博多っ子のソウルフードを生み出した夫婦の実話! 特許申請はしないこだわり『めんたいぴりり』

 福岡の名産品として人気の「からしめんたいこ」だが、歴史はそう古くはない。「ふくや」の創業者・川原俊夫がめんたいこを売り出したのが昭和24年(1949)。日韓併合時代の釜山で生まれ育った俊夫が、子どもの頃に食べていたタラコのキムチ漬けを独自にアレンジしたものだった。最初はなかなか売れなかったが、北海道産のスケトウダラの新鮮な卵を使うことで食感がグレードアップ。昭和50年(1975)の山陽新幹線の開通によって、全国区へと人気が広まった。B級グルメなれど、熱々の白いご飯の上に乗せたピンク色のめんたいこには、どこか汎アジア的なスケールの大きな風味が漂う。福岡のローカルタレントから全国区の人気タレントとなった博多華丸の初主演映画『めんたいぴりり』は、多くの人に愛されるB級グルメを生み出した“のぼせもん”の男と、その家族を描いた実話ベースの物語だ。

 映画『めんたいぴりり』は2013年に福岡のローカル局・テレビ西日本でオンエアされた連続ドラマ『めんたいぴりり』のその後を描いたものとなっている。DVD化されているので、ぜひ『めんたいぴりり』第1部・釜山編を観てほしい。本作の主人公となる海野俊之(博多華丸)とその妻・千代子(富田靖子)の青春時代から戦争体験を描いたもので、ローカルドラマと思えないほどクオリティーが高い。釜山で生まれ育った俊之と千代子は国籍は日本だが、日本本土には足を踏み入れたことがなかった。海の向こうの福岡には「博多山笠」と呼ばれる伝統の祭りがあることを知り、まだ見ぬ祖国に憧れを抱きながら2人は大人へと成長した。

 結婚した俊之と千代子は満州国で暮らし始めるが、俊之は兵役召集され激戦地となった沖縄戦線へと送られる。満州に残された千代子は、参戦したソ連軍から逃げるように子どもの手を引き、1年がかりで引き揚げ船に乗船。俊之とは終戦後の福岡でようやく再会を果たす。焼け野原状態だった福岡の中洲で、一家は小さな食料品店を営み始める。

 テレビドラマ版『めんたいぴりり』釜山編は波瀾万丈だったが、映画『めんたいぴりり』は俊之たち一家と従業員たちが織り成すほのぼの系ホームドラマとなっている。俊之が試行錯誤しながら開発したからしめんたいは徐々に知られ始め、俊之の味を真似たライバル業者が現われる。特許申請や商標登録すればいいのに、俊之はまったく無頓着だ。「めんたいこは、たかがお総菜ばい」と、同業者の石毛(柄本時生)に製造方法を教えてしまう。周囲の人々は俊之のお人よしぶりを嘆くが、俊之の特許申請はせず、訪ねてきた人には無料で作り方を教えるというオープンソースな姿勢が、後に大きな花を咲かせることになる。次々とめんたいこを売り出す業者が続き、からしめんたいは福岡を代表する名産品へと育つことになる。釜山生まれの俊之は、生粋の博多っ子よりも気っ風のいい博多っ子だった。

 沖縄戦からの帰還兵だった俊之は、戦後の自分の命は拾い物だと考えていた。お金儲けすることよりも、大陸から引き揚げてきた妻と子どもたちも受け入れてくれた福岡という街に役立つことができれば、それが喜びだった。従業員たちを食べさせることでカツカツなのに、台風で家を失った元博多人形師の丸尾(でんでん)たちを家に泊め、朝から酒を呑んでドンチャン騒ぎする。なじみのホステスのキャサリン(中澤裕子)のいるキャバレーでも気前よく散財する。家計をやり繰りする千代子はいつも頭を抱えていた。

「俺のめんたいこを食べた人には、みんな幸せになってほしか」と俊之が願いを込めて作っためんたいこは、キャバレーの客や西鉄ライオンズの選手たちにも知られ、やがて店は大繁盛することに。だが当然ながら、めんたいこを食べた人みんなが幸せな人生を歩めるわけではない。長男・健一(山時聡真)の小学校の同級生・英子(豊嶋花)は両親がおらず、アルコール依存症の叔父に引き取られてビンボー暮らしを強いられている。遠足に参加するための新しい靴もリュックもない。「幸せになる魔法のめんたいこを食べたのに、どうして私は幸せになれないの」と英子は泣く。俊之は自分ひとりの力では、不幸を生み出す社会をどうにもすることができないことを痛感する。

