【試し読みあり】関西の人気飲食店が59店登場! 失恋×グルメで読ませる新たなグルメコミックガイド

 3月に刊行されたコミック『失恋めし 京都・奈良・大阪・神戸編』(KADOKAWA)には、59の失恋物語と、そこに寄り添うメニューが描かれている。作者は、TOCANAで魔女修行漫画「かげのしょ」を連載中の木丸みさきさん。第23回コミックエッセイプチ大賞審査員特別賞「書店員賞」を受賞した大衆演劇漫画『わたしの舞台は舞台裏~大衆演劇裏方日記』(KADOKAWA)でデビューして以降、幅広いジャンルを手がけてきた。

 新刊『失恋めし』は「関西ウォーカー」(KADOKAWA)の連載をまとめたもの。大阪、京都、奈良、兵庫・神戸と、関西に実在する飲食店を舞台に、老若男女、さまざまな世代の失恋模様が描かれている。

「執筆の依頼をいただいた際に、編集さんから『ヤケ食いの話はなしで』と言われていたこともあって、毎回失恋と食でどう話をひねるか、かなり悩みました。単に思い出の味に浸る話ではワンパターンになってしまうし、暗い話にもしたくなかった。意外性のある話になるように展開を考えるのは難しかったです」(木丸みさきさん、以下同)

 さらに、実在する店を舞台にすることで、こんな悩みもあったそう。

「どこも関西では人気の、美味しい飲食店ばっかりだったんです。だから、その店で食事をしたことがきっかけで別れるとか、お店の印象が悪くなるような話にはしたくなくて。あ、もちろん人気店じゃなかったらいいってわけではないでんすけど(苦笑)。ただ、そもそも『失恋』というマイナスな状態から話が始まるので、毎回どう楽しいオチにするか、そこにどう共感してもらうか、しかもそれを2ページのショートストーリーでどうまとめるか、頭を使いました」

 中には、木丸さん自身の体験談なども盛り込まれているのだろうか。

「エッセンスとしては、実体験を参考にした部分もありました。例えば大阪のハーブカフェ『SORA』さんの話は、『初めてのお店にひとりで入る』っていう主人公の女の子の不安が、自分の体験からきているものです。知らないお店に入ることって、不安と出会いの繰り返しじゃないですか。その気持ちを恋愛に絡めて描きたくて。

 それから、大阪の熱帯魚バー『近藤熱帯魚店』さんを舞台にしたのは、彼氏と別れてから化粧が濃くなった、でも実はそのほうが本来の自分らしいっていう女の子の話。男性って、奇抜な髪型とか派手な服装が嫌いな人もけっこういるじゃないですか。私も、彼氏が嫌がるような派手な服とか髪色が好きだったことがあって、付き合ってる間は彼の好みに合わせておとなしくしてましたけど、別れたてまた自由にできると思ったら開放感があった、っていう体験をしたことがあったんです」

 紹介されている飲食店59店には、すべて店舗情報やMAPが載っているのも、同書の魅力になっている。連載時には60店以上の飲食店を取材したというが、印象に残った店はあるのだろうか。

「どこも思い出深いですが、個人的には奈良の『茶粥ののんのん』さんが印象的でした。江戸時代の茅葺きをそのまま使っていて、お店のある建物自体が文化財としても重要なものなんです。取材時は真夏で、夏場に庭を眺めながらアツアツの茶粥を食べるのも、なんだか風情があって格別でした。しかもこのお店ではストーリーにも関係する、ちょっとラッキーな出会いもあったんですよ。誰に出会ったかは、秘密なんですけどね(笑)」

★試し読みは次ページにも!

 関西というと、大阪、京都、兵庫、奈良と、それぞれの県民性の違いが面白おかしく取り上げられることも少なくない。これだけの店舗数を取材すると、飲食店にも、地域性を感じることはあったのだろうか。

「改めて読み返してみて気づいたことですけが、例えば大阪は商店街や繁華街など、賑やかな場所にあるお店を多く紹介していて、どこも安くて美味しくて気取ってなかった。京都や奈良はやっぱり和食が多くて、上賀茂神社の横にある今井食堂サバ煮だったり、龍安寺・西源院の湯豆腐だったり、清水寺の冷やし飴だったり、神社仏閣やその土地に所縁のあるお店が多く登場しました。それから神戸は独特な食文化があって、外国と日本の食のミックスが面白かったです。

 そういう背景に引っ張られた部分もあったのか、大阪は下町的な人情話が多くなったし、失恋してもタダでは起きない主人公が多くなりました。京都奈良は神社仏閣や土地にちなんだ話が中心だったし、神戸はその非日常的な感じがにじみ出るようなひねった話が出てきたかなあと」

 そんな関西の文化やさまざまな世代の恋模様を描いた本作について、木丸さんは改めて、「恋愛をしたことがあって、食べることが好きな人ならぜひ手にとってもらえたら」と話す。

