Hey!Say!JUMP・有岡大貴、熱愛報道も「松岡茉優なら許せる」!? ファン好意的な反応

 12月5日、「スポーツ報知」がHey!Say!JUMP・有岡大貴と松岡茉優との交際を報じた。グループとしては、9月にも山田涼介がモデル・宮田聡子との3年の極秘交際を報じられていただけに、さぞかしファンも落胆しているかと思いきや「可愛いカップルだな」「お似合いの2人」「茉優ちゃんなら別にいいかも」と、意外にも好意的に捉えている人が多いようだ。

 「報知」によると、共演経験のない2人は共通の知人を通して知り合ったという。さらに一部報道では、同じマンションに部屋を借りており、ひとつ屋根の下で自宅デートを楽しんでいるとも伝えられた。

「ジャニーズタレントの熱愛が発覚すると、相手女性に対して批判の声が寄せられることが多いものですが、『相手が女優なんてたいしたもの』『松岡茉優ちゃんなら全然うれしい』『このカップル結構好きかも』といった、好意的な意見も多く見受けられます。ここ最近は、King&Princeの平野紫耀との熱愛がウワサされた平祐奈や、嵐・二宮和也と交際が発覚した元アナウンサーの伊藤綾子のように、女性側によるSNSやブログでの“匂わせ”投稿が熱愛発覚の発端となることが多かっただけに、『匂わせとかしてくる女より全然マシ』『匂わせ一切なかったの、プロ意識高い』として、ファンの目には好意的に映ったようです」(芸能ライター)

 また、松岡がモーニング娘。のファンであることも、ジャニーズファンに受け入れられている要素の1つとなっているよう。

「ジャニーズファンからは『オタク心わかってるから、これからも匂わせはしないと思う』『アイドルに絶対リスペクトがあるはず』『秘密守ってくれそう』などと、信頼を寄せる声も上がっていました」(同)

 しかし、当然ながら一部からは「熱愛報道とか、嘘だよね?」「精神的にエグイ」「ツアー中なのに……」といった、嘆きの声も上がっている。

「Hey!Say!JUMPは現在、ドームツアー『Hey!Say!JUMP LIVE TOUR SENSE or LOVE』の真っ只中です。次は23日にナゴヤドームでツアーが行われる予定ですが『ツアー中の報道はやめて』『タイミング悪すぎ』『想像するだけでつらい』といった悲鳴も飛び交っています。ただ、山田のときは担降りを宣言するファンが続出していたのに対し、今回はそういった声はあまり聞かれません」(同)

 今のところは「いっそのこと結婚してほしい」「ここまできたら祝福できる」といったジャニーズファンからの声も少なくない。アイドルでありながら珍しく、祝福されるカップルの誕生といえそうだ。

山下達郎や久保田利伸に褒められたKinKi Kids堂本剛、「その域に達した」と音楽的成長を自負!

 KinKi Kidsの2人が交互にパーソナリティを務めるラジオ『KinKi Kids どんなもんヤ!』(文化放送)。12月3日深夜放送回は堂本剛が担当し、憧れのミュージシャン・久保田利伸との交流を明かした。

 日本の音楽シーンにブラック・ミュージックを浸透させ、R&B、ソウル、ファンクミュージックの第一人者とも称されている久保田。昨年はシングル「The Red Light」、今年は12月19日発売のシングル「会いたい 、会いたい 、会えない。」を提供するなど……

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Love-tune退所の予兆あった!? メンバー登場の直前イベントで安井謙太郎らに拍手少なく……

 

 11月30日に突如、メンバー7人全員が事務所を退所することが発表されたジャニーズJr.内のユニット「Love-tune」。

 その発表直前となる同24日、メンバーの安井謙太郎と森田美勇人が出演する映画『ニート・ニート・ニート』初日イベントが開かれ、2人も登壇したが、退所の予兆をうかがわせるような雰囲気が漂っていたという。

「作品は、公開直前イベントが11月14日に開催されたのですが、会場には新聞社とテレビ局が1社も取材に来ないということがありました。原因はよくわかりませんが、その日は『NHK紅白歌合戦』の会見があり初出場のKing&Princeを集中して取り上げてもらうため、案内状を送っていなかったともいわれています」(芸能ライター)

 そんな状況とは対象的に、初日イベントは多くのメディアが呼び込まれたという、しかし……。

「イベントの案内状には、2人は『ジャニーズJr.』と記載はされていても、『Love-tune』との表記はされていませんでした。Jr.のユニットへは、グループ名の記載がいつもないというわけではなく、演劇などのイベントの際には『Snow Man』、『Travis Japan』、『SixTONES』といったメンバーは、大抵名前の後ろにグループ名もカッコ書きでついています。それだけに、違和感のあるものでしたね」(ワイドショー関係者)

 映画館には、マスコミが大挙していたというのだが、この開催された会場もこじんまりしたものだった。

「事務所から推されていないことがアリアリでした。会場こそ、新宿ピカデリーと大型シネコンでしたが、客席数が1番多いスクリーン1ではなく、手狭なスクリーン3での開催と、ほかのジャニタレが出てくるイベントではあまり使われない小規模な会場でした」(同)

 イベントも、いまの彼らの扱いを反映したようなものになっていたという。

「ジャニタレのイベントは、キャストが登場するとき、若い女性などが『キャー』というような悲鳴にも似た歓声を上げることが多いのですが、このイベントは本当に拍手だけでした。そこで、サプライズで司会を任された安井が、『TVとかで“登場です!”といったときにキャー! とかを見るんですけど、今日1歩目を踏んだらパチパチ……という感じで。全然キャー! って言ってもらってよかったですよ』と、客イジりをしたんです。しかし、やはりパチパチ……くらいの拍手と、いまいち盛り上がりに欠け、痛々しい結果になってしまっていました」(同)

 あまりにも唐突だったLove-tune7人の退所劇。彼らのこれからの行く末が気になるところだ。

クロちゃんの使い方新境地『水曜日のダウンタウン』の「モンスターハウス」はどこへ行く?

