今週の注目記事・第1位
「痣は見えない部分に集中、DV離婚も復縁、鬼父の本性を暴く」(「週刊文春」2/14号)
同・第2位
「新聞テレビが報じない『金銭トラブル』の代償-茨城「女子大生殺人事件」(「週刊新潮」2/14号)
同・第3位
「『赤ちゃんを水に浸け、窒息させた』黒いマタニティクリニック」(「週刊文春」2/14号)
同・第4位
「ZOZO『前澤社長』の背伸びがバレた!-テナント離脱、業績下方修正!」(「週刊新潮」2/14号)
同・第5位
「逆襲のゴーン!中東の販売代理店が日産を訴える理由-日産・検察連合と死闘」(「週刊新潮」2/14号)
同・第6位
「片山さつき事務所新疑惑『二千万円口利き』」(「週刊文春」2/14号)
同・第7位
「貴乃花、初めて語る宮沢りえ婚約と破局」(「週刊文春」2/14号)
同・第8位
「元『ももクロ』の有安杏果(23歳)精神科医(48歳)と『禁断の愛』」(「フライデー」2/18号)
同・第9位
「樹木希林さん(享年75)さすが!『死ぬ前手続き』家族を幸せにする相続術」(「女性セブン」2/21号)
同・第10位
「<選び方ガイド>腰痛、ひざ痛…その痛み、原因は靴にあり」(「週刊文春」2/14号)
同・第11位
「食べてはいけない『スーパーの超加工食品』」実名リスト」(「週刊新潮」2/14号)
同・第12位
「アウトレイジ・ビヨンド<金網>-強制性交等の容疑で逮捕された新井浩文」(「週刊新潮」2/14号)
同・第13位
「花粉症を根治する」(「AERA」2/18号)
同・第14位
「『美智子さま』」が思いを込めたさよなら代わりの『眞子さま三公務』」(「週刊新潮」2/14号)
「『婚約中止』秋篠宮さまのご決意」(「週刊文春」2/14号)
同・第15位
「『盟友』『政敵』10人が『細野豪志』」へ贈る言葉」(「週刊文春」2/14号)
今週は現代とポストが合併号でお休み。早速いこう。
細野豪志(47)という政治家は節操のない人間である。民主党政権時代、要職を歴任し、安倍首相のことを自著で「安倍総理の思想は、保守というより国家主義への回帰」だと批判していたのに、野党に居場所がなくなると、自民党の二階派に潜り込んでしまったのだ。
かつての仲間はもちろん、自民党内からも、地元選挙区の後援者からも批判されているが当然だろう。思えば、日本一美しいといわれた山本モナとのキス写真がフライデーに載ったころが、この男の絶頂期だったな。
さて、小室圭が出した文書が大きな波紋を広げている。私は、それでも眞子と圭は結婚すると考えているが、週刊誌は、なんとしてでも別れさせたいようだ。
新潮は美智子皇后が眞子さんに対して、「もうあの人とはさよならしなさい」といわんばかりに、眞子さんの公務を三つにしたというのである。
公務は、ひとたび担当すれば、結婚が近いからといった理由で別の皇族にバトンタッチすると、行事の主催者に礼を欠くことになるから、難しいようだ。
「皇室はこぞって破談を前提に物事を進めている」(さる宮内庁関係者)
しかし、その新潮でさえ、「お気持ちは完全に小室さん側に傾いたままです」(秋篠宮家の事情に通じる関係者)と書かざるを得ないのだ。
文春は、秋篠宮が「婚約中止」を決意したと報じている。だがどこを読んでも秋篠宮の肉声はなく、毎度毎度の関係者のオンパレードで、伝聞・推定、だとしたらというものである。
