「改元お祭り騒ぎ」の同調圧力を弱める、タモリの一言

テレビウォッチャーの飲用てれびさんが、先週(4月28日~5月4日)に見たテレビの気になる発言をピックアップします

ますだおかだ・岡田「令、ワオ!」

 昭和から平成に移行したときはレンタルビデオ店が繁盛した、という話がある。天皇崩御に伴う当時のテレビの「自粛ムード」を象徴するエピソードとして、よく聞く。

 対して、今回の改元時のテレビは、おおむね「祝賀ムード」が基調だったように思う。で、Twitterなどを見ていると、そんなテレビに対しては「またお祭り騒ぎをやってる」みたいな批判的な声もあるようだ。バカみたいにはしゃいでるだけでつまらない、というような。今回はレンタルビデオ店ではなく、動画配信サービスが人気だったのではないか、みたいなツイートも目にした。

 なるほど、そういう「お祭り騒ぎ」の面はあったかもしれない。30日の夜、年越しならぬ時代越しの前後には、NHKをはじめ複数の番組は渋谷のスクランブル交差点にカメラを構え、集まった群衆を映していた。改元をまたいで深夜まで行われた岐阜県の盆踊りや、ジュリアナ東京を彷彿とさせるようなディスコからの中継も見た。阿部知代が踊っていた。

「令和ギャグ」もいくつか見かけた。チョコレートプラネット・松尾はIKKOのモノマネで「令和~」といい、ますだおかだ・岡田は「令、ワオ!」と叫んでいた。芸人ではないけれど、DAIGOは平成を「KZN(絆)」と振り返り、令和を「RW(ロックでワイルド)な時代にしたい」と展望していた。

 平成最終日の30日は、民放でどちらかというとマジメ路線の番組が多かった。バラエティ色が強めの番組は、むしろNHK総合で放送されていた(『ゆく時代くる時代~平成最後の日スペシャル~』)。90年代のフジテレビの看板番組だった『料理の鉄人』の“鉄人”たちが、『きょうの料理』とコラボして制限時間内に料理をする企画もあった。福井謙二を実況アナとして迎えるなど、あの“キッチンスタジアム”の雰囲気がNHKで再現されていた。平成の途中までバラエティ番組を中心に元気だったフジテレビと、近年はバラエティ方面でも『チコちゃんに叱られる!』など、民放っぽい人気番組を出すようになっているNHK。そんな平成の31年間を通したバラエティ番組の趨勢を象徴するような場面だった。

 こういった状況を見ると、なるほど確かに、テレビは今回「お祭り騒ぎ」に興じていたみたいな批判も、わからないではない。同調圧力に感じる人も、いたりするのだと思う。個人的には、特に『料理の鉄人』と『きょうの料理』のコラボなど、楽しかったけれど。各シェフが趣向を凝らした料理を作るなか、陳建一が土井善晴の握ったシンプルな塩むすびを、「うまぁい!」と満面の笑みで頬張っていたのが最高だった。

 ただ、実際にテレビが「お祭り騒ぎ」一色だったかというと、そういうわけでもない。

 たとえば、30日夜に放送された『NHKスペシャル』(NHK総合)では、女系天皇や女性天皇の可能性をめぐる過去の議論の経緯が振り返られていた。男性皇族が減り、皇位継承者が限られている現在。このままだと象徴天皇制の存続も懸念されるわけだけれど、どうするのか。「お祭り騒ぎ」の真っただ中、令和になる直前の問題提起だった。

 報道番組の中では、4日放送の『上田晋也のサタデージャーナル』(TBS系)が、今後の象徴天皇制の存続のあり方に関し、短い時間で複数の論点を取り上げていた。番組の冒頭、街頭インタビューで「“国民の象徴”とは?」と街ゆく人に問いかけ、そもそも私たちの多くが明確な答えを持っていない現状を浮き彫りにしていたのが印象的だった。

 ドキュメンタリー番組や報道番組が「お祭り騒ぎ」から距離を取るのは、ある意味で当然かもしれない。では、バラエティ番組はどうか。29日放送の『月曜から夜ふかし』(日本テレビ系)では、改元発表とは無関係に4月1日の正午前後を過ごす人々にカメラを向けたVTRが流された。エステサロンに行っていた女性は、「(新元号は)全然興味ない。興味ないっていうか、頭いい人たちがみんなで頑張って決めてるんで、従います」と、施術台の上でうつ伏せになりながら答えていた。孫と一緒に釣り堀に来ていた男性の声は、さらに冷ややかだ。

「なんか、マスコミだけが騒いでるような感じがする」

 先週も通常営業だったのが、『5時に夢中!』(TOKYO MX)だ。令和になった感想を聞かれた美保純は、特に話す内容がないとでもいうように「んー(笑)」とほほえみ、新しい元号が何か問われた岩井志麻子は「絶倫元年だろ?」と答えた。ロシア出身の小原ブラスは、今日は警察官が多いので局に来るまでに職質されたと話し、視聴者からは次のようなメッセージが届いた。

「令和の初日には働いていた職場が倒産し無職になり、昨日は付き合っていた彼女に逃げられ、今日は毎日連絡をこっそり取っていた別の女性と連絡が取れなくなり、すべてが令和になってから私から去っていきます」

 そして、30日の夜、フジテレビで放送された『平成の“大晦日”令和につなぐテレビ』。総合司会のタモリは番組の最後、令和はどんな時代になってほしいと思うか問われ、次のように答えた。

「ちょっといいですか? さっき平成とか漢字がいっぱい出てきましたけども、何年か前に省庁が合併したりなんかしまして、看板があるんですね。あの漢字の中で、いかがなものかというのがかなりあるんで、この際どうですかね。ちゃんとあれをこう、漢字をやればいいんじゃないかと思いますけども」

