嵐とSMAPの引き際を比較!? 矢野顕子のツイートにSMAPファンから猛攻撃!

 先日、2020年12月31日をもっての活動休止を発表した嵐。この大事件に芸能人からもさまざまなコメントが寄せられているが、歌手の矢野顕子は“SMAP”と比較する発言をして炎上してしまった。

 矢野は自身のTwitterに「嵐は偉い。2年間もちゃんと仕事をする約束をした。スマップの最期を間近で見ていたであろう、あれを踏襲せずに、自分たちに見える部分も見えない部分にも、できるだけ配慮をして。ファンになっちゃいそうだわ」と投稿。活動休止を発表した嵐の姿勢を評価している。

 しかし「SMAPに比べて嵐は偉い」とも捉えられかねない発言で、同ツイートには「あまりにSMAPファンの気持ちを考えていない」「せっかく前向きになれてたのに傷を抉られた」「スマスマで共演もしていた矢野さんがそんなことを言うなんて……」といったリプライが。彼女はツイートを削除し、「嵐に関するツイートで意図せぬ伝わり方をしてしまったため、とても驚いてしまいました。どなたのことも傷つける意図は全くありませんでしたので申し訳なかったです」と謝罪した。

「謝罪後も炎上は収まらず、SMAPファンからは『一度傷ついた心は癒えない』『もっと慎重に言葉を選んで欲しかった』といった声が。これを受けて娘の坂本美雨は、Twitterで『本当にSMAP好きだった人なら、彼女に悪意がないことくらい、わかるでしょうにねぇ』と擁護していました。もちろん炎上騒動を冷静に見ている人もおり、『そこまで怒るようなことでもないでしょ』『SMAPファン怖すぎ。典型的なお気持ちヤクザ』『一部のワードだけを抜き出して叩くのはおかしい』との声が。また『実際に嵐の方がちゃんとしてるよね』『SMAPの解散の仕方が良くなかったのは事実』といった意見も寄せられていました」(芸能ライター)

 矢野に嵐とSMAPを比較するような意図はなかったように思われるが、一方で明確に比較して持論を展開した芸能人もいる。

「ビートたけしが『東スポWeb』の記事で嵐の活動休止について言及。これに関連させて、『何だかんだ言っても、やっぱり一番長持ちしたグループはSMAP』『ハナからね、嵐と比べたらSMAPの方が上だし。悪いけど、レベルが違った』と語っていました。この発言も『なんでわざわざ比べるの?』などと批判されていましたが、矢野のツイートに比べるとあまり炎上していません。そのため『やっぱり厄介なSMAPファンが暴れてただけかよ』などとも言われています」(同)

 少しでも刺激すると大荒れしてしまう、一部の厄介なSMAPファン。もしSMAPが嵐と同じくらい言葉を尽くしていたら、このような“亡霊”を生み出さずに済んだのだろう。

ヒロミ新番組のフジ『アオハルTV』初回4.1%で壮絶爆死……早期“打ち切り”危機

 ヒロミがMCを務めるフジテレビ系の新バラエティ番組『アオハルTV』の初回2時間スペシャルが27日に放送されたが、視聴率は“5%割れ”の4.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)しか取れず、壮絶な大爆死を遂げた。これにより、番組が始まったばかりなのに、早くも“打ち切り”の危機に瀕する事態になってしまった。

 同番組は、アツくてちょっぴり変わっていておもしろい“アオハル(青春)さん”に出会うべく、全国をリサーチ。さまざまなコーナーを通じて現役“アオハル”のリアルな実態、年齢問わず何かに熱中している全国の人々や芸人、心揺さぶる青春ドキュメンタリーまで、幅広く“アオハル”を紹介する内容。Sexy Zoneの菊池風磨と佐藤勝利、DAIGO、ビビる大木がレギュラー出演し、初回では現役復帰したフィギュアスケーターの高橋大輔選手がゲストとして登場した。

 いうまでもなく、日曜ゴールデン帯は日本テレビを筆頭に人気番組が並ぶ“激戦区”。そんな中、フジは視聴率争いに背を向けるかのごとく、敗戦処理的な『ニチファミ!』枠で、特番を流してきた。しかし、この1月からてこ入れに着手。午後8時台に『でんじろうのTHE実験』(2月3日放送開始)、9時台に『アオハルTV』をラインナップした。

 27日、午後8時台の他局の番組は、『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)が20.5%、『ポツンと一軒家』(テレビ朝日系)が14.9%と高視聴率をマークしたほか、NHK大河ドラマ『いだてん』第4話が11.6%、午後7時からの『消えた天才 2時間スペシャル』(TBS系)が8.5%で、『アオハルTV』は大惨敗。

 午後9時台で見ても、『行列のできる法律相談所』(日本テレビ系)が17.1%、日曜劇場『グッドワイフ』(TBS系)第2話が9.6%で、この時間帯でも苦しい戦いを強いられた。

「『ニチファミ!』の視聴率は5%前後でしたので、てこ入れの成果はなし。本来、初回なら興味本位で見る視聴者も多いのですが、それでも4.1%しか取れなかったのは、いかに注目度が低かったかということです。2月3日は休止で、午後8時から『でんじろうのTHE実験』2時間スペシャルがオンエアされますが、これまた大爆死のにおいが漂ってきます。『アオハルTV』は通常9時台放送なので、『イッテQ!』や『一軒家』と基本的にはバッティングしません。その意味で、次回放送(2月10日)が正念場。そこでまた爆死するようなら、お先真っ暗でしょうね。ジャニーズとしても、売り出し中のSexy Zoneのメンバー2人を送り込んでいるのに、こんな低視聴率しか取れないのでは由々しき問題です」(芸能関係者)

 フジにとって、不幸中の幸いなのは、ライバル番組のひとつである、TBS日曜劇場の今クールの数字がイマイチなことか……。第2回放送以降も結果が出せなければ、『アオハルTV』は1クールで打ち切りも浮上しかねないだろう。
(文=田中七男)

