「性別関係なく選べる制服」は成功したのか――導入1年で見えてきた、“矛盾”と“無意識の偏見”

 昨今、「性別に関係なく誰でも自由に選べる制服」を導入する中学校が増えているのをご存じだろうか。男子だからスラックス、女子だからスカートを着用しなければならないというわけではなく、着たい制服を本人の希望で選んでよいという、新しい試みだ。

 昨年3月に、千葉県の柏市立柏の葉中学校でこの制服が導入されるというニュースがネット上で大きな話題となり、多様性を認める現代にフィットした動きとして、世間の反応はおおむね好評だった。そして現在、こうした“制服自由化”の動きは全国に広まっており、東京、千葉、埼玉、福岡、佐賀など、各地で導入の検討が進んでいる。

 筆者もこの“制服自由化”は非常にうれしいニュースと受け取り、さらなる情報を求め、該当エリアの地方新聞をいろいろと読んだりもした。だが、ふと取り上げられ方に違和感を覚えた。例えば、2018年10月31日付の「静岡新聞」の記事では、静岡県内にある公立中学校が制服を自由に選べるようになった、との記事が写真つきで紹介されていたのだが、そこに掲載されていた写真は、男子のブレザー・スラックスの組み合わせ、女子のブレザー・スカートの組み合わせ、そして女子のブレザー・スラックスの組み合わせの3パターンだけだった。

 また、19年2月4日付の「日本経済新聞」には、埼玉県の公立中学校が紹介されていたのだが、こちらも掲載されていた写真は、スラックスを着用した女子が写っていただけ。記事にも「女子生徒の制服を従来のブレザーとスカートに加え、スラックスを選べるようにした」とあった。

 いったい何に違和感を覚えたかというと、「男子がスカートをはく」という選択肢だけ、なぜかすっぽりと抜け落ちていたのだ。「日本経済新聞」の記事には、「女子も選べるスラックス 中学校制服、LGBTに配慮」というタイトルがついていたし、「学校現場で『性別と服装の不一致』に悩む子供への配慮が進みつつある」という一文もあった。それにしては、女子のことばかりが打ち出され、男子は後回しになっている……そんな思いが拭いきれなかった。

 そこで筆者は、18年4月からこの制服自由制度を実施している柏市の柏の葉中学校と、19年1月29日付の「埼玉新聞」の取材に対して「男子はズボン、女子はスカートという固定観念を捨てる」という発想で、制服自由制度を導入すると宣言していた埼玉県の戸田市立戸田東中学校、そして、19年4月から区内の全公立中学の制服自由制度の導入を始めるという、中野区・世田谷区の教育委員会に取材を申し込んだ。

 まず、いち早く制服の改革に取り組んだ柏の葉中学校は、昨年4月に開校したばかりの新しい学校である。「制服・校内服検討委員会」を立ち上げ、職員や入学予定児童、保護者から意見を募り、制服に関するアンケートも実施していた。

 同校の滝恒真教頭によると、制服自由化を決めた経緯は「制服等検討委員会において、機能性・経済性・洗濯可能・サイズ調整が容易・LGBTへの配慮等の多くの論点から、現在の制服が制定されました」とのこと。「『防犯や防寒のため、女子がスラックスを着用してもよいのではないか』『LGBTにも配慮できるのではないか』という意見もあり、これらを踏まえて総合的に判断した結果です」と、説明してくれた。

 一方、中野区は「各校の判断で女子の標準服へのスラックス導入を進め、希望があった場合の対応についても考慮してきました」とのことで、すでに女子が制服としてスラックスを着用することについて、“学校判断で”認めているとのこと。「男子のスカート着用」について聞いてみると、「今回は女子生徒について、スカートとスラックスの選択を自由化するものです。男子生徒の取り扱いについては、学校長に協議を依頼しています」との回答だった。

 なお、世田谷区からは期限内に回答を得ることができず、戸田東中学校からは「本年度より校長が変わり、制服への取材については、これまでの経緯を把握していないため、御遠慮いただく方針となりました」との返答があった。

 柏の葉中学校・中野区ともに、「女子のスラックス」については「着用を認めている」と明言するが、「男子のスカート」については、曖昧な解答しか得られなかった。これはいったい、なぜなのか。

 柏の葉中学校に「制服自由制度を取り入れることが決まった際の生徒や保護者、地域の方々の反応」について質問したところ、興味深い回答が得られた。なんでも、保護者から「『LGBT対応に特化した制服』という報道が先行してしまったことで、“機能性”からスラックスを選択したいと考えている生徒も、LGBTの生徒も、どちらも制服を着用しづらくなってしまったのではないか」という意見が出たというのだ。

 保護者が生徒のこと、すなわち“自分の子ども”のことを心配するのは当たり前だ。しかし、「うちの子がLGBTに見られてしまうのでは」という考えが透けて見え、その裏には、“無意識の偏見”を感じざるを得ない。柏の葉中学校は、男子のスカート着用について「本人や保護者からの申し出があれば、対応します」と答えているが、まだ10代の子どもが親や先生に「スカートをはきたい」と言えるのか、“無意識の偏見”に耐えられるのかどうかは、大きな疑問が残る。

