ぜんじろうって「そもそも誰?」の声も……東京進出失敗の理由はなんだったのか

 爆笑問題の太田光とぜんじろうが芸歴をめぐって論争を繰り広げている。きっかけはピエール瀧のコカイン逮捕を受けて、ぜんじろうがツイッターに記した内容を『サンデー・ジャポン』(TBS系)で取り上げた際に、太田が「ぜんじろう」と呼び捨てにしたことである。これを受けぜんじろうはツイッターで「後輩の太田くん」と反論し、これに太田が激怒。「どちらが先輩か」で論争を繰り広げている。

 だがネット上では「そもそも、ぜんじろうって誰?」「太田は知ってるけど相手がわからないからつまらない」といった声が聞かれる。ぜんじろうは現在は主に海外を中心に活躍しており、全国区のテレビ出演の機会も少ないため、若い世代にとってはなじみがなさそうだ。

「ぜんじろうは1987年に上岡龍太郎に弟子入り。その後、コンビ結成と解散を経て90年代はじめに東京進出を果たします。この時の売り出し文句は、新世代のお笑い系MCといったもので、ポスト明石家さんま的な役割を期待されていたといえるでしょう。島田紳助や、やしきたかじんなど大物司会者からも気に入られていました」(業界関係者)

 事務所の後押しもあって全盛期のぜんじろうは若くして17本のレギュラーを持つ。だが、ブレークは長く続かなかった。

「ぜんじろうは『関西の大型新人』といった触れ込みで東京進出を果たすも、東京の番組スタッフがどう使えばいいのかわからなかったようですね。ぜんじろう自身が気難しい人物でもあり、スタッフとの軋轢もあったようです。さらに、ついたマネージャーは新人、吉本興業も本格的な東京進出直後とあって、バックアップ体制も整っていませんでした。やがてぜんじろうは人間不信、業界不信に陥り、結果、レギュラー番組を次々と失います。98年に一念発起、単身渡米し英語をイチからマスターし、スタンダップコメディアンとなりました」(同)

 ぜんじろうが東京でもがいていた90年代はじめは、爆笑問題は事務所からの独立騒動で仕事がなかった時期でもある。その後は、吉本からは後輩芸人のナインティナインやロンドンブーツ1号2号がブレークを果たす。『ボキャブラ天国』や『めちゃイケ』(共にフジテレビ系)が幼少期のお笑いの記憶にある世代にとっては、ぜんじろうをまったく知らなくても仕方ないだろう。
(文=平田宏利)

爆笑問題・太田光だけじゃない!? 上下関係に厳しい芸人って……

 爆笑問題の太田光とぜんじろうの間の「芸歴どっちが上か論争」はいまだ収束せず、直接対決が近く実現しそうだ。芸人の世界では「1日でも先に入った方が先輩」といわれる。だが、これは特に関西の吉本興業のしきたりともいわれ、事務所によって異なる。関東の人力舎は比較的上下関係がゆるいとされる。そうした温度差が、例えば『オールスター感謝祭』(TBS系)での東京03と島田紳助氏の“恫喝騒ぎ”を招いてしまったともいえ、やはり良し悪しはありそうだ。ただ、関東芸人であっても芸歴に厳しい者は存在する。

「アントニオ猪木のものまね芸で知られ14年に亡くなった春一番は芸歴に細かい人として知られたようです。芸能界デビューは88年で、これは松村邦洋や爆笑問題と同期になりますが、実際には85年に片岡鶴太郎に弟子入りしており、本人としてはそこから芸人であったと自覚しているようです。そのため87年結成の浅草キッドが、ゆるい態度で接すると怒りをあらわにしたようですね」(芸能関係者)

 さらに、TIMのゴルゴ松本も「芸歴厳しい芸人」として知られる。ゴルゴは野球の名門として知られる埼玉県立熊谷商業高校出身で、在学中には甲子園出場経験もある体育会系。現在は少年院でボランティア講演をして回るなど生真面目な性格で知られる。そんなゴルゴは、事務所の後輩芸人にマジギレしている。

「我が家の杉山裕之ですね。杉山といえば酒癖の悪さで知られ、一時は九州に実質左遷されていた時期もあります。杉山はゴルゴとの飲み会でも失礼をはたらき、『上下関係をわかっていない』ということでボコボコにされたそうです。ただ、それについては、事務所の大先輩にあたる中山秀征や恵俊彰にも目の前で『全然面白くない』と暴言を吐くなど、日ごろの失態が積み重なってゴルゴの怒りが爆発したともいえます」(同)

