『名探偵コナンと平成』著者・さやわか氏インタビュー!“平成の写し鏡”としての『名探偵コナン』

――今年4月、「『名探偵コナン』を読み解くと、平成の日本人の姿が見いだせる」と掲げた新書『名探偵コナンと平成』が刊行された。明日公開の記事にも登場してもらう同書の著者であるさやわか氏に『名探偵コナン』が表象する時代性について、話を聞いた。

『名探偵コナンと平成』著者・さやわか氏インタビュー!平成の写し鏡としての『名探偵コナン』の画像1
『名探偵コナンと平成』(コアマガジン/さやわか)

 サブカルチャーを通じた時代批評には、『サザエさんの〈昭和〉』(柏書房)という優れた先行事例があります。では、「平成史を語れる作品は何か?」と考えたときにたどり着いたのが『名探偵コナン』でした。というのも、『名探偵コナン』は第1話で「これは平成の話である」と明示しており、その点でも特殊な作品といえます。この事実はネット上でツッコミ要素としてしか扱われませんが、むしろその意味をとらえ直すことこそが批評の役割です。

 また、近年の劇場版『名探偵コナン』はパッチワークのようないびつな作品になっています。もはや人が死ぬ必然性もないのに殺人事件が起こり、謎解きパートでは海外ドラマ『シャーロック』を意識したような先進的な映像演出を使い、劇場版お決まりの寸劇や派手なアクションシーンを必ず盛り込むような作劇をしている。ハリウッド的作品とはまったく構造が異なっているにもかかわらず、本作がヒットして日本のエンタメ業界の中心になっているというのは、非常に興味深いです。

 そこで改めて『名探偵コナン』を見返してみると、社会反映論としてキレイに読み取れる作品であることに気づきました。

 例えば連載当初、主人公のコナンはヒロインに対して「女の子だから守らなきゃ」と言います。それは非常にパターナリズム的で、現代ではジェンダー的観点からの批判につながります。しかし、近年ではむしろヒロインが主人公を守るほど強い女性として描かれるようになっていく。また、巻数を経て登場した女性人気の高い安室透というキャラは、普通に家事をこなす男性として描写されます。このように『名探偵コナン』は連載を続けていく中で、自然と時代性を反映し、読者もそれを支持するようになっていきます。

 青山剛昌さんは自身の強みを「ラブコメ」と語っているように、物語の趨勢よりも人間ドラマを描きたいという作家です。そして、ラブコメや人間ドラマを描くのであれば、必然的に男女の性差や個々の人間性の違いを扱うことになります。それが、期せずして現在のダイバーシティを重視する社会の風潮を反映する形になっている。

実は初めて読んだ『復讐するは我にあり』

 物書きとして自分を律するために読むのは、最近古典ばかりである。

 古典といっても別に『万葉集』を読んでいるわけじゃない。ノンフィクションの古典である。ノンフィクションだとかルポルタージュと呼ばれるジャンルの作品を立て続けに書こうと悪戦苦闘はしているけれども、これはなかなか苦しい作業である。ひとつのことを取材しても解釈はさまざま、アウトプットの方法は無限。ああ、それに取材の時のスタンスもいろいろとある。

 筆者は、四十を回ったけど、いまだ顔つきが年齢に追いついている気がしない。なので取材に出かける時は、服装からしても工夫をしないと取材相手に対峙するには精神性に欠ける。

 そりゃ、高名な○○先生の活動とか作品を絶賛し、応援するだけで面白おかしく書いてみたり、文字通りの「御用」をするならそれでも構わない。そっちのほうが「自分は○○先生と仲良しなんだぜ」と狭い界隈でヘゲモニーを握って、矮小な自尊心くらいは満たせるかもしれないけれど、そんなことをしたいわけじゃないからねえ。

 と、平成の終わりに読んでいたのは佐木隆三の実際の連続殺人事件を題材にしたノンフィクション小説『復讐するは我にあり』(講談社)。これ、映画はすごかった。いや、映画を見直したので、そういや原作本は読んだことがなかったなと取り寄せたのだ。

