“完全に終わった街”築地場外に人がいなくなった……「そもそもスーパーの方が安いし美味い」

 長いドタバタの末に開場した豊洲市場。交通の便は決してよくはないものの、新しくなった市場見学にグルメにと、大勢の人が詰めかけるようになっている。それに比例するように、築地は、どんどん“完全に終わった街”になろうとしている。

 10月、築地の晴海通り沿いで長らく営業していたラーメン店「ふくちゃん」が閉店した。

 ここは、明太子のかねふくの資本だとかで、確かに食べ放題の明太子も置いてある名店だった。閉店を決めた理由は、市場の移転だ。ここは、周辺のサラリーマンのランチだけでなく、市場関係者が日の高いうちから飲んでいる店だった。

 お客の大半がもう二度とは来られなくなってしまった以上、閉店の決断は仕方なかったのだろう。

 築地市場が移転する一方で、場外市場は残った。その場外市場も、もう以前のような賑わいはない。それも当然。いわば、観光名所がなくなって、そのかつての名所への道すがらにある商店街だけが残っているようなものなのだ。

 足を運んだことのある人ならわかるだろうが、築地の場外市場は完全な観光地である。決して安くもない。お値打ち感のある魚やら何やらを売っている店が軒を連ねているわけではない。

 目立つのは、海鮮丼とか観光客ウケしそうな食べ物を売っている店だ。とりわけ海鮮丼系は値段も高額。それも、今までは許されていた。すぐそこに築地市場があるのだから、おそらくは新鮮で質のよいものなのだろうと、食べる人は考えていたから。

 実態は、築地で働く人から「周辺の地域にある、魚をさばいているスーパーで買ったほうが、安いし美味い」と言われていた。それでも、傍に築地市場があるということは、大きな付加価値となっていた。

 しかし、もう残されたのは「日常の台所」とするには高すぎる値札の店ばかり。そして、目立つ名所も見当たらない。

 この後、築地市場跡地がどんな施設になろうとも、先行きには不安しかなさそうだ。
(文=是枝了以)

“完全に終わった街”築地場外に人がいなくなった……「そもそもスーパーの方が安いし美味い」

 長いドタバタの末に開場した豊洲市場。交通の便は決してよくはないものの、新しくなった市場見学にグルメにと、大勢の人が詰めかけるようになっている。それに比例するように、築地は、どんどん“完全に終わった街”になろうとしている。

 10月、築地の晴海通り沿いで長らく営業していたラーメン店「ふくちゃん」が閉店した。

 ここは、明太子のかねふくの資本だとかで、確かに食べ放題の明太子も置いてある名店だった。閉店を決めた理由は、市場の移転だ。ここは、周辺のサラリーマンのランチだけでなく、市場関係者が日の高いうちから飲んでいる店だった。

 お客の大半がもう二度とは来られなくなってしまった以上、閉店の決断は仕方なかったのだろう。

 築地市場が移転する一方で、場外市場は残った。その場外市場も、もう以前のような賑わいはない。それも当然。いわば、観光名所がなくなって、そのかつての名所への道すがらにある商店街だけが残っているようなものなのだ。

 足を運んだことのある人ならわかるだろうが、築地の場外市場は完全な観光地である。決して安くもない。お値打ち感のある魚やら何やらを売っている店が軒を連ねているわけではない。

 目立つのは、海鮮丼とか観光客ウケしそうな食べ物を売っている店だ。とりわけ海鮮丼系は値段も高額。それも、今までは許されていた。すぐそこに築地市場があるのだから、おそらくは新鮮で質のよいものなのだろうと、食べる人は考えていたから。

 実態は、築地で働く人から「周辺の地域にある、魚をさばいているスーパーで買ったほうが、安いし美味い」と言われていた。それでも、傍に築地市場があるということは、大きな付加価値となっていた。

 しかし、もう残されたのは「日常の台所」とするには高すぎる値札の店ばかり。そして、目立つ名所も見当たらない。

 この後、築地市場跡地がどんな施設になろうとも、先行きには不安しかなさそうだ。
(文=是枝了以)

テレ朝・小川彩佳アナ、ミニスカ刑事役で女優デビューも、「パワハラの次はセクハラか」と局へ批判殺到!

 今年9月に『報道ステーション』(テレビ朝日系)を卒業し、10月から『AbemaPrime』(AbemaTV)でキャスターとして出演しているテレビ朝日の小川彩佳アナウンサーが、12月13日に放送される米倉涼子主演ドラマ『リーガルV~元弁護士・小鳥遊翔子~』(同)の最終回に出演することが発表され、話題となっていた。

 小川アナが演じるのは女刑事。安達祐実演じる京極法律事務所のパラリーガル・伊藤理恵を取り調べるという役どころで、腕を組み厳しい目で理恵を取り調べする姿はまるで本物の刑事のようだ。

 小川アナはこの役のオファーを受けた際、劇中のキャスターやリポーター役ではなく刑事というところにびっくりしたと心境を明かし、「自分のどこに女刑事の要素があるのだろうか、と制作側の意図を疑いました」とも。また、撮影終了後の感想を求められた小川アナは「あっという間の体験でしたが、多くを感じる現場でした」と振り返っていた。

 知的で好感度の高い女子アナウンサーである小川アナ。それだけに、同ドラマで女優デビューを飾ったことに、ネットでは声援や歓喜の声が送られていると思われていたのだが……。