 “制服自由制度”は画期的な取り組みとして大きな話題になったものの、まだ始まって日が浅いこともあり、現状では学校・自治体ともに、性的少数者および多様性のある社会への意識は「ほぼ以前と変わっていない」というのが正直な印象だ。本来なら、いち早くこの制度に着手した学校や自治体が、メディアの取材に積極的に応じ、自信を持ってこの取り組みを世に知らしめるべきだと思うのだが、どこも消極的な対応だった。これこそがまさに、今の日本が「少数派」をどう扱うのかという問いへの答えだと言えるのではないだろうか。

 そしてもう一つ、非常にデリケートなこの制度が、「LGBTに配慮」「男子もスカートOK」という言葉で世間に広まったことで、現場が混乱している状況も見て取れた。“制服自由制度”は、大きな矛盾をはらんだ制度といえ、それゆえ報じる側に課題が存在するのも確かだ。

 とはいえ、この取り組みに大きな意義があることは間違いない。柏の葉中学校は、18年に行われた「保護者説明会」の資料で制服を男女別に記載していたが、19年の「新入生保護者説明会」の資料では、制服について男女の区別をしていない。この点について、同校の滝教頭は「『自由に選択できる制服』としていることから、男女別で記載しないほうがいいのではないかと考え、今年度は男女の記載はやめました」と述べている。生徒の多様性を認めるべく、学校が日々模索しているのは間違いないだろう。

 性的少数派に限らず、さまざまな生き方を多感な10代の子どもに教えていくことは、想像以上に大変なのだろう。しかし、教育現場に関わる人たちはもちろん、社会全体がこの取り組みを前向きに捉えることで、何かが大きく変わっていくのではないだろうか。新しい時代・令和では、「多様性を認める」ことなどごく当たり前のこととなるよう願ってやまない。
(小沢由衣子)

『マツコ&有吉 かりそめ天国』打ち切り内定? ゴールデン特番が「キー局最下位」の崖っぷち

 マツコ・デラックスと有吉弘行の深夜番組『マツコ&有吉 かりそめ天国』(テレビ朝日系)について、業界内で “打ち切り”のウワサがささやかれているという。先月、ゴールデン特番を放送したが、関係者によるとその特番の“低視聴率”が決定打となったようだ。

「2017年3月まで放送していた『マツコ&有吉の怒り新党』をリニューアルし、同4月からスタートした『かりそめ天国』。今月で放送3年目に突入しましたが、視聴率も評判も下がる一方。それでも一応、ゴールデン進出の話もあり、3月28日には『マツコ&有吉 かりそめ天国 2時間スペシャル』として初のゴールデン放送が実現しましたが、平均視聴率は9.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。同時間帯のキー局番組では最下位の成績でした」(マスコミ関係者)

 この視聴率により、ゴールデン進出計画は完全に消滅したという。

「ゴールデン進出がなくなったどころか、早ければ今秋にも打ち切りとみられています。そもそも『かりそめ天国』は、『怒り新党』時代からのファンには不評を買っていました」(同)

 11年に始まった『怒り新党』は、視聴者から寄せられた“怒り”の投稿を取り上げ、マツコと有吉が議論するスタイルが大好評だった。一方、番組開始当初から出演していたフリーアナウンサー・夏目三久が、16年3月に降板したことを巡っては、騒動が勃発。その後、同8月に有吉と夏目の熱愛・妊娠報道が飛び出すと、業界内外で「夏目の『怒り新党』降板は、これが原因だったのでは?」と騒ぎになった。

「しかし結局、夏目が『全否定』したため、騒動は徐々に収束。そして『怒り新党』も17年春からは『かりそめ天国』に生まれ変わり、番組内容も一新しました。『かりそめ天国』に変わってからは“マツコ・有吉のお耳に入れたい話”を受け付け、紹介するように。同10月以降は、2人に話してほしい情報や悩み、怒りなどを募集しているほか、視聴者の叶えたい“欲望”をタレントや俳優、女優が代わりに体験するコーナーが始まったため、マツコと有吉のトークがめっきり減ってしまいました」(同)

 その結果、ネット上では「『怒り新党』の方が面白かった」「『怒り新党』に戻してほしい」という声が続出し、視聴率も苦戦。加えてゴールデン進出の可能性も消え、『かりそめ天国』は“一旦リセット”の方向となるようだ。

「とはいえ、テレ朝がマツコと有吉をいきなりリストラするとは考えにくいので、2人を使った新番組を用意するか、あるいは本当に『怒り新党』復活も期待できるかもしれません」(同)

 視聴者の声を聞き入れた『怒り新党』であれば、ゴールデン進出の可能性も再浮上するのだろうか。

Hey!Say!JUMP・伊野尾慧、『めざまし』三宅アナから「アラサーとは思えない!」と言われた行動

 Hey!Say!JUMP・伊野尾慧が木曜レギュラーを務める情報番組『めざましテレビ』(フジテレビ系)が、4月18日に放送された。

 先週、ドラマ『ストロベリーナイト・サーガ』(同)の宣伝のため、スタジオにKAT-TUN・亀梨和也が登場。伊野尾は「今日は久しぶりに亀梨くんと会えたので、あとで写真撮ってもらおうかな!」と笑顔を見せていたが、今週の「伊野尾ピクチャー」では、その言葉通り、亀梨とのツーショット写真が公開された。2人とも手でマルを作って頬にあてており、伊野尾は「先週、ゲストで来ていただいた亀梨くんと一緒に写真を撮らせてもらいました」とコメントし、ドラマタイトルにちなんだ“ストロベリーポーズ”だと説明した。

