『獣になれない私たち』新垣結衣と松田龍平のお似合いカップル誕生も、「まったく盛り上がらない」と不満続々!

(これまでのレビューはこちらから)

 新垣結衣主演ドラマ『獣になれない私たち』の最終話が12月12日に放送され、平均視聴率8.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録しました。

 初回から「つまんない」「不快」とのコメントが殺到。視聴率は右肩下がりとなり、不安だらけだった同ドラマですが、最終回はどうなったのでしょうか。

 それでは、いつものようにあらすじから振り返っていきましょう!

■全部失った晶と恒星が選んだ道は……

 九十九社長(山内圭哉)に「お前がいなくても会社はどうにでもなる」と言われてしまった晶(新垣)はショックを受け、当日欠勤してしまう。そんな晶を会社の同僚たちは心配。晶に会いにクラフトビールバーへ向かい、そこで、本音をぶつけ合う。

 そんな中、恒星(松田龍平)と晶は一夜を共にしてしまったことを話し合うも、平行線のまま。時間ばかりがすぎていってしまう。

 その頃、呉羽(菊地凛子)は週刊誌で世間を騒がせてしまったと謝罪会見を開くも、開き直って暴言を連発。そんな姿を見て、恒星は無職になるのを覚悟で、担当していた企業の粉飾決算を告発。姿を消してしまう。

 数日後、安否を気にする晶のもとへ恒星から電話が掛かってくる。たわいもない言葉を交わし、晶は恒星に会いに行くことに。

 再会した2人はビールを飲み交わし、運命の鐘の音を聞きに教会へと向かうのであった、というのが最終回のストーリーでした。

■最後まで盛り上がらないドラマ

 前回、仕事で負った傷を舐めあうように一夜を共にした晶と恒星。最終回ではその2人のその後の関係が描かれたのですが……。

 話し合いの場を持っても、イジイジしている2人。ですが、最後の最後に鐘の音を聞きに教会へ行ったので、多分付き合うことになったよう。(付き合い始めたシーンはなかったのでなんともいえないのですが、ネットでは「2人は付き合い始めた」と9割以上が思っているようです)

 しかし、この展開に対し、「腑に落ちない」と視聴者からは文句が殺到。特に多かったのは「無職同士で付き合って終わりってなんだか……」「納得いかない!」という声。確かに、無職になった2人が気持ちを通じ合わせるというのは、無くはないのでいいと思います。しかし、“無職エンド”だと虚しいという気持ちだけが残る! 視聴者としてはその後(例えば、晶と恒星が付き合い始めて明るくなったところとか、次の職場で活躍しているとか)が少しだけでいいから見たかったというのが本音。

 正直、この終わり方は“スッキリ感ゼロ”。クソすぎる彼氏に振り回され、会社ではパワハラを受け、それに何もいえずにいる晶がずーっと続き、視聴者を長いこと不快な気分にさせ、じゃあ、最後はスッキリするかと思いきや、また不快に……。

 結局最後まで、“獣になれない”ままで終わったドラマといった印象です。

■あれ、伏線回収ひとつ忘れてない!?

 1話でやたら伏線を張り、少しずつ回収していってたんですが、最終回が終わってネットでは「ひとつ回収し忘れている」という指摘の声が。

 それは晶の家族のこと。1話で晶の父親は家族に暴力を振るい、晶が高校生のときに他界。母親はその暴力に耐えていたものの、ねずみ講にハマり、晶のためていた貯金を持ち去ったという説明がされており、この段階で「クソすぎる母親がその内登場して引っ掻き回すんだろうな」と推測する声が上がっていたんです。

 しかし、いつになっても母親は出てこず……。最終回放送直後には「一体あの家族関係説明のシーンはなんだったんだろうか…?」「晶が獣になれない性格になったのは母親のせいだと言いたいだけなら別のシーンで十分だったのでは?」「母親役、予想してたのに……」と苦情が殺到。この部分でも少し不快な気分になった視聴者は多かったよう。

 もともと描くつもりがなかったのか、それとも回収し忘れたのか。そのへんはわかりませんが、ちょっと脚本がずさんすぎる感がありました。

■主人公よりも魅力的だった“黒木華”

「ミスキャスト」との声が多く上がっていた同ドラマ。ですが、その中で「一際目が行く人物」といわれていたのが、黒木華演じる京谷の元カノ・朱里です。

 登場したばかりのときは、ブライダルの仕事に就くも、人間関係が嫌になり退職。その上、京谷から「好きな人が出来たからわかれてほしい」と言われて、人生のどん底に。で、ニートとなり、復讐のつもりで京谷の持ちマンションに居座り続け、ゲームに明け暮れるという人物で「ムカつく」との声が殺到していたのですが、それから挫けながらも立ち直っていく姿に感動し、徐々にファンが増加。結局最後には「晶より朱里が一番面白かった」「朱里が主人公の方がよかった」と言われている模様です。

 どんなドラマでも、なにもないところからスタートして、失敗を繰り返しながら上り詰めていく役というのは面白いもの。同ドラマの登場人物の中で、一番人間味がある役だなと思いました。

 きっと、脚本を書いた野木さんも朱里のシーンが書いていて一番楽しかったのではないでしょうか。それぐらい、興味深い人物。可能であれば、朱里にスポットを当てたスピンオフが見てみたいです!(続編ははっきり言っていらないです)

 以上、最終話のレビューでした。

 結局、スカっとせず、スカした感じで終わってしまった同ドラマ。もしかしたら今期のドラマの中で一番期待はずれだったかも!? 次回の水10は北川景子主演の人気作『家売るオンナ』の続編ということで、期待できるのでしょうか。 

 楽しみに来年の放送を待ちましょう!

(どらまっ子KOROちゃん)

『獣になれない私たち』新垣結衣と松田龍平のお似合いカップル誕生も、「まったく盛り上がらない」と不満続々!

