錦戸亮の関ジャニ∞脱退・退所はまだ検討中? 大倉・安田の脱退希望報道も立ち消え

 3月に関ジャニ∞からの脱退を予定していると報じられた錦戸亮。脱退は決定事項だがジャニーズ事務所に残るか否かを協議中だとの見方が強いものの、今なお脱退の正式発表はない。

 関ジャニ∞は現在のジャニーズ事務所所属グループで、嵐に次ぐファンクラブ会員数を誇る。昨年にはメインボーカルの渋谷すばるが脱退、そしてジャニーズ事務所を退所している。同じくメインボーカルである錦戸亮まで脱退という事態を、事務所は何としても避けたかったはずだ。何しろ来年いっぱいで嵐は活動を休止する。関ジャニ∞まで……となれば混乱は必至だ。

 だが錦戸は、渋谷の抜けた関ジャニ∞は解散すべきだと主張、自身は「役者一本でやりたい」意向だと伝えられている。また、大倉忠義と安田章大もそれぞれ脱退を希望しているとの報道があった。その後、話し合いはどうなっているのだろうか。

意味深発言をするメンバーたち
 錦戸亮が関ジャニ∞からの脱退する意志を固めたと「週刊文春」(文藝春秋)が報じたのは3月上旬のこと。記事によると、渋谷すばる脱退後、メンバーが今後のグループ活動について話し合っていく中、錦戸だけは<ひとりでも欠けるなら、関ジャニの活動も終えるべきだ>と、関ジャニ∞の解散を主張。しかしほかの5人はグループ存続を考えており、錦戸と決裂したという。

 これを受けてジャニーズ事務所はテレビ各局に「今後の収録にメンバーが全員揃うか分からない」と通達を出したという。錦戸の主張に横山裕や村上信五は激怒したといい、関ジャニ∞の不仲も取り沙汰されはじめた。

 その翌週には「週刊女性」(主婦と生活社)が、錦戸だけでなく大倉忠義も脱退を考えていると伝えている。大倉もまた“すばるがいてこその関ジャニ”という思いを持ち、グループのお笑い路線に疑問を感じていた部分があるのだという。さらに一部のファンによるつきまとい行為も、彼を関ジャニ∞から遠ざけているという見方だ。

 確かに、大倉は昨年11月、「Johnny’s web」内のブログにて、一部のファンの行動に苦言を呈し、<精神的に辛い><これがなくなるのが“普通”なのだとしたら普通の人に戻る方がよっぽど楽だろう><そろそろ限界だ>とも綴っていた。

 3月5日発売の「音楽と人」2019年4月号(音楽と人)に登場するメンバーたちの発言もどこか意味深なものだった。

 横山<でも旅なんて、いつまでも続くもんじゃないな、と思います。形あるものは終わるし、絶対なものなんてないんだな、って。そう思いたくないけど、思わざるを得ないことが多いです。考えたくなんかないですよ。楽しく仲間と続けていけるなら、そりゃみんなそうしていきたいでしょ。でも現実は、考えておかないといけないことなんですよね>

 村上<僕らも、ずっと肩組んで歩いてたらきつ過ぎるわ!って時もありますから。多少遅れたり、先に行くのはいいんですよ。もう今は、それぞれの得意技で、ひとりで立てるんですから。前はメンバーが手の届く範囲におらんとダメやったけど。でも、誰がどんな選択をしたって、俺らはずっと7人ですから>

 錦戸<僕、13歳ぐらいから仕事してますからね、ずっと(笑)。普通なら22、23の時には、こっちは社会人10年目なわけじゃないですか。そうなったら、欠けてる部分ももちろんあると思うけど、それ以上にいろんなことを知ってる部分はあると思いたいし、そう自負してたいですし、そこで自分が重ねてきた時間がウソみたいになったら恥ずかしいじゃないですか。だから今、自分が思うことをしっかり言って、しっかり行動していきたいと思ってます>

 Jr.時代から俳優として評価されている錦戸が、俳優の道を極めたいとしても不思議ではない。そもそも以前から、メンバーたちは個々人の活動も精力的に行っており、彼らにとって「関ジャニ∞」が芸能活動のすべてではない。関ジャニ∞に限らず、ジャニーズタレントの多くがグループとしての音楽活動と、個人の俳優業などを両立している。それぞれ芸能界での居場所をきちんと築いているのだ。これ自体は決して悪いことではないだろう。

 さて、関ジャニ∞は7月から9月にかけて、デビュー15周年記念ツアー「十五祭」を予定している。大倉は「すべての方への感謝を込めて…全てのeighter(エイター)に笑顔になってもらえる最高で最強の“プレゼント箱”を持って6人楽しみに会場でお待ちしています」とコメントを寄せており、少なくともこのツアーは“6人”で行うはずだ。秋以降の予定は、ツアー終了までは明かされることはないのかもしれない。

梨花、渡辺直美、辺見えみり……芸能人ファッションブランドの勝ち組/負け組を分析!

――ファッションライター・南充浩氏が、いま話題のファッションニュースに斬り込む!

