オードリー・春日俊彰、「公開プロポース」のリスクと婚約者に与えるメリット

羨望、嫉妬、嫌悪、共感、慈愛――私たちの心のどこかを刺激する人気芸能人たち。ライター・仁科友里が、そんな有名人の発言にくすぐられる“女心の深層”を暴きます

<今回の有名人>
「キャバクラとクラブのVIPルーム行って」オードリー・若林正恭
『オードリーのオールナイトニッポン』(ニッポン放送、4月28日)

 芸能人の仕事を、1分1秒でも長くテレビに映って、顔と名前を売る職業だと仮定した場合、プライベートをネタにすることもアリだろう。そういったネタの一つとして、芸人が番組で交際中の女性にプロポーズをすることがある。長時間テレビに映る上に、感動的なプロポーズができる。好感度も上がることを見越しての決断だろうが、実はこの公開プロポーズ、芸人側にリスクのある行為ではないだろうか。

 オードリー・春日俊彰が4月18日放送の『ニンゲン観察バラエティ モニタリング3時間スペシャル』(TBS系)で、交際歴10年以上の一般人女性にプロポーズをした。春日といえば、ブレークした後も、家賃3万9,000円のアパート住まいを続け、清涼飲料水は買わず、貯金に励んでいることを公言しているが、ケチなのは芸風ではなく真実らしい。春日の日ごろの金銭感覚は、女性いわく、「特急料金を払う意味がわからないから、鈍行で行く」「ホワイトデーのお返しをくれないので、バレンタインのチョコを送るのをやめた」といった具合で、徹底した“しぶちん”を貫いている。

 愛情表現をすることも少なく、番組いわく“奥手”な春日が、ひそかに猛特訓して、ゆずの「栄光の架け橋」をピアノ演奏し、手紙を読む形でサプライズのプロポーズを決行した。交際が5年を過ぎ、女性の方から「結婚はどう考えているの?」と聞かれることが増えても、春日は回答を避けていたようだ。その煮え切らない態度を振り返って、春日は「不安にさせて、悲しくさせて、つらい思いをさせてごめんなさい」「好きな人を一生幸せにする覚悟が生まれるまでに、10年もかかってしまいました」と、その理由を説明する。結婚から逃げていたのではなく、むしろ結婚を真剣に考えるからこそ、踏み切れなかったという理由は、特に若い女性に刺さるのではないかと思っていたが、果たしてそうだった。SNSでは「感動した」「プロポーズのために、指輪を買ってピアノも練習してくれるなんて」と、春日に好感を持ったという20代女性のコメントが見られた。

 私の感想はというと、「こういうのがプロポーズの標準だと若い女性が思い込んでしまったら、大変だろうな」である。春日のプロポーズは、テレビで放送する、つまりは仕事だから、裏方も出演者も本気で感動を作り上げる。視聴者が胸を熱くするのは、春日の人柄というより、プロの技によってではないだろうか。公開プロポーズをしたタレントは、裏方の尽力もあって、「いい人なんだ」と好感度を上げることができるが、プロポーズ成功後は、一人でその好感度をキープしなければいけない(スタッフは助けてくれない)という新たなタスクを背負わなくてはならない。

 春日は、早速しくじってしまう。「フライデー」(講談社)が、感動的なプロポーズを成功させた春日の“裏切り”を報じた。プロポーズする10日前、春日は飲み会の後、アパートに金髪の一般人女性を招き入れていたそうだ。同誌によると、この女性とは半年前から何度も密会していたという。

 春日は浮気を認めた。4月28日放送の『オードリーのオールナイトニッポン』(ニッポン放送)では、相方の若林正恭に「頭イカれてんの?」「(ここ数年の春日は)キャバクラとクラブのVIPルーム行って、オレの一番嫌いな芸能人の染まり方(をしていた)」、また電話出演した婚約者には「気持ち悪い」となじられていた。SNSでも「失望した」「だまされた」というような内容のコメントが多数見られたのだ。公開プロポーズは、視聴者を感動させて好感度を上げた分、信頼を裏切るような行動を取ると、好感度が下がるばかりか、「嘘つき」の称号まで授かってしまうというリスクがあるのではないだろうか。

 婚約者は、10年待ってやっとプロポーズされた後、すぐに浮気が発覚して、深く傷ついただろう。しかし、私に言わせるのなら、公開プロポーズでクビがしまったのは春日だから、婚約者は安心していいのではないか。

 公開プロポーズしていなかったら、そもそも写真週刊誌の記事が出ることもなかったのかもしれないが、非公開のプロポーズの後に、浮気問題が発覚した場合、二人がケンカ別れしてしまう可能性もないとは言えないだろう。しかし、テレビでプロポーズした以上、ハッピーエンドにしないと番組に迷惑をかけるから、破談を避けたいのは春日の方であるはず。最近の風潮から考えて、結婚後に不倫をしたら芸人生命が終わりかねない面もあるのだ。

 付け加えると、いくら人気芸能人とは言っても、春日と不倫したい女性もごくごく少数はではないだろうか。2016年放送の『ナカイの窓』(日本テレビ系)で、どきどきキャンプ・佐藤満春が、春日の相席居酒屋やキャバクラ通いを暴露していた。春日行きつけのキャバクラのキャストも、その番組に出演していたが、「割引チケットを必ず使う」「女の子にお酒を飲ませない」そうで、相変わらずケチらしい。その頃と今の遊び方が同じとは限らないものの、キャバ嬢たちは客にカネを使ってもらうのが仕事だから、お金を持っているのに使おうとしない春日は「がっがりな客」だろう。『モニタリング』で、婚約者は「(人気芸人なので)女優さんとも付き合えたかもしれないのに、(家賃の安いアパートに住むなど)変わらないところがいい」とも言っていたが、ここまでケチだと、女優の方から願い下げされるだろうし、一般人女性でも、春日のケチぶりについていける人は少数のように思う。

 10年も結婚の話から逃げていたり、キャバクラに通うカネはあっても、交際相手にはカネを使わないというのは、正直、婚約者のことをナメていた部分があると私は思うが、公開プロポーズをした結果、春日は婚約者を裏切れないところまで、追いやられたのである。結婚願望のある30代の女性を10年も待たせるのは本当に酷なことだが、女性側もやはり春日と離れがたかったのだろう。10年も待たされた分、どうか楽しい結婚生活を送っていただきたいものだ。

