出版流通の疲弊が深刻化! 中国・九州地方で本の発売日が、さらに一日遅れに……

 4月から、中国地方と九州地方での本と雑誌発売日が1日遅れになることが、日本出版取次協会(取協)から発表された。流通の維持が困難な状態になりつつある出版業界の現状は、いよいよ深刻化している。

 現在でも、本と雑誌の発売日は首都圏が基準。中国地方では1日。九州地方では2日遅れとなっている。これが4月からは、さらにプラスで1日遅れとなる。原因となっているのは、トラック業界の人手不足。取協によれば「運行管理・労務管理上、法令違反の状態」にあるために、輸送を委託している運送会社から、スケジュールの緩和を求められていたという。

 出版業界の流通コストの増加は深刻だ。これまで出版流通は、雑誌をメインとして、“一緒に本を積む”という形で行われてきた。毎日のように発売される雑誌の存在によって支えられてきたわけだ。

 だが、情報を得る手段がネットへと移行したことで、雑誌の需要は右肩下がりとなり、流通網の維持が困難になっていることは、これまでも指摘されてきた。取協では2017年から、それまで年間5日程度だった土曜休配日を倍以上の13日に設定。今年は15日が予定されている。また、取次各社では出版社への負担増を求めているが、交渉は難航しているという。

「今後も雑誌市場が減少していくのは必然ですから、現在の流通システムが維持できるとは考えておりません。Amazonは独自の流通網を構築していますし、出版社には書店との直取引を拡大しているところも多い。むしろ、これまでの配本システムに頼らないほうが、本は売れるんじゃないでしょうか」(出版社社員)

 戦後しばらくまでは、地方に本を運ぶには輸送費がかかるため「地方定価」という価格設定をしている出版社も存在した。でも、いまさらそんな価格設定を導入することなど困難。抜本的な解決策は、まだ見いだせてはいない。

(文=大居候)

美 少年は“問題映像”で一部削除に、Snow Man・向井の発言が批判招く【Jr.チャンネル週報】

 ジャニーズ事務所が動画配信サイト・YouTubeに開設した「ジャニーズJr.チャンネル」。現在、Snow Man(水曜)Travis Japan(木曜)SixTONES(金曜)東京B少年(土曜)HiHi Jets(日曜)がオリジナル動画を投稿中だが、その出来ばえは実にさまざま。そこで、「しょせんジャニオタ向け」と切り捨てるにはもったいない動画と、「ジャニオタでもしんどい」動画をジャニーズウォッチャー・中村チズ子が解説&ツッコミ! 今回は、3月7日~13日公開の動画をチェックします!

Travis Japan・宮近、「岸くん」を連発

 7日に配信されたのは、記憶力を使うカードゲーム「ナンジャモンジャ」で遊んでいる「Travis Japan【先輩ジャニーズに…】例えてナンジャモンジャ!」(再生回数は15日時点で22万台)。これは、カードをめくった人がそこに描かれているイラストに名前を付け、同じカードが出てきたら、その名前を言った人が勝ちというルール。人気YouTuberのフィッシャーズ(Fischer's-)や水溜りボンドらの動画によって若い世代に広まったゲームだ。今回、Travis Japanは名前付けをジャニーズの先輩に限定し、トライしている。

 1発目は川島如恵留が全身青で頬が緑色になっている謎の物体のイラストを引き、Kis-My-Ft2・二階堂高嗣と命名。「アゴの感じ」で二階堂を思い浮かべたといい、宮近海斗はメンバカラーの緑が入っている点にも注目。川島は「やっぱ青と緑のニカ千(二階堂と千賀健永コンビ)だから」と補足し、一同も思わず納得した。2番手の七五三掛龍也は足が長いキャラクターにジャニーズWEST・藤井流星を重ね合わせ、中村海人はモジャモジャ頭のキャラを見て「マッチさん(近藤真彦)」「天然パーマ……」と、ヘアスタイルから想像。こうしてイラストの特徴をもとにジャニタレにたとえていき、1回戦は七五三掛が自ら出した藤井をコールして勝ちとなった。

 名前は対戦ごとにリセットされ、2回戦は先ほど中村が“マッチ”にたとえたモジャモジャを引いた松田元太が「(King&Prince)神宮寺勇太! ほっぺが赤い。可愛い」と、超ざっくりな理由で乗り切った。これに感化されたのかは不明ながら、次の宮近はキュルッとした目の可愛い子にすぐさま「岸(優太)くん」と名付け、川島が「決めてたじゃん!」と、あらかじめ言う人物を用意していたのではないかと指摘。宮近は「(岸の)すっぴんこんな感じ」と苦し紛れの言い訳で誤魔化した。結果、ここも神宮寺を言い当てた七五三掛が勝ち、3回戦へ。「めくって5秒以内に名前をつける」とルールが加わり、ピンク色のキャラを凝視する七五三掛は「(岩橋)玄樹!」「ピンク! 可愛い」と、即座に回答。これで神宮寺、岸、岩橋とそれぞれPrinceメンバーの名前が出揃ったことになる。

 松倉海斗はテンパった末に、「枕元そうすけ先輩」「シャイニーズのメンバー」と架空の人物を口にし、しばらくシャイニーズを思い出すための“松倉劇場”を展開。やりきった松倉に感心したのか、「枕元そうすけ先輩」は特別OKとなるも、直後に岩橋のカードが出てしまい、あっさりと3回戦が終わった(3回連続で七五三掛が勝利)。続く4回戦、宮近は別のカードにまたしても「岸くん」と命名し、「寝起きこんな感じ」と、報告。岸と仲が良いことで知られる宮近の “岸くん推し”に、川島は「お前しか知らんやん!」とツッコんだ。松倉のお手つきで無効試合になり、5回戦は「マッチさん」(中村)「岸くん」(松倉)とこれまで上がった名前が相次ぎ、岸のカードをめくった松田が一番ノリで「岸くん!」と答えて初の勝利。しかし挽回のチャンスはなく、七五三掛が優勝者に決まった。

 ちなみに本編の動画とは関係ないものの、Travis Japanに関しては水溜りボンド・カンタが10日に「今日のトリビア」として、「かわしまのえると高校から同級生」とツイートし、話題に。川島もアイドル誌「duet」2019年4月号(ホーム社)で、高校の同級生にYouTuberがいると話し、「いつかTravis JapanとYouTubeで共演したい!」と夢を掲げていただけに、接点があったのはこの2人なのかと、ファンは驚いている。また、松田は一時期の「Jr.チャンネル」でよく口にした「あげみざわ」というフレーズをはじめ、モデル・タレント兼YouTuberのkemio(けみお)の影響をモロに受けているが、こちらも共演希望の声が高まっている。