(これまでのレビューはこちらから)

 新垣結衣主演ドラマ『獣になれない私たち』の最終話が12月12日に放送され、平均視聴率8.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録しました。

 初回から「つまんない」「不快」とのコメントが殺到。視聴率は右肩下がりとなり、不安だらけだった同ドラマですが、最終回はどうなったのでしょうか。

 それでは、いつものようにあらすじから振り返っていきましょう!

■全部失った晶と恒星が選んだ道は……

 九十九社長(山内圭哉)に「お前がいなくても会社はどうにでもなる」と言われてしまった晶(新垣)はショックを受け、当日欠勤してしまう。そんな晶を会社の同僚たちは心配。晶に会いにクラフトビールバーへ向かい、そこで、本音をぶつけ合う。

 そんな中、恒星(松田龍平)と晶は一夜を共にしてしまったことを話し合うも、平行線のまま。時間ばかりがすぎていってしまう。

 その頃、呉羽(菊地凛子)は週刊誌で世間を騒がせてしまったと謝罪会見を開くも、開き直って暴言を連発。そんな姿を見て、恒星は無職になるのを覚悟で、担当していた企業の粉飾決算を告発。姿を消してしまう。

 数日後、安否を気にする晶のもとへ恒星から電話が掛かってくる。たわいもない言葉を交わし、晶は恒星に会いに行くことに。

 再会した2人はビールを飲み交わし、運命の鐘の音を聞きに教会へと向かうのであった、というのが最終回のストーリーでした。

■最後まで盛り上がらないドラマ

 前回、仕事で負った傷を舐めあうように一夜を共にした晶と恒星。最終回ではその2人のその後の関係が描かれたのですが……。

 話し合いの場を持っても、イジイジしている2人。ですが、最後の最後に鐘の音を聞きに教会へ行ったので、多分付き合うことになったよう。(付き合い始めたシーンはなかったのでなんともいえないのですが、ネットでは「2人は付き合い始めた」と9割以上が思っているようです)

 しかし、この展開に対し、「腑に落ちない」と視聴者からは文句が殺到。特に多かったのは「無職同士で付き合って終わりってなんだか……」「納得いかない!」という声。確かに、無職になった2人が気持ちを通じ合わせるというのは、無くはないのでいいと思います。しかし、“無職エンド”だと虚しいという気持ちだけが残る! 視聴者としてはその後(例えば、晶と恒星が付き合い始めて明るくなったところとか、次の職場で活躍しているとか)が少しだけでいいから見たかったというのが本音。

 正直、この終わり方は“スッキリ感ゼロ”。クソすぎる彼氏に振り回され、会社ではパワハラを受け、それに何もいえずにいる晶がずーっと続き、視聴者を長いこと不快な気分にさせ、じゃあ、最後はスッキリするかと思いきや、また不快に……。

 結局最後まで、“獣になれない”ままで終わったドラマといった印象です。

■あれ、伏線回収ひとつ忘れてない!?

 1話でやたら伏線を張り、少しずつ回収していってたんですが、最終回が終わってネットでは「ひとつ回収し忘れている」という指摘の声が。

 それは晶の家族のこと。1話で晶の父親は家族に暴力を振るい、晶が高校生のときに他界。母親はその暴力に耐えていたものの、ねずみ講にハマり、晶のためていた貯金を持ち去ったという説明がされており、この段階で「クソすぎる母親がその内登場して引っ掻き回すんだろうな」と推測する声が上がっていたんです。

 しかし、いつになっても母親は出てこず……。最終回放送直後には「一体あの家族関係説明のシーンはなんだったんだろうか…?」「晶が獣になれない性格になったのは母親のせいだと言いたいだけなら別のシーンで十分だったのでは?」「母親役、予想してたのに……」と苦情が殺到。この部分でも少し不快な気分になった視聴者は多かったよう。

 もともと描くつもりがなかったのか、それとも回収し忘れたのか。そのへんはわかりませんが、ちょっと脚本がずさんすぎる感がありました。

■主人公よりも魅力的だった“黒木華”

「ミスキャスト」との声が多く上がっていた同ドラマ。ですが、その中で「一際目が行く人物」といわれていたのが、黒木華演じる京谷の元カノ・朱里です。

 登場したばかりのときは、ブライダルの仕事に就くも、人間関係が嫌になり退職。その上、京谷から「好きな人が出来たからわかれてほしい」と言われて、人生のどん底に。で、ニートとなり、復讐のつもりで京谷の持ちマンションに居座り続け、ゲームに明け暮れるという人物で「ムカつく」との声が殺到していたのですが、それから挫けながらも立ち直っていく姿に感動し、徐々にファンが増加。結局最後には「晶より朱里が一番面白かった」「朱里が主人公の方がよかった」と言われている模様です。

 どんなドラマでも、なにもないところからスタートして、失敗を繰り返しながら上り詰めていく役というのは面白いもの。同ドラマの登場人物の中で、一番人間味がある役だなと思いました。

 きっと、脚本を書いた野木さんも朱里のシーンが書いていて一番楽しかったのではないでしょうか。それぐらい、興味深い人物。可能であれば、朱里にスポットを当てたスピンオフが見てみたいです!(続編ははっきり言っていらないです)

 以上、最終話のレビューでした。

 結局、スカっとせず、スカした感じで終わってしまった同ドラマ。もしかしたら今期のドラマの中で一番期待はずれだったかも!? 次回の水10は北川景子主演の人気作『家売るオンナ』の続編ということで、期待できるのでしょうか。 

 楽しみに来年の放送を待ちましょう!

