『中学聖日記』有村架純&岡田健史の純愛が実るも、不満が殺到!「毒親肯定ドラマ」と激怒の声も

(これまでのレビューはこちらから)

 有村架純主演ドラマ『中学聖日記』(TBS系)の最終話が12月18日に放送され、平均視聴率9.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録しました。

 二ケタとはなりませんでしたが、自己最高視聴率で有終の美を飾った同ドラマ。主人公2人の恋の行く末が気になると前回の放送直後から話題になっていましたが、一体どんな結末を迎えたのでしょうか。

 ではでは、今週もあらすじから振り返っていきましょう!

■取り調べに誓約書……2人の恋の行く末は!?

 未成年誘拐容疑で警察へ連行されてしまった聖(有村)。厳しい取り調べの中で無実だと言い張るも信じてもらえず。さらに、取り調べが終わると今度は愛子(夏川結衣)から“今後一切、晶(岡田健史)の目の前に現れない”と書かれた誓約書にサインしろと迫られてしまう。

 悩んだ末に聖は誓約書にサインし、同時に日本を離れ海外で教師として働くことを決意する。そんな聖を知った原口(吉田羊)と勝太郎(町田啓太)は、遊園地に聖を呼び出し、晶と再会させる。

 母親からサイン済みの誓約書を見せられ「自分がするべきことを考えなさい」と言われていた晶は、聖に「聖ちゃんに幸せになってほしい。だからもう会わない」と伝えた。すると、聖は「海外で教師になる。会えてよかった。さよなら黒岩くん」と明かし、2人は笑顔で別れる。

 それから5年後、タイで教師として働く聖の目の前に、大人になった晶が突然会いに。晶は「平成2018年」と書かれた誓約書を聖に手渡す。それを見た聖はにっこりと笑い、2人の恋はついに叶うのだった、というのが最終話のストーリーでした。

■2人の恋は叶うも「なんで?」「スッキリしない」と不満殺到!

 高校時代でも別れた2人ですが、さらに5年経ち結局2人の恋は実るというハッピーエンドだったんです、が! これにネットでは不満の声が殺到し、「なんで」「スッキリしない」との感想が飛び交う事態に。

 とくに多かったのが、遊園地で再会し「もう会わない」と晶は宣言。聖も「さよなら」と言って別れるんですが、その5年後、晶はタイにいる聖に会いに行くんです……。「もう会わない」といったはずなのに!? えっ!? 意味がわかりません。さすがにここには視聴者からものすごいツッコミが(笑)。「もう会わない」と言ってすぐ5年経ち、すぐにタイで再会ですからね。「矛盾している!」と驚いたようです。

 で、タイで再会した晶は誓約書を渡すんです。が、これにもツッコミが。なんと「平成2018年」と聖の直筆で書かれているんです。この文字を2度クローズアップして放送しているため、多分スタッフ側としては「記入ミス=不成立=会いに行ってよし!」という意図があるのかもしれません。ですが、そんな細かいところ、何の説明もなく視聴者にわかると思いますか?(大体、先週は原口の書いた履歴書類の「卸売業」が思いっきり間違っていたので、この「平成2018年」もスタッフ側の凡ミスなのかと思っちゃいましたよ!)「読み取れ!」と言われても高度すぎてあ然です。案の定、放送直後に「平成2018年のくだりは何?」といった声が殺到し、結末よりもそっちに注目がいってましたよ。

 尺が足りなかったのか、大事な部分が雑すぎ。正直に言うと、まるで打ち切りのような終わり方でした(別れ方・再会の仕方などが唐突すぎてびっくりです)。「スッキリしない」といわれる理由はそこにあるかと思います。

■純愛ドラマのはずが……「毒親肯定ドラマ」とブーイングの嵐

 聖の件で仲が悪くなった黒岩家ですが、最後の最後で仲直り。この簡単な説明だと、「めでたし」といった感じがしますが、実際、これにもブーイングの嵐。

 母親の愛子はひとり息子の晶に対し、過保護すぎる印象があり、度々毒母みたいな行動(晶が家出し、聖の周囲を探るなど)を起こしていました。そのために晶は母親を毛嫌いしていた。しかし、最終話では、そんなことはなかったかのように仲直り。

 ちなみに、最終話では

・母親が反対したから母親の希望通りいい大学いっていい企業入る

・母親が許してくれたから先生に会う

・ぜんぶ母親の言う通りの人生

 といった内容に。

 ネットでは、「あれだけ、ケンカしていた親子が、結局母親の言うことを聞いて“いい話”でまとめるって」「なんだか都合が良すぎる」「これじゃ、晶はマザコンに見えるよ!」とすこし怒った感があるコメントが多く寄せられていました。

 ん~。こういう、親子のハッピーエンドは納得できないというのもわかります。もうすこし、親子関係部分も深く描いて欲しかったです。

■登場人物は聖・晶・愛子・勝太郎で十分だったのでは?

 たくさん登場人物が出てきましたが、結局必要だったのは聖・晶・愛子・勝太郎の4人だったなといった印象。

 最終話では突然、夏木マリ演じる晶の中学時代の校長先生が晶と聖のことを知って愛子に会いにくるんです、「許せない」という愛子に優しく諭すんですが、これがよくわからない……(笑)。突然出てきた意味って一体!?