 平成はどんな時代だったか。令和はどんな時代であってほしいか。数々の有名無名の人々が、先週のテレビでこの問いに答えていた。そんな中、日本で最も有名な人といっても過言ではないタモリが、約6時間半に及ぶ放送の最後に発した言葉が、省庁の看板をキレイに書き直したほうがいい、である。そのメッセージすら、「ちゃんとあれをこう、漢字をやればいいんじゃないか」とあやふやに。

 これまでにもさまざまな現象に茶々を入れ、権威的なものを脱力させてきたタモリ。今回もまた、「ちょっといいですか?」と一拍おいて、「お祭り騒ぎ」の同調圧力の気圧を、少し抜いていた。そんな場面も、このたびの改元前後のテレビの中にはあった。

 話の角度を変えて、最後に短めのエピソードを2つ。

 1つ目。1日放送の『マツコ&有吉 かりそめ天国』(テレビ朝日系)で、有吉弘行がこんな話をしていた。年齢を重ねれば重ねるほど、自分は変態になると思っていた。たとえば、森繁久彌のように。けれど、芸能界はもう変態が生息しにくい場所になってしまった。

「あんまりにも芸能界の人もキレイすぎてさ、大吉さんと赤江さんの野っ原座ってるやつ、デートっていわれてさ。かわいそうに。あんなんがそういうふうに言われちゃうぐらい、クリーンだよ」

 2つ目。29日放送の『テレビ千鳥』(同)で、千鳥の2人が海を見に湘南へドライブしていた。車はノブが先日購入した1000万円超のベンツ。屋根をオープンにしたベンツの助手席に座る大悟は、ライターで炙ったスルメを食べ、缶ビールを飲み、タバコを吸いながら語る。

「口ん中にイカがあって、イカの臭いがグダーっとつくやろ? その臭いをビールで、この出てきたイカの汁をビールでいくんよ。口がむちゃくちゃなっとるとこを、タバコの煙で。いま3つ口ん中で混ざって、これが一番うまい」

 ノブはそんな大悟に、「きったねぇ人間!」とツッコむのだった。

 芸能界は「クリーン」になってきている。けれど同時に、タバコをテレビで普通に吸う「きったねぇ人間」が人気者になったりもしている。どちらか一方が誤りというわけでもないだろう。

 平成から令和へ時代がまたいだ先週も、テレビは多面的にお送りされていた。

(文=飲用てれび<http://inyou.hatenablog.com/>)

「改元お祭り騒ぎ」の同調圧力を弱める、タモリの一言

テレビウォッチャーの飲用てれびさんが、先週(4月28日~5月4日)に見たテレビの気になる発言をピックアップします

ますだおかだ・岡田「令、ワオ!」

 昭和から平成に移行したときはレンタルビデオ店が繁盛した、という話がある。天皇崩御に伴う当時のテレビの「自粛ムード」を象徴するエピソードとして、よく聞く。

 対して、今回の改元時のテレビは、おおむね「祝賀ムード」が基調だったように思う。で、Twitterなどを見ていると、そんなテレビに対しては「またお祭り騒ぎをやってる」みたいな批判的な声もあるようだ。バカみたいにはしゃいでるだけでつまらない、というような。今回はレンタルビデオ店ではなく、動画配信サービスが人気だったのではないか、みたいなツイートも目にした。

 なるほど、そういう「お祭り騒ぎ」の面はあったかもしれない。30日の夜、年越しならぬ時代越しの前後には、NHKをはじめ複数の番組は渋谷のスクランブル交差点にカメラを構え、集まった群衆を映していた。改元をまたいで深夜まで行われた岐阜県の盆踊りや、ジュリアナ東京を彷彿とさせるようなディスコからの中継も見た。阿部知代が踊っていた。

「令和ギャグ」もいくつか見かけた。チョコレートプラネット・松尾はIKKOのモノマネで「令和~」といい、ますだおかだ・岡田は「令、ワオ!」と叫んでいた。芸人ではないけれど、DAIGOは平成を「KZN(絆)」と振り返り、令和を「RW(ロックでワイルド)な時代にしたい」と展望していた。

 平成最終日の30日は、民放でどちらかというとマジメ路線の番組が多かった。バラエティ色が強めの番組は、むしろNHK総合で放送されていた(『ゆく時代くる時代~平成最後の日スペシャル~』)。90年代のフジテレビの看板番組だった『料理の鉄人』の“鉄人”たちが、『きょうの料理』とコラボして制限時間内に料理をする企画もあった。福井謙二を実況アナとして迎えるなど、あの“キッチンスタジアム”の雰囲気がNHKで再現されていた。平成の途中までバラエティ番組を中心に元気だったフジテレビと、近年はバラエティ方面でも『チコちゃんに叱られる!』など、民放っぽい人気番組を出すようになっているNHK。そんな平成の31年間を通したバラエティ番組の趨勢を象徴するような場面だった。

 こういった状況を見ると、なるほど確かに、テレビは今回「お祭り騒ぎ」に興じていたみたいな批判も、わからないではない。同調圧力に感じる人も、いたりするのだと思う。個人的には、特に『料理の鉄人』と『きょうの料理』のコラボなど、楽しかったけれど。各シェフが趣向を凝らした料理を作るなか、陳建一が土井善晴の握ったシンプルな塩むすびを、「うまぁい!」と満面の笑みで頬張っていたのが最高だった。

 ただ、実際にテレビが「お祭り騒ぎ」一色だったかというと、そういうわけでもない。

 たとえば、30日夜に放送された『NHKスペシャル』(NHK総合)では、女系天皇や女性天皇の可能性をめぐる過去の議論の経緯が振り返られていた。男性皇族が減り、皇位継承者が限られている現在。このままだと象徴天皇制の存続も懸念されるわけだけれど、どうするのか。「お祭り騒ぎ」の真っただ中、令和になる直前の問題提起だった。