「声援もなければ、歓喜の声もなく……。聞こえてくるのは『アナウンサーだけしていて欲しかった』という声ばかり。また、刑事役なのに、なぜか、ミニスカートをはいて美脚を披露しているところに疑問の声も。確かに、米倉さんや菜々緒さんなどスタイルのよい女優が出ていますが、そこにあわせて局アナである小川アナまでどうしてと思ってしまうのは仕方ないですよね」(芸能ライター)

 元々、報道畑で育った小川アナ。しかし、インターネットでしか放送されない『AbemaPrime』へ移動。報道番組ではあるが、番組内ではコスプレもさせられ、慣れないバラエティまで……。やはり、『AbemaPrime』でキャスターとして出演し始めた頃は、戸惑った顔を見せており、ネットでは『パワハラ』『左遷だ』との指摘もあった。そして、今回のドラマ出演。小川アナへの同情の声が聞こえる中、テレ朝側にも批判が集まっているよう。

「ドラマ脚本で視聴率勝負するなら必要ないはずのミニスカをはかされ、ネットでは『パワハラの次はセクハラかよ!』との声が殺到。それを許した、テレビ朝日側に対し、『気持ち悪い』『セクハラ容認のテレビ局だ!』と嫌悪感を持つ人がたくさんいました」(同)

 報道から慣れないバラエティ。その次に女優デビュー。これだけ経験させるテレ朝としては小川アナを“看板アナ”に育てようとしている観もあるが、「それはないだろう」と放送作家は、こう語る。

 「現在、テレビ朝日は弘中綾香アナをバラエティ系のアナウンサーへと育てようとしている。その上、彼女の場合は好感度も高く、看板アナに最適かと。一方で、小川アナと言えば『週刊文春』(文藝春秋)で、富川悠太アナからのパワハラが報道された際、記者の直撃インタビューでパワハラを否定しなかった。そんな小川アナを局としては辞めさせたいなんて思っているのかも。彼女が嫌そうな仕事をさせて、退職する方向に持っていこうとしている可能性もありそう」

 もし、テレ朝側にそういう思惑があるのならば、小川アナには耐えてほしいところ。だが、この女優デビューを足がかりに、いっそフリーになったほうが今後のためになるのかも!?

今夜最終回!『僕らは奇跡でできている』要潤“ブチ切れ”の先に見えた、主人公に偏らない物語の“公平性”

 いよいよ今夜最終回を迎える『僕らは奇跡でできている』(フジテレビ系)。4日に放送された第9話の視聴率は、6.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と前回より0.4ポイントアップしたものの、初回の7.6%を更新することはできず……。

 とはいえ、数字のわりに視聴者の満足度が高いのがこの作品。残る1話で挽回となるか、今夜放送の最終回を前に、ある大事件が起きた9話を振り返っていきたいと思います。

(前回までのレビューはこちらから)

■最後の最後に事件が……

 気まずくなっていた家政婦の山田さん(戸田恵子)との関係もすっかり元に戻った相河(高橋)。ある日、女子生徒の青山琴音(矢作穂香)から、「私、相河先生と結婚したいんです。私のこと、どう思いますか?」と、“恋の”進路相談を受けます。歯科医である水本先生(榮倉奈々)との仲を疑う彼女は、相河は水本先生のことが好きなんじゃないかと指摘。そんなこと考えもしていなかった相河は、山田さんに料理を習いにやってきた水本先生本人に、「(水本先生のことが好きかどうか)どう思います?」と険しい表情をしながら、自分の気持ちを問います。

 その後、水本先生のクリニックに、青山がやってきました。「相河先生のことどう思っているんですか?」「その気がないなら相河先生に近づかないでください」と、すっかり戦闘スイッチが入った青山に圧倒される水本先生。歯科医のあかり(トリンドル玲奈)や祥子(玄覺悠子)は、2人を冷やかし気味に、陰から見守っていました。

 そんな中、水本先生の自宅にヤモリが出現。彼氏の雅也(和田琢磨)とは別れたばかりで他に頼れる人もいない水本先生は、渋々相河を呼ぶことに。部屋にゴキブリがいると聞き、思わず相河に抱きついてしまった水本先生は、どんどん相河を意識するようになります。

 一方、樫野木先生(要潤)に頼まれ、娘の香澄ちゃん(矢崎由紗)を大学に連れてきた相河は、樫野木先生の用事が済むまでの間、香澄ちゃんに過去のフィールドワークでの思い出話をしているうちに水本先生への気持ちに気づき、とある日の朝、先生を待ち伏せして言います。

「僕は、水本先生のことが……おもしろいって思ってます」

 その後、大学ではまだ諦めのついていない様子の青山に、「私のこと、女として、結婚対象としてどう思っていますか?」と聞かれた相河は、「興味ありません。ごめんなさい」とキッパリ彼女を振るのですが、その後、大学の研究室で事件が起こります。

 香澄ちゃんからの電話で、元妻が恋人と再婚したがっていることや、家族を思ってフィールドワークをやめたはずなのに、妻はフィールドワークをしている自分が好きだったことを知った樫野木先生。苛立ちからか、「香澄さんが昔の樫野木先生の写真見せてくれました。僕も昔フィールドワークやってるとき、髪やヒゲが伸びてるときありました」と楽しげな相河に、思わず「だまれ!」と暴言を浴びせてしまいます。