 つい先日、kemioがインスタグラムのストーリー機能に、「ハマっている動画クリエイター」との共演を望んでいるという松田のインタビュー画像を載せたことで、ネット上のファンは「ついにけみおが元太を認知した!」「けみおに認知されてる元太くんスゴいし、水溜りボンドともコラボレーションしてほしい」と、興奮。「Jr.チャンネル」は昨年3月のオープンから間もなく1年となるが、今後YouTuberとの絡みは実現するのだろうか。今年3月1日にはJr.の公式動画専門サイト「ISLAND TV」が誕生しており、差別化を図る意味でも“YouTuberらしい企画”が増える可能性もありそうだ。

 8日の動画は「SixTONES【すとらじ】コンサートについて熱く?語る!!」で、3月21~23日に横浜アリーナ、5月1~2日に大阪城ホールで行われる単独コンサート『CHANGE THE ERA -201ix-』について6人が話す企画だ。単に会話するわけではなく、メンバーが考えたムチャぶりの指示に従う「ムチャぶりクジ引きトーーク!!!」を開始。「英語Only」でライブの見どころをアピールする場面は、さすがに流暢なジェシー、「I like OSUSHI」と小学生レベルの英語力の森本慎太郎、意外にもサラッと「Talk about this live(このライブについて話してよ)」とジェシーに振る松村北斗など、三者三様が楽しめる。

 「ライブでの注意点をジェスチャーをつけて会話」タイムは、オーバーリアクションのジェシーから「お前(高地優吾)は、俺たちがさ、MCでしゃべってるじゃん。俺たちがボケてるじゃん、慎太郎と『イェーイ』とかやって。で、『それつまんない』みたいに言うのイヤだよね。いい流れが来てるのにさ」と、本気のダメ出しが飛び出す一幕も。高地が「結構俺、マジレスしちゃう時があるからね」と弁解したところ、森本はMCを山登りにたとえて「さぁオチに来るぞ! って時に高地がスパーンって止めるわけですよ。もう、事故ですよね。雪崩を起こして」「そこがね、萎えるなっていうのが。でもなんか、たまに良い時もあるのよ。オチがない時とかに……」と、コメント。

 ジェシーはなおも「こいつのダンシングが、まだね、うまくないから」と“高地イジり”を続け、実際に少し踊った本人の「今のがヘタだわ」という自虐発言で一区切り。ジェシーも森本も、このバラエティ的なノリに乗じて、この機会に高地への不満を爆発させたように感じたのは、筆者だけだろうか。自らダンスが苦手と認め、オチに持っていった高地がいじらしい。事務所入所順に敬語でやり取りする時は、最も後輩の高地がまたも「お前、肘つくな」(田中樹)「お前足組むなよ」(ジェシー)と標的になってしまうも、ここで一番先輩の京本大我が「お前らさ、生意気じゃね?」と、チクリ。

 森本は高地に対して「先輩としゃべる時ぐらい帽子取れよ」と突っかかったが、再び京本が「いや、お前が取れよ!」と叱りつけ、「すいませんでした!」と、ハットを取った森本。その髪の毛は一昔前のヤンキーのような妙なスタイルに仕上がっており、メンバーも吹き出して笑っていた。以降も「語尾に『べ』を付けて」「しゃくれて」「赤ちゃん言葉で会話」のテーマに沿った、SixTONESらしい賑やかな雑談が続く。すとらじは「音声だけでも楽しめるトーク」を目指した企画で、「※ここからは音声のみでもお楽しみ頂けることを祈ります」(祈ります?)とのテロップも入るが、例によって上下関係のくだり、6人のしゃくれ顔、ジェシーの指しゃぶり……と、動画で見るしかないシーンばかり。再生回数は公開後1週間で29万台だった。

 9日に配信されたのは「美 少年【JOHNNYS' Experience】リハーサル大公開!」。この動画、実は当初アップされたものに“映ってはいけない”箇所があったため、一部を編集して再投稿された、いわくつきの1本である。映像自体は、6~8日にTOKYO DOME CITY HALLで行われたコンサート『JOHNNYS' Experience』のリハーサル風景で、主にバトンを使った練習パートを公開。まずはコンサート5日前、バトンを持って稽古に励む岩崎大昇とは対照的に、マックフルーリーらしきアイスを食べる佐藤龍我の姿が。野球少年の那須雄登はバトンをバット代わりに豪快な素振りを披露している。

 King&Prince・平野紫耀好きの浮所飛貴は「KINGの皆さん(前身ユニットのMr.KING)とかも、前バトンやってたんで、超えたいなと。僕たち6人で。頑張って練習してます」と意気込みを語る。実際にバトンを投げてみるもキャッチできず、なぜかドヤ顔で「取れませんでした」と一言。45~46秒頃の一瞬口をキュッと結んだところは、ファンにとってリピート必須ポイントではないだろうか。彼らの指導はバトントワラー・本庄千穂さんが担当し、「龍我くんのポーズが気になる」「那須さん、顔前!」と細かい部分までアドバイス。「浮所さん、明日ドロップ(バトンを落とす)があるようだったら(センター)チェンジね!」と、厳しい現実も突きつけていた。

 休憩タイムは、テスト期間中だという浮所が翌日の地理を予習。プリントを見せ、「『このミドリ(ペン)をやった方が覚えられるよ』って教えてくれた人がいます」と言うと、彼と並んで高学歴コンビの那須が「浮所、すぐ実践するんですよ。ハッハッハ!」と、高笑い。「別に、それはお前……」と照れる浮所の様子を含めて、“うきなす”ファン垂涎の流れだ。それにしても浮所、昨年6月公開の動画でも「テスト近いからヤバイ。勉強しなきゃ」と発言しており、大舞台の狭間に学業とレッスンを両立する姿には、本当に感心させられる。

 そして、削除された問題部分は、その直後。集中モードの浮所をよそに、佐藤が「チキンでも食べるか」と、チキンを“シャカシャカ”して茶化す場面などがあったが、ここが削除対象に。元の動画を視聴済みだった筆者はアイスにチキンと、食べてばかりの佐藤を「育ち盛りだなぁ」と微笑ましく見守っていただけにガッカリ。消された理由については、10日の午後11時台、「Jr.チャンネル」の公式Twitterが「動画内にSnow Manのセットリスト案が映り込んでいたため該当部分を削除いたしました」とアナウンス。佐藤の背後に映っていたホワイトボードが問題となったようだ。