 報道番組の中では、4日放送の『上田晋也のサタデージャーナル』(TBS系)が、今後の象徴天皇制の存続のあり方に関し、短い時間で複数の論点を取り上げていた。番組の冒頭、街頭インタビューで「“国民の象徴”とは?」と街ゆく人に問いかけ、そもそも私たちの多くが明確な答えを持っていない現状を浮き彫りにしていたのが印象的だった。

 ドキュメンタリー番組や報道番組が「お祭り騒ぎ」から距離を取るのは、ある意味で当然かもしれない。では、バラエティ番組はどうか。29日放送の『月曜から夜ふかし』(日本テレビ系)では、改元発表とは無関係に4月1日の正午前後を過ごす人々にカメラを向けたVTRが流された。エステサロンに行っていた女性は、「(新元号は)全然興味ない。興味ないっていうか、頭いい人たちがみんなで頑張って決めてるんで、従います」と、施術台の上でうつ伏せになりながら答えていた。孫と一緒に釣り堀に来ていた男性の声は、さらに冷ややかだ。

「なんか、マスコミだけが騒いでるような感じがする」

 先週も通常営業だったのが、『5時に夢中!』(TOKYO MX)だ。令和になった感想を聞かれた美保純は、特に話す内容がないとでもいうように「んー(笑)」とほほえみ、新しい元号が何か問われた岩井志麻子は「絶倫元年だろ?」と答えた。ロシア出身の小原ブラスは、今日は警察官が多いので局に来るまでに職質されたと話し、視聴者からは次のようなメッセージが届いた。

「令和の初日には働いていた職場が倒産し無職になり、昨日は付き合っていた彼女に逃げられ、今日は毎日連絡をこっそり取っていた別の女性と連絡が取れなくなり、すべてが令和になってから私から去っていきます」

 そして、30日の夜、フジテレビで放送された『平成の“大晦日”令和につなぐテレビ』。総合司会のタモリは番組の最後、令和はどんな時代になってほしいと思うか問われ、次のように答えた。

「ちょっといいですか? さっき平成とか漢字がいっぱい出てきましたけども、何年か前に省庁が合併したりなんかしまして、看板があるんですね。あの漢字の中で、いかがなものかというのがかなりあるんで、この際どうですかね。ちゃんとあれをこう、漢字をやればいいんじゃないかと思いますけども」

 平成はどんな時代だったか。令和はどんな時代であってほしいか。数々の有名無名の人々が、先週のテレビでこの問いに答えていた。そんな中、日本で最も有名な人といっても過言ではないタモリが、約6時間半に及ぶ放送の最後に発した言葉が、省庁の看板をキレイに書き直したほうがいい、である。そのメッセージすら、「ちゃんとあれをこう、漢字をやればいいんじゃないか」とあやふやに。

 これまでにもさまざまな現象に茶々を入れ、権威的なものを脱力させてきたタモリ。今回もまた、「ちょっといいですか?」と一拍おいて、「お祭り騒ぎ」の同調圧力の気圧を、少し抜いていた。そんな場面も、このたびの改元前後のテレビの中にはあった。

 話の角度を変えて、最後に短めのエピソードを2つ。

 1つ目。1日放送の『マツコ&有吉 かりそめ天国』(テレビ朝日系)で、有吉弘行がこんな話をしていた。年齢を重ねれば重ねるほど、自分は変態になると思っていた。たとえば、森繁久彌のように。けれど、芸能界はもう変態が生息しにくい場所になってしまった。

「あんまりにも芸能界の人もキレイすぎてさ、大吉さんと赤江さんの野っ原座ってるやつ、デートっていわれてさ。かわいそうに。あんなんがそういうふうに言われちゃうぐらい、クリーンだよ」

 2つ目。29日放送の『テレビ千鳥』(同)で、千鳥の2人が海を見に湘南へドライブしていた。車はノブが先日購入した1000万円超のベンツ。屋根をオープンにしたベンツの助手席に座る大悟は、ライターで炙ったスルメを食べ、缶ビールを飲み、タバコを吸いながら語る。

「口ん中にイカがあって、イカの臭いがグダーっとつくやろ? その臭いをビールで、この出てきたイカの汁をビールでいくんよ。口がむちゃくちゃなっとるとこを、タバコの煙で。いま3つ口ん中で混ざって、これが一番うまい」

 ノブはそんな大悟に、「きったねぇ人間!」とツッコむのだった。

 芸能界は「クリーン」になってきている。けれど同時に、タバコをテレビで普通に吸う「きったねぇ人間」が人気者になったりもしている。どちらか一方が誤りというわけでもないだろう。

 平成から令和へ時代がまたいだ先週も、テレビは多面的にお送りされていた。

(文=飲用てれび<http://inyou.hatenablog.com/>)

“カマキリ先生”香川照之に福山雅治が喰われた!? 『集団左遷!!』第3話は視聴率二ケタを守れたか

 福山雅治が主演する初のサラリーマンもの『集団左遷!!』(TBS系)。元号が平成から令和に変わり、キャッチコピーも「平成最後の下克上だ」から「令和最初の下克上だ」に変わりました。さて、どれだけの人が気づいたでしょうか。第3話を振り返りたいと思います。

(前回までのレビューはこちらから)

 第1話からそこはかとなく漂う“コレジャナイ感”。第3話では廃店が決まっている三友銀行蒲田支店の片岡支店長(福山雅治)たちの前に、廃店計画を進める本部の横山常務(三上博史)が現われます。両者の間で激しい視殺戦が繰り広げられるかと思いきや、横山常務は「業績アップ、おめでとうございます」と蒲田支店の奮闘ぶりを讃え、あっさりと引き揚げていきます。あまり意味のないシーンでした。第2話のラストで盛り上げておいて、すっごい肩すかしです。

 片岡支店長は相変わらず「さらにがんばろ~!」としか言わないのですが、半期で100億円のノルマを達成しないと自分たちの居場所がなくなる蒲田支店の行員たちは尻に火が点いた状態となり、懸命に営業成績を上げていきます。