 で、あれだけ、聖と晶の仲を壊そうとしていたるな(小野莉奈)、聖の彼氏だった野上(渡辺大)やネグレクト母親の橘美和(村川絵梨)も出てこず。さらに、晶の父親の島崎康介(岸谷五朗)にいたっては、あれだけ晶に「男だったらちゃんと筋を通せ」みたいなことをいったのに、最終話の晶の行動によって、まったく意味なし。登場が無意味に(笑)。

 結局、本当に4人でよかったと思わせてくれる最後でした(笑)。

 以上、最終話のレビューでした。

 最終回に感動した人からは、続編を望む声が上がっていましたが……、まあ、正直この終わり方だと、それはないかと。それより、次回作の深田恭子主演ドラマに期待して欲しいところ。来年の放送を楽しみ待ちましょう!

(どらまっ子KOROちゃん)

プレステのコントローラーを取り上げられたヒモ男、パチンコだけで生きていけると確信してみた

(これまでのお話はこちらから)

 働きたくないながら、彼女の圧力がいよいよ凄いことになってきたヒモ男。そんな私に、新たな危機が迫っていた。

 働かないヒモ男は、当然ヒマを持て余している。そんなヒモ男の頼れる味方が、プレステだ。某アイドルがCMをやっている、「〇〇ないと!」なシューティングゲームをやりまくる日々。このゲームは無料ダウンロードできるので、貧しいヒモでも心置きなく遊び倒せるのだ。

 彼女の部屋で、彼女のテレビにつないだ、彼女のプレステのコントローラーをガッチャガッチャ鳴らして遊んでいる私に、彼女が言い放った。

「ゲームしすぎ。明日、会社にコントローラー持っていくから」

 絶望した。「やだやだやだやだ」とじたばた抵抗するも、拳で鎮圧された。

 こうして、教育ママの如くコントローラーを彼女が没収し、私はヒマつぶしの手段を失ったのであった。

 早急にコントローラーを買い直さなければならない。奪われることのない、自分のコントローラーを手に入れる必要がある。

 そのためにはお金が必要で、哀しいかな、お金を得るためには働かなければいけないのだ。

 しかし、働きたくないし、ここで素直に働く人間ならコントローラーを没収されていない。

 苦悩する私の頭に、天啓が降りた。

 そうだ。パチンコで勝てば、働かずにお金が入るし、ヒマつぶしにもなって一石二鳥。

 ここで焦ってパチンコを打ちに行くのは、三流のヒモである。二流のヒモは、どうすれば勝てるのかを、入念にシミュレートする。なお、一流のヒモは彼女にコントローラーを取り上げられたりはしない。

 まず、基本的なパチンコの仕組みを考える。

 お金を入れる。玉が貸し出される。その玉をガラガラ打つと、何発かが機体の真ん中にある穴に入る。穴に玉が入った数だけ、スロットが回る。このスロットが揃うと、玉が増える。

 このスロットの当たりやすさと、当たったときに増える玉の多さを表すのが、スペックというデータである。

 細かい話をすっ飛ばし、ザックリ説明すると、次のようになる。

 データを入念に読み解くと。1,000円で真ん中に20発以上入るなら、期待値はプラスで、打ち続ければいつか儲かる。という感じの、機種を見つけることができる。

 必勝法と言えるだろう。

 意気揚々と近所のパチンコ屋に出向いた。そして、その日のうちに7,000円ほど勝ってパチンコ屋を後にした。

 タバコを吸いながら、ハンドルに指を引っ掛けて固定して、スマホを眺めているだけで、7,000円である。

 私は思った。私は天才なのではないかと。これならパチンコを打っているだけで生きていけると確信した。

 翌日、有り金の全てを握りしめ、朝イチで同じ店に入った。

 狙い通り、前日と同じ台をゲットした。

 ガラスに鼻の皮脂がつくほどベッタリ密着し、釘が変わっていないか一本一本チェックした。周囲の客が怯え、離れていく気配を感じながら、気が済むまで念入りに確認。釘は変わっていなかった。