ひとつ気になるのが、小室家側の代理人、上芝直史という弁護士のメディアへの発言である。
金銭トラブルについて「元婚約者の方の理解を得られるよう、前のめりに対応していきたい」。圭は眞子も文書の内容を知っているといったようだが、皇室利用ではないかという批判が出ているがという疑問には、「『婚約者』というのがどういう意味か分かりませんけど、ご本人たちは結婚しようと思っているわけでしょ。それだけの話じゃないですか」と語っているようだが、言葉の使い方、内容ともに意味不明である。
中でも眞子と圭が様々なトラブルの中で、結婚の意思を貫こうとしているのに、「それだけの話」と突き放すのは、私には理解不能である。
テレビでも上芝弁護士は、元婚約者とはまだ接触できていないような発言をしていたが、自分に課された役割を十分理解していないのではないかと、心配になる。
お次はAERAの花粉症の特集。今年もつらい季節が来る。
1日1回、スギ花粉の抗原エキスを舌の下に入れて飲み込む「舌下免疫療法」が有名だが、これも治る人と治らない人がいる。
だが、研究が進み、効果が出ない人が事前にわかるようになってきたという。
これからは、「舌下免疫療法」が効いた人の口腔内からとった細菌を分析することで、花粉症に効く新薬を開発することが期待できるというが、今すぐというわけにはいかない。
漢方で根治しようという医者もいる。体の毒素を排出する「十味敗毒湯」がいいそうだが、花粉症には保険適用外だそうだ。
その他には「小青龍湯」や「苓甘姜味辛夏仁湯」がいいそうだし、こちらは保険適用可だ。
スギ花粉米を食べて、カラダの中の抗体を慣らして免疫力をつけるということも行われているという。
また生まれる前からアレルギー体質になるのを防ぐ研究も進められているそうだ。
だがどれも、今そこにある花粉症には間に合いそうもない。仕方ない。また目薬と鼻炎薬のお世話になろうか。
さて、俳優の新井浩文(40)が、自宅に呼んだ女性マッサージを押さえつけ、無理やり行為に及んだとして、強制性交の容疑で逮捕された。
私は新井をたけし監督の『アウトレイジ・ビヨンド』のチンピラ役しか見ていないが、なかなかいろいろな役ができるバイプレーヤーで、公開を控えていた映画も2本あったという。
この事件で映画が公開されない可能性が高く、他のものも入れると賠償金は5億円を超えると新潮が報じている。逮捕されて知ったのだが、彼は在日韓国人三世だそうだ。
するとネットでは、新井をヘイトする書き込みが溢れたそうだ。中には「性犯罪は韓国人のお家芸」などというバカというしかないものまであるという。
なぜ、韓流ドラマは歓迎するのに、在日の人たちには罵詈雑言を浴びせるのか。やったことは許せないが、ああいう陰を持った役を演じられる役者はなかなかいない、貴重な俳優だったはずだ。
最近は韓国や中国の旅行者を笑いものにするワイドショーも多いが、ほんの少し前、日本人旅行者が欧米人の笑いものになっていたことを忘れたのだろうか。
日本人の行動様式は「恥の文化」だといったのはベネディクトだが、今や死語である。
新潮のスーパーにある食べてはいけない「超加工食品」特集の第三弾。
項目を並べてみよう。
▼なぜ摂取量10%増加で「罹患率」が12%も上昇するのか!?
