きゃりーぱみゅぱみゅの“初水着グラビア”にツッコミ殺到!「初じゃないだろ」「あの黒歴史が……」

 歌手のきゃりーぱみゅぱみゅが、8日発売の「週刊プレイボーイ」(集英社)で、水着グラビアを披露している。

 グラビアでは女優でモデルの内田理央と共演しており、内田が主演を務める『向かいのバズる家族』(日本テレビ系)の主題歌をきゃりーが担当していることから実現したコラボ企画。誌面には、きゃりーの“初水着グラビア”を謳っているが、これにはツッコミの声が多数。

「“初”じゃないですもんね(笑)。彼女はきゃりー名義で歌手デビューする前、本名の竹村桐子でジュニアアイドルとして活動しており、スクール水着姿でグラビアやDVDにさんざん出ていましたからね。彼女にしてみれば“黒歴史”かもしれませんが、今さら“初”の水着グラビアをうたうとは厚かましいにも程があります」(音楽ライター)

 かつて、「自分はどう考えてもアイドルじゃない」と豪語するなど、アーティスト志向の強かったきゃりーだが、水着グラビアを披露するとは、どういった心境の変化だろうか。

「原宿系のカワイイ路線がすっかり飽きられていて、昨年9月に発売された4年ぶりのアルバム『じゃぱみゅ』は1万枚程度の売り上げで苦戦しています。本人も現在の路線に限界を感じ、親しい関係者に今後の方向性を相談するなど、“キャラ変”を模索しているようです。というよりも、歌手活動そのものに行き詰まっていて、別の展開を考えているのかもしれません。今回の水着グラビアもその一環で、セクシー路線もあり得るかも。最近、彼女のSNSでは胸の谷間など、露出多めの画像がよく投稿されていますしね」(同)

 落ち目の女性芸能人の行き着く先がセクシー路線。きゃりーも、その例に漏れないようだ。

ピエール瀧の怪演を見よ! 山田孝之主演映画『凶悪』のDVDをプレゼント

 サイ女読者の皆さま、『凶悪』という映画をご存じでしょうか。原作小説は『凶悪―ある死刑囚の告発』(新潮文庫)で、1999年に茨城県で実際に起こった凶悪殺人事件「上申書殺人事件」を元に描かれています。また監督は、『第42回日本アカデミー賞最優秀監督賞』にノミネートされた白石和彌氏。一体『凶悪』はどのような内容となっているのでしょうか。早速あらすじを見てきましょう。

 ある日、雑誌「明朝24」の編集部に、収監中の死刑囚・須藤純次(ピエール瀧)から一通の手紙が届く。記者の藤井修一(山田孝之)は上司に、須藤から話を聞いて来るように命じられる。藤井が須藤から聞かされたのは、判決を受けた事件とはまた別に、3件の殺人事件を起こしていること、また事件の首謀者で“先生"と呼ばれる男・木村孝雄(リリー・フランキー)の存在についてだった。藤井は、いまだに逮捕されていない木村を追い詰めたいと願う須藤の告発を受け、取材を始める。当初は半信半疑だったものの、須藤の証言の裏付けを取るうちに、取り憑かれたように取材にのめりこんでいく……。

 映画公開時、原作の著者で主人公・藤井のモデルとなった宮本太一氏は、瀧被告の迫真の演技に「実際の死刑囚よりはるかに凶暴で迫力があったことを保証」とコメントを寄せており、ネット上では「リアルすぎて、本物の犯罪者のようだった」とコメントも上がっていました。

 今回は、映画『凶悪』DVDを3名の方にプレゼント。世間を騒がした人物の怪演、ご自宅で楽しむのはいかがでしょうか。 サイ女読者の皆さま、奮ってご応募くださいね。お待ちしております!

※4月22日正午〆

ご応募はこちらから
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【五所純子/ドラッグ・フェミニズム】ラッパー・なかむらみなみが抱く麻薬で壊れた母の肖像(前編)

――覚醒剤、コカイン、大麻、向精神薬……クスリに溺れる女たちを嗤うのはたやすい。だが、彼女らの声に耳を澄ませば、セックスやジェンダーをめぐる社会の歪みが見えてくる。これは、文筆家・五所純子による“女とドラッグ”のルポであり、まったく新しい女性論である。

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神奈川県藤沢市の辻堂をレペゼンするなかむらみなみ。母が逮捕されたという引地川沿いを案内してくれた。(写真/草野庸子)

「川にすべての記憶がつながってる」

 神奈川県藤沢市、引地川に沿って歩く。上流の山寄りの町で、人が埋められた景色を見た。母が逮捕されたのは、河口にほど近い平坦な道だった。家から逃げて歩いたのも、路上生活のあてを探したのも、この川に沿った。何度となく川を行ったり来たりした。

「川が好き。線路も好き。ずっと向こうの知らないところまで続いてるから、どこかへ行ける気がして」

 流れるから川はいい。ねえ誰か、私をどこかへ連れてって。海のほうから潮風が吹きつける。きゃらきゃらと笑いながら彼女は顔を襟にうずめる。

 なかむらみなみがTENG GANG STARRというラップ・ユニットでデビューしたのは2015年。デビュー曲「NO MERCY」で、みなみは自身の経験をもとにしたリリックを歌った。

「私のママは元プッシャー タクシー蹴飛ばすクラッシャー ママは男つくって4回目にしてダルクに搬送」

 みなみの母は現在、薬物など依存症の回復支援施設に入所している。母と娘はこの10年ほど会っていない。

「お母さんのこと大好きです。明るいところ、強いところ、友達が多いところ、自由なところが好き。あと、オムライスがめちゃくちゃ美味しい。ただ、これは母が依存症になる前の話です」

 みなみの母・典子は、芥川賞作家の父と美術教師の母のもとに生まれた。辻堂にある典子の家では数世帯の親戚が集まって暮らし、典子は親戚じゅうから将来を期待されていた。しかし一転、典子は孤立する。高校で大麻を売ったことが発覚したのだ。職員室に呼び出された典子は、教員である母の前で疑惑を追及された。母は娘が反抗する様子を同僚たちの前で突きつけられた。この醜聞に親戚たちは恥じ入った。そして典子を恥の塊のように遠ざけた。

 典子と一也が恋をする。出会った場所は辻堂海岸のすぐそばにある、おでんセンター。若者たちの溜まり場だった。ふたりとも走り屋のチームに属し、海辺の子らしくサーフィンに親しんでいた。娘が生まれると海にちなんだ名前をつけた。

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辻堂駅から車で10分ほど南下すると、相模湾に面した砂浜が現れる。(写真/草野庸子)

「私、本名は美波なんです。でもまったく泳げないんですよ。自己紹介でこれ言うと笑ってもらえるんですよね」

 結婚して実家を出て、典子がみなみを産んだのは20歳のとき。2年後に息子を産み、まもなく離婚。夫婦で栽培した大麻は、きれいさっぱり片付けた。典子は2人の子どもを抱え、辻堂よりも山寄りの町にアパートを借りる。

「私が小学校に入るまで、3人で転々としました。アパートに住めてたのはいいほうで、お金がなくなると車中泊です。子どもって普通、夜が朝に変わる瞬間を見たことないですよね。朝日が上がってから家でゆっくり目覚めるじゃないですか。私は車の中から毎日朝焼けを見てて、その空の様子を保育園で喋ったら同級生に不思議そうな顔をされてびっくりした。その頃住んでたのは夜の店がいっぱいある町で、治安もあまりよくなかったかな」

母にやらされた酒と煙草と薬

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なかむらみなみが幼い頃、母はキャバクラで働き、薬物売買にも手を染めた。(写真/草野庸子)

 典子は昼の仕事を終えると、夜は娘と息子を連れてキャバクラに出勤する。子どもたちを更衣室に座らせれば、同僚たちがかわるがわる遊んでくれた。酒に強い典子は客に酔い潰されることがなく、典子自身もそれが誇りだった。キャバクラの上階にはホストクラブが、そのまた上階にはニューハーフバーがあり、すべて系列店だったせいか、店の垣根を越えてみんなが子どもに優しい。恋人のホストは保育園の迎えを手伝ってくれたし、店長は大理石のフロアで子どもを遊ばせ、トイレットペーパーの先端を三角に折るママゴトを子どもにあたえてくれた。

「ある夜、系列店の元締めみたいな男の人が来て、店から家への送迎車に全員乗せられました。車は山道に入っていって、着いた先で、ぼこぼこに歪んだ顔が地面から突き出てました。店長さんが縦に埋められてたんです。助けに行ったのか見せしめだったのかわかんないですけど、翌日には店長が替わってましたね。ちょうど昨日『アウトレイジ 最終章』を観て、同じようなシーンがあったから驚きました。でも、あんなきれいに埋められないですよ。人が手で掘った穴はもっとでこぼこしてる。『店長さん、どうなったの?』ってキャバ嬢たちに訊いても、『ねえ、どうしたんだろうね』とか『そんな人いたっけ』とかとぼけられちゃって。でもお母さんは、テーブルで誰かがコップを割ったりしたら『おい、首まで埋められっぞ!』とかふざけて言うんですよ。私はおかしくて笑ってましたけど、周りは凍りついてましたね。母は私と同じでお調子者なんです」

