今週の注目記事・第1位
「刑期を終えた『スーフリ事件』主犯『和田サン』懺悔録」(「週刊新潮」2/21号)
同・第2位
「曾祖母が自伝に綴った『北方領土』収奪の日」(「週刊新潮」2/21号)
同・第3位
「NHK組織大改編で職員72名が提出した『反論意見書』スクープ入手」(「週刊ポスト」3/1号)
同・第4位
「オードリー春日が結婚決めて彼女(ドッグカフェ店員)の実家お泊まり愛」(「フライデー」3/1号)
同・第5位
「五輪どころではない『池江璃花子」の急性白血病』(「週刊新潮」2/21号)
同・第6位
「社長候補の妻が覚醒剤逮捕で『毎日新聞』のよろめく明日」(「週刊新潮」2/21号)
同・第7位
「国も学者も新聞もみんなで人口を減らそうとしていた頃」(「週刊現代」3/2号)
同・第8位
「ジャーナリストの目 岩瀬達哉」(「週刊現代」3/2号)
同・第9位
「片山さつき『美人秘書』のプロフィール-自民党大会で一番注目を集めた女性」(「フライデー」3/1号)
同・第10位
「嵐・ロス極秘旅行と消されたスキャンダル」(「週刊文春」2/21号)
同・第11位
「テレ朝退社小川彩佳アナがTBS『NEWS23』に!?“脱局アナ”たちの椅子取りゲーム」(「週刊ポスト」3/1号)
同・第12位
「世界中でこんまり『片付け』で20億円稼ぐ法」(「週刊文春」2/21号)
同・第13位
「心愛ちゃん虐待鬼父の『暗黒面』」(「週刊文春」2/21号)
同・第14位
「すべて栄養学の根拠あり!30の症状に効く『最強食』」(「週刊文春」2/21号)
同・第15位
「食べると、どんどん老化が進む食べ物60」(「週刊現代」3/2号)
同・第16位
「日本人が道徳を失った『バカ店員動画』への溜息」(「週刊新潮」2/21号)
同・第17位
「黒いマタニティクリニックに埼玉県が立ち入り検査に入った!」(「週刊文春」2/21号)
【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ!
今週は新潮の大活躍が目立ち、文春の特集に元気がない。ちと心配だね。
その文春から。先週、文春が報じた違法中絶を行っていたという埼玉県日高市の産婦人科「太田マタニティクリニック」に、埼玉県の医療整備課と狭山保健所が立ち入り検査に入ったという。
任意で3時間。「担当者が院内で該当するカルテ等を確認したところ、歯抜けになっていた。県は不信感を強め、徹底的に調査を進める方針」だと、県の関係者が話している。
さて、「ビッグエコー」「すき家」「くら寿司」「バーミヤン」などで、店員がバカな動画をネットに上げ、問題になっている。
動画になったのは、インスタやTikTokといったアプリが流行し、簡単に編集・投稿できるようになったからだが、新潮で、ネットニュース編集長の中川淳一郎が、こうしたバカッターたちは、「バカなツイートを投稿するのはあくまでも仲間内のウケ狙い。それがネット上に拡散して大炎上するとは思いもしなかったはず」といっているが、私は頷けない。
ワイドショーでは、こうした連中は、安いおカネで働かされ、将来の保証もない鬱憤を、こうした形で晴らしているのだという論争もあるが、これも、私には頷けない。
また新潮がいうように、今の若者は「恥」や「道徳」を知らないからだと嘆くのも、私には頷けない。
いつの時代もこうしたバカがいたのだ。時代やネットのせいではない。確かに仲間内でバカをやっているよりも、ネットは便利で拡散してくれて、反響も大きいから、面白さも大きくなるのかもしれないが、それだけ批判も大きいし、下手をすればお縄になることもある。
ましてや、世の中の不公平に異を唱えるための「行為」などと、この連中は考えたこともないはずだ。
成人式でなんの理由もなく暴れる連中と同じだ。だが、こうしたバカは、いつの時代どこの国でも、一定程度の割合でいるのだ。ワイドショーのように、世の中の一大事のように伝えるから、模倣する奴が出てくる。バカなことをされた店は許せないだろう。訴えて損害賠償を要求すればいい。メディアは無視することだ。他に報じなければいけないニュースが山ほどあるのだから。