 

目の前の上司をスパイ呼ばわりする不自然さ

 ところが横山常務の指図で、またしても本部の横やりが入ります。廃店候補となっている支店が扱っている大口の取引先は、本部へと移管されることになったのです。さらに、廃店した支店の残務処理に10人回すように蒲田支店に命令が下ります。これでは、いくらがんばってもノルマを達成することは不可能です。

 せっかく団結しかかっていた蒲田支店ですが、亀裂が生じます。若手行員の滝川(神木隆之介)が「ここの情報がダダ漏れしている。おかしい。本部の肩を持つ真山さんがスパイじゃないか」とみんなの前で言い出します。滝川にとって、副支店長の真山(香川照之)は上司です。いくらドラマとはいえ、目の前にいる上司に向かってこれはないんじゃないでしょうか。若手演技派の神木くんから出てきた台詞だけに、余計に違和感がありました。

 もしかするとTBSのディレクターは、ダメダメ人間たちの中で起きる魔女狩りの恐ろしさを描きたかったのでしょうか。それにしても中途半端です。大手銀行を舞台にした企業ドラマにもかかわらず、“コレジャナイ感”がますます濃厚に漂ってきます。

 

カマキリ先生の意外な一面

 そんな第3話でも、見どころはありました。みんな残業してヤル気を見せているのに、副支店長の真山だけは定時でさっさと退社していきます。『下町ロケット』(TBS系)第2シーズンの変人・軽部(徳重聡)もそうでしたが、残業しないで帰る社員は「日曜劇場」の世界では白眼視されるのでした。でも、真山には定時に退社する理由がありました。愛妻・有里(西田尚美)が長年にわたって入院しており、元気づけるために病院へ足繁く通っていたのです。

 花束を手に病室を訪ねてきた真山に対し、ベッドに伏している妻・有里は「あなたがいっぱい仕事できるよう、私も退院したら張り切ってご飯つくるわ」と囁くのでした。小さく微笑んで妻を見守る真山。企業ドラマブームを巻き起こした『半沢直樹』(TBS系)での顔面演技が大きな話題を呼んだ香川照之ですが、抑えた演技もなかなかです。昆虫に大人げなく大興奮してみせる“カマキリ先生”香川の意外な一面を知り、視聴者もホロリとさせられるのでした。

 ちなみに“カマキリ先生”は5月3日に放送された『香川照之の昆虫すごいぜ! 6時間目』(NHK Eテレ)ではアリを取り上げ、働きアリたちの社会と人間社会を重ね合わせ「あなたにはあなたにしかできないことがある。それをアリの世界が証明している」と熱い言葉を残しています。味方に付ければ心強いけれど、敵に回すと恐ろしい男、それが香川照之です。

 カマキリ先生、いや違った真山副支店長の見せ場が続きます。第3話では主に真山を尾行していた片岡支店長は、病院のロビーでようやく真山を見つけます。真山が定時で退社していた理由が分かり、スパイの疑いも晴れました。

真山「妻が退院したとき、私の今の仕事をなくすわけにはいきません。例え、どんなゴールが待っているかは分からなくても、何もしないわけにはいきません」

 がんばらない代表だった真山が、ついに片岡と手を組み、がんばることを決意したのでした。片岡と真山、スーツ姿のおっさん2人で多摩川の土手を競い合うように走ります。まるでスポ根ドラマのような展開ですが、脚本家のいずみ吉紘って、映画『ROOKIES 卒業』(09年)を書いた人だったんですね。片岡支店長がやたらと土手を走りたがることに、妙に納得しました。

 片岡と真山の共闘作戦の第1弾は、「田口るみビューティーサロン」の杜撰な経営を立て直すことでした。るみ社長(浅野ゆう子)と夫である専務(高木渉)に再建計画書を渡し、お客の信頼を取り戻すよう進言します。それまでホスト遊びで散財していたるみ社長ですが、2人の熱意に打たれてすっかり改心。もう少しでるみ社長にうっかり30億円を融資するところだった片岡は、真山の慎重さのお陰で九死に一生を得たのでした。真山さまさまです。

 

大幅ダウンしていた第2話の数字

 いつもと違った抑えた演技で、第3話の美味しいところをさらっていった香川照之。福山雅治は主役の座を喰われたかっこうとなりましたが、視聴率はどうだったのでしょうか?

 初回13.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と思いのほか好発進した『集団左遷!!』でしたが、第2話は8.9%、第3話は10.1%という結果でした。第2話で4.9%も大幅ダウンしていたとは……。救いは福山と香川ががっちりスクラムを組んだ第3話で、二ケタに持ち直したことでしょうか。

 この数字をキープできるかどうかは、やはり福山主演ドラマとしてではなく、企業ドラマとしてアンサンブルの面白さを発揮できるか次第ではないでしょうか。第4話は元男呼闘組の高橋和也にスポットライトが当たるようです。おっさんたちが底力を発揮して、採算効率しか考えない体制側や世間の常識にひと泡吹かせる展開に期待したいと思います。

(文=長野辰次)

“カマキリ先生”香川照之に福山雅治が喰われた!? 『集団左遷!!』第3話は視聴率二ケタを守れたか

 福山雅治が主演する初のサラリーマンもの『集団左遷!!』(TBS系)。元号が平成から令和に変わり、キャッチコピーも「平成最後の下克上だ」から「令和最初の下克上だ」に変わりました。さて、どれだけの人が気づいたでしょうか。第3話を振り返りたいと思います。

(前回までのレビューはこちらから)

 第1話からそこはかとなく漂う“コレジャナイ感”。第3話では廃店が決まっている三友銀行蒲田支店の片岡支店長(福山雅治)たちの前に、廃店計画を進める本部の横山常務(三上博史)が現われます。両者の間で激しい視殺戦が繰り広げられるかと思いきや、横山常務は「業績アップ、おめでとうございます」と蒲田支店の奮闘ぶりを讃え、あっさりと引き揚げていきます。あまり意味のないシーンでした。第2話のラストで盛り上げておいて、すっごい肩すかしです。