 店の元締めは、薬物取引の元締めでもあって、典子は売買に精を出す。家があろうとなかろうと、薬を売るのは車の中と決めていた。お気に入りのピンクのMRワゴンは、ブルーの好きな母に反発して選んだものだ。車だけじゃない、家も服も何もかも典子はピンクを選んだ。自分は運転席に、客は助手席に座らせる。ときには後部座席に子どもを座らせたまま、客を出迎えた。わきまえのない客が来て、助手席から手を伸ばして乳房を触ろうとする。そんなときは遠慮なく罵声を浴びせて殴ってやった。「ウチをナメんな」という言葉がきまって口から出た。軽んじられることだけは耐えられなかった。

「家の電話の横にカラフルな錠剤がいっぱいあって、ラムネみたいでかわいかったんですよね。『元気が出るおくすりだよ』って母から言われてました。今思うと、たぶんモーリー(MDMA)ですね。それが悪いものだってわかってなかったから、私は保育園でべらべら喋っちゃって、お母さんからめっちゃ怒られたりしました。でもお母さん、そんなに悪い気はしなかったんじゃないかな。

 今で言うバカッターですけど、お母さんは私に酒を飲ませたり煙草を吸わせたりして、それをケータイで写真に撮って友達に見せびらかしてました。薬もありましたね。母はすごく楽しそうで、私も楽しかったんですよ。わあい、お母さんと一緒に遊んでる、いえーい! って感じで。母が薬と酒と煙草をやらせるのは私だけで、弟にはやらせませんでした。弟は生まれたときに肺炎をこじらせて、片方の肺を切除してるんです。だから無茶させなかったんでしょうけど、私だけ特別に愛されてる気がしてうれしかった。小さい頃から金髪にしてくれて、ド派手な服を着せてくれて。私は他の子たちとは違う特別な人間なんだ。そう信じてこれたのは、母のおかげです」

 女の子はかわいい。この子にはウチのできなかったことを思いきりさせてやる。好きなことをめいっぱいやらせれば、この子はきっと何かを見つける。ウチだって本当は何かを見つけられたはずだ。男の子はわからない。かわいがり方がわからない。この子はウチがいなくてもうまくやる。そんな気がする。夫婦で大麻を育てたのも、一人で薬を売りだしたのも、もともとこの子の医療費を稼ぐためだった。他に恋人つくって別れたのはおたがいさまだけど、離婚したとたん無責任に放り出しやがって。少しは金持ってこい。誰かウチを最後まで愛してみろ。どいつもこいつも馬鹿のひとつおぼえみたいに通り過ぎやがって。なんだこれ。

よみうりランドで遊んだ“知らない人”との日曜日

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冬の冷たい潮風が吹きつける辻堂海浜公園で、母との思い出を振り返るなかむらみなみ。(写真/草野庸子)

「保育園の頃からわりと長く住んだ2DKのアパートがあって、お母さんの部屋と子ども部屋で分かれてました。お母さんには決まった恋人がいたけど、そうじゃない男の人がよくお母さんの部屋に来てました。体を売ってたんですよね。数えきれないくらい来てたし、いつものことだったから、その頃はなんとも思いませんでした。

 日曜日になるとときどき、お母さんから『今からよみうりランドに遊びに行ってきな』って言われました。知らない人が家に迎えに来て、電車を乗り継いで。「入場するときは“お父さん”って言うんだよ」とか「『この人は誰ですか』って訊かれたら“お母さん”って答えるんだよ」って念を押されてました。そんな場面なかったですけどね。ただ、ジェットコースターって身長制限があるじゃないですか。職員から『お父さん、お子さんの身長は何センチですか』って訊かれて、一緒に行ってたおじさんが答えられなくて、気まずかったです。手をつないでアトラクションをまわって、アイスとか買ってもらって、楽しかったですよ。でも、しつこく頬っぺた触られたり抱っこされたりして、ちょっと気持ち悪かったです。また電車に乗って家に帰って、子ども部屋で一緒に寝ることもありました。お母さんは外出してるか、隣の部屋にいました。どの人も1回きりで、2度と会うことなかったです。

 後になって、学校で“知らない人にはついていかない”と習ったときに、急に怖くなりました。それが危ないことだって、私は知らなかったんです。母は平気で私を“知らない人”に渡して、一日じゅう遠くを連れ歩かせて、あれはなんだったんだろうって。そのへんの人をシッターがわりにしたのか、養子にでも出すつもりだったのか、新手のビジネスでもやろうとしたのか……いろいろ考えてみたけど、謎です。大人への不信感と、身体的な接触への不快感がこみあげてきました。お母さんが嫌いになりました」

 お前らにわかってたまるかよ。酒に強く、飲んだ直後でも猛スピードで正確に車を転がしていた典子が、一杯の酒でろれつが回らなくなり、誰かれかまわず喧嘩腰で歯向かうようになった。もう酒だけじゃなかった。酒をぐいぐい飲み、薬をがんがん食い、男にどんどん溺れた。いや、調子のいいときは料理だってしてみせる。オムライスに歓声を上げる子どもたちの顔だって、うれしい。この子たちさえいればウチは満足だとすら思う。でも、なぜかいきなり調子が崩れる。くやしい。恋人の甘い言葉にまみれて、腹を空かせた子どもには気づかないふりして、何もかも忘れきって、部屋に引き籠もりたい。いくら部屋を分けたところで、子どもの声が頭に刺さってくる。手近にあった洗濯カゴを子どもたちに向けて投げる。素早くよけた子どもの頭上をかすめ、洗濯カゴはテレビに命中して画面を割り砕く。さっき男と買ってきたばかりの最新型の亀山モデルだ。こんなことばかりだ。みんなウチをナメやがって。

「気づいたら、カッコいいお母さんが消えてました。みるみる痩せて変わっていった。なんか老化とは違って、体は萎んでるのに妙なエネルギーが暴発しまくる感じで。これは違うなって、子どもながらに思いました」

 娘が小学校に入学して、典子は辻堂の実家に近いアパートに移り住んだ。もう家に帰る気が失せていた。恋人の家に入り浸り、家にいてもほとんど自室から出ない。典子の留守に気づかれたか、大きすぎる物音を訝られたか、隣人がしょっちゅう通報し、週に1度は警察や児童相談所がやってくる。そのたびに実家から母がやってきて、ウチから娘を引き剥がそうとする。手放してたまるかよ。腕をもぎとろうとしたら娘が泣き叫んだ。息子の姿はない。息子は夜のうちに実家に電話して、ひとりで避難したそうだ。窓から逃げたってお姫様かよ。でも、それもそうだ。ウチは娘に手を上げることはなかったが、息子のことはよく殴った。たぶんもう限界なんだと思う。

(つづく)

※なかむらみなみさんを除き、人物の名称はすべて仮名です。

(写真/草野庸子)

五所純子(ごしょ・じゅんこ)
1979年生まれ。文筆家。映画や文芸を中心に執筆。著書に『スカトロジー・フルーツ』(天然文庫)、共著に『1990年代論』(河出書房新社)、『心が疲れたときに観る映画』(立東舎)がある。

以前の連載記事は下記のリンクから読むことができます
【第一回】ダンサー・君島かれんの野良知性
【第二回】ゴミ収集員【真弓】の物語(前編)
【第三回】ゴミ収集員【真弓】の物語(後編)
【第四回】【向精神薬】をパステルに包む彼女
【第五回】【解離症】の中で得た金と薬と3人の神

堂本剛が振り返る10代当時の苦悩、異常だったともさかりえバッシング

 5月からENDRECHERI名義での全国ツアーが始まる堂本剛(Kinki Kids)。昨年はアルバム『HYBRID FUNK』をリリースしたうえ、単独ライブだけではなくSUMMER SONIC 2018やイナズマロック フェス2018といった夏フェスにも出演するなど、音楽活動をさらに充実させてきた。

 2019年もまたミュージシャンとして充実した年になりそうだが、そんななか堂本剛は音楽専門誌「音楽と人」(音楽と人)で新連載「堂本スイミングスクール」をスタートさせる。

 「堂本スイミングスクール」はゲストが次のゲストを堂本剛に紹介して数珠つなぎにつながっていく「テレフォンショッキング」型の対談連載になる予定だというが、第0回となる2019年5月号では堂本剛に連載にかける意気込みをインタビューしていた。

 堂本剛は4月10日に40歳の誕生日を迎えたばかりだが、「音楽と人」のインタビューのなかで彼は、年を重ねたことによって「人間関係」に対する考え方が変わったと語っている。