このところ「食べてはいけない」特集が目立つ。あれはいけないこれはいけない、といわれると、それじゃ何を食べればいいんだよといいたくなる。
今週の現代は、これを食べるとどんどん老化が進むとい食べものを60あげている。
私にはもはや関係ないが、老化を進めるのは「AGE」という終末糖化産物、つまりタンパク質と糖が結びつくことで、老化やさまざまな悪影響が出るというのである。
まあ、だいたい身体に悪いものは美味しいのだ。ここにもあるとんかつ、てんぷら、春巻き、ミックスピザ、サーロインステーキ、カツカレー、うな重、みんな大好き。
AGEを抑えるにはブロッコリーやカリフラワーなどに含まれているスルフォラファンというのがいいそうだが、レモンやお酢を使うと、AGEを半減させるそうだ。
気になる方はやってみたら。
文春では、30の症状に効く「最強食」を紹介している。
血圧、血糖に効くのは沖縄の柑橘類「シークワーサー」が最強で、これは生活習慣病予防全般にいいそうである。
やはりお酢というのがいいようだ。血圧が高めなら大匙いっぱいのお酢を飲めばいいという。
悪玉コレステロールには大豆。認知症予防にはクロマグロがベスト。鬱っぽい症状には牛肉、イライラを抑えたい人はギャバロン茶。
老眼や白内障、緑内障の進行を遅延させるには黒豆や紫キャベツ。下痢には番茶や紅茶がいいそうである。
まま、食べるもので血圧や血糖が改善するなら、やってみてもいいかもしれない。
文春は心愛ちゃんを虐待して死に至らしめたのではないかという容疑で逮捕された栗原勇一郎容疑者(41)の“暗黒部分”をレポートしているが、先週新潮が報じた以上の新しい事実はさほどない。
勇一郎方の祖父母が聴取に応じて、勇一郎が「あれは暴力ではなく躾だ」という主張とおなじことを強硬にいっているそうだ。
だが新しい事実が次々に出てきているようだ。「司法解剖で心愛さんの肺から水が検出された」「廊下や浴室で寝かしていた」などなど。同じ逮捕された妻のなぎさ(32)は、夫の虐待を止めることなく、自らも殴っていたといもいわれる。
勇一郎は外ではいい父親を演じていたようだが、「DVや虐待の加害者が外面がいいというのはよくあるケースです。この父親は精神病ではなく、サイコパスや反社会性パーソナリティ障害に近いのではないでしょうか。妻や子供を自分の付属品、一部だと思い、何をしても許されると考え、言うことを聞かないことが許せない。そいう理屈で精神的、物理的に支配下に置いている」(精神科医の岩波明)という。
心愛ちゃんの遺体は安置されたままで、葬儀の予定はまだないそうだ。
ところで「片付け」という日本語は、世界語になったそうだ。
近藤麻理恵(34)、通称「こんまり」が書いた『人生がときめく片づけの魔法』がベストセラーになったが、これが世界中で翻訳され、15年には米誌タイムの「世界で最も影響力のある百人」に選ばれるなど、こんまりの知名度は天井知らずである。
そのこんまりが、アメリカの片づけ下手な家を訪問して、片づけの極意を授けるという番組が、NetFlixで1月から配信されているのだが、全米で大人気になり、英語版は全米のゼストセラーになったのである。
かくしてこんまりは、20億円も稼ぐと、文春が報じている。
現在、彼女は夫とロスに住み、2人の娘を育て、片づけコンサルタントで大忙しだという。
私もNetFlixを見てみた。ゴミの山に埋もれているアメリカ人の屋敷を訪れて、日本語で話しながら、みるみるうちにゴミの山を片づけていく。
昔の日本には「始末する」という言葉が生きていた。昔の家は狭いため、快適に暮らすためには、モノを貯めずに始末することが当然だった。
私の祖母や母は、そうやって生きてきた。今は身の始末や物を捨てることもできない輩が多すぎる。
こんまりが稼げるというのは、自分の始末さえできない、どうしようもない女や男が増えたからである。
モノのあまりない生活というのは、なかなか快適なものである。私は、1年経って使わないモノはどんどん捨てることにしている。
だが困るのは、本の始末である。これだけは片づけるそばから増えていく。ああ!