 現実の「ふくや」もかなりユニークな会社だ。「ふくや」の社員はPTAや町内会の役員に選ばれると特別手当てが支給され、授業参観や運動会などの地元のイベントに積極的に参加することが奨励されている。企業として利潤を生み出すだけでなく、従業員たちが暮らしている町そのものを明るく活性化させることを社風としている。創業者の精神を今も受け継いで、からしめんたいこの製造・販売に励んでいる。トヨタ自動車のような大企業ではないものの、博多っ子気質を感じさせる「ふくや」は福岡の人たちから愛されるブランドとなっている。

 劇中の千代子は夫のことを「この、のぼせもんが!」と、たびたび罵倒する。“のぼせもん”とは、目の前のことに熱中しすぎてしまう直情型人間のことを揶揄した福岡のローカルスラング。福岡には前後の見境なく、突っ走ってしまう“のぼせもん”気質の人間が多く、家族や周囲の人間はその尻ぬぐいで苦労するはめになる。ちなみに「ふくや」の包装紙に印刷されている音符のフォルテのような形をした「F」の文字は、創業者・川原俊夫の妻・千鶴子と初代番頭・焼山徳重が50年前に考案したデザインをベースにしたものだ。よき理解者たちに支えられ、俊之はその生涯を“のぼせもん”として過ごすことができた。「みんなを幸せにしたい」と願っていた男は、実はいちばんの幸せものだった。
(文=長野辰次)

映画『めんたいぴりり』
原作/川原健 脚本/東憲司 監督/江口カン
出演/博多華丸、富田靖子、斉藤優(パラシュート部隊)、瀬口寛之、福場俊策、井上佳子、山時聡真、増永成遥、豊嶋花、酒匂美代子、ゴリけん、博多大吉、中澤裕子、髙田延彦、吉本実憂、柄本時生、田中健、でんでん
配給/よしもとクリエイティブ・エージェンシー 1月18日(金)より新宿バルト9ほか全国ロードショー
C)2019めんたいぴりり製作委員会
http://piriri_movie.official-movie.com/

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あの懐かしのラブストーリーに酔う! 映画『ノッティングヒルの恋人』DVDをプレゼント

 サイ女読者の皆さま、『ノッティングヒルの恋人』という映画をご存じでしょうか? 主演を務めたのは、多数の代表作を持つベテラン、ジュリア・ロバーツとヒュー・グラント。「90年代を代表するラブストーリー」とも称される本作ですが、一体どのような内容となっているのでしょうか。早速あらすじをご紹介していきます!

 ロンドン西部のノッティング・ヒルで書店を営んでいるバツイチの冴えない男・ウィリアム(ヒュー・グラント)は、ある日、ハリウッド女優・アナ(ジュリア・ロバーツ)と街角で衝突。彼女の服をオレンジジュースで汚してしまい、自分のアパートで服を乾かすことにする。アナは、ウィリアムの不器用ながらも誠実な姿に惹かれ、一方のウィリアムもこの出会いに運命を感じていた。2人はやがて恋に落ちていくが、その半年後、女優として成功する以前に撮影されたアナのヌード写真がスキャンダルされてしまい……。

 本作は、映画公開から約20年たった今も高い人気を誇るラブコメディ。大スターとバツイチの一般男性による格差恋愛モノですが、ドロドロとした要素はまったくなく、さわやかなストーリーとなっています。また、コロコロと表情が変わる若き日のジュリア・ロバーツと、どこか放っておけない頼りなさを醸し出すヒュー・グラントの演技にも注目! 思わず応援したくなる2人の恋の行方を、「こんな少女マンガみたいなこと、現実ではあり得ない!」と茶々を入れつつ、見守ってみてはいかがでしょう。

 今回は、映画『ノッティングヒルの恋人』のDVDを3名の方にプレゼント。本作は、「若い頃、この映画見た!」「懐かしい……」という方はもちろんのこと、まだ見たことがない方にも楽しんでいただける作品のはず。サイ女読者の皆さま、奮ってご応募くださいね。お待ちしております!