 どこまで厳格にすべきかは議論が分かれるところだろうが、芸人の世界にもある程度の上下関係は必要だろう。
(文=平田宏利)

爆笑問題・太田光だけじゃない!? 上下関係に厳しい芸人って……

 爆笑問題の太田光とぜんじろうの間の「芸歴どっちが上か論争」はいまだ収束せず、直接対決が近く実現しそうだ。芸人の世界では「1日でも先に入った方が先輩」といわれる。だが、これは特に関西の吉本興業のしきたりともいわれ、事務所によって異なる。関東の人力舎は比較的上下関係がゆるいとされる。そうした温度差が、例えば『オールスター感謝祭』(TBS系)での東京03と島田紳助氏の“恫喝騒ぎ”を招いてしまったともいえ、やはり良し悪しはありそうだ。ただ、関東芸人であっても芸歴に厳しい者は存在する。

「アントニオ猪木のものまね芸で知られ14年に亡くなった春一番は芸歴に細かい人として知られたようです。芸能界デビューは88年で、これは松村邦洋や爆笑問題と同期になりますが、実際には85年に片岡鶴太郎に弟子入りしており、本人としてはそこから芸人であったと自覚しているようです。そのため87年結成の浅草キッドが、ゆるい態度で接すると怒りをあらわにしたようですね」(芸能関係者)

 さらに、TIMのゴルゴ松本も「芸歴厳しい芸人」として知られる。ゴルゴは野球の名門として知られる埼玉県立熊谷商業高校出身で、在学中には甲子園出場経験もある体育会系。現在は少年院でボランティア講演をして回るなど生真面目な性格で知られる。そんなゴルゴは、事務所の後輩芸人にマジギレしている。

「我が家の杉山裕之ですね。杉山といえば酒癖の悪さで知られ、一時は九州に実質左遷されていた時期もあります。杉山はゴルゴとの飲み会でも失礼をはたらき、『上下関係をわかっていない』ということでボコボコにされたそうです。ただ、それについては、事務所の大先輩にあたる中山秀征や恵俊彰にも目の前で『全然面白くない』と暴言を吐くなど、日ごろの失態が積み重なってゴルゴの怒りが爆発したともいえます」(同)

 どこまで厳格にすべきかは議論が分かれるところだろうが、芸人の世界にもある程度の上下関係は必要だろう。
(文=平田宏利)

山下智久が台湾で英雄に!? “独立派”議員が勝手にポスターに起用

 先日お伝えした通り、バラエティ番組内での「台湾独立国」発言(参照記事)が原因で、中国人から猛バッシングを受けている山下智久だが、一方の台湾では大歓迎を受けている。

 山下の発言は台湾メディアでも大きく報じられたが、ネット掲示板などには、「本当に中国の政治バカにからまれてかわいそう。山Pは何も悪くないよ」「中国人ってつくづくかわいそうな民族だね。中国人って毎日こうやって人の揚げ足取りして過ごしてるんだろうな」など、山下発言を擁護・歓迎するコメントが数多く寄せられているのだ。

 中には、「台湾は国だよ。中国の一部ではない。彼は何も間違ってない」「彼は台湾をひとつの国家として尊重してくれた。ありがとう山P」といったコメントもあり、山下発言がにわかに独立の機運を高めるきっかけとなったといっても過言ではない。

 ちなみに山下は、かつてNEWSのメンバーとして2007年にコンサートで訪れた台湾にも、多くのファンを抱えている。現地のネット調査サイト「DailyView網路温度計」が17年に行った“台湾人が選ぶ、好きなジャニーズアイドル”ランキングで、木村拓哉を抑え1位を獲得するほどの人気ぶりなのである。

 そんな人気者による「台湾独立国宣言」を、政治家が放っておくはずもない。民進党立法委員(日本の国会議員に相当)の羅致政(Lo Chih-cheng)は、自らの政治活動ポスターに山下の写真を掲載しているのだが、ジャニーズ事務所が所属タレントの政治利用を許可するとは考えられず、無断使用とみて間違いないだろう。

 中国からの独立色が強い与党・民進党だが、昨年11月に行われた統一地方選挙では惨敗を喫している。また、来年行われる台湾総統選挙にはシャープを傘下に置くホンハイの剛腕経営者、郭台銘(テリー・ゴウ)会長が野党第一党で対中融和路線を敷く国民党から出馬予定であることが伝えられている。

 台湾独立派にとっては窮地といったところだが、こうした困難を乗り越えて晴れて独立となった際には、山Pは独立の英雄として祭り上げられることになるかもしれない!?

