売り上げは圧倒的! 「ジャンプ」の10倍近くを売り上げる「LINEマンガ」は、なぜ読まれるのか

 マンガアプリ市場は「LINEマンガ」が圧倒的。Mobile Indexが公表した「2018年マンガアプリ総決算レポート」で、その実態が明らかになった。

 レポートによれば「LINEマンガ」は、売上高218億円を記録。2位の「ピッコマ」は、売上高57億円。3位になった集英社の「少年ジャンプ+」は売上高24億円だったと推定している。

 このほか、マンガアプリでは先行組だった「マンガボックス」は、10.8億円。小学館の「マンガワン」は10.1億円。講談社の「マガジンポケット」は7.1億円となっている。シェア率では「LINEマンガ」が57.4%になっており、売り上げもシェア率も圧倒的になっている。

「LINEマンガ」が、独走している背景として指摘されるのは、公開されている作品数の多さである。この原稿を書くにあたって、アプリを立ち上げてみると「今週の新連載」として96作品が公開されている。たまたまのぞいてこの点数、いったい、どれだけの資本を投入しているのか、ただ驚くばかりの作品数である。

「アプリオリジナルの作品に加えて、他社の人気作品も多数掲載されています。それも、3巻くらいまでは無料が当たり前です。ここまでできるのは、アプリをメインにして、広告費やユーザーの課金で収益を上げるビジネスモデルを確立しているから。連載の後、単行本で利益を生み出すとか、メディアミックスなどに色気を出さず、どれだけアプリのみで収益を上げるかしか考えていないのが最大の強みでしょう」(編集者)

 これまで、マンガというものは、同人誌を除けば出版社から発信されるのが、当たり前。従来のビジネスモデルは、単行本で稼ぐ。あるいは、アニメ化や商品化などのメディアミックスで稼ぐというものだった。そうした、旧来型の常識がないところにこそ、圧倒的な売り上げの理由があるようだ。

 ただ、あくまでユーザーに「消費」させるスタイルの作品の供給。そのシステムの中で、長く読まれる作品。あるいは、本当に魅力的な作品が出てくるかは、まだわからない。
(文=是枝了以)

浜崎あゆみ、ついにアンチの罵倒に“我慢の限界”!? 修正満載“全身ソロ画像”のインスタ投稿が激減!

 歌手の浜崎あゆみが12月12日、自身のInstagramを更新。フランス・パリにあるエッフェル塔をバックに写した画像を公開し、話題となっていた。

 この日の更新で浜崎は、「今日もまた、陽がどこか別の場所を照らし始める頃、大切な人達に優しい1日の終わりが訪れますように。不安な夜など来ませんように」「ただそれだけでいい。それが難しいんだけどさ」とメッセージと共に画像を投稿。夕日に染まったエッフェル塔と紅葉が美しい町並みをバックに写る浜崎は、楽しげな表情を見せていた。

 この投稿に対し、ファンからは歓喜の声が上がったようで、ネット掲示板では「この写真神々しすぎる!」「パリでリフレッシュしてね!」「まるで絵画のようだ」といったコメントが。

 しかし、その一方で、アンチからはいつものように厳しい声が上がっているという。

「アンチからはいつものように『修正が雑すぎる』といった声が殺到。『異常に木が傾いている』『ベランダも曲がっている!』といったコメントが上がり、恒例となった画像修正の粗探しが始まっていました」(芸能記者)

 画像を投稿するたび、粗探しをされてしまう浜崎だが、『最近投稿する写真にある変化が起こっている』と先の芸能記者は、こう語る。

「実は最近、あゆの全身がうつった画像の投稿が激減しているんです。今回のエッフェル塔は顔メインの上半身のみ。また、ライブ中のあゆを写した画像も全身はなく、上半身だけや太もも辺りで切れている画像。さらに、全身写っている画像があってもプロのカメラマンが撮ったもの。多分、プロの修正が施されているはず。一応、素人が撮った全身画像というのもありますが、すべて集合写真で、周りのダンサーがあゆの体を隠すポーズをしている……。アンチからの“別人”との指摘がついに嫌になったのかも!?」(同)

 先日放送された『FNS歌謡祭 2018』(フジテレビ系)に出演した際、歌声よりも“激ヤセ”ぶりが放送直後から話題となった浜崎。やはり、体形や画像修正についてとやかくいうネットの声に、そろそろ“我慢の限界”を迎えているのだろうか。

眞子さま・小室圭さん“破談”のXデーは来年2月24日か? 美智子皇后の「根深い不快感」

今週の注目記事・第1位
「森友スクープ記者はなぜNHKを辞めたのか」(「週刊文春」12/20号)

同・第2位
「大島由香里アナ離婚決意 フィギュア小塚崇彦“羽生芸人”と女性ホテル連れ込み」(「週刊文春」12/20号)

同・第3位
「ロッテ井口監督 元ミス沖縄と裏切りの不倫入籍」(「週刊文春」12/20号)

同・第4位
「逆襲の『カルロス・ゴーン』」(「週刊新潮」12/20号)
「ゴーンVS.日産『リオ極秘資料を奪え』」(「週刊文春」12/20号)

同・第5位
「山口組抗争最大の謎を解く/中野太郎「宅見射殺」の真相を明かした」(「フライデー」12/28号)

同・第6位
「『NHK』が放置する中核子会社の赤字付け替え疑惑」(「週刊新潮」12/20号)

同・第7位
「豊洲『ターレ』事故で死亡者第1号となった女性の系譜」(「週刊新潮」12/20号)

同・第8位
「貴乃花部屋は恐怖と暴力に支配されていた-貴ノ岩が付け人殴って引退」(「フライデー」12/28号)

同・第9位
「『上沼恵美子』は『どれだけの人』か」(「週刊新潮」12/20号)

同・第10位
「ハウステンボス女帝のパワハラ地獄」(「週刊文春」12/20号)

同・第11位
「『2月までに結論を』破談を急ぐ『美智子さま』ご決断の刻限」(「週刊新潮」12/20号)

同・第12位
「米中衝突 ファーウェイご令嬢CFO(46)を待ち受ける禁固30年」(「週刊文春」12/20号)

同・第13位
「マクロン主義はそれでも生き残る」(「ニューズウイーク日本版」12/18号)

同・第14位
「経済負担が際立っても『紀平梨花』を育てたサラリーマン家庭」(「週刊新潮」12/20号)

同・第15位
「男でミソをつける女子ゴルフ界に嘆息『イ・ボミ』お前もか!?」(「週刊新潮」12/20号)

同・第16位
「セカンドオピニオンはなぜダメなのか」(「週刊現代」12/29号)

 今週はポストがお休み(12月20日発売)なので、たまには現代をじっくり読んでみよう。

 巻頭のグラビアは「冬の富山を味わう」。かに鍋がうまそうだ。モノクログラビアは「さようならの向こう側 2018」。今年亡くなった有名人たちへの哀惜グラビア。西城秀樹、大杉漣、星野仙一、野中広務、桂歌丸、津川雅彦、さくらももこ、西部邁、樹木希林などなど。

 私は劇団四季の浅利慶太さんが逝ってしまったことが、一番残念である。来年は誰がこのグラビアを飾るのだろう。アンケート調査をしてみたらいいのに。冗談だが。

 巻頭特集は毎度毎度の「死んだら必要な書類36」。これが第1部で第2部が「印鑑のありか・暗証番号教えてくれないまま逝った老親」。切実な話だが、月曜日からこんなの読みたくないね。

 次が、渋谷のハロウィンで、軽トラを横転させた15人が逮捕されたが、その連中を特定した警視庁の「ご苦労」と、割り出すのに力を発揮した監視カメラ(防犯カメラ)の凄さを褒めたたえている特集。

 そのうち、中国のように、国民全員の顔写真を登録させ、顔認証で、どこにいても一瞬で把握される時代になるのだろう。

 自由よりも安全が大事だと、世界中の人たちが思い始めたというのだが、本当にそうだろうか。

 現代も書いているように、どこにいても「監視」され、やがて自分の家の中にいても、カメラに覗かれるようになる。そうなれば、プライバシーだ、自由だなどと寝言をいう国民を、国家は一顧だにしなくなるどころか、逮捕して牢屋にぶち込む。

 今という時代は、大きな「岐路」に差し掛かっているはずだが、メディアは沈黙したままだ。

 現代やポストのような週刊誌は、そうしたことを目指す権力者にとっては都合のいいメディアだろう。政治も理不尽な事件も、国民間の不平等も扱わず、相続と病気のことだけにしか関心のない週刊誌は。

 まあ、年金問題は政治に根深く関わっているが、概ね、両誌の論調は、年金をいつからもらうのが得かどうかということだから、政治を変え、年金をわれわれ一人一人にどう取り戻すかという話にはならない。

