ファーウェイ排除への意趣返し! 中国の裁判所がiPhoneの販売を禁止する判決

 カナダで逮捕されたファーウェイ社会長の娘でCFOの孟晩舟容疑者は保釈されたが、アメリカは依然、同盟国に対し、同社製品を排除するよう呼び掛けている。これに応じる形で、日本政府は政府機関での同社製品の排除を決め、大手通信会社も同様に排除に動いている。

 一方、中国国内では、国を代表するブランドに対する国際的な包囲網に反発の声が上がり、動画サイトには iPhoneを破壊する映像が相次いで投稿された。そんな中、ついに公式にiPhoneの販売が禁止される見込みとなった。

 中国国営メディア・人民網(12月20日付)によると、福建省福州市中級裁判所 は、iPhone6からiPhoneXまでの6機種を中国国内で販売することを禁じる判決を下した。この裁判はそもそも、米半導体製造大手・クアルコム社が、アップル社に対する複数の特許侵害について訴えていたものだが 、政府の意向が反映された判決であるとの見方もある。

 中国企業によるiPhone排除も加速し始めている。陝西省のある企業では、自社のスタッフに対し、今後、iPhoneを購入した場合、販売価格と同等の罰金規定を設け、ファーウェイ製品を購入した場合、20%の補助金を出すと発表している。

 かつて新型機種の発売日には、世界各地のアップルストアに中国人の転売ヤーが集結、 買い占め騒ぎが問題となるなど人気だったiPhoneだが、彼らの愛国心を凌駕するほどの存在ではなかったということか……。

 しかし、中国事情に詳しい吉井透氏は、iPhone排除は長くは続かないと指摘する。

「中国人は、どうせすぐに忘れる。2012年の反日デモでは、各地で日本車が打ち壊しに会い 、同胞である中国人 ドライバーも暴行を受けて大けがを負うほど標的にされましたが、いまや中国では日本車販売が絶好調。iPhoneも、すぐに人気を取り戻すでしょう」

 中国人お得意の「愛国無罪」は、熱しやすく冷めやすいようだ。

(文=青山大樹)

ジャニーズWEST冠番組『エージェントWEST!』がおもしろい! 「ゴールデン」「全国放送」望む声も

 ジャニーズWESTのメンバーが「人に役立つミッション」に体当たりで挑む『エージェントWEST!』(朝日放送)。12月15日深夜放送分では、神山智洋が担当するコーナーが放送された。

 「神ちゃんおかん」というキャラクターに扮し、生活に役立つ便利な“神ワザ”を駆使して、忙しいお母さんのお手伝いをする、というのが神山のコーナー。いつもは依頼者の自宅にロケへ行くスタイルだが、今回はスタジオに「神ちゃんおかん」の格好をした神山が登場し……

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「窃盗症(クレプトマニア)には刑罰より治療を」ベテラン万引きGメンの私が納得できないワケ

 こんにちは、保安員の澄江です。

 先日、執行猶予中にもかかわらず万引きを繰り返して、逮捕起訴された元マラソン選手の原裕美子元被告に対して、再度の執行猶予判決が下されました。原元被告は、現役時代から続く摂食障害、また、衝動を抑えられずに万引きを繰り返してしまう窃盗症(クレプトマニア)の治療を受けているそうで、今回、執行猶予判決となった理由は、「治療の継続は再犯防止に一定程度効果がある。社会内での更生に向けた態勢が整っている」からとのこと。執行猶予中に再度犯罪を犯せば、実刑判決というのが司法のセオリーですが、近頃は窃盗症という病名により、再度の執行猶予判決を得る摂食障害系万引き常習者が増えているのです。

 しかし現場で多くの万引き犯の言動を目撃している私たちは、昨今の“クレプトマニアへ救済の手を”という流れがどうしても理解できません。今回、前後編に分けて、なぜベテラン万引きGメンである私がそう感じているのかを、お伝えしていきたいと思います。前編では、香川大学教育学部准教授で教育心理学・犯罪心理学・社会心理学をご専門にしている大久保智生先生にお話をお聞きしながら、私がクレプトマニアに抱いている違和感を紐解いていこうと思います。

