今週の注目記事・第1位
「就活女子大生の私を弄んだ大林組幹部」(「週刊文春」3/14号)
同・第2位
「『安倍総理』の野望が透けた『新元号』の舞台裏」(「週刊新潮」3/14号)
同・第3位
「『梅宮辰夫』芸能界への遺言-6度目の『がん闘病』『人工透析』を初告白」(「週刊新潮」3/14号)
同・第4位
「命まで取られる『アポ電強盗』の撃退術」(「週刊新潮」3/14号)「『アポ電強盗』犯人グループの正体」(「週刊文春」3/14号)
同・第5位
「24時間営業で不便が生じた『コンビニ』紛争の明日」(「週刊新潮」3/14号)
同・第6位
「韓国ファクトチェック」(「ニューズウイーク日本版」3/12号)
同・第7位
「小室さん金欠ピンチと眞子さまを独り占めした元女性大臣」(「週刊文春」3/14号)
「眞子さまと小室さん 結婚させるべき、させないべき」(「週刊現代」3/23号)
同・第8位
「関ジャニ∞・錦戸亮<脱退>で関ジャニ崩壊危機」(「週刊文春」3/14号)
同・第9位
「親戚に財産を奪われないための『死後の手続き』『事前の準備』」(「週刊現代」3/23号)
同・第10位
「食べてはいけない『外食チェーン』-胃がん、脳卒中リスクが増大!!」(「週刊新潮」3/14号)
同・第11位
「『島根王国』再興の切り札は後継『DAIGO』」(「週刊新潮」3/14号)
同・第12位
「『まんぷく』安藤百福の即席麺『発明』は嘘だ」(「FLASH」3/19号)
同・第13位
「なりもの ヤフー・井上雅博伝」(「週刊現代」3/23号)
同・第14位
「茶会欠席だけではなかった『雅子妃』新皇后に不安材料」(「週刊新潮」3/14号)
同・第15位
「47都道府県 セックス県民SHOW」(「週刊ポスト」3/22号)
同・第16位
「『大坂なおみ』指導経験ゼロの新コーチについた疑問符」(「週刊新潮」3/14号)
同・第17位
清く正しく/宝塚男優トップ有力・松岡修造長女の熱さと硬さが凄い」(「週刊文春」3/14号)
【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ!
8年前の今日の午後2時過ぎ、私は中国の北京にいた。買ったばかりのiPadを開き、朝日新聞DIGITALを見ていた。
東北地方に大きな地震があったと第1報が流れた。中国要人と会ってから、再びiPadを開いたら震度7強になっていた。
急いでホテルに戻り、部屋のテレビをつけた。津波が船や家屋、ビルまでも飲みこんでいく映像が流れ、茫然と立ちすくんだ。
電話はつながらない。iPadからメールでカミさんに「大丈夫か」と送った。幸い、すぐに「こちらは大丈夫」だという返事が来た。
翌日の夜、東京に戻って、福島第一原発が地震による津波で破壊され、大量の放射能が漏れて広がったことを知った。
大震災から20日後に福島にクルマで入った。眼にする光景は、私の想像をはるかに超えていた。
しかし、いまだに東日本の復興は遅々として進まず、第一原発の廃炉化も日暮れて道遠しである。
関東大震災が起きた時でさえも、日本人は力強く復興してきた。日本中が焦土と化した敗戦からも立ちあがり、ジャパン・アズ・ナンバーワンといわれるまでになった。
だが、阪神淡路大震災に続いて起きた東日本大震災からの復興は、なぜ遅れているのか。
日本人が大自然災害の前に立ちあがる気力を失ってしまったからなのか。政治家や役人が無能だからか。
一つだけいえることは、この大災害が原発事故を引き起こしたからだ。自然に壊されたなら、また元に戻せばいい。