▼再点検すべき「ハンバーグ」「パン」「サラダ」「チキンナゲット」「ピザ」
▼便利だから危ない「チルド商品」ワースト51
▼インド産「添加物」に「ダイオキシン」「除草剤」成分
▼「糖質オフ」商品に砂糖の1万倍甘い「人工甘味料」
▼「サッポロ一番」「どん兵衛」「緑のたぬき」……避けたい「インスタント麺」72ランキング
▼「ノンフライ」増加の背景に発がん性物質「アクリルアミド」
私は、この記事を作るためにどれだけの人間が関わったのかを考える。ご苦労なことだ。
私は、現場の編集者時代、こうした地道な取材ができなかった。根がないのである。
スーパーに並んでいる商品を片っ端から調べる。間違えればメーカーから必ず訴えられる。
この記事はd-マガジンでは読めない。そうだろうと思う。
これが一冊にまとまったら買おうと思っている。
ところで、この年になってようやく、靴で歩きが変わるということが実感できた。
大きすぎてもダメだが、足の指が靴先に当たり過ぎると、爪が変形してしまう。靴選びはなかなか大変である。
今週の文春に、腰痛、膝の痛みは靴に原因があると、ロコモ・ジャーナリストのかじやますみこが書いている。
足の専門医の「足のクリニック 表参道」の桑原靖院長は、「高齢化がさらに進むと、足の問題はさらに重要になる。普段から足の健康に気を配り、“足の耐用年数”を伸ばす必要がある」と話している。
当然のことだが、靴は、足や身体を支え、足を守り、歩行をサポートするものである。合わない靴は万病の元だという。
ではどんな靴を選べばいいのか。
*かかとが柔らかい靴は避ける。
*軽すぎるより、ある程度重みのある靴を選ぶ。
*足のサイズを測り、ぴったりの靴を探す。そのためには足のサイズを測れ。
*ひもやベルトで甲を固定できるデザインを選び、できればインソールを入れる。出来ればオーダーメイドのインソールがいいそうだ。
私のインソールは100均だからだめかな。
さて、死ぬ前に遺言書を書け、相続でもめないためにはこれとこれをやれと、週刊誌は挙って大特集を組んでいる。
だが、その多くが無味乾燥なノウハウばかりで、読む気を削ぐものばかりだ。
だが今週の女性セブンは一味違う。樹木希林のやり方に見習えというのである。
読んでみた。樹木は、ああ見えても大金持ちだから、われわれ下々とは違うが、読み物として面白い。
現代やポストも、こうした読んで面白くてためになる記事作りをすべきであろう。
長いが引用してみよう。
「ローン返済が終わってからは義理で仕事をしていたの。目指すものもなければ、役作りの努力もしないタイプ。ずうずうしい人間です」
これは『樹木希林 120の遺言』(宝島社)の中の樹木の言葉だ。
「極力服を買わず、手土産も断るなど『物を持たない生活』にこだわった樹木さん。そんな彼女が、ローン組んででも持つことにこだわったのが不動産だった」とセブンはいう。芸能関係者がこう話す。
「樹木さんは若い頃から不動産が趣味でした。女優を始めて間もない21才で初めて東京・大田区に戸建てを購入し、その後も売買を続けていましたね。“女優になっていちばんよかったのは、住宅ローンを早く返せたこと”と言い、目の病気で入院した際は、“お見舞いの品はいらないから、不動産屋のチラシを持ってきて”と頼むほどだったそうです」
さらに芸能界関係者はこういっている。
「樹木さんは口癖のように、“芸能人は生活の保証がないから、お金があるうちに不動産を買うべき”と言っていました。娘の也哉子さん(42才)、本木雅弘さん(53才)夫妻にも、“年金のつもりで家賃収入をいただきなさい”と勧めて、本木さんは都内に高級マンションの一室を購入。後にこのマンションは、洗脳騒動があった元オセロの中島知子さん(47才)が住んだことで有名になりました」
セブンが調べた限りでは、亡くなる前、8軒もの不動産を所有していたという。
都内の高級住宅地にある地下1階、地上3階建ての戸建て。78年に新築し、也哉子さんと一緒に住んでいたが、現在は飲食店に貸し出しているそうだ。
