ銀行員として異動。真山副支店長(香川照之)は日本橋の副支店長、そして片岡支店長は本部の融資部へ……。みんなバラバラになるけれど、万々歳のフィナーレとなったのでした。

 蒲田支店の行員たちは自分たちがリストラや出向扱いにならず、銀行員のままでいられることに歓び浮かれまくります。でも、果たしてこれでいいのでしょうか。蒲田支店がなくなると困ると、地元の人たちがなけなしのお金を蒲田支店に預けることで、彼らは窮地を救われたはずです。ブタの貯金箱を持ってきた少年は、蒲田支店の閉鎖を知ってどう思うのでしょうか。

 片岡支店長は「銀行員としてのプライド」と常に口にしますが、そんな彼らにお金を託した地元の人たちの気持ちは軽んじられているように感じます。福山雅治主演ドラマ『集団左遷!!』にずっと付きまとっている違和感の正体は、これではないでしょうか。金融ドラマを軽快に描くことばかりに意識が向き、お金のやりとりをとても軽んじて描いているようにしか映りません。

 お金よりも大事なものがあると言いたいのかもしれませんが、このドラマはお金の重みがまるでないので、大事なものの重みもまったく伝わってこないままです。いつも冷静な真山副支店長ですが、病気の妻(西田尚美)の治療費のために実は真山家の家計は火の車だとかの描写があれば分かりやすいのですが、そういった背景は完全にスルーされています。本部への復帰が決まった片岡支店長は心の中で「これでいいのだ~♪」と『天才バカボン』の主題歌を口ずさんでいるかもしれませんが、本当にこれでいいんでしょうか。

 

岡田准一版『白い巨塔』最終話と激突!

 さて、岡田准一主演ドラマ『白い巨塔』(テレビ朝日系)の最終話と被った『集団左遷!!』第6話の気になる数字は? 『集団左遷!!』第6話の視聴率は、7.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と同番組上ワーストとなってしまいました。初回13.8%のお陰で辛うじて平均視聴率10%台をキープしていましたが、ついに底が割れてしまいました。一方、岡田准一演じる財前教授が医療告発された『白い巨塔』最終話は15.2%。山崎豊子原作の重厚な社会派ドラマに完負けした結果となりました。

 視聴率の低下に加え、気になるのは今回で連続ドラマとして完結してしまった『集団左遷!!』をまだ続ける意味があるのかという疑問です。これで最終回だと思った視聴者もいるのではないでしょうか。無理に1クール10話というフォーマットに縛られなくてもいいように思います。次週からは原作小説とは関係のない、ほぼオリジナルエピソードが展開される模様です。

 ここまで来たら、脚本家もディレクターも視聴率を気にせず自由にやってください。でも、できれば残りの話数で、脚本家やディレクターたちには「ドラマ製作者としてのプライド」を感じさせるクライマックスにしてほしいと思います。

(文=長野辰次)

弘中綾香アナ、過剰な報道・ゴシップに反論 「負のロールモデル」を拒絶する女性アナウンサーたち

 昨年12月にオリコンが発表した「第15回好きな女性アナウンサーランキング」で、有働由美子アナに継いで2位にランクインするなど、大人気の弘中綾香アナ(テレビ朝日)。

 そんな弘中綾香アナが雑誌「Hanako」(マガジンハウス)のウェブサイト「Hanako.tokyo」で連載を始めたのだが、その内容が話題を呼んでいる。

 5月17日にアップされた第一回目のコラムで弘中綾香アナは、これから始まる連載にあたっての所信表明を書いている。その書き出しは<書かなければ私の中の何かが壊れる、という衝動につき動かされている。なぜなら、本当の私がこの世から無くなりそうだから>というショッキングな文章だった。

 弘中アナはテレビに出るようになって色々な人から様々な意見をもらうようになった。とはいえ、弘中アナ自身はテレビ朝日に入社する前はそういった部分も含めて表に出る人の役割なのだとずっと認識していたし、そういうものだと思っていたと綴る。

 ただその一方で、<一度こちら側に立ってみると、なんと息のしづらいこと>とも、本音を吐露している。仕事のことでもプライベートのことでも、さまざまに詮索され、あることないことを書かれることは心身に強い負荷をかけるだろう。