 映画のほうは緒形拳と三國連太郎の鬼気迫る演技。そして、倍賞美津子と小川真由美のエロスが光る。その原作は映画に比べると意外にあっさりしている。

 ひたすら淡々と、連続殺人犯である榎津の犯罪を時系列で追い、そこに絡む人々の人間模様を描いていく。映画を先に観ると、綴られる時系列の動向は印象が薄い。でも、それが構成の妙技。ひとつひとつの人間模様が絡み合っていくうちに次第に味を濃くしていくのだ。いわば、ページをめくるごとに味が煮詰まって濃くなっていく感じ。

 一見、ひとつひとつの出来事がさらっと記されているがために、その犯罪がごく身近に起きているように感じさせる。ワイドショー的だったり、覗き見的だったりするものとは違う作品の魅力がここにある。なるほど、映画化権をめぐってトラブルが発生したことも頷ける。

 果たして、今の時代にここまで熱のこもった作品がいくつあるのか。そう考えると、やはり古典ばかりを読みたくなる。
(文=昼間たかし)

バナナマンが声で魅せる! 動物の日常をユーモラスに描いた映画『ペット』DVDプレゼント

 サイ女読者の皆さま、『ペット』という映画をご存じでしょうか。本作は『怪盗グルーのミニオン危機一発!』『ミニオンズ』を手掛けたスタッフによる長編アニメーション作品です。「主人の留守中に、ペットは何をしているのだろう?」という発想のもと、動物たちの様子をユーモラスに描いた本作。日本語版の吹替えを、お笑いコンビ・バナナマンやタレントの佐藤栞里、女優の永作博美、声優の宮野真守らが担当し、“ペット”に命を吹き込んでいます。一体どのような内容となっているのでしょうか。早速あらすじを見てきましょう!

 ニューヨークで暮らすテリアのミックス犬マックスは、大好きな飼い主ケイティと幸せな生活を送っていた。ところがある日、ケイティが毛むくじゃらの大型犬デュークを保護して連れて帰ってくる。その日から、マックスの生活は一転。破天荒なデュークにうんざりする日々が始まる。二匹はケイティにとっての“一番の犬の座”をかけて競いあっていたが、ひょんなことから大都会のど真ん中で迷子になってしまう。ケイティが帰宅するまでに家に帰るべく、奔走する二匹だったが……。

 日本では2016年に公開された本作ですが、続編の『ペット2』が7月26日より公開になります。前作に引き続きバナナマンや佐藤が声優を担当するということなので、公開前にDVDでおさらいしてみるのはいかがでしょうか? 

 今回は、映画『ペット』のDVDを3名の方にプレゼント。個性豊かなペットの姿に、大人も引き込まれること間違いなし! サイ女読者の皆さま、奮ってご応募くださいね。お待ちしております!

※5月27日正午〆

ご応募はこちらから
カテゴリー: 未分類

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『俺のスカート、どこ行った?』なにわ男子・道枝駿佑と長尾謙杜の和解に視聴者興奮!

 5月18日夜10時から第5話が放送される、古田新太主演ドラマ『俺のスカート、どこ行った?』(日本テレビ系)。視聴率は初回10.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、第2話9.7%、第3話7.9%、第4話8.6%と推移している。同作はゲイで女装家の教師・原田のぶお(古田)が、型破りな方法で生徒たちと向き合う姿を描く。

 第4話では豪林館学園高校の生徒たちが職業体験を行うことに。原田が受け持つ2年3組の生徒たちは希望の仕事を提出したが、東条(道枝駿佑)だけは白紙。原田が仕事場の希望を尋ねても、東条は「何でもいい」と素っ気ない反応を見せたため、「魚住探偵事務所」に振り分けられることに。
 
 探偵事務所に向かった原田と生徒たちは、探偵事務所所長・魚住(前野朋哉)と依頼を待っていると、魚住の祖母・豆子(稲川実代子)から“人探し”をしてほしいと連絡が入る。定食屋で自分が食べきれなかった分を食べてくれた上に、代金まで払ってくれた男性を探してほしいというものだった。豆子の情報から似顔絵を作成すると、そこには2年3組の生徒・駒井(堀家一希)に似た男性の顔が仕上がった。

 その頃、工場で職業体験していた明智(永瀬廉)や駒井たちは、工場長に「見ているだけでいい」と邪魔者扱いされてしまう。工場長の態度に腹を立てた明智は「受け入れた責任は? 本当は受け入れたくなかったんですよね? だから帰ります」と言い放ち、生徒全員で帰ってしまった。