(どらまっ子KOROちゃん)

JRが自ら招いた破綻への道のり……「阿佐ヶ谷アニメストリート」は、なぜ“死んだ街”になったか

「やはり、マンガやアニメにはエロもあるじゃないですか。秋葉原の街なんか、そんなものであふれ返っている。でもね、阿佐ヶ谷アニメストリートは、エロはダメなんです」

 聞いてもいないのに、担当者がそんなことを言いだしたのには驚いた。

 2014年、鳴り物入りでオープンしたJR総武線・中央線高架下の「阿佐ヶ谷アニメストリート」が、来年2月末をもって閉鎖されることが発表された。もはや、この件すら話題にもなっていないことが、この新たなオタクの街が、どういった目で見られていたかを示している。

 JR東日本都市開発が、高円寺駅~阿佐ヶ谷駅間の高架下に「阿佐ヶ谷アニメストリート」をオープンすると発表したのは、13年6月のことだった。同区間高架下は生活道路として利用され、駐車場や倉庫も並んでいる。そこにアニメの関連ショップを並べて新たな街を創出するというのが目論見だった。

 杉並区は、全国で練馬区に次いで2番目にアニメ関連企業が集中する地域。その当時、すでに日本最初の本格アニメ関連展示施設である「杉並アニメーションミュージアム」や、西武新宿線上井草駅前に作られた「ガンダムモニュメント」が話題になっていた。予定では、約100メートル、2,000平方メートルあまりの敷地を使い、そこにフィギュア工房、コスプレ衣装のオーダーメイド店、撮影スタジオ、配信スタジオなどの「クリエイターズ・アンテナショップzone」、キャラクターグッズやCD・DVDなどの「物販zone」、さらには「製作スタジオzone」、展示・イベントスペースを併設した「カフェ」、専門学校のサテライト教室や就業体験ができる「大学・専門学校zone」とエリア分けし、多種多様な店舗が軒を連ねるとされていた。

「総武線の黄色い電車がアニメ文化のひとつの軸となることを目指しているんです」

 担当者は、総武線・中央線沿線の秋葉原や「中野ブロードウェイ」がある中野とつながる新たなオタクの街の夢を語った。だが、その次に語った冒頭の言葉。それを聞いたときから、この計画には暗雲が立ちこめているように見えた。

 翌14年3月29日に、阿佐ヶ谷アニメストリートは開所式を迎えた。軒を連ねるオフィシャルショップでは声優らによるイベントも開催され、多くの人で賑わっていた。当初の担当者の言葉は不安を感じさせたが、これなら徐々に新たなスポットとして定着していくのではないかと思わせるものだった。

 だが、まったくそんなことはなかった。1年もたたない間に「閑古鳥が鳴いている」と揶揄されるようになった。撤退する店舗も出ている。その実情を、阿佐ヶ谷アニメストリートをプロデュースし、ストリート内にオフィスも構える作戦本部株式会社の代表取締役で「作戦本部長」の鴨志田由貴に尋ねると、こんな答えが返ってきた。

「これは想定内のことであって、最初の2年間はお客さんが来るとは考えていませんでした。定着するまで3年はかかると思っていますから」

 阿佐ヶ谷アニメストリートの前に、鴨志田はJR秋葉原駅~御徒町駅間の高架下を利用した商業施設「2k540 AKI-OKA ARTISAN」を手がけていた。ここは現在も多くの人が足を運ぶ人気スポットになっている。ただ、それまでには3年あまりかかった。だから、阿佐ヶ谷アニメストリートも人が来るように、大家であるJR東日本都市開発と店子が一体となって街を育てていかなくてはいけない。そんなことを鴨志田は考えていた。

 だが、成功した「2k540 AKI-OKA ARTISAN」とは違い、阿佐ヶ谷アニメストリートは想定外の我欲に満ちたボタンの掛け違えにあふれていた。

 例えば、店舗前に設置したイベントや商品の案内を記したチラシ用のラックの設置が、それである。店舗面積も限られているわけだから、ラックはどうしても通路にはみ出す形になる。それは、どこの街でも通行人の迷惑にならないように気を使いつつ、当たり前に行われていること。ところがJR東日本都市開発は、強行に「通路上にラックを置かないように」と主張。鴨志田が何度も説明してラックが設置できるようになるまで、1年あまりを費やすこととなった。

 そして、肝心の出店した店舗にも、街を育てようという意識は薄かった。家賃が高めに設定されたために、出店したのは大半が企業系の店舗になってしまったのだ。

「企業系の店舗を運営する人の意識は、やはりサラリーマン的になってしまいます。家賃を下げて、中野ブロードウェイのように個人店が入居できるようにしたほうがいいでしょう」

 そう鴨志田はJR東日本都市開発を説得したが、大企業の意識を変えることは容易ではなかった。しかも、入居希望者を選ぶ立場にあるはずのJR東日本都市開発は、とんでもない企業が入り込んでいるのも見極められなかった。

 家賃を払っているのに、まったく営業をしていない店舗があったのである。そんな店舗が、余計に「閑古鳥」の雰囲気を濃くしていた。営業していないと名指しされる店舗は2つあった。ひとつは、教育プログラムを企画開発しているマイクロミュージアムラボラトリーが運営していた「マイクロミュージアム・カフェ」。取材を申し込んでもなしのつぶてだったが、関係者は誰もが「JRや杉並区から仕事を受注するべく、“地域に店舗を運営している”という既成事実を得るために出店したのではないか」とウワサしていた。

 もうひとつの店舗は、萌え系イラストをフィーチャーしてLEDバックライトパネルを販売する「ピカットアニメ」。同社は店舗内での販売は行っておらず、全面をガラス張りにして、中に商品を展示する無人のショールームとして利用していた。ところが取材すると、営業していないことを問題とする指摘には、真っ向から反論した。

「JRとは最初の段階から、このような使い方をするということで、暗黙の了解を得ていました。書類の上でも、オープン以降すべての曜日を休業日として、JRに提出していました。ところが、昨年の8月頃から突然(営業していないことを)問題だと言い始めたんです」

 これに加えて、店舗として借りているはずが、実態は事務所として利用している企業もあった。もはや街は育たないと判断したのか撤退も相次ぎ、15年10月になると、16区画の中で営業しているのは4店舗にまで減ってしまった。

 そして、阿佐ヶ谷アニメストリートには、鴨志田がさまざまなアイデアを考えたところで、人が足を運ばない巨大な問題があった。最寄りの阿佐ヶ谷駅からの導線が、あまりにもひどかったのである。阿佐ヶ谷アニメストリートのオープン当初から、阿佐ヶ谷駅から向かう場合に通らなければならない、高架下の商店街・ゴールド街の建て替えに伴う立ち退きが泥沼化していたのだ。

