SixTONES・松村北斗の珍しい“ボケ”、HiHi Jets・井上瑞稀は乳首ポロリ!?【Jr.チャンネル週報】

 ジャニーズ事務所が動画配信サイト・YouTubeに開設した「ジャニーズJr.チャンネル」。現在、Snow Man(水曜)Travis Japan(木曜)SixTONES(金曜)東京B少年(土曜)HiHi Jets(日曜)がオリジナル動画を投稿中だが、その出来ばえは実にさまざま。そこで、「しょせんジャニオタ向け」と切り捨てるにはもったいない動画と、「ジャニオタでもしんどい」動画をジャニーズウォッチャー・中村チズ子が解説&ツッコミ! 今回は、5月9日~15日公開の動画をチェックします!

Travis Japan・川島が本領発揮&宮近の真剣な眼差しにドキドキ

 9日の動画は「Travis Japan【謎解きゲーム】あなたは解ける?in下北沢」(再生回数は17日時点で21万台)。メンバーが2組に分かれて、東京・下北沢を舞台に謎を解きながら進む「下北沢 謎解き 街歩き」に挑戦している。Travis Japanは3月28日配信の「【「映画 少年たち」公開記念】曜日横断特別企画!脱出ゲーム」をクリアできなかったこともあり、そのリベンジも兼ねているという(あれはTravis Japan用の問題がやけに難しすぎたので仕方ないが……)。チーム分けの際は、中村海人が川島如恵留と吉澤閑也を親に決め、それぞれじゃんけんで取り合う形式に。吉澤チームは七五三掛龍也、松倉海斗、宮近海斗の4人、川島チームが中村、松田元太の3人とおバカキャラが分散され、なかなかバランスの良い組み合わせに決まった。

 練習問題は50音表をもとにした謎解きだったが、青山学院大学を卒業している川島は瞬時に「わかった!」と反応。川島のヒントを受けて、相手チームの松倉&宮近も答えを導き出していた。脱出ゲームの回では活躍できなかった川島だったが、今回はさっそく勘や洞察力に期待を持てる展開だ。あいにくの雨の中、いよいよ街へ繰り出して本番スタート。手渡された袋には案内状と地図が入っており、「ナゾビルを出て、狐を探し、狐が向いている方向に向かって進め」といった指示が書かれていた。

 吉澤たちは「狐」の文字に困惑するも、「とりあえずちょっと離れてみようぜ」(吉澤)とスタート地点・ナゾビルの周辺をウロウロ。すると、すぐに狐のイラストに出くわし、たまたま歩いた先に第一関門があるという、ラッキーな展開となった。吉澤が「如恵留、俺らもうわかったから」と挑発したため、川島は「あっちじゃない方に行ってみようぜ」と、逆方向へ。「狐=稲荷神社」の推測が間違っていると気付くと、「逆も見てみる?」(川島)と、再び戻ってようやく狐のポイントに行き当たった。その頃、次々と手がかりを発見して順調に進む吉澤たち。トランプのマークと数字が示す第2の謎で足止めを食らったが、松倉が糸口を見つけ出し、「しもきたスクエア」のワードにたどり着いた。

 すでに勝利を確信した4人は、続いて運良く出題用の宝箱に遭遇。第3問は太陽、猫、カバン、ご飯のイラストが不規則に並んでいるものだったが、ここは宮近が「SUN、英語でね。で、CAT、BAG、RICE」とイラストを英単語に変えて読み、縦の文字を抜き出すと「STAR」になると予想。すかさず松倉が地図をチェックし、記号が唯一「★」になっている場所を探した。宮近には非常に申し訳ないが、筆者は彼がイラストを英単語に置き換えるような発想ができるとは思っておらず、意外な一面にビックリ。また、先ほどインスピレーションが働いた松倉との連携プレーにも、感動してしまった(吉澤と七五三掛の存在って……)。一方、出遅れていたはずの相手チームは、川島が第2の謎を“秒”で解答。ニット帽に青いレンズのサングラスというラッパーふうファッションで2人を従える川島は、妙な迫力があった(特に9分32秒頃は眼力強め)。

 第3の謎は松田が「SUN、CAT、BAG、RICE」と口にし、川島が「俺もそれだと思った!」と、便乗。あっさりと★印のスポットに到着した場面では、中村が「すみません、こんばんは! 失礼してもよろしいでしょうか?」と、丁寧に挨拶する様子に好感を抱いた。どうやら吉澤たちは大回りで移動していたといい、先に川島チームが最後のお題をゲット。問題の意図は判明するも、肝心の場所がわからずに苦悩していた。そこへ、吉澤たちが乱入し、まだ答えを絞り込めていない川島、中村、松田はひとまず避難。吉澤は数分前まで「俺たちの方が早いよ、絶対!」と自信たっぷりだったにもかかわらず、先を越されていた現実を目の当たりにすると、「最終で、もうわかんね」と、急に投げやりになった。

 しかし、そんな中でも「糸電話 作れ」のヒントに考えを巡らせる宮近がやけに凛々しく、思わず見惚れてしまう(12分頃)。この時、七五三掛は前髪をセットし直していたようで、松倉が「シメ! 前髪やってないで解いてよ!」と、指摘する一幕も。温厚な松倉はやや笑いながら注意していたが、本人は自覚がないのか「え?」と、笑顔で誤魔化していた(確かに重要な時に集中していない人って腹が立つ)。やはり川島も「糸電話 作れ」に追い詰められ、しまいには「ちょっとさ、疲れたからカフェでお茶しない?」と、提案。こうした最終局面での気の緩みが勝負の決め手になるぞ……と思っていたところ、実は真面目な中村が「『うさぎとかめ』と一緒だね」とたとえ、ブレーキをかけた。

 結局、カフェに行かず立ち往生していると、地図上にある糸電話2つのイラストをくっつける作戦を思いついた川島&松田。見事、ゴールは最初のナゾビルだと突き止めた時には、中村が「ヤバッ! なんか俺、いいチームでよかった~」と、ヘラヘラ笑っていた(相変わらずヒモ感がスゴい)。対照的に、相手チームは特に何も掴めていないまま「しもきたスクエア」を目指したが、道中で「思ったんだけど最初の場所に戻るパターンじゃない?」(吉澤)とナゾビルへ。「街歩き」のスタッフに「ここに到着したらゴールです」「謎解き成功です!」と声をかけられ、「俺ら勝ったの!?」(七五三掛)と喜んだのもつかの間、実は川島たちが10分前にゴールしていたのだった。

 しかも、松田に至っては「『スタート地点がゴールなんじゃね?』みたいな感じでノリで来たんじゃね? こいつら」とバッチリ言い当て、謎解き以外の部分でも推理力を発揮。負けたチームは「タピオカドリンクをおごる」という罰ゲームが待っていたのだが、エンディングはなぜか全員が飲み物を手にし、仲良く乾杯。川島の頭の回転の速さに感激したのはもちろん、粘り強い宮近や、脱出ゲームで奮闘した松倉&松田もあなどれないと再確認。また、対戦形式が終われば、あくまでも平和なTravis Japanにほっこりさせられた。

 SixTONESの動画は「【一番チキンは誰?】爆笑!!まさかの感覚音痴がいた!?」(10日公開)と、プロモーションの「【激うまコンビニグルメ】少数派しか食べられません!?」(13日公開)の2本が配信中。通常回では“一番のチキン(ビビリ)”を決めるべく、メンバーがライブのリハーサルでよく行う「椅子チキンレース」を実施している。やり方は、キャスター付きの椅子に後ろ向きに座り、目を閉じた状態で誰かに押してもらった後、壁にぶつかるギリギリを予想してストップをかけるというもの。

 まずは田中樹が挑戦し、ゆっくりと森本慎太郎が椅子を押していくも、壁に突進して「ゴツン」と、生々しい音が響いた。感覚を見極められなかった田中は、さっそくドボン(失格)。2人目の高地優吾は椅子にスタンバイするなり、「もう怖い! ヤダッ!」と、女子のようにキャピキャピしたリアクションを見せる。冒頭から「男としては一番あっちゃいけねぇことだよ! 一番ダメだよな、チキンってな!」とオラついていた京本大我は「絶対優勝するだろ、これ! こういうの俺、大好き! こういう自分の、己の強さを確かめる……」と、やる気満々。スタート直前も「マジでこういうの本当にうまいよ!」と宣言したはずが、自身のカウントと距離感がマッチしておらず、壁に頭が当たってしまった。