<10代まではこういう世界で生きてるので交友関係を広げることで相手に迷惑をかけてしまうことがあったらどうしようとか、仲よくしないほうがその人を傷つけないかもしれないとか、いろんな配慮をしながら人付き合いをしていたところがあって。でも、30代くらいからそのあたりも少しずつユルくなって、いろんな人と繋がっていろんな刺激をもらうこともいいなと思えるようになったんですよね。(中略)でも、40代を間近に控えて、人と繋がっていくことの面白さを優先してみようかなという気分になってるのかもしれない>

24歳の頃に書いたエッセイで堂本剛が語ったこと
 多感な時期に<交友関係を広げることで相手に迷惑をかけてしまうことがあったらどうしよう>と考えながら人付き合いをしなければならなかったことから、日本を代表するトップアイドルとして活動することの大変さがよく伝わってくる。実際、堂本剛は10代20代の時期に、自分の存在が人を傷つけてしまうことの不安について吐露している。

 たとえば、「MYOJO」(集英社)の連載エッセイを集めた『ぼくの靴音』(集英社)におさめられている2004年(当時24歳)の文章にはこのように書かれている。

<独りでいるのは楽だよね。
でも、何をするにも独りだから、寂しいね。
でも、傷付かないし、傷付けないね。独りで部屋にこもっていれば、複数の人間が居る事で起こる“問題”は生まれない。そう、だから、傷付かないし、傷付けない。…多分>

 こういった考えにいたったのには、はっきりとした理由があるのだろう。思い当たるのは、ともさかりえに対する嫌がらせ事件だ。

ともさかりえは堂本剛との恋仲を疑われて炎上
 ともさかりえと堂本剛は1995年から1997年にかけて製作された『金田一少年の事件簿』(日本テレビ系)で共演している。主人公の金田一はじめ役は堂本剛にとっての当たり役のひとつで、ドラマは大ヒット。その後、続編がつくられ、映画化もされている。その『金田一少年の事件簿』でヒロインの七瀬美雪を演じたのがともさかりえだった。

 二人は現実でも同じ高校(堀越高校)の同級生であったうえ、ドラマ内での雰囲気も相まって恋仲ではないかという噂が起きた。

 すると、その噂に激怒した一部のファンがともさかりえに対して嫌がらせを開始する。カミソリが入った手紙が送りつけたり、彼女の筆跡を真似て「悔しかったら芸能界に入ってみろ」と書かれた偽物の手紙が回った。

 ともさかりえは後に拒食症であることを告白し、精神不安に陥ったことがあると語っているが、その原因のひとつにこの出来事があるのではないかという指摘は多い。

 前述『ぼくの靴音』収録のコラムで堂本剛は<恋愛は素敵なものだよね。そうなんだよね。でも…。そこで、立ち止まってしまう僕が居る>とも綴っている。ただ共演しただけのともさかりえに対して起きたことを見れば、相手を守るためにそのような考えにいたってしまうのも自然なことなのかもしれない。それは容認されていい状況ではない。

 そういった過酷な状況が<少しずつユルくなって>いった背景には、年齢を重ねたり、アーティストとしての活動を活発化になることで「疑似恋愛の対象」としての役割から抜け出したことがあるだろう。

 しかし、「疑似恋愛の対象」という存在自体はこの世界から消滅したわけではなく、その役割はもっと若いアイドルに受け継がれていっているだけだ。

 平野紫耀(King & Price)との“匂わせ”で平祐奈が、同じくキンプリの岸優太との“匂わせ”で上白石萌歌が炎上している。彼女らのインスタグラムのコメント欄は見るに絶えない状況だ。2019年にも、ともさかりえとまったく同じ構図の犠牲になっている人はいる。堂本剛の発言をきっかけとして、その状況について考える必要がある。

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King&Prince・平野に酷似の美 少年・浮所、安井謙太郎の成長録も! ジャニーズJr.注目写真

――ジャニーズチェックに連日精を出すジャニオタ2人が、アイドル誌を眺めながらよもやま話をダベり中!

◎B美:29歳 人生の半分以上をジャニーズに捧げている、ジャニオタ歴20年超の芸能ライター。気になるアイドルはKis-My-Ft2北山宏光。 
◎C子:37歳 デビュー組からJr.に降りた月刊誌編集者。いまは美 少年・金指一世がお気に入り。

B美 King&Princeの新曲「君を待ってる」がオリコン週間シングルランキング(4月15日付)で1位を獲得したんだね。キンプリの勢いは恐ろしいなぁ。

C子 岩橋玄樹不在のシングルだけど、いわちのファンも頑張って応援したんだろうね。2枚目の「Memorial」は初週40.1万枚、新曲は初週39.1万枚だから、そこまで大幅に売り上げも下がってないし。デビュー1年で人気をキープできているようで、良かった。

B美 キンプリといえば、「J-GENERATION」2019年5月号(鹿砦社)に昨年12月~今年1月まで東京・帝国劇場で上演された舞台『JOHNNYS' King & Prince IsLAND』のフォトレポートが載ってたよ。私、これ見に行けなかったから、ジャニーズJr.の写真も盛りだくさんでうれしかった。

C子 ホントだ~。2ページからKing&Prince・平野紫耀とJr.内ユニット・美 少年の那須雄登&佐藤龍我の3ショットに、その下は7MEN侍メンバーが大きく扱われてるね。……ちょっと待って!! 美 少年ヤバくない? 顔整いすぎ! 特に下の写真の那須、岩崎大昇、金指一世はバッチリ表情が見えて、美しさが際立ってる。

B美 上の写真の浮所飛貴がちょっと照明のおかげで顔が見えにくいけど……美 少年って、ホントみんなキラキラしてるね。大昇、珍しくリーゼントだけど、これって富士額? でも、どこかハーフ系の顔立ちだから、こういうヘアスタイルも似合ってる。King&Prince・永瀬廉の後ろにいる16ページの大昇も、Sexy Zoneのマリウス葉みたい。

C子 4~5ページはSixTONESやSnow Manの写真か。5ページ、“舘様”ことSnow Man・宮舘涼太が気になっちゃった。ほぼほぼカメラ目線じゃない? あと、6ページのHiHi Jetsは和装がスゴく素敵。橋本涼はほかのメンバーよりもヤンチャ系の雰囲気が漂ってるけど、この写真は首筋や色気のある表情がいい!

B美 猪狩蒼弥は中の黒いインナーが見えないようにきちんと衣装を着ていて、残る井上瑞稀、作間龍斗、高橋優斗は衣装替えの時間が間に合わなかったとか、太鼓を叩いてる影響で衣装が崩れてきちゃった感じがするじゃん。でも、はしもっちゃんはたぶん最初から胸元全開で着たんだろうなって思うし、いずれにしてもチャラい。これだと法被とか祭っぽい衣装にも見えるから、はしもっちゃんが屋台で焼きそば売ってる姿を想像しちゃったよ。ところで、7ページのTravis Japan・松倉海斗、めっちゃ楽しそうじゃない!?

C子 ホントだ(笑)。目を閉じて踊ってる最中だけど、スゴいニンマリした笑顔だね!! 後ろのSnow Man・岩本照に注目しちゃって気づかなかったわ。その隣のTravis Japan・川島如恵留はポーズも表情も綺麗。なんか彫刻みたい。そして、横にいる中村海人は松倉や如恵留とは微妙に違うポーズをとってて、どうした!? でも、衣装もグループごとにカラフルで、Jr.ファンにとってはオイシイ舞台だったのかもね。

立ち読みはこちら

B美 私、8ページの下の写真見て、最初は仮面をつけたKing&Prince・岸優太と、その前にいるのが平野かと一瞬思っちゃったのね。美 少年の浮所くん、「平野に似てる」とはよく言われてるけど、ホントにこれはJr.の頃とかの黒髪時代の平野っぽい。ただ、9ページの本人の写真と比較すると、そこまでソックリとは思わないんだよね。不思議だなぁ。

C子 9ページの平野と見比べようと思ったけど……背後のどでかい猫の張り子、これは一体何? 観劇してないからわからないってのが悔しいわ。前の『ジャニーズ・ワールド』でも、龍が出てきたシーンがあったように、デカい動物が出てくるのは恒例なの? これもジャニー喜多川社長の好みなのかな。テキストでも猫については触れられていないし……。

B美 ネット上のファンの書き込みを見ると、この猫はバルーンでできてるみたい。確かに、言われてみれば膨らませてる感あるね。うーん……ただ、レポ読む限り、この猫がストーリーにかかわるような重要なものとは思えないな。そもそも、ジャニーさんの舞台にストーリーはあってないようなものだけど(笑)。

C子 セットは公園なのかな? とにかく、平野、瑞稀、優斗が爽やかで微笑ましいから、猫の役割はもうどうでもいいや(笑)。それと、10ページの松倉、また何やら楽しそうだよ。今度は隣の中村海人もめっちゃ爽やかな笑顔。

B美 海人はまだ客席の方へ向けて笑ってる感じだけど、松倉は完全に自分の世界に入ってる。少しスカしたポーズといい、何があったんだろう!? ダンスシーンの途中なのかなぁ。あと私が面白かったのは、11ページの優斗ね。横の平野は可愛らしいのに、1人だけのっぺり顔で、“フルート吹いてる時の口”みたいになってるの(笑)。12~13ページ、HiHi Jetsと平野のわちゃわちゃシーンはなんか癒やされるね~。

C子 全体的に、平野の写真が多いのかな? キンプリメンバーでいうと、神宮寺勇太と高橋海人の写真がちょっと少なめかも。それにしても、平野はどこを切り取っても可愛いしカッコイイし、人気の理由がわかるわ……。いわゆる変顔とか“事故写真”がなさそう。

B美 14~15のソロページも、全部良いカットだよね~。キンプリの海人は、19ページの左下の1枚がある意味貴重だった。こちらも「似てる」とウワサの美 少年・藤井直樹が見切れてて。海人が横顔なのと、藤井くんの目元が写ってなくてわかりにくいけど、兄弟っぽさがある写真じゃない!?

