今週の注目記事・第1位
「小室圭さん『マスコミは文書を誤読している』」(『週刊文春』2/7号)「『紀子さま』が『小室圭さん』釈明文書にきつすぎるお言葉」(「週刊新潮」2/7号)
同・第2位
「広河隆一は私を二週間毎晩レイプした」(「週刊文春」2/7号)
同・第3位
「食べてはいけない『超加工食品』実名リスト 第2弾」
同・第4位
「がんになりやすいスーパーで売っている『異性化糖』『増量剤』『隔離剤』が入った食品 実名100」(「週刊現代」2/16・23号)
同・第5位
「偽りだらけの安倍晋三」(「週刊文春」2/7号)
同・第6位
「“老人ホーム女帝(70)”のドケチと強欲」(「週刊文春」2/7号)
同・第7位
「嵐を崩壊させた大野『屈辱謝罪』と二宮“匂わせ婚”」(「週刊文春」2/7号)
同・第8位
「『運転しながらPC仕事』スバル“絶望工場”」(「週刊文春」2/7号)
同・第9位
「全豪優勝に冷や水!『大坂なおみ』色白アニメに怒った人々」(「週刊新潮」2/7号)
同・第10位
「『ボヘミアン・ラプソディ』大ヒットでバレた監督の性犯罪」(「週刊新潮」2/7号)
同・第11位
「『最後の手続き』この4つは押さえておきたい」(「週刊現代」2/16・23号)
同・第12位
「藤田菜七子が競馬の歴史を変える-フェブラリーSでG1騎乗が決定」(「フライデー」2/15号)
同・第13位
「チコちゃんに叱られちゃうかな」(『週刊現代』2/16・23号)
【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ!
現代が500円になった。現代、ポストは今週発売は合併号だが、ポストは480円だ。
いよいよ週刊誌が500円時代に突入した。2冊買うと980円。もう一冊週刊大衆を買おうと思って棚から一度持ち上げたが、止めた。
980円なら牛丼は2杯食べられる。夜食用にスーパーでバラ寿司と鳥のから揚げ、ビール2缶買ったが1000円でおつりがきた。
それに先にも書いたが、ポストには読みたい記事がほとんどない。「年金」「親が死んだときの葬式と相続」は私には関心がない。
「新元号こうなる」は、何人かに新元号を予言させているが、こんなのやってどうするのか? それより、新元号に安倍首相の安を入れるのではないかという噂が流れているようだ。
とんでもない。たしかに安全、安心は国民の願いだが、安倍の安は不安の安である。
そんなバカなことはないと思うが、在職中、国民を騙し、不安を駆り立てることしかしてこなかった安倍のことだから、こうなったら自分のことを忘れさせないために、強引に安の字をつけるよう命名者たちに“忖度”させることもやりかねない。
そういう視点から、元号問題特集を組めば、読みたかったが。
樹木希林の生前の言葉が何冊も出て売れている。しかしポストの便乗記事はいただけない。もっと他に気の利いた言葉はなかったのかね。
唯一読んだのは「大江戸・性愛四十八手」という記事だけだった。
目新しくはないが、「椋鳥」(男性主導のシックスナイン)、「鵯越えの逆落し」(女性が仰向けになる体位)、「しがらみ」(女性が足を閉じる)など、言葉の面白みが、想像力をかきたてる。
ということで、ポストは注目記事ゼロとなった。編集部の一層の奮起を促したい。
ポストの四十八手の中に「雁が首」というのがある。現代のフェラチオと同様だというが、現代に、「フェラチオっていつからするようになったの?」と「チコちゃんに聞く」というのがある。
それによれば、記録が残っているのは古代エジプトからだそうだ。エジプト神話に、大地の神と天空の神の間に生まれたオシリスが弟に殺されてしまう。
心を痛めた妹は、バラバラにされた兄の身体を集めてくっつけたが、どうしてもペニスだけが見つからない。
そこで粘土でそれをつくり、つけて、生命力を吹き込むために妹がペニスを咥え、精気を与えたという記述があるそうだ。
紀元前1450年頃に出された『死者の書』、古代インドの『カーマ・スートラ』にも「口唇による性交」の技法が描かれているという。