 実際、弘中アナはONE OK ROCKのギタリストであるToruとの交際を週刊誌に撮られるなど、プライベートに踏み込まれる報道を経験している。

 また、週刊誌やネットニュースにゴシップ記事が載ることもしばしばだ。ここ最近でも、「FLASH」(光文社)2019年5月28日号の特集<テレビ業界235人が「好きな女子アナ」「嫌いな女子アナ」>において、制作会社ディレクターを名乗る人物の<上の人間と下の人間、相手の立場によって態度が全然違う。お高くとまっている感がハンパない>との真偽不明なコメントが掲載されていた。こういった記事は「FLASH」だけではなく、それこそ星の数ほど転がっている。

 だからこそ、なのだろう。自分の気持ちを自分の言葉で過不足なく伝えることのできる「文章」というツールを<私に対する世間のイメージへの挑戦であり、抵抗であり、希望の光>と表現して、連載エッセイ第1回は締めくくられている。

「結婚はしなくてはいけないもの」という世間の押し付けに反発
 いま現在も地上波キー局のテレビ局にアナウンサーとして籍を置いている人物が公に発表した文章としてはかなり異色のものに映るが、この宣言は弘中アナらしいものである。

 たとえば、4月20日深夜放送『オードリーのオールナイトニッポン』(ニッポン放送)での発言は話題となった。この日の『オールナイトニッポン』は、4月18日に『ニンゲン観察バラエティ モニタリング』(TBS系)で春日俊彰が長年連れ添った恋人へのプロポーズが放送された直後のもの。オープニングトークからこの話でもちきりだったのだが、若林正恭から<結婚願望あるの?>と聞かれた弘中アナは即座にこんな答えを返していたのだ。

<私、結婚ってしなきゃいけないのかなって考えているほうの人間なんです。すごい面倒くさい人間なんですけど。昨日の『モニタリング』も見て、なんでこうも世間は結婚しなくてはいけないのか、または、結婚イコール幸せと考えているのか。その一元的な発想に、ちょっと『う〜、胃もたれ……』っていう感じでした>

 弘中アナは続けてさらに、<そういうふうにみんなが『春日さん良かったね』『けじめつけたね』っていうふうに言うと、じゃあ、『私とか若林さん、結婚してない側の人間は幸せじゃないんですか?』っていうことを問いたい。世の中に対して。私はすごい幸せ、いま。結婚してないけど。(若林に向かって)いま幸せですよね?>とも発言している。

 こういう場合、表面上だけでも結婚を祝うのが世間で生きるうえでの「暗黙の了解」といったものだが、弘中アナはそういう縛られた価値観こそ真っ先に壊したいと語る。

<“こうしなきゃいけない”とか、“こうしないと普通じゃない”みたいな、世間のそういうものを変えていきたいんです。革命家になる。概念とか、ルールとか(を壊していきたい)>

 その言葉を聞いた若林は、恐る恐る<さっき俺がした『結婚願望あるの?』とか、そういう質問もダメなのかな、本来>と質問。すると弘中アナは先輩芸人を<ちょっと、ダサい>と一刀両断するのだった。

「負のロールモデル」になることを拒絶し始めた女性アナウンサーたち
 弘中アナと同様に、「言いたいこと」「言うべきこと」を堂々と発言し、“番組の花”や“スタジオの置物”として消費されることへの違和感を表明する同業者として、元TBSアナウンサーで現在はフリーアナウンサーの宇垣美里アナがあげられるだろう。

 とはいえ宇垣アナも、入社当時は先輩アナウンサーにどこで服を買っているか質問して合わせたり、「あなたは笑っているだけでいい」というスタッフの失礼な指示に従っていたという。

 これまで受けてきた複数のインタビューのなかで宇垣アナは、その頃の自分の行動を「擬態」と表現している。世間が「女性アナウンサー」という立ち位置に求めるものに敢えてなりきっていたわけだ。

 しかし、「お人形」でしかない役割にストレスを感じ始めたのと同時に、共演者から「台本通りにやっているからつまらないんだ」と言われたことに怒りを感じ台本を捨てて番組に臨んだらのびのびと仕事ができた成功体験などが重なり、宇垣アナは「擬態」をやめたという。

 そして、『アフター6ジャンクション』(TBSラジオ)や、『サンデー・ジャポン』(TBS)といった番組を通じ、“自分自身を表現すること”を評価されるようになって、決定的に仕事への向き合い方が変化した。そしてそれが、TBS退社のきっかけにもつながってくるという。彼女はエッセイ集『風をたべる』(集英社)でこのように綴っている。

<特に2018年の変化というものはすさまじく、ある意味ふっきれて、仕事に対するスタンスが変わりました。
「私の人生なんだから、私がやりたいことをしよう! 自分の選んだ言葉だけを口にするんだ。できないことをできるふりして、無理するのもやーめた!」>