C子 確かに、顔の雰囲気は似てる。一方で21ページ、岸くんの後ろにいる金指くんが美しすぎない!? スッと通った鼻筋、ぽってり唇がお人形さんみたい。次の神宮寺のソロページは……髪の毛が明るくていいね! って感じ(笑)。それ意外は、いつも通りの神宮寺! 舞台を心から楽しんでるのは表情から伝わるよ。

B美 帝劇の座長ということもあって、写真見る限りJr.時代よりも堂々としてるよね。コンビの岩橋くんがいなくても、頑張ったんだろうなぁ。しかし、さすがに神宮寺の写真が、これだけってことはないよね? 今後の「Jジェネ」での蔵出しに期待! あとは『ジャニーズWEST LIVE TOUR 2019 WESTV!』のコンサートレポート(24~49ページ)も面白かったよ。

C子 WESTの写真、パラパラっと見ただけでキャラが大渋滞してた(笑)。最初の24~25ページは普通にカッコイイ衣装なのに、26ページとか何!? 濵田崇裕がケンタウロスみたいになってるし、重岡大毅と桐山照史はリボンつけてワンピース着てるわ、神山智洋はカニのコスプレしてるわ、小瀧望は獅子舞持ってるし……。なにがどうなると、コンサートでこの展開になるのかな。

B美 これ、「コント星座同窓会」だって。へー、それぞれ生まれ月の星座のコスプレをしてるんだ。小瀧と同じ獅子座の藤井流星はライオンのたてがみをつけてるし。濱ちゃん、何かと思ったら射手座で弓を持ってるんだね。

C子 まあ、濱ちゃんは美脚だし、茶色がメインの衣装は似合ってるけど。この“おふざけ”をアリーナクラスの会場でやる勇気がスゴいわ。

B美 かなりカオスな状況だよね(笑)。しかも、隣の27ページも小瀧が刀を持ってるから、また別のコントかと思ったら、桐山とのユニット曲「月詠人」で殺陣を披露した際の1コマなんだ。そういえば桐山って、沖縄好きを公言してるじゃん? この和の衣装と相まって、“琉球なんちゃら祭り”とかで太鼓叩いてる人の雰囲気があるよ。上着を脱いだ後のタンクトップ姿が異様にサマになってるし。

C子 小瀧は半袖なのに、桐山は体格がいいからタンクトップを用意されたんだろうね(笑)。ところで29ページの神ちゃん……あらあら、爪が真っ黒じゃない! こんなネイル、どうしちゃったのよ!? まぁ、髪色もよく変わるし、オシャレの一種なのかな。神ちゃんはちょっと女子力高いというか、関ジャニ∞・安田章大路線だから、キャラクター的に合ってるけどね。

B美 これは黒一色だけど、別の雑誌とかで結構カラフルな色にしてたり、女性並みに凝ったデザインのネイルも見たことあるよ。あと私、関西Jr.に疎いから小柴陸って子を知らなかったんだけど、28ページ見るとMCにまで参加してるのよ。ここに載ってるMCレポートも前日に小柴とシゲたちが水炊きを食べに行ったエピソードだし。どうやら、シゲが小柴くんを気に入ってるみたい。

C子 30ページに載ってる、流星と中間淳太のユニット曲「ONI-CHAN」のパフォーマンスシーンで、真ん中に座ってる子もJr.なんだね。河下楽って子だって。ボブヘアのカツラでスカート履いて、妹の設定らしい。優しい顔つきで、女の子と言われても疑わないぐらい普通に可愛い!

B美 この子も初見だわ~。勉強になるなぁ。演出はというと、「プリンを食べさせてあげたり、ココアを飲ませてあげたり、上着をかけてあげたりと2人でやさしいお兄ちゃんぶりを競っています」だって。なかなかコアな世界観だね(笑)。そして、31ページはT.M.Revolutionこと西川貴教が初期に着てたような衣装で、結構刺激的なへそ出しルック!!

C子 うわ~、スゴい衣装! 「檻に囲まれてセクシーなボンデージ姿で『愛の奴隷』を熱唱」「パラパラコーナーということを思わず忘れる衝撃度です。メンバーの締まった美しいボディラインに目が釘付け。こんなおもしろエロいことがさらりとできるのは、ジャニスト以外にはいないでしょう」って書いてある。あれ? パラパラコーナーって、前のコンサートでもやってたような? 神ちゃんが「PARA! PARA!チャーハン」って曲で中華鍋を楽しそうに振ってたよね?

B美 パラパラコーナーは定番なのかな? WESTのコンサートは写真と文字だと伝わりずらいね。打って変わって35ページの重岡、しっとりとピアノを弾いてるね。調べてみると、もともと習ってたわけじゃなくて、ドラマのために練習して、その後コンサートで弾く用にメンバーにも内緒で特訓してたみたい。

C子 あんまり重岡がピアノ弾くイメージがなかったから、新鮮だわ。34ページの左側の写真もいいね。ちょっと感動しているような、センチメンタルな表情で。37ページは、小瀧の右上の写真がとにかく可愛い! 完璧!!

B美 その下のピンクの衣装、スマートフォンを手にポーズをとってて、何のシーンかわからないけど、脚をクイッと曲げてるのがキュート。39ページのお淳太、ベンチに座ってケーキを食べようとしてる。なんだろう……なんかウケるな、この写真(笑)。脚をピッタリくっつけて座ってたり、乙女っぽいし。お淳太ってだけで面白い(笑)。

C子 なぜコンサート中にケーキ……? もしかして「ONI-CHAN」の関連なのかな。一方でケーキの下の写真、ちょっとオバちゃんみたいじゃない!? お淳太っていうより、もはや別人に見える。『ヒルナンデス!』(日本テレビ系)で「奥さん」って言うキャラをやりすぎたことの弊害? かたや、40ページの桐山は、二の腕の迫力がハンパないよ!

B美 ホントだ、中国ふうの衣装も相まって、雑技団の人みたい(笑)。次の神ちゃんのソロページ見てみたんだけど、さっきのお淳太がケーキ食べてるところ、小瀧が携帯持ってるのと同じ衣装だから、これもコントコーナーとかなのかな? 43ページで神ちゃんも携帯持ってるし。

C子 神ちゃん、カニのコスプレして楽しそうだね。TMっぽい露出度高めの衣装では、お尻をくっきり出して、頑張ってるし。神ちゃんが楽しそうだと、なんか安心しちゃう(笑)。それにしても、WESTはコンサートに行ってないと、「これ何の場面?」って瞬間が多すぎない?

B美 流星のソロページは、全ての写真が抜群にキマってるわ~。一転して47ページの濱ちゃん、例の射手座コスプレの写真だけ見たら、芸人のコントみたいだよ。とてもジャニーズコンサートとは思えない。でも、隣のギター弾いてる姿は普通にカッコイイ。この揺れ幅、戸惑うわ(笑)。

C子 46ページだと、麒麟・田村裕がちょっとオシャレな衣装来て出てきました~みたいな感じだけど(笑)。48ページは、小瀧×藤井のツインタワーの写真がファン受け良さそうだね。

B美 お、ここにも小柴くん登場! シゲと肩を組んでるやつ、愛嬌ある表情でイイね。33ページのJr.の集合写真でも、小柴くんはほぼ真ん中にいるし、関西Jr.ファンの間では有名な子なのかな。小柴くん、覚えとこう! あと私、後半の「ありがとう! 安井謙太郎」企画を見て、なんだかしんみりしちゃったよ。

C子 安井、3月末で退所しちゃったもんね。「Myojo」(集英社)とかのアイドル雑誌では組まないような斬新な企画だわ。2012年の写真とか、まだ垢抜けてないよね。89ページ、青い衣装を着たカットはちょっと屋良朝幸みたいじゃない? これが16年だから、当時23~24歳か。

B美 11年にはKis-My-Ft2のデビュー発表が記された“茶封筒”を持ってきた子として名前が広まったよね。私もその公演を見に行ってただけに、あの安井くんが辞めちゃったのか……って、寂しさがだんだんこみ上げてきたよ。もともと童顔だけど、17年ぐらいから幼さが抜けて、グッとカッコよくなったね。18年の『ジャニーズJr.祭り』が実質、Love-tuneでの最後のステージになったんだっけ?