 4人目の松村北斗はジェシーが押す係となり、適度なスピードで進行。4分55秒頃、森本が持つカメラの映像に切り替わるのだが、目をつぶっている松村が美しく、ファンにとってはリピート必須ポイントだろう。集中して臨んだ結果か、京本が通れる程度の隙間(壁から約30cm)と、好記録を出した。森本のチャレンジでは、京本が中間地点でお尻を突き出して待ち伏せ。何も知らない森本はそのままスポっと京本のデリケートゾーンに潜り込み、メンバーは大爆笑。ジェシーが「大我のお尻ちゃんです!」と教えると、森本は眉間にシワを寄せながら「あったかいし、しかもなんかいい匂いする!」と、率直な感想を伝えた。仕切り直しの2度目は壁から約1m15cmと大外れで、「チキったな~」(京本&高地)「無茶苦茶チキンじゃん!」(田中)と、言いたい放題。

 ラストのジェシーは5人の中でも特にビビリで、スタート直後からギャーギャーと大騒ぎ。田中が小刻みに椅子を押すと、ジェシーは「暗い! アッー!」などと叫んでおり、7分10秒頃は顔が真っ赤になるほどパニックになっていた。記録は壁から約2mと散々だったため2度目のチャンスをもらったが、椅子が進んでいないにもかかわらず、大声を上げるジェシー。相当な“チキンぶり”が露呈して0mで終わると、「本当にヒドいよ」(高地)「ビビリとはまた違うよね」「ただの感覚音痴」(京本)と、容赦ない言葉が寄せられた。最後は一番チキンではなかった松村について、森本が「だってチキンいるもん、服に」と、スヌーピーの大親友・黄色い鳥のウッドストックのセーターを着ている点に着目。

 これを受けて松村は「クエッ! クエッ! クエッ!」と鳥の鳴き声(?)を披露した後、自ら「ありがとう」と、ボケを回収。やや高い声のぶりっ子な「クエッ! クエッ! クエッ!」の可愛さは衝撃的で、個人的にはここがこの動画で一番好きなシーンだ。テーマ自体はシンプルながら、「低予算でめちゃくちゃ面白い動画を作るSixTONES最強」「ほかのグループはジェットコースターとかお化け屋敷で怖がってるのに、SixTONESは椅子(笑)」「『クエッ、クエッ、クエッ』が可愛すぎる。ちょっとドヤ顔して照れちゃうほっくん……ありがとう」との声も出ている通り、ファンは大満足しているよう。

 2本目はセブン-イレブン・ジャパンとのコラボレーション企画で、「セブンプレミアム ゴールド」シリーズ「金の直火焼ハンバーグ」など4つの商品を使った“ちょい足しグルメ”をお試し。とはいえ、すんなり食べられるわけではなく、2つの選択肢から6人が食べたいメニューを選び、少数派しか食べられないというルールが設けられている。第一印象を明かした後、約5分の討論後に2回目の発表を行う流れとあって、心理戦を楽しむメンバーの様子は見応え十分。筆者としては、華奢な田中が2連続で実食した後、ジェシーが「顔がもう良くなってきてる」と褒めた場面がお気に入り。9分5秒頃、おいしいものを食べた影響か、心なしか田中の肌ツヤが変化したように見えた。

 また、「金のビーフシチュー」はガーリックトーストか、ライスの2択だったが、2回目、3回目とライスで押し通した松村が見事に1人勝ち。一口食べた松村は目を見開き、「あっさりした脂の甘み? それと、この中の香りが鼻を抜けてちょっとだけ舌先を刺激する」と、コメントした。なかなかの表現力で食レポしたまでは良かったものの、田中が「舌先見せてよ」と悪ノリ。手を口元に添えてメンバーだけに“舌先”をお披露目すれば、「意外にピンクなんだね!」「ルーがついてるとか、そういうのかと思ったら、意外にピンクだ」(森本)と冷静に分析され、本人は思わず照れ笑いを浮かべていた。12分12秒頃は舌先チェックのおかわりもあり、松村が再びリクエストに対応。しかし、できればカメラ側にも公開してほしかった……と感じたのは、筆者だけではないはずだ。

 ちなみに、ゲームの終盤は運に恵まれなかった高地とジェシーが荒ぶる模様も面白い。再生回数は通常回が55万台、2本目は42万台。

 11日の動画は「美 少年【一瞬クイズ】ジェットコースターからダンスを見て曲名を当てろ!」(再生回数は17日時点で22万台)。神奈川県の横浜・八景島シーパラダイスにやって来た美 少年が、ジェットコースター「サーフコースター リヴァイアサン」に乗りながらゲーム企画に挑戦している。冒頭は珍しく最年少の金指一世の仕切りでスタート。「普通に乗るだけじゃつまらない」と発言した途端、隣の浮所飛貴が金指の服についたチャックを下ろすも、「おぉ~」と元に戻して進行再開。仕切り役で精一杯ということもあるのか、ドライな反応が金指らしい一幕だった。ルールは4人がジェットコースターに乗り、残る2人が地上でジャニーズソングのダンスを披露。そして4人はその光景をジェットコースターから眺め、曲名を予想する。

 こちらの「リヴァイアサン」は最高時速75km/h、アップダウン20カ所のコースター。いつも元気いっぱいの浮所ですら、苦手な絶叫系を前にしてすっかりおとなしくなっている(1分6秒頃は恐怖心からか真顔)。最初に乗ったのは浮所、那須雄登、岩崎大昇、藤井直樹の4人。前列で「イェーイ!」と手を挙げて大ハシャギする那須とは対照的に、隣の浮所は目を細めて撃沈。そんな浮所に気づいた那須は「アハハハ!」とうれしそうに笑い、カメラの方に「こいつこんな顔してますよ」とでも言わんばかりの勝ち誇った顔を見せた(2分16秒頃)。1回戦のダンスペア・金指&佐藤龍我は、美 少年のオリジナル曲「Cosmic Melody」を踊っていたのだが、ジェットコースター組は見ていないようで意外とチェックしており、見事に正解(動体視力がスゴい)。

 2回戦のダンスペアは岩崎&浮所。絶叫系が不得意な金指は最初こそ緊張の面持ちだったが、横の佐藤にもたれかかった後、速さに慣れたのかピースを決める余裕も。後半は佐藤と一緒になって女子のような甲高い悲鳴で騒ぎ、後ろの那須はひたすら楽しそうだ。4人ともおでこが全開になっているものの、ビジュアルはお構いなしに満喫。しかし降車後、2度連続のジェットコースターで酔ってしまった藤井はしゃがみこんで休憩。さっきまで一生懸命カメラに笑顔を見せて乗っていた健気な姿を思い返し、頑張り屋な一面に胸を打たれた。とはいえ正直な話、白い服を着た藤井が風によってほぼオールバック状態になっているため、“一発屋芸人”のムーディー勝山を思い出す場面もあった(あくまで個人的な感想)。岩崎と浮所のパフォーマンスは、King&Princeのシングル曲「君を待ってる」。4人はしっかりと見極め、今度は那須&藤井ペアのターンへ。

 那須が「自分たちのオリ曲もわかりやすすぎるか」と切り出すと、藤井は「でも正直、死ぬほどもう乗りたくないんだ……」と、やんわり拒否。解答側が間違えれば再チャレンジだそうで、「私は簡単な問題でいきたい」(藤井)と、主張した。一方、ジェットコースター組の浮所はおでこがオープンになるのを相当避けているのか、手で隠すほか、下や横を向いたりと、必死にガード(ちょっと女々しいような……)。もはやカッコつけることも放棄した自然体の那須たちの方が、思い切りがいいと感じてしまう。那須と藤井は保険をかけて持ち歌「僕らはMysterious」を踊るも、当てられたのは金指と岩崎のみ。ただ、時間の都合で4回戦目はなくなり、「ファンの皆さんとかも、なんかそういうのやって、やってみてはいかが……」(金指)と、たどたどしい締めくくりでエンディングを迎えた。