 一日中、その台を打ち続け、収支2万円ほど勝利を収めた。玉満載の箱が背後に積み上げられていくたびに、鼻の穴が膨らむのを感じた。

 コントローラーを取り上げたのに、平然としている私を不思議そうに見ている彼女の様子に、笑いをこらえるので必死だった。

 翌日も、朝イチで同じ台を確保。親の顔より見た釘だ。変わっていないと、確信を持って言える。

 順調に玉は機体の真ん中に入っていき、スロットは回っていく。しかし、ここで異変があった。

 抽選を平均300回すれば大当たりになるはずなのに、500回を超えても一向に当たる気配がない。

 しかし、ここまで回したのだから、じきに当たる。むしろ、ここで台を移動して他の人にカッさらわれる方がもったいない。

 執念で回し続け、なんとか当たりを引く。が、ぶち込んだ金額に対して、戻ってくる玉はあまりに少ない。

 そこで引いては、負けで帰ることになる。許容できなかった。

 期待値はプラスなのだ。一時的にヘコむことがあっても、回し続ければ勝てる。

 そう信じ、打ち続けること半日。威勢よくガラガラ鳴っていたパチンコ台は、スカンッスカンッスカンッと虚しい空打ちの音を響かせていた。

 残金、700円。持ち玉、0発。

 いつの間にか、全てを失っていた。期待値はプラスだったはずなのに。なぜか、圧倒的大敗北を喫していたのだ。

 これは、遠隔操作をされたに違いない。私は店の天井を睨みつけた。が、蛍光灯がまぶしくて、目がチカチカしたのですぐにやめた。

 遠隔操作とは、パチンコ界隈の都市伝説で、勝っている客がいると、店員がバックヤードから操作して、当たり確率を下げるというものだ。ありそうだ。いかにもありそうだ。

 私は脳内で激怒した。必ず、かの邪智暴虐なパチンコ屋の企みを除かんと。鼻息荒く家に帰ると、彼女に宣言した。

「俺、バイトする」

 そのパチンコ屋でバイトをし、内側から遠隔操作の真実を暴くのだ。

 こうして、私はとうとう働くことになったのである。

(文=窪田ショウ/第5話へつづく)

●窪田ショウ
勤労意欲は、タバコと一緒に燃やしてしまった現役のヒモ。楽をしようとすればするほど、妙に大変なことに巻き込まれるのはなぜだろう。

『イッテQ!』だけじゃない! 日テレドラマ“壊滅”止まらず……「フジテレビ化」の懸念

 人気看板番組『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)のヤラセ問題が話題となった2018年。

 実はバラエティでミソがついただけでなく、今の日テレはドラマにおいても絶不調だと業界内でウワサされている。

 今クールで日テレドラマの視聴率トップを飾ったのは、全体7位の『今日から俺は!!』で全話平均視聴率9.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)。以下、『ドロ刑 -警視庁捜査三課-』が8位の8.8%、放送開始前には大きな期待を寄せられていた『獣になれない私たち』が9位の8.7%と、軒並み低視聴率にあえいだ。

 福田雄一ワールド全開の『今日から俺は!!』は、原作ファンの40~50代に受け入れられただけでなく、普段テレビをあまり見ない10代などの支持も集め、久しぶりに「ファミリーで見られるドラマ」として高評価を得た。

 しかし、『ドロ刑』は名バイプレイヤーの遠藤憲一や旬の中村倫也など、脇に豪華な顔ぶれを集めたものの、ほぼ無風。『けもなれ』にいたっては、「イライラする」「話がとっ散らかっていて何が言いたいかわからない」と酷評が相次いだ。

 日テレドラマには「水曜ドラマ」「土曜ドラマ」「日曜ドラマ」の3つの枠があるが、11年の『家政婦のミタ』以降は、どの枠においても大ヒットといわれる作品が登場していない。

「フジテレビの凋落が叫ばれて久しいですが、今クールの作品はともかく、近年は意欲作も見られるようになったフジに比べ、むしろマズイ状況にきているのは日テレじゃないかといわれています。ジャニーズ事務所など、お付き合いのある事務所などから主演が決まり、主演ありきの安直なつくり方をしている点などは、かつてのフジのようだといわれていますし、対応の悪さもよく耳にします」(テレビ雑誌関係者)

 ドラマ取材などでは、複数媒体を集めて行う「合同取材」のスタイルが一つの定番だが、集まった記者たちの間で最近の日テレの対応について話題になることもあるという。

「取材待ちの間に、別媒体の記者さんから『日テレの広報さんって、怖くないですか?』と聞かれることがときどきあります。おそらく個人差があるでしょうし、そもそも受け取り方の違いもあるのでしょうが、例えば『けもなれ』は、媒体をかなり選んで取材を受けていたようで、媒体名で断られ、『基本的に受けていないけど、どうしても取材したいということなら、受けるかわかりませんが、とりあえず企画書だけ送っておいてください』と、かなり高圧的な態度で言われて、びっくりしたなんて話も聞きますよ」(同関係者)

 また、あるエンタメ記者は言う。

「制作サイドの取材をしていくと、日テレドラマがおかしなことになっているのは、脚本家のせいじゃなくて、演出のせいだというグチをこっそり聞くこともあります。大仰なBGMをつけたり、暗く自己満足な映像にこだわったりと、脚本の世界を殺してしまうというか。作り手の中でも、方向性が定まらず、ちぐはぐになっている部分があるようです」

 もちろん局の体質ではなく、個人、あるいは座組みの雰囲気はあるもので、『今日から俺は!!』のように制作サイドも出演者もともに楽しみ、視聴者にも受け入れられる好例もある。

 日テレが今後、どんなものを見せていくのかに注目したい。

ナスDが日テレ『ガキ使』に風穴を開ける? 『紅白』裏で、テレ朝がよゐこ『無人島0円生活』をオンエア!