『水曜日のダウンタウン』(TBS系)内でだけ、異様なブレイクを見せるクロちゃん(安田大サーカス)の新企画「モンスターハウス」。

 いわゆる『テラスハウス』のパロディで、本家に出ていそうなキラキラした男女の中にクロちゃんが1匹混じるという恋愛リアリティショー風なこの企画、主演であるクロちゃんは大方の予想を裏切り、先月14日に放送された第3話では、同居する女子の1人と濃厚なキスに至るという確変を見せ、ネットを騒然とさせた。

 もはや単なるパロディでは説明がつかないこの企画の妙な面白さにハマる人が急増している。

 

■どこでも口説きにかかるクロちゃんのたくましさ

 第1話の放送は、カメラワークや選曲、ロケーションなど、本家(テラスハウス)と見紛うほど洒落た雰囲気にこだわっているものの、正直まだ何がしたいのかよくわからず、『水曜日~』のほかの企画と比べると、長い尺の割にダレた印象を受けた。

 同じ日の直前に放送されたクロちゃん企画(クロちゃんのベッドの下、ギリ人も住める説)が安定の面白さだっただけに、余計にそう感じたのかもしれない。

 もちろんクロちゃんらしさ溢れる見せ場はあった。

 目隠しにヘッドホンで知覚を奪われたまま、なんの説明もなくドッキリ的に連れてこられ、そこで見知らぬ男女5人と共同生活をしろとの無茶振りに怯え戸惑ったのも束の間、女子の自己紹介にはしっかり相槌を打ち、自分の良さも何気にアピール、そして男子の自己紹介には、あからさまに無言を貫くという「らしさ」。

 さらに全員の自己紹介が済んだ直後「彼氏彼女いるか、はっきり確認しといていいですか?」と、いの一番に身辺調査を開始する「らしさ」。

 目隠しを外され、異様な企画に放り込まれたことがわかってから、わずか5分足らずで、目の前に居合わせた女性を落とすための行動を開始できるクロちゃんの環境適応力は尋常でなく、まるでマタギのよう。

 その勢いのままにその週(第1話)の放送内で2人に好きだと告白する(そのうち1人は第3話目でキスした蘭ちゃん)。

 よく、鳥の雛は卵から孵った時、目の前にいる生き物を親だと認識するというが、クロちゃんの場は、目隠しを外した時、目の前にいた人物(異性)を恋愛対象と認識するのだろう。

 このようなクロちゃんの細かいゲスさで楽しませてくれはしたものの、前振りが大きなわりに大きな山場はなく、特にクロちゃん以外の住人同士での恋愛トークやデートシーンなどは『テラスハウス』をなぞるだけの無駄な時間に思えた。

■クロちゃんがうまくいってる居心地の悪さ

 第2話も、しばらくは「ただの」テラスハウスのような時間が続いた。勢いに乗るクロちゃんはグラビアなどで活躍する女子を狙っており、ある日普通にデートをする。

 クロちゃんが普通にデートをする、もはやパラレルワールドのような世界がそこに広がる。

 その女子、莉音は他の2人の女性に比べ唯一クロちゃんを受け入れてくれているように感じられる。

 夜景が見えるレストランでの食事中。

「いつさ、(私を)いいって思ってくれたの?」

「初めに会ったとき、かわいいなって思った」

「えーうれしい!」

 2人のやりとりを見ていると、莉音がまんざらでもない感じに見えてくる。恥ずかしながら、実際の女性の心理的にこれがどうなのかはわからないが、少なくとも表面上は嫌そうではなく、前向きに楽しんでいるように見えた。

 その後も、

「俺もっとデート誘ってく気だからね」

「莉音にはもっと喜んでもらわないといけないからさ」

「クロちゃんなんか、すごい響くこと言う」

「ほんとに莉音のこと守るね」

「ありがとう」「本当優しい!」

 出会ったばかりで初デートで、なおかつ片方がクロちゃんとは思えない会話が垂れ流される。

 莉音はそもそも、

「思ってたよりもそんな変な人じゃなかった」

「やばそうな人だって勝手に思ってたけど、会ってしゃべってみたら、全然優しい」

「ギャップ萌えかも、意外に普通の人なんだって」

 と、デート前からすでにクロちゃんに肯定的だった。

 その後もクロちゃんは、恋人がよくやる手のつなぎ方をしたり、ふいに莉音の頭をポンポンしたり、キス寸前まで顔を近づけたりと、フルスロットル。

 しかも決して無理矢理ではなく、ペースは早いもののイケメンがやっていたら違和感ない程度にコトを進めていく。

 VTRの途中、松本がワイプの中で「見方がわからん」と笑いながらも困っていたのが印象的だ。

 クロちゃんの恋愛的なやりとりが成り立ってしまってるから、居心地が悪いのだろう。

 単にキモがりつつ悲鳴を上げるだけの観覧客(ほぼ若い女性)に比べ、芸人的にどう面白がったらいいのかという気持ち悪さもあるだろう。だってやってることはある意味普通だし、いつまでも「気持ち悪い」だけでは引っ張らない。

 そんな中、第2話で一番笑ったのは、そのクロちゃんがいない場面での会話だった。

 

■本家テラスハウスでは絶対に出てこない一言

 後日、莉音は他の男性同居人との雑談の中で、クロちゃんとのデートについて聞かれ「なんか守るとか言ってくれて、心強いなって思った」と肯定しつつも、いつもと変わらぬ無邪気な笑顔で続けた。

「私の思い過ごしかも知れないんだけど、キスされそうになって、めっちゃ言いにくいんだけど、言っていいのかな……? なんか、口が臭くて」

 爆笑するワイプの芸人たち。テーブルを叩きながら大喜びする浜田、天を仰ぐように仰け反る陣内智則。

 この瞬間、この企画が初めて「始まった」気がした。

 莉音の口は止まらない。

「なんか独特な、この世のものとは思えない……卵腐って放置したみたいな……」

 世界に数多ある恋愛リアリティショーで、初めて出たであろう「口が臭い」というデートの感想。しかも腐敗臭。

 このときの、得も言われぬ面白さはなんなのだろうか。

 監視カメラのような世間の目に見張られ、鎖のような人間関係に縛られた我々が持て余す、どうしようもない欲。それを一切隠すことなくさらけ出し、欲望の海をザブザブと単身泳ぎまくる自由なクロちゃん。

 罵詈雑言を一身に引き受け、その身を切り刻まれながらも血まみれで道を行く醜きダークヒーローを、いつのまにか羨んでいる自分に気づかされる。

 しかし、どんなにがんばっても「見た目がおじさん」「口が臭い」で切り捨てられる悲しき面白さ。

「それでこそクロちゃん!」「クロちゃんここにあり!」的な奇妙なカタルシスを感じてしまう。

 だから第3話の衝撃のキスシーン(相手は莉音ではなく蘭だが)も見ていて、変な感情になりつつも、クロちゃんがキス事後に1人になってからうわ言のように呟いた「忘れんなよ、忘れんなよ俺、キスしたよ、忘れんなよ」という言葉は、気持ち悪くも胸に響いてしまったし、どこか他人事として切り捨てられない妙な強さがあった。

 例えその後に、女の子のグラスを舐め回していたとしても。

 そしていよいよ今夜第4話のオンエア。

 今やプレゼンテーターのたむらけんじが「モンスターハウス」と告げるだけで観客席がキャー! と湧くほど人気コーナーになっている。

 人によりこの企画の味わい方は違うであろうが、何にせよ変な部分を刺激する企画であることには違いない。

 今後、気になるのは、まだクロちゃんとしっかり絡んでいない奈良歩美というレースクイーンの女性。彼氏がいたことがないというわりに、性交渉的なことにハマっていた時期があるとか、不意に出会い系の男性と会ってきたと告白したりとか、底が深そう。