 片岡支店長は相変わらず「さらにがんばろ~!」としか言わないのですが、半期で100億円のノルマを達成しないと自分たちの居場所がなくなる蒲田支店の行員たちは尻に火が点いた状態となり、懸命に営業成績を上げていきます。

 

目の前の上司をスパイ呼ばわりする不自然さ

 ところが横山常務の指図で、またしても本部の横やりが入ります。廃店候補となっている支店が扱っている大口の取引先は、本部へと移管されることになったのです。さらに、廃店した支店の残務処理に10人回すように蒲田支店に命令が下ります。これでは、いくらがんばってもノルマを達成することは不可能です。

 せっかく団結しかかっていた蒲田支店ですが、亀裂が生じます。若手行員の滝川(神木隆之介)が「ここの情報がダダ漏れしている。おかしい。本部の肩を持つ真山さんがスパイじゃないか」とみんなの前で言い出します。滝川にとって、副支店長の真山(香川照之)は上司です。いくらドラマとはいえ、目の前にいる上司に向かってこれはないんじゃないでしょうか。若手演技派の神木くんから出てきた台詞だけに、余計に違和感がありました。

 もしかするとTBSのディレクターは、ダメダメ人間たちの中で起きる魔女狩りの恐ろしさを描きたかったのでしょうか。それにしても中途半端です。大手銀行を舞台にした企業ドラマにもかかわらず、“コレジャナイ感”がますます濃厚に漂ってきます。

 

カマキリ先生の意外な一面

 そんな第3話でも、見どころはありました。みんな残業してヤル気を見せているのに、副支店長の真山だけは定時でさっさと退社していきます。『下町ロケット』(TBS系)第2シーズンの変人・軽部(徳重聡)もそうでしたが、残業しないで帰る社員は「日曜劇場」の世界では白眼視されるのでした。でも、真山には定時に退社する理由がありました。愛妻・有里(西田尚美)が長年にわたって入院しており、元気づけるために病院へ足繁く通っていたのです。

 花束を手に病室を訪ねてきた真山に対し、ベッドに伏している妻・有里は「あなたがいっぱい仕事できるよう、私も退院したら張り切ってご飯つくるわ」と囁くのでした。小さく微笑んで妻を見守る真山。企業ドラマブームを巻き起こした『半沢直樹』(TBS系)での顔面演技が大きな話題を呼んだ香川照之ですが、抑えた演技もなかなかです。昆虫に大人げなく大興奮してみせる“カマキリ先生”香川の意外な一面を知り、視聴者もホロリとさせられるのでした。

 ちなみに“カマキリ先生”は5月3日に放送された『香川照之の昆虫すごいぜ! 6時間目』(NHK Eテレ)ではアリを取り上げ、働きアリたちの社会と人間社会を重ね合わせ「あなたにはあなたにしかできないことがある。それをアリの世界が証明している」と熱い言葉を残しています。味方に付ければ心強いけれど、敵に回すと恐ろしい男、それが香川照之です。

 カマキリ先生、いや違った真山副支店長の見せ場が続きます。第3話では主に真山を尾行していた片岡支店長は、病院のロビーでようやく真山を見つけます。真山が定時で退社していた理由が分かり、スパイの疑いも晴れました。

真山「妻が退院したとき、私の今の仕事をなくすわけにはいきません。例え、どんなゴールが待っているかは分からなくても、何もしないわけにはいきません」

 がんばらない代表だった真山が、ついに片岡と手を組み、がんばることを決意したのでした。片岡と真山、スーツ姿のおっさん2人で多摩川の土手を競い合うように走ります。まるでスポ根ドラマのような展開ですが、脚本家のいずみ吉紘って、映画『ROOKIES 卒業』(09年)を書いた人だったんですね。片岡支店長がやたらと土手を走りたがることに、妙に納得しました。

 片岡と真山の共闘作戦の第1弾は、「田口るみビューティーサロン」の杜撰な経営を立て直すことでした。るみ社長(浅野ゆう子)と夫である専務(高木渉)に再建計画書を渡し、お客の信頼を取り戻すよう進言します。それまでホスト遊びで散財していたるみ社長ですが、2人の熱意に打たれてすっかり改心。もう少しでるみ社長にうっかり30億円を融資するところだった片岡は、真山の慎重さのお陰で九死に一生を得たのでした。真山さまさまです。

 

大幅ダウンしていた第2話の数字

 いつもと違った抑えた演技で、第3話の美味しいところをさらっていった香川照之。福山雅治は主役の座を喰われたかっこうとなりましたが、視聴率はどうだったのでしょうか?

 初回13.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と思いのほか好発進した『集団左遷!!』でしたが、第2話は8.9%、第3話は10.1%という結果でした。第2話で4.9%も大幅ダウンしていたとは……。救いは福山と香川ががっちりスクラムを組んだ第3話で、二ケタに持ち直したことでしょうか。

 この数字をキープできるかどうかは、やはり福山主演ドラマとしてではなく、企業ドラマとしてアンサンブルの面白さを発揮できるか次第ではないでしょうか。第4話は元男呼闘組の高橋和也にスポットライトが当たるようです。おっさんたちが底力を発揮して、採算効率しか考えない体制側や世間の常識にひと泡吹かせる展開に期待したいと思います。

(文=長野辰次)

Hey!Say!JUMP、「こんなはずじゃなかった」と言わざる得ないジャニーズでの不思議な立場

 平成の時代が終わり、5月1日から「令和」の時代がスタートした。投資家の世界では、昨年夏~秋頃から印刷関連など元号関連銘柄が注目されるなどの動きがあり、世の中全体が改元に向かって大いに盛り上がっていくものと思われたが……。