 大久保先生いわく、「クレプトマニアはアメリカ精神医学会の精神障害の診断と統計マニュアルで疾患として認められていますが、日本だけではなくアメリカなどでもクレプトマニアについての診断は難しいととらえられています。日本ではクレプトマニアの基準について、一部の精神科医が疑問を投げかけていて、診断が難しいにもかかわらず、積極的に診断が行われている現状があります」とのこと。やはり日本のマスコミで取り上げられている状況を、そのまま受け止めるのは難しく思えてきます。

 テレビに出ていた精神保健福祉士によると、万引きを止やめたくてもやめられなかったり、気がついたら盗ってしまっているとか、自分の気持ちだけではコントロールできないという症状のある人は、窃盗症の疑いがあると話していました。家族関係や家庭環境に問題を抱える人が多く、摂食障害による過食嘔吐を繰り返して経済的に苦しくなると、食べ吐きを繰り返す目的のために商品を盗むようになるのが窃盗症の典型例だそうです。ですが、大久保先生は「厳格に診断基準を適用すると診断がつかないというのはアメリカも日本も同様です」と言われており、このような理由だけでは簡単に診断ができない事実もあるといいます。

 確かに、万引きする人は孤独で、経済的に恵まれないような状態にある方ばかりなので、精神科医などが病気だと認めれば多くの被疑者が何かしらの疾患に該当してしまうことでしょう。しかし、それらを全てクレプトマニアだと決めるのは、専門家の目からするといささか疑問に感じると大久保先生は言います。。

「日本では現在、一部の精神科医と弁護士を中心として、万引きを繰り返す常習者を積極的に疾患としてとらえていく傾向がありますが、クレプトマニアを疾患ととらえることが何をもたらすのかについて議論されていないのが現状です。全米万引き防止協会(National Association for Shoplifting Prevention)によると、アメリカではクレプトマニアの診断が裁判所の判断に影響を及ぼすことはないそうです。しかし、日本では一部の精神科医と弁護士が疾患を理由に減刑させるための活動を行っています。私の行った調査によると、クレプトマニアのふりをしている人もいると思う精神科医は約8割存在しており、その結果をみても現状に違和感を覚えます」

 医療現場においてクレプトマニアの診断は難しく、また減刑目的の詐病者がいる可能性がある。それにもかかわらず「刑罰より治療を」とする声を、多くのメディアが取り上げていました。先生の話を聞いていると、それがクレプトマニアではない万引き犯に対する免罪符にもなりかねず、言い訳による犯罪格差のようなものまで感じてしまいます。

 大久保先生も同様に危惧されています。

「万引きとは、悪いことはわかっているが、言い訳ができてしまう犯罪であると私は思います。クレプトマニアという診断がつけば、とても都合の良い言い訳になってしまうわけです。専門的に言うと、現在の日本では、クレプトマニアが万引きの動機の語彙として用いられてしまうということではないでしょうか」

 さらに、クレプトマニアに関係する一部の医療関係者や法曹関係者について、先生はこう指摘されました。

「私の調べで、『診断は難しい』と考える精神科医は約8割存在し、積極的に診断をしていくことの賛否は、ほぼ半々です。非常に診断が難しい現状であるにもかかわらず、一部の精神科医が積極的に診断し、そうした被告の弁護を専門的に受任する弁護士が存在している。つまりクレプトマニアが利用されている、言ってしまえばビジネスになりつつあると感じています」

 万引きの現場を知る保安員からみても、果たして「現代の医療現場ではっきりと診断できない病気を、犯行理由にしていいものだろうか」と、大きな疑問を覚えます。

 報道によると、クレプトマニアと診断された原元被告は、化粧品なども盗んでいたそうですが、摂食障害系の万引き常習者の女性が食料品以外の商品に手をつけることは滅多にありません。また、万引き実行後には、捕まえてほしくて店員と目を合わせたこともあったと、原元被告は涙ながらに話していましたが、現場に立つ私たちの観点からいえば、捕捉を恐れて店内の様子を見まわす事後動作(周囲を窺い、不自然に後方を振り返る動作)ともいえ、それこそが彼女の抱える犯意の表れだと考えてしまいます。

 原元被告のように「気がついたら盗っていた」「頭の中が真っ白になり、パーッとなった」と言い訳する常習者も多く、でもその割には巧みな手口で多くの商品を盗み出していくので、このような弁解を信じたことはありません。例えば認知症患者による万引きの場合には、悪意がないためなのか、周囲を窺うなど不審な挙動を示さないまま、まるで自分の家にあるものを扱うように堂々と実行していきます。たとえ頭の中が真っ白になったり、パーッとなったとしても、善悪の判断基準があるにもかかわらず、その衝動を制御できずに一線を越えてしまうことが犯罪だと思うのです。