 それでも樫野木先生の気持ちはおさまることなく、

「相河先生みたいになれたら幸せだよね。できないことがあっても支えてくれる人がいて、好きなことだけやってられて」

「子供はキラキラした大人に憧れるけど、キラキラした大人なんてほんの一握りしかなれない。なのに学生たちも相河先生みたいになりたがってる。なれなかったらどうすんの? 責任取れんの?」

「相河先生はここだからいられるんだよ。よそじゃやっていけない。それわかってる?」

「迷惑なんだよ。ここから消えてほしい」

 と暴言を連発。目にいっぱい涙を溜めた相河は、足早に研究室を後にします。

■簡単に「好き」はとは言わない“らしさ”

「水本先生と一緒にいると感動や発見があります。でも、嫌な気持ちになったときもありました。いろんな気持ちになります」

 と、フィールドワークと同じように、「おもしろい」と水本先生への気持ちを表現した相河。2人がそう簡単にくっつかないことは、視聴者のほとんどが予想していたはずですが、次回予告で2人のラブ展開をさんざん煽っていただけに、「好きじゃないんかーい!」「それ面白いちゃう、恋や!」とツッコミの声が。

 ただ、青山には「興味ありません」とバッサリ言い切っているところを見ると、きっと水本先生には興味があるからこそ「おもしろい」と言ったんだろうし、目に見えない人の気持ちに言葉をつけた人は偉いと言っていた相河だけに、彼なりの愛情表現が「おもしろい」だっただけなんだと思います。この、簡単に「好き」とか言わないところが相河らしさであり、この作品らしい部分でもあるなあとほっこりしました。

 まあ、相河だから成り立つわけで、「おもしろい」とうれしそうに言われて颯爽と立ち去られたら、水本先生のように、ポカーンとなるのが普通のリアクションだとは思いますが……。それにしても、相河を意識しまくってどぎまぎする榮倉奈々ちゃん、とってもかわいかったです。

 

■“総まとめ”的な要潤の大爆発

 さて、そこで終わるのかと思いきや、今話にはラストにとんだ爆弾が仕込まれていました。最初は悪者キャラかと思われていたものの、このごろはなんだかんだ言いつつ相河のフォローをしてくれていた樫野木先生のブチ切れ事件です。

 このドラマではこれまで、周りの子どもたちとはちょっと違う息子・虹一くん(川口和空)を受け止めることができなかった母・涼子(松本若菜)だったり、一度は息子(相河)を捨て、11年後に家政婦として戻ってきた山田さんだったり、“完璧ではない”人たちを否定することなく、相河が疑問を投げかけることでその人にとって大切なことは何なのかを気づかせてきました。

 それがあったからこそ、樫野木先生が相河に放った言葉がより冷酷で残酷なものに聞こえてきたわけです。

 また、家族のためにフィールドワークをやめた樫野木先生は、両親のためにこんにゃく農家を継ごうか迷っている男子学生・新庄(西畑大吾/関西ジャニーズJr.)や、親から受け継いだクリニックを守ろうと必死になっている水本先生でもあるわけで、言わば、これまでのまとめ的存在。

 それに、樫野木先生が家族のために自分の夢を犠牲にしたように、何かを犠牲にしなくてはならず、相河のように生きたくても生きられない人が世の中のほとんどでしょう。

 そんな人からすれば、絶対的理解者であるおじいちゃん(田中泯)や鮫島教授(小林薫)に守られながら、好きなことをして楽しそうな姿はうらやましく見えて当然(もちろん、相河も幼い頃に自分と向き合い、苦しさを乗り越えてきたからこそ今があるわけで、決して楽をしてきたわけではありませんが……)。

 確かに、八つ当たり的に相河に暴言を浴びせたことは間違っていましたが、ネット上の視聴者たちの反応を見ると、「気持ちわかるんだよなぁ。やりたいことだけやって好きに楽しく生きている人は眩しく見える」「八つ当たりからの発言だったかもだけど、一理あるよねぇ……」「自己犠牲して頑張っている自分が、何故こんな目にって思っちゃうよね」と、意外にも樫野木先生に理解を示す声が多数見受けられました。

 そこからもわかるように、このドラマは、さまざまな問題を、主人公視点とその周りからの視点で丁寧に描くことで、どちらか一方に偏らず公平に、多くの人の心に届けようとしている制作陣の思いが、今回の9話から感じられました。

 ラストで鮫島教授が、相河に暴言を浴びせた樫野木先生を諭すような口調で叱っていましたが、ここまで誰かを否定してこなかったこのドラマ、ラスト1話で樫野木先生にどうやって大切なことを気づかせるのでしょうか。

 

■残る伏線は……

 そんな今話のタイトルは、「楽しかった日々の終わり」。次回予告で相河は大学を辞めると宣言していただけに、相河にとって楽しかった大学での日々は、これで終わってしまうのでしょうか……。

 また、8話のラストに挿し込まれた水泳シーンは、てっきり一生ファンへのサービスかと思っていたのですが、水泳を習いだしたのは何か理由があるようだし、急にロシア語の勉強を始めたのも謎です。実はコンチューバーだった沼袋先生(児嶋一哉)と、それを知ってしまった新庄くんにも注目しつつ、今夜の最終回を見届けたいと思います。

(文=どらまっ子TAROちゃん)

