『俺のスカート、どこ行った?』なにわ男子・長尾謙杜をもてあそぶ女子高生に視聴者激怒

 5月25日夜10時から第6話が放送される、古田新太主演ドラマ『俺のスカート、どこ行った?』(日本テレビ系)。視聴率は第4話8.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)から第5話8.5%と微減に留めている。同作はゲイで女装家の教師・原田のぶお(古田)が、型破りな方法で生徒たちと向き合う姿を描く。

 第5話では、スマホを拾った若林(長尾謙杜)が職員室を訪問。持ち主で別のクラスの生徒・愛理(田辺桃子)と出会い、彼女に一目惚れする。原田は彼の恋心を知り、若林の“プロデュース”を宣言。原田が受け持つ2年3組の面々も、若林の恋愛成就のために協力し始める。 

 原田のプッシュもあり、愛理と遊びに行く約束を取りつけた若林。一方、愛理から呼び出された東条(道枝駿佑)は、明智(永瀬廉)の連絡先を教えてほしいと頼まれる。彼女は若林を利用して明智とつながろうとしたが、使えそうになかったため、東条を呼び出したという。そんな愛理に、東条は“人を見下す感じのヤツが明智は嫌い”だと警告する。

 東条の警告を無視した愛理は、明智を呼び出したが、案の定自分本位な考え方を見抜かれてしまう。追いすがる愛理に明智は「触んな」と言い放ち、彼女を残してその場を立ち去った。そんな中、東条は「若林が遊ばれている」と原田に相談するが、若林のデートを止めようとしない。

 デート当日、ほかの生徒もいる前で、若林に「お前は遊ばれていたんだ」と伝える原田。若林はショックを受けつつも、愛理から真相を聞くためにデートを決行する。若林に核心を突かれた愛理は、悪気はなく友達と“ノリ”で思わせぶりな態度を取っていたことを明かす。

 愛理の言葉を聞いた若林が、その場から立ち去ろうとすると、原田が現れる。自分の思いの全てをさらけ出すようアドバイスされた若林は、愛理に「さっきまで好きでした。今はさっきよりも嫌いで、ちょっとだけ好きです」と伝える。一方、愛理は原田に「相手の気持ちを想像しないと、どんどん心がブスになる」と説教された上に、東条から「ダサ」と厳しい言葉を吐き捨てられる。水族館で涙を流す若林に、原田ら2年3組の面々が寄り添うのだった。

「今回のエピソードでは、若林の恋心を利用する女子生徒・愛理に、視聴者の怒りが爆発。若林に対する身勝手なふるまいが怒りを買いました。ネット上には『愛理みたいな考えの女には、本気でビンタしたい』『笑顔でサラッと人を利用する姿が怖すぎる』『自分の子どもを、愛理のような性格に育てたくない』といった声が相次いでいます」(芸能ライター)

 第6話では、2年生に向けて進路説明会が開かれることに。説明会は生徒と一緒に保護者にも参加してもらい、希望者が授業参観する予定になっていた。その頃、世界史教師の里見(白石麻衣)は父・靖夫(小木茂光)の勧めで見合いをして、医師・財前(戸塚純貴)と結婚が決まる。

「次回は里見の結婚にまつわるエピソードが、物語を大きく動かすようです。結婚が決まり高校にも退職を報告しますが、里見の『教師を続けたい』という本心に気付いた原田は“待った”をかけます。ネット上でも『里見先生は親の言いなりで結婚するようなキャラじゃない』『原田先生、里見先生にもガツンと言ってほしい』といった声が寄せられました」(同)

 原田は同僚である里見に、どのようなメッセージを送るのだろうか。

堺雅人が、国家権力に立ち向かう“平凡男”熱演! 映画『ゴールデンスランバー』DVDプレゼント

 サイ女読者の皆さま、『ゴールデンスランバー』という映画をご存じでしょうか。2008年本屋大賞と第21回山本周五郎賞を受賞した、伊坂幸太郎氏による人気同名小説が原作となっている本作。巨大な陰謀に巻き込まれ、首相暗殺の濡れ衣を着せられた宅配ドライバーの逃避行が、スリリングに描かれています。平凡な30歳の独身男性・青柳を堺雅人が熱演。元恋人を竹内結子、青柳を追う警察官役を香川照之が好演し、実力派俳優が脇を固めます。一体どのような内容となっているのでしょうか。早速あらすじを見てきましょう!

 野党初の首相・金田(伊藤ふみお)は、仙台で凱旋パレード中に爆弾を仕掛けられたラジコンヘリによって、暗殺されてしまう。その頃、宅配ドライバーの青柳(堺雅人)は、久々に再会した同級生の謎の言葉を聞いた直後、警察官から突然銃を向けられる。目の前に起こる状況を飲み込めないまま、逃げ出した青柳は、身に覚えのない目撃情報や証拠映像など、見えない巨大な力によって無実の首相暗殺犯に仕立て上げられていく。彼を信じる人間は、大学時代の元恋人・晴子(竹内結子)と友人のみ。絶体絶命の中、逃亡を続けるが……。

 本作を彩る音楽を担当したのは、原作者・伊坂氏と親交が深い歌手・斉藤和義。主題歌、エンディングテーマだけでなく劇中の全ての音楽を手掛けています。

 今回は、映画『ゴールデンスランバー』のDVDを3名の方にプレゼント。スリリングな展開と、気持ちよく回収される伏線に引き込まれること間違いなし! サイ女読者の皆さま、奮ってご応募くださいね。お待ちしております!