 大みそか『第69回NHK紅白歌合戦』の裏で、テレビ朝日はよゐこが出演する『無人島0円生活』(午後6時~深夜0時30分)を放送する。『紅白』の裏では、『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで! 絶対に笑ってはいけない』シリーズ(日本テレビ系)が8年連続で民放トップの座を独走しているが、同番組に風穴を開けられるか注目される。

 テレ朝は昨年まで、大みそかの夜に4年連続で『くりぃむVS林修! 年越しクイズサバイバー』をオンエアした。しかし、視聴率は振るわず、昨年は第1部(午後6時~7時)の6.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)が最高。『紅白』と重なった時間帯では、第2部(午後7時~9時)の5.2%が最高で、日テレには遠く及ばなかった。

『無人島0円生活』は、2004年7月に『いきなり!黄金生活。』内でスタート。07年には『よゐこの無人島0円生活』として、大みそかのゴールデン・プライム帯で放送され、11.8%と2ケタに乗せた実績がある。大みそかにオンエアされたのは、その1回のみで、昨年は12月29日に放送された。

 同番組は、よゐこの濱口優、有野晋哉とゲストが、無人島で2泊3日のサバイバルバトルを繰り広げる内容。今年のよゐこの対戦者は、昨年末、よゐこに勝利した“破天荒ディレクター”ナスDこと友寄隆英、女子レスリングの吉田沙保里とお笑いコンビ・ブリリアンがタッグを組んだ「吉田沙保里 with B」チーム。当日は、よゐこ、同局・田畑祐一アナが無人島から、「ナスDの大冒険YouTube版」を通じて、番組を生解説する。

 民放の大みそかの夜は、かつては『Dynamite!!』(TBS系)、『PRIDE』(フジテレビ系)といった格闘技番組が健闘した時期もあったが、格闘技ブームは終焉。日テレの『ガキ使 絶対に笑ってはいけない』シリーズが独走する状態が長く続いており、低視聴率が続くテレ朝としては、なんとか一矢報いたいところ。

 今年の各局のラインナップは、日テレが『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで! 絶対に笑ってはいけないトレジャーハンター24時!』、昨年民放2位に躍進したテレビ東京は『第51回年忘れにっぽんの歌』『孤独のグルメ 2018大晦日スペシャル(仮)』、TBSは『平成最後の大晦日スペシャル!SASUKE2018&ボクシング井岡一翔世界タイトルマッチ』、フジは『RIZIN.14』をオンエア。視聴率が低迷していたテレ朝とTBSは番組を一新した。

「『ガキ使』は昨年、第1部(午後6時30分~9時)で17.3%、第2部(午後9時~深夜0時30分)で16.3%と高い数字をマークしており、これに勝つのは容易なことではありませんが、そのほかの4局がどこまで食い込むかが注目されます。新たにスタートする番組と違って、『無人島0円生活』は一定の実績があるだけに2ケタも十分狙えるでしょう。ただ、主役のよゐこより、やはり“ナスD頼み”になるでしょうね。ナスDは昨年放送開始した『陸海空 地球征服するなんて』(旧タイトル『陸海空 こんな時間に地球征服するなんて』)でのアマゾンの部族潜入取材における破天荒ぶりで大ブレーク。昨年末の『無人島0円生活』でのサバイバル生活では、鮮烈なインパクトを残し、濱口に圧巻の勝利を収めました。今年もよゐこより、ナスDがどこまで奮闘するかに視聴者の興味は向くでしょうね」(テレビ誌関係者)

 制作側としては、タレントより、本来裏方のディレクターに期待しなければならないというのは、不本意ではあるだろうが、数字のためなら、背に腹は代えられないだろう。ナスDの変わらぬ破天荒なサバイバル生活に注目だ。

(文=田中七男)

母になった蒼井そらはもうオワコン? SNSでの妊娠報告に、フォロワーは完全スルー

 元セクシー女優の蒼井そらが、現在妊娠5カ月であることを公式ブログで明らかにした。

 このニュースは、性の伝道師としての畏敬を込めて、彼女を「老師(先生の意味)」と呼ぶ中国をはじめ、台湾・香港などの中華圏でもトップニュースとして報じられた。

 11日夜、蒼井は約1,900万人ものフォロワーを擁する中国版Twitter「微博」に、中国語で次のような投稿をした。

「みなさんこんにちは! 先ほど行われたイベントでも発表しましたが、わたくし蒼井そらは現在妊娠5カ月です。今まで私に対して、『もう妊娠できる体ではない』という言葉や、『もし子どもを産んだら、子どもがかわいそう』という批判を耳にしてきました。私は自分自身に対して、大丈夫! 何も問題ない! と言い聞かせてきました。それでもやっぱり、子どもがどうしても欲しかったのです。もちろん、子どもの将来が一番大切だと考えています。もう、かわいそうだとは思わないでください。これから努力して、いいお母さんになります!」

 これに対し、中国人からは「老師! おめでとう! 幸せなお母さんになって!」「僕にとっての女神は、今でも蒼井そらだけだ。あなたのおかげで日本のことも大好きになった」という純粋な祝福の弁から、「妊婦姿での作品が出たら、絶対購入したい」「結婚してからも、プライベートでの性生活は充実していたんだね。とりあえず旦那がうらやましい」という不純な(?)コメントまで、熱心な中国人ファンがメッセージを寄せている。

 しかし、この投稿から1週間の時点で、寄せられたコメントの総数はたったの1万6,000あまり。「いいね!」こそ7万2,000ほど集めているが、リツイートは1万3,000回にとどまり、1,900万人という彼女のフォロワーの99%以上は妊娠報告を完全スルーしていたということになる。

 蒼井といえば今年7月、上海で行われた慈善活動のイベントに参加した際に、赤いスカーフを着用していたため、中国国内で大きな批判にさらされた。共産党のシンボルとされる赤いスカーフを、セクシー女優だった蒼井が着用したことに対し、保守層が「侮辱的」と反発したのだ。その後、彼女の微博アカウントは一時的にアクセスが遮断される事態となった。

 中国人が見たいのは、あくまでセクシー女優としての蒼井そらであり、妻となり母となった彼女には興味なしということか?