北朝鮮名物アナウンサー“ピンク・レディ”引退報道はガセ? 正月特番で復帰か

 北朝鮮の朝鮮中央テレビで看板アナウンサーとして君臨してきた李春姫(リ・チュニ)アナウンサー(75)の引退報道をめぐり、正月特番での復帰説が出ている。欧米メディアは「金正恩党委員長が世代交代を望んでいる」と報じたが、日韓の専門家は「格が高く、復帰説以前に引退していないのではないか」と指摘。引退につながる特異な兆候はなく、例年通り、年明け早々の番組に出演し、ピンクのチマチョゴリ姿で復帰する見通しだという。

「敬愛する最高領導者、金正恩同志は……」と高らかに原稿を読み上げる李アナ。直近では12月1日に、金委員長が東海地区水産作業所を現地指導した際の様子を報じるニュース番組に登場した。

 一方、欧米メディアはちょうどそのころから、李アナがいつも着ているピンクのチマチョゴリにちなんで命名した「“ピンク・レディ”引退」と相次いで報道、「正恩氏の意向で若い女子アナに交代する」など、もっともらしく伝えた。

 ある日本の研究者は「李アナは『人民放送員』という最上級の肩書を持っており、定年はない。今年も首脳会談といった金委員長の重要な動静報道に起用され続けており、引退するという兆候のかけらもない」と、引退報道が“フェイクニュース”だと断言する。続けて「あの仰々しいアナウンスは名人芸。もともと彼女は役者ですから……」(同)と、驚きの経歴を明かす。

 韓国情報筋によると、李アナは江原道(カンウォンド)の日本海沿岸にある小さな町で生まれた。両親の階級が良かったことから、平壌演劇映画大学俳優学科を卒業し、国立演劇団や人民軍の劇団で女優として活動した。

「脱北者情報によると、美人だが背が低いため、舞台女優向きではないとされ、1971年に放送委員会に入ったそうだ」(韓国筋)

 この情報筋によると、李アナは江原道の方言がまったくない。さらに「ニュース放送が韓国メディアに引用されることを意識しているようで、北朝鮮特有の言葉やなまりが目立たない」(同)という。

 役者時代に鍛えた感情と気迫が込もったアナウンスは、金日成主席、そして、金正日総書記にも大いに気に入られた。平壌市中心部の高級マンションに自宅があるといい、現在は正恩氏の動静報道以外では仕事をしない、特別待遇となっている。

 大みそかの朝鮮中央テレビは午後11時台後半に平壌駅前の時計を映し出し、年が明けると、李アナが新年を迎えたことを告げる流れが定番となっている。前出の日本の研究者は「年内にあと1回ぐらい、金委員長の動静報道で出るか、年越し番組でまたお目にかかることになるだろう」と、病気で倒れない限りは、生涯現役が続く可能性が高いとみている。

上沼恵美子への暴言騒動で浮き彫りになった、芸人とマスコミにまかり通る「女性蔑視」

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

 女性週刊誌の部数が堅調だ。中でも「女性セブン」(小学館)は時には「週刊文春」(文藝春秋)に次ぐ部数のときもあるらしい。確かにここ数年、一般週刊誌よりも真っ当な社会記事も多く、皇室スクープや芸能ネタも安定している。頑張れ! 女性週刊誌!

第440回(12/6〜12/11発売号より)
1位「上沼恵美子 『怒ってはいません…でも更年期おばはんは無礼やろ!』(「女性自身」12月25日号)
以下、アトランダムに
「赤川次郎 三毛猫ホームズが開く 明日への窓 第9回」(「女性自身」12月25日号)
「シリーズ人間 ロバート・キャンベル『20年間ずっと、彼は私の人生の杖でした』」(「女性自身」12月25日号)
「香取慎吾 4億! 稲垣吾郎も『不動産王になる!』(「女性セブン」12月20日号)
「米倉涼子 女王はスピーチで感涙…『チームの絆』に『自腹で合計100万円贈呈!』(「女性自身」12月25日号)

 大阪の女王・上沼恵美子をめぐり、とんでもない騒動が勃発している。12月2日放送の『M-1グランプリ2018』(テレビ朝日系)で審査員を務めた上沼に、とろサーモンの久保田かずのぶとスーパーマラドーナの武智正剛が「おばはんにはうんざり」「更年期障害かと思いますよね」といった暴言を放ったのだ。

 今週の「女性自身」はわざわざ大阪まで行って上沼本人を直撃しているのだから、この騒動の衝撃が窺い知れる。「自身」の直撃に上沼は応じて、こんなことを語っている。

「天下取ったらいいんですよ」「ダウンタウンのようになったら何言おうが失言になりませんからね」

 さすがの貫禄である。しかし、上沼もそして「自身」も触れていない本質がある。それが今回の発言は、決して上沼だけの問題ではなく、日本社会が持つ女性軽視、蔑視の表れではないかということだ。

 そもそも上沼も“ダウンタウンだったら許される“などと言っているが、いやいや、違うでしょ。しかも、そのダウンタウンの松本人志は今回の騒動を受け、『ワイドナショー』(フジテレビ系)で、「彼らは勉強不足ですよね。上沼さんという人がどれだけの人か、本当にわかっていない」などと発言したが、これにも唖然。つまり、両者とも今回の問題が“下っ端”の人間が“大御所”に暴言を吐いたことを問題にしているだけだから。つまり久保田や武智がダウンタウンのような大物だったら問題なし、さらに下っ端でも暴言を向ける対象が大御所の上沼でなく、たとえば一般人だったらいいと言っているに等しい。