仁科友里(にしな・ゆり)
1974年生まれ、フリーライター。2006年、自身のOL体験を元にしたエッセイ『もさ子の女たるもの』(宙出版)でデビュー。現在は、芸能人にまつわるコラムを週刊誌などで執筆中。気になるタレントは小島慶子。著書に『間違いだらけの婚活にサヨナラ!』(主婦と生活社)『確実にモテる 世界一シンプルなホメる技術』(アスペクト)。

オードリー・春日俊彰、「公開プロポース」のリスクと婚約者に与えるメリット

羨望、嫉妬、嫌悪、共感、慈愛――私たちの心のどこかを刺激する人気芸能人たち。ライター・仁科友里が、そんな有名人の発言にくすぐられる“女心の深層”を暴きます

<今回の有名人>
「キャバクラとクラブのVIPルーム行って」オードリー・若林正恭
『オードリーのオールナイトニッポン』(ニッポン放送、4月28日)

 芸能人の仕事を、1分1秒でも長くテレビに映って、顔と名前を売る職業だと仮定した場合、プライベートをネタにすることもアリだろう。そういったネタの一つとして、芸人が番組で交際中の女性にプロポーズをすることがある。長時間テレビに映る上に、感動的なプロポーズができる。好感度も上がることを見越しての決断だろうが、実はこの公開プロポーズ、芸人側にリスクのある行為ではないだろうか。

 オードリー・春日俊彰が4月18日放送の『ニンゲン観察バラエティ モニタリング3時間スペシャル』(TBS系)で、交際歴10年以上の一般人女性にプロポーズをした。春日といえば、ブレークした後も、家賃3万9,000円のアパート住まいを続け、清涼飲料水は買わず、貯金に励んでいることを公言しているが、ケチなのは芸風ではなく真実らしい。春日の日ごろの金銭感覚は、女性いわく、「特急料金を払う意味がわからないから、鈍行で行く」「ホワイトデーのお返しをくれないので、バレンタインのチョコを送るのをやめた」といった具合で、徹底した“しぶちん”を貫いている。

 愛情表現をすることも少なく、番組いわく“奥手”な春日が、ひそかに猛特訓して、ゆずの「栄光の架け橋」をピアノ演奏し、手紙を読む形でサプライズのプロポーズを決行した。交際が5年を過ぎ、女性の方から「結婚はどう考えているの?」と聞かれることが増えても、春日は回答を避けていたようだ。その煮え切らない態度を振り返って、春日は「不安にさせて、悲しくさせて、つらい思いをさせてごめんなさい」「好きな人を一生幸せにする覚悟が生まれるまでに、10年もかかってしまいました」と、その理由を説明する。結婚から逃げていたのではなく、むしろ結婚を真剣に考えるからこそ、踏み切れなかったという理由は、特に若い女性に刺さるのではないかと思っていたが、果たしてそうだった。SNSでは「感動した」「プロポーズのために、指輪を買ってピアノも練習してくれるなんて」と、春日に好感を持ったという20代女性のコメントが見られた。

 私の感想はというと、「こういうのがプロポーズの標準だと若い女性が思い込んでしまったら、大変だろうな」である。春日のプロポーズは、テレビで放送する、つまりは仕事だから、裏方も出演者も本気で感動を作り上げる。視聴者が胸を熱くするのは、春日の人柄というより、プロの技によってではないだろうか。公開プロポーズをしたタレントは、裏方の尽力もあって、「いい人なんだ」と好感度を上げることができるが、プロポーズ成功後は、一人でその好感度をキープしなければいけない(スタッフは助けてくれない)という新たなタスクを背負わなくてはならない。

 春日は、早速しくじってしまう。「フライデー」(講談社)が、感動的なプロポーズを成功させた春日の“裏切り”を報じた。プロポーズする10日前、春日は飲み会の後、アパートに金髪の一般人女性を招き入れていたそうだ。同誌によると、この女性とは半年前から何度も密会していたという。

 春日は浮気を認めた。4月28日放送の『オードリーのオールナイトニッポン』(ニッポン放送)では、相方の若林正恭に「頭イカれてんの?」「(ここ数年の春日は)キャバクラとクラブのVIPルーム行って、オレの一番嫌いな芸能人の染まり方(をしていた)」、また電話出演した婚約者には「気持ち悪い」となじられていた。SNSでも「失望した」「だまされた」というような内容のコメントが多数見られたのだ。公開プロポーズは、視聴者を感動させて好感度を上げた分、信頼を裏切るような行動を取ると、好感度が下がるばかりか、「嘘つき」の称号まで授かってしまうというリスクがあるのではないだろうか。

 婚約者は、10年待ってやっとプロポーズされた後、すぐに浮気が発覚して、深く傷ついただろう。しかし、私に言わせるのなら、公開プロポーズでクビがしまったのは春日だから、婚約者は安心していいのではないか。

 公開プロポーズしていなかったら、そもそも写真週刊誌の記事が出ることもなかったのかもしれないが、非公開のプロポーズの後に、浮気問題が発覚した場合、二人がケンカ別れしてしまう可能性もないとは言えないだろう。しかし、テレビでプロポーズした以上、ハッピーエンドにしないと番組に迷惑をかけるから、破談を避けたいのは春日の方であるはず。最近の風潮から考えて、結婚後に不倫をしたら芸人生命が終わりかねない面もあるのだ。

 付け加えると、いくら人気芸能人とは言っても、春日と不倫したい女性もごくごく少数はではないだろうか。2016年放送の『ナカイの窓』(日本テレビ系)で、どきどきキャンプ・佐藤満春が、春日の相席居酒屋やキャバクラ通いを暴露していた。春日行きつけのキャバクラのキャストも、その番組に出演していたが、「割引チケットを必ず使う」「女の子にお酒を飲ませない」そうで、相変わらずケチらしい。その頃と今の遊び方が同じとは限らないものの、キャバ嬢たちは客にカネを使ってもらうのが仕事だから、お金を持っているのに使おうとしない春日は「がっがりな客」だろう。『モニタリング』で、婚約者は「(人気芸人なので)女優さんとも付き合えたかもしれないのに、(家賃の安いアパートに住むなど)変わらないところがいい」とも言っていたが、ここまでケチだと、女優の方から願い下げされるだろうし、一般人女性でも、春日のケチぶりについていける人は少数のように思う。