 さて、動画本編では、岩崎が「このバトン、先着一名様。応募はこちらから! っていうのやってみたいですよね」とカメラに向かって話すと、続いて浮所が「使ってるバトン……」「あげませーん! ってね」と、いたずらな笑顔を浮かべる。加えて、「あっかんべー」の表情で視聴者を翻弄。か、可愛い……。高校2年生の男子にしては可愛すぎる! 筆者はこのシーンが大好きすぎて、何度リピート再生したことか。この3分49秒の動画に浮所の天真爛漫さ、努力家な一面がぎゅうぎゅうに詰まっている。

 かたや、今回の動画で高校卒業発表をしている藤井直樹は、バトンについて真面目に「トスにも種類があって。普通にこうやって投げるのがハンドトスって言うんですけど、指だけで回すのがサムトスって。なんか、紫耀くんとかは結構、ハンドでやることが多かったらしいんですけど。僕たちはサムでね、紫耀くんを超えようっていう作戦です」と解説しているのだが……。正直、藤井の話が全く入ってこないほど、数秒前の浮所の衝撃的な可愛さにすっかり参ってしまった(個人的に)。さらに浮所に関しては、バトンをキャッチできなかった時のニヤニヤ顔(3分18秒頃)と、グラビアアイドルさながらのセクシーポーズ&カメラ目線の笑顔(3分22秒頃)にも注目。ちなみに金指一世のコメントシーンは、前半にバトンの感想を少し述べたのみだっただけに、ファンは物足りないかもしれない。

 美 少年はセレクトショップ「Right-on」のプロモーション動画「【アメカジなのに英語禁止】Right-onでアメカジコーデ対決!」(11日)も配信中。こちらも浮所メインの主観になってしまうのだが、冒頭で「前回(の動画)は私服対決で。勝った服、今日は着てきました」と明かした通り、前回勝者の浮所はプレゼントされた洋服を着て撮影に参加。こうした義理堅さが偉いなぁと思う反面、浮所とペアだった岩崎がもらった服を着てきていないため、そこはぜひ2人で打ち合わせしてほしかったところだ(岩崎が少し可哀想に見えてしまう)。

 6人が「英語禁止」のルールに則り、お題の「アメカジスタイル」に沿って服を選んでいく企画だが、コーディネートお披露目の際は4人目の段階で、浮所が「今もうさ、6人中4人終わったけど、みんなやっぱデニムは外さないね」と、中間報告。英語禁止の会話の中、店内にもかかわらず大騒ぎするお子ちゃまな一面もありつつ、MCの立場においては客観的な視点、状況判断能力を持ち合わせている点も、筆者は評価したい。コメント欄をチェックすると、うきなすファンは3分5秒頃からの「リップ貸して」(浮所)「え、無理!」(那須)に食いついていた。再生回数は17万台(15日時点)。

 10日のHiHi Jetsも「【チョイゆる動画】『JOHNNYS' Experience』自主練???を公開!」。学校のテストのため遅れている作間龍斗を除く4人で撮影を始め、『JOHNNYS' Experience』の稽古と言いながら、「衝撃の事実。だいたい固まっている」「確認って感じかな、今日は」(高橋優斗)とのこと。高橋は「僕たちの悪い癖が出てますね。大人がいないと(練習)できない」とこぼし、作間の合流まで何をするか会議したところ、緊急企画「かくれんぼ」の開催が決定。筆者はここのシーンで井上瑞稀&猪狩蒼弥が座っている椅子に見覚えがあると感じたが、情報番組『ビビット』(TBS系、2017年7月放送)でTOKIO・国分太一がJr.のレッスン場に潜入した際、ジャニー喜多川社長が座っている椅子として紹介されたスポットに酷似している。

 ウォーミングアップを兼ねたかくれんぼを開始すると、鬼になった高橋の背中に「SEIGAKU」の文字が。実はパーソナリティを務めるラジオ番組『らじらー! サタデー』(NHKラジオ第1)などで、アニメや実写映画化もされている大人気漫画「テニスの王子様」(集英社)にハマっていると話していた高橋。「SEIGAKU」と書かれた青と白の上着は『新テニスの王子様』とスポーツブランド「FILA」がコラボしたパーカーなのだ。Twitterやコメント欄では「テニプリ(テニスの王子様)にハマって、形から入ってパーカー買う優斗くん可愛い」「ゆうぴが青学コラボパーカー着てる。テニプリハマったって言ってたもんね」と、高橋のリハ着を気にする人が続出し、「テニプリ」ファン界隈にも動画を広めるなど、布教活動に勤しんでいる。

 一方、高橋がメンバーを探す間に太鼓置き場、衣装部屋など、普段は非公開のさまざまな場所を見ることができる。続いて、目標200回のシャトルランは、猪狩&高橋が先にリタイヤ。対抗心もあるのか、同級生の“はしみず”(橋本涼&井上)は目標達成まで走り抜いた。ようやく作間が来ると、猪狩が歌詞を変えたというHiHi Jetsのメンバー紹介ラップ(作間パート)を披露。総じて、HiHi Jetsの自主練風景は学校の部活みたいで楽しそうだった。再生回数は公開後5日で19万台。

 13日の動画は「Snow Man 【滝沢歌舞伎ZERO裏側】京都南座の舞台裏お見せします!」(再生回数は15日時点で15万台)。新メンバー・村上真都ラウールを除く8人は2月に『滝沢歌舞伎ZERO』公演のため京都四條南座のステージに立っており、今回は舞台見学に訪れた村上も撮影に参加している。冒頭、阿部亮平が「今回は南座の裏側を探検しちゃいます!」とアナウンスすると、向井康二は「許可取ったんですか、それ?」と、確認。「許可取ったよ、もちろん」(阿部)と答えるも、向井に乗っかってほかのメンバーが「本当に? これヤバイよ。許可取ってなかったら」(佐久間大介)「勝手にやってないですか? 大丈夫ですか」(目黒蓮)と疑い、あらためて阿部が「『滝沢歌舞伎』で南座にお世話になってるわけだから。そこは探検しなきゃ」と、言い聞かせた。