※6月3日正午〆

ご応募はこちらから
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お花見デートはアウト? セーフ?――『赤江珠緒』は冷たい芝生の上に

『赤江珠緒』

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「FRIDAY」(講談社)5月3日号にて、フリーアナウンサー・赤江珠緒とお笑いコンビ博多華丸・大吉のツッコミ担当・博多大吉との“お花見デート”が掲載された。赤江は「FRIDAY」の発売前日、自身のラジオ番組にて“事実有根”ではあるが、恋愛関係はないとコメント。“事実有根”って、響きがなんかエロいよね。

 数年前、春先に公園を散歩していたら、突如現れたドーベルマンみたいな黒い犬に追いかけまわされたことがある。飼い主が、うっかりリードを手から離してしまったがゆえの悲劇だ。

 一方、「FRIDAY」(講談社)5月3日号に掲載されたフリーアナウンサー・赤江珠緒とお笑いコンビ博多華丸・大吉のツッコミ担当・博多大吉による“お花見デート”報道を見るにつけ、同じ春先の公園でありながら、起きていることの差がありすぎて、我ながら情けない気持ちになってくる。ただその反面、40過ぎた男女でも「こんな胸キュンなシチュエーションがあるんだ!」とウキウキしてしまったのも事実だ。

 この“お花見デート”報道、互いに既婚者である赤江と大吉が、2人きりでランチをしたあと、公園で散歩をし、あまつさえ芝生の上で一緒に寝転ぶなど仲むつまじい様子だったというものだ。赤江は、自身がメインパーソナリティを務めるTBSラジオ『たまむすび』の今後に関して、共演者である大吉に相談をしていた流れでのことと弁明。世間やメディアでは「既婚者同士のこの行為はアウトか? セーフか?」などという議論がまき起こっている。

 個人的には、アウトだろうとセーフだろうとどっちでもいいという“野球拳”的スタンスだが、出ている意見をまとめてみると、女性はおおむね「アウト」。男性は、自分がやる分には「これくらいいいじゃない」であり、「でも彼女や嫁にやられたらイヤ」というのが正直なところではないだろうか。

お花見デートはアウト? セーフ?――『赤江珠緒』は冷たい芝生の上に

『赤江珠緒』

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「FRIDAY」(講談社)5月3日号にて、フリーアナウンサー・赤江珠緒とお笑いコンビ博多華丸・大吉のツッコミ担当・博多大吉との“お花見デート”が掲載された。赤江は「FRIDAY」の発売前日、自身のラジオ番組にて“事実有根”ではあるが、恋愛関係はないとコメント。“事実有根”って、響きがなんかエロいよね。

 数年前、春先に公園を散歩していたら、突如現れたドーベルマンみたいな黒い犬に追いかけまわされたことがある。飼い主が、うっかりリードを手から離してしまったがゆえの悲劇だ。

 一方、「FRIDAY」(講談社)5月3日号に掲載されたフリーアナウンサー・赤江珠緒とお笑いコンビ博多華丸・大吉のツッコミ担当・博多大吉による“お花見デート”報道を見るにつけ、同じ春先の公園でありながら、起きていることの差がありすぎて、我ながら情けない気持ちになってくる。ただその反面、40過ぎた男女でも「こんな胸キュンなシチュエーションがあるんだ!」とウキウキしてしまったのも事実だ。

 この“お花見デート”報道、互いに既婚者である赤江と大吉が、2人きりでランチをしたあと、公園で散歩をし、あまつさえ芝生の上で一緒に寝転ぶなど仲むつまじい様子だったというものだ。赤江は、自身がメインパーソナリティを務めるTBSラジオ『たまむすび』の今後に関して、共演者である大吉に相談をしていた流れでのことと弁明。世間やメディアでは「既婚者同士のこの行為はアウトか? セーフか?」などという議論がまき起こっている。

 個人的には、アウトだろうとセーフだろうとどっちでもいいという“野球拳”的スタンスだが、出ている意見をまとめてみると、女性はおおむね「アウト」。男性は、自分がやる分には「これくらいいいじゃない」であり、「でも彼女や嫁にやられたらイヤ」というのが正直なところではないだろうか。

木村拓哉のアンチエイジング疑惑に「外見より内面を磨け」のバッシング

 11月で47歳になる木村拓哉に対して、「ついにアンチエイジングした?」との声が大きくなっている。動画配信サービス「GYAO!」が今月19日に配信した『木村さ~ん』での木村拓哉のルックスが、不自然に若返っていたとして、視聴者からアンチエイジングケアを疑う声が出ているのだ。

 番組内で木村はネイルアートに初挑戦。ネイルアートの工程を学びながら、長年木村のファンだというTOKYO FMの社員に実践し、難しいながらも「面白い!」と手ごたえを感じたようだ。

 しかしネイルアートよりも木村の“顔”に着目した視聴者が、「目に周りのたるみを取った?」「顔にしわにヒアルロン酸を注入した?」「宮根誠司みたい」など美容医療を疑う意見をネットに投稿。ネット上では「アンチエイジングとか逆にかっこ悪い」「ダサい」「外見より内面を磨け」「若づくりするな」といったバッシングが展開されるに至っている。

 だが、何もしなければしないで「老けた」と揶揄されるのだから、木村拓哉も大変だ。まぶたのたるみやシワ、毛穴など肌の老化ケアは、大半の芸能人にとって日常的なことではないだろうか。最近は、男性芸能人でも美容医療を取り入れていることを告白している。

井戸田潤も「ウルセラシステム」とヒアルロン酸を注入
 お笑いコンビ・FUJIWARAの藤本敏史は2008年に出演した『めちゃ×2イケてるッ!』(フジテレビ系)で、過去に鼻にヒアルロン酸を注入し、ホクロを除去したことがあると明かしている。

 また今月16日に放送された『ダウンタウンDX』(日本テレビ系)では、スピードワゴン・井戸田潤と次長課長・河本準一の美容医療に密着。顔のたるみが気になるという井戸田は超音波で顔面の筋肉に熱エネルギーを加えて引き上げる「ウルセラシステム」とヒアルロン酸を注入。なお、河本が美容医療を取り入れるようになった理由は「吉本坂46でアイドル活動を始めたから」だという。

 芸人はこのようにエピソードトークも出来るが、「生まれつきカッコイイ」状態を維持することが求められているアイドルや俳優はそうもいかない。特に「木村拓哉」はなおさらだろう。