 さらに、原元被告は、最後に捕まる時まで数えきれぬくらい万引きしてきたと、過去の犯行も告白していました。果たして、過去に盗んだ商品の賠償は、どうするつもりなのでしょうか。どこでどれだけ盗んだか、正確にはわからないでしょうから、全てを賠償することは、およそ不可能なこと。たとえ彼女の贖罪や治療が済んだとしても、その被害が消えることはないのです。

「私、本当はこんなことする人間じゃないんです。病気の影響なんです」

 これは万引きして捕捉された中年女性が、よく言うセリフの1つですが、原元被告は、このタイプなのかもしれませんね。一連の発言を聞いていて、病気の影響を理由に、その罪が軽減されることに、現場で彼らと関わる者として、大きな違和感を覚えたのは言うまでもありません。

 後編では、私が実際に経験した「摂食障害を主張する万引き常習犯」について語ろうと思います。
(文=澄江、監修=伊東ゆう)

(後編につづく)

「窃盗症(クレプトマニア)には刑罰より治療を」ベテラン万引きGメンの私が納得できないワケ

 こんにちは、保安員の澄江です。

 先日、執行猶予中にもかかわらず万引きを繰り返して、逮捕起訴された元マラソン選手の原裕美子元被告に対して、再度の執行猶予判決が下されました。原元被告は、現役時代から続く摂食障害、また、衝動を抑えられずに万引きを繰り返してしまう窃盗症(クレプトマニア)の治療を受けているそうで、今回、執行猶予判決となった理由は、「治療の継続は再犯防止に一定程度効果がある。社会内での更生に向けた態勢が整っている」からとのこと。執行猶予中に再度犯罪を犯せば、実刑判決というのが司法のセオリーですが、近頃は窃盗症という病名により、再度の執行猶予判決を得る摂食障害系万引き常習者が増えているのです。

 しかし現場で多くの万引き犯の言動を目撃している私たちは、昨今の“クレプトマニアへ救済の手を”という流れがどうしても理解できません。今回、前後編に分けて、なぜベテラン万引きGメンである私がそう感じているのかを、お伝えしていきたいと思います。前編では、香川大学教育学部准教授で教育心理学・犯罪心理学・社会心理学をご専門にしている大久保智生先生にお話をお聞きしながら、私がクレプトマニアに抱いている違和感を紐解いていこうと思います。

 大久保先生いわく、「クレプトマニアはアメリカ精神医学会の精神障害の診断と統計マニュアルで疾患として認められていますが、日本だけではなくアメリカなどでもクレプトマニアについての診断は難しいととらえられています。日本ではクレプトマニアの基準について、一部の精神科医が疑問を投げかけていて、診断が難しいにもかかわらず、積極的に診断が行われている現状があります」とのこと。やはり日本のマスコミで取り上げられている状況を、そのまま受け止めるのは難しく思えてきます。

 テレビに出ていた精神保健福祉士によると、万引きを止やめたくてもやめられなかったり、気がついたら盗ってしまっているとか、自分の気持ちだけではコントロールできないという症状のある人は、窃盗症の疑いがあると話していました。家族関係や家庭環境に問題を抱える人が多く、摂食障害による過食嘔吐を繰り返して経済的に苦しくなると、食べ吐きを繰り返す目的のために商品を盗むようになるのが窃盗症の典型例だそうです。ですが、大久保先生は「厳格に診断基準を適用すると診断がつかないというのはアメリカも日本も同様です」と言われており、このような理由だけでは簡単に診断ができない事実もあるといいます。

 確かに、万引きする人は孤独で、経済的に恵まれないような状態にある方ばかりなので、精神科医などが病気だと認めれば多くの被疑者が何かしらの疾患に該当してしまうことでしょう。しかし、それらを全てクレプトマニアだと決めるのは、専門家の目からするといささか疑問に感じると大久保先生は言います。。