 先日、タレントの梨花さんがジュングループを通じて手掛けているブランド「メゾン・ド・リーファー」が年内で全店閉店することを発表しました。2012年にスタートしたブランドですが、1号店である代官山店はオープン時から好調な滑り出しを見せました。オープン後1週間で1万人以上、1年間で35万人強が来店したと報道されており、誰が見ても相当な人気ぶり。アパレル業界でも好調なタレントブランドとして認知されていたものの、突然のブランド休止の発表は、世間に衝撃を与えました。

 休止の理由は明らかにされていませんが、アパレル業界ではいくつかの説が流れています。

1.多店舗展開に失敗した
2.オリジナルラインの改変に失敗した
3.梨花さんの取り分が多く、ジュングループの儲けが少なかった

 主なものはこの3つです。まず「1」についてですが、長い間このブランドは代官山店だけしかありませんでした。これほどの好調ぶりであれば、通常のアパレルならすぐに多店舗展開して売上高を急増させますが、なぜか2016年まで実施されなかったのです。ブランドのテイストが薄まることを懸念したといわれていますが、多店舗化したものの、そのタイミングは遅く、結局6拠点、カフェを含めて8店舗にとどまりました。多くのブランドは、1号店や旗艦店に、その個性がくっきりと映し出されますが、多店舗化してマスに広がるにしたがって、それがぼやけてきて売上高の伸び率が鈍化してしまいます。「メゾン・ド・リーファー」もそういう負のサイクルに入ったのではないかと思われ、ジュングループとしては、この程度の店舗数からなる売上高では満足できなかったため、全店閉店を決めたということでしょうか。

 続いて「2」について。15年に、オリジナル商品群「メゾン・ド・リーファー」を「リーファー」へと改変したのですが、「値段が据え置きなのに、物の出来栄えが悪くなった」という評判になりました。これには「利益を増やすために店頭販売価格を据え置きで製造原価を削った」「商品製造を手掛けていたOEM会社(製造を請け負う企業)や商社を変えた」という2つの理由が考えられます。言わずもがなですが、製造原価を削ると素材や縫製の品質は下がります。また、OEM会社を変えるということは、縫製工場も変わるということになり、おのずと商品の出来栄えにも変化が生じるのです。

 最後に「3」について考えてみましょう。一部の週刊誌でも報道されましたが、梨花さんの取り分が多く、ジュングループの儲けが少なかったと言われています。実は当方は、別の大手アパレル企業の経営者からも同様の情報を得ていました。ですから、これも信ぴょう性は低くないと思われます。ジュングループとすれば、儲からないブランドをやり続ける意味はありません。

 ファッションブランドにとってタレントは非常に重要な存在です。イメージキャラクターやモデルとして起用することにより、商品の売れ行き、ブランドの支持率が変わります。どのタレントと、どのタイミングで契約するのかを判断することは、アパレル企業の広報宣伝・販促活動において重要な要素の一つと言えるでしょう。

 しかし、タレントが自身で運営するブランドは、業界にとってそれほど重要な位置づけではないと見なされています。なぜなら、極めて順調だと見られていた「メゾン・ド・リーファー」でさえ6拠点・8店舗で終焉を迎えました。ほかにも、タレントブランドはこれまでにさまざま誕生しましたが、一部を除いては、概して「規模が大きくなりにくい」「長続きしにくい」という傾向にあります。

 そんな中、業界で存在感があり順調だと見なされているのは、渡辺直美さんが手掛ける「プニュズ」でしょう。こちらはウィゴーが運営しています。タレントのブランドは規模が大きくなりにくいという傾向に反して、売り上げ規模も拡大していますし、渡辺さんとウィゴー間とのトラブルも耳にしません。「メゾン・ド・リーファー」のブランド廃止が決まった今、成功した芸能人ブランドの最右翼だと言えます。

 また、辺見えみりさんが13年のブランド立ち上げ時から昨年3月まで、コンセプターとして参加していた、ベイクルーズグループ運営の「プラージュ」も成功例。立ち上げ時には「単なる芸能人ブランド」と言われていましたが、辺見さんの退任後もブランドは続いているので、実は「ブランド」として固定ファンをガッチリとつかんでいたと言えます。開始時期がメゾン・ド・リーファーと1年違いのほぼ同時だったこともあり、比較され「売れていない」という報道があったものの、今では形勢逆転となりました。

 若槻千夏さんが09~13年まで手掛けていた、ウィゴー運営の「W・C」も相当な人気があり、「Mercedes-Benz Fashion Week TOKYO(メルセデス・ベンツ ファッション・ウィーク 東京)」、通称「東京コレクション」にも参加していました。

 こちらも、ブランド自体は若槻さん退任後も継続していますが、規模はかなり縮小しており、現在、業界では存在感がありません。退任の理由については、明かされていないものの、当方が製造を手掛けていた会社や関係者から聞いたところによると、若槻さんの志向がクリエイション方向へと加速し続け、ウィゴーの「W・Cはあくまでもポップなカジュアルブランド」という考えに一致しなくなったためとのことでした。「東京コレクション」への参加は、そのクリエイション志向の表れだったと考えられます。もしその齟齬がなければ、今でも「W・C」は売り上げ規模を維持できていたのではないかと思われます。

 逆に失敗に終わったタレントブランドの方が珍しくありません。篠田麻里子さんの「ricori」、佐々木希さんの「Cotton Cloud」は開始後早々に廃止されています。タレントとしての人気も知名度も決して低くない両人ですが、ブランドということになるとそれだけでは通用しないということがわかります。

 ファッションブランドというのは、結局のところ、洋服や服飾雑貨という「物」を売っているのです。人気タレントが手掛けることは、ブランド開始時の客寄せにはなりますが、一度買った客がリピーターになるかどうかはまた別で、「物」が良くなければ決して売れません。これまで早々に消え去った多くのタレントブランドは、そこに課題を抱えていたと言えます。

 また、タレントブランドが長続きしないのは、別の要因もあります。タレント自身が起こすスキャンダルの影響が直撃してしまうことです。以前、覚せい剤使用で逮捕された酒井法子さんのブランド「ピーピーリコリノ(PP rikorino)」は、売れ行きが絶好調とは聞きませんでしたが、絶不調だとも聞きませんでした。恐らく継続は可能な状況にあったと推測されるものの、逮捕されてすぐにブランドは廃止されています。タレントも人間ですので、スキャンダルを起こす可能性が0%ということは絶対にありません。どんなに品行方正で人間性が優れていても、長い人生のうちに1回くらいはスキャンダルを起こす可能性があります。タレントブランドもしかりですが、イメージキャラクターやモデルに起用したブランドもその影響をモロに受けるため、タレントの起用には慎重になっているブランドも業界には存在するのです。

 タレントブランドは、消費者やメディアの話題を集めやすいのは確か。しかし、アパレル業界の方向性や生産基盤を左右するほどの経済規模や存在感ではないというのが、業界内部から見た感触です。
(南充浩)

「ダイソー」のアレでパソコン快適化! サイゾーウーマン編集部の“汚デスク”片付け実践

「戸棚の中がグチャグチャ」「クローゼットがすぐ散らかる」「デッドスペースを活用したい」「トイレに収納がない」など、 “片付かない”ちょっとした悩みはありませんか? 収納ライターの伊藤まきが、イライラする“収納の悩み”を“簡単で安く”解決するコツを提案します!