※1月28日〆

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和泉節子、“モラハラレベル”の嫁持論を展開! 息子夫婦さえコントロールできず、説得力皆無……

 狂言師・和泉元彌の母であり、セッチーというあだ名でも知られる和泉節子。彼女がテレビ番組で出演した際の発言が物議を醸している。

 問題となったのは1月11日に放送されたフジテレビ系の情報エンターテインメント番組『ノンストップ!』。番組のなかでは、40代女性であるという視聴者から、正月に夫の実家に帰省した際、姑が見ているテレビ番組を一緒に見なければいけないというルールがあり、別の部屋に移動してはいけないだろうかという相談が寄せられた。

 この相談について、和泉は「嫁は姑の半径1m以内をキープすべき」と意見を表明し、共演者は驚愕。続けて和泉は、「目で合図されたり、お姑さんが。小さい小声でなんかおっしゃったりとか、そういうのを全部聞き取って動かなければいけませんので。お嫁さんが勝手に動きすぎたり、動かなかったりというのはよくないですよね」と、嫁は姑に尽くすべきであるという持論を展開。共演者である大神いずみや、千秋などに反論を受けるも、「自分がお姑さんになるまでの間は勉強でございます」とあくまでも持論を曲げなかった。

 この件について、ネット上では「姑もうっとうしいだろ」「半径1m以内に常に息子の嫁がいるとか、怖くない?」という半径1m以内をキープすることが現実的ではないという指摘や、「何が勉強だよ」「ふざけるな」と、前時代的な意見について拒否感を示す声、「狂言師の世界であるから成り立つことで、一般と一緒にしないで欲しい」と、伝統芸能の世界と一般の世界は違うと主張する声など、批判が相次ぐ事態となっている。

「節子さんは2015年の5月にも、母の日を巡って同じように時代錯誤ともとれる発言をして物議を醸したことがありました。まあ、これだけポリティカル・コレクトネスが叫ばれる世の中で、堂々と昔の価値観を述べることができるのは貴重なキャラだと思いますが……。ただ、この人が言うのは説得力がないのが残念なところですよね。息子である和泉元彌は、お家騒動やドタキャン、ダブルブッキングなどを繰り返して世間の信用を失い、さらには駐車違反で逮捕されるなど、トラブルメーカーです。元彌の嫁である羽野晶紀も、本人がバラエティなどであっさりとお家事情を語ってしまったりと、コントロールできていないように見られます。いろいろ厳しいことをテレビでは言っているのに、息子や息子の嫁に言ったようなことができていないんじゃないかと世間の人は思うんじゃないでしょうか」(テレビ局勤務)

 古い価値観を振りかざしては反発を受け、さらにはその説得力についても疑問を呈されてしまう和泉節子。今後も彼女の意見が、世間で賛否両論を巻き起こすであろうことは確かなようだ。

飲む麻薬か?ストロングゼロもかすむ成分!――アメリカを震撼させた酒「フォー・ロコ」のヤバさ

――前記事「吉澤ひとみもとろサーモンも飲み込まれた!――コスパ最狂のタブー過ぎる酒? ストロング系チューハイレビュー」では国内で販売されているストロング系チューハイを取り上げたが、当然ながら海外にも「ストロングゼロっぽい酒」はあり、中でもアメリカで販売されているモルト飲料は予想の斜め上を行っていた。

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アメリカのパリピたちから絶大な支持を受ける「フォー・ロコ」。(写真/Getty Images)

 日本中を席巻しているストロング系チューハイ(以下、ストロング系)の波は海外でも注目されており、ネット上にはそれらを紹介する外国人の動画も数多くある。そんな中、とある動画を見ていて気になったのが「ストロング系はまさしく“日本版Four Loko”である」というセリフ。「Four Loko(以下、フォー・ロコ)」とは一体……?

 調べてみたところ、北米・中南米・アジアの一部で販売されている缶入りの「アルコール麦芽飲料」とのこと。そして、そのアルコール度数はなんと最大14%!海外にもストロング系っぽい酒は存在するのだ。

 フォー・ロコは2005年にオハイオ州立大学の学生たちによって開発され、その名はアルコール、カフェイン、タウリン、そしてガラナの4つの成分が含まれていたことに由来する。

「カフェインとアルコールなんか混ぜて大丈夫なのか?」と思ってしまうが、前出のドクター・クラレ氏いわく「アルコールとカフェインの相性は非常に良く、エナジードリンクの秘密の成分として1%未満の少量(表示義務がない)アルコールが添加されているものも多い」という。さらに「カフェインを体内に取り入れることによって体温と血圧が上昇し、血管が拡張します。そこへアルコールが入り込むと身体は元気になったと“錯覚”するのです。ストロング系にコーヒーを混ぜたらすごい効果が期待できるかもしれませんね」とのことだ。