 そして本日放送の4週目となる回では、いよいよ『水曜日の~』での地上波オンエア自体をモンスターハウスの住人全員で視聴したらしい。

 果たしてクロちゃんの数々の「悪事」はどう受け止められるのか。放送を待ちたい。
(文=柿田太郎)

「ジェンダー論の、少し先の話」――著者・はるな檸檬さんに聞く『ダルちゃん』執筆の背景

 資生堂が運営する「ウェブ花椿」での連載開始からSNSを中心に話題となり、最終回を迎えた10月4日以降はさまざまな反響であふれかえった、漫画家・はるな檸檬さん初となるストーリーマンガ『ダルちゃん』。12月6日に小学館より単行本が全2巻で発売されることとなり、話題再燃が予想される中、「ジェンダー論?」「主人公は何かのメタファー?」「女性の幸せって結局なに?」などなど……読者が気になっているであろうことすべてを、はるなさんに聞いた。

 

――当初、花椿さんからどういった打診があったのでしょうか?

はるな檸檬さん(以下、はるな) 「20代女性に向けた、共感を得られるものを描いてほしい」と打診をいただき考えたのが、『ダルちゃん』でした。

――そのときから、プロットが出来上がっていたのでしょうか。

はるな いえ。ぼんやりと、「主人公は20代OLで、恋愛したり、友達ができたり。『ウェブ花椿』さんで詩の公募をしていたから、詩を絡めていきたい」という大筋はありましたが、あまり詳細なプロットはなくて。でも担当編集さんから「このあとどうなるんですか!?」とせっつかれることもなく、自由にやらせてもらいました。これから何が起こるかわからないまま原稿を受け取ってくださった花椿さんの、懐の深さを感じました(笑)。

 正直、不安もあったと思うんです。担当編集さんからは、『れもん、うむもん!』(※はるなさんの出産・育児エッセイ、新潮社)を読んでいただいたことが打診のきっかけだとおっしゃっていただいたこともあったし、わたし自身も、もうちょっとギャグも絡めた明るい話を描くつもりでいたんです。でも、勝手にこうなってしまった……というのが、正直な経緯です。

 当初は、笑いを含んだライトな“あるある”を散りばめた作風を意識していたというはるなさん。だが物語は、読者の深層をえぐる方向へと、舵を切る。

――どのあたりから方向性が変わったんですか?

はるな 2話目からですね。1話目は、もう少しライトな語り口で描くつもりでいました。だけどもともと、心の奥の方で、「オブラートに包まずに、言いたいことを言いたい」という本心があったんですよね。優しくふんわりと語りかける作風で、「気持ちが軽くなりました」と言っていただけるような表現も良いけれど、それだけでは伝わらないものもあるのでは、と思いまして。そうした本心が、2話目からどろりと出ちゃいました。それでも、担当編集さんは何も言わず受けに徹してくださって。本当にありがたかったです。

――主人公がOLで、その描写がリアリティにあふれるところも、読者に刺さった要因の一つかと思います。OLさんを取材されたのでしょうか。

はるな わたし自身、OL経験が3年間あるんです。漫画家のアシスタントと並行して、派遣で事務OLをしていました。書類をあちらの部署からこちらの部署へ移動させたり、お茶くみをしたり、給湯室でめっちゃふきんを洗っていました。

――当時の、言いたくても言えなかったことが、こうして湧き出たんでしょうか。

はるな 言いたいことを言えないのは言わずもがな、「社会に出て会社にいる」こと自体、不自然な状況じゃないですか。みんなやっていることですが、わたしは毎日、疲労感がすごくて。毎朝、いったんその空気になじむように、「その場で成り立つ自分」にスイッチングすることが、できないわけではないけど、結構しんどかった。

 たとえば、エレベーターで居合わせた人に、「今日はすごくいい天気ですね」なんてコミュニケーションを取ることは、社会を円滑に進めるひとつのテクニックだし悪いことではまったくないけど、すごく面倒くさかったんです。だからわたし、部署が2階にあって社員食堂が15階にあったけど、毎日お昼は階段で15階まで移動していましたからね。エレベーターで人に会うのが面倒くさすぎて(笑)。足腰が強くなりました(笑)。

――肉体的疲労感より、精神的疲労感が勝ったんですね。

はるな 体が疲れる方が楽でした。いい経験をさせてもらったけれど、「ずっと会社にいるのは、わたしには厳しい」と実感し、「家で仕事がしたい」と思ったことが、漫画を描き始めた理由のひとつでもあります。

――その“スイッチング”がつまり、ダルちゃんで言うところの“擬態”ですか?

はるな そうですね。いったん、何かのフリをしないと、ついだらっとした部分が出ちゃうといいますか。特にスイッチングの最たるものが、社会人1年目で経験した、求人広告の営業の仕事です。いわゆる「100軒回ってくるまで帰ってくるな!」というようなところ。アポなしで各店に入る前に、「ふー……!」と一呼吸置いて、スイッチングして、「しつれいしま――すっっ!」と、扉を開ける。これはすさまじくしんどかったですね。世の営業職の人はみんなこれをやっているんだというのを、身をもって体感しました。

 「ダルダル星人」が“擬態”した姿が、「ハケンOLマルヤマナルミ」として描かれる本作。メイクし、ストッキングをはき、通勤時にスマホで占いとニュースをチェックし、会社では社内ゴシップに参加するのが、“普通”だと、ダルちゃんは思っている。

――読者の反響の中には、「『ダルダル星人』は、発達障害のメタファーだ」といった声もありました。

はるな ダルちゃんの擬態前後の姿は、「自然」対「社会」とか、「感覚」対「概念」などのイメージを表現したものです。人には、動物として生きる本能と、人間として送る社会的生活の2本の柱があって、生まれたときはみんな「自然」だけど、社会に適応していく中で、人それぞれどちらかに強弱が寄っていくと思うんです。そうした感覚を記号化したのが、あの姿です。

 人ははるか昔から、社会に適応する時点で無理をしているといいますか、ぬるぬるしたものを無理やり四角い型の中に入れる作業を、強引にやってきたと思うんですよね。その際に“普通”って概念はすごく便利で楽なんですよ。「これが“普通”らしいから、この型に入っておけば楽じゃん!」と。でもその“普通”って実は、幻想なんじゃないのか?と。「普通の人」っていないよね、ていう。

 わたしが最初に“普通”という言葉を意識したのは、16歳くらいのときです。宇多田ヒカルさんがデビューして日本中が沸いていた頃、彼女と同じ年のわたしは、彼女のブログをよく読んでいました。そこにファンの女の子が残した、「ヒカルちゃんもそんなことを考えているんだ。ヒカルちゃんも普通の女の子なんだと思って、うれしかったです」というコメントに対して、宇多田さんが言及していたことがあったんです。「普通って、なに?」「普通ってそもそもなんなのか、考えたことある?」といったようなことを書いていて。

