Hey!Say!JUMP、『いたジャン』で中居&木村に“遭遇”し「いきなり緊張」と縮み上がる

 Hey!Say!JUMPの冠番組『いただきハイジャンプ』(フジテレビ系、3月23日放送)に、中島裕翔、知念侑李、高木雄也、八乙女光が登場。今回は、番組でも恒例となっている「いただき名店探し隊〜浅草編〜」が放送された。制限時間120分で有名人のサイン色紙の数が多い店を見つけ出す企画で、知念&中島・高木&八乙女のチームに分かれて色紙の数を競う。さらに今回から、負けたチームには罰ゲームが待っているという新ルールも加わった。

 最初に高木&八乙女チームが見つけたのは、たこ焼き屋「浅草 たこ丸」。ここでは演歌歌手の坂本冬美や五木ひろし、お笑い芸人のナイツやねづっちなどのサイン色紙18枚を発見した。その後、ジャニーズの先輩である木村拓哉を乗せたことがあるという人力車の運転手に出会い、高木が思わず「いきなり緊張する乗り物になったわ」とひとこと。この人力車に乗って、次の店を目指す2人だった。

 一方、知念&中島チームは、着物をレンタルできる店「Tokyo Bon」の看板に、有名人の来店情報を発見して入店。中島は青の着物、知念はピンクの振袖を実際に着用し、サイン数24枚を獲得した。しかし、女性用の振袖を着させられた知念は「体つきが男だから!」と不満そうな表情を浮かべる。しかし番組スタッフから「お似合いです」、中島からも「かわいいんだよね」と褒められ、知念は「見回した中で(自分が)一番かわいかったね」と言って笑顔になっていた。

 その後、知念&中島チームは人力車の運転手から情報を仕入れ、バンバーグ店「モンブラン」に向かう。店に到着した知念&中島は、壁一面がサイン色紙で埋め尽くされている店内に圧倒され、その中でもジャニーズ事務所の先輩・中居正広が来店したと聞くと、中島は「大先輩じゃないですか、マジか!?」と恐縮。そんな店のサイン数は234枚で、合計で258枚に。かなりの数を集めた知念&中島コンビだが、これでもまだ安心できないようで、浅草イチの有名店と言われる鯨料理の店「捕鯨船」に向かうことに。

 店に到着すると、壁は直に書かれたサインで埋め尽くされており、サザンオールスターズ・桑田佳祐、布袋寅泰、漫画家のちばてつや、原哲夫ら大御所有名人のサインがズラリ。勝利を確信した2人は喜びを隠せないようであった。

 結果はというと、知念&中島チームが1,504枚、高木&八乙女チームが150枚と、大差をつけて知念&中島チームが勝利。罰ゲームは「ADから腕にしっぺ」で、これを受けた高木は「痛い!」と叫び、悔しさをにじませていた。

 この放送にはさまざまな反応が上がっていたが、「木村先輩の名前が出て驚く高木くんがリアルだった(笑)」「中居くんが来店!? そんなお店にJUMPが行ったなんてすごい偶然!」「JUMPの番組で中居くんと木村くんの名前が出てきたのうれしいな~!」と意外な名前が挙がったことに、驚きを隠せないファンが多かったようだ。

親友のアデルとジェニファー・ローレンスがゲイクラブで大はしゃぎし、仲良さげな姿に好感度アップ!

 今年2月、画廊ディレクターとのスピード婚約を発表して話題をさらった女優ジェニファー・ローレンスが、再びネット上を騒がせている。大親友の歌手アデルとニューヨークのゲイクラブでどんちゃん騒ぎする動画が、SNSに多数投稿されたからだ。

 2人が、“芸術と文化の街”として知られるグリニッジ・ヴィレッジのゲイクラブ「ピーシーズ」に繰り出したのは、3月22日の夜のこと。米カルチャーサイト「VULTURE」によると、2人は入店後、ドラァグクイーンのブリタ・フィルターのショーに飛び入り参加し、音楽が止まった瞬間にグラスを取る、ショットグラス版イス取りゲーム「ミュージカル・ショット」に挑戦。

 YouTubeに投稿されている動画では、ブリタに「3人目の挑戦者のお名前は?」「職業は?」「結婚してる?」とマイクを向けられ、「アデルです」「今は専業主婦をしてます」「既婚者です」と、舌を出しておどけながら答えるアデルの姿も。「ゲイに混ざって最高に楽しい時を過ごす準備はできてる?」という質問に、「見た通りよ」と断言。拍手喝采を浴びご機嫌だったアデルだが、ゲームには負けてしまった。

 ジェニファーは、グラミー賞歌手が音楽を使ったゲームに負けるなんて信じられないといわんばかりにアデルをステージに押し倒し、ブリタから「ジェニファー、(主演したアクション映画の)『ハンガー・ゲーム』じゃないのよ!」と制止されていた。一方のアデルも、ジェニファーを指し、「アンタ、婚約中じゃない! こんなところ来てる場合じゃないでしょ!」と、Fワードを交えながら叫んでいたとのこと。

 クラブに滞在中、2人は抱きついたり、顏を見合わせてギャハハと大笑いしたり、終始上機嫌。バックステージにも潜入したそうで、Twitterにはアデルの膝の上に座ったジェニファーがドラァグクイーンに化粧を直してもらっている動画も投稿された。

 2013年のアカデミー賞授賞式で初対面した2人は、15年ごろから一緒に遊ぶ姿がパパラッチされるようになり、女優エマ・ストーンを交えて外出したり、アデルのコンサートをジェニファーが鑑賞したり、昨年は女性の権利を訴えるデモに一緒に参加したりと大の仲良し。この夜は、ガールズナイトだったのか、それともジェニファーの婚約を祝うための夜遊びだったのかは不明だが、少女のようにコロコロと笑い合っている。もともと気取らない自然体なセレブとして幅広い層から支持されている2人の楽しげな姿を見て、ネットには「ますます好きになった!」「ファンになった」といった意見も多数上がっている。