木村拓哉「だって、やる事なす事ね、色々叩かれるから」
 SMAP解散に際して、木村拓哉がメンバーを裏切ったかのような印象がつけられて以降、「木村拓哉」という存在に向けられる視線は一変した。ニュースで木村が取り上げられるたびに、ネット上ではその内容に関係なく「老けた」「年齢には勝てない」など、木村の容姿に関するコメントも増えている。そのうえアンチエイジングしたとみれば、先のように否定的な意見が続出。まさに何をやっても叩かれる状態だ。

 この「何をやっても叩かれる」状態を、木村本人も自覚している。今年1月放送の『ニンゲン観察バラエティ モニタリング』(TBS系)で、勝地涼から「芸能界を辞めたい」と相談を受けるというドッキリを仕掛けられた木村は、勝地に以下のように答えている。

<いや、みんなしんどいでしょ? (自分も辛いのは)しょっちゅうだよ。だって、やる事なす事ね、色々叩かれるから。それに対しては、そういう意見もあるのかとは思うけど、でも事実だしね、それも>

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 “国民的スター”として長年、“何をやってもカッコいい”イメージを背負い、表舞台に立ち続けてきた木村拓哉。だが彼もまた、ネットのバッシングに傷つく芸能人のひとりと言える。

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第一志望校を横取りされる――! 中学受験生の母が語る、「娘の友達」への黒い感情と後悔

“親子の受験”といわれる中学受験。思春期に差し掛かった子どもと親が二人三脚で挑む受験は、さまざまなすったもんだもあり、一筋縄ではいかないらしい。中学受験から見えてくる親子関係を、『偏差値30からの中学受験シリーズ』(学研)などの著書で知られ、長年中学受験を取材し続けてきた鳥居りんこ氏がつづる。

 “受験”というものは時に残酷である。“定員”が存在するからだ。特に中学受験は“フェアな受験”と呼ばれている。総得点が高い者順に合格通知が届けられる、一発勝負の仕組みなのである。つまり、定員がある以上、塾で同じクラス、模試でも同じくらいの偏差値、しかも志望校も一緒という仲良しの友達同士であったとしても、本番で明暗を分けてしまうことは稀ではない。

 そういう現実があるせいか、親の方がナーバスになり、“隣にいる仲良しのお友達”より、1点でも高い点数を獲得することを、我が子に厳命してしまうケースが後を絶たないのだ。

 ある塾に萌ちゃん(仮名)という優しくおっとりした性格の女の子がいた。1年生から塾に入り、新4年生になるタイミングでその塾の中学受験コースに移行したのだ。成績も優秀で、目指す難関U学園も「このまま努力し続ければ、十分、合格圏内」という位置に付け、5年生の秋を迎えていたという。

 そんな中、塾の同じクラスに葵ちゃん(仮名)という女の子が転入してきた。彼女は帰国生で、明るく活発、しかも華やかなタイプだったためか、すぐさま塾のクラスでも人気者になっていったという。葵ちゃん、萌ちゃんも含めた“4人組仲良しグループ”が結成され、お弁当を食べるのも、トイレに行くのも、駅まで帰るのも、一緒に行動するようになっていったそうだ。

 そうこうしているうちに最終学年を迎え、「志望校調査」が行われる季節になった。仲良し4人組は、自分がどの学校を志望しているのかを、素直に言い合ったそうだ。葵ちゃんは萌ちゃんに影響されたのか、当初は帰国枠を持った別の学校を第1志望校に据えていたのだが、徐々にU学園の虜になり、帰国枠を設定していないU学園を第1志望校にしたという。

 ところが、この話を萌ちゃんから聞いた母・典子さん(仮名)は、「心がモヤモヤした」という。

 というのも、その少し前、「葵ちゃんに可愛い文房具を貸すと返してくれない」という娘の言葉を聞いたからだった。匂い消しゴムやスタンプ、リップ型の修正テープ、シールなどを貸すと、結果として「葵ちゃんの物」になってしまっていたという。

 典子さんは「『返して!』って強く言いなさい!」「可愛い文房具を塾に持っていくのはやめなさい!」と叱ったそうだが、萌ちゃんは「だって……」と言ったっきり、何も答えない様子だったそうだ。

 典子さんは筆者に当時の心境をこう語ってくれた。

「私が勝気な性格なので、文房具を取られているのに黙ったままの娘が情けなかったんです。萌はそれまで、仲良し3人グループの子たちと、すごくうまくいっていたんですが、葵ちゃんが入ったことで、どうもギクシャクした気もして……。そこにきて、葵ちゃんがU学園を第一志望にしたと聞き、志望校まで横取りされてしまった気がしたんですよね」

 典子さんは、葵ちゃんのお母さんが、保護者会で会うたびに「何か情報ない? 帰国だから、よくわからなくて~」と一方的に話かけてくるのも気に入らなかったのだ。

「そういうことも重なって、その苛立ちを萌にぶつけていたのかもしれません」

 勢いずいてしまった典子さんは、萌ちゃんを責めるような言葉を連発するようになったそうだ。

「そんなふうにボーッとしてるから、後から入った葵ちゃんに成績でも抜かれるのよ! 萌は悔しくないの? このままだとU学園には葵ちゃんが合格して、萌は落ちるね」
「文房具のことなんか、どうでもいいのよ! 1点でも葵ちゃんより、いい点数を取りなさい!」

 それは、このところ成績が思うように上がらない萌ちゃんの胸に、「過酷な言葉」として響いたのだろう。萌ちゃんはこれまで以上に自己主張をしなくなり、元気をなくしていったという。

 そんな折、仕事帰りに駅で塾帰りの萌ちゃんと待ち合わせをしていた典子さんは、ある光景を目撃する。「仲良し4人グループ」のはずなのに、明らかに萌ちゃんだけが仲間外れにされているような形で歩いていたのだ。