 インターナショナルスクールで育った彼女からしたら、まっとうな意見だったのかもしれませんが、当時、宮崎の田舎の高校生のわたしからすると、「なぜこれにそんなに反応したんだろう」と思って、それが強烈な印象として残っていたんですよね。

 擬態したダルちゃんが出会うのは、営業のスギタや、友達となる女性サトウさん、そして、のちに恋人となるヒロセくんたち。それぞれが印象的な言葉をダルちゃんに投げかけ、彼女とともに読者も揺さぶられる。なかでもスギタは、ダルちゃんを踏みにじる傲慢な人物として描かれており、似たような男性との遭遇経験のある読者も多いようで、特に反響を呼んだシーンの一つでもある。

――はるなさん自身も、スギタみたいな野郎と遭遇したことがあるんですか?

はるな うーん…なんていうか、ああいう人は別に、いつでもどこにでも、いくらでもいますよね。わたしがあの場面で描きたかったのって、たぶん「こういう男いるよね! 気をつけようね!」とかじゃなくて、女の子、もしかしたら男の子もですけど、弱者の立場にいて、さらに自己肯定感の低い人間が自分を守るつもりで逆のことをしちゃって、誰かに蹂躙(じゅうりん)されてしまうまでの流れを可視化したかったというか。具体的に何が起こっているのかをみんなで共有したい、みたいな感じです。男性批判とかでもない。スギタさんが女性でダルちゃんが男性でも、同じことは起こり得ますし。

 実は本作を描くにあたり、あるひとりの女性を念頭に置いたんです。わたしより少し若いくらいの女の子で、恋愛相談を聞いたのですが「セフレがころころ変わる生活をしていて、友達に30歳になったから、同じようなことはしていられないよとか言われるんです……。でも自分は別に困ってはいないしー、男落とすのってゲームみたいで面白いじゃないですか、コレクション増えたみたいな(笑)」とか話していて、こちらが何を語りかけてもまったく響かない子で。自分以外の誰かを大切にするとか、それ以前に自分を大切にするといったことが欠落している感じで。

 そんな中で、一緒に話を聞いていた年上の女性が、とても鋭いことをおっしゃったんです。「それは肉体的に負荷がかかる行為だと思うけど、それを繰り返さなきゃいけない今のあなたの状況は、わたしから見ると自傷行為に近い」と。それを聞いても彼女は、「ほおー」なんて言うだけで。いくら言葉を尽くしても、かみ合わなかったんですよね。

 そういったことが、ずっと頭に残っていたんです。彼女に、何をどう伝えればよかったんだろう、と。人間、生きる中でもっともつらいことは、自分と向き合うことだと思うんです。見たいように物事を見ると、現実よりもちょっとよく見える、けれどそんな自分の本質を真正面から見るのって、すごく怖いですよね。彼女の話を聞いていると、幼少期から他人と比べられ続けて劣等感を植えつけられる経験があったようでしたが、ダルちゃんも、幼少期から自分を否定されることで、「自分を否定されたくない」という思いが強すぎて、スギタを好きになろうとしたんだと思うんです。

 こうしたシーンを描いて、若い女性が俯瞰でダルちゃんの姿を見ることで、「不誠実さが自分自身に向かうことの残酷さ」を伝えたい、という気持ちがありました。

(後編に続く・12月6日更新予定)

「ジェンダー論の、少し先の話」――著者・はるな檸檬さんに聞く『ダルちゃん』執筆の背景

 資生堂が運営する「ウェブ花椿」での連載開始からSNSを中心に話題となり、最終回を迎えた10月4日以降はさまざまな反響であふれかえった、漫画家・はるな檸檬さん初となるストーリーマンガ『ダルちゃん』。12月6日に小学館より単行本が全2巻で発売されることとなり、話題再燃が予想される中、「ジェンダー論?」「主人公は何かのメタファー?」「女性の幸せって結局なに?」などなど……読者が気になっているであろうことすべてを、はるなさんに聞いた。

 

――当初、花椿さんからどういった打診があったのでしょうか?

はるな檸檬さん(以下、はるな) 「20代女性に向けた、共感を得られるものを描いてほしい」と打診をいただき考えたのが、『ダルちゃん』でした。

――そのときから、プロットが出来上がっていたのでしょうか。

はるな いえ。ぼんやりと、「主人公は20代OLで、恋愛したり、友達ができたり。『ウェブ花椿』さんで詩の公募をしていたから、詩を絡めていきたい」という大筋はありましたが、あまり詳細なプロットはなくて。でも担当編集さんから「このあとどうなるんですか!?」とせっつかれることもなく、自由にやらせてもらいました。これから何が起こるかわからないまま原稿を受け取ってくださった花椿さんの、懐の深さを感じました(笑)。

 正直、不安もあったと思うんです。担当編集さんからは、『れもん、うむもん!』(※はるなさんの出産・育児エッセイ、新潮社)を読んでいただいたことが打診のきっかけだとおっしゃっていただいたこともあったし、わたし自身も、もうちょっとギャグも絡めた明るい話を描くつもりでいたんです。でも、勝手にこうなってしまった……というのが、正直な経緯です。

 当初は、笑いを含んだライトな“あるある”を散りばめた作風を意識していたというはるなさん。だが物語は、読者の深層をえぐる方向へと、舵を切る。

――どのあたりから方向性が変わったんですか?

はるな 2話目からですね。1話目は、もう少しライトな語り口で描くつもりでいました。だけどもともと、心の奥の方で、「オブラートに包まずに、言いたいことを言いたい」という本心があったんですよね。優しくふんわりと語りかける作風で、「気持ちが軽くなりました」と言っていただけるような表現も良いけれど、それだけでは伝わらないものもあるのでは、と思いまして。そうした本心が、2話目からどろりと出ちゃいました。それでも、担当編集さんは何も言わず受けに徹してくださって。本当にありがたかったです。

――主人公がOLで、その描写がリアリティにあふれるところも、読者に刺さった要因の一つかと思います。OLさんを取材されたのでしょうか。

はるな わたし自身、OL経験が3年間あるんです。漫画家のアシスタントと並行して、派遣で事務OLをしていました。書類をあちらの部署からこちらの部署へ移動させたり、お茶くみをしたり、給湯室でめっちゃふきんを洗っていました。

――当時の、言いたくても言えなかったことが、こうして湧き出たんでしょうか。

はるな 言いたいことを言えないのは言わずもがな、「社会に出て会社にいる」こと自体、不自然な状況じゃないですか。みんなやっていることですが、わたしは毎日、疲労感がすごくて。毎朝、いったんその空気になじむように、「その場で成り立つ自分」にスイッチングすることが、できないわけではないけど、結構しんどかった。

 たとえば、エレベーターで居合わせた人に、「今日はすごくいい天気ですね」なんてコミュニケーションを取ることは、社会を円滑に進めるひとつのテクニックだし悪いことではまったくないけど、すごく面倒くさかったんです。だからわたし、部署が2階にあって社員食堂が15階にあったけど、毎日お昼は階段で15階まで移動していましたからね。エレベーターで人に会うのが面倒くさすぎて(笑)。足腰が強くなりました(笑)。

――肉体的疲労感より、精神的疲労感が勝ったんですね。

はるな 体が疲れる方が楽でした。いい経験をさせてもらったけれど、「ずっと会社にいるのは、わたしには厳しい」と実感し、「家で仕事がしたい」と思ったことが、漫画を描き始めた理由のひとつでもあります。

――その“スイッチング”がつまり、ダルちゃんで言うところの“擬態”ですか?