 今回の騒動を取り上げたワイドショーも同様だ。「上沼さんという大物に何を言う!」とか、「酒を飲んで愚痴を言うまではいいが、それをネットで晒すなんて非常識!」という論調ばかり。

 違うだろ。女性、特に更年期世代はもっと怒ったほうがいい。上沼じゃなくても、こんなことを言われたら(それが陰口でも)許せないでしょ。天下を取っても、こんな暴言を吐く男はダメ。大御所女性じゃなくて、女性全般に対しても、もちろんダメ。

 そもそも日本の芸人の世界は女性蔑視がまかり通っている世界でもある。今回、芸人たちも一斉に上沼に謝罪するような動きを見せているが、それは上沼が自分たちに直接影響を持つ大御所だから。なにしろ、上沼から名前の上がったダウンタウンの松本は女性蔑視発言の常連、最高峰だしね。

 しかし、今回の騒動を取り上げるメディアに、そうした視点はあまり見受けられない。今後、女性週刊誌におかれては、これを単なる芸能ネタではなく、日本社会の女性蔑視という視点でぜひ特集を組んでほしい。

 追記。「自身」の直撃に上沼は更年期について「私はもう63歳なので、ないです」などと答えてもいるのだが、いやいや、そういう問題でもないから(トホ)。

 今週の女性週刊誌はちょこちょこと面白い記事が多い(特に「自身」)。ということで2位以下、アトランダムに紹介したい。

 「自身」の赤川次郎による不定期連載「三毛猫ホームズが開く 明日への窓」。そのまっとうな目線、論考、フェミ的視線が素敵だと以前にも紹介したが、今回も素晴らしい。写真月刊誌「DAYS JAPAN」(デイズジャパン)の休刊を惜しみ、ジャーナリズムの必要性、大手メディアの問題に言及している。

「(戦争や企業の暴走の犠牲になっている人々の)悲惨な現実を見るのは私たちの子や孫の世代のためなのだ」と。

 赤川は、作家は政治的な発言をするべきではないとの考えを長らく持っていたが、しかし15年安保法制、安倍政権の暴走を見て、「あまりにも状況がひどすぎるので、黙っていられなくなった」(「すばる」15年8月号/集英社)として、政治的発言を積極的に行っている。もっと早くから赤川先生のこうした発言を聞きたかった。そして、この連載はぜひ書籍化してほしいと思う。

 もう1本、「自身」に骨太のルポが。「シリーズ人間」が取り上げたのが日本文学者でテレビコメンテーターのロバート・キャンベルだ。今年7月の自民党・杉田水脈議員のLGBT生産性発言を機に、20 年来の同性パートナーの存在を明かしたキャンベルだが、その生き様やLGBT、そして理解ある友人や家族について語っている。

「日本という社会は、LGBTをやんわり遠巻きに見ていて、表立っては公認しない」

 記事には「日本の社会全体が、キャンベルさんを取り巻く環境のようになれば、LGBTへの無知をさらす議員など、きっといなくなるだろう」と指摘もしている。必読のルポだと思う。

  「女性セブン」がジャニーズから独立した香取慎吾と稲垣吾郎が複数の不動産を所有していることを報じている。投資用らしく、なかなか優良物件揃いらしい。なにしろジャニーズ事務所も都内の超一等地不動産を買い漁っているから、古巣に学んだのか。「新しい地図」もなかなかしたたかである。

 米倉涼子主演『リーガルV~元弁護士・小鳥遊翔子~』(テレビ朝日系)の打ち上げのビンゴ景品の豪華さを「自身」が報じている。出演者の提供した景品は小日向文世、叙々苑15万円分お食事券。高橋英樹、商品券30万円分。向井理、商品券15万円分プラス現金5万円。そして米倉は商品券25万円分を2つに、スタッフジャンバー代50万円で計100万円なり! 太っ腹とは思うが、筆者があるドラマの打ち上げに参加した際に、こんなことを耳打ちされた。打ち上げでは、下請けのADなどに商品が渡るようにするのが慣例だ、と。だから金持ちの俳優や幹部スタッフは当たっても名乗り出ないこともあるんだとか。今回の俳優陣の太っ腹エピソードをみて、ドラマの現場も、格差社会なんだとつくづく思った。

『池の水ぜんぶ抜く』5%台転落は「飽きられた」「大量死の影響」!? テレ東人気番組の断末魔

 12月9日に放送された『緊急SOS!池の水ぜんぶ抜く大作戦~全国一斉!謎の巨大魚ぜんぶ獲る!~』(テレビ東京系)の平均視聴率が5.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録。不定期放送を経て、今年の春に月1回のレギュラー放送に“昇格”した同番組だが、いよいよ視聴者離れが深刻化してしまったようだ。

 2017年1月にスタートし、約2カ月に1度のペースでオンエアーされていた『池の水ぜんぶ抜く大作戦』。回を重ねるにつれて反響を呼び、今年1月2日放送回には、13.5%の高数字を獲得。自己最高だった上に、強敵が並ぶ正月特番の中でも同時間帯視聴率で在京最高を記録した。すっかりテレ東の人気番組となったことで、今年4月より日曜午後8時枠で月1レギュラー番組に昇格。4月22日の初回は9.3%をマークしており、以降も5~9月(8月の放送はなし)は、9%台が続いていた。