 半ば廃墟となった商店街を通り抜けなければ、たどり着けないという状況は、街の成長を決定的に疎外していた。立ち退き問題が一段落してからは、さらにひどくなった。本来の通路が工事で使えなくなった結果、飲食店の勝手口などがある裏口を通らなければならなくなってしまったのだ。

 17年7月にゴールド街だった場所は「ビーンズ阿佐ヶ谷」として再オープンしたが、すでに手遅れだった。この間も、鴨志田は個人店の出店や、期間限定での店舗の利用を受け付けるなどのアイデアを出していたが、JR東日本都市開発は聞く耳を持たなかったようだ。

 国鉄が民営化されてJRが発足してから30年を超えた。首都圏の駅は、どこもキラキラした店舗が並ぶ空間となっている。でも、かつて鉄道駅が持っていたような泥臭さのある店舗が消えた駅は、どこか寂しい。阿佐ヶ谷アニメストリートの失敗の本質は、そうした現状ともリンクしているようにみえる。
(取材・文=昼間たかし)

※取材対象者の発言は当時のものです。

JRが自ら招いた破綻への道のり……「阿佐ヶ谷アニメストリート」は、なぜ“死んだ街”になったか

「やはり、マンガやアニメにはエロもあるじゃないですか。秋葉原の街なんか、そんなものであふれ返っている。でもね、阿佐ヶ谷アニメストリートは、エロはダメなんです」

 聞いてもいないのに、担当者がそんなことを言いだしたのには驚いた。

 2014年、鳴り物入りでオープンしたJR総武線・中央線高架下の「阿佐ヶ谷アニメストリート」が、来年2月末をもって閉鎖されることが発表された。もはや、この件すら話題にもなっていないことが、この新たなオタクの街が、どういった目で見られていたかを示している。

 JR東日本都市開発が、高円寺駅~阿佐ヶ谷駅間の高架下に「阿佐ヶ谷アニメストリート」をオープンすると発表したのは、13年6月のことだった。同区間高架下は生活道路として利用され、駐車場や倉庫も並んでいる。そこにアニメの関連ショップを並べて新たな街を創出するというのが目論見だった。

 杉並区は、全国で練馬区に次いで2番目にアニメ関連企業が集中する地域。その当時、すでに日本最初の本格アニメ関連展示施設である「杉並アニメーションミュージアム」や、西武新宿線上井草駅前に作られた「ガンダムモニュメント」が話題になっていた。予定では、約100メートル、2,000平方メートルあまりの敷地を使い、そこにフィギュア工房、コスプレ衣装のオーダーメイド店、撮影スタジオ、配信スタジオなどの「クリエイターズ・アンテナショップzone」、キャラクターグッズやCD・DVDなどの「物販zone」、さらには「製作スタジオzone」、展示・イベントスペースを併設した「カフェ」、専門学校のサテライト教室や就業体験ができる「大学・専門学校zone」とエリア分けし、多種多様な店舗が軒を連ねるとされていた。

「総武線の黄色い電車がアニメ文化のひとつの軸となることを目指しているんです」

 担当者は、総武線・中央線沿線の秋葉原や「中野ブロードウェイ」がある中野とつながる新たなオタクの街の夢を語った。だが、その次に語った冒頭の言葉。それを聞いたときから、この計画には暗雲が立ちこめているように見えた。

 翌14年3月29日に、阿佐ヶ谷アニメストリートは開所式を迎えた。軒を連ねるオフィシャルショップでは声優らによるイベントも開催され、多くの人で賑わっていた。当初の担当者の言葉は不安を感じさせたが、これなら徐々に新たなスポットとして定着していくのではないかと思わせるものだった。

 だが、まったくそんなことはなかった。1年もたたない間に「閑古鳥が鳴いている」と揶揄されるようになった。撤退する店舗も出ている。その実情を、阿佐ヶ谷アニメストリートをプロデュースし、ストリート内にオフィスも構える作戦本部株式会社の代表取締役で「作戦本部長」の鴨志田由貴に尋ねると、こんな答えが返ってきた。

「これは想定内のことであって、最初の2年間はお客さんが来るとは考えていませんでした。定着するまで3年はかかると思っていますから」

 阿佐ヶ谷アニメストリートの前に、鴨志田はJR秋葉原駅~御徒町駅間の高架下を利用した商業施設「2k540 AKI-OKA ARTISAN」を手がけていた。ここは現在も多くの人が足を運ぶ人気スポットになっている。ただ、それまでには3年あまりかかった。だから、阿佐ヶ谷アニメストリートも人が来るように、大家であるJR東日本都市開発と店子が一体となって街を育てていかなくてはいけない。そんなことを鴨志田は考えていた。

 だが、成功した「2k540 AKI-OKA ARTISAN」とは違い、阿佐ヶ谷アニメストリートは想定外の我欲に満ちたボタンの掛け違えにあふれていた。

 例えば、店舗前に設置したイベントや商品の案内を記したチラシ用のラックの設置が、それである。店舗面積も限られているわけだから、ラックはどうしても通路にはみ出す形になる。それは、どこの街でも通行人の迷惑にならないように気を使いつつ、当たり前に行われていること。ところがJR東日本都市開発は、強行に「通路上にラックを置かないように」と主張。鴨志田が何度も説明してラックが設置できるようになるまで、1年あまりを費やすこととなった。

 そして、肝心の出店した店舗にも、街を育てようという意識は薄かった。家賃が高めに設定されたために、出店したのは大半が企業系の店舗になってしまったのだ。

「企業系の店舗を運営する人の意識は、やはりサラリーマン的になってしまいます。家賃を下げて、中野ブロードウェイのように個人店が入居できるようにしたほうがいいでしょう」

 そう鴨志田はJR東日本都市開発を説得したが、大企業の意識を変えることは容易ではなかった。しかも、入居希望者を選ぶ立場にあるはずのJR東日本都市開発は、とんでもない企業が入り込んでいるのも見極められなかった。