(文=青山大樹)

嵐・二宮和也「ゲーム上で知り合った一般人を泊めた」告白……掘り返された過去のヤバ過ぎるウワサ!

 嵐の二宮和也が4月14日、ラジオ番組『BAY STORM』(bayfm)に出演。老後の目標として「ゲームを毎日やり続けるおじいちゃんになりたい」などと語り、ゲームに対しての熱い愛を告白した。

 かねてから重度のゲームマニアとして知られる二宮にとって、ゲームは趣味の一つでなどはなく生活の一部であるそう。ゲームそのものを楽しむばかりではなく、ゲームを通して一般人とも交流を持つことがあるようだ。最近も「『(ゲームで知り合った友人が)4月か3月のケツに東京来るんで、泊まらせてくれ』って言ってたから『どうぞ』って(自宅に泊めた)」と地方在住のゲーム仲間を気兼ねなく自宅に泊めたことも明かした。

 この二宮の気さくさにネットでは「ネトゲで一緒に遊んでた相手がニノだったら面白いな」「ニノと繋がれるなんて羨ましい!」など好意的な声が多く挙がっている。

「最近は芸能人の中にもネットゲームで知り合った人物と実際に会う人が多くなりました。先日騒がれた後藤真希とその不倫相手も出会いのきっかけは『モンスターハンター』だと言われていますし、『遊戯王』好きで知られる俳優の松坂桃李なども以前オフ会を企画していることをラジオで話しました。ゲームを介した出会いにおいて、芸能人たちは正体を隠しています。当然相手もまさか芸能人とやりとりしているとは思っていませんのでフラットな関係を築きやすく、煩雑な人間関係にうんざりしている彼らにとっては癒やしにもなっているようですね」(芸能ライター)

 オンラインゲームの多くはメッセージのやりとりができるものも多く、ツイッターや掲示板を介しても仲間を増やすことができる。ここまで浸透すると、現在はこうした出会いも普通なのかもしれない。

「ただ今回の一件で、二宮は以前から囁かれていた『出会い系で女を漁っている』というウワサを掘り返されてしまいました。このウワサは03年に二宮が携帯電話を紛失した事がきっかけで起こったウワサなのですが、解析されたデータによると出会い系サイトに登録していたことも判明。実際彼と繋がったという女性による『携帯サイトでニノとつながりました。これからエッチします』なる発言も報道されました。今回の場合はゲームを介しているとはいえ、一般人と気さくに会ったり家に泊めたりということが自身の口から語られましたので、かつてのウワサももしや、と思われてしまったんですね」(同)

 それにしても、せっかく身分を隠して知り合った信頼できる友人とリアルな世界でも繋がってしまっては、元も子もない気がするが。ネット上の友人とはネット上で付き合う方が無難であるようだ。

前妻と同じ場所でのプロポーズに盗撮まで!? プロポーズの秘話を明かしてドン引きされた芸能人

 今年3月に放送された『A‐Studio』(TBS系)に出演した三浦翔平。同番組で昨年結婚した桐谷美玲にプロポーズした際の秘話を明かし、波紋が広がっている。

 MCの笑福亭鶴瓶から結婚に至った経緯を問われた三浦は、「(知り合いの店で)隠しカメラをセットして、プロポーズして……。後になって『実はここにカメラがあります』って言ったら『ええ!』って感じでした」と発言。この発言にドン引きする人が続出し、「盗撮じゃねーか!」「かっこ良くプロポーズをした俺を残したいんだな」「なんで隠しカメラ? 気持ち悪い……」「家にも隠しカメラつけてそう」と衝撃が広がっていた。

 結婚当時は「チャラそうだけど大丈夫?」「すぐ浮気しそう」との声が上がっていた三浦。モデル時代から知り合いだったという桐谷から、「当時は嫌いだった」と言われたことも明かしている。せっかく結婚までこぎつけたからには、これからも仲良くいられることを願いたい。

 今回は三浦のように、“プロポーズでドン引き”された芸能人たちをご紹介していこう。

 

●野性爆弾・くっきー

 現在2児の父親である野性爆弾・くっきーにも、“プロポーズ”の経緯について批判が殺到している。昨年12月に放送された『ボクらの時代』(フジテレビ系)では、次長課長・井上聡とチュートリアル・徳井義実と共にトークを展開。