「同棲して別れた彼氏より、一緒に飼っていたペットが恋しい! とか、自分はいつも人の失恋話を聞くばっかりだとか、好きになる男が筋肉バカだったり、音楽とか芸術とか趣味に走って『私、あんたの人生に関係ないやん!』ってツッコミたくなるような人を好きになってしまったりとか、とにかく、いろんな方向から失恋の話を切り取ったつもりです。

 同時に、関西に住んでいる人なら、知ってるお店が舞台になっていて楽しんでもらえるでしょうし、そうじゃない方も、グルメガイドとしても面白く読んでいただけるんじゃないかと思います。私自身は失恋したら甘い物に走っちゃうんですけど、この取材を通して、そうじゃないお店もたくさん開拓することができました。お店と料理の雰囲気が伝わるように描いたので、ぜひ、ショートストーリーとあわせて楽しんでください」

 GWに関西旅行を予定している人は、同書を片手に、その店で起こっているかもしれないさまざまな人間模様に思いを馳せながら、旅してみてはいかがだろうか?

■著者プロフィール

●木丸みさき
大阪生まれの大阪育ち、京都府在住。大阪の某大衆演劇場スタッフとして働いた経験をもとに、劇場で出会った役者やお客さんたちとの交流を描いた「わたしの舞台は舞台裏 大衆演劇裏方日記」でマンガ家デビュー。同作は、第23回コミックエッセイプチ大賞で「書店員賞」を受賞。

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『失恋めし 失恋めし 京都・奈良・大阪・神戸編』(KADOKAWA/1,188円)

 恋が終わった時、あの人を忘れさせてくれたもの、元気をくれたもの、あの味だった! 失恋をテーマに、1つの恋が終わった女性が街で初めて出会う店の味、友人に連れられて食べた懐かしの味など、おいしい食べ物を通じて元気をもらっていく1話完結の失恋×グルメコミック。登場するのは、

・  京都「西源院(龍安寺内)」/心を穏やかにしてくれる精進料理の湯豆腐

・  大阪「美味卯」/「好きなブランド卵で食べる優しい卵かけご飯

・  京都「メゾン・ド・フルージュ」/一年中イチゴが食べられるイチゴ専門店の「イチゴミルフィーユ」

 など、京都・奈良、大阪、兵庫・神戸に実在する59店。

 

帰ってきた黒スーツ! 映画『メン・イン・ブラック:インターナショナル』鑑賞券をプレゼント

 大ヒットを記録した人気映画シリーズの最新作『メン・イン・ブラック:インターナショナル』が6月14日より全国公開されます! 地球に潜伏するエイリアンの監視・取り締まりを任務とする組織、通称「メン・イン・ブラック(MIB)」のエージェントたちの姿を描いた『メン・イン・ブラック』。本作はシリーズの第4作目となり、メインはこれまでのウィル・スミス&トミー・リー・ジョーンズから、クリス・ヘムズワース&テッサ・トンプソンへ一新されました。前作までの舞台はニューヨークでしたが、今回はロンドンを皮切りに世界を股にかけ展開していくとのこと。一体どのような内容となっているのでしょうか。早速あらすじを見てきましょう。
 
 MIBニューヨーク本部のエリート新人女性エージェント・M(テッサ・トンプソン)は、調査のためにロンドン支部に派遣されることに。そこで、敏腕でイケメンだがチャラ男風の先輩エージェント・H(クリス・ヘムズワース)と出会い、コンビを組む。性格がまったく異なる男女のエージェントがMIB内部のスパイ摘発ミッションに挑んでいくが、真相に近づくにつれ、地球の存亡を懸けた大事件が明らかになっていき……。

 前作と比べ、大幅な改変を加えられているものの、監督のF・ゲイリー・グレイは「ウィルとトミーに対するファンの深い思い入れを理解した上で、制作に取り掛かっています。我々は彼らに取って代わるのではなく、単にチームに新たな要素を足しているだけですよ」とコメント。しっかりと、ファンの想いを受け止めているようです。

 今回は、映画『メン・イン・ブラック:インターナショナル』鑑賞券を3名の方にプレゼント。前作を見ていなくても、充分に楽しめる内容とのことです! サイ女読者の皆さま、奮ってご応募くださいね。お待ちしております!