 この写真について、三宅正治アナウンサーから「アラサーとは思えないポーズですね!」というツッコミが入ると、伊野尾は「僕も、もうすぐ29ですからね〜」と照れつつ、“いちごポーズ”にかけて「『ストロベリーナイト・サーガ』は、今夜10時放送です!」と、先輩主演のドラマを張り切って宣伝していた。

 その後放送された「イノ調」では、横浜に新しくオープンした体験エンターテインメントビル「アソビル」を調査。プロジェクションマッピングダーツに挑戦したり、ハンドメイド体験フロアで陶芸を楽しんだりと、“遊べる”新施設に大興奮の伊野尾。「ここ数カ月の出来事の中で、一番楽しかった!」とコメントするほど、いつの間にか仕事を忘れて楽しんでいたよう。

 また、ビル内には食事ができるフロアもあり、伊野尾は蒸したての「崎陽軒のシウマイ」が食べられる店舗を訪問。一口でシュウマイを食べた伊野尾は「お肉が本当にジューシーで、無限にいける!」とレポートしつつ、「うちのメンバーの高木(雄也)が『崎陽軒のシウマイ』大好きなのよ。食べさせてあげたい!」と唐突に“メンバー愛”が炸裂していた。

 放送後、視聴者からは「シュウマイ食べて、即座に高木くんの名前が出ちゃうのかわいい! 本当に仲良しだよね~!」「今日の『イノ調』はニッコニコの伊野尾くんがいっぱいで、一緒に楽しんだ気分だった!」「素で楽しんでる伊野尾くんが見られてよかったー! アソビルに行ってみたくなった!」という声が寄せられた。
(福田マリ)

タイガー・ウッズに強烈“ダメ出し”されるかも!? 東京五輪ゴルフコースがヤバすぎる……

 男子ゴルフのスター・タイガー・ウッズがアメリカジョージア州オーガスタ・ナショナルゴルフクラブで行われたメジャー大会マスターズ・トーナメントにおいて、2005年以来5度目の優勝を果たし、グリーンジャケットを手に入れた。

 09年に引き起こした不倫トラブルやセックス依存症の告白、17年の薬物摂取下での乗用車運転による逮捕等のスキャンダルを経て大復活。一時1199位だった世界ランキングは6位まで上昇。各国のランキング上位プレーヤーに参加資格が付与される東京オリンピックの出場も見えてきた。

 そんなこともあり、1年後の東京オリンピックを見据え、ウッズは今年10月に来日してオリンピックゴルフ会場となる埼玉県のコースを下見する予定となっている。そんなウッズが訪れるオリンピックゴルフ会場をめぐって、いくつかの懸念材料は噴出、ウッズから痛烈なダメ出しされるのではないかと心配されているという。

「狭い山丘に建設した日本独特のゴルフ場のため、アメリカやイギリスのコースに比べ、距離が非常に短く、難易度が低いので、世界のトッププレーヤーが集まればバーディーラッシュでスコアが大きく伸びてしまうのではないかといわれています」(ゴルフ関係者)

 またオリンピック特有の文化と開催時期にも問題が出ている。

「他の競技で禁止されていないという理由で、前回のリオオリンピックでは、ゴルフプレー中にギャラリーが写真撮影することが許可されていました。通常のツアー大会では考えられないことですが、これもオリンピックならでは。ウッズら有名選手をスマホで撮影するファンが続出することになりそうです。また、真夏に開催されることから猛烈な暑さが懸念されています。ゴルファーにとって大きな負担となるだけでなくギャラリーの間でも大量の熱中症患者が出るのではないかと言われています。そんな状況下でプレーできるのか……。プレーヤー、ギャラリーが生命の危険にさらされることになってしまうかもしれません」(同)

 問題山積の東京オリンピックゴルフ大会。せっかく日本にやってくるウッズら一流プレーヤーを満足させられることはできるのだろうか。対応が求められることになりそうだ。

「ハメ撮り」流出で引退の香港人俳優、今度は日本で動画トラブルに巻き込まれる

 2008年に、複数の人気女優たちとの「ハメ撮り」が流出し、芸能界引退に追い込まれた香港の元俳優、エディソン・チャンが、日本で「動画トラブル」に巻き込まれていたことが明らかとなった。

「今日頭条」(4月9日付)によると、今月初め、日本を旅行中だったチャンが子どもを連れて歩道を歩いていると、ひとりの中国人男性に「一緒に写真を撮りたい」と話しかけられたという。チャンは子どもとのプライベートな時間であること理由にこの申し出を丁重に断ったのだが、男性は嫌がるチャンに執拗にカメラを向け続けた。

 実はこの男性、中国の投稿サイトに動画をアップすることをなりわいとする「動画配信者」で、こうしたやりとりも生配信中だったのだ。

 動画では、無礼な男性の行為にチャンが「娘と一緒にいるから撮るなって言っているのがわからないのか! ふざけんな!」と語気を強め、カメラレンズを手で遮るなど抵抗。男性はその様子を撮影しながら「みなさん見てください! 今まさにチャンに言葉の暴力を受けています! 暴行を受けています!」と実況中継している。