 現在の妻と交際していた当時、浮気がバレてしまったくっきー。「彼女にキレられたから(家から)『出て行け』って言ったんだよ。そしたら後ろで泣き出して過呼吸になったから、後ろから抱きしめて『結婚しよ!』って言ってん」とプロポーズの経緯を振り返った。このエピソードに、「理由もクソだし、よくテレビで言えたね」「浮気した人にその状況でプロポーズされて、OK出した奥さんもすごい」「その場で思いついた事を言ってるだけじゃないの?」と非難が殺到。ちなみにくっきーは、このプロ―ポーズを「レスキューウェディング」と名づけていた。

 

●いしだ壱成

 最後に紹介するのは、2014年に24歳下の女優・飯村貴子との再々婚が大きな話題となった俳優のいしだ壱成。昨年5月に放送された『モモコのOH! ソレ! み~よ!』(関西テレビ)で、“神社でプロポーズした”というエピソードを明かしている。しかしこれに、司会のハイヒール・モモコが「前妻の時も神社って言ってなかった?」と鋭い指摘。いしだは「同じ神社で……」と認めてしまった。

 この発言にネットでは「有り得ない」「バカじゃないの? 私なら絶対イヤ」「神社の主は複雑だったろうな」「相手の気持ちを考えたら普通は出来ない」との声が続出。その後4月に行われたイベントでいしだは、「能登半島の千里浜で夕日を見ながらプロポーズした」と発言している。2回プロポーズしたのか、そもそも嘘なのかは知る由もない……。

寝た子を叩き起こす“慰安婦”ドキュメンタリー!! YouTuberが撮った白熱のディベート映画『主戦場』

 慰安婦像の設置をはじめ、もつれにもつれている日韓慰安婦問題。右派と左派、どちらの言い分が正しいのかを確かめようと書店や図書館へ足を運ぶと、そこでまた頭を抱えることになる。著者が右寄りか左寄りかで、書かれている内容がまるっきり異なってくるからだ。そんな中、注目のドキュメンタリー映画が公開される。日系米国人であるミキ・デザキ監督による『主戦場』は、慰安婦問題に新しい視点を与えてくれる興味深い内容となっている。

 YouTuberとしても活動するミキ・デザキ監督の劇場デビュー作となる『主戦場』は、これまでになかったディベート形式のドキュメンタリー映画となっている。上映時間122分の中で、右派と左派の論客たちが「慰安婦の実数」「強制連行はあったのか」「慰安婦は性奴隷だったのか」といったテーマごとに、自説をカメラに向かって語りかける。

 出演者たちはバラエティーに富んだ人選だ。右派陣営はジャーナリストの櫻井よしこ氏、自由民主党議員の杉田水脈氏、日本でタレントとしても活動している弁護士のケント・ギルバート氏。さらにネット上で人気の評論家“テキサス親父”ことトニー・マラーノ氏、「日本会議」の幹部である加瀬英明氏といった“濃い顔ぶれ”がそろっている。

 対する左派陣営は、慰安婦問題を研究する歴史学者の吉見義明氏、「女たちの戦争と平和資料館」館長の渡辺美奈氏、元日本軍兵士の松本栄好氏らである。過去の資料映像を織り込みながら、双方の主張がテンポよく交わされていく。従来のドキュメンタリーのような堅苦しさはなく、ぐいぐいと見せていく手腕はYouTuberならではのものだろう。

 ディベートが進むにつれ、慰安婦問題の不明瞭だった部分がかなりクリアになっていく。慰安婦の人数は20万人という数字が国際的に定説となっているが、この数字は韓国側が兵士29人に対して慰安婦1人という比率から算出したもので、数字そのものにはあまり信憑性はないようだ。

 かといって、右派が喜ぶ事実ばかりが取り上げられるわけではない。「強制連行はあったのか?」という疑問に関して、2007年に安倍総理は「日本軍が慰安婦を強制連行したという証拠文書はない」と国会で答えているが、戦時中の軍の記録の70%は焼却・廃棄されており、文書がないから強制連行の事実はなかったという安倍総理の答弁は説得力がないことが分かる。

 

 本作を撮ったミキ・デザキ監督は、1983年米国フロリダ州生まれの日系米国人二世。2007年に外国人英語教員として来日し、5年間にわたって日本の中学や高校で授業を行なってきた。その後、タイで仏教僧になるための修業を積み、YouTuberとしても注目を集めるなど非常にユニークな経歴を持つ。初めてのドキュメンタリー映画の題材に、なぜ“慰安婦問題”を選んだのだろうか?