※4月29日正午〆

ご応募はこちらから
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日本のおバカYouTuberがかわいく見えちゃう?――海外のお騒がせインフルエンサー列伝

――前記事で言及したインフルエンサー以外にも、世間を騒がせているSNS世代の有名人6名を紹介!
(※フォロワー数は4月8日現在)

日本のおバカYouTuberがかわいく見えちゃう?――海外のお騒がせインフルエンサー列伝の画像1

●全米を震撼させた裏口入学
オリヴィア・ジェイド(米国)
フォロワー数:インスタグラム/約140万人
YouTube/約190万人

今年の3月、不正な手段で子どもを一流大学に入学させていたとして『フルハウス』に出演していたロリ・ロックリンが逮捕されたが、その愛娘で現在19歳のオリヴィア・ジェイドはインフルエンサー。入学当初「大学に入ったらスポーツの試合を見に行ったり、遊んだりしたい。勉強はあんまり興味がない」と、語る動画を投稿したことで炎上したが、裏口入学が発覚したのでまた炎上。

日本のおバカYouTuberがかわいく見えちゃう?――海外のお騒がせインフルエンサー列伝の画像2

●昔の人種差別動画のせいでピンチ
ピューディパイ(スウェーデン)
フォロワー数:インスタグラム/約1600万人
YouTube/約9200万人

YouTubeのチャンネル登録者数世界第2位のゲーム実況者。その影響力は絶大で、17年に反ユダヤ主義的な動画を投稿したことで「YouTube Red」(当時)の配信をキャンセルさせられるも、新たな広告主がすぐに見つかったほど。しかし、ニュージーランドのモスク襲撃事件の犯人がピューディパイのチャンネル登録を勧めていたため、現在「奴のYouTubeチャンネルを削除しろ」と、署名運動が行われている。

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●ついに「地球平面説」信者に!?
ローガン・ポール(米国)
フォロワー数:インスタグラム/約1600万人
YouTube/約1800万人

富士の樹海で遺体を撮影して世界中から批判されたローガン・ポールだが、事件後もネズミの死体をスタンガンで撃ったりと、動画投稿は続け、昨年の年収は16億円。3月には地球平面説を信じるコミュニティに潜入し、嘲笑する動画を公開したところ、1週間後にツイッターで「信者たちに強盗に入られた」と、何者かからの襲撃被害にあったことを報告していた。

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●実は黒人ではありませんでした
エマ・ホールバーグ(スウェーデン)
フォロワー数:インスタグラム/28万人
YouTube/約3万人

見た目は黒人系の女性だが、実は彼女、とあるツイッターの投稿によって濃いめのファンデーションを塗った白人女性ということが発覚。黒人になりすまして利益を得る「black fishing」だと、批判の声が上がった。ただ、本人は「肌の色が理由で広告やスポンサーシップ契約を得たことはないし、そうした仕事もすべて私のファッションセンスやメイクのスキルを買われて得たもの」と反論し、今も写真を投稿している。

日本のおバカYouTuberがかわいく見えちゃう?――海外のお騒がせインフルエンサー列伝の画像5

●第2のFyre Festivalが発生?
タナ・モンゴー(米国)
フォロワー数:インスタグラム/約300万人
YouTube/約400万人

ラッパーとしても活動するタナ・モンゴーは、世界中のYouTuberが集結する「VidCon」というイベントと同じ時期に、彼女自身の名を冠した「TanaCon」という、別のイベントを開催。しかし、人が集まりすぎて炎天下の会場外に長蛇の列ができてしまい、参加者からの批判が殺到。また、VIPチケットを購入した者には記念品の入ったギフトバッグが提供されたのだが、中に入っていたのはシールとコンドームだけだった。

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●PRするからタダでホテルに泊まらせて
エル・ダービー(英国)
フォロワー数:インスタグラム/15万人
YouTube/約20万人

当時、YouTubeで約9万人のフォロワーを持っていた彼女は、とあるホテルに「PRするからタダで宿泊させてほしい」とメールを送るが、オーナーはブチ切れ。彼女からのメールを晒して宿泊を拒否。逆ギレしたエルはホテルを非難する動画を公開し、炎上。騒動がきっかけでエルのフォロワー数は20万人近くに増え、焼け太ることができたが、ホテルから「宣伝費」として、およそ7億円の請求書を送りつけられた。

『キングダム』は「大人気マンガを山崎賢人でやるというプロジェクト」と監督が暴露!山崎賢人映画が量産されるナゼ

 人気漫画「キングダム」(集英社)の実写映画版『キングダム』が今月19日より公開されるが、山崎賢人が主演にキャスティングされた経緯について「大人気マンガを山崎さんでやるというプロジェクトだった」と、監督・佐藤信介氏が明かしたことが、波紋を呼んでいる。

 今月16日、佐藤監督は都内で開かれた『キングダム』の日本外国特派員会会見に出席した。佐藤監督はこれまで、『GANTZ』『アイアムアヒーロー』『BLEACH 死神代行篇』など多くのコミック原作映画の監督を務めてきた。しかし、記者から実写化を成功させる秘訣を聞かれると「何もない」と笑いながら返答。山崎賢人を『キングダム』主演に選んだ理由についても、「事実を言うと山崎賢人が出演することは僕のチョイスではない」「大人気マンガを山崎さんでやるというプロジェクトだった」と説明したのだ。

 一方、王騎将軍を演じる大沢たかおに関しては、力を入れて監督自らキャスティングしたという。そんな「大人気マンガを山崎さんでやるというプロジェクト」ありきの映画『キングダム』は、4月19日に封切られた。

山崎賢人主演の漫画原作映画は多数ある
 山崎賢人は、極端に漫画原作の実写映画主演が多い役者だ。2014年は『L・DK』、2015年は『orange』、2016年は『オオカミ少女と黒王子』『四月は君の嘘』、2017年は『一週間フレンズ。』『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない』『斉木楠雄のΨ難』。そして2019年は『キングダム』で、2020年には『ヲタクに恋は難しい』の公開が控えている。これらはいずれも、「山崎賢人ありき」のプロジェクトだったのだろうか?