 しかし、被害者ヅラしながらプライバシーを侵害する男性の行為に対し、視聴者からは「さすがにやりすぎ」と批判の声が集中。国内の芸能・文化を管理する中国文化管理協会も「こうした動画や配信者を野放しにしているサイト側にも責任がある」と、動画投稿サイトを非難する声明を出している。また、複数の現地メディアも「被害者がチャン氏であることは明らかで、この動画配信者はプライバシー権の侵害を行っている」と報じている。

 くだんのわいせつ動画流出事件では、修理に出していたパソコンからデータが盗まれたことで「コレクション」が流出したにもかかわらず、猛バッシングを浴びたチャンだったが、今回は被害者として認められたようだ。

(文=青山大樹)

Kis-My-Ft2・玉森裕太、北山宏光の“ペットボトルの飲み方”を「そのタイプ苦手」「無理」と訴え

 4月17日深夜放送のラジオ『Kis-My-Ft2のキスマイRadio』(文化放送)に、Kis-My-Ft2・北山宏光と玉森裕太が登場。5月6日から東京ドームでコンサートツアー『Kis-My-Ft2 LIVE TOUR 2019 FREE HUGS!』をスタートさせるKis-My-Ft2だが、1日には元号が「令和」に変わる。北山いわく、「令和初めての東京ドームコンサートになるらしいですよ」とのことで、歴史的なコンサートになりそうだ。

 玉森は「でもさ、俺らが言わないと世間的にそんな広まんなさそうだよね?」と不安を口にしていたが、北山は「だから俺もうね、会見でめっちゃ言いまくるからね!」と気合十分。ちなみに、平成初の東京ドームコンサートは、Kis-My-Ft2の大先輩・光GENJIなのだとか。2人は「時を超え、世代を超え」(北山)、「なんか近いものがあるのかな~」(玉森)と、光GENJIと縁を感じているようだった。

 また番組後半では、リスナーから「キレイな女性がペットボトルの飲み口を全部くわえてガボガボ飲んでいました。大人の女性がそんな飲み方をしているのを見て残念でした。キスマイのみなさんは、ペットボトル飲料はどんな飲み方しますか?」という質問が紹介された。北山はこれに「俺は“ガボ派”だよ。だって、清涼飲料水のCM狙ってるもん!」と、大胆な告白を交えて返答。

 しかし、玉森から「清涼飲料水のCMで、全部口に入れてる人いる!? いないよね? 俺見たことないよ。逆にそれはやらないようにしてるんじゃないの?」と指摘が入り、続けて「ミツのさ、自分も顔を上げて飲むんだったらいんだけど、ペットボトルだけ上に上げて飲むタイプ……ロックシンガーみたいなさ。マイクちょっと上にあげて歌っちゃいますみたいな。そのタイプ俺、結構苦手!」「結構ダセえよ!」と、北山の“飲み方”について細かい不満を訴えていた。

 そんな玉森は“ガボガボ飲み”ではないらしく、「さっき確認した」とのこと。しかし北山は「絶対ウソ!」「飲んだ感ないわ、絶対CM来ないわ!」「絶対玉森CM来ないよ。水分欲しがってないもん」と必死に抵抗しており、2人はペットボトル飲料の飲み方をめぐり、平行線の議論を続けていたのだった。

 ファンからは「私もペットボトルを咥えちゃう人嫌だな……」「どんな状況でも、ペットボトルを口に全部入れて飲む人は本当無理!」「玉ちゃんが言ってること、マジで共感。北山くんゴメン!」という声が多く、玉森の意見に賛同した人が多かったよう。

 一方で、「北山くんがCM出たら絶対買う! ぜひぜひお願いします!」「清涼飲料水のCM、狙ってください! 待ってます!」「CMほしいね~! 北山くんピンでも、Kis-My-Ft2でもほしい!」と北山のCM出演には期待の声が。玉森をはじめ、“ガボガボ飲み”を支持する人は少ないようだが、果たして北山はCMを射止めることができるのだろうか……。
(華山いの)

「自分のキメ顔優先」深田恭子、「ふてぶてしい」今井美樹! 批判されるオンナたち

編集G 会社に新人が入ってきてさ、時の流れの早さを感じるよね。いまでもマインドは、不安だらけの若手なのに、相手から見たら全然違うっていうね。やんなっちゃう~。

しいちゃん 年を重ねるごとに株を上げている女優もいるよ。その一人が51歳の原田知世。4月7日放送の『DASHでイッテQ!行列のできるしゃべくり日テレ系人気番組NO.1決定戦』(日本テレビ系)に出演。番組内の企画「愛の告白対決」で、くりぃむしちゅーの有田哲平を相手に告白したんだけど、長崎出身の原田が方言で「有田さんのことば好いとっと。ずっと好きやったと。好きで好きでしょうがなかと。有田さんが私の夢の中に出てくるけんね、もうね、困ってしまっとっと」と告白の演技を見せたところ、「自然でいい」「かわいい」「透明感がある」「方言がかわいすぎる」と話題に。

編集G 原田については、コーヒーの「ブレンディ」というイメージと、主演ドラマ『あなたの番です』(日本テレビ系)の髪形が不思議としか感想がないよ。“交換殺人ゲーム”をテーマにしたサスペンスなんだけど、むしろ原田の髪形に「これで合ってるの?」「ヘンだと思う私が間違っているの?」とハラハラさせられっぱなし。