さて、小川彩佳がテレ朝を辞めたことが話題である。櫻井翔と別れて、一般男性(なんといういい方だろう。小川は一般人ではないのか?)と結婚する予定で、寿退社だといわれたが、どうやらそうではないというのだ。
視聴率が低迷する『NEWS23』の新キャスター候補に挙がっていると、スポーツ紙が報じた。
ポストは、報道をこなせる女性アナウンサーが少ないため、小川は喉から手が出るほど欲しいところがあると、書いている。
確かに、NHKを辞してフリーになった有働由美子アナは、報道の経験がないため、『news zero』で苦戦している。
カトパンこと、加藤綾子が4月から、夕方の報道番組のメインキャスターをするらしいが、やはり報道の現場経験がない彼女に、不安の声は多いようだ。
テレ朝では、朝の顔であった宇賀なつみアナも退社し、TBSでも、吉田明世アナ、宇垣美里アナもフリーになるそうだ。
だが、フリーになっても、早々次のいい仕事が見つかるわけではないようだ。
女子アナがアイドルであった時代は、もはや遠い過去になっているように思うのだが。
女性といえば、2月17日の日曜日、JRAのG1レース「フェブラリーS」に藤田菜七子騎手が、女性としては初めて騎乗し話題を集めた。
今日(2月18日)の朝日新聞の一面に、「初G1 涙出そうに」というタイトルで藤田の写真が載っていた。
だが待ってくれ。藤田の乗ったコパノキッキングが勝ったのなら、一面扱いでもいいのだろうが、コパノは5着だった。しかも1着のインティに5馬身以上離されてしまっているのだ。ちなみに2着のゴールドドリームはインティと首差である。
日本のスポーツジャーナリズムは、この騎乗の下手なことを責めることをしない。
馬主のDr.コパと事前に話し合って、後方からいこうと決めていたというが、賢い騎手なら、ペースが遅いことに気づいて、早めに中団まで上がるのが「常識」である。
それに今の東京競馬場は、先行馬有利の馬場コンディションである。四角最後方から追い込んで届くはずがない。
ゴールドに騎乗したルメールは、直線に入ったところで早めに追い出し、インティを首の差まで追いつめた。3着のユラノトとは4馬身もちぎれている。
これが、前回騎乗したマーフィーなら、こうした判断ミスは犯さなかったはずだ。
馬が可哀想である。コパノはいい馬である。騎手がルメールかM.デムーロなら勝ち負けに持ち込んでいたかもしれない。
藤田の騎乗ミスだとなぜ書かないのか。これでは藤田は競馬界のアイドルで終わってしまう。
これまでの女性騎手にないいいものを持っていることは間違いない。だが、間違いは間違いだと指摘してやらないと、このままでは進歩がない。
馬主は自分の馬に勝ってもらいたい。今回の藤田の騎乗を見ていて、大方の馬主は、やっぱりと思っているに違いない。
だいぶ前にも書いたが、イギリスのアスコット競馬場で、武豊の騎乗した日本馬が人気になったが、後方のまま惨敗したことがあった。
次の日の新聞は、武の騎乗がひどすぎると酷評した。私もレースを見ていてそう思った。
競馬に限らず、日本ではスポーツジャーナリズムが育たない。勝てば大喜びし、負けても、「泣くな、明日がある」式の情緒的なスポ根ドラマにして、何が足らずに負けたのかの分析など、紙面の片隅に追いやられてしまう。
「藤田菜七子にG1は5年早かった」と、なぜ書かないのか。こうした真っ当な評価と、どこを直さなければいけないのかを直言しなくては、彼女は伸びない。ましてや競馬にはオレたちの命から二番目に大切なおカネがかかっているのだ。
私はハナから藤田の馬を蹴っ飛ばしたからいいが、これだけはいっておきたい。
文春の「嵐」のロス極秘旅行に触れておこう。2月6日、「嵐」の5人と、ジャニーズ事務所の藤島ジュリー景子副社長(52)がロス行きの飛行機に乗り込んだそうだ。
ファーストクラスを借りきっての豪華旅行。すべてを合わせると1,000万円以上するという。