 国家にとって安心、安全なメディアということになる。

 伝説の銀行支店長たちという短期連載を始めた。私は、政府と銀行、生保は信用するなという考えだから、こうした特集は素通りする。

 コラム、連載小説などには触れない。特別読み物としてノンフィクション作家の森功氏による「あなたの土地を狙う地面師たち」がある。

 彼は、五反田の医療法人「青葉会」の土地を使って、アパグループを騙したとして逮捕された宮田康徳被告と連絡を取り、地面師事件に関する情報提供を受けてきたという。

 森氏の活躍には頭が下がる。忙しいだろうに、高倉健の再婚相手のことを調べて本にしたり、森友学園問題を追いかけたり、私の主催のゴルフコンペにも参加してくれたり、事件と聞けば飛んでいく。

 お次は特別企画「1960年~1970年代 青春フォークソング隠れた名曲100」。この中で私の一番思いが深いのは、三上寛の「小便だらけの湖」だ。

 こんなものが歌になるんだ。衝撃だった。中でも三上の「夢は夜ひらく」は最高だったな。今でも時々聞いているが、こんな泣かせる歌はない。今晩も聴こうか。

 現代、ポストの定番。「死ぬまでSEX」の変型版で、NHKの「チコちゃん」に聞いてみたという企画。

 たとえば、「なぜ男の人は女の人の裸を見るとうれしいの?」「なぜセックスが終わるとすぐ眠くなるの?」「なぜ女の人のアソコはびちょびちょになるの?」。

 このぐらいだったらNHKでもできるかも。「なぜ大人になると『陰毛』が生えてくるの?」。やってみたらNHKさん?

 最後の医療大特集は「セカンドオピニオンはなぜダメなのか」と「すべての死に至る病は『のど』から始まる」。セカンドオピニオンは注目記事でやっているから省く。

 のどでいうと、喉頭がんと咽頭がんがどう違うのかに触れている。これって意外と難しい。

 喉頭とはのど仏などがある器官で、下部は気管とつながっているから、がんを発症して声を失うのはこっち。

 咽頭は、鼻の奥から食道にかけての食べ物が通る10センチの管のこと。下部は食道とつながっていて、この咽頭の下部に腫瘍ができるのを下咽頭がんという。

 食事中にむせたり、胸やけがする、飲み込むのが辛いという「のど力」の低下は死に至る病の始まりだそうだ。

 むせたり胸やけは毎度のことだが、もしかすると? 先週は、3日ほど、調子が悪くて酒を呑まないことがあった。

 社会人になってよほどひどい風邪などを引かなければ、酒を控えたことなどない。これって何かの兆候かな?

 こんなことを週の初めに心配するのは、カラダにいいわけはない。

 グラビアに移ろう。

「徳江かな、清純派NUDY-ファースト写真集が好評発売中」。まだ20歳だそうだ。何が悲しくて、裸になるのか。お前の母さんは泣いているぞ。そんな文句が昔ありましたな。

 袋とじは「60歳からの愛とSEX-『anan』人気企画を週刊現代風にアレンジ」。今度は「70歳からの愛とSEX」をやっておくれ。

 私は、巻末のグラビア「人に教えたくなる店 私のベスト3」のファンである。好きな店、贔屓の店を紹介すると、その人の人間性が出る。

 今回、フリーアナウンサーの登坂淳一氏が紹介するのは、麻布十番にある「あじと 本店」。まあ居酒屋ですね。私も前に行ったことがある。雰囲気は悪くないが、やはり私は「あべちゃん」がベストですな。

 というわけで、この内容で460円。あなたは買いますか?

 さて、今週の注目記事、まずは現代から。セカンドオピニオンという言葉は定着した。がんと診断されると、多くの人は2人目の医者を求めて、別の病院を訪ねる。

 だが、そこには落とし穴があるというのだ。第一、セカンドオピニオンを、自分の都合のいいことをいってくれる、安心させてくれる医者探しと誤解しているというのは、順天堂大学医学部病理・腫瘍学の樋野興夫教授だ。

「セカンドオピニオンの基本的な目的は、ファーストオピニオンの『補完』です。もちろん最初の医者の診断が明らかに間違っている場合は、違う治療を提案しますが、本来は『その治療法で大丈夫ですよ』と、患者さんを安心させてあげるのがセカンドオピニオンの大きな役割です」

 それに、現代いわく、セカンドオピニオンを転院と勘違いしている人が多いが、セカンドオピニオン外来では、基本的に再検査はしない。

 元の主治医から送られてきた診断結果や所見診断を基に判断するだけ。

 保険がきかない自由診療だし、時間をとられるので面倒だと思っている医者も多いそうだ。

 また、患者を自分の所へ来させようとして、いい加減なこという医者もいるという。

 セカンドオピニオン必ずしも正しくはない。そう考えて診てもらった方がいいそうだ。納得である。

 すい星のように現れたフィギュアの紀平梨花だが、それに比べて、最近絶不調なのが女子ゴルファーのイ・ボミ(30)である。今季の獲得賞金は約869万円。賞金女王に2年連続で輝いた彼女だが、このところ精彩がない。

 彼女は韓国の俳優、イ・ワンと恋仲で、恋愛をすると女子ゴルファーはダメになる典型なのだろうか。可愛いのにな~。

 だが、凄い16歳がまた現れたものである。紀平梨花があっという間にフィギュアスケートのGPファイナルで、あのザギトワを破り頂点に立ってしまった。

 どんな凄いスケート一家から出てきたのかと思ったら、新潮によれば、父親は普通のサラリーマンで、奥さんはデパートでパートタイムの仕事をしていたという。

 その上、3年前には自宅を売却して、学校とリンクに通いやすい場所に転居したそうだ。

 テニスの大坂なおみは、その後苦しんでいるようだが、この子は、どうなるのだろう。楽しみである。

 さて、フランスではマクロン大統領が打ち出した燃料税導入が発端となり、「黄色いベスト運動」が吹き荒れている。

 彼の富裕層ばかり優遇する政策に、地方の低賃金労働者たちが立ちあがって、パリは燃え上がり、マクロンもついに、燃料税の引き上げは来年いっぱい行わないといわざるを得なくなった。

 だが、この運動は、マクロンの支持率を低下させてはいるが、倒すところまではいかないだろうと、ニューズウイーク日本版が特集している。

 なぜなら、運動を主導する人々は、右派とも左派とも距離を置いていて、支持率が上昇した政党はないからだという。

 また、「マクロンは、多くの有権者が弱いEUを求めるなかで、強いEUを模索している。ナショナリズムが台頭するなかで、多国間主義を断固として支持し、反移民主義を認めようとしない」マクロンは、リベラルな普遍主義と保守的なナショナリズムのどちらでもない中道が示される可能性があるとして、彼は生き残ると見ている。

 それにしても、同じように富裕層や大企業優先の政策をとる日本で、こうした運動が起きないのはなぜなのだろう。

 ところで、ファーウェイという企業を、孟晩舟・最高財務責任者が逮捕されて、初めて知った。

 カナダで逮捕されたことで、株価が世界的に下落したことでも、この企業の力がわかる。

 携帯電話基地局整備ではシェア世界一だそうだが、彼女の父親がやっていた時は小さな代理店だったという。

 日本との縁も深いそうだ。東日本大震災が起きた時、彼女の会社は残ることを決め、エンジニアたちは防護服に身を包み、通信設備の修理のために福島へ入ったそうだ。

 文春によれば、アメリカのイラン制裁に反した取引をしたという容疑だそうだが、アメリカに引き渡されれば、禁固30年ということもあり得るという。

 そうなれば中国政府が黙っていないだろうが、こういうものはえてして「ディール(取引)」に使われることが多い。

 トランプ大統領は、何を取引にしようかと思案しているに違いないと思う。

 また眞子さんの話だが、すぐ終わるから我慢して。新潮はトップの特集で、美智子皇后が、秋篠宮眞子さんと小室圭さんの「破談」の決断を、来年2月24日に国立劇場で予定されている政府主催のご在位三十周年記念式典を一つの節目として、答えを出すと見ている。

 なぜ、これが節目なのか、読んでもよくわからないが、要は、美智子皇后は、小室圭という男が、5年もの長きにわたって眞子さんと交際していたのに、この間、いわれているような事実を隠したまま、不実な対応をしてきたことに強い不快感を抱いているということのようである。

 前にも書いたが、圭さんが今度一時帰国した時、どういう行動を取るかで、すべては決まるということは間違いないであろう。

 長崎県佐世保市にある「ハウステンボス」は、一時経営破たんしたが、旅行代理店HISの澤田秀雄社長の力でV字回復した。

 だが、そこで、沢田社長の威を借りて「顧問」という肩書なのに、社員たちをパワハラ地獄にしているSという女性がいると、文春が報じている。

 内部書類によると、この8年で退職した従業員はゆうに1,000人を超えるという。社長代理のA氏は、度重なるパワハラによって精神を患い、現在は出社不能の状態で自宅にいるそうだ。