ミキ・デザキ「JETプログラムの教師として、日本で授業を2012年までの5年間行ないました。最後の授業は自由なテーマでかまわないと高校側から言われ、人種差別についての授業を行ないました。米国には人種差別以外にもLGBTなどいろんな差別が存在する。日本にも差別はあるよね? という内容のものでした。生徒たちは熱心に聞いてくれました。教員仲間からも好評で、3学年全クラスで合計27回の授業を行ないました。その授業内容の一部を『Racism in Japan』というタイトルでYouTubeに投稿したところ、炎上騒ぎになったんです。ヘイトメールが殺到し、勤めていた高校にも抗議の電話が鳴り続きました。そのとき初めて“ネトウヨ”という言葉を知りました。自分自身にそんな体験があったので、慰安婦報道に関わった元朝日新聞の植村隆記者がバッシングされていたことにも関心を持ったんです。なぜ慰安婦問題はそんなに大騒ぎになるのか、米国人である僕には謎でした。そんな疑問から始まり、10~20分のYouTubeビデオではなく一本のドキュメンタリー映画にしようと考えたんです」

 企業や団体からの思惑に左右されないよう、クラウドファンディングで製作費を調達したミキ・デザキ監督。『フォッグ・オブ・ウォー マクナマラ元米国防長官の告白』(15)で知られるエロール・モリス監督、今村昌平監督、森達也監督らのドキュメンタリー映画はよく観るそうだが、『華氏911』(04)を大ヒットさせたマイケル・ムーア監督のような作品にはしたくなかったと言う。

ミキ・デザキ「マイケル・ムーア監督は最初から結論ありきで、一方的な立場から描いています。そうすればエンターテイメント性のある、面白おかしいものが撮れることは分かります。でも、それではプロパガンダ映画になってしまいます。僕自身がこの映画を撮り始めるまでは、慰安婦問題にはそれほど詳しくありませんでした。なので、双方の意見を聞く形で、映画を構成することにしたんです。日本で開かれている慰安婦問題のシンポジウムに通い、右派と左派の両陣営から影響力のあるオピニンオンリーダーたちを選び、出演をお願いしました。櫻井よしこさんはぜひ出てほしかったので、ケント・ギルバートさんから紹介してもらい、粘り強く出演交渉しました。出演者の中の数人からは、公開前に完成したものを見せてほしいと言われましたが、見せることで内容を修正することは断りました。それではジャーナリズム性を損なうことになりますから。どうしても見たいという人には、その人の出演したパートだけ見せるようにしました。不満がある場合はエンドロールでその旨をクレジットすると伝えましたが、特に不満を伝える連絡はなく済んでいます」

 

 本作の後半には、スクープ性のある驚きの事実も浮かび上がる。ここでその内容に触れることは控えるが、慰安婦問題は日本と韓国だけの論争ではないことがはっきりと分かる。日本から韓国への合計8億ドル(当時の韓国の国家予算2年分)の資金援助を決めた1965年の「日韓基本条約」も、慰安婦問題を最終的かつ不可逆的に解決させることを発表した2015年の「日韓合意」も、米国からの強い意向によって日韓両政権は握手したことが解説される。日本と韓国との間では泥沼化している慰安婦問題だが、米国をはじめとする第三国の動きによって今後大きく動くことが予測される。ミキ・デザキ監督は最後にこう語った。

ミキ・デザキ「この映画のタイトルは、『米国こそが、この歴史戦の主戦場だ』という出演者の発言から思いついたものです。米国でも慰安婦問題をめぐる情報戦はいろいろと起きています。でも、私はこう思うのです。本当の主戦場はみなさんの頭の中ではないのかと。この映画ではさまざまな意見を取り上げ、いろんな人物たちを映し出しています。映画をご覧になった方の頭の中は、きっと激しい闘いの場になるのではないでしょうか。いつか慰安婦問題が解決する日が訪れてほしい。そんな希望を込めた映画です」

 右派と左派、双方の主張が分かりやすく一本にまとめられたディベート映画。本作を見終わった後、あたなは一体どちらに軍配を上げることになるだろうか。
(文=長野辰次)