 数日後、明智たちの態度が気に入らない工場長は、クレームを入れるため豪林館学園高校に乗り込んでくる。工場長の言い分は「生徒がミスをしたら、謝らなきゃいけないのは自分。だから見ているように言った」というものだった。そこで原田は、職業体験をサボった生徒たちの代わりに土下座して謝罪した上で、「ミスを受け入れる余裕がない工場長の元へは、行かなくていい」と言い放つ。

 一方、駒井と対面した豆子は、代金を手渡し「ありがとう」と微笑む。そんな豆子や、生徒のために頭を下げた原田に感化された東条は、過去にいじめていた若林(長尾謙杜)に「ごめん」と謝り二人は和解した。

「今回のエピソードでは、“感謝”や“謝罪”の言葉を素直に伝えられるか、という点がテーマになっていました。ラストには東条が『タピろっかな。お前も行く?』と若林を誘うセリフがあり、視聴者からは『2人でタピオカを飲みに行く番外編が見たい!』『タピオカの友情に乾杯!』『きちんと仲直りしている姿に、感動して泣きそう』といった声が相次いでいます」(芸能ライター)

 第5話では、スマホを拾った若林が職員室を訪れ、持ち主である別のクラスの生徒・愛理(田辺桃子)と出会う。愛理に「見つけてくれてありがとう」とお礼を言われた若林は、彼女に一目惚れ。原田が恋愛成就のため若林をプロデュースするという。

「次回は、恋をした若林に、原田や東条らが一役買うようです。“生徒の恋”は学園ドラマの定番ということもあってか、ネット上には『次回は若林くんにキュンキュンしそう』『4話で和解した東条くんが、どんな感じでサポートするのか楽しみ!』と期待の声が続出しました」(同)

 第1話でコンプレックスからマスクを手放せなかった若林。そんな彼の恋は、原田の“プロデュース力”に懸かっているようだ。

『俺のスカート、どこ行った?』なにわ男子・道枝駿佑と長尾謙杜の和解に視聴者興奮!

 5月18日夜10時から第5話が放送される、古田新太主演ドラマ『俺のスカート、どこ行った?』(日本テレビ系)。視聴率は初回10.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、第2話9.7%、第3話7.9%、第4話8.6%と推移している。同作はゲイで女装家の教師・原田のぶお(古田)が、型破りな方法で生徒たちと向き合う姿を描く。

 第4話では豪林館学園高校の生徒たちが職業体験を行うことに。原田が受け持つ2年3組の生徒たちは希望の仕事を提出したが、東条(道枝駿佑)だけは白紙。原田が仕事場の希望を尋ねても、東条は「何でもいい」と素っ気ない反応を見せたため、「魚住探偵事務所」に振り分けられることに。
 
 探偵事務所に向かった原田と生徒たちは、探偵事務所所長・魚住(前野朋哉)と依頼を待っていると、魚住の祖母・豆子(稲川実代子)から“人探し”をしてほしいと連絡が入る。定食屋で自分が食べきれなかった分を食べてくれた上に、代金まで払ってくれた男性を探してほしいというものだった。豆子の情報から似顔絵を作成すると、そこには2年3組の生徒・駒井(堀家一希)に似た男性の顔が仕上がった。

 その頃、工場で職業体験していた明智(永瀬廉)や駒井たちは、工場長に「見ているだけでいい」と邪魔者扱いされてしまう。工場長の態度に腹を立てた明智は「受け入れた責任は? 本当は受け入れたくなかったんですよね? だから帰ります」と言い放ち、生徒全員で帰ってしまった。

 数日後、明智たちの態度が気に入らない工場長は、クレームを入れるため豪林館学園高校に乗り込んでくる。工場長の言い分は「生徒がミスをしたら、謝らなきゃいけないのは自分。だから見ているように言った」というものだった。そこで原田は、職業体験をサボった生徒たちの代わりに土下座して謝罪した上で、「ミスを受け入れる余裕がない工場長の元へは、行かなくていい」と言い放つ。

 一方、駒井と対面した豆子は、代金を手渡し「ありがとう」と微笑む。そんな豆子や、生徒のために頭を下げた原田に感化された東条は、過去にいじめていた若林(長尾謙杜)に「ごめん」と謝り二人は和解した。

