ビートたけしの“戦友”島田洋七は何度でも立ち上がる!? NHKからも絶賛「若手には負けませんよ」

 ビートたけしの盟友で、漫才師の島田洋七。吉本興業を退社した後はテレビ界から干されている状態だが、去る3月7日、NHKの情報バラエティ『ごごナマ』の1コーナー「おしゃべり日和」に出演。番組は、洋七の講演会に密着し、大ベストセラーとなった自叙伝『佐賀のがばいばあちゃん』(徳間書店)の誕生秘話や、佐賀県での田舎暮らしなどを、約1時間に渡って紹介した。

「ツービートのたけしと『B&B』の洋七といえば、1980年代の漫才ブームを牽引した立役者で良きライバルだが、ブームの最中には2人でコンビを組み、業界用語で“しょくない”と呼ばれるアルバイトをしては荒稼ぎし、初めて銀座のクラブを豪遊した遊び仲間でもあった。

 その2人の絆を強くしたのが、86年、たけしが起こした「フライデー襲撃事件」だった。たけし軍団を引き連れて、講談社の写真週刊誌「フライデー」編集部に殴り込んだたけしは、傷害で逮捕され、芸能活動休止を余儀なくされた。このときたけしは、マスコミの目を逃れるため、沖縄・石垣島に逃避行。一方、漫才ブームの恩恵でテレビ局から引っ張りだこだった洋七は、仕事の合間を縫っては石垣島に飛び、「俺、芸能界を辞めようかな」と落ち込むたけしを励まし、夜遅くまで海岸で語り合ったという。

 そうして、たけしいわく「親友というより戦友のような関係」になった2人だが、たけしは活動再開後も、生死の境をさまようバイク事故を起こす。それでも、奇跡的に復活し、お笑いだけでなく、映画監督としても“世界のキタノ”と呼ばれるほどの活躍を見せた。

 他方、その頃、漫才ブームが去って仕事が激減した洋七は、たけしの別宅に居候していた。料理上手を生かして料理番を担当していたが、その時にたけしからの助言を得て、自叙伝『佐賀のがばいばあちゃん』を自主出版した。当初はなかなか売れず、筆者が徳間書店を紹介。単行本として全国発売されたことで、600万部を超す大ベストセラーになった。

 ところが、所属していた「吉本興業」と出版印税で揉め、2007年8月に退社。その後、テレビ局が吉本を“忖度”したことで、テレビ界から干されてしまった。

 そこで洋七は、『佐賀のがばいばあちゃん』をテーマにした講演会の仕事に力を入れた。すると全国各地から依頼が殺到。近年は、生まれ故郷の広島県が西日本豪雨災害によって109人の死亡者を出したことにショックを受け、ボランティアを兼ねて地方での講演活動を続けている。

 筆者は今年1月26日、長野県で行われた講演会に行ってきた。超満員の会場は、最後まで笑いが絶えず、そのことをたけしに伝えると、「どの会場も、洋七のしゃべりに客席の笑いが止まらない。洋七ほどしゃべりが上手いやつはいない」と絶賛した。

 それでも、テレビ界から干されている状況は変わらない。レギュラー番組は、情報バラエティ『バラいろダンディ』(TOKYO MX)の金曜MC1本のみだ。

 ところが、そんななかお声がかかったのが、冒頭のNHKだった。番組で洋七は、若手のお笑いについて「彼らは頭が良すぎて、(ネタの回転が早く)老人や子どもが理解できない」と語り、筆者には「笑わす自信は、若手には負けませんよ」と豪語していた。

 ちなみに、番組終了後、プロデューサーから「これまで『おしゃべり日和』にゲスト出演した中で、一番盛り上がった」と称賛されたと顔をほころばせていた洋七。「72歳のたけしが、第一線で頑張っている。僕もまだやれる自信が湧いた。もう一度、花を咲かせたい」と、再起に意欲を燃やす彼の「人生七転び八起き」精神に敬意を表し、再起を期待したい。
(文=本多圭)

