King&Prince岩橋玄樹、「薬と一緒に飲酒」「メンバーと対立」「仕事すっぽかし」岩橋本人が“脱退”を望んでる!?

 4月13日に配信された「週刊文春デジタル」にて、現在、パニック障害の治療で休業しているKing&Princeの岩橋玄樹の不祥事が報じられた。 

 記事によると、活動再開を発表した2月17日の翌々日である19日に、岩橋と友人は東京・原宿のコンビニで酒を購入しようとした。その際、店員から年齢確認のためにと身分証の提示を求められたのだが、岩橋はそれを頑なに拒否。その場にいた外国人の友人も苛立ちを覚え、店員とも揉め、その仲裁に岩橋は入ったのだが、結局、外国人男性とともに、パトカーにて連行。その後厳重注意を受けたという。

 この件に関し、ジャニーズ事務所側も事実だと認めており、週刊文春記者からの取材に答えたジャニーズ事務所関係者によると、「この警察沙汰が決定打となり活動再開が見送られた」(原文ママ)と回答。28日の“活動再開中止”へと至ったようだ。

 この報道に対し、ネットでは「岩橋くん終わった……」「キンプリファンではないけど、病気公表してたし、応援していたのに……」といった声が殺到しており、みな、ショックといった様子。その一方で、ファンの方はというと、こちらも衝撃が走っているようなのだが……。

「ショックという声はあるものの、それ以上に、『週刊文春』に対しての怒りがすごいです。というのも、無料記事では岩橋くんが店員とモメてカッとなったみたいな内容だったんですが、有料記事では店員と身分証提出でモメたものの、カッとなったのは友人の外国人男性。岩橋くんはその仲裁に入り、連行されただけという内容。ファンからは『釣り記事じゃん!』『「文春」はどうしてキンプリをいじめるの?』『キンプリが「文春」に何かした!?』と激怒する声が多く聞こえています」(ジャニーズウォッチャー)

 確かに、無料と有料では印象が大きく違っているだけに、ファンが怒るのも無理はない。しかし、「その件よりもヤバイのは、有料記事の後半だ」と語るのはある芸能ライターだ。

「後半では岩橋の飲酒問題について書かれています。岩橋は22歳で未成年ではないが、現在パニック障害中。そんな体で酒を飲むのは、記事にもありますが、危険。それに、薬とともに飲酒していたなんて、“自殺行為”と思われても仕方ない。それだけに、ファンも心配しているでしょう。記事には療養中に京都で飲酒していたとの情報もあった上、友人たちと飲酒パーティをたびたび開いているとも。もしかしたら、重度のアルコール依存症になっている可能性もありますよ」

 事務所側は公に休養理由を「子どもの頃から患っていたパニック障害の療養」と発表。しかし、記事によると、メンバー内での対立が激化。それにより、岩橋の態度も悪くなり、さらにメンバー間の溝が深くなったともあり、休養の要因はパニック障害だけではない様子。

 また、業界内ではこの記事により、「岩橋の復帰は今後ないかもしれない」というウワサも囁かれているよう。

「記事では、この事件を起した当日に実は事務所関係者とのミーティングがあったのに岩橋がすっぽかしたということでした。連行されたことで、いけなかったのでしょう。ですが、仮にこの事件がなくても、事務所関係者との大事なミーティング前に飲酒しようとしていたんですからね。これは常識的にありえないこと。もしかしたら、岩橋本人がもうアイドルに興味がないのかもしれないともっぱらのウワサ。復帰よりも脱退の方が早いかもしれません」(同)

 ジャニーズいちの稼ぎ頭となりつつあるキンプリ。そのメンバーである岩橋の今後はどうなるのか。動向が気になるばかりだ。

菊川怜、意地の妊娠だった! “超極秘出産”の舞台裏とは

 女優の菊川怜が12日、第1子を出産したことを所属事務所を通じて発表した。菊川は2017年4月に「カカクコム」や「クックパッド」の社長を歴任した実業家・穐田誉輝氏と結婚。“総資産200億円男”との結婚に世間は羨望のまなざしを送ったが、それもつかの間、同氏に“文春砲”が炸裂。過去に2度の離婚歴があり、前妻以外の女性との間にも計4人の婚外子がいることが発覚した。スポーツ紙記者の話。

「菊川さんは事前に穐田さんから婚外子の説明は受けており、それを了承した上での結婚だった。それでも世間の逆風は想像以上で、今度は哀れみの目が向けられるようになった。本人からすれば『なんでそんなに言われなきゃならないの?』という思いはあったでしょう」

 菊川は新婚ホヤホヤにもかかわらず、精神的に不安定な毎日を送り、17年9月には5年3カ月務めた『情報プレゼンター とくダネ!』(フジテレビ系)のキャスターを降板。

「当時はまだ穐田氏と同居しておらず、『とくダネ』の降板はスピード離婚の準備を進めるため、とウワサされました。しかし、実際は真逆でした」(同)

 仕事をセーブして取り組んだのが、妊活だった。菊川はもともと出産願望が強く、「結婚は子どもを産んで育てるため」と言っても過言ではない。週刊誌デスクは「最近の菊川さんといえば、ハズキルーペのCMが有名。同社のギャラは、業界の常識からすれば驚くほど高額で、菊川さんの場合は諸経費込みで7,500万円だったといいます。『とくダネ』を降板しても、同社CM1本で十分やっていけます」と話す。

 菊川の妊娠・出産は古巣の『とくダネ』のスタッフも知らず、所属事務所のオスカープロモーションでも、一部の人間にしか伝えられていなかったという。妊娠段階で情報が漏れれば、余計な議論を招くだけ。菊川は妊娠がバレないよう細心の注意を払っていたという。

 こうして迎えた出産発表の日。菊川は「桜が美しく咲くこの季節に、赤ちゃんを出産致しました」と報告。子どもの誕生日や性別など詳細は明かさず「元気に生まれてきてくれた我が子と対面し、今、とても幸せを感じています」と“勝利宣言”したのだった。

松嶋菜々子が『なつぞら』で主役気取り? 取り巻きの数で主演・広瀬すずを圧倒中!

