「当初予定していたスタッフの確保が厳しく」制作発表しても人手不足で作れない! アニメ業界は地獄への片道列車か

 11月末、テレビアニメ『ガーリッシュ ナンバー 修羅』の制作中止が公式サイトで告知され、注目を集めた。

 この作品は、渡航(原案)QP:flapper(キャラクター原案)によるアニメ『ガーリッシュ ナンバー』(2016年TBSにてテレビアニメ化)を池澤真・津留崎優が4コマ漫画化したスピンオフ作品。公式ながら、半ば二次創作のような展開が話題となり2017年にアニメ化が発表された作品であった。

 アニメ化の発表から1年半あまりを経ての制作中止宣言ということもあってか、アニメファンの間でも大きな批判は見られない。むしろ、作品そのものが大して注目を集めていなかったことが冷笑的に捉えられているようだ。

 公式発表では、制作中止の理由として「当初予定していたスタッフの確保が厳しくなり、クオリティ、スケジュールについての保証が難しいと判断致しました」という説明を行っている。

 事実、アニメ業界は深刻な人手不足に陥っている。

「すでに知られているように、アニメ業界は低賃金・長時間労働の極めてブラックな業界です。とりわけ、近年はそうした話題がネットでも頻繁に見られるようになったので、優秀な人材はどんどん離れていっています。よほどアニメへの愛が強い人を除けば、ゲームだとかよりマシな業界のほうを選択するのです。もはや、アニメ業界は限られた優秀な人材をお互いに引き抜き合うような状態になっています。そんな状態で、スケジュール通りに、クオリティも確保された作品をつくるのは、かなり難しいことなんです」(アニメ制作会社社員)

 アニメ業界で輝く未来を夢見て入ってきた人材も、10人いて1人残ればよいといわれる現状。当たり前のように存在する深夜アニメも、いつまでも続くものではない。
(文=是枝了以)

雑誌文化の衰退と共に出版取次も危機的状況……いよいよ「日販」と「トーハン」が物流の協業を検討へ

 発売日に、雑誌や書籍がきちんと書店に並んでいる。長きにわたる出版不況の影響で、そんな常識も危機的な状況になりつつある。

 11月、出版取次最大手の日販が、第二位のトーハンと物流を協業することを検討していると発表して、業界の注目を集めている。

 いまや出版物の売上高はピークだった1996年の52%程度と約半分まで減小。両社ともに物流拠点と配送網を維持することが困難になっているのだ。

「今年に入ってから、取次では土曜休配日(土曜日には、書店に本を配送しない)を増やすことを検討し、各出版社にも流通網維持のために負担の増額を求めています。しかし、同様に市場縮小の煽りを受けている出版社側もその要求には難色を示しています。とりわけ、週刊誌などの雑誌は、発売日が決まっていることが鉄則でしたが、それを維持するために負担が増えるのであれば雑誌をやめてしまおうという意見すら出る状況です」(出版社社員)

 日本の書店への流通ルートは、雑誌を基本として構築されているものだ。毎日、書店に配送される雑誌の流通網に、書籍も乗せることでコストを抑えることができた。

 この強固な流通網の存在は大きく、出版社は本を作って取次に送ってさえしまえば、取次が勝手にバラまいてくれる。すなわち、営業努力を大してしなくても回るという状況が根付いている。

 こうした取次の存在によって維持されてきた日本の出版業だが、雑誌が売れなくなり、ネット書店が拡大した中で「そもそも、どうやって本を売ればいいのか」と、ほぼゼロからスタートしなければならないところまで追い込まれている。

 今後、雑誌市場はさらに縮小していくだろう。一方で、紙の本が消滅するということはない。出版社は、従来のシステムの中で本を売るという考えを、いったん捨てて新たな流通モデルを構築することが求められている。

 なお、今回の協業でたまに指摘されるのは、なぜ日販とトーハンがここで、いっそのこと合併しないのかということ。これは、あまりに両社のシェアが大きすぎて、合併すれば独占禁止法に抵触する可能性があるため。

 もしも、この問題が解決すれば、将来的には両社の合併もあり得る話だという。
(文=ピーラー・ホラ)

佐々木希、大政絢と愛犬連れてドッグラン報告も、『犬より子どもの世話しろ』とネット小姑は許さず……

 モデルで女優の佐々木希が12月8日、自身のInstagramを更新。女優の大政絢らとともに愛犬を連れてドッグランへ行ったことを報告した。

 この日佐々木は、「私達母ちゃんも楽しかったぞ」とのメッセージと共に、大政らと愛犬と戯れている画像を数枚投稿。大政とお互いの愛犬と共に撮った画像や、愛犬を抱きにこやかに笑う佐々木の姿を写した画像など、楽しそうな雰囲気を感じる。

 それだけに、Instagramのリプライ欄にはファンから「カワイイ」「楽しそう」「私も犬連れて参加したい」などといった声、さらには「犬になりたい」といった声などが上がっており、ファンにとっても喜ばしい投稿となった様子。

 しかし、ネットではこの画像に対し、なぜか批判の声が上がっていたという。

「愛犬と友人たちとのほほ笑ましい画像で、これに対しては『かわいい』『本当に犬好きなんだね~』といった感想が上がっていたんです。しかし一方で、出産し一児の母となったばかりの佐々木さんが遊んでいたのが気に食わないといったようで、『子育ては?』『その間誰が子どもを見てたんだよ!』『犬より子どもの世話しろ』といった声が殺到。ネット小姑たちが本領発揮というところですね(笑)」(女性誌ライター)

 出産前からネット小姑にマークされてしまっていただけあって、出産後の現在も意地悪なツッコミがやまないよう。

 また、このほかにも言われているようで、

「画像とともに投稿された『私達母ちゃんも楽しかったぞ』というメッセージが気に食わなかったよう。『子どもの世話してないくせに“犬の母ちゃん”とか何様?』『子どもには“ママ”って呼ばせるくせに、犬には“母ちゃん”とか(笑)」と、ここにも意地悪としかいえないツッコミが。佐々木さんだって母親である前に、人間ですからね。息抜きしたっていいじゃないかと思うんですが……。本当にネット小姑は厳しすぎです(苦笑)!』(同)

 出産早々にモデル復帰し、現在は育児に仕事と多忙な日々を送っている佐々木。つかの間の友人との遊びぐらい、遠くから優しく見守って欲しいものだ。

とろサーモン久保田かずのぶ、暴言はもはや“癖”!? 上沼恵美子の前にKinKi Kids堂本剛にも……

 現在、スーパーマラドーナ武智ともに、『M-1』審査委員を務めた上沼恵美子へ暴言を吐き、渦中の人物となっているとろサーモンの久保田かずのぶ。

「暴言動画はライブ配信だったのですぐ消されたのですが、視聴者によって録画された動画がYouTubeに投稿され、いっきに拡散し、一大事に。その上、上沼さんは翌日放送されたラジオ『上沼恵美子のこころ晴天』(ABCラジオ)で『M-1』の審査員引退を表明し、問題は一気に加速。収束はまだまだ先のようです」(放送作家)

 9日に放送された『上沼・高田のクギズケ!』(読売テレビ)では、暴言に対し「私は何とも思っておりません。暴言も全然結構です。悪いけど、興味ないです」と大人の対応を見せていた上沼だが、一部では『激怒していた』との報道も。2人の暴言への批判は現在もやむ気配はなく、今後の仕事にも影響がありそうだ。

 また、久保田に関しては過去にも暴言を吐いており、「暴言“芸”ではなくもはや“癖”ではないか?」と芸能記者は、こう語る。

「実は今年初めにも、KinKi Kidsの堂本剛へTwitterで暴言をはいていたんです。1月15日放送の『KinKi Kidsのどんなもんヤ!』(文化放送)で、剛さんはリスナーから『M-1グランプリ2017』(テレビ朝日系)で優勝したお笑い芸人のとろサーモンについて感想を求められたんです。以前からとろサーモンを『お気に入りの芸人』として挙げていた剛さんだけに、賞賛するのかと思いきや、『ボクの印象ですけど、ああいうタイプの種類のネタで、『M-1』って感じが、なんかないんですよね。もちろん面白かったですけど』と厳しい評価をくだし、決勝進出したジャルジャルやかまいたちのほうが『よかった』と感想を述べたんです。これがすぐさまネットニュースになり、久保田さんも知ったようなのですが、剛さんに対して『君のお笑い出来ますよ感も正直しんどい』とTwitterで反論。これを知った剛さんファンから批判殺到し、軽く炎上したことが。で、今回も暴言。“思ったことは何でも言っちゃう”炎上芸に見えますが、もはや、広瀬すずさんと同じ“失言癖”としか言えませんよ(笑)」

 当の本人は12月6日に放送された『NEWS RAP JAPAN』(AbemaTV)で「自分達とは違う勇気ある者を潰しに来る」と意味深長なラップを披露。「反省していないだろ!」と再び批判殺到する事態になっていたが……。

 「もはや“癖”」だけに、悪気はないのかもしれない!?