「10月14日は8.7%に下がり、11月18日のスペシャルでは、4.1%(午後6時33分~7時)、8.7%(7時~)と、以前に比べて1%前後ダウン。さらに、番組にとっての災難はこれだけでなく、11月1日発売の『週刊文春』(文藝春秋)が、『テレ東「池の水ぜんぶ抜く」で長崎のボラ3000匹が大量死』という記事を掲載したのです。10月放送回で、長崎県の大村公園の堀の水を抜く企画が行われたのですが、作業の影響でボラなど約3,000匹の魚が大量死した可能性が高いとのこと。そんな中、最新のオンエアー(12月9日)は、5%にまで下降してしまいました。単純に放送回数が増えて視聴者が飽きたか、はたまた、週刊誌報道によってネガティブなイメージを抱く人が増えたのか……」(芸能ライター)

 一方、テレ東といえば一時期は太川陽介&蛭子能収コンビの『ローカル路線バス乗り継ぎの旅』が好評を博し、16年に劇場版『ローカル路線バス乗り継ぎの旅 THE MOVIE』も公開された。太川と蛭子は昨年1月をもって卒業となり、同年3月からは田中要次&羽田圭介がタッグを組む『ローカル路線バス乗り継ぎの旅Z』に変わっている。しかし、こちらは先輩2人を超えるほどの支持を得られず、イマイチ話題になっていないのが現状だ。

「『ローカル路線バス乗り継ぎの旅Z』は、今年に入って3月、6月、9月に放送済み。7時からのゴールデンタイムで視聴率を比較すると、3月が7.5%、6月が8.9%といった具合で、最新回(9月29日)は8.5%でした。田中と羽田がなかなか視聴者に定着しないためか、テレ東は太川&蛭子版が終わった後も『いい旅・夢気分スペシャル』などで2人を引っ張り出す有り様。9月には『太川・蛭子 ローカル鉄道 寄り道の旅』として名コンビが復活したものの、肝心の視聴率は2ケタに届かず、8.7%で不発に終わりました。とはいえ、新シリーズの最新回を上回り、名物コンビの注目度の高さを証明。テレ東は味を占めたようですが、第2弾にあたる『太川・蛭子×華丸・大吉 乗り継ぎ旅2時間半コラボSP』(12月8日)は7.8%でした」(前出・芸能ライター)

 ブームとなった太川&蛭子を再投入するも、かつての勢いを取り戻せず苦戦中のテレ東。『ローカル路線バス』や『池の水ぜんぶ抜く大作戦』の低迷を踏まえ、長く愛される番組作りを目指してほしい。

 

クロちゃんが新幹線の通路を占拠! 非常識なマナーで批判を浴びた芸能人3人

 すっかり炎上体質が板についてしまった、お笑いトリオ・安田大サーカスのクロちゃん。11月25日に新幹線乗車時の写真をツイートしたが、そのときの行動をめぐって「非常識だ」と批判が巻き起こっている。

 グリーン車や指定席が埋まった状態の新幹線に乗ったクロちゃんは、「さすがグリーン車!! 座れたしんよー」「広いし、目の前ゴミ箱だし、快適~」とツイート。クロちゃんが陣取り飲食を始めたのは車両のホームドア前で、ゴミ箱の前をどっかりと占拠する形だった。

 ネットユーザーからは「通路ふさぐなよ!」「通路とはいえグリーン券なしで占拠してるの?」「ゴミ箱を使う人のことを考えられないのかな」といった声が続出。クロちゃんといえば今年5月に、シートのリクライニングを全開で倒した写真を投稿して「座席倒しすぎでしょ」「さすがに迷惑」と批判されたばかり。今回はクロちゃんのように、“非常識なマナー”で炎上した芸能人たちをご紹介していこう。

 

●新田真剣佑

 俳優の新田真剣佑は2017年5月、女優の広瀬すずや俳優・野村周平らと「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」を訪問。ツイッターで「USJ楽しかった。最高の一日でした」と綴り、モニュメント前での集合写真を公開していた。

 ところが一行を目撃したほかの来園者から、アトラクション搭乗中に新田が携帯電話で撮影していたとの指摘が。これを受けて、新田は翌日のツイッターで「事前に説明を受けていたのにも関わらず、あまりに興奮していて、うっかり撮影をしてしまいました。深く反省をしております」と謝罪した。なおUSJ公式サイトの「ルールとマナー」ページでは、「ゲストの皆様に快適にお楽しみいただくため、カメラ、ビデオ撮影の使用を一部制限しております」と明記されている。

 

●市川海老蔵

 歌舞伎俳優の市川海老蔵は2010年11月の暴行被害が有名だが、『とくダネ!』(フジテレビ系)では事件直後に現場から乗ったタクシー代を“値切った”と報道。運転手は海老蔵から信号や一方通行を無視するよう指示されたが従わず、そのため海老蔵に乗車賃を値切られたと伝えている。

 海老蔵は事件以降もタクシー乗車時の“横柄な態度”を指摘されることが多い。彼を歌舞伎座から乗せたという運転手の証言によると、行き先を確認した際に海老蔵は「俺んち行って」とひと言。「どちらでしょうか?」と運転手が聞き返したところ、「俺んち知らないの?」と答えたという。こうした情報にネット上では「どんだけ上から目線だよ」「海老蔵ならいかにも言いそう」「運転手が可哀想」といった声が相次いだ。