(文=青山大樹)

JOY、「絶縁宣言」の相手は「ZOZO・前澤氏のモノマネ芸人」!? “炎上商法”に周囲呆れ

 Twitter上の“絶縁宣言”が、いまだに波紋を広げているJOY。ネット上での“犯人探し”では、複数の“容疑者芸人”が浮上しては消え、逐一ネットニュースで取り上げられている状況だが、関係者の間ではJOYの「おとなげなさ」が不信を買っているようだ。

 JOYは12月9日、Twitterに「後輩の某芸人とはもう縁切り。ここまで人にイライラさせられたのは初」「わざわざSNSに書く必要なんてない訳だけど、それを書くって事は相当吐き出したかったんだと思います、ハィ。中々人にイライラしない僕ですが、今回ばかりはダメでした」と、続けざまに怒りのツイートを投稿した。

「これに対して、メディア関係者も該当芸人について調べ回りましたが、JOY本人は実名を出すつもりがまったくないようで、今でも“犯人”は突き止められずにいます。そうこうするうちに、容疑者候補として、マテンロウ・アントニー、EXIT・兼近大樹らの名前が浮上し、本人の釈明とともにニュースで取り上げられるようになっています」(スポーツ紙記者)

 こうしていまだ終息の見えない絶縁騒動だが、一部お笑い関係者の間では、「プロレス的な炎上商法」だと、JOYを懐疑的に見る声が多数挙がっているようだ。

「JOYを怒らせてしまったのは、吉本興業所属のイージー蓮見という無名芸人と言われています。ZOZOTOWN・前澤友作氏のモノマネをする時は『小前澤友作』を名乗っていますが、テレビどころか劇場からもなかなかお呼びがかからないような、まったくの無名どころです。彼は3年ほど前に、有名占い師の紹介で、JOYとはフットサル仲間になっていたんです」(お笑い関係者)

 もともと芸人を目指していたというJOYは、若手芸人の面倒を見る機会も多く、蓮見もそのうちの1人だったという。

「最初にあのツイートを見た時は、てっきりJOYが蓮見の売名に協力するものだと思っていました。しかし様子を見ていると、どうもJOYの書き込みは単なるストレス発散で、しかもその後は、自らの炎上商法に利用しているフシまである。周囲の芸人たちも、『さすがに蓮見がかわいそうでは』と、同情的になっています」(同)

 JOYの周囲には多くの若手芸人がいるものの、その評判は芳しくないようだ。

「お金に困っている若手に運転手を頼んだり、自身が持っている地方番組のゲストに呼んだりと、先輩風は吹かせるものの、JOYがきっかけでブレークした芸人は1人もいない。取り巻きの中にも『それでそんなにいばられても……』と、次第に距離を置こうとする者もいるほどです。確かに蓮見も我が強いタイプで、先輩を怒らせてしまうこともありますが、JOYのツイート以降、SNSもストップしたままで、相当追い込まれてしまっているようです」(若手芸人)

 吉本と言えば、M-1の上沼恵美子を巡る暴言騒動が大炎上に発展したが、そちらに比べて今回の“絶縁騒動”は、ボヤ程度のままで鎮火していきそうだ。

吉田羊「嘘が本当のように報道される」と怒りの留学否定、“絶縁トラブル”社長とは仲良く打ち上げ

 女優・吉田羊が英国留学のため女優業を休業すると、18日発売の「女性自身」(光文社)が伝えた。しかし同日夜、吉田羊はInstagramを更新し、「嘘が本当のように報道される」「来年も日本でがんばります」と記事を否定した。吉田の強い憤りが伝わってくるが、留学だけでなく同誌が報じた“恩人”事務所社長との“絶縁トラブル”も含め、吉田は否定しているのだろうか。

 「女性自身」の記事によると、吉田羊の2019年のスケジュールは白紙状態。2019年1月放送のスペシャルドラマや2月公開の映画はすでに撮了済みだという。記事に登場する“映画関係者”は、「本人の強い希望があって英国・ロンドンへ演劇留学するそうです」と述べており、女優業を休業することを伝えている。

 吉田は今年10月に公開された主演映画『ハナレイ・ベイ』で役作りのために単身渡米し、そこで「もう一度演技を勉強したい」と決意したという。前出の映画関係者は、「すでにロンドンでの演劇学校も内定しているそうで、吉田さんは『向こうで舞台に立てるまで頑張りたい』とオーディションも受ける決意を口にしています、留学期間は半年ほどと聞いています」と、具体的に述べていた。

 ところが、この日の夜、吉田羊はInstagramを更新。先日最終回を迎えた出演ドラマ『中学聖日記』(TBS系)の打ち上げショットとともに「本日、中学聖日記最終回。を前に、Yマネさんと打ち上げ。オンエアまでには帰ります!みんな、みてねー。」と普段どおりの明るい投稿をしたのだが、ハッシュタグに「#吉田羊留学するの?」「#へーってニュース見て思った人」「#嘘が本当のように報道される」「#こわいねぇ」「#ねぇ(映画関係者)って誰?」「#来年も日本でがんばります」と報道否定の言葉を複数つけた。留学はせず、来年も日本で女優として活動していくということだろう。