 そのために、マンパワーが不足し、重大事故につながりかねないバンジージャンプのワイヤーが切れたりということが、毎日のように起きているというのである。

 これが事実なら由々しきことである。

 ところでカラオケで一番好きな歌を挙げろといわれたら、私は「大阪ラプソディー」をあげる。1976年に海原千里万里という美人漫才コンビが歌って大ヒットした。

 昔は酒に酔うと、ノンフィクション・ライターのIさんと肩を組んで、よく歌ったものだった。懐かしい。

 そのコンビの片割れが上沼恵美子(63)というタレントになって、関西で「毒舌の女王」といわれていることは知っていた。往年の可愛らしさは面影すらもなくなり、きつい関西弁を話すオバちゃんである。

 そのオバちゃんを巡って騒動が起きているという。ネットではよく知られている話だから、概略だけを紹介する。漫才界のレコ大といわれる『M-1グランプリ』が12月2日に放送された。上沼は審査員の一人だった。

 番組終了後、とろサーモンの久保田かずのぶとスーパーマラドーナの武智が、酔った勢いもあって、上沼を「クソみたいなやつ」「更年期障害」と発言し、それをインスタで配信して大騒ぎになった。

 悪口はこっそりいうのが楽しいのに、バカなことをしたものだ。新潮によれば、上沼の亭主は関西テレビの元常務で、上沼は和田アキ子など及びもつかない大物だそうだ。

 ネットは炎上し、ワイドショーは連日、この「事件」を取り上げて久保田と武智の非をあげつらっている。

 これも新潮によるとだが、上沼がひと言いえば、タレントやお笑い芸人、番組のADまで、その人間の人生が終わるほどの絶大な力を持っているというのである。

 アサヒ芸能によれば、上沼がテレビ局入りする時は、番組関係者がお迎えし、エレベーターは待機状態にして、廊下ですれ違う局員は頭を下げ、まさに大名行列のようだと、プロダクション関係者が話す。また、暴言を吐いた2人は、3年は干されるか、最悪、お笑い界追放もあると在阪テレビ局関係者が明かしている。

 そんなバカなと私は思う。みのもんたの騒動の時もいわれたが、そのようにつけ上がらせてしまうのは、テレビ局側の責任大である。

 上沼も、いい年なんだから、笑って済ませる度量があってほしいものである。

 付き人を殴ったことで引退をした貴ノ岩だが、来年2月に引退式をやるそうだ。

 フライデーは、貴ノ岩がほかにも暴力をふるっていたと、相撲協会関係者が話している。
17年5月、同じモンゴル出身で他の部屋の力士を自宅に呼びつけ、態度が気に食わないと殴り倒したというのである。

 相撲とは、土俵に上がってやる喧嘩のようなものだから、気が弱くてはつとまらない。自然と気が荒くなるのだろうが、元貴乃花部屋は特に弟子に厳しかったという。

 シゴキが日常茶飯になっていたという証言もある。そんな体質に嫌気がさして、妻の景子さんは離婚したのではないかという見方がある。

 それに、貴ノ岩とは今後10年は会わないといっているが、「元師匠としての責任を放棄しているとしか見えません」(やくみつる氏)という声もある。

 相撲取に、暴力はいけないといっても、聞く耳は持たないだろうな。

 さて、新潮によれば、豊洲で小型運搬車「ターレ」事故で、死者が出ていたそうだ。11月15日、あちこちで「買い回り」していた70代の女性が、カーブで荷台から振り落とされ、頭などに重傷を負って、1か月後に死亡したという。

 心配が現実になった。築地は狭いからスピードは出せなかったが、豊洲は制限速度8キロでも、15キロ以上でビュンビュン飛ばしているというのだ。

 それに、ターレは一人乗りで、荷台に人を乗せて走るのは禁止されている。亡くなった女性は都内を中心に展開している中華料理店のオーナーの姉で、普段はアメリカにいることが多かったそうだ。こうした事故がこれからも起こりうる。いわんこっちゃない。

 作家・百田尚樹の『日本国紀』(幻冬舎)が、間違いとコピペだらけだと大変な批判を受けている。私は未読だし、読もうとも思わないが、彼の作家としての資質は、やしきたかじんの最後の妻のことを書いた『殉愛』(幻冬舎)を読めばわかる。

 妻の側の話を真に受けて一方的に書いたため、たかじんの長女や元マネジャーから訴えられ、次々に敗訴している。

 対照的な本を紹介しよう。元朝日新聞記者の角幡唯介は、冒険とは「脱システム」だと喝破し、北極圏最北の村・シオラパルクから、4か月も太陽が顔を出さない極夜の地を旅することで、われわれに教えてくれた。

 それは『極夜行』(文藝春秋)としてまとめられ、本屋大賞第1回ノンフィクション賞を受賞する。ここ10年で最高のノンフィクションだと思う。ぜひご一読を。

 お次はNHKの話題。新潮では、NHKの中核会社が赤字を付け替えているのではないかという疑惑を報じている。

 NHKの子会社であるグローバルメディアサービス(GMS)が、2020年の東京オリンピックに向けて何かいい企画はないかと某制作会社に依頼した。

 そこでネット版のスポーツ百科事典というものを提案し、それでいこうとなったという。だが、GMS内でNHK本体と結びつきが強いスポーツ部門が反対したらしく、担当者から「今の名目では経費が払いにくい」といわれた。その後も、みずほ銀行へ事業をプレゼンする資料を作ってほしいなどといわれ、簡単な資料を作ったが、それに対してGMSから多額のカネが振り込まれたという。

 結局、この事業は16年12月に、採算が取れないと頓挫してしまう。制作会社側に支払われた約1300万円は、「特別な事情で発生した『特別損金』として決算書に計上すべきもの」(丸森一寛日大大学院准教授)、または「制作会社への寄付金」(同)としなければならないはずだが、16年度、17年度の決算書を見ても計上されていないというのである。
MGS側は付け替えや見積書の改ざんを行ったことはないと回答しているし、指導監督責任を負うNHK本体は他人事だそうだ。

 フライデーに、山口組中野会元会長の中野太郎氏(82)が、97年8月に「新神戸オリエンタルランドホテル」のラウンジで、山口組の宅見勝若頭が射殺された事件の真相を明かしている。

 中野氏に宅見殺しを頼んできたのは、山口組五代目・渡邉芳則組長だった。組長がナンバー2の若頭を殺せと、何度もいってきたそうだ。もう病気で、長いことはないといっても、聞き入れなかったという。なぜそこまで憎んだのだろうか。

 中野氏は、五代目は宅見から「五代目にしてやった」といわれるのが、堪らなかったそうだ。それに、宅見若頭は経済ヤクザといわれたように、バブル時代に不動産などに手を出し、圧倒的な資金力をもっていた。

 悩んだ中野氏は、副会長らに相談した。彼らが作戦を立て、ついにその日が来る。「宅見射殺の第一報を聞いたのは、事件後すぐだった」と話しているから、直接指示はしなかったのだろう。

 宅見若頭といえば、最近、西城秀樹の姉を愛人にしてたということが明らかになり、話題を呼んだ。

 ゴーン容疑者の起訴、再逮捕が10日に決まり、20日までは拘留が延長された。年内に保釈されるかどうかは微妙だが、ここへきて「ゴーンの逆襲」という見出しが多くなってきた。

 新潮によれば、ブラジル、フランス、レバノンの大使館関係者と面会を重ね、好きなコントラクトブリッジの本を読んだり、アインシュタイン、レオナルド・ダ・ヴィンチの本を差し入れてもらって読んでいるという。

 新潮は、この日産によるクーデターが起きたのは、4年前にフランスで「フロランジュ法」ができたことだと、東京地検関係者が話している。この法律は、企業の株を2年間保有すると議決権が2倍になるというもので、フランス政府はルノーの株を15%持っているから、これによって30%相当の議決権を得た。

 そこでフランス政府は、ゴーンがルノーのCEOを続投する条件として、日産との経営統合を実行するよう求めたというのだ。

 また、ゴーン逮捕に「司法取引」が適用されたと先の地検関係者が認めている。だが、ゴーン側も、実娘に証拠隠滅工作を指示したり、ルノーのイラン人副社長にも、フランス大使館経由で指示を出しているという。

 ゴーンが暴露本を書くという話もあるそうだ。その中で、西川社長などゴーンチルドレンたちの「不正」を明らかにしようとしているというのである。

 企業法務に詳しい郷原信朗弁護士は、先送り報酬は日産の取締役会にも諮られていなかったため、特捜部の筋書き通りに「支払いは確定していた」ことを立証するのは容易ではないと見ている。