ロスではグラミー賞の授賞式などを見たそうだ。ロスというのは、ジャニー、メリー喜多川が幼少期を過ごした、ジャニーズの聖地だそうだが、今回のようなVIP待遇は異例中の異例だそうである。
来年末で活動を休止する「嵐」だが、ジュリー直々に、休止をしても事務所を離れないでくれと頼んだのだろうか。引退すると宣言している大野智(38)を、みんなで説得したのだろうか。
文春は、5人の過去の女性関係や、現在、付き合っている女性たちを上げて、「活動休止後、結婚を含めた五人の私生活はさらに自由なものになるでしょう」(プロダクション関係者)といっている。
私は、もはや中年オジサングループである「嵐」の再結成だけはないと思っているのだが。
さて、これはぜひ買って見てもらいたいな。フライデーに、あの“疑惑のデパート”といわれる片山さつきの公設第二秘書・中嶋規恵(31)という別嬪の女性が載っているのだ。
こういうのが写真誌の強みである。
昔タレント活動をしていたそうだが、片山と並ぶと、一層彼女の美しさが際立つだろうな。
片山が嫉妬して、クビにしないか心配だが。
現代に「ジャーナリストの目」というコラムがある。何人かの持ち回りで、今回はフリージャーナリストの岩瀬達哉。
第三者委員会という存在のおかしさを論じているが、その通りである。
厚生労働省の統計不正問題でも、厚労官僚たちは早く幕引きを図ろうと、外部委員からなる「特別監察委員会」を立ち上げた。
だが外部委員とは嘘で、大半が官房長など身内によるお手盛り調査で、「組織的な隠ぺいは認められない」という中間報告を出し、火に油を注いだ形になってしまった。
岩瀬は、2020年の東京オリンピックの開催を決めるIOC総会の前後に、東京の招致委員会から約2億3,000万円のコンサルタント料が、シンガポールにあるコンサルタント会社に流れ、そのカネで複数のIOC委員を買収して招致を買い取った疑惑を例にとっている。
このケースのときも、JOCの中に第三者委員会ができ、「違法と解される余地はない」と結論付けたのである。
だが、企業法務に詳しい弁護士やジャーナリストでつくる「第三者委員会報告書格付け委員会」は、調査報告書の体を成していないと、最低ランクに位置付けた。
フランスの司法当局も、JOCの竹田会長を容疑者として、予審判事の手続きを開始している。
このように、第三者委員会を立ち上げ、そこで、疑惑を追及されている関係者と利害のある人間を据えて、都合の良い結論を出し、終わりにしようというのは、安倍政権が得意とするところである。
ジャーナリズムは、もっと声を上げなくてはいけないこと、いうまでもない。
ところで週刊誌が総“現代化”している。文春は「これで大丈夫! 『葬儀』の手続き」、朝日が「夫や妻と死別後の手続き」、サンデー毎日が「穏やかに逝く心得」と、現代かと見紛うような特集ばかりである。
理由は簡単だ、売れるからである。日販ウェブメディア「ほんのひきだし」にその“証拠”が載っている。
今年1月の雑誌月間売上冊数のトップは小学館の「コロコロコミック」2月号、第2位は集英社の「週刊少年ジャンプ」、第3位は宝島社の「otona MUSE」2月号と常連が並んでいる。
だが、文春を抑えて堂々、現代が第10位に入ったというのだ。1月7日発売の合併号で、巻頭特集は「老親とあなたに降りかかる『面倒』を解決! 死ぬ前に用意しておくこと」だ。昨年同時期と比較しても130%に迫る売れ行きだったそうである。
現代はそこから「最期の手続き大特集」を続け、今週号は「大反響! みんな読んでる本家本元」と謳って「間違いだらけの『死後手続き』」が第9弾になる。
死ぬ前から始まって、死んだ後の手続きまで懇切丁寧に解説してくれているが、次はどうするのか? 「老親の三回忌にしなければいけないこと大特集」でもやるのだろうか。