だが原発事故による放射能災害は可視化しにくい。故郷には以前と変わらない家があり、庭があり、田畑がある。
匂いも痛みも感じないが、そこに人は住めない。政府は、放射能を除染したから故郷へ帰ってもいいというが、これまでやってきたことを思えば、その言葉を信じることはできない。
まして子どもを抱えた親は、この子の将来を思えば、躊躇するのは当然である。
あれだけの原発事故を起こしたにもかかわらず、政府は原発を止めることなく全国にある原発を再稼働させるという。
自然災害には慣れている日本人も、放射能という見えない敵との闘い方を知らない。
このままいけば、必ず原発事故が再び起こる。営々として積み上げてきた生活が根底から覆される。
そうした“無力感”が、復興を遅らせているのである。安倍という政治家が一強といわれ、直期政権を続けていられるのは、日本中にまん延するあきらめにも似た無力感からであろう。
どれほど安倍が嘘をつき、デタラメをやっても、日本人は怒らなくなった。
どうせ、誰がやっても、何も変わりはしない。もうすぐ東京にも関東大震災並みの大地震が起きるのは間違いない。
日本中に大地震が起こり、原発事故が誘発され、日本は沈没するのだ。明日のことを考えるのはよそう。8年前に起きた原発事故が、日本人から明日を考え、立ちあがる力を奪ってしまったのである。
もう一度、日本人を立ちあがらせるためには「原発をなくす」と政治家が宣言することだ。
さて、話はガラッと変わる。人気タレント松岡修造(51)の長女・恵(19)が宝塚音楽学校を卒業したという。
なかなかの美形だ。芸名は「稀惺(きしょう)かずと」で、男役である。
無遅刻・無欠勤で特別皆勤賞を受賞した頑張り屋で、トップスターへの期待が高まっているそうである。
イケメンコーチを突然切った大坂なおみの新コーチに、セリーナ・ウイリアムズら世界のトップランカーのヒッティングパートナーを務めたジャーメーン・ジェンキンス(34)が決まった。
コーチとしての実力は未知数だが、ヒッティングパートナーというのは、練習で次戦の対戦相手の得意な球を打ってあげるなど、高度なテクニックが要求されるそうだから、そう心配はないというのだが。
大坂は、BNPパリバ・オープンに出場し、クリスティナ・ムラデノビッチ(フランス)を6-3、6-4で危なげなく下した。新コーチ効果が出たのだろうか。
ところでポストが心配だ。現代は相続についての連載や、それをまとめた増刊号の売れ行きがいいらしい。
だが、ポストは現代ほど相続問題に特化できず、かといって文春、新潮のようなスクープ路線も難しいだろう。中途半端な誌面作りで精彩がない。
今週も、読むところはほとんどない。編集部が迷っているのが誌面に出ている。
今週紹介するのはこの1本だけ。それも先週の焼き直し記事である。
相模ゴム工業が20~60代の男女14000人を対象に調査した「県民のセックス」である。浮気率のトップは埼玉県だと先週紹介したが、コンドームの使用率でもトップになった。当たり前か。
これと矛盾する結果もある。結婚・交際相手以外とのセックス回数で、トップは福島県だが、最も少ないのは埼玉県なのだ。浮気率は多いのに、セックス回数は少ない。どういうこと?
セックス満足度のトップは宮崎県。オナニーの回数の一番多いのは秋田県。結婚・交際相手とのセックス回数が最も多いのは鹿児島県だ。
これは何となくわかる気がする。
今までの経験人数が一番多いのも、初体験の年齢が一番低く19.6867歳なのも沖縄県である。これもわかるな!