しいちゃん あのヘアスタイルはかなり思い切ってるよね。もう一人、「若々しい」と話題なのは36歳の深田恭子。4月16日、自身の公式インスタグラムで所属事務所の後輩で23歳の大野いととのツーショットをアップ。「最近周りが若い方だらけのことが多く一緒にはしゃいでしまうけど、自分の年齢を考えると現実逃避したくなる時があります笑。もうこうなったら素敵で魅力溢れる大人になりたいと今更決意を固めた今日この頃でした」との文章を添えてる。コメント欄は「かわいい」「素敵」「憧れます」といった称賛コメントでいっぱい。

編集G 現実逃避の理由に「年齢」が入ってくるとは。見た目を商売にしてる人は、大変ね。でも、この写真どう見ても後輩の写りを完全無視して、自分のキメ顔優先だよね(笑)。

しいちゃん そうなの。一部では「後輩の顔、切れてる」「自分だけがかわいい写真をアップしている」「自分が真ん中で写ろうとしている」という批判や、「若々しいが演技も成長が見られない」「今のキャラを続けるのは厳しい」という意見もある。

編集G インスタグラムを見ていると、吉田沙保里とのツーショットがやたら多いね。合間に後輩・大野がちょこちょこと……交友関係が意外と狭そう。

しいちゃん 深田よりもさらに批判されているのが、4月14日に56歳の誕生日を迎えた今井美樹。同日、夫・布袋寅泰が公式インスタグラムに今井の写真をアップし、「Happy birthday Miki san! いつまでも元気で美しく」と祝福。コメント欄には「素敵」「憧れの女性」「相変わらず美しい」「いくつになっても美しい」と絶賛されているけど、このことが芸能ニュースとして報じられると、ニュースサイトのコメント欄は「不愉快」「中身は全く美しくない」「不倫のイメージが強すぎ」「ふてぶてしい」と大荒れ。今井自身も、オフィシャルサイトで「56歳になりました。聞き慣れないサウンドで、別にもう幾つでもいいか、という感じ。確実に新たな領域に入ったようです」と笑顔の写真とともに報告している。

編集G そうそう、布袋とは不倫略奪婚。元妻・山下久美子の気持ちになると、インスタなんて見れたものじゃないわ。

しいちゃん そうなの。今井と布袋は1999年に結婚したんだけど、交際当時、布袋には妻・山下がいたため不倫略奪婚と騒がれた。もともと今井と山下は仲のいい友人同士。山下は離婚後に出版した著書で、名前こそ伏せているものの離婚原因に「彼女」がいたことを語っている。今井が山下に嫌がらせをしていたというウワサもあった。

編集G もう結婚20年もたっているのに、いまだに不倫のイメージで叩かれるとは……。20年前といったら、当時の今井は深田と同じくらいの年じゃん。ドロドロとした略奪に比べれば、後輩押しのけてキメ顔するくらいカワイイもんだね!

元東方神起・ユチョン、薬物疑惑にファン「陥れられた」――元恋人ファン・ハナをめぐる怒り

 韓国の人気グループ・東方神起の元メンバーで、現在はJYJのメンバーとして、日本でも歌手活動をしているパク・ユチョンに、薬物使用疑惑が巻き起こっている。

 きっかけとなったのは、4月4日、韓国の財閥で大手乳業メーカー・南陽乳業創業者の孫娘で、“韓国のパリスヒルトン”あるいは“ミルク姫”とも言われるファン・ハナが、麻薬投薬の疑いで逮捕された一件だ。

 ファン・ハナは取り調べで「昨年末に芸能界の友人Aに麻薬を勧められ、Aは眠っている私に強制的に(麻薬を)投与することもあった」と証言。実は、ユチョンは彼女の元恋人であり、A氏=ユチョンと見られているのだ。

「ユチョンは、10日の記者会見で『わたしは決して麻薬を使っていない』と身の潔白を訴えましたが、16日に自宅などへ家宅捜索が入り、翌17日にはユチョン自ら韓国ソウル近郊の京畿南部地方警察庁に出頭し、約9時間に及ぶ取り調べを受けています」(芸能ライター)

 日本のワイドショーや報道番組でも、ユチョンの出頭は衝撃的な一件として報じられているが、そんな中、ファンの怒りの矛先はファン・ハナに向かっているようだ。SNSには「ファン・ハナは、地獄の底まで落ちてほしい」「ファン・ハナ、死ぬまで絶対許さない」「ファン・ハナは最初から最後まで、本当に胸クソ悪い性格で徹底してるわ」と罵声が日夜飛び交っている状況だ。

 ユチョンの麻薬使用を示唆した元恋人……という立場に鑑みると、非難が噴出するのは当然に思えるが、実はファン・ハナが嫌われるのは今回に始まったことではない。

「大財閥一家に生まれ、芸能界や政財界などに幅広い交友関係を持つハナは派手な私生活で知られ、20万人以上ものフォロワー数を誇る自身のインスタグラム(現在はアカウント削除済み)では、高級リゾートホテルに宿泊する様子や、海外の高級ブランドを爆買いする姿が何度も投稿されています。また、ファンの心理を逆なでするような“匂わせ投稿”も以前から繰り返しており、直近では今年3月、ユチョンからサプライズプレゼントされた車いっぱいのバラの花束写真を投稿し、親密な関係をアピール。しかも、この投稿は日本でのユチョンのファンミーティングが行われる直前でした」(同)