 しかし、やたらと“許可”を気にかける向井は自身がファンを公言する渡辺翔太に話を振り、「取ってます」(渡辺)「翔太くんが言うならね」(阿部)「ね、間違いないな」(佐久間)と、ようやく納得。阿部が「な、なんで俺じゃダメなんだよ!」と怒りを露わにした時も、「阿部くん、ちょっとね……」(向井)「ね、ちょっとね……」(佐久間)と、わかり合う2人。宮舘涼太が「ラウールのために僕らが南座を案内する。許可取ってるんで」と念押しした。この段階で岩本照&深澤辰哉が映っていなかったのだが、阿部は「ダメ出し中(修正確認)で今参加できないから、先に始めてて、後で合流」と、説明。

 さっそく舞台裏ツアーが始まり、3階客席を見に行くと、博学な阿部が「もともと劇場には屋根がなかった。芝居するスペースの屋根のなごりが今も残っている」と、解説した。ここで、またも向井が「それは本当の話ですか?」と割って入り、「ここも許可必要!? うん、本当の話」(阿部)「翔太くん、これ本当の話ですか?」(向井)「本当」(渡辺)「じゃあ本当だ」(佐久間)「なんでそっち信じるの?」(阿部)と、佐久間も同調して“阿部サゲの渡辺アゲ”の構図を展開した。そんな間も村上はおとなしく、見かねた渡辺が「ラウール、しゃべろ!」と、アドバイス。本人は照れ笑いを浮かべ、「感動して言葉も出ないなっていう……」と、つぶやいた(目黒もだいぶ静かだけど)。

 一行は、1階ロビーで「あべちゃんの天気予報」の貼り紙をチェック。会話がまったりしすぎていたところ、渡辺が「ちょっと、深澤のMCないとやっぱ安定しないな」と、本音をこぼした。天気予報士の資格を持つ阿部に、佐久間が「阿部ちゃん、今日(天気)合ってるんですか?」と聞き、「合ってるはずだよ!」と、キレ気味に返答。そのやりとりを受けても、渡辺は「こういう佐久間の細かいボケを、結構ね、意外と岩本さんが拾ってたりするから。安定しないわ!」と、岩本&深澤が抜けた穴は大きいと実感した様子。不在の2人の名前を出して必要性を訴えるという、渡辺なりのグループ愛が感じられる発言だった。

 そして、1階客席に岩本と深澤が現れ、うれしそうに再会を果たすメンバー。「君たちは誰だい?」とボケる佐久間とは対照的に、渡辺は「君たち2人を待ってたよ。話してたんだよ。『MCがいないから安定してねぇーな』って」と、ストレートな言葉を投げかけた。今度は9人で衣装などが置いてある舞台の裏側へ。村上は東京・新橋演舞場公演(4月10日~5月19日)に出演するが、深澤は「ラウールもだから、着るんですよ。こういうダテ様(宮舘)がデザインした衣装を」と、告げた。圧倒されっぱなしなのか、社会科見学モードの村上に、深澤が“お前も演者になるんだぞ”と現実を突きつけているように感じたのは、筆者だけだろうか。

 同舞台名物のメカ太鼓の前にやって来た場面では、向井が「それ映せないです、ごめんなさい!」「企業秘密なんで」と言いがかりをつけ、渡辺に許可済みかどうかを確認。村上も同様に渡辺好きを宣言しているだけに、深澤が「翔太はもう無理だよ。ラウールから……」と、向井の猛烈アピールは効かないことを指摘した。これに対し、「そうなんすよ。今日もなんかちょっと元気になりましたもん。ラウールが来て。ラウール来たら、絶対(肩に触れながら)こうやってやるんですよ、翔太くん。俺、されたことないんですよ」と、むくれる向井。勝手に三角関係状態にされてしまい、渡辺自身は「いいよ、このくだり!」と、吠えた。

 次にステージフォト売り場へ行くと、村上が「圧倒的に7番!」と、渡辺のカッコイイ写真を選び、向井は「僕も7番買いますよ!」と、ライバル心むき出し。村上VS向井の関係性が出来上がる中、オリジナルメンバーは「俺、この佐久間好きだけどね」(岩本)「18番の佐久間も結構好き」(阿部)「このキメ顔も結構、このキメ顔ヤバい!」(岩本)「佐久間、いいよ全部!」(阿部)と佐久間をイジり、向井主導の流れを打ち切った。以降は楽屋も公開という大サービスぶりで、ファンにとって貴重なカットが続々。

 最後に感想を求められた村上は「スゴい、貴重な経験ができて良かったですよね」と述べたが、深澤は「そうだよね。でも、あなたもこれで4月・5月は『滝沢歌舞伎』やらなきゃいけないわけですからね。9人で、Snow Manで頑張っていこう」と、緊張感を与えた。さらに、エンディングも許可問題に厳しい向井が「これカツラ映してますけど、許可取ってるんですか?」と、質問。「許可取ってる」(深澤)「信用できないです。翔太くん、許可取ってるんですか?」(向井)と、再び渡辺への絶対的な信頼を強調する一幕があった。途中からしつこいな~と思い始めたはずが、結果的に許可の確認出た! と、なんだかんだこのくだりを待っていた自分に気がつく。

 ところが、一連のシーンはSnow Manファンの気に障ったようだ。コメント欄やTwitter上の反応を見てみると、「翔太のこと好きなのはわかったけど、阿部ちゃんを下げるような言動は不愉快」「誰かを下げるボケは面白くない。関西ではそれが通用してたかもしれないけど、Snow Manはそういうのがないから純粋に笑えたのに」「自然な会話から笑いを生み出すSnow Manが好きだったから、違和感しかない」「当たり前だけど6人の空気感とは違う」と向井への手厳しい批判や、「ラウール、Snow Manのメンバーなんだからいつまでも『翔太くん以外興味ありません』みたいなのやめた方がいい。ほかのお兄ちゃんも平等に見てほしい」といった声も。

 最初はなかなか話に入れず、身を任せている状態だった向井がせっかくしゃべれるようになったのだから、個人的に長年のSnow Manファンにはもう少し温かい目で見守ってほしいものだ。
(中村チズ子)

『グッドワイフ』北村匠海に「こんなに器の小さい男だったのか」と呆れる視聴者続出

 3月17日に、常盤貴子主演ドラマ『グッドワイフ』(TBS系)の第10話が放送される。視聴率は第1話と第2話で2ケタを記録したが、第5話で8.5%に下落。しかし第6話で9.5%に回復、以降は第7話8.9%、第8話8.7%、第9話9.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と推移している。