寝た子を叩き起こす慰安婦ドキュメンタリー!! YouTuberが撮った白熱のディベート映画『主戦場』の画像4

『主戦場』
監督・脚本・撮影・編集・ナレーション/ミキ・デザキ
出演/トニー・マラーノ(テキサス親父)、藤木俊一、山本優美子、杉田水脈、藤岡信勝、ケント・ギルバート、櫻井よしこ、吉見義明、戸塚悦朗、ユン・ミヒャン、イン・ミョンオク、パク・ユハ、フランク・クィンテロ、渡辺美奈、エリック・マー、林博史、中野晃一、イ・ナヨン、フィリス・キム、キム・チャンロク、阿部浩己、俵義文、植村隆、中原道子、小林節、松本栄好、加瀬英明
配給/東風 4月20日(土)より渋谷シアター・イメージフォーラムほか全国順次公開
(c)NO MAN PRODUCTIONS LLC
http://www.shusenjo.jp

寝た子を叩き起こす慰安婦ドキュメンタリー!! YouTuberが撮った白熱のディベート映画『主戦場』の画像5『パンドラ映画館』電子書籍発売中!
日刊サイゾーの人気連載『パンドラ映画館』
が電子書籍になりました。
詳細はこちらから!

 

中居正広と木村拓哉は犬猿の仲?「許せない」と恨む理由は

 SMAPのツートップと言われていた中居正広と木村拓哉。しかし、その間柄は長年“不仲”と噂されており「週刊文春」2019年4月25日号(文藝春秋)は、中居はSMAP解散の原因をつくった木村を今でも許していないと報じている。

 同誌によると、中居は趣味の麻雀や親しいスタッフ、芸人仲間と飲んでいる際、仕事の話しをすることは滅多にないという。それでも「木村は許せない」「あのとき木村が裏切らなかったらな」と、SMAP解散騒動があったときに木村拓哉がジャニー時事務所に残留すると決めたことを恨むような発言はするというのだ。

 「週刊文春」では今年1月にも、中居の「木村は許せない発言」と過去の不仲エピソードを掲載しており、二人の確執は相当深いという見解のようだ。同誌2019年1月31日号では、中居正広のイジメが原因で木村拓哉が仕事をボイコットしたこともある、とまで伝えていた。

 同誌によれば中居正広と木村拓哉はSMAP結成当時からライバル関係であり、『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)ではMCとしてトークを進行する中居が木村のトークを故意に遮るなどの“イジメ”もあったとしている。

 そんな状況に嫌気が差したのか、ある日、木村の妻である工藤静香がSMAPのマネージャーであった飯島氏に「拓哉が行きたくないって言ってるんだけど」と電話をかけたこともあったという。なお、飯島氏は「いいから黙って連れてきなさい」と静香を一喝したそうだ。

 ただ、この騒動があったとされるのは今から5、6年前のこと。10代ならまだしも40歳を過ぎたいい大人が「仕事に行きたくない」と家族に電話させるとは、にわかには信じがたい。木村のイメージが崩壊するような記事であることは間違いないだろう。

 そもそも「木村拓哉の裏切りがSMAP解散のひきがね」と決め付けるのはいささか単純に過ぎる。SMAPがジャニーズ事務所を離れるおおもとの原因は、メリー喜多川氏によるSMAPチーフマネージャーへのパワハラだろう。メンバー間の諍いに終始しては、本質を見失うのではないか。そして当事者である中居が、同じく当事者である木村の立場をわかっていないはずもなく、「木村が裏切らなければ」などと怨み節を吐いているとは考えづらいのだ。

 SMAPの最年長であった中居正広と木村拓哉のライバル関係や不仲説はファンの間でも囁かれてはきた。だが、幼稚なイジメを展開するような関係ではなく、あくまでも「ベタベタした仲良しではないが、信頼関係はある」とみる向きが強い。その根拠のひとつは、2013年に放送された「SMAP5人旅」だろう。

中居正広はSMAPの歴史を思い出し号泣
 『SMAP×SMAP』は「歌の収録」と騙して5人をテレビ局に集合させた後、結成25周年を祝して「5人旅」を決行。昼間は大阪で観光を楽しみ、夜はスナックのカラオケに行きSMAPの曲を歌ったのだが、『BEST FRIEND』が流れると中居正広は「ヤバイ、泣きそうになっちゃった」と言いながら号泣したのだった。

 後日のラジオ番組『中居正広 ON&ON AIR』(ニッポン放送)で中居は、号泣した理由とSMAPメンバーの関係性について以下のように語っている。

<それこそ、歌番組がなくて歌が売れない時とか、会社の人から怒られたとか……よくわかんない、そんなの。でも、なんとかやってかなきゃいけないからね。そんなの(気持ち)が全部……全部、出てきたんじゃないの>
<やっぱ緊張感のある5人だから成立するもので。やっぱり、僕らっていうのは“なあなあ”ではないグループなので。他のグループの話を聞くと、メンバー同士でご飯食べに行くとかってよく聞くんですけど、そういうの一切無いグループですから>
<ある意味やっぱ、SMAPはもうちょっとピリッとするからね。やっぱり僕は、ほどよく距離を置きたいタイプなので>