虐待も愛情も人を殺せる。殺されないためには――中村うさぎ×伏見憲明×こうきトークショーレポ

 親子たるもの無償の愛で結ばれるものだと信じて疑わない人は、いまの世の中にどれほどいるだろう? 過去最多を更新し続ける国内の虐待件数を目の当たりにすると、どうやら必ずしもそうではないらしいと気づいてしまうものだ。

 しかし、これほどまでに成育過程で親の愛を刻めなかった人も珍しいかもしれない。新宿二丁目のゲイ・ミックス・バーで働きながらイラストレーターとしても活躍の幅を広げている、こうきさんである。

 「平手打ちをはじめとする日常的な暴力とネグレクト」「自室は小鳥やハムスターの飼育部屋」「汚物を見るかのような目線を向けられる」「高校卒業と同時に無言で持ち物を捨てられ、ホームレス生活を余儀なくされる」ーー両親から凄惨な虐待を受けてきた。

 学校では動物臭いといじめられ、ゲイであることをアウティングされ、高校卒業後は公園で寝泊まりしていた時期もあった。自身のセクシュアリティから新宿二丁目にたどり着き、心ある人たちに救われた。が、いまでも自分の中にくすぶり続ける“怪物”と戦っている。

 そんなこうきさんの体験をもとにした絵本、『ぼくは、かいぶつになりたくないのに』(日本評論社)が2018年12月に発売になり、話題を呼んでいる。文章はエッセイストで小説家の中村うさぎさんが担当、絵はこうきさん自身が描いた。

 1月10日には、出版を記念して「居場所・つながり・新宿二丁目」をテーマにコミュニティセンターaktaでトークイベントが開催された。こうきさんをはじめ、中村さん、熊谷晋一郎さん(東京大学先端科学技術研究センター准教授)、マダム・ボンジュールジャンジさん(コミュニティセンターaktaセンター長)が登壇。こうきさんが働くバーのママでもある、作家の伏見憲明さんが司会を務め、愛や他人とのつながりについて、それぞれの観点から語られた。そのハイライトを紹介したい。

 親の愛情を知らずに育ったこうきさんは、「高校時代から寂しさを埋めるように、体のつながりにのめり込んでいった」と振り返る。しかし、セックスだけの関係にもむなしさを感じるようになり、仲間づくりのためHIVをはじめとしたセクシャルヘルスに関する情報を発信するaktaでボランティアをするようになる。そこでの活動を通して伏見さんに誘われ、バーに勤務、さらにそのバーの常連である中村さんとも知り合った。

 伏見さんと中村さんの後押しもあり、クラウドファンディングで自らの生い立ちを描いた絵本を出版することになったという。ここでは絵本の細かい描写は控えるが、なんともかわいらしいタッチの絵でありながら、おどろおどろしく、筆者はページをめくるごとに背筋がゾッとするトラウマ級の感覚を抱いた。

 それは、こうきさんが幼少期から連綿と続く「ぐちゃぐちゃにしてやる、自分の気持ちをぶつけて破壊するっていう気持ち」を表現しているからに他ならない。中村さんも「こうきくんの絵を初めて見たときに、こういう絵を描くんだと衝撃を受けました。この子の抱えるものに興味を持ち、代弁できたらと思いました」と話す。

 また、脳性麻痺で手足が不自由ながら、東京大学先端科学技術研究センター准教授として障害者の差別問題に長年取り組んでいる熊谷さんは、生い立ちは違えど、こうきさんに共鳴すると話す。

「障害者を健常者に近づけることを目的にしたリハビリ施設に通っていたのですが、暴力や抑圧と紙一重の日々。3歳の頃から全部焼き尽くす、夜な夜なかめはめ波(漫画『ドラゴンボール』に出てくるエネルギーを放出する技)で施設を焼き尽くすようなイメージにふけっていました」(熊谷さん)

 こうきさんの絵本には、自立を連想させる象徴的な絵がある。家を追い出され、行き場がなくなった当時の自身を描いたものだ。孤独のピークに達しながらも、なぜか安らいだ表情であることをめぐり、トークテーマは「真の自立とは何か」に移っていった。

 「こうきくんの両親ほど抑圧的じゃなかったものの、父親とは対立関係だった」と打ち明ける中村さんは、子どもの頃から一日でも早く自立したいと思っていたという。

「自立が人間の最高目標と考えていて、経済的にも精神的にも1人で生きていることに重きを置いていました。でも、病気をしてからは、夫に支えられないとコンビニにも行けない状態。苦しくて泣いたこともありました。そんな時、熊谷さんが『自立は依存先をたくさん増やすこと』とおっしゃっていたのを耳にして、目からウロコでした。依存はいけないっていうけど、ちょっとずつ増やしていかないと、生きるのが苦しくなるんですよね」(中村さん)

 また、「俗に言う、普通の家庭に育ち、学校もそこそこ楽しんでいた」と話すのは、aktaを切り盛りするジャンジさん。しかし、トランスジェンダーというセクシュアリティもあってか、「自分が自分として、そこにいない感じ」は常にあったという。

「早くから家を出たいと思っていて、新宿二丁目に来て初めて、ほっとする感覚はありましたね。自分らしく居られる場所が、探しても見つからないなら自分でつくろうと思って、性別やセクシュアリティ、国籍を超えて集まれるパーティを企画するようになりました」(ジャンジさん)

 それに対して、親からの深くも重い愛情を受けて、逆に「愛情に殺される」と感じていたという熊谷さん。身体的に介助がない生活は厳しいながらも、1人の開放感を味わいたいと18歳で家を出ることを決意したそう。

「開放感はあったんですけど、依存先が親という1カ所しかないような状態だったので、へその緒を切断したような気持ちでした。ただ、それによって息ができた。外に出たから、いろんな人とつながれました。依存先が少ないと、たとえば暴力を振るわれても逃げ先がないので、いつでもだれでも切れるようにしておいた方がいい。そのため、依存先は増やした方がいい。相反するようですが、自立するためにも依存先は必要になると考えています」(熊谷さん)

 三者三様の経験を踏まえて、「自立せざるを得ない不幸もあれば、自立させてもらえない不幸もある」と伏見さん。

 熊谷さんのいう“へその緒”とは、つまるところ、愛情に裏付けられた親とのつながりのことだろう。しかし、そのつながりを断ち切ったとき、すべからく穏やかでいられるとは限らない。中村さんは次のように考察する。