 ジャニオタ的に「こんなはずじゃなかった」と言わざるを得ないのは、Hey!Say!JUMPの扱いである。「平成」をグループ名に冠する主だったものといえば、Hey!Say!JUMPとコンビ芸人・平成ノブシコブシくらい。さぞかし改元関連で引っ張りだこになるだろうと思われたのに、改元特番で見かけることもなければ、そもそもグループ全体でテレビに出ることがほとんどない。

 グループの冠番組は、隔週で出演する『リトルトーキョーライフ』(テレビ東京系)も、山田涼介・知念侑李・八乙女光の3人が出演する人気番組『スクール革命!』(日本テレビ系)も関東ローカル放送のみ。おまけに、『いただきハイジャンプ』(フジテレビ系)も、もともとは関東ローカルだ。これらの番組が放送されない地方在住で、ドラマやCM、バラエティ出演がないメンバーのファンにとっては、『めざましテレビ』(フジテレビ系)レギュラーの伊野尾慧が披露するプライベート写真コーナー「伊野尾ピクチャー」くらいでしか、テレビでメンバーの“生存確認”ができないかもしれない。

 改元関連でHey!Say!JUMPのやったことといえば、スポーツ新聞に取り上げられた、メンバー個人が舞台などの会見で語った改元に関するコメントと、雑誌の表紙をちょこっと飾った程度。一方で、ジャニーズアンチ媒体には、ジャニーズにまったく関心も知識もなさそうな識者などに「今後大変なのはHey!Say!JUMPでしょうね」などと語られたりと、踏んだり蹴ったりだ。

 ファンクラブ会員数はジャニーズ事務所全体でも嵐、関ジャニ∞に次いで3位。CDやDVD売上もトップクラスのはずだが、テレビでHey!Say!JUMPというグループを見ることはまったくない。にもかかわらず、他グループやベテランJr.などがテレビ番組で“苦労話”をするときは、Hey!Say!JUMPが引き合いに出されてばかりいる。そして、Hey!Say!JUMPの個人仕事が決まるたび、それがSPドラマ1本であっても、他グループのファンから呪詛を盛大に浴びせられ、こうした展開にはメンバーもファンも、いい加減慣れっこになっているのではないか。

 「キラキラで、先輩方から羨ましがられるポジション」は、Sexy ZoneからKing&Princeに世代交代した感があるが、「他グループなどから恨み言を言われるポジション」だけは10年以上もの長きにわたってHey!Say!JUMPの独占市場となっているのだ。つくづく不思議なグループである。


 「推され」と言われるわりに、グループ全体の露出は関東ローカル番組しかなく、周りには妬まれ恨まれ続け、露出が期待された「改元」関連ですらどこにも誰にも呼ばれることのないHey!Say!JUMP。

 と思ったら、ようやく「令和突入記念スペシャル」なるものが行われた。しかし、それは自らの冠番組『いただきハイジャンプ』(5月4日放送分)で、深夜の遊園地にメンバーと平成ノブシコブシが緊急招集されるというもの。まさかとは思ったが、誰も祝ってくれないから、「自分で自分の誕生日会を開いてしまった」パターンなのだ。

 しかも、間の悪いことに、天気は雨。深夜の暗い遊園地のテント下に地味に集い、ノブシコブシを含めた10人でじゃんけんをして、負けた1名がバンジージャンプをやるという、とてつもなく地味な企画。しいていえば、メンバーにもスタッフにもファンにも人気のある有岡大貴がバンジーを引き当てたことが、盛り上がり的にラッキーだった程度で、何とも地味なスペシャルだ。

 でも、そんな扱いがまた、実にHey!Say!JUMPらしく、ときには「ゆとり」と揶揄されてきた、おっとりのほほんとした、脱力感あふれる魅力を大いに引き出した番組ともいえる。

 デビュー12年目で全員がアラサーに差し掛かるグループでありながら、いつまでも“同じ場所”にいて、中高生女子などの若いファンを新規獲得し続け、ジャニオタたちが「あのとき、ちょっとどうかしてた」と自身の「黒歴史」を振り返って語る、熱狂度のど真ん中に居続けるHey!Say!JUMP。

 かつては「嵐のようになりたい」とよく語っていた彼らだが、嵐になる気配はまったく見えず、日々そこから遠ざかっている感もある。でも、「国民的」にならず、一般層や“お茶の間”向けにもならず、同じ場所にいながら先鋭的なオタクを常に狂わせ続けるという特殊性は、すでに彼らが確立した唯一無二の場所なのではないだろうか。
(南山ヒロミ)

スペインの蝋人形博物館に登場したドウェイン・ジョンソンの人形が、まるで「白人」!?

 歴史上の人物やハリウッドセレブ、人気スポーツ選手らを再現した蝋人形。モデルにされた人にとっては世界的知名度が証明されたというステータスにもなるのだが、微妙な仕上がりなもの、まったく似ていないものも多く、どの国でも笑いネタにされることが多い。

 しかし5月3日、スペイン・マドリードの蝋人形博物館に、“ザ・ロック”のリングネームを持つプロレスラー/俳優のドウェイン・ジョンソンの蝋人形が登場したのだが、肌の色が明るすぎると、たちまち炎上する騒ぎになった。

(蝋人形の写真はこちら)

 1995年に世界最大のプロレス団体「WWF」(現WWE)でデビューし、97年からは黒人至上主義のレスラーユニット「ネーション・オブ・ドミネーション」の悪役レスラーとして活躍したドウェイン。リングでの歯に衣着せぬ発言で人気者になった彼は、その後、ハリウッドに進出。映画『ハムナプトラ』シリーズで存在感を表し、09年に公開された主演映画『ウィッチマウンテン/地図から消された山』の大ヒットで俳優としての地位を確立した。近年では、映画界で引っ張りだことなっている。