 ドクター・クラレ氏の説明を聞くと、どう考えてもヤバそうな酒だが、案の定10年には全米各地の大学などでフォー・ロコの乱用による急性アルコール中毒が多発、死者までもが出る事態となった。結果、行政の指導が入ることとなり、フォー・ロコの販売元はカフェイン、タウリン、ガラナを主成分から除外すると発表した。これを受け、発表直後から“規制前”の商品を大量購入する動きが起こり、ブラックマーケットが形成されたという。

木村拓哉が工藤静香と娘のリアルな親子喧嘩を暴露 “木村家崩壊”報道の真実味は

今月18日から、主演映画『マスカレード・ホテル』が公開されている木村拓哉。映画の宣伝もかねて、ジャニーズ事務所の先輩・近藤真彦のラジオ『COME ON! ROCKIN’ROAD』(FM COCOLO)に4週に渡ってゲスト出演した。

 今回のラジオでは、事務所の先輩が相手ということから、木村はプライベートな話をすることも多く、13日放送の回では、木村は近藤から子供の教育についての質問を投げかけられると、妻である工藤静香と娘のリアルな親子喧嘩について語った。

木村拓哉は台本を机に叩きつけ、娘を一喝
 木村が幼いころから剣道を習っていと言う話になると近藤は、木村に対して「武士道は子育てに生きているのか」といった旨の質問をする。すると木村は「あまりにもウーって我慢できなくて、手を上げそうになった時に」と回答。妻で母親である工藤静香に対して、娘の口の利き方が悪かったこともあったようで

<(母親が)水回りをやってる時に、その近くでなんかこう、(娘が)学校のことやってて>
<何滴か飛んだんじゃないですか。ピチャピチャって。そしたら、「チッ。わざとかけてんじゃんねぇーよ」みたいな感じになって。で、「わざとそんなことするわけないじゃん」「わざとじゃなかったら飛んでくるわけないじゃん」みたいな。それを、(自分は)なんかこう台本読みながら、聞いてたんですよ>
<目は台本なんですけど、耳はもうすげぇ、パラボラアンテナみたいになって。で、「わざとやんなきゃ、こんなかかり方するわけねぇーじゃん」とか、なってきて>

 と、詳細に工藤静香と娘の親子喧嘩エピソードを披露した。そして、この状況を“有り得ない”と感じた木村は、読んでいた台本を机に叩きつけコップに水を入れ、「わざとって、どういうことかやってやろうか」と、娘を一喝したという。

 その後、娘は木村を睨んでその場を去ってしまったといい、父親としての苦悩を吐露した。なお、この“娘”が長女なのか次女のKōki,なのかはわからない。

 現在木村は二児の父親だが、今まであまり“父親としてのキムタク”をメディアで見せることはなかった。そのため、今回の親子喧嘩エピソードは何とも新鮮だ。

 しかし、そんな父親としても奮闘している木村だが、「家族内で孤立している」や、「工藤静香とは離婚危機」などといった報道が後を絶たない。

木村拓哉は工藤静香にうんざりで離婚危機?
 2019年1月3日・10日号の「週刊文春」(文藝春秋)では、木村拓哉は「家庭内独居」状態だと報じていた。それによると、静香と長女、次女・Kōki,の3人は、フランス語または英語で会話をしているといい、家族内で木村が孤立しているというのだ。

 とすると、「チッ。わざとかけてんじゃんねぇーよ」「わざとそんなことするわけないじゃん」も、フランス語または英語のやりとりだったのだろうか……。

 また「週刊文春」では、木村拓哉とジャニーズ事務所は、SMAP解散後の俳優活動としてハリウッド進出に力を入れるべくプランを練っていたというが、静香プロデュースによるKōki,の売り出しを優先し、断念したという。

 最近では上記の事情に加え、木村はKōki,の芸能界入りを反対していたが静香が無理に進めたことによって、二人の関係は冷え切っており、離婚は時間の問題だと報じるメディアもある。

 しかし、本当に木村家はそのような状態なのだろうか。

 まず、Kōki,は海外での活動も積極的に進めており、木村がハリウッドに進出するとなれば娘にとって間違いなくプラス要因になるだろう。それでも静香によってハリウッド進出が白紙になったとしている「週刊文春」の言い分は、少々不可解である。

 また木村は、昨年8月に出演した『ミヤネ屋』(日本テレビ系)でKōki,の芸能界入りについて質問をされると、「自分ができるのはそれしかないですからね。彼女(Kōki,)がやってみたいっていうことは、その背中を押すしかない」とコメントしており、現在はむしろ応援しているのではなかろうか。