「日本では現在、一部の精神科医と弁護士を中心として、万引きを繰り返す常習者を積極的に疾患としてとらえていく傾向がありますが、クレプトマニアを疾患ととらえることが何をもたらすのかについて議論されていないのが現状です。全米万引き防止協会(National Association for Shoplifting Prevention)によると、アメリカではクレプトマニアの診断が裁判所の判断に影響を及ぼすことはないそうです。しかし、日本では一部の精神科医と弁護士が疾患を理由に減刑させるための活動を行っています。私の行った調査によると、クレプトマニアのふりをしている人もいると思う精神科医は約8割存在しており、その結果をみても現状に違和感を覚えます」

 医療現場においてクレプトマニアの診断は難しく、また減刑目的の詐病者がいる可能性がある。それにもかかわらず「刑罰より治療を」とする声を、多くのメディアが取り上げていました。先生の話を聞いていると、それがクレプトマニアではない万引き犯に対する免罪符にもなりかねず、言い訳による犯罪格差のようなものまで感じてしまいます。

 大久保先生も同様に危惧されています。

「万引きとは、悪いことはわかっているが、言い訳ができてしまう犯罪であると私は思います。クレプトマニアという診断がつけば、とても都合の良い言い訳になってしまうわけです。専門的に言うと、現在の日本では、クレプトマニアが万引きの動機の語彙として用いられてしまうということではないでしょうか」

 さらに、クレプトマニアに関係する一部の医療関係者や法曹関係者について、先生はこう指摘されました。

「私の調べで、『診断は難しい』と考える精神科医は約8割存在し、積極的に診断をしていくことの賛否は、ほぼ半々です。非常に診断が難しい現状であるにもかかわらず、一部の精神科医が積極的に診断し、そうした被告の弁護を専門的に受任する弁護士が存在している。つまりクレプトマニアが利用されている、言ってしまえばビジネスになりつつあると感じています」

 万引きの現場を知る保安員からみても、果たして「現代の医療現場ではっきりと診断できない病気を、犯行理由にしていいものだろうか」と、大きな疑問を覚えます。

 報道によると、クレプトマニアと診断された原元被告は、化粧品なども盗んでいたそうですが、摂食障害系の万引き常習者の女性が食料品以外の商品に手をつけることは滅多にありません。また、万引き実行後には、捕まえてほしくて店員と目を合わせたこともあったと、原元被告は涙ながらに話していましたが、現場に立つ私たちの観点からいえば、捕捉を恐れて店内の様子を見まわす事後動作(周囲を窺い、不自然に後方を振り返る動作)ともいえ、それこそが彼女の抱える犯意の表れだと考えてしまいます。

 原元被告のように「気がついたら盗っていた」「頭の中が真っ白になり、パーッとなった」と言い訳する常習者も多く、でもその割には巧みな手口で多くの商品を盗み出していくので、このような弁解を信じたことはありません。例えば認知症患者による万引きの場合には、悪意がないためなのか、周囲を窺うなど不審な挙動を示さないまま、まるで自分の家にあるものを扱うように堂々と実行していきます。たとえ頭の中が真っ白になったり、パーッとなったとしても、善悪の判断基準があるにもかかわらず、その衝動を制御できずに一線を越えてしまうことが犯罪だと思うのです。

 さらに、原元被告は、最後に捕まる時まで数えきれぬくらい万引きしてきたと、過去の犯行も告白していました。果たして、過去に盗んだ商品の賠償は、どうするつもりなのでしょうか。どこでどれだけ盗んだか、正確にはわからないでしょうから、全てを賠償することは、およそ不可能なこと。たとえ彼女の贖罪や治療が済んだとしても、その被害が消えることはないのです。

「私、本当はこんなことする人間じゃないんです。病気の影響なんです」

 これは万引きして捕捉された中年女性が、よく言うセリフの1つですが、原元被告は、このタイプなのかもしれませんね。一連の発言を聞いていて、病気の影響を理由に、その罪が軽減されることに、現場で彼らと関わる者として、大きな違和感を覚えたのは言うまでもありません。

 後編では、私が実際に経験した「摂食障害を主張する万引き常習犯」について語ろうと思います。
(文=澄江、監修=伊東ゆう)

(後編につづく)