堺屋太一が亡くなったが、彼が名付けた「団塊世代」がみな高齢者になり、これから数年間は死亡ラッシュになることは間違いない。
ここ数日の朝日新聞の死亡欄の充実ぶりは凄い。寒さが厳しい、インフルエンザの流行など、いろいろ要因はあるだろうが、例年以上に多い気がする。
もうすぐ冥界に旅立つ年寄りを抱えている家庭が、現代を買ってきて、夫婦で密かに読んでいるのだろうか。
現代は15日に、「完全保存版 おとなの週刊現代」(定価980円)を発売した。内容はこれまでやってきた「死後の手続きはこんなに大変です」の集大成。
今週号が480円だから、2週我慢して別冊を買えばいいと、私は思ってしまうのだが。
これほど相続問題がクローズアップされるのは、残された者たちに深刻な老後への不安があること間違いない。
現代は、戦後、「みんなで人口を減らそうとしていた頃」があったじゃないかと特集しているが、たしかに国もメディアも、「子供は二人まで」にして人口を抑制せよと、挙国一致体制で減らしてきたのである。
その上、バブル崩壊、新自由主義導入で、多くの非正規の若者たちを生み出し、結婚して子どもを産み育てることさえままならなくなってしまった。
このままいけば、膨大な貧しい中高年が日本中に溢れ、年金介護を含めた社会保障制度が崩壊するかもしれない。いまのうちに少しでもカネを貯めなくては、豊かな老後ではなく、そこそこの老後さえ送れないという“恐怖”から、一銭でも多く親から相続したいという空気が蔓延しているからであろう。
アベノミクスの失敗で現代が儲かる、という図式なのかもしれない。皮肉なものだ。
毎日新聞が大変なことになっている。社長候補とまでいわれている増田耕一常務(63)の妻が、覚せい剤所持容疑で逮捕されたというのである。
増田常務は、50過ぎまで独身だったそうだが、10年ほど前に20歳若い女性と結婚したそうだ。
発端は、兵庫県警が麻薬密売組織の捜査をしている過程で、購入者として増田の妻の名前が上がり、夫と暮らしているマンションをガサ入れしたところ、ブツが発見されたというのだ。
増田常務は知らなかったようだが、このままいくと「今の役職に留まるのは難しいのでは」(毎日の幹部社員)といわれているそうだ。
だが、夫が全く関与していないのなら、妻とは別人格、他人なのだから、可哀想な気がする。まあ、妻の所業も把握していなかった人間に大新聞のかじ取りは出来ないということになるのだろうが。
先週はスポーツ界で大きな話題があった。一つは女子テニス世界1位に輝いた大坂なおみが、彼女を育ててくれたサーシャ・バインコーチとの契約を解消したというニュースである。
あれだけ親しそうに見えた“イケメン”コーチとの間に何があったのか。
二つ目は水泳の池江璃花子(18)が、白血病だと診断されと、自身のツイッターで公表したのである。
これらのニュースは文春、新潮の締め切り直前だったので、どうするかと思っていたら、文春はどちらも触れていないが、新潮は池江について1ページだが掲載していた。大坂についても触れているが、これは北方領土と絡んだ話で、コーチとのことではない。
まず池江から。白血病というと、夏目雅子や本田美奈子のような痛ましいケースを連想するが、池江のは「年齢を考えれば、急性リンパ性白血病である可能性が高いでしょう。白血病は若いほど治りやすく、逆に年を取っていると治りにくくなる病気です」(医療ガバナンス研究所の上昌広理事長)
少し安心するが、治療は点滴による抗がん剤治療が主になり、一時的に造血機能が低下するそうだ。そのために身体の免疫機能が極端に低下するから感染症のリスクが高まる。
衛生環境が保たれた無菌室での生活を余儀なくされ、治療は約半年かかるという。さらに、「池江さんの場合はアスリート。とくに競泳は水の中のスポーツであり、黴菌に触れる機会も多い」(上理事長)ので、免疫力が低下した池江が競技に復帰するためには、2年ぐらいかかるそうである。
