クロちゃん「ぶっちぎりで勝ったの」 実は“生徒会長”だった芸能人3人

“生徒会長”と聞くと、品行方正な人物像を思い浮かべるはず。しかし思いもよらない芸能人が生徒会長だったと明かすことも多く、お笑いトリオ・安田大サーカスのクロちゃんもそのひとり。

 クロちゃんは1月28日更新のブログで、音声投稿機能を使って「中学生の時に生徒会長だったの」と告白。立候補後に校長が「面白いから、変わってるからといって投票しないでください」と呼びかけたそうで、「なんなのその一言! けどクロちゃん、ぶっちぎりで勝ったの」と明かしている。そんなクロちゃんに、ネット上では「とんでもないバクチ打ったなその中学校www」「いつの間にかモンスタースクールが爆誕してたってこと?」「意外と明るい学校になってたりしてね」といった声が相次いだ。

 今回はクロちゃんのように、実は生徒会長だった芸能人たちを紹介していこう。

 

●野性爆弾 くっきー

 まずは、顔面白塗り芸や絵描き歌コントなど独自路線を突っ走る、野性爆弾・くっきーから。くっきーは2018年9月放送の『嵐にしやがれ』(日本テレビ系)で、高校時代に生徒会長だったと告白。特権で卒業アルバムに大きく写真が掲載されるなど、意外な過去を明かして共演者たちを驚かせた。

 くっきーによると生徒会長に立候補したきっかけは、成績が悪く教師に「進学できない」と言われたため。生徒会長になれば留年させることはできないだろうと立候補し、見事その座を勝ち取って卒業までこぎつけたという。ちなみにくっきーの相方・ロッシーも中学時代に生徒会長を経験済み。「吉本興業」公式サイトの経歴欄には、2人そろって「生徒会長」の情報が記されている。

 

●アキラ100%

 続いては、お盆などを使って局部を隠すリスキーな芸風のアキラ100%。18年の正月特番『爆笑ヒットパレード』(フジテレビ系)では、生放送にもかかわらずネタに失敗して“ご開チン”。咄嗟に隠したものの、正月早々不本意な形で注目を集めることになった。

 そんなアキラ100%は「週刊FLASH」17年3月21日号(光文社)のインタビューで、「小学校、中学校では学級委員や生徒会長をするような子供でした」と告白。ふざけて脱ぐようなこともなかったという。そんなアキラ100%に、ネット上では「ほかの裸芸人と違って確かに品行方正な感じはある」「いったい人生に何が起きたら生徒会長から素っ裸芸人になるんや……」「当時の先生や生徒からしたら今の姿は衝撃どころじゃないわなwww」といった声が寄せられている。

クロちゃん「ぶっちぎりで勝ったの」 実は“生徒会長”だった芸能人3人

“生徒会長”と聞くと、品行方正な人物像を思い浮かべるはず。しかし思いもよらない芸能人が生徒会長だったと明かすことも多く、お笑いトリオ・安田大サーカスのクロちゃんもそのひとり。

 クロちゃんは1月28日更新のブログで、音声投稿機能を使って「中学生の時に生徒会長だったの」と告白。立候補後に校長が「面白いから、変わってるからといって投票しないでください」と呼びかけたそうで、「なんなのその一言! けどクロちゃん、ぶっちぎりで勝ったの」と明かしている。そんなクロちゃんに、ネット上では「とんでもないバクチ打ったなその中学校www」「いつの間にかモンスタースクールが爆誕してたってこと?」「意外と明るい学校になってたりしてね」といった声が相次いだ。

 今回はクロちゃんのように、実は生徒会長だった芸能人たちを紹介していこう。

 

●野性爆弾 くっきー

 まずは、顔面白塗り芸や絵描き歌コントなど独自路線を突っ走る、野性爆弾・くっきーから。くっきーは2018年9月放送の『嵐にしやがれ』(日本テレビ系)で、高校時代に生徒会長だったと告白。特権で卒業アルバムに大きく写真が掲載されるなど、意外な過去を明かして共演者たちを驚かせた。

 くっきーによると生徒会長に立候補したきっかけは、成績が悪く教師に「進学できない」と言われたため。生徒会長になれば留年させることはできないだろうと立候補し、見事その座を勝ち取って卒業までこぎつけたという。ちなみにくっきーの相方・ロッシーも中学時代に生徒会長を経験済み。「吉本興業」公式サイトの経歴欄には、2人そろって「生徒会長」の情報が記されている。

 

●アキラ100%

 続いては、お盆などを使って局部を隠すリスキーな芸風のアキラ100%。18年の正月特番『爆笑ヒットパレード』(フジテレビ系)では、生放送にもかかわらずネタに失敗して“ご開チン”。咄嗟に隠したものの、正月早々不本意な形で注目を集めることになった。

 そんなアキラ100%は「週刊FLASH」17年3月21日号(光文社)のインタビューで、「小学校、中学校では学級委員や生徒会長をするような子供でした」と告白。ふざけて脱ぐようなこともなかったという。そんなアキラ100%に、ネット上では「ほかの裸芸人と違って確かに品行方正な感じはある」「いったい人生に何が起きたら生徒会長から素っ裸芸人になるんや……」「当時の先生や生徒からしたら今の姿は衝撃どころじゃないわなwww」といった声が寄せられている。

“イグジスタンス”するために絵を描くことを選んだ画家・はくのがわ

 現在、アウトサイダーアート界隈で話題の一人の女性アーティストがいる。今、大注目の若手画家・はくのがわ(26)だ。躁鬱病と診断されて以来、何度も精神病院の入退院を繰り返しながら活動を続けてきた彼女。最近では街へ出て、大声を出しながら絵を描いている時に何よりもの幸せを感じるのだという。なぜ、このようなパフォーマンスを始めるに至ったのか? そこには、取材を進めるうちに見えてきた祈りにも近い、切実な「願い」があった。

■絵を描くことでのみ“生きてる実感”が持てた幼少期

 精神病院に通うようになった頃、デイケアに組み込まれている作業療法として絵画のプログラムを選択した。2014年、展示に出してみないかと声をかけられたことが、現在の活動に繋がるきっかけになったという。幼い期から絵を描くことが好きだった? と聞いてみると、「恥ずかしいけど……」と照れながら意外な返答が返ってきた。

「それよりも人に見られながら描くことのほうが楽しかった。私、すぐに友達と揉めるような子だったの。でも、教室のなかで絵を描いてると誰かしら『何描いてるの?』って話しかけてくれるでしょ。そういう時にだけ、生きてる実感が持てたというか。だから、自分より上手でみんなの注目を集めるようなクラスメートのことは嫌いだったよ(笑)」

──じゃあ、人の絵を見ることにはあまり興味がない?