 コメント欄は「おでこ全開の那須くんと前髪動かない浮所くん(笑)」「ジェットコースターで前髪飛ばされても美 少年はイケメン」「ジェットコースター乗っても顔が崩れない美 少年強い」「なぁくん、浮所くん、金指くん、苦手なのに頑張って偉い!」「うきなすが隣でジェットコースターに乗ってるのが見れて良かった。一世が龍我にもたれかかってるのが可愛い」と、さまざまな反応が見受けられた。

 12日にアップされたのは「HiHi Jets【超速】メールを早く打つ競争が楽しすぎた!」(再生回数は17日時点で24万台)。スマートフォンを使って、出題されたお題を入力する「早打ち選手権」を行っている。対決前、高橋優斗は井上瑞稀について「引くほど返信早い」と明かし、機械に強く、過去のトランプ対決で素早い手さばきを見せた作間龍斗も好敵手だと予想。橋本涼は自ら「僕は基本(機械系は)疎いですよ。あんまり得意じゃない」と正直に告白した。対戦方法はトーナメント戦となっていたが、1分25秒頃に映るトーナメント表では、なぜかしれっと猪狩蒼弥がシード権の枠を獲得済み。動画内では特に説明はなく、高橋VS橋本の第1回戦に入っている。

 ちなみに、Jr.公式エンタメサイト・ISLAND TV(12日更新)の動画にて、高橋のメンバーカラーがピンクから白に変わったと発表したが、この場面でも顔写真の背景は白に変わっていた。また、この日の高橋は爽やかな白のセーターにシャツを着ていた一方、橋本は黒シャツにえんじ色のベストと、ホストふうスタイル。ホストと大学生の早打ち対決の文章にはグループ名が入っていたが、外野では「HiHi Jetsってさ、予測変換で出てくるのかな?」(井上)「出てこないでしょ、まだ。出てきてたらうれしいね」(猪狩)との本音も。しかし、残念ながらこれは一文字ずつ手打ちしなければならず、高橋&橋本はほかの漢字変換や改行、顔文字などに悪戦苦闘。初戦とあって大目に見てもらった部分もあり、先に仕上げて自信満々だった高橋が勝ち上がった。

 2回戦は、メガネ姿に黒系のシックなファッションが魅力的な作間と(仕事ができるIT社長みたい)、足を組んで大人の余裕を見せる井上のチャレンジ。ここは互いに細かいミスが発覚した末、作間が激戦に勝った。なお、一部ファンの間では対決を終えた井上が背筋を伸ばすシーンについて、「瑞稀くんの乳首の位置が確認できる」「瑞稀の乳首が見えた」との指摘が上がっている(8分1秒頃)。3試合目は初登板の猪狩と、2回目でリラックスムードの高橋。猪狩は例文の「最高にエモいっしょ」を「最高にエロいっしょ」と打ち間違えたほか、修正版も「昼寝しよかな」を「昼寝しようかな」にしてしまい、高橋は勝ちを確信。偉そうな態度から一転、高橋にも不注意があったため、2人の戦いは延長線へ。こちらもそれぞれケアレスミスにより、最終的にじゃんけんで高橋が決勝戦に進んだ。

 最後は「Jr.チャンネル」に参加する5グループが含まれた文章で、半角スペースなどの挿入が重要なお題だったが、スピードで勝負をかけた高橋ではなく、慎重に読み返して送信した作間が優勝。今回も作間の手先の器用さが生かされた結果となった。ジャニーズがネット進出したとはいえ、Jr.がスマホで文字入力をする時の一部始終はなかなか貴重な映像だろう。前週の「釣り堀でお蔵入り企画か!?」動画はコメント欄にシビアな反応が相次いだものの、「早打ちしてる時、いつも以上に素のHiHi Jetsって感じで好き」「瑞稀の見てはいけないものを見てしまった……」「みんなが楽しんでて、見てる方も面白かった」「こうやってメールしてんだなぁって勝手に想像しちゃう」と、好意的な感想が目立っている。

 15日は「Snow Man【テレビ誌初連載】取材ウラに密着!!」(再生回数は公開後2日時点で26万台)。Snow Manは「ザテレビジョン」(KADOKAWA、22日発売号)での初連載が決まったといい、その撮影現場の模様をまとめた1本。彼らといえば、今年1月に宇宙Sixの目黒蓮、関西Jr.として活動した向井康二、15歳のラウールが新加入。「Jr.チャンネル」合流当初は当然ながら6人と3人の間に微妙な距離感があり、特に「【滝沢歌舞伎ZERO裏側】京都南座の舞台裏お見せします!」(3月13日配信)の回は、ぎこちないやり取りが多々見受けられた。

 阿部亮平に対し、向井が何かにつけて「許可取ったんですか?」と確認を入れる一方、渡辺翔太には甘々な一面をのぞかせる場面も。目黒&ラウールは口数が少なく、渡辺に「ラウール、しゃべろ!」と注意される一幕もあったほどだ。しかし、時間の流れとともに徐々に打ち解けたようで、特に4月配信の「カタログカルタ」企画では9人でバカ騒ぎ。そんなSnow Manの変化を見守るのがこちらの楽しみの一つにもなっているのだが、今回の動画も仲睦まじい様子が随所に表れていた。

 筆者がまず気になったのは現場入りの場面。宮舘涼太に続いて入ってきたラウールは両手に青い物体を持っており、アニメ声で「スライム~!」とアピール。顔つきやダンスパフォーマンスは大人びている割に、こうした子どもらしい言動のギャップに惹かれてしまった(意味不明で可愛い)。その後、佐久間大介は「カメラ回ってる? 許可取ってる?」と阿部に聞き、一部ファンの間で物議を醸した向井の“許可取りのくだり”を入れ込んでいた。あの動画から2ヶ月が経過するも、向井だけを悪者にしたくないという、佐久間なりの優しさを感じたのは筆者だけだろうか(批判ネタを笑いに変えていくスタイル?)。

 ヘアメイクの時間は、深澤辰哉が「俺、あんまり分け目をつけたくないんですよ。玉森(裕太)くんが、Kis-My-Ft2の。玉森くんがあんまり分け目をつけないからです。あこがれてるのは(A.B.C-Zの)河合(郁人)くんですけど、河合くんは性格とかそういうところがいい。顔は玉森くんの方がいいです(笑)」と、さりげなくこの場に不在の河合を否定し、スタッフの笑いを誘った。さらに、向井は「黒(髪)の方が仕事増える」といった生々しい事情を吐露。ラウールが「(髪を)上げた方が大人っぽいなっていうのは……」とこだわりと明かすと、背後で深澤や佐久間が再び許可問題に言及していた。

 そして、筆者が最も衝撃を受けたのが、2分39秒頃からのシーン。突如、ラウールと向井が「愛してる」「俺も愛してる」と熱烈なメッセージを伝え合い、ラウールに至っては向井の頭から首にかけてなぞるようにお触り(そんな技どこで覚えた……!?)。さらに、キス寸前まで顔を近づけた時も、この光景を岩本がチラ見、深澤は笑顔で通り過ぎるだけで、“通常運転”であることが窺えた。続いて、メンバー全員での撮影になると、ラウールがスッと向井の足の間に手を入れ、寄り添うようにピッタリ。立った状態の向井は、片手をポケットに入れながら、もう片方の手でラウールの頭に手を置いており、その“彼氏感”にドキッとさせられた。すると、ラウールは向井の股間辺りをちょんちょんとタッチ!

 すぐに向井が制止して事なきを得たが、2人がここまで密接な関係に発展していたとは……。ラウールの甘えん坊ぶり、それを受け止める向井の包容力が微笑ましい1コマだった。連載のタイトルや内容を決める打ち合わせタイムは、ちょっとした会話でよく笑う天真爛漫なラウール、なんの話にも乗っかる佐久間など、和気あいあいとした雰囲気。また、目黒が初めてアイロンを使用する撮影では、ややドヤ顔で「人生初アイロン。いいんじゃないですか? ただこれ押し付けるだけなんで。赤ちゃんでもできるんで」と、豪語(別に赤ちゃんと比べなくても……)。エンディングは「ちょっと男子うるさ~い! 今、私たちちょっとコメントやってるから!」(佐久間)「文化祭まで時間あんじゃん!」(向井)と小芝居を始め、息の合ったプレーを見せていた。

 コメント欄やTwitter上では「メンバーの『許可取ってる?』が温かい。康二くんを守ろうとしてるのが伝わってきて泣ける」「現場入りのラウールがツボ。スライム両指にはめて登場とか面白すぎる」「ラウール、触ってるところアウトじゃない?」「ラウールそこまで! 逮捕!」「ラウールって、見た目が大人っぽくてカッコいいけど、ちゃんと15歳の子どもで、お年頃なんだなって思った」と、主に佐久間やラウールの振る舞いに関する声が多数寄せられていた。
(中村チズ子)

【山田佳奈実】負けず嫌いで野心を秘めた美少女は、ダンスがお得意

【拡大画像はグラビアギャラリーでご覧いただけます。】

――今、ひそかに注目を集め始めている弱冠19歳の美しき才媛、山田佳奈実。努力を惜しまぬまっすぐな瞳に、今にも吸い込まれそう!