30女の物欲を止める「3つのルール」!? モノで溢れる「汚寝室」をホテル調に改造!

 20代の捨てられない思い出、過去の恋愛、三日坊主のアイテム、蓄積された趣味のコレクション、不安の数だけ溜まるストック商品……。収納ライター・ito makiが、30代・女性のひとり暮らしにありがちな、モノと煩悩に支配された“汚部屋"を一掃。ゴミという名の過去を捨て、心ごと汚れを洗い流し、願いが叶う“悟り部屋”に変えていきます!

 

【煩悩003-14】「リバウンドゼロの収納」の作り方(Eさん・32歳)

 ひきつづき、第3回目のクライアント・東京都世田谷区の2DKに住むEさん(32歳)のお部屋です。

 前回は、メイクスペースを片付けました。今回は、ベッドルーム全体のビフォーアフターと、汚部屋にリバウンドしないためのテクニックもお届けします。

 ベッド横にある本棚ですが、最初に、本を取りやすいレイアウトに変更したことで改善できました。あとは不要な本を減らすだけで終了なのですが……。

 ただ、モノを減らすだけでは「散らかる部屋」から卒業できません。汚部屋にリバウンドしないためには、「モノの正しい収納の仕方」と、「思考の変化」が必要なのです。

 ここでは、「モノを増やす癖」を抑える収納テクニックと「インテリアに無関心」な気持ちを変えるポイントを紹介します。

【テクニック・その1】「モノを増やす癖」を抑える3つの収納法

 残すモノを本棚へ収納するとき、上記の「3つのポイント」を意識すると、自分が無意識に行ってしまう「モノを増やす癖」を制限できます。

 整理収納の基本は、モノを減らす→グループに分ける→モノを収めるという流れです。本棚の場合、漫画、小説、趣味といった感じで「グループ」を分け、一定量を管理するための「枠」を作りましょう。これが「モノの住所」となります。この「枠」からあふれたら、減らすよう検討するのです。これを「見直す」といいます。決めた「枠」に入る量が「適正量」になります。全体的には、7割収納を心がけます。3割の「余白」を持つと、視覚的に優雅になります。モノが想定外に増えたときも、対応できる余裕を保てます。

 隙間を見つけてはモノを突っ込む癖がある人は、3割の余白に「ディスプレイ収納」を作るのもOK。大切にしたいモノを飾ると、余白を維持しようという気持ちが沸いてきます。

 

「3つの収納法」を実行すると、こうなります

 「モノを増やす癖」を抑える3つの収納法を実行して、本棚を整理しました。

 「余白」には、スピリチュアルグッズをディスプレイしています。隙間にモノを突っ込まないためには、ガラス製の置物や好きな人の写真も効果的です。

 日本画や日本庭園でみる「余白」は、日本独特の美意識から生まれたもの。神社やアート好きのEさんには、余白が心地良く感じられるはず。それにより、想像力が高まり大切なモノがしっかりと見えてきます。

 もうひとつ! Eさんのクセがすごい場所を解決したいと思います。

 ベッドルームに飾られた印刷物を、赤丸で囲みました。彼女の多様な趣味(春画、サブカル、洋物など)の一端です。でもどこか、趣味が迷走しているようにも……!?

 好みが多い人は、出費もかさみます。無意識にお金を使っていると思う人は、自分の部屋に持ち込むモノに、マイルールを持つこと。物欲をセーブできる「3つのルール」があります。

 

物欲をセーブする「3つのルール」

 

 部屋に入れるモノに「テーマ」を持ちます。Eさんの場合、テーマは「大人の色気」。物欲をセーブする「3つのルール」を反映して、ディスプレイコーナー=「枠」を用意しました。

 カーテンが紫色なので、ピンク系のアートが映えます。私物のネストテーブルとアートフレームに合わせた黒のワイヤーネットを、賃貸用フックで設置しました。ここが、アートを飾るための「枠」になります。

 廊下の片隅に飾られていた生花も、主役へと返り咲きました。散らかる趣味をひとつに絞ったことで、モノの存在感が華やぎます。インテリアに関心を持つことで、キレイを維持する気持ちが高まります。

 これが本来の、彼女らしさです。

最後に、ベッドルームの全体ビフォーアフターを動画でご覧ください。

 Eさんの住む2DKより、ベッドルームを片付けました。動画撮影による、ビフォーアフターをご覧になれます。

Before

 例えるなら、大都会の雑踏感の中で眠るといったイメージでしょうか……。

 
 
 
 
 
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@maki_organize さんの連載 #煩悩部屋 ベッドルームのビフォーです。 . https://www.cyzowoman.com/column/20217/ . . #サイゾーウーマン #汚部屋 #整理収納

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After

「色気」をテーマにした、シックな部屋へと変身。とても良い夢を見られそう!

 
 
 
 
 
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@maki_organize さんの連載 #煩悩部屋 ベッドルームのアフターです。 綺麗になりました! . https://www.cyzowoman.com/column/20217/ . #サイゾーウーマン

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 次回は、臭いがこもる「シューズクローゼット」を使いやすくイメチェン!

――「30代女子の『煩悩部屋』ビフォーアフター」は毎週月曜更新です。次回をお楽しみに!

 

<プロフィール>
伊藤まき(ito maki)
収納ライター・兼・整理収納アドバイザー1級。おがくず工場に生まれ、ホテル清掃員、国鉄系レストランの厨房、内装会社、デパートの搬入搬出など“家事の土台”を極めた生活を経て、出版社入社ののち独立、現在に至る。モノを手放すほど「幸運」が舞い込むジンクスを何度も体感! 貧乏神と決別した実体験をもって、整理収納の威力をお伝えします。
Instagramはこちらから

 

●Eさんのお部屋・バックナンバーはこちら

<リビング編>

【3-001】“多すぎる欲望”に埋もれた30女の汚部屋
【3-002】「捨てられない!」で溢れた30女リビング
【3-003】封印されし「ミニクローゼット」を断捨離
【3-004】ネットワークビジネスの「不良在庫」を断捨離!

<キッチン編>

【3-005】「腐ったザクロ」と「モノ」に溢れる汚キッチンを清掃!
【3-006】“無料”と“流行”に汚染された30女の汚台所
【3-007】30女キッチンの「吊り戸棚」を800円で整理
【3-008】レシートまみれの「キッチンカウンター」
【3-009】ゴミに埋まる「キッチンテーブル塚」
【3-010】動画で見る「汚DK」ビフォーアフター!

<ベッドルーム編>

【3-011】動線最悪の「汚ベッド」を配置換え!
【3-012】ハンガーは「40本」あればいい!?
【3-013】汚化粧スペースは「高級ゴミの山」!?



<片付けに悩む[30代・ひとり暮らしの女性]を大募集>

自分のお部屋を片付けたい、都内近郊在住の30代女性を募集。収納ライターのito makiさんが、30代女性・ひとり暮らしの「煩悩部屋」を一掃いたします。URL先の応募要項をご一読の上、ふるってご応募ください!