プロ野球・巨人の“FA大量補強”は、まさに毒饅頭! V奪回への乱獲行為と引き替えに失ったもの

 3度目の原辰徳政権誕生となったプロ野球・巨人。来年優勝を逃せば、チーム史上ワーストの5年連続V逸となるが、球界の盟主が選んだ方法はシンプルだった。今期MVPの丸佳浩(広島)をはじめ、炭谷銀仁朗(西武)、岩隈久志(マリナーズ)、中島宏之(オリックス)ら、次々と実績のある選手を獲得し、メジャー今季メジャー20発のビヤヌエバ(パドレス)の入団も決定。レギュラーが半分近く入れ替わりそうな勢いだ。この補強について、週刊誌の野球担当記者が語る。

「結局3年間で1度も優勝できなかった高橋由伸監督ですが、今季、岡本和真が史上最年少で3割30本100打点を達成しました。その岡本を中心に、坂本勇人や長野久義は確実に計算できますし、ゲレーロも来年は契約最終年なのでマジメにやるでしょう。坂本、丸、岡本、ゲレーロ、ビヤヌエバ、陽岱鋼、長野らが並ぶスタメンは、史上最強と言っても過言ではありません」(野球担当記者)

 結果の出ない集団が、底上げを図るべく他所から人材を探すのは、プロ野球チームに限らない話だ。ただ、あまりに目先の結果を追うと、いずれ問題が起きるのもこれまた常だ。フリーのスポーツライターが語る。

「いくらプロ野球が実力社会とはいえ、ドラフトで指名され、ようやくチャンスが掴めるかと思えば、他チームのタイトルホルダーや高額の助っ人外国人がやって来るのでは、若手にやる気を出せといっても無理があります。巨人ではここ数年、若手二軍選手の間で不祥事が相次ぎましたが、モチベーションの低下は重大な要因だと思われます。2000年代初めまでは、巨人戦が毎日のようにテレビ中継されていましたし、親が『プロ野球=巨人』と思っていた世代なので、巨人ブランドは健在でした。当時は年俸が一番高いのも巨人でした。けれども今の中高生は、地上波で巨人戦をほとんど見たことがありませんし、年俸や設備などで巨人に勝るチームがいくつも出てきました。かつては『ぜひ巨人に』と言われて断る子どもなどいませんでしたが、今の子はシビアです。おだてられて巨人に入って、何年間で捨てられてしまうなら、出場機会のあるチームを選びます」

 さらにもう1つ、FAにはチームが弱くなる構造的な問題があるという。野球関係者が語る。

「公言する者はいませんが、巨人はFAで選手を獲る際、口説き文句として引退後のコーチ就任を条件にしています。2018年で言えば、投手コーチの豊田清、2軍コーチの片岡治大や金城龍彦、3軍監督の江藤智などがそれでしたし、来季は新たに杉内俊哉、村田修一、相川亮二と、3人の“元FA組”のコーチが誕生します。本来ならば自力で選手を育てなくてはいけないのに、FAで他チームの有力選手ばかり獲り、挙句の果てにはその選手ばかりがコーチになるのですから、若手が育つはずがありません。そのうち本当に『巨人だけはイヤだ』という高校球児が現れますよ」(野球関係者)

 FAという“毒饅頭”を食べた原・巨人は、戦力と引き替えに大きなものを失ってしまうのかもしれない。

広田レオナが4度目の結婚報道にインスタで猛抗議「どうしてこんなダサい事を書いてるか」

 女優の広田レオナ(55)が4度目の結婚をしたことを、12月11日発売の「女性自身」(光文社)が記事にしている。見出しは「元夫・吹越満(53)も知らない 22歳年下のツバメ俳優と4度目の極秘挙式」だ。

 記事には、広田が式を挙げたのは12月頭のことと書かれており、夫となった人物はかつて広田がまだ吹越との婚姻中に不倫を報じられたことのある元俳優のTさん(広田は報道後に吹越とは離婚していたことを明かし、不倫を否定した)だとしている。広田は自身のfacebookの友達限定記事で12月5日に結婚を報告、この投稿には白いドレス姿でTさんと手を繋ぐ写真も添えられていたという。

 筆者は1980年代、デビュー当時の広田玲央名(広田の旧芸名)を観たときの衝撃をよく覚えている。背丈は160㎝とそう大きな方ではないが、グラマラスな印象でとにかく妖艶。それでいてどこか幼女のようでもあり、キュートさもある。まさに<小悪魔>という表現がぴったりの蠱惑的な女優であったのだ。棒読みのような独特のセリフの言い回しさえ、個性的で印象に残った。

 そんな広田は歯科大の大学院生と結婚し、88年に長男を出産している。90年に離婚し、94年には俳優の吹越満と結婚。一女をもうけるも、2005年には離婚。その後、2012年に吹越と再婚している。今回の結婚相手であるTさんとの不倫報道があったのは昨年1月のことだったが、広田はこの報道の後、吹越とは2016年12月に再び離婚していたことを明かしており、不倫を否定した。

 2017年8月には広田・吹越が揃って『ダウンタウンなう』(フジテレビ系)の「本音でハシゴ酒」のコーナーに出演している。その際に吹越と2度目の結婚をした理由として広田は「娘の進学のため」とはっきり明言しており、「愛はあったのか?」の問いにも「あるわけない」と言い切っている。

 広田は自身の不倫騒動の直後にも吹越との再婚について語っており「結婚じゃない、籍を入れただけ。最初からすぐに抜くつもりだった」「お互いの利害関係のための結婚です。それは娘と仕事のため。娘の学校は両親がそろっていなければいけない学校ですし、事務所を運営するにあたって、夫婦のほうが何かと都合がいいと思ったから」「私は室町時代から続く大きなお墓の墓守で不在はまずいので一刻も早く廣田性に戻る必要があったのが(籍を抜いた)一番の理由」などと話している。つまり2度目の結婚は愛情云々の果ての話ではなく、単に戸籍上のことだけだったということ。