しかし、NHKの人気番組をこういうSEX記事に使って怒られないのだろうか。
読みながら、それが気になった。
お次はフライデー。騎手・藤田菜七子が2月17日に行われるGⅠ「フェブラリーS」に、JR女性騎手として初めて出ることが決まった。
藤田は、1月27日に行われた「根岸S」で勝ったコバノキッキングに騎乗するのだが、この馬の馬主で、他にも多くの馬を所有するDr.コパこと小林祥晃が、「菜七子騎手は、競馬の歴史を変えるかもしれません」と話している。
当日は大きな盛り上がりを見せるだろうが、私は、藤田が勝つ可能性はほとんどないと思っている。
たしかにコバノは強い馬だ。9戦7勝の4歳馬。根岸Sはマーフィ騎手騎乗のため2番人気になり、余裕をもって差し切り勝ちした。
だがマーフィもいっているように、この馬のベスト距離は1,200mぐらいだろう。1600mは長い。それにマーフィと藤田では腕が違い過ぎる。今度はGⅠだから相手関係も強くなる。競馬界もDr.コパも、話題になればいいと考えているのだろうが、生半可のGⅠ騎乗は藤田のためにもならない。
まだ未熟なのに、一流騎手とやれば屈辱感だけが残ることになりかねない。まだ3年早い。アイドルもどきの人気が、彼女の仇になる。そう思っているのだが。
現代は今週のトップ記事は老親の死後手続きを詳述した特集だが、完全に開き直って、リードにこう書いている。
「週刊ポスト、週刊文春、週刊朝日も後追いして大反響」
たしかに新潮も含めて、現代の高齢世代特集路線を後追いしている。だが、毎週毎週、似たり寄ったりの大特集を飽きもせずにやっているのは、現代とポストぐらいのものである。
おまけに現代は、この手の増刊を2月15日に完全保存版として出すそうだ。
ニュースも事件も、スクープにも手を出さず、ひたすら高齢者とその子供たちへの相続や葬式についての特集ばかりに精魂込めているのは、私には、異様に感じられる。
この状態があと数年続けば、編集部員は年金、相続、葬式には詳しいが、事件や報道を手掛けたことのない人間ばかりになる。
それっておかしくないか? それに、近々、平週号でも500円になるだろう。それなら2週我慢して本を買おうかとなるはずだ。
それとも、もうすぐ60周年を迎えるそうだから、それを機に月刊誌へ移行するつもりなのだろうか。
特集の中で少し気になったのが、老親が入っている生命保険についてのところだ。
生命保険などは、請求しなければ、生保側から教えてくれることなどないし、請求期限は3年だから、あっという間に紙切れ同然になる。
気になったのは、クレジットカードに医療保険などの付帯保険が付いている場合、問い合わせて名義変更を行えば、契約が引き継げるし、解約して解約返戻金を受け取ることができるというのである。
よくは分からないが、私もいくつかカードを持っているし医療保険が付いているから、今度カード会社に問い合わせしてみよう。
ところで今年のアカデミー賞レースはおもしろい。作品賞も主演男優・女優賞も音楽をテーマにした「ボヘミアン・ラプソディ」「アリー/スター誕生」から出るのではないか。
前評判は「ROMA/ローマ」が高い。私はNetFlixで観たが、2作品と比べるとパッとしない(映画館のスクリーンで見ると印象が違うという声もあるが)。
「ボヘミアン」は人気ロックバンド「クイーン」のボーカルで、45歳の若さでこの世を去ったフレディ・マーキュリーを描いた伝記ドラマだが、ラミ・マレックの演技に酔いしれた。今でもエンディングの時に歌う「ママー」という声が耳の奥に残っている。
「アリー」は3度目の映画化だが、レディ・ガガの演技と歌唱力は、2作目の主演でアカデミー賞歌唱賞を獲ったバーブラ・ストライサンドを超えたと思う。
「ボヘミアン」は興行収入が約850億円、日本だけでも100億円を超えたという。だが好事魔多しである。監督のブライアン・シンガー監督(53)が過去に行った性的虐待が暴露されてしまったのだ。