 10年も結婚の話から逃げていたり、キャバクラに通うカネはあっても、交際相手にはカネを使わないというのは、正直、婚約者のことをナメていた部分があると私は思うが、公開プロポーズをした結果、春日は婚約者を裏切れないところまで、追いやられたのである。結婚願望のある30代の女性を10年も待たせるのは本当に酷なことだが、女性側もやはり春日と離れがたかったのだろう。10年も待たされた分、どうか楽しい結婚生活を送っていただきたいものだ。

仁科友里(にしな・ゆり)
1974年生まれ、フリーライター。2006年、自身のOL体験を元にしたエッセイ『もさ子の女たるもの』(宙出版)でデビュー。現在は、芸能人にまつわるコラムを週刊誌などで執筆中。気になるタレントは小島慶子。著書に『間違いだらけの婚活にサヨナラ!』(主婦と生活社)『確実にモテる 世界一シンプルなホメる技術』(アスペクト)。

ジャニーズJr.黄金期に活躍した“辞めジュ”の現在は? 滝沢秀明にメッセージ

 滝沢秀明が「ジャニーズアイランド」の社長に就任したことで、にわかに活気を帯びているジャニーズJr.。ジャニーズJr.は1995年からしばらく黄金期と呼ばれ人気沸騰した時期があり、滝沢をはじめ現在も活躍する嵐や関ジャニ∞のメンバー、山下智久、生田斗真、風間俊介などのスターを輩出した。

 しかしその影で、デビューする前にジャニーズ事務所を去ったJr. “辞めジュ”も多数存在する。彼らは今、何をしているのか。

「怪談トリオ」の一員だった川野直輝は
 川野直輝は滝沢秀明、今井翼とともに『木曜の怪談 怪奇俱楽部シリーズ』(1995~1996年/フジテレビ系)に出演しており、同学年でジャニーズ事務所入所時期も近い3人は当時「怪談トリオ」と呼ばれていた。いわゆるjr.内ユニットだ。また、当時からドラムが得意であった川野は、小原裕貴らとやはりJr.内ユニット「川野バンド」を結成していた時期もある。現在は37歳になった。

 人気Jr.の1人だった川野だが、将来はドラマーとして活動することを望み、1998年頃に自らジャニーズ事務所を退所。退所後は地元でバンド活動をするなどしていたが、2002年頃からはバンドに加えて役者活動もしており、ドラマや映画など出演作品は多数ある。川野がJr.として活躍していたのはかれこれ20年以上前だが、なにげなく刑事ドラマを見ていて「あ、川野くんだ!」と気づいた――なんて視聴者も少なくないのでは。

高橋直気はSPEED・島袋寛子の結婚にコメント
 1996年にジャニーズ事務所に入所した高橋直気もまた、かなり高い人気を誇るJr.だった。Jr.入りしてほどなく中居正広主演ドラマ『勝利の女神』(1996年/フジテレビ系)に、私立中学を目指して塾に通う生徒の役で出演し、アイドル雑誌『Myojo』(集英社)などでは滝沢秀明や今井翼らと共に表紙に登場。瞬く間に人気Jr.に躍り出たが、活動期間は短く、翌年にはほとんど姿を見せなくなり、1998年頃にはジャニーズ事務所を解雇されてしまった。

 解雇理由は、16歳で喫煙を報じられたことに加え、SPEEDの島袋寛子との交際も絡んでいるのではないかと噂された。SPEEDの解散発表と同時に、写真週刊誌「FOCUS」(新潮社)が、高橋と島袋の熱愛を報道したのだ島袋が所属するのは、DA PUMPなどを抱え、ジャニーズとライバル関係にあるとされるライジングプロダクション。事務所同士の対立という“大人の事情”に巻き込まれたのではないか、という憶測が駆け巡った。

 ジャニーズ退所後の高橋は一時期ライジングプロダクションに所属して芸能活動を行っていたが、またもや素行不良で解雇。一時期、高橋は表舞台から姿を消した。しかし2009年頃にブログを始め、以後はミュージシャンとしてライブ活動や俳優としてドラマや舞台に出演していることが確認できる。

 現在はTwitter のアカウントもあり、2017年に島袋寛子が結婚発表した際にはTwitterで<おっ!結婚したんだね!おめでとさーん!>とツイートし、ファンたちは<あれはホントだったんですね…>などとリプライしていた。“あれ”というのは、もちろん島袋との交際報道のことだ。また、2018年をもって引退した滝沢秀明について、高橋は2019年元旦のブログで<俺が辞めた時に、「戻って来い!」「辞めるな!」と俺が辞めるのを止めようとしてくれてた唯一の先輩だった。その時は言えなかったけど、ありがとうこざいました>と綴っている。現在は36歳だ。

 なお、ジャニーズ事務所は未成年の喫煙・飲酒に対しては厳しい対処をしてきた。1999年に写真週刊誌「FRIDAY」(講談社)に喫煙と飲酒を報じられた、浅倉一男(当時:浜田一男)、大阪俊介、尾身和樹、穴沢真啓の4人はいずれも当時の人気Jr.だったが、全員解雇された。

櫻井翔らとトリオを組んでいた浜田一男は
 1995年にジャニーズ事務所に入所した浜田一男は、1996年に放送されていたKinKi Kidsの『それ行けKinKi大冒険』『それ行けKinKi大放送』(日本テレビ系)に、櫻井翔、穴沢真啓とともに「それ行けトリオ」のメンバーとして出演。アイドル雑誌に登場する機会も多く、1998年には『24時間テレビ』内のドラマ『心の扉』(日本テレビ系)に、滝沢秀明演じる主人公の親友役で出演した。

 しかし1999年に飲酒・喫煙が報じられ、解雇。喫煙報道の件がなければ、嵐メンバーに入っていたともいわれた。

 2001年からは浅倉一男名義で活動を再開し、舞台を中心に活動。現在は歌舞伎町でバー経営もしており、店名義のTwitterも更新されている。本人名義のTwitterも出演舞台の情報、稽古場で撮った写真などを盛んにアップ、2018年12月に『8時だJ』(テレビ朝日系)が一夜限りの復活放送が決定した際には<え!8時だJやるの!?? やべー見なきゃ!みんなも是非!>とツイート。ファンからは<出てほしい>というリプライが寄せられたが、実現することはなかった。