 文春も、再逮捕したのは15年から17年の3年間にも虚偽記載があるとしたからだが、西川社長は16年11月からCEOを務めているから、虚偽記載のあった有報作成の最終責任者である。OBからも「西川も辞めるべきだ」という声が上がっているという。

 文春は、意外な人物の10日夜の行動を目撃している。森本宏特捜部長の姿が、クリスマスムードに包まれた表参道の和食ダイニングにあったというのだ。

 旧知の記者たちと宴席を設け、上機嫌で白ワインを呑み、こんなことをいっていたそうだ。

「(人質司法への批判に)海外へ行ったりしたら、捕まえようがないわな。領事や弁護士も面会するし、実質的な取り調べは一日二、三時間。大変なんだよ」

 まだ、楽観できるほど容疑が固まったわけではないのに、記者たちにべらべらしゃべるのは、特捜部のトップとしてはいかがなものか。自信のなさの裏返しなのではないかと、心配になる。

 千葉ロッテの監督・井口資仁(44)が、昨年9月に行われた彼の引退試合に、すでに離婚していた元妻を連れて来ていたと、文春が報じている。

 20年近く連れ添った糟糠の妻で、井口がメジャーリーグに移籍からも、内助の功を発揮してきたという。

 だが、結婚18年目を迎えた14年ごろ、沖縄の飲食店でアルバイトしていた18歳年下の女性と知り合い、不倫関係に陥る。翌年、その子は「ミス沖縄」に選ばれた。

 その不貞行為を妻が知るところとなり、3人が火花を散らす修羅場になった。そこで井口は、「僕は結婚するつもりだ。君は僕の今後の出世にとって足を引っ張る存在でしかない」といい放ち、離婚届にサインするよう求めたという。

 今年10月に井口はこっそり、彼女を「極秘入籍」させたそうだ。

 男というのは身勝手な生き物だが、自著に、「家族を幸せにできなければ、野球選手としてのどんな成功を意味はなくなる」書いたようだから、まずいのではないかね。

 私は、自慢じゃないが、そんなこと書いたこともいったこともないぞ。

 同じ文春。小塚崇彦(29)はフィギュア界のサラブレッドといわれていたそうだ。祖父は名古屋にスケート文化を築き、父親は全日本を3連覇し、グルノーブル五輪にも出場した。

 小塚も、バンクーバー五輪代表、世界選手権銀メダリストという経歴で、フィギュア人気を支えてきた。

 フジテレビの大島由香里アナ(34)は、そんな小塚に憧れ、交際を始め、16年2月に入籍した。17年に長女を出産し、それを機にフジテレビを退社して、小塚の実家がある名古屋市内のマンションに移った。

 だが、14年にソチ五輪代表を小塚が落選して、「何かタガが外れてしまった」(スポーツ記者)そうだ。それからは、夜遊びを覚え、酒と女に溺れるようになったと、フィギュア関係者が話す。

 12月9日未明、紀平梨花がフィギュアスケートのGPファイナルで最高得点を出した試合を解説していた小塚は、放送後、タクシーに乗り込み、横浜へ向かったという。途中で、羽生結弦の物真似芸人(そんなのがいるんだ!)羽生ゆずれない(23)を拾い、横浜中華街裏のクラブへ行く。

 1時間後、年配の男と2人は、若い女性2人と合流。タクシーで「ヨコハマ グランドインターコンチネンタル ホテル」へ。

 その日の午後2時に、小塚は「としまえん」でイベントがあったが、3回転ジャンプに見事に失敗してしまう。

 小塚は文春に、ホテルに女性を同伴したと聞かれ、「部屋に入って話をして。(中略)客観的に見れば、間違いなくそういう(不貞行為をした)ふうにとられてしまうシチュエーション。(中略)もうちょっと考えれば良かったなと思っています」。奥様以外の女性関係はあるかと聞かれ、「それは、関係ゼロでございます」。

 このような夫に、妻は、「離婚も決意しているようです」(大島の友人)。「結婚は人生の墓場」というケースがここにもあった。

 ところで書店が激減しているが、生き残りをかけた新しい試みも始まっている。朝日新聞(11月11日付)によると、1990年代の終わりに2万3000店ほどあった書店は、2018年には1万2026店にまで減少したが、実数はもっと少ないといわれるそうだ。

「東京・六本木の青山ブックセンターの跡地で11日、入場料1500円を支払う書店『文喫(ぶんきつ)』が開店した。出版不況のなか、本の販売以外の新たなビジネスモデルを探ろうと入場料制を導入。付加価値のある空間を目指すという。
店を手がける出版取次大手の日本出版販売(日販)によると、国内初の試みで、料金は美術展や映画と同じ価格帯を意識した。書店としては中規模の約460平方メートルの売り場に約3万冊が並ぶが、マイナーな本が品ぞろえの中心なのが特徴。(中略)約90席を備える店内の喫茶室では、ひきたてのコーヒーと煎茶が飲み放題。パソコンを持ち込める電源つきの作業机、靴を脱いで本を読める小上がりなどもある」(朝日)

 中国では「シェア書店」というのがいくつもできているそうだ。書店と図書館のコラボで、読者は書店で図書カードを提示して本を借りることができる。

 その本を図書館が引き取るのである。これによって図書館の蔵書が豊かになり、書店は販売促進ができ、読者は無料で新しい本が読める。

 もちろん借りられる冊数には制限があるが、書店にはカフェが併設され、その売り上げも期待できる。日本とは事情が違うかもしれないが、面白い試みである。

 今週の第1位はこの記事。今年の8月、大阪報道部で森友学園問題で数々のスクープを放った相澤冬樹記者がNHKを離れた。

 その相澤氏が、NHKを辞めた理由を書いている。彼は、森友学園に国有地が不当に安く売却されたという情報を追い、名誉会長に安倍昭恵夫人が就任していたという原稿を書くが、デスクの判断でこの部分が削られてしまう。

 8億円の値引きも、放送は関西のみ。相澤は、「NHKの森友報道は忖度で始まった」と書く。

 さらに彼は、売却交渉の過程で、近畿財務局側が、学園にいくらまで出せるか聞きだしていたというスクープをものにするが、なかなか放送OKが出ない。

 最後は、「大阪地検特捜部もこの情報を把握して捜査している」と付け足して、ようやく、夜の『ニュース7』で報じられた。

 この報道に、NHKの報道部門を束ねる小池英夫報道局長は激怒し、大阪放送局の相澤氏の上司、A報道部長に電話をしてきて、「私は聞いていない。なぜ出したんだ」と電話口で吠えたそうだ。

 そして、「将来はないと思え」と、A部長を通じて相澤氏に通告したというのである。
安倍首相は、「森友学園問題に、もし私や妻が関係していたら、総理も議員も辞める」と発言したのが去年の2月17日。

 今年3月、朝日新聞が「財務省が公文書書き換え」というスクープを放つ。新しいネタを追っていた相澤は、昨年2月に、森友学園側に、「トラック何千台もゴミを搬出したことにして欲しい」と電話をかけていたことを掴む。

 これを夜の『クローズアップ現代+』でやろうとするが紆余曲折があり、『クロ現』ではやれずに、『ニュース7』で最後に短く、『ウオッチ9』では分厚く報じられたという。

 そして5月14日、A部長から「次の異動で考査部へ異動」が告げられ、辞める決心を固める。

 相澤氏は、文書改ざんに関わり、3月7日に自ら命を絶った近畿財務局の上席国有財産管理官・Bさんのことがずっと頭に残っているという。

「森友事件は森友学園の問題ではない。国と大阪府の事件だ。国の最高責任者は安倍首相、大阪府の最高責任者は松井一郎府知事。二人は説明責任を果たしたと言えるだろうか。(中略)私がNHKを辞めた最大の目的は、この残された謎を全て解明することだ」

 彼は今、大坂日日新聞に籍を置いている。これからの取材に期待したい。

 先日、ノンフィクション作家の後藤正治氏が『拗ね者たらん 本田靖春 人と作品』(講談社)を上梓した。

 本田靖春は、ノンフィクション作家として優れた仕事をしただけではなく、周囲の編集者たちから、これほど愛された人はいない。

 本田の著作を丁寧に読み込み、彼と親交のあった編集者たちに取材し、ノンフィクションの巨星の作品と人となりを描いている。

 私も編集者の一人として、本田との思い出を語っている。これを読むと、ノンフィクションとは何か、書く人間は、どういう視点を持たなければいけないのか、よくわかる。
本田は、あまりジャーナリズムについて真っ向から語ることは、そう多くはなかったが、『体験的新聞紙学』の中にこんな一節がある。

「記者における『言論の自由』は、いい立てるものではない。日常の中で、つねに、反覆して、自分の生身に問わなければならないものだ」

 生身に点が打ってある。この言葉を相澤氏に捧げたい。
(文=元木昌彦)

今年も「面白くない」と話題だった『THE W』、芸能界からも苦言続々で“打ち切り”目前!?