■今週の相談者>>>サイゾーウーマン編集部のNさん[第1回(全3)]

「会社のデスクが小さく、モノが散らかって仕事に集中できない!」

 編集Nです。サイゾーウーマン編集部も「働き方改革」でNO残業となりました。無駄なく仕事に集中したいのですが、ご覧の有り様です。心の癒やし(ジャニーズ)に見守られながら、デスク環境を整えたいです。

 デスク幅が狭いので(W120cm)、モノをどかしてから仕事をしています。電話も取りにくいし、飲み物をこぼしてしまうことも……。右上にまとめた、大切な書類や印鑑をスムーズに取り出せるようにしたいです。

 会社のデスクは、1日の約1/3を過ごす大切な場所です。必要なモノがすぐ取り出せて、自分に心地よい空間を作りたいですよね。でもこのまま放置すると、仕事のミスやストレスが増えてしまいます。

 デスク周りが散らかっている人の共通点は、「捜しモノが多い」のでタイムロスが目立ちます。さらに、「時間に追われる」仕草が目立つようになります。電話の前に資料が山積みだと、スマートな行動も保てません。そんな動きを重ねると、周りから「容量が悪い」というレッテルを貼られてしまいます。これは本当に残念ポイントで、どんなにオシャレな人でも「その人の生活習慣」も連想させます。

会社のデスク周りを整えて、何の得があるの?

 会社の片付けを徹底した結果は、日本が誇る大企業が結論付けています。『トヨタ式片付け』は、家庭や恋愛にも必ず役に立ちます。片付けができないと、あらゆるムダ(時間・お金・精神的)が生じます。これを解決すれば、「生産性」が高まり大きな効果を出すという結論です。

どこから手をつけるの? 「場所別」の「デスク上」が正解!

 片付けの順番は、主に「モノ別」か「場所別」になります。デスク周りなら、時間や空間が限られているため「場所別」がオススメです。まずは、1番使用頻度の高いスペース「デスク上」からはじめましょう。

 Nさんのようにデスクサイズが120cmと小さい場合は、キーボードを収納できる「モニター台」があると作業ゾーンを確保できます。一気に片付ける時間が持てない人は、「1日1カ所」と決めて進めます。ゾーン別(パソコンまわり、書類まわりなど)に分ければ簡単です。

 会社で「モニター台」の支給がない場合は、ダイソーのラックがオススメです。合計(800円/税抜)になりますが、自分の目線サイズに合わせられるので目疲れを軽減できます。ちなみに、パイプカッターがあればポールの長さを変えられます。

デスク上の「書類ゾーン」を3つに分類して、仕事のスピードUP!

 デスク上に山積みになった本や資料は、必要なモノだけを残します。保管するだけの紙モノなら、デスク上ではない場所へ移動しましょう。

 デスク上に必要な書類だけを残したら、上図のように<過去・現在・未来>で3分類します。ポイントは、3色に分けること! 日本人に馴染み深い色(赤=急げ!)のほうが、文字より早く判断できるからです。

 Nさんが使っているのは、カットタイプの紙製ファイルボックスでした。丁寧に収めれば、面が揃うのですが“突っ込んで”いますね。これは彼女の癖なので、意識するよりもモノの選び方を変えたほうが近道です。

 前に仕切りがないオープン型なら、今よりずっと出し入れが楽になります。紙製ボックスを流用するなら、カッターで切って布ガムテープで補強しても◎。Nさんの職種と性格にあわせて、「タテ型」を選びましたが、お金や契約書を扱う部署のデスクを観察してみてください。書類処理の多い部署は、「ヨコ型」のデスクトレーを使います。

 必要なモノだけを揃えた「デスク上」に変わりました。Nさんの希望する心の癒やし(ジャニーズ)も飾っています。窮屈だった作業スペースも広くなりました! モノの住所と適正量(必要最低限のモノだけ)を決めたので、慢性的な「出しっぱなし」ともサヨナラです。

ダイソーで作った「モニター台」が多機能!

 ダイソーで自作した「モニター台」には、携帯の充電コーナーを用意しました。また、マグネットやラックを付けることもできます。Nさんが悩んでいた、モニターの高さも自由に調節できました。

 会社にあったファイルスタンドに、3色のマスキングテープを貼りました。これで、書類迷子をカットできます。今後は、溢れたら見直す※を繰り返すだけなので、散らかる心配も無用です。書類ゾーンの脇には、一時置きBOX(お菓子の空き箱)も用意しました。
※溢れたら、処分する(DATAで保管する)などに分類していきます。

【まとめ】
今週から3回にわたって、Nさんの「デスク周り」を片付けます。関係ないと思われがちなジャンルですが、家庭(家計)に置き換えることができる仕組みです。会社という組織(家族)の中で、個人がどう片付けるか? 片付けない人(まわり)の心を動かすか? 共用スペースはどう使うべきかなどを発見できます。次週は、「引き出し整理編」です!

チケット転売の舞台となる売買サイトやTwitterはどうなる? チケット転売規制法を弁護士がスッキリ解説!