 女性アナウンサーはこれまで「進行役の男性MCの横にいて頷いているだけの人」「スタジオの見た目を華やかにする職場の華」といった立場を背負わされ、彼女たち自身も「負のロールモデル」としての立場を受け入れざるを得なかった。

 報道番組でさえその要素はしつこく蔓延っており、ましてバラエティ番組の世界ではまだまだその傾向が色濃く残っている。

 しかし、弘中アナや宇垣アナのような存在が(現状では異色扱いされるとしても)世に出て、さらに、世間の支持を集めているという状況は、この社会もわずかではあるが確実に1歩ずつ歩みを進めていることの証左でもあるだろう。

 2人だけに限らず、がんがん自己主張する女性アナウンサーがもっと増えてもいいはずだ。彼女たちがテレビで示すコミュニケーションのあり方は、市井の人々のコミュニケーションのあり方に多大な影響を及ぼす。だからこそ彼女たちの行動や態度は、社会を変える大きな一助となる。

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『ラジエーションハウス』“キャラ変”した浜野謙太に「かっこよすぎる」と視聴者興奮

 5月27日夜9時から第8話が放送される、窪田正孝主演ドラマ『ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~』(フジテレビ系)。視聴率は、第6話13.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)から第7話11.4%へ下落した。同作はレントゲンやCTを取り扱う「放射線科」を舞台に、患者の病気やケガの根源を見つけ出す放射線技師たちの奮闘を描く。

 第7話では放射線技師・軒下(浜野謙太)の同級生、蛭田真貴(松本若菜)とその夫・志朗(篠原篤)が来院。人間ドッグで真貴の胸にしこりが見つかり、マンモグラフィ検査を受けにきたという。軒下が医者になる夢を叶えたと思い込んで喜ぶ真貴に、軒下は「技師」であることを言い出せずにいる。

 真貴のマンモグラフィ画像を見た放射線技師の唯織(窪田)は、悪性の疑いを指摘。医師の杏(本田翼)から、より精密な超音波検査を依頼される。一方、再検査が2カ月先になると知った志朗は、真貴を優先にしてほしいと軒下に訴えたが、「特別扱いはできない」と断られてしまう。志朗は偶然すれ違った唯織に心情を吐露し、同情した唯織は「僕にできることはないか、考えてみます」と語りかけた。

 唯織は杏に相談したものの、「ここから先は医師に任せてください」としか返ってこず。唯織から真貴のしこりが悪性の疑いがあると聞かされた軒下は、志朗が検査を急いでいた理由を悟り、「検査じゃ患者は救えないのか」と肩を落とす。

 軒下の言葉を聞いた唯織は、再び真貴のマンモグラフィ検査を実施。真貴のしこりが、非常に珍しい良性腫瘍「CSL」だと見抜く。がんではないと聞いて安堵する真貴夫妻に、軒下は身分を偽っていたことを謝罪。しかし、真貴に「私たちを救ってくれたのは技師さんだよ」と感謝され、放射線技師としての気持ちを新たにするのだった。

「今回のエピソードでは、浜野謙太演じる軒下がフォーカスされました。これまでは頼りない印象の軒下でしたが、緊急外来で的確な判断を下すなど“実力派”だったことが判明。放射線科の面々も『腕は一流』と認めていたことがわかり、視聴者から『今まで頼りないと思っていて、ごめんなさい』『“能ある鷹は爪を隠す”というのは、こういうこと』『仕事をテキパキこなす軒下、かっこよすぎる!』と絶賛の声が相次いでいます」(芸能ライター)

 第8話では、けいれん発作を起こした少女・魚谷久美(稲垣来泉)が救急搬送されてくる。唯織らが久美のCT検査を行うも異常は見られなかったものの、別の日にMRI検査を行ったところ、二相性急性脳症の特徴的な所見があり、入院しての治療を実施することに。久美の治療効果を確認するため、再度MRI検査を行うと決めた杏だが、唯織に対してよそよそしい態度を取るのだった。

「次回は唯織に信頼を寄せる技師・裕乃(広瀬アリス)の心情に、変化が見られるようです。杏の動向を気にする唯織を見て、『モヤモヤする』とつぶやく場面も。ネット上には『いよいよ裕乃の恋愛模様も描かれる?』『医療ドラマの面白さに恋愛要素も加わったら、ますます楽しみになる』といった声が寄せられていました」(同)