中村倫也、打ち上げ会場にストーカーが待ち伏せ? 「家賃9万円」報道で自宅割れのピンチ

 TBS系ドラマ『初めて恋をした日に読む話』で元ヤン教師役を好演した中村倫也。公開予定の出演映画も複数控えており、まさにノリにノッているといった状態だが、3月14日発売の「女性セブン」(小学館)では、今なお家賃9万円のアパートに暮らしていることが報じられた。

「俳優として売れ始める前から住んでいるアパートだそうです。収入的にはもっと高いマンションに住めるでしょうが、実家が近いということもあって、むしろ引っ越したくないのかもしれません。ただ、今回こうやって住んでいる場所が報じられてしまったことで、おかしなことにならなければいいのですが……」

 そう話すのは、とある芸能事務所関係者だ。

「実は、中村さんには“熱心すぎる”くらいのファンが何人かいるらしいんです。そういったファンが、今回の報道を元に自宅を突き止めてしまうのではないかと、心配されているのです」(同)

 中村にはいわゆる“追っかけ”と呼ばれるファンがいて、本来ならありえない場所に出没したこともあるという。

「とあるテレビドラマの打ち上げ会場の外に、中村のファンが待ち伏せしていたというんです」(芸能ライター)

 実際に、「週刊女性」(主婦と生活社)が、昨年放送された日本テレビ系ドラマ『ドロ刑-警視庁捜査三課-』の打ち上げの様子を報じているが、記事では会場の外で待ち伏せしていた中村のファンについても言及されている。

「ドラマの打ち上げに関する情報は、局や芸能事務所の関係者から週刊誌記者に漏れることは多いものの、普通のファンがキャッチできるような情報ではない。にもかかわらず、打ち上げ会場の近くで待ち伏せしている中村のファンは、相当な情報収集力を持っているか、単純にずっと中村を追いかけているかのどちらかでしょう。いずれにしろ、単なるファンではないですね。ちょっと危険な香りもします」(同)

 つまり、ストーカーに近い熱心すぎるファンが、中村のプライベートを脅かそうとしているのだ。

「売れていない期間が長かったこともあって、デビュー当初から応援しているファンは、より“濃い”ストーカと化してしまっているのでしょうね。だからこそ、普通のファンならしないような“過剰な追っかけ行為”に及んでしまう。中村の自宅にそういったファンが押し寄せるのも、時間の問題かもしれません」(同)

 完全なる売れっ子俳優となった中村倫也。自分の身を守るという意味でも、家賃9万円のアパートから、セキュリティー万全のマンションへ、早々に引っ越したほうがいいのではないだろうか……。

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中村倫也、打ち上げ会場にストーカーが待ち伏せ? 「家賃9万円」報道で自宅割れのピンチ

 TBS系ドラマ『初めて恋をした日に読む話』で元ヤン教師役を好演した中村倫也。公開予定の出演映画も複数控えており、まさにノリにノッているといった状態だが、3月14日発売の「女性セブン」(小学館)では、今なお家賃9万円のアパートに暮らしていることが報じられた。

「俳優として売れ始める前から住んでいるアパートだそうです。収入的にはもっと高いマンションに住めるでしょうが、実家が近いということもあって、むしろ引っ越したくないのかもしれません。ただ、今回こうやって住んでいる場所が報じられてしまったことで、おかしなことにならなければいいのですが……」

 そう話すのは、とある芸能事務所関係者だ。

「実は、中村さんには“熱心すぎる”くらいのファンが何人かいるらしいんです。そういったファンが、今回の報道を元に自宅を突き止めてしまうのではないかと、心配されているのです」(同)

 中村にはいわゆる“追っかけ”と呼ばれるファンがいて、本来ならありえない場所に出没したこともあるという。

「とあるテレビドラマの打ち上げ会場の外に、中村のファンが待ち伏せしていたというんです」(芸能ライター)

 実際に、「週刊女性」(主婦と生活社)が、昨年放送された日本テレビ系ドラマ『ドロ刑-警視庁捜査三課-』の打ち上げの様子を報じているが、記事では会場の外で待ち伏せしていた中村のファンについても言及されている。