 6月に施行される「チケット転売規制法」を、弁護士法人ALG&Associates山岸純弁護士から、2回にわたり解説してもらっている。

【前編】チケット転売規制法は「高額チケットに苦しむ国民救済」が目的じゃない! 弁護士がスッキリ解説
【中編】「当選権利は対象?」「サイン会は?」「ディズニーランドは?」チケット転売規制法を弁護士がスッキリ解説!

 最終回となる今回は、高額転売の舞台にチケット転売サイトやtwitterやメルカリといったサイトは罪になるのか? という点や、一部チケットではすでにおなじみの「チケットの記名者以外は入場無効」という文言の法的な根拠について伺う。

 

チケット転売の「プラットフォーム」は罪に問われる?

――高額転売が問題となったチケット転売サイト「チケットキャンプ」は2018年に閉鎖されましたが、類似サイトは今だ存在します。こういったサービスは、法律施行後は存在しえないのでしょうか?

山岸純弁護士(以下、山岸) こういったサイトは高額転売の場所を提供しているだけなんですよね。 チケット転売規制法を見ると、不正転売をしてはいけない、そして不正転売を目的に買ってはいけないとありますが「場所の提供者」は規制の対象になっていません。

 これはソープランドの構造に似ているんです。ソープランドの経営者は売春に違反していません。なぜなら、あそこでお客さんと女性が「たまたま」恋愛関係になり、たまたまそこに金銭が発生しているという構図なんです。

 こういったチケット転売サイトが「どうしてもコンサートに行きたい人とコンサートに行けなくなってしまった人をマッチングするサービスです」ときれいにうたっていれば、ぐうの音も出ないわけです。ただ、もし「儲けたい人集まれ! 高額転売可!」と記載していればアウトでしょう。これでは犯罪を教唆しており、教唆犯になります。

 ただそこは当然、うまくやるんでしょうね。どこの会社も「当社は転売目的の利用を禁止しています」とか「転売をして利益を得ようと思っている利用者は当社の規則により排除します」と規約に書くのでしょう。 そこで何かあったとしても「売り手がたまたま行けなくなったからと言っている以上、うちとしてはこれ以上突っ込めない」と言えばもう、どうしようもない。これはメルカリなどのフリマサイトでも同じことが言えます。

――歯がゆいですね。

山岸 でも、このあたりはAIの活躍に期待できます。AIが「この人は1ヶ月に5回も「どうしても行けなくなってしまった」と出品している。不自然だ」と自動的に出品停止にする。実際こういう風に動いていくはずなので、改善されていくとは思いますよ。

――Twitterでもチケットを買いたい、売りたいというやりとりをよく見ますが、Twitter社は問題にならないのでしょうか。

山岸 おそらく、利用約款などでこういう投稿を禁止したりしているのだと思いますよ。「当社はしっかりと取り締まっています」とアピールするためにね。

――ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(以下、USJ)の入場チケットは営利目的の有無にかかわらず、すべての転売を禁止しておりキャンセルも認めていません。それに対し、NPO法人消費者支援機構関西が規約改善を申し入れています。

 USJの場合、中編(記事はこちらから)で説明頂いた通り、遊戯施設であり今回のチケット転売規制法には該当しませんよね。そうなると、USJが掲げる転売禁止などの規制は、どこまで効力のあるものなのでしょうか。

山岸 そのチケットに名前が書いてある場合、法律上それは「記名式債券」と呼ばれます。

 チケットとは、あることができる権利を紙の上にのせたものです。「切符」がそうですよね。130円区間を乗車することができる権利が紙きれに乗っかっているんです。 切符には名前が書いていませんよね。切符を持ってる人は誰でも130円分の区間に乗れます。

 一方で、記名式債権は「この書かれた名前の人のみに、うちはサービスを提供します」という債権です。「定期券」がそうですよね。

――確かに、ほかの人の定期券は使えないですよね。

山岸 鉄道会社の定期券は記名者以外は使えないという条件のもと発行しています。同様に、USJがチケットに「入場券・山岸純」と記載している場合、私しか使ってはいけないでしょうね。ただ、私以外の人がそのチケットを使って入ろうとする場合、最終的に入場を拒否するかどうかは施設側の判断になります。

――なるほど。6月に施行されるチケット転売規制法以外に、既存の「記名式債券のルール」もあるんですね。

 遊戯施設のようなチケット転売規制法の対象ではないチケットでも、記名されたチケットならば「記名式債券のルール」に基づいて、チケットの名義と入場者が異なると施設側から入場を拒まれる可能性があると。

山岸 はい。あとは施設側の判断によることになります。

 最後に、繰り返しになりますが、今回の「チケット転売規制法」は直接的には興行主のために作られた法律になります。高額でしかチケットを入手できず、競合興行先へファンが流れることを防止することが主目的です。

 ただ誤解しないでいただきたいのは、広い目で見れば、すべての法律は国民のために作られている、という点です。チケットが高額で出回らないようにすれば、今チケットを高額でしか購入できず困っている人だけでなく、将来あるアイドルのファンになりチケットを購入しようとしたものの、定価で買えず、転売価格が高すぎて購入できない、という人にとっても助けになりますよね。今この時だけではなく、法律の対象は「広くあまねく国民のため」なのです。

(文/石徹白未亜 [http://itoshiromia.com/])

【月経困難症マンガ】「生理を知らない成人男性」って実在したの!?【第31回~第40回まとめ読み】

「生理痛なんて、みんな一緒!」

1カ月ごとにやってくる、尋常じゃない腹痛・寒気・吐き気……。
周囲の言葉を信じて10数年も耐え続けた「生理痛」、医者にかかってみたらビョーキと診断されちゃった!?

30歳から治療を開始した「月経困難症」との向き合い方をつづる、日常闘病コミックエッセイ。

中容量ピルに挑戦!

不正出血が止まった!

この人、生理知らんのか!?

ウチの職場はやばかった

(つづく)

――「私の生理、病名がつきました。」は、毎週日・月・火の週3回更新になります。お楽しみに!