「今回のエピソードでは、“感謝”や“謝罪”の言葉を素直に伝えられるか、という点がテーマになっていました。ラストには東条が『タピろっかな。お前も行く?』と若林を誘うセリフがあり、視聴者からは『2人でタピオカを飲みに行く番外編が見たい!』『タピオカの友情に乾杯!』『きちんと仲直りしている姿に、感動して泣きそう』といった声が相次いでいます」(芸能ライター)

 第5話では、スマホを拾った若林が職員室を訪れ、持ち主である別のクラスの生徒・愛理(田辺桃子)と出会う。愛理に「見つけてくれてありがとう」とお礼を言われた若林は、彼女に一目惚れ。原田が恋愛成就のため若林をプロデュースするという。

「次回は、恋をした若林に、原田や東条らが一役買うようです。“生徒の恋”は学園ドラマの定番ということもあってか、ネット上には『次回は若林くんにキュンキュンしそう』『4話で和解した東条くんが、どんな感じでサポートするのか楽しみ!』と期待の声が続出しました」(同)

 第1話でコンプレックスからマスクを手放せなかった若林。そんな彼の恋は、原田の“プロデュース力”に懸かっているようだ。

NGT48山口真帆の追求公開「ビッチと一緒にしないで」、沈黙したメンバーへの批判も

 NGT48からの卒業を発表した、山口真帆、菅原りこ、長谷川玲奈の卒業公演「太陽は何度でも」が、5月18日に行われる。出演予定となっているのは、卒業を控えた山口ら3人のみで、グループに残留する他のメンバーたちの出演は発表されていない。

 3人の卒業発表があったのは先月21日、チームG劇場公演の千秋楽だ。チームGとチームNⅢの2チーム体制を取ってきたNGT48だが、この日を最後にチーム制は廃止となった。卒業発表に際して手紙を読み上げ山口は、菅原、長谷川、村雲楓香について<私がこうして世間に発信してからも、寄り添ってくれた>と感謝を語った。なお、村雲は「NGT48を正しいグループにするため」残留を決意したという。

 一方、チームNⅢをはじめとする残留メンバーたちは、事件発覚後もInstagramやTwitterを更新するものの、事件に関して触れたり山口真帆に対してメッセージを送る者はおらず、不可解な状態が続いた。

山口真帆の卒業発表後にメッセージを投稿するメンバーたち
 しかし、山口らがグループ卒業を発表した翌日、NGT48を兼任していたAKB48の柏木由紀は、自身のTwitterに以下の文章を投稿した。

<この立場にいながら大きな声を上げることができなくて本当に情けない気持ちでいっぱいです。。まほほん、りったん、れなぽん、そしてメンバー、ファンの皆さん、本当にごめんなさい。言葉にできないくらい辛い気持ちを何度もさせてしまったと考えると、胸が痛いです。。>

 柏木の無念さが伝わってくるが、リプライには「今更」「遅すぎ」「情けない」といった非難が殺到。山口らが卒業を発表する前に“大きな声を上げる”べきだったのではないかという論調のものが多い。

 また、NGT48のメンバーである清司麗菜は5月7日、「フォトログ」という会員だけが見られるブログで山口、菅原、長谷川への感謝の言葉を綴り、柏木同様のバッシングを受けた。だが、なぜかこの記事は投稿した2日後に突如削除された。

山口真帆は「なんなの?今さら」ツイートをいいね
 前出のように、柏木由紀や清司麗菜に対し“後出し”ではなく山口真帆が卒業する前に声をあげ、彼女を支えて欲しかったという意見は多い。それは山口も同じ気持ちなのだろう。5月10日、山口は以下の一般ユーザーのツイートを「いいね」をしている。

<彼女たちの卒業を、自分たちの良心のアリバイ作りに使わないでくれ 終わってからじゃ、もう遅い…>

<なんなの?今さら「辛い思いをさせてしまった」とか何で卒業発表した途端「真帆ちゃん達の思いを胸に頑張る」みたいなこと皆んな言うわけ?指示されてんの?何でこの4ヶ月間黙って見てたの?誰も山口さんの名前を出さずに。何で彼女が頑張って一番苦しい時に言ってあげなかったの?>