 Kōki,は昨年、木村の誕生日である11月13日に自身のインスタグラムを更新し、以下の文章と共に、逆光で顔はわからないものの、自身の腰に木村が手を回していると思われる写真をアップした。

<お誕生日おめでとう! ファンキーでカッコいいお父さんの娘に生まれて来れて本当に良かった(ハート) 沢山の愛を込めて。>

 冒頭で述べた親子喧嘩の時のように娘を叱ることはあっても、だからといって娘から“嫌われてのけ者にされている”というわけでもなさそうだ。

 何かと木村家を崩壊させたがるマスコミだが、実際には喧嘩しながらも絆を深める“仲の良い家族”なのではなかろうか。

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佐々木希が「秋田県人会」出席 “バリバリのヤンキー”過去も、いよいよ解禁か

 女優の佐々木希が、14日にインスタグラムを更新し、秋田県出身の芸能人が集う、秋田県人会への出席を報告した。会には、俳優の柳葉敏郎、演歌歌手の藤あや子といったベテランから、グランジ・佐藤大、鳥居みゆき、加藤夏希といった若手勢までが一堂に会するという豪華ラインナップとなった。まさに地元愛があふれる一夜となったが、佐々木と秋田にはある因縁がある。

「何しろ佐々木希は、秋田県時代はバリバリのヤンキーだったというのがもっぱら有力な説ですからね。彼女はいわゆる男勝りな性格で『気に入らない同級生をトイレに呼び出してヤキを入れる』『タイマンで髪切りマッチを行う』といった往年の不良少女を地で行くスタイルだったようです。彼女は昨年度の夏の甲子園大会に、雑草魂で決勝進出を果たした金足農業高校中退といった経歴が一時期ネット上に出回りましたが、事実でもそうでなくても高校にはほとんど通っていないといえるでしょう。そんな“黒歴史”が掘り起こされそうでため、積極的に同校を応援できない立場にありました」(芸能ライター)

 ならば、このタイミングにおいての秋田ネタ解禁にはどういった背景があるのだろうか。

「やはり今後の活動を見据えているといえますね。女優一本でいくよりも、アンジャッシュの渡部建の嫁キャラや、秋田ネタなどでバラエティ番組への登場も狙っているかもしれません。昨年は元モーニング娘。の“ゴマキ”こと後藤真希がママタレとして再ブレークを果たし、芸能界への本格復帰が望まれていて、木下優樹菜がいまだに高い人気があるように『元ヤンキャラのママタレ』は一定の需要があります。佐々木もそうした方面での活躍を目指しているのかもしれません」(同)

 あらゆる意味での「秋田ネタ」の本格解禁で、これから佐々木が見せるであろうママタレとしての新境地に期待したいところだ。
(文=平田宏利)

歌舞伎町の元風俗嬢が語る、愛しき“ホス狂い”たち――「滑稽だけど大真面目」な素顔

 ホストにハマりすぎている女たち――通称“ホス狂い”。「ホストに多額のカネを貢ぐ女」というイメージだけが横行する中、外の世界からはわからない彼女たちの悲喜劇がある。「ホストにハマらなかったら、今頃家が建っていた」という、新宿・歌舞伎町では名の知れたアラサー元風俗嬢ライター・せりなが、ホス狂いの姿を活写する。

「ホス狂いに興味があるんですけど、ホス狂いって面白いですよね」

 歌舞伎町のバーで友人といつも通り、ホストがどうだ風俗客がどうだと話していたとき、隣のテーブルにいた女性から突然話しかけられた。なんて失礼な奴だ、と思った。後の担当となるサイゾーウーマン編集者である。

 女性は続けた。

「私はホストには行ったことがないけれど、ホス狂いのTwitterはよく見ています」

 もうこのパターンは絶対にろくなことにならない、この先の会話は地獄だ、と直感が囁いていた。大体、ホストクラブに行ったことがないのにホス狂いやホストのTwitterをチェックしてるってどういう動機なんだ。私は元風俗嬢だが、初対面の男性に、風俗には行かないけど風俗界隈の情報はチェックしている、とか言われたらたぶんちょっと引く。