 山崎賢人を起用すれば映画がヒットするという保証もなく、数字も決して良いとは言えないのに、なぜ主演ありきの映画制作が行われるのだろうか。結果的に、山崎がバッシングを浴びるはめになっているのだから、誰の得にもならない。

 原作ありきの映画の場合キャスティングされた役者がイメージに合わないというバッシングは必ず生じる。『キングダム』の出演者が発表された際も、山崎含めた役者陣に対し「全然イメージと違う」という声が続出。再三にわたる山崎での実写化に「飽きた」「なんでまた?」と呆れる人も多い。

 前述したように、山崎賢人が主演を務めるからといってすべての作品がヒットするわけではない。たとえば『L・DK』の興行収入は4.2億、『一週間フレンズ。』は7.2億、『ジョジョの奇妙な冒険』は9.2億で、大規模公開作品のヒットラインといわれる10億円の壁を突破できなかった(日本映画製作者連調べ)。数字が付いてくるわけでないにも関わらず漫画を原作とした実写映画に山崎賢人を起用し続けることは、非常に奇妙である。同時に、作品への誠実さも欠如していないだろうか。

 一番可哀想なのは、一人神輿に乗せられている山崎賢人かもしれない。

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カーダシアン家の勢力拡大! 美形キッズセレブ2019

 ここ数年、アメリカのエンタテインメント界はベビーラッシュ! セレブたちがインスタグラムで「いかにうちの子がかわいいか」をこぞって披露している。女優や歌手の子とあって美形も多いが、次世代セレブに育つのはどの子だろうか? 今回は、就学前の子どもたちに絞って紹介したい。

※アメリカでは7歳で就学

とんねるずDVD発売も、セクハラ・パワハラ案件は全カット?

 昨年春に終了した名物バラエティ番組『とんねるずのみなさんのおかげでした』(フジテレビ系)のDVD-BOXの第2弾が近く発売される。「コンプライアンス」と題された全9枚組である。前番組の『とんねるずのみなさんのおかげです』の内容も収録した30年の決定版だ。

「細かすぎて伝わらないモノマネ選手権」「全落・水落オープン」などすでにソフト化されている企画は除かれているものの、一連の名作ドラマのパロディ企画の中でも秀作といえる「太陽にほえるな」シリーズ、番組スタッフを集めて『紅白』出場まで果たした野猿プロジェクト、「宜保タカ子と行く 心霊体験バスツアー」など、名物企画が多く収録される。だが、別の意味ではとんねるず、特に石橋貴明の真骨頂といえる「セクハラ・パワハラ系」企画は収録されないもようだ。

「よく知られるところでは、1995年に放送されていたコントドラマ『近未来警察072』がありますね。無名時代の松嶋菜々子が出演しており、『ああ、クセになりそう! 私はあなた達のメスブタよ』『ダメ! 中はダメ! 外なら、どこでもいいから!』『オナラじゃないのよ、オナラじゃないのよ、ちょっと空気が入っただけ』といったセリフを言わされていました。いずれも性行為を連想させるフレーズで、これが夜9時台に放送されていたのは驚きですね」(業界関係者)

『近未来警察072』は内容よりも、松嶋にとって黒歴史となるため封印されたといえるだろう。ほかにも、あの名物キャラクターもDVDにはなさそうだ。

「『保毛尾田保毛男』ですね。七三分けと青ヒゲで公務員、岸田今日子演じる母親とふたり暮らしというシュールなコントです。こちらは『おかげです』の名物キャラクターのひとつでした。しかし17年に懐かしのキャラクターとして登場したところ、同性愛者を揶揄していると炎上してしまったのです。このほか、渡辺満里奈、今井美樹、工藤静香らの当時のアイドルたちへのセクハラシーンも見られなさそうですね」(同)

 こうして見ると「決定版」といっても味気ない内容となってしまいそうだ。ある意味では、30年を経てのとんねるずの「オワコン化」を記録する皮肉な内容となってしまったのかもしれない。
(文=平田宏利)

【マンガ】それでもお酒がやめられない! 40歳独女・ヒロコさんと酒を飲んだあの日【27回】

「酒に強くも弱くもないわたしは、よくお酒に飲まれる」――。

20代から酒に飲まれつづけた漫画家・緑丘まこが酒と出会いと黒歴史を綴る、飲んだくれコミックエッセイ。土曜のひとり飲みのおともにどうぞ。

 

第27回:それでもお酒がやめられない

――「30代独女、それでもお酒がやめられない」は、今回で一旦お休みとなります。緑丘まこ先生の新作をお楽しみに!