はるな そうですね。いったん、何かのフリをしないと、ついだらっとした部分が出ちゃうといいますか。特にスイッチングの最たるものが、社会人1年目で経験した、求人広告の営業の仕事です。いわゆる「100軒回ってくるまで帰ってくるな!」というようなところ。アポなしで各店に入る前に、「ふー……!」と一呼吸置いて、スイッチングして、「しつれいしま――すっっ!」と、扉を開ける。これはすさまじくしんどかったですね。世の営業職の人はみんなこれをやっているんだというのを、身をもって体感しました。

 「ダルダル星人」が“擬態”した姿が、「ハケンOLマルヤマナルミ」として描かれる本作。メイクし、ストッキングをはき、通勤時にスマホで占いとニュースをチェックし、会社では社内ゴシップに参加するのが、“普通”だと、ダルちゃんは思っている。

――読者の反響の中には、「『ダルダル星人』は、発達障害のメタファーだ」といった声もありました。

はるな ダルちゃんの擬態前後の姿は、「自然」対「社会」とか、「感覚」対「概念」などのイメージを表現したものです。人には、動物として生きる本能と、人間として送る社会的生活の2本の柱があって、生まれたときはみんな「自然」だけど、社会に適応していく中で、人それぞれどちらかに強弱が寄っていくと思うんです。そうした感覚を記号化したのが、あの姿です。

 人ははるか昔から、社会に適応する時点で無理をしているといいますか、ぬるぬるしたものを無理やり四角い型の中に入れる作業を、強引にやってきたと思うんですよね。その際に“普通”って概念はすごく便利で楽なんですよ。「これが“普通”らしいから、この型に入っておけば楽じゃん!」と。でもその“普通”って実は、幻想なんじゃないのか?と。「普通の人」っていないよね、ていう。

 わたしが最初に“普通”という言葉を意識したのは、16歳くらいのときです。宇多田ヒカルさんがデビューして日本中が沸いていた頃、彼女と同じ年のわたしは、彼女のブログをよく読んでいました。そこにファンの女の子が残した、「ヒカルちゃんもそんなことを考えているんだ。ヒカルちゃんも普通の女の子なんだと思って、うれしかったです」というコメントに対して、宇多田さんが言及していたことがあったんです。「普通って、なに?」「普通ってそもそもなんなのか、考えたことある?」といったようなことを書いていて。

 インターナショナルスクールで育った彼女からしたら、まっとうな意見だったのかもしれませんが、当時、宮崎の田舎の高校生のわたしからすると、「なぜこれにそんなに反応したんだろう」と思って、それが強烈な印象として残っていたんですよね。

 擬態したダルちゃんが出会うのは、営業のスギタや、友達となる女性サトウさん、そして、のちに恋人となるヒロセくんたち。それぞれが印象的な言葉をダルちゃんに投げかけ、彼女とともに読者も揺さぶられる。なかでもスギタは、ダルちゃんを踏みにじる傲慢な人物として描かれており、似たような男性との遭遇経験のある読者も多いようで、特に反響を呼んだシーンの一つでもある。

――はるなさん自身も、スギタみたいな野郎と遭遇したことがあるんですか?

はるな うーん…なんていうか、ああいう人は別に、いつでもどこにでも、いくらでもいますよね。わたしがあの場面で描きたかったのって、たぶん「こういう男いるよね! 気をつけようね!」とかじゃなくて、女の子、もしかしたら男の子もですけど、弱者の立場にいて、さらに自己肯定感の低い人間が自分を守るつもりで逆のことをしちゃって、誰かに蹂躙(じゅうりん)されてしまうまでの流れを可視化したかったというか。具体的に何が起こっているのかをみんなで共有したい、みたいな感じです。男性批判とかでもない。スギタさんが女性でダルちゃんが男性でも、同じことは起こり得ますし。

 実は本作を描くにあたり、あるひとりの女性を念頭に置いたんです。わたしより少し若いくらいの女の子で、恋愛相談を聞いたのですが「セフレがころころ変わる生活をしていて、友達に30歳になったから、同じようなことはしていられないよとか言われるんです……。でも自分は別に困ってはいないしー、男落とすのってゲームみたいで面白いじゃないですか、コレクション増えたみたいな(笑)」とか話していて、こちらが何を語りかけてもまったく響かない子で。自分以外の誰かを大切にするとか、それ以前に自分を大切にするといったことが欠落している感じで。

 そんな中で、一緒に話を聞いていた年上の女性が、とても鋭いことをおっしゃったんです。「それは肉体的に負荷がかかる行為だと思うけど、それを繰り返さなきゃいけない今のあなたの状況は、わたしから見ると自傷行為に近い」と。それを聞いても彼女は、「ほおー」なんて言うだけで。いくら言葉を尽くしても、かみ合わなかったんですよね。

 そういったことが、ずっと頭に残っていたんです。彼女に、何をどう伝えればよかったんだろう、と。人間、生きる中でもっともつらいことは、自分と向き合うことだと思うんです。見たいように物事を見ると、現実よりもちょっとよく見える、けれどそんな自分の本質を真正面から見るのって、すごく怖いですよね。彼女の話を聞いていると、幼少期から他人と比べられ続けて劣等感を植えつけられる経験があったようでしたが、ダルちゃんも、幼少期から自分を否定されることで、「自分を否定されたくない」という思いが強すぎて、スギタを好きになろうとしたんだと思うんです。

 こうしたシーンを描いて、若い女性が俯瞰でダルちゃんの姿を見ることで、「不誠実さが自分自身に向かうことの残酷さ」を伝えたい、という気持ちがありました。

(後編に続く・12月6日更新予定)

「性に関して、自分だけは幸せになりなさい」婦人科医が語る、女性の権利を奪われない生き方

 前回、婦人科医の早乙女智子先生に「セクシュアル・ライツ(性の権利宣言)」に触れながら、女性の人権がないがしろにされている現状を伺った。今回は、女性がもっと生きやすくなる方法について探る。

前編はこちら:「男も世間も、女にラクをさせたくない」性の現場から語る、女性権利“不在”の日本の現状

■嫌なセックスをしないことで、身体権が守れる

――女性は、自分を守るためにどうしたらいいのでしょうか?