 以前、出演したトーク番組で、「飲めば飲むほど気前よくなってしまう」ことを明かしていたアデル。この夜、みんなに酒を振る舞うほど泥酔したのかは不明だが、楽しいお酒だったことは間違いなさそうだ。

関ジャニ∞、『クロニクル』で「本物や!」「たいしたもん」と大絶賛した後輩ジャニーズ

 3月23日放送の『関ジャニ∞クロニクル』(フジテレビ系)は、関ジャニ∞・村上信五、横山裕、安田章大、丸山隆平が登場。ゲストには、28日放送の特別ドラマ『砂の器』(同)に出演する、Sexy Zone・中島健人と大久保佳代子らが出演した。

 今回は、ネットで話題になった人気漫画の“オチ”になるセリフを予想するという企画「オチウメ!」の第2弾が放送。問題として出題される漫画は、“胸キュン”の展開が待つ少女漫画が多く、どのようなセリフを繰り出すのか、アイドルとしての真価が問われる内容でもある。

 関ジャニ∞よりもデビューが7年遅い後輩の中島は、先輩との一戦に「Sexy Zoneとして負けられないですよね」とコメント。さらに、「今日の関ジャニ∞メンバーさん、関ジャニ∞の中で結構“渋め”の人たちですよね?」と中島が独特の表現を繰り出すと、「そんなふうに認識されてんの?」(横山)、「いよいよ俺もそっちに入ったんか……」(安田)と関ジャニ∞メンバーのテンションは急落。しかし、「アイドルの経験としては、俺らの方が長いわけだからね!」と村上が反撃し、それぞれ問題に挑むこととなった。

 中島らが挑戦したのは、SNSで話題になり書籍化された漫画『僕の彼女は最高です!』(講談社)。同作は、著者である「伊織」と「男前すぎる彼女」による、実話を元にしたラブストーリーで、「明日は朝早いからもう寝るよ」と彼女が伊織をベッドに誘う場面から出題された。伊織はこれに「やることあるからまだ寝ない」と反応し、彼女が「困るし!」と発言。伊織が「なんで?」と聞くと、「OISNだから!!」と彼女が告白するのだが、この“OISN”とはなにかを当てる問題だった。

 さっそく横山が「『おやすみ』一緒にしたいにゃん」と回答するも、残念ながら不正解。その後、横山は顔を赤らめながら恥ずかしがり、安田からツッコミを受けていた。続いて中島が「お前と一緒に好きって言いながら寝たいんだから」と回答。これも不正解だったが、“お前”の部分だけは正解だとヒントが出されると、中島が「わかった! 先輩!」と村上の方を見ながらニッコリ。そして「お前がいないと、寂しくて寝れないんだから!」と答え、見事正解。

 中島のファインプレーには、関ジャニ∞メンバーも「すごい!」(横山)「これ本物や」(安田)と拍手をしながら称賛。調子に乗った中島が、「先輩、追いつきましたよ」とドヤ顔をすると、村上も「たいしたもんや!」と褒めていた。

 この放送にネット上では、「さすがケンティー! アイドルとして100点満点の活躍だったよ!」「ケンティーはさすがだったけど、横山くんの答えも悪くなかったよ!」「この企画、いろんなジャニーズにやってほしすぎる……!」などの声が集まっていた。また、漫画原作者である伊織氏のTwitterには「感無量です…。関ジャニ∞の皆様と中島健人様を応援するだけの余生を送ります」と投稿されており、ファンと一緒に放送を楽しんでいたようだ。

ビートたけしのバイク事故、又吉直樹の芥川賞……ラリー遠田『教養としての平成お笑い史』

 3月15日、お笑い評論家のラリー遠田の著書『教養としての平成お笑い史』(ディスカヴァー携書)が出版された。この本では、「ビートたけしバイク事故」「又吉直樹、芥川賞受賞」など14の事件を題材にして、平成のお笑いの歴史を振り返っている。お笑いにおける平成とはどんな時代だったのか? 著者であるラリー遠田氏にインタビューを行った。

――この本を書こうと思ったきっかけは?

ラリー ディズカヴァー・トゥエンティワンの編集の方から「本を書きませんか」とお誘いを頂いたので、どんなことを書くか話し合うことにしました。その打ち合わせの場で「平成が終わろうとしている時期なので、平成のお笑いを振り返るというテーマがいいのではないか」という話になりました。

 ただ、その時点では、具体的にどういう切り口で書けばいいのかということが見えていませんでした。例えば、平成のバラエティ番組を列挙していくことで平成お笑い史を概観することはできるのかもしれませんが、それだと普段テレビを見ない人はあまり興味を持てないかもしれないと思いました。

 また、「この時期に天下を取ったのは誰々である」というような形で、芸人の覇権争いを歴史としてまとめる、というのも考えましたが、実は平成というのはそうやってまとめるのに向かない時代なんですよね。芸人の数が圧倒的に増えているので、その歴史を単純な図式で説明するのが難しいのです。

 そこでいろいろ考えた末、「事件」という切り口が思い浮かびました。私はもともとお笑いに限らず歴史に興味があり、特に「事件」というものが好きなんです。事件を軸にして、そこに関連する芸人や当時の時代背景などを絡めて書いていけば、内容としてまとまりやすいし、多くの人に興味を持ってもらうことができるのではないかと思いました。

――本書に収録されている14のテーマはどういうふうに選んだのですか?