 山口は今まで自身でツイートをする代わりに、運営を批判するツイートなどに「いいね」をすることで自分の意見を発信してきた。運営という組織とひとりで戦ってきた彼女が「今更遅い」と感じるのも無理はない。

 とはいえ、柏木や清司にしろ、他のメンバーにしろ、NGT48を運営する株式会社AKSからかん口令が敷かれていた可能性は高い。「週刊文春」2019年4月18日号(文藝春秋)は、現役NGT48メンバーの「A子さん」による告発を掲載したが、A子さんによれば、3月の第三者委員会の調査報告会見後、AKSの吉成夏子社長とメンバーの面談の場が設けられた。そこで吉成社長はメンバーに対し、「この子が嫌だから活動したくないなどと今も事件のことをグチグチ気にするなら辞めてもらって構わない」と発言したという。

 今後もNGT48に残ると決めているメンバーは、こういったAKSの意向に従い、まるで事件などなかったかのような態度を貫いているのではなかろうか。また、清司のブログが削除されたことも疑問が残る。自分からは何も発信できないまま、世間からのバッシングを浴び続けるメンバーも辛いだろう。

 17日午後には、「デイリー新潮」が昨年12月の事件発生直後、山口真帆と犯人たちとのやり取りを録音した音声の一部書き起こしを公開。犯人たちはメンバーに唆されたわけではないと訴え、「普通に俺、俺自身も他の子に会った時とか、普通なんかだったから、あんなにその、えっと、(山口が)パニックになるとは思わなかったから」と弁明。山口は「なるでしょ、普通。あなたたちが関わっているビッチと一緒にしないでもらえますか」と怒りを向けている。山口の言うように、突然、自宅にファンが押しかけ、口を塞がれれば、ショックを受けるのは当然だろう。

 1月の事件告発から山口の主張は一貫している。一部のNGTメンバーがファンと繋がり、寮内でも会うような不健全な関係を築いている現状を変え、アイドルとして正常な運営をして欲しいということだ。山口はその音声内でも犯人たちや運営スタッフに以下のように訴えている。

<他にもたくさんつながっているメンバーがいるんです。その子が全部情報を言って、私の家も分かっていたし、私が終わる時間も分かっていたし、今日やることも分かっていたし、NGTの内部事情とかも全部、分かってるんです。だからこれでつながっているメンバーのこと言ってもらえないと、これからNGTとして活動するのも怖いし、いつまた同じことになるか分からないじゃないですか。だから誰と誰がそんなことやられたか知りたいんです。正直に言ってよ。>

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「つらかったら逃げれば」おぎやはぎが東京お笑い界にもたらしたもの

 おぎはやぎのインタビューが話題だ。「BuzzFeedNews」掲載の「仕事や学校をサボりたいあなたへ。おぎやはぎより。」と題されたインタビューで小木は「つらかったら逃げちゃえばいい」「頑張るのは要所要所でいい」、矢作は「疲れるとパフォーマンスが下がる」「競争するのは嫌だからお笑いの賞レースは好きじゃない」といった、ゆるい発言を繰り返している。だが、これらの言葉は現在進行形で5月病に苦しむ人たちを、ある意味では勇気づける言葉ともいえそうだ。

 おぎはやぎは芸人の世界において、多くのものをもたらした。もちろん、ボケツッコミの境界線を無くしたネタの功績も大きいが、芸人のありかたそのものを変えたといえる。まずあるのは年齢の扱いだ。

「おぎやはぎは高校卒業後、3年間の会社員生活を経て芸人活動を始めています。この時点で10代から芸人活動を始めている人間は『年下の先輩』となり、従来であったならば敬語を用いるべきとされていましたが、おぎやはぎは『俺らは年齢で行く』と宣言したそうです。さらに、会社員時代の貯金があり、都内の実家暮らしだったため、お金の苦労はそれほどなかったようですね。ネタ見せには車で来ていたそうです」(業界関係者)

 さらに、彼らは自分たちばかりではなく、周囲の空気も変えていった。

「彼らが所属する人力舎は、関東の芸人事務所の老舗というべき存在です。そのため上下関係も厳しかったようですが、おぎやはぎがアットホームな雰囲気に変えていったそうです。特に矢作は、他事務所の芸人とも交流を持ち、テレビ番組に出るきっかけ作りをしていったようです。もちろん単なる馴れ合いというわけではなく、ダウンタウンの松本人志からは『矢作は浮遊芸』であるがゆえに最強であると絶賛されていますね」(同)