都内の一等地で約400平米の土地に建つ戸建て。01年に新築したバリアフリー対応の2世帯住宅。樹木はここで最期を迎えた。
そこから車で10分ほどの距離にあるマンションは、樹木の個人事務所である「希林館」が所有し、夫の内田裕也(79才)が住んでいるという。
その他にも都内に戸建て3軒、マンション2棟を所有しているそうである。8つの不動産と土地を合算すると、総額は優に10億円を超えるという。
先の芸能関係者は、「これだけ巨額の遺産がありながら、樹木さん亡き後、遺族の相続はもめることなく驚くほどすんなり決まったそうなんです」と話す。
樹木の遺産の法定相続人は配偶者の内田、娘の也哉子、婿養子として養子縁組を結んだとされる本木だが、このうち、夫の内田は相続の全てを放棄することに同意したとみられるという。
樹木の死後、都内にある3つの戸建ては、相続により名義が樹木から也哉子に変更され、マンションは本木や孫の所有となっているそうだ。
相続コーディネーターの曽根恵子は、樹木が遺言書を作っていた可能性を指摘している。
「通常の相続では、亡くなった後10か月の申告期間中に不動産などの財産評価を行って相続税を算出し、遺産分割協議を行います。樹木さんの場合は早いうちに遺産相続が終わっていたようで、生前に相続先を指定する遺言書を書いていたと思われます」
さらに曽根は、「配偶者が相続する場合、1億6000万円まで非課税という配偶者控除があり、大幅に節税できます。それでも今回、内田さんが不動産の相続を放棄したとみられるのは、樹木さんの意思を尊重し、『2次相続』の対策を考えたのかもしれません」という。
2次相続とは、最初の相続で残された配偶者が亡くなった際、子供に降りかかる2回目の相続のことで、「親が高齢なほど、2次相続を迫られる時期が早まる可能性があります。こうした場合、1次相続の段階で残された配偶者が財産を増やさないようにする方が家族全体の負担は少ない。樹木さんも、将来也哉子さん一家が2次相続で多額の税で苦しむことがないように、内田さんを含めてご家族で話し合い、マンションに住み続けられるようにして、内田さんが樹木さんの遺言書の内容を受け入れられるようにしたのではないでしょうか」(曽根)。
内田家の知人は、「樹木さんは生前、“私が死んでも、夫には遺産を残さないわよ”と言っていました。理由は“あの人、お金があったら一晩で全部使っちゃうから”と。いかにも樹木さんらしい愛情の表れです。とはいえ、自分がいなくなった後の内田さんのことを心配していましたから、相続税がかからない配偶者控除額の範囲で、預貯金を遺産として渡したんじゃないでしょうか」。
やはり樹木希林は女優としても然りだが、人生の達人でもあったということがよくわかる。
フライデーから1本。ももクロというところにいた有安杏果(ありやすももかと読む・23)という女性が、48歳の精神科医と「禁断の愛」の真っ最中だという。
彼女は昨年1月に「普通の女の子の生活を送りたい」と至極真っ当なことをいって、芸能活動を休止したそうだ。
フライデーによれば、有安は「ももクロ」内の立ち位置に悩んでいて、この精神科医からアドバイスを受け、その後付き合い出したのではないかという。
そして今年1月に突然ソロ活動を始めると宣言したが、事務所の所在地は件の精神科医のクリニックと同じ場所。フライデーが目撃したところでは、2人は半同棲中だそうである。
年上だろうと誰だろうといいが、精神病理学者の野田正彰は、「医師として許しがたい行為だ」と難じる。
たしかに野田がいうように、精神科医が特に注意すべきは、「患者との適切な距離をとる」ことだろう。よく、精神科医にカウンセリングしてもらっているうちに、医者のことが好きになる話を聞く。もし、この男が、彼女のカウンセリングをしているうちに、彼女と恋仲になってしまったとしたら、医者としての倫理に反する行為である。
文春の貴乃花の連載が、宮沢りえとの婚約と破局という最大の山場になった。