 彼女の存在が広く知られることになったのは、2017年4月にユチョンの所属事務所C-JeSエンターテインメントが「パク・ユチョンが今年の秋、一般人女性と結婚を約束した」と発表し、そのお相手が大企業の令嬢ファン・ハナであると判明。当の2人は婚約報道を否定したものの、「ファン・ハナ」の名はファンに広く知られることとなった。

「ファン・ハナは虚言癖があるとファンに指摘されています。今回の麻薬逮捕に際し『父親と警察高官が親友』だと吹聴する音声が公開され、財閥と警察の癒着疑惑が持たれたものの、調査の結果、事実ではないと警察が発表。ユチョンに麻薬を勧められた、という証言もデタラメではないかと疑う声が続出しています」(同)

 ユチョンは会見の席上で「彼女と別れた後も、脅迫されて苦しめられた」とも告白しており、これについてもファンからは「今のユチョンの状況もファン・ハナからの脅迫の一つなのかもしれない」「脅迫まがいなことしてたし、今回もファン・ハナに陥れられた」「ファン・ハナはユチョンを恨んでる。その腹いせ」という指摘が相次いでいる。

 16日に簡易薬物検査の結果が発表されたが、ユチョンの判定は「陰性」。ファン・ハナも同じく陰性判定だったが、この検査では1週間前までの投薬の有無しかわからず、正確な結果は国立科学捜査研究所の3週間後の発表を待つ必要があるという。

 Twitterでは「ユチョン、大丈夫だから堂々としててね。こんなにあなたを信じて待ってる人がいるんだから」「ユチョンが家族を悲しませるようなことをするわけがない」と、彼を信じるファンたちの投稿が後を絶たない。

3週間後、ユチョンにどのような検査結果がくだされるのか。そして、ファンの気持ちが休まる日は果たして訪れるのだろうか。
(伊能タタタカ)

 

宇垣美里の“田中みな実化”が止まらない!? フリー転向後、早速「anan」グラビアに挑戦!

 今年3月にフリーアナウンサーへと転向した宇垣美里が、4月24日発売の「anan」(マガジンハウス)でグラビアに挑戦。美脚や美尻を披露するとのことだが、ネット上ではとあるフリーアナとの“キャラ被り”にざわついているという。

 報道によると、宇垣は「宇垣美里的“自己満ボディ”のススメ。」というタイトルの巻頭グラビアに登場。ボディラインが強調されたニットを着ての大胆なポージングや、ショートパンツ姿などを見せてくれるそうだ。

 宇垣といえば、TBSの局アナ時代から“コスプレ”を披露してきたことでもお馴染み。日曜朝のニュースバラエティ『サンデー・ジャポン』(TBS系)でも、『魔法少女まどか☆マギカ』や『美少女戦士セーラームーン』などのキャラクターになりきっていた。そんな彼女は「anan」の撮影にも本気で挑んでおり、過去のバックナンバーを見てポージングを研究したとのこと。一体どのようなグラビアに仕上がっているのか、ファンからは早くも期待の声が寄せられている。

「ニュースサイトなどではすでにグラビアの一部カットが公開されており、ネット上では『思ったよりも大胆でびっくりした』『これはかなり期待できる』『ananわかってるじゃん』といった声が。また『プレイボーイのグラビアよりよくね?』とも指摘されていました。フリー転向後の宇垣はグラビアに積極的なようで、4月15日発売の『週刊プレイボーイ』(集英社)にも登場。しかし想像以上に“守りに入った”グラビアで、『買って損した』『なんか思ってたのと違う』『全然エロくない』とガッカリする人が続出しています」(芸能ライター)

 今回の「anan」グラビアは期待できるとのことだが、一方でとある人気女子アナとの“キャラ被り”がより深刻になるとの懸念も。元TBSアナウンサーの田中みな実だ。

「以前から2人は“ぶりっ子キャラ”としてキャラが被っていると指摘されており、宇垣は差別化を図りたかったのか“闇深発言”を繰り返すようになりました。しかし最近は田中も闇が深い暴露トークをするようになり、結局同じような路線に。さらに彼女はフリー転向後、『anan』のグラビアで“手ブラ”などに挑戦していました。そのため宇垣のグラビア挑戦には、『田中みな実に対抗しているのかな?』との声も。また田中VS宇垣の“グラビア直接対決”を望む人も少なくありません」(同)

 何故か似たようなレールを走ってしまう宇垣と田中。互いが意識しているのかはわからないが、共演した際には熱い火花を散らしてもらいたい。

“キング・オブ・アウトロー”瓜田純士が見たピエール瀧出演作『麻雀放浪記2020』

キング・オブ・アウトロー瓜田純士が見たピエール瀧出演作『麻雀放浪記2020』の画像1

“キング・オブ・アウトロー”こと瓜田純士(39)が、森羅万象を批評する不定期連載。今回のテーマは、ピエール瀧の逮捕で一時は上映が危ぶまれたが、最終的にはノーカットでの公開が決まった話題作『麻雀放浪記2020』(白石和弥監督)だ。「麻雀はあまり好きじゃないけど、白石監督とピエール瀧は好き」という瓜田は、果たしてこの映画を気に入るのかどうか――。