「やっぱり萌は、いじめられている……!?」

 そう直感した典子さんは、萌ちゃんをピックアップした後に、「萌、久々に女子会しよう!」と、まだ開いているカフェに連れ出したという。

 そこで典子さんは、問わず語りに、萌ちゃんに話をしたそうだ。

「ママが悪かった。ひどい言葉を言ったこと、本当にごめんなさい。萌はずっと我慢していて偉かったし、そんな優しい萌はママの自慢だから。いろいろ言ってしまったけど、ママは葵ちゃんより上の点数を取ること以上に、萌に笑顔でいてほしいと思ってるの。それに、女の子同士の友情っていうのは難しいものだから、嫌な人と無理に付き合う必要はない。もし嫌だったら、志望校の変更もまったく構わないよ。今、萌が頑張っているのは、楽しい中学生活を過ごすため。中学受験をやり続けるならば、何をすべきかをよく考えてみることが大事だと思うよ」

 そして、最後に「文房具くらい、いくらでも買ってやるから、そんなに欲しけりゃくれてやれ!」と言い放ったという。萌ちゃんはこの言葉に笑いだし、久しぶりのケーキセットを頬張りながら、典子さんに向かって「ママ、ありがとう。なんか元気出た!」と言ってくれたそうだ。

 それから、典子さんは塾に出向き「こういう状況なので、よく見てやってほしい」と要望を出し、塾の帰りは必ず、入り口のところまで迎えに行くようにしたという。そして、星空を眺めながら“女同士”の会話をし、歩いて自宅まで帰ることにしたそうだ。

「あの時、萌に『受験をやめてもいいし、転塾も悪くない選択。でも、それを決めるのは萌だよ』って言ったんです。そしたら、萌が出した結論は『受験はやめないし、転塾もしない。このまま、この塾で頑張る』というものでした。おとなしくて、自分の意見も言えないようなタイプの萌は、実はすごく思慮深くて、芯があるってことを実感しましたね」

 そして、この春、結果が出た。萌ちゃんは見事、初志貫徹でU学園に合格。そして葵ちゃんは結局、帰国枠入試で別の学校を受験して早くに合格を決めたため、受験生活からはいち早くリタイアしていた。

 典子さんはこう述懐する。

「葵ちゃんの登場で、萌の成績が下がったような気がして、とにかく葵ちゃん親子が気に入らなかったんです。でも、それを葵ちゃん親子にぶつけることができなくて、その黒い感情を、よりによって萌にぶつける形になって、これは本当に反省しています。でも『雨降って、地固まる』じゃないですが、このことで私たち親子の絆はすごく強まったと思っています。この間萌に『あの時、ママとすっごく仲良しになれた気がした! きっとこれからも一生、仲良しだね?』って言ってもらえて、素直にうれしかったですね」

 結局、子育ての最中、災いを転じて福にできるかどうかは、“子どもの目線に立った”親の力にかかっているということなのかもしれない。
(鳥居りんこ)

今田美桜のスケジュール争奪戦が激化! 破格の“激安ギャラ”で完全ブレイクが加速中

「今や彼女のスケジュールを押さえるのはかなり困難だと言われていますよ。実際、昨年には『ヤフー検索大賞』でも女優部門トップでしたし、オーディション&エンタメ情報サイト『デビュー』でも『2019年ネクストブレイクランキング』の女優部門でトップでしたからね」(芸能事務所関係者)

 今やメディアで見ない日はないといわれている女優の今田美桜。

「典型的なかわいい系女子というのが今の芸能界にハマりましたね。もちろん、モデルとしての仕事が多いとは思うのですが、芝居もそこそこで悪くはないので今は脇で経験を重ねてゆくゆくは主演もあると思いますよ」(ドラマスタッフ)

 実際、昨年出演したドラマ『花のち晴れ~花男 Next Season~』(TBS系)では、原作再現度の高さでも注目を浴びていた。

「ギャラもまだ1話15~20万円と破格なのでスケジュールの取り合いになってますね。所属事務所もほぼ個人事務所みたいなところなので、なかなか捌くのに苦労してるみたいですよ。あの橋本環奈さんも小さい事務所なので、彼女くらいブレイクするかは見ものですね。今後は2人のように大手事務所ではない所属からブレイクする女優やタレントが出てくる可能性はありますから、大手事務所もうかうかしてられないんじゃないですかね」(テレビ局関係者)

 令和時代の寵児となるか――。

娘と性交する父親は「許されない」のに「無罪」――日本の「近親姦」をめぐる“捩れ”

 抵抗できない状態の実の娘に、二度に渡って性交をしたとして、準強制性交の罪に問われた父親が無罪判決を言い渡された――4月中旬、この一件がニュースになるやいなや、世間の人々から「おかしい!」という怒りと疑問の声が巻き起こった。

 女性は、中学2年生の頃から父親による性虐待を受け、抵抗すると暴力を振るわれた経験もあったというが、名古屋地裁岡崎支部は「以前に性交を拒んだ際に受けた暴力は恐怖心を抱くようなものではなく、暴力を恐れ、拒めなかったとは認められない」「従わざるを得ないような強い支配、従属関係にあったとまでは言い難い」と判断。2017年に新設された「監護者性交等罪」(18歳未満の子どもを監護する親や児童養護施設職員など、その影響力に乗じて性交・わいせつ行為をした者を処罰できる罪)も、起訴内容が19歳当時に受けた被害だったため適応されず、無罪判決となった。しかし、ネット上では「普通に考えておかしい」と法律自体を疑問視する声が高まり、同時に「近親姦はなぜ罪ではないのか?」「近親姦罪があったら、この父親は有罪になったのに」といった意見も目立っていた。

 実は日本には、かつて「親族相姦」という犯罪が存在していた。1868年制定の「仮刑律」、1870年制定の「新律綱領」、1873年制定の「改定律例」では近親姦が処罰対象であり、場合によっては極刑が下されることもあったのだ。しかし1880年に制定された「旧刑法」から廃止され、現在に至っている。なぜ「親族相姦」罪は消えたのか――今回、千葉大学大学院専門法務研究科長の後藤弘子氏に話を聞いたところ、「かつての『親族相姦』罪の対象には、『自分の子ども』が含まれていなかった」という事実が明らかに。さらに、日本における性虐待問題の病巣が浮き彫りになった。