 おぎやはぎ的なゆるさは、今の時代にこそ必要なものなのかもしれない。
(文=平田宏利)

ゆたぼん父・中村幸也氏、心屋仁之助氏……臨床心理士が語る「疑惑の心理カウンセラー」への違和感

 5月5日のこどもの日、「琉球新報」が取り上げた「少年革命家ゆたぼん」なるYoutuberが、いま世間から注目を浴びている。同紙によると、ゆたぼんは沖縄在住の10歳の少年で、小学校3年生時、宿題を拒否したところ、放課後や休み時間に宿題をさせられ、学校側に不満を抱いたとのこと。担任の言うことを聞く同級生がロボットに見え、「俺までロボットになってしまう」と感じたことから、以来「自由登校」というスタイルを取っているそうだ。彼は、自身の経験から「不登校は不幸じゃない」と訴えている。

 そんなゆたぼんに対し、世間ではさまざまな意見が飛び交うことに。「いまの時代、学校だけが学びの場ではない」といった賛同の意見もあれば、「宿題をやりたくないのはわがままでは?」といった否定の意見もあり、「義務教育とは何か」についての議論にまで発展しているのだ。

 そんな中、独特の感性を持つゆたぼんを育んだ“中村家の教育方針”を知りたがる人は多かったようで、ゆたぼんの父親である心理カウンセラーで作家の中村幸也氏にも、世間の関心が寄せられるように。するとまもなく、中村氏が公式ブログにつづったエピソードに、「疑問を抱いた」という声がネット上で上がりだしたのだ。

 例えば、「働かないのは悪い事か?」というエントリーでは、「本気で働きたい人がガッツリ稼いで、そのお金を働きたくない人にまわせば、みんながハッピーに暮らせるのではないか?」と自身の考えを述べているのだが、ネット上では「どうして働きたくない人のために、ほかの人が働くのかなければいけないのか」といった声が噴出。また、中村一家が、大阪から沖縄へ移住したことを報告するエントリーでは、長女が移住計画を途中で放棄したとし、「贅沢でわがまま」と痛烈に批判。「学校に従わない子はいい子で、親に従わない子はわがままなの?」といった指摘が飛び交ったのだ。

 さらに、中村氏が、心理カウンセラー・心屋仁之助氏を尊敬しているとみられる内容のエントリーが見つかると、ネット上は騒然。心屋氏は昨年、「娘を叩いてしまう」と悩む母親に対して、「キミの娘さん叩かれるために生まれてきたのよ」とアドバイスし、大炎上した過去があるなど、以前からネット上では、「心理学ではなくスピリチュアルの人では?」と疑惑の目で見られていた人物なのだ。

 こうした流れから、現在、中村氏と心屋氏の肩書である「心理カウンセラー」が話題の的になっている。心理カウンセラーと聞くと、「臨床心理士」を思い浮かべる人が多いだろうが、両氏ともに同資格は取得しておらず、中村氏は「日本メンタルヘルス協会」の講座で心理について学び、心屋氏は「日本NLP協会」の「プラクティショナー」と「マスタープラクティショナー」の認定コースを受講した経験があるとのこと。耳慣れない団体だけに、中村氏や心屋氏に対して「心理カウンセラーを名乗ってもよいのか?」といった疑問の声も聞こえてくる。今回、神奈川大学心理相談センター所長、人間科学部教授である臨床心理士の杉山崇氏に、現在の心理カウンセラー界の実情について、話を聞いた。

 日本には現在、心理に関する資格は枚挙に暇がなく、さまざまな認定講座や試験が実施されている。杉山氏いわく、最もよく知られる資格は「臨床心理士」で、民間資格だが、もともと文部科学省が認可(現在は内閣府が認可)している公益法人が認定しているため「半民半官の資格と言える」そうだ。また2017年、新たに定められた国家資格「公認心理師」も、最近世間で認知されるようになり、双方とも、基本的には大学や大学院の科目履修/修了が受験条件となる「難易度の高い資格」「信頼度の高い資格」と言えるとのこと。一見、心理カウンセラーは、臨床心理士や公認心理師が就く仕事のように思えるが、実際は、「名乗ったもの勝ち」になっているという。