「ないね。あはは(笑)。今ならなんでも面白がれるけど、当時はまったく。こんなのつまらないって思ってた。小さい頃、漫画家になりたかったんだよ。それなのに絵は上達しないままだし、ムカつくことのほうがずっと多かった。だけど、どこかしら拠り所ではあったんだよね」

──自分の描いた絵をSNSにアップするようになったのが、その頃?

「うん。簡単に言えば、捌け口だね。当時、『南条あや』っていうメンタルヘルス系のネットアイドルがいて、彼女のホームページにどハマりしてた。そのうちに、“リストカット”とかそういう単語を目にするようになるでしょ。私とやってることおんなじじゃんって思ったの。ちっちゃい時から自分で壁に頭をぶつけたりしてたよ、バーン! バーン! みたいな(笑)。昔から、いろいろおかしかったよね」

──「ムカつくことのほうが多かった」って、その感覚が変わったのはいくつぐらいの時なんでしょうか?

「中学生になって、いろんな音楽を聞くようになってからかな。ギターのリフがすごく気持ち悪い曲を見つけて、気持ち悪いなぁって聞いているうちに『でも、私はこれが好きだな』って。その時に初めて、普通じゃなくても良いんだって思えたんです。それからは周りの目を気にせず、自分の描きたいものを描くようになって、ようやく絵を描くことそのものを楽しめるようになっていった感じなんだよね」

イグジスタンスするために絵を描くことを選んだ画家・はくのがわの画像2

■丸を描いた時に自分を肯定できた

 ひと通り生い立ちについて話すと、おもむろに床に落ちているチラシを手に取り、その裏に絵を描き始める彼女。「黄色がいいかな? あ、でもこの色嫌いなんだよね……」と、独り言を呟きながら、目の前の世界に没頭する姿はまるで子どものよう。ここで、はくのがわ流・絵の描き方について、話を聞いてみることにした。

──この前まで白黒で描いていたように思うんですけど、最近はカラーが多いよね。これは、何かきっかけがあったんですか?

「たまたま友達に画材をもらったから使ってるだけで、楽しければなんでもいいと思ってるから、何に描くかも気にならない。電話をしながら、落書きしたりするじゃん?私、そういうことが好きなんだよね。そのほうが、逆に集中できる」

──何を描きたいとか、そういうものは?

「“イグジスタンス”です。つまりは『生存』ってこと。それが私にとって必要なことだから描くんじゃない? 鬱で何もできなくなってた頃に1日ひとつ、何かするだけで達成感を得られるらしいっていうのを知って、ある時に壁に大きな紙を貼って立体的な丸を描いてみたの。そしたらなんとなく、『あ、今日一日なんかできたじゃん』って思えたってだけの話なんです」

──それが原点となって、今まで絵を描いてきたわけですね。この先で、何かにつながってほしいって思うことはありますか?

「みんなが幸せになればなんでもいいよ。だけど最近、それには私の幸せが必要なんだってことに気がついた。私が笑顔でいれば周りの人たちも幸せでしょ。もちろん、欲望はあるし、絵だって学んでみたいと思ったら学びたいけど、どうせみんなと同じことやってるんでしょ? バーカって思ってるので(笑)。私は周りの人たちのために、自分が楽しいと思うことをやりたい」

イグジスタンスするために絵を描くことを選んだ画家・はくのがわの画像3

■路上パフォーマンスを始めた理由

 去年の7月に精神的に落ち着いてから、何事も一生懸命やるつもりで復帰した職場を半年で辞めたのは、通勤電車で見ず知らずの人にキレている自分の姿に気づいたことが原因だった。仕事柄、大きなカバンを持って電車に乗ることが多く、嫌な顔をされるうちに精神的に追い詰められて、無意識のうちに{なんなんだこいつ……?」と口走るようになっていったという。

──声を出すことで、何か開放される部分があったということなんでしょうか?

「基本的には大声を出すことが好きなんだよ。昔、補修の仕事をしていた時なんてもっと荷物が大きかったから、カートを引きながら『なんなんだおまえらー?』みたいな感じでキレながら歩いた。新宿の街を(笑)。たぶん、私があんなふうになってたのは、声を出せない環境にいたからなんだよね。会社に雇われて働いてるんだから、仕事中は静かにしなきゃいけないと思ってた。でも、今はもう何も失うものがないから、好き勝手しようと思ってね」

──路上パフォーマンスだって、奇異の目に晒されることはあるわけでしょ?

「自分主体でやってるから、こいつバカだなーおかしい奴がいるなーって思われたとしても、全部、私のことになるんだよ。もちろん、恥ずかしいっていう気持ちもあるから、今はそれも楽しんでたりするね。最近、理由付けする必要がなくなってきた気がしていて。例えばお酒を飲んで、何かやらかした時に『酔っ払ってました』って言い訳があるけど、それだって全部、自分に原因があること。どうして自分と、自分じゃないことにしておきたい部分と、離しちゃう必要があるんだろう? って考えた時にもう言い訳する必要ないなと。未来のことも全部、どうしようもなくなった時にやることっていったら、その時に考えるしかないよ」

──逆に、好きなことを好きなようにやってるだけなのに、アウトサイダーアートとして、レッテルを貼られてしまうことに対する窮屈さってありますか?

「え? 全然。中には『精神病の人が書いたんですね~』って面白がってくれる人もいる。私の『楽しい』って、結局はそういうことなんだよね。人が生き生きしている顔を見た時に幸せを感じる」

イグジスタンスするために絵を描くことを選んだ画家・はくのがわの画像4

■生きてるということは、死ぬ必要がないということ

 あっけからんとした笑顔でそう語る彼女だが、数年前、筆者が彼女と出会ったばかりの頃は常にカバンにカッターを仕込ませている女の子だった。その変化について尋ねてみると、進化心理学について学んだことが、大きく変わるきっかけになったのだそう。

──進化心理学のどこに何を感じたんですか?

「みんな『愛』とか簡単に口にするけど、愛って目に見えるものじゃないから、要は気持ちの持ちようなんだよね。それに気づいた時、え? 愛ってないんだ……騙された……ってものすごく落ち込んで、鬱になったんだけど……(笑)。生物は種を残すために存在しているっていうのが進化心理学の考え方だね。結局は生きるしかないの。今、生きてるなら自分から死ぬ必要はないと思わない? 生きてるってことは、生きる必要があるということでもあるって気がついた」

──あぁ、車に轢かれたりもしないならってこと?

「そう! 今まで何度も精神病院に入院したけど、その上で思うのは、みんな生きてるし? と。訳のわかんない人たちもいっぱいいるけど、きっと私も誰かに同じように思われてたりするんだよね。普通って自分のなかにしかないよ。みんな、誰の普通を信じてるの?多数決のいきすぎじゃないか? って思う」

──ということは、精神的に自立したことによって落ち着いたということなんでしょうか?