 かつては引き連れる“取り巻き”の数がそのままタレントのステータスを表すという風潮があったが、あの女優もそれを意識しているのだろうか。

 広瀬すずがヒロインを務めるNHK朝ドラ『なつぞら』第1週の平均視聴率が22.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。過去5年の朝ドラでトップという好スタートを切った。

 撮影は昨年6月にスタートしているが、現場で目立っているのが広瀬の育ての親を演じている松嶋菜々子だ。

「初顔合わせのときに『ちゃんと台本読んできてね』と辛口なアドバイスをしたことが話題になりましたが、今では評価は一変。『すずちゃんはセリフ覚えも良くて頼もしい。アドバイスすることもない。天性の女優さん』と絶賛しています」(芸能記者)

 しかし、撮影現場で主役然としているのは広瀬ではなく松嶋なのだという。テレビ関係者が明かす。

「松嶋の後ろにはマネジャーだけでなく、メイク、スタイリスト、日傘係、電話番係、イス持ち係などが列を成していて、スタッフは『松嶋行列』と呼んでいるそう。松嶋専用のイスはフカフカ仕様となっており、間違って座ってしまった広瀬は移動させられていたとか。また、松嶋はスタッフ全員分の豪勢な差し入れを欠かさず、はたから見たら、松嶋のほうが主演女優に見えるほど存在感を見せつけているようです」

 タレントの行列といえば、最近は浜崎あゆみがバラエティ番組に25人ものスタッフを引き連れていたことが報じられている。ドラマが終わる頃、「松嶋行列」は何人になっているだろうか!?

クドカンドラマにおける“ジャニーズ代表”の役割を果たした、『いだてん』生田斗真

 大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺~』(NHK)は、1964年の東京オリンピック開催に向けて尽力した人々の姿を描いた群像劇だ。第1章となるこの3カ月(1~13話)は、明治後期を舞台に、金栗四三(中村勘九郎)と三島弥彦(生田斗真)がストックホルム五輪に日本人として初出場する姿が描かれた。

 後に「日本マラソンの父」と呼ばれる金栗四三は、オリンピック出場者を決める予選会でマラソンの世界記録を更新して優勝し、日本初のオリンピック選手に選ばれる。一方、三島弥彦は財閥の御曹司。数々のスポーツ選手権に参加しては華やかな記録を残し“痛快男子”と呼ばれていた。スポーツの勝敗にこだわらない三島は、オリンピックにも興味はなかったが、アジア初のIOC委員で選手団団長を務める嘉納治五郎(役所広司)の推薦で金栗と共にオリンピックに出場することになる。

 脚本は「クドカン」こと宮藤官九郎。2013年に大ヒットした連続テレビ小説『あまちゃん』(同)のチームが再結集した本作は、宮藤にとってキャリアの総決算となる作品だ。  そのため、阿部サダヲ、星野源、松尾スズキといった宮藤が所属する劇団・大人計画の面々はもちろんのこと、勝地涼、峯田和伸、神木隆之介、橋本愛、小泉今日子といった過去のクドカンドラマ出演者が総出演している。

 中でも、注目すべきは三島を演じる生田である。

 生田はジャニーズ事務所に所属する俳優だ。宮藤の脚本では連続ドラマ『うぬぼれ刑事』(TBS系)、三池崇史監督の映画『土竜の唄』シリーズ、劇団☆新感線の舞台『Vamp Bamboo Burn~ヴァン!バン!バーン!~』に出演。宮藤は気心の知れた盟友だと言える。

 そもそも、宮藤はTOKIO・長瀬智也主演の『池袋ウエストゲートパーク』(TBS系)やV6・岡田准一と嵐・櫻井翔が主演を務めた『木更津キャッツアイ』(同)といったジャニーズアイドルの主演ドラマを多数執筆している。華やかなジャニーズアイドルを、バカでエッチな年相応の男子として描くことで、宮藤は俳優としてのポテンシャルを引き出し、宮藤自身も脚本家としてのキャリアを重ねてきた。

 その意味で、『いだてん』における生田の役割は、本人の魅力もさることながら、クドカンドラマに参加してきた“ジャニーズアイドル代表”という側面が大きい。

 それを強く感じたのは、生田が初登場した第1話。生田演じる三島は、天狗倶楽部というスポーツ同好会を結成したメンバーの一人だが、その天狗倶楽部は「現代のパリピ」とでも言うような男集団で、すぐに上半身裸になってビールを飲んではバカ騒ぎする。この天狗倶楽部、実在した集団らしいが、彼らの姿を見た時、『木更津キャッツアイ』に出てくる、地元で草野球をしてはビールばかり飲んでいる、おバカな男の子たちを思い出した。

 三島は、ドヤ顔でやけにもったいぶった“タメの利いた”しゃべり方をするが、その姿は『木更津キャッツアイ』で岡田が演じた主人公・ぶっさんと重なる。カッコよくて繊細なのに、自己愛が強すぎてどこかユーモラス。だからこそ、男から見ても好感が持てる。そんな男の子を、宮藤はジャニーズアイドルに演じさせてきたが、三島もまた、カッコよくておもしろい男だ。

 そして生田は、痛快男子の三島を華やかなスターとして演じると同時に、育ちのいいお坊ちゃんゆえの弱さを演じきった。

 日本人初のオリンピック参加のため、シベリア鉄道でストックホルムに向かう三島たち。国を離れたことで愛国心を自覚して意欲を高める金栗に対して、三島は長旅によって疲弊していく。