【山田佳奈実】負けず嫌いで野心を秘めた美少女は、ダンスがお得意の画像1
(写真/西田周平)

「私、負けず嫌いなんです」――凛とした佇まいから澄んだキレイな瞳は視線を外さず、彼女はまっすぐに言った。まだ19歳とは思えない大人びた表情で。

 女優・山田佳奈実。2歳から始めたというダンスでは、数々のコンテストで入賞を果たし、中学生の頃から雑誌モデルを中心に芸能活動をスタートさせた。2017年には映画『チア☆ダン~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~』に、翌年にはジョン・ウー監督、福山雅治主演の映画『マンハント』にダンスガール役で出演。映画やドラマはもちろん、アーティストのミュージックビデオへの出演もこなし、特技であるダンスを生かした仕事で活躍の場を広げてきた。

「ダンスはこれまで私の最大の武器でしたが、今年高校も無事に卒業できたので、本格的に女優業に取り組んでいきたいと思っています」と、抱負を述べると、彼女は笑顔でこう続ける。
「ダンスをやっていた頃に、最初はコンテストに出場することができませんでした。本当にツラくて何度も泣きましたけど……もう二度とそういう思いをしないためにも、努力は惜しみません!」

堂本剛「この仕事は向いていない」それでも芸能界で生きる理由とは?

 5月8日の横浜アリーナ公演を皮切りにENDRECHERIのツアーが始まっている堂本剛(Kinki Kids)。昨年に引き続き、今年も大型野外音楽フェス・SUMMER SONIC 2019への出演が決まるなど、充実した活動が続いている。

 堂本剛は4月10日に40歳の誕生日を迎えたばかり。不惑の年となったわけだが、今も彼の心のなかには悩みや葛藤が渦巻いているようだ。

 「音楽と人」(音楽と人)2019年6月号のインタビューで堂本剛は<向いていないと思うので、この仕事を辞めて、何か違う仕事をしながら普通に生きていこうかなって想像することはありますよ>と発言している。いまだに芸能界に生きることへの違和感が拭えていないことを明かしたうえ、このように語っていた。

<疲れているのにそれを見せず『全然疲れてません。まだまだいけます』って、コメントとして言おうと思えば言えるけど、今の自分はそういう精神がないんです。だから、〈疲れてますよ。そんな中やってるんですけどね〉っていう枕詞がついちゃうんです。40歳が不惑というのであれば、それは僕にとって『疲れてます』って、迷わず言えることでもあるのかな>

 疲れを素直に表明できるのは、まずいことではない。無理を重ねて突っ走り、倒れてしまうよりずっと良く、そのバランスを理解しあいながら働ければ、それは多くの人の生活をラクにするだろう。芸能人は大なり小なり虚像を演じることを強いられるが、そんな業界において堂本剛は、迷わず「疲れてます」と言える居場所を見つけているのだろうか。

 ただ、芸能界に生きることについて、同インタビューのなかで彼は<作られた優しさの中にいるのはすごくしんどいし、疲れる>とも語っている。それは、虚飾に彩られた「東京」自体への疲れなのかもしれない。2018年9月29日放送『SONGS』(NHK)でインタビュアーから故郷・奈良について聞かれた際に彼はこんな言葉をつぶやいていた。

<ここにずっといられるなら、ここにいたいっていう場所ですかね。僕はもう何十年と、生きづらいなと思って東京にいるんで、ここに戻ってきた方が無理もしなくていいし、余計なことも考えなくていいし、自分本来を守ってあげられるっていうか。自分のことを愛してあげられる時間が、こっちの方が増えるなぁっていう印象なんで>

堂本剛が大切にしているもの
 では、なぜそんな辛い気持ちを抱えてまで彼は東京で仕事を続けているのだろうか?

 それは、音楽と、音楽を通じて出会った人とのつながりがあるからだろう。前掲「音楽と人」で彼は、自分の人生にとって音楽がいかに大切なものなのかも語っている。

<音楽にすごく救われてますよね。音楽を通じて出会った人も多いし、めちゃめちゃ大きいですね>
<もっと単純に、仲間や家族、メンバー、オーディエンスの人たちと平和に暮らしていけたらなって思ってる。そういう思いがあるから、耳は壊れていても、音楽はやりたい。この身体で体現できる音楽を追求したい>

 40代になって初めての放送となる4月29日放送「Kinki Kidsどんなもんヤ!」(文化放送)のなかでも、彼は<本当はね、大学とか行きたかったですけど。服飾とか行きたかったんで>と人生でやり残したことを振り返りつつ、<でも、ジャニーさんが音楽やりなよってところから音楽が始まっていくという。まあ、とにもかくにも、僕の人生はほぼ音楽ということで時を刻んできたな>と、音楽に出会って、それを仕事にできたことに感謝を捧げていた。

 知っての通り、彼は2017年に左耳の突発性難聴を患い、現在でも完治はしていない。ライブでは耳栓をつけるなどして左耳への負担を下げるかたちで演奏を行っている。しかしそれは、右耳への負担を増やしてしまうことでもあるし、また、レコーディングなどの場面では思うように動いてくれない身体に悔しい感情を抱くこともあるようだ。

 それでも彼はENDRECHERIの活動を続けていく。昨年はSUMMER SONICやイナズマロックフェスといった音楽フェスに出演した。そのことで強く感じたのは、自分自身の達成感はもとより、ずっと一緒にやってきたバンドメンバーがENDRECHERIでフェスに出られたことを喜んでくれたことに対する嬉しさだったという。

 堂本剛がENDRECHERIで追求してきたファンクは、彼を「ジャニーズ事務所のアイドル」という色眼鏡で見ていた人をも巻き込みつつある。インターネットとの関わり方をはじめジャニーズ事務所の戦略には保守的な面が多くあるが、そういった側面を飛び越えてENDRECHERIの音楽が多様な価値観をもつ人に届くといい。そしてそれは、「男性アイドル」のあり方に対して新たなロールモデルを提示することにもなるだろう。

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大橋未歩「艶路線」まっしぐら! 過去に下ネタで大激怒させたタレントがいた!?

 水を得た魚のような振り切れ方には、視聴者からも惜しみない称賛が送られている。4月から『5時に夢中!』(TOKYO MX)に出演中のフリーアナウンサー・大橋未歩のことだ。

 番組では、人前で見せたくない体のパーツを聞かれると、「私、お尻は出したいくらいです。お尻だけは肌が荒れないんですよ」と“美尻”をアピール。下着の選び方を問われれば、「相手が好きなものを身につけたいから、“どんなのが好き?”と聞きます」と言い、夫が好むボクサーパンツを着用しているとのこと。直近では艶系ビデオの画質について「粗いほうがいい」と通すぎる好みまで披露している。

 テレビ東京アナ時代から、H発言は枚挙に暇がなかった大橋だが、そんな下ネタ好きが悪い方に触れてしまい、過去にはあるタレントを怒らせたことがあるという。制作会社ディレクターが明かす。

「テレ東時代、ある番組にゲスト出演したダンカンのことを『ダンコンさんで~す』と誤って紹介。それが思わす下ネタになってしまったことから謝るどころか爆笑してごまかしたのです。この態度にはさすがにダンカンも切れて、番組収録後にスタッフを座らせて烈火のごとく怒った。もっとも、当の大橋は反省するどころか、このネタをいろいろな場所で話していました」

 あれから場数をこなしてきた大橋。下ネタの中にも礼儀ありを今はしっかり学んでいることだろう。

母を置いて仕事に行くのは“虐待”? 仕事とダブルで追い詰められ……【老いてゆく親と向き合う】

“「ヨロヨロ」と生き、「ドタリ」と倒れ、誰かの世話になって生き続ける”
――『百まで生きる覚悟』春日キスヨ(光文社)