「心理カウンセラーという資格があるわけではなく、心理カウンセラーを名乗ることを規制する法律もないため、誰もが名乗りたい放題になっています。一概に『臨床心理士や公認心理師以外は信頼度が低い』とは言えないですが、厚生労働省や文部科学省のチェックがないまま、各団体が独自に実施している講座や資格試験は、クオリティーコントロールが難しい面はあると思います」

 臨床心理士も公認心理師も、「サイエンティスト-プラクティショナーモデル」に基づいて作られた資格だという。これは「『心理学という科学を修めた人間が、カウンセリングを行う』という意味。そのため、この資格を得るには、大学/大学院レベルでの心理学教育を受け、理論や研究の知見などを理解し、心の動きや仕組みを科学的に考えることができることが前提になる」そうだ。

 中村氏が心理について学んだという日本メンタルヘルス協会の代表・衛藤信之氏は、同協会の公式サイトによると「日本で従来おこなわれていた、理論中心の心理学に変わり、実戦的な日常で使えるコミュニケーションプログラムを開発」(原文ママ)したと紹介されているが、「”理論中心の心理学に変わり”という言葉には、『どこまで科学的に心を捉えられるのか』『心に対する合理的な考察をどのように深めているのだろうか』という疑問は抱いてしまいます」。

 中村氏や心屋氏のように、臨床心理士や公認心理師ではないにもかかわらず、「心理カウンセラー」を名乗る人を、同資格取得者たちはどう見ているのだろうか。

「昔からそういった人は多くいるので、我々臨床心理士たちは、『気にしていない』『同業者とは思わない』といった感じではあるものの、心理カウンセラーという言葉で、一緒くたにされるのを嫌がる人もいるようです。やはり臨床心理士、また公認心理師もそうですが、ちゃんと時間をかけて厳しいトレーニングと勉強をしなければ取得できないハードルの高い資格ですから、同じだとみなされることに不満を抱くのでしょう」

 ただし、カウンセリングを提供する自治体や事業所などが、心理カウンセラーを採用する際、概ね「臨床心理士、公認心理師」を条件にしているため、「こうした資格のない心理カウンセラーが、私たちの仕事を圧迫していることはない」という。臨床心理士、公認心理師ではない心理カウンセラーの増殖を問題視するより、「臨床心理士、公認心理師の社会的な信頼を高めることに集中しようというのが、今の業界の空気」だそうだ。

 また杉山氏いわく、「心理カウンセラー」と名乗る中村氏や心屋氏の言動には、臨床心理士や公認心理師とは違うかもしれないと感じるところもあるという。

「中村氏は、『あきらめる勇気 人生はあきらめが9割 残りの1割で幸福になる方法』(ハート出版)という本を出しているそうですが、最近は心理療法でも『あきらめること』の意義が注目されており、あきらめることを提案することについては、科学的にも間違っていないと思います。しかし、臨床心理士や公認心理師は、クライアントから、どういう状況で、何を望んで、何に困っているのかを十分に教えてもらったうえで助言や提案を行い、さらに、それに対してどのように感じたかを聞くことができる状況でないと、カウンセリングはしません。したがって『本気で働きたい人がガッツリ稼いで、そのお金を働きたくない人にまわせば、みんながハッピーに暮らせるのではないか?』という発信は滅多にしません。この考え方で誰が幸せになれるのかよくわかりませんし、その科学的な根拠も良くわからないからです」

 また、心屋氏は、「自分の性格を変えることで問題を解決する」というカウンセリングが好まれ、一部で絶大な支持を集める心理カウンセラーであり、ネット上では「宗教のように見える」「心屋氏に依存しているような人も見受けられる」などとも指摘されているが、杉山氏は「心理カウンセラーの仕事は、クライアントを“カウンセリングの必要がない状態”にすることが目的であり、クライアントをファンにしたり、依存させたりすることは目的ではない」と断言した。

「心理学という科学に基づく心理カウンセラーにとって必要なのは、『心とはわからないものだ』という前提に立って、心を考える合理的な手がかりをたくさん持つ努力を続けることだと思います。それが人の心を科学的に学ぶ必然性にもつながってきます」