 原案は、阿佐田哲也の250万部を超えるベストセラー小説『麻雀放浪記』。1984年には、和田誠監督、真田広之主演で映画化もされた。

 それから35年ぶりの映画化となった『麻雀放浪記2020』は、白石和彌が監督を務め、斎藤工が主人公の“坊や哲”を演じる。1945年の戦後から、第三次世界大戦により東京オリンピックが中止になった2020年の新たな戦後へ、主人公がタイムスリップする設定でリメイク。20台のiPhoneを駆使して全編を撮影したらしく、これは邦画では初の試みだという。

「原案の本は読んでないし、前作の映画も見てない」という瓜田だが、「白石監督の作品はこれまでハズレがないし、ピエール瀧の演技も楽しみ」と言って、愛妻と共に映画館に入っていった。ピエール瀧逮捕によるPR効果もあってか、キャパ80席ほどの場内は満員。客層は20代風から60代風まで幅広く、男女比は7:3といったところか。

 以下は、上映終了後の瓜田夫婦のコメントである。

 * * *

――まず映画の感想に入る前に、おふたりの麻雀歴を教えてください。

瓜田純士(以下、純士) 小学生のときに麻雀の教本を買って、一生懸命ルールを覚えようとしたけど、点数計算や役が頭に入らず、麻雀ゲームをやっても負けっぱなしだったから、以後ドンジャラに逃げました(笑)。でも、ある程度の役や、燕返しとかのイカサマは知ってますよ。少年マガジンで『哲也-雀聖と呼ばれた男』を読んでたからかな。

瓜田麗子(以下、麗子) ウチは小学生の頃、ファミコンの麻雀ゲームにハマって、一時期やりまくってました。ルールや役はほどんどわかりませんが、この映画に出てくる麻雀シーンの意味は、イカサマも含め、ある程度理解できました。

――そんなおふたりから見て、この映画はいかがでしたか?

純士 最初の30分ぐらいはあまりに幼稚くさい展開に目と心が追いつかなかったけど、「あ、これは完全にコメディタッチなのか。原案や前作とはまるで別物なんだろうな」とわかってからは、そこそこ楽しめました。ただ、二度見たいとは思わない。

麗子 軽くて薄くて、おもんなかった。悪く言えば、学生の映画研究会の作品を見てる感じ。よく言えば、『世にも奇妙な物語』(フジテレビ)の中の一話をスペシャル版として映画化した感じ。どっちにせよ、内容的には15分で十分。2時間以上はきつかったわ~。

純士 確かに。でも原案や前作に失礼がないように、タイムスリップという新たな構想を入れてるところは面白いと思った。設定や作風をガラリと変えたんでしょうね。僕、あれを思い出したんですよ。北野武監督の『座頭市』を。昔の『座頭市』があまりにも素晴らしかったから、北野監督は金髪やタップダンスを交えたりして別物に仕上げたでしょう。それに近いんじゃないか。北野監督が昔の作品を傷つけまいとしたように、白石監督もあえてポップにAIとかも入れてエンタメにした。そういう作り手の仁義みたいなものを感じたし、そこがたいしもんだと思いました。

麗子 でも、白石監督のカラーが出てへんかったんちゃう? 『凶悪』とか『日本で一番悪い奴ら』とか『孤狼の血』は、めっちゃおもろかったのになぁ……。

純士 映像では(白石カラーが)出てたよ。戦後の雰囲気とか、暴力シーンとか、お札の置き方とか。

――話題のピエール瀧はいかがだったでしょう?

純士 いてもいなくても一緒。これまでの白石作品のピエール瀧はすごくよかったけど、今回の役は、彼じゃなくてもよかったんじゃないかな。

麗子 出番もそれほど多くないしな。

純士 逮捕者が出演することによる社会的影響が問題視されてるけど、心配しないでも、「そんなにヒットしねえよ!」って思いました。

キング・オブ・アウトロー瓜田純士が見たピエール瀧出演作『麻雀放浪記2020』の画像2

――この作品は、斎藤工が10年間構想を温めていたものらしいですね。

純士 斎藤工はしょっぱいからなぁ……。

――しょっぱい、とは?

純士 しょっぱいじゃないですか。クセというか生き方がにじみ出てないから、オーラがないというか全部が軽い。そんな彼がコメディをやっても面白くはなりづらいですよ。

――斎藤工はテレビでお笑い芸人と度々コラボをするなど、いろいろなことに挑戦していますが。

純士 彼のこと、好きなんですよ。根性あるし。ただ、それでコメディ映画が面白くなるかどうかは別なんで。一人間としては好感を持ってるけど、演じることに関してはやっぱ、ピエール瀧の方が魅力的。ちょっと可哀想なんだけど、ルックス先行で出てきた人たちの性(さが)で、何をしても軽いんですよ。役者って、生き方や経験で味が出てくるものだと思うんだけど、斎藤工はまだまだ味が薄い。

――フンドシ姿で頑張っていましたが。

純士 福山雅治にも同じことを感じるんだけど、「イケメンが下品なことをするのが格好いい」という世界観って、ダサいんですよ。せっかくモデル体型で格好いいんだから、そんな柄にもないことをせずに、イケメンキャラでいればいいのにって思う。

麗子 痛いねん、見てて。

純士 彼が、阿佐田哲也の『麻雀放浪記』やコメディを好きなのはわかる。でも「俺はなんでもできる」というのは、ファンが求めてない気がする。そういうのは得意な人がやればいい。竹中直人だけがシモに徹してりゃよかったんですよ。

――本作の竹中直人はどうでしたか?