 現地に到着してからも、外国人選手との身体能力の差、監督の大森兵蔵(竹野内豊)が体調不良で練習に付き添えないこと、世界新記録を出した金栗ばかりがマスコミから注目されることに対する嫉妬など、さまざまなプレッシャーでストレスを感じ、やがてホテルの窓から飛び降りようとしてしまう。今まで自信満々の姿を見せていただけに、弱っていく三島の姿はとてもショックだ。

 「ぼくは勝ち負けにはこだわらない。むしろ、ぼくは一度くらいは負けてみたいと思っている」と得意げに語っていた三島は、世界の壁に直面し自信を失う。それでも、金栗や大森たちに支えられて、なんとか100メートルの予選に参加。結果こそ最下位だったものの自己新記録を記録し、さわやかな笑顔を見せる。ここで生田の見せた笑顔が、実に素晴らしい。

 劇中で、やたらと脱いでは肉体美を披露する三島を見て、生田を脱がせたくて役に起用したのかと思っていたが、おそらく、この笑顔を一番見せたかったのだろう。自分の限界に直面して、それを受け入れた人間だけが持つ清々しさと寂しさが垣間見える、なんとも言えない表情だ。

 三島は予選敗退。金栗もマラソンを途中退場してしまうが、勝敗を超えたところにあるスポーツに挑む選手たちの美しさが描かれていた。まだまだ続いていく『いだてん』だが、クドカンドラマにおけるジャニーズアイドル代表として、生田は見事、その役割を果たしたと言えよう。
(成馬零一)

瀬地山角氏に聞く、「SPA!」ヤレる女子大学生記事の炎上と「東大生の性犯罪問題」の背景

 週刊誌「SPA!」2018年12月25日号(扶桑社)が、「ヤレるギャラ飲み」特集内で「ヤレる女子大学生RANKING」として、ギャラ飲み(男性が女性に謝礼を支払う飲み会)の後に性交渉に発展しやすいとする大学を実名で掲載した。オンライン署名収集サイト「Change.org」で「女性を軽視した出版を取り下げて謝って下さい」という署名運動が起こり、目標の5万人を突破。2019年1月9日、ランク付けされた5大学が扶桑社に抗議文を送り、同日「週刊SPA!」犬飼孝司編集長は謝罪文を発表。また、同14日には、編集部で署名活動を行った大学生ら4人と話し合いが行われた。ネット上では、こうした一連の抗議や対話に賛同する者が多かった一方で、主に男性から「女性も『抱かれたい男/抱かれたくない男ランキング』を笑いながら読んでるだろう」といった反応がみられたのも事実。女性も“男性の性を商品化”しているのか、それに鈍感になっているのではないかといった葛藤を抱えている人もいるのではないだろうか。

 今回、ジェンダー論を研究する東京大学大学院 総合文化研究科 教授・瀬地山角氏に取材を行い、「ヤレる女子大学生RANKING」と抗議運動、そしてそれに伴うネットの議論をどのように見たか、話を聞くことに。内容は、昨年末東大で開催された『彼女は頭が悪いから』(姫野カオルコ著、文藝春秋)ブックトークでの“炎上”にも発展した。

「性的同意」について要望を出したことが見事だった

――まず「ヤレる女子大学生RANKING」についてどのように思われましたか。

瀬地山角氏(以下、瀬地山) 調査としてなってない、ランキングの是非以前にまったく意味がない妄想の産物だということが明らかです。しかも、このランキングに挙げられて喜ぶ人はいません。選ばれた人が不愉快に感じるという点が一番問題。「美人ランキング」「結婚したいランキング」といった肯定的なものであれば、それがいいかどうかは別にして、ここまで問題にならなかったかもしれません。しかも当該大学に所属する多数の学生が迷惑を被る。二重、三重に論外ですね。

――女子学生が抗議、署名活動を行ったことについてはどうでしょうか。

瀬地山 署名サイトを使うことで、「ヤレる女子大学生RANKING」に抗議の声を上げるハードルを上手に下げ、編集部との対話まで持ち込んだ。見事だと思いました。特に編集部との対話で「セックスを扱うときは性的同意についても触れてほしい」という要望まで入れたことが最も評価すべき点です。本学(東京大学)の学生が起こした強制わいせつ事件(2016年)、強制性交事件(18年)も含めて、性的同意が日本社会のなかで担保されていないことが大きな問題。「ヤレる女子大生RANKING」は、性的同意を無視しています。女子学生にとって、こんな目線で男性が飲み会に来るとしたら恐怖を感じると思います。

――その後、「SPA!」3月12日号では、「SEXしたい!の新常識」という特集が組まれ、「性的同意」についても取り上げられています。一方で、ウェブメディア「felice」の「恋愛四季報」や、「SPA!」の「合コン四季報」など、女性が男性の年収や合コン満足度を評価している企画もあり、一部の男性を中心に「それはいいのか」といった意見が出ています。

瀬地山 私はこの件が、「男性の性を商品化」している事例だとは考えていません。バブル期の「三高」がそうであるように、相手がある基準でモノ化され、ランク付けされる。それ全体を悪だというのは無理です。“値踏み”は男性も女性も行っているでしょう。ただ、「この合コンはいい男性が集まる」というものであれば、選ばれた当人にとって肯定的な企画として受け取れるかもしれません。ですが「ヤレる女子大学生RANKING」は、上位だろうが下位だろうが肯定的に受け取れないものではないでしょうか。「ヤレる」という表現自体が、女性の主体性と尊厳を完全に無視しており、さらに目の前の個人どころか、大学ごとひとくくりにされたら、とてつもない迷惑です。