「ドラマの打ち上げに関する情報は、局や芸能事務所の関係者から週刊誌記者に漏れることは多いものの、普通のファンがキャッチできるような情報ではない。にもかかわらず、打ち上げ会場の近くで待ち伏せしている中村のファンは、相当な情報収集力を持っているか、単純にずっと中村を追いかけているかのどちらかでしょう。いずれにしろ、単なるファンではないですね。ちょっと危険な香りもします」(同)

 つまり、ストーカーに近い熱心すぎるファンが、中村のプライベートを脅かそうとしているのだ。

「売れていない期間が長かったこともあって、デビュー当初から応援しているファンは、より“濃い”ストーカと化してしまっているのでしょうね。だからこそ、普通のファンならしないような“過剰な追っかけ行為”に及んでしまう。中村の自宅にそういったファンが押し寄せるのも、時間の問題かもしれません」(同)

 完全なる売れっ子俳優となった中村倫也。自分の身を守るという意味でも、家賃9万円のアパートから、セキュリティー万全のマンションへ、早々に引っ越したほうがいいのではないだろうか……。

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広瀬すず『なつぞら』に朝ドラ女優続々投入 山口智子の“再ブレーク”はある?

 4月からスタートする広瀬すず主演のNHK朝の連続テレビ小説『なつぞら』。記念すべき100作目の朝ドラとして、松嶋菜々子(1996年放送『ひまわり』)、小林綾子(83年放送『おしん』)、山口智子(88年放送『純ちゃんの応援歌』)、比嘉愛未(07年放送『どんど晴れ』)、貫地谷しほり(07~08年放送『ちりとてちん』)と、歴代の朝ドラヒロインの参戦が発表されているが、業界関係者がもっとも注目しているのは、31年ぶりに朝ドラ復帰した山口だという。

 山口は、88年の朝ドラ『純ちゃんの応援歌』で注目を浴びた後、96年に木村拓哉とW主演したドラマ『ロングバケーション』(フジテレビ系)で大ブレーク。数々の作品で活躍を見せたが、朝ドラで共演した俳優・唐沢寿明との結婚後は女優業をセーブし、CMを中心とした仕事にシフト。その後、ドラマ『向田邦子の恋文』(2004年、TBS系)やドキュメンタリー番組に出演したものの、女優業からはしばらく遠のいていた。

 そんな彼女が本格的に女優復帰したのは12年。ドラマ『ゴーイング マイ ホーム』(フジテレビ系)に出演したが、関係者の期待もむなしく、視聴率はふるわなかった。その後、『心がポキッとね』(15年放送、フジテレビ系)、『ハロー張りネズミ』(17年放送、TBS系)、『BG~身辺警護人~』(18年、テレビ朝日系)などに出演したが、いまだ再ブレークには至っていない。

「女優復帰したドラマの数字がふるわず、当初、山口はドラマ主演に二の足を踏んでいたようです。ただ、今回、朝ドラのオファーを受諾したのは、彼女と同じく“トレンディ女優”として活躍した鈴木保奈美の再ブレークに刺激を受けたのではといわれているんです」(ドラマ関係者)

 鈴木といえば、1991年放送の伝説的月9ドラマ『東京ラブストーリー』(フジテレビ系)で大ブレークした後、とんねるずの石橋貴明と結婚。しばらく家庭を優先していたが、2011年のNHK大河ドラマ『江~姫たちの戦国~』で女優復帰。昨年は、人気が凋落した夫に代わって、月9ドラマ『SUITS/スーツ』(フジテレビ系)に出演。『東京ラブストーリー』で共演した織田裕二と27年ぶりに再タッグを組み、全話平均10.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と合格点の視聴率を獲得したほか、同時期に放送されたNHKの連ドラ『主婦カツ!』でも主演を務め、好評を博した。