「本営って言葉があるじゃないですか、それに色恋、友営、エース、ラスソン、そういうシステムが面白いって思っていて」

 女性はホスト用語にやたらと詳しかった。行ったことがないのに。

 「本営」とはホストの接客スタイルの1つで、お客と付き合って恋愛関係になることを指す。「友営」とは読んで字のごとく、友達のような接客スタイル。「エース」とはそのホストのお客の中で一番お金を使う人間のことだ。本営と兼ねる場合が多く、その場合は「本営エース」なんていう呼ばれ方をする。「色恋」とは、恋愛関係を期待させるような営業方法のことだ。

 過去を振り返りながら女性にそんな説明をしていた。気がつけばウーロンハイは3杯目に突入している。私もおしゃべりが好きなのだ。

 確かにホストの世界には仲間の中だけで使える用語が多い。それはアイドルの世界と似ている――例えば「推し」や「認知」といった独特の言葉があるように。最近はNHKでホストに貢ぐ女の特集がされたり、Twitterで人気があるホス狂いアカウントのつぶやきをまとめた本なんかも出版されたりしている。
「エースっていうのはやっぱり何百万も1カ月でお金を使うんですか? どうやってお金を作ってくるんでしょうか」

 女性はメディアに出てくるような「エース」が実在しているのかが気になっているようだった。

 私の記憶の中で印象深かった「エース」たち。実家のグランドピアノを両親がいない間に売り払って勘当されたエース。親が帰ってきた瞬間にバレた、と言っていたが当たり前である。毎日朝から朝まで歌舞伎町のデリヘルで働いて、仕事の合間にホストクラブにお金を使いに行くエース。仕事途中でお酒を飲むので、深夜からは酔った状態でお客のもとにデリバリーされていた。酔うとキス魔になる女の子だった。お客さんはむしろ喜んでいたのだろう。指名が増えたことは幸いである。キス魔の彼女は「お札を使うのは担当ホスト君にだけ」と決めていて、コンビニですら小銭だけで買い物をしていた。やむなく1000円札を使うときは、真剣に、真面目に苦悶していた。

 こんなエピソードを語り始めたらキリがない。彼女たちは皆、月に何百万円も使うエースたちで、風俗や愛人家業でお金を稼いでいた。

「やっぱりホス狂いって面白いですね。」

 知らない人から面白いと言われるのは若干複雑な気持ちではある。しかしおっしゃる通りで言葉にするとなかなかに滑稽な光景。馬鹿みたいな話である。でも、私も含め彼女たちには彼女たち――「ホス狂い」の中でのルールや論理があって、それぞれ大真面目に「ホス狂い」をやっていた。

 結果だけ見れば愚行奇行だが、その気持ちは本物である。たぶん。だからこそ、ときたま奇行に走りながら彼女たちは今日もホストクラブの戸を叩くのだ。実際のホストクラブで戸を叩いて入店のお伺いを立てていたら、それこそ奇行ではあるが。そういったことも含めて考えると、結論としてホス狂いはやっぱり「面白い」のかもしれない。

 その後、何度か女性とはバーで話す機会があり、今回執筆の機会をいただくに至った。

 ところで、いま現在、私はホストクラブで1本1000円の発泡酒を飲みながらこの原稿を書いている。ちなみに締め切りは3日前だ。つい先ほど担当編集から年始のご挨拶メールが届いた。1月10日である。ホストとホス狂いについては、書くことがいくらでもありすぎて、なかなかまとめるのが大変なのだ。

 ホストクラブは楽しい。そしてホス狂いも楽しい。20代の半分以上を歌舞伎町の家と、歌舞伎町の職場と、歌舞伎町のホストクラブのトライアングルからほぼ出ずに暮らした私が言うんだから信じてくれ。哀しいけれど面白い、そんな私の愛しいホス狂いたちの話を書いていく。お付き合いいただければ幸いである。

せりな
新宿・歌舞伎町の元風俗嬢ライター。『マツコが日本の風俗を紐解く』(日本テレビ系)で、 現役時代のプレイ動画を「徹底した商業主義に支配された風俗嬢」 と勝手に流されたが、 ホストに貢いでいたのであながち間違いではない。その他、デリヘル経営に携わるなど、業界では知られた存在。 現在も夜な夜な歌舞伎町の飲み屋に出没している。
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ADHD女性が抱える“しんどさ”の正体――精神科医が語る「女性は家事が得意」の重圧