――男性も女性も、それぞれ自身が帰属するものへの差別や蔑視には敏感に反応しますが、それ以外には鈍感な面があるように思ってしまいます。

瀬地山 東大には「女子学生向けの住まい支援」(家賃補助)制度がありますが、あれを「逆差別だ」という男性がいます。しかし、女子には「浪人させない」「東京に出さない」という差別がいまだにあり、男性が履いている下駄の高さに気づいていないんですね。女性専用車両も「逆差別だ」と言う男性がいる。性犯罪の恐ろしさを知らないから、そんな暢気なことが言えるのです。背後には明らかな性差別があり、それを少しでも是正するための制度だということを知ってほしいと思います。

――女性差別/蔑視に当たるCMが問題視されるなど、Twitterではたびたびジェンダーに関する議論が白熱しています。しかし、そういった女性の声に、男性が反論するなど、「女性VS男性」という炎上の構図になることがしばしばあり、議論が平行線となるケースも多いようです。どういった議論のあり方がいいのでしょうか。

瀬地山 Twitterの文字制限は140字。それでは、きちんとした議論ができません。それに、引用や2次引用で広がるので、数が多いように感じられますが、言論空間の全てではない。「Twitter=世論」ではありません。「#MeToo」のように匿名の力を活かして議論を立ち上げることができるようになったことは高く評価しています。一方でネット空間は広告も含めてターゲット・マーケティングが進んでおり、自分にとって関心がある、好ましいニュースばかりが並ぶようになっている。つまり、自分を相対化する意見に触れる可能性すらなくなるように誘導されるので、世論形成がゆがんでいくのです。今後も、その傾向は強まっていくと思いますね。そうならないためには、反論と、反論に対する反論を併記し、論点を整理して議論する必要があると感じています。

――先ほど、東大生の強制わいせつ事件の話が出ましたが、「ヤレる女子大生RANKING」が炎上した際、この事件を思い出す人も多かったようです。被害者はインカレサークルの飲み会に参加した女子学生で、東大生や東大大学院生ら3人が逮捕されました。犯行現場は加害者の1人の自宅マンションだったことから、「女子学生も、東大生に近寄りたいという下心があった」「マンションまでついて行った女子学生も悪い」など、被害者に批判的な意見が、男性側、女性側からも出ていました。

瀬地山 それは典型的なセカンドレイプです。男性・女性の属性だけで意見が全て決まるわけではありませんから、女性のなかにも「ついていった方も悪い」と言う人もいるでしょう。私たちは「それは違う」ということを断固言っていかなければなりません。誘いについて行こうがなんだろうが、「If it’s NOT yes, it’s NO!」……これは「明示的なイエスでない限りノー」という意味であり、それを無視したらその瞬間に犯罪となります。刑法がそのように運用されている、もしくは運用されなければならないわけです。言い換えれば「相手がノーと言わなかった」というのは、「性犯罪ではない」という言い訳にはならないのです。しかも、一度「イエス」と言っても、全て「イエス」ではありません。最後の瞬間でも「ノー」と言えば立件しなければなりません。東大では、性犯罪の防止策を取ってきたつもりでしたが、事件が立て続けに起きたということは、つまり「機能していなかった」ということ。ですので今回の4月の新入生ガイダンスでは性犯罪防止について取り扱うようにと、私が働きかけました。

――2018年12月12日、東大生による強制わいせつ事件をモチーフにした小説『彼女は頭が悪いから』のブックトークが、東大で開かれました。
※参考記事:東大新聞オンライン「姫野カオルコ『 彼女は頭が悪いから』ブックトーク」レポート ~「モヤモヤ」とともに振り返る~」(2019年2月5日)

瀬地山 私が批判された件ですね。

――先生が、同作における「東大男子の描き方」について抗議したことについて、「なぜそこにこだわる必要があるのか」と疑問の声が出ていました。

瀬地山 私の悪かった点は「東大は性犯罪防止の取り組みを強化しなければならない。今後、新入生全員に伝える仕組みを構築する必要がある。それは我々が責任を持って行うべきことであり、遅きに失したが、そうした取り組みを始めている」ときちんと伝えなかったことだと思っています。その前の準備作業の一つとして、同作のファクトチェックを始めたら、「ファクトチェックだけをしている」ように受け取られてしまいました。ゼミ生とも「ダメ出しの会」をやり、批判してもらいました。

 一方で「東大生の性犯罪を防止する」という観点から見たときに、あの小説はあまり役に立たないと今でも思っています。「東大生向けに書かれたものではない」「フィクションだ」といわれれば、それまでで、そこは作者のご判断でしょう。ただ東大の描き方についておかしなところが多く、東大生の一部はとても読み続けられないのです。少なくとも事前のゼミではそういう意見がたくさん出ました。まず女子学生の比率が間違っている。寮の描写も違う。「そんな細かいことどうでもいい」とおっしゃる方もいましたが、寮は一部屋13平米で、苦学生が寮費8,000円で入るところ。「あの苦学生の狭い空間を『広い』と言うのは、おかしい」という意見が出ました。単に広さの問題ではないのです。それだけなら、そんなにこだわりません。たぶん三鷹寮の学生は読めなくなるし、それ以上に「三鷹寮生=苦学生」という東大内の常識に反して、恵まれているように記述されているので、読み進められなくなる。大学の実名を出して書くのに、ネットで「東大 三鷹寮」で検索すれば間取りまですぐわかるような簡単なファクトチェックをしなくていいのかとは思いましたが、それは作者のご判断です。