ヤクザの人生は「理不尽」の一言——元極妻が読む今年のヤクザ本

今は亡き某指定組織の三次団体幹部の妻だった、待田芳子姐さんが語る極妻の暮らし、ヤクザの実態――。

■“不良”の本が続々出版

 あっという間に今年も終わりですが、思えば2018年も“不良”の本がたくさん出版されましたね。

 ざっくり発売月順に、『サムライ 六代目山口組直参 落合勇治の半生』(山平重樹著/徳間書店、3月)、『ヤクザの幹部をやめて、うどん店はじめました。 極道歴30年中本サンのカタギ修行奮闘記』(廣末登著/新潮社、7月)、『死に体』(沖田臥竜著/れんが書房新社、7月)、『サカナとヤクザ 暴力団の巨大資金源「密漁ビジネス」を追う』(鈴木智彦著/小学館、10月)、『王国の復活 序章 山口組三國志の消滅』(桜井健治著/ジーウォーク、11月)、『歌舞伎町 阿弥陀如来 闇東京で爆走を続けるネオ・アウトローの不良社会漂流記』(藤井学著/サイゾー、11月)、『最強武闘派と呼ばれた極道 元五代目山口組若頭補佐 中野会会長 中野太郎』(山平重樹著/かや書房、12月)、『悲憤』(中野太郎著/講談社、12月)、『ヤクザと東京五輪2020 巨大利権と暴力の抗争』(竹垣悟・宮崎学著/徳間書店、12月)などなど。後半に集中していますね。

 なお、いわゆる実録ではありませんが、『親鸞がヤクザ事務所に乗り込んで「悪人正機」を説いたら』(向谷匡史著/ベストセラーズ、7月)も興味深かったです。作家の向谷さんは浄土真宗のお坊さんでもあるんですね。

 そういえば『極姐2.0 ダンナの真珠は痛いだけ』(徳間書店)なんていうのもありましたね……と宣伝しておきます。

 これらの労作の中で、ダントツで話題なのは、やはり中野太郎さんの『悲憤』ですね。ヤクザや元ヤクザだけではなく、カタギさんの間でも話題のようです。とにかくいろいろ赤裸々に書かれているので、「有害図書」に指定している組織もあるそうですが、この本を渡されて、「オマエもタマ(命)トってこい(=殺してこい)」と言われるよりは、いいのではないかと思います。

 ネタバレにならない程度に感想を書かせていただきますね。

 注目されている、五代目山口組のナンバー2だった宅見勝若頭射殺事件については、今まで「ウワサ」になっていたこととほぼ同じでした。事件から20年あまりを経て、ようやく“首謀者”とされていた中野さん本人の口から語られたということに意義があります。『悲憤』というタイトルからもわかるように、ずっと言えずにいたことを言ってしまおうと思われたのでしょう。

 出版の経緯については、『ヤクザと東京五輪2020 巨大利権と暴力の抗争』でも触れられています。それによると、中野さんはご自身に関する報道について反論されたかったのだそうです。やはり傘寿を過ぎて思うところはおありだったのですね。

 ちなみに不良とは全く関係なさそうな社会学者の宮台真司さんが、「週刊現代」(12月29日号・講談社)の書評欄で『悲憤』を「ギリシャ悲劇のよう」と評されておりました。なるほど、そうきましたか。思えば神話や昔話は、たいてい理不尽ですよね。人間の業というヤツでしょうか。

 一方で、『悲憤』で紹介されている中野さんのお若い頃の無茶苦茶ぶりや若い衆とのエピソードは映画にもなりそうで、クスっと笑えるところもあります。ヤクザも切った張ったで24時間ピリピリしているわけではなく、それなりに笑いや涙のある日常を送っていることをわかっていただけると思います。本当に面白いご本でした。

 また、今年は「週刊大衆」(双葉社)などで活躍されていた記者の齋藤三雄さんが亡くなられました。私は一度しかお会いしていませんが、亡きオットもお世話になっています。週刊大衆編集部と『山口組分裂「百年の修羅」 “菱の代紋” はなぜ割れたのか!?』(2016年・双葉社)などのご本も出されています。

 大衆のほか「週刊アサヒ芸能」(徳間書店)、「週刊実話」(日本ジャーナル出版)、「実話時代」(三和出版)、今はないですが「実話時報」(竹書房)にも書かれていました。実話誌の編集者さんによると、「穏やかな性格で、誰からも悪口を言われない人」だそうで、かなり貴重な存在だったことがわかります。