 同年12月31日には、<滝沢、翼。お疲れ様。2人が頑張ってる姿を見て俺もここまで生きてこれたし、2人のなかでも苦労もあったと思う。 うまく言えないけど、2人の事を思って乾杯してるよ。死んでも大好きだ。浅倉一男>と、Jr.黄金期をともにした滝沢と今井にメッセージを寄せている。

大坂俊介は完全に引退か
 大坂俊介もまた黄金期の人気Jr.のひとりで、『愛LOVEジュニア』(1996~1998年/テレビ東京)や『8時だJ』(1998~1999年/テレビ朝日系)、アイドル雑誌に多数登場していた。1998年には土9枠の連続ドラマ『ハルモニア この愛の涯て』(日本テレビ系)で、堂本光一演じる主人公の弟役で出演。

 1999年に飲酒・喫煙が報じられ浅倉らとともに解雇された大坂だが、程なく芸能活動を再開し、2003~2006年にはダンスユニット・DIAMOND☆DOGSに所属していた。DIAMOND☆DOGSを抜けてからは俳優や歌手として活動していたが、2010年に芸能界を引退したという。ちなみに2010年にはイメージDVDを発売している。

 大坂が2017年に開設したTwitterの投稿から、現在は会社員なのではないかと噂されるが、更新は2018年9月の「大坂俊介さんっぽいアニメキャラは“ぼのぼの”」というツイートを最後に途絶えている。

『マネーの虎』で200万借りた尾身和樹は
 ジャニーズ事務所解雇後、ホストクラブに勤務していた時期もあるという尾身和樹は、21歳の頃に『マネーの虎』(日本テレビ系)に出演。かつてJr.を解雇されたことを明かし、経験がないにもかかわらずアパレルショップの開業資金を志願し、ドン引きされていたが、結果的に実業家の高橋がなり氏から「失敗していい経験をしなよ」と200万円借りることができた。が、事業は失敗したようだ。

 その後、浅倉一男と歌舞伎町でバーを経営していたが、現在当該バーの公式Twitterには浅倉の名前しか記載されていない。尾身のTwitterは2015年11月を最後に更新が途絶えているが、2018年には六本木のバーで勤務しているという情報もファンの間で交わされていた。

 ちなみに浅倉、大坂、尾身とともに解雇された穴沢真啓は、そのまま芸能界を引退したようだ。穴沢は1997年にKinKi Kidsが主演を務めた土9枠の連続ドラマ『ぼくらの勇気 未満都市』(日本テレビ系)にレギュラー出演。相葉雅紀演じる少年と行動をともにする少年の役だったが、2017年の『ぼくらの勇気 未満都市2017』に姿を見せることはなかった。

いつの間にか退所していたジミーMackey
 アメリカ人と日本人のハーフであるジミーMackey は、2000年にJr.入りしてすぐさま、『ガキバラ帝国2000!』や『ザ少年倶楽部』に出演するようになり、モデルとしても活動していた。

 しかし次第にあまり姿を見なくなり、いつの間にか退所。早稲田大学を卒業後の2016年に大学時代の友人と会社を設立したそうで、赤西仁のインスタグラムにも登場している。現在は31歳。

Love-tuneは驚くべき復活!
 ジャニーズタレントの不祥事・脱退・退所・活動休止・芸能界引退などが相次いだ2018年は、ジャニーズ事務所にとって激動の1年だったといえよう。11月には、Jr.ユニット・Love-tuneの解散とメンバーの退所が明らかになった。

 Love-tuneメンバーの多くはJr.歴が長く、人気と実力を備えたグループで、2017年には単独ライブも開催している。しかし、2018年12月6日発売の『週刊文春』(文藝春秋)によると、事務所からCDデビューは難しいと言われていたこともあり、2018年1月に事務所が提示した新たな契約書へのサインを保留にしたところ、事務所はメンバーたちを冷遇するようになったという。

 Love-tuneメンバー7人のうち、真田佑馬、諸星翔希、萩谷慧悟、阿部顕嵐、長妻怜央の5人は2018年11月30日に退所。森田美勇人は2018年12月31日に、安井謙太郎は2019年3月31日にそれぞれ退所している。

 ただ、元Love-tuneメンバーたちはすでに芸能活動を再開させている。

 真田佑馬と阿部顕嵐は、2月11放送の帯番組『ひるキュン!』(TOKYO MX)に出演し、MCの田中みな実と恋愛トークを繰り広げた。この時、真田と阿部は3月31日に東京ドームシティ・プリズムホールで行われる「TOKYO MX FES.2019」への参加も発表。当日のイベント「真田佑馬と阿部顕嵐のつながるつながるつながる」には、真田と阿部だけでなく、元Love-tuneメンバー、諸星、森田、長妻もサプライズゲストとして登場し、萩谷もテレビ電話から出演したのだった。

 萩谷慧悟は今年3月、舞台『仮面ライダー斬月』に出演。ちなみに発表があったのは今年1月と、ジャニーズ事務所を退所してから1か月余り経過した頃だ。また、4月からは、真田佑馬、諸星翔希、森田美勇人、萩谷慧悟、阿部顕嵐、長妻怜央の6人が、木曜深夜に放送される『イケダンMAX』(TOKYO MIX)に出演中で、事実上のグループ復活と見る向きも。

 真田はTwitter、阿部はInstagram、萩谷はブログを開設している。3月31日に退所した安井謙太郎に関しては今のところ目立った動きはないが、ファンは近況報告を待ち望んでいるだろう。

ジャニーズJr.黄金期に活躍した“辞めジュ”の現在は? 滝沢秀明にメッセージ

 滝沢秀明が「ジャニーズアイランド」の社長に就任したことで、にわかに活気を帯びているジャニーズJr.。ジャニーズJr.は1995年からしばらく黄金期と呼ばれ人気沸騰した時期があり、滝沢をはじめ現在も活躍する嵐や関ジャニ∞のメンバー、山下智久、生田斗真、風間俊介などのスターを輩出した。

 しかしその影で、デビューする前にジャニーズ事務所を去ったJr. “辞めジュ”も多数存在する。彼らは今、何をしているのか。

「怪談トリオ」の一員だった川野直輝は
 川野直輝は滝沢秀明、今井翼とともに『木曜の怪談 怪奇俱楽部シリーズ』(1995~1996年/フジテレビ系)に出演しており、同学年でジャニーズ事務所入所時期も近い3人は当時「怪談トリオ」と呼ばれていた。いわゆるjr.内ユニットだ。また、当時からドラムが得意であった川野は、小原裕貴らとやはりJr.内ユニット「川野バンド」を結成していた時期もある。現在は37歳になった。