 確かに、視聴率では鈴木が一歩リードしているが、山口が『なつぞら』で演じるのは、新宿のおでん屋の女将で、かつて伝説の劇場『ムーランルージュ新宿座』で一世を風靡した元人気ダンサー役。重要な役どころで熟練の演技が要求されるが、はたして今回こそ再ブレークを果たせるか。

 ちなみに、現在放送されている朝ドラ『まんぷく』は、平均すると20%を超える視聴率を維持しているだけに、そのハードルは高い。山口はもとより、歴代の朝ドラヒロインを投入して『まんぷく』より視聴率が取れなければ、目も当てられないだろう。

 山口にとっても正念場といえそうだが、それにしても、視聴率を取るために、なりふり構わないNHKのキャスティングが吉と出るか、凶と出るか。そちらにも注目だ。
(文=本多圭)

中居正広、『ナカイの窓』Kis-My-Ft2・千賀の“尻丸出し”で「パワハラ」「感謝」と賛否

 中居正広がMCを務め、3月をもって終了するバラエティ『ナカイの窓』(日本テレビ系)。3月20日はハワイロケSPの前編がオンエアーされ、ゲストとして参加したKis-My-Ft2・千賀健永の尻が“丸出し”になる一幕があった。ジャニーズアイドルらしからぬ衝撃的シーンに視聴者が騒然となる中、一部キスマイファンの間では「千賀くんが可哀想」「あんな姿見たくなかった」と、否定的な声が噴出。“主犯”中居に対する批判や擁護など、さまざまな意見が入り乱れている。

 今回の『ナカイの窓』は、16年放送のハワイロケにも同行した千賀をはじめ、陣内智則、バカリズム、野呂佳代、アンタッチャブル・山崎弘也らが中居とともに現地グルメやアクティビティを満喫。水上トランポリンを使った「ジャニーズ落とし合い対決」では、中居が「世の中のアイドル好き~! 世代交代だと思ってるだろ!」と、視聴者に向けてメッセージ。この3月まで月曜日のゴールデンタイムに放送されていた『中居正広の身になる図書館』(テレビ朝日系)が終了し、同枠にキスマイのレギュラー『10万円でできるかな』が昇格することに触れ、「俺はここで(後輩を)潰して、もう1回のし上がる!」と、力強く宣言した。

「中居と千賀は激しい取っ組み合いを展開し、そのうち千賀が『おい、いい加減にしろよ! 中居、この野郎!』と馬乗りになって絶叫。中居といえば、千賀も所属するキスマイの派生ユニット・舞祭組のプロデューサーであり、数々のバラエティで何度も共演しています。日頃の鬱憤が溜まっていたのか、千賀は『俺をおもちゃだと思いやがって! 俺だって生きた人間なんだよ!』と愚痴を漏らし、中居は笑いながら手足を動かして抵抗しました。その後、『(水中に)落としてやる!』と意気込む千賀でしたが、ここで中居が反撃。背後から千賀のお尻を掴み、水着を脱がしてしまったんです。『ちょっと、中居さん!』の制止もむなしく、千賀がお尻丸出しの状態で落下すると、『施設を貸しきって撮影しています』とのテロップが表示されました」(ジャニーズに詳しい記者)

 中居に水着を引っ張られたことで“前”も全開になったようで、オンエアー上は千賀の下半身が「自主規制」の文字で隠されていた。熱戦を目撃した山崎は「これをまさか芸人が見守る時代が来るとは!」と大笑い。千賀にとっても“オイシイ”展開になったかと思いきや、キスマイファンの間で賛否両論が飛び交っている。

 ネット上では「『ナカイの窓』の千賀くん、面白すぎるしサービスショットありがとう」「千ちゃんを呼んでくれたこと、たくさんの見せ場を作ってくれたことに感謝」と喜びの声もある一方で、「お尻使ってまで視聴率とろうとするなんて汚ない」「アイドルなのにあんなことされて、千賀くんのメンタルが心配」「こんな下品なことで爪痕残したくないだろうし、中居のおもちゃにされただけ。パワハラだよ」といったシビアな反応も見受けられた。