早乙女智子先生(以下、早乙女) 嫌なセックスをしないことです。「お茶飲まない?」と聞かれたら、「飲まない」とか「いりません」と答えられるでしょう。それと同じです。セックスするかしないかをはっきりさせる。いるかいらないかをはっきりするだけです。「今はいいわ」「あなたとは飲みたくない」「砂糖はやめて」それだけのこと。相手のために我慢してセックスしたら、その我慢は性搾取でしかない。男性は絶対に自分が痛いセックスはしないでしょう。それなのに、女性には痛いセックスを最初から強要している。挿入は、女性にとっては後戯でしかありません。前戯が女性にとってのセックスです。つまり、前戯をしない挿入だけのセックスは暴力。女性の身体権が奪われています。それを愛とかいう男がいたら、「馬鹿野郎!」って叫んでやればいい。

――日本でセックス嫌いの女性がいるのは当然の状況のように思えます。暴力をなくすには、どうしたらいいでしょうか?

早乙女 まず、暴力とは何かを知ることですね。暴力に当たるものは非常に範囲が広いんです。精神的、身体的、性的、経済的、社会的……言葉の暴力もそうです。落ち度もないのに、故意になじることも暴力。一度振るった暴力を、再び振るうそぶりを見せることも、暴力に当たります。夫婦間でも、合意がない場合のセックスは暴力。デートDVも、もちろん暴力です。社会的暴力とは、社会から隔絶させることです。例えば、男の名前をスマホから消させるとか、外出を禁止するとか、外出先から必ず電話を入れさせるのも暴力です。男性は、いつでも遅くなったり飲み歩いたりしているのに。日本の女性はすさまじく地位が低く扱われています。その上、日本にはまだ、中絶する女性を下に見る風潮が残っているのです。

――シングルマザーで、苦しい生活を余儀なくされている女性も少なくないですね。

早乙女 妊娠も出産もセックスも、みんなお金の問題なんです。男性と女性で入れ替えてみれば、おかしい仕組みがすぐにわかります。嫌な言い方かもしれないけれど、日本では愛だけでは生きていけないし、子どもも育てられない。フランスやオランダのように生活保障がちゃんとしていれば、シングルマザーでもちゃんと育てられるけれど、そうではないのです。お金がなくて、頼れる人もいない足場の危ないところで子どもを産んでも、いい人生ではなくなってしまいます。だから、妊娠して出産を控えた女性に必ず言うことがあります。「たとえ小さなお財布でも、絶対に手放しちゃいけない」ということです。妊娠中の離婚もよくあるので、とにかく妊婦さんは小さな預金でも取り崩さずに隠して取っておくように。妊娠出産しても、女性は絶対にお金を生む手段を手放してはいけないんです。

――妊娠出産は女性だけの問題ではないはずなのに、すべてを女性が背負っているケースも多いように思います。

早乙女 女性は、自分の体のことを自分で決めていいんです。月経をずらすのも自由。ピルを飲んで何十人と経験するのも自由。ただ、それにはリスクがあって、感染症や望まない妊娠の危険性があります。だからパートナーはたくさんいていいけれども、最低限コンドームは使ってほしいですね。自分の性生活について、いちいち他人にとやかく言われる筋合いはありません。もし言われても「関係ない」と耳をふさいで無視するくらいでいいんです。日本社会では、そうでもしないと権利が守られないと思います。

■自分が幸せになろうとみんなが思えば、社会はもっと良くなる

――日本の女性は、科学の恩恵を受けられず、情報も必要な人に届いてない。そんな状況の中で、どのように考えたら楽になるでしょうか?

早乙女 性に関して、自分だけは幸せになろうとすることです。もちろん他人に迷惑をかけずにですけどね。一番は、自分が周りの人に対して、小さな自己主張をしていくこと。同調圧力に弱い人は、まずは小さなことから始めないとだめ。自分の好きなものを選ぶようにしましょう。日本人の良さとして、ある程度の同調はいいと思いますし、混乱するのを避けるのは悪いことではないけれど、それが自分たちを苦しめてしまっている。

――苦しんでいる人がたくさんいるのに、どうしてこれだけ窮屈な社会ができてしまうのでしょうか?

早乙女 お母さんという立場の人が「自分さえ我慢していれば」と思ってやり過ごしている。でも、お父さんも「俺だって会社で我慢している」と思っている。こっちもつらいけど、そっちもつらい。いま日本は、非生産的な人生観になっています。同調圧力が強くなっていて、みんなが苦しいから、みんなが苦しいことを確認して満足しているのが現状です。でも、同調しているだけで、それが正しいとは限りません。そんな状態から次の世代は生まれにくいでしょう。「子どもを産め」と言うならば、「まず私たち女性を伸び伸び生きさせてください」と言いたいですね。まずは、子どものことより自分たちからですよ。

―――具体的には、どうしたらいいかを教えてください。

早乙女 自分の中のもう1人の自分を想定し、常に気持ちを確認してみる。そこでもし「嫌だ」と言ってきたら、「本当はどうしたいの?」と聞いてみる。日本社会は少しずつ変わってきたような気もするけれど、根本的な女性問題は、まだなくなっていません。だから「自分だけは幸せになりなさい」と患者さんに言っています。他人はどうでもいいんです。「子どもが幸せでいてくれれば私はいい」というなら、それでもいいですが、子どもから見たら、「かあちゃんは、なんだかわからないけど楽しそうだよね」というほうが絶対にいいと思います。「あなたのためにこんなに我慢している」は、不幸の連鎖にしかなりません。エゴに見えるけど、自分だけは幸せになりなさい。みんながそう思っていたら、みんなが幸せになる。余っていれば、周りの人にも分けてやりなさい。それでいいと思います。それが案外難しいけれど、やったらできますよ。みんなが幸せな社会、それが一番です。
(弥栄 遖子)

早乙女智子(さおとめ・ともこ)
日本産婦人科学会認定 産婦人科専門医。1986年筑波大学医学専門学群卒業。国立国際医療センター、東京都職員共済組合青山病院、ふれあい横浜ホスピタル勤務などを経て、現在は主婦会館クリニック勤務。「性と健康を考える女性専門家の会」副会長、日本性科学会認定セックスセラピスト。著書は、『LOVE・ラブ・えっち』(保健同人社)、『13歳からの「恋とからだ」ノート』(新講社)など多数。