 家賃を払っているのに、まったく営業をしていない店舗があったのである。そんな店舗が、余計に「閑古鳥」の雰囲気を濃くしていた。営業していないと名指しされる店舗は2つあった。ひとつは、教育プログラムを企画開発しているマイクロミュージアムラボラトリーが運営していた「マイクロミュージアム・カフェ」。取材を申し込んでもなしのつぶてだったが、関係者は誰もが「JRや杉並区から仕事を受注するべく、“地域に店舗を運営している”という既成事実を得るために出店したのではないか」とウワサしていた。

 もうひとつの店舗は、萌え系イラストをフィーチャーしてLEDバックライトパネルを販売する「ピカットアニメ」。同社は店舗内での販売は行っておらず、全面をガラス張りにして、中に商品を展示する無人のショールームとして利用していた。ところが取材すると、営業していないことを問題とする指摘には、真っ向から反論した。

「JRとは最初の段階から、このような使い方をするということで、暗黙の了解を得ていました。書類の上でも、オープン以降すべての曜日を休業日として、JRに提出していました。ところが、昨年の8月頃から突然(営業していないことを)問題だと言い始めたんです」

 これに加えて、店舗として借りているはずが、実態は事務所として利用している企業もあった。もはや街は育たないと判断したのか撤退も相次ぎ、15年10月になると、16区画の中で営業しているのは4店舗にまで減ってしまった。

 そして、阿佐ヶ谷アニメストリートには、鴨志田がさまざまなアイデアを考えたところで、人が足を運ばない巨大な問題があった。最寄りの阿佐ヶ谷駅からの導線が、あまりにもひどかったのである。阿佐ヶ谷アニメストリートのオープン当初から、阿佐ヶ谷駅から向かう場合に通らなければならない、高架下の商店街・ゴールド街の建て替えに伴う立ち退きが泥沼化していたのだ。

 半ば廃墟となった商店街を通り抜けなければ、たどり着けないという状況は、街の成長を決定的に疎外していた。立ち退き問題が一段落してからは、さらにひどくなった。本来の通路が工事で使えなくなった結果、飲食店の勝手口などがある裏口を通らなければならなくなってしまったのだ。

 17年7月にゴールド街だった場所は「ビーンズ阿佐ヶ谷」として再オープンしたが、すでに手遅れだった。この間も、鴨志田は個人店の出店や、期間限定での店舗の利用を受け付けるなどのアイデアを出していたが、JR東日本都市開発は聞く耳を持たなかったようだ。

 国鉄が民営化されてJRが発足してから30年を超えた。首都圏の駅は、どこもキラキラした店舗が並ぶ空間となっている。でも、かつて鉄道駅が持っていたような泥臭さのある店舗が消えた駅は、どこか寂しい。阿佐ヶ谷アニメストリートの失敗の本質は、そうした現状ともリンクしているようにみえる。
(取材・文=昼間たかし)

※取材対象者の発言は当時のものです。

春香クリスティーン、結婚で加速!? 「国会議員選挙」出馬説は、どうなるのか

 タレント活動を休止中の春香クリスティーンが結婚を発表した。相手はかねてから交際中だった、大手報道機関の30代の記者である。

 春香は、日本人の父親とドイツ系スイス人の母親を持つハーフタレントとして知られ、高校2年までを現地で過ごした帰国子女である。政治への関心が高いことで知られ、国会議員の追っかけなどをする「政治オタク」キャラも話題となった。

 勉強をやり直したいとこの3月に芸能活動を休止し、秋からはドイツの通信制大学に入学している。将来的にはドイツ語圏への留学も視野にあるようだ。一方で春香は、かねてから知名度や経歴を生かした政界進出がウワサされてきた人物である。今回の結婚で、そちらの方面での動きはあるのだろうか。

「芸能人が選挙に出る場合、候補者名でも投票できる非拘束名簿方式が取られている参議院選挙が有利とされています。しかし参院選に出馬できる被選挙権は30歳以上ですので、現在26歳の彼女には被選挙権はありません。2019年7月に行われる参院選には物理的に出馬は不可能ですね」(政治ジャーナリスト)

 ならば、やはり選挙に出ずに学業に専念といった形になるのだろうか。

「衆議院選挙の被選挙権は25歳以上ですから、出馬は可能です。ただ、こちらは小選挙区もしくは比例代表での出馬となりますので、参院選よりもハードルが高いといわれています。さらに彼女は思想的にはリベラル寄りといわれていますので、出馬するならば自民党ではなく野党となるでしょう。そうなると勝てる可能性は低いのではないでしょうか。彼女は芸能活動多忙のため、入学した上智大学文学部新聞学科を除籍になっています。やはり勉強をやり直したい思いが第一にあるのでしょう」(同)

 それでも学び直しながら政界進出を果たした大仁田厚や東国原英夫の例もある。彼女もそうした進路を歩む可能性は十分にありそうだ。
(文=平田宏利)

三竿の「日程鬼だよ」発言が影響!? 鹿島アントラーズの選手たちはなぜ、日本代表から干されたのか

 来年1月5日から開催されるAFCアジアカップUAE2019に臨む、サッカー日本代表メンバーが発表された。

 森保一監督就任以降、招集されていない本田圭佑、香川真司、岡崎慎司の「ビッグ3」のうち、「香川は代表復帰するのでは?」という報道もあったが、結局、全員落選となった。

 変わって新たなスターに名乗り出ている中島翔哉、南野拓実、堂安律の「NMDトリオ」は当然のメンバー入り。その他の顔ぶれも、森保監督が今まで起用してきた選手が並び、サプライズはゼロだった。

 そんな中、今回のメンバー選考は別の意味で注目を集めている。今年のAFCアジアチャンピオンズリーグ(ACL)を制覇した鹿島アントラーズから、誰一人として選出されなかったのだ。

 鹿島には、今年行われたFIFAワールドカップ2018ロシア大会で活躍した昌子源、森保監督も日本代表で起用していた三竿健斗らがいる。そんな彼らが選出されなかったことに、サッカーファンの間ではある疑惑がささやかれている。