 吉田羊の「こわいねぇ」という言葉からは、身に覚えのない報道への困惑と、強い憤りが伝わるようだ。

ブレイクに導いた恩人社長との“絶縁トラブル”?
 記事が「嘘」なら吉田羊の怒りも当然だろう。「女性自身」は、もうひとつの“騒動”も書き立てている。吉田をブレイクに導いた恩人であり、10年間にわたって芸能界をともに歩んできた現事務所社長・Aさんとの“絶縁トラブル”だ。

 現在では泣く子も黙る売れっ子の吉田だが、女優としては遅咲きのほうだ。かつて劇団に所属し、小劇場で下積み時代を送っていたことは有名なエピソードだ。このとき無名だった吉田を見初め、スカウトしたのが現事務所の社長・Aさんだった。

 Aさんの熱心な売り込みとプロデュースが功を奏し、Aさんと吉田は2人3脚で人気女優の地位を築き上げた“戦友”のような間柄だという。

 しかし吉田は、次第にプライベートにも意見するようになったAさんを快く思わなくなり、“いい大人なんだから仕事以外のことに口を挟まれたくない”と決別……今年いっぱいでAさんへの恩義を返したうえで、吉田は事務所を離れるという筋書きだ。

 このトラブルの真偽は定かではなく、吉田は留学を否定し、来年の仕事にも意欲を見せてはいるものの、事務所独立は事実という可能性もあるだろう。しかし、仮にAさんとの確執すらデッチ上げだとしたら、吉田が強い怒りを覚えたとしても無理はない。

 しかしである。この事務所社長Aさんは吉田羊のマネージャーだが、件のインスタ投稿で吉田は、「Yマネさんと打ち上げ」として、マネージャー(=Yマネ=Aさん)とのツーショット写真をアップしている。とても絶縁トラブルを抱えた二人には見えない。「女性自身」では「お互い弁護士を立て、年明け独立に向け最終調整」としているが、仮にトラブルがあったとしてもすでに和解していそうな雰囲気である。

過去には平成JUMP・中島裕翔との20歳差熱愛報道も……
 今年は大島優子やウエンツ瑛士などが海外へ留学しており、吉田羊が英国へ留学するとしても違和感がなかっただけに、「女性自身」の報道を信じたネットユーザーも多かったようだ。

 しかし吉田羊は来年7月、すっかり売れっ子演出家の福田雄一が手掛ける舞台「2人の主人に仕えた男(仮題)」への出演も決定している。同誌の“関係者”がいうように「半年間の短期留学」なら1月すぐに出発すれば間に合うのかもしれないが……ただ何度も言うように吉田は留学を否定している。とすると、一体どうしてこんな報道が出てしまったのかが気になるところだ。

 ただ、たとえ彼女が今の事務所から独立するとしても、あるいは半年間休業するとしても、それがビッグニュースかといわれれば、そうでもない。業界内では「吉田羊がいないと困る!」との反応があるかもしれないが、消費者側としては「独立しても休業しても、また女優として活躍してもらえればいい」というのが本音ではないだろうか。

 さて今回、吉田羊はインスタで週刊誌記事への軽い反論を試みたが、そもそもかねてより週刊誌報道に辟易していた節があるかもしれない。2016年4月、「週刊ポスト」(小学館)が吉田羊とジャニーズグループ「Hey!Say!JUMP」中島裕翔の自宅7連泊デートをスクープし、20歳差の熱愛と騒ぎ立てた。

 吉田の事務所は「役者仲間のひとりです。交際の事実はございません」と熱愛を否定したが、その後も各誌は「吉田は中島裕翔への思いを断ち切れない」「未練がある」などとアレコレ書き立て、騒動は尾を引いていた。この時、吉田がどれだけうんざりしたかは想像に難くない。今回のインスタ投稿は、週刊誌に一糸報いたといえるのかもしれない。

“ダークヒーロー”力石徹から学ぶ、不祥事続きのボクシング界の「あした」

 2018年。良くも悪くも話題が多かった競技といえば、ボクシングではないだろうか。

 井上尚弥の日本人世界戦最速の70秒KO勝利といったうれしいニュースも確かにあった。が、そんな偉業よりもメディアが時間と紙面を割いたのは、「奈良判定」や助成金流用などで物議を醸した山根明・日本ボクシング連盟前会長の問題だった。また、不祥事は海外のボクシング界でも散見し、東京五輪でのボクシング競技除外についても議論が行われている。

 日本人初の4階級制覇を目指す35歳の八重樫東は、8月の試合での勝利後、所属する大橋ジムの大橋秀行会長とリング上で抱き合って喜んだのも束の間、こんな言葉を残してファンの支持を集めていた。

「ボクシングも今なんかいろいろゴタゴタゴタゴタありますけど、一生懸命ボクサーをやっています。ボクサーを1人1人心から応援していただければ、もっとボクシング界は盛り上がると思う」

 八重樫のコメントは立派だが、逆にいえば現役選手がコメントしなければならないほどボクシング界は危機感を抱いている、ということでもあるだろう。

 そんな八重樫と大橋会長、冒頭でも触れた井上らが、12月15日放送のNHK特番で、あるボクサーの生きざまについて語っていた。

 その男の名は、力石徹。高森朝雄(梶原一騎)原作、ちばてつや作画のボクシング漫画『あしたのジョー』に登場する矢吹丈の“永遠のライバル”、力石徹にスポットを当てたNHK BSプレミアム『ダークヒーローの美学 力石徹』での1コマだ。