しかも、体力が極端に落ちてしまうため、再び世界的アスリートとして伍していくには、かなりの苦労があるでしょう」(同)。
池江の祖母は、「水泳なんてやんなくていいから、とにかく長生きして。私より先にいっちゃうなんて、いやだから」と話している。池江はまだ若い。きっと、頑張り屋の彼女だから、見事病気を克服して再び世界の大舞台で華麗な泳ぎを見せてくれるに違いない。
お次はフライデーから。お笑い芸人のオードリー春日(春日俊彰・40)が、長年独身を貫き、カネを貯めることに打ち込んできたが、ついに結婚しそうだという。
相手は、都内下町に住む女性で、彼女も同じ年だそうだ。彼女は都内のドッグカフェで働く一般女性で、知り合ったのは5年前になるという。
2月1日の前夜、彼女の実家を訪れ、一夜を過ごしているから、親も公認なのだ。
彼女の自宅前で直撃した彼女の父親は、挨拶は済ませていると語り、春日のことは「別に普通だよ。無口な人だからね。そりゃ、テレビとは違うよ!」といっている。
お笑い芸人や喜劇役者は、外で笑わせる分、家では無口なものだ。典型は渥美清だろう。親の前でも無口なのは、気を使わないからだろう。結婚は間違いないようだ。
次はポストから。NHKが組織を大改編しようとしているそうだ。
だが、文化・福祉番組部の職員(海外留学中の部員を除く)全員が、制作局局長に「要望書」を出したというのである。
そこでは、「現状の説明では納得がいかない」「番組全体の多様性が失われる」と書かれているそうだ。
この部は、ドキュメンタリー番組の「ETV特集」や、LGBTや障がい者の悩みなどを取り上げる「ハートネットTV」など良心的な番組が多い。
「ETV特集」では、憲法九条や日本の戦争責任、女性の権利などを取り上げている。
有名なのは、2001年に放送した「ETV2001 問われる戦時性暴力」という中で、慰安婦問題を扱う女性国際戦犯法廷を取りあげたことだ。
当時幹事長代理だった安倍晋三が、放送日前にNHK幹部と面会し「一方的ではなく、公正で客観的な番組にするよう」番組内容の変更を求めたことが、後に明らかになる。
そうしたこともあって、安倍首相とNHKの現場の間に確執があり、これまでも、安倍は自分に近い人間を経営委員に送り込み、ついには籾井勝人という人間を会長にまで据えたのである。
政治部長をやった小池英夫を報道局長にし、やはり政治部の岩田明子を贔屓にして、NHK全体を自分に忖度する人間たちで固め、最後の仕上げが、この大改編ということになるのではないか。
歴史的にも、田中角栄に近かった島桂次、竹下派をバックにした海老沢勝二など、NHKは「自民党政治」と近い人間が会長についてきた。
そうした中で、権力と距離をとり、権力をチエックするNHKの人間もいたのだが、それを根こそぎなくそうというのは、許してはならない暴挙である。
文化・福祉番組部の職員たちと会社側の話し合いは続いているという。他のメディアも、ジャーナリストたちも、成り行きを注視しなくてはならないはずだ。
さて、大坂なおみがコーチとの契約を解除したことが話題になっている。
全豪オープンを勝って女子テニス界の頂点に立ったのになぜ? 金銭トラブルか、はたまた男女間の縺れかと、外野席は喧しい。
聞くところによると、大坂の前の世界ランク1位にいたシモナ・ハレプ選手も、全豪オープンの途中でコーチを解任していたというから、よくあることのようだが。
その大坂と北方領土問題? どいう関係があるのだろうか。
安倍首相は、2月7日の「北方領土の日」に、これまでは「四島の帰属問題の解決を」といっていたのに、今回は「領土問題を解決して平和条約を締結するとの基本方針のもと、交渉を進めていく」とあいさつした。
これがプーチン側に「配慮」した発言だと捉えられているそうである。