 夫・蓮見壮一郎(唐沢寿明)の不倫が、相手側の罠だったとわかり、離婚を思いとどまることにした蓮見杏子(常盤)。政治家・南原次郎(三遊亭円楽)の不正を証明する文書を手に入れた壮一郎は、前回のラストシーンで“本当の裏切り者”を確かめようと杏子をある場所に連れ出す。

 第9話では、壮一郎と杏子の前に、検事・佐々木達也(滝藤賢一)が現れた。壮一郎の元部下で、良き理解者だった佐々木こそが裏切り者で、彼を経由して入手した情報は全て南原に筒抜け。佐々木は、検察にとって有利な司法改革をしている南原こそ、検察界に必要な政治家だと考えていた。そんな佐々木に、壮一郎は「国のために、不正を見逃すのが正しいと思うのなら、お前はもう検事じゃない!」と掴みかかる。全てを白状した佐々木は、「蓮見さん、見せてください。あなたが作る強い検察を」と言葉を残し、飛び降り自殺をはかる。

 その後、南原はインサイダー取引の疑いで逮捕され、復職した壮一郎は検事正に就任。彼の復帰を良く思わない、検察庁の脇坂博道(吉田鋼太郎)は、壮一郎が3年前に元部下の円香みちる(水原希子)と不倫関係にあったと杏子に告げ口してしまう。興信所による現場写真まで見せられた杏子は、自宅にあった壮一郎の荷物を全てまとめて出ていくように命令。離婚の意思をはっきりと示し、壮一郎は言われるがまま自宅を出た。

 一方、神山多田法律事務所では、杏子を本採用することが決定。ライバルだった朝飛光太郎(北村匠海)は、実力ではなく杏子が“検事正の妻”だから採用したのではないかと上司の多田征大(小泉孝太郎)に怒りをぶつける。その日限りで事務所を辞めた光太郎は、みちるに「僕は検察に協力することにしました」と報告。後日事務所に脇坂率いる検察の集団が乗り込み、多田に収賄容疑の逮捕状を突きつけてきた。

「光太郎は杏子が本採用されると知った直後、多田の話も聞かず事務所から逃げ出しています。多田は光太郎の今後を考え、推薦状などの便宜を図ろうとしますが、光太郎は電話に出ることもなく拒絶。手のひらを返したような態度には、『子どもかよ! みっともなさすぎ』『こんなに器の小さい男だったのか』『そんなに短気で弁護士やっていけるの?』と視聴者も呆れているようです」(芸能ライター)

 最終回となる第10話では、多田に逮捕状を出すよう指示したのが壮一郎だと判明。事務所の共同経営者・神山佳恵(賀来千香子)は、壮一郎の私情が絡んでいるのではないかと杏子に助言する。杏子は多田を救おうと動き始めるが、不利な証拠が次々と見つかり絶体絶命の状況に。光太郎やみちるも思わぬ行動に出始め、多田はますます追い込まれていく。

「事務所内で少しずつ仲を深めていた杏子とみちるでしたが、壮一郎の件で友情に亀裂が。しかし2人とも不本意な絶縁に涙を流していたため、『みちるはきっと助けてくれるはず』『また元の仲良しに戻ってほしい』と期待の声も上がっていました」(同)

 脇坂の介入により、再び離別してしまった杏子と壮一郎。蓮見家にどんな結末が待っているのか、最後まで目が離せない。

 

三浦翔平との結婚からバッシング受ける桐谷美玲、番組を降板させられた?

 昨年7月に結婚を発表した三浦翔平と桐谷美玲。結婚当初、“芸能界のドン”なる人物らへの不義理があったとして「三浦は芸能界から干される」などといった報道もあったが、4月から舞台『ピカソとアインシュタイン~星降る夜の奇跡~』の公演も控えており、「干される」などという不穏な話はただの噂であったと思いたい。

 一方の桐谷美玲も、結婚以降、所属事務所との衝突やレギュラー番組降板、インスタグラムが荒らされるなどの報道が度々されている。結婚がそれほどまでに彼女の仕事に影響を及ぼしているというのだろうか。

桐谷美玲のインスタグラムに荒らしが常駐
 三浦翔平は今月13日、自身のラジオ『三浦翔平 It's 翔 time』(FM NACK5)で結婚式の思い出として、「打ち合わせにはほぼ出席した」と語った。また、昨年12月にはドレスとスーツ姿の二人が手を繋ぐ写真をインスタグラムに投稿したことも話題となった。

 しかし、こういった桐美玲谷と三浦の仲睦ましい様子を良く思わない三浦のファンはいるようだ。

 今年に入ってから、桐谷のインスタグラムのコメント欄が突如、誹謗中傷で荒れるという出来事があった。少数のアカウントが複数回書き込んでいるようだが、今月投稿された最新の写真にも、三浦との離婚を勧める書き込みなどが見られる。荒らしが続くようであれば、コメント欄を閉鎖するなどの措置が必要になるだろう。

 また、三浦と桐谷が半ば強引に結婚をしたことによって、桐谷と所属事務所に亀裂が入ったとも囁かれてきた。一体どういうことなのか。

女優業をセーブしたい桐谷美玲と働かせたい所属事務所
 まず昨年7月に「フラッシュ」(光文社)が、三浦翔平と桐谷美玲の結婚を、桐谷の所属事務所がなかなか許さなかったと報じた。記事によれば桐谷は、結婚後は拘束時間が長くなる女優業をセーブし、家庭に重きを置くことを望んでいたという。

 桐谷が所属する芸能事務所「スウィートパワー」には、以前まで堀北真希も所属していたが、2017年に芸能界を引退。そのしわ寄せが桐谷にきていたといい、多忙から「女優業を辞めたい」と嘆いているとの報道は以前からあった。

 しかし事務所は、彼女の仕事セーブを認めず、結婚にも反対。桐谷が「結婚ができないから事務所を辞める」と宣言したことから、仕方なく事務所が折れる結果となったという推論がなされている。実際に現在の桐谷美玲は、CMやモデルの仕事が中心だ。

 そして昨年10月に入ってから、事務所との間に新たな火種が生まれたという。

桐谷美玲の『NEWS ZERO』降板は妊娠されたら困るから?
 桐谷美玲は昨年9月25日の放送をもって『NEWS ZERO』を降板したが、それは彼女にとって本意ではなかったようだ。一部のメディアでは、番組側はリニューアルのために桐谷を降板させたようだが、それに納得いかない桐谷は番組側と交渉をした事務所に不満を抱くようになったと伝えている。