今でもよく覚えている。私はフライデーの編集長だった。久米宏の『ニュースステーション』(テレビ朝日系)をなんとなく見ていた。月曜日だった。
突然久米が、貴花田と宮沢りえが婚約したといったのである。編集部員たちに「貴とりえが婚約したそうだ」と怒鳴った。部屋にいた何人かはテレビの前に集まり、何人かが取材先に電話をかけ始めた。
11月場所終了後に婚約記者会見を開くと、貴花田の父親が発表した。挙式は来年5月末。媒酌人は元巨人軍の王貞治。
11月12日にホテルニューオータニ「鳳凰の間」で行われた会見は、平日の昼下がりにもかかわらず、視聴率合計で40%を超えたそうだ。
貴花田はこの時、大関とりに挑む関脇だった。しかし、奇妙なことに、この年の暮れから2人の破局説が流れるのである。
婚約会見からわずか61日しか経っていなかった。1月場所を終えた直後の1月27日、両者の話し合いが行われ、婚約解消が決定。
その夜、宮沢りえ一人で記者会見を開いた。貴乃花は午後11時から藤島部屋で報道陣に、「自分の愛情がなくなりました」と答えた。記者からの「横綱を狙う者の品格としていかがなものか」という質問に、「無責任ですね。これから身につけたいと思います」と話すだけだった。
このスピード婚約破棄の理由は何か? フライデーも取材に東奔西走したが、真相は「よくわからない」ままだった。
文春の連載で、その一部でも明かされるかと期待した。だが文春も、
「破局に至る背景には様々な要素が積み重なっていたことだろう。ただひとつ言えるとすれば、純粋に惹かれ合った若い二人は、結婚というステップを前に、初めてそれぞれが背負っている宿命の大きさを突きつけられたのだ」
何を今さらである。こんなわけのわからない解説を読みたくて文春を買ったわけではない。
貴乃花は相も変わらず煮え切らないいい方しかしていない。こうだ。
「それぞれが進むべき道が違い過ぎたわけですが、背負っているものはとても似ていました。ともに一家の柱になるべくして生まれてきて、十代からひたすらにその道を歩んできた。お互いがその喜びも孤独も理解できますし、似たような境遇に共鳴、共感したところがあります」
巷間いわれているのは、りえが結婚して芸能界を引退し、相撲部屋の女将さんになるのを、りえママが許さなかった。貴乃花の父親も、結婚したら引退して部屋の女将さんになることが当然だと譲らなかったというものだ。
貴乃花も、ここでこういっている。
「もし(宮沢が芸能界を引退して)職を捨てることになれば、その生き方ができなくなるわけです。お互い、親から生まれてきた身です。二人が名もない花だったら、それぞれの本意を大切にして、花を咲かせることができたのかもしれませんけどね……」
そんなことは付き合い始めてすぐにわかることだ。お互いの親も会っていて、話もしている。本当に好きなら、親を説得し、結婚するための努力を2人はするべきだったはずだ。
今でもお互いが口に出せない、もっと深刻な要因があったのではないか。
秋篠宮眞子と小室圭の2人には、貴乃花と宮沢りえのケースは参考になるはずだが。
ところで貴乃花の参議院選出馬がささやかれている。新潮によれば、2月2日、名古屋のホテルで会費2万円のパーティを開いたという。
この日は元愛弟子の貴ノ岩の断髪式だったが、そちらは欠席した。フライデーによれば出席者は約200人。
本人は政界転出を否定しているが、公示直前まで出馬を明言せず、ギリギリで表明するというは立候補者の常とう手段だ。
自民党からというのが有力だが、フライデーによれば、女性候補を多数擁立しようと考えている立憲民主党は元妻の河野景子に接触しているという。参議院選という土俵で元夫婦が激突すれば、盛り上がることは間違いない。
さて、文春のトップ記事。疑惑の宝庫といわれる片山さつき議員にまたまた「2000万円口利き疑惑」が浮上したというのである。
要約すると、徳島県のイチゴ業者が、事業をやるために2000万円の融資を日本政策融資公庫に頼んだが断られた。