「ジャニーズJr.時代より千賀を応援するファンは、彼がバラエティ班として扱われることに不満を抱いているようです。また、そうしたファンの間では、年末年始の生放送番組『CDTVスペシャル!年越しプレミアライブ2018→2019』(TBS系)で、中居がキスマイメンバーの居住区について『千賀は恵比寿だよな?』と暴露した一件が、いまだ尾を引いています。後日、千賀は『10万円でできるかな』(2月26日放送)で、中居の発言によって家族で引っ越しを考えていると告白。放送後にファンが家を探しにやって来たといい、弟が『話しかけられた』と、こぼしていたんです」(同)

 以前から中居に嫌悪感を持っているファンが、今回の『ナカイの窓』の一件で怒りを爆発させたようだが、ほかのキスマイ&中居ファンからは「せっかく体張ったのに『可哀想』とか言われる千賀くんが可哀想」「ファンが過保護なんだよ」との指摘も。そんな中、千賀は公式携帯サイト・Johnny's webの個人連載「Sengaism」(21日付)を更新し、問題のシーンについて「俺ってここまでおっけーなんだなぁ」と、率直な感想を吐露。オンエアー上は「絶対使われないと思ってた」そうで、一緒に見ていた父親が大爆笑したことに触れ、「笑ってくれてありがとな!!」と、綴った。その言葉通り、本人にとっては“笑って見てくれる方がありがたい”という心境だったのかもしれない。

 次週27日のハワイロケ後編でいよいよ最終回となる『ナカイの窓』。千賀は一体、どんな活躍を見せるのだろうか。

『闇金ウシジマくん』の完結とともに消える!? ヤミ金業界の裏事情

2004年に連載が始まり、長期にわたり人気を集めていた裏社会漫画『闇金ウシジマくん』(小学館)が3月4日発売の「週刊ビッグコミックスピリッツ」(同)で最終回を迎え、およそ15年の歴史に幕を下ろした。

 『闇金ウシジマくん』は、違法な高金利で金を貸し付けて利息を搾り取り続ける“闇”の金融会社「カウカウファイナンス」の社長・丑嶋馨(ウシジマカオル)が主人公。ウシジマや従業員たちが、債務者を執拗に追い込む姿を通じて、カネに翻弄される多重債務者やアウトローたちの人間模様、現代社会の闇を描いてきた。

 近年稀に見るヘビーでリアルな内容から、マンガ好きの間での評価は高く、熱心なファンを獲得。コミックスは最新刊の45巻(2019年2月28日発売)までで1700万部を超える累計発行部数を記録している。また、ウシジマ役に山田孝之をキャスティングして3度の実写ドラマ化、4作の映画が公開されており、広いファン層を獲得した稀代の“化け物コンテンツ”である。

 『闇金ウシジマくん』の連載がスタートした2000年代初頭はヤミ金業者が幅を利かせており、読者にも身近な話題だった。もちろんヤミ金業者はそれ以前から存在していたものの、90年代の終わりから00年代にかけて飛躍的に増加して社会問題化したという経緯があるのだ。こうした時代背景も、『闇金ウシジマくん』がヒットし愛された理由のひとつだろう。

 しかしここ最近では、ヤミ金問題や事件がニュースで取り上げられることが、以前より減ってきているという印象もある。平成が終わろうとする今、ヤミ金業者はどこでどのように存続しているのだろうか。2019年現在の闇金事情について、弁護士の猪野亨氏に解説してもらった。

貸付金の回収が立ち行かなくなったヤミ金業者、現在は振り込め詐欺へ
 まずは、現在でもヤミ金と呼ばれる業者は残っているのか、単刀直入に伺ってみた。

「一時、ヤミ金は下火になっていましたが、最近はまた暗躍し始めているという印象です。前と同じ債権者(金を貸す人)や同じグループが、手を変え品を変えて活動を続けているようです。