――あらためて、先生が抱いた違和感について教えていただけますか。

瀬地山 まず違和感を持ったのは、当該加害者が「心がぴかぴかしてつるつる」と、挫折感がないように描かれている点。そんなことはあり得ない。入学したらいきなり英語の成績トップ10%だけ、特別なプログラムが用意されているし、期末試験の点数によって3~4年生の進学先の学部や学科が振り分けられるというかなり強烈な競争が起きる。ほとんどの学生は挫折感を味わいます。そこで学内でうまく行かないから、“外に向かって火を吹いた”んだと私は思っています。「東大生」という言葉が意味を持つのは東大の外に対してのみですから。学内ではそういう学生は「ちゃらい」と形容されます。18年にレイプ事件を起こした東大生は、ミスター東大のファイナリストでした。

 「ちゃらい」を「つるつるぴかぴか」に置き換えるとリアリティから離れすぎているし、「ちゃらい」の背後にある屈折が描かれておらず読み続けられない。さらにそれ以上にリアリティから乖離しているのが、「理Ⅰに入ったら女子カードが2枚くる」という記述です。東大男子の一番の悩みはモテないこと。加えて理Ⅰは特に女子が少なく、一番女性から縁遠い科類なので、「女子カード2枚」はあり得ません。理Ⅰの学生はこれには相当違和感を持つでしょうし、読み進められなくなる学生が多くなります。作者が作り上げた、現実ではない別世界のようなものに映ってしまいます。犯罪を犯した肝心の理Ⅰに言葉が届かないのです。そして逆に圧倒的にモテないという前提があるから、自分に女性が寄ってくる空間のなかで暴走した。モテているということが、勉強ができないことの代償行為になるわけです。

――単純に、頭のいい男性が、自分より頭の悪い女性を見下して性犯罪に走った……だけではない側面があるということでしょうか。

瀬地山 「学歴の上下関係が男女関係に影響を与えた」という広い意味で、「東大」を使っているなら、それは「東大」に限った話ではないと思います。早稲田大学でも慶應義塾大学でも京都大学でも、大学名を聞いて「へえ、すごい」と言ってもらえる大学では起きる可能性がある。ただ東大固有に発現するメカニズムを考えるなら、少し別の捉え方をする必要があると思っています。東大は入学後も点数による序列化が明確に起きてしまい、それによって進学する学部・学科が変わってしまう大学です。入学後も成績や進学先が序列として意識されやすく、だからこそ外に対してしか、大学名が意味を持たないという現象が起きやすいと思っています。劣等感の反転です。

 ある東大院生の女性が、周りの男性から仲間はずれにされるという話を聞きました。よく聞けば、その女性は他大出身で、修士から東大に入ったとのこと。大学院の試験は学部入試とはかなり違うので、「学外出身者」に対してそういう言動が出てしまうとしたら、やはり“外に向かって火を吹いている”ということになります。これも劣等感の反転です。

――瀬地山先生が、『彼女は頭が悪いから』に対して抱いた疑問は、「東大生の性犯罪防止に役立つのか」という視点で読んだ上でのものだったということがわかりました。

瀬地山 あの場の発言だけで何もしなければ批判をされるのは当然です。ただ理Ⅰの学生に「この本読んで反省しろ」といってもあまり効果がないと私は考えます。理Ⅰのリアリティと乖離しすぎているからです。繰り返しますが、「東大生向けに書かれたものではない」「フィクションだ」といわれれば、「ごもっともです」と言うほかなく、それ自体に異を唱えるものではありません。ですから私は自分の仕事として、4月の新入生ガイダンスに性犯罪防止を入れるべく奔走したわけです。

 3,000人を対象とするガイダンスというのは、一度には行えず、午前中計7教室に分かれて、複雑な履修制度から学生生活、保健センター、各種相談所などなどガチガチにスケジュールが入っており、そもそも新規の枠をもらうという案は相手にもされませんでした。なので、男女共同参画関連の枠に入れてもらうように働きかけ、なんとか担当の総長補佐や理事の理解と協力を得て、文案を練り……。時間はわずかですから、性犯罪の加害者となった東大生が複数いることを告げ、「明示的な合意がない性的行為は全て性犯罪」という性的同意の基本を繰り返して伝えました。構成員4万人弱の巨大な組織で、私が手を挙げて数カ月でできるのはここまでです。ただ私はあの本は肝心の理Ⅰに読み進められない学生がいるだろうと思い、違うアプローチをとったつもりです。ブックトークの場ではその説明をしなかったので、批判されたのは当然だと思います。これが私にとって現時点でできる、東大生による性犯罪の被害者となってしまった方々へのほんのわずかな罪滅ぼしです。次の性犯罪を絶対に起こさないための第一歩にしたいと思っています。

――大きな質問になりますが、性犯罪をなくすためにはどうすればいいのでしょうか。また、その背景にあるジェンダー問題にどう取り組むべきか、ご意見をお聞きしたいです。

瀬地山 問題が大きすぎて、どう答えてよいのかわかりませんが、私は、高校で教えるとしたら家庭科の先生になってみたいと思っているんです。現在、性教育は中学高校の保健体育の時間で教えていますが、本来は家庭科で教えるべきだと考えています。私はこれまで20校くらいの高校に行って講義をしていて、まず「性的同意のないセックス、コンドームを使わないセックスは、女性に対する暴力だ」と教えています。これを明言できる高校の先生がいない。「モーニングアフターピルには、ノルレボとプラノバールがあってノルレボの方が高いけど、ここでは絶対にケチらずに、ノルレボを使え。副作用と避妊の確率が違うから。でもこれは最後の手段で、手前でちゃんと避妊しろ」。「踏み込んだ性教育」なんて言われますが、当たり前の話です。