――なぜ、日本の現行刑法には近親姦罪がないのでしょうか。

後藤弘子氏(以下、後藤) 現在の刑法は1908年に施行されました。明治初期の刑法は、江戸時代のものを参考にしたもので、「仮刑律」「新律綱領」「改定律例」といった唐・明の律系の色彩の強いものでした。欧米諸国と肩を並べるためには、刑法の近代化が必要だとされ、「旧刑法」が制定されたのです。

 そのプロセスの中で参考にされたのが、フランスやドイツの法律です。フランスでは当時すでに近親姦罪はなく、旧刑法を作るにあたって大きな役割を果たした、フランスの法学者、ギュスターヴ・エミール・ボアソナードの草案にも、近親姦罪に関する規定はありませんでした。ボアソナードは、それまで処罰されていた合意に基づく成人間の近親姦に対して、「公権力が家庭における私事に介入すること」は適切ではなく、道徳や宗教によって規律されるべきであると強力に主張。それに対して、日本の関係者も「このような醜態の罪は刑法に置かない方がよい」と賛成しました。もちろん、現行刑法と同様に律の時代でも、「幼児姦」(12歳以下)の場合は合意があっても犯罪だとしていましたし、旧刑法でもそれは踏襲され、現在に至っています。ですから、現在でいえば、小学生以下の子どもの場合は、誰が加害者であっても処罰するべき犯罪だという考えが、明治の時代から存在していました。ただ、親による子に対する性交を特別扱いすべきだという発想は、明治の初めからなかったと言えます。

――日本の社会背景などの影響はありますか。

後藤 当時の封建的な家族観も強く影響していると思います。刑法と同時期に明治民法を作る動きもあるのですが、1908年に成立した明治民法では、家制度という封建的な家族制度を採用することになります。旧民法(1890年公布。未施行)は、先ほどのボアソナードの影響で、自由主義・個人主義的色彩の強い近代的な家族法を目指しましたが、「民法いでて忠孝滅ぶ」と強い反対にあい、結局施行されませんでした。

 家制度では、戸主(ほとんどの場合、父親)が強い権限を持っており、例えば結婚をするにしても、戸主の同意がなければできないなど、女性や子どもは、戸主の「所有物」と考えられていました。絶対的な権限を戸主に持たせることで、近代化を進めようとしていた明治政府にとって、そもそも近親姦のように「戸主の権限を制限する」法律を成立させることは無理だったと思います。

――家制度の基となる家父長制が強かった時代の「仮刑律」「新律綱領」「改定律例」では、「親族相姦」罪があり、近親姦が処罰対象になっていましたが。

後藤 確かにそうですが、その対象に「自分の子ども」は含まれていません。父親や尊属の妾、姑、姉妹、子孫の妻、兄弟の妻といった「子どもを産める女性」が対象だったんです。誰かの「所有物」を姦する/強姦することは、儒教的、道徳的に問題視されるだけでなく、子どもの親の確定が困難になり、血統が混乱することにもつながります。それを避けるといった意味合いから、「親族相姦」罪が存在したのではないでしょうか。

 そう考えると、所有物である自分の子どもが「自分の子ども」を産んだって、家制度は守られていくわけですし、むしろ当時は「子どもがいない」ことの方が問題だとされた時代でした。「(自分の子どもを対象とする)近親姦を処罰する」ことより「家制度を守る」方が重要視されていた、極端な言い方になりますが、「親と子の性的関係は、そこまで悪いことではない」といった考えがあったように思います。

――今の時代から考えると、「家」制度はかなり理解に苦しみます。

後藤 そうでしょうか? 愛知県の事件からもわかるように、実際に今でも「娘は自分の所有物だ」という家制度的な考え方を持つ人がいるのです。被告人は、「女性より男性の方が力を持つべき」というジェンダー的価値観にかなり共感しているように思いますし、性暴力によって、娘を支配し、コントロールしていたと感じます。性暴力は、相手に恥や羞恥心を抱かせるものであり、単純な身体的暴力よりも相手を支配/コントロールしやすいのです。それに、相手を殴ったら、加害者は自分の手も痛めますが、性暴力は痛いどころか、快感や満足感を得られます。強い立場の人が弱い立場の人を支配するのに、性暴力は、逆説的でありますが、「最も優れた手段」なのです。

――そうした中、「監護者性交等罪」が新設されたのは、非常に意味のあることだと思いました。どのような流れで生まれたものなのでしょうか。

後藤 2000年に「児童虐待防止法」ができたことにより、「親が子どもを虐待するのはいけない」ということが、初めて規範として明らかにされました。もちろん以前から、「児童福祉法」の中に「要保護児童」の項目があり、虐待された児童は保護されることになっていたのですが、「虐待」という言葉は前面に出ていなかったのです。児童虐待への問題意識が高まる中で、「性虐待は処罰の対象」と考える人も増えてきたように思います。

 しかし、児童虐待防止法は子どもを保護することに焦点を当てている「防止法」ですので、「児童虐待罪」を規定していません。また現在の刑法では、性交同意年齢が「13歳未満」とされ、つまり被害者が「13歳未満」であれば、暴行・脅迫がなく、たとえ抵抗しなくとも、加害者は罪に問われるのですが、「13歳以上」の場合、暴行・脅迫があったことや抗拒不能だったことが立証できなければ、加害者は罪に問われない。ほかの経済先進諸国に比べて性交同意年齢が「13歳未満」と低く設定されていることで、年長の児童に対する、刑法による近親姦処罰のハードルは高いままでした。もちろん、児童福祉法の「淫行をさせる罪」での処罰は可能ですが、犯罪の重さは異なります。性虐待は発覚しづらいという面を考えると、事件化するハードルはかなり高く、それを解消するためにできたのが「監護者性交等罪」。ただ、性交同意年齢が13歳未満ではなく、「16歳未満」であったら、そもそも監護者性交等罪を作る流れはなかった可能性もあると思っています。監護者性交等がいけないことであると、条文で明文化されたことは、とても大事なことだったと感じていますが、性交同意年齢の改正も引き続き必要だと思います。