「そうだね。誰かに死ねって言われて、俺、死んだほうがいいんだ……って思うような奴は勝手に死ねばいい。『傷つきました……』とか言われたところで、その人だって他のことで、誰かを傷つけてるかもしれないじゃん。逆に、『大好きです』って言われた時に、本当かよ? とか、おまえなんかとは違うって思ったことが私はあったからね。どんなに優しい言葉を使っても、気持ちや理想の押し付けはいつも腹が立つ。でも、ムカついてるのは自分なんだから、自分自身でどうにかするしかないんだよ」

──そういえば、先日、ツイッターにホームレスに話しかけられたらキレられたって書いてたけど……。

「私、寂しい時って結構、人に話しかけるんだよ。昨日も酔っ払って、そのへんのおじさんに『私は生きてるぞー!』とか適当なこと言って話しかけたら、チッって舌打ちされて泣いちゃったんだけど……(笑)。でも、なかには笑顔で応えてくれる人もいるし、嫌な顔する人たちもいつか変わるって信じてる。変わるっていうか、元の場所に戻れるような。私は戻ってきて、素直な気持ちになれるようになったよ。『やりたいことやる』っていうのはそういうことなんですよ、きっと」

(写真・文=佐藤麻亜弥)

●はくのがわ
twitter@edoakemijanaiyo
「アール・ブリュット ジャポネII」展
フランスパリ市立アル・サン・ピエール美術館 3月10日(日)まで
http://www.hallesaintpierre.org
「NAKANO街中まるごと美術館!アール・ブリュット-人の無限の創造力を探求する2019-」
中野ブロードウェイ商店街、中野サンモール商店街、中野南口商店街 3月3日(日)まで
■今後の展示予定
「櫛野展正のアウトサイド・ジャパン展~ヤンキー人類学から老人芸術まで~」
東京ドームシティギャラリーアーモ (4月12日~5月19日)
https://www.tokyo-dome.co.jp/aamo/event/kushino2019.html

“イグジスタンス”するために絵を描くことを選んだ画家・はくのがわ

 現在、アウトサイダーアート界隈で話題の一人の女性アーティストがいる。今、大注目の若手画家・はくのがわ(26)だ。躁鬱病と診断されて以来、何度も精神病院の入退院を繰り返しながら活動を続けてきた彼女。最近では街へ出て、大声を出しながら絵を描いている時に何よりもの幸せを感じるのだという。なぜ、このようなパフォーマンスを始めるに至ったのか? そこには、取材を進めるうちに見えてきた祈りにも近い、切実な「願い」があった。

■絵を描くことでのみ“生きてる実感”が持てた幼少期

 精神病院に通うようになった頃、デイケアに組み込まれている作業療法として絵画のプログラムを選択した。2014年、展示に出してみないかと声をかけられたことが、現在の活動に繋がるきっかけになったという。幼い期から絵を描くことが好きだった? と聞いてみると、「恥ずかしいけど……」と照れながら意外な返答が返ってきた。

「それよりも人に見られながら描くことのほうが楽しかった。私、すぐに友達と揉めるような子だったの。でも、教室のなかで絵を描いてると誰かしら『何描いてるの?』って話しかけてくれるでしょ。そういう時にだけ、生きてる実感が持てたというか。だから、自分より上手でみんなの注目を集めるようなクラスメートのことは嫌いだったよ(笑)」

──じゃあ、人の絵を見ることにはあまり興味がない?

「ないね。あはは(笑)。今ならなんでも面白がれるけど、当時はまったく。こんなのつまらないって思ってた。小さい頃、漫画家になりたかったんだよ。それなのに絵は上達しないままだし、ムカつくことのほうがずっと多かった。だけど、どこかしら拠り所ではあったんだよね」

──自分の描いた絵をSNSにアップするようになったのが、その頃?

「うん。簡単に言えば、捌け口だね。当時、『南条あや』っていうメンタルヘルス系のネットアイドルがいて、彼女のホームページにどハマりしてた。そのうちに、“リストカット”とかそういう単語を目にするようになるでしょ。私とやってることおんなじじゃんって思ったの。ちっちゃい時から自分で壁に頭をぶつけたりしてたよ、バーン! バーン! みたいな(笑)。昔から、いろいろおかしかったよね」

──「ムカつくことのほうが多かった」って、その感覚が変わったのはいくつぐらいの時なんでしょうか?

「中学生になって、いろんな音楽を聞くようになってからかな。ギターのリフがすごく気持ち悪い曲を見つけて、気持ち悪いなぁって聞いているうちに『でも、私はこれが好きだな』って。その時に初めて、普通じゃなくても良いんだって思えたんです。それからは周りの目を気にせず、自分の描きたいものを描くようになって、ようやく絵を描くことそのものを楽しめるようになっていった感じなんだよね」

イグジスタンスするために絵を描くことを選んだ画家・はくのがわの画像2

■丸を描いた時に自分を肯定できた

 ひと通り生い立ちについて話すと、おもむろに床に落ちているチラシを手に取り、その裏に絵を描き始める彼女。「黄色がいいかな? あ、でもこの色嫌いなんだよね……」と、独り言を呟きながら、目の前の世界に没頭する姿はまるで子どものよう。ここで、はくのがわ流・絵の描き方について、話を聞いてみることにした。

──この前まで白黒で描いていたように思うんですけど、最近はカラーが多いよね。これは、何かきっかけがあったんですか?

「たまたま友達に画材をもらったから使ってるだけで、楽しければなんでもいいと思ってるから、何に描くかも気にならない。電話をしながら、落書きしたりするじゃん?私、そういうことが好きなんだよね。そのほうが、逆に集中できる」

──何を描きたいとか、そういうものは?

「“イグジスタンス”です。つまりは『生存』ってこと。それが私にとって必要なことだから描くんじゃない? 鬱で何もできなくなってた頃に1日ひとつ、何かするだけで達成感を得られるらしいっていうのを知って、ある時に壁に大きな紙を貼って立体的な丸を描いてみたの。そしたらなんとなく、『あ、今日一日なんかできたじゃん』って思えたってだけの話なんです」

──それが原点となって、今まで絵を描いてきたわけですね。この先で、何かにつながってほしいって思うことはありますか?