NEWS・手越祐也、「世間とかうるさいじゃん」「文句言われる筋合いはない」と持論語る

 NEWS・小山慶一郎がパーソナリティを務めるラジオ『KちゃんNEWS』(文化放送)。12月4日深夜の放送回には手越祐也がゲスト出演した。

 この日、ブラジル在住のリスナーから「ブラジル人にNEWSのライブ映像を見せると『素晴らしいわ』と反応してくれ、小山くんの顔がキュートと人気です。手越くんはメイクをしているし、男性だと言っても『女性ではないのか?』と信じてもらえません」というメッセージが届くと、「僕はサッカーW杯で1回行きました」と手越。そして「あのね、日本人、ブラジル人に超モテるよ」と語りだした。

 4年前にW杯で訪れた際、スーパーを歩いていたら「店員とかに突然腕組まれて『写真撮ってくれ!』って言われて。その、NEWSの手越って知らずによ? すごかったもん」とブラジル女性からのアピールがすごかったといい、思わず「俺、なんかあったらブラジルに住もうと思ったもん」と決意するほどだったそう。そんなブラジル女性の積極性を見た手越は、「日本人が草食すぎるんだけどな。ボディコンタクトも少ないしさ。もっと(積極的に)行ったほうがいいよ」とアドバイス。

 ただ、日本人から「手越くん、写真撮ってください」と腕を組んでくるのはダメなようで、「俺はさ、好きな恋人とか異性関係だったら(積極的に)行くべきだけど、突然知らない人に来られたら、俺すごい人見知りするからさ。『いや、お前は俺のこと知ってるかもしれないけど、俺はお前のこと知らないから!』」と言い放った。

 その後「自分のタイプでない人から告白されたら迷惑なだけでしょうか?」という相談が寄せられると「ほぉ~難しいね」と悩みつつ、「告白しないんだったら成功率はもう0%なワケですよ。でもチャレンジすれば、もしタイプじゃなかったとしても1%は(可能性が)あるわけですよ。だからどうなりたいか、だよね」と手越。そして、チャレンジしないと成功も失敗もしないとして「言った方がいいよ、アタックしないと!」とアドバイスを送ったのだった。

 「失敗から学ぶこと多いから。失敗と成功だらけの人生だよ、俺は」とも口にした手越。その根底には、

「今、特に世間の流れというかさ、『あれしちゃダメとか、これしちゃダメ』とかうるさいじゃん。関係ないじゃん、本人が楽しけりゃ。って、思って俺は生きてるから。だって周りの人から何を言われようが、俺すげぇ楽しいもん、毎日。それに対して文句言われる筋合いはないし」

という考えがあるようだ。そして、「強気で自分のやりたいことをやってるって人が今の芸能界少ないんじゃない? 特に芸能界は!」と自身は数少ない“強気でやりたいことをやってる”芸能人だと宣言。

 ジャニーズの中でも自由奔放な振る舞いをしている手越。たびたびスキャンダルに見舞われることもあるが、ぶれない姿勢はこうした信念に基づいているようだ。
(華山いの)

なんで炭酸はカラダに良いの? 炭酸の作用と効果を知りたい!

あなたは「炭酸」と聞いて何を思い浮かべますか? 炭酸飲料、炭酸水、炭酸パックなどなど。炭酸は身近なところにさまざまな形で存在していますよね。ところで、その炭酸が何からできているのか知っていますか? 身近にあるのに意外と知らない炭酸のこと。少しご紹介しましょう。

炭酸とは

皮膚科医・内科医として長年、炭酸の医療的な研究に携わり、その研究の成果として画期的な美容素材「炭酸ジェル」を開発した、日置正人医師は次のように説明しています。

「炭酸とは、気体である二酸化炭素(CO2)が水に溶けているごく弱い酸の状態のことを指します。二酸化炭素といえば空気中にも存在する、おなじみの気体です。知らずに炭酸飲料を飲んでいた人は、二酸化炭素を飲んでいたのか! と驚くかもしれません。二酸化炭素はその状態により、名称が変わります。気体の時は『炭酸ガス』、液体の時は『液体二酸化炭素』と呼ばれて主に溶接で使用されています。固体時がよく知られている『ドライアイス』ですね。こちらも冷凍食品の保存などに使われる、身近なものです」

このように二酸化炭素は、気体、液体、固体と形を変えながら、わたしたちの生活に役に立っています。その二酸化炭素に強い圧力をかけて水に溶かしたものを、炭酸として利用しているのです。

炭酸の性質

炭酸ガスは水に溶けやすい性質があります。15℃の水1立方メートルであれば、ほぼ同じ量の炭酸ガスが溶け込みます。水温によって溶け込む量が変化し、水温が低い方がたくさんの炭酸ガスが溶け込みます。水温が上がると溶けにくくなり、10℃から60℃に水温が上がると、水中に溶ける体積は3分の1にまで減ってしまいます。

よく冷えた炭酸飲料の方が、炭酸の刺激を感じることはありませんか? 同じ炭酸飲料でもぬるい方が炭酸が抜けてシュワシュワしないのは、炭酸の性質によるものです。

「炭酸飲料水のボトルの栓を開けると、プシュっと音がして泡が出てきます。これは、大量の二酸化炭素に強い圧力をかけて水に溶かして作られている炭酸飲料水が、ボトルの圧力から解放され抑え込まれていた二酸化炭素がいっせいに空気中に逃げていく現象です」と日置医師。

二酸化炭素は液体から気体に変わると、約500倍の容積に膨らむといわれています。少しの炭酸がすごい勢いになるのもうなずけますね。

炭酸濃度について

炭酸は温度や圧力によって、形を変える性質があるということがわかっていただけたと思います。より高濃度の炭酸を作りたければ、低い温度で強い圧力をかける必要があるということですね。

ところで通常、炭酸の濃度はppm(ピーピーエム)という単位で記され、「市販の炭酸飲料だと、3000~6000ppmくらいの濃度です。かなり高濃度ですが、開封すると一気に炭酸が抜けますので、実際口にする時は、1000〜3000ppmくらいかなと思います」と日置医師。

温泉なら炭酸濃度が250ppm以上だと「天然炭酸泉」、1000ppm以上なら治療効果のある「療養泉」と言われています。それを踏まえ、炭酸コスメを選ぶ時に気をつけたほうがいいこととして、日置医師は「炭酸濃度を参考にするのがお勧めです。炭酸濃度が1000ppm以上のものは一律『高濃度』と表記できますが、その数値には1000ppmのものもあれば、10000ppmのものもあり、大きな違いがあります。高濃度の方が刺激は強くなりますので、初めての方は低めの方が安心かもしれません。お好みの濃度が見つけられるように、購入の際は確認してみてくださいね」と話します。

炭酸の作用と効果

炭酸を使った美容法は、ここ数年で多くの人に認知されるようになりました。肌や体に良いというポジティブなイメージで広まっている炭酸美容ですが、わたしたちの体に具体的にどのように働きかけているのか、理解している人はあまり多くはありません。炭酸の基本的な作用と効果を知れば、もっと炭酸美容への理解が深まり、その効果を楽しんで実感できるのではないでしょうか。