 そのためか、キャスター卒業を前に応じたスポーツ紙の取材は、桐谷のキャスター業への愛着を窺わせるものだった。

<キャスターは一番好きな仕事のひとつ>
<今後もチャンスがあれば……。2020年東京五輪もあります>
<自分も環境の変化に合わせたテーマをやっていけるかも>

 また、『NEWS ZERO』が桐谷を降板させた理由はリニューアルだけではなかったと、昨年9月に「週刊新潮」(新潮社)が報じている。桐谷は以前、「30歳までに子どもを産みたい」と公言しており、「結婚後、すぐに産休に入られては困る」という理由から、番組から外したというのだ。

 「子供がいると会社に迷惑をかけるから」という理由でやむを得ず退職する人もいるほど、「産休・育休・時短は迷惑」という空気が充満する社会。 “産みにくく育てにくく働きづらい”のだから、少子化も当たり前だ。

 “結婚”によって、所属事務所やテレビ局との衝突が報じられる桐谷美玲。「ワーク・ライフ・バランス」や「一億総活躍社会」が叫ばれているが、結婚が女性の仕事に及ぼす影響がこれほど強いのだとすれば、バランスなどとりようもない。

カテゴリー: 未分類 | タグ:

『あちらにいる鬼』レビュー:誰にも理解されない「一筋縄ではいかぬ男への恋慕」が結びつけた、妻と愛人の数奇な友情

【校正中】『あちらにいる鬼』レビュー:誰にも理解されない「一筋縄ではいかぬ男への恋慕」が結びつけた、妻と愛人の数奇な友情の画像1

――本屋にあまた並ぶ新刊の中から、サイゾーウーマン読者の本棚に入れたい書籍・コミックを紹介します。

■『あちらにいる鬼』(井上荒野、朝日新聞出版)

■概要

 2008年には『切羽へ』(新潮社)で直木賞を、18年には『その話は今日はやめておきましょう』(毎日新聞出版)で織田作之助賞を受賞するなど、多様な作風で実績を残す作家・井上荒野。彼女の最新刊『あちらにいる鬼』は、男性小説家とその妻、小説家の愛人を描いた長編小説だ。自身の父であり芥川賞作家である井上光晴と母、父と不倫関係にあった瀬戸内寂聴がモデルになっていることで、大きな反響を呼んでいる。

***************

「作者の父井上光晴と、私の不倫が始まった時、作者は五歳だった」

 寂聴から寄せられた異色の帯文が目を引く本作は、著者の父母と、父の愛人だった寂聴の関係をフィクションに昇華した小説だ。作中に登場する小説家・白木篤郎は明らかに光晴で、篤郎の愛人・みはる(出家後は寂光)は、寂聴そのままだ。そう聞いてしまうと、よその家庭のゴシップをのぞくような下世話な好奇心を携えて本を開かざるを得ないのだが、本作で淡々と描かれているのは、人生の華として扱われがちな恋愛の、重くて鬱々とする側面だ。

 「戦後派」を代表する作家・篤郎は、妻子がいるのに、好みの女性を見つけたら口説かずにはいられない、そしてそのことを妻に無意識に伝えずにはいられない、どうしようもない男だ。美しく、プロのような料理の腕前をもち、篤郎の仕事の助手でもある、妻として非の打ちどころのない笙子(しょうこ)は、そんな夫にあきれつつも、数カ月単位で恋人を替える夫の行状に知らぬふりを続けていた。そんな中、仕事の旅行で篤郎と出会った流行作家・みはるは、彼に引かれ、関係を持つようになる。作家の師弟としても結びついた2人は、これまで篤郎がカジュアルに繰り返してきた恋愛とは異なる、深い関係を紡ぎだす。数年の交際ののち、恋愛の行き着く先に死を感じたみはるは、生き抜くために出家を決める。出家という反則技で無理やり恋愛関係を断ち切りつつ、友人として篤郎をつなぎ留めたみはる(寂光)に羨望を覚えた笙子は、寂光と友情のような関係を作り上げていく――。

 笙子とみはる、交互に替わる2人の女性の視点を通して、約半世紀にわたる3人のもつれた関係が浮かび上がる本作。全編を通して際立っているのは、まず、白木篤郎という男の一筋縄ではいかない姿だ。

 小説に真摯に向き合い、社会の不均衡のせいで報われない人々に心底心を痛め、自費を投ってまで地方の人々の啓発に心を砕き、幼い娘たちが大人になることに思いを馳せて涙ぐむ。そんな純粋な優しさや情熱と表裏一体で、女性にだらしなく、女を口説いては捨てることをやめられない。流産させられたことで自殺を図った女への見舞いに妻を遣り、自分はその妹と付き合い始める。口説いている女たちを、寂光の自宅に連れてくる。都合が悪くなれば、子どもがつくようなウソでその場をしのぐ。ウソをついているうちに本人も真実と信じ込んでしまうため、周囲が否定すると怒りだしてしまう。

 そんなでたらめな男に本気で呆れているのに、笙子も寂光も結局死ぬまで篤郎を手放さない。2人の目に映る篤郎は、ウソも優しさも同じぐらいの熱量で吐き出す厄介な男だ。他の誰にも理解されない矛盾した篤郎への理解と恋情が、笙子と寂光の間では共有できたからこそ、篤郎の死後も2人の交流が静かに続いていくのだろう。

 本作冒頭から最後の一文まで貫かれているひとつのテーマは、一旦とらわれてしまえば理屈も通らない、恋愛の不可思議な一面だ。3人とも初めての恋でもないのに、それぞれの恋に人生を大きく翻弄され、執着から逃れられない様子は、はたから見ればまるで病のようだ。実際、本作の中では、恋と病はほぼ同様に描かれている。

 終盤、長年数多の“浮気”と“本気”を黙認してきた笙子が、篤郎の軽い浮気に「どうして今許せないのかわからないまま」初めて強烈な嫉妬を爆発させる。それは、自覚症状はないものの、篤郎ががんに侵され始めたタイミングだった。さらに、寂光の視点ではより端的に、「白木がわたしから離れていく。(略)病気はあたらしい女みたいに、彼に寄り添っていた」と示される。ふたりにとって篤郎の病が彼の新しい恋愛のように映るのは、3人の長く深く絡み合った恋愛関係自体が病である、という著者からの示唆のようにも見える。

 篤郎の死後、笙子自身の希望で、寂光が住職を務める寺に篤郎の墓がつくられ、笙子も共に入ることになる。そして、現実でも、井上夫妻の遺骨は、寂聴が住職を務める天台寺に納められている。「誰にもわかりはしないのだ」「好きなように推測すればいい」――寂光の独白通り、3人の誰より近いところで見てきた荒野が推測を昇華させた本作は、ずっしりとした読みごたえを残す一冊だ。
(保田夏子)

外国人が増えすぎて日本人観光客数がマイナスに!? 京都の“観光公害”が末期的すぎる!