ラリー 事件とひとくちに言っても、日本中を騒がせたような大事件もあれば、お笑い界内部のちょっとした出来事もあります。この本ではその両方を取り上げています。

 選ぶ基準としては、時代を象徴する出来事であるかどうか、ということですね。例えば、1992年に明石家さんまさんが女優の大竹しのぶさんと離婚してしまったという事件があります。これは、お笑いの歴史においては、さんまさんが結婚したことで守りに入り、スランプに陥った時期として知られています。

 一方、2人の結婚生活が破綻した原因を読み解いていくと、さんまさんが大竹さんに子育てに専念してもらうことを望んでいて、女優業を続けたかった大竹さんとの間に溝ができた、という事実が浮かび上がってきます。

 平成の初期にはまだ子持ちの女性が仕事と育児を両立させるような働き方は一般的ではなかった、という時代背景がここにはあります。このように、1つの事件がお笑い史において重要であり、それ以外の意味でもその時代を象徴するものである、ということをテーマ選びの基準にしました。

――14のテーマの中で特に思い入れのあるものはありますか?

ラリー 「スリムクラブ『M-1』で放射能ネタ」です。これ自体は、たぶん多くの人にとっては「そんなことあったっけ?」というレベルのことで、特に事件として取り上げるほどのことではないと思われるかもしれません。

 でも、私としては、あの時代のことを描くにはちょうどいい素材になると思ったんですね。2010年12月26日に行われた『M-1グランプリ』の決勝で、スリムクラブは「放射能」という単語を笑いどころとして取り入れた漫才で大爆笑を取り、準優勝を果たしました。当時の日本ではまだ「放射能」という単語が笑いになりうる言葉だったのです。

 ところが、その約3カ月後の2011年3月11日、東日本大震災が起こり、原発事故を含む未曾有の大災害で日本中に衝撃が走りました。「放射能」という単語で気軽に笑っていた過去は、もう二度と取り戻せない過去になってしまったわけです。その時代の空気を描くためにあえてこの出来事を取り上げることにしました。

――執筆にあたって苦労したことはありますか?

ラリー 平成初期の事件は、自分自身が当時まだ子供だったので、直接の体験としてはあまり印象に残っていません。でも、昔の出来事は資料が豊富にあるので、事件の概要はつかみやすいんです。

 一方、最近の事件は、私自身もお笑い好きの読者も誰もが知っていることです。でも、新しい出来事なのでそれをどう解釈すべきかという評価がまだ定まっていない、という難しさがあります。昔のことも最近のことも、書くときにはそれぞれに考えるべきところはありました。

――お笑いに関して言うと、平成とはどういう時代だったのでしょうか?

ラリー テレビに限定して言うなら「昭和に確立されたバラエティ番組の作り方が完成されて、行くところまで行った時代」ということになると思います。その象徴が2014年の『笑っていいとも!』(フジテレビ系)終了です。あの番組の最終回特番で、大物芸人たちの豪華共演が話題になりましたが、昭和の時代から続いたバラエティ番組の歴史は、あそこでいったん大団円を迎えたのではないかと思いました。

 例えば、ダウンタウンととんねるずの共演自体が話題になるのは、彼らがそれだけ強い存在感を持ったスターだったからです。それより下の世代の芸人では、誰と誰が共演してもそれほどの驚きはありません。

 今後も、時代に合わせて面白いバラエティ番組はたくさん出てくるとは思いますが、『笑っていいとも!』や『オレたちひょうきん族』(同)のような番組はもう出てこないかもしれない。あの場面を見ていてそういう意味での「終わり」を感じました。

 本書で取り上げている14の事件の中で、最近の事件である「又吉直樹、芥川賞受賞」と「ピコ太郎『PPAP』が世界中で大ヒット」だけは、地上波テレビの枠の外で起こった事件なんですよね。この2つに象徴されるように、テレビの外側の世界で芸人が活躍する事例は今後も増えていくと思います。

――ラリーさん自身は平成時代にどんなお笑いを見てきたんでしょうか?

ラリー 私自身は、中高生の頃に『ごっつええ感じ』(同)や『ガキの使いやあらへんで!!』(日本テレビ系)を見てダウンタウンにハマった典型的なダウンタウン世代のお笑いファンです。それまでにもドリフや志村けんやビートたけしやウッチャンナンチャンの番組は好きで見ていましたが、ダウンタウンの笑いの感覚はそれらとは根本的に違っていた。そこに衝撃を受けました。

――ちなみに、時代が昭和から平成に変わったときのことは覚えていますか?

ラリー 小学3年生だったのでうっすらと覚えています。テレビからCMやバラエティ番組がすべて消えて、たしか延々と皇居のお堀の映像みたいなのが映し出されていたような記憶があります。テレビ全体が喪に服している感じが印象に残っています。2011年の東日本大震災のときにもそうやってテレビが一色に染まる状態になり、そのときのことを思い出しました。

――本書をどういう人に読んでほしいですか?

ラリー 昭和生まれの人たちはもちろん、平成生まれの若い人たちにも読んでもらいたいですね。本書の担当編集者は平成生まれなので、この本の前半で書かれている出来事はほとんど知らないようでした。そういう人が読むと「こんなことがあったのか」と新鮮な感覚で楽しんでもらえると思います。

 この本に載っているようなお笑い史に残る事件は、お笑いファンにもそうではない人にも共通の話題として興味を持ってもらえるものだと思います。ぜひ多くの人に読んでいただきたいですね。
(取材・文=編集部)

●ラリー遠田
1979年生まれ。東京大学文学部卒業。テレビ番組制作会社を経て、ライター、お笑い評論家として多方面で活動。お笑いムック『コメ旬』(キネマ旬報社)の編集長を務める。

ビートたけしのバイク事故、又吉直樹の芥川賞……ラリー遠田『教養としての平成お笑い史』

 3月15日、お笑い評論家のラリー遠田の著書『教養としての平成お笑い史』(ディスカヴァー携書)が出版された。この本では、「ビートたけしバイク事故」「又吉直樹、芥川賞受賞」など14の事件を題材にして、平成のお笑いの歴史を振り返っている。お笑いにおける平成とはどんな時代だったのか? 著者であるラリー遠田氏にインタビューを行った。

――この本を書こうと思ったきっかけは?