 そんな「ヨロヨロ・ドタリ」期を迎えた老親と、家族はどう向き合っていくのか考えるシリーズ。親を介護する子どもの年齢は幅広い。リタイアした60代もいれば、働き盛りの40~50代ということもある。後者の場合、介護と仕事をどう両立するかは大きな課題となる。

 前回紹介した福田涼子さん(仮名・48)もフルタイムで仕事をしながら母親の介護をしていた。

 認知症の母親に暴言を浴びせ続けられた父親が倒れ入院、退院後は有料老人ホームに入ったため、一人で暮らすようになった母親の介護は福田さんと兄がするしかない。二人は交代で毎日実家に通った。

「仕事帰りに実家に寄って、晩ご飯をつくって母と食べ、朝昼食用に簡単に食べられそうなものをつくって冷蔵庫に入れておきました。失禁で汚れた下着や寝具も大量に放置してあるので、洗濯も大変でした。お風呂にも入っていないので、部屋の中は異臭が充満しています。しかもその間、母はずっと私や兄を攻撃し続けているんです」

 福田さんの介護が大変になった原因は、母親が半日型デイサービスに行く以外、介護サービスをすべて拒否していたことにあった。それだけではない。頻繁に失禁していたがオムツも、入浴も拒否。福田さんが朝昼食用につくり置いていった食事にも手を付けなかったという。

母を置いて仕事に行くのは虐待?

 福田さんには、忘れられない言葉がある。母の介護で疲弊していた福田さんと兄に、ケアマネジャーがこう言ったのだという。

「あなたたちがやっていることは、虐待なんですよ!」

「すべてを拒否している認知症で一人暮らしの母親を放置して、仕事に行っている私たちが悪いんだというんです……」

 ケアマネジャーの言葉は、その職業による正義感から発せられたのかもしれない。しかし、毎日必死に介護を続ける福田さんをひどく傷つけるものだった。

「思わず泣いてしまいました。私が仕事を辞めて介護に専念しなさいということですよね。それができれば苦労はしません。夫は転職したばかりで給料も安いし、私も非正規雇用なので、とても食べていけません。それに、辞めたら次の仕事を探すのは年齢的にもう難しいでしょう」

 福田さんは、ケアマネジャーに強い不信感を持った。しかし、兄の反応は違ったという。

「兄は、ケアマネジャーがそうまで言うのなら、それが真実かもしれないと言っていました。だから、ケアマネジャーを代える必要はないというんです」

 福田さんはそもそもケアマネジャーを代えることができることさえ知らなかったという。そのケアマネジャーも、地域包括支援センターから「お宅の担当はこの人」と指名されていたため、「そういうものだ」と思い込んでいたのだ。

 福田さんは母親からも責められていた。「お前は仕事に行って楽をしている」と。常にそばで世話をやくことのできない娘に苛立っていたのかもしれない。女は家にいて家庭を守るものという観念の強かった母親だから、その言葉も当然だろうと福田さんは反論する気も起きなかった。

 もっとも、福田さんにとっては仕事をすることで四六時中母親と顔を突き合わせずに済むというメリットがあったのは確かだ。そうでなければ、母親の度重なる暴言で倒れてしまった父親のように、ウツになるほど追い詰められていた可能性も十分あっただろう。

 その反面、仕事と介護の両立も母親が言うほど楽なことではない。介護離職が大きな社会問題となっている時代だ。福田さんも例外ではなかった。

 実家に通って洗濯や食事づくりをし、自宅に帰るころには深夜になっていた。夫は「自分は好きなものを食べておくからいいよ」と言ってくれていたとはいえ、自宅の家事もある。数時間寝られればいい、という状態が続いていた。

「でも身体的な疲れはなんとか乗り切れます。極限だったのは精神状態。職場でも余裕がなく、同僚がランチ時に他愛ない話題で盛り上がっていても、その輪の中に入ることができません。私にはテレビを見る時間も余裕もなくて、見ているのは母の汚れ物くらい。何をしても気持ちが晴れることはありませんでした」

ホームに入っているから介護休暇を取る必要はない?

 会社は、福田さんが介護をしていることに理解がなかったわけではなかった。父親が入院したときに5日間介護休暇を取得したが、上司は快く許可してくれたという。

「ただ、あまり長くは休みづらい雰囲気がありました。私はほぼ独立した仕事をしているので、休んでも同僚に影響はないのですが、同僚は腫れ物に触るような感じで、介護のことには触れてきませんでした」

 今は両親ともに有料老人ホームに入り、福田さんは一時期の“介護地獄”の状態を脱することができた。ところが、いまだに社内では窮屈な思いをしているという。

「先日、今年分の介護休暇を申請しようとしたところ、上司から『ご両親はもうホームに入っているのに、なぜ休暇を取る必要があるんですか?』と言われて取得を認めてもらえなかったんです。本来、介護休暇は毎年取得できるはずです。でも上司からこう言われてしまうと反論してまで取得するのはためらわれます。これからは、有給を取りながら対応していくしかないですね」

 福田さんはすっかりあきらめているが、親が施設に入ったからといって、上司が「もう介護休暇は必要ない」と断定するのはおかしなことだ。

「うちの場合、母親が同じホームに入ったことで、また母親からの暴言を受けることになりました。憔悴した父から『助けてコール』が入ると、実家に一時避難させたり、気晴らしに食事に連れて行ったりする必要があるんです。精神的にダメージを受けている父に寄り添ってあげたいし、定期的な通院の付き添いもホームから家族が同行してほしいと言われています。うちの会社では、介護休暇の積み立て制度のようなものも新たに設けられました。取りきれなくて消滅する前年度の有給を介護用として積み立てるという制度らしいのですが、これも今のところ絵に描いた餅です」

 親がホームに入ったからといって、介護が終わったわけではない。福田さんは「その時々で問題は変化するし、なくならない」と感じている。

 制度がいくら充実していても、使えなければ制度がないのと同じ――福田さんの言葉にうなずく人は少なくないはずだ。

坂口鈴香(さかぐち・すずか)
終の棲家や高齢の親と家族の関係などに関する記事を中心に執筆する“終末ライター”。訪問した施設は100か所以上。 20年ほど前に親を呼び寄せ、母を見送った経験から、 人生の終末期や家族の思いなどについて探求している。 

【老いゆく親と向き合う】シリーズ
・父の遺産は1円ももらっていないのに――仲睦まじい姉妹の本音
明るく聡明な母で尊敬していたが――「せん妄」で知った母の本心
認知症の母は壊れてなんかいない。本質があらわになっただけ

【介護をめぐる親子・家族模様】シリーズ

 

「ヴィーガンを強制しているわけではない」動物はごはんじゃないデモ行進の代表に真意を聞く!

 「動物はごはんじゃない」――そんな言葉が、いまネットを中心に注目を浴びている。これは、「動物への非倫理的扱いをなくし、動物が動物らしくある権利と尊厳を守る活動を行う」NPO法人・アニマルライツセンターが、6月1日に東京・渋谷で行うデモ行進の名称であり、食肉の生活を送る人たちは、この言葉に大きな衝撃を受けるとともに反発心を見せているようだ。

 動物由来のものを一切口にしない厳格なベジタリアン「ヴィーガン」の思想を押し付けられているように感じた人が多かったようで、「ヴィーガンになりたい人はなればいいが、なぜ強制するのか」「食べる食べないは自由」と怒りを滲ませながら疑問を投げかける声や、「肉を食べないなんて体に悪い」と健康面からヴィーガンに反対する声、はたまた「自分は一生肉を食べ続ける」といった宣言まで飛び出す事態に。

 さらに、アニマルライツセンターをはじめ、動物の権利保護を訴える人たちが、「動物虐待」の写真を大々的に使って活動を行っていることに対し、「気分が悪くなる」「不快」「街の人たちに、配慮が足りないのではないか」と訴える者もいる。「動物虐待」の写真で、動物の権利と尊厳を守ろうと訴えることにより、逆に反感を買っているような印象もあるが、なぜこうした運動を続けるのか――今回、その意図を、アニマルライツセンターの代表理事・岡田千尋氏にお聞きした。