2003年当時、シアトル在住の17歳の少年をレイプしたとして、訴訟を起こされていて、事態を知った20世紀フォックスに、映画を8割がた撮り終えたところで解雇されてしまっていたと、新潮が報じている。
彼が在籍していた南カリフォルニア大学は、卒業名簿から名前を消してしまったというから、作品賞は難しいかもしれない。
全豪オープンを勝ち、世界1位になった大坂なおみだが、順風満帆な彼女に降りかかった災難が、日清のPR動画騒動だ。
日清の創業者・安藤百福をモデルにしたNHK朝ドラ「まんぷく」が好調らしいが、その日清がYouTubeに上げたカップヌードルのPR動画に、クレームが殺到し、削除されてしまったのである。
問題の動画は、大坂と錦織のアニメキャラが登場するものだが、「問題視されたのは大坂の肌の色である。ほぼ白で錦織と変わらない」(新潮)。英語で「ホワイトウォッシュ」という。「有色人種に対する白人の優位性を前提とした発想で、人種差別を助長する演出手法だと見做されている」(同)
まだこんなバカなことをやっているのかと批判が起こり、ニューヨーク・タイムズまでが取り上げた。
日清の広報は「大坂のマネジメント会社にも確認してもらっている」というが、そうではなかったようだ。
だが、当の大坂は大人の対応を見せた。私の肌は褐色です。それはとても明らかなことです。ただ彼らがホワイトウォッシュを狙ってやったとは考えていないといい、「でも次に、彼らが私のことをモデルに描く時には、(事前に)私に話すべきだって絶対にそう思っています」(同)
もし大坂が白人だったら、ここまで日本人が盛り上がっただろうか。キュートでカッコいい褐色の少女だから、われらがアイドルになったのだと思う。いい加減に黄色人種の白人コンプレックスは解消すべきであろう。
このところ朝日新聞がおかしい。
先週の現代は、朝日新聞のウェブサイト「テリング」で女性記者が「“パパ活”ルポ 女としての値踏みをされてみた」というのを書いて、まるでデートクラブの宣伝みたいだと社内でも問題にされて、削除されたと報じた。
2月1日の第二社会面に、「道新出版物から引き写し 本誌記者、事実上の盗用」という見出しと、中村史郎東京本社編集局長の「お詫び」、25面に「本誌記事 取り消しの経緯」が載っている。
要は、北海道版で、ギリヤーク尼ヶ崎という大道芸人の連載をした。それをまとめる際に写真集から引用したのだが、それは北海道新聞が過去に連載していたものだった。記者はそれに気づかず、そこの文章を何カ所か使って記事を作成してしまったというのである。
資料から引用する際のイロハだが、天下の朝日の記者がこの程度か。
続いて、横浜DeNAベイスターズの筒香嘉智外野手が1月25日、都内の日本外国人特派員協会で記者会見し、高校野球のあり方について苦言を呈した。
「高校の部活に大きなお金が動いたり、教育の場と言いながらドラマのようなことを作ったりすることもある。新聞社が高校野球を主催しているので……。(メディアの側にも)子供たちにとって良くないと思っている方がたくさんいると思う。高校野球が悪というか、全てを否定しているわけではないですが、子供たちのためになっていないという思いを(メディアが)なかなか伝えきれていないのが現状だと思います」(文春オンライン01/27より)
よくぞいった筒香! 高校野球を見世物にしてカネを稼ぐのはいい加減にしてくれといいたいのであろう。
この発言にまずいと思ったのか、1月31日の朝日新聞がこう報じた。「今夏の第101回全国高校野球選手権大会(朝日新聞社、日本高校野球連盟主催)で、選手の負担を減らすために休養日が増えることになった。30日、大阪市内で開かれた第1回運営委員会で、暑さ対策を採り入れた大会日程が承認された」。遅すぎると思うがね。
竹田恒和JOC会長とマスコミの新年会が行われたが、「朝日新聞だけがボイコットした」と新潮が報じているが、この決断だけはよしとするが。
私は自動車には今も昔も全く関心がない。だがこのところ不祥事が続発しているスバルという会社は、他に比べるとましだと思っていたが、そうではなかったようだ。