ラリー ディズカヴァー・トゥエンティワンの編集の方から「本を書きませんか」とお誘いを頂いたので、どんなことを書くか話し合うことにしました。その打ち合わせの場で「平成が終わろうとしている時期なので、平成のお笑いを振り返るというテーマがいいのではないか」という話になりました。

 ただ、その時点では、具体的にどういう切り口で書けばいいのかということが見えていませんでした。例えば、平成のバラエティ番組を列挙していくことで平成お笑い史を概観することはできるのかもしれませんが、それだと普段テレビを見ない人はあまり興味を持てないかもしれないと思いました。

 また、「この時期に天下を取ったのは誰々である」というような形で、芸人の覇権争いを歴史としてまとめる、というのも考えましたが、実は平成というのはそうやってまとめるのに向かない時代なんですよね。芸人の数が圧倒的に増えているので、その歴史を単純な図式で説明するのが難しいのです。

 そこでいろいろ考えた末、「事件」という切り口が思い浮かびました。私はもともとお笑いに限らず歴史に興味があり、特に「事件」というものが好きなんです。事件を軸にして、そこに関連する芸人や当時の時代背景などを絡めて書いていけば、内容としてまとまりやすいし、多くの人に興味を持ってもらうことができるのではないかと思いました。

――本書に収録されている14のテーマはどういうふうに選んだのですか?

ラリー 事件とひとくちに言っても、日本中を騒がせたような大事件もあれば、お笑い界内部のちょっとした出来事もあります。この本ではその両方を取り上げています。

 選ぶ基準としては、時代を象徴する出来事であるかどうか、ということですね。例えば、1992年に明石家さんまさんが女優の大竹しのぶさんと離婚してしまったという事件があります。これは、お笑いの歴史においては、さんまさんが結婚したことで守りに入り、スランプに陥った時期として知られています。

 一方、2人の結婚生活が破綻した原因を読み解いていくと、さんまさんが大竹さんに子育てに専念してもらうことを望んでいて、女優業を続けたかった大竹さんとの間に溝ができた、という事実が浮かび上がってきます。

 平成の初期にはまだ子持ちの女性が仕事と育児を両立させるような働き方は一般的ではなかった、という時代背景がここにはあります。このように、1つの事件がお笑い史において重要であり、それ以外の意味でもその時代を象徴するものである、ということをテーマ選びの基準にしました。

――14のテーマの中で特に思い入れのあるものはありますか?

ラリー 「スリムクラブ『M-1』で放射能ネタ」です。これ自体は、たぶん多くの人にとっては「そんなことあったっけ?」というレベルのことで、特に事件として取り上げるほどのことではないと思われるかもしれません。

 でも、私としては、あの時代のことを描くにはちょうどいい素材になると思ったんですね。2010年12月26日に行われた『M-1グランプリ』の決勝で、スリムクラブは「放射能」という単語を笑いどころとして取り入れた漫才で大爆笑を取り、準優勝を果たしました。当時の日本ではまだ「放射能」という単語が笑いになりうる言葉だったのです。

 ところが、その約3カ月後の2011年3月11日、東日本大震災が起こり、原発事故を含む未曾有の大災害で日本中に衝撃が走りました。「放射能」という単語で気軽に笑っていた過去は、もう二度と取り戻せない過去になってしまったわけです。その時代の空気を描くためにあえてこの出来事を取り上げることにしました。

――執筆にあたって苦労したことはありますか?

ラリー 平成初期の事件は、自分自身が当時まだ子供だったので、直接の体験としてはあまり印象に残っていません。でも、昔の出来事は資料が豊富にあるので、事件の概要はつかみやすいんです。

 一方、最近の事件は、私自身もお笑い好きの読者も誰もが知っていることです。でも、新しい出来事なのでそれをどう解釈すべきかという評価がまだ定まっていない、という難しさがあります。昔のことも最近のことも、書くときにはそれぞれに考えるべきところはありました。

――お笑いに関して言うと、平成とはどういう時代だったのでしょうか?

ラリー テレビに限定して言うなら「昭和に確立されたバラエティ番組の作り方が完成されて、行くところまで行った時代」ということになると思います。その象徴が2014年の『笑っていいとも!』(フジテレビ系)終了です。あの番組の最終回特番で、大物芸人たちの豪華共演が話題になりましたが、昭和の時代から続いたバラエティ番組の歴史は、あそこでいったん大団円を迎えたのではないかと思いました。

 例えば、ダウンタウンととんねるずの共演自体が話題になるのは、彼らがそれだけ強い存在感を持ったスターだったからです。それより下の世代の芸人では、誰と誰が共演してもそれほどの驚きはありません。

 今後も、時代に合わせて面白いバラエティ番組はたくさん出てくるとは思いますが、『笑っていいとも!』や『オレたちひょうきん族』(同)のような番組はもう出てこないかもしれない。あの場面を見ていてそういう意味での「終わり」を感じました。

 本書で取り上げている14の事件の中で、最近の事件である「又吉直樹、芥川賞受賞」と「ピコ太郎『PPAP』が世界中で大ヒット」だけは、地上波テレビの枠の外で起こった事件なんですよね。この2つに象徴されるように、テレビの外側の世界で芸人が活躍する事例は今後も増えていくと思います。

――ラリーさん自身は平成時代にどんなお笑いを見てきたんでしょうか?