 まだ50代だったそうで、とても残念ですね。この場を借りてお悔やみ申し上げます。

「働いたこともないくせに」「最高!」“バッサリ発言”で株を上げた&下げた3人

 タレントにとって「戦場」とも言われているバラエティ番組。たった一言で称賛を得ることもあれば、その反対もある。ファッション雑誌「egg」(大洋図書)の読者モデルとしてデビューし、米国の恋愛バラエティー『ザ・バチェラー』に日本代表として出演するなど、近頃目覚ましい活躍を見せているタレントのゆきぽよは、12月2日に放送された『サンデー・ジャポン』(TBS系)でのある発言で批判を浴びてしまった。

 番組内では、会社の退職業務を代行する「退職代行サービス」を取り上げ、仕事を辞めたくても辞められない20代が多いと紹介。これにゆきぽよは「(利用者の)気持ちが全然わからない。こんなサービスいらないと思う」とコメント。さらに「こういう、ゆとり世代っぽいサービスを考えられると、関係ないゆとり世代まで怒られるんです。バカにされるんです。ぜひやめていただきたいですね」と言い放った。

「この言葉に対し、ネットからは『正しい。自分のケツぐらい自分で拭いた方がいい』といった声が集まった一方、『ブラック会社で働いたこともないくせに』『ゆきぽよこそが真のゆとり』といった厳しい批判が集まってしまいました」(芸能ライター)

 ハリセンボンの近藤春菜は、11月27日放送の『踊る!さんま御殿!!』(日本テレビ系)内での橋本マナミへのツッコミが称賛を集めた。橋本は、「初デートのときに男性を判断する基準」として、相手が予約した店の平均予算額が「7,000~8,000円くらいだとクリア」としていると告白。高すぎても安すぎても駄目だと説明しました。

「これに近藤は、『おごってもらう前提じゃないですか』『自分で出す気さらさらないでしょ。働いてんだからさ、出せよ。まず』とバッサリ。これにネットからは、『もはやスカッとジャパン』『その通り!』『春菜、最高!』といった称賛の声が続出。株を上げた形となりました」(同)

 マツコ・デラックスは女子アナウンサーについて持論を語り、賛同の声を集めた。

「11月7日に放送された『マツコ&有吉 かりそめ天国』(テレビ朝日系)では、2019年の『テレ朝女子アナカレンダー』が話題に。カレンダーに映った若手女子アナを見たマツコは、『勘違いしてるわね』『なんだあのポーズ』と苦言を呈し、番組進行・久保田直子アナが登場していないとわかると『載らなくてよかったじゃない』とコメント。また、弘中綾香アナの写真を見ると、『顔つくるの好きだね、この女』と捨て台詞も。これらマツコの発言に、ネット上も『まずは本業やってこそ』『ド正論』『女子アナって、なんでアイドルになりたがるんだ?』と共感を寄せていました」(同)

 「よく言ってくれた」と喜ばれることもあれば、「お前が言うな」と反感を買うこともある“バッサリ発言”。世間一般の視座を把握するセンスが大事かもしれない。
(立花はるか)

 

ゆず「重要なお知らせ」で話題作りも賛否! デビュー当時から“情報戦略プロモーション”に注力

「今後の活動について重要なお知らせがあります」と意味深な告知をした末に、弾き語りでのドームツアー開催を告知し、“炎上”騒ぎとなった人気デュオ「ゆず」。活動休止や解散を発表するかのような前振りからの“良いお知らせ”だったことで安心したファンも多いが、無駄に心配させたことから、“悪趣味だ”という声も少なくない。

「ミスリードを狙っている今回の一連の動きは、完全に話題作りですしょうね。売り出し中のバンドなんかがやるならわかるんですが、ゆずのような大物がやることではないですよね」(音楽ライター)

 ゆずといえば、結成当初に横浜・伊勢佐木町にあった横浜松坂屋前でストリートライブを定期的に開催、そこから人気に火がついたグループだとされている。

「路上ライブをやっていたのは間違いないんですが、本当に人気者になったのは、メジャーデビューした後に、ニッポン放送で『ゆずのオールナイトニッポンR』 のレギュラーを持つようになってから。毎週日曜夜に開催していた路上ライブにファンが集まりすぎて危険だからといって定期開催を終了したのは、ヒット曲の『夏色』をリリースした後。あたかも『路上からブレイクした』みたいに言われているのは、ちょっと違和感があります。普通にメジャーデビューしてから、売れたユニットですからね」(同)