――児童虐待相談件数自体はうなぎのぼりであるのに対し、性虐待の相談件数は増えていないようですが、やはり「発覚しづらい」という点があるのでしょうか。

後藤 愛知県の事件でも、被害者女性は中2の頃から性虐待を受けていましたが、その事実は19歳になるまで外に出ませんでした。彼女は「弟たちを犯罪者の息子にしたくないことから通報をためらった」と言っていましたが、性虐待を訴えることにおいて「自分の親を犯罪者にする」という心理的ハードルは高い。母親も、自分の夫が子どもに不適切な行為をすることを信じたくないと、見て見ぬふりをするケースも多いのです。ただ表に出ないからといって、性虐待は珍しいことではないのです。私が理事長を務める「特定非営利活動法人子どもセンター帆希」は、おおむね15~19歳の女子を受け入れるシェルターを運営しているのですが、そこにいる子たちは、ほとんどが性虐待を受けています。父親の子どもを妊娠し、出産しなければいけなかった中学生も、少なからずいるのです。

――1968年、栃木県で15年にわたって実の父親から強姦され続け、子どもを妊娠・出産した女性が、父親を殺害した事件を思い出します。

後藤 この父親は、娘が幼い頃は性虐待を、大人になってからは夫婦同然のように生活し、娘が結婚すると言い出したことに激高して監禁した。まさに「児童虐待+DV」のケースですね。ただこの件は、近親姦というより「尊属殺」という点で注目を集めた事件でした。一方で、実はちょうど同じ頃に、刑法を改正する動きがあり、1974年の「改正刑法草案」には、「第301条 身分、雇用、業務その他の関係に基づき自己が保護し又は監督する18歳未満の女子に対し、偽計又は威力を用いて、これを姦淫した者は、5年以下の懲役に処する」という条文がありました。「偽計や威力を用いて」とあるので、暴行脅迫要件のない「監護者性交等罪」の方が被害者保護には優れていますが、「監護者性交等罪」に通ずるものが、今から40年以上前に、一度、草案としてあがっていたのです。しかし結局、改正刑法草案を反映した法律は実現されませんでした。

――「改正刑法草案」から「監護者性交等罪」ができるまで、かなり時間がかかったのですね。

後藤 43年かかりました。1994年に子どもの権利条約が批准され、子どもの最善の利益が保障されなければらならないとされながら、性虐待への対応はまったく進んできませんでした。2019年国連子どもの権利委員会は、子どもへの暴力、性的な虐待や搾取が高い頻度で発生していることに懸念を示しています。そこでも、子ども自身が虐待被害の訴えや報告が可能な機関の創設や、加害者に対する厳格な処罰が求められているのです。「監護者性交等罪」の成立で、少しは状況が変わることを期待しています。

――愛知の事件でも、多くの人が「おかしい」と感じる無罪判決が出ました。法律が実情と追いついていないのは問題だと盛んに指摘されています。

後藤 近親姦は児童虐待であり、2000年にできた「児童虐待防止法」で、すでに「禁止された行為である」とされています。愛知県の事件では、「実の娘に性交した父親が、なぜ許されるのか」といった声が出ていましたが、現在の日本では「許されない」のです。当時彼女は19歳だったため、「児童虐待防止法」の「18歳未満の子ども」という対象から外れているものの、それでも、実の娘に性交した父親は「許されない」。裁判では、合意があったか/なかったか、抵抗できたか/できなかったかが話し合われていたものの、そもそも「許されない」のだから、本当は議論の余地すらないはずなのです。許されないのに、なぜ無罪なのか――その「捩れ」にこそ、着目してほしいと思います。

――今後、近親姦、また性犯罪をめぐって、社会がすべきことは何でしょうか。

後藤 日本の社会全体が、子どもに対する暴力を容認している、また暴力による影響を軽視していると感じます。「家」制度の影響は法律上も社会生活上もまだ亡霊のように存在していて、親は親権という権力を持ち、また民法では親の懲戒権が定められています。民法では、体罰を明文で禁止していないので、「しつけの名目であれば殴ってもいい」かのように理解する人が少なくありません。、性暴力は、「しつけ」をも超えるもので、いかなる言い訳もそもそも通用しないはずです。いまの通常国会で、この点について児童虐待防止法に、体罰の禁止を盛り込む法律案が審議されていて、もし成立すれば、一歩前進とは言えますが、性虐待に対する対応はまだまだです。

 親からの虐待に限定した児童虐待は「監護者性交等罪」である程度カバーできるので、私は「子ども性虐待罪」を作ればいいと思っています。親はもちろんですが、家庭の外にも懲戒権を持つ「先生」や「コーチ」などがいるので、そうした人も対象となる法律を作る。そして大前提として、性交同意年齢13歳未満を変えることは絶対です。「13歳未満」は変えないというのであれば、そのような性教育を行うべきなのに、現実問題、なされていないのも問題です。さらに、現在日本では、同意がなかっただけでは、罪に問われない条文になっていることもあって、これまであまり「同意とは何か」が自分の問題として考えられてこなかった。この点について、もっと議論されるべきだと思います。

後藤弘子(ごとう・ひろこ)
1958年生まれ。千葉大学大学院専門法務研究科長。専門は刑事法。著作に『ビギナーズ少年法』(守山正氏との共著、成文堂)『よくわかる少年法』(PHP出版)などがある。

『俺のスカート、どこ行った?』ラスボス的存在の永瀬廉、ついに“いい人フラグ”が立つ?