ラリー 私自身は、中高生の頃に『ごっつええ感じ』(同)や『ガキの使いやあらへんで!!』(日本テレビ系)を見てダウンタウンにハマった典型的なダウンタウン世代のお笑いファンです。それまでにもドリフや志村けんやビートたけしやウッチャンナンチャンの番組は好きで見ていましたが、ダウンタウンの笑いの感覚はそれらとは根本的に違っていた。そこに衝撃を受けました。

――ちなみに、時代が昭和から平成に変わったときのことは覚えていますか?

ラリー 小学3年生だったのでうっすらと覚えています。テレビからCMやバラエティ番組がすべて消えて、たしか延々と皇居のお堀の映像みたいなのが映し出されていたような記憶があります。テレビ全体が喪に服している感じが印象に残っています。2011年の東日本大震災のときにもそうやってテレビが一色に染まる状態になり、そのときのことを思い出しました。

――本書をどういう人に読んでほしいですか?

ラリー 昭和生まれの人たちはもちろん、平成生まれの若い人たちにも読んでもらいたいですね。本書の担当編集者は平成生まれなので、この本の前半で書かれている出来事はほとんど知らないようでした。そういう人が読むと「こんなことがあったのか」と新鮮な感覚で楽しんでもらえると思います。

 この本に載っているようなお笑い史に残る事件は、お笑いファンにもそうではない人にも共通の話題として興味を持ってもらえるものだと思います。ぜひ多くの人に読んでいただきたいですね。
(取材・文=編集部)

●ラリー遠田
1979年生まれ。東京大学文学部卒業。テレビ番組制作会社を経て、ライター、お笑い評論家として多方面で活動。お笑いムック『コメ旬』(キネマ旬報社)の編集長を務める。

「他の選手に失礼」 羽生結弦の“負けは死も同然”発言に賛否の声

 3月23日に『ISU 世界フィギュアスケート選手権大会 2019』の男子フリーが行われ、絶対王者・羽生結弦はまさかの2位で終了。完璧な演技を披露したネイサン・チェンの優勝で幕を閉じたが、その後行われた羽生のインタビューに賛否の声が上がっている。

 羽生はテレビのインタビューに、「負けには負けっていう意味しかないので、はっきり言って、自分にとっては負けは死も同然だと思っている。本当に勝ちたいです」と回答。試合では300点超えという高得点をたたき出していたが、2位という結果に悔しさを滲ませていた。

 そんな彼の言葉に、ファンからは「相変わらずストイックで素敵!」「こういういい意味で負けず嫌いなところが、彼のパフォーマンスを実現させてるんだろうな」「根っからのアスリート!」「ここまで強い覚悟を持って演技に臨んでいるのはすごい」「これからも応援し続ける!」といった称賛の声が。しかし中には、そんな羽生のコメントをよく思っていない人もいるという。

「インタビューを見た人からは、『それはさすがに他の選手に失礼では? 勝負事だから当然3位以下の選手だっているわけだし』『構成も演技もネイサン・チェンに負けてたのに“死も同然”は言い過ぎ。負けるべくして負けた大会だった』『“死”って言葉を軽々しく使うな』『素直にネイサン・チェンを称えようよ』といった批判も。またファンから見ても素直に褒めることができない発言のようで、『いくら何でも背負い過ぎというか、“死”という言葉を使っちゃうほど重圧があるんだろうな』『そこまで自分を追い込まなくてもいいよ……』などと心配されています。重大な局面での演技に定評があり“プレッシャーに強い”と言われ続けてきた羽生ですが、世間の人々には想像もできないほどの重圧がのしかかっているのかもしれません」(芸能ライター)

 柔和な表情が似合う“王子様キャラ”として知られる羽生だが、実は以前から闘志むき出しな負けず嫌い発言をして人々を驚かせてきた。

「昨年カナダで行われた『オータムクラシックインターナショナル2018』では、優勝したにもかかわらず、演技中のミスを振り返り『めちゃくちゃ悔しいです』と語っていました。確かに同大会ではジャンプで転倒する場面があり、本人としてはかなり未練が残る結果だった様子。ちなみに『夕刊フジ』の公式サイト『zakzak』の記事では、取材を受けた羽生の恩師・都築章一郎が『当時から負けず嫌いのやんちゃ坊主』と、彼の幼少期を語っています」(同)

 常人には理解できないコメントが飛び出すことも多い羽生だが、それだけ“勝ち”にこだわっている証拠。また「あえて極端な発言をすることで自分を奮い立たせているのでは?」との指摘もあり、彼なりのメンタルコントロールなのかもしれない。

KinKi Kids・堂本剛、『ブンブブーン』スタッフに「もうちょっと案を練るとか」と文句のワケ

 3月23日に放送されたKinKi Kidsのバラエティー番組『KinKi Kidsのブンブブーン』(フジテレビ系)は、番組開始から5年の節目を迎えたということで、過去の放送の中から名言や珍行動などをクイズにして出題。これに出演者であるKinKi Kids自ら解答し、正解数が多かった方には“ご褒美”が与えられる。

 昨年、番組4周年の際にも同じ企画を行っており、その時は堂本剛が勝利。ご褒美として、表にKinKi Kidsのイラスト、裏にはKinKi Kidsの写真がプリントされた“番組特製Tシャツ”がプレゼントされていた。そのTシャツについて、堂本光一に「着た?」と問われると、剛は「246に捨てときました」と“国道”に捨てたと告白。これは冗談だったが、「着る機会がないでしょ!」と捨ててはいないものの、着用もしていない様子だった。

 クイズでは、ゲストに「ももいろクローバーZ」を迎えた2018年5月5日放送回が出題。「もし結婚したら?」という話題で盛り上がり、剛が「お弁当作ってほしい。愛妻弁当食べたい」など、妻とはラブラブでいたいと告白していた。その流れで、百田夏菜子が「○○する必要あります?」とKinKi Kidsの2人に質問したのだが、この○○部分を答えることに。