 昔のヤミ金は、新聞に広告を出すなどして堂々と存在していたものです。ですが今は、そういった広告を目にすることはほぼないですよね。近頃の利用者は、インターネットでヤミ金業者を見つけるパターンが多いようですが、『いったいどうやってこんな怪しい業者を見つけたのか』と不思議に思うようなところからお金を借りる人も少なくありません。ですから、どれほどの被害が出ているかは定かではないのですが、勢いを増しているというほどではないものの、存在していることは確かでしょう」(猪野氏)

 

 では、『闇金ウシジマくん』が連載を開始した2004年から現在に至るまでの約15年間で、ヤミ金業はどのような変化を遂げてきたのだろうか。

「ヤミ金が世間にはびこり始めた当初は、たとえば東京であれば正式に東京都へ貸金業として登録したうえで、違法な高金利で貸し付けを行う業者が問題になりました。しかし、これはすぐに廃れています。はじめに所在などをすべて登録する必要があるので、違法行為をするとすぐに足が付いてしまうからです。

 そこで、貸金業登録をしないヤミ金に主流が移っていくわけですが、暴利の返済に困った債務者の相談を受けた弁護は、金を借りたとはいえ違法なヤミ金業者に返済する義務はないとして対応することが一般的になっていきます。つまり、弁護士が間に入ることで、ヤミ金側が金を踏み倒されるようになったわけです。

 また、そもそもヤミ金から金を借りるのは、何らかの理由で普通の消費者金融からは借りられない人たちです。つまり、闇金がターゲットにしている層というのは、もともと貸し倒れのリスクが高い“訳アリ”の人。ヤミ金側としても、貸付金の回収が立ち行かなくなっていきました。

 そこでヤミ金業者が、次にどうシフトしていったかというと、元手のいらない“振り込め詐欺”でした。これなら踏み倒される心配もないため、ヤミ金から詐欺に鞍替えした業者は多かったはずです」(猪野氏)

そもそも、ヤミ金の被害は大きな問題ではない
 ヤミ金は、元手がないと利益が生まれない仕組みとなっている。踏み倒されるという大きなリスクを抱えているわけだ。しかしなぜ、再びヤミ金業者の動きが活発になり始めているのだろうか。

「そのことについては私も不思議に感じており、真相まではわかりません。ただ、あくまで予想ではありますが、振り込め詐欺が社会問題化したことで、以前ほど儲けられなくなってきたため裏の業者が多角化していき、振り込め詐欺からヤミ金に舞い戻った手合いも多いのではないかと考えています。

  世間には、とにかく金を借りたいという需要は少なからずあるため、そういった人々にまたつけ込もうとしているのではないか、という印象を受けますね。ですが、現状の取り締まりの厳しさなどを考えれば、全盛期の頃より金を回収することは難しいはずで、本当に儲かっているのかについては疑問もありますね」(猪野氏)

 では、この15年ほどで、ヤミ金の被害者を救済する体制は整ってきたのだろうか。

「救済とは言っても、じつはヤミ金の被害は、はなから大きな問題ではないんですよ。弁護士が間に入れば、違法なヤミ金業者からの督促はすぐに止まりますから。

ですから、もし『ヤミ金から借りてしまった、どうしよう』という方は、すぐに弁護士に相談することをおすすめしますね。自分でなんとか返済しようとして、複数のヤミ金から次から次へと借りてしまう人もいます。金を借りるときの条件として、職場や親、友達の連絡先を握られて、脅しに利用されてしまうというリスクもあります。当然、ヤミ金は違法行為ですので、弁護士や公の機関に相談することで、すぐに終わる問題であることを知っておいてほしいです」(猪野氏)

 

 弁護士に相談しただけでヤミ金業者が逃げ出してしまうのには、ある“裏”の理由もあるようだ。

「ヤミ金業者にとって、携帯電話の番号や銀行口座は、潰されたら困る大事な“ツール”なのです。現在は、警察の手が入ったり、弁護士が銀行に通知したりすると、即座に銀行口座が凍結されるように対策が進んでいます。そのため、返済先の口座を指定しても、債務者が弁護士に相談するなどすればすぐに潰されてしまう可能性が高いのです。口座の名義貸しもれっきとした犯罪ですから、ヤミ金業者からすると、次から次へと新しい口座を用意するのも至難の業。私の経験でも、ヤミ金業者と交渉中に『もう督促しないから口座は潰すな』と懇願されたことが何度かありました。