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『下町ロケット』第9話 変人・軽部に父性を目覚めさせた意外な相手は!? 時代劇とSFとが融合

 前シリーズに比べて視聴率が伸び悩んでいる阿部寛主演ドラマ『下町ロケット』(TBS系)ですが、かなりユニークな状況となってきました。石原プロのイケメン俳優だった徳重聡が変人キャラ・軽部を演じていることでも話題ですが、ここにきて軽部が人間らしい表情を見せるようになってきたのです。軽部を変えたのは、いったい誰だったのでしょうか? さっそく『下町ロケット ヤタガラス』第9話を振り返りたいと思います。

(前回までのレビューはこちらから)

 第9話は杉良太郎演じる「帝国重工」の藤間社長が大活躍です。経営不振から引退がささやかれていた藤間社長ですが、次期社長と目されている重役の的場(神田正輝)が完成させた農業用大型ロボット「アルファ1」がデモンストレーションに大失敗してしまったことで俄然ヤル気が蘇りました。的場に任せては、「帝国重工」には未来はないと確信したのです。一方、目の前で「アルファ1」が大横転した現場を見てしまった的場は、急に白髪が増えたようです。

 的場の太鼓持ち・奥沢部長役の福澤朗は演技がビミョーなことが以前から気になっていましたが、今回はまた違った意味で気になりました。「アルファ1」の問題点は、走行システムを開発した野木教授(森崎博之)側にあると主張する奥沢は、異議を唱える財前部長(吉川晃司)をギョロ目で睨みつけます。落ち着きなくやたらに目をギョロギョロさせるメガネ姿が、ある人物を連想させました。佐村河内ゴーストライター事件で有名になった新垣隆さんです。視聴者の注目を惹く表情の作り方など、参考にしているのかもしれません。新垣さんはクラシック音楽業界の闇を暴露することで一躍ブレイクしましたが、俳優・福澤朗にブレイクする日は果たして来るのでしょうか。

 

■杉良太郎の背中に刻まれた桜吹雪は消えてなかった!

 話を進めましょう。「アルファ1」の問題箇所を調べるため、佃社長(阿部寛)率いる「佃製作所」が協力することになりました。野木教授の走行システムを搭載した「佃製作所」の試作ロボットで「アルファ1」と同じような走行テストを行い、これで問題がなければ野木教授のシステムに不備はないことになります。

「よし、行け!」「がんばれ!」と立花(竹内涼真)とアキ(朝倉あき)は走行テストを始めた試作ロボットに声援を送ります。いつもはクールに後ろのほうで腕組みをしている軽部(徳重聡)ですが、この日は立花やアキと一緒になって「がんばれ~!!」と前のめりになってコブシを震わせています。今まで見せたことのない軽部の熱い姿がそこにはありました。

 プログラムに従って動くロボットを励ますなんて、意味がないことです。これまでの軽部なら、熱くなる立花たちを冷笑していたことでしょう。でも、軽部が開発に関わったトランスミッションを内蔵した試作ロボットゆえに、他人事ではありません。生まれたてのロボットに対して、軽部に父性的な愛情がいつしか芽生えていたのです。平気で嘘をついたり、他人の顔色をうかがう人間よりも、無口だけど正直なロボットに軽部は愛情を抱いているのかもしれません。ロボットを育てることで、コミュ障っぽかった軽部が人間らしくなっていく。不思議な感慨が湧いてくるシーンでした。

 走行テストに無事成功した「佃製作所」の試作ロボットですが、それでも的場と奥沢は「帝国重工」側に非があることを頑なに認めようとはしません。そこに颯爽と現れたのが、藤間社長です。このときの杉良太郎は時代劇スターとしてのオーラ全開でした。

 失敗の責任を野木教授ひとりに押しつけようとする的場と奥沢を、藤間社長は厳しく叱責します。「自分たちが世の中の中心だと思っている連中に、新規事業ができるはずがない」と一刀両断。胸がすくような大岡裁きです。いや違った、杉良太郎の当たり役だった時代劇『遠山の金さん』(テレビ朝日系)の世界でした。スーツ姿の藤間社長の背中には、きっと桜吹雪が咲き乱れていたことでしょう。

■親子鷹の夢は、遥か火星を目指すことに

 第9話は佃利菜(土屋太鳳)と佃航平との父子関係もクローズアップされました。祖母(倍賞美津子)が詩吟の練習に使っている古いカセットレコーダーを利菜が修理していたところ、会社から帰ってきた父・航平も手伝うことに。父子で一緒に修理に取り組む姿は往年の「日曜劇場」を思わせるものがありました。幼い頃の利菜は、航平が映らなくなったテレビやラジオを直してしまう様子を見て「パパは魔法が使えるんだ」と感動し、彼女自身も理系の道へと進むことになったのです。仕事に追われる佃航平にとっては、娘と話す思い出話は格別なものがありました。

「帝国重工」のロケット用バルブの開発リーダーに抜擢された今の利菜にとって、「佃製作所」の社長である佃航平はライバルでもあります。利菜がありったけの情熱を注いで開発した自社バルブは性能試験の結果、見事に合格ラインをクリアしますが、「佃製作所」の改良バルブはさらにそれを上回る数値を記録します。利菜は完敗を喫します。でも、利菜がエンジニアとしての成長を諦めない限り、いつかは父・佃航平に引導を渡す日が訪れることでしょう。

 バルブ対決を終えた佃父子は自宅前の川の堤防に横になり、頭上に広がる夜空を眺めます。淀んだ東京の夜空でも、火星は赤く輝いています。いつの日か利菜が開発した新型バルブを搭載したロケットが、火星まで到着することになるかもしれません。理系親子ならではの、大きな大きな夢を共有する佃航平と利菜でした。

 いつもはストーリー展開が早すぎて、ドラマの描き方が雑な『下町ロケット』ですが、第9話はかなり上質な出来だったと思います。杉良太郎と吉川晃司が登場する「帝国重工」の場面は完全に時代劇の世界ですし、変人・軽部が農業用ロボットに愛情の眼差しを注ぐシーンはSFドラマの要素を感じさせます。さらに第9話では、理系親子が夢をバトンリレーしていくエピソードが描かれました。池井戸潤原作の企業ドラマ『下町ロケット』ですが、ひとつの作品の中に時代劇、SFドラマ、ホームドラマと実にいろんなレイヤーが重なって構成されていることが分かります。「日曜劇場」という伝統ある放送枠を使って、TBSドラマ班は新しい試みに挑戦していると言えるのではないでしょうか。挑戦なくして、伝統を育んでいくことはできません。

 気になる第9話の視聴率は12.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)でした。第7話は12.0%、第8話は11.5%とワースト記録を更新していましたが、クライマックスを控えてようやく持ち直すことができました。企業ドラマ、時代劇、SF、ホームドラマと多彩な側面を持った『下町ロケット』は残り2話で、果たしてどんな領域にまで進むことができるのでしょう。軽部の活躍ともども期待したいと思います。

(文=長野辰次)

『SUITS/スーツ』第9話 ムリヤリな設定に強引な展開……ゆるふわな主婦にしか見えない石田ひかりの演技

『SUITS/スーツ』(フジテレビ系)第9話。「宿命!裏切りの代償」

(前回までのレビューはこちらから)

 

■「無資格の弁護士」に加えて「無資格の会計士」まで登場!

 今回の案件は、幸村チカ(鈴木保奈美)の親友であり、「幸村・上杉法律事務所」の顧問会系事務所&クライアントでもある「YURI綜合会計事務所」所長・花村百合(石田ひかり)からの依頼。

 百合の事務所に勤めている会計士・大河原忠(西村まさ彦)を解雇したいという。その理由は、大河原が経歴詐称して無資格なのに会計士として勤めていたから。

 この案件を担当することになった甲斐正午(織田裕二)と鈴木大輔(中島裕翔)だったが、大輔は自分も無資格な弁護士ということで、大河原の側にガッツリ肩入れしてしまう。

 しかも大河原は、大輔の完全記憶能力と似た、「一度見た数字は忘れない」という特殊能力を持っているのだ。……そんな人、そうそういるもんなのか!?

 このドラマのメイン設定でありながら、まったく納得できない「無資格の弁護士」という設定。

 日本とアメリカで弁護士制度が違うんだから、明らかに無茶なこの設定を引き継がなくてもよかったんじゃ……と思っているところに、「無資格の会計士」まで乗っけてきてしまった。

 大河原は、世話になった個人経営の会計事務所のオーナーが突然亡くなってしまい、“その事務所を潰したくない”という一心で、無資格のまま会計士を続けてしまった……と言っているわりに、アッサリ百合の事務所に引き抜かれたというのも意味不明なのだ。

 それでも、大河原に肩入れした大輔は、なんとか解雇を撤回させるために動き回るのだが、「うーん、ムリでしょ、だって無資格なんだもん」という感情しか沸いてこない。

 その後も、なかなか強引な展開が続く。

 ボウリングの最中に法律事務所の入館証を盗んだり、その事務所に忍び込んで資料を盗み見したり、それを発見した警備員が金を要求してきたり、甲斐が警備員に金を渡したら本当にアッサリと解放してくれたり……。

 久々に「勝つためには手段を選ばない」弁護士っぷりを演出したのかもしれないが、それにしても、ムリヤリ過ぎるよ。

■石田ひかりが、ゆるふわ主婦にしか見えない……

 結果的に「YURI綜合会計事務所」がペーパーカンパニーを利用し、コンサル料を水増し請求していたことが発覚。

 大河原は、無資格の会計士だったことが理由ではなく、水増し請求に気付いてしまったから解雇されることになったのだ。

 自分も裏切られていたと知ったチカはブチ切れるが、百合は否定。しかし解雇された大河原が登場して悪事を暴かれてしまう。

 臭い物にフタをするために解雇した元・社員のせいで全部バラされてしまうというこの展開。前回と同じパターンだ!