文春によると、17年以降、無資格者による検査や燃費試験のデータ改ざん、膨大なサービス残業で自殺する社員、パワーステアリング機能が停止する不具合で群馬県の製作所が操業を停止していたが、公表しなかったなど、次々に不祥事が起きているという。
新に、自殺した社員の遺族が記者会見して残業代の未払いを指摘したため、スバルが調べたところ15年から17年にかけて、7億7000万円もの残業代未払いがあったことがわかったそうである。
元開発エンジニアはこう嘆く。
「社員は皆、スバルの安全性に自信を持っている。そのためなら残業も厭わない社員も本来はたくさんいる。でも、会社は残業を正当に認めず、パワハラ的に強いてきた。操業停止などの問題が起きたら隠蔽する。それで安全なクルマがつくれるのでしょうか」
ところで小林喜光経済同友会代表幹事の「平成の30年間、日本は敗北の時代だった」という発言に全面的に同意する。
「国家の未来図が描かれないままの政治が、与野党含めて続いてしまったためです。今さえよければ、という本音の中で、国民も政治家も生きてきた」(朝日新聞1月30日付)。日本全体が挫折状態にあるのに、挫折と感じないで、この辺でいいやと思っているうちに、世界から置いていかれてしまった。
さらに深刻なのは少子高齢化が加速していることだ。前田正子甲南大学教授は、2017年には人口が約40万人減少している。これは毎日約1100人が日本から消えていることになる。そして日本は『無死高齢化』(岩波書店)という、これまで人類が経験したことがない時代に入っていくといっている。
人が溢れている東京にいては、この深刻な事態は可視化できないのだ。もはや手遅れだが、労働力としての外国人受け入れなどという生ぬるいやり方ではなく、国の形を変えるぐらいの政策を考えなくては、日本は消滅する。
先週発売の文春、新潮には「嵐解散でジャニーズ帝国崩壊」の見出しが躍るに違いないと思っていた。
だが、予想に反して、文春は「嵐を崩壊させた大野『屈辱謝罪』と二宮“匂わせ婚”」というタイトルで、記事中の見出しに「ジャニーズはもってあと五年」とあるだけ。
新潮は触れてもいない。新潮はこの話題よりも「小室圭の釈明文書」のほうに気があるようだ。
もはやジャニーズというのは、私が思っているような大きなものではなく、週刊誌にとっては「終わった人」という感じなのだろうか。
文春は、リーダーの大野の持つキャラクターが活動休止(私は実質的な解散だと思う)を招いたとみている。大野の知人が、彼は目立つのが好きなタイプではなく芸能人には向いていなかった、「アイドルであり続けることに“疲れた”というのが彼の偽らざる本音」だと話す。
元々大野は、得意なダンスを極めたいというのが目標で、ジャニー喜多川が大野の歌とダンスの才能を見出し、嵐のメンバーに加えることを決めた後も、どうやって逃げ出そうかと考え続けていたそうだ。
大野は絵を描きたいという夢があり、以前、自作アートの個展を開いた時、1000万円近いギャラが振り込まれたことを自慢していたという。
大野も10歳年下の元女優と交際していることがフライデーで報じられたりと、女性との噂があったが、事務所側は結婚はもちろん、交際していることさえ彼に否定させてきた。
二宮和也も、元キャスターの伊藤綾子との熱愛が報じられた。周囲は反対したが、文春は昨年、2人が南の島で婚前旅行を楽しんでいたことを報じ、「二宮君が彼女と結婚したがっていることは事務所では周知の事実です」(二宮を知る元タレント)。だが、藤島ジュリー景子副社長は、解散でもしなければ結婚は許さないという方針で、二宮は絶望し、「もう待てない」といい出してメンバーと険悪な関係になったこともあったという。
櫻井翔も、テレ朝の小川彩佳との結婚を真剣に考えていたのだが、事務所の反対で交際が進展しないため、連日連夜酒に溺れていたこともあったそうだ。
アラフォーに近い男たちを恋愛禁止で縛るという事務所のやり方への憤懣が、解散への引き金の一つになったことは間違いないのだろう。