 人気Jr.の1人だった川野だが、将来はドラマーとして活動することを望み、1998年頃に自らジャニーズ事務所を退所。退所後は地元でバンド活動をするなどしていたが、2002年頃からはバンドに加えて役者活動もしており、ドラマや映画など出演作品は多数ある。川野がJr.として活躍していたのはかれこれ20年以上前だが、なにげなく刑事ドラマを見ていて「あ、川野くんだ!」と気づいた――なんて視聴者も少なくないのでは。

高橋直気はSPEED・島袋寛子の結婚にコメント
 1996年にジャニーズ事務所に入所した高橋直気もまた、かなり高い人気を誇るJr.だった。Jr.入りしてほどなく中居正広主演ドラマ『勝利の女神』(1996年/フジテレビ系)に、私立中学を目指して塾に通う生徒の役で出演し、アイドル雑誌『Myojo』(集英社)などでは滝沢秀明や今井翼らと共に表紙に登場。瞬く間に人気Jr.に躍り出たが、活動期間は短く、翌年にはほとんど姿を見せなくなり、1998年頃にはジャニーズ事務所を解雇されてしまった。

 解雇理由は、16歳で喫煙を報じられたことに加え、SPEEDの島袋寛子との交際も絡んでいるのではないかと噂された。SPEEDの解散発表と同時に、写真週刊誌「FOCUS」(新潮社)が、高橋と島袋の熱愛を報道したのだ島袋が所属するのは、DA PUMPなどを抱え、ジャニーズとライバル関係にあるとされるライジングプロダクション。事務所同士の対立という“大人の事情”に巻き込まれたのではないか、という憶測が駆け巡った。

 ジャニーズ退所後の高橋は一時期ライジングプロダクションに所属して芸能活動を行っていたが、またもや素行不良で解雇。一時期、高橋は表舞台から姿を消した。しかし2009年頃にブログを始め、以後はミュージシャンとしてライブ活動や俳優としてドラマや舞台に出演していることが確認できる。

 現在はTwitter のアカウントもあり、2017年に島袋寛子が結婚発表した際にはTwitterで<おっ!結婚したんだね!おめでとさーん!>とツイートし、ファンたちは<あれはホントだったんですね…>などとリプライしていた。“あれ”というのは、もちろん島袋との交際報道のことだ。また、2018年をもって引退した滝沢秀明について、高橋は2019年元旦のブログで<俺が辞めた時に、「戻って来い!」「辞めるな!」と俺が辞めるのを止めようとしてくれてた唯一の先輩だった。その時は言えなかったけど、ありがとうこざいました>と綴っている。現在は36歳だ。

 なお、ジャニーズ事務所は未成年の喫煙・飲酒に対しては厳しい対処をしてきた。1999年に写真週刊誌「FRIDAY」(講談社)に喫煙と飲酒を報じられた、浅倉一男(当時:浜田一男)、大阪俊介、尾身和樹、穴沢真啓の4人はいずれも当時の人気Jr.だったが、全員解雇された。

櫻井翔らとトリオを組んでいた浜田一男は
 1995年にジャニーズ事務所に入所した浜田一男は、1996年に放送されていたKinKi Kidsの『それ行けKinKi大冒険』『それ行けKinKi大放送』(日本テレビ系)に、櫻井翔、穴沢真啓とともに「それ行けトリオ」のメンバーとして出演。アイドル雑誌に登場する機会も多く、1998年には『24時間テレビ』内のドラマ『心の扉』(日本テレビ系)に、滝沢秀明演じる主人公の親友役で出演した。

 しかし1999年に飲酒・喫煙が報じられ、解雇。喫煙報道の件がなければ、嵐メンバーに入っていたともいわれた。

 2001年からは浅倉一男名義で活動を再開し、舞台を中心に活動。現在は歌舞伎町でバー経営もしており、店名義のTwitterも更新されている。本人名義のTwitterも出演舞台の情報、稽古場で撮った写真などを盛んにアップ、2018年12月に『8時だJ』(テレビ朝日系)が一夜限りの復活放送が決定した際には<え!8時だJやるの!?? やべー見なきゃ!みんなも是非!>とツイート。ファンからは<出てほしい>というリプライが寄せられたが、実現することはなかった。

 同年12月31日には、<滝沢、翼。お疲れ様。2人が頑張ってる姿を見て俺もここまで生きてこれたし、2人のなかでも苦労もあったと思う。 うまく言えないけど、2人の事を思って乾杯してるよ。死んでも大好きだ。浅倉一男>と、Jr.黄金期をともにした滝沢と今井にメッセージを寄せている。

大坂俊介は完全に引退か
 大坂俊介もまた黄金期の人気Jr.のひとりで、『愛LOVEジュニア』(1996~1998年/テレビ東京)や『8時だJ』(1998~1999年/テレビ朝日系)、アイドル雑誌に多数登場していた。1998年には土9枠の連続ドラマ『ハルモニア この愛の涯て』(日本テレビ系)で、堂本光一演じる主人公の弟役で出演。

 1999年に飲酒・喫煙が報じられ浅倉らとともに解雇された大坂だが、程なく芸能活動を再開し、2003~2006年にはダンスユニット・DIAMOND☆DOGSに所属していた。DIAMOND☆DOGSを抜けてからは俳優や歌手として活動していたが、2010年に芸能界を引退したという。ちなみに2010年にはイメージDVDを発売している。

 大坂が2017年に開設したTwitterの投稿から、現在は会社員なのではないかと噂されるが、更新は2018年9月の「大坂俊介さんっぽいアニメキャラは“ぼのぼの”」というツイートを最後に途絶えている。

『マネーの虎』で200万借りた尾身和樹は
 ジャニーズ事務所解雇後、ホストクラブに勤務していた時期もあるという尾身和樹は、21歳の頃に『マネーの虎』(日本テレビ系)に出演。かつてJr.を解雇されたことを明かし、経験がないにもかかわらずアパレルショップの開業資金を志願し、ドン引きされていたが、結果的に実業家の高橋がなり氏から「失敗していい経験をしなよ」と200万円借りることができた。が、事業は失敗したようだ。

 その後、浅倉一男と歌舞伎町でバーを経営していたが、現在当該バーの公式Twitterには浅倉の名前しか記載されていない。尾身のTwitterは2015年11月を最後に更新が途絶えているが、2018年には六本木のバーで勤務しているという情報もファンの間で交わされていた。