「みんなが幸せになればなんでもいいよ。だけど最近、それには私の幸せが必要なんだってことに気がついた。私が笑顔でいれば周りの人たちも幸せでしょ。もちろん、欲望はあるし、絵だって学んでみたいと思ったら学びたいけど、どうせみんなと同じことやってるんでしょ? バーカって思ってるので(笑)。私は周りの人たちのために、自分が楽しいと思うことをやりたい」

イグジスタンスするために絵を描くことを選んだ画家・はくのがわの画像3

■路上パフォーマンスを始めた理由

 去年の7月に精神的に落ち着いてから、何事も一生懸命やるつもりで復帰した職場を半年で辞めたのは、通勤電車で見ず知らずの人にキレている自分の姿に気づいたことが原因だった。仕事柄、大きなカバンを持って電車に乗ることが多く、嫌な顔をされるうちに精神的に追い詰められて、無意識のうちに{なんなんだこいつ……?」と口走るようになっていったという。

──声を出すことで、何か開放される部分があったということなんでしょうか?

「基本的には大声を出すことが好きなんだよ。昔、補修の仕事をしていた時なんてもっと荷物が大きかったから、カートを引きながら『なんなんだおまえらー?』みたいな感じでキレながら歩いた。新宿の街を(笑)。たぶん、私があんなふうになってたのは、声を出せない環境にいたからなんだよね。会社に雇われて働いてるんだから、仕事中は静かにしなきゃいけないと思ってた。でも、今はもう何も失うものがないから、好き勝手しようと思ってね」

──路上パフォーマンスだって、奇異の目に晒されることはあるわけでしょ?

「自分主体でやってるから、こいつバカだなーおかしい奴がいるなーって思われたとしても、全部、私のことになるんだよ。もちろん、恥ずかしいっていう気持ちもあるから、今はそれも楽しんでたりするね。最近、理由付けする必要がなくなってきた気がしていて。例えばお酒を飲んで、何かやらかした時に『酔っ払ってました』って言い訳があるけど、それだって全部、自分に原因があること。どうして自分と、自分じゃないことにしておきたい部分と、離しちゃう必要があるんだろう? って考えた時にもう言い訳する必要ないなと。未来のことも全部、どうしようもなくなった時にやることっていったら、その時に考えるしかないよ」

──逆に、好きなことを好きなようにやってるだけなのに、アウトサイダーアートとして、レッテルを貼られてしまうことに対する窮屈さってありますか?

「え? 全然。中には『精神病の人が書いたんですね~』って面白がってくれる人もいる。私の『楽しい』って、結局はそういうことなんだよね。人が生き生きしている顔を見た時に幸せを感じる」

イグジスタンスするために絵を描くことを選んだ画家・はくのがわの画像4

■生きてるということは、死ぬ必要がないということ

 あっけからんとした笑顔でそう語る彼女だが、数年前、筆者が彼女と出会ったばかりの頃は常にカバンにカッターを仕込ませている女の子だった。その変化について尋ねてみると、進化心理学について学んだことが、大きく変わるきっかけになったのだそう。

──進化心理学のどこに何を感じたんですか?

「みんな『愛』とか簡単に口にするけど、愛って目に見えるものじゃないから、要は気持ちの持ちようなんだよね。それに気づいた時、え? 愛ってないんだ……騙された……ってものすごく落ち込んで、鬱になったんだけど……(笑)。生物は種を残すために存在しているっていうのが進化心理学の考え方だね。結局は生きるしかないの。今、生きてるなら自分から死ぬ必要はないと思わない? 生きてるってことは、生きる必要があるということでもあるって気がついた」

──あぁ、車に轢かれたりもしないならってこと?

「そう! 今まで何度も精神病院に入院したけど、その上で思うのは、みんな生きてるし? と。訳のわかんない人たちもいっぱいいるけど、きっと私も誰かに同じように思われてたりするんだよね。普通って自分のなかにしかないよ。みんな、誰の普通を信じてるの?多数決のいきすぎじゃないか? って思う」

──ということは、精神的に自立したことによって落ち着いたということなんでしょうか?

「そうだね。誰かに死ねって言われて、俺、死んだほうがいいんだ……って思うような奴は勝手に死ねばいい。『傷つきました……』とか言われたところで、その人だって他のことで、誰かを傷つけてるかもしれないじゃん。逆に、『大好きです』って言われた時に、本当かよ? とか、おまえなんかとは違うって思ったことが私はあったからね。どんなに優しい言葉を使っても、気持ちや理想の押し付けはいつも腹が立つ。でも、ムカついてるのは自分なんだから、自分自身でどうにかするしかないんだよ」

──そういえば、先日、ツイッターにホームレスに話しかけられたらキレられたって書いてたけど……。

「私、寂しい時って結構、人に話しかけるんだよ。昨日も酔っ払って、そのへんのおじさんに『私は生きてるぞー!』とか適当なこと言って話しかけたら、チッって舌打ちされて泣いちゃったんだけど……(笑)。でも、なかには笑顔で応えてくれる人もいるし、嫌な顔する人たちもいつか変わるって信じてる。変わるっていうか、元の場所に戻れるような。私は戻ってきて、素直な気持ちになれるようになったよ。『やりたいことやる』っていうのはそういうことなんですよ、きっと」

(写真・文=佐藤麻亜弥)

●はくのがわ
twitter@edoakemijanaiyo
「アール・ブリュット ジャポネII」展
フランスパリ市立アル・サン・ピエール美術館 3月10日(日)まで
http://www.hallesaintpierre.org
「NAKANO街中まるごと美術館!アール・ブリュット-人の無限の創造力を探求する2019-」
中野ブロードウェイ商店街、中野サンモール商店街、中野南口商店街 3月3日(日)まで
■今後の展示予定
「櫛野展正のアウトサイド・ジャパン展~ヤンキー人類学から老人芸術まで~」
東京ドームシティギャラリーアーモ (4月12日~5月19日)
https://www.tokyo-dome.co.jp/aamo/event/kushino2019.html

『後妻業』第5話 夫の不倫&ライバルの隠し子発覚で、自分も不倫に走る朋美……それでいいのか!?

『後妻業』第5話 夫の不倫&ライバルの隠し子発覚で、自分も不倫に走る朋美……それでいいのか!?の画像1

(前回までのレビューはこちらから)

『後妻業』(フジテレビ系)第5話「第2章突入! 夫婦の修羅場と悪女の逆襲」

 中瀬朋美(木村多江)は事実婚の夫・佐藤司郎(長谷川朝晴)と事務所スタッフ・山本絵美里(田中道子)が、まさかの事務所内で浮気している現場を目の当たりにしてしまった。

 事務所を飛び出した朋美は、学生時代の先輩であり探偵の本多芳則(伊原剛志)に電話をかけて、

「私、家には帰れない」

「ウチでよかったら、来るか?」

 とかなんとか色っぽいことを言っていたのが前回のラスト。完全にヤッちゃうフラグだと思っていたら、今回は冒頭で、

「大丈夫、今日はホテルに泊まるから」

 との返答。じゃあ何で電話かけたんだよ!