緑丘まこ(みどりおか・まこ)
兵庫県育ちの30代独女。漫画とゲームとお酒をこよなく愛する。
センベロ居酒屋やレトロなレストランを発掘するのが休日の楽しみ。
お酒は最高の友達。

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【バックナンバーはこちらから】
(第1回はこちら:酒飲みの聖地・赤羽に、女ひとりでやってきたのだ)
(第2回はこちら:赤羽のユミコさんに見た「酔っぱらいの法則」)
(第3回はこちら:渋谷のコインロッカーに挟まれた三十路の夜)
(第4回はこちら:安ワインが招いた“三日酔い”と血染めバスタブのゆくえ)
(第5回はこちら:新幹線でエンドレス泥酔の旅)
(第6回はこちら:手みやげ片手に密着警察24時)
(第7回はこちら:”魅惑のタダ酒”で酩酊した結果)
(第8回はこちら:目覚めたら美女とキス!?)
(第9回はこちら:忘れられない”初体験”)
(第10回はこちら:初めての夏、”アイツ”は突然やってきた)
(第11回はこちら:親友ケイコが”ヤル気”になった夜)
(第12回はこちら:支離滅裂な思考と「逆ナン」の夜)
(第13回はこちら:上野でせんべろ昼飲みツアー)
(第14回はこちら:泥酔した翌朝に知る「自分」のヤバイ行動)
(第15回はこちら:新幹線で朝酒、トロッコ列車で昼酒!)
(第16回はこちら:熊と地ビールと尿意)
(第17回はこちら:バングラデシュのマイクさん)
(第18回はこちら:「使えない」と言われるマイクさん)
(第19回はこちら:マイクさんが見せた”凄い特技”)
(第20回はこちら:ケイコの泥酔事件簿)
(第21回はこちら:続・ケイコの泥酔事件簿)
(第22回はこちら:「昼からお酒」は許せない?)
(第23回はこちら:路上の占い師は信頼できるのか)
(第24回はこちら:占い師とサシ飲みの夜)
(第25回はこちら:30代独女、初めての「オムツデビュー」)
(第26回はこちら:「ひとり花見」が最高な理由)

【沖縄米兵女性殺人事件】米軍機関紙が被害者の顔写真を掲載し、県民の怒りが爆発!

 またもや「基地の島」で悲劇が起きた。

 今月13日、沖縄・北谷町で発生した米兵による日本人女性(44)の殺害事件。玉城デニー県知事が在沖米軍トップのエリック・スミス四軍調整官に直接抗議し、衆議院外務委員会でも取り上げられるなど、日米関係を揺るがす事態となっている。

 地元紙などの報道によると、女性を殺害後、自殺したとされる米兵は在沖縄海兵隊に所属する3等兵曹(32)。昨年から、かつて交際関係にあった女性へのDVやストーカー行為を繰り返していたという。

 米国側の捜査機関、米軍憲兵隊や沖縄県警はこの経緯を把握しており、不測の事態が予想された中での悲劇だっただけに、日米双方の捜査当局に批判が集まっている。

「米軍は兵士に対して女性への接近禁止令を出し、兵士を女性の自宅から離れた基地に隔離していた。にもかかわらず、事件前日には外泊許可を出しており、ちぐはぐな対応だったと言わざるを得ません」(地元紙記者)

 沖縄では3年前にも、軍雇用員の男がジョギング中の女性を暴行し、殺害するという事件が発生している。相次ぐ米軍関係者による事件で、県民の怒りが高まっていることは想像に難くない。

 そんな中、事件そのものとは別に、県民の感情を逆なでするような事態も起きたという。

「今回の事件は、被害女性のプライバシーを鑑みて、地元紙も写真や氏名の公表を控えている。ところが、米軍の機関紙である星条旗新聞は、女性の顔写真やプロフィールを詳細に報じているんです。その一方で、殺人事件の被疑者である米兵については、氏名と年齢、軍隊での階級ぐらいしか明かしていない。『身内びいきが過ぎる』との批判は免れません」(同)

 この星条旗新聞は、3年前の女性殺害事件の際にも逮捕された男から届いた書簡を掲載し、物議を醸した経緯がある。男は書簡の中で、沖縄の捜査・司法機関への不信感を吐露し、沖縄以外での裁判を要求するなど、身勝手な主張を繰り返していた。被疑者側の一方的な言い分を垂れ流したことで、県民の怒りを買ったのだ。

 先の記者は、「米軍は問題が起きるたびに外出禁止令を出すなどのその場しのぎの策に終始し、根本的な解決を図ろうとはしてこなかった。彼らの根底にある沖縄県民、ひいては日本人に対する人権意識の低さが、機関紙にも表れていると言っていいでしょう」と吐き捨てた。