次は新潮から。このところまた体調に不安が窺えるのが雅子妃だそうである。2月25日と26日に行われた天皇皇后両陛下主催の茶会を欠席したが、次の日の青年海外協力隊との接見も、皇太子一人で出席したそうだ。
これから天皇即位の式典が続くが、雅子妃の回復が早いことを祈ろう。
さて、2017年の4月24日から、カリフォルニア州で、年代物のヴィンテージカーを持ち込み、田舎道を1600キロ走る「カリフォルニア・ミッレ・ミリア」が行われた。
そこに1939年型の白いジャガーで出場した日本人がいた。だが、時速100キロを超える速度で走っていたジャガーが突然斜めによれ、ハイウェイから飛び出し、大木に正面衝突してしまった。
亡くなったのは、毎年そのレースに出場してきた井上雅博、60歳だった。井上は元ヤフージャパンの社長だった。井上は、孫正義から社長に命ぜられ、創業から2年足らずの97年11月にジャスダックに株式を公開し、99年には株式時価総額が1兆円を突破し、翌年は1株当たり1億6,000万円という高値を付けた。
井上の総資産は1,000億円を超えるといわれるそうである。だが、そんな井上だが、莫大な財産をひけらかすようなことはせず、ヤフーの社員も、ビジネス関係者も、素顔の井上について知るものはほとんどいないという。
その井上の「数奇な生涯」を追うノンフィクションが現代で始まった。筆者はノンフィクション・ライターの森功。
彼は、ソフトバンクやヤフーの関係者を取材するだけではなく、アメリカの現地取材もして、骨太のノンフィクションにするようだ。
先日、森に会ったら、「おもしろいものになりますよ」といっていた。期待しよう。
横山秀夫の『ノースライト』(新潮社)を一気に読んだ。おもしろい。
今回の主人公は一級建築士。ミステリー性は弱いが、その代わり建築、ブルーノ・タウト、男同士の確執、夫婦の物語を軸に、横山の小説の世界にぐいぐい引き込まれる。
しかも読後感がいい。今年のベスト10上位に入る傑作である。
ピエール・ルメートルの『天国でまた会おう』(早川書房)もいい。これもミステリーというより、戦争に翻弄された2人の男の人生ドラマ。
全く緩むことなく、次から次へと繰り出す物語の展開は、見事というしかない。久しぶりに読書の楽しみを十分に味わえた2冊である。
NHKの朝ドラ『まんぷく』は高視聴率を保ったまま大団円を迎えそうである。だが、ここへきて、日清食品の「チキンラーメン」は安藤百福の発明ではなかったとFLASHが噛みついた。
同誌によると、安藤は20歳前後までを台湾で過ごしている。南部では戦前から揚げ麺をチキンのスープで食べる文化があり、戦後は、食糧難だった日本にも輸入されていたという。
在日華僑のひとり張國文は、歯科技工士として日本に渡り、大阪阿倍野で中華料理店を経営しながら、即席麺「長寿麺」をつくり上げたそうだ。これが1958年の春だった。
日清食品の社史によると、「チキンラーメン」を発売したのは同じ年の8月。
長寿麺は50年代に始まった南極観測隊でも採用され、59年に発売された雑誌には、「ヒマラヤ越冬隊 南極越冬隊御採用」という広告が掲載されている。
張は58年12月に「味付乾麺の製法」で特許を出願し、安藤側は翌年1月に「即席ラーメンの製造法」で出願しているという。
さらに、張の特許が認められる直前に、日清食品は張の特許を2千300万円(現在の貨幣価値でいうと3億円程になるそうだ)で買い取っているのである。
誌面には、その際の契約書が載っている。もちろん日清食品側は、長寿麺とチキンラーメンとは別物だと主張している。
東洋大学の藤本貴之教授は、「NHKの連続テレビ小説で扱われた企業のイメージアップは計り知れません。フィクションであるにもかかわらず、エピソードが独り歩きするケースも少なくない。(中略)個人的には、公共放送のNHKが、視聴率がいいという理由だけで、実在の創業者がモデルのドラマを多発するべきではない」と話している。
私も、この意見には同意する。
ところで竹下登という政治家がいたことを覚えておいでか。島根県の造り酒屋の出で、田中角栄と袂を分かち経世会を立ち上げ、ドンとして君臨した時代があった。