 おそらく本多はコンビニにダッシュしてコンドームを買う体勢に入っていたはず。……同情してしまう。

 

■何だかんだで共感し合う小夜子と朋美

 司郎の浮気を目撃して以来、朋美の心はだいぶ不安定になっているようだ。

 司郎と絵美里がヤッていた事務所のソファを処分し、「大阪出張が増えそう?」という司郎の言葉にいらつく。さらに、仕事上で意見が対立した司郎に絵美里が加勢したことでブチギレ。

「ふたりとも私をバカにしているの? 私が何も知らないとでも思ってるの?」

 あーあ、言っちゃった。「浮気しているのを知っている」というのは夫と別れるにしろ、つなぎ止めるにしろ強力な武器となり得るのに……。小夜子に対する時と同様、朋美って理性的に見えて、すぐに感情的になっちゃうタイプだ。

 まあ、「私ぃ~アレ(ソファ)結構気に入ってたんですよね~」などなど、明らかに朋美を挑発してきている絵美里の態度を見せられれば、ブチギレてしまう気持ちも分からなくもないが。

 父親の遺産を後妻である性悪女・武内小夜子(木村佳乃)にゴッソリ奪われたと思ったら、夫も性悪そうな女と浮気。姉の西木尚子(濱田マリ)もなかなかのボンクラだし、女に苦しめられるタイプだ。

 浮気の件をぶちまけてしまい落ちているところへ、追い打ちをかけるように小夜子から電話がかかってきた。直前に本多から「小夜子には息子がいるようだ」という情報を聞いていただけに、さらに心が揺り動かされる。

 というのも、司郎の心をつなぎ止められなかったのは、ふたりの間に子どもが出来なかったせいだと考えているから。

「あんたみたいな女が母親だなんて不公平よ、許せない」

 このあたり、原作から年齢設定を変更して、小夜子と朋美を同年代に、しかも45歳という若めの年齢に設定したのが活きている。

 同年代であるが故に、小夜子の悲惨な生い立ちを知った朋美は思わず同情をしたし、子どもがいると聞いたら「不公平よ」と思う。

 一方の小夜子の方も、朋美の存在を煙たがっていながらも、子どもが欲しそうな様子を知って神妙な面持ちになる。

「後妻業」の被害者と加害者という関係性ではあるものの、微妙に心を通じ合うふたり。今後、ふたりが手を取って、自分たちを裏切った男たちに復讐……なんて展開もありうるのか!?

■ジジイを騙すテクニックが雑

 その小夜子の「子ども」・黒澤博司(葉山奨之)は、柏木亨(高橋克典)からの指示で本多と朋美の動向を監視していた。

 そんな中、絵美里とバトルし、小夜子に子どもがいると知ってショックを受けた朋美は、半ばヤケクソ気味に本多とホテルにチェックイン!

「何してんねん」とは博司の言葉だが、ホントに何してんねん。

 前回、柏木が「泣いてる女を口説くほど困ってへん」と言っていたのに対し、夫に浮気された&不妊を悩んでいる朋美をまんまとホテルに連れ込む本多の下世話さよ。それでいいのか、朋美!

 で、柏木はその情報を三好繭美(篠田麻里子)とベッドイン中に知らされるのだが……さすがフェロモンの権化!

 ラブホに入る朋美&本多の写真を転送された小夜子は、朋美の弱味を握ってはしゃぎつつ、柏木へ「うちも、男に抱かれたい」と返信しようとして止める。

 本多と朋美のただれた関係も気になるが、柏木と小夜子の関係性も謎だ。

 小夜子のことを「商売道具」と呼び、風俗で出会った時すら肉体関係を持っていなかったと思われるふたり。フェロモン全開の柏木は何を考えているのかイマイチ分からないが、小夜子は柏木にほれているということなのだろう。

 改めて、柏木とは男女の関係ではなく、ただのビジネスパートナーだと思い直した小夜子は、色々と吹っ切れた様子で、後妻業の次なるターゲット・元開業医の笹島雅樹(麿赤兒)に遺言公正証書を書くように迫る。

 ド直球!

 ジジイを色仕掛けで騙すにしても、さすがに雑すぎないだろうか。こんな大雑把な手口でも騙せるほどのテクニックを持っているということなのか、小夜子もちょっとヤケクソ気味になっているのか。そして、もうひとりのターゲットだった佐藤蛾次郎はどうなったのか!?

(文とイラスト=北村ヂン)

『後妻業』第5話 夫の不倫&ライバルの隠し子発覚で、自分も不倫に走る朋美……それでいいのか!?

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(前回までのレビューはこちらから)

『後妻業』(フジテレビ系)第5話「第2章突入! 夫婦の修羅場と悪女の逆襲」

 中瀬朋美(木村多江)は事実婚の夫・佐藤司郎(長谷川朝晴)と事務所スタッフ・山本絵美里(田中道子)が、まさかの事務所内で浮気している現場を目の当たりにしてしまった。

 事務所を飛び出した朋美は、学生時代の先輩であり探偵の本多芳則(伊原剛志)に電話をかけて、

「私、家には帰れない」

「ウチでよかったら、来るか?」

 とかなんとか色っぽいことを言っていたのが前回のラスト。完全にヤッちゃうフラグだと思っていたら、今回は冒頭で、

「大丈夫、今日はホテルに泊まるから」

 との返答。じゃあ何で電話かけたんだよ!

 おそらく本多はコンビニにダッシュしてコンドームを買う体勢に入っていたはず。……同情してしまう。

 

■何だかんだで共感し合う小夜子と朋美

 司郎の浮気を目撃して以来、朋美の心はだいぶ不安定になっているようだ。

 司郎と絵美里がヤッていた事務所のソファを処分し、「大阪出張が増えそう?」という司郎の言葉にいらつく。さらに、仕事上で意見が対立した司郎に絵美里が加勢したことでブチギレ。

「ふたりとも私をバカにしているの? 私が何も知らないとでも思ってるの?」

 あーあ、言っちゃった。「浮気しているのを知っている」というのは夫と別れるにしろ、つなぎ止めるにしろ強力な武器となり得るのに……。小夜子に対する時と同様、朋美って理性的に見えて、すぐに感情的になっちゃうタイプだ。

 まあ、「私ぃ~アレ(ソファ)結構気に入ってたんですよね~」などなど、明らかに朋美を挑発してきている絵美里の態度を見せられれば、ブチギレてしまう気持ちも分からなくもないが。

 父親の遺産を後妻である性悪女・武内小夜子(木村佳乃)にゴッソリ奪われたと思ったら、夫も性悪そうな女と浮気。姉の西木尚子(濱田マリ)もなかなかのボンクラだし、女に苦しめられるタイプだ。