独立計画がとん挫したSMAPがテレビでやらされた謝罪会見は、「公開処刑」のようだといわれた。今回の嵐の会見が和気藹々に見えたのは、アイドルという呪縛から逃れられる、自由に恋愛できるという開放感があったからではないか。
ジャニー喜多川が嵐解散について聞かれ、「昔は、嵐くらいの年齢で歌ったり踊ったりすると笑われたものです」と答えている。今でも、アラフォーの5人が若作りをして歌い踊る姿は、私には異様に見えるが。
解散後、大野以外にピンで活躍できるのは、俳優として需要がある二宮のほかはいないと見られているようだ。
しかし、一番厳しいのは、年間売上300億円に達すると見られる超ドル箱がいなくなるジャニーズ事務所である。
嵐が解散する来年の12月末までに、2000億円を稼ぐといわれるそうだ。嵐の後継には「関ジャニ∞」を猛プッシュしていて、事務所の命運は彼らにかかっているそうだが、SMAPや嵐の穴を埋めることは難しいだろう。
さて、老人を食い物にする輩は多いが、文春が報じている首都圏で37の有料老人ホームを運営していた「未来設計」の創業者・伊藤英子(70)というのも、そのひとりである。
2000年2月に会社を設立した伊藤は、企業の社員寮や福利厚生施設だった建物を賃借して、老人ホームとして活用する手法で事業を拡大していったという。
だが、毎晩、幹部クラスを引き連れて五つ星レストランで豪遊する、財布やバッグ、洋服は高級ブランドで飾り立てるなどして、社員からは「まるでイメルダ夫人のようだ」といわれていたそうだ。
しかも、自分だけは年収約3億円も取っているのに、施設などに必要な備品は買わないなど、徹底してケチっていたというのだ。
だが、彼女の浪費癖もあったのだろうか、長年にわたって赤字経営だったにもかかわらず、黒字に見せかけていたことが発覚してしまった。
社会部記者によると、11年ごろから債務超過に陥っていたそうで、31億円ほど残っているはずの一時金は12億円程しかなく、入居者の遺族らに返還するべき一時金が滞っているそうだ。
ようやく国会が始まったが、毎度おなじみの安倍首相の謝罪と論点はずしの答弁が続いている。
文春は、「偽りだらけ安倍晋三」として、まず、日露首脳会談を上げる。プーチン大統領が訪日したのは1回だけで、安倍は10回も訪露しているのは、ロシアに媚びている外交だと難じ、こうしたやり方がロシア側をつけ上がらせたという。
北方領土四島を返せといい続けてきたのに、ここへきて、平和条約締結を目指す、二島返還でもといい換えてきたのは、佐瀬昌盛防衛大学名誉教授によると、
「安倍さんは『(二一年九月までの)任期内で歴史に名を残さなければ』と功を焦っているように映ります。二島を取り戻し、残る二島は経済交流でお茶を濁す“二島プラスアルファ”という案もあると聞きます。国際政治の場では一度降りた電車には二度と乗れない。一度合意してしまえば、それ以上のものは望めないのです」
また、厚労省の統計不正問題が浮上した。勤労統計を、昨年1月に算出方法を変えていたのに、変更前と単純比較していたため、旧来のものより数値が高く出ることになった。
昨年6月に名目賃金が前年同月比で3.6%増を記録したと速報したが、安倍首相にとって都合のいいデータにするために、不正を行ったのではないかと見られているのである。
文春によると、安倍首相は元々厚労族だが、次官候補といわれていた香取照幸が、GPIF改革を巡り、安倍のお小姓の塩崎恭久と激しく対立したため、小国の大使に出されてしまった。「以来、厚労省に“物言う官僚”は現れず、官邸にすり寄った二田一男氏や蒲原基道氏らが次官になったのです」(厚労省幹部)。その結果、彼らの時代に不祥事が続発したというのである。
腐臭漂う安倍政権だが、立憲民主党を筆頭とする野党にも、この政権を何が何でも追い落としてやるという気概も迫力も感じない。困ったものだ。
樹木希林の残した言葉本のように、出版界は二匹目、三匹目のドジョウを狙うのは恥ずかしくもなんともない。