 水増し請求に気が付いた社員をクビにしたら、そりゃあ逆恨みして色々バラされちゃうよ。

 大輔も百合も大河原も、それぞれかなり頭のいいキレ者という設定のハズなのに、行動がことごとくバカなのが残念だ。

 そしてもうひとつ残念なのが、石田ひかりの演技。

「親友」「戦友」と言っていたチカと百合のバトルがクライマックスなのだが、百合からは開き直った悪人の力強さが皆無。どう見てもゆるふわな主婦にしか見えないのだ。

 石田ひかり VS 鈴木保奈美のバトルと言われるとワクワクするシチュエーションだけど、ちょっとミスキャストだったのではないだろうか。

 

■切り捨てた人間に足をすくわれるパターン三度!

 百合案件と同時進行していたのが、前回から引き続き大輔の恋愛問題。

 大河原の解雇理由を探るため、蟹江貢(小手伸也)たちとのダブルデートをセッティングし、一緒に行く相手として、前回キスをした谷元砂里(今田美桜)に協力を頼む。

 しかも「私本気だからね、あの時のキス」とまで言われているのに、ガッツリ利用するところは利用して、後になって「妹としか見れない」とバッサリ切り捨て。

 それでいて、聖澤真琴(新木優子)とは仕事中に発情してしまったのか唐突にキス。

 ボンヤリしているようで、結構ヒドイよ大輔!

 そりゃあ、砂里の兄・遊星(磯村勇斗)に、弁護士資格がないことをバラされちゃうわけだわ。

 またも、切り捨てた人間に足をすくわれる展開。このドラマ、このパターン好きだね。

 次回、いよいよ「最終回前編」! って、前回から「最終章」には突入していたハズなんだけど……。
(文と絵=北村ヂン)

眞子さま&小室圭さんの“スキャンダル報道”止まず……週刊誌はなぜ「別れさせたい」のか?

今週の注目記事・第1位
「『松野頼久』別居の『美人妻』に『柔道家・小川直也』は寝技をかけたか」(「週刊新潮」12/13号)

同・第2位
「『カルロス・ゴーン』未だ解けない七つの謎」(「週刊新潮」12/13号)
「ゴーンと日銀審議委員 政井貴子『緊迫の60分』」(「週刊文春」12/13号)

同・第3位
「ASKA(60) 前妻は『絶対許さない』愛人(41)とニンニク注射」(「週刊文春」12/13号)

同・第4位
「出世したからバラされた 農水事務次官が女性部下へ『粘着メール&キモい電話』」(「フライデー」12/21号)

同・第5位
「小室圭さん急接近 NY女傑弁護士の正体」「秋篠宮さまご覚悟『私が言うしかない』」(「週刊文春」12/13号)

同・第6位
「大地震でエレベータに閉じ込められた時に『尿意・便意』を催したらどうしたらいいのか」(「週刊現代」12/22号)

同・第7位
「宮内庁の解剖」(「週刊ポスト」12/21号)

同・第8位
「トヨタ自動車2019年1月1日付人事を読む」(「週刊現代」12/22号)

同・第9位
「QUEEN やっぱり愛してる!」(「AERA」12/17号)

同・第10位
「何に使った『二階幹事長』自民党からの『機密費』14億円」(「週刊新潮」12/13号)

同・第11位
「日本人初『NBAドラフト』の『八村塁』は何十億円稼ぐ!?」(「週刊新潮」12/13号)

同・第12位
「『浅田美代子』『杉本彩』告発の『ピースワンコ』が摘発された!」(「週刊新潮」12/13号)

同・第13位
「ソフトバンク上場でも銀行が固唾を呑む『孫正義』の有利子負債13兆円」(「週刊新潮」12/13号)

同・第14位
「片山さつき『茂木大臣の方が』怪気炎と公選法違反疑惑」(「週刊文春」12/13号)

同・第15位
「大量退所 ジャニーズJr.『なぜ僕たちは事務所を辞めるのか』」(「週刊文春」12/13号)

同・第16位
「川口、江藤、大竹……35億丸を待ち受ける巨人の天国と地獄」(「週刊文春」12/13号)

同・第17位
「講演は年3000万円『河野景子』の陰で『貴乃花』は無収入」(「週刊新潮」12/13号)

同・第18位
「JRAがルールを変えても勝たせたい客寄せパンダ『藤田菜七子』」(「週刊新潮」12/13号)

同・第19位
「頑張れ! 外国人労働者 その日本語の使い方はとても斬新です」(「週刊現代」12/22号)

番外
「ミステリーベスト10 2018年」(「週刊文春」12/13号)

【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ!

 ポストや現代の目次を見ると、その週が暗くなる。だって、「医者はなぜ『がんで死にたい』と言うのか」「『夫婦で老人ホームに入りたい』だったら5つのルールを守りましょう」「男の『便秘』『頻尿』あぁ恐い」(ポスト)、「『安心して、さよなら』の手続き」「多剤服用はこんなに怖い」「愛するペットのために私はこんな準備をした」(現代)。

 こんな特集を週の初めに読まされたら、落ち込まない人はそうはいないだろう。

 ポストで読みたいと思ったのは「宮内庁の解剖」とグラビアの「佐川女子」くらい。

 現代では「大地震でエレベータに閉じ込められた時に『尿意・便意』を催したらどうしたらいいのか」と「トヨタ自動車2019年1月1日付人事を読む」「頑張れ! 外国人労働者 その日本語の使い方はとても斬新です」ぐらいか。

 まずは番外から。文春恒例の2018年「ミステリーベスト10」の発表。ミステリー好きとしては楽しみな企画だが、このところハズレが多く、ガッカリすることが多い。

 去年、国内ベスト1に選ばれた『屍人荘の殺人』(今村昌弘=東京創元社)は、ゾンビが出てきた時点で本を閉じた。今年はどうか。

 国内の1位から5位までは、『沈黙のパレード』(東野圭吾=文藝春秋)、『それまでの明日』(原寮=早川書房)、『ベルリンは晴れているか』(深緑野分=筑摩書房)、『雪の階』(奥泉光=中央公論新社)、『火のないところに煙は』(芦沢央=新潮社)。

 私は、『それまで~』と、7位の『宝島』(真藤順丈=講談社)、9位の『凶犬の眼』(柚月裕子=KADOKAWA)を読んでいる。『それまで』は、期待していたハードボイルド色も薄く、ストーリーも意外性なし。私のお勧めは『凶犬』かな。東野圭吾は読むのが怖い。これほど書き続けて、まだ傑作が書けるのか。そんな不安があるのだ。

 海外は、予想通り『カササギ殺人事件』(アンソニー・ホロヴィッツ)、『そしてミランダを殺す』(ピーター・スワンソン)、『乗客ナンバー23の消失』(セバスチャン・フィツェック)、『IQ』(ジョー・イデ)、『監禁面接』(ピエール・ルメートル)。

 私は、『カササギ』と『ミランダ』、『許されざる者』(レイフ・GW・ペーション)を読んでいる。『カササギ』は、アガサ・クリスティ調の懐かしいミステリーではある。

 前後半で、ガラッと変わるところなど、意外性もあり、構成力にも優れている。だが、肝心の「核心」が、私にはどうもピンとこない。犯人当てというミステリーを読む最大の楽しみが、私には感じられなかった。