 まず光一が「“キス”する必要あります、じゃなかった?」と解答。しかし、進行役を務めた榎並大二郎アナウンサーが「ん~、キスはあってます」と伝えると、即座に剛が「1日に1回“チュー”する必要あります?」と答え、見事正解。当時の正解VTRが流れると、百田の発言は「結婚したら毎日チューするタイプですか?」というもので、これに「毎日する」(剛)「チューは毎日するでしょ!」(光一)と二人して答えていたのだった。

 VTRが終わると、光一は既婚者の榎並アナに「毎日チューするタイプですか?」と突然質問。榎並アナは「ぬあっ!」と吹き出したあとに、「いや……私事で今日、結婚記念日……」と衝撃の告白。番組収録の時間が押していてソワソワしていることを、番組スタッフとKinKi Kidsから暴露されていた榎並アナだが、「さあ、じゃあ(収録を)巻いていきましょうか!」と張り切り、笑いが巻き起こっていた。

 最終的に、今回も剛が勝利し、昨年プレゼントされたTシャツと同じプリントの“特製トートバッグ”がプレゼントされる展開に。しかし、剛は「もうちょっと(案を)練るとかないの?」「これはいらないですね……」と不満そうで、むしろ光一の方が満面の笑みを浮かべていたのだった。

 そして番組の最後には、4月以降の番組継続が2人から知らされた。これにはネット上に「よかった! 継続! ありがとうございます」「何年たっても、『ブンブブーン』が続いていきますように!」「何年も番組が続くように、これからも応援してます! いつも楽しい番組をありがとう!」など、ファンから歓喜の声が多数寄せられていた。

嵐・二宮和也、『ニノさん』“訂正報道”企画に「綾子の記事訂正して」とファンの声続出

 嵐・二宮和也の冠バラエティー『ニノさん』(日本テレビ系、3月24日)は、ゲストにダレノガレ明美、大久保佳代子、小藪千豊らが出演。今回の企画は、「訂正報道 そのニュース、若干違います」と題し、世間を騒然とさせたゴシップニュースを、当事者である芸能人が自ら訂正するという内容だ。

 グレーのスーツに黒縁メガネをかけて“キャスター風”の姿で登場した二宮は「僕、初めてなんですよ。こういうの。だから今回頑張って。経験あるんだろうから」と、横にいる青木源太アナウンサーに進行役を丸投げ。しかし、青木アナが「私もニュースはほぼ初めてです」と告白し、二宮は「そうなの!?」と驚き。その結果、2人で司会を務めることとなった。

 まずは、有名スポーツ選手や人気俳優など、数々の男性と浮き名を流してきたダレノガレが「訂正芸能人」として登場。2016年6月に週刊誌で報道された“イケメンエリート商社マン”との交際について、真相を暴露した。報道の内容は、「六本木ヒルズ近くのオープンカフェで彼氏と思しき男性と海外旅行のプランを相談中で、ダレノガレは『向こうでも寝かせないからね』と周囲が驚くほどの肉食発言をしていた」というもの。

 これに対し、ダレノガレは「旅行の計画を立ててました」と記事の内容は一部事実だと認めたものの、「『寝かせないからね』っていうのは、ちょっと訂正したい」と主張。ダレノガレは飛行機が苦手で、機内で寝られないため、実際は「時差ボケになって寝られない可能性があるから、向こうに行っても一緒に起きててね、っていう意味の“寝かせないからね”だった」と告白した。

 また、このときの会話は録音されていたそうで、ダレノガレは「全部あってるんですよ」と認めたうえで、「ただ、切り取られているので……」と会話の一部が切り取られて記事になっているとも主張。この状況をジャーナリストの堀潤は、「訴えられちゃいけないということで、取材する側もちゃんと証拠を出すようになったのでレコーダーで(録音している)。でも、それを編集してしまうから“後の祭り”ですよね」と解説していた。

 そして最後に、二宮のゴシップニュースも登場。18年12月にとあるニュースサイトで報じられた「二宮和也、アゴのホクロを除去!?」の真偽を問われると、二宮は「除去でもなんでもないよ。シャワー浴びてたらここ(アゴ)にあったホクロが取れちゃったの。で、鏡見たらやっぱりないの。ないないないと思って……。でもちょっとしたら出てきましたよ、普通に」と、この記事について否定していた。

 タレント自らゴシップニュースに言及するという斬新な企画だったが、二宮ファンの反応はイマイチ。というのも、二宮の恋人とウワサされている、元アナウンサー・伊藤綾子との交際を否定してほしいと願うファンが続出しており、「今日の『ニノさん』の企画、綾子との記事についての言及はないの?」「『ニノさん』で綾子との報道の真相は出ないの!? ホクロ除去とかそんなつまらないのいらないから」「『ニノさん』で否定しないってことは、伊藤綾子と別れてないってこと……?」とのコメントがネット上に多数投稿されていた。

 最近では「結婚間近」との報道まで出ている、二宮と伊藤。言及しないということは、交際を“肯定”しているととられても仕方がないが、果たして……。

菅田将暉『3年A組』が北川景子超え、竹内結子ワースト入り! 1月期ドラマ視聴率ランク

2019年1月スタートの冬ドラマがそれぞれ最終回を迎えた。昨年秋より2クール連続で放送された『相棒 season17』(テレビ朝日系)を除いて、視聴率トップに躍り出たのは、菅田将暉主演の『3年A組 ―今から皆さんは、人質です―』(日本テレビ系)。全10話の平均は11.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)だった。