 

<著者プロフィール>

まお

月経困難症。体験した事や思った事を4コマ漫画にしています。自分の体、大切な人の体を考える事や、行動する事のきっかけになればうれしいです。ポジティブに生きてるオタク。



<バックナンバーはこちら>

第1回~第10回まとめ読み……私の生理、ビョーキでした!?
第11回~第20回まとめ読み……ピル服用、7カ月の間に起きたこと
第21回~第30回まとめ読み……ピル服用で「不正出血」が止まらない!?

【第41回】ブラック企業、心の支えだったのは
【第42回】月経困難症から、結婚へ
【第43回】医者の「紹介状」ってどんなもの?
【第44回】「とりあえず」の通院先、どう選ぶ?
【第45回】産婦人科の隣にラブホテル!?
【第46回】卵巣に「のう腫」がある!?
【第47回】卵巣のう腫は良性?悪性?
【第48回】中容量ピル、長期服用はNG?
【第49回】婦人科の悩みは人それぞれ
【第50回】コンビニで短期バイト!
【第51回】新しい職場で大寝坊!
【第52回】30代で更年期障害!?
【第53回】ピル由来と思しき「新たな症状」
【第54回】3度めの「低容量ピル」
【第55回】「不正出血」が起きたワケ
【第56回】ピルを飲むと太るって本当?
【第57回】「ピル太り」実録レポート!
【第58回】ピル太りに効いたダイエット方法
【第59回】自己管理できない人、じゃない!

娘と性交した父親が無罪――性暴力サバイバーが「つらいし、悲しいし、おかしい」事件と判決を語る

 2017年、愛知県内で、抵抗できない状態の実の娘に対し、二度にわたって性交したとして、準強制性交の罪に問われた父親の男性被告に、名古屋地裁岡崎支部は、「被害者が抵抗不能な状態だったと認定することはできない」として、無罪判決(求刑懲役10年)を言い渡した。この判決に、世間からは「おかしい」「強い憤りを覚える」という声が上がり、いま性暴力/性犯罪の問題をあらためて考え直さなければいけないという気運が高まっている。

 女性は中学2年生の頃から、父親による性的虐待を受けていたという。公判では、検察側が「専門学校の学費を負担させた負い目から、心理的に抵抗できない状態にあった」と主張し、弁護側は「同意があり、抵抗可能だった」と反論。名古屋地裁岡崎支部は、同意はなかったと認めたものの、「以前に性交を拒んだ際に受けた暴力は恐怖心を抱くようなものではなく、暴力を恐れ、拒めなかったとは認められない」「従わざるを得ないような強い支配、従属関係にあったとまでは言い難い」と判断し、無罪となった。

 「抵抗できたのか/できなかったのか」が争点となった今回の裁判。「抵抗できた」という判決には、「本当に『抵抗できた』のか?」という疑問も、ネット上では多く見られる中、性暴力サバイバーであり、性被害当事者が生きやすい社会の実現を目指す当事者を中心とした団体「一般社団法人Spring」の代表理事・山本潤氏は、この事件、そして判決をどう見たのか。あわせてSpringが精力的に取り組んでいる「性犯罪刑法の見直し」についての見解もうかがった。

関係性のある人物に胸を触られて、とっさに殴れるか

――今回の判決を知り、率直にどのような感想を抱きましたか。

山本潤氏(以下、山本) つらいし、悲しいし、「またこんな判決が出るのか」と、信じられませんでした。被害者の女性は、これまで抵抗した際に、父親から殴られるなどの暴力を受けていたものの、名古屋地裁岡崎支部は「暴力は恐怖心を抱くようなものではなく、暴力を恐れ、拒めなかったとは認められない」と判断しています。しかしそれ以前に、中2の頃から性的虐待を受け続けてきたという経験は、なぜ「暴力」と認められないのか? と思いました。こうした性的虐待があっても、人格を完全に支配するまでの支配・従属関係ではないと判断すること自体、まったく性的虐待をわかっていないように感じます。

 虐待には、被害者が加害者に順応し、その状況を受け入れるようにマインドが働くという面があります。しかし彼女はそうならずに抵抗しようとした、また訴える力が残されていたわけですが、裁判所はそのことすら理解できていないのだなと、非常に腹立たしく思っています。

――なぜ、これまでの性的虐待が認められず、「抵抗できたはず」と判断されてしまったのか、疑問を抱かずにはいられません。

山本 裁判所が、性的虐待の影響を認めたケースもありました。16年、大阪で、18歳未満の娘に対し、長年性的虐待をしたとして、児童福祉法違反罪に問われた父親の判決公判があったのですが、被害者の娘と母親が「父親を許してほしい」と刑の減軽嘆願書を出したんです。しかし、そのときの裁判官は「性的虐待の影響により、被害者が加害者寄りの考え方になっている」と嘆願書を退け、懲役4年(求刑懲役6年)という実刑判決を下しました。こうした判決もある一方、今回のように、回避責任を被害者側に求めるような納得のいかない判決もあるのです。

――実の父親からという点においても、被害者のショックは計り知れません。

山本 被害を訴えるには、まず「これは自分にとって不当なこと」「自分は侵害されたのだ」と認識できないといけませんが、加害者が関係性のある人物の場合、その認識がなかなかできないのです。見知らぬ人である場合の方が、社会的にも「レイプ=夜道で知らない人にされるもの」というイメージが強いですから、「不当である」「侵害だ」と認識しやすいと思います。

 日常的に接し、あるときは自分を保護してくれる関係性のある人物に、いきなり自分の胸を触られたら、とっさに殴れるか。そんなこと、普通はできません。たぶんびっくりして、「あれは何だったんだろう」「もしかしたら私の勘違いかもしれない」「何か理由があったのではないか」「ちょっとした、はずみだったのかも」などと、一生懸命考えると思います。そうした中で、加害者の支配に飲み込まれていくと、さらに被害者は混乱し、判断力もなくなっていく。ダメージを受け続け、自分を守れなくなっていってしまうのです。