 最も面白い女性お笑い芸人を決めるコンテスト『女芸人No.1決定戦 THE W 2018』(日本テレビ系)が、12月10日に放送され、阿佐ヶ谷姉妹が優勝した。

 今年の『THE W』には、606組がエントリー。その内、決勝に進んだのは、ゆりやんレトリィバァ、あぁ〜しらき、吉住、ニッチェ、根菜キャバレー、合わせみそ、横澤夏子、紺野ぶるま、阿佐ヶ谷姉妹、紅しょうがの10組だった。

 ファーストステージで、おばさんがおばさんのお見舞いに来るネタで紅しょうがに勝利し、決勝戦では、おばさんがおばさんを誘拐するネタで2位の横澤夏子を抑え、2代目王者となった阿佐ヶ谷姉妹。70票もの差をつけての優勝にネットでは賞賛の声が上がっていたという。

「もともと好感度も高い阿佐ヶ谷姉妹ですから、放送直後からネットでは『大好き! 報われて嬉しい!!』『優勝してくれて本当に良かった〜』といった賞賛の声が。また、ネタに対しても『安定の面白さ』『おばさんがおばさん特有の行動を下品さなしで客観的にデフォルメして演じるコントって今までありそうでなかったから面白かった!』と好評だったようです」(芸能ライター)

『とんねるずのみなさんのおかげでした』(フジテレビ系)の「博士と助手〜細かすぎて伝わらないモノマネ選手権〜」で万引きをする主婦、宗教勧誘といったネタを披露し、人気を得てきた阿佐ヶ谷姉妹の優勝にネットも納得といった様子のよう。

 しかし、その裏で「全体的にレベルが低かった」との声も続々と上がっているよう。

「昨年優勝したゆりやんレトリィバァは『情報ライブ ミヤネ屋』の宮根誠司のモノマネを披露したのですが、客席の反応はイマイチ。芸歴18年のあぁ~しらきに関しては、ふんどし姿を晒すといった際どい芸が多かったからか、客席はドン引き。ネットでも『忘年会ネタ見せられてる感じだった』と苦言が。さらに、ブラックピークの河田祥子とおとぎばなしの吉田治加が同番組出演のために組んだ合わせみそは、恋愛経験がない2人が恋愛ネタを披露するも、客席の反応は凍り付いたまま。ネットでは、予選の審査が『適当すぎる』との声が殺到していました」(同)

 視聴者から苦言が殺到している『THE W』だが、そんな中、芸人たちからも苦言が続々と上がっている。

「ナイツの塙宣之さんは、『ナイツのちゃきちゃき大放送』(TBSラジオ、15日放送分)で、あぁ~しらきのネタに対して『久々に放送事故を見た』と発言。また、面白い女芸人はたくさんいるとしながらも、予選の段階から『女性のことをネタにする人が多すぎる』『“彼氏がいなくて……”といった内容は、バラエティ番組のひな壇でやって欲しい』『ネタはちゃんと作って欲しい』と出演者に苦言を呈していました。また、有吉弘行さんも『有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER』(JFN、16日放送分)で、披露されたネタの質について語らなかったものの、『「M-1 グランプリ」の賞金1000万で、「THE W」の賞金1000万って……ちょっと釣り合ってないよ。「THE W」の賞金は100万にしなきゃだめだよ、マジで、来年から』と苦言。優勝した阿佐ヶ谷姉妹については「面白かった」と明かすも、『だけどほかにもいろいろとね』と不満があった様子。芸人たちも『見てられなかった』というのが本音なんでしょう」(同)

 ちなみに、2017年の同番組に関しては、今年1月1日に放送された『久保みねヒャダ明けましてこじらせナイト寿スペシャル』(フジテレビ系)で、エッセイストの能町みね子氏が、「笑えないところで笑いの声が入っていて違和感満載だった」といった旨の発言をしていた。

 1回目の放送に続き、2回目の放送でも批判や苦言が殺到してしまった『THE W』。もしかしたら、来年の放送はないかもしれない!?

米倉涼子『リーガルV』最終回で有終の美飾るも『ドクターX』から視聴率大幅ダウン! やっぱり失敗なのか?

 米倉涼子が主演した新ドラマ『リーガルV~元弁護士・小鳥遊翔子~』(テレビ朝日系)最終回(第9話)が13日に放送され、視聴率は17.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)をマークして有終の美を飾った。全話平均は15.7%で、10月期のプライム帯の連ドラでトップになるのは確実。だが、前作『ドクターX~外科医・大門未知子~』と比べると、視聴率は大幅ダウンとなった。

『リーガルV』は初回15.0%で発進し、第2話で自己最高の18.1%を記録。第3話15.9%、第4話16.5%と好調に推移した。ところが、第5話以降、15.4%→14.4%→14.2%→13.4%と4週連続で右肩下がり。しかし、最終回では第2話に次ぐ17.6%まで引き上げて、米倉ドラマの強さを見せた。

 最終回は、翔子(米倉)がかつて弁護した受刑者・守屋至(寛一郎)が、NPO法人「貧困を救う会」の代表・大峰聡(速水もこみち)に脅され、殺人の罪に手を染めていた。その真実を法廷で明らかにするため、翔子自身が原告となり、大峰と“ある濃密な裏関係”が疑われる「Felix & Temma法律事務所」の代表弁護士・天馬壮一郎(小日向文世)を提訴。至を弁護していた1年前に弁護士資格を剥奪されたことに関して、弁護士会会長でもある天馬に、1円の損害賠償を求める民事訴訟を起こした。そして、法廷で翔子が管理人を務める「京極法律事務所」と、天馬の事務所が大バトルを繰り広げる・・・・・・という展開だった。

 その裁判では、翔子が弁護士資格を剥奪される直接原因となった“暴力団への金銭授与行為”が、仕組まれた罠だったことが明らかになった。さらに、天馬の事務所の海崎勇人弁護士(向井理)が裏切って、至の犯行は、天馬が実の息子である大峰に指示したものであったことが判明。翔子は勝利し、天馬はすべてを失った。しかし、翔子は弁護士資格の回復手続きはせず、ほかの弁護士とパラリーガルに事務所をまかせるとして、旅に出るというエンディングとなり、“続編”はあってもなくてもいいような終わり方になった。

 ドラマの視聴率がなかなか取れない、この時代で平均15.7%は上々。同枠で、今年1月期にオンエアされた、木村拓哉主演『BG~身辺警護人~』の15.2%を上回ったのだから、“米倉人気”は健在だったといえそう。

 ただ、『ドクターX』と比較すると、どうしても大幅な視聴率ダウンが目に付いてしまう。同シリーズの全話平均視聴率は、第1シリーズ(12年)が19.1%、第2シリーズ(13年)が23.0%、第3シリーズ(14年)が22.9%、第4シリーズ(16年)が21.5%、第5シリーズ(17年)が20.9%。昨年の第5シリーズより、『リーガルV』は平均で5.2ポイントも落ちた。同シリーズの最終回は25.3%で、最終回のみ比べると、7.7ポイントもの大幅ダウンとなったのだ。

 なにはともあれ、“一定”の結果を残した『リーガルV』だが、果たして、この数字はテレ朝にとって、成功なのか、失敗なのか?

「『リーガルV』は向井、菜々緖など主演級の俳優・女優も多数出演し、ギャラ総額も高く、制作費もかかっていることから、テレ朝の目標は17~18%だったといいます。それに届かなかったのですから、その意味では失敗でしょう。ただ、最低ノルマといえる15%台を記録したため、必ずしも失敗とは言い切れないでしょうね。ただ、目標をクリアできなかったのですから、“成功”ともいえそうにありません」(テレビ関係者)

 そうなると、来年10月期に内定しているとされる“米倉ドラマ”がどうなるか、気になるところだ。

「テレ朝上層部には、『ドクターX』復活を願う人たちが多数存在するといいます。その人たちにとっては、『リーガルV』はコケてほしかったはず。しかし、目標には届かなかったものの、最低ノルマの15%を超えたことで、『ドクターX』続編を嫌がる米倉を説き伏せるのは、難しくなったといえそうです。米倉自身、『ドクターX』よりギャラダウンに応じたとも伝え聞きますし、来年も米倉の意向が尊重されるのではないでしょうか。そうなると、さらにまた新ドラマを制作するとなると、リスクもありますし、『リーガルV』続編放送で落ち着く可能性が高くなったとみていいかもしれません」(同)

 テレ朝にとっても、ファンにとっても、『ドクターX』復活がベストなのだろうが、やはり、すべては米倉の腹一つとなりそうだ。
(文=田中七男)