C子 安井って、特定のグループに入ったことないよね? 初めてJr.で所属できたグループがこういう形で終わりを迎えるって……。どんな思いだったんだろう。ラジオ番組『らじらー!サタデー!』(NHKラジオ第1)で、ともにパーソナリティを務めたHiHi Jets・高橋を育てたといっても過言ではないし、ゆうぴファンは記念に買った方がいいかも!

B美 安井の特集の次ページからは、「懐かしMCプレイバック!」コーナーでLove-tuneを特集してるからね。今となっては貴重な『Jr.祭り』のMCレポが載ってて、「Jジェネ」ならではの企画。92ページの阿部顕嵐、カッコイイわ~。これは赤髪だけど、93ページの金髪も似合う。

C子 Love-tuneがなくなったのはもったいなかったけど、また7人で何かやるとすれば、頑張ってほしいね。安井くん以外の退所した6人は4月18日開始の新番組『イケダンMAX』(TOKYO MX)に出演するって話だし。とにかくLove-tuneファンは、「Jジェネ」5月号を今すぐチェックして~!

立ち読みはこちら

ファン歴11年の指ヲタが語る、異端児アイドル・指原莉乃が48Gトップに成り上がるまで~【前編】

 4月28日をもってグループを卒業するHKT48・指原莉乃。バラエティタレントとしても活動し、近年は自らアイドルグループのプロデュースを行うなどその活躍ぶりは今や48グループにとどまらず、芸能界でも唯一無二の存在に。平成のアイドル史に名を残す存在となった彼女のアイドル卒業に、長年応援してきたファンは、いったい何を思うのか――。日刊サイゾーでは、ファン歴11年の“古参オタク”こうずさんに寄稿いただきました。

2007年~2011年 研究生からチームB、チームA時代

 AKB48の5期研究生としてオーディションに合格し、大分から上京してきた莉乃ちゃんは、2008年3月からAKB48劇場で行われていたチームB『パジャマドライブ』公演で、「純情主義」という楽曲のバックダンサーとして初めてステージに立ちました。

 かくいう私はその「純情主義」の莉乃ちゃんに一目ぼれして今の今まで彼女のヲタクとして応援し続けてきました。

 当時、AKB48として初となる研究生公演も、ちょうどその莉乃ちゃんを含めた5期研究生が中心となって行われており、ファンからも好評だったことを覚えています。

 今思えば特に5期生には莉乃ちゃん以外にも北原里英や宮崎美穂、仁藤萌乃などが名を連ね、のちにAKB全盛期での中堅~選抜的な立ち位置を任せられるキーマンが多くいたように感じます。48グループ至上まだ1度しか発生していない「アンコール無し公演」を経験したのも5期研究生公演での出来事でした。

 さまざまな経験をした研究生時代もあっという間に過ぎ、08年8月にはチームBへの昇格が発表されます。スキャンダルで卒業した菊地彩香(現・菊地あやか)のポジションにそのまま入る形になりました。そして同年10月にはメジャー10作目のシングル「大声ダイヤモンド」で初選抜に選ばれて、デビュー初年度に大きく躍進しました。

 当時はいわゆる「ガチ恋」と呼ばれるファンが多く、莉乃ちゃんも「たくさん会いに来て!」とか「私以外(握手に)行っちゃダメ!」などと言ってファンをとにかく釣っていた記憶があります。

 プレゼントを渡すと洋服であれば着てくれた写真をモバメ(メール形式の個人ブログみたいなサービス)に載せてくれたり、当時から話が上手だったので握手会での会話もよく弾みましたし、公演でのMCも面白かった記憶があります。

 09年、チームB『アイドルの夜明け』公演にて自身がセンターのユニット曲「愛しきナターシャ」をもらうことになります。初年度で選抜メンバーまで上り詰めたのである意味妥当ではあるのですが、公演ユニット曲のセンターを務めるまでに至ります。

 同年の『13thシングル 選抜総選挙「神様に誓ってガチです」』では27位でアンダーガールズ入り。そして10年からは、『読売新聞創刊135周年記念コンサート AKB104選抜メンバー組閣祭り』でチームAに異動。『17thシングル 選抜総選挙「母さんに誓って、ガチです」』では19位で選抜入りを果たします。

2012年 スキャンダル発覚、HKT48に移籍

 11年の『22ndシングル 選抜総選挙「今年もガチです」』では9位に躍進し、メディア選抜へ。そして12年の『27thシングル 選抜総選挙~ファンが選ぶ64議席~』では4位にまで上り詰めます。しかし、その後スキャンダルが発覚、HKT48へ移籍することになります。

 ちょうどスキャンダル後の私との握手会レポが残っていたので見返してみたら、いたって本人は(スキャンダル云々を引きずることなく)あっさりした様子だったことと、「博多に来てよ!」としきりに言っていたと書いてありました。莉乃ちゃんは賢いとよく言われていますが、それって自分の立ち位置を客観的に見ることが得意だからなんだと思います。今回の移籍も、HKTに移籍した自分の立ち位置を理解して行動するイメージがすでにその時できていたのではないかなと思います。

 他の知り合いの指原ファンの中には、スキャンダルがきっかけでファンを辞めた人もいます。スキャンダルが報じられる前に一部のファンの間では、莉乃ちゃんの男関係の噂が流れていたこともあって、そのタイミングでファンを辞めたという人もいます。実際、研究生時代を知るファンの中でスキャンダル以降も彼女と定期的に握手会などに通うファンは、マイノリティなはずです。

 やはり彼女を押し上げた原動力は、彼女のキャラクターに気づいてハマっていったファン。主に2011年前後に彼女のファンになった層の存在が大きいのではないかと思います。

 HKTに移籍してからの莉乃ちゃんとも引き続き握手会などでは話をしていたのですが、“莉乃ちゃんが移籍したからHKTを見に行くということを私はあまりしてこなかった(グループを推すというよりも莉乃ちゃん個人を推すという感じだった)”ので、当時どういう状況だったのかは事実に基づいて推測することしかできませんが、初めて会う別グループの後輩とどうやって馴染むか、彼女なりに考えたんだと思います。

 プライドの高いメンバーでなくとも、総選挙で結果を出して、AKBのシングルでも選抜常連になっていた彼女がこれからのグループでこれからのメンバーを引っ張っていくにあたって、いろいろと悩んだことでしょう。

 例えば、当時チームHの公演は「手をつなぎながら」という姉妹グループSKE48のオリジナル公演をやる、いわば“おさがり公演”でした。自らオリジナル公演でのユニット曲を持っていて、ましてやセンターポジションを務めていた莉乃ちゃんが後輩グループの公演をやるということは、端から見れば「禊の一部」とも取れてしまいますが、おそらく莉乃ちゃんはそういう感情よりも、HKTというフィールドで今後どうしていこうか? どう盛り上げていこうか? ということを第一に考えていたのではないでしょうか。

 その頃の握手会でもなかなかHKTの現場に行かない私に対して「HKTおいでよ! 楽しいよ!」って誘ってきていたことも当時のレポに残っていたので、HKTでの活動にも自信はあったんだと思います。

 決してダンスが得意なわけでも、歌が得意なわけでもなかったのでHKTのメンバーに対して「姿勢」を見せることにきっと苦労した場面もあったかもしれないですが、莉乃ちゃんは基本的に優しいので、たとえメンバーに怒ることや指摘することがあったとしても相手が理解してくれるように伝えられていたはずです。

 そのような積み重ねがあってHKTのメンバーからの信頼を得るに至ったのではないかなぁと個人的には分析しています。握手会でも感じるくらい昔から人たらしな面が良い意味であるので、そういうところもプラスに働いたと思います。

 今の彼女のHKTでの存在感は、その頃からの積み重ねで得た努力や行動の賜物であって、自身の当時置かれていた立ち位置からその後の展望を考えることができていたからこその「今」だとも思うわけです。

*後編へつづく

(文=こうず)

ホストにハマる女は「まじめ」になる。引きこもり風俗嬢が出会った「ホスト・コミュニティ」

 ホストにハマりすぎている女たち――通称“ホス狂い”。「ホストに多額のカネを貢ぐ女」というイメージだけが横行する中、外の世界からはわからない彼女たちの悲喜劇がある。「ホストにハマらなかったら、今頃家が建っていた」という、新宿・歌舞伎町では名の知れたアラサー元風俗嬢ライター・せりなが、ホス狂いの姿を活写する。