 日本人をナメるのも、大概にしてほしいものだ。

難しい年頃になってくる小6の娘と良好な母子、父子関係が築けた要因は……

 ゴールデンウイーク直前、私と娘は韓国へ旅行です。最近、国内外問わず旅行といえば娘と一緒に行っているのですが、親子というより友だちの関係に近くなっているような気がします。考えると、私立大学の附属小学校に通っていて中学受験をしないせいか、親がピリピリする機会がないのが最大の理由かなと思います。もちろん「部屋が汚い」「洋服を片付けろ」といった軽い注意はしますが、親を怒らせるようなことはこれといってしないのです。

 GPA(Grade Point Average=科目成績平均値)が3.50以下になったらiPhoneを取り上げることを約束しているので、本人もそれなりに勉強しています。3.00になったら附属大学のどの学部にも上がれない、4.20はないと指定校推薦は受けられないなど、ある程度大人の話ができるので、私立校の学生として「何をしたら足を踏み外すか」を本人もよく自覚しているなと思います。

 娘はまだ義務教育ですが、1.95を切ると進級できませんし、5年から6年に進級できなくて自主退学し、他の私立小学校(地方都市)へ転校した子もいました。基本、テストが悪くても補習に出れば、1.95以下にはならないらしいのですが、その子は補習に出ていなかったそうです。

 中学受験する子たちも2割弱います。6年生になりクラス替えがあったのですが、ふたを開けてみると、娘は「中学受験する子が多いクラス」でした。受験する子の場合、難関校を希望する子がほとんどの中、「学校が合わない」という理由で受験する子もいます。私立だからこそ「合う、合わない」があり、合わないなら転校する自由があります。方針や理念に賛同できないなら「どうぞお辞めください」というのが私立の基本的なスタンスです。逆に、学校側から「放学」させるケースもあります。

 友達関係のトラブルは小学校高学年から始まることが多いので、保健室登校や事務室登校(出席にはなります)になる前に、環境を変えるのもいい判断だと思います。仲間外れが問題にならないように学校側も努力していて、遠足やスキー学校の班を先生が決めたり(一度子どもたちが決めた班をいじるので、誰が仲間外れされているか、丸わかりなのですが……)しています。気分は大人な年齢なので、親としては手を放しても目を離さないようにしていますね。

 以前、このコラムで書いた「娘と婿問題」ですが、娘のほうがぐんと大人になったせいか、「父親には女優になったと思って接する」と割り切ったようです。「お父さん、愛してる」と言ったあと、婿のいないところで「私、女優だから」と言っているので、女は子どもでも怖いなと実感しますね。婿は私が不得意なこと(海やプール、肉を食べること)が得意なので、娘は私たちをうまく使い分けてくれればいいなと思います。今年の夏も娘と婿は2人で沖縄へ行くらしいですし、日ごろの距離を縮めてほしいですね。

 ゴールデンウィーク後、衾の森こども園には4人の園児が入園してきます。4月スタートではなく、ゴールデンウィーク後スタートを希望した方がなぜか多く、休み明けは気分を切り替え、気を引き締めないと。先日、霊能者のミロさんに(頭の上に年表が浮かんで見える人)に、今年度のできごとを霊視していただきました。夏頃から売り上げが上がり(園児の入園が8月まで多いので予想通り)、巻き込まれる事故&事件もなく、トータルで見るといい年になるそうです。「角川さんは職人気質なので、遊んだほうがいい」と言われたので、たくさん旅行に行ったり、ライブに行ったりしたいなと思います♪

 3月から始めたレンタル畑が子どもたちに大好評で、いつでも新しいことに挑戦したいなと考えているのですが、今年は間に合いそうもないけど、園児対象とした「サマースクール」(宿泊か、通いかは考える余地がありますが)ができたらいいなと思います。娘が年長の頃、近隣のインターナショナルスクールのサマースクールに参加したことがありました。9時~15時の通いで、4日間で4万円くらいだった記憶がありますが、公園でコーラにメントスを入れて振って泡だらけにしたり、滑り台の横から水を掛けてスプラッシュマウンテンごっこをしたり、日本のコンサバな保育園が思いつかない、ハチャメチャな内容で面白かったです。子どもも満足していました。

 夏に小学お受験を行う家庭の定番と言えば、

・子どものみ参加のキャンプ(1泊2日)

・クワガタを飼う

・夏期講習

 なのですが、キャンプとクワガタはうちの会社でできるなと思います。衾の森こども園では2年連続クワガタを飼ったのですが、最期は誰も見向きもしない状態で迎えていたので(私しか気づいていない)、今年やるかは微妙ですけどね。

角川慶子(かどかわ・けいこ)