現代が、新潮の「食べてはいけない『超加工食品』実名リスト」が消費者の間で大問題になっていると持ち上げながら、同じ企画をやっている。
こちらはスーパーで売っているがんになりやすい「異性化糖」「増量剤」「隔離剤」が入っている食品を100、実名を挙げている。
聞きなれない異性化糖というのは、ぶどう糖と果糖の混合液で、あらゆる食品に使われているが、多くの研究から肥満や高血圧、糖尿病などの原因だとわかり、過剰摂取は危険だと、アメリカ・ボストン在住の大西睦子内科医がいっている。
増量剤はハムやソーセージに使われ、これと一緒にリン酸塩も一緒に使われるという。
これも大西医師は、リン酸塩を過剰に摂取するとカルシウムの吸収を阻害し、骨がもろくなり骨粗しょう症の原因になるそうである。
隔離剤というのは酸化防止剤の一種で、毒性の強さから食品衛生法で厳密に使用料が限られているそうだ。
缶詰や瓶詰に含まれていて、染色体異常やがん発症のリスクがあるという。
私がよく食べている「老舗の味 鎌倉 塾生ロースハム」(鎌倉ハム)には増量剤が入っているそうである。
やはり「シャウエッセン」(日本ハム)というソーセージには発色剤が使われているとある。
ハムやソーセージ、ベーコンなどは日常よく食べるものだから、できる限り添加物など使ってほしくはないが、そうなると値段が高くなるのだろう。
どこかに安くてうまくて安全なものはないだろうか。
次は“本家”新潮の「食べてはいけない『超加工食品』実名リスト」第2弾。
ここではAGE牧田クリニックの牧田善二院長のこの言葉を引用しておこう。
「アクリルアミドは、WTOや厚労省が発がん性を認めています。高温で加熱した食品に大量に含まれ、揚げた炭水化物、特にポテトチップスなどのスナック菓子やフライドポテト、ビスケット、ドーナッツなどにたくさん入っています。油で調理して時間が経過した食品には、過酸化脂質という発がん物質もあって動脈硬化の原因にもなる。こうした点から、ポテトチップスは最悪の食品と言えます」
どうしよう。ポテトチップスって好きなんだが。
新潮と現代にお願いだが、今度は「これは食べても安心食品200」というのをやってくれないか。
少し高くても、安心が買えるのなら、我慢できると思うから。
文春が、写真家・広河隆一(私は、彼がフォト“ジャーナリスト”だとはもはや思わない)のさらなるレイプ行為を告発している。
2000年代後半の秋、ジャーナリストに憧れていた当時20代の女性が広河の講演「女性差別」を聞きに行き、終了後に広河から声をかけられたという。
広河に誘われ、彼の事務所でアルバイトをするようになった。通い出してすぐに居酒屋に誘われ、帰り際に「俺の女にならないか」といわれたそうだ。
その後、広河から海外取材に同行してほしいと告げられる。性的なことへの心配はあったが、現地妻がいる、向こうでドイツ人ジャーナリストと合流するなどといわれ、承諾する。
だが、現地のホテルへ着くと、部屋は一つしかとっていなかった。その時、広河のいい方が実に汚い。
「取材先の男性スタッフたちが、君を貸してほしいといっている」。彼らとセックスするか、僕と一つになるかと迫ったというのである。
知らない国で誰にも助けを求められない彼女を、帰国の途に就くまでの2週間、バイアグラを常用して広河は毎夜、レイプしたそうである。
帰って来てからも、広河はセックスを求め、こういい放ったという。
「女性は嫌がると妊娠しやすくなるから気をつけろ。戦地に妊婦が多いのはレイプが行われているからだ」
9か月後、彼女が事務所を辞めて、広河の性的虐待から逃れるが、しばらくは人を信じることができず、うつのように無気力な状態が続いたそうだ。
今は、その後に結婚した優しい夫と子どもに救われているという。
彼女は、広河を告発した文春の記事を読んで、被害を受けた女性たちの話に涙が止まらず、思い切って文春編集部に電話したそうだ。
性的虐待もパワハラも、やった人間は忘れていても、被害を受けたほうは忘れることはできない。それにしても、ここまで非道なことをやっていたのか。もはやジャーナリストを名乗る資格はない、人間失格であろう。