 もう京都になんて行く気分にならないよな。

 外国人観光客が押し寄せ、「観光公害」が社会問題になっている京都。そのことが広く知らたためか、日本人観光客が4年連続で減少する事態になっている。

 京都市観光協会などが実施している市内主要ホテルを対象にした調査によれば、2018年の日本人の宿泊客数は206万2,716人で、前年度比10万4,129人減少。4年連続のマイナスが続いており、増え続ける外国人観光客と対照的になっている。

 日本人観光客が減る理由は、京都のホテル事情である。外国人観光客の増加によって、京都ではホテルの予約が取りにくいという先入観が強い。昨年くらいからはホテルが増加したことにより、予約自体は取ることができるようになった。しかし、依然として相場は高騰しており、客足が遠のく理由のひとつとなっている。

 数カ月前から前もってホテルを予約しておけば、それなりの値段で泊まることができるのだが、間際になるとビジネスホテルのような設備で数万円、あるいはカプセルホテル程度の設備の部屋しかなくなってしまう。

 筆者も昨年、新たに市街地にできたビジネスホテルに宿泊したのだが、1万円ほどの値段にもかかわらず、部屋が四畳半程度の広さであった。寝るだけと考えれば、まったく問題はないが、こういった状況も観光客の足が遠のく理由だろう。

 いまだ訪日外国人観光客は増加しているものの、大混雑の京都は、敬遠されていく懸念もある。

「関西圏でも大阪は観光だけでなく買い物も便利で、今後も人気は落ちないでしょう。でも、神社仏閣がメインの京都は、風情が失われたらおしまいです。最近は、風情を求めて高野山へ向かう外国人観光客も増えていますよ」(経済紙記者)

 その高野山も、外国人観光客が増えすぎて、風情は失われつつあるという。

(文=大居候)

【マンガ】医者の「紹介状」ってどんなもの? 急な引っ越しで提案されたけれど【第43回】

「生理痛なんて、みんな一緒!」

1カ月ごとにやってくる、尋常じゃない腹痛・寒気・吐き気……。
周囲の言葉を信じて10数年も耐え続けた「生理痛」、医者にかかってみたらビョーキと診断されちゃった!?

30歳から治療を開始した「月経困難症」との向き合い方をつづる、日常闘病コミックエッセイ。

紹介状のナゾ

 

(つづく)

 

――「私の生理、病名がつきました。」は、毎週日・月・火の週3回更新になります。お楽しみに!

 

<著者プロフィール>

まお

月経困難症。体験した事や思った事を4コマ漫画にしています。自分の体、大切な人の体を考える事や、行動する事のきっかけになればうれしいです。ポジティブに生きてるオタク。



<バックナンバーはこちら>

第1回~第10回まとめ読み……私の生理、ビョーキでした!?
第11回~第20回まとめ読み……ピル服用、7カ月の間に起きたこと

【第21回】2度目の生理は…地獄!
【第22回】婦人科でセカンドオピニオン!
【第23回】婦人科で…言葉責め!?
【第24回】2人目の医者は果たして…
【第25回】ナカで動かさないで!
【第26回】「前と同じピル」でも平気なの?
【第27回】3カ月のピル実験!
【第28回】「低用量ピル」が合わない体質!?
【第29回】はじめての漢方は?
【第30回】漢方がマズかった理由
【第31回】「中容量ピル」にいよいよ挑戦!
【第32回】”血栓”は他人事じゃない!?
【第33回】生理痛に無理解な職場
【第34回】「中容量ピル」に変えて3日後
【第35回】足のむくみって……痛いんだ!
【第36回】不正出血がなくなった!
【第37回】職場のストレスが体に出た!
【第38回】「生理」を知らない男性
【第39回】生理を「知る機会」
【第40回】「ブラック企業」と生理
【第41回】ブラック企業、心の支えだったのは
【第42回】月経困難症から、結婚へ

【マンガ】医者の「紹介状」ってどんなもの? 急な引っ越しで提案されたけれど【第43回】

「生理痛なんて、みんな一緒!」

1カ月ごとにやってくる、尋常じゃない腹痛・寒気・吐き気……。
周囲の言葉を信じて10数年も耐え続けた「生理痛」、医者にかかってみたらビョーキと診断されちゃった!?

30歳から治療を開始した「月経困難症」との向き合い方をつづる、日常闘病コミックエッセイ。

紹介状のナゾ

 

(つづく)

 

――「私の生理、病名がつきました。」は、毎週日・月・火の週3回更新になります。お楽しみに!

 

<著者プロフィール>

まお

月経困難症。体験した事や思った事を4コマ漫画にしています。自分の体、大切な人の体を考える事や、行動する事のきっかけになればうれしいです。ポジティブに生きてるオタク。



<バックナンバーはこちら>

第1回~第10回まとめ読み……私の生理、ビョーキでした!?
第11回~第20回まとめ読み……ピル服用、7カ月の間に起きたこと

【第21回】2度目の生理は…地獄!
【第22回】婦人科でセカンドオピニオン!
【第23回】婦人科で…言葉責め!?
【第24回】2人目の医者は果たして…
【第25回】ナカで動かさないで!
【第26回】「前と同じピル」でも平気なの?
【第27回】3カ月のピル実験!
【第28回】「低用量ピル」が合わない体質!?
【第29回】はじめての漢方は?
【第30回】漢方がマズかった理由
【第31回】「中容量ピル」にいよいよ挑戦!
【第32回】”血栓”は他人事じゃない!?
【第33回】生理痛に無理解な職場
【第34回】「中容量ピル」に変えて3日後
【第35回】足のむくみって……痛いんだ!
【第36回】不正出血がなくなった!
【第37回】職場のストレスが体に出た!
【第38回】「生理」を知らない男性
【第39回】生理を「知る機会」
【第40回】「ブラック企業」と生理
【第41回】ブラック企業、心の支えだったのは
【第42回】月経困難症から、結婚へ

性行為による絶頂で脳出血を起こし、あわや死亡!