『下町ロケット』第10話 下町の舞台・大田区を襲う蒲田くんを迎え撃て!! 明かされた軽部の素顔

 阿部寛主演の熱血理系ドラマ『下町ロケット』(TBS系)もいよいよクライマックスです。裏番組ではテレビ朝日が大ヒット映画『シン・ゴジラ』(16年)という強力な刺客を差し向けてきましたが、『下町ロケット』も復活のイモトアヤコ、変人・軽部の意外な素顔、そして吉川晃司の華麗なボウリングフォームといった見せ場で応戦しました。エンジンフル稼働状態となった『下町ロケット ヤタガラス』第10話を振り返りましょう。

 後半戦に入って出番がすっかり減り、『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)のやらせ問題も尾を引き、心配されていたイモトアヤコ扮する天才エンジニア・島津ですが、第10話で完全復活です。プー子生活を脱して、大学の非常勤講師として働き始めた島津は、念願叶ってカリフォルニアの工業大学で研究職に就けるチャンスも手に入れます。また、「帝国重工」時代から苦楽を共にしてきた「ギアゴースト」の伊丹社長(尾上菊之助)からも戻ってきてほしいと頼まれます。

 しかし、島津が選んだ再就職先は、佃社長(阿部寛)率いる中小企業「佃製作所」でした。自分を本当に必要としている職場で働くことが彼女の仕事のモチベーションだったのです。日本の農業を救いたいという佃社長の熱い想いに協力することにしたのです。

 三顧の礼をもって「佃製作所」に迎え入れられた島津は、さっそく社名入りの作業着に着替えます。あまりに作業着姿がぴったり似合うため、「佃製作所」の社員たちは大喜びです。「帝国重工」の財前部長(吉川晃司)の勝負服が高級感漂うスリーピース・スーツなら、天才エンジニア・島津はシンプルな作業着こそが勝負服なのです。

(前回までのレビューはこちらから)

■島ちゃん軽ちゃんコンビの誕生!

 気になるのは、「佃製作所」きっての変人・軽部(徳重聡)のリアクションです。途中入社の島津が役員待遇で、軽部がそれまでリーダーだったトランスミッション開発チームを担当することになりました。島津が「ギアゴースト」を退職した際には、目から「一緒に働こうよ」ビームを発していた軽部ですが、カメラは無言のままの軽部を映し出すだけです。しかも、相変わらず定時になると帰社してしまいます。立花(竹内涼真)とアキ(朝倉あき)は、島津にチームリーダーの座を奪われたことが面白くないのではと勘ぐってしまいます。トランスミッション開発チームに不穏な空気が漂います。

 開発部長の山崎(安田顕)は立花とアキをおでん屋に誘い、軽部の家庭の事情について説明します。軽部には生まれつき心臓の弱い娘がおり、妻も共働きのため、病院への送り迎えは軽部がしなくてはいけなかったのです。職場ではぶっきらぼうな軽部ですが、娘には子煩悩そうな優しい表情を見せていました。

「帝国重工」が開発した農業ロボット「アルファ1」の内部に不具合があることに気づいた軽部が「アルファ1」を思い遣るような表情を見せ、出来たばかりの「佃製作所」の試作ロボットに「がんばれ!」と声援を送っていたのは、自分の娘とロボットたちを重ね合わせて見ていたからだったのです。

 軽部がいつも定時で退社し、週末を利用した農作業ボランティアにも参加しなかった理由がこれで分かりました。しかも、立花やアキがおでん屋で呑んでいる間、軽部は会社に戻って黙々とひとりで作業を続けていたのです。タイムカードは一度押しているので、これはサービス残業でしょう。

 天才エンジニアの島津は、軽部の堅実な仕事ぶりをしっかり理解していました。きっちりの自分の担当パートを仕上げてみせた軽部のことを「これからもよろしくね、軽ちゃん!」とねぎらう島津に対し、「よろしく、島ちゃん♪」と応える軽部でした。才能ある人間同士が認め合うことで、トランスミッション開発チームは急激な進化を遂げていくのでした。軽部のことを過小評価していた立花とアキは、エンジニアとしても社会人としてもまだまだ次元が下だったのです。

 島津の歓迎会を兼ねたボウリング大会が開かれます。「アルファ1」の改良を「佃製作所」に依頼している財前部長も、途中参加することに。上着だけ脱いだスーツ姿で、パーフェクトな投球フォームを披露する財前部長。改良型「アルファ1」完成への祝砲代わりとばかりに、見事なストライクを決めてみせます。

■ドラマと現実世界をつなげたクボタのCM

 裏番組の『シン・ゴジラ』では「佃製作所」の所在地である東京都大田区にゴジラの第二形態である“蒲田くん”が上陸し、下町をメタメタに蹂躙します。一方の『下町ロケット』も大変な事態を迎えました。記録的な大豪雨という自然災害が、新潟県燕市を襲ったのです。元「佃製作所」の経理部長・殿村(立川談春)は実家の田んぼの稲刈りを間近に控えていたのですが、成す術なく稲は全滅してしまいました。脱サラした殿村があれだけ苦労して育て上げたのに、たった一夜の大雨がすべてを奪い去ったのです。自然と触れ合いながら、田舎生活を満喫していた殿村は、農業で食べていくことの恐ろしさを身を持って体感したのでした。

 さらに自然災害以上に恐ろしいのが、田舎の人間関係です。農業法人に参加することを断り、独自ブランド米の販売を続けてきた殿村に対し、農林協の職員・吉井(古川雄大)は容赦ありません。本年度の収穫ゼロとなった殿村が農林協に500万円の融資を申し込むと、窓口に現われた吉井は「農業法人に入らないから、こんなことになったんですよ」とニヤニヤ顔で対応します。勝手なことをするから、災害に遭ったのだと言わんばかりです。ブランド米を止めて、今後はこちらに服従するなら融資を考えるという悪代官ぶりです。閉鎖的社会の恐ろしさがまざまざと描かれます。

 さまざまな悪役が登場する『下町ロケット』ですが、殿村家を村八分扱いする吉井は最上級のゲス野郎です。殿村が絶望しながら去った後、吉井の上司が「農林協は農家の人の助けになるためにあるんだ」とフォローを入れましたが、もっとしっかり部下の仕事内容をチェックしてほしいものです。しかし、ここまで嫌な奴は、役とはいえなかなか演じられるものではありません。古川雄大はミュージカルの舞台というホームグランドがあるからこそ、徹底して悪役を演じられるのでしょう。舞台とテレビの仕事をうまく使い分ける、古川雄大のクレバーさにも恐れ入ります。

 第10話では、CM中に他局にチャンネルを変えられないための秘策も投じられました。クボタが開発して実用化に成功した「アグリロボトラクタ」の勇姿がCMとして流れたのです。『下町ロケット』の世界が現実化したようなリアルな映像で、CMかドラマなのか分からないほどでした。日本の農業を守りたいという佃社長や財前部長たちの願いが現実のものになりつつあることに、驚きを覚えた第10話でした。

 驚いたといえば、軽部が結婚して、娘もいたこともショックでした。軽部には根っからの変人でいてほしかったなというのが、正直な思いです。残業は頑なにやらない頑固者であっても、「佃製作所」は活躍できる理想の職場であってほしかったからです。サービス残業以外にも、会社に貢献できる方法はあると思います。まぁ、社員が自主的に黙々と残業する姿を映すことが、テレビドラマとしては分かりやすい盛り上げ方なのでしょう。日本に本当の意味での「働き方改革」が浸透するのはまだまだ先のことのようです。

 分かりやすい盛り上げ方に徹したことで、15分拡大スペシャルだった第10話の視聴率は15.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と、第8話の11.5%、第9話の12.6%からグ~ンと数字を伸ばしました。次週の最終回は、前シリーズの最終回22.1%にどこまでまで迫ることができるのでしょうか。首相の前で実演が行なわれる小型ロボット「ダーウィン」と進化を遂げて生まれ変わった「アルファ1」とのリターンマッチの行方に注目です。
(文=長野辰次)

『SUITS/スーツ』第10話 久々に見た織田裕二の暑苦しい演技に安心感。賢い演技、向いてないよ……

『SUITS/スーツ』(フジテレビ系)第9話。「最強の検事VS最強の弁護士!」

 いよいよ最終回(前編)。

 今回の案件は、鈴木大輔(中島裕翔)が蟹江貢(小手伸也)と争うことになった、資産家の異母姉妹による遺産分与問題。

 そして、甲斐正午(織田裕二)の元上司・最高検次長検事の柳慎次(國村隼)による汚職疑惑だ。

(前回までのレビューはこちらから)

 