 浮気の件をぶちまけてしまい落ちているところへ、追い打ちをかけるように小夜子から電話がかかってきた。直前に本多から「小夜子には息子がいるようだ」という情報を聞いていただけに、さらに心が揺り動かされる。

 というのも、司郎の心をつなぎ止められなかったのは、ふたりの間に子どもが出来なかったせいだと考えているから。

「あんたみたいな女が母親だなんて不公平よ、許せない」

 このあたり、原作から年齢設定を変更して、小夜子と朋美を同年代に、しかも45歳という若めの年齢に設定したのが活きている。

 同年代であるが故に、小夜子の悲惨な生い立ちを知った朋美は思わず同情をしたし、子どもがいると聞いたら「不公平よ」と思う。

 一方の小夜子の方も、朋美の存在を煙たがっていながらも、子どもが欲しそうな様子を知って神妙な面持ちになる。

「後妻業」の被害者と加害者という関係性ではあるものの、微妙に心を通じ合うふたり。今後、ふたりが手を取って、自分たちを裏切った男たちに復讐……なんて展開もありうるのか!?

■ジジイを騙すテクニックが雑

 その小夜子の「子ども」・黒澤博司(葉山奨之)は、柏木亨(高橋克典)からの指示で本多と朋美の動向を監視していた。

 そんな中、絵美里とバトルし、小夜子に子どもがいると知ってショックを受けた朋美は、半ばヤケクソ気味に本多とホテルにチェックイン!

「何してんねん」とは博司の言葉だが、ホントに何してんねん。

 前回、柏木が「泣いてる女を口説くほど困ってへん」と言っていたのに対し、夫に浮気された&不妊を悩んでいる朋美をまんまとホテルに連れ込む本多の下世話さよ。それでいいのか、朋美!

 で、柏木はその情報を三好繭美(篠田麻里子)とベッドイン中に知らされるのだが……さすがフェロモンの権化!

 ラブホに入る朋美&本多の写真を転送された小夜子は、朋美の弱味を握ってはしゃぎつつ、柏木へ「うちも、男に抱かれたい」と返信しようとして止める。

 本多と朋美のただれた関係も気になるが、柏木と小夜子の関係性も謎だ。

 小夜子のことを「商売道具」と呼び、風俗で出会った時すら肉体関係を持っていなかったと思われるふたり。フェロモン全開の柏木は何を考えているのかイマイチ分からないが、小夜子は柏木にほれているということなのだろう。

 改めて、柏木とは男女の関係ではなく、ただのビジネスパートナーだと思い直した小夜子は、色々と吹っ切れた様子で、後妻業の次なるターゲット・元開業医の笹島雅樹(麿赤兒)に遺言公正証書を書くように迫る。

 ド直球!

 ジジイを色仕掛けで騙すにしても、さすがに雑すぎないだろうか。こんな大雑把な手口でも騙せるほどのテクニックを持っているということなのか、小夜子もちょっとヤケクソ気味になっているのか。そして、もうひとりのターゲットだった佐藤蛾次郎はどうなったのか!?

(文とイラスト=北村ヂン)

二宮和也がいかに伊藤綾子にゾッコンかを示す「洗脳疑惑」 嵐の会議に「綾子も呼ぼう」?

 もはや妖術使いのような扱われ方になってきた。アイドルグループ嵐のメンバーである二宮和也(35)の<匂わせ彼女>としてファンに毛嫌いされている、元フリーアナウンサーの伊藤綾子(38)のことである。2月26日発売の「週刊女性」(主婦と生活社)が『親子を引き裂いた 匂わせ彼女の恐るべき手口」として、<二宮を言いなりにし、二宮の親子関係を悪化させた伊藤の手口>について報じているが、そこで描かれる伊藤綾子の姿はまるで魔女か何かのようだ。

 記事によると、「あなたの両親からひどい仕打ちを受けている」と伊藤が二宮に吹き込んだことで、二宮と両親の親子関係が悪化しているという。2016年に交際が発覚して以来、二宮ファンからの壮絶なバッシングにも負けず長く愛を育んできたと見られているふたり。2018年にはふたりでモルディブ旅行に出かけ、帰りの空港での様子を週刊誌がばっちり撮影していた。お揃いのミサンガをつけている様子がネット中に拡散され、モルディブでは挙式の際にミサンガを交換する伝統儀式があることから「ふたりはすでに入籍済みでは?」の噂も飛び交った。伊藤がゆったりしたワンピ―ス姿で靴もペタ靴だったことから妊娠説まで飛び出したものだ。

 双方、すでに互いの両親にも紹介済みだという報道はかねてよりあったが、「週刊女性」によれば、二宮の両親は伊藤との結婚についてあまりよく思っていないという。ちなみに2月上旬、「FLASH」(光文社)でも、「二宮の両親は伊藤との結婚に難色を示しており、そのことが原因で親子関係が悪化しているようだ」との関係者談を掲載していた。

 なぜ二宮の両親は息子と彼女の結婚に反対するのか。複数の週刊誌報道を目にして心配が募ったのかもしれないし、ネットの評判もチェックした可能性がある。また、息子よりも年上である彼女の年齢が気になるという親は少なくない。だが両誌とも、理由についてはなにも触れていない。その詳細が気になるところなのに、モヤっとしてしまうのは筆者だけだろうか。

 「週女」では、伊藤が「ほかの嵐のメンバーがふたりの邪魔をしている」と二宮に吹き込んでいるともある。二宮は、メンバーや関係者が集まる重要な会議で「綾子を同席させて意見を聞いたほうがいいんじゃないか」と言ったこともあるそうだ。いまや二宮は伊藤のいいなりだとしているが、これが事実だとしたら、男性、しかもトップアイドルの男性の心をここまで掴みなおかつ意のままに懐柔する伊藤綾子の凄さが際立つばかりだ。いったいどんな術があるのだろうか、個人的にすごく気になる。本でも書いたら売れそうなものなのに……と下世話なことを考えてしまう筆者である。

 ただそれは、二宮が伊藤の言いなりであるとの話が事実であれば、だ。嵐は「この仕事を受けるかどうかは、みんなで話し合う」「誰かがいやだと言ったらやらない」と仕事の選択についてデビュー以来みんなで話し合って決めてきた。それほど固い絆と強い信頼感で結ばれたメンバーの重要な会議の場にはたして二宮は本当に「綾子も呼ぼう」などと寝ぼけたことを言うものだろうか。二宮がまるで伊藤に洗脳されているようなこの書き方には、やや懐疑的な気持ちにはなってしまうが、おそらくこれは嵐ファンも同じだろう。