1973年、東京都生まれ。「角川春樹事務所」会長・角川春樹氏の長女。自身も元アイドルという異色の肩書きに加えて、ビジュアル系バンド好きで、元バンギャルの”鬼畜ライター”としても活躍。2011年9月に認可外保育園「駒沢の森こども園」、16年4月からは派遣ベビーシッター「森のナーサリー」、17年4月に認可外保育園「衾の森こども園」をオープンさせる。家庭では11歳の愛娘の子育てに奮闘中。

ディズニー裁判で「私も」の声続々……パワハラ解雇も発覚で「暴走する現場」浮き彫りに

 オリエンタルランドの社員による「過重労働」「パワハラ」裁判の第一回公判が、2018年11月13日に千葉地方裁判所で行われ、大きく報道された。東京ディズニーランドでキャラクター出演者として働いていた女性契約社員AさんとBさん2人が、過重労働やパワーハラスメントで体調を崩したとして、オリエンタルランドの安全配慮義務違反を訴えている裁判である。今年3月26日に行われた第二回公判では、「過重労働」を訴えていた原告Aさんがパワハラ被害も追加提訴。そんな中、オリエンタルランドで「私も」と声を上げる動きが起こっていることがわかった。『ディズニーの労働問題 「夢と魔法の王国」の光と影』(三恵社)著者であり、東京経営短期大学専門講師も務めるジャーナリスト・中島恵氏が、その現状について寄稿する。

職場復帰時に「どの面下げて」と言われた

 10~30キロあるキャラクターの衣装を着て、ショーやパレードなどに出演していたところ、2017年1月、神経などを圧迫される「胸郭出口症候群」を発症したというAさん。当初、オリエンタルランド側は労災申請を渋り、休業補償もないとの対応だったそうだが、労働組合「なのはなユニオン」と支部であるオリエンタルランド・ユニオンによる交渉の結果、会社は労災申請をし、同年8月に労災認定を受け、昨年7月に会社側の安全配慮義務違反を提訴。その後、Aさんは復職したものの、仕事に行くことができなくなり、今年3月の第二回公判では、「パワハラを受けた」と追加提訴したAさんが、意見陳述を行った。

 Aさんは出演者として働き続けたいという思いから、復職に関してできる限り努力したものの、現在「反応性うつ状態」を発症し、復職できずにいるという。なんでも労働災害に認定されたと新聞報道があってから、「Aさんが悪いことをした」などと、同期たちから怒りをぶつけられ、「謝罪がないことがおかしい」と、責められたそうだ。Aさんは、「安心して職場に行けない恐怖感があった」ため、団体交渉の場で会社に「出演者が労災認定されたとの報道については守秘義務違反にあたらない」と認めてもらっていたが、職場復帰の際、周囲のスタッフの反応はひどく冷たいものだったという。

 例えば、職場復帰初日にほかのスタッフから「どのツラ下げて来てんのか見に行ってやろうぜ」と言われていたことを耳にしたほか、復帰2日目には、先輩から「謝った方がいい。」「謝るんだよ。」と言われたとのこと。Aさん自身、ある程度想定したことだったが、実際に直接言われるとやはり心が折れ、会社に行くことはできなくなったそうだ。

 Aさんにとって職場は、夢を守らなければならない、守りたい場所であると同時に、働き続けたい場所。働く者が会社に行くこと自体が怖いなんて「夢の国」にあってはならない……そんな思いから、Aさんはパワハラも提訴したという。なお、第一回公判後の記者会見で、Aさんは現在、心療内科にかかっていることも明かしていた。

 千葉地裁は、次回からAさんに関して安全配慮義務違反とパワハラ問題を合わせて審議すること、さらにAさんとBさんとの弁論を分離すると説明した。

 現場の同僚から理解が得られず、攻撃される……原告側が抱える問題が浮き彫りとなったが、その一方で、別の動きも出てきている。オリエンタルランド・ユニオンが1月12日、Twitterに「今、OLC裁判をしている原告二人以外で、最近パワハラで解雇され交渉申し入れをしている別件もあります!毎日いろんなキャストの方から『私も同じです!』の声上がってます!お気軽にご相談ください!ひとりじゃない!」(原文ママ)とツイートしたのだ。パワハラ裁判中に、別の非正規従業員がパワハラ解雇に遭うという、想像し難い事態が起こったのだ。そこで筆者は、なのはなユニオンの委員長・鴨桃代氏に取材を申し込んだ。

 4月2日現在、団体交渉を開始しているのは、女性キャストCさん。裁判の報道を見て、ユニオンに助けを求めて駆け込んできたそうだ。Cさんの受けたパワハラとは、一体どのようなものだったのか。