「親との太いへその緒があると、恋愛関係などで同じくらい太くて強烈な絆を求めがちですよね。私自身、親から自立した直後は男への依存が強かったと思います。それで最初の結婚にも失敗しましたし。年を重ねたからこそ、他人との太い関係はやめておこうと割り切れますけどね」

 捉えようによってはリスキーな依存関係を回避するため、熊谷さんはつながりを分類することを勧める。

「こうきさんがセックスだけの関係だけではなく、仲間を求めたことに近いかもしれませんが、私は生きるために欠かせないつながりと親密なつながりとを区別したいと思っています。私にとって、前者は介助者との関係なので、お気に入りのヘルパーさんを意識的に作らないようにしているんです。でも、生きる上では後者の親密なつながりも欠かせません。それは恋愛や性的に結ばれたいという相手。日本の家族制度はその2つのつながりをパッケージ化していますが、『分けましょうよと』思ってしまいますね」(熊谷さん)

 2人のトークを受けて、「そもそも太い関係性にあまり関わってこなかった人生なので、いいなとは思うんですけど、どういうものなのか不思議なので、現実味がないですね」と話すこうきさん。しかし、伏見さんとの“親子関係の再構築”を経て、少しずつ感情に変化が出てきたという。

「僕にとって、こうきは子どもみたいな感覚で、経験できなかった親子関係を楽しませてもらってるんです。ちょっとしたお母さん気分みたいな。ただ、これはバーのオーナーとスタッフという雇用関係があって成り立っているもの。何もないと、ただのうざくておせっかいな“おばさん”ですよね。心配になると電話したり、旅行に連れて行ったり、肉体関係もないのに何やってんだって思いますけど、時給の何パーセントかには、疑似親子費用も含んでいるということで(笑)」(伏見さん)

 それに対してこうきさんは、「僕も親がいたら、こういう気持ちなのかな。伏見さんが将来的に歩けなくなったり買い物へ行けなくなったりしたら、僕が手伝おうかなと思っています」と答える。

 人は孤独の中では呼吸ができない。へその緒から与えられる酸素が絶妙な配分で胎児を生かしているのに対し、人間同士のつながりは調整が難しい。薄すぎでも濃すぎでも呼吸困難になりかねず、やっかいだ。

 生まれながらに親子愛を否定されたこうきさんだが、新宿二丁目で息を吹き返した。それは、偶然の出会いによってもたらされたが、人のぬくもりを諦めなかったからこその必然だったのかもしれない。トーク終了後にあらためて読み返したこうきさんの絵本からは恐怖ではなく、過酷な状況でも生きようとする強さがにじみ出ているように感じた。
(末吉陽子)

虐待も愛情も人を殺せる。殺されないためには――中村うさぎ×伏見憲明×こうきトークショーレポ

 親子たるもの無償の愛で結ばれるものだと信じて疑わない人は、いまの世の中にどれほどいるだろう? 過去最多を更新し続ける国内の虐待件数を目の当たりにすると、どうやら必ずしもそうではないらしいと気づいてしまうものだ。

 しかし、これほどまでに成育過程で親の愛を刻めなかった人も珍しいかもしれない。新宿二丁目のゲイ・ミックス・バーで働きながらイラストレーターとしても活躍の幅を広げている、こうきさんである。

 「平手打ちをはじめとする日常的な暴力とネグレクト」「自室は小鳥やハムスターの飼育部屋」「汚物を見るかのような目線を向けられる」「高校卒業と同時に無言で持ち物を捨てられ、ホームレス生活を余儀なくされる」ーー両親から凄惨な虐待を受けてきた。

 学校では動物臭いといじめられ、ゲイであることをアウティングされ、高校卒業後は公園で寝泊まりしていた時期もあった。自身のセクシュアリティから新宿二丁目にたどり着き、心ある人たちに救われた。が、いまでも自分の中にくすぶり続ける“怪物”と戦っている。

 そんなこうきさんの体験をもとにした絵本、『ぼくは、かいぶつになりたくないのに』(日本評論社)が2018年12月に発売になり、話題を呼んでいる。文章はエッセイストで小説家の中村うさぎさんが担当、絵はこうきさん自身が描いた。

 1月10日には、出版を記念して「居場所・つながり・新宿二丁目」をテーマにコミュニティセンターaktaでトークイベントが開催された。こうきさんをはじめ、中村さん、熊谷晋一郎さん(東京大学先端科学技術研究センター准教授)、マダム・ボンジュールジャンジさん(コミュニティセンターaktaセンター長)が登壇。こうきさんが働くバーのママでもある、作家の伏見憲明さんが司会を務め、愛や他人とのつながりについて、それぞれの観点から語られた。そのハイライトを紹介したい。

 親の愛情を知らずに育ったこうきさんは、「高校時代から寂しさを埋めるように、体のつながりにのめり込んでいった」と振り返る。しかし、セックスだけの関係にもむなしさを感じるようになり、仲間づくりのためHIVをはじめとしたセクシャルヘルスに関する情報を発信するaktaでボランティアをするようになる。そこでの活動を通して伏見さんに誘われ、バーに勤務、さらにそのバーの常連である中村さんとも知り合った。

 伏見さんと中村さんの後押しもあり、クラウドファンディングで自らの生い立ちを描いた絵本を出版することになったという。ここでは絵本の細かい描写は控えるが、なんともかわいらしいタッチの絵でありながら、おどろおどろしく、筆者はページをめくるごとに背筋がゾッとするトラウマ級の感覚を抱いた。

 それは、こうきさんが幼少期から連綿と続く「ぐちゃぐちゃにしてやる、自分の気持ちをぶつけて破壊するっていう気持ち」を表現しているからに他ならない。中村さんも「こうきくんの絵を初めて見たときに、こういう絵を描くんだと衝撃を受けました。この子の抱えるものに興味を持ち、代弁できたらと思いました」と話す。

 また、脳性麻痺で手足が不自由ながら、東京大学先端科学技術研究センター准教授として障害者の差別問題に長年取り組んでいる熊谷さんは、生い立ちは違えど、こうきさんに共鳴すると話す。