 三竿は、ACL優勝後に自身のInstagramに「#日程鬼だよ #決勝の間に試合はダメだよ #中2日で1試合目もダメだよ #そんなにタイトル獲らせたくないのね #誤審やたら多いしね #そんなことしても俺らは勝つよ」とJリーグや日本サッカー協会(JFA)を批判するような内容を投稿(参考記事)。また、この試合の帰途のドバイで別の選手が泥酔して飛行機を足止めさせるトラブルを起こしていたと、「週刊文春」(文藝春秋)に報じられた。

 そういった行いが、JFAの管轄である日本代表選出に影響したのでは? という臆測を生んでいるのだが、実際はどうなのだろうか? サッカーライターに聞いた。

「確かに森保氏は規律に厳しい監督です。選手たちの姿勢も監視しており、たとえば交代させられたことに明らかに不満を見せるような選手は選出しないでしょう。ですが、三竿の発言や『文春』の記事を理由に、鹿島の選手たちを選ばなかったということはないでしょう。今年の鹿島はACLだけでなく、天皇杯も準決勝まで勝ち残っていました。そして、12月半ばからFIFAクラブワールドカップにも出場します。これは近年まれに見るハードスケジュール。1月のアジアカップに鹿島の選手を選出すると、彼らはオフがないまま、2019年シーズンを迎えることになる。鹿島の選手を選ばなかったのは、単純に彼らを休ませるためだと思いますよ」

 三竿の「日程鬼だよ」を、ある意味で考慮してくれたということのようだ。とはいえ、鹿島の選手たちは、それでもアジアカップに出たかったであろう。口は災いの元である。

(文=TV Journal編集部)

平野ノラ、ポンコツ夫エピソードに考える「選んだのは自分」という結婚自己責任論の是非

羨望、嫉妬、嫌悪、共感、慈愛――私たちの心のどこかを刺激する人気芸能人たち。ライター・仁科友里が、そんな有名人の発言にくすぐられる“女心の深層”を暴きます

<今回の有名人>
「そういう相手を選んだのは、ノラちゃんでしょ?」HKT48・指原莉乃
『ピンポイント業界史』(テレビ朝日系 12月2日)

 『ピンポイント業界史』(テレビ朝日系)は、芸能人がこれまで炎上を恐れて封印していたエピソードを披露し、スタジオ内の観客(一般人)の共感が得られれば、賞金がもらえるという番組である。12月2日放送回に出演したお笑い芸人・平野ノラは、「本気で成田離婚を考えた」という新婚の夫のポンコツぶり披露した。

 新婚旅行で人生初ハワイに出かけることにしたノラ夫妻。しかし、夫はハワイに関する計画を立てることに熱心でなく、人気アトラクションを予約してほしいと3カ月前から頼んでいたにもかかわらず、動こうとしなかった(その結果、予約は取れなかった)。ハワイで宿泊したホテルはセルフサービスが基本で、タオルなども自分で用意するタイプだったというが、夫はバスマットを持ってきたという具合だ。

 「そういう人、知ってる」と思いながら私は見ていたが、ノラの思いに共感する人は少なく(20人中7人)、賞金獲得にはならなかった。夫婦ネタは友人間でも共感の仕方が難しいので、仕方がないのかもしれない。「夫がひどい」と訴える妻に乗っかって、相手を責めることは簡単だが、そうは言ってもよそ様のパートナーを責めるのはよろしくないだろう。また、一緒になって悪く言っていると、なぜかこちらだけが悪者にされるということも、よくある話だ。

 しかし、共感が得にくい最大の理由は、HKT48・指原莉乃の「そういう相手を選んだのは、ノラちゃんでしょ?」という発言にあるように、「自分で選んでおいて、文句を言うな」という自己責任論が根付いているからではないだろうか。“夫がポンコツ”ネタは、女友達の間でも共感の仕方が難しいとしたが、共感というより、「そんな結婚は失敗だ」とか「そういう夫を選ばないようにしなくては」とか、自己責任にもとづいた教訓としてシェアされることもある。

 ノラも自己責任的な価値感を内包しているようで、「夫を育てます」と発言していたが、夫がポンコツなのは、本当にそういう人を選んだ妻に責任があるのだろうか? 

 番組でノラは、「夫妻ともにハワイは初めて」と言っていたが、海外旅行に慣れていなかった場合、いろいろなことにモタモタするのは、おかしなことではない。わからないことがあったら、聞いたり調べればいいわけだが、気後れして質問することができなかったり、逆に日本と同じように行動して顰しゅくを買う男性もいる。

 妻が注意しても態度が変わることはなく、「こんなコミュニケーションが取れない人と一生一緒にいられない」と、帰国後にすぐ離婚する人がいて、それを成田離婚と呼ぶのだが、この言葉が定着した頃、旅行会社が男性をターゲットに「成田離婚を回避するためのプレ新婚旅行」を企画して話題を呼んだことがある。旅行の経験がないゆえにモメるのであれば、あらかじめ“予習”しておけば、離婚を回避できるという考えのもとに企画された旅行で、このツアーに参加した男性の成田離婚率は0%だったそうだ。つまり、ノラの夫エピソードも、ただ単に「初めてのことに強いプレッシャーを感じて、自信がないからうまく対応できない人もいる」という程度の話で、ノラが真剣に離婚を考えるようなことではないのではないか。

 「夫を育てる」というノラの発言が、具体的に何を指すのかわからないが、「ダメな夫を選んだ私が悪い」という自己責任論を胸に抱えたままでは、ずっとイライラしたままだろう。小さなわが子とて、親の思う通りには育たないのに、大の大人がそう簡単に妻の言うことを全て聞くとは思えないからだ。となると、自己責任論の妻は「この人がヘボいと、私までダメだと思われる」「こんな夫としかと結婚できなかったのは、自分のせい」と、ずっと自分と相手を責め続けるのではないだろうか。

 結婚とは、2人で生計を共にする契約であり、相手の人格や能力に責任を持つことではない。なので、ポンコツであっても法を犯さなければOKだし、妻(夫)の責任でもないように思う。