 それから、望んでいない妊娠をすることが女性の心身とキャリアにとってどれほど恐ろしいことか、男女問わず理解しなくてはいけないと思います。その上で、次のように言います。「女子生徒のみなさんは1億円の当たりくじを持っています。第1子出産後、正社員を続けていればその後30年で1億円が間違いなく手に入ります。会社によっては2億円になるでしょう。当たりくじを現金化するのは男子生徒のみなさんの仕事です。総務省『社会生活基本調査』(16年)では、共働き夫婦が担う家事関連時間(家事に加え介護、看護、育児、買い物を含む)は週平均1日夫が46分に対し、妻は4時間54分。妻が正社員として働き続けられるよう家事を分担すべき。夫と妻の家事時間を足して2で割れば、約3時間。土日を含むので、十分に可能。この男の3時間の家事が女性のフルタイムでの就業を可能にする。女性の年収300万として、生涯で1億円。一日平均3時間なら、年間の男性の家事が約1000時間で、女性が300万稼げば、男性の家事の時給は3,000円となり、男性の残業代より高い。家事育児の分担は男性にとって極めて経済合理的なんです」と。今回、「ヤレる女子大学生RANKING」に大学名を挙げられてしまい、腹を立てている女子学生にも伝えたいです。「みなさんには2億円の価値があるのだ」と、自信を持ってほしいと思っています。
(取材・文=安楽由紀子)

瀬地山角(せちやま・かく)
1963年生まれ、奈良県出身。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了、学術博士。北海道大学文学部助手などを経て、1994年東京大学助教授。2009年より現職。この間に韓国のソウル大学に留学し、ハーバード大学、カリフォルニア大学バークレー校で客員研究員。専門はジェンダー論、主な著書に『お笑いジェンダー論』『ジェンダーとセクシュアリティで見る東アジア』『東アジアの家父長制』(いずれも勁草書房)など。

関西ジャニーズJr.、『まいジャニ』で「My dreams」歌唱中の「まさか!」の展開にファン号泣

 関西ジャニーズJr.のメンバーが出演し、毎回さまざまなテーマでトークを展開するバラエティ番組『まいど!ジャーニィ~』(BSフジ)。4月14日放送回は、前週に引き続き「男らしさシリーズ」企画となった。まいジャニメンバーが自ら考えた「男らしさ」について寸劇で発表し、元宝塚歌劇団男役トップスターの大和悠河に指導を仰いで、ワンランク上の男前を目指すという人気企画だ。

 今回はなにわ男子・高橋恭平が、クセの強い女子“大子”に扮したなにわ男子・西畑大吾を、キスで慰めるという寸劇でスタジオを大いに沸かせが、視聴者からの反響が最も大きかったのは、番組最後に放送される恒例の歌コーナー「SHOWTIME」。今回は「My dreams」という楽曲が披露され、これは関ジャニ∞の安田章大と大倉忠義が作詞、安田が作曲をした関西ジャニーズJr.のオリジナル曲。

 今年1月に大阪城ホールで開催されたコンサート『関西ジャニーズJr . LIVE 2019 Happy 2 year!!~今年も関ジュとChu Year!!~』では、関西ジャニーズJr.とジャニーズJr.・Snow Manの兼任が決まった向井康二と、なにわ男子が泣きながら歌唱したという、特別に思い入れのある曲でもある。

 歌い始めは、なにわ男子メンバーのみで始まったが、途中でこの楽曲には欠かせない室龍太と向井が登場し、二人のソロパートもしっかり放送。長年番組をけん引し、3月で卒業した室と向井が登場したことにファンは歓喜し、「My dreams」はその日のTwitterでトレンド入りを果たしたほど。

 ファンからは「『まいジャニ』さん、泣かせにきたやん……。あれはほんまに永久保存版やで……」「龍太と康二が出てくるなんて、まさかすぎた! ありがとうございます!」「泣いた……。ジーコと室くん出してくれる『まいジャニ』さん大好き!」「まさか室くんとじーこ出てくると思ってなかったからびっくりして泣いた」と、室と向井へのはなむけともいえる『まいジャニ』の粋な演出にファンは大いに感動。

 ファンは新しい場所へ旅立って行った二人の姿をしっかりと目に焼き付けたに違いない。
(アズマミサト)

 

ジャニーズWESTは実は売れている!? デビュー5周年で自虐ネタ脱却となるか

 関西ジャニーズJr.出身のメンバーで構成されたアイドルグループ「ジャニーズWEST」は、“自称崖っぷちアイドル”であり自虐ネタでおなじみだ。

 しかしそれはあくまで“ネタ”。実はジャニーズWESTはすでにブレイク寸前と言っても過言ではないくらいに「売れている」ようなのである。

ジャニーズWESTのカレンダーがキスマイを越える
 まず最初におさらいしておくと、ジャニーズWESTは重岡大毅、桐山照史、中間淳太、神山智洋、藤井流星、濱田崇裕、小瀧望の7人組グループ。Jr.時代からこの7人で活動していたが、2013年にジャニーズ事務所は中間、桐山、重岡、小瀧の4人が「ジャニーズWEST4」としてCDデビューを発表。しかし、4人でのデビューに納得いかなかったメンバーは、ジャニーズ事務所の社長・ジャニー喜多川氏に直談判。翌年、濱田、神山、藤井の3人が無事に加わり、グループ名も「ジャニーズWEST」となった。

 そんなジャニーズWEST(以下、WEST)は今月でデビュー5周年を迎えるが、他のデビューグループと比較すると、世間一般的な知名度は低い。WESTは“お笑い路線”が強いこともあり、メンバー自身も「影が薄い」ことをネタにしており、すっかり“売れない”というイメージが定着してしまった。

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 しかし、今年のジャニーズカレンダーの売り上げ結果が好調で、ジャニーズWESTが実は徐々にファンを増やしていることが明るみになっている。