 ちなみに浅倉、大坂、尾身とともに解雇された穴沢真啓は、そのまま芸能界を引退したようだ。穴沢は1997年にKinKi Kidsが主演を務めた土9枠の連続ドラマ『ぼくらの勇気 未満都市』(日本テレビ系)にレギュラー出演。相葉雅紀演じる少年と行動をともにする少年の役だったが、2017年の『ぼくらの勇気 未満都市2017』に姿を見せることはなかった。

いつの間にか退所していたジミーMackey
 アメリカ人と日本人のハーフであるジミーMackey は、2000年にJr.入りしてすぐさま、『ガキバラ帝国2000!』や『ザ少年倶楽部』に出演するようになり、モデルとしても活動していた。

 しかし次第にあまり姿を見なくなり、いつの間にか退所。早稲田大学を卒業後の2016年に大学時代の友人と会社を設立したそうで、赤西仁のインスタグラムにも登場している。現在は31歳。

Love-tuneは驚くべき復活!
 ジャニーズタレントの不祥事・脱退・退所・活動休止・芸能界引退などが相次いだ2018年は、ジャニーズ事務所にとって激動の1年だったといえよう。11月には、Jr.ユニット・Love-tuneの解散とメンバーの退所が明らかになった。

 Love-tuneメンバーの多くはJr.歴が長く、人気と実力を備えたグループで、2017年には単独ライブも開催している。しかし、2018年12月6日発売の『週刊文春』(文藝春秋)によると、事務所からCDデビューは難しいと言われていたこともあり、2018年1月に事務所が提示した新たな契約書へのサインを保留にしたところ、事務所はメンバーたちを冷遇するようになったという。

 Love-tuneメンバー7人のうち、真田佑馬、諸星翔希、萩谷慧悟、阿部顕嵐、長妻怜央の5人は2018年11月30日に退所。森田美勇人は2018年12月31日に、安井謙太郎は2019年3月31日にそれぞれ退所している。

 ただ、元Love-tuneメンバーたちはすでに芸能活動を再開させている。

 真田佑馬と阿部顕嵐は、2月11放送の帯番組『ひるキュン!』(TOKYO MX)に出演し、MCの田中みな実と恋愛トークを繰り広げた。この時、真田と阿部は3月31日に東京ドームシティ・プリズムホールで行われる「TOKYO MX FES.2019」への参加も発表。当日のイベント「真田佑馬と阿部顕嵐のつながるつながるつながる」には、真田と阿部だけでなく、元Love-tuneメンバー、諸星、森田、長妻もサプライズゲストとして登場し、萩谷もテレビ電話から出演したのだった。

 萩谷慧悟は今年3月、舞台『仮面ライダー斬月』に出演。ちなみに発表があったのは今年1月と、ジャニーズ事務所を退所してから1か月余り経過した頃だ。また、4月からは、真田佑馬、諸星翔希、森田美勇人、萩谷慧悟、阿部顕嵐、長妻怜央の6人が、木曜深夜に放送される『イケダンMAX』(TOKYO MIX)に出演中で、事実上のグループ復活と見る向きも。

 真田はTwitter、阿部はInstagram、萩谷はブログを開設している。3月31日に退所した安井謙太郎に関しては今のところ目立った動きはないが、ファンは近況報告を待ち望んでいるだろう。

カイリー、キム、マドンナにリアーナも……大物女性セレブが手がけるコスメブランドを一挙紹介

 コスメブランド「KYLIE COSMETICS」のおかげで、億万長者になったカイリー・ジェンナー。カイリーはファッション関連など複数の事業を展開しているが、「KYLIE COSMETICS」の売り上げが群を抜いており、「コスメはそんなに稼げるものなのか」と世間を驚かせている。

 実はカイリーのほかにも、メイクアップ商品やスキンケア商品で成功した女性セレブは多い。美意識の高い彼女たちが手がける商品は高品質で、安定した顧客基盤を築いているのだ。

 今回はそんな、セレブが手がけたコスメブランドを紹介しよう。

カイリー、キム、マドンナにリアーナも……大物女性セレブが手がけるコスメブランドを一挙紹介

 コスメブランド「KYLIE COSMETICS」のおかげで、億万長者になったカイリー・ジェンナー。カイリーはファッション関連など複数の事業を展開しているが、「KYLIE COSMETICS」の売り上げが群を抜いており、「コスメはそんなに稼げるものなのか」と世間を驚かせている。

 実はカイリーのほかにも、メイクアップ商品やスキンケア商品で成功した女性セレブは多い。美意識の高い彼女たちが手がける商品は高品質で、安定した顧客基盤を築いているのだ。

 今回はそんな、セレブが手がけたコスメブランドを紹介しよう。

終了から1カ月……改めて感じる「Yahoo!ジオシティーズ」消滅の亡失感

 膨大なコンテンツの消滅がジワジワと効いてきている。3月31日にサービスを終了したYahoo!ジオシティーズによってである。

 Yahoo!ジオシティーズは、インターネット黎明期から存在したウェブサイト作成サービス。まだブログなどもなかった時代、多くの人が物は試しにとサイトをつくっては放置した経験を持っているだろう。

 だが、ちょっと触っただけで投げ出す人がいる一方で、膨大なコンテンツを積み上げる人も多かった。歴史や地域の話題。さらに、詳細な個人史。あるいは、ディープな趣味の情報。それらのサイトには何年も更新されていないまま放置されているものも多かった。それでも、次々と最新の情報が流れていくだけのTwitterなどと違い、積み上げられた情報量は、そのテーマの初心者の趣味を満たすに十分なものだった。

 事前に告知があっただけに、すでに放置されているサイトでも移行の動きがあるのではないかと期待する向きもあった。けれども、大抵のサイトはもはやサイトの主も飽きているのか、なんら移転の告知もなく最後の日を迎えるものが多かった。

 こうして予定通り3月31日にサービスは終了。

 でも、いまだにその痕跡はネットのあちこちに残っている。

 調べたい情報をGoogleで検索すると、まだまだ消滅したYahoo!ジオシティーズ上のサイトが検索結果に表示される事例が多いのだ。上位に表示されるということは、それだけ情報量が濃かったということだろう。でも、クリックして表示されるのはサービスが終了した旨の表示である。