 伊藤綾子は頭がよく人の心を読み取ることに長けていると書いているが、それでも二宮も大の大人であるからして恋愛とビジネスをごっちゃにしたりはしないだろう。しかも彼は長年、日本の芸能界を牽引してきた嵐のメンバーなのだから。

 もし二宮の両親が彼女との結婚に反対していて、かつ二宮と伊藤はそれでも強く結婚を望んでいるとしたら、二宮の意思は非常に固いということになる。これまで佐々木希や長澤まさみとも噂になりながら、決定的なツーショットは撮らせなかった二宮。だが伊藤とはビジネスクラスで隣の席に座り海外旅行に行っていることを考えると、今回の恋は二宮の本気度が違うのだろう。

 伊藤の度重なる“匂わせぶり”に、ファンが嫌悪感を抱いた経緯はわかる。わかるけれども、ファンや週刊誌報道で伊藤が<魔女扱い>されればされるほど、二宮は彼女を守ろうとするだろう。2016年から現在まで散々叩かれてなお、別れていないのだから、外野が「目を覚まして」等と呼びかけたところで焼け石に水だ。ここまでバッシングされても結婚を諦めないということは、単純に考えて、二宮と彼女が相思相愛であるということに他ならない。

 それよりも、伊藤が妊活中だとの報道もあったが、もはや事実婚状態であるという二人を活動休止の2021年まで“入籍禁止”にして待たせるというのは酷な話だ(ふたりが事実婚でいいと望んでいる場合を別にして)。全員独身のまま大規模コンサートツアーを成功させて活動休止に入るというのが、“アイドル”としては美しい形かもしれないが、そのために二人はまだこの先も2年近く待たなければならないのだろうか。

(エリザベス松本)

木村多江に新たな強敵!? 『後妻業』“浮気女”田中道子が「クソキャラ」と絶賛

 2月26日夜9時から第6話が放送される、木村佳乃主演ドラマ『後妻業』(フジテレビ系)。視聴率は第5話で5.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と自己最低を記録した。同作は黒川博行の小説を原作にした痛快サスペンスで、大阪を舞台に“後妻業”のエース・武内小夜子(木村)が老資産家を相手に遺産相続を目論んでいく。

 第5話では後妻業の黒幕である亨(高橋克典)が、探偵・芳則(伊原剛志)の弱みを握ろうと、小夜子の弟・博司(葉山奨之)を東京へ送り込む。一方で小夜子には新たなターゲットを用意。その人物とは元開業医の資産家・笹島(麿赤兒)で、偶然にも朋美(木村多江)が手がけるリフォームの依頼人でもあった。

 笹島邸を訪れた朋美は、電話越しにガールフレンドと楽し気に話す笹島の姿に亡き父を重ねつつ、打ち合わせを終える。すると、朋美と入れ違うように小夜子が笹島邸を訪問。小夜子の顔を見た家政婦は、一瞬ながらわずかに表情を曇らせる。

 一方、東京に戻った朋美だったが、不貞を働いた夫の司郎(長谷川朝晴)と、事務所スタッフ・絵美里(田中道子)へ怒りを爆発させる。しかし絵美里は悪びれるどころかケロッとした様子で、朋美に対して強気な態度を見せ、追いうちをかけるように「私、辞めませんから」と言い残して立ち去る。司郎は朋美を残して絵美里のあとを追っていってしまった。

 朋美を尾行していた博司から亨にメッセージが届けられる。画像を開くと、そこにはラブホテルを前に佇む朋美と芳則の姿が。2人がベッドで体を重ねるなか、その情報は小夜子にも伝わり、「えらいこっちゃ」と驚きながら高笑いが止まらない。あくる日、小夜子は笹島に遺言公正証書の見本を見せ、「先生の遺産、ウチに残してもらいたいんです」と迫った。

「今回のエピソードでは浮気した絵美里が開き直り、朋美を『陰険なタイプ』となじるなど“悪女”ぶりを発揮。田中道子が堂々とした演技を見せたため、視聴者から『とんでもない悪女が東京にもおったでぇ……』『田中さん好きだったのに嫌いになっちゃいそう』『ここまで清々しいクソキャラ、久々に見た』といった声が続出しました」(芸能ライター)

 第6話で芳則は弱みを握られていることを知らずに、小夜子の調査を続けていた。そして、小夜子が司法書士の新井(河本準一)と一緒に笹島邸へ入っていく姿を目撃する。報告を受けた朋美は、小夜子の次のターゲットが自分のクライアントだと知って驚きを隠せない。それでも亡くなった父親の二の舞にはさせないと、彼女は小夜子を止めるべく笹島邸へ乗り込む。

「予告映像には朋美と芳則の“弱点”であるラブホテル前の写真を、小夜子が朋美に突きつける場面が。一方で、朋美が亨に『私と組まない?』と告げるカットもあり、ネット上では『新展開の連続で面白そう!』『まさか朋美まで後妻業やるってこと?』などの反応が相次いでいます」(同)

 亨に迫る朋美の目的とは? 小夜子との直接対決も含め、物語の展開を見守ろう。

大物司会者を翻弄させる、さかなクンの「ギョ語」と丸山桂里奈の「うどん問答」

テレビウォッチャーの飲用てれびさんが、先週(2月17~23日)に見たテレビの気になる発言をピックアップします。

■黒柳徹子「さかなクン用のギョラスでギョざいます」

 20日放送の『徹子の部屋』(テレビ朝日系)に、さかなクンが出演していた。以前、さかなクンが同番組に出た回は“伝説”と評されている。あの明石家さんまも、この時の黒柳徹子とさかなクンの応酬について、何度かテレビで絶賛しているほどだ。

 そんな注目のトークの冒頭で、徹子はさかなクンが出演した前回のやりとりを振り返る。

「アタシ、さんまさんに叱られまして。あんなに『そうでギョざいます』とかって言ってんのに、全然『はいはい』って言ってアタシがスルーしちゃってね、かわいそうじゃないかって」

 そして、前回の反省に基づき、徹子は約束する。

「アタシ、『はぁ』って言いますね。『ギョ』っておっしゃったら、『はぁ』って言います」

 さかなクンが「ギョ」と言ったら、徹子はスルーせずに「はぁ」と言う。さかなクンの「ギョ」話法を無視しない。これを聞いたさかなクンは、なんと言ったか。

さかなクン「『ギョ』と『はぁ』と。……ハートがあります!」

黒柳「あ、そうですか」

 個性的なセンスのギャグを披露するさかなクン。面白いかどうかは、この際置いておこう。とにかく、さかなクンの発言を今日は受け止めると約束した直後に、「あ、そうですか」と完全に受け流す徹子である。

 ではその後、さかなクンの「ギョ」に、徹子はどう反応したのか? たとえば、次のやりとりは、ダイオウイカなどを食べた前回の出演シーンを振り返った際のもの。さかなクンは「おいしゅうギョざいました」と回想した。「ギョ」の発動である。さて、徹子は「はぁ」と言ったか。

「おいしゅうございました」

 言わない。むしろ徹子は、さかなクンの発言を正しく言い直した。徹子は肉体派の男性が出演した際にやたら筋肉を触ることでも知られるが、自身の弁によると、これは視聴者に正しい情報を伝える役目を全うせんがためである。そんな徹子にとって、意味が正しく伝わらないリスクを抱えた「ギョ」話法は、しばしば矯正の対象である。

 次に、番組が用意した魚模様のグラスを使い、さかなクンが水を飲んだ場面。「ギョギョっとー! 水を得たお魚」とカメラ目線で叫ぶさかなクン。徹子は、この「はぁ」チャンスを生かしたか?