「障害者を健常者に近づけることを目的にしたリハビリ施設に通っていたのですが、暴力や抑圧と紙一重の日々。3歳の頃から全部焼き尽くす、夜な夜なかめはめ波(漫画『ドラゴンボール』に出てくるエネルギーを放出する技)で施設を焼き尽くすようなイメージにふけっていました」(熊谷さん)

 こうきさんの絵本には、自立を連想させる象徴的な絵がある。家を追い出され、行き場がなくなった当時の自身を描いたものだ。孤独のピークに達しながらも、なぜか安らいだ表情であることをめぐり、トークテーマは「真の自立とは何か」に移っていった。

 「こうきくんの両親ほど抑圧的じゃなかったものの、父親とは対立関係だった」と打ち明ける中村さんは、子どもの頃から一日でも早く自立したいと思っていたという。

「自立が人間の最高目標と考えていて、経済的にも精神的にも1人で生きていることに重きを置いていました。でも、病気をしてからは、夫に支えられないとコンビニにも行けない状態。苦しくて泣いたこともありました。そんな時、熊谷さんが『自立は依存先をたくさん増やすこと』とおっしゃっていたのを耳にして、目からウロコでした。依存はいけないっていうけど、ちょっとずつ増やしていかないと、生きるのが苦しくなるんですよね」(中村さん)

 また、「俗に言う、普通の家庭に育ち、学校もそこそこ楽しんでいた」と話すのは、aktaを切り盛りするジャンジさん。しかし、トランスジェンダーというセクシュアリティもあってか、「自分が自分として、そこにいない感じ」は常にあったという。

「早くから家を出たいと思っていて、新宿二丁目に来て初めて、ほっとする感覚はありましたね。自分らしく居られる場所が、探しても見つからないなら自分でつくろうと思って、性別やセクシュアリティ、国籍を超えて集まれるパーティを企画するようになりました」(ジャンジさん)

 それに対して、親からの深くも重い愛情を受けて、逆に「愛情に殺される」と感じていたという熊谷さん。身体的に介助がない生活は厳しいながらも、1人の開放感を味わいたいと18歳で家を出ることを決意したそう。

「開放感はあったんですけど、依存先が親という1カ所しかないような状態だったので、へその緒を切断したような気持ちでした。ただ、それによって息ができた。外に出たから、いろんな人とつながれました。依存先が少ないと、たとえば暴力を振るわれても逃げ先がないので、いつでもだれでも切れるようにしておいた方がいい。そのため、依存先は増やした方がいい。相反するようですが、自立するためにも依存先は必要になると考えています」(熊谷さん)

 三者三様の経験を踏まえて、「自立せざるを得ない不幸もあれば、自立させてもらえない不幸もある」と伏見さん。

 熊谷さんのいう“へその緒”とは、つまるところ、愛情に裏付けられた親とのつながりのことだろう。しかし、そのつながりを断ち切ったとき、すべからく穏やかでいられるとは限らない。中村さんは次のように考察する。

「親との太いへその緒があると、恋愛関係などで同じくらい太くて強烈な絆を求めがちですよね。私自身、親から自立した直後は男への依存が強かったと思います。それで最初の結婚にも失敗しましたし。年を重ねたからこそ、他人との太い関係はやめておこうと割り切れますけどね」

 捉えようによってはリスキーな依存関係を回避するため、熊谷さんはつながりを分類することを勧める。

「こうきさんがセックスだけの関係だけではなく、仲間を求めたことに近いかもしれませんが、私は生きるために欠かせないつながりと親密なつながりとを区別したいと思っています。私にとって、前者は介助者との関係なので、お気に入りのヘルパーさんを意識的に作らないようにしているんです。でも、生きる上では後者の親密なつながりも欠かせません。それは恋愛や性的に結ばれたいという相手。日本の家族制度はその2つのつながりをパッケージ化していますが、『分けましょうよと』思ってしまいますね」(熊谷さん)

 2人のトークを受けて、「そもそも太い関係性にあまり関わってこなかった人生なので、いいなとは思うんですけど、どういうものなのか不思議なので、現実味がないですね」と話すこうきさん。しかし、伏見さんとの“親子関係の再構築”を経て、少しずつ感情に変化が出てきたという。

「僕にとって、こうきは子どもみたいな感覚で、経験できなかった親子関係を楽しませてもらってるんです。ちょっとしたお母さん気分みたいな。ただ、これはバーのオーナーとスタッフという雇用関係があって成り立っているもの。何もないと、ただのうざくておせっかいな“おばさん”ですよね。心配になると電話したり、旅行に連れて行ったり、肉体関係もないのに何やってんだって思いますけど、時給の何パーセントかには、疑似親子費用も含んでいるということで(笑)」(伏見さん)

 それに対してこうきさんは、「僕も親がいたら、こういう気持ちなのかな。伏見さんが将来的に歩けなくなったり買い物へ行けなくなったりしたら、僕が手伝おうかなと思っています」と答える。

 人は孤独の中では呼吸ができない。へその緒から与えられる酸素が絶妙な配分で胎児を生かしているのに対し、人間同士のつながりは調整が難しい。薄すぎでも濃すぎでも呼吸困難になりかねず、やっかいだ。

 生まれながらに親子愛を否定されたこうきさんだが、新宿二丁目で息を吹き返した。それは、偶然の出会いによってもたらされたが、人のぬくもりを諦めなかったからこその必然だったのかもしれない。トーク終了後にあらためて読み返したこうきさんの絵本からは恐怖ではなく、過酷な状況でも生きようとする強さがにじみ出ているように感じた。
(末吉陽子)

陸上男子100m、9秒台の夢を描く――舞台『マキシマムスピード』出演者が舞台ウラを語る!