「ホストに行っていなかったら、私死んでいたと思う」

 元ホス狂いの友達ユカ(仮名)は、たまにそんなことを言う。

 ユカはもともと、「ホストに行かなかったら家が建っていた」レベルの重課金プレイヤーであった。このように、「ホストにハマらなかったらそのお金で、あれやこれやができたのではないか」と考える読者は多いと思う。実際に、ホストにお金を使ったことを人に話すと、そういった反応をされることが多々あった。
しかし私が見てきた限り、その実「ホストに行っていなかったら、そもそもそこまで働くことはなかった」という女の子がほとんどなのだ。この齟齬を解消するため、ここで一つの回り道をしてみたい。

 前回、ホストクラブでお金を使って得られる「体験」について話した。私たちはブランドバックそのものではなく、「ブランドバックを好きな人からプレゼントされる体験」がほしいのだ、と。そういった疑似恋愛的な体験を買えるという魅力は、「ホストクラブ」「ホスト」そして「ホス狂い」で構成された「システム」を回転させる一要素――それも極めて華やかな一つにすぎない。そして、擬似恋愛的体験の魅力だけがホストの全てだと思うと、私たちは大いなる勘違いにハマることになる。

 水面に見える綺麗な白鳥は、水の下では一生懸命、ばた足をしている。それと同じことだ。華やかなホスト・システムの水の下――つまり今回は、それを支えるホス狂いの日常について、語ってみたいのだ。具体的に言えば、「ホストクラブに行かなかったら死んでいた」とまで言う彼女が、「なぜホストクラブに生かされてたのか」それについて書こうと思う。

 ユカは普通のOLだった。初めてホストクラブに行ったのは大学4年生、就職が決まった後の夏休みのことだ。取得すべき単位もあとわずか、残すは卒論と卒業のみというときに、ユカは初めて歌舞伎町のホストクラブを訪れた。初回でいくつかの店を体験し、その中からお気に入りの担当を見つけて、何回か飲みに行ったという。就職するまでのモラトリアムの一環――ちょっとした遊びのつもりだった。

 そして、そのときは遊びのままで終わっていた。いや、火遊び程度で済んだと言っていいのかもしれない。就職をしてからしばらくは、ホストはおろか歌舞伎町へ行くこともなかったという。

 そんな彼女が次にホストクラブを訪れた日のことを、私は深く知らない。なぜなら、私はユカがすでにホス狂いアウトバーンを爆走しているさなかに、知り合ったからだ。SM風俗店の同僚として。すでに賢明なる読者諸兄はお気づきかもしれない。そう、愉快で愛おしいホス狂いの友人たちとは、ほとんどくだんのSM店で出会っている。

 この店は、東京で最大規模のSMチェーン店だった。3年前くらいまでは、店は「ホス狂いの登竜門」と呼ばれていた。鯉もこの店で働けば竜になる、と。当然、ホストたちも存在を認知していて、店名を言うと初回の待遇が少し良くなる、とまで言われていたのだ。

 私やホス狂いの友人たちが所属していたのは新宿支店。事務所は、歌舞伎町のホテル街の最奥。仕事が終わったら最短3分後にはホストクラブにピットインできる。フェラーリもびっくりの早業である。つまり、ホス狂い的には最高の立地だ。なんなら、仕事の待機時間にもホストクラブへ行ける。歌舞伎町で稼いだお金をすぐ近くのホストクラブで使って一文無しで帰宅、なんて子も珍しくなかった。地産地消である。毎日がゼロからのスタートだ。

 そう書くと、いいことのように耳に響くが、もちろんそんなことはない。「まずはお金を無事家に持って帰るところから始めよう」とは、SM店長の言葉だが、よく言ったものである。この店の話も機会があれば書きたい。

 また余談が長くなってしまった。速やかにユカの話に戻ろう。ユカがホストクラブの扉を再び叩いたきっかけは、ざっくり2つだ。一つは、会社でうまくやっていけなくなったこと。もう一つは、彼氏と別れたこと。付き合っているはずが、相手はセフレだと思っていたそうだ。よくある認識の齟齬である。しかし、全てのいさかいはどうってことない行き違いから勃発するものであると、私たちは歴史から学んでいる。

 ともあれ、ユカはしばらく家から出られなくなったそうだ。しばらくの戦略的撤退として会社を辞めた後、彼女は風俗で働き始め、ホストクラブに通うようになった。ユカは、きっちりと週に6日、昼の12時から夜9時頃まで働き、その後はホストクラブへ足を運ぶ。自ら定めた休日は、ホストクラブの定休日と同じだった。

 ホストクラブには、ルーティンがある。たいていのホストクラブは毎週の定休日が決まっている。その定休日の前日、月に2回は、なんらかのイベントがある。誰それの誕生日やら、幹部昇格祭やら、その名目はさまざまだ。夏になれば浴衣営業の日があり、クリスマスや正月には還元と銘打って、ビンゴ大会が催されたりする。ホストクラブには四季があるのだ(ちなみに今の我が家のテレビは2年前にホストクラブのビンゴ大会で当たったものだ。現役大活躍中である)。そして、イベントが終われば月末の締め日、月が変わって月初に、前月の売り掛け(ツケ)の入金日がある。

 何が言いたいか。つまり、こういうことである。ホストクラブは極めて強固なルーティンでもって回転している。そして、このホストクラブのルーティンに沿って、ホス狂いの生活のリズムが決まっていくのだ。

 ユカは、風俗で働き始めた当初、半ば引きこもり状態で、月に何度かお金が必要なときだけ風俗に出勤していたという。冒頭の「いつ死んでもおかしくなかった」というフレーズは、このときのユカの心情だったそうだ。しかし前述の通り、私が知り合ったときのユカは、ホストクラブへ行くことを生活の軸として、規則正しく生活し、働いていた。OLのときと、同じように。学生のときと、同じように。

 こう書くと、驚く読者もいるだろう。むしろ、ホストクラブのメインカスタマーである風俗嬢たちは、だらしない人種だと思っているかもしれない。自己管理能力のなさ故に、毎朝起きて決まった時間に出社することができない。だからこそ、風俗で働かざるを得なかった、と。

 そのイメージは、半分正解で、半分間違っている。いや、確かに実際問題、風俗の世界に飛び込む人間にはそういうタイプが多いのは事実だ。私だってそうだ。決まった時間に起きられない。毎日繰り返し同じことができない。忘れ物や失くしものは日常茶飯事だ。

 しかし、ホストクラブに行くことで、風俗嬢たちのだらしなさは大幅に改善される。なぜなら、先ほど説明したホストの強固なマンスリールーティンに突入するからだ。毎月のイベントによってスケジュールを組む。入金日に向けて、労働力をうまく調整する。今月は厳しそうだから、多めに「残業」しておくかなんて思ったりする。

 これはなにかに似ていないだろうか。そう、普通の人間と会社の関係そのものなのだ。ホストに毎日足を運ぶ彼女たちは、確かに会社組織にはうまく適応できなったかもしれない。やや抽象的な表現を弄するならば、会社というコミュニティのリズムに順応できなかったのだ。しかし、ホストというコミュニティに接続することには成功した。ホストが先か、風俗で働くのが先かは大した問題ではない。

 ただし、ホスト・コミュニティが一般社会のコミュニティと決定的な違いが一つある。望めば即日参加できて、いつ去ってもいい。本名を名乗る必要もない。そんな参加と脱退のハードルの低さが、ホスト・コミュニティの魅力である。

 だからこそ、普通のコミュニティに属するのはやや難易度が高いという女の子たちを受け入れたり、一時的にそこから切断された女の子たちのシェルターとなり得る。まさに、コミュニティのセーフティネットだ。よくわからないけど、カッコいいので、こういう表現にしてみた。

 そこで女の子たちはリハビリする。ある人は一般社会に戻っていき、ある人はそのままホスト・コミュニティを終の棲家とする。もしかしたら、ホス狂いだけでなくホストたちもそうなのかもしれない。ユカの場合は前者だった。彼女は、風俗を辞め、再び昼の仕事を始めた。たまに思い出したように歌舞伎町へ遊びにくる、普通のOLになった。私はいまこうしてホストについて書いているように、後者の位置にいる。この原稿を書き終えたら、ホストクラブへ向かう予定だ。

 歌舞伎町から靖国通りを挟んだ新宿通りがやたらと遠く感じるように、私にとってユカは、もはや違う国の住人になってしまった。どちらが幸せかどうか。なんてことを語るのは無粋というものだろう。

せりな
新宿・歌舞伎町の元風俗嬢ライター。『マツコが日本の風俗を紐解く』(日本テレビ系)で、 現役時代のプレイ動画を「徹底した商業主義に支配された風俗嬢」 と勝手に流されたが、 ホストに貢いでいたのであながち間違いではない。その他、デリヘル経営に携わるなど、業界では知られた存在。 現在も夜な夜な歌舞伎町の飲み屋に出没している。
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【バックナンバー】
第1回:歌舞伎町の元風俗嬢が語る、愛しき“ホス狂い”たち――「滑稽だけど大真面目」な素顔
第2回:担当ホストに月200万円……OLから風俗嬢になった女が駆け上がった「ホス狂い」の階段
第3回:容姿や年齢より「使った金額」! ホス狂いたちが繰り広げる、担当ホストのエースをめぐる闘争
第4回:Twitterで「担当ホストの本命彼女」を暴露!! ホス狂い界隈を絶望させた“ある女の復讐劇”
第5回:ホストに月200万円使う女は、どんな接客を受けるのか? 究極の接客「本営」の実態