 近年、ネット上で、「ADHD(注意欠如多動症)」という言葉を目にすることが増えた。タレントの小島慶子やSEKAI NO OWARIの深瀬慧など、有名人のカミングアウトの影響もあってか、ADHDの症状に注目が集まっているようだ。ADHDは、3つの特性がある発達障害――その特性とは、1つ目は、じっとしていられなかったり、次から次へ仕事に手を出したりするような「多動性」、2つ目は、いらないものを買ってしまったり、思いつきで行動してしまうのが抑えられない「衝動性」、3つ目は忘れ物や仕事でのケアレスミスを多発する「不注意」だという。大人のADHDの場合、こうした症状によって、仕事や人間関係でのトラブルを引き起こすことも珍しくなく、生きづらさを抱えている人も多いようだ。

 今回、ADHDの女性が、仕事や恋愛でぶつかる壁に、どう対処をしていけばよいのかを書いた『わたし、ADHDガール。恋と仕事で困ってます。』(東洋館出版社)の著者である、司馬クリニック院長の司馬理英子先生に取材を行った。司馬先生に、ADHDの症状や患者を取り巻く状況について見解をうかがったところ、“女性だからこそ”ADHDによる苦しみが強まる社会的背景が浮き彫りになった。

ほかの人が「苦労せずできること」ができない

――『わたし、ADHDガール。恋と仕事に困ってます。』では、発達障害の1つであるADHD女性=ADHDガールに起こりがちなトラブルの対処法について、漫画を交えてわかりやすく説明してあります。ADHDに関する入門編ともいえる内容ですが、この本の読者層はどういった方なのでしょうか。

司馬理英子先生(以下、司馬) 「落ち着きがない」「片付けられない」「衝動買いがやめられない」など、ネットでADHDの症状を知って、「自分は、もしかしたらADHDかも」と悩んで本を手にする方が多いようです。本を読んで、クリニックに来院される方もいます。実際に通院中の方や、「子どものために買いました」という親御さんからの反響もありましたね。

――世間では、以前に比べてADHDの情報が浸透してきたように思います。 

司馬 テレビなどで取り上げられるようになったので、ADHDは、今や多くの人が知るようになった障害だと思います。しょっちゅう遅刻をする、締め切りが守れない、計画性がないといった生活態度から、「あなた、ADHDなんじゃないの?」と言われる人が増えたのではないでしょうか。というのも、ADHDは、行動などから症状が目に見えるので、素人にも気づかれやすい。そのため、症状が目に見えにくい心の病よりも、人に指摘されてショックを受け、大変な思いをしている人も多いかもしれません。

――ADHDの人にとって、一番顕著な悩みとなる特性はなんでしょうか?

司馬 「不注意」の特性により、「片付けができない」と悩む方が多いですね。使ったものを元の場所に戻さないため、部屋が片付かない。鍵や財布を、いつも探し回ったりしています。ADHDの人は、視野が狭いという特徴があり、注意を払うことが苦手なのです。片付けは、いろいろなものをコンスタントに整えなければいけないので難しいです。待ち合わせや締め切りを守れないのも「不注意」の特性ではありますが、こういった時間に関することの方が、片付けよりはまだケアがしやすい面はあるのではないでしょうか。

 それから、ADHDの人が「つらい」と感じてしまうのは、ほかの人にとっては苦労せずできる当たり前のことができないことです。例えば、シンクに溜まった皿を片付けるということに、普通はいちいちうんざりしないのに、ADHDの人は一つひとつの出来事に感情で反応するため、疲れてしまう面があるのです。

――本書では、ADHDの人は大人になるにしたがい、自己肯定感を持ちにくくなるという指摘もありました。

司馬 子どもの頃は、勉強ができるなど、何か高い能力があれば、遅刻や忘れ物の多さ、落ち着きのなさなどは、そこまで深刻にとらえられません。また、周りの先生や親が「そろそろ課題を提出する時期ですよ」と言ってくれたりもします。しかし、社会人になると、マルチタスクを求められるようになる。その際、ADHDの人は、記憶が漏れ落ちてしまい、そのたった1つの“抜け”が、致命傷につながる場合もあるのです。特に、能力が高い人たちの集団に入ると、ADHDの特性である遅刻癖や先延ばし癖、計画性のなさなどによって、窮地に立たされることがあります。一人前の大人として扱われているのに、細かいことができずに失敗して、落ち込んでしまい、結果、自己肯定感を持ちにくくなるのです。

 できることと、できないことのギャップに悩み、自己肯定感を育めないケースもありますね。例えば、仕事はきちんとできるのに、領収書の提出がいつも遅れてしまったりすることで、上司から叱られてしまう。外ではちゃんとしているのに、家では部屋がぐちゃぐちゃ……などもそうで、どんなに仕事で評価されても、「片づけができない私は、ちゃんとしていない」というふうな思考に陥りがちなのです。