 2017年、陸上男子100mで、日本人初の9秒台を達成した東洋大学(当時)の桐生祥秀。彼の功績をテーマにした舞台『マキシマムスピード~限界突破!!~』が、1月29日から築地本願寺プティストホールで幕開けとなった。

 本作品の主人公は、9秒台に最も近い男と呼ばれる東新大学陸上部の桐原秀明(仲野温)。桐原は、トレーナーと練習方法をめぐって対立し、スランプに陥る。あらゆることの見直しが図られ、スパイクの開発を行うことに。桐原サイドから「裸足で走っているようなスパイク」という注文を受けたスポーツメーカーは、社運を賭けて一大開発に取り組む。スパイクのテストランナーに、世界選手権銅メダリストの元スプリンター・為永清司(佐川大樹)を招聘しようとするが、為永は過去に桐原のコーチと対立したことがあり、テストランナーを断ってしまう。スパイク開発も難航し、なかなかスランプから抜け出せないまま、桐原はライバルの多山修二(大川慶吾)や山坂要太(阿部悠真)たちに次々と抜かれていき、オリンピック選考会で決定的な敗北を喫する。そんなどん底から、少しずつ「昔の自分を取り戻す」ことで、桐原はスランプから抜け出し、そして運命のレースを迎えるが……。

 陸上を通じて、見る人に勇気を与える感動の物語だという本作品。そのメインキャストで9秒台に最も近い男・桐原秀明選手を演じる仲野温さん、ライバルの多山修二選手を演じる大川慶吾さん、山坂要太選手を演じる阿部悠真さん、そして、世界陸上元銅メダリストの為永清司を演じる佐川大樹さんから、本作品にまつわるお話を伺った。

――皆さん、『マキシマムスピード』を、どのような作品として受けとっていますか?

仲野温さん(以下、仲野) 「全員が頑張ってる作品」ですね。、陸上というテーマのもと、主人公をはじめとした各キャラクターたちがそれぞれの目標のために頑張っているだけじゃなくて、そのキャラクターを演じる役者の一人ひとりも、演技に対してひたむきに頑張っています。

 とにかく必死感みたいなものが全編に充満してます。セリフだけじゃ表現できない感情を役者としてどう表すかというのが課題かなと思っていて、走るシーンもたくさんありますし、時に挑戦的だったり時に古典的だったりと、さまざまな手法を試みています。観劇された方々が、いい刺激を受けたり勇気づけられたりするような温かくておもしろい作品になっていると思いますよ!

大川慶吾さん(以下、大川) 陸上競技がストーリーのベースになっていて、かつ試合のシーンもあるので、一見、「ナンバーワンを競い合う」といった物語なのかなと思いきや、実は「オンリーワンを目指す」話だなと思っています。劇中には「それぞれの金メダル」といったセリフも出てきますし。

 温ちゃんが言うみたいに、観客の方にとって、いい刺激になったり、温かみを感じてもらえる作品ですし、間違いなく「明日への活力」を得られる作品になっていると思います。特に、「頑張ってるけど、なかなか結果が出せない」という苦しさに直面している人に、この作品を見てほしいです。必ず何かしらのヒントを得られると思います。人によっては「忘れていた感覚」を取り戻せるかもしれません。

阿部悠真さん(以下、阿部) 最近の作品の中では、ここまで「純粋に挑戦すること」をテーマにした作品は珍しいんじゃないかと思います。全てのキャラクターたちが正々堂々と勝負する姿が描かれています。また、登場人物たち全員に一つひとつ見せ場が用意されているんです。みんなのパワーがひとつになっているのを実感できる作品だと思います。

佐川大樹さん(以下、佐川) 物語としては、3つの主軸があります。「100mで9秒台を出すこと」「選手以外の人々の夢」「スポーツマンシップ」ですね。どの視点から観劇しても楽しめる作品になっているはずです。

――それぞれのキャラクター作り、役作りで工夫した点はありますか?

仲野 僕の演じる桐原は、陸上選手としてスランプに陥るシーンがあります。自分自身も、役者としてスランプを何度も経験していて、この役をいただいた時、「絶対この役をやり遂げたい」って思いました。苦しい時やつらい時ほど、その人間がよく見えるって言うじゃないですか。だから自分の経験と向き合いながら、「この役を生きる」ことを心がけました。設定が自分の実年齢よりも年上なんですが、背伸びしないというか、無理しないで素直にキャラクターを表現できる領域を探しながら、役作りを行いましたね。

大川 全登場人物の中で、自分が演じる「多山修二」だけが、やや異色のキャラクターになんです。ほかのキャラクターたちとの違いをみせる工夫が求められたので、自分の役だけでなく、ほかの役者さんが演じるキャラクターも分析し、自分なりの演技プランを立てて稽古をしました。それから多山は、「残されたものは努力しかない」という強い考えの持ち主でして、それなら自分も、ストイックに「努力」の意味を考えなければとも思ったんです。全身から強いメッセージを放出できるような演技を目指そうという目標もありました。

 稽古休みの日には、実際に陸上競技場に行ってトラックを走ってみたり、ジムで筋トレもしたり……。ちなみに自分が筋トレをしていたら、みんなも筋トレをやりだして……筋トレの輪が役者たちの間で広まりました(笑)。

阿部 山坂は、陸上短距離界のエリート的な役柄。一つひとつのセリフに、彼の歩んできた足跡やそれにまつわるいろんな感情が凝縮されているので、それをどう表現するのかが、自分なりのテーマでした。アドリブや勢いまかせでやる芝居よりも、すべての所作に表現的意味を持たせて演じられるように稽古を重ねましたね。それは、どんなに小さなリアクションでも、です。陸上というものを、単なるスポーツとしてとらえるだけでなく「生きがい」とか「人生そのもの」であると感じられるようになりたいと思って、いろいろ考えながら役作りに挑んでみました。

佐川 為永は、登場人物の中で、一番挫折を経験している役柄です。そういう人間的経験を積んだ役を自分が演じるにあたって、誰かの真似事をするよりも、とにかく自分自身を追い込んで、平常心を保てない状態にすべきだと思い、そうしてみました。一言で言ってしまえば、「疑似体験」かもしれませが、稽古期間中に、まるで本当に挫折をしたかのように、つらくなったり、悔しくなったりした気持ちは、本物だと思います。こうやって養った感覚でする芝居は、嘘にはならないんじゃないかな(笑)。また為永は、挫折から「這い上がる」という役柄でもあるんです。先ほど言ったように、自分を追い込んだところから、いかにして平常心を取り戻し、希望を持てる精神状態にまで持っていくかを考え、実践していました。

――稽古中の楽しかったことや大変だったことは?