 セックスで絶頂に達することを“昇天”ともいうが、イク寸前に脳内出血を起こし、文字通り、本当に天国に行ってしまいそうになった女性がいた。

 3月12日付のイギリスの医学専門誌「ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル」に発表された論文によると、ロンドン西部の住宅街に住む44歳の女性が、セックス中に口淫されてイキそうになる寸前、いきなり気を失い、すぐさま病院に運ばれたのだという。

 女性のお相手(男性か女性かは不明)によると、セックス前、女性に異常はなかったのだが、口淫をしている最中に彼女は突然「頭が痛い」と言いだし、体をこわばらせた。その直後、気を失い、その状態が3分ほど続いたという。

 医師は当初、女性がてんかんを起こしたのではないかと考えたが、CTスキャンを行ったところ、頭蓋骨の脳の間に出血が見られ、実際には脳卒中を起こしていたことが判明した。

 女性はくも膜下出血と診断されたが、幸いにも出血は少量で済んでおり、2週間ほどの入院で退院した。

 論文によると、性行為は血圧を上げることから、血管破裂の原因になることがよくあるのだという。

 この女性は喫煙者でときおり酒を飲み、ぜんそくを患い、20代のときに脳性マラリアにかかっていた。しかし、論文ではこれらと脳卒中との直接的な関連については触れられていない。

 セックスの最中に突然死することを「腹上死」ともいうが、腹上死は性行為が直接的な原因ではなく、心臓または脳の血管系の問題がもともとあったところに、興奮による血圧上昇で心臓発作を起こしたり、脳内出血を起こしたりすることが直接の原因になることが多いという。

 セックスは、人によっては命懸けとなるケースもあるようだ。

ピエール瀧の「コカイン使用容疑」とミナミのカジノバー銃撃――元極妻が考える「逮捕」の意味

今は亡き某指定組織の三次団体幹部の妻だった、待田芳子姐さんが語る極妻の暮らし、ヤクザの実態――。

■負けが込んだ常連が怒って発砲?

3月11日の大阪ミナミのインカジ(インターネットカジノ店)銃撃事件で、界隈の緊張感はかなり高まっているようです。現場は、あのグリコの看板のすぐ近くらしいですよ。

 事件は、この日の午前0時40分に発生しました。お店は、事前に電話予約を入れるシステムで、連絡してきた常連の青年が、ドアが開いたとたんにズドンと撃って逃げています。弾はお客さんと従業員さんに当たり、お客さんの意識は戻ったそうですが、従業員の方は意識不明の重体だそうです。

 すぐにヒットマンは指名手配されましたが、「暴力団員」ではないようです。拳銃で「いい仕事」をしているので、かなり場数を踏んでいるのでしょう。で、「負けが込んだ常連が怒って発砲した」のだとか。バクチに負けたくらいでいちいち発砲していたら、命がいくつあっても足らないはずですが、まあそういうことなんですね。

 もともとミナミ界隈は、六代目山口組、神戸山口組、任侠山口組の「三つの山口組」が覇権争いをしていることで知られています。もともとはひとつの組ですから、骨肉の争いの上にシノギのきつさがあって、暴行事件なども相次いでいます。みんな過剰な暴力団排除条例が悪いんですよ。

■ヒットマンはどこへ?

 今回のインカジ襲撃について、報復(カエシ)があるかどうかは微妙なところです。警戒態勢を強めるよう指示している幹部もいるようですが、わかりやすい組織同士の争いではありませんからね。今後の動きに注目です。

 ワタクシ的には、逃走中のヒットマンを心配しています。たとえば、1997年の山口組若頭射殺事件で逃げていた実行犯グループの末路は、哀れとしかいいようがありませんでした。病死のTさんも悲惨でしたが、16年の逃亡の末に逮捕されたSさんは「むしろ捕まってほっとした」と話していましたね。このあたりは中野太郎さんの『悲憤』(講談社)に詳しいです。

今回の方はまだ30代だそうで、どうなるのでしょうか。思えば、ここ数年のヤクザの銃撃事件では、ヒットマンはほとんど逮捕されていません。逃亡生活は心細いでしょうし、すでに亡くなっている可能性もゼロではないです。いずれにしろ切ないですね。

 などとしみじみ思っていたら、ピエール瀧さん逮捕のニュースが入ってきました。コカインの使用を認めているそうで、驚きました。

 俳優として数々の映画やテレビドラマに出演されている瀧さんは、電気グルーヴのメンバーであり、ミュージシャンとしての活動も長いですよね。逮捕(パク)られた時には、職業を「ミュージシャンです」と答えたそうです。

 それにしても、覚醒剤ではなくコカインですか……。コカインで思い出すのは、パンツに入れていた勝新太郎さん(古いか)とか、『コカイン』という曲まで作っているエリック・クラプトン、レディー・ガガ、ホイットニー・ヒューストンなどですね。アンジェリーナ・ジョリーやエアロスミスのスティーブン・タイラーも使用を認めています。

 瀧さんもやっぱりセレブなミュージシャンだから、コカインなのでしょうか。瀧さんが悪徳刑事として出演した映画『日本で一番悪い奴ら』(東映・日活、白石和彌監督、2016年公開)の原作者で元北海道警察警部の稲葉圭昭さんは、「(瀧さんは)パクられて、むしろホッとしているんじゃないかな」とコメントされていました。たしかに収監されれば、ひとまず薬物も使えません。

 この稲葉さんは、ご著書『警察と暴力団 癒着の構造』(双葉社)で、コカインやクラック、ヘロインなど、さまざまな違法薬物を試したことをカミングアウトされ、いちばんハマったのが覚醒剤なのだそうです。それもどうかと思いますが、瀧さんの場合、コカインは海外のミュージシャンは使う方が多いので、罪悪感も薄かったのでしょうか。

 ちなみに今年の初めには神奈川県の職員の方が大麻とコカインを使用したとして有罪判決を受けて、懲戒免職となったことが報じられています。この時は「職員さんでも、週末はミュージシャンでもやってるのかな?」と思った程度で、あまり気には留めませんでした。でも、これからは、セレブやミュージシャンでなくてもコカインに手を出す時代になるのかもしれませんね。

 それはさておき、瀧さんが関わられた映画やアルバムなどがすべて封印され、ライブも中止になってしまうのはどうかと思いますね。ゴーンさんが逮捕されても日産車は売られていますし、コマーシャルの自粛もないですよね。メーカーさんは、よく考えていただきたいと思います。