――父親の弁護側が「同意があった」と言っているのも、理解しがたいです。

山本 加害者が、自分の身を守るためという面もありますが、認知がゆがんでいることも考えられます。心の奥底では罪だとわかっていても、加害者は「スリル感を味わえる」「相手を支配できる」といった自己の目的を達成するため、相手は嫌がってなかった、喜んでいた、受け入れていたなどと、認知を歪めていきます。

――そもそも性犯罪においては、「被害者側に責任がある」とされ、問題視されることがよくあります。なぜこのようなことが起こるのでしょうか。

山本 日本には、貞操概念があるからでしょう。女性は家のために、命をかけて自分の処女性や体を守らなければいけない、それをしなかったため“責任”が生じるという考え方で、この「家のため」とは、家の血統を守るために、ほかの男に性交されてはいけないといった意味合いです。刑法は、今から112年前の1907年に作られたのですが、当時から性犯罪の構成要件に「暴行脅迫要件」があり、その保護法益(法令がある特定の行為を規制することによって保護、実現しようとしている利益)は「性的自由ないしは貞操」とされていました。つまり、「貞操は守らなければいけないものだけど、激しく暴行脅迫を受けたら、貞操を守れなくてもしょうがない」という考え方で、被害者個人の身体や意思決定を侵害したとは考えられていなかったわけです。それが受け継がれ、被害者に厳しい判決が下されて続けてきたという背景があります。

 性にはダブルスタンダードがあって、「女性は貞操を守り、男性の興味・関心を惹起しないようにおとなくしていなければならない」一方で「男性は、女性に対してグイグイ押していくのが男性らしい」というものです。そこに齟齬が生じていて、例えば痴漢事件でも「女性が短いスカートをはいているから悪い」「一人で夜道を歩いているから悪い」など、被害者の落ち度ばかりが着目され、加害者の犯罪性が問われないという状況が生まれてしまいます。

――17年に、110年ぶりに刑法性犯罪が改められ、名称が「強姦罪」から「強制性交等罪」になり、内容も一部変更となりました。しかし、今回の判決で、まだ問題点は多いと感じました。

山本 「監護者性交等罪」「監護者わいせつ罪」という18歳未満(17歳まで)の子どもを監護する親や児童養護施設職員など、その影響力に乗じて性交・わいせつ行為をした者を処罰できる罪が新設されたものの、今回の被害者女性は事件当時19歳だったので、適用されませんでした。「もっと年齢を上げておくべきだったのに」と思いましたね。

――被害者女性は、中2の頃から性的虐待を受けていたといいますが……。

山本 それは、今回の起訴内容には含まれていませんでした。検察側が、当時の場所や時間を特定できなかったのではないかという話を聞きましたが、子どもの頃から、日常的にそういったことをされていたら、「何月何日何時何分」なんてことは、わからなくて当然だと思います。

 時効の話になりますが、旧強姦罪の公訴時効は10年で、改正された強制性交等罪も10年なんです。しかし、ドイツの司法制度では、子どもの頃に性的虐待を受けた人が、コールセンターなどに電話をして相談できた平均年齢が46歳だったという調査結果から、性的虐待の場合、被害者の年齢が30歳まで時効停止、その後20年間、起訴可能となっています。日本でも、何歳まで虐待の影響下にいるのかという実態を把握した上で、刑法が作られるべき。「自分がされたことはおかしかった」と気づく頃には、もう訴えられないという状況はなくすべきだと感じます。

――「抵抗できたのか/できなかったのか」が争点になった点についてはどうでしょうか。

山本 旧強姦罪からある「暴行脅迫要件」に関しても問題だと思っています。暴行脅迫要件を満たせないから、検察が起訴してくれない。そういった被害者は山のようにいるのに、ニュースにはなりません。また、起訴できたとしても、「暴行脅迫の程度に達していない」「はっきり抵抗しなかったから相手はわからなかった」などと判断されることもあります。そもそも刑法は、性犯罪の実態や精神医学的知見を踏まえて作られたものではないので、普通に考えて「おかしい」と感じる判決が出るのです。

 一般的に、もっと「抵抗できないのが当たり前」という認識が広まってほしいと思います。昨年、イギリスに行ったのですが、性犯罪に遭うと、被害者はフリーズ状態になって抵抗できない、またそういうことがあってもすぐには訴えられないことが、「当然」と認識されているなと感じました。それは科学的な根拠をもって立証されているからであり、日本の裁判官も個人の経験則で判決を出すのはやめてほしいと感じます。

――海外には、性犯罪が「抵抗できたか/できなかったのか」ではなく「同意があったか/なかったか」によって判断される国もあります。

山本 イギリスでは不同意性交を性犯罪としています。法律で「同意とは何か」を定めているのですが、「同意とは、自由と能力があって初めて選択できるもの」とされているんです。相相手が教師などの目上の立場という地位関係性において、相手に従わなければいけない状態は自由ではない、また、薬物やアルコールにより意識状態が下がっている、また幼すぎたり、何らかの障害がある場合も、同意を選択できる能力がないとみなされます。なお、日本の刑法性犯罪は、17年の改正時、3年後を目処、つまり20年を目処として、「必要があると認めるときは見直しを検討する」とされています。

――今回の判決に対しては、世間から「おかしい」という声が多数上がっています。

山本 やはり、誰が見てもおかしい。今回の判決はそれがとてもわかりやすかったのではないかと思いました。被害者女性にとっては、裁判所には否定されけれど、世間がこうして声を上げてくれたことは、よかったと思います。こうしたことが許される世の中だったら、また同様の事件が起きてしまうかもしれず、それは彼女にとって、とても怖いことなのではないでしょうか。被害者の落ち度ではなく、加害者の責任を追及していくような流れになっていってほしいと思います。