仲野 とにかくみんなで走ってます! こんなに走った稽古は、生まれて初めてでしたよ(笑)。陸上競技の経験者を稽古場に招いて、ミニハードルの特訓をしたり、フォームの研究もやりましたね。それが楽しくもあり、そして大変だったという。まず、「練習」の練習をして、それができるようになってから、初めてちゃんとした「練習」をして……という稽古だったので、クリアしなきゃならない課題がたくさんありました。(距離にして走ったのは)トータルで100キロ以上だと思います。普通の演劇の稽古ではこんなに走りませんから、マジでトレーニングしてましたね(笑)。

大川 どちらかと言うと、大変な目にばかり遭う稽古の方が、役柄的には合っているのかもしれないんですけど……稽古中は和やかでした(笑)。出演者の中には、同じ事務所の人や、前々から知っている先輩もいたりしたので、すごく穏やかなコミュニケーションを取れましたね。稽古中、役に入っている時と素にならなきゃならない時に、オンオフを切り替えなければいけないのは、大変だったかもしれません。芝居中は、相手がたとえお世話になっている先輩だとしても、歯向かわなきゃならない時もあるんですが、休憩中はやっぱり気を使いたいわけじゃないですか(笑)。ただ、ワザとそのオンオフスイッチを間違えて、みんなに笑ってもらうのは、逆に楽しかったですね (笑)。本当に、出演者のみなさんと仲良くできてうれしく思っています。稽古には、芝居パートだけじゃなくて走ったり筋トレしたりっていうトレーニングパートもありましたから、初めての共演者同士でもすぐに打ち解けて、盛り上がれましたね。

阿部 「挑戦」というのが一つのテーマにもなっている作品なので、稽古の時から、みんなの挑戦魂が炸裂していて、すごく熱気に満ち溢れた稽古場でした。もちろん、大変な面もあるんですけど、役者としてはやっぱり楽しいですね。熱気ある稽古はありがたい限りでした。SNSにも、稽古中のことを投稿していました。実は稽古場に専属のカメラマンさんがいたので、稽古場写真をたくさん撮っていただいたんですよ。自分もカメラをお借りして撮らせてもらったりして、すごく楽しかった。自分たちのスマホでも撮ってましたけどね。

佐川 日を追うごとに、各人がいろいろな演技プランを持ち寄って話し合えたのが楽しかったです。稽古が終わって、次の日にみんなと稽古場で顔を合わせると、また新しいアイデアが出て、それをみんなで話し合い、どう合わせていくかと検討していく……みたいな。日に日にどんどんよくなっていくので、稽古していても、役を演じる実感がわいたというか、充実した稽古だったなぁと思います。さっき慶吾くんが言っていたみたいに、いつの間にか、筋トレの輪が広がって、気がついたらみんなで筋トレやってたり、慶吾くんが陸上競技場に行ったのを知って、後からみんなも追いかけて一緒に走ったり……結構、肉体的にも鍛えられましたね。(筋トレをやった回数は)各部位で200回はやってますね。

――この作品の見どころを教えてください。

仲野 陸上の100m走は個人競技ですが、一人の選手の周りには、トレーナーや仲間たちがいて、それぞれがそれぞれの立場で支え合いながら共通の目標に向かっています。この作品でも「人の支え合い」「仲間同士のサポート」がよく描かれています。ズバリ、これが、この作品の見どころでもあり魅力でもあると思います。それぞれが、想いと能力を出し合って、目標を達成することは尊い! 一人でも多くの方に、この作品を見てもらえたら有り難いと思います。

大川 役者としては、この役は「これまでにない役」なんです。「大川史上初の長ゼリフ」にも挑んでいますので、ぜひ多くの方に見てもらいたいですね。作品的にも、明日への活力、勇気を得られるストーリーとなっているので、何度見ても感動すると思います。ぜひ何度も見てほしいです。

阿部 この作品が一つのキッカケとなって、皆さんが陸上競技に興味を持ってもらえたらいいなと思います。陸上の楽しさや奥深さを知ってもらえれば、「2020年東京オリンピック」も、より有意義に見られるのではないでしょうか。また、本作品では、主人公のスパイク作りの苦労話もあって、今村聡さん演じるモーサテ商事の「小山田主任」や大迫洸太郎さん演じる「大迫社員」たちの奮闘ぶりも見どころです。どうぞよろしくお願いします!

佐川 ストーリーが進むにつれて、自分が演じる「為永」と、主人公「桐原」との関係がどんどん濃くなって面白くなっていくのが見どころですかね。最後まで楽しめる作品になっていますので、皆さまぜひ劇場に足を運んでみてください。

仲野温
『花のち晴れ ~花男Nextseason~』(TBS系)にてドラマデビュー。その後もテレビ、CM、映画などで活躍。
大川慶吾
『渡る世間は鬼ばかり』(TBS系)にてドラマデビュー。その後、映画『新宿スワン』『新宿スワン2』などのほか、バラエティーやCM等にも出演。
阿部悠真
男性アイドルユニット「ZEN THE HOLLYWOOD」のメンバーとして注目を浴びる。音楽活動だけでなく、テレビや舞台などにも多数出演。
佐川大樹
「第24回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」ベスト30。舞台『ミュージカル・テニスの王子様3rdシーズン』等で人気を博す。

舞台『マキシマムスピード~限界突破!!~』
陸上競技100m短距離走で日本人初9秒台達成を記念して制作された舞台。選手の苦労、また選手を取り巻く人間模様が描かれたオリジナルのスポーツ根性ヒューマンドラマ。演出:田中優紀、脚本:藤原良
公式サイト

Twitterからダウンロード保存した画像を勝手に削除 ファーウェイが中国当局の”ネット検閲”に加担か⁉

 安全保障への懸念から、華為技術(ファーウェイ)製通信機器の排除が世界中で広まっているなか、今度は同社製のスマホに中国当局のネット検閲に加担するプログラムが仕込まれている疑惑が浮上した。