【中国未解決事件簿】妻の遺体を料理して、ご近所にお裾分け!? 封印された13 年前の猟奇事件

 中国で迷宮入りとなった数々の事件の中には、常人には理解すら難しい猟奇的な事件もある。

 2006年に発生した「廊坊梨園村殺人事件」は、事件の異常性と凄惨さゆえに闇に葬られてしまった。

 この事件が周知のものとなったのは、発生から10年がたった16年10月9日のことだった。この日、SNSサイトに「06年に河北省の廊坊梨園村で起こった殺人事件について」と、あるネットユーザーが投稿したのだ。

 投稿の内容はこうだ。妻の浮気を知った夫が逆上し、妻を殺害。その後、夫は遺体から皮を剥がし解体すると、心臓や体の一部を鍋にして食べた。さらに、残った肉を動物の肉と偽り、近所の住民に配ったり、飼いにエサとして与えるなど、異常な行動を繰り返していた。その後、妻の姿が見えなくなったことを不審に思った近所の住民が警察に通報し、事件が発覚。現場で警察が撮影したと思われる遺体写真も併せて投稿されていた。

 センセーショナルな内容に、ネット上では瞬く間に話題となった。しかし、過去を振り返ってもこの事件についての報道はなく、投稿者の作り話とする見方も少なくなかった。

 そこで複数のメディアが当時の裁判記録を調査したところ、確かに廊坊梨園村では夫が妻を殺害する事件が起きており、裁判が行われていたことが判明した。ところがどういうわけか、そのの内容については一切非公開となっており、具体的にどのような事件だったのか知ることができなくなっていたのだ。

 さらに、あるメディアが廊坊梨園村を管轄する廊坊市公安局にSNSの投稿内容の真偽について取材したところ、広報担当者は10年ほど前に同地域で殺人事件があったことは認めたものの、事件の内容や写真の真偽については「詳しく話せない」として多くは語らなかったという。

 今回の殺人事件をネットに投稿したアカウントはすでに削除されており、今となっては事件の詳細を知るすべは残されていない。中国では社会に大きな影響を及ぼす事件が発生した場合、その事件の捜査内容や裁判が非公開となる例は少なくないが、ネット上では「犯人は地元の有力者だったのだろう」「だまされて遺体を食してしまった人が大勢いたために、封印されたのだろう」などなど、さまざまな臆測を呼んでいる。

 真相は、いまだ闇の中である……。

(文=青山大樹)

女はうまい棒を天にかざし、太ももに叩きつけた! たった「9円」で捕まった万引き犯の顛末

 こんにちは、保安員の澄江です。

 私たち保安員が一番恐れるのは、誤認事故を引き起こすこと。その原因は、主に思い込みや現認不足によるもので、なかでも1点現認(1点だけしか盗む瞬間を確認できないこと)による声かけは、誤認事故の発生リスクが非常に高いと言われています。そのため、2点以上の現認を検挙条件とするクライアントも存在しており、「1点だけなら盗んでもいい」という理屈が成立してしまうような状況に、自分の存在意義を疑ったこともありました。しかし、私の仕事は、万引き犯を摘発すること。たとえ1点であっても窃盗ですし、棚取り、隠匿、未精算という犯行の一部始終を見てしまえば、どうしても声をかけたくなってしまうのです。今回は、一点検挙禁止の店舗で遭遇したセコイ万引き犯の思い出を語りたいと思います。

 当日の勤務は、アジア系外国人が多く居住する関東郊外の地域に位置するディスカウントストアA。開店時間である午前9時に出勤して、事務所に上番(勤務開始の報告をすること)の連絡を入れると、電話口に出た部長さんが重く疲れ果てた様子で言いました。

「先週、Aさんの別店舗で誤認事故が連続発生してしまい、現在、契約存続の危機にあります。今日からしばらくの間、一点検挙は厳禁です。なるべく抑止に励んでください」
「はあ?」

 不思議なことに、誤認事故は連鎖するもので、一度起きると過剰なほどに警戒されます。指令が出てしまえば従うほかなく、それに反して誤認事故を引き起こすような事態を招けば、この上ない窮地に陥ることは言うまでもありません。本末転倒の指令を受けた私は、謝罪に尽くす部長さんの姿を思い浮かべながら、少し嫌な気分で巡回を始めました。

 大過なく前半の勤務を終えて、昼食休憩から現場に戻ると、首元がよれよれになったピンクのトレーナーに、ヘップサンダルを履いた20代後半に見える女が、お店に入ってくるのが見えました。ホームレスには見えないものの、どこか貧しげで、飢えたような雰囲気が気になります。何をしにきたのか確認するために、その行動を注視すると、女は菓子売場に設置されたチョコレートの試食コーナーの前で立ち止まりました。この店は、自社ブランドの商品を販売しているために試食提供が多く、それを目当てに来店する人たちが数多く存在しています。当日は、チョコレートを始め、ハム、チーズ、ウインナー、さつま揚げ、おせんべい、オレンジなどの試食が提供されており、お昼時にもたくさんの人たちが試食をするだけのために来店していました。各コーナーに、一人一つと明記してあるにもかかわらず大量に頬張る人も散見され、その厚かましさに呆れてしまうことも多いです。

(また、試食ちゃんかしら?)

 そう思いつつ行動を見守っていると、黒いスウェットパンツのポケットからレジ袋を取り出した女は、持ち手の片方だけを持つかたちで開口部を広げました。そして、試食のチョコレートが載せられたトレーを持ち上げると、そこにある全てをレジ袋の中に吸い込ませてしまいます。悔しいことに、無償提供される試食品を隠匿しただけでは、捕捉することはできません。しかし、このようにマナーやモラルのない人は、何をするかわからないのも事実です。そのまま目を離さないでいると、全ての試食品コーナーに立ち寄った女は、店内に設置されたビニールを駆使して試食品を隠して回りました。途中、品出しをしていた大地康雄さんに似た強面の副店長さんも、女の行動に気付いたようで、“なんとかしろよ”という感じの視線を私に送ってきています。試食巡りを終えて、菓子売場に戻ってきた女の様子を棚の陰から見守っていると、向こう側の棚の陰から同じように女の様子を覗き見ている副店長さんの姿が見えました。

(どうやって追い出してやろう)

 棚の隙間から垣間見える副店長さんの目からは、そんな気持ちが強く伝わってきます。それからまもなく、おもむろに後方を振り返った女は、1本のうまい棒を右手に取りました。そのフレーバーは、めんたい味。個人的に好きな味の一つなので、紫色のパッケージをみて、すぐにわかったのです。すると、警戒の目で周囲の様子を窺い、それを掲げるような形で天にかざした女は、それを太ももに叩きつけるようにして開封しました。

 パン!

 場にそぐわぬ破裂音を店内に鳴り響かせた女は、その場でうまい棒を一口齧ると、出口に向かって歩き始めます。目を三角にした副店長さんも、それに合わせて動きだしました。このまま店外まで出られてしまえば、声をかけるほかない状況ですが、一点検挙禁止の指令が脳裏によぎります。副店長さんに見守られる中、逃げ場を失くした私は、店の外に出た女を呼び止めました。

「あの、お客様? お店の者ですが、そちらの代金を……」
「アナタ、ナニ!? ワタシ、カンケイナイヨ!」

 口の周りをめんたい味と同じオレンジ色に染めた女は、外国人らしいイントネーションの日本語で答えると、証拠を隠滅するようにうまい棒に齧りつき、追いすがる私の制止を振り切るように歩き続けます。見かねた副店長が、うまい棒を握る女の手を取ると、大声で怒鳴りました。

「これは、タダじゃない! お金、払ってください!」
「チガウ! ヤメテ!」

 もがく女の袖口を、二手に分かれて引っ張る形で事務所に連行したものの、言葉の壁もあって意思の疎通はかないません。被害品は、売価9円のうまい棒のみですが、警察に引き渡すほかない状況です。通報を受けて駆けつけた駅前交番の警察官は、被害品である食べかけのうまい棒を見て呆れた顔をして見せましたが、女の身分確認を終えると表情を変えました。

「この女、偽造した外国人登録証を持っていたので、そっちで現行犯逮捕します」
「警察署には行かなくて大丈夫ですか?」
「ええ、逮捕しても、すぐ入管に送られて、強制退去になるでしょう。今日は、これで大丈夫です。ほら、行くよ!」

 たった9円のうまい棒(めんたい味)を食べてしまったことで不法滞在が発覚し、国外退去となるだろう彼女は、その場で手錠を嵌められ、腰縄も巻かれて連行されていきました。連行時、この上なく恨めしそうな顔で私たちを睨んでいましたが、しばらくは日本に入ってこれないと警察官に聞き、安堵したことを覚えています。

 翌日、司令に反して一点検挙に至った事実を部長に報告すると、すでに興奮した様子の副店長さんから話を聞いていたらしく、今回ばかりは目を瞑ると言われました。この仕事は、結果が全てなのかもしれません。
(文=澄江、監修=伊東ゆう)

野球元選手たちの不倫メールは“甘い”が鉄則、渡辺美奈代の弁当が工藤静香を公開処刑……週末芸能ニュース雑話

野球元選手たちの不倫ラブメールが甘すぎ!