 ただ、入籍・離籍にお互い合意してやりとりできただけあり、吹越との関係は良好のようだ。広田は、「私たちは憎悪とか愛憎とかを通り抜けてきた2人なんで、彼のやりたいことも言いたいこともわかる」「(吹越とは)色々あるけど男と女じゃないから…前にも言ったけど私達はパートナーであり双子の片割の様に必要不可欠な存在ってだけ」と、元夫・吹越との関係性を自らの口で語っていた。広田のインスタグラムには度々、吹越の写真が投稿されている。

 さて、広田の4度目の結婚に話を戻そう。相手がかつて不倫を報じられた22 歳年下の元俳優・Tさんであることは間違いないようだ。現在は俳優業を引退し、職業は映像作家である。

 「女性自身」に再婚について書かれた記事が掲載されることを知った広田は12月10日、自身のインスタグラムに複数枚の写真を投稿し、猛反論を展開した。

 最初の写真はTさんと手を繋いで歩く白いウエディングドレス姿(下北沢の古着屋で2000円で見つけたものだそう)の広田の後ろ姿だ。広田は花で編んだ冠をかぶっており、片方の手にはブーケを握っている。広田とTさんが神社で結婚の誓いをしたのは2018年9月13日のことだったそうで、そもそも週刊誌が書いた「12月頭に挙式」とは日付が違う(ただしインスタのウエディング写真が9月に撮られたものかどうかは定かでない)。

 広田は写真にあわせて長文も投稿した。結婚に至った経緯を説明しているが、これほど長文で詳細を記した理由は、<どうしてこんなダサい事を書いてるかは 私には守らないといけない人達がいるからです いいかげんな憶測や悪意のある記事見出しを鵜呑みにする世間から、大事な私の会社のスタッフやアーティストや家族を守る為です 会社は私ひとりのものではないのです>。

 というのも、広田との不倫疑惑を週刊誌に書かれたことでTさんは、<不倫もなにもない中、彼は初めて決まりかけていた大役をスポンサーがこの手の記事が嫌いだからという理由で降ろされ>た。広田は<結婚、離婚の報告は親しい仲の方達だけで公にするものではないと>考えているが、今回<親しい仲、親戚、仕事仲間、しかいないFacebookで書いたものが何故か一般常識が通用されない週刊誌にかなりのデタラメとともに掲載されると知り>、投稿したのだという。

 現在の夫とは9年前に舞台の共演者として知り合い、すぐに彼が恋心をぶつけてきたそうだ。その当時から吹越と籍を入れ、そして抜くことは決まっていたため、広田とTさんは恋人同士にはならなかったようだが、広田の側に“娘との二人暮らしに男手があるほうが助かるという姑息な考え”もあり、家庭の雑用をこなしてくれる彼はいつしか家族のような存在になっていったという。身体が弱い広田に対して介護に近いレベルで日々をサポートしてくれているそうである。

 また、週刊誌記事の見出しには『吹越満も知らない』とあるが、吹越と広田はビジネスパートナーであり、当然、一連の流れを承知している。<誰が言ったの? 面白くしようとして傷つけるの止~め~て>と、広田は怒り心頭だ。

 広田がインスタに複数投稿した写真の3枚目はTさんの顔写真(大変な美形)で、その中に彼のSNSのスクリーンショットらしき画像がはめ込まれている。そこにはTさんの思いが綴られており「駄目さしかない自分とレオナは僕にとって最高の妻」「レオナと出会ったことは僕の人生において最高の幸運」「レオナを守り愛し幸せにしてあげることが僕の人生の最高の喜びであります」となかなかのノロケっぷりだ。そして4枚目、5枚目は加工アプリを使ったふたりのツーショット。ラストとなる5枚目の写真は「わしらのことは気にせんでくれ」とのキャプション……広田らしいなと思わず笑ってしまう一枚となっている。

 さて、「女性自身」の記事は「広田が幾度となく傷つきながらもようやくたどりついた幸せ」と結んでいたが、度々の離婚で傷ついた女性が白馬の王子様と出会ってよかったね的なこの結び、ちょっと気持ち悪いと感じてしまうのは筆者だけだろうか。第一、広田レオナという女性にこんなにも似合わない言葉もない。吹越との結婚でも、その前の結婚でもそれぞれに幸せなことはたくさんあったに違いない。傷つく日も幸福を実感する日も、日々やってくる。人生、そんなに単純なものではない。

 週刊誌、あるいはこの一般社会における通念なのかもしれないが、結婚を大きく二つ、「真実の愛で結ばれた結婚」か「打算的な結婚」かに単純化し分類する傾向がある。そして何度も結婚と離婚をしてきた広田レオナを「破天荒」と見る向きが強いが、むしろ彼女はとことんリアリストではないだろうか。自由奔放に真実の愛を探し求める女性像とはだいぶ違う。吹越との二度目の入籍は現実的な手段としての結婚であり、今回の結婚もまた彼女にとっては合理的な選択なのだろう。ちなみに吹越との二度目の結婚は一年ごと更新の契約だったという。やっぱり広田レオナは冷静な現実主義者なのだと思う。

(エリザベス松本)