 5月18日に『俺のスカート、どこ行った?』(日本テレビ系)の第5話が放送された。1話、2話……と高かった期待感に反し、かなり残念な内容だったこのドラマ、前回辺りからどんどん面白くなっている気がする。

 若林優馬(長尾謙杜)が拾ったスマホを職員室まで届けに来た。ちょうどその時、スマホを失くしたという別のクラスの生徒・山上愛理(田辺桃子)が職員室に来ていた。「見つけてくれてありがとう」とお礼を言われた若林は、愛理に一目ぼれ。東条正義(道枝駿佑)に、愛理のことを知っているか尋ねる。

 そこに原田のぶお(古田新太)が通りかかり、若林の恋を後押しするために「私があんたをプロデュースしてあげる」と言いだした。

 原田に促され、若林は愛理から連絡先を聞き出すことに成功。数日後、若林は愛理からデートに誘われる。しかし実は、愛理は明智秀一(永瀬廉)のことが好きで、明智とつながりたくて若林に連絡していたのだった。明智を呼び出した愛理は「友だちが勝手に連絡しちゃって」と言い訳。愛理の浅はかさを見抜いた明智は愛理を冷たくあしらい、相手にしなかった。

 そして、若林と愛理のデート当日。原田は若林に「お前は遊ばれていたんだ」と伝えてしまう。若林に本心を聞かれた愛理は、またも責任転嫁した。

「わざとじゃないの。なんていうか、ノリみたいなので。私、本当はダメだなって思ってたんだけど。だから、明智君にも言っといてほしいんだ。本当はダメだって思ってたこと」

 そんな愛理に、原田は「あんたの軽率な言動が1人の人間を傷つけた。相手の気持ちを想像できないと心がどんどんブスになるわよ」と言い放った。

 今は距離のある明智と東条の関係性だが、今回、2人の信頼関係がまだ崩れていないことがわかった。明智の紹介を愛理から迫られた東条は「いいよ」と返答。しかし、「でも明智、そういう女の子の、人を見下す感じのやつ嫌いだから気をつけて」と付け加えるのだ。今は仲良くできなくても、東条の明智への信頼は揺るいでいない。

 案の定だった。LINEで愛理に呼び出された明智。初めは至って普通だったが、人を呼んでおいて若林の悪口を言う愛理の人間性を見抜き、どんどん冷めた雰囲気になっていく。“人を見下すのが嫌いな明智”がそこにはいた。呼び出しには応じた。話も聞いた。そして、一気に目が死んでいく明智の対応。「明智ならばすぐに見抜くだろう」と信頼したからこそ、東条もあえて明智のLINEを愛理に教えたのだろう。

 ただこじらせているのではなく、芯のある青年だった明智。つまりこれは、今後の展開に向けた“明智、実はいい人フラグ”になるかもしれない。

フラれても友だちは増えていた若林

 からかわれていると知っても、あえて待ち合わせ場所に向かった若林。愛理の口から本当のことを聞きたかったのだ。なかなかできることではない。1話で屋上から飛び降りた若林。一度死んだ身でもあり、死ぬ気で頑張っている。結果、彼はフラれた形になった。でも、若林のことを気にかけるクラスメイトは大勢いる。いじめられっ子だったのに、いつの間にかクラスの人気者だ。フラれたけれど、代わりにたくさんの友だちができていた。

 ぼっちが学校生活で最もつらい時間のひとつに、昼休みが挙げられる。原田は、昼食の時間を常にクラスの生徒と共にする。決して、ぼっちをぼっちにさせない。彼なりの教育方針なのだろう。

 愛理から呼び出された明智。彼が本当に悪人だったら愛理の好意を利用し、原田と若林を陥れてもおかしくなかった。でも、そういう人間じゃない。クラスのラスボス的立ち位置にいる明智だが、実は今までに悪いことをまったくしていないのだ。

 ショーパブに入ろうとするチア部の動画、カンニングする光岡慎之介(阿久津仁愛)を目撃するなど、決定的な材料は今まで何度も手に入れていた。なのに、なんだかんだ一度も活用していない。原田を辞めさせようとしていること以外、彼は結構いい奴だ。

 じゃあ、なんであんなに大人に突っかかるのか? 5話エンディングで、明智のスマホに妙な連絡が届いた。

「おい 秀一 父親を無視するなよ」

 どうやら彼は、父親との根深い確執があるようだ。だから、大人に不信感を抱いている。

 家に帰ると涙するくらい、ギリギリのメンタルでいる明智。その状態で学校生活とアルバイトに励んでいる。彼こそ、真っ先に原田に相談してほしいくらいなのだが……。原田を中心にクラスが明るくなればなるほど、明智の闇が際立っていくのが皮肉だ。

(文=寺西ジャジューカ)

「マジ、ウケるんだけどー」万引きGメンが四国出張で遭遇した、“2人の少女”への複雑な思い

 こんにちは、保安員の澄江です。

 今年のゴールデンウイークは、長かったですね。10連休を取られた方も多くおられたようで羨ましい限りですが、私たち保安員の仕事に暦は関係ありません。連休の恩恵をあげれば、通勤利用する電車が空いていて、車内で座れることに小さな喜びを感じるくらいでしょうか。休日は、むしろ依頼が増えるので、連休をもらえることなどないのです。

 数年前に一度だけ、四国地方の現場に出張して、連休の勤務に従事したことがありました。とあるクライアントの担当者から、人手不足で保安警備に悩むエリアマネージャーをご紹介いただき、5日間ほど出張することになったのです。四国地方の現場に入るのは、これが初めてのこと。さまざまな不安を覚えましたが、お受けするとなれば、独り身で自由の利く私が担当するほかない状況でしたし、見知らぬ土地で仕事ができる機会も貴重だろうと、思い切ってお受けしたのです。今回は、その時に遭遇した2人の少女について、お話ししていきたいと思います。

 出張先の現場は、地元で有名な歓楽街の近くに位置する大型ショッピングモールY。食品のほか、日用品やコスメドラッグ、衣料品などの商品を扱っており、フードコートをはじめ、ゲームセンターや映画館も併設されている大きなショッピングモールです。当日の勤務は、午前11時から。入店手続きを終えて事務所に行くと、銀行員のような雰囲気を持つ40代後半であろう店長さんに、意外なほど歓迎されました。

「ああ、東京から来た保安の方! お待ちしていましたよ。こっちには、私服警備をやられている警備会社が少ないもんですから、困っていたのです」
「そうでしたか。被害は、かなり頻繁にあるのですか?」
「東京の店と比べたら、のんびりしていると思いますけど、ここは比較的ガラの悪い地域なので多いんですよ。常習さんも、たくさんおられるので、みんな捕まえちゃってください。費用もかかっていますし、なんとかお願いします!」
「はい、頑張ります……」