 「この人、なんでこんなことするんだろう」と思うのが結婚の始まりではないか。恋愛禁止のグループにいる若い指原も、新婚の平野もあまり頭でっかちにならずに、ゆるーく行きましょう。

仁科友里(にしな・ゆり)
1974年生まれ、フリーライター。2006年、自身のOL体験を元にしたエッセイ『もさ子の女たるもの』(宙出版)でデビュー。現在は、芸能人にまつわるコラムを週刊誌などで執筆中。気になるタレントは小島慶子。著書に『間違いだらけの婚活にサヨナラ!』(主婦と生活社)『確実にモテる 世界一シンプルなホメる技術』(アスペクト)。
ブログ「もさ子の女たるもの

「今の絶対アドリブでしょ」 『黄昏流星群』9話、中川家・礼二の突然の審判ネタに爆笑続出

 12月13日夜10時から第10話が放送される、佐々木蔵之介主演の『黄昏流星群』(フジテレビ系)。視聴率は6%から7%前後をキープし続けており、第9話では7.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録した。

 同ドラマは、弘兼憲史の漫画『黄昏流星群』(小学館)が原作となっており、人生の折り返し地点に差し掛かったサラリーマン・瀧沢完治(佐々木)が、旅先で出会った女性・目黒栞(黒木瞳)と禁断の恋に落ちるというストーリー。完治の妻・真璃子(中山美穂)も自分よりはるかに年下の日野春輝(ジャニーズWEST・ 藤井流星)に惹かれていくが、彼は瀧沢家の一人娘・美咲(石川恋)の婚約者。許されない思いを抱えながら、人生に葛藤する男女の姿が描かれる。

 第9話では、完治のもとに以前勤めていた若葉銀行から復職の打診が舞い込んでくる。あまりにも突然な出来事のため、銀行で何らかの不正が行われたのではないかと推測した完治。迷った末に同期の井上(平山祐介)に相談するが、井上は「不正の噂なんて耳にしたことがない」と完治の推測を否定した。

 そんな中、ニュース番組で若葉銀行の職員が不正融資を行っていたことが報道される。不正に手を出していた職員は、うわさを否定した井上だった。このニュースは、完治の職場である荻野倉庫でも話題になり、井上をよく知る完治はいたたまれない気持ちになってしまう。一方、不正融資の事件を知った課長・川本(中川家・礼二)は、完治のもとに銀行から復職の打診が来ていることに気づき、それを勧めることに。

 しかし、荻野倉庫での仕事にやりがいを感じ始めていた完治は、「呼び戻しの話はまだ迷っています」と正直に打ち明ける。すると川本は「ここでの仕事が楽しかったのは、気楽やったからと違いますか?」とつぶやき、銀行には完治にしかできない仕事があると力説。こんな小さな会社で終わる男ではないと、完治の背中を押すのだった。

「川本は完治を説得した後、持っていたラグビーボールを使って審判のモノマネを披露しています。このモノマネは礼二の持ちネタの1つのため、それを知っている視聴者からは『ここでそのネタはズルい』『今の絶対アドリブでしょ!』『ボール持ってる時点でいつかやってくれると思った』『ここに来て全部礼二に持ってかれるとは』と爆笑の声が続出しました」(芸能ライター)

 第10話では、川本の言葉を受けて完治が銀行に戻ることを決意。しかし、不正融資の内部調査委員会の委員長を任された矢先、調査対象である井上が自殺を図ってしまう。一方、家を出て行った真璃子は春輝と共に春輝の母・冴(麻生祐未)をホスピスへと送り届ける。しかし冴は、真璃子の献身的な世話に感謝しつつも、「春輝との関係を今日で終わりにしてほしい」と釘を刺すのだった。

「『ここまで来たら最後まで期待を裏切ってほしい』『誰か1人くらいバッドエンドで終わりそう』と注目を集めている最終回。果たしてどのカップルが結ばれることになるのでしょうか」(同)

 波乱の連続で視聴者を楽しませていた同ドラマ。最後まで目が離せないストーリーが繰り広げられそうだ。

羽生結弦モノマネ羽生ゆずれないに批判殺到「改名して」 小塚崇彦との「美女連れ込み」報道で

 元フィギュアスケート選手の小塚崇彦が、元フジテレビアナウンサーの大島由香里との離婚報道で揺れている。「週刊文春」(文藝春秋)は、12月9日深夜~朝にかけて、テレビ出演を終えた小塚が、羽生結弦のモノマネで知名度を獲得中のモノマネ芸人・羽生ゆずれないと共に横浜へ向かったとして、その足取りを追い、掲載している。

 同誌によれば、12月9日未明にTBSのスポーツ番組『S☆1』への生出演を終えた小塚は、羽生ゆずれないをピックアップしてタクシーで横浜へ。中華街近辺のクラブで一時間ほど飲んだ後、年配男性に連れられて出たという二人は、“レースクイーン風の美女”と形容される若い女性二人と合流する。5人はドン・キホーテでカップ麺や酒を購入し、「ヨコハマ グランド インターコンチネンタル ホテル」へ入った。時刻は午前4時30分だったという。

 この行動について小塚は、レッドブル主催のスポーツイベント「クラッシュドアイス」の打ち合わせだったと説明。「レッドブルの方から羽生ゆずれない選手を連れて来てよと」頼まれて、遅い時間だったがホテルで打ち合わせをしたという。しかし女性二人については「レッドブルの中で働いている方のようですけども」と曖昧だ。

 たしかに小塚は12月上旬、レッドブルの「クラッシュドアイス」をPRする投稿をInstagramで盛んにしていた。横浜みなとみらいで12月7日と8日に開催された「クラッシュドアイス」。その終了直後に、次回開催についての打ち合わせがホテルでおこなわれたということだろうか。

 一方の羽生ゆずれないは、所属事務所スタッフ(統括マネージャー)SNSで「文春」報道を否定し、経緯を詳細に説明をしている。

[wezzy_blogcard 52650]