今のところ、四島はおろか二島も帰ってこないという見方が多いようだが、実は、大坂家は北方領土問題の「当事者」だというのだ。
大坂の祖父の鉄夫(74)の母親は大坂みつよという。彼女は2004年に94歳で亡くなっているが、11人の子供を産み、北海道根室の漁業関係者の間では、「大坂のかあさん」と呼ばれていた豪傑だったそうである。
みつよが生まれた実家は根室で雑貨屋を営んでいたが、倒産して差し押さえられたため、一家は逃げるようにして歯舞群島の一つである勇留(ゆり)島に移住した。それが1921年のことだったそうだ。
彼女が書いた自伝によると、電気もなく戸もない貧しい生活だったという。だが、彼女には、家を差し押さえられたことがずっと気持ちの中にあり、「今に見ておれ、きっと仇をとってやる」と思っていた。
生計を支えるために、櫓を押して海に出て、海老とかカレイ、コマイなどの小魚類を獲っていたそうだ。
そんな日を送る中、敗戦を迎える。戦争に負けたと知ると彼女は、一家心中まで考えたという。それは、日ソ中立条約を一方的に破棄して、ソ連が北方領土に侵攻してきたからだった。
島の住民約500人も恐怖に脅えていた。男は殺され、女は全部妾にするといわれていたからだ。
敗戦の翌年の4月、海の氷が溶けだした頃、大坂一家は夜陰に紛れてボロ舟を出し、必死に根室へ向かって漕ぎだしたそうだ。
これだけの修羅場を経験してきたみつよは、男勝りで利かん気で度胸満点の女性だったという。根室へ引き上げてからは漁業で成功をおさめ、彼女の主導で旅館業やヘルスセンターを建てるなど、強気で事業を拡大していった。
その彼女は、北方領土返還運動などで根室に来る大臣や代議士に対して、「毎年毎年『島よ還れ』って叫んでも一向に島は帰って来そうもない。本当に島が戻ってくるのならいいけどただ物見遊山に来るのなら先生方来なくていいよ」といったそうだ。
この前向きで、目標を目指して突き進む強さは、なおみに受け継がれていると、なおみの大叔母にあたる河野良子(71)が語っている。
みつよが生きていたら、今の安倍首相の弱腰を何といっただろう。
ところで安倍首相がトランプ米大統領に対して、「北朝鮮問題でノーベル平和賞に推薦」したことが、トランプの口から明かされた。
予算委員会で野党が首相を追及したが、相変わらずのすっとぼけた答えに終始している。
今年も「ウソは安倍首相の始まり」という状態が続いているが、一国の首相の器でないことが次々に暴露され、多くの国民はいい加減にせいと、思っているはずだ。
文化審議会著作権分科会が、インターネット上にある漫画や写真、論文などあらゆるコンテンツについて、著作権を侵害していると知りながらダウンロードすることを全面的に違法とする方針について了承した。
政治家や官公庁のスキャンダル資料が内部告発者によってインターネット上に公開されていた場合でも、これをダウンロードして資料にすると違法だそうである。
こんなバカなことを許すきっかけになったのは、マンガの海賊版がインターネット上に氾濫し、そのためにマンガの売上が落ちたと、政治に泣きついたマンガ出版社経営者たちの目先のことしか考えない浅慮のためである。
権力側に口実を与えれば、自分たちの都合のいいように変えられること、自明の理である。
日本マンガ学会の会長、竹宮恵子も、「厳密には著作権侵害があるかもしれない。でも、摘発されずに黙認されてきたからこそ、漫画文化が発展してきた側面がある」として、「法改正するなら、違法の範囲を慎重に絞ってほしい」といっている。
マンガだけのためだったはずが、他のあらゆるものに網をかけ、違法という名のもとに、言論を封じていこうというのは、断じて認めるわけにはいかない。
出版社は即刻、「これは我々の考えている規制とはかけ離れている。言論を委縮させるような法改正は望んでいない」と声明を出すべきだ。
さて、今週の新潮は充実している。1位も新潮のこれだ!