 香港のテック系メディア「e-zone」(1月21日付)などによると18日、江蘇省に住むファーウェイ製スマホのユーザーがTwitterを見ていた。中国ではTwitterへの接続が規制されているが、仮想プライベートネットワーク(VPN)を利用することで接続が可能になる。そのユーザーはTwitter上でかわいらしい柴犬の写真を見つけたので、それをダウンロードして保存したところ、どういうわけかすぐに削除されてしまった。最初はTwitter上のシステムの問題かと思ったが、削除を知らせる通知には「華為服務(サービス)」と表示されていたのだ。

 それについて投稿すると多数のコメントがついたが、あるネット民は「よく中国メーカーのスマホでVPNを使うね。ファーウェイに限らず、中国製スマホにはすべてバックドア(セキュリティ上の抜け道)プログラムとか検出プログラムとかが組み込まれているからね」と中国メーカーのスマホでVPNを利用することに対し注意を促した 。

 しかし、画像の削除とVPNの使用は関係ないようだ。Twitterなどに対する接続の規制のない香港でも、同様のケースが発生しているのだ。「HUAWEI P20 Plus」を使用している香港在住のユーザーが「最近、Twitterの画像を保存できない。他のソフトを使って保存しようとしても検出されるようで、削除されちゃう」と書き込んでいる。それらに対し、別のネット民は「これはファーウェイのアップグレードによるもので、最新版ではTwitter上のいかなる画像も保存できないようだけど、ひとつ前のバージョンに戻れば普通に保存できるよ」とコメントしている。最新版のOSに意図的にTwitterの画像を削除するプログラムが組み込ませたいうことだろうか。

 ファーウェイの任正非CEOは、顧客の機密情報を漏らすことはないと強調しているが、香港のネット民はそれを信じていない。あるユーザーは「ファーウェイはプライバシーを売り渡すことは決してないと明言する一方で、プライバシーに関する声明の中では売り渡すことを明らかにしている」と指摘。なぜならその声明の中 に「国家の安全、国防に関する安全については、ファーウェイはあなたの同意を必要としない」と明記されているからだという。米中間の争いが激化するなか、ファーウェイがこの声明を拡大解釈し、ユーザーのTwitter利用に関与している可能性もある。

 今のところ、中国国外ではこのような不具合は起きていないようだが、ファーウェイ製スマホのユーザーは、常に同社の監視下にあると思っておいた方がいいかもしれない。

(文=大橋史彦)

「ナカで普段は感じないのに……」「H特集より過激」合コンで“最高のセックス”体験談

 新しい出会いを求めて、ただいま合コン三昧というアラサーの友人。最近会うたびに合コンであった話を聞かせてくれるので、インドアな私にはとても刺激的です。でも、今日はちょっと様子が違います。話を聞くと、「この間の合コンで出会った男とセックスの相性がすこぶるよくて、付き合うことになった」とのことで……。

「最初はおとなしい感じだったから眼中になかったんだけど、合コン中のさりげない気配りだとか、女性陣に優しいところが気になって。私も酔ってたし、誘ってみたら意外にOKだったの! おとなしい普通のHなんだろうなって思っていたら、別の人みたいに男らしくなって、すごくうまくてすぐにイかされちゃって……。普段ナカで感じないのに、何度もイっちゃって、彼も『こんなに相性のいい子、はじめて』って! Hしてからも変わらず優しいし、もう結婚しちゃいたい!」

友人のそんな幸せ話を聞いても、合コンでそんなうまい展開があるとは、ちょっと信じられず……。家に帰ってから、ひとまずまんが王国で“合コン”を検索してみることに。そしたら、出るわ出るわ、合コンセックス! しかも、ワンナイトラブじゃなく、物語としても楽しめる作品がもりだくさんでした。

その中でも、『じゃあ、挿れてあげよっか?~処女でも身につくセックス講座~』は続きが気になるNo.1作品!

雑誌のH特集より「気持ちいいこと教えてあげる」

 ヒロインの佳代は、出版社に勤める26歳。彼氏はできたことがなく処女なのですが、初めて任された企画がH特集! 戸惑いながら特集を作るも、それがなんと大人気企画に。同僚から「百戦錬磨」「Hの先生」とまで言われてしまうはめに……。今さら未経験とは言えない状況の中、後輩に連れられて初めて合コンに参加したら、「あのセキララなH特集を書いたのが、この佳代先輩でーす!」と暴露されてしまい、気まずさで苦笑い。早く帰りたい気持ちになるものの、爽やかイケメン・隆弘と「いい感じ」になり、なんとお持ち帰りされてしまいます。

 舌を絡める激しいキス、手慣れた触り方……「お互い割り切って楽しもうよ」と、急に豹変した隆弘に愕然としながらも、「俺、うまいよ?」と自分で言ってのけるのも納得のテクニックに、何も考えられなくなってしまう佳代。ついに挿入……という寸前に処女を告白すると、「あの記事よりもっと気持ちいいこと、俺が教えてあげる」なんて言われて……これからどうなってしまうのでしょうか!?

 感じるキスの仕方から、いろいろな体位まで……徐々に開発されて敏感になっていく佳代がカワイイのはもちろん、最初は過激なH記事を書く女に「単純に興味」を持っていただけの隆弘が変化していく心理もうまく描かれていて、ストーリーとしても続きが気になります! Hシーンの描写も細かくて絵もきれいなので、ドキドキしたりHな気分で興奮したり、思いっきり楽しんじゃいました!

不感症を克服!?

 さらに、『それでもエッチは嫌!?~ケダモノ男子と不感症~』も同じく合コンがキッカケになるおススメの作品。過去のセックスに関するトラウマで、なかなか次の恋ができなかった遥。このままじゃいけないと思い合コンに参加すると、そこにいたのは仕事も態度も強引な同僚・梁瀬(やなせ)……!? やけくそで飲んだら案の定酔っぱらってしまい、気が付いたら梁瀬とホテルに。

 いつもと違う梁瀬の優しい態度にトキメいたのもつかの間、「介抱のお礼はセックスでいいよ」なんて囁かれて――。ホテルで、オフィスで、梁瀬の家で……これまでセックスで感じなかった遥が、強引ながらも優しい梁瀬の手によって徐々に淫らになっていくのがたまりません!