 冒頭部分はやや冗長だが、『ミランダ』は、十分楽しめたし、『許されざる者』もおすすめ。今度は、『数字を一つ思い浮かべろ』を読もうと思っている。

 ここには入らなかったが、12月5日に発売になった『大統領失踪』(早川書房)を読み始めたが、なかなかいい。

 元大統領のビル・クリントンが構想を書き、『1番目に死がありき』(角川文庫)などのベストセラーを数多く書いているジェイムズ・パタースンがまとめたミステリーだ。

 初っ端から、弾劾される大統領のシーンで始まる。これは模擬テストだが、なかなか真に迫っている。

 アメリカは、Netflixなどのドラマも、大統領が主人公のものが多く、どれも面白い。

 これはクリントンが原案を書いているのだから、ホワイトハウスの内部が生き生きと描かれ、ストーリーのテンポもいい。

 もともとミステリー好きだったクリントンが、満を持して書いたそうだ。上下巻だが、楽しみである。

 本を読むのが一番安い娯楽だ。それは今の時代でも変わらない。映画もシニア料金は1,100円だから、本と映画があれば、退屈することはない。

「移民法」が通ってしまったから、来年4月からは、より多くの外国人労働者を街のあちこちで見かけることになる。

 現代が、ちょっと斜っかいに、この問題を見ている。読み書きができる外国人は多いようだが、やはり会話が難しいようだ。

「ボクは、危険が、いっぱいありマス」「早く子どもができたいデス」「あなた臭いよ? 大丈夫?」「おちちはございますか?」

 これらの奇妙な日本語の本当の意味は、「ボクは、経験が、いっぱいあります」「早く子どもを持ちたいデス」「この料理は独特な香りがしますが、大丈夫ですか?」「父親はいますか?」だが、日本人でも難しい。

 放送プロデューサーのデープ・スペクターでも、福岡空港で「東京行きですか?」と聞かれて、「いや、雪は降っていないはずですよ」と答えたという。

 われわれも外国へ行って片言の英語を使うとき、おかしな表現をすることがままある。

 それを笑うのではなく、日本語の種類が増えた、そう思わないと、うまくやっていくことはできないだろう。

 ところで藤田菜七子(21)人気がすごい。先週は文春のカラーページ「原色美女図鑑」に登場した。何しろ、JRAが彼女一人のためにルールを変えてしまったのだから。

 騎手は、勝利を重ねるごとに斤量が増えていく。100勝すると、それ以降はゼロになるのだが、これを来年3月から、女性騎手は、101勝後もマイナス2キロのアドバンテージを得られるようにしたのである。

 JRAは、女性騎手の騎乗機会の拡大を図るためだといっているが、現在、中央競馬で対象になるのは藤田ただ一人である。

 騎手にしては美形で、騎乗技術もそこそこ。これからは、人気者になりたいアイドルたちが、騎手を目指す時代になるのかもしれない。

 だが、外国人ジョッキーに歯が立たない日本人の男どもにこそ、3キロぐらいのハンデをあげるべきだと思うのだが。

 9日のメインレース「阪神JF」でも、勝ったのはC・デムーロ騎乗のダノンファンタジーだった。やや強引な騎乗だったが、技術だけではない、ここぞというときのとっさの判断が、とても素晴らしい。

 今年の年末は、ルメールが、武豊の1年間の最多勝利数212勝を抜けるかどうかが、大きな楽しみである。私はギリギリ達成できると思うのだが。

 ところで12月5日、貴ノ岩が付け人を殴ったことが発覚した。この春にも貴公俊が付け人を殴り問題になった。

 元貴乃花部屋の弟子教育に問題があったのではないかという声が、相撲協会から上がってきそうである。

 せっかく貴景勝が優勝して、さすが貴乃花のガチンコ相撲はすごいという評判が出ていたのに、残念なことである。

 貴乃花は離婚後、無収入で大変だが、元妻・河野景子のほうは、1回60万円を超える講演が年に50本もあり、別れてからますます忙しいと新潮が報じている。

 なんでも貴乃花には住宅ローンもあり、「3億円近い借金が残っていてもおかしくはない」(新潮)そうだ。

 それに留学している娘2人の教育費もある。唯一アテにできるのは協会からの退職金と功労金だが、それも3,000万円から4,000万円程度だそうだから、焼け石に水。

 やっぱり、参議院選に出るしか道はないのかもしれない。

 お次もスポーツの話題。広島の主軸だった丸佳浩(29)が、巨人に移籍することが決まった。だが、文春によると、FAで巨人に移籍した選手は24人いるが、平均5年ほどで引退しているという。

 カネにあかして他球団のFA宣言した選手を獲りまくっている原巨人だが、また同じ失敗を繰り返すのではないか。

 先週のポストで元巨人監督の堀内恒夫氏が、「これは補強とはいえない」と手厳しく批判している。

 その典型が、来季は捕手だらけになるという補強の仕方。阿部慎之助を捕手に戻し、大城もいるし、宇佐美もいる。そこに炭谷まで1億5,000万円も払って獲得した。

 堀内氏はもっと補強すべきところがあるという。私も同感だが、菅野しかいない投手陣の補強をなぜしないのか。謎である。

 ジャニーズ事務所に異変が起きていると文春が報じた。ここには100名近いデビュー組がいるが、一方で、バックダンサーなどを務めるデビュー予備軍の約300名のジュニアがいるそうだ。

 そのジュニアの中で、1~2の人気を誇る「Love-tune」というグループの7人が、事務所を離脱すると発表したのだ。

 ジャニーズ事務所は、SMAPのように、移籍したり独立したりするタレント防止のため、契約書を交わそうとしたところ、彼らはサインを保留したという。すると、事務所側の対応が激変したそうである。

 ジュリー社長はこの件で会ってもくれなかったという。結果、7人は退所を公表することを希望して、事務所を出たというのだ。

 ジュニアといっても、20代後半の者も少なくないそうだ。これから大量離脱が始まるのかもしれない。

 文春は、片山さつき大臣を連続追及しているが、よくもまあ出てくるものだと感心する。今回は、2016年6月16日に名古屋市大須で、片山が愛知県事務所を開いた。その事務所は彼女のスポンサー所有のビルの一部屋だったが、賃料を記載していないというのである。

 文春のいうように片山氏は「スキャンダル創生担当大臣」という肩書にしたらいい。

 さて、12月6日に発生したソフトバンク携帯の大規模通信障害は、現代という時代がいかにシステムに依存し、それが脆弱であるかを知らしめてくれた。

 友人と待ち合わせたのに会えない、アイドルのコンサートに紙のチケットがなくて入れないぐらいなら「ソフトバンクのバカヤロー」と笑っていられるが、実はもっと深刻な事態が起きていたのではないのか。

 12月19日にはソフトバンクグループの「ソフトバンク(旧名ソフトバンクモバイ)」の東証1部上場がある。新潮によれば、これで調達できる額は約2兆6,000億円に上ると見られているという。スウェーデンやインドネシアの国家予算に匹敵する13兆円という莫大な借金を抱えるソフトバンクグループの孫正義社長にとっては、この上場にケチがつけば死活問題になりかねない。

 経済ジャーナリストの町田徹氏は、「孫さんは“あくなき膨張主義”で事業を拡大してきましたが、ここに来てダイエーの末期に似た危うさを感じます」といっている。

 このトラブルが孫時代の終わりの始まりになる。そんな予感がしてならない。

 新潮が少し前に、広島県から、殺処分対象になったワンコをすべて引き取り、里親に渡すNPO「ピースワンコ・ジャパン」が、ワンコたちを劣悪な環境で飼っていること、多くのワンコが死んでいることを報じた。

 そこが、先月20日に、広島県警に書類送検されていたというのである。県警に近い関係者は、「怠慢な広島県が主犯でピースワンコが共犯」だと話している。ワンコを食い物にしているNPOは、私も許せない。

 世界最高峰といわれる米バスケットボールリーグ(NBA)に、日本人の大器が入るそうだ。

 ベナン人民共和国の父と日本人の母親の間に生まれた八村塁(20)がそれだ。富山県に生まれ、バスケの強豪・宮城の名成高校へ進学し、全国高校選抜優勝大会で3連覇を成し遂げている。

 米国でプレーするために、英語の勉強を猛烈にして、現在はアメリカのゴンザガ大学の3年生。全米の大学の強豪が集うトーナメントで、優勝候補のデューク大学を撃破し、優勝した。八村はその中心選手としてMVPを獲得したという。

 203センチ、102キロでフォワード。来年6月のドラフトで、上位指名が確実といわれているそうだ。スター選手ともなれば年棒10億円超の世界。日本人初のNBAスーパースターが誕生するか、楽しみである。