ところで岡留安則元『噂の真相』編集長が肺がんのため亡くなった。享年71。
2004年に『噂真』を休刊して以来、沖縄に居を構えていたが、16年に脳梗塞を発症し、その後、肺がんが発見され、那覇市内の病院で息を引き取ったそうだ。
「マスコミが書けない皇室や警察、検察、政治家のスキャンダル、大物作家のゴシップなどを暴露してきた雑誌だ」(LITERA2月2日より)
朝日新聞も報じ、佐高信たちが追悼文を書き、岡留の死を悼んでいる。
業界ゴシップ誌だった『噂真』の名を一躍有名にしたのは、1999年に『噂真』5月号が放った「則定衛高検検事長が愛人ホステスを公費出張に同伴し偽名で宿泊、愛人と別れる際には慰謝料をパチンコ業者に肩代わりさせた」というスキャンダルを報じたことからだろう。
朝日新聞が、『噂真』発売前に一面を使って、『噂真』によればと報じ、業界誌から天下の『噂真』へと格上げされた。
彼は「東京アドエージ」出身で、そこを退社して『マスコミ評論』を創刊する。だが、うまくいかず、一人で『噂真』を立ち上げる。
当初の頃の『噂真』は、ひと言でいえば、どうしようもない三文雑誌だった。
出版業界の噂話を、取材もしないで載せて省みなかった。私も、現場にいるころよく書かれた。
私は買って読んだことはないが、他人にいわれて読んでみると、的外れな伝聞記事で、よくこんなものを載せるものだと、変に感心したことがあった。
私が主宰していた『マスコミ情報研究会』というのもよく取り上げられていた。政治家と癒着している、不透明なカネが流れているのではないかという推測記事だったが、困ったのは、そのどうしようもない記事を信用して、私を詰問してくる講談社の上の人間がいたことだった。
どんな根も葉もないことでも、活字になると、それを事実ではないと証明することはなかなか難しい。
その経験から、活字にする以上は、その内容に責任をもつべきだという、至極当然なことを『噂真』から学んだ。
現代編集長時代、ゴールデン街のバーで偶然、岡留と会った。彼から、たまには飲みましょうよと声をかけられたが、「お前さんの雑誌や編集のやり方は嫌いだ。オレが編集長でいる間は付き合わない」と答えた。
だが、創刊何周年だか忘れたが、オレに『噂真』について書いてくれと頼んできたことがあった。
「『噂真』はろくでもない雑誌で嫌いだ」と書いても載せるかというと、「かまわない、そのまま載せる」というので送ったら、そのまま掲載されていた。
岡留と付き合いが始まったのは、編集長を降りてからである。
年末になると、花田紀凱さんと岡留と3人で、今年を振り返ってという趣旨の座談会に何度か出たことがある。
素顔の彼は、シャイで人たらしの好人物であった。
私は、『噂真』が反権力だとか、真っ当なジャーナリズムを志向していたとは思わない。この雑誌の強みは「破れかぶれ」なところだった。世の中に開き直っていたといってもいいだろう。
そうでなければ、真偽のほども分からない危ない情報を、誌面の左右の端に「一行情報」として載せるなど狂気の沙汰である。
私は何度か、これは止めた方がいいといったことがある。間違いなく訴えられたら負けるものばかりだった。
雑誌が絶頂期に休刊を決定したのも、個人情報保護法などが成立すれば、告訴の山になるから、それを恐れてのことだったはずである。
沖縄でゴルフ三昧だと聞いたので、CSの彼の冠番組へ呼ばれたとき、遊びに行くからゴルフをやろうといった。
いつでも来てください。日に焼けた顔をニヤリとさせた。
結局、行く機会がないうちに、脳梗塞で倒れたと人伝に聞いた。
亡くなったから、奴は凄いジャーナリストだったと持ち上げる気は、私にはない。
だが幸せな人生だったのではないかとは思う。ゴールデン街も若者の町に変貌し、そこを愛した作家やジャーナリストたちも消えていった。寂しくなる。
さて、今週の1位は小室圭が公開した文書を巡る文春と新潮の記事。これでもう眞子との結婚はない、いや、これは圭の決意表明だとやたら喧しい。