 改めて、もはや取りかえしのないくらいの多くの情報が消滅してしまったと感じるサービス終了からの1カ月。これからも、サイトが消滅し膨大な情報が消えていくのか。あらゆるサイトを保存してくれるアーカイブが充実することが待ち遠しくてならない。
(文=昼間たかし)

終了から1カ月……改めて感じる「Yahoo!ジオシティーズ」消滅の亡失感

 膨大なコンテンツの消滅がジワジワと効いてきている。3月31日にサービスを終了したYahoo!ジオシティーズによってである。

 Yahoo!ジオシティーズは、インターネット黎明期から存在したウェブサイト作成サービス。まだブログなどもなかった時代、多くの人が物は試しにとサイトをつくっては放置した経験を持っているだろう。

 だが、ちょっと触っただけで投げ出す人がいる一方で、膨大なコンテンツを積み上げる人も多かった。歴史や地域の話題。さらに、詳細な個人史。あるいは、ディープな趣味の情報。それらのサイトには何年も更新されていないまま放置されているものも多かった。それでも、次々と最新の情報が流れていくだけのTwitterなどと違い、積み上げられた情報量は、そのテーマの初心者の趣味を満たすに十分なものだった。

 事前に告知があっただけに、すでに放置されているサイトでも移行の動きがあるのではないかと期待する向きもあった。けれども、大抵のサイトはもはやサイトの主も飽きているのか、なんら移転の告知もなく最後の日を迎えるものが多かった。

 こうして予定通り3月31日にサービスは終了。

 でも、いまだにその痕跡はネットのあちこちに残っている。

 調べたい情報をGoogleで検索すると、まだまだ消滅したYahoo!ジオシティーズ上のサイトが検索結果に表示される事例が多いのだ。上位に表示されるということは、それだけ情報量が濃かったということだろう。でも、クリックして表示されるのはサービスが終了した旨の表示である。

 改めて、もはや取りかえしのないくらいの多くの情報が消滅してしまったと感じるサービス終了からの1カ月。これからも、サイトが消滅し膨大な情報が消えていくのか。あらゆるサイトを保存してくれるアーカイブが充実することが待ち遠しくてならない。
(文=昼間たかし)

橋本環奈の顔面になれる!? 「努力次第で何とかなる」思想を植えつける「ar」の非情さ

 今月の「ar」(主婦と生活社)は「その努力、必ず実ります 顔面偏差値アップ作戦」と銘打った「BEAUTY特集号」です。顔面偏差値とは、読んで字のごとく顔の良し悪しを偏差値でたとえた俗語。主にネット掲示板等で他人の容姿を無責任に採点、批評するときに使われるため、良いイメージではない単語だと思っていたのですが、「ar」は堂々と表紙に打ち出してきました。さらに、ネット上では単に顔の造作のみを採点する非情なものとして使われている「顔面偏差値」を、「ar」では努力次第でどうにかなるものとして捉えている様子です。

 同誌は2月号でも、一般的にはマイナスイメージである「匂わせ」という俗語を、「匂わせ女子=勝ち組!」とポジティブに捉えた特集を組んでいました。この感じ、「私たちって“明るい世界の住人”だけど、オタクさんっぽいネットスラングも使えちゃうよ! 意味はよくわからないけど! キャピキャピキャピ」というリア充の雰囲気がうまく出ています。読んでいるだけでリア充になれる気がする中身、早速見ていきましょう。

<トピックス>
◎「橋本環奈 隅から隅まで(ハート) 環奈顔まとめ」 
◎「その明るさが世界を救う おフェロGAL、爆誕。」
◎「だまされたくなる可愛さ 愛しのたぬきFACE」&「キャッとする!? arは全力で猫推しデス」

橋本環奈の正論は役には立たない

 表紙と巻頭特集「隅から隅まで(ハート) 環奈顔まとめ」に登場するのは、“千年に一度の美少女”こと橋本環奈です。顔面偏差値アップ作戦という特集で彼女を持って来るとは、ハードルが高すぎやしないか? と思いましたが、天然ポジティブ誌「ar」は、そんなことお構いなし。「パーツ別に自己分析して見えてきたキラキラスパークリングな女子になる秘密。今すぐマネちゃお(ハート)」と、マネしちゃえば橋本環奈になれる的な希望を、無邪気に植え付けてきます。

 そうして提示されている“橋本環奈の条件”は、「ぱっつんな前髪」「色素薄めな瞳」「すっとした鼻筋」「ピンク色チーク」「ぷるぷるなリップ」。なるほど! 前髪はカット、瞳はカラコン、チークとリップはメイクで変えられるから、どうしても変えられないのは鼻筋だけ! これで私も鼻筋以外は橋本環奈ね!! ……と思える女子がいるとは、まさか「ar」も思っていないのでしょう。内面を磨けば外見も磨かれるということを伝えたいようで、彼女のマインドを紹介するインタビューにも力を入れています。

「自分にチャンスがこないと思っている人は、チャンスを見失っちゃうんだと思う」
「何事も楽しめる人はいい方向に行く。どれだけきつくても、楽しめば結果、達成感という何事にも代えがたい幸福感というのがある」
「過程では弱音は吐かないって決めてる。『ださい』って思うんで」
「笑顔は自分も周りも幸せにしてくれるから、どんな時も忘れないように(ハート)」
「人の好き嫌いはあまりなくて、人見知りもしないです。人間好きなんだと思います」

 自己啓発本か! とツッコミたくなる正論のオンパレード。言っていることは確かに正しいんだと思います。でも、内容にまったく奥行きや温度を感じないのは筆者だけでしょうか!?