だがその後を継いだ竹下亘が食道がんにかかり、跡目を誰にするかに注目が集まっていると新潮が報じている。
先の登の次女と元毎日新聞の竹下番記者との間に生まれた次男がタレントのDAIGO(40)で、妻は北川景子(32)である。
知名度はあるが、本人も周囲も、その可能性はないといっている。だが、島根王国の復活という大義が立てば、DAIGOより、北川景子を出馬させれば当選間違いないだろう。
先ほども触れたが、週刊現代別冊、年寄りのではない『おとなの週刊現代 死後の手続きはこんなに大変です』(980円)が売れているようだ。発売後、すぐに増刷したそうである。
新潮の「食べてはいけない」シリーズもなかなか好調のようだ。今週は「外食チェーン」の塩分が高いという特集。
ここでも何度か書いているが、私は牛丼の「すき家」フリークである。普段は牛丼の並みだが、懐が温かいと奮発して牛すき焼き丼・二倍盛とビールを飲むのが至福の時間である。
新潮によると、この「二倍盛」というのは食塩が7.4gもあるそうだ。厚労省の「日本人の食事摂取基準」(2015年版)によると、男女ともに一日当たりの塩分の必要量は1.5gだから、5日分の塩分を1回の食事で摂ってしまうことになる。
塩分過多→高血圧→脳出血や脳梗塞のリスクが高まるというのは、私にもわかる。これから牛丼は10日に1回にしなくては。
どこもかしこも相続相続。現代が火をつけ、今週は第12弾である。
もうやることはないのではと思っていたら、今週は「30年ぶりに会った甥がカネを要求」という特集である。
なるほど、相続というのは兄弟姉妹はもちろんのこと、義父や義母、甥っ子や姪っ子、いとこばかりか、状況によっては最大で、はとこの6親等まで関与することになるそうである。
私の時もそうだったが、遠くにいる甥や姪などは相続対象とは考えなかったし、何もいってこなかったからいいが、要求されたら困ったことになったかもしれない。
このぶんだと、まだまだ続けるのだろうな。
文春が、「関ジャニの人気者、錦戸亮がグループの解散を強硬に主張し、自分は脱退するといっている」と報じている。
昨年、同メンバーの渋谷すばるが「音楽活動の追求」を理由に脱退したことがきっかけだったという。
SMAPが解散し、嵐も来年末で活動を休止する。嵐に続く60万人超のファンクラブ会員を持つ関ジャニが解散となれば、ジャニーズ事務所の将来はない。
お次はまたまた眞子&圭問題である。困ったことが発覚した。小室圭が7月にニューヨーク州の司法試験を受けるという情報が流れ、それに合格すれば晴れて弁護士になれると思っていたのだが、文春の調べによると、事実は違うようだ。
小室圭は現在、奨学金をもらってLLMコースに通っている。このコースは5月で修了し、その後JD(法務博士)コースに進むが、そこには同じような奨学金はないそうである。
出てもLLMよりかなり減額されるという。さらにLLMコースを修了して、一足飛びにNY州の弁護士試験を受けるには事前審査があり、法学部を卒業していない圭は、7月に受けられる資格はないというのである。
圭の弁護士の上芝も、「受験資格はないと認識している。予定通りJDに進学する」と認めているのである。そうなると、受験できるのは今から3年後以降となるのだろう。
眞子&圭のいばらの道はまだまだ続くということになりそうである。
現代は、この結婚問題について、何人かに意見を聞いている。小説家の山本一力は、「常識的に考えて、自分の娘が400万円もの借金トラブルを抱えた男を家に連れてきて、すんなりと結婚を認める親がどこにいますか」と、否定的だ。
「説明を求められた事柄に明確な答えを出さず、『勉強する』という名目で海を渡った小室さんの行動は、『常識に欠ける』と見られても仕方ないでしょう」と、評論家の八幡和郎も批判的だ。
漫画家の小林よしのりは、先日サンデー毎日に載ったコメントと同じ「肯定派」である。
2人にカネがないことを心配するが、ジャーナリストの田原総一朗は「貧乏でも幸せになることはできる」と話す。