 今年3月8日、ジャニーズの若手グループのカレンダーが一斉に発売され、18日付けのオリコン「グッズ・マルチメディア書籍」ウィークリーランキングでは、King&Prince(キンプリ)、Hey!Say!JUMPに次いで、WESTは3位となった。昨年のカレンダーの売り上げは1位がHey!Say!JUMP、2位がKis-My-Ft2(キスマイ)、3位がWEST。今年はWESTがキスマイを抜いたことで、双方のファンから驚きの声が上がっていた。

 一方、俳優として頭角を現すメンバーもおり、今期のドラマでは、重岡が『ストロベリーナイト・サーガ』(フジテレビ系)、小瀧が『白衣の戦士!』(日本テレビ系)に出演(もっとも重岡の出演は一話限りですぐ死んでしまう役だったが)。また、桐山は2015年に放送されたNHK朝の連続テレビ小説『あさが来た』にレギュラー出演し、話題となった。

 このまま波に乗って知名度を上げていきたいところだが、同じジャニーズで「方向性がかぶる」新たな関西ジャニーズJr.グループとバッティングしてしまうのでは……との懸念もある。

「なにわ男子」はジュリー副社長のお気に入り?
 ジャニーズ事務所が推している関西ジャニーズJr.グループのひとつが「なにわ男子」だ。なにわ男子は昨年10月に結成されたばかりの7人組グループだが、先月には早くも初の冠番組『なにわ男子のNANIWA-NANDEMO』(関西テレビ)が放送。関西限定・深夜枠で一度限りとはいえ、メンバーは「レギュラー化に向けて、もっともっと身体を張りたい」「回数を重ねて、ずっと続けていける番組にしていきたい」と意欲を見せていた。

 また、メンバーの道枝駿佑、長尾謙杜は今月20日からスタートする連続ドラマ『俺のスカートどこ行った?』(日本テレビ系)に生徒役で出演する。

 なにわ男子のコンサートや舞台の演出には、関ジャニ∞の大倉忠義、横山裕が関わっており、関ジャニ∞ファンの応援も取り付けている。そもそもなにわ男子はTOKIOや嵐を手がけてきた藤島ジュリー景子副社長が目をつけているグループでもあり、次のデビュー候補の可能性が高いとしてファンの間で噂されている。

 ただ、ひとつのグループが推されることで、その他のグループが割を食うようなやり方ではなく、相乗効果で複数のグループの勢いが上昇すれば、嵐活動休止以後のジャニーズ事務所にも光が差す。あれかこれか、ではなく、あれもこれも、でいいのではないか。

 さて、デビュー5周年でブレイクの兆しをみせているジャニーズWESTは、15日放送の『しゃべくり007×人生が変わる1分間の深イイ話 合体SP』(日本テレビ系)に出演する。全力で特技を披露する企画に挑戦するようだが、お茶の間にその名前を知らしめる絶好のチャンス。存分に個性を発揮してほしい。

『ラジエーションハウス』初回12.7%も「よくある感動ドラマ」「リアリティなし」厳しい評価

 4月15日夜9時から第2話が放送される、窪田正孝主演ドラマ『ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~』(フジテレビ系)。第1話の視聴率は、12.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と好調なスタートを切った。

 同ドラマの舞台となるのは、レントゲンやCT、MRI、心電図などを扱う放射線科。窪田演じる診療放射線技師・五十嵐唯織は、アメリカで権威ある放射線外科が認めるほどの天才的な才能を持っている。唯織は、写真には必ず“真実”が写し出されると信じており、患者の病の根源を探るべく、“病の写真家”として、さまざまなものを写し出していく。

 第1話で唯織は、幼なじみで長年思いを寄せている甘春杏(本田翼)が、放射線科医として勤務する甘春総合病院で働くことになる。22年前、杏は「将来の夢は父親の跡を継ぎ医者になること。病気を見つけるためにはカメラマンが必要だから、世界一のカメラマンになって手伝ってほしい」と話していたが、家庭の事情で苗字が変った唯織のことを覚えていない。

 最初にやってきた患者は、有名な写真家の菊島亨(イッセー尾形)だった。頭痛を訴える菊島はMRI検査を受けるが、海外渡航先で入れた粗悪な銀歯と金属製の脳動脈瘤クリップが邪魔をして正確に撮影できない。血管を調べる血管造影検査をしようにも、菊島自身が造影剤アレルギーのため副作用のリスクが高い。

 菊島は毎年のようにボリビアのウユニ塩湖を訪れ、現地の人たちと同じ生活を送りながら星空の写真を撮り続けている。8年前に妻が倒れた時も現地で写真を撮っており、帰国したのは妻が亡くなり葬儀も終えた後だった。そのことが原因で、娘の由美(森矢カンナ)からはひどく恨まれているという菊島。唯織が菊島の病室を訪ねると、手元には出版予定だった写真集の写真が。妻の命日に出版するつもりだったというが、菊島は「もう二度と完成することはない」と諦めていた。一方、放射線科長兼診療部長の鏑木安富(浅野和之)は、菊島が手遅れになった際に、マスコミの餌食になることを恐れ、転院させようと画策していた。

 そうこうしている間に、菊島の容体が急変し昏睡状態に陥ってしまう。その頃、唯織はほかの技師たちの協力のもと、鏑木に内緒で菊島の再検査を実行する。普段は使われない部分の画像を組み合わせ、頭痛の原因が寄生虫だと突き止める。投薬治療で無事に回復した菊島は、無事に退院し、写真集を出版。そこには、ウエディングドレスを着た由美の写真が追加されていた。周囲は唯織の技術を称賛するが、杏だけは医師のメンツを潰された気持ちを隠しきれず、この時から二人のぶつかり合いが生じる。

「放射線技師という、これまで取り上げられなかった題材ですが、視聴者からは『よくある感動ドラマ』『目新しさがないストーリーだった』『専門用語の解説が適当で、ついていけない』といった声が。ほかの医師との立場の違いが明確に描かれておらず、これまでの医療ドラマと変わらない展開になったことが原因のようです」(芸能ライター)