 新潮が、二階俊博幹事長が昨年、14億円もの「機密費」を使っていたことが、政治資金収支報告書が公開されたことでわかったと報じている。

 このカネは、政策活動費として議員個人に支出された場合、その使い道を公開する義務がないそうだ。

 昨年10月の解散総選挙の際、5億円が幹事長に支出されているが、これは、選挙に出る候補者たちに配ったのではないかと、推測している。こうしたカネが二階の力の源泉のようだ。

 私は、「QUEEN」というバンドに興味を持ったことはなかった。一度もじっくり聞いたことはない。

 ボーカリストのフレディ・マーキュリーが中心で、彼は晩年、エイズに感染して発症し、1991年、私の誕生日の日、11月24日に45歳の若さで亡くなった。

 彼の人生を、歌と共に描いた伝記映画『ボヘミアン・ラプソディ』が、口コミで広がり、大ヒットしている。

 先週、私も見たが、ラストでマーキュリーが歌う『ボヘミアン・ラプソディ』がとてもいい。

「ママ~」と絶唱する姿が次第に涙で霞んでくる。曲自体は、長くて、意味不明なところが多くあるが、「ママ~」というのは、映画館を出てからも耳に残る。

 彼らは、日本が好きで、日本からの土産を部屋に飾っていたそうだ。

 改めて、アルバムを聞いてみた。『ボヘミアン・ラプソディ』は訳詞をいくつか読んでみたが、よくわからない。私の好みではないが、もう少し生きていたら、エイズから生還できたかもしれない。

 だがプレスリーが42歳。やりつくして燃え尽きたというべきなのだろう。

 現代は、トヨタ自動車が来年1月1日から、人事を大幅に変える「意図」を探っている。

 社長以下の執行役員を55人から23人に大幅に減らすそうである。

 これから来る大変革期に備えて、意思決定の迅速化を図るということのようだ。

 だが、その裏には、トヨタは工場の効率はいいのに、大卒エリートホワイトカラーの生産性が低いと常々いわれてきたそうだ。

 そうした背景には、当然ながら、莫大な資金力にものをいわせて、この業界に殴り込んできている、アマゾンやGoogleに対抗するために、研究費を絞り出すことが喫緊の課題だからであろう。

 世界のガリバーでも、ちょっと隙を見せれば二流メーカーに落ち込んでしまう。日産を他山の石として、トヨタの新たな人事制度がどう動くのか、注目ではある。

 秋篠宮が誕生日記者会見で、来年11月14日に行われる「大嘗祭」は「内廷費で賄うべきだ」と発言したことが話題である。

 宮内庁にはいったが、聞く耳もたなかったと手厳しく批判し、山本信一郎宮内庁長官は、「申し訳ない」と謝罪した。

 これに対して、賛否はあるが、相当な覚悟でこれについて述べたことは間違いない。
 しかし、宮内庁という組織はよくわからない。宮内庁が独特なのは、他の官庁の公務員は国民全体の奉仕者なのに対して、宮内庁職員は天皇家という家に仕える皇室の官吏だから、意識の持ち方が違うそうだ。

 また出世のルールも独特で、公務員試験をパスして採用されたプロパーの職員が、係長や侍従長、東宮大夫など最高幹部に出世することは絶対ないという。

 歴代宮内庁長官は戦前の内務省の流れをくむ総務省、厚労省、国土交通省、警察庁の4省庁の事務次官経験者が順番に就任するそうだ。

 こうしたことが、宮内庁をよくわからない、下々と隔絶しているのではないかと、批判されるゆえんであろう。

 今週一番切実に読んだのは、現代のエレベーターに閉じ込められた時、尿意や便意をどうするかという記事である。

 肛門や膣に力を入れたりする運動を、急にその中でやっても間に合わないだろう。

 どうするか? 恥ずかしがらずに周囲の人間に伝えるしかないという。

 なんだ、と思うだろうが、それしかないのだ。そういう場合のために「携帯トイレ」があればいいのだが、そうでない場合は、エレベーターの中に、最近は、「備蓄ボックス」が置いてあるところがあるそうだ。

 高齢者用のイスにも備蓄ボックスが設置されているそうだ。排せつ物から出るアンモニアは、体調に影響を与えるから、袋をきつく縛っておくといいそうだ。

 こうした目に遭いたくはないが、地震はいつ起こらないとも限らない。こうした準備と、心の準備はしておかなくてはいけない。

 文春は、この忙しい時期に、またまた小室圭の話題がトップである。冒頭は、彼がいかに真面目に授業に取り組んでいるかという報告。

 続いて、先日の秋篠宮の発言が、「お言葉の端々から怒り」がにじみ出ていたと宮内庁関係者に語らせ、圭に、本当に眞子と結婚する意志があるのかと改めて問うたのだとしている。

 この記事の新味は、小室家とわずか数キロの距離にあるところに、Yという、昔、小室家で暮らしていたという人物が登場したことである。

 小室母子が今でも信頼を寄せているY氏は彫金師だそうで、文春の取材に、「借金問題というが、本当は贈与じゃないのか」「小室さんに取材をするのは、やめてあげた方が良い」と話したそうだ。

 至極真っ当な意見だと思うが、なおも文春は、「渡米後も圭さんとスカイプで頻繁に話している」(皇室記者)眞子さんのことや、圭さんが信頼している、現在ロスに在住している国際弁護士・立川珠里亜氏が、テレビの電話取材に「彼は彼女のために立派に弁護士になろうと思っているし(略)人様に何も言われないように、立派に彼女を迎え入れようとしているんじゃないですか?」「彼女は彼の本質が好きなんですよ」と答えたことを、「皇族に対して“彼女”と呼ぶ態度には、違和感を覚えざるを得ません」と、皇室ジャーナリストにいわせている。

 私も、圭さんは、どこかの時点で会見を開き、眞子さんとの結婚について話すべきだとは思う。

 だが、このような、重箱の隅を突いてなんとか2人を別れさせようとしている週刊誌に、何をいっても無駄のような気もする。秋篠宮さん、こういう記事は読まないほうが、心の健康のためにもいいと思いますよ。

 フライデーは、今年7月に農水事務次官に就任した末松広行氏(59)が、部下の女性にハラスメントをしていたと報じている。

 大量のメールを送ったり、電話を繰り返して、食事に誘っていたというのだ。それも必ず勤務時間外で、時には深夜の2時3時だったりしたこともあったそうだ。

「仕事の打ち合わせがあるから今すぐ来い」といわれ、彼女は逆らえなかった。だが、そうしたハラスメントで、彼女は、休職寸前まで追い込まれ、人事部に相談したが、何ら手を打ってはくれなかった。

 結局、そうした行為は「末松さんがA子に飽きるまで続きました」(彼女から相談を受けていた親しい同僚)。フライデーの直撃に末松氏は、「全くない」と答えている。

 残念ながら、この話は03年ごろのことである。たしかに、ハラスメントを受けた側の心の傷が癒えることはないのだろう。だからこそ、事務次官というトップになったのを機に、こうした話が蒸し返されたのではないか。

 こうした人間は、同じようなことを、別の人間にもやっていた可能性が高いと思うのだが。フライデーは取材でそれを掘り起こし、証言の裏を取り、再び本人にぶつける。そうした執念深い取材を期待したい。

 ところで酒井法子、清原和博、ASKA。みな覚せい剤で逮捕された人たちだが、清原はやや覚せい剤の後遺症で悩んでいるようだが、のりピーは歌手活動が好調の様だし、ASKAは、5年ぶりにツアーを再開したそうだから、順調に回復しているのだろう。