 SMAPは確かにビジネスライクな関係であり、中居と木村だけでなくメンバー間の距離はあっただろう。それでも10代から40代まで共に仕事をしてきた仲間であり、深い絆があることは、5人旅での中居の涙が証明している。

 そんな中居と木村の信頼関係が垣間見える出来事が、先月にもあった。

ジャニーズ事務所に残りながらも一切共演していない
 2012年から始まった中居正広の冠番組『ナカイの窓』(日本テレビ系)が先月27日に最終回を迎えたのだが、そこでの中居正広の“意味深な発言”が「SMAPメンバーとの再会を望んでいるのでは」と話題になった。

<再会を切に思うこともあります。何やってるのかなぁ、どうしてるのかな。長い長い付き合いをした仲間っていると思う>
<このメンバーだけじゃなく、僕には切に思う再会っていうね、僕にとっては、あるんです>
<僕はこの再会を切に願うために、僕の口から言うのもすごくアレですけど、そんな乾杯でもいいですか?>
<たぶん、見てると思うんですよね>

 さらに、番組放送終了とほぼ同時刻、木村拓哉は自身の「Weibo」に<Yes!!!! I was so sweat>と投稿。「自分は見ていたよ!」という中居への返答ととることもでき、ファンは二人の絆を再確認したようだ。

 SMAP解散後、ジャニーズ事務所に残りながらも一切共演をしていない中居正広と木村拓哉。二人が直接言葉を交わす日を待ち望んでいるファンは多いだろう。

ジャニーズFC強制退会処分は詐欺? チケット代返金ナシは「無効の可能性あり」と弁護士回答

 「ファンクラブ強制退会処分の通知が届いた」――先頃から、あるジャニーズファンの“悲痛な報告”が、ネット上で大きな注目を集めている。このファンによると、通知はファンクラブの名義を借りている友人のもとに送られてきたといい、送付元はジャニーズ事務所の各ファンクラブを取り仕切るジャニーズファミリークラブ。Twitter上に投稿された画像には「貴殿が会員規約第10条の禁止事項に違反しておられる旨を了知し、貴殿のジャニーズファミリークラブにおける下記会員登録について、会員規約第11条2項による強制退会処分を行いました」と書かれている。

 この会員規約第10条の禁止事項には、「会員資格(会員証を含む)の貸与・転売・譲渡・名義変更行為、架空名義の使用行為、他人の名義/住所/電話番号を借用する行為」「株式会社ヤング・コミュニケーションにおいて制定するチケット販売規約に違反する行為」(ヤング・コミュニケーション=ジャニーズ事務所の傘下企業で、ジャニーズタレントが行う興行を主催する会社)などとあり、友人に名義を借りていることや、友人名義で当選したチケットでコンサートなどに入場したことが、強制退会処分の原因の一つとなったとみられる。またネット上では、通知を受けたファンの事情から、チケットの高額転売や公演中の盗撮も、強制退会処分につながると指摘が飛び交っている。

 こうした強制退会処分については、「自業自得」「大賛成」といった声のほか、実際問題として、コンサート等の当選率を上げるために複数名義を持つファンも少なくないことから、「盗撮や高額転売をする人はそんなにいないと思うけど、名義を借りてる人は大勢いるよね」「名義を借りているというだけで、いきなり退会処分って怖い」という声も見受けられる状況だ。

 そんな中、強制退会処分に伴うファミリークラブの対応が、「詐欺なのではないか?」とファンの間で物議を醸している。それは、たとえコンサートや舞台のチケットを持っていたとしても、強制退会処分の時点において入場の権利は無効となり、さらに「支払われた料金は一切返金されない」また「損害賠償請求等の一切の権利行使ができない」という点だ。この旨は、会員規約第11条2項に記載されているが、ネット上では「強制退会させるつもりだったなら、最初から当選させなければよかったのに」といった指摘が上がっている。

 強制退会処分になり、入場の権利が無効となるのは理解できても、「返金なし」は法的に問題ないのか。弁護士法人ALG&Associatesの山岸純弁護士は、前提として、「会員規約に同意してファンクラブに入会している以上、原則として当該条項は有効です」と述べる。