デスクT さあ、今週は何から行こうか! あゆはあるう?

記者H なんと、今週は浜崎あゆみネタありません。それよりこっちの方が面白いですよ、「週刊文春」(文藝春秋)の記事!

デスクT おお、元メジャーリーグ投手の長谷川滋利氏が元ワンギャルと不倫ね~!

記者H 2007年に長谷川氏の方から、元ワンギャルのA子さんに告白。で、一度は断るも、夫婦関係は破綻しているからと言われて不倫がスタートしたみたいです。

デスクT う~ん。既婚のゲス男が言いそうなセリフだね(笑)。

記者H で、長谷川氏はA子さんのために芸能事務所を立ち上げ、活動をサポート。08年1月にはラブリングとブレスをプレゼントし、「3年後には一緒になろうね」といったそうですよ。

デスクT おお~、さらに言いそうなセリフって感じぃ~。

記者H でも、この後2週間たって長谷川氏のほうから、電話一本で別れを告げたらしく、事務所も機能しなくなってA子さんは芸能界引退に追い込まれたとか。

デスクT うわ~、ゲスの極み男子じゃん。

記者H ねえ~。酷いですよね、これ。ちなみに誌面には不倫メールも掲載されていたんですけど、その内容も……ね(笑)。

デスクT どれどれ~。うわ~、「もうすぐ会えるじゃん。その時は一杯、LOVE LOVEしようね」「よい子にして待っててね」だって(笑)。恥ずかしすぎるわ~。

記者H おじさんごっこですね、これ。

デスクT お~、それそれ! 上から目線でさらに気持ち悪いね。

記者H そうそう、このA子さんの正体探しがネットで絶賛進行中ですよ!

デスクT こういう系の特定ってネット得意よね。で、誰だって?

記者H 候補としては、08年に芸能界を引退、40代前半という条件から宗政美貴ではないか…という声がありましたね。

デスクT そっか~。ワンギャルって多かったし、わかんないや(笑)。てか、今頃ばらされるってことは、相当A子さん激怒してるんだね。

記者H まあ、そうなりますよね~。だって、芸能界引退させられてるし。

デスクT そっか~。それに長谷川も電話一本で別れって。アフターフォローしっかりしないと、こういうことになっちゃうんだよ。不倫するなら、気をつけてほしいわ~。

記者H あ、それと、この長谷川氏の不倫メール暴露によって、ある人にとばっちりが。

デスクT とばっちり? いいね~、その言葉。で、誰に?

記者H 元阪神監督・和田豊氏ですね。

デスクT あ~、「週刊新潮」(新潮社)の! モノマネタレント星奈々との不倫劇だったよね、確か。

記者H そうそう。あれもメールがね。やばかったんですよね!「愛しい奈々!おはよー!チュッ(笑)」 「奈々!俺にもチュッは?(笑)」 「また湯船に浸かって、ちょっと恥ずかしそうな顔のかわいい奈々を見せてね!チュッ」ってね。

デスクT うわ~、どっちも同じレベルで嫌だわ~(笑)。

記者H でも、もっとすごいのが、和田元監督の場合、嫁が星にメールしてきたんですよね。たしか、「本当だったら、すぐにでも熨斗をつけて差し上げたいぐらいですが子供がいるので離婚はしない」「あなたももういい御歳でしょうから、卵子が減少する前に良い相手を見つけて結婚したほうがいい」という内容のメールと家族写真を一緒に。

デスクT 嫁も怖い~(笑)。怖すぎて何も言えない~。

記者H そうですね~(笑)。第三者は何もいえませんが、当時阪神ファンがバックネット裏から「俺にもチュッってしてくれや~」「よっ! 下半身タイガース!」などのヤジを飛ばしていたらしいですよ(笑)。

デスクT 下半身タイガースってうまいね。爆笑問題の太田光がラジオで言いそうな感じ。

記者H あははは。阪神ファンっていいですね。ネタにしてくれるし。

デスクT まあ、長谷川氏も今は野球解説者としてやってるんだから、好感度大事にしないとね。情事もほどほどにね。

ISSAに第1子女児誕生で「パパッサ」呼びに進化!

記者H DA PUMPのメインボーカルISSAに第1子が誕生したようですよ!

デスクT あら、生まれたのね! おめでたいじゃない!

記者H 4月9日配信の「NEWSポストセブン」によると、女の子だったとか。

デスクT 女の子か~。かわいいだろうな~。ISSA、今頃デレデレしてそうだね!

記者H そうですね~。でも、もともとは5月予定だったから、早産だったみたいですね。本当に無事に生まれてよかったですね。

デスクT 本当。奥さんって30代後半のヘアメイクって報じられてたよね。初産だし、結構大変だっただろうね。奥さんもお疲れ様です!

記者H パパになっただけに、ISSAがネットで「パパッサになった」と言われてましたよ~。

デスクT へ~、ネットらしい祝福の言葉だね(笑)。

記者H ISSAといえば、今までの恋愛遍歴が上原多香子(1999年)→柴咲コウ(01~04年)→宮沢りえ(04年)→木船香織(04年)→あびる優(04年)→伊東美咲(05年)→藤井リナ(09年)→福本幸子(11年)→増田有華(12年)とすごかったですけど、本人も40歳になって落ち着いた感じですね!

デスクT 04年がヤバイね(笑)。まあ、結局芸能人より一般人の女性が一番合ってたみたいね。幸せそうで何よりだわ。

記者H てか、こんなに恋愛遍歴重ねていたし、自分の娘が大人になって彼氏連れてきたらどんな表情するんでしょうね~。

デスクT 意外と優しくするんじゃない? ほら、メンバーにも優しいじゃん、ISSAって。

記者H そうかもしれませんけど。娘の彼氏は別でしょ。自分みたいな彼氏だったらどう対応するのかな~って。

デスクT それ、悩むね。婚約してるのに別の女と遊ぶ、みたいなことが起きたらってことよね(笑)。

記者H そうそう。要するに遊び好きの男ってことです。

デスクT 彼氏を正座させて、怒るんじゃない!? 「俺はバレて、1年間謹慎させられて、仕事干されたんだぞ!」「さあ、お前はどうするんだあああああ~!」って攻め込む感じで。

記者H それ、説得力あるようでないような……。

デスクT そっかな~。でも、面白いよね。そんなことになったら。

記者H そうですね~! いつか、娘が彼氏を連れてきたときの話で笑わせてくれるといいな~。

渡辺美奈代、豪華弁当で工藤静香を公開処刑!

デスクT ねえ、これみて。渡辺美奈代の次男のお弁当なんだけど、めっちゃ豪華!

記者H お弁当にローストビーフですか!? すごいな~。やっぱり溺愛してるんですね。

デスクT そうだね~。こんなキレイで豪華なお弁当だったらうれしいよね~。

記者H そうですね~。「息子好きすぎて気持ち悪い」とか、なんだかんだいわれてますけど、いいお母さんですよね。美奈代ちゃんって。

デスクT そうね~。でもさ~、思ったんだけど。ローストビーフって半分生じゃん。お弁当に入れて大丈夫かな? 

記者H まあ、夏ならアウトだけど、今の時期は大丈夫じゃないんですかあ~。

デスクT そっか~。まあ、次男も早弁すれば大丈夫か!

記者H それにしても、彩りといい、キレイですね。わっぱってところもいいですよね、和風な感じで。

デスクT 理想のお弁当って感じ。インスタ映えしてるし、いいね!

記者H あ、そういえば、わっぱで思い出しましたけど、工藤静香も、わっぱ弁当を載せてましたね。

デスクT ああ、そうだね。でもさ、あれって……。

記者H これですね。……比べると、酷いですね(苦笑)。

デスクT そうだね。これは酷い。せめて、ゆで卵は切って入れるべきだよね。

記者H おんなじおニャン子出身でも雲泥の差が……。

デスクT おいしそうに見えないのが残念。ほかのお弁当もヤバイし。これ見て。

記者H 彩りを考えてないところが最高ですよね。しーちゃん弁当って。

デスクT まあ、普通の汚料理も彩りヤバイけどね。

記者H ああ、そうでしたね。

デスクT てか、お弁当で公開処刑って新しい手法だよね!

記者H 確かに! これは公開処刑レベルですもんね!

デスクT おニャン子メンバーの戦いって今も続いているのかもね。

記者H 怖い怖い。女の戦いって根が深いですね……。