■法曹界における「親」がラスボス

 これまでもちょいちょい顔を出してはいたものの、過去にどんな因縁があったのか分からずにいた甲斐と柳。

 柳は悪を憎む思いが突っ走りすぎて、証拠隠しなどの不正をしてまで容疑者を断罪するタイプの検事。甲斐はそんな柳に嫌気が差して検事を辞めて、弁護士となったようだ。

 柳の不正疑惑を調査している最高検監察指導部の澤田仁志(市川海老蔵)は、検事時代の甲斐の後輩。

 多くの「状況証拠」はつかんでいるものの、決定的な「物証」がないため、かつて柳とベッタリだった甲斐にあの手この手で揺さぶりをかけて、証言をさせようとする。

 柳が不正を働いていた事実を知っていた甲斐だったが、澤田の態度から「検察内の内部抗争のニオイ」を嗅ぎ取り、

「そんなものに利用されるのはまっぴらですよ」

 と証言を拒否。

 しかし、澤田たちの集めた「状況証拠」を手に入れたところ、柳が自分の担当事件だけではなく、検察時代の甲斐が担当していた事件の証拠隠しまで行っていたことが発覚する。

 甲斐の部下である大輔に対して、

「私の孫みたいな存在ってわけだ」

 と語っていた柳。つまり柳は甲斐の法曹界における「親」ということだ。

 そんな「親」が自分を裏切っていたことに対する怒りなのか、「親」を告発しなければならないことに対しての迷いなのか、甲斐はいつになくイライラした様子を見せていた。

■やっぱり暑苦しい織田裕二が見たい!

 一方、大輔の担当案件。

 クライアントである資産家の依頼は、ふたりの異母姉妹に公平に資産を分配するよう遺言書を作成したいということだが、姉・藤代(町田マリー)と、妹・雛子(本仮屋ユイカ)の関係は険悪で、すんなりとまとまりそうにはなかった。

 幸村チカ(鈴木保奈美)は、姉の担当を蟹江に、妹の担当を大輔に任せ、交渉を進めるように指示する。

 大輔の経歴詐称を知ったチカは、クビにする口実とするため、ベテランの蟹江と真っ向勝負となるような案件を担当させたのだ。

「互いの資料は盗み見しない」

 というルールを設定した蟹江だったが、当然そんなルールを守るはずもなく、大輔のメールを盗み見。

 しかし大輔もそれを予想しており、あえて偽メールを盗み見させることによって、妹・雛子の欲しがっていたアパレル部門をU&T社に売却するよう仕向けたのだ。

 その上で、U&T社を雛子が買収することによって、アパレル部門を手に入れようという作戦。

 大輔の罠に気付いた蟹江は文句たらたらだが、そこで甲斐がブチ切れる。

「不正を働いた人間が居直るな!」
「部下が相手だったら、何をしても許されているとでも思っているのか? 不正を働いた人間が偉そうに。自分を正当化するな!」

 明らかに柳へのイライラが募っていることからの発言だ。

 近年の織田裕二は、山本高広のモノマネ的な熱血・織田裕二像を払拭したいのか、やたらと「賢いキャラ」をやりたがっているように思える。

 本作でも感情を抑えた演技を心がけているようだが、あんなに色黒な猿人顔なのにクールな知性派弁護士(ハーバード大卒)って、どうしても違和感アリアリなのだ。

 やっぱり織田裕二といえば、『東京ラブストーリー』のカンチや『踊る大捜査線』の青島のような熱い男のイメージが強い。織田裕二に「賢い」イメージなんて誰も求めていないんじゃないだろうか。

 そこにきて今回の感情を爆発させる甲斐。「ボクらの裕二が帰ってきた!」という感じだ。

 織田裕二は素直に、正義感に燃える暑苦しい弁護士役をやった方がよかったんじゃ……。

 近年の武田鉄矢も、金八先生イメージを払拭しようとあえて悪役を演じることが多くなっているが、鉄矢の場合は、素の性格の悪さがにじみ出ていて、金八先生よりも明らかにハマリ役となっている。

 織田裕二の素は、おそらくTBS『世界陸上』で見せるような熱血バカなのだろう。もっと素直に「素」を活かした役をやって欲しい。

■あのキャラメル、何だったんだ?

 大輔の作戦通り、U&T社を雛子が買収することによってアパレル部門を手に入れることに成功。

 しかし蟹江は罠に気付いており、業績の悪いアパレル部門を法外な値段で売りつけていた。

 ということで、雛子の手に入れた会社は最初から借金まみれ。姉・藤代の復讐は果たされたのだ(だったら、罠にハメられた蟹江が怒っていたのはどういうことなの!?)。

 大輔の敗北が確定して、チカはさっそくクビにしようとするが、甲斐は、

「あとひとつだけ目をつぶってもらえませんか。どうしても彼に手伝ってもらいたい案件がある」と頼み込む。

 柳の証拠隠しのせいで生み出してしまった冤罪被害者を救い出したいのだという。

 甲斐と大輔との間に信頼関係が生まれつつあるのはちょいちょい描かれてきたが、ここにきて甲斐が自分自身の案件を「手伝ってもらいたい」とは。

 ふたつの案件がパラレルに進行して、せっかくのバディものなのに、甲斐と大輔、別々の案件に取り組んでいることが多かった本作。

 信頼関係を築き上げたふたりが、いよいよ手を取り合って最大の案件に立ち向かう。熱い展開ではあるが……。

 いろいろ気になっていた伏線が、あと1話でちゃんと回収されるのかが気になるところ。

 特に、第1話からしばしば意味ありげに登場していた「江森ソフトキャラメル」。何の説明もないまま終わったら怒るで、しかし。
(文とイラスト=北村ヂン)

関ジャニ∞、A.B.C-Zのアクロバット裏話に「健気やで~」「えぇやつ」と塚田遼一を称賛

 関ジャニ∞が毎回さまざまな音楽アーティストを迎えてトークを繰り広げる音楽バラエティ番組『関ジャム完全燃SHOW』(テレビ朝日系)。12月16日の放送回には、ダンサーとしてマドンナのバックダンサーを務めたこともあり、欅坂46のシングルすべての振り付けや演出を手掛けるTAKAHIRO(上野隆博)と、三浦大知のバックダンサーも務めているパフォーマンスチーム・s**t kingz(シットキングス)をゲストに迎え「フォーメーションダンス」特集が行われた。

 実際に踊りながらフォーメーションダンスの解説をしていくという贅沢な内容になっていたが、細かい動きやダンス力の高さに圧倒されっぱなしの関ジャニ∞メンバー。そして、今回は関ジャニ∞の後輩であるA.B.C-Zの楽曲「Rock with U」の振付けをTAKAHIROが担当したということで、MVとともにアクロバットをいかすフォーメーションも解説された。

 A.B.C-Zと言えば、アクロバットが武器のグループだが、これまでのパフォーマンスの中ですでに手数を出し切っているため、新しい動きとなると制限されてくるのだという。そのため「今ある動きをいかに新しく見せられるか?」という部分がポイントとなるというが、そこで取り入れたのが複雑に組み合ったフォーメーション。

 「飛び込み前転を生かすフォーメーション」では、飛び込み前転をする塚田僚一の前に、ほかの4人が不思議な隊形を組んでいるが、実は塚田が飛び越えられるギリギリの高さになっているのだとか。さらには、一番上の橋本良亮は仰向けの状態であるため、塚田が失敗すれば橋本まで巻き添えに。だが、この緊迫感こそが「成功するのかドキドキ感」を生むのだという。

 さらに「やっていない技をやっているように見せるフォーメーション」というものもあるよう。画面ではしゃがむ河合郁人と戸塚祥太の体に隠れて見えないが、その後ろで側転する橋本を塚田が足でけり上げてサポートすることで、前面からは手をつかない“側宙”に見えるという裏技が隠れていることも明かされていた。

 このシーンでは、むしろ足で橋本を支えられる塚田に「塚ちゃんすごいなぁ」(安田章大)「ようあんなんできるなぁ」(大倉忠義)と称賛の声が集まっていたが、村上信五も「これはもうA.B.C-Zの良いところを引き出してもらってありがとうございます」「身体能力はほんとに高いですからね!」とTAKAHIROに感謝。

 一方で、「塚ちゃん自体は絶対“側宙”できるはずやろ。それを(やらずに橋本を)支えてあげて手伝ってあげてんやろ?」となぜか錦戸亮は少し悲しげ。それに村上が「健気やで~」と返すと「えぇやつやなぁ」「いいグループやなぁ」と再びみんなでA.B.C-Zを褒めていた関ジャニ∞。

 ただ「亮ちゃん仰向けになって(上を飛び越える)丸(山隆平)を受けられる?」と古田新太に聞かれた錦戸は「絶対嫌だ!」と即答。これには丸山も「失敗する確率が高いからね(笑)」と答え、笑いを誘っていたのだった。

 なかなか共演の機会がない関ジャニとA.B.C-Zだが「えびちゃんたちみんなが努力して勝ち取った武器が、認められて褒められてテレビでも流してもらえて、本当に本当にうれしかった」「村上くんの言葉に感涙」「地上波で彼らのパフォーマンスが注目されるのが本当にうれしい」とA.B.C-Zファンは感激していたようであった。
(華山いの)

キンプリ岸優太が女優へのセクハラ回避、セクハラしまくりの大御所たちとは雲泥の差!