 今年は『あしたのジョー』連載開始から50周年という大きな節目。そのため、『あしたのジョー展』の開催や、本作を原案としたアニメ『メガロボクス』の放送など、さまざまな形で再検証がされた。それもまた、ボクシング界にとって明るい話題のひとつだったはず。そのオーラスともいえる企画が、今回の『ダークヒーローの美学 力石徹』だった。

 今なお、多くのファンに愛され続ける稀代のダークヒーロー・力石の魅力と、彼の人生に隠された美学を解き明かしていく、というこの番組。力石が原作漫画に登場した全1,228コマだけを切り抜き、セリフの「……」の数まで徹底分析していく姿は、減量苦で狂気の叫びを上げた力石よろしく、NHKスタッフもさぞ叫びたかったであろう、狂気の検証だった。

 また、「力石の顔面分析」なる企画では、「アゴの発達は王者の印。白目がちの鋭い目はテロリスト顔。でも、成功すれば革命者」と評したかと思えば、「“怖い目つき×常にほほえみを絶やさない口元”は今でいう『ギャップ萌え』」であるとし、「力石徹は元祖ギャップ萌え男子だった」と結論付けるなど、興味深い考察が続いた。

 そんな中、八重樫や大橋会長、井上らが口にしたのが、力石徹と聞いて外すことができない「減量」についてだ。今年は世界タイトルマッチで減量失敗のニュースが続いただけに、あらためて今、掘り下げるべきテーマともいえる。

 井上は、「今のボクシング界ではありえない」としつつ、「そこまでして闘いたいというわけですよね、ジョーと。気持ちはわかる」と語り、八重樫は「トイレの水さえ飲みたくなる渇き」と減量中の飢餓感について解説する。

 そして、この2人よりもさらに味わい深いコメントをしていたのが大橋会長だ。

「死ぬのは怖くない。負けるのは怖い」

という大橋節は、けだし名言。

「闘い合った人間は、わかり合える。2人だけなんです、気持ちがわかるのは」

と語り、四角いリングで闘った2人に芽生える特別な絆について、自身の現役時代の敗戦を振り返りながら熱く語っていた。

 日本ボクシング史が誇る彼ら偉大なチャンプたちが思わず語りたくなる男、というだけで、あらためて力石の株が上がった瞬間でもあった。

 そしてもうひとり、口角泡を飛ばして力石を語ったのが、『あしたのジョーの方程式』(太田出版)なる本まで出している漫画家の島本和彦だ。

 島本によれば、力石こそが矢吹丈にとっての「あした=人生の指針」であり、常に矢吹の「あした」の存在となるべく、常に一歩先を歩んでいたという。

 そんなボクシング界の「あした」のような存在になれる人物の台頭は、2019年にはあるのだろうか? プレー以外の部分でスッキリしないことが多いボクシング界には、“生みの親”ちばてつや先生が番組で発していた次のコメントを届けたい。

「人間の生きざまは、長く生きることじゃない。どう生きるか」

(文=オグマナオト)

“ダークヒーロー”力石徹から学ぶ、不祥事続きのボクシング界の「あした」

 2018年。良くも悪くも話題が多かった競技といえば、ボクシングではないだろうか。

 井上尚弥の日本人世界戦最速の70秒KO勝利といったうれしいニュースも確かにあった。が、そんな偉業よりもメディアが時間と紙面を割いたのは、「奈良判定」や助成金流用などで物議を醸した山根明・日本ボクシング連盟前会長の問題だった。また、不祥事は海外のボクシング界でも散見し、東京五輪でのボクシング競技除外についても議論が行われている。

 日本人初の4階級制覇を目指す35歳の八重樫東は、8月の試合での勝利後、所属する大橋ジムの大橋秀行会長とリング上で抱き合って喜んだのも束の間、こんな言葉を残してファンの支持を集めていた。

「ボクシングも今なんかいろいろゴタゴタゴタゴタありますけど、一生懸命ボクサーをやっています。ボクサーを1人1人心から応援していただければ、もっとボクシング界は盛り上がると思う」

 八重樫のコメントは立派だが、逆にいえば現役選手がコメントしなければならないほどボクシング界は危機感を抱いている、ということでもあるだろう。

 そんな八重樫と大橋会長、冒頭でも触れた井上らが、12月15日放送のNHK特番で、あるボクサーの生きざまについて語っていた。

 その男の名は、力石徹。高森朝雄(梶原一騎)原作、ちばてつや作画のボクシング漫画『あしたのジョー』に登場する矢吹丈の“永遠のライバル”、力石徹にスポットを当てたNHK BSプレミアム『ダークヒーローの美学 力石徹』での1コマだ。

 今年は『あしたのジョー』連載開始から50周年という大きな節目。そのため、『あしたのジョー展』の開催や、本作を原案としたアニメ『メガロボクス』の放送など、さまざまな形で再検証がされた。それもまた、ボクシング界にとって明るい話題のひとつだったはず。そのオーラスともいえる企画が、今回の『ダークヒーローの美学 力石徹』だった。