反発の声は「とてもよくわかります」

――「動物はごはんじゃないデモ行進」が話題を集めていますが、一部で「ヴィーガンになることを強制するな」などといった声が出ています。

岡田千尋氏(以下、岡田) 実はアニマルライツセンターは、ヴィーガンになることを強制しているわけではなく、同会の理事の中には、健康上の理由から「放牧の卵は食べる」という人もいます。また、以前理事だった方にも、「日本人には古来の日本食が一番合っている」という考えから、天然のお魚を少しだけいただき、しかし卵や乳製品、肉は、動物にとって残酷だから食べないという人がいました。一方で私は、一切動物性のものは口にしません。各自のライフスタイルがどうであれ、動物たちにとって少しでもいい環境を作りたい、犠牲を減らしていきたいという行動さえできれば、「私たちと同じ気持ちを持っている人」なのだと思っています。

――動物由来のものは一切口にしてはいけないという教えがあり、それを広める活動をしているのだと思っていました。

岡田 私たちは、日本の畜産の現状などを、なるべく国内にある農場内の写真を使い、「自分たちが動物に対してどういうことをしているのか」「自分たちはどういうものを食べているのか」を、深く知ってもらいたいと思って活動をしています。皆さん、ショックを受けると思うのですが、そこで自分のライフスタイルを「どう判断するか」は、その人自身。強制する権限はありません。ただ「知ってください」という思いなんです。

――運動に対する反発の声をどのように受け止めていますか。

岡田 普段、何の疑いもなく食べてきたものに対して、「現実はすごく残酷なんだよ」と言われると、自分たちの食生活を否定されたような気持ちになると思うので、「なんで今、そんなことを指摘されなきゃいけないの?」といった反発を招いてしまうことは、とてもよくわかります。ただ、そういった反応をきっかけとして、次のステップにつながることも多いのです。また1か10かだけでなく、動物たちの苦しみを減らすための、いろんな解決策を示しています。例えば「アニマルウェルフェア(動物福祉)」に配慮した飼育への転換などです。私も昔は、何も知らないまま動物を食べていたのですが、現実を知ってとてもショックを受け、「どうして今まで知らせてくれなかったの?」と思い、動物を食べていたことを強く後悔しました。そういった気づきを人々に与えたいと思っています。

――残酷な写真を用いることで、むしろ反感を買っている気もするのですが、その意図を教えてください。

岡田 先ほどもお話した通り、私たちが使っている写真は、独自に調査したり、農場の内部の方からいただいた近年の日本の写真で、特に「日本のもの」を見せることにこだわっています。19年前に私が活動を始めた頃は、日本の写真ではなく、海外の写真が主に使われていたため、どこか私自身「日本人は、動物に対してそんなひどいことしないんじゃないかな?」と感じていたんですね。しかし、実際に現場を見てみると、そんなことはなかった。

 例えば、肉用の子豚を産まされる母豚が妊娠ストール(妊娠期間中に単頭飼育される個別の狭い檻)に拘束されていたり、動物が日常的に人から蹴られているというのも目の当たりにしました。かつての私がそうだったように、現実を知らばければ、人は「いいようにしか解釈しない」んです。動物は人間の言葉を発することはできませんし、外に出てきて声を上げることもできません。こうした「弱者」の「見えないところ」の犠牲は、いくらでもいいように解釈できてしまう。だから、「日本」の「写真や動画」を見せることにこだわっているんです。真実を知らなければ、それに対する解決策も生まれないと思います。日本は特に「臭いものには蓋」の傾向が強いので、写真に衝撃を受け、「なぜ残酷な写真を見せられなければいけないのか」と怒りを覚えた人がいても、無視されるよりはいいと感じています。

――例えば、「ヴィーガンはオシャレ、健康的、おいしい」など、ポジティブな発信方法もありますよね。

岡田 ヴィーガンの「楽しそうな側面」は、ただ一過性のブームで、「飽きたら次にいく」みたいな感じになってしまうのではないでしょうか。能動的な行動を起こすためには、やはり「現実を知って問題意識を持つこと」が重要だと感じています。今のような活動をする中でも、アニマルライツセンターの会員になってくださる方はいます。同会は、1987年に発足し、かつては犬や猫の問題を中心に取り組み、主に相談業務を行っていたそうなのですが、私が代表を引き継ぎ、犬や猫のシェルター事業を辞めて啓発活動のみにしたときは、寄付の金額は下がりました。ただその後、毛皮問題や畜産動物の問題に取り組み始めて、少しずつ寄付金額は回復していっています。活動自体は大きくなっていると感じていますね。

――先ほど、例に挙がった豚の妊娠ストール問題に関しては、どうなることが理想だと感じていますか。

岡田 妊娠ストールから解放してあげて、豚たちが相互に遊んだり、「綺麗好き」という元来の習性を発揮できるなど、豚が「正しい扱いを受ける」ことです。そういったところが見られると、やっぱり私たちも安心しますよね。「アニマルウェルフェア」は、動物の福祉を考えるものですが、実は畜産農家のためでもあると思っています。採卵養鶏業で使用される鶏の飼育方法「バタリーケージ」は、ワイヤーでできたケージを連ねて、その中に、鶏たちをほとんど身動きが取れないくらいぎゅうぎゅうに詰めるんです。バタリーケージの中は臭いがすごくて、鶏たちの悲鳴や爪で網を「カチャカチャ」と踏む音が鳴り響いているような状況で、従業員はそこで死体を取り除いていく作業をしたり、異常がないかを1日に何回か確認したりする仕事をしています。従業員も、そういったところで長くは働きたくないと思うんですよね。一方で、「アニマルウェルフェア」に配慮した放牧飼育のところは、農家の方自身も、癒やされる空間になりますし、大きなメリットだと感じます。

 また、放牧で飼育してると、動物に使う抗菌薬(抗生物質)やワクチンの投与量も大分抑えられますので、私たち“食べる側”にもメリットがあります。というのも、抗菌薬を投与された動物には薬剤耐性菌が発生するのですが、食や環境を通して人間に耐性菌が伝播し、抗生物質が効かなくなる……といった問題が出てくるんです。こうした背景もあって、国際獣疫事務局(OIE)も「アニマルウェルフェア」の考え方を踏まえた飼養管理の普及を進めています。

――「ヴィーガンを強制をする団体」という世間のイメージと、実際の活動内容にギャップが生じているように思います。

岡田 そうですね。ただやっぱり、皆さんに「行動はしてほしい」という気持ちはあります。例えば、いつも食べている卵を少し減らして、ケージ飼いではなく平飼いの卵を買ってみるとか、東京都庁や内閣府の食堂でも実施されている「ミートフリーマンデー」のように、週に一度は動物や健康のことを考えて肉を減らしてみるとか。私たちは一人の厳格なヴィーガンを作りたいわけではなく、一人でも多くの人がちょっとずつでも動物のことを考えたり、行動を起こすことで、そうすれば、社会は変わっていくのではないかなと思っています。

【マンガ】婦人科の診察で「あり得ない発言」!? こんな医者は絶対ムリ!【第67回】

「生理痛なんて、みんな一緒!」

1カ月ごとにやってくる、尋常じゃない腹痛・寒気・吐き気……。
周囲の言葉を信じて10数年も耐え続けた「生理痛」、医者にかかってみたらビョーキと診断されちゃった!?

30歳から治療を開始した「月経困難症」との向き合い方をつづる、日常闘病コミックエッセイ。

できるんですか!?

――「私の生理、病名がつきました。」は、今週より日曜のみの更新になります。今後ともお楽しみに!

 

<著者プロフィール>

まお

月経困難症。体験した事や思った事を4コマ漫画にしています。自分の体、大切な人の体を考える事や、行動する事のきっかけになればうれしいです。ポジティブに生きてるオタク。



<バックナンバーはこちら>

第1回~第10回まとめ読み……私の生理、ビョーキでした!?
第11回~第20回まとめ読み……ピル服用、7カ月の間に起きたこと
第21回~第30回まとめ読み……ピル服用で「不正出血」が止まらない!?
第31回~第40回まとめ読み……「生理を知らない成人男性」って実在したの!?
第41回~第50回まとめ読み……卵巣に「のう腫」が見つかったらどうする?