 そういう意味では、「路上からブレイクした」というのは、イメージ戦略であり、プロモーションの妙だったといえるのかもしれない。

「今回の『重要なお知らせ』もそうですが、なんだかんだでいろいろな仕掛けが好きなグループなんだと思います。あるいは、情報戦略がうまいというか。音楽業界の中でずっと言われているのは、『ゆずは、特に革新的な音楽をやっているわけではない』ということ。にもかかわらず、ずっと人気を保ち続けているというのは、それだけプロモーションが上手だということなのでしょうね。今回は少々炎上騒ぎになりましたが、それも想定内なんだと思います。運営サイドは『しめしめ』と思っているでしょうね」(同)

 ゆずほどの人気グループであれば、わざわざ炎上まがいのプロモーションをしなくてもいいはず。しかし、それでも積極的に波風を立ててくる貪欲さが、人気の秘密なのかもしれない。

NHK・桑子真帆アナ、3月退社で「タモリの事務所入り」は既定路線か?

 大みそかの『NHK紅白歌合戦』で2年連続となる総合司会を務めるNHKの桑子真帆アナウンサーに、「3月フリー転身説」が浮上している。

 桑子アナといえば『ブラタモリ』の3代目アシスタントに抜擢されるや、タモリとの軽妙な掛け合いが人気を博し、2015年にはオリコンの『好きな女性アナウンサーランキング』で圏外から5位へと大躍進。現在は『ニュースウオッチ9』のキャスターを務めるなど、NHKの顔となっている。

 一方、私生活では17年5月に結婚したフジテレビの谷岡慎一アナと今年6月にスピード離婚。31歳という年齢からも、心機一転、退局してもおかしくないタイミングだ。

「桑子アナは2連連続での『紅白』司会という大役を担ったわけですが、裏を返せば『これで上がり』というNHKからのメッセージでもある。なんでも、離婚したことで局幹部の覚えが悪くなったのに加え、もともとバラエティ志望とあって、今のポジションには満足していない。すでに、タモリが所属する『田辺エージェンシー』への移籍話が進んでいるとの情報もあります」(テレビ関係者)

 また、桑子アナがフリー転身を考えるようになったのには、2人の女子アナが影響を与えているという。

「一人は、同じNHKを今年3月に退局した有働由美子アナです。現在49歳の有働が『もっと早くフリーになったほうがよかった』と話しているのを聞いて、桑子アナは自分は早めに動こうと思い立ったといいます。また、日本テレビの水卜麻美アナとは同い年。“ライバル”も来春にフリー転身する可能性もあることから、“彼女より先に”という思いがあるようです」(同)

 今やテレビ界ではフリーアナが飽和状態。『紅白』では紅組司会の広瀬すずをうまくフォローし、総合司会の内村光良との掛け合いを完璧にこなすことが、自分を売る絶好のチャンスとなりそうだ。

小出恵介、成宮寛貴、堀北真希……“復帰”の動向が注目された芸能人4名は

 12月16日にテレビ朝日系で放映された映画『シン・ゴジラ』(2016年公開)において、小出恵介の登場シーンがノーカットだったことがネット上で話題になった。消防士役で出演していた小出だが、17年6月に未成年女性との飲酒及び淫行問題が報じられたため、同11月に同映画が地上波初放送された際、彼のシーンはカットされていたのだ。

「不祥事発覚時、所属していたアミューズは小出の無期限活動中止を発表していましたが、今年6月には契約を終了。小出もコメントを出して謝罪すると同時に、『所属事務所を離れ、個人として活動させていただくことで合意に至りました』と報告していたものの、特に動きはないままでした。そのため、今回『シン・ゴジラ』での“地上波復帰”には、ネット上のファンから『小出くんが出ててビックリ! そしてうれしい!』『久しぶりに地上波で小出くんを拝めてありがたい』などと反響がありました」(芸能ライター)

 似たようなケースだと、今年10月から放送を開始した『相棒 season17』(同)の第1~2話に、すでに芸能界を引退している成宮寛貴が登場したことも、大きな注目を集めた。