ジャーナリストの大谷昭宏も「今の小室さんを国民が敬愛の念を持って迎えられるかといえば、疑問が残ります」と否定派だ。
最後に作家の藤田宜永は、こう話す。
「それでもなお、二人の気持ちを尊重するべきだ。(中略)もちろん。お二人に『世の中、そんなに甘くはありませんよ』と言いたい人の気持ちはわかる。でも、経験してみないとわからないこともあるじゃないですか。細かいことは言わず、『大変だろうけど、上手くいってほしいな』と願うのが、大人の態度ではないかな」
この意見、秋篠宮家はどう聞くのだろう。
ところで『FACTFULNESS』(日経BP)という本が話題を呼んでいる。これはデータや事実に基づき、世界を読み解く習慣というような意味で、著者のハンス・ロスリングがつくった言葉である。
著者は、どんなに立派な人でも、彼が出した13の質問に全問はおろか、正解率は平均で7%程度で、チンパンジーより劣っているという。
たとえば、「世界の人口のうち、極度の貧困にある人の割合は、過去20年でどう変わったのでしょう?」という質問。Aは約2倍になった。Bはあまり変わっていない。Cは半分になった。
「世界中の1歳児の中で、なんらかの病気に対して予防接種を受けている子供はどれくらいいるでしょう?」。Aは20%。Bは50%。Cは80%。
「世界の平均寿命は現在およそ何歳でしょう?」。Aは50歳。Bは60歳。Cは70歳。
2017年に14カ国、1万2000人に行ったオンライン調査では、地球温暖化の質問を除くと、正解数は12問中たったの2問だったという。
先ほどの質問の正解は、C→C→Cである。
著者は、確実に世界は豊かに、良い方向へ進んでいるのに、出されたデータを正確に把握していない人がなぜこれほど多いのかと疑問を投げかける。
詳しくは本を読んでもらうとして、ニューズウイーク日本版に日本人の韓国理解のファクトチェックという特集があるが、これも面白い。
日本では、韓国は日本が重要な貿易相手国だから、これ以上反日を強めるのなら、対韓国貿易を減らしてしまえという“暴論”がまかり通る。
しかし、韓国の貿易相手国は中国が圧倒的で、次がアメリカ、日本はわずか8%程度しかない。
韓国経済は日本と比べて脆弱だといわれるが、通貨危機を克服して以来、経常収支は黒字が続いている。2012年以降はGDPに対する経常収支の割合が、日本を上回り続けているのだ。
軍事力も韓国は貧弱? 2017年の軍事費は日本の9割になり、ドイツに肉薄しているのである。
大卒の給料は323万円、外国に住む韓国人は中国に次いで多い743万人で、そのうちの3分の1以上が北米で暮らしている。
キャッシュレス比率は96%。慰安婦と徴用工問題にばかりこだわり続けると、近々、経済でも追い抜かれてしまう日が来るかもしれないのだ。
さて、コンビニの最大手、セブン-イレブンの24時間営業に関心が集まっている。
セブン大阪南小阪店のオーナーの松本実敏が、人手不足と妻をがんで亡くしたため、本部に伝えたうえで、朝6時から深夜1時までと営業時間を短縮した。
だが、本部から契約違反だといわれ、契約解除と賠償金1700万円を払うよういわれたことに端を発し、24時間も開けている必要があるのかという論争が起きたのである。
そこから、コンビニは本部だけが儲かる仕組みで、毎日夫婦で12時間以上働いても、ロイヤリティや保険料、税金を引かれると、手取りは20万から30万円程にしかならないという「オーナー残酷物語」へと発展していった。
セブンというのは、以前も、売れ残った弁当を値引きして売りたいというオーナーの声を認めず、全部廃棄しろと指示していたことが問題になり、結局、世論に推されてセブン側が値引きを認めざるを得なくなるという“失態”があった。
今度も、世論に推されて、「3月中旬から直営店舗で短時間営業の実験を始める」(セブン広報)といわざるを得なくなった。
店名通り「7時から11時まで」、遅くとも12時までやればいいと思う。今年の正月も、元日だけではなく3が日休むデパートや飲食店が増えてきたが、不都合なことはそれほどない。