 福岡・久留米で、テキーラの一気飲みによって意識がもうろうとなっていた女性を強姦した被告に、無罪判決が出た際も、「おかしい」という声が上がっていたので、性犯罪に対する世の中の意識が変わってきたのではないかとも思いますね。

――この「おかしい」という気持ちを、我々はどういったアクションにつなげていけばよいのでしょうか。

山本 Twitterなどで、事件や裁判のニュースをリツイートする、「おかしい」という意見を投稿することは非常に大切だと思います。また、私が代表理事をしている「一般社団法人Spring」では、20年の刑法見直しに向けて全国キャンペーンを行っています。法務省はまだ「見直しをする」と決定しているわけではないので、全国各地でイベントを行い、参加者の方に刑法見直しに関して話をしています。そこで、おかしい現状に対する「声」を集める「One Voice キャンペーン」を行い、それらをシートにまとめて、国会議員会館でイベントをして可視化しようと考えていて、あわせて署名活動も行う予定です。今回の判決に対して「おかしい」と感じた人は、ぜひ刑法性犯罪について調べたり、こうした活動に参加してほしいと思います。

山本潤(やまもと・じゅん)
1974年生まれ。看護師・保健師。性被害当事者が生きやすい社会の実現を目指す当事者を中心とした団体「一般社団法人Spring」の代表理事。13歳から20歳の7年間、父親から性暴力を受けたサバイバー、性暴力被害者支援看護師(SANE)として、その養成にも携わる。著書に『13歳、「私」をなくした私 性暴力と生きることのリアル』(朝日新聞出版)。
一般社団法人Spring公式サイト

所持金が17円足りなかった父親、2歳の娘を“質草”として食堂に置き去り……

 4月初め、広東省仏山市の食堂で父娘が一杯のうどんを注文したところ、代金が6元(約100円)だったにもかかわらず、5元しか所持していなかった。すると父親は「明日1元持ってくる代わりに、娘を質草に置いていく」といい、店を出ていってしまったという。

 このニュースは広東省のテレビ局が伝えたものだが、ちなみに6元のうどんといったら、素うどんに近いものだったと思われる。

 店の監視カメラに映されていた映像を見ると、父親が自分を置いて店を出ていこうとしていることに気づいた娘が泣きだし、後を追いかけていく。父親はそんな娘を手で押し戻し、そのまま店を去っていってしまった。

 食堂の店主は慌てて父親の行方を追ったが見つからず、娘が捨てられたのではないかと警察へ通報した。

 数時間後、父親は店に戻ってきたが、娘がいないことを知ると大声で怒鳴り始め、「なんで警察なんかに連絡したんだ!」と、店主をなじった。

 警察によると、父親は「娘を捨てていったのではなく、金を工面するために店を出ていっただけ」だといい、途中で電動バイクのバッテリーが切れて充電していたため、戻ってくるのが遅れたのだと主張しているという。

 父親はその後、警察できついお灸を据えられたようだ。

 中国の一人っ子政策は2016年に廃止されたが、依然として甘やかされて育った子どもが多い。その一方、たった十数円のために子どもに対して非情なことをする親もいるとは、なんとも情けない。

(文=佐久間賢三)

【GW10連休毎日連載企画】#3 これを食べるために京都に来た!! 分厚すぎ柔らかすぎのサンドイッチ

 

やっと、やっと、やっと出会えたおいしい京風珍級グルメ

 京都珍級グルメぶらり旅で2敗(!?)を喫したところで向かったのは、裏路地にあるちょっとした有名な店。ここも喫茶店なのだが、さっきの巨大な喫茶店とは趣が全く違う。

【GW10連休毎日連載企画】#3 これを食べるために京都に来た!! 分厚すぎ柔らかすぎのサンドイッチの画像2

 自転車が店前に駐輪できるし、何よりも「COFFEE」という看板のみで、店名も書かない奥ゆかしさ。本当にここがあの店なのか、確認できるのは、扉のガラス窓に小さく書かれていた店名だけだった。

【GW10連休毎日連載企画】#3 これを食べるために京都に来た!! 分厚すぎ柔らかすぎのサンドイッチの画像3

 この店の名物を食べるためには、整理券が必要。実は、例の超美味しい(笑)から揚げパフェを食べに行く途中に店前を素通りしたとき、幸運にも数時間後の整理券が2枚残ってるという張り紙を見つけて、予約することができたのだった。

 そして、時間に店に戻り、いざ入店! 店内は、外観同様にノスタルジー溢れる、古き良き純喫茶という雰囲気。

【GW10連休毎日連載企画】#3 これを食べるために京都に来た!! 分厚すぎ柔らかすぎのサンドイッチの画像4

 すぐさま店内は満席になったのだが、筆者以外のお客さんは全てジョシ……。さすが、京女の皆さん、美味しいものに敏感ですなぁ。

 てことで、注文してから待つこと数分、ウエイトレスのお姉さんが運んで来てくれたのが、これだった!

【GW10連休毎日連載企画】#3 これを食べるために京都に来た!! 分厚すぎ柔らかすぎのサンドイッチの画像5

 どうよどうよ、このぶっっっ厚い玉子焼き!

 思わず、

「なんじゃこりゃ~」

 またしても歓喜の雄叫びを小声で発動すると、お姉さんは満足そうに、

「ウフフ」

 と微笑むのだった(笑)。

 そう、今日はこれを食べに来たのだ!

 一体、タマゴ何個使ってるんだ(4個)ってくらいの厚みの玉子焼きは、覗き込むだけで甘~~い香りが立ち上ってくる。それを挟むパンも、羽毛布団のようにフッカフカなのだ。

【GW10連休毎日連載企画】#3 これを食べるために京都に来た!! 分厚すぎ柔らかすぎのサンドイッチの画像6

 片方のパンにはケチャップが塗られ、もう片方にはマヨネーズが。さっきラーメンとパフェと、その他にもいろいろ食べたばかりなのに、口の中にはもうよだれが溜まってくるではないか!