 早口で窮状を訴えながらも、費用対効果の成果を暗に求める店長の言葉が、この上ないプレッシャーとなって私に圧し掛かります。期待に応えるべく、気を引き締めて売場に入るも、客数の少なさに愕然とさせられました。連休の影響なのかもしれませんが、東京の現場と比べると、その2割くらいの客入りしかないのです。犯行の多くは人混みに紛れて実行されるので、客入りが悪ければ万引きされる確率も低くなります。たとえ常習者が現れても、一対一の状況に陥ってしまう状況といえ、気付かれることなく犯行を現認するのも難しい状況と言えるでしょう。

 自分の実力が試されているような気分になった私は、メインの出入口が見渡せる場所に身を潜めて、来店者の流れを観察することから始めました。しかし、店に来るのは幸福そうに見える家族連ればかりで、特に気になる人の入店はないまま時間だけが過ぎていきます。どうやら、彼らから発せられる平和なムードが、店内の防犯効果を高めているようです。

(少し早いけど、休憩を取ってしまおうか……)

 現場の流れを変えるには、気を抜くのが一番いい。誰かに教わったことを思い出して、休憩に入るべくお弁当を選んでいると、10代半ばに見える女の子の2人組が店に入ってくるのが見えました。2人共、年齢にそぐわぬ派手なメイクで、胸元が大きく開いたシャツを着ていますが、寝起き感の漂うボサボサの髪と足元の使い古したクロックスタイプの汚いサンダルが、全てを台無しにしています。どこを見ても、だらしない。そんな感じに見える2人の肩には、何も入ってなさそうな大きめのナイロンバッグがかけられており、幸せそうな家族連れの群れの中で大きな異彩を放っていました。手にしていたお弁当を戻して2人の後を追うと、迷うことなく化粧品売場に直行し、売場にいる店員を気にしながら、化粧品やサプリメント、入浴剤、美容器具など、多数の商品をナイロンバッグに隠していきます。一瞬だけ垣間見えたバッグの中は、銀色の紙が張り巡らされており、防犯機器対策も万全のようです。

 犯行を終えた2人は、エスカレーターに乗り込んで、映画館の方に向かって行きました。空に見えたナイロンバッグは、隠した商品で歪な形に大きく膨らんでおり、2人が歩を進めるたびに、アルミホイルのシャカシャカ音が聞こえてきます。

(映画館の中に逃げ込むつもりかしら? 敷居をまたいだら、声をかけなくちゃ……)

 そう心に決めて追尾すると、2人は入口の手前にある休憩スペースに入り、上映中である『名探偵コナン』の大きな立て看板の後ろに身を隠して、バッグに隠した商品を床に並べ始めました。まもなくして商品のパッケージを開き始めたため、気付かれぬよう2人の後方から忍び寄って、そっと声をかけます。

「こんにちは、お店の保安員です。それ、お金払わないとダメよ」
「保安員?」
「私服警備員のことよ。万引きGメンって言ったらわかるかな?」
「え? ウソ? マジ? ウチら、万引きGメンに捕まったの? マジ、ウケるんだけどー」

 犯行は素直に認めてくれたものの、反省した様子のない2人は、事務所に向かう途中、万引きGメンに捕まったと、妙なテンションで盛り上がっていました。

「ウチも、万引きGメンやってみたいんですけど、どうやったらなれますか?」
「前科があったらなれないの。あなたは、大丈夫かしら?」
「そりゃ、だめだあ。キャハハハ……」

 捕まったことを楽しんでいるかのような2人の振る舞いに困惑しながら事務所に入り、ナイロンバッグに隠した商品を出させると、どことなくmisonoさんに似ている少女のバッグからは25点(3万4,000円相当)の商品が、どことなく若い頃のハイヒールモモコさんに似た少女のバッグからは18点(2万8,000円相当)の商品が出てきました。一番高額なのは、美顔ローラー(3,980円・税別)で、2人とも同じものを盗んでいます。

「こういうこと、いつもしてるの?」
「まあ、ぶっちゃっけ金ないし、ここは楽勝なんで」
「このアルミホイルは、なんのために?」
「ゲートが鳴らなくなるって、ネットの掲示板でみたから……」

 misonoさん似の少女が、あっけらかんと、どこか勝ち誇ったように言いました。どうやら彼女の方がリーダー格のようで、モモコさん似の方の少女は、ただうなずいて同調しています。所持金を聞けば、2人共に3,000円程度しか持っておらず、商品を買い取ることはできません。身分を証明できるものはないというので、メモ用紙に人定事項を書いてもらうと、2 人とも16歳で、この店の近所におばあちゃんと2人で暮らしていると話しました。

「おばあちゃん、迎えに来てくれるかな?」
「前に捕まった時、これが最後って言っていたから、多分来てくれない」
「お父さん、お母さんは?」
「……いない。たぶん死んでる」

 幼馴染だという2人は、同じような境遇に育ったらしく、中学を卒業してからは、地元のスナックで一緒にバイトしているそうです。これ以上、彼女たちの生い立ちを知ってしまえば、情に流されてしまう。そんな気がして、逃げるように席を離れた私は、内線電話で店長を呼び出します。

 連絡を受けて駆けつけた店長は、被害品の多さに呆れ、未成年者であることを考慮しても許せないと警察を呼びました。まもなくして現場に臨場した少年課の女刑事が、被疑者2人の所持品検査を終えたところで、misono似の少女が言います。

「今日は、夕方からバイトがあるんですけど、何時に帰れますか?」
「当たり前だけど、今日のバイトは行けないね。あんたたち、保護観中だよね? もしかしたら、しばらく帰れないかもしれないよ」
「マジかあ……」

 ようやくに自分の立場を悟ったらしい2人は、テーブルの下で手を握り合って俯き、すすり泣き始めました。すると、その姿を見た女刑事が、2人に向かって言います。

「あんたたち、乳首見えているわよ。背筋を伸ばしていなさい」

 その瞬間、店長の視線が彼女たちの胸元に走ったのを現認した私は、この人も捕まえた方がいいと言いたい気持ちになりました。
(文=澄江、監修=伊東ゆう)