 このように、取り締まりは年々厳しくなっているので、現状のシステムのままヤミ金が存続していくことはないだろうと思います。結局、お金を貸しても踏み倒され、利息どころか元金も回収できていないのであれば、ヤミ金業者にしてみればとんだ“商売あがったり”でしょう。ヤミ金の仕組みには、早晩限界がくるだろうと私は見ています」(猪野氏)

 一時期は跳梁跋扈していたヤミ金だが、近年その勢いが衰えてきたという印象は、たしかに当たっていたようだ。そして猪野氏によれば、いずれ行き詰って衰退していく運命だろうとのこと。平成の間にピークを迎えたヤミ金は、平成とともに終わっていく運命にあるのかもしれない。

 

猪野 亨(いの・とおる)/弁護士
1968年生まれ。1992年、北海道大学法学部卒業。1998年に弁護士登録し、2000年に「いの法律事務所」を開設。現在はブログ等を通じて、司法改革や政治経済、世界情勢に至るまで、幅広い意見の発信もしている。
ブログ http://inotoru.blog.fc2.com/

 

(文・取材=後藤拓也[A4studio])

坂本龍一の嘆きにひろゆき以下ツッコミ殺到の「ポジション瀧」とは?

 ピエール瀧のコカイン逮捕を受け、電気グルーヴの作品を扱う、ソニー・ミュージックレーベルズはピエール瀧、電気グルーヴのCD、映像作品などすべての関連商品の「出荷停止、在庫回収、デジタル配信停止」の措置を行った。

 これにミュージシャンの坂本龍一がTwitterで「なんのための自粛ですか? 電グルの音楽が売られていて困る人がいますか? ドラッグを使用した人間の作った音楽は聴きたくないという人は、ただ聴かなければいいんだけなんだから。音楽に罪はない」と苦言を表明し話題となっている。さらにファンの間でもCD回収撤回を求める署名運動がネット上で巻き起こっている。

 さらに、坂本のツイートに対し、匿名掲示板2chの開設者として知られるひろゆきこと西村博之が「そもそも、電気グルーブのピエール瀧さんは音楽作ってないんですけどね、、、」(原文ママ)とメンションでツッコミを入れ話題となっている。

 メディアの報道はピエール瀧がミュージシャンとして紹介されがちだが、実際は「楽器の弾けないミュージシャン」であり、その立ち位置は「ポジション瀧」ともいわれる。実態はどのようなものだろうか。

「瀧は『何もできない』と言われがちですが、実際は電気グルーヴ結成前後まで映像制作会社に務めており、映像に関しての造詣は深いといえます。電気グルーヴ関連の映像制作も行っています。さらにアルバムで作詞、作曲も手がけています。彼らの音楽であるテクノミュージックは石野卓球が『楽器が弾けず、楽譜が読めなくても作れる』とラジオ番組『オールナイトニッポン』(ニッポン放送)で周知したことでも知られます。電気グルーヴに対して、瀧の音楽的な貢献がまったくないわけではありません」(音楽ライター)

 ただ、表舞台においては「ポジション瀧」を貫き通したといえる。

「新人時代の90年代はじめに『HEY!HEY!HEY! MUSIC CHAMP』(フジテレビ系)に出演し、ダウンタウンと共演した時には、松本人志から『君、いらんやん』とツッコまれています。瀧は電気グルーヴのメンバーの中ではもっとも明るいキャラのため、こうしたポジションを誇示することで知名度向上に役立っていたといえるでしょう。電気グルーヴの広報担当にしてフロントマンが瀧だったといえます」(前出・同)

 瀧のポジションは、イギリスの人気ロックバンド、ハッピー・マンデーズのフロントマンながら楽器ができず、ひたすらオリジナルダンスを踊るベズに例えられたこともあった。唯一無二の存在であっただけに、逮捕は残念と言わざるを得ない。
(文=平田宏利)