2003年に輪姦事件を起こした早稲田大学のサークル「スーパーフリー」の主犯、和田真一郎(44)の独占手記である。
スーパーフリーは、六本木のディスコなどでイベントを開き、二次会で女性に酒を飲ませて酔わせ、みんなで輪姦するという悪質な犯行を繰り返していた。
参加していたのは、早稲田大学以外に東京大学、慶應義塾大学、明治大学、法政大学、学習院大学、日本大学などの学生で、そのうち14人が準強姦罪で実刑判決を受けた。
和田は14年の懲役刑を受け、千葉刑務所を満期出所したのは昨年の6月29日だったという。
15年ぶりで娑婆に出た彼は、スマホにびっくりし、ステーキの味に感動したという。
現在は、刑務所にいる間に、「就労支援」制度で受け入れてくれた会社社長のところで、名前を変えて仕事をしているそうだ。家族とは一切連絡をとっていないという。
刑務所内では、仕事が終わると読書三昧。その上、簿記の1級や危険物取り扱いの甲種・乙種、2級のボイラー技士免許などの資格も取得した。
もともとは、中央大学の経済部に入学したが、「イノシシが出没するような八王子」が嫌で、たいして勉強をせずに早稲田大学の政経学部に合格したというから、地頭はよかったのであろう。
早稲田に入り、スーフリの先輩に声をかけられて入ったそうだ。最初の飲み会で、2、3年生の先輩が6~7人、1年生が5~6人に対して、女の子が40~50人もいたそうだ。
彼は、これぞキャンパスライフだとすっかり舞い上がってしまった。
スーフリは82年にできたが、月に1回の飲み会が主な活動だったというから、女を目当てのためだけの会だったようである。
先輩が抜け、和田が会長になるが、中心メンバーは男3人だけだったという。
スーフリが変貌したのは、和田が六本木のディスコ「ヴェルファーレ」でバイトを始めてからだ。そこを辞めて、98年4月に六本木のクラブでイベントを開いたところ500人以上が集まり、大成功したことから、イベント中心に回りだした。
そのあたりから「サークル内で輪姦が常態化していった」そうだ。その流れで大勢で1人の女性を犯したが、後々トラブルになることはなかったという。
サークルの中には「ギャルズ」と呼ばれる常連の子もいて、そういう行為を知っていたり、被害に遭った後に常連になった子もいたそうだ。和田は輪姦へ移行した理由を、こう語っている。
「私が“セックスできる女性を独占するのは他の参加者に悪い”“自分だけがおいしい思いをするのはズルい”という、狂った感覚に囚われていたからです。被害に遭った女性からすればたまったものではありませんが、ちょうど後輩や友達に食事をおごるような気分に近かった」
やった女をメモしている奴もいたという。和田の場合はセックスした女は200~300人という。
そうした悪事が、被害に遭った女性が被害届を出したことで明るみにでるのである。
当然ながら、和田は被害者の女性たちへの謝罪、損害賠償を求められれば、分割払いでも払うといっている。だが、どこまでが本心なのか、これを読んでも伝わってこない。
服役中に、性犯罪者は再犯の可能性が高いために、「再犯防止プログラム」を受講させられるという。同じ罪を犯した同士で議論したり、出所後にどう自分を抑えていくかを考えるそうである。
だが中には、「出たら被害者だと称する女をぶっ殺してやる」と平然と口にする受刑者もいたという。
残りの人生を社会の片隅でひっそり送っていく覚悟だと語っている。女性を欲望のはけ口としか見なかった男の当然の末路といえばそれまでだが、同じ早稲田大学の先輩としては、なんともやりきれない思いがしてならない。
【巻末付録】
ポストからいこう。巻頭は「なをん/吉沢明歩、お別れする前に。」。いつ見てもいいね。だが、巻頭からというのはいささか? だが。
「男も女も幸せになる大江戸性愛四十八手-気持ちよくて体にいい性愛術」。袋とじは「河合奈保子<デジタル写真集>PHOTO・BOOK全集」。といってもヌードはないよ。
「女性が憧れる奇跡のカラダを持つ人気モデル<七菜乃>の未発表写真公開」「私たち二足のわらじグラドルです!-手に職をつけたグラビアアイドル」。
現代へいこう。
「わちみなみ、100点満点グラビア-福岡の名門・修猷館高校卒のアイドル」。袋とじは「渡辺万美、はじめての濡れ場シーン-映画『こえをきかせて』で迫真演技」
ポストでは吉沢明歩が抜群にいい。現代は「バンビ」だな。ともに譲らず、今週は引き分けだ。
(文中敬称略/文=元木昌彦)