 第2話では、唯織が携帯電話を手放さない女性・富恵(宮田早苗)のMRI検査を担当することに。閉所恐怖症だという富恵は愛犬と一緒じゃなければ入れないと騒ぎたてるが、技師の一人である威能圭(丸山智己)の機転で検査は無事に終了。しかし表につないでおいた富恵の愛犬が逃げ出し、捕獲して戻った唯織は犬を連れ去ったと疑われてしまう。

「視聴者の中には医療関係者も多く、『技師は患者と話す機会がない』『医師役の演技がヘタで、違和感がある』『放射線科としてのリアリティがまったくない』とツッコミの声が。放射線技師の特色をどのように出していくかで、今後の評価が左右されるでしょう」(同)

 今後は、医療ドラマの裏で、唯織の健気な片思いも進展していく様子。次週は彼の恋愛模様にも注目だ。

益若つばさ「これが公開処刑ってやつか」 自虐が話題になった芸能人たち

 テレビ番組では自虐ネタで笑いを取る芸人が活躍しているが、モデルや女優、ミュージシャンの中にも、結構ガチめな自虐をして世間をざわつかせる人が……。最近はモデル・益若つばさがインスタグラムに投稿した自虐写真が話題になっている。

 今年3月に彼女は、「関西コレクション 2019S/S」というファッションイベントに出演。他のモデルと並んで撮影した写真を公開し、「スペック違いすぎて思わず自分で笑っちゃった」「これが公開処刑ってやつか」と自虐していた。確かに写真を見てみると、身長150cmの益若は他のモデルたちよりも頭1つ分くらい低い。しかし彼女は同投稿で、「背が低くてもステージ出られるんだ! とか少しでも誰かの夢に繋がるのなら、それはそれは嬉しいです」とも語っている。

 今回はそんな益若のように、自虐が話題になった芸能人を紹介していこう。

 

●剛力彩芽

 まずはいつの間にか嫌われ芸能人のひとりになってしまった剛力彩芽。最近はメディアへの露出が減ったからか以前ほど叩かれていないものの、今年3月に投稿した“自虐インスタグラム”は世の女性から反感を買ってしまった。

 問題の投稿で剛力は、とあるイベントに参加した時の画像を披露。写真の彼女は大人っぽい黒のドレスで決めているが、本人は自信なさげに「カッコ良い女性には程遠いな」とコメントしていた。これがネット上では“そんなことないよ”と言われたいだけの予防線だと話題に。「はいはい格好いい格好いい」「『そんなことないよ』待ちなんだろうけど、正直格好よくはない」「こういうこと言っちゃう女子って、同性から嫌われるタイプの典型」と冷ややかな声が寄せられている。

 

●川谷絵音

 お次は人気バンド「ゲスの極み乙女。」の川谷絵音。彼は昨年Twitterに、「もし自分が川谷絵音じゃなかったら、川谷絵音をめちゃくちゃにディスってると思うので、ついにディスってる人に共感を覚えるようになってきました」と投稿。“ゲス不倫”以降散々叩かれてきた川谷が、“自分が川谷絵音じゃなかったら”と仮定したトリッキーな自虐を披露している。

 そんな彼の自虐ツイートは意外と好評で、「面白いこというじゃん」「悔しいけどちょっと笑った」「Twitter芸人としての川谷絵音は結構好き」「“川谷絵音”のことを悪く言わないでくれますか?」といった声が。同ツイートは4月11日時点で、3000件以上のリツイートと3万3000件以上の“いいね”が寄せられていた。ちなみに彼は以前「ゲスの極み乙女。」として、ベッキーとの不倫を報じた「週刊文春」(文藝春秋)とコラボしたことも。今後も切れ味鋭い自虐で、世間の注目を集めてもらいたい。

ピエール瀧、損害賠償5億円超も「自己破産しない」発言の真意……欧州で「カリスマVJ」として再起!?

 面会した関係者に「自己破産はしない」と語った裏に、彼なりの“勝算”があったようだ。

 コカインを摂取したとして麻薬取締法違反罪で起訴されたミュージシャンで俳優のピエール瀧被告。4月4日に保釈が認められたものの、お蔵入りとなった映画やドラマなどの損害額は数億円に及びそうだ。

「所属事務所も解雇されたうえ、映画の公開中止や延期、再撮影となった映画やドラマ、販売停止となったDVDなどの損害賠償金は5億円超と言われています。都内の自宅や静岡県に所有するマンションなどの不動産を処分することになっていますが、せいぜい3億円程度でしょう」(芸能関係者)

 日本での芸能活動も絶望的な状況だが、ある音楽関係者は「案外、あっさりと返済するかもしれません」と言って、こう続ける。

「実は、瀧には『ビデオジョッキー(VJ)』という武器があるんです。世間にはあまり知られていませんが、その腕前は世界レベルだと聞いています。DJと違ってVJという職業は馴染みがないかもしれませんが、クラブでは欠かせない存在。プロジェクターや大画面テレビ、最近では大規模なLEDスクリーンなど、音楽に合わせて図形や風景、歌詞、ミュージックビデオを裏で操作している人と言えばわかりやすいでしょうか。VJは『照明やレーザーがグリーンだから、映像もグリーンの映像を出そう』『8小節目でバスドラムが抜けるからその時にはAの映像を出そう』といったことを考え、技術の差は歴然と出る。そのため、ヨーロッパでは月収1,000万円という人もザラにいます。そもそも『電気グルーヴ』はヨーロッパで人気に火がついた。イギリスやドイツでVJとして活動すれば、瞬く間にカリスマVJとして迎え入れられそうです」

 応援している人も多いだけに、再起を期待したい。