炭酸がわたしたちの体に働きかける作用は、大きく分けて2つあります。

酸素供給作用

動物は酸素なしには生きられません。人間もそうです。酸素はわたしたちの体を健やかに保つためには、欠かせないものです。新陳代謝が活発でエネルギーに満ちた体をキープするには、酸素が体のすみずみまで行き渡る必要があると言われます。その手助けをしてくれるのが、炭酸ガスということになります。

血液中の酸素は通常、赤血球に存在するヘモグロビンというたんぱく質と結合して運搬されています。二酸化炭素は、ヘモグロビンと結合した酸素を細胞に送り込むために、ヘモグロビンから引き離す役割をしていると考えられています。

細胞内にある二酸化炭素が血中に放出されればされるほど、ヘモグロビンは酸素を放ちます。

この「二酸化炭素量の変化によって、ヘモグロビンが切り離す酸素量も増える効果」は、発見した生理学者のクリスティアン・ボーア氏の名をとって、「ボーア効果」と呼ばれています。

炭酸美容はこのボーア効果を利用して、肌に二酸化炭素を与え、細胞内の酸素を増やすことで細胞の活性化が期待される美容方法です。

血行促進

日置医師は「二酸化炭素には強力な血管拡張作用があります。実は二酸化炭素がどのように働きかけて血管が広がるのか、具体的なメカニズムはまだ解明されていません。おそらく体内の二酸化炭素と酸素の量のバランスを取るために、二酸化炭素が皮膚に作用すると、そこへたくさんの酸素を送り込もうとして、毛細血管が拡張されるのではと考えられています」と語ります。

二酸化炭素により毛細血管が拡張され、体の末端まで血液がしっかり巡ると、老廃物が流されると同時に、新陳代謝に必要な栄養素や酸素も体中に運ばれます。これはストレッチや運動によって血行が良くなるのと同じ効果。もちろん肌のターンオーバーも促され、美肌効果が期待できます。

「全身の血行が良くなれば肩こりや冷え性も改善されますし、糖尿病や高血圧、心筋梗塞などの予防にもなります。これが炭酸濃度の高い温泉に治療効果があると言われる理由の1つです」と日置医師。

そしてその仕組みは美容だけでなく、現代医療の現場でも大いに役に立っています。

医療現場での炭酸

炭酸ガスの細胞修復効果や新陳代謝の促進効果などを利用した、いわゆる炭酸ガス療法は、ヨーロッパでは古くから動脈硬化、心臓病などの循環器系疾患への治療に役立てられていたことが知られています。

日置医師によると「温泉に炭酸が溶け込んだ炭酸泉は古くからドイツでは治療効果がある療養泉として保険診療が求められているほどです。心臓疾患や高血圧症、神経疾患に効果がある炭酸泉として年間で70万人が訪れます。この地で療養を受けるには医師の処方箋が必要ですが、ドイツ人の場合、滞在治療に健康保険が適用されます」とのこと。

今では日本でも炭酸ガス療法が広まり、アトピー性皮膚炎をはじめ、末梢動脈血流障害(閉塞性動脈硬化症、バージャー病)、慢性関節リュウマチ、高血圧などに改善効果が期待されています。

今後も炭酸ガスを用いた治療法は研究が進み、新たな可能性を見出すのではないかと期待されているのです。

普段何気なく口にしている炭酸飲料にも含まれる炭酸ガスは、形を変えて医療にも美容にもここまで効果を発揮しています。炭酸への理解を深めたあなたも、次に炭酸水を口にする時や炭酸泉に入浴する時には、炭酸が働きかけている作用を思い浮かべながら、その刺激を感じてみてください。
(文/ヘルスプレス)

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小林麻耶、“夫の素顔公開”でブログ1位に返り咲き! 芸能界引退したのに、話題を振りまくワケ

 2018年7月に結婚、8月に芸能界を引退した元フリーアナウンサーの小林麻耶が11月28日、自身のInstagramにて夫との2ショットを投稿し、話題を呼んでいる。

 新婚旅行でハワイを訪れていた小林だが、写真では夕暮れのビーチで夫と手をつないで満面の笑みを浮かべており、「夫婦。#優しいカップルさんが #声かけてくれて #撮影してくれました」とつづっている。28日の投稿では、夕暮れで薄暗かったために2人の顔ははっきりとはわからなかったものの、12月2日にまたもアップされた夫との2ショット写真は、太陽の下、はっきりと顔がわかるものだった。

 この夫の顔立ちについて、ネット上では「やさしそう」「よゐこ・有野晋哉のような素朴な感じ」「海老蔵と全然違うね」といった声。またリラックスした笑顔を浮かべていた小林については「幸せになってほしい」と、2人を祝福する声も相次いだ。

 その一方で、小林の今回の行為について違和感を覚えるという意見も。というのも、小林はこの投稿で夫をタグ付けしており、夫のInstagramに飛ぶと、やはり小林との2ショット写真をアップしたり小林をタグ付けしているなど、お互いがお互いをアピールする行動を取っているのだ。

 小林といえば、結婚を報告した際、所属事務所を通して「お相手は一般の方なので、これ以上のコメントはこちらからは差し控えさせて頂きます」としていたはず。また、引退後も小林を追い回す週刊誌に対して、ブログで「私は、引退しました。主人も、一般の人です」「走って逃げてもなぜ、走って、追いかけてくるのでしょうか?」と抗議するなどしていた。

 それなのに、ここにきてなぜ、夫の素性を明かすスタンスを取ったのか? このことについて、小林夫婦の“懐事情”が関係しているのでは、と関係者は推測する。

「麻耶さんの現在の主な収入源はAmebaブログと書籍の売り上げで、引退前のブログ収入は月250万円前後といわれてました。しかし、そんな大事なブログも、ここ最近は『芸能人・有名人』の総合ランキングで10位以下が続くなど、危機的状況だった。それがInstagramで夫の素顔を公開した途端、またもランキング1位に躍り出ましたからね。つまりは、話題を呼びたかったのではないかと」(テレビ局勤務)

 さらに、夫の仕事をアピールする意向もあるのではないか、という声もある。

「夫はヒーリング整体師でヨガのインストラクターもしているので、客を呼びこむためにオープンにしていく方向にかじを切ったのでしょう。麻耶さんは、これからも自分の名前で食べていく気満々なはず。本当に一般人になりたいなら、SNSなんてしませんからね。今回の2ショット公開に関しては、前の所属事務所も『話が違う』とビックリしているとか」(芸能事務所関係者)

 いろいろ事情があるだろうが、とにかく話題と波紋を呼んだのは間違いない今回の2ショット写真だった。