そのうち、Amazonに頼むと、2、3時間で家まで届けてくれるサービスが始まるだろう。日本で一番の3K職場であるコンビニから働き方改革を始めるべきである。
アポ電なる妖怪が跋扈している。今年1月から、渋谷区初台で90代の夫と80代の妻を縛ったうえで、現金2000万円と宝石などを奪った。
3人組の男が渋谷区笹塚の一軒家に押し入り、80代の夫と70代の妻を縛り、現金400万円を奪った。
そして2月28日、江東区のマンションに住む80歳の女性が殺されてしまった。これらの事件に共通するのは、事前にアポ電があったことだ。
犯行予兆電話、アポ電がかかってきたという通報は、昨年だけで3万4658件と、前年より8747件も増えているという。
振り込め詐欺の件数は減ってきているが、詐欺師たちは稼がなくてはいけないため、手口が凶悪化してきているのではないかと、新潮で犯罪ジャーナリストの小川泰平が指摘している。
アポ電があっても、電話に出ない、現金をいくら家に置いているかを分からせないことが重要だが、詐欺師の手口はますます巧妙になっているという。
例えば、特殊詐欺だとわかる電話をかけてきて、撃退したと得意になっていると、別の人物から、「警察ですが、先ほど変な電話がありませんでしたか」と電話してきて、ついカネを家に置いているとしゃべってしまう。
電話がかかると、「この電話の通話内容は防犯のため会話内容を自動録音いたします」などとアナウンスが流れる迷惑電話防止機能のついた固定電話を設置するのがいいそうだ。
ところで、私は梅宮辰夫という俳優が好きではない。『不良番長』や『前略おふくろ様』は見ていない。『仁義なき戦い』は見ているが、菅原文太や松方弘樹の存在感と比べると影が薄い。
料理は玄人はだしで、『料理の鉄人』にも出演しているし、たしか梅宮の名前を付けた漬物を買って食べたことがある。
その梅宮が、81年の人生で、6度もがんになり闘ってきたことを、新潮を読んで初めて知った。まだ30代半ばだった頃に睾丸がんにかかり、それが左の肺に転移した。それから30年ほどの期間を経て、今度は初期の胃がん、次は十二指腸乳頭部がんで11時間に及ぶ大手術をしたという。
昨年夏には前立腺がん、今年1月には尿管がんになっているそうだ。尿管の手術では腎臓も一緒に摘出したので、これからは1日おきに4時間の人工透析受けなくてはいけないという。
長い間がんと闘ってきた梅宮は、「若い頃にがんを患ったことに感謝すべき」だといっている。それは、「80歳を過ぎてから初めてがんを宣告された患者さんは、精神的にかなり落ち込むと思います。たとえ体力に自信があっても、がんと戦うための気力を保つのは至難の業」だからだというのである。
彼は、がんだとわかったら、「踏み潰してやる」という気負いはなるべく持たず、信頼のおける医者の説明に耳を傾けて覚悟を決めたら、すべてを委ねるのがいいという。
彼の父親が医者だったこともあって、医療に任せ、「もしもの時にはそれが自分の『寿命』だと受け入れた方がいい」ともいう。
梅宮はここで芸能界批判もしている。自分がテレビに出なくなったのは、「理由はハッキリしています。単純にいまの芸能界が心底、面白くないからです」。一般人と同じような奴ばかりが跋扈して、圧倒的な存在感のある俳優がいなくなってきたからだが、そういう意味では昭和の香りを残した数少ない俳優の一人である。
新元号が4月1日に発表される。新潮によれば、元号案を検討する際に留意すべき6つの条件があるという。
「国民の理想としてふさわしい意味」「漢字2字」「書きやすい」「読みやすい」「過去の元号やおくり名(追号)で未使用」「俗用されていない」ということだそうだ。
官邸では早くも絞り込みが始まっているといわれるが、今回の元号には安倍首相の意向が色濃く反映されるのではないかといわれているそうである。
その一番大きなものは、これまで、最初の元号である大化から現在の平成までのうちで、出典が確認できるものは77あり、すべてが中国の古典(漢籍)からだが、これを安倍は、「新元号は日本で書かれた書物をもとにしたい」といっているのである。
