加護亜依、“雪解け”ハロプロ公演出演はレギュラー化へ? 「加護の力も借りたい」事務所の苦境とは

 モーニング娘。の元人気メンバーの加護亜依が、8月にハロー!プロジェクトの20周年記念コンサート『Hello!Project 2018 SUMMER』の一部公演に出演することが発表された。

 加護は自身の公式Twitterで「ゲスト出演のオファーを頂きライブに出演させて頂く事になりました!」と報告。ライブでは数曲の歌唱を披露する予定だといい「ハロプロのステージに立つのが今からとても楽しみです」とつづっている。

 2000年にモー娘。の4期生としてグループに加入後は、同期である辻希美とともに人気を不動のものとした。しかし、2度の喫煙が週刊誌に報じられ事務所をクビに。その後はジャズシンガーとして活動した一方で、プライベートでは俳優との不倫騒動、初婚の夫だった飲食店経営の社長からのDV騒動など話題に事欠かなかった。

 芸能関係者は今回の出演に関して「一時はモー娘。メンバーとの共演は絶対にNGなど、前事務所との関係は最悪だっただけに、今回の“オファー”は、かなり関係が改善された結果ではないか」と話す。

 その一方で、「それぞれが独り立ちできた初期メンバーとは違い、今はハロプロもかなり苦労していると聞く。お騒がせタレントだった加護の力も借りたいということになったのだろう」(同)とも明かす。モー娘。OGの出演や、彼女たちをメインにしたコンサートが開かれたことはこれまでもあるが、今後は「そこにレギュラーで入る可能性もあるのでは」(同)とみる。

 アイドル時代からすでに10年以上が経過しているが“人気者”の看板はまだ色あせていないようだ。

モデル・新川優愛が“着やせテク”披露! 矛盾にまみれた「non・no」着回し特集の妙

 今月の「non・no」(集英社)は、専属モデル・本田翼の卒業号ということで、もちろんカバーガールは彼女です。在籍した約8年間で23回も表紙を飾ったという本田は、名実ともに「non・no」の看板モデル。デビュー当初はロングだった髪を「non・no」の企画でばっさり切り、ショートボブにイメチェンしてから、注目されて人気が急上昇したのは有名な話です。また近年では女優業も順調で多忙を極めていたため、「non・no」の1号分の登場ページを、ドラマ撮影の合間に強行スケジュールで撮り終えたという伝説があり、編集部内では「本田翼・4時間撮影」という名で語り継がれているそう……。そんな思い出エピソードたっぷりの卒業インタビューは語りたいことがありすぎたのか、文字が小さい&見開きにぎゅうぎゅう! 読むのにも一苦労でしたが、若者向け雑誌だから可能な文字サイズなんでしょうね。それでは早速、中身を見ていきましょう~!

<トピックス>
◎くいしんぼう優愛の薄着の夏も(ハート) 毎日スタイルUP着回し20days
◎シンプル&簡単! #「彼女感」なまとめ髪
◎#BAEな水着とれたてNEWS in Saipan

新手の“食べても太らないマウンティング”?

 まず初めに見ていくのは「くいしんぼう優愛の薄着の夏も(ハート) 毎日スタイルUP着回し20days」です。こちらの企画、「大好評におこたえして第2弾!!」とのことですが、前回同様、スタイル抜群の専属モデル・新川優愛が“着やせテク”を披露するという矛盾が発生……。そして今回もツッコミどころ満載のくいしん坊キャラが炸裂して、着回しコーディネートがまったく頭に入ってきません!

「授業の後の回転寿司。今日も30皿完食、ごちそうさまでした(ハート) からの、ケーキ食べに行こうかな♪」「学校歩いてたら声かけられた。『ミスコン出ませんか?』え? ミスコン……みすこん……みそこんにゃく?」「たまにはオシャレもしなくちゃねってことでお買い物。のはずが、なんで私ってばたこ焼きを手に持ってるの!?」

 って! こっちが聞きたいわー!! 途中、イケメンシェフに恋に落ちるというラブ展開もあるのですが、彼のお店でも食欲は止まらず、「とりあえずステーキ!」からの「追加でオムライスとビーフシチュー」を注文する優愛。最終的には、シェフから「優愛ちゃんみたいにたくさん食べる妹が欲しいな」と、告白する前に振られていました。そりゃそうだ(そして傷心の優愛は「焼肉食べ放題」に行って帰る)! いや、しかし、この企画は一体……? 新手の“食べても太らないマウンティング”なんでしょうか。でも、まあ、頭空っぽで楽しめる読み物として面白いので、第3弾にも期待しています!

 続いて見ていくのは「シンプル&簡単! #『彼女感』なまとめ髪」です。「簡単!」という触れ込みでも、後れ毛のバランスや毛束を捻る一工夫など、実際にやってみると難しいアレンジばかりなのはお約束。髪の先まで計算し尽くされた「頑張りすぎないゆるり感」や「ちょっとの色っぽ」など、あざとさにあふれたテクニック満載です。

 ところで、今月の「non・no」は「女子力コーデ&メイクの極み」を大テーマに掲げており、こちらもその中の企画の1つ。これまでにも「女子力」や「彼女感」というワードはたびたび「non・no」に登場しましたが、いまいち実態が伴わないというか、例えば“肩出しのオフショルダーを着て彼をドキドキさせ”たり、“オムライスを食べて可愛い私を演出”したりと、どこか非現実的というか、少女漫画の世界でしか通用しないテクニックばかりが紹介されていたんです。そんな誌面を読んでいると、女友達と恋バナで盛り上がる“恋に恋している女子大生”の姿が浮かんでくるのでした。

 しかし今回の「#彼女感」は、ひと味違います。「彼部屋でゲーム」「おうちで一緒にまったりする」「彼の車の助手席に座る」「一緒に旅行の計画を立てる」「彼と近所へ買い物に行く」などなど、なんだかシチュエーションがいちいち具体的で生々しい! 恋愛に関しては奥手なイメージだったノンノ女子の意外な一面に、なんだか娘を持つ父親のような気持ちで軽くショックを受けてしまいました。まあ、表には出さないだけで、やることはやってるってことですよね。そういえば前号の恋愛企画においても、学生