『家売るオンナ』が首位逃す

 同作は、3年A組の担任である柊一颯(菅田)が、卒業まで残り10日と迫る中、29名の生徒を人質にとるところから物語が始まる学園ミステリー。椎名桔平、田辺誠一といったベテラン俳優が脇を固め、生徒役には永野芽郁、今田美桜、上白石萌歌、川栄李奈、福原遥、GENERATIONS from EXILE TRIBEの片寄涼太ら注目の若手キャストが出演。人質をとった理由は、クラスメイト・景山澪奈(上白石)の死の真相に迫るためだったが、謎が謎を呼ぶ展開や、出演者の熱演が話題を呼んだ。初回は10.2%とギリギリ2ケタスタートを切り、13作中6位にランクイン。2話で10.6%、3話は11.0と上昇し、一時は9%台に落ちてしまうも、終盤は11~12%をキープ。最終回は自己最高の15.4%で有終の美を飾った。

 続く2位は、同じく日本テレビ系の作品で、北川景子主演の『家売るオンナの逆襲』。16年7月期に放送された『家売るオンナ』の続編で、今回も北川は「私に売れない家はない」がモットーの天才的不動産屋・三軒家万智を好演した。前作に続いて工藤阿須加、仲村トオル、千葉雄大、イモトアヤコら個性豊かな役者が集まり、新たに松田翔太が加入。初回に12.7%を獲得後、一度も1ケタに落ちることなく10~12%台を行き来し、全10話の平均は11.4%となった。16年の放送時は平均11.6%で視聴率ランク首位に輝くも、新作は数字が微減。全話2ケタで完走したとはいえ、果たして第3弾の制作はあるのだろうか。

 初回視聴率で1位だった沢村一樹主演の『刑事ゼロ』(テレビ朝日系)は、全10話の平均11.3%でベスト3位にランクイン。20年間の記憶を失い、捜査テクニックや刑事としてのノウハウまで消えてしまった、京都府警捜査一課に勤務する“ゼロ状態”の主人公・時矢暦彦(沢村)と、新人刑事・佐相智佳(瀧本美織)がコンビを組んで捜査する物語。初回は14.7%の好スタートを切ったものの、2話で10.5%に大幅ダウンし、8話で初の1ケタ(9.9%)をマーク。結果的に、初回の数字を超えられずに9~12%台を辿り、『3年A組―』『家売るオンナの逆襲』と僅差で3位に。ラストの展開について、視聴者の間では「良い終わり方だった! 続編に期待」「記憶取り戻さなかったから続編確定」との声も出ていた。

 次は、残念ながら視聴率に恵まれなかったワースト3をご紹介。ワースト3位と2位はいずれもフジテレビのドラマで、竹内結子主演『スキャンダル専門弁護士 QUEEN』が全10話平均6.8%、木村佳乃主演『後妻業』は全9話で6.2%と、それぞれ6%台に留まった。いずれも最高視聴率は初回放送で、『後妻業』については最終回で5.1%という自己最低を記録した。

 なおもう一つ、フジの作品は関ジャニ∞・錦戸亮主演の月9ドラマ『トレース~科捜研の男~』。こちらは全11話だったが、全9話の杉咲花主演『ハケン占い師アタル』(テレビ朝日系)と並ぶ10.6%で4位タイ。錦戸に関しては、放送の途中で一部報道により関ジャニ∞からの脱退疑惑が出るも、視聴率が増減するような影響は見られなかった。

 そして、初回視聴率でも13作中最も低いスタートだった『よつば銀行 原島浩美がモノ申す!~この女に賭けろ~』(テレビ東京系)が、全話平均ランクでもワーストに。同作は真木よう子扮する主人公(原島浩美)が、業績不振の支店を救うべく立ち上がる痛快ストーリーで、関ジャニ∞・丸山隆平、塚本高史、寺脇康文、柳葉敏郎、元乃木坂46・西野七瀬らが出演。オープニングテーマはNEWSの「トップガン」が起用され、第3話にはNEWSメンバー・加藤シゲアキがゲストで登場した。

 放送枠は、昨年4月に始まったビジネスドラマ枠「ドラマBiz」(月曜10時台)で、スタート以降どの作品も苦戦を強いられているだけに、『よつば銀行』の全8話平均4.5%が特別低いわけではない。しかし、前期の唐沢寿明主演『ハラスメントゲーム』(全9話で平均4.9%)に負けたばかりか、今期のテレ東は北大路欣也主演の『記憶捜査~新宿東署事件ファイル~』も放送され、平均6.9%(全7話)で終了している。同作にはジャニーズ事務所の俳優・風間俊介が出ており、奇しくもテレ東の“ジャニーズ出演ドラマ対決”は風間に軍配が上がる形となった。

 一方、ベスト&ワースト3位に入らなかったものの、深田恭子主演で横浜流星、中村倫也、永山絢斗といったキャストが名を連ねたラブストーリー『初めて恋をした日に読む話』(TBS系)は、イケメン3人の胸キュン台詞などが話題を集め、SNS上で人気が爆発。ネット上が沸いても、視聴率はさほど上がらなかったが、最終回は自己最高の9.6%だった。

 4月期は二階堂ふみとKAT-TUN・亀梨和也がW主演を務める『ストロベリーナイト・サーガ』(フジテレビ系)や、山下智久主演『インハンド』(TBS系)、King&Princeの永瀬廉、関西ジャニーズJr.内ユニット・なにわ男子の道枝駿佑と長尾謙杜が出演する古田新太主演『俺のスカート、どこ行った?』(日本テレビ系)など、ジャニーズタレント出演ドラマも豊富だ。女性が主人公の作品は初めての通年放送となる沢口靖子主演『科捜研の女』(テレビ朝日系)や、天海祐希主演『緊急取調室』(同)は第3シーズンに突入。テレ朝のシリーズもの以外では、吉高由里子主演『わたし、定時で帰ります。』(TBS系)と、中条あやみ&水川あさみがタッグを組む『白衣の戦士!』(日テレ系)も注目作の一つだろう。