「Cさんは、『協調性がない』『空気を乱す』『通常の指導や説明に対する意見・反論批判が多い』などの理由で2019年1月末をもって解雇されました。Cさんは何度も上司に個室へ呼び出され、『同僚のキャストがCさんについてこう言っている』と指摘され、『それについて反省や改善はないのか』と責められたものの、Cさんにとっては、“意味がわからない抽象的なこと”ばかり。『わかりました』と言えば、自分が非を認めることになってしまうので、Cさんは同意できなかったとのこと。現在、裁判中のBさんは『30歳過ぎのババアはいらない』『ケガで働けないなら辞めちまえ』など明確なパワハラ暴言を受けましたが、Cさんはここまで直接的な暴言を受けてないが、解雇されました」(鴨氏)

 オリエンタルランドには、ゲストや同僚キャストからクレームが入ったりした場合、上司に呼ばれて書かされる「パフォーマンステーマ・スキル指導確認書」という書類があるという。

「上司からの改善を要する事実および指導内容について、『指摘事実及び指導内容を受け止め、改善することを約束します』と本人が署名・押印するものです。そのなかに、『改善が出来なかった場合、時給およびグレードの変更、あるいは契約が終了となる可能性がある』と書かれています。『これは始末書ではない』と、交渉の場で会社の人事部の人は公言しましたが、現場では始末書の性格を持っています。Cさんだけでなく、これまでユニオンに駆け込んできた人たちが言うには、上司に個室に呼ばれて書かされるもので、この書類自体がキャストにとって相当なストレスとなっており、パワハラと感じるようです」(同)

 近年、ディズニーランドでは、ゲストの迷惑行為が問題になるケースも少なくない。鴨氏も「キャストの対応が悪かったのではなく、客側が“モンスター化”して、理不尽なクレームを入れているケースもあり、カスタマーハラスメントも横行していると思う。」と述べる。

「ところが、オリエンタルランドは“ゲスト第一主義”なので、いかなるクレームもキャストが悪いとして、改善されなかったら時給減額か契約終了という書類にサインさせています。ユニオンは、それでは問題が隠され、真の接客改善につながらないと主張しています。キャストがみんな『私が悪い』と思わせてしまうホスピタリティ教育……そんな社風だと感じます」(同)

 Cさんは解雇通告をされたものの、解雇理由は「不明」だという。ユニオン側はその点も疑問視しているそうだ。

「現場の上司であるスーパーバイザーや店長が解雇を言い渡すのですが、第二回目の交渉で、Cさんの解雇理由を会社側に問うたところ、『今は正確に言えないので、次回、回答します』と言われました。解雇を通告したのに、解雇理由を言えないのはおかしいでしょ。人事部は具体的解雇理由を把握していないのではないか、現場が暴走しているのではないかと感じます」(同)

 3月19日には、また別のディズニー裁判が明るみに。元ダンサー(出演者)の大川英典氏(51歳)がオリエンタルランドの安全配慮義務違反を問う裁判を起こし、同社は請求棄却を求め、争う姿勢を見せている。

 大川氏は1995年6月から、「パレードで大きな旗を持ちながら踊る」といった労働を続けたことでひざや腰を痛め、96年9月に退職。その後、「ジャンパーひざ(ジャンプ動作などの繰り返しによって発生する、膝蓋靭帯炎および大腿四頭筋腱付着部炎)」や「反射性交感神経性ジストロフィー(神経因性疼痛)」と診断され、2005年に船橋労働基準監督署から労災認定を受けたという。現在も治療は続き、杖を使っての歩行を余儀なくされているそうだ。大川氏は記者会見で、会社側から出演中のケガは、労災ではなく民間の保険で治療することを指導されたほか、上司に痛みを訴えても叱責されたことも明かしている。

 SNS上で、「私も」を意味する「#MeToo」というハッシュタグを用い、セクシャルハラスメントや性的暴行の被害体験を告白・共有する運動を「#MeToo運動」というが、オリエンタルランドのキャストの間でもパワーハラスメントや過重労働に関して「私も」と声を上げる動きが広がりつつある。 鴨氏いわく、Cさんのほかにもオリエンタルランドとの団体交渉を控えている人がいるという。AさんとBさんが、勇気を振り絞って訴訟に踏み切ったことは想像に難くないが、その思いは確実に“誰か”に伝わっているはずだ。

次回の裁判は「オリエンタルランドの希望で非公開」

 次回の裁判は6月4日16時と決まったが、「非公開」で行われるという。鴨氏は「私たちは多くの人に知っていただきたいが、オリエンタルランドは非公開を強く求め、裁判所も非公開と判断を下しました」という。

 一般的に、こうした裁判の進行はとても遅く、大手企業はそれでいいとしても、労働者側は「生活に困る」といった現実的な問題に直面し、戦意喪失につながるなど、不利になるケースもある。非公開とするならば進行が早まることを願う。

 原告たちの目的はオリエンタルランドを攻撃することではなく「本当の夢の国にしたい」、そして働き続けたいということである。ディズニーが好きだから働いてきたというAさん、Bさん、Cさんが、3人とも職場復帰を果たし、働き続けられることを切に祈る。
(中島恵)