【第51回】新しい職場で大寝坊!
【第52回】30代で更年期障害!?
【第53回】ピル由来と思しき「新たな症状」
【第54回】3度めの「低容量ピル」
【第55回】「不正出血」が起きたワケ
【第56回】ピルを飲むと太るって本当?
【第57回】「ピル太り」実録レポート!
【第58回】ピル太りに効いたダイエット方法
【第59回】自己管理できない人、じゃない!
【第60回】初めて知った「太った人」の辛さ
【第61回】「心無い言葉」への対処法
【第62回】引越し先、選ぶ基準は○○への距離!
【第63回】半年間で「卵巣のう腫」はどうなった?
【第64回】ピル処方、4度目の転院! 
【第65回】はじめての院外処方
【第66回】超・低容量ピルの結果は

『あなたの番です』秋元康ふざけすぎ!? ホラーから一転、袴田吉彦が自身をディスるギャグ回に

 5月12日に放送された『あなたの番です』(日本テレビ系)の第5話。

 502号室でバースデーケーキを囲んで殺されている赤池美里(峯村リエ)と吾朗(徳井優)を見つけた手塚菜奈(原田知世)と翔太(田中圭)たち。ケーキの上には「赤池美里」と書かれたプレートが乗っていた。

 マンション周辺で続く死に不安を感じ、「引っ越そうか」と言いだす翔太。菜奈は自分が交換殺人ゲームで名前を書いた人物の安否を気にして「引っ越しは最後の手段にとっておこう」と返答する。

 その後、臨時の住民会が開かれ、菜奈は交換殺人ゲームのことを警察に話すべきだと提案。しかし「殺人教唆に問われるかもしれない」「子どもがいじめられるかもしれない」「マンションの資産価値が下落する」といった理由で、住民たちは反対した。さらに菜奈は、住民会の後に浮田啓輔(田中要次)から「ゲームで『赤池美里』の名前を書いた」と告白された。

 一方、翔太は交換殺人ゲームのことを黙っていた菜奈の苦悩を想像し、どうしたら彼女を助けてあげられるかと思案。しかし、ある夜、翔太は菜奈がこっそり細川朝男(野間口徹)と会っているところを目撃してしまう。翌朝、翔太は菜奈に何も言わずに出勤し、ジムにやってきた朝男と顔を合わせた。

 その頃、菜奈は久住譲(袴田吉彦)から“殺したい人”として俳優の「袴田吉彦」の名を書いたと告げられていた。まさか、袴田吉彦を殺しに行く人間がいるとは思えないと言う久住。しかしその頃、袴田吉彦は撮影現場で、覆面をかぶった3人組の襲撃を受け殺されていた。何も知らない久住は「もうこのゲームから抜けたい」と、自分が引いた紙を菜奈に見せた。そこには「細川朝男」と書かれていた。

 第5話は、ストーリーの速度が停滞していた印象。あまりドラスティックなことは起きなかった。目についた進展(伏線の回収)といえば、殺された美里が浮田と口を利かなくなった理由、そして、久住がマスクとサングラスを着用して外出する理由が明かされたことくらいである。

 今回は、特に後者のほうに触れなければならない。菜奈の前に現れた久住は、いきなりすごいことを口にした。

「俳優の袴田吉彦って知ってます? 僕、よく似てるって言われるんですよ」

 攻めたセリフを口にする袴田。どんな気持ちで彼は演技しているのだろう?

「昔から似てるって言われるんですけど、悪口として言われるんですよ」

「最近だと『ポイントカード』って呼ばれたり……」

 自分自身をディスる袴田。久住はよく道でサイン求められ、「違います」と断ると舌打ちされることもあるという。だから、彼はマスクにサングラスを着けて外出していたのだ。

「それで紙に書いたんです。殺したい人、袴田吉彦って。袴田死ねばいいと思って」

 久住にとってすれば、アパホテルの一件で袴田に堪忍袋の緒が切れてしまったようだ。彼は口にした。「まさかここの住人で、袴田吉彦殺しに行く人なんていないでしょ?」。

 このセリフから、場面は転換。唐突に、時代劇の撮影に臨む袴田吉彦が現れた。いわば、一人二役だ。撮影の合間、立ちションしているときに謎の3人組襲われ、袴田は撲殺された。赤池夫婦が殺害された前回のホラー展開から、第5話はいきなりのギャグ回である。振り幅が大きすぎだ。秋元康、ふざけすぎだと思う。

 こうして、これからこのドラマは袴田吉彦が死んだ世界を描いていく。ちなみに、ホームページの次回予告を読むと、こんなことが書いてあった。

「俳優の袴田吉彦が殺害され、久住(袴田吉彦)は責任を感じていた」

 なんだ、このおもしろ設定は。

 黒島沙和(西野七瀬)は、「織田信長」の名前が書かれた紙を引いたと明かしていた。袴田が時代劇の撮影に臨んでいたことから「一気に袴田と信長を殺したことになるのでは?」という説がネットでは流布されているが、袴田が持っていた台本を確認すると、彼は信長ではなく坂本龍馬を演じていたようである。だから、今回殺されたのは袴田1人だけだ。

 このドラマ、開始40~50分辺りまでは伏線を提示し続け、ラスト5~10分のタイミングで誰かが死ぬというフォーマットを毎回お決まりのように敷いている。袴田吉彦はこのフォーマットの犠牲者というわけだ。

 またしても、菜奈が不可解な行動を取っている。夜中に1人で起き、自宅前に来た朝男と彼女は親密に会話していたのだ。4話では朝男を少し避けている感じだったのに、この日の菜奈は朝男に笑顔を見せていた。しかも、このときの彼女は翔太とセックスをした直後なのだ。

 いつも、菜奈からは翔太への愛があまり感じられない。安定してセックスに乗り気ではないし、翔太が夫婦間の交換日記を提案してもよくわからない理由で拒否をした。

 今回、菜奈は交換殺人ゲームについて黙っていたことを翔太に謝罪した。同時に、彼女は両手の指を組んでいた。これは、菜奈がウソをつくときにする癖である。

 怪しすぎる菜奈と、がぜん気になる存在になった久住。今夜放送の第6話は、この2人に注目したい。

(文=寺西ジャジューカ)

「Domani」豊洲タワマンママ登場! 「子どものトートバッグ」でママ友選ぶ、恐るべき“価値観”

 ワーキングマザー向けに大リニューアルされた「Domani」(小学館)。リニューアル後第3弾となる6・7月号の表紙からは、前号まで猛プッシュされていた新キャッチフレーズ「脱ママ! 脱モテ! 脱真面目!」が消えました。

 特集も、前々号は「ママと呼ばないで」、前号は「“かっこいいオカン”になろう!」だったのが、今号では「スニーカーの日 NOTスニーカーの日」に。一気に「イケ★ママ」(「Domani」の提唱するイケてるワーママのこと)臭を脱臭してきました。しかしご安心ください。中身の方は、相変わらずぶっ飛んでいます。早速、見ていきましょう。

<トピックス>
◎高島彩の「ママ時間」「ノーママ時間」
◎アグネス・チャンさんの言葉
◎実録!? 東京23区・働く母の生態ファイル『江東区の女』

小保方さんを感じさせる高島彩

 気になるところが多すぎる「Domani」の連載エッセイ陣。どんな連載なのか、それぞれご紹介していきたいと思います。

 まずは、高島彩のエッセイ「高島彩の『ママ時間』『ノーママ時間』」。毎号、どことなく人の心をぞわりとさせる文章が気になっているのですが……。今号は、自分の顔のパーツが数年前と比べて「1センチくらい落下しているではないですか!」という嘆きから始まり、締めくくりは「人目もはばからず草むらでゴロゴロしていたら飛行機雲が一筋。あ、こんな空の見方もあったのね。たまには大きく手足を広げて空を仰ぐ時間もお母さんには必要なのかも」。

 個人的にはこの一部分だけで、何となく、小保方晴子さんのエッセイ『小保方晴子日記』(中央公論新社)を読んだときと同じぞわぞわを感じてしまったのですが、理由はわからぬまま。この謎は、今後解明していきたいと思います。

 次は、美容家・神崎恵の連載「神崎恵・人生訓」。夕食の時間が違う息子3人と夫のため、「唐揚げ、親子丼、パスタ、うどんを1時間おき」で作るような忙しさだそうですが、「疲れた顔と心で料理しないよう気をつけています」とのことで、キッチンに立つとき専用のチーク、リップ、ピアスをつけて臨むそう。「できたてごはんが言葉の代わり。料理は私の愛情表現」という大正論をキメられては、ぐうの音も出ません。