 柔らかい玉子焼きを挟んだ柔らかいパンは、指先だけでつまもうとしても無理。玉子焼きがかなりの重みなので、しっかり持たないと、パンの間からズルズルと滑り落ちてしまう。

【GW10連休毎日連載企画】#3 これを食べるために京都に来た!! 分厚すぎ柔らかすぎのサンドイッチの画像7

 が、きつく持つと、柔らかい玉子焼きを握りつぶしてしまいそう。慌てて口から迎えに行き、玉子焼きにかぶりつくと、口いっぱいで窒息しそうになるのだった。

【GW10連休毎日連載企画】#3 これを食べるために京都に来た!! 分厚すぎ柔らかすぎのサンドイッチの画像8

 窒息する前に、「バゴッ!」と吸い込み、「ズズズッ」っと吸いとる。と、口の中が幸せな空間に! ほんのりした暖かさに、思わず、「産みたて?」と思ってしまったが、そんなことあるわけなかった(笑)。

 京都らしく、玉子焼きは出汁巻きになっていて、玉子の甘みと出汁の旨味と香りで、お腹も幸せいっぱい。結局食べきれず、半分はお持ち帰りにしてもらった。

【GW10連休毎日連載企画】#3 これを食べるために京都に来た!! 分厚すぎ柔らかすぎのサンドイッチの画像9

 ラーメン屋の行列に並ぶのもいいけど、たまにはこんなサンドイッチのために並ぶのも、「おおきに~」の声も、また楽しい。

「コロナの玉子サンドイッチ」うもうございました。

 

烏丸御池 喫茶マドラグ「コロナの玉子サンドイッチ」780円

SNS映え  ☆☆☆
味     ☆☆☆!
珍級度   ☆☆

(写真・文=よしよし)

「売れっ子だから言える」「ほかの俳優に聞かせたい」SNS“やらない”理由が話題の芸能人3人

 すっかり人々の日常生活に浸透したSNS。モデルや俳優などジャンルを問わず、多くの芸能人がSNSアカウントを開設し、仕事の告知だけでなくプライベートショットなども公開している。そんな中、時代と逆行するように「SNSをやらない」と宣言し、賛否を集めた芸能人がいる。その一人が女優の蒼井優だ。

 蒼井は2018年11月25日放送のトーク番組『ボクらの時代』(フジテレビ系)に出演した際、SNSについての話題に触れ、SNSアカウントを開設しない理由として、「まず個人的に発信したいことがない」と説明。

「続けて、“ドラマや映画のキャスティングに、フォロワー数が関係している”という話を持ち出し、『自分が映画を見始めた時に、画面にいた人のプライベートって見えなかった。(私は)SNSをやらないことで、自分で自分のハードルを下げている気がする。役者としての自分を守っていると思う』と、女優ならではの意見を述べました。この発言にネットユーザーからは『安っぽくなるし、役者はSNSをやらないのが正解』『蒼井優の発言を、SNSでくだらない投稿をしている俳優に聞かせたい』と称賛が集まりましたが、一方で『一理あるけど、蒼井優が売れっ子だから言えること。SNSの広告収入で稼いでいる人にとっては重要なツール』とさまざまな意見が飛び交ったんです」(芸能ライター)

 また、女優の北川景子は18年9月3日放送のバラエティ番組『しゃべくり007』(日本テレビ系)に出演した際、SNSについて語っている。「SNSをやってないんですけど、時代に乗り切れてない感じがしちゃうのが悲しい」と切り出し、「(写真に)ブタ鼻や、うさぎの耳を(加工して)つけたりしているのを見ると、何とも言えない気持ちになる」と加工アプリを駆使した、SNSへの投稿に否定的なコメント。

「また、18年10月29日、映画『スマホを落としただけなのに』の公開直前イベントに出席した時、SNSをやらない理由について『あまり映える生活を送っていない。何を載せたらいいのかな? っていうのもある』とSNSが不向きであると発言。北川のこれらの発言に対して、ネット上には『SNSを使っていない人は、日常に満たされてる証拠。健全だと思う』と同意の声が多数寄せられたものの、過去に自身の公式ブログでスッピン風の写真や手料理の写真、ペットの猫とくつろぐ様子の写真など、頻繁に公開していたため『公式とはいえ、それなりにプライベートの写真を載せていたよね』『猫よりも、自分を見てほしいのがバレバレの写真を載せていたのに』とツッコまれてしまいましたね」(同)

 さらに、フリーアナウンサーの田中みな実も、18年8月6日放送のバラエティ特番『女が女に怒る夜』(日本テレビ系)で、SNSをやらない理由について持論を展開した。番組では、女性に対して不満がある女性芸能人が、エピソードを披露。その中で、「ひたすら幸せアピールする女」など、嫌われるSNSの投稿内容が多く紹介されると、田中は「私、SNSやってないんですけど、それは何やっても叩かれるだろうな、って思うからやってないんです」と自身について言及した。

「さらに、『幸せアピールしても叩かれるだろうし、嫌われアピールしても、リア充アピールしても、何やってもダメじゃないですか。嫌われる人は何やってもダメなんですよ』と自虐発言。そんな田中にネット上からは『自分が疲弊するだけだから、SNSをやらないのは良い選択だと思う』『嫌われ方が潔く、媚びる人よりも好き』と好感度が上がったとのコメントが目立ったものの、客観性をアピールする田中に、『他人からの見られ方を全て計算している感じが嫌だ』と厳しい意見も寄せられました」(同)

 匂わせや不適切な投稿で炎上する芸能人がいる中、SNSのアカウントを開設せず、必要以上の露出をしないのも選択肢の1つかもしれない。
(立花はるか)