 文春は、ASKAの今を追っている。ASKAは歌だけではなく、インターハイに出たこともある剣道に力を入れ、今年8月には四段に合格したそうだ。

 だが、彼を支えてきた奥さんと離婚し、愛娘でミュージシャンの宮崎薫(29)も、父親のために2年以上も歌手活動休止を余儀なくされたという。

 ASKAのために人生を狂わされた人たちがいる一方、彼と一緒に逮捕された愛人(41)とは半同棲生活を送り、彼女と結婚すると周囲に話しているという。

 主治医も、ASKAの体調に太鼓判を押しているそうだ。だが、文春で国立精神・神経医療研究センターの松本俊彦医師のいうように、

「(覚せい剤=筆者注)依存症は別名『忘れる病気』ともいわれ、喉元を過ぎてそのことを忘れ、薬物と遭遇するライフスタイルに戻ってしまいがちです」

 挫折したヒーローやヒロインが復活すると、そのカネを目当てに再び売人たちが寄ってくるかもしれない。そのとき、彼ら3人を守って盾になる人間がいるのだろうか。

 さて、カルロス・ゴーン日産会長逮捕から、かなり日が経つが、聞こえてくるのは、「検察はゴーンを有罪にできるのか」という疑問の声のようだ。

 逮捕容疑は、2010年度から5年間に約100億円の報酬があったのに、有価証券報告書には半分の約50億円しかなかったと虚偽記載した「金融商品取引法違反」だ。

 新潮は、次の第二幕が上がり、直近の3年間でも同様に30億円をごまかしていた容疑で再逮捕される見込みだと書いていたが、10日になってその予言通り、ゴーンとグレゴリー・ケリーは再逮捕された。

 ゴーンは、退任後に日産からコンサルタント料や競合他社へ再就職しないための契約料名目などで、年10億円ずつ、トータル80億円を受け取ろうとしていたが、金商法では、将来の報酬でも、受取額が確定した段階で開示しなければいけないという。

 ゴーン側は、「受け取ることは未確定だから記載義務はない」と否認している。だが、退任後の報酬の支払いは確定していたという「雇用契約書」なる文書が存在し、長らく秘書室長を務め、2年前に三菱自動車に移った大沼敏明理事が、司法取引に応じて、その文書を特捜部に提出したと新潮は報じている。

 11月6日の朝日新聞も、退任後に支払うと、日産側とゴーンが結んだ合意文書を特捜部は入手し、この書面には、ケリー前代表取締役と西川広人社長兼CEOの署名があると報じている。

 その他にも、個人投資で損をした17億円を日産に転嫁した、姉に年間約1,120万円のコンサルタント料を払わせていた、レバノン、フランスなどの不動産を買わせ、個人の邸宅として使用していたなどの疑惑があるが、元東京地検特捜部副部長で弁護士の若狭勝氏は、こうした「特別背任」を立件するのは難しいと語っている。

 レバノンなどの豪邸も、年に一度でも商談やパーティをしていれば、業務上必要だったということができるし、姉へのコンサルタント料についても、業務について全く相談していなかったと立証するのは、ハードルが高いという。

 17億円損失については、公訴時効を過ぎている。そうなると、形式犯である金商法しか立件できないことになり、巻き起こっている欧米メディアからの検察批判がより大きくなることも考えられる。

 しかし、先週の現代で元東京地検特捜部長の石川達紘氏は、「ゴーン氏は、いろんなところで日産のカネを使っているんだから、問題があることは間違いない。有価証券報告書の虚偽記載についても、起訴は難しいという意見が出ているようだけれど、問題がある以上、検察は徹底的にやっていくしかない」と檄を飛ばす。

 だが、検察内部からも「逮捕は勇み足だったのではないか」という弱音が漏れ始めているそうだ。

 日産関係者も、ゴーン氏が逮捕され、いろいろな事実が明らかになっても「これほどまで検察が決定的な証拠を押さえていないなんて、びっくりだ」と嘆息しているそうである。

 新潮に戻ると、有罪無罪、どちらに転んでも、ゴーンの「100億円の老後」は安泰らしい。もし、退任後の報酬80億円が確定したもので、有価証券報告書に記載しなかったことで有罪になるとしたら、日産はその前提に従い「契約」を実行しなければならないし、無罪になれば大手を振ってカネをもらってフランスかブラジルへ帰るだろう。

 文春は、17億円を日産へつけ回した問題や、パリやレバノンの豪邸がゴーンの私邸として使われていたなどで、特捜部は「特別背任」でいくのではないかと見ているようだ。

 私は、ゴーン側が、特捜部のマスコミへのリークは「国家公務員法違反」ではないかと激怒しているという新潮の報道が気になる。

 警察や検察は、自分たちの有利になるようメディアを利用する。こんな悪いヤツは逮捕されて当たり前、有罪にすべきだという世論を作り出し、起訴&有罪に持っていくのは常とう手段である。

 少なくとも、否認し続ける容疑者は拘置し続ける「人質司法」を、今回のケースでやってはいけないこと、いうまでもない。

 今週の第1位はこれだ。売り家と唐様で書く三代目。昔から祖父さん、父親が築いてきた財産を、孫が道楽で喰い潰すというのが相場だ。政治家しかりである。

 安倍晋三、松野頼久(58)などは、その典型だと、私は思う。松野氏の父親・頼三氏には何度か会ったことがある。労働・農林大臣を歴任し、永田町の策士、ご意見番などといわれた。元海軍士官だけあって眼光鋭く、相手を射すくめるような物言いをした。

 だが、息子の頼久氏は、幼稚舎から慶應大学を出て、衆議院議員を6期務めたが、政治家らしくない「ワイシャツのボタンを常に二つも三つも開けたホスト風の姿」(新潮)が印象に残るぐらいだ。

 それも昨年の総選挙で落選し、ただの人になってしまった。その頼久氏の名前が久々、新潮のトップ記事に載った。

 彼の再婚した4歳年下の“美魔女風”妻が、柔道王、暴走王、ハッスル王として知られる、小川直也(50)と「W不倫」しているというのである。頼久氏の心境、察するに余り有る。

 この妻も再婚で、高級スーパーで買い物中に、彼女が松野氏に一目惚れして「逆ナンパ結婚」したそうだ。亭主好みのミニスカートにハイヒールで選挙応援をして、地元で話題になったというから、似たもの夫婦の様だ。

 2人の娘をもうけ、次女は2016年にミス日本グランプリに輝き、芸能界デビューを果たしている。

 だが、彼女は以前、「代議士じゃなくなったら離婚する」といっていたそうだ。だからか、落選してから夫婦仲はよくないらしく、現在は別居状態だという。

 主のいない渋谷区松濤の豪邸に、小川の姿がちょくちょく見られるというのである。小川にも糟糠の妻がいる。

 ちなみに、小川はバルセロナ五輪の銀メダリストで、1997年にはアントニオ猪木に弟子入りしてプロレスに転身、そこでも成功を収めている。新潮によると、「3、2、1、ハッスル、ハッスル」という決め台詞が流行語になり、当時の安倍幹事長が真似ていたそうである。

 11月上旬のとある日、小川と彼女は、彼女の運転する白いベンツを駆って、所沢の焼肉屋でデートをし、再び松濤の家に戻り、小川が出てきたのは2時間半後で、日付は変わっていたそうだ。

 11月中旬には、彼女が小川の自宅とは別に道場兼自宅として使っている茅ヶ崎に出向き、朝帰りしていた。

 新潮は「茅ケ崎で一夜を共に過ごしていましたね」と小川を直撃すると、小川は「覚えてないです。記憶にないです。全然、不倫なんて仲じゃないんで」と答えている。

 不倫相手の松野の妻を直撃すると、長女が、「2人は共通の趣味があってよく会っているが、『吉方取り』といって、北とか南、西へ行ってご飯を食べると運気がアップするために、方々へ行っている」と答えている。

 だが、新潮のいうとおり、「互いに家庭を持つ身の男女が、ふたりきりで頻繁に会うこと自体、両者の家庭に『吉』をもたらすとは思い難い」。最後は亭主の松野氏を直撃。

 離婚を話し合っているかについては、「私的なことなので」と否定はしないが、小川とのことは「いや、全く知りません」と答えている。

 頼久氏、父親から受け継いだファミリー企業を持ち、グループで2億以上の売上があり、別荘、自宅、別宅と資産家ゆえ、離婚も簡単ではないようだ。

【巻末付録】

 今週の見どころはポストの「宅配美女図鑑 『佐川女子』をお届けします」だな。営業職だけでなく、セールスドライバーの佐藤美姫さんなんかいいぞ。埼玉県に会いに行くかな。これでヘア・ヌードがあれば、ヤマトから佐川に移そう。この写真集、小学館から発売されるそうだ。売れるぞ、これ!