――自己肯定感が失われていくと、鬱などの二次障害につながっていくとも解説されていました。

司馬 そうですね。例えば、約束を忘れたり、忘れ物をしたり、思ったことをすぐ言ってしまったりという小さなミスが頻繁にあるため、自分でも「なんで?」と戸惑い、周りからも「だらしない」「付き合いづらい」などと思われてしまう。そういうことが繰り返され、自己肯定感が低くなり、二次障害につながっていきます。

――本書は、『わたし、ADHDガール。恋と仕事に困ってます。』というタイトルの通り、ADHD女性に特化した内容になっています。女性ならではのADHDの苦労というのはあるのでしょうか。

司馬 発達障害は男性に多いと言われていますが、「困っている」と自覚している大人の女性は多い。女性は小さい頃から、周りの親や教師などから“女の子なのにどうか”というふうに、厳しい評価にさらされがち。性差という部分でも、ADHDの女性はしんどさを感じやすい面があるため、自己肯定感も弱くなりやすいのです。

――具体的にはどういうことでしょうか。

司馬 先ほど、片づけができないことに悩むADHD女性が多いと言いましたが、女性は「家事が得意」「水回りも綺麗にしている」「しっかり者」といった世間のイメージがあるんです。男性がシンク周りを汚くしていても「やっぱり男の子ね」「男だからしょうがない」で済むのに、女性の場合は「女として最低」などと、存在を否定されてしまいがち。同じくらいだらしなくても、女性だけが、周りからなんだかんだと言われるようです。

 それに日本の女性は、結婚、出産にともない、たくさんの役割を担わされる面がある。結婚をしたら、たとえ共働きでも、女性の方が家事をするものだという風潮が根強くありますし、また、いまだに育児の主な担い手は女性です。このように、日本の女性は社会に求められる役割が多いだけに、ADHD女性が生きづらさを感じやすいのではないでしょうか。
(取材・文=池守りぜね)

(後編につづく)

司馬理英子(しば・りえこ)
1978年 岡山大学医学部卒。医学博士。1983年に同大学大学院卒業後、渡米。アメリカで4人の子どもを育てながら、ADHDについて研鑽を積む。1997年『のび太・ジャイアン症候群』(主婦の友社)を上梓。同年帰国し、司馬クリニックを開院。中学生までの子どもと大人の女性を専門に、治療を行う。

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イスラム・ユダヤ両宗教の「食肉処理法」は残酷すぎる? 電気ショック導入に反発の声も

 ベルギー北部のフランダース地方で、イスラム教とユダヤ教の戒律で定められている伝統的な食肉処理法を禁止する条例が制定され、“動物愛護”か“宗教の自由”かをめぐって国内の意見が二分しているという。1月7日付の英タブロイド紙「デイリー・メール」が伝えた。

 イスラム教の食に関する戒律である「ハラール」 は日本でも知られるようになっているが、ユダヤ教でも「コシェル」と呼ばれる同様の戒律がある。どちらも食肉処理の際には、生きたまま頸動脈をナイフで切断し、血をすべて抜かなければならない。

 一般的に食肉処理場で牛や豚を処理する際には、その苦痛をできるだけ和らげるため、電気ショックなどで気絶させてから頸動脈を切断するという方法が取られている。

 しかし、ハラールもコシェルも、食肉処理は“生きたまま”という定めがある。電気ショックなどで気絶させる方法は、食肉処理前に動物が息絶えてしまう可能性があるため、行われていない。

 フランダース地方では今回、それを残酷な行為であるとして、必ず食肉処理前に電気ショックで気絶させることを条例で義務付けたのだ。

 これに対して、現地のムスリム社会もユダヤ人社会も「絶対反対」を唱えており、欧州ユダヤ人会議などは「ナチスによる占領以来の、ユダヤ人の宗教の権利に対する最も重大な攻撃だ」としている。

 中には、この条例は動物の権利を考えたものではなく、その背後にある反イスラム主義、反ユダヤ主義的な思想の影響が強いと見る向きもある。

 なお、この条例はEU法で定められた宗教の自由に違反しているとして、すでに複数のユダヤ人団体が法廷に訴え出ている。

 日本人にはなかなか理解しにくい宗教絡みの問題だが、日本を訪れる外国人観光客は年間3,000万人を超えている。また、外国人労働者受け入れ法案が可決された今、いつまでも無関係とは言っていられないことも確かである。