 初回の視聴率争いでどのドラマがトップに君臨するのか、放送開始を楽しみに待ちたい。

【2019年冬ドラマ(午後8~10時台、民放5局)平均視聴率一覧】

1位『3年A組 ―今から皆さんは、人質です―』(日本テレビ系・日曜午後10時30分)全10話/11.5%
2位『家売るオンナの逆襲』(日本テレビ系・水曜午後10時)全10話/11.4%
3位『刑事ゼロ』(テレビ朝日系・木曜午後8時)全10話/11.3%
4位『ハケン占い師アタル』(テレビ朝日系・木曜午後9時)全9話/10.6%
4位『トレース~科捜研の男~』(フジテレビ系・月曜午後9時)全11話/10.6%
6位『メゾン・ド・ポリス』(TBS系・金曜午後10時)全10話/10.3%
7位『グッドワイフ』(TBS系・日曜午後9時)全10話/9.7%
8位『イノセンス~冤罪弁護士~』(日本テレビ系・土曜午後10時)全10話/9.1%
9位『初めて恋をした日に読む話』(TBS系・火曜午後10時)全10話/8.5%
10位『記憶捜査~新宿東署事件ファイル~』(テレビ東京系・金曜午後8時)全7話/6.9%
11位『スキャンダル専門弁護士 QUEEN』(フジテレビ系・木曜午後10時)全10話/6.8%
12位『後妻業』(フジテレビ系・火曜午後9時)全9話/6.2%
13位『よつば銀行 原島浩美がモノ申す!~この女に賭けろ~』(テレビ東京系・月曜午後10時)全8話/4.5%

※平均視聴率は単純平均視聴率(全話合計÷放送回数)。小数点第2位以下を四捨五入。昨秋から2クール連続で放送された『相棒 season17』(テレ朝系)はランキング対象外とする。

コンプラ至上主義の芸能界を丸腰でサバイブ! ”全裸俳優”原田龍二にレギュラーオファー増

どうしてあのタレントは人気なのか? なぜ、あんなにテレビに出ているのか? その理由を、業界目線でズバッと斬る「ズバッと芸能人」。

 今回取り上げるのは、俳優の原田龍二だ。『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』(日本テレビ系)の大みそか恒例特番「笑ってはいけないシリーズ」でブレイクしたあとも、順調にキャリアを重ねている。

ミステリーから美容番組まで大活躍!

 バラエティでもよく見かける「俳優」は、例えば遠藤憲一や吉田鋼太郎、陣内孝則などほかにもいろいろいるが、ここまで振り幅がある俳優はいないのではないか。

『シューイチ』(同)では、“芸能界屈指のサウナー”として体感温度100℃以上の熱すぎるサウナに入り、絶叫。ミステリー検証番組『世界の何だコレ!?ミステリー』(フジテレビ系)では、“ミステリー大好き俳優”として座敷わらしに会いに行く企画を自ら番組に持ち込んで決行。かと思えば、『京都ぶらり歴史探訪』(BS朝日)では、京都のみやびな場所を巡っている。

 さらに、司会業にも進出。2017年4月から『5時に夢中!』(TOKYO MX)の金曜日メインMCを務めているが、来月からは新たにニッポン放送の午後ワイド番組『DAYS』の水曜パーソナリティーに抜擢された。

 また今年1月には、特番『キレイの新習慣~原田龍二の美アカデミー』(フジテレビ系)で、なぜか通販番組の初司会にチャレンジし、今年イチ押しの美容アイテムを紹介していた。手当たり次第というべきか、もはや「マルチ俳優」という肩書を超越している。

 彼を一躍有名にしたのは、なんといっても温泉に入るときの全裸スタイルにある。タオルを一切使用しないのだ。これはおそらく、俳優界初の快挙と言ってもいいだろう。東MAXや荻原次晴、パンチ佐藤など、さまざまな温泉レポーターがいるが、彼らベテランもできなかった芸当なのである。

 通常は「撮影のために特別にタオルを……」というテロップを入れるが、彼の場合は必要ない。タオルは通常、いらないからだ。当たり前のことをしたまでなのである。スタッフはその思い切りのよさに感動し、旅番組のキャスティングの第一候補に躍り出たのである。さらにアノ原田龍二を仕込んで温泉に入れたという喜びに浸ることもできる。

 もちろん、スッポンポンの気持ちよさは我々にもダイレクトに伝わってくる。見ていて、すがすがしい。おそらく裸芸人が風呂に入ると眉をひそめるおばちゃん連中も、彼の全裸は許してしまうのであろう。

 原田と裸の関係は古い。20代半ばから『世界ウルルン滞在記』(TBS系)のレポーターとして海外に行く機会も増えたが、いかんせん言葉・文化が通じない。現地の裸族と、どう心を通わせるか。その時に有効だったのが「裸」だった。すべてをさらけ出し、自分も裸になって向き合い、現地の人と同じものを食べた。その時、素のままの姿が喜んでもらえた。これが原点となったという。タオルを巻いて入ることに、「温泉に対してすごく失礼」だと語り、「入らせてもらう側として、気持ちよく入るのが使命」と言ってはばからない。

 今テレビは、プライバシーやコンプライアンスといった言葉に振り回され、がんじがらめになっている。芸能人の豪邸の周囲はボカシ、タレントの子どもも0歳からボカシ、ライバルスポンサーの商品もボカシ、事件の目撃者も下半身だけしか映さない、もちろんわいせつな映像はカット、犯罪者の過去の作品も差し替え……と、すべて萎縮の方向へ行っている。そんな中、彼が風呂場に素っ裸で臆することなく入ってくるときは、「ボカせるものならボカシてみやがれ」という覚悟すらも感じる。彼はそんな未来のない芸能界にあらがうかのように、これからも「丸腰」でサバイブしていく――。

(文=都築雄一郎)

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