 同誌のカルチャーページには、歌手・あいみょんのインタビューも。あいみょんは、ラベルライター「テプラ」にハマっているそうで、「今はジッタリン・ジンさんのアルバムタイトル『ハッピーカムカム』という文字を打って、携帯に貼っています」とのこと。こっちをマネした方が幸せになれそう、と個人的には感じました。

 流行を牽引する「ar」、今回は「おフェロGAL」という新スタイルを推してきました。その企画タイトルが「その明るさが世界を救う おフェロGAL、爆誕。」。

 おフェロGALの条件とは「友達をRespect」「ホメ合う天才」「感情に素直」の3つだそうで、リード文では、「GALは自分の人生を明るく楽しく生きる才能にあふれた女の子たち。そんなGALマインドをar流に解釈したら、こんなおフェロでおしゃすぎるネオ人種が生まれちゃいました。名づけて“おフェロGAL”、増殖の予感ッ!」とアツく訴えています。

 そんなおフェロGALファッションとして紹介されているのは、競輪選手が履くような膝上スパッツ(白)にチェックシャツを合わせていたり、顔と同じくらいの大きさのフープピアスをぶら下げていたり、塩沢ときさんのような派手な白ぶちメガネをかけたりと、かなりの覚悟が必要なもの多数。確かに「友達をRespect」している「ホメ合う天才」であれば、このような格好で待ち合わせに現れても、「おしゃれだね!」と褒めてくれそうです。

 今号だけでは全貌が掴みきれないおフェロGALのこれからの展開が楽しみです。

人間界逃避策としてのメイク5種

 なにかと動物になりたがることの多い同誌のメイク企画。今号では、それぞれ別の企画で猫とタヌキ、2つの動物メイクが登場しました。

 さらに、猫メイクの「arは全力で猫推しデス」では短毛種と長毛種の2種類に分類され、猫ほど推されてはおらずちょっと可哀そうなタヌキメイク「愛しのたぬきFACE」でも、「あまあまたぬき」「やんちゃたぬき」「ゆーわくたぬき」の3種類に分類されているので、今月号だけで5種の動物メイクを学ぶことができる計算です。

 顔面偏差値って結局、努力では変えられないんじゃないかと気付いちゃった人、橋本環奈の正論や、おフェロGALのネアカっぷりに当てられ、なんか疲れちゃった……と思った人は、バリエーション豊富な猫orタヌキメイクで人間界からの疑似逃避をしてみるのも良いかもしれません。
(島本有紀子)

業田良家・石塚真一・浅野いにおが絶賛した気鋭の漫画家が描く「世界との出会い方」

 自転車にまたがり、踏み切りが開くのを待つ数分間、ふと目の前の景色がとんでもないと気づくことがある。踏み切りのランプの赤い点滅、発光する矢印、風でしなる黒と黄色のバー、電車が通り過ぎる時に見え隠れする向こう側で待つ車や自転車のライト、遠くに見えるアパートの窓から漏れる光。電車が通り過ぎる音、風の音、話し声。そして、そこで待つたくさんの人々。踏切が開くのを待つ時に目にしたその光景は、異なるさまざまな要素が重なってひとつになっていた。その時、私は、世界と出会ったと思った。いま目の前には、たしかな実感としての世界がある。ありふれた景色の中で世界と出会ったのだ。グッと視界が広がり、霧が晴れたかのようだった。

 世界との出会い方は、さまざまだ。それは、風景ではなく人でもいい。光用千春『コスモス』(イースト・プレス)にこんなセリフがある。

<やだなあお父さん音楽聴くとか歌うとか

やだなあそんなのお父さんは「お父さん」でしょ

父親である前に一人の人間であるなんて

好きなもの嫌いなものがあるなんて思いたくない>

『コスモス』は、母親が家を出て行くところから物語が始まり、その後の小学生の娘と父親の生活が描かれる。娘の花は、父親と2人で生活していくことによって、それまで見えていた父親とは別の父親の顔を垣間見るようになる。父親という普遍化された存在ではなく、もっと多面的で一人の人間だと理解していく。父親だけでなく、学校の友人たちの自分とは異なる考え方にも触れるようになる。どうしたって分かり合えない人がいることも知る。それは、世界と出会うことだ。多様な人がいて、その中にもまた多様な考えがある。そんな異なるものが重なり合っていることを知りながら私たちは成長していく。世界を受け入れていく。こんなセリフもある。

<大人だって間違える>

 子どもからすると、大人がすべて正しいように見えることがある。けれども、大人にだって悩みがあり、苦しみがある。それはもちろん、子どもも同じだ。大人も子どもも、一人一人が抱えるものは別個に複雑なのだ。『コスモス』という作品は、花という主人公を中心に据えながらも、非常にフラットなまなざしで一人一人の気持ちを掬い上げ、この世界を捉えている。

 

 世界との出会いは、風景でも人でもなく、詩であることもある。斉藤倫『ぼくがゆびをぱちんとならして、きみがおとなになるまえの詩集』(福音書店)は、ある男の子とおじさんの対話の物語だ。その中で、いくつもの詩が引用される。詩の紹介本という体裁をとりながらも、子どもが詩や言葉と出会い、世界と出会っていく素晴らしい作品となっている。リフレインや比喩、オノマトペなど詩の技術も柔らかく分かりやすく提示される。例えば、比喩についてはこう語られる。

「ことばは、げんじつでは、むすびつかないものを、むすびつけることができる。それを、ひゆっていうね」

「でも、なんのために、そんなことする?」

「なんていうんだろう。そのままだと、きえていってしまうものを、すくいだすというか」

 現実では結びつかない言葉と言葉を結びつける比喩によって、消えてしまうかもしれないものに新たな意味が生まれ、新たな世界を立ち上げることができる。そして、その新たな景色と出会うことができる。

 ほかにも、オノマトペの説明では萩原朔太郎の「猫」という詩が引用され、「おぎやあ、おぎやあ、おぎやあ」という猫の鳴き声を読んだ男の子は、それを怖いと言う。おじさんはこう語る。

「怖いのは、たぶん、ふだんのことばが、生まれるまえの、なまのげんじつに、向かい合ってしまうから」

 子どもはこう答える。

「ものや、いきものが、とつぜん、話してきたかんじがする。にんげんじゃない、ことばで、こわいけど、そうおもうと、楽しい」

 言葉になる前の、意味になる前の音に出会うことのできる喜びは、詩の醍醐味だ。意味が分からなくたっていい、言葉になる以前にだって世界は存在し、詩によって私たちはそんな世界と出会うことができる。

『コスモス』も『ぼくがゆびをぱちんとならして、きみがおとなになるまえの詩集』も、子どもが中心にいるわけだが、大人のまなざしもしっかりと描かれる。子どもと出会うことによって、大人もまた世界と出会い直すのだ。私たちの世界は複雑で、分からないことばかりだ。けれども、だからこそ、何度でも世界と出会い、その喜びも悲しみも味わいことができるのだ。

 

●ミワリョウスケ

1994年生まれ。生活のこと、面白かった映画や演劇、ラジオなどについてブログを書いている。日記をまとめた本の販売も行っている。好きな食べ物はうなぎ。<http://miwa0524.hatenablog.com/