だが、「国書からよい意味を持つ漢字を抜き出すのは容易ではありませんでした。当時、国文学では『源氏物語』『徒然草』『枕草子』などが研究対象となることが多かったのですが、宮中の日常や恋愛、あるいは随想から有用な文字を選ぶのは非常に難しい。また企業名や商品名などで、国書出典の漢語の方が日本で俗用されている可能性が高いから大変です。俗用が後から判明すれば、皇室の尊厳にも傷がつきかねません」と、昭和天皇ご不例のさなか、極秘で元号選定準備を進めていた、当時の内閣内政審議室長だった的場順三が語っている。
もし、国書由来の元号が誕生すれば、1400年近い中で初めてであり、「文字通り総理は歴史に名を残すことになる」(官邸関係者)そうだが、何もレガシーがつくれなかった安倍首相が、自分の名を残すために元号を決めるとすれば、天皇陛下はもちろんのこと、国民への背信行為といえよう。あってはならないことである。
さて、文春で多くの若い女性に「性暴力」をふるっていたことを告発された「DAYSJAPAN」元編集長で写真家の広河隆一(75)が、「創」に手記を寄せている。そこにこういう記述がある。
「誰にも会わない新年を迎えていた時、鏡に映る自分の顔を見て、その醜さにぎょっとした。他人から自分がどう見えているか、思い知った瞬間だった。(中略)鏡に映る年取った男が、若い娘を口説き落とそうと一生懸命になる姿は、想像するだに不気味で、同時に悲しい姿だった。(中略)さらにそのとき、私の立場や力が、他人からはどう見えているのかも、考え始めた。
そしてそれは同時に、男である私にとって『性暴力』という問題が少しずつ見え始めた瞬間でもあった」
これに対して、各方面から批判が上がっているそうだ。中には「これはセカンドレイプではないのか」というものもあるという。
批判もわかるが、性暴力を働いた人間が、何を考えているのかを知ること、読者に知らせることは、メディアの重要な役割の一つである。
篠田編集長の作る「創」は、これまでも、宮崎勤など凶悪犯の手記を多く掲載してきた。
こうしたものを載せることなどまかりならんというのでは、言論弾圧と同じである。
そんなことをしていれば、こうした貴重な雑誌を失うことになる。
まずは広河のいい分を聞き、聞き終わってから、反論、論破すればいい。
これをきっかけに、別の戦場カメラマンのセクハラやウソが、ネットに出回っているそうだ。
だが、戦場カメラマンがみな高貴な志をもって仕事をしているわけではない。有名になりたい、カネを稼ぎたい、女にもてたい、そう考えながら、ベトナム戦争を取材したり、イラク戦争に従軍したカメラマンは多くいたはずだ。
人間とはそういうものだ。そこから物事を考えていかないと、説得力のある批判は出来まい。
今週の1位も、そうした人間の話を文春が取り上げている。
スーパーゼネコントップの大林組で、OB訪問をしてきた女子大生を自宅に連れ込み、わいせつ行為を働いたとして、2月18日に社員の宗村港容疑者(27)が逮捕された。
だが、就職を熱望する女子大生を甘い餌で誘い、こうした非道なことをしているのは、宗村だけではないと、文春は新入社員の斉藤絵美(24=仮名)の告発を掲載している。
彼女が就活をしていたのは2年前。大学で土木を学び、スーパーゼネコンへの就職が希望だった。就職情報サイト「マイナビ」を通じて大林組にエントリーすると、大学のOBでリクルーターという男から電話があり、ホテルメトロポリタン仙台の喫茶店で会ったそうだ。
出された名刺には「○○工事事務所所長 高橋修一(仮名)」とあり、54歳、長年リクルーターとして大学のセミナーに出ていたと話した。
その日は食事をおごってもらって別れた。その後採用試験を受け、一次試験を通過し、役員面接を受ける目前に、高橋から電話があり、「もう内定が決まったようなものだから、お祝いしよう」といってきたそうだ。
斉藤は指定校推薦制度で受けていたから、「リクルーターの印象で合否が左右される」といわれているため、誘いを受けたという。その際、「会うときは私服で来て」と要求したそうだ。違和感を抱いたが、その通りにして有名な焼肉屋へと向かった。