 今なお、多くのファンに愛され続ける稀代のダークヒーロー・力石の魅力と、彼の人生に隠された美学を解き明かしていく、というこの番組。力石が原作漫画に登場した全1,228コマだけを切り抜き、セリフの「……」の数まで徹底分析していく姿は、減量苦で狂気の叫びを上げた力石よろしく、NHKスタッフもさぞ叫びたかったであろう、狂気の検証だった。

 また、「力石の顔面分析」なる企画では、「アゴの発達は王者の印。白目がちの鋭い目はテロリスト顔。でも、成功すれば革命者」と評したかと思えば、「“怖い目つき×常にほほえみを絶やさない口元”は今でいう『ギャップ萌え』」であるとし、「力石徹は元祖ギャップ萌え男子だった」と結論付けるなど、興味深い考察が続いた。

 そんな中、八重樫や大橋会長、井上らが口にしたのが、力石徹と聞いて外すことができない「減量」についてだ。今年は世界タイトルマッチで減量失敗のニュースが続いただけに、あらためて今、掘り下げるべきテーマともいえる。

 井上は、「今のボクシング界ではありえない」としつつ、「そこまでして闘いたいというわけですよね、ジョーと。気持ちはわかる」と語り、八重樫は「トイレの水さえ飲みたくなる渇き」と減量中の飢餓感について解説する。

 そして、この2人よりもさらに味わい深いコメントをしていたのが大橋会長だ。

「死ぬのは怖くない。負けるのは怖い」

という大橋節は、けだし名言。

「闘い合った人間は、わかり合える。2人だけなんです、気持ちがわかるのは」

と語り、四角いリングで闘った2人に芽生える特別な絆について、自身の現役時代の敗戦を振り返りながら熱く語っていた。

 日本ボクシング史が誇る彼ら偉大なチャンプたちが思わず語りたくなる男、というだけで、あらためて力石の株が上がった瞬間でもあった。

 そしてもうひとり、口角泡を飛ばして力石を語ったのが、『あしたのジョーの方程式』(太田出版)なる本まで出している漫画家の島本和彦だ。

 島本によれば、力石こそが矢吹丈にとっての「あした=人生の指針」であり、常に矢吹の「あした」の存在となるべく、常に一歩先を歩んでいたという。

 そんなボクシング界の「あした」のような存在になれる人物の台頭は、2019年にはあるのだろうか? プレー以外の部分でスッキリしないことが多いボクシング界には、“生みの親”ちばてつや先生が番組で発していた次のコメントを届けたい。

「人間の生きざまは、長く生きることじゃない。どう生きるか」

(文=オグマナオト)

骨にヒビ、大やけど、意識障害……テレビ番組収録中にケガをした芸能人3人

 番組収録中に出演者が負傷するようなことは、本来ならあってはならない。それでも不測の事態を避けることはできないようだ。日本テレビは12月5日、「TOKIO」の城島茂がバラエティ番組のロケで「腰椎横突起」にヒビが入るケガを負ったと発表。はしごに登ってポーズを取るパフォーマンスの練習中、バランスを崩してはしごの段に背中を打ちつけたという。

 城島は「まさか、はしごのパフォーマンスで病院をはしごすることになるとは」などとコメント。「たいしたケガではない」とアピールしたが、ネット上には「リーダーに負担かけすぎじゃない?」「おじいちゃん無理しちゃいかん」「山口メンバーとの友情にヒビが入っただけでなく自分の骨にもヒビを入れるとは…」「今年のTOKIOは災難の年だね」といった声が相次いだ。

 今回は城島のように、番組の収録中にケガをした芸能人たちを紹介しよう。

 

●ヒロミ

 タレントのヒロミは、バラエティ番組で生死をさまようほどのケガに見舞われている。1991年に起こった事故で、企画内容は1万本のロケット花火を背負って月まで飛行しようというあまりにも無謀なもの。花火に着火したところ、風にあおられた炎が一気にヒロミを包みこんだ。

 当時の状況についてヒロミは、2017年4月放送の『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』(TBS系)のなかで振り返っている。耐熱性レーシングスーツ着用でもその内側は1000度に達していたと考えられ、やけどは下半身を中心に21%もの範囲に及んだという。皮膚移植やリハビリを重ね奇跡的に回復を果たしたが、ネット上には「あまりにも怖すぎて想像もしたくない」「いくらバラエティでも命を軽く見すぎ」といった指摘が続出した。

 

●3B junior メンバー

 ももいろクローバーZの妹分グループ・3B juniorのメンバー・Aさんは、当時12歳だった2015年にバラエティ番組『3B juniorの星くず商事』(BS朝日)の収録で事故に遭っている。大人用のヘリウムガスを吸って救急搬送され、意識障害のため集中治療室に入るほどの状態だった。事故について「日本小児科学会」の報告書によると、Aさんはガスを吸引して後方へ卒倒。後頭部を強打して全身性の強いけいれんを起こしたという。

 テレビ朝日は事故発生から1週間後にようやく謝罪会見を開いたが、詳細について言葉を濁す幹部に批判が続出。また制作会社の「トリックスター」が事故直後に製作実績から同番組を削除しており、一連の流れに「子どもにケガを負わせて大人が責任取らないなんて酷すぎる」「隠ぺい体質が浮き彫りになったな」「本当なら土下座して謝罪するレベルの事故でしょ」といった声が相次いだ。