<小塚崇彦さんと羽生ゆずれないが、女性二人をホテルに連れ込みといったタイトル、内容となっておりますが、この内容が事実と異なることであることをお伝えさせていただきます。>
<小塚崇彦さんのご厚意で、その大会の関係者の代表の方、関係者の方に、羽生ゆずれないを紹介していただけるということで、打ち上げ会場に同席させていただきました。>
<チーム小塚という新しいチームに、羽生ゆずれないもぜひ参加してほしいとのご依頼をいただき、打ち上げの席から、その話をする為に関係者代表の方が宿泊されている、オフィシャルホテルのお部屋に、関係者の男性と、その大会関係者の女性二人と、お部屋に伺いました。1時間程お話をし、その後帰路につきました。>
<記事に書かれているような女性との関係など事実無根であり、当事務所としても、残念な気持ちでございます。>
<深夜に打ち上げ会場に行き、シティホテルに朝方行ったことで、誤解を招くような形になってしまいましたが、週間文春さんの記者に、羽生ゆずれない本人が突撃取材を受け、お答えしたことが全く載っておらず、弊社プロダクションとして、事実をお伝えするべきであると判断致しました。>

 また、羽生ゆずれない本人が『グッド!モーニング』(テレビ朝日系)の取材に応じ、同席していた女性二人は大会関係者でありやましい関係は「一切ない」と、同様の説明をした。

 つまり、その夜、「横浜中華街近くのクラブ」では、スポーツイベント「クラッシュドアイス」の打ち上げが開催されていた。小塚は羽生ゆずれないをイベント主催側の上層部に紹介するため、その宿泊先であるインターコンチネンタルホテルへ赴いた。小塚がそのままホテルに泊まったのか、朝方にタクシーで東京へ帰宅したのかは「文春」記事からは定かでない。

 “飲んだ後、朝の4時半に打ち合わせ”と言われても信じられるわけがない、という人もいるだろう。嘘に決まっている、と断罪する声もネットでは多い。しかし、イベント後の打ち上げを経てのことだと考えれば、納得がいく。興行の世界はそういう業界でもあるだろう。おそらくその日その時間にクラブで「クラッシュドアイス」開催の打ち上げがあったことは事実である。調べればすぐに嘘かどうかバレてしまうのだから、小塚も羽生ゆずれないもそんな嘘はつかないだろう。ともすれば「文春」も、夜遊びというより、PRに関係したイベントの打ち上げに参加したに過ぎないということは、承知のうえでこのような報道をしている可能性もある。

 それでも小塚および羽生の“悪評”はもうネット上で拡散し、彼らが「女遊びをする仲間」であるかのような情報が量産されている。一度広まった悪評は簡単には消えない。どれだけ否定してもだ。それこそ名誉毀損で裁判を起こし、勝訴して謝罪を受けたところで、最初の悪評だけを記憶にとどめている人が情報をアップデートしてくれるとは限らない。

 すでに小塚のインスタには「女遊び」を批判するコメントがついており、また、羽生ゆずれないのSNSも荒れている。特に、羽生結弦のファンによる「迷惑なので芸名を変えてほしい」「羽生を名乗るな」との要望が多い。事実がどうであれ、この「文春」報道によってイメージが傷ついたことは間違いなく、改名を余儀なくされるかもしれない。

タッキー&翼・FOUR TOPS復活に嵐メドレー! 平成最後のカウコンが見どころ満載!

 12月31日から2019年1月1日の年越しに、『ジャニーズカウントダウン2018-2019』(フジテレビ系)が放送される。今年は平成最後の“カウコン”となるのだが、記念すべき年にふさわしいメンバーが終結。ジャニーズファンからは期待の声が続出した。

 まず発表当初から公開されていた出演者は、「嵐」「関ジャニ∞」「V6」「KAT-TUN」「Sexy Zone」「King & Prince」といったメンバー。司会はTOKIOの国分太一とV6の井ノ原快彦が務めるとあって、これだけでもかなり豪華な面子だ。

 しかし後になって、滝沢秀明と今井翼によるユニット“タッキー&翼”の出演も決定。同ユニットは昨年に活動を休止しており、今年9月10日をもって解散している。さらに滝沢は“芸能活動引退”、今井は“ジャニーズ事務所の退所”をそれぞれ発表。そんな“タッキー&翼”が一夜限りの復活を果たすのだが、なんとバックダンサーは2002年~2003年まで活動していたユニット“FOUR TOPS”が務めるという。

「『FOUR TOPS』とは生田斗真、風間俊介、長谷川純、山下智久の4人がジュニア時代に組んでいた伝説的ユニットで、ファンにとっては大変なことです。タッキー&翼とFOUR TOPSの共演が公表されるや、SNSなどでは『奇跡が起こった……』『ジャニーズ黄金期のメンバーが集結するのか』『発表だけで泣いた』『さすが平成最後のカウコン。ジャニーズも粋な計らいをしてくれる』『今年は絶対チケット当たってくれ!』といった声が。ちなみに『週刊女性』(主婦と生活社)の報道によると、タッキー&翼の復活は滝沢がジャニー喜多川社長に直訴したことで実現したそうです」(芸能ライター)

 タッキー&翼の復活はもちろんのこと、“踊らないジャニーズ”で知られる生田、風間、長谷川のパフォーマンスもかなり希少。さらに今年はデビュー20周年の「嵐」とデビュー15周年の「関ジャニ∞」による記念メドレーが行われる。早くもファンの期待は最高潮に達しているが、一方で不安要素もあるようだ。

「ネット上では、『こんな豪華なカウコンなのに櫻井くんは出れないの?』『記念メドレーもあるし、なんとしても櫻井くんには出てもらいたい』との要望が殺到しています。今年櫻井翔は『第69回NHK紅白歌合戦』の白組司会者に抜擢されているため、“カウコン不在説”が浮上。嵐にとっても節目の年ということもあり、彼の動向にも注目が集まってるようです」(同)

 ファンの中には「正直櫻井くんには無理してもらいたくない」「お願いだから休んで」と望む人も少なくないが、当日はどのような動きを見せるのだろうか。今年のカウコンは、例年以上に目が離せないライブになりそうだ。