個室で並んで座り、高橋は「本部にいっておいた」「これで落すことはないから」といい、飲めない酒を勧められて酔いが回ってきた彼女を口説き始めたそうである。
気がついたら高橋が泊まっているホテルの部屋に入っていて、「最初は戸惑ったのですが、ずいぶん酔っていたこともあり、受け入れてしまった……。避妊はされませんでした」(斉藤)。
同僚がいうには、高橋は土木技術に関する特許取得を主導するなど実績を積み上げ、次期支店長候補といわれているそうだ。
内定はもらった彼女だが、入社までにも3、4回ラブホなどで関係を持ったという。誘いを断ると内定を取り消されるのではないかという不安を抱えていて、断れなかったそうだ。
入社してからは、高橋とは勤務地が違い、一度も会っていないが、社内で関係がバレているのではと心配になったことがあり、LINEメールを送ると、こんなメールが返ってきた。
「変な噂は社内ではマイナスなので、バレないようにシラを切って下さいね」
文春の取材に高橋は、肉体関係について否定することはなかったが、「本人がいない前では話せない」といい、「斉藤さんが意図的に私を貶めようとしている」と語っている。
大林組のコーポレート・コミュニケーション室は、本件については社内で事実関係を確認中だとし、事実だった場合は厳重に処分すると答えている。
だが、回答した翌日、斉藤は人事部から呼び出され、人事部長から「高橋には妻子がいて、役職もある。失うものが多いんだ」「お世話になった会社ではなく、なぜ文春に話すのか。相談窓口があるだろう」と何度も問い詰められたそうである。
「女性が働きやすい会社」を標榜する企業の実態は、いまだにお家大事、男性社員中心の旧態然たる体質が残ったままなのだ。
ここまで告発した彼女が、この会社に居続けることはかなり難しいのではないか。文春は、これを掲載した以上、彼女のこれからを見続け、彼女が不利益を被らないよう、支えていく義務があると思う。
【巻末付録】
ポストからいこう。巻頭は「大人の修学旅行/壇蜜が驚嘆した『奇想の系譜』」。これは壇蜜が裸で案内するのではない。「『沼』を持つ女優-出演作品が相次ぐ<正統派最旬美女>白石聖」は1ページ。
巻末は、「超難問!おとなの『ヌード間違いさがし』」。袋とじは「幻の国民的アイドル、奇跡のヘアヌード AV女優・夢見照うた」。何が悲しくてAVに。「七菜乃×大塚咲、ヌード撮り合いっこ-写真展に先駆けて初公開」。「葉加瀬マイ(見納めミラクルボディ)-トップグラドルの引退グラビア」。葉加瀬は女優業に専念するそうだ。残念だ。
現代は、巻頭で「女子ゴルフ開幕記念/松田鈴英、美しき挑戦者」。昨年は新人ながら賞金ランキング11位だった。なかなかの美形。現代は、アスリートを脱がすのがうまいから、そのうちヘア・ヌードを楽しみにしよう。
後半は、「奥山かずさ、ランジェリー姿の戦隊ヒロイン-鍛えられた肉体美を見よ!」「奈月セナ、軌跡の美脚-長身Gカップで人気沸騰」。
袋とじは「渡辺万美、激しく、美しい『濡れ場&自慰』ヌード」この中では渡辺万美がいい。今週は珍しく両誌ともに力が入っていた。いい勝負で、引き分けだな。
(文中敬称略/文=元木昌彦)
【告知】
読者の皆様へ
「ノンフィクションの醍醐味」3月の会のお知らせです。
今月のゲストは元講談社随一のノンフィクション編集者の加藤晴之さんです。
加藤さんはフライデー、週刊現代の編集長も歴任し、大相撲の八百長問題を仕掛け、大きな話題を呼びました。
200万部のベストセラー『海賊とよばれた男』(百田尚樹)や講談社ノンフィクション賞を受賞した『告白 あるPKO隊員の死』などを手がけています。
3月22日(金曜日)7時から9時まで。
【場所】カフェ・ミヤマ 高田馬場駅前店2号室(電話03-5292-5772)
東京都新宿区高田馬場2-17-4 菊月ビル地下1階
(地下鉄東西線の高田馬場駅から3秒。濡れずに行けます)
「ゼロメガ」の部屋です。直接会場へおいで下さい。
【会費】 コーヒー代として1,000円
よろしくお願いします。
高須幹弥(たかす・みきや)