 ドウェインの父親は、人気黒人レスラーだったロッキー・ジョンソン。母親は、サモア出身のプロレスラーとして人気を博したピーター・メイビアの娘と、まさしくプロレス界のサラブレッド。ミックスであるため、肌の色はこんがり日焼けしたようなブラウンカラーで、顔は母親似でサモアの色が濃く出ている。

 問題の蝋人形だが、マッチョな体形や左上腕のサモアを象徴するタトゥーは見事に再現されている。だが、肌の色は「白人がちょっと日焼けした」程度であり、そのせいか顔もあまり似ていない。この蝋人形が公開された直後、ネットでは特に黒人コミュニティから「そんなに白人のようにしたいのか!」といった怒号が飛び交っていた。

 昨年、ビヨンセの父親が「娘やマライア・キャリー、リアーナ、ニッキー・ミナージュら成功したアーティストの共通点は肌の色が明るいこと」と指摘して物議を醸したが、化粧品広告におけるビヨンセの肌の色が白くなっていたり、雑誌の表紙を飾ったリアーナの肌の色が明るくなっていたりと、「白人社会が黒人の肌の色を白く表現すること」に、強い憤り持つ黒人は少なくない。

 今回のドウェインの蝋人形に関しては、「黒人といってもサモアとのミックスだし……」と擁護する意見もあるが、「ロックはよく、自分は黒人だと言っている」「サモアの特徴まで消されている」と大炎上。ちなみに、ドウェインの蝋人形は、アメリカのハリウッド蝋人形館にも置かれているが、こちらは肌がブラウンで、人種的特徴を明確にしているからか人気である。

 今夏には、主演映画『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』が公開され、WWEへの復帰も期待されているドウェイン。世界的なスーパースターであるだけに、「肌の色も顔も、もう少し本人に似せてほしい」と切望する人は多いようだ。

スペインの蝋人形博物館に登場したドウェイン・ジョンソンの人形が、まるで「白人」!?

 歴史上の人物やハリウッドセレブ、人気スポーツ選手らを再現した蝋人形。モデルにされた人にとっては世界的知名度が証明されたというステータスにもなるのだが、微妙な仕上がりなもの、まったく似ていないものも多く、どの国でも笑いネタにされることが多い。

 しかし5月3日、スペイン・マドリードの蝋人形博物館に、“ザ・ロック”のリングネームを持つプロレスラー/俳優のドウェイン・ジョンソンの蝋人形が登場したのだが、肌の色が明るすぎると、たちまち炎上する騒ぎになった。

(蝋人形の写真はこちら)

 1995年に世界最大のプロレス団体「WWF」(現WWE)でデビューし、97年からは黒人至上主義のレスラーユニット「ネーション・オブ・ドミネーション」の悪役レスラーとして活躍したドウェイン。リングでの歯に衣着せぬ発言で人気者になった彼は、その後、ハリウッドに進出。映画『ハムナプトラ』シリーズで存在感を表し、09年に公開された主演映画『ウィッチマウンテン/地図から消された山』の大ヒットで俳優としての地位を確立した。近年では、映画界で引っ張りだことなっている。

 ドウェインの父親は、人気黒人レスラーだったロッキー・ジョンソン。母親は、サモア出身のプロレスラーとして人気を博したピーター・メイビアの娘と、まさしくプロレス界のサラブレッド。ミックスであるため、肌の色はこんがり日焼けしたようなブラウンカラーで、顔は母親似でサモアの色が濃く出ている。

 問題の蝋人形だが、マッチョな体形や左上腕のサモアを象徴するタトゥーは見事に再現されている。だが、肌の色は「白人がちょっと日焼けした」程度であり、そのせいか顔もあまり似ていない。この蝋人形が公開された直後、ネットでは特に黒人コミュニティから「そんなに白人のようにしたいのか!」といった怒号が飛び交っていた。

 昨年、ビヨンセの父親が「娘やマライア・キャリー、リアーナ、ニッキー・ミナージュら成功したアーティストの共通点は肌の色が明るいこと」と指摘して物議を醸したが、化粧品広告におけるビヨンセの肌の色が白くなっていたり、雑誌の表紙を飾ったリアーナの肌の色が明るくなっていたりと、「白人社会が黒人の肌の色を白く表現すること」に、強い憤り持つ黒人は少なくない。

 今回のドウェインの蝋人形に関しては、「黒人といってもサモアとのミックスだし……」と擁護する意見もあるが、「ロックはよく、自分は黒人だと言っている」「サモアの特徴まで消されている」と大炎上。ちなみに、ドウェインの蝋人形は、アメリカのハリウッド蝋人形館にも置かれているが、こちらは肌がブラウンで、人種的特徴を明確にしているからか人気である。

 今夏には、主演映画『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』が公開され、WWEへの復帰も期待されているドウェイン。世界的なスーパースターであるだけに、「肌の色も顔も、もう少し本人に似せてほしい」と切望する人は多いようだ。

嵐・二宮和也、「さすが」「ブレない」とファンを感心させた“海外旅行”に関する独自見解

 嵐・二宮和也がパーソナリティを務めるラジオ番組『BAY STORM』(bayfm)が、5月5日に放送された。

 この日はゴールデンウイーク真っ只中ということで、「みなさん、(休みは)どうするんですか?」と切り出した二宮。スタッフから「犬の散歩」という返答が返ってくると、「どこにも行かず?」と茶化しつつ、「ああ、仕事ね、難しいですよね。どっか行こうかって言ったって」とフォローしていた。

 二宮自身は連休中の旅行について、「いいと思うんだけどさ、旅行も。否定してないよ。悪く言ってないよ、まったくね」と前置きしつつ、「疲れません? 総合的な判断すると」とバッサリ。「単純にね、身体的な疲労が溜まるわけじゃない? でもさ、もっと精神的な疲労もあるじゃない。人がいっぱいいるとか。なにやってもどこ行っても、めちゃくちゃいる」「日本人だけが限定で10連休休むってなったら、どこ行ってもいるじゃん」と、人混みに疲れてしまう“引きこもり体質”ならではの感覚を吐露。