そこで2014年、議員会館の片山事務所で公設秘書と会い、口利きの依頼をしたら、「(片山氏は)旧大蔵省出身だから、電話一本で融資が決まる」との触れ込みで、融資が決まり、成功報酬として融資額の2割の200万円を渡したと、業者の融資に関わった関係者が話しているというのである。
この話には永田町の十全ビルに拠点を持つ実業家が関わっているそうだが、彼は相手側に片山事務所の名刺を見せているという。
これに関わっていたのが片山の公設秘書、磯脇賢二という人物だったそうだ(後に事務所から離れた)。
この融資話は最初、やはり「融資不可」とされてしまうのだが、三度目の申請でようやく融資を受けられたという。
だが、あまりにも決定した時期が遅いため、実業家に支払いを拒否したところ、民事訴訟を起こされたそうだ。口利き料をもらえなかったと民事訴訟を起こすのは前代未聞であろう。
磯脇は文春に対して、徳島の件でその人間と会ったこと、件の実業家から謝礼として65万円をもらったことを認めている。片山事務所の弁護士は、この件は片山とは関係がなく、磯脇個人でやったことだと答えている。
とまあ、これまでの口利き疑惑も含めると、片山事務所を舞台に口利きビジネスが頻繁に行われ、それは片山議員も暗黙の了解をしていた、または上前をはねていたのではないかと思えてくるのだが。
ところで、昨年末、内閣記者会の加盟社に上村秀紀・総理大臣官邸報道室長の名前で、東京新聞の望月衣塑子記者の発言を規制しろといわんばかりの文書を送っていたことがわかった。何をバカなことをと思うが、それに対するメディア側の反論が弱々しい。
東京新聞も、政治部から「望月は迷惑だ」という声が出ているというが、今や彼女は菅官房長官にきつい質問ができる唯一の新聞記者といってもいい。望月がんばれ!!
カルロス・ゴーンが塀の中に落ちて2カ月半が経つ。これから裁判へ向けての協議が始まるそうだが、新潮を読むと、ルノー関係者を通じて、ゴーン側の「反撃」が始まっているようである。
ベイルートにあるゴーンの邸宅について、日産側は18億円超を負担した、日産の私物化だという報道が流れた。だが、ゴーンはルノーなど世界的超大企業のトップで、あの地はイスラエルと戦闘をしている過激派組織ヒズボラが拠点を構えているので、誘拐などの危険がある。したがってホテルなどを利用することはできず、そのための費用もそうとうかかっている。
また検事には、自分が来た時の日産本社のオフィスにはピカソなどがかかり、都内の一等地に社長公邸があった。ゴーンは、自分はそれらを処分したのだが、自分がやっていることはそれほど異常なのか? と聞くと、以来、豪邸などを購入したことが特別背任にあたるという話をしなくなった。
レバノンやオマーンの販売代理店の社長は、ゴーンのマネーロンダリングに加担したかのように報じられ、怒り心頭で、日産に対して告訴も辞さないといっているという。
日経や海外メディアと接見を始めたゴーンだが、釈放されたらどんなことをいわれるかと日産の連中も検察も怯えているのかもしれない。この事件はこれからが本番だ。
前澤友作ZOZO社長の評判がよくない。新潮では、会計評論家の細野祐二が、新規のプライベートブランド事業がうまくいかなくなって、昨年から急激に財務体質が悪くなっていると指摘している。また136億円という純利益は見せかけで、実際は14億円の赤字だともいっている。
私はこうした数字は全く分からないが、前澤社長が突然、ツイッターを止めて社業に専念するといい出したのは、この指摘が的外れではないことを物語っているように思う。
IT業界はごくごく一部を除けば毎日が下克上の世界である。女優と浮名を流している時ではない。
文春が違法な中絶を行っていると告発している「黒いマタニティクリニック」の話を紹介しよう。
埼玉県日高市にある産婦人科クリニックがそれで、無休、24時間体制でお産をサポートすると謳い、地域では一番人気のある病院だそうだ。院長は太田克行医師(77)。
ここに長年勤務していたA子さんが、こう語る。