 しかし、これを読んで「よしっ、私も頑張るぞ!」と思える素直な読者はどれほどいるのでしょうか。少なくとも筆者は一旦、そっと「Domani」を閉じました。

 最後は、リニューアル前から続くKinKi Kids・堂本剛の人気連載「堂本剛のなら(ず)もん」。今回は、最近ハマっているというホットケーキがテーマ。本人のアイデアで「ホットケーキ配色のコーデ」をテーマに撮影することになったそうで、ホットケーキふうのミニ剛が、いちごやブルーベリーとともに、皿に載ったカットが掲載されています。非常にシュールで、一度見たら忘れられない写真です。

 以上のように、細かな部分でも読者を飽きさせないのが「Domani」なのです。

 タイトルも前書きもなく突如として現れる、白黒オンリー、縦書き二段組みの、ファッション誌とは思えない異様なページ。言葉を失いつつも、「これは一体何のページなのか」と読んでみると、「イケ★ママ」から寄せられた子育ての悩みに、誰かが答えている……という内容のページでした。

 しかし回答者が誰なのかということには触れられないまま、6ページにわたってその白黒縦書きページは続きます。恐る恐る読み進めると、最後のページ左下に小さく、このような記載がありました。

【答えてくれた人 アグネス・チャンさん】

 ……ここ数年で最も鳥肌が立ちました。まるでホラーです。え……? なんで私、アグネス・チャンの子育て論を読まされていたの?? とキツネにつままれた気分でした。

 どうやら、「Domani」と同じ小学館から、アグネスが書籍『未知に勝つ子育て:AI時代への準備』を出版したそうで、そのPRだったようです。児童心理学を学んだアグネスは、スタンフォード大学で教育博士号を取得し、息子3人も同大学に入学させたことで、近年では教育ママ売りしていることは、今回初めて知りました。

 その回答内容も賛否を呼びそうでしたので、気になる方はぜひお読みください。立ち読みでペラペラとめくるだけでも、あのホラーテイストなページはすぐに見つけられるはずです。

豊洲ママは持ち物で選別される

 注目の連載読み物「実録!? 東京23区・働く母の生態ファイル」。千代田区ママ編、港区ママ編ときて、次は江東区編です。江東区といっても予想通り、今回取り上げられているのは豊洲のタワーマンションエリアのみ。

 亀戸も大島も森下も清澄白河も南砂町も、ほかはぜーんぶ切り捨てられ、「高層階だと、まるで天上にいるみたいですよ」「天気がわからないんです。下に降りて初めて、今、雨なのか! と傘を取りに戻ることが多いですね」など、タワマン在住の「イケ★ママ」あるあるが羅列されています。

 子どもが多いエリアだそうで、「豊洲は子育ての街。こんなに育てやすい街、ほかにあるのかな」という意見もあり、そうなんだ~と信じそうになったのも束の間、「保育園、習いごと、学童がキャパオーバー」「水泳教室の土曜クラスは3年待ち」と書かれていて、それのどこが育てやすいんじゃいと一人つっこみました。

 また、ママ友に声を掛けたきっかけを質問された人が、「〇さんのお子さんが、沖縄の某ホテルのトートバッグを持っていて。それは、そのホテルに泊まってキッズプログラムに参加した人だけもらえるバッグで、うちも同じのを持ってたんです。(中略)生活レベルっていうか、価値観が同じかなあと思って」と回答しているのを読んだとき、「価値観」って便利な言葉だなと思うとともに、絶対に豊洲には住まないと誓いました。「豊洲への不満点は?」という質問に「カブトムシがいない」と答えた人がいたことは、ちょっと面白かったですが……。

 隔月刊なのがもったいないほど読み応えある「Domani」、次号も楽しみにしています。
(島本有紀子)

元女囚が語る「経産省キャリア官僚」が覚醒剤にハマったワケ――エリートは“いいお客さん”?

 覚醒剤の使用や密売などで逮捕起訴され、通算12年を塀の中で過ごした後、その経験を基にさまざまな活動を続ける中野瑠美さんが、女子刑務所の実態を語る「知られざる女子刑務所ライフ」シリーズ。

■マダム雑誌「STORY」から取材を受けました

 サイゾーウーマン編集部のご厚意で好き勝手なことを書かせていただき、それが本になってもいるんですが、さらに本を読んでくださった方から、取材のオファーもいただいております。本当にありがたいことです。
 岩波新書も想定外でしたが、先日は、なんとマダム雑誌「STORY」(光文社)の取材をいただいてしまいました! カメラさんからポーズの指導まで受けてしまい、なんかもう「アタシって、女優?」みたいに舞い上がりましたが、もちろんテーマは「依存症」……。まあワタシ自身が「元依存症」ですから、しゃあないといえばしゃあないですね(笑)。発売になったら、ご案内しますね。

■エリートほどクスリや酒におぼれやすい?

 依存症は、最終的には自分で治すしかないんですが、経済産業省の若手職員さんが覚せい剤取締法違反(密輸、使用)で逮捕(パク)られましたね。パクられたNさんは、経産省の中でもエリートやそうです。

 話はそれますが、酒に酔って「北方領土を取り戻すのには戦争」とか言って大問題になった元日本維新の会の議員は私の地元出身なんですが、これまた経産省出身やそうです。東大出のイケメンなのに……。経産省にはポン中と酒乱しかいてないんかい……とは言いませんが、これからはこういう犯罪も増える気がします。

 なぜなら、エリートさんのほうがシャブや飲みすぎをやめられない気がするからです。今までもめくれて(発覚して)ないだけかもしれません。私がバイ(密売)してた時も、エリートやセレブは多かったですよ。出世とか名声とか「守らなアカンもの」が多くて、ストレスがハンパないのでしょうね。

 Nさんも、シャブに手を出した理由として「仕事のストレス」を挙げていました。残業もめっちゃ多いらしいですしね。ネットを見ていると、「エリートなのにシャブに手を出すなんて……」という声が多いようですが、むしろエリートやから、ストレスすごすぎで「イッパツやりたなる」のとちゃいますかね。そもそもシャブも高いですから、お金持ちでないと買えませんし。それに、こういう人たちは口がめっちゃカタイので、売人にとっては、とてもいいお客さんなのです。

 Nさんは初犯ですから、今回は執行猶予がつくでしょうが、お役所はクビですし、これからが心配ですね。

 そもそも罪としては、そんなに重くない気もします。雑誌のとじ込み付録に約20グラム、末端価格120万円相当がコッソリ封入されてたそうです。お値段は売人にもよりますが、1回の使用量はだいたい0.03グラムなんで、66回分くらいですね。朝昼晩と打って1カ月分弱といったところです。Nさんはオフィスのトイレや会議室でもつこてたそうで、1日5回で2週間分くらいかもしれませんね。

 報道では、「量が多い! 密売の可能性も!」としているところもありましたが、それは微妙です。エリートさんはお金には困ってないでしょうから、バイしてヘタうつよりも「自分だけで楽しめる量」かなと。ちなみにNさんは、お仕事が忙しいせいか、うつ病になって精神科に通い、処方された向精神薬が効かなくなって、シャブに移行したそうです。

 これはまあ、ありがちなんですが、最初は路上で買うてたのに、海外のネット通販で買ってビットコインで決済されたというのは、「さすがエリートやな」と思いました。私が現役の頃もネット通販はなくはなかったですが、なんかスマートすぎますよね。これからは、こういう売り方が主流になるんでしょうね。

 もちろん街角のアブないオッサンから買うのはやめたほうがええですが、もともと違法なんですから、アブないもスマートも何もありません。とにかく、お仕事がどんなにツラくても、シャブは「ダメ。ゼッタイ。」ですよ。

中野瑠美(なかの・るみ)
1972年大阪・堺市生まれ。特技は料理。趣味はジェットスキーとゴルフ。『ダウンタウンなう』(フジテレビ系)や『新・情報7daysニュースキャスター』(TBS系)などへの出演でも注目を集める。経営するラウンジ「祭(まつり)」

※この連載が本になりました!
女子刑務所ライフ!』(イースト・プレス)発売中です。