 最後に「臨床心理士、公認心理師も、そして心理学という科学も“絶対的な存在”ではないとは思います。大事なことはカウンセリングを受ける人が幸せになることです。そのためには、自分はどんなカウンセリングを求めているのかイメージを持ち、自分に合った人を見つけることが大事です」とアドバイスしてくれた杉山氏。「心理カウンセラーという職種自体には資格がない」からこそ、受ける側には、心理カウンセラーを見極める目が必要とされるようだ。

「最悪」を想定する力が必須! 私が見た、最もプロフェッショナルなベビーシッターとは……

 保育園では通常、4月からの新年度に入園する子が多いのですが、今年はゴールデンウイークが長かったために、10連休後に新しい園児たちが入園してきました。すぐ慣れた子、まだ慣れない子、さまざまですが、みんな泣く時間が短くなってきました。活躍してくれたのは、「ばーば先生」です。ばーば先生は弊社ベビーシッター部門に在籍していた先生で、今年は衾の森こども園に小さい子がたくさん入園するので、異動してもらいました。60歳ですが、とてもそうは見えない体力を持っています。保育業は体力勝負なので、年齢に関係なく、体力さえあれば働けます(もちろん子どもが好きといった適性は必要)。

 体力というのはとても個人差があり、40歳前半でも「血圧が高い」「腰が痛い」と数時間の仕事さえもできない人もいれば、ばーば先生のように60歳オーバーでもフルタイム+土曜日のベビーシッターを希望し、バリバリ働かれる方もいます。1歳ちょうどくらいの赤ちゃん(特に女子)は、ばーば先生だと泣きやむので、やっぱり年の功だなと感心しますね。男子は赤ちゃんでも、若く美人な先生の方が好きな気がします(小さくても男は男)。前述のようにベビーシッターや保育園は、適性と体力がある人にとっては、学歴、職歴、定年関係なく働けるので、いい仕事だと思います。通常の仕事だったら、年齢を言っただけで面接さえしてもらえないのが実態です。

 よく行く、二子玉川の中華料理店に求人募集の紙が貼ってあって、そこには「40歳まで」と平然と書いてありました。私は応募する資格さえないのです(笑)。通常の求人広告には性別、年齢を書いていけない法律があるので(例外あり)、若い女性がほしいときは「20代、30代の女性が活躍中」みたいなことを備考に書くのがやり方だそうです。

 うちの会社では60代までであれば面接しますし、40代でも道に迷って面接に遅刻するような方は採用しません。そういう方はスマートフォンの地図アプリを使用できない方が多く、特にベビーシッターはマンション名や住所を頼りに行かないといけないので、最初にお断りしています。「いま、〇〇が見えるんですが」と電話を掛けて来る方もたまにいますが、実際のシッティングでお客様に電話をして場所を聞くのは論外なので、その時点でアウトです。体力以外でも個人差を感じますね。

 いままで見たプロフェッショナルなシッターは、地図アプリはもちろん、小さい東京23区の地図を持っていて、スマートフォンのネットワークがつながらなくない時でも対応できるようにしていました。少し前にソフトバンクの通信障害があったとき、ベビーシッター部門のスマートフォンが通じずにかなり焦りました。たまたま、シッターさんの携帯が他キャリアだったので、固定電話とメールでなんとかなりましたけど、常に最悪の状態を考えないといけませんね。

 そういえば霊能者のミロさんに、「あなたは霊感が強いから、悪いことを想像すると、悪いことを引き寄せてしまう。だから、いいことばかりを考えてください」と言われてたところだったので、最悪シュミレーションは他事務スタッフに考えてもらうようにします(笑)。私は良くも悪くも引き寄せてしまうんですよね。実感してます。

 5月はたくさんの美術館や歴史あるところに行けたので、充実しました。もう、当分は家にいたいです。旅行はおなかいっぱい。

角川慶子(かどかわ・けいこ)

1973年、東京都生まれ。「角川春樹事務所」会長・角川春樹氏の長女。自身も元アイドルという異色の肩書きに加えて、ビジュアル系バンド好きで、元バンギャルの”鬼畜ライター”としても活躍。2011年9月に認可外保育園「駒沢の森こども園」、16年4月からは派遣ベビーシッター「森のナーサリー」、17年4月に認可外保育園「衾の森こども園」をオープンさせる。家庭では11歳の愛娘の子育てに奮闘中。