「母性保護法では、満二十二週以降の中絶は禁止されています。ところが太田クリニックでは、週数オーバーの妊婦さんの違法な中絶が頻繁に行われていました。中には三十三週や三十四週の中絶もありました」
彼女は院長に何度も反対をしたそうだが、逆に院長から、「そうだよ、これは犯罪だよ。だから誰にも言っちゃダメだよ」と脅されたという。
元スタッフのB子さんも、都合の悪い資料は診察が終わると院長が自宅に持ち帰り、カルテを改ざんし処理していたと証言している。
元助産師のC子さんは、院長の手で月に1~2回ほど中絶手術が行われていて、よそでは堕ろせないものも、太田はみな受け入れていたと語り、こんなおぞましいことを証言している。
24、5週前後になると30センチぐらいになっていて、男か女かもはっきりわかり、生きている。院長はそういう手術の時は水を張った「ベースン」というたらいをそばに置き、赤ん坊が泣かないうちに、うつぶせにして水に浸けていたというのだ。
文春の取材班は、2015年にここで中絶をした患者を探し出し、彼女についての資料を入手する。その患者は25週5日だったにもかかわらず、資料には21週1日と記載されていた。
患者からヒアリングし母子手帳を見て、日誌には正しい週数が記されているが、院長の指示により、中絶ではなく「死産」とされ、死産証書は母体保護法に抵触しないように改ざんされるというのである。
こうした違法行為をなぜやるのか。もちろん週数が増えれば料金上がるからだが、ここには違法中絶用の「闇料金表」が存在していて、先の患者には54万円請求したそうだ。
それだけではない。自己都合の中絶は自由診療になるから保険は適用されないが、死産の場合は病気扱いで保険が適用される。
ここでは、高額な闇料金を取りながら、事務処理上は死産とするから、保険適用の領収書を別途作成して、診療報酬を二重取りしていたというから、これが事実なら国に対する不正請求で、これも犯罪である。
さて、こうした告発に太田院長はどう答えるのか。
当然ながら、違法な中絶はしていないが、22週以降の死産の手術はやっていると話す。
先の患者のケースは、中絶希望できたが、突然破水して死産に替わった。高額なカネを要求したのはこちらのミスだということに、文春からいわれて気がついたので、返金するといい出した。
そして、「全部デタラメですよ。私に恨みを持って辞めた人が、復讐したくて言っているんですよ。病院の宣伝になるかもしれない。お好きなように(書いてください)」。
ずいぶん、院長を恨んでいる人間が多くいるようだ。
ここを管轄している埼玉県母体保護法指定医師審査委員会の小室順義委員長は文春に対して、こうした情報はこれまで把握していなかったが、「近く、太田院長に聞き取りを行いたいと思っております」と答えている。
医師らが対象になる業務上堕胎罪の時効は5年、診療報酬詐取の時効は7年だそうだ。どういう結論を審査委員会が出すのか、必ず報告してもらいたいものである。
次も新潮の、これまたなんともやりきれない記事。
1月31日未明に、茨城県神栖市の空き地から、翌月19歳になる菊池捺未さんの遺体が掘り起こされた。
逮捕された廣瀬晃一容疑者(35)とは、ネットの掲示板上で出会った。昨年11月20日に、お茶の水にある日本薬科大学の授業が終わって電車を乗り継ぎ、JR鹿島線の鹿島神宮駅までやってきたというのだ。
そこから待ち合わせに指定されたコンビニ近くでタクシーを降りた。友人にはLINEで「男の人に会いたいといわれている」と伝えていたという。
捜査関係者によると、廣瀬がそこにきて、目隠しをして彼女を自分のアパートへ連れていった。
2人でしばらく過ごした後、廣瀬は数キロ離れた畑まで彼女を連れていって置き去りにしたそうである。だが彼女は、そこから歩いて廣瀬のアパートの近くまで戻り、近くの家でアパートの場所を聞き、「東京から来たのだけど、お金がなくて帰れない」「男の人ととの間でお金の問題があって」などと泣きながら話していたという。
アパートに舞い戻った菊池さんは、再度その家を訪れて「解決しました」と告げていた。