純士 竹中はクセがありすぎて昔から苦手だったけど、この映画を見て好きになりました。彼はいつも「クセがあるアピール」がすごいんですよ。本当に味があってうまいのは香川照之であって、竹中じゃない。竹中までいくと、ただの変な人なんですよ。でも今回はよかった。荒唐無稽な作品の世界観に合ってたからかな。

麗子 ウチも竹中直人の頑張って変なことしてる感が今まであんま好きちゃうかったけど、今日のはちょっと見やすかった。ただ、オナラ連発とかは誰も求めてないし、おもんないどころか汚くて生理的に無理やから、ない方がよかったと思う。

純士 一番よかった役者は、ヒロインのドテ子を演じた子(チャラン・ポ・ランタン「もも」)かもしれない。いい塩梅なんですよ、スタイルや顔の垢抜けなさが。オンライン麻雀に没頭する斎藤工から、タブレットを取り上げるシーンとか可愛かったじゃないですか。サセ子の私なんかどうせダメでしょと思いつつ、斎藤工のことをどんどん好きになっちゃう様子にリアリティがありました。

――AI搭載のアンドロイド役を演じたベッキーはどうだったでしょう?

純士 話題性重視のキャスティングでしょうけど、アンドロイドを演じるのは年齢的に無理があった気がします。

麗子 ほうれい線とか生活感が出てて、アンドロイドっぽくなかったもんな。芝居はうまいし、よかったけど。

純士 まあでもこの映画は、近未来のリアリティはハナから追求してないと思う。2020年つったら来年の話なのに、セグウェイでオフィスを走り回ったりしてるやりすぎな感じは、明らかに意図的なギャグでしょう。

 近未来なのに子どもたちが路地裏でチンチロリンをしてる感じや、警察が制圧にくるあの感じは、園子温監督の『TOKYO TRIBE』の世界観にも近かったですね。それをよしとするか否とするかは、好き嫌いでしょう。僕個人の感想を言うと、昭和テイストの犯罪ものやヤクザものを撮らせたら天下一品の白石監督も、ことコメディになると、古い人が無理して若ぶってる感が出ちゃってる気がした。でも、『TOKYO TRIBE』よりはよかったです。一応、笑いもあったし。

――麻雀シーンの緊迫感はどうでしたか?

純士 誰も強そうに見えなかったから、まったくヒリヒリしなかった。たとえば、斎藤工とか竹野内豊とか福山雅治が凶悪犯の役をやって、女を誘拐して「おまえを殺すぞ!」と言っても、「100%殺さないな」ってわかるじゃないですか。でも、ピエール瀧とかリリー・フランキーが同じセリフを言うと、話は変わってくる。やっぱ生死に関わることや、人間のドロドロした欲望に関わることは、イケメンが演じると嘘くさくなるんですよ。

 作品に対する斎藤工の愛情は伝わってきたけど、「ヒリヒリした勝負をしたい」という男には見えなかった。「賭けるものは何もねえ」みたいなホームレス風のジジイ相手に、何をそんなにうろたえてるんだって。「俺の方が腹をくくれてない」というシーンが必要だったんだろうけど、とりまきがいるわけじゃないんだから、あんなジジイ、ほっぽって逃げればいいじゃないですか(笑)。

 ドサ健を演じた的場浩司もヤカってるだけで全然強そうに見えなかった。よって、ミスターKの強さにも説得力を感じませんでした(笑)。

――全体的に辛口なので、よかった点をもう少し挙げてもらえますか。

純士 坊や哲とドテ子のラブストーリーかな。ただ、惜しむらくは、「最終的に結ばれるふたり」だということに説得力を加える描写が欲しかった。「かつて坊や哲が愛した女の孫だった」などの腑に落ちる設定があれば、なおよかったですね。

 あとは、キーとなる牌の使い方が、さりげなくてよかった。それと、なんかの記事で読んだんだけど、この作品ってiPhoneだけで撮影したんでしょ? それは素直にすごいと思った。

麗子 え? マジで? それはすごいわ!

――この映画は、麻雀人気復活の起爆剤になりえますかね?

純士 それは無理でしょう。今どき麻雀なんか流行るわけがないですよ。そもそも麻雀をやらない人たちは、この映画を見に行こうなんて思わないんじゃないですか?

――いやいや、後ろの席にいた麻雀をやりそうにない若い二人組の女性客も、終始楽しそうに笑っていましたよ。

純士 ああ、あいつらね。笑いすぎてて「うるせーよ!」と思いましたし、「人間的にレベルの低い奴らだな」とも思いました。

――そこまで言わなくても……。

純士 思ったことを正直に言うし、感情がすぐ顔に出る。そういうストレートな性格だから、僕は麻雀が弱いんですよ!(笑)
(取材・文=岡林敬太、撮影=おひよ)

『麻雀放浪記2020』瓜田夫婦の採点(100点満点)
純士 20点
麗子 3点

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