「成宮は16年12月に薬物使用疑惑が報じられると、『今すぐこの芸能界から消えてなくなりたい』といったコメントを残して引退。しかしその後、本名でインスタグラムを更新するなどしていることから、たびたび“復帰説”が浮上しています。『相棒』には回想シーンという形での出演でしたが、ファンからは『これは本格的な活動再開のフラグでは?』『成宮くんを“なかったこと”にしないでくれた「相棒」に感謝』との書き込みが続出しました」(芸能プロ関係者)

 ただ、小出は不祥事、成宮は薬物疑惑で公の場から姿を消しているとあって、「簡単に復帰させていいのか?」「しっかり説明してくれないと納得できない」という意見も。一方で、復帰を望む声が多数寄せられている元女優といえば、結婚から妊娠、出産といったおめでたい話題をもって17年2月に所属事務所・スウィートパワーを退所した堀北真希だ。

「一部では今年、『10月期のフジテレビ系“月9”で復帰か』とも報じられていました。これは残念ながら現実にはなりませんでしたが、そんな中、今月14日放送の『あさイチ』(NHK)が、同局の連続テレビ小説における『人気主題歌トップ10』を紹介。1位は堀北主演の『梅ちゃん先生』(12年)でSMAPが歌った『さかさまの空』(同)と発表され、番組では曲とともにドラマ映像も流れました」(同)

 ネットユーザーからは「やっぱり堀北って可愛い」「また女優業再開してくれないかなぁ」といったラブコールが飛び交うことに。ちなみに、16年に解散したSMAPの歌声が流れたことについても、同グループのファンを中心に喜びが広まっていた。

「偶然にも、『梅ちゃん先生』には小出や成宮も出演していたわけですが……。今回、小出が『シン・ゴジラ』に登場した話題から、ネット上では彼がメインキャストを務めた人気ドラマ『ROOKIES』(TBS系)の再放送や、映画『ROOKIES-卒業-』(09年公開)の地上波放送にも期待が寄せられています。同作には、過去に“嫌韓発言”などで物議を醸し、このところ地上波ではあまり見られなくなった高岡蒼甫(現・奏輔)がレギュラー出演していたりもするので、放送が実現すればファンが大騒ぎとなりそうです」(テレビ局関係者)

 この中に、19年にも“復活”のニュースが伝えられる人物はいるのだろうか。

竹内由恵アナの“熱愛発覚”にテレビ朝日局内から歓迎の声「仕事もプライベートも苦労ばかりで……」

 テレビ朝日・竹内由恵アナウンサーの“熱愛発覚”に、局内では歓迎の声が広がっている。

 竹内アナといえば、今年10月に発売された「週刊文春」(文藝春秋)で、一般男性A氏との交際が発覚。出演している『報道ステーション』(テレビ朝日系)の放送終わりに待ち合わせ、2人で同じマンションに消えていく様子が報じられた。

 同誌の直撃取材に、竹内アナは「遊びじゃないです」ときっぱり答え、交際を認めている。

「入社以来、竹内は仕事でもプライベートでも苦労ばかりだった。そんなこともあって、局内では『そろそろ幸せになってほしい』『もう32歳だし、そろそろ結婚して落ち着いてもいいんじゃないか』と交際を後押しする声が、あちらこちらから飛んでいますよ」(テレビ局関係者)

 アイドルアナウンサーとして入社し、その年に『ミュージックステーション』のサブ司会を担当。テレ朝では次世代のメインアナウンサーと呼ばれ『やべっちFC~日本サッカー応援宣言~』、『熱闘甲子園』など人気番組を歴任。2015年から今年9月まで『スーパーJチャンネル』のキャスターを務め、18年からは『報道ステーション』の金曜日キャスターとして活躍している。

「多少のムリを言ってもにこやかに聞いてくれて、難しい仕事もやり遂げてくれます。アナウンス技術が年齢とともに向上し、安定感が出てきました。製作スタッフの意向も熟知して番組進行してくれるので、上層部の受けもいいんですよ。みんなに愛されているからこそ、恋愛も応援されているんだと思います」(同)

 これまで私生活では、バスケットの田臥勇太やプロ野球の片岡治大、サッカーの香川真司、広告代理店勤務の男性など、多くの浮き名を流してきたが、どの恋愛もゴールインとはならなかった。

 周囲も気を揉んでいるだけに、来年は自分の電撃結婚のニュースを読んで、バージンロードを突き進んでもらいたいものだ。