 目下のところ唯織は杏に片思い中。裕乃の心情の変化に気付くことはあるのだろうか。

最強のジジイ転がし! 指原莉乃、飛躍の裏に「芸人たちとの絶妙な距離感」

どうしてあのタレントは人気なのか? なぜ、あんなにテレビに出ているのか? その理由を、業界目線でズバッと斬る「ズバッと芸能人」。

 4月末でAKBグループを卒業した指原莉乃が、ますます勢いを増している。その証拠のひとつが、大物芸人たちと均等に、そして対等に向き合っていることだ。『ワイドナショー』(フジテレビ系)ではダウンタウン松本人志、東野幸治と、新元号へまたぐ日に放送された『ゆく時代くる時代〜平成最後の日スペシャル〜』(NHK総合)では爆笑問題と、『今夜くらべてみました』(日本テレビ系)ではフットボールアワー後藤輝基、チュートリアル徳井義実と、『有吉反省会』(同)では有吉弘行と絡んでいる。

 5日放送の『ワイドナショー』で東野は、指原が自身の卒業公演への出演を松本にしたことに「指原さんのオヤジ転がし力というか、恐ろしいなあと思って」と仰天していた。だが、これはあながち間違っていない。最強のジジイ転がし・指原についてひも解こう。

各芸人との絶妙な距離感

 今まで、どの芸人にも絡めて使い勝手がいいとされたタレントは、関根勤、勝俣州和、オアシズ大久保佳代子と、純粋にお笑い芸人が多かったが、アイドル出身組としてここまでタレント・ユーティリティー(利便性)が優れている女性はいない。

 彼女が賢いのは、それぞれの芸人と絶妙な距離感を保っていることだ。大久保はコメンテーターを務める『ゴゴスマ 〜GO GO!Smile!〜』(TBS系)以外はほぼ下ネタキャラだが、指原はその下ネタにも対応できる度量を持ちつつ、松本と絡むときは「リスペクトを持ちつつ、圧をかけるときは半端ない」、後藤のときは「小ばかにする」ことを貫き、有吉のときは、番組の“反省見届け人”として「冷静にコメンテーターに徹する」。爆問のときは「太田のしょうもないボケにも、とにかく笑う」と、使い分けている。

 指原がここまで台頭した理由は、3年前の2016年にさかのぼる。『今くら』でスタート以来MCを務めていたSHELLYが同年2月、産休のために一時休演したのだ、その穴埋めとして起用されたのが指原だった。すでにその頃、後藤とは深夜番組『HKT48のおでかけ!』(TBS系)で絡んでいた実績はあったが、当初はどこまでSHELLYの穴を埋められるか不安がささやかれた。事実、加入当初の指原は、あとから来た後ろめたさか、過去のスキャンダルをネタに自虐を連発。だが、その後、そんな自虐は影を潜め、トークスキルは格段に成長した。そして、SHELLY復帰後も、指原はその座に居残っている。

 指原は人気が出始めた12年、かつて肉体関係にあったとされるファンの男性からのリークで「週刊文春」(文藝春秋)にその交際過去が暴かれ、HKT48へ更迭となった。だが当時は、世間の“正義感”がそこまで強くなかったので、致命傷にならずに済んだ。いまや禁断の恋や不倫、二股といった恋愛沙汰は等しく「犯罪」と罰せられ、その話を蒸し返すのはご法度であり、また「笑えない」空気ができつつある。ほかの女性タレント――例えば矢口真里やベッキーも――かつてのスキャンダルをネタにできない中、指原はそうした過去を持ちつつ、仕事ができているのだ。

 そんな指原が捨てられないもうひとつの過去が、AKBグループの一員だったことだ。先日、NGT48山口真帆の卒業公演を見に、わざわざ新潟を訪れていたことがわかった指原だが、一部報道の「運営幹部就任説」はTwitterで完全否定している。

 とはいえ、折に触れ、運営側を批判したり、 NGT問題について、古巣の将来を憂いているのも事実。AKB卒業メンバーの多くのは、ほぼ必ず「元AKB」と頭につけられる。その呪縛から逃れようとしても逃れられないでいる。

 一方、指原はそれがなくても、すでに完全なる一個人として認められている。にもかかわらず、自らAKBグループの正常化を希求している。そうした姿が、かえって好感度を高めている。だが、実はそうした反応も計算済みだろう。そう、彼女は自分がどう立ち回ればいいのか、その加減がわかっている。アクセルを踏みすぎず、かといってブレーキもかけすぎない彼女のタレント人生ドライブテクニック。もちろん、バックミラーで世間からどう見られているかも逐一チェック。その華麗なハンドルさばきは、今、まさに始まったばかりだ。

(文=都築雄一郎)

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