 初めはお互いに軽い気持ちでも、そこから始まる恋も、またいいものかもしれません。疑ってごめんよ、友人……セックスの相性バツグンの彼と、幸せになってね! 皆さんも、まんが王国で作品を読んだら、合コンに行きたくなりますよ!

まんが王国

※当記事はPRです

「スタジオ借りて練習しちゃったよね」、V6三宅健が『アウト×デラックス』の裏話を披露

 V6三宅健がパーソナリティを務めるラジオ『三宅健のラヂオ』(bayfm)1月28日深夜放送回にて、ゲスト出演した『アウト×デラックス』(フジテレビ系)の裏話を語る場面があった。

 三宅は、17日放送の『アウト×デラックス』に3回目の登場を果たした。前回出演した13年には、自作のキャラクター、片言の日本語でハイテンションにしゃべる“中国人の陳(ちん)さん”を熱演したが、今回は俳優の福島カツシゲ演じる“劉(りゅう)さん”を引き連れ、2人でコントを実演。絶妙な話し方でハイレベルな漫才を繰り広げ、共演のマツコ・デラックスやナインティナインの矢部浩之、南海キャンディーズの山里亮太らを大笑いさせていたのだった・・・

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【マンガ・ヤリマン引退】「イヤイヤ期」は幼児だけじゃない……いたわ、こんなヤツ!【第21回】

ヤリマン、一児の母になる!

『挿れるモノ拒まず』で話題のマンガ家・ドルショック竹下が綴る、異色の育児コミックエッセイ。

百戦錬磨のテクニックは、ムスメの世話にも応用できる!?

あれもイヤ、これもイヤ!

――最新話は毎週水・木曜日に更新。お楽しみに!

 

ドルショック竹下(どるしょっく・たけした)

体当たり取材を得意とする、体験マンガ家。2016年に女児を出産。近著に『セックス・ダイエット』(ミリオン出版)、電子書籍『挿れるモノ拒まず~旦那がいてもシてみたいんです~』(大洋図書)。


<バックナンバーはこちら>

【第1回】ヤリマン、母になる!
【第2回】絶対おまえら、アレやってるだろ!
【第3回】「おしりネタ」が大好きな娘
【第4回】「いっぱい出たね」は幼児だけじゃない
【第5回】エッチじゃなくセックス!
【第6回】自分の指で「セルフ○○」!?
【第7回】わたしの股で「名人芸」!?
【第8回】アソコとオシリに走る激痛
【第9回】妊娠後期の「理解されない下ネタ」
【第10回】オトナの「やりたい放題」
【第11回】ママ、ちんちんない!
【第12回】「おっぱい」が気になるお年頃
【第13回】オトナも母乳を飲んでみたい!
【第14回】妊婦同士の「乳輪バトル」
【第15回】思いがけない「フェチプレイ」
【第16回】目を離すとすぐ舐めちゃう!
【第17回】男は狩るモノだと思ってた
【第18回】「パン」と「マン」の響きに動揺
【第19回】セックスの後の密かな趣味
【第20回】「マンを拭く男」に気をつけろ!

大坂なおみの快挙に影を落とす“日清広告騒動”誤訳した朝日新聞の後始末

 先週末に大学入試センター試験が行われ、50数万人の受験生が試験に臨んだが、受験生なら不合格間違いなしの盛大なミスを朝日新聞がやらかした。

 先日の全豪オープンで優勝し、世界ランク1位に上り詰めた大坂なおみだが、それにケチをつけたのが日清食品の広告騒動だ。大坂を起用した同社のアニメ動画の肌の色が、実際より白く描かれていたこの問題。当初、朝日新聞はこのように報じた。

〈なぜ多くの人が騒いでいるのか分からない。この件についてはあまり関心が無いし、悪く言いたくない〉(1月25日付)

 このコメントは準決勝後の会見でメディアから見解を問われた大坂が、それに応えたもの。ところがその2日後、朝日はこのようなおわびを出した。

〈「騒ぐ人たちのことも理解はできる。この件についてはあまり気にしてこなかった。答えるのはきちんと調べてからにしたい」の誤りでした。大坂選手の英語での会見内容を、誤って訳しました〉(同27日付)

 まるで正反対の意味になってしまった大坂のコメント。フリーのスポーツライターは、今回のミスの“罪深さ”を、こう指摘する。

「ネットがこれだけ発達した今、アスリートの問題発言は選手生命に直結します。トップオブトップのアスリートともなると、スポンサーと百億円単位の契約を結ぶことも珍しくありませんが、アスリートに偏向発言や差別的な言動があった場合、スポンサーは契約条項により速やかに契約を解除できます。ですから、“肌の色”というセンシティブな問題で、誤訳など許されないのです。大坂は優勝後の会見で日本語でのコメントを求められ、これを拒否しました。これは日本語でコメントして、自分の意図とは異なる意味に伝わるリスクを避けたのでしょう」(スポーツライター)

 一度、発言が報じられて、騒動になってしまえば、後で「誤解でした」と言ってもなかなか通用しないのがネット時代の怖いところ。今回の誤訳騒動は、朝日にとって痛恨の失策だったと語るのは、新聞業界事情に詳しい週刊誌関係者だ。

「大坂が活躍し始めた当初は、アメリカ育ちで日本語も話せない彼女を日本人扱いすることに戸惑いもありました。しかしその後、彼女の独特のキャラクターが人気を呼び、今やテレビや新聞にとって大坂は救世主のような存在です。彼女はまだ21歳ですし、東京五輪でのメダルも期待できます。そんななか、もしここで大坂の機嫌を損ね、“出禁”にでもなったらダメージは甚大です。

 さらに問題の発端となった日清食品は、朝日にとって大事な広告主です。スポンサーが早期の事態の収拾を願っているのに、誤訳で火に油を注いでしまうとは……関係者は間違いなく、こってり絞られたはずです」

 致命的なミスを犯さぬためにも、やはり英語はしっかり勉強しておいたほうがよさそうだ。