「あの頃のわたし/かとうれいこ-ハイレグを着こなす清純派」「エロ本黄金時代/エロ本が一番盛り上がっていた時代に私たちはそこにいた」。

 袋とじは「六九人のゆ、美熟女温泉へようこそ-ヘアヌード美女と混浴してみませんか?川島なお美、杉浦幸、脊山麻理子、青木りん、五月みどり」「『ご支援ヌード』の女神たち-撮影資金をありがとうございました」。

 現代は、「『週刊現代』を飾った女優たち2018-本誌でしか見られない珠玉のカット 松坂慶子、深田恭子、羽田美智子、吉岡里帆、浜辺美波」。袋とじは「『週刊現代』を飾った女優たち2018-スクープヌードセレク 山咲千里、あさいあみ、脊山麻理子」

 今週は佐川女子のポストの勝ち!!
(文=元木昌彦)

田中圭、『獣になれない私たち』『おっさんずラブ』の根底にある“無自覚な色気”の正体

 水曜夜10時から放送されている『獣になれない私たち』(日本テレビ系、以下『けもなれ』)が最終回を迎える。

 物語の主人公は、IT企業で営業アシスタントとして働く30歳の女性・深海晶(新垣結衣)。晶の勤める会社はブラック企業で、ワンマン社長に仕事を押し付けられ疲弊している。交際4年目になる恋人の花井京谷(田中圭)は、仕事を辞めて引きこもりになった元恋人の長門朱里(黒木華)を心配して同居しているため、結婚できない。仕事でも恋愛でも行き詰まっていた晶は、ある日、行きつけのクラフトビールバーで、ミステリアスな会計士・根元恒星(松田龍平)と知り合う。

脚本は『けもなれ』と同じ新垣主演で人気作となった『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)の野木亜紀子。物語は大人の群像劇で、主要人物はみんな、仕事や恋愛の悩みを抱えている。最終話は、友達以上恋人未満である晶と恒星の関係がどうなるのか見どころだが、本作で一番おもしろかったのは、田中演じる京谷を中心とした三角関係の物語だ。

 京谷は晶のことを大事にしているものの、元恋人の朱里を見捨てることはできなかった。真面目で優しい男だが、それは優柔不断なだらしなさと表裏一体であり、その優しさゆえに晶のことを傷つけてしまう。しかも京谷は、恒星の元恋人の橘呉羽(菊地凛子)とも一夜を共にしてしまう。クールで危険な匂いがする恒星を演じる松田と対峙すると、京谷を演じる田中は野暮ったく「何でこいつがここまでモテるのだ?」と思ってしまうが、田中の無防備で誠実な笑顔を前にすると、ついついガードが甘くなってしまうのだろう。そして、いつの間にか心を許してしまい、離れられなくなってしまう。

 わかりやすいイケメンじゃないからこそタチが悪いのだろう。自分を飾らない自然な優しさゆえに周囲を翻弄してしまう京谷は、愛すべきクズ野郎である。そんな、どこにでもいそうだが絶対にいない男を、田中は屈託のない笑顔で難なく演じている。

田中は野木の脚本家デビュー作となったヤングシナリオ対象受賞作『さよならロビンソンクルーソー』(フジテレビ系、2010年)で主演を務めた。田中演じる主人公が心を病んだ恋人との関係に悩む姿を描いたドラマで、呉羽を演じる菊地もまた、恋人との関係に苦悩する女性として出演しており、本作のリメイク的なドラマが『けもなれ』だと言えるだろう。

 筆者が田中を初めて意識したのは、このドラマだった。彼の演じた、ゴミ清掃作業員の青年が、静かに鬱屈していくナイーブな姿は今でも鮮明に覚えている。

 田中は現在34歳。2000年から活動しているキャリアの長い俳優とはいえ、主演作は少なく、脇で印象に残る仕事をする存在だった。しかし今年、連続ドラマ『おっさんずラブ』(テレビ朝日系)に出演したことで、大ブレークを果たす。33歳の会社員・春田創一(田中圭)が、上司の黒沢武蔵(吉田鋼太郎)と、ルームシェア中の後輩・牧凌太(林遣都)から告白され、男同士の三角関係に頭を悩ませる話だ。

 春田は、少し幼くて優柔不断なところがあるものの、基本的にはどこにでもいる30代の男だ。よく言えば無垢、悪くいえば鈍感な春田の行動に周囲の人々が振り回されることになり、個性豊かな面々の中心に無自覚で鈍感な春田がいるという人物相関図が、ドラマを面白くしていた。

 『東京タラレバ娘』(日本テレビ系)で演じた不倫するサラリーマンなど、田中は一見、ぱっとしないが、なぜかモテる男性を演じることが多い。『おっさんずラブ』の春田も『けもなれ』の京谷も、本人は無自覚なまま、周囲の人々の気持ちを吸い寄せて呑み込んでいく“愛情のブラックホール”とでも言うような存在だ。

 この無自覚な色気のようなものが、演技の枠を超えてタレント人気となっているのが、今の“田中圭ブーム”なのだろう。12月15日にはAbemaTVで『田中圭24時間テレビ』という番組まで放送される。

 高橋一生やムロツヨシなど、脇で堅実な仕事をしていた俳優が注目される傾向が近年強まっている。田中のブレークはその最たるものだが、『おっさんずラブ』の映画化も決まった今、この盛り上がりは、しばらく収まることはなさそうである。
(成馬零一)

パリス・ヒルトン、15年前のセックス動画流出について「レイプされたみたいだった」と涙ながらに語る

 スリムなボディとバービー人形のような美貌、ヒルトンホテル創業者一族という金持ち子女ならではのゴージャスなライフスタイルで、2000年代前半に“セレブブーム”を巻き起こしたパリス・ヒルトン。親友ニコール・リッチーとのリアリティ番組『シンプル・ライフ』(2003~07)では、無名時代のキム・カーダシアンらを引き立て役にして夜な夜なパーティーしまくり、乳首や下半身をチラ見せするのは当たり前。元祖お騒がせセレブとして一世を風靡した。

 しかし、パリスが最初に注目されたのは、『シンプル・ライフ』放送直前の03年11月に流出した、元恋人リック・ソロモンとのセックス動画だった。ヒルトン一族の令嬢が、プライベートなセックスを撮影したことで注目され、「破天荒なお嬢様」というイメージが定着したのだ。

 このセックス動画だが、07年に“肉感的なボディと抜群のテクニック”を持つキムのセックス動画が流出すると影を潜め、パリスは「お騒がせセレブ」の座をキムに明け渡すこととなった。

 その後、歌手、女優に挑戦しているものの、いまいちパッとしないパリスだが、実業家やDJとしては成功を収めている。そんな彼女が今回インタビューで、動画流出について涙ながらに語った。

 今回、パリスがインタビューを受けたのは、動画配信サービス「Netflix」で12月7日に配信スタートとなったドキュメンタリー映画『アメリカン・ミーム/The American Meme』。「SNSで独自の世界を築き上げ、何百万ものフォロワーを得るスーパースターとなった」4人の“光と影”を描いた作品である。

 パリスは、この『アメリカン・ミーム』で、セックス動画流出について「文字通り、一夜にして私の人生を変えたわ……みんなの笑いものになってしまって。何カ月も家に引きこもっていた。恥ずかしくてしかたなかったの。道行く人たちがみんな、私を見て笑っているように思えたのよ」と涙を流し、「まるでレイプされているような感覚だったわ」と吐露した。そして、「まるで魂の一部を失ったかのようだった。だって、この上なく残酷で意地悪い言葉でけなされるんですもの」と、打ちのめされた気持ちを語った。

 その一方でパリスは、自らの公的人格についても言及。「この20年間ほど、“永遠の21歳”を演じてきたわ。それが私のイメージであり、ブランド、そして商品としての自分だから」とし、地獄からはい上がってきた女性としての凜とした表情を見せた。

 パリスは11年に出演したトーク番組でも「(セックス動画のせいで)人生がめちゃくちゃにされた。愛している男性と、一度だけ撮影したものだったのよ。それなのに、尻軽女という目で見られるようになった」「この動画には生涯苦しめられる」「生まれる子どもにも、きちんと説明しなきゃならない」と憤りをぶちまけ、金もうけと売名のために流出させたリックを非難。「幼いころから憧れていた、故ダイアナ妃のようになれるチャンスを私から奪った」と、憎しみをあらわにしたこともある。

 流出してから15年以上たっているため、大半の人には「過去のもの」になっているが、パリスにとってセックス動画は永遠の悪夢。流出時のショックは、つい昨日のように感じられるのだろう。パリスが受けた心の傷は思っている以上に深く、まったく癒えていないようだ。