だが、廣瀬のクルマに乗せられた彼女の携帯電話の位置情報は、午後11時ごろ、10数キロ離れた遺体発見現場で途切れたままになってしまうのである。
廣瀬は性犯罪などで2度の検挙歴があるそうだ。昨年4月には千葉県に住む女子高生に現金を渡してみだらな行為に及んだとして、罰金50万円の有罪判決を受けている。
この時も、その少女と知り合ったのは携帯電話のSNSだった。
新潮によれば、廣瀬が菊池さんに提示した金額は30万円だったそうだ。だが廣瀬は働いておらず、そんな金額が払えるはずはなかったのだろう。
菊池さんの執念が悲劇を招いてしまったようだ。私には、ネットで知り合っただけの見ず知らずの男の部屋に、なぜ若い女性が訪ねて行くのかが理解できない。
男は狼にも殺人者にもなるのだから。
今週の第1位も、心が苦しくなる切なくてやりきれない事件の記事である。
心愛と書いて「みあ」と読む。これだけを見れば、この娘の父親は、この子が生まれたことを心から喜び、愛しくて名付けたのだろうと思ってしまう。
だが、心愛ちゃんはわずか10歳で、名付けた父親の暴力によって命を絶たれてしまうのである。
鬼の父親は栗原勇一郎、41歳。妻のなぎさ(31)も、「夫の暴行を止めることもなく、消極的な幇助があったとみなされ」、傷害容疑で逮捕されてしまうのだ。
文春によれば、心愛ちゃんは千葉県野田市の自宅の浴室であおむけに倒れ、心肺停止していたという。
「勇一郎は心愛ちゃんを長時間立たせたり、冷水でシャワーを浴びせたりしたほか、首近辺を鷲掴みにして髪を引っ張るなどした。(中略)胃にはほとんど内容物がなかった」(捜査関係者)
栗原は沖縄で「沖縄観光コンベンションビューロー」に勤務していた当時、なぎさと知り合い結婚した。だが、外では温厚でコミュニケーション能力も高いといわれていたようだが、家庭内では暴力がひどく、それが原因で妻は精神科に通院することになり、娘を連れて実家に戻ってしまう。離婚が成立したのだが、栗原が復縁を懇願し、その後復縁するのである。
だが沖縄で一緒に暮らしている間も、妻や娘に対して暴力を振い続けていた。やがて栗原一家は野田市に引っ越す。
転校先の小学校のいじめに関するアンケートに心愛ちゃんは、「お父さんに暴力を受けています。先生、どうにかなりませんか」とSOSを発信。柏児童相談所は彼女を保護するのだが、父親が野田市教育委員会に怒鳴り込んでくる。
無理やり書かせたに違いない「アンケートを見せてもいい」という心愛ちゃんの手紙を見せて脅し、震え上がった担当者は、無責任にもそれを渡してしまうのである。
栗原は娘を転校させ、児相にこれも脅して書かせた心愛ちゃんの「父親の暴力は嘘」という書面を見せ、娘を自宅に連れ戻してしまうのだ。
責任感の欠如した学校、教育委員会、児童相談所の連中は、その後の彼女をフォローすることはなかった。助けられる小さな命があったのに。
新しい学校で、心愛ちゃんは自ら立候補して学級委員長を務め、いつも満面の笑みで元気に挨拶していたという。父親への恐怖と服の下のあざを隠しながら。(※文中一部敬称略)
(文=元木昌彦)
【告知】
今年から、月に1度、ノンフィクション・ライターの方に来ていただいて、話を聞く会を開催します。ぜひ、ご参加ください。
2月は、現在ノンフィクション界をけん引している第一人者・森功さんに来ていただいて、話を伺います。
「森功氏 ノンフィクションの醍醐味」
【日時】2月22日(金曜日)6時半~8時半
【場所】カフェ・ミヤマ 高田馬場駅前店2号室(電話03-5292-5772)
東京都新宿区高田馬場2-17-4 菊月ビル地下1階
(地下鉄東西線の高田馬場駅から3秒。濡れずに行けます)
【会費】 コーヒー代として1,000円
*予約不要。直接お越しください。
■森功さん著書
『高倉健 七つの顔を隠し続けた男』。2018年『悪だくみ 「加計学園」の悲願を叶えた総理の欺瞞』で大宅壮一ノンフィクション大賞受賞。『地面師―他人の土地を売り飛ばす闇の詐欺集団』など多数。