 その後も二宮のトークは止まらず、「疲れないの? 結局さ、日本と違う時間を、非日常を味わいたいって、ちょっと頑張って遠くへ行くのに。そこに(日本人が)めちゃくちゃいたら変わらなくない?」と不思議そう。なんでも、海外旅行について独特の考えを持っているよう。

 二宮は「みんなが遠くに行こうって言って、みんなで遠くに行った先が“日本”なんだよね、俺の中で」「日本のみんなが同じ条件で休んで、『こんな機会なかなかないから』ってみんなで遠くへ行くじゃん。みんなで遠くに行った“遠く”は、もう俺の中で見た目も日本なんだよ、結局。だから修学旅行みたいなことよ」と、“海外旅行をしても日本人観光客が多ければ、その場所は日本になる”という独特の理論を提唱。その後、「二宮の人生でもしかしたら来るかもしれないし、ハワイに行きますって。大移動してるかもしれないし」と海外旅行の可能性に言及していたものの、最後には「ダメだな、日本だな、来年も」と笑っていた。

 この日の放送にリスナーからは「さすが引きこもり体質! でも10連休はどこも混んでるし、疲れちゃうよね」「私も日本人が多い観光地は行きたくないから、二宮くんの考え方わかる」「ニノは本当にブレないよね。おうちでゆっくりしててください(笑)」という声が集まった。
(福田マリ)

嵐・二宮和也、「さすが」「ブレない」とファンを感心させた“海外旅行”に関する独自見解

 嵐・二宮和也がパーソナリティを務めるラジオ番組『BAY STORM』(bayfm)が、5月5日に放送された。

 この日はゴールデンウイーク真っ只中ということで、「みなさん、(休みは)どうするんですか?」と切り出した二宮。スタッフから「犬の散歩」という返答が返ってくると、「どこにも行かず?」と茶化しつつ、「ああ、仕事ね、難しいですよね。どっか行こうかって言ったって」とフォローしていた。

 二宮自身は連休中の旅行について、「いいと思うんだけどさ、旅行も。否定してないよ。悪く言ってないよ、まったくね」と前置きしつつ、「疲れません? 総合的な判断すると」とバッサリ。「単純にね、身体的な疲労が溜まるわけじゃない? でもさ、もっと精神的な疲労もあるじゃない。人がいっぱいいるとか。なにやってもどこ行っても、めちゃくちゃいる」「日本人だけが限定で10連休休むってなったら、どこ行ってもいるじゃん」と、人混みに疲れてしまう“引きこもり体質”ならではの感覚を吐露。

 その後も二宮のトークは止まらず、「疲れないの? 結局さ、日本と違う時間を、非日常を味わいたいって、ちょっと頑張って遠くへ行くのに。そこに(日本人が)めちゃくちゃいたら変わらなくない?」と不思議そう。なんでも、海外旅行について独特の考えを持っているよう。

 二宮は「みんなが遠くに行こうって言って、みんなで遠くに行った先が“日本”なんだよね、俺の中で」「日本のみんなが同じ条件で休んで、『こんな機会なかなかないから』ってみんなで遠くへ行くじゃん。みんなで遠くに行った“遠く”は、もう俺の中で見た目も日本なんだよ、結局。だから修学旅行みたいなことよ」と、“海外旅行をしても日本人観光客が多ければ、その場所は日本になる”という独特の理論を提唱。その後、「二宮の人生でもしかしたら来るかもしれないし、ハワイに行きますって。大移動してるかもしれないし」と海外旅行の可能性に言及していたものの、最後には「ダメだな、日本だな、来年も」と笑っていた。

 この日の放送にリスナーからは「さすが引きこもり体質! でも10連休はどこも混んでるし、疲れちゃうよね」「私も日本人が多い観光地は行きたくないから、二宮くんの考え方わかる」「ニノは本当にブレないよね。おうちでゆっくりしててください(笑)」という声が集まった。
(福田マリ)

【マンガ】半年間で「卵巣のう腫」はどうなった? 実家暮らしと「バイト生活」を終えて【第63回】

「生理痛なんて、みんな一緒!」

1カ月ごとにやってくる、尋常じゃない腹痛・寒気・吐き気……。
周囲の言葉を信じて10数年も耐え続けた「生理痛」、医者にかかってみたらビョーキと診断されちゃった!?

30歳から治療を開始した「月経困難症」との向き合い方をつづる、日常闘病コミックエッセイ。

半年間の実家暮らし、終了

 

――「私の生理、病名がつきました。」は、毎週日・月・火の週3回更新になります。お楽しみに!

 

<著者プロフィール>

まお

月経困難症。体験した事や思った事を4コマ漫画にしています。自分の体、大切な人の体を考える事や、行動する事のきっかけになればうれしいです。ポジティブに生きてるオタク。



<バックナンバーはこちら>

第1回~第10回まとめ読み……私の生理、ビョーキでした!?
第11回~第20回まとめ読み……ピル服用、7カ月の間に起きたこと
第21回~第30回まとめ読み……ピル服用で「不正出血」が止まらない!?
第31回~第40回まとめ読み……「生理を知らない成人男性」って実在したの!?
第41回~第50回まとめ読み……卵巣に「のう腫」が見つかったらどうする?

【第51回】新しい職場で大寝坊!
【第52回】30代で更年期障害!?
【第53回】ピル由来と思しき「新たな症状」
【第54回】3度めの「低容量ピル」
【第55回】「不正出血」が起きたワケ
【第56回】ピルを飲むと太るって本当?
【第57回】「ピル太り」実録レポート!
【第58回】ピル太りに効いたダイエット方法
【第59回】自己管理できない人、じゃない!
【第60回】初めて知った「太った人」の辛さ
【第61回】「心無い言葉」への対処法
【第62回】引越し先、選ぶ基準は○○への距離!