「フフ……」

 苦笑いである。徹子は困った笑いを一瞬口元に浮かべ、次の話題に早々と切り替えた。番組の円滑な進行に責任を負う司会者として、いちいち立ち止まっていられないとでも言うように。

 最後に、さかなクンがかぶっているハコフグを模した帽子を紹介した場面。さかなクンはTPOに合わせて帽子を変えており、現在5タイプを使い分けているらしい。一通り紹介を終えたさかなクンは「以上のギョタイプでございます」言った。さて、徹子は――。

「はい」

 惜しい。30分の番組中、ここが最も「はぁ」に近づいた瞬間だろうか。というか、今回の一連のトークで徹子が発したのは、「はぁ」よりも次のような言葉であった。

「アナタ用の、さかなクン用の、あのー、ギョラスでギョざいます」

 番組で用意した魚模様のグラスを紹介する際、徹子は自分から「ギョざいます」と言った。実は番組中、徹子はさかなクンの言葉を復唱する形で何度か「ギョ」と言っているのだが、ここでの「ギョ」は徹子発信である。しかし、「ギョ」話法の「ギョ」配分は素人には思いのほか難しい。グラスまで「ギョラス」と言ってしまう「ギョ」の過剰配分の過失を徹子が犯すのも仕方ない。

 さかなクンが「ギョ」と言ったら、徹子は「はぁ」と言う。そういう約束で始まったはずのトークは、エンディングで「ありがとうギョざいました」と徹子が謝意を述べて終わった。結局、徹子は一言も「はぁ」と発することなく、むしろ「ギョ」と言ったのでした。

 ただ、あらためて考えてみると、本当に「ギョ」にすべて「はぁ」で対応していたら、それこそ、さかなクンを全面的にスルーする結果となったのではないか。だとしたら、そもそも最初の約束はなんだったんだという話なわけだけれど、「ギョ」へのさまざまな対峙の仕方で視聴者を魅了し、最終的に自分から「ギョ」に巻き込まれていった今回の徹子の対応には、なるほど確かにハートがあったのかもしれない。

■丸山桂里奈「うどんって茹 でられて死んで、かむときに死ぬから、2度死ぬんですよ」

 19日放送の『踊る!さんま御殿!!』(日本テレビ系)に、元サッカー日本代表・丸山桂里奈が出演していた。この日の番組には、食に対してこだわりがある人とない人を集めたトーク。そこで丸山は、うどんの食べ方に対する並々ならぬ思い入れを語りだした。

「うどんを切る人がイラっとするんですよ。私は1回もうどんとかを切ったことがホントになくて」

 丸山はうどんを食べる際、麺を途中でかみ切ることがないと言う。だが、うどんの麺は長いし、熱い場合はひと口ですするのが大変だ。なぜ、丸山はうどんをかみ切らないのか?

「実際、うどんって茹でられて死んで、かむときに死ぬから、2度死ぬんですよ」

 うどんは2度死ぬ。このキラーフレーズをきっかけに、トークは混迷を深めていく。「そこまで5度ぐらい死んではるわ」「刈られて、粉にされて、練られて、水責めにおうて、足で踏まれて」とツッコむさんま。そもそも“うどんが死ぬ”ってどういうことなのかよくわからないわけだけれど、“2度死ぬ”となると、さらに意味がわからない。しかし、丸山が展開したこのうどん問答のフィールドに足を踏み入れてしまったが最後、MCのさんまも含め誰しもが、うどんには死がある、しかも複数回、という前提で話を進めざるを得ない。

 この問答の管理者は丸山であり、ルールはすべて丸山が設定する。だから、うどんは麺にされた時点ですでに切られているのでは? というクリティカルな批判に対して、丸山はこう応じる。

「茹でられる前の話とかホントにどうでもいいんですけど」

 最終的に胃に入ると死ぬのだから、1度死ぬも2度死ぬもないのでは? という批判に対する反論はこうだ。

「そうなんですけど、本望じゃないと思うんですよ、うどん自体も」

 うどんの本望とは何か。そんな疑問をよそに、丸山はたこ焼きの食べ方へとトークを大きくサイドチェンジする。

「たこ焼きとかも、だったらひと口で食べないといけないんですよ。半分に切ると中にタコがいるから、半分に切ると(タコが)ワッとなるじゃないですか。わかります?」

 ここから周囲は、長さのある他の食品の食べ方について次々と質問を寄せる。丸山はチュロスをどう食べるのか?

「逆に真ん中ぶった切って食べますよね。なんのために、そんな1本を全部食べるんですか?」

 ホットドッグは?

「ひと口で入らないじゃないですか。限界っていうものを逆に考えてもらいたいです。だって、人間の限界でホットドッグをひと口で入れられます?」

 フランスパンは?

「フランスパンは手で割るのは無理だから、こうやってボーンって足で割ります」

 あらためて確認するが、そもそも、“うどんが死ぬ”ということ自体、丸山が始めたうどん問答の中で、丸山のみがその意味を理解している事柄である。どんな批判が入ろうとそれは丸山によって無効化され、どんな矛盾があろうと独自の論理で解消される。丸山は元サッカー日本代表でありながら、オフサイドのルールをよく理解していなかったことでも知られる。しかし、ルールの上でうまく立ち回る者ではなく、ルールを作る者が最も強力に その場を支配するのだ。

 丸山のうどん問答は、長い食べ物を丸山がいかに食べるかに話題が移行して終わった。だが、一連のトークで周囲が一斉にツッコミを入れるなか、1人、丸山の話に時々うなずいている出演者がいた。滝沢カレンである。丸山と滝沢の2人は、番組のエンディングで何やら楽しげに話しながら、連れ立ってスタジオを後にした。

丸山の問答を聞きながら、滝沢は何を思っていたのだろうか? 2人は何を話していたのだろうか? そして、何を共有していたのだろうか?

(文=飲用てれび<http://inyou.hatenablog.com/>)