 今月10日に放送されたクイズ番組『ネプリーグ』(フジテレビ系)に、映画『ニセコイ』の出演者である、Sexy Zoneの中島健人、女優の中条あやみ、King & Prince(以下、キンプリ)の岸優太がゲスト出演した。

 3人は漢字の読み書きクイズなどに挑戦。風船のついた気球に乗りながら世間の声を当てるクイズでは、岸に対して「イヤホン・ヘッドホンで主にワイヤレスを使っている人の割合は?」という問題が出題された。岸は85%と回答するも、正解は13%と大誤差。岸の失態は痛かったものの、最終的に5つの風船を残すことができ、チームのメンバーは肩を組んで喜んだ。

 その際、岸は、左隣の中条の肩から腕を浮かせた“ホバーハンド”状態であった。右隣の林修の肩にはがっちり腕を置いており、女性である中条、また双方のファンへの気遣いだったと思われる。

 岸は天然で穏やかな性格ながらも、キンプリを引っ張るリーダーだ。『ネプリーグ』での岸の“ホバーハンド”には、「配慮ができていて素晴らしい」「23歳なのにしっかりしてる」など絶賛の声がファンや視聴者から上がっており、岸の好感度はさらに上がったと思われる。

 しかし、岸のように女性共演者へ気遣いができる芸能人ばかりではない。特に“大御所”と言われる男性芸能人がテレビでみせる“公開セクハラ”は酷いものだ。

堺正章や明石家さんまのセクハラ=“笑い”?
 たとえば、芸能界のドンと称されることさえある大御所タレント・堺正章は、今年9月に放送された『世界まる見え!テレビ特捜部』(日本テレビ系)で、女優の高畑充希の肩を抱いた。高畑はクイズにチャレンジし見事に正解を導き出したのだが、隣にいた堺正章に“肩を強く抱かれる”“手を握られる”といった一幕があったのだ。クイズに正解した喜びを共有するにしても、明らかに度が過ぎた“お触り”であり、高畑の表情も引きつっていたように見えた。

 この堺の“セクハラ”を不快に感じた視聴者は多く、「堺のセクハラに関する意識が低い」「これを平然と放送するテレビ局にも問題がある」と、ネット上には多くの非難が散見された。

 また大御所お笑い芸人である明石家さんまも、度重なるセクハラ発言が問題視されはじめている。特に多くセクハラ対象になっているのが、『ホンマでっか!? TV』(フジテレビ系)で長年共演しているフリーアナウンサーの加藤綾子で、さんまは「付き合いたい」「抱きたい」と発言を繰り返している。

 あくまでもさんま自身は「抱きたい」を“褒め言葉”と認識して使っているようだが、仕事をする仲間として配慮に欠けた発言ではある。さんまの言動に加藤は我慢の限界に達しており、「番組を降板するのでは?」という報道も度々流れる。

 さんまに悪気はないのだろう。冠番組『踊る!さんま御殿!!』(日本テレビ系)では、当時妊娠中であった元バドミントン選手の潮田玲子の紹介をした後に、離婚を発表したばかりであった小倉優子に向かって「逆にうらやましいか、ゆうこりん。新しい旦那さん、どや?」と、デリカシーのない言葉を放ったことがあるほか、「FIFAクラブワールドカップジャパン2016」のバックステージで桐谷美玲に「桐谷。今夜、ロナウドに抱かれておけ。未来の日本代表のためにロナウドのDNA、ゲットしてこい!」と進言している。

 『ヤングタウン土曜日』(MBSラジオ)での若い女性アイドルへのセクハラも定番で、先日は「いずれお母さんになりたい」という和田桜子(こぶしファクトリー)に、「ここ(芸能界)で婿探しができたら一番ええやないか」「俺はそれが一番ええと思うわ。 芸能界楽しいなと思いつつ、気がつけば23、4歳になってて、ほいで、いい彼氏ができたら『辞〜めた』いうのが、女の子の幸せではトップレベルやで」とアドバイス。これもおそらく全然悪気がない。けれど視野が狭く、価値観がかなり古い時代のそれだ。

 このように明石家さんまのセクハラ発言は枚挙に暇がない。さんまにとっては冗談の一種であったり、現場で笑いにつなげる意図があったりするとしても、垂れ流しはまずいのではないだろうか。

 また、大御所芸能人を前にした多くの女性芸能人は抵抗ではなく“受け流す”という選択を強いられることになり、この構造はセクハラと同時にパワハラでもある。

“おおらかな時代”は我慢から成り立っていただけ
 大御所芸能人にとって「ハラスメントへの意識を高めること」は、今日明日にできることではないだろう。しかし、世間への影響力が未だに強いテレビ局は、セクハラを“笑い”として放送することや、セクハラを繰り返す大御所芸能人を起用し続ける現状を、早急に改める必要がある。

 一昔前のテレビであれば、男性出演者が女性共演者のお尻や胸を触ることや、性的な発言をすることも “笑い”として昇華されていた。その過去を振り返りながら「昔はおおらかだった」と表現する人もいるが、 “おおらか”だったのではなく、女性が“我慢”していたから問題として表面化しなかっただけのことだろう。その“おおらかさ”のために女性が我慢する必要はまったくなく、改善すべきは“セクハラをする側”である。

 大御所芸能人とテレビ局には、『ネプリーグ』でみせた岸優太の行動を見習って欲しい。

【中国未解決事件簿】遺体を煮込み、2,000もの肉片に切り刻み……南京女子大生バラバラ殺人事件

 日本では若い女性の間でアムラーファッションが流行し、たまごっちがあまりの人気に入手困難になっていた1996年。中国では奇怪な殺人事件が発生し、人々を恐怖に陥れていた。

 同1月19日、江蘇省南京市の歩道を清掃していた清掃員が、路上に落ちていたハンドバッグを発見した。清掃員は落とし物だと思い、中身を確認するためバッグを開けたところ、中には細く切り刻まれた肉片が詰まっていた。不審に思い、この肉片を水で洗い流してみたところ、人間の指らしきものが3本見つかったことから、警察に通報。殺人事件として捜査が行われることとなったのだ。

 その後、市内の別の2カ所からも同様のハンドバッグが見つかり、鑑定の結果、人間の内臓や頭部などを煮込んだ後、2,000以上の肉片に切り刻んだものであると判明。これらの肉片は、名門大学として知られる南京大学に通う女子学生・チョウさん(当時19歳)のものだった。警察はチョウさんの交友関係を調べたが、農村出身で、金銭や恋愛のトラブルとは無縁の学生生活を送る普通の女子学生であり、有力な手掛かりを得ることはできなかった。

 ただひとつ、同級生の証言により明らかになったのが、チョウさんの事件前の最後の足取りだ。大学の敷地内にある学生寮に住んでいたチョウさんは1月10日の夕食後、へ散歩に出掛ける姿が目撃されていた。その直前、チョウさんは寮にある電化製品の使用をめぐり、寮長から注意を受けており、気分転換のため散歩に行ったものとみられている。

 警察は大学付近や、遺体発見現場付近の住民に聞き込みを行ったが、手掛かりはつかめなかった。

 事件から12年後の2008年6月19日、事件は急展開を迎える。ネット掲示板に、“黑弥撒”というハンドルネームの人物が、事件に関する情報を投稿したのだ。

 そこには「チョウは大学でコンピューター学を専攻していた。そのため、当時中国ではまだ珍しかったCDラジカセと触れ合う機会が多く、外国から輸入された音楽CDに大きな興味を持っており、彼女と犯人の間には事件前から音楽CDを介し、すでに交流があった」と、ただの推理とは思えない、事件の具体的な背景が書かれていた。

 チョウさんは確かに大学でコンピューター学を専攻しており、また海外からの輸入CDに大きな興味を持っていたことがわかった。

 警察は、この“黑弥撒”の身元を割り出し、参考人として事情聴取を行った。しかし結局、投稿はイタズラだったとして釈放。その後、事件は完全に迷宮入りし、未解決事件として人々の話題に上ることも少なくなっていった or 忘れ去られていくこととなった。事件から20年たった16年、中国公安当局は「事件の捜査は現在も継続しており、必ず犯人を検挙する」と、声明を発表している。

 人体を煮込み、2,000もの肉片に切り刻むという猟奇的な行為を行った犯人は、自らのその残虐性をひた隠しにして、世界のどこかでのうのうと生きている。

(文=青山大樹)