「弁護士としての法律論ではなく、一個人の感想としては、そもそも、何か悪いことをして規約に違反したから退会処分となったわけで、その人が『カネ返せ』というのは、『どの口が言うのか』と思います」(山岸氏)

 しかし、“消費者の権利”という観点で今回の件を考えると、話は違ってくるようだ。

「もっとも、『ファンクラブへの入会』という行為に、消費者の権利を守るための消費者契約法が適用される余地があります。この場合、没収されるチケットの代金額が、『何か悪いことをして規約に違反した』ことによってファミリークラブ側に通常発生する損害の額を超えているならば、消費者契約法にしたがって、チケット代金の返金はしないという点を『無効』とされる可能性はあります」(同)

 例えば、自ら入会金や年会費を負担し、友人から名義だけ借りていたことが「規約違反」とされ、強制退会処分になったとすると、「チケット代金は、ファミリークラブ側に通常発生する損害の額を超えているのではないか」と山岸氏は指摘。

 果たしてどれほどの損害額なのかは、ファミリークラブ側に詳しく確認を取らなければわからないだろうが、返金に関する相談したいのであれば、「消費者センターもしくは弁護士事務所に行ってみてください」(同)という。

 もしファミリークラブが、他者から名義を借りるファンクラブ会員を全て強制退会処分とした場合、大規模な騒動になるのは明らか。今後も同様の報告は続くのか、注視していきたい。

リージョ監督辞任の原因はやっぱり三木谷氏? ビッグクラブ気取りのヴィッセル神戸に未来はあるのか

 またまたヴィッセル神戸の監督が交代となった。

 これで3季連続シーズン途中での監督交代、この1年半で3回も監督が替わっている。しかも、今回は神戸のオーナーである楽天の三木谷浩史会長が三顧の礼で迎えたスペインのフアン・マヌエル・リージョ監督を解任したから驚きだ。クラブからのリリースでは、「本人が成績に対して考える部分があり、辞任した」とされているが、監督辞任と同じタイミングで主将を辞任したルーカス・ポドルスキが意味深なツイートをするなど、真相はやぶの中である。

 いったい何があったのだろうか? サッカーライターに話を聞いた。

「リージョ監督は就任して半年がたったばかりで、5勝4分け4敗。神戸は常に上位争いをしてきたクラブではなく、“成績を気に病んで辞任した”というのは不可思議です。確かに今季も勝負弱いところはありましたが、それは三木谷会長がケガ明けのセルジ・サンペールを獲得してきてから。サンペールが先発した3試合で9失点と数字にも表れている。もしかすると、サンペールを使うようにという指示が監督にあり、そういった三木谷氏の現場介入に嫌気が差したのかもしれません」

 三木谷氏は、オーナーを務めるプロ野球・東北楽天ゴールデンイーグルスでも、現場介入を行っている。2011年には、コーチ人事はもちろん、選手にレポート提出を命じたことをスポーツ紙にすっぱ抜かれた。

 神戸でも同様に現場介入を行っていたようで、「三木谷氏が現地観戦する御前試合で情けない試合をすれば、監督は解任される」というのがサッカー界の通説となっていた。三木谷氏のこういった振る舞いは、サッカー界では普通のことなのだろうか?

「レアルマドリードのフロレンティーノ・ペレス会長やチェルシーのロマン・アブラモヴィッチ会長などは、現場に介入ことで知られています。一方、監督は介入を嫌がりますから、不協和音が生じ、交代させられる。でも、それはリーグ戦で優勝争いを常に行うような常勝チームでの話です。監督希望者はいくらでもいますし、どんな監督が来ても、すぐに戦術にフィットできる世界的スター選手がそろっている。チームが結果を出すからこそ、会長が独裁者でいられる。しかし、神戸はそもそもJリーグですら優勝争いに絡めていないのに、頻繁に監督交代を行っても強くなりません。そこから脱却するために、長期的な展望でリージョ監督を招聘したと思っていたのですが……」(同)

 今回の辞任を受け、後任には前監督の吉田孝行氏が就任。チームの総責任者である三浦淳寛スポーツダイレクターは、今季終了まで吉田体制を続けると明言した。

 だが、その約束が反故にされたとしても、もはや誰も驚かない。吉田監督の後に、世界No.1の監督が就任し、半年で解任されたとしても「あぁ、またか」で終わるだろう。もはや三木谷氏が会長兼監督になるしかない。そんな皮肉すら聞こえてくる。

(文=TV Journal編集部)