新潮は、この文書に対して、秋篠宮紀子さんは、「今さら何でしょうか。遅すぎます」「内容も、よく意味がわかりません」と憮然としていたと報じている。
さらにこの文書は、小室母子による秋篠宮家分断工作ではないか、眞子さまのお気持ちを掴んでいる限りは何とかなるという小室の胸中が見てとれると、手厳しい。
文春はどうか。ここでは小室の代理人を務めている上芝直史弁護士が、かなり長くインタビューに答えている。
この文書は、元婚約者にむけたものでも、反論でもないのに、メディアによって「完全に誤読」されているという。
昨年11月に秋篠宮のいった「相応の対応」へのすべてではないが、その一環だそうだ。
したがって、今後、元婚約者との間で互いに納得ができれば、結婚へ向けてハードルが下がると認識していると話す。
眞子さんはこの件を知っているのかという問いには、
「眞子さんは、圭さんが発表した文書の存在と内容、そしてこうした形(マスコミを通じて)で、皆さんにお届けするというのを知っていらっしゃった」
結婚の意志については、
「小室さんは少なくとも『結婚する』という意思は変わっていないし、眞子さんから『それは違う』ということも聞いていない」
文書の内容、文面については、眞子さんと同意があったということ。これを秋篠宮と紀子さんに伝えていたかどうかは、断定できないが、私は何らかの形で伝えていたと見る。
いくつかの週刊誌報道では、元婚約者には「解決金」というような名目で、圭さんの大学の入学金や留学費用など約300万円程度を支払うのではないかといわれる。
これに対して元婚約者は、金銭トラブルの発端を作った週刊女性でこう話している。
「本音は全額を返金してほしいですが、最悪、生活費は諦めてもいいと思っています。ただ、ICUの入学金と授業料、アメリカ留学費用、アナウンススクールにかかった費用は、小室家が生活をしていくのに関係のないお金なので、必ず返してほしいです。
お金を返してもらえるなら例えば“和解金”という名目などでも納得して、この件は打ち止めでかまいません。
少なくとも、相手側は1歩踏み出してきたし、私も弁護士と相談しながら今後、協議を進めていくつもりです」
いろいろいわれるが、まずは解決へ一歩踏み出したことは間違いない。
【巻末付録】
今週は現代、ポストともに合併号だから、気合だけは入っているようだ。
最初は現代から。
「女優という人生/酒井和歌子とその時代-時を経ても変わらず楚々として」。酒井ね、よかったな~。「妄想カラー『私はネコになりたい』-ネコに生まれてよかったニャア!」
「NHK朝ドラ女優・小芝風花、すっかり大人になりました」。連ドラの「あさが来た」に出ていたんだそうだ。
袋とじは毎度おなじみになったananを真似た「60歳からの『愛とSEX』-ゆるーく愛して、長ーく愛して」。いいね、こんな子が横にいるだけで幸せだろうな。
次はポスト。
「河合奈保子、モルディブのマーメイド-写真集電子書籍化第6弾」。電子書籍は税込1620円で108ページだそうだ。お買い得かな。
「私は見た!グラビアアイドルスター誕生の瞬間」。写真家たちが撮った小池栄子、橋本マナミ、井上和香たちのデビューの頃。「ポスト平成の新星たち-次の時代を担うスター候補は彼女だ! 石神澪、関根優那、緒方咲、安位薫」もついてるよ。
袋とじは「奇跡の42歳・岩本和子、いけない日常-週刊ポストデジタル写真集発売記念」
「2大巨匠が愛したロマンポルノの女たち」。神代辰巳監督と田中登監督の作品紹介。
袋とじ「ヘアヌードゆき祭り-白肌が美しい11人のゆきさんが全員全裸で大集合!」。雪のように肌の白い女たちが勢ぞろい。
「なをん/吉沢明歩、お別れする前に。」「大島優香さん、40歳。平成最後の美熟女-熟れ熟れ写真集独占公開」「森咲智美、『過激水着』を自作するオンナ-刺激的すぎて閲覧注意!」
今週はポストのほうが量、質共に優っていると思う。この精力を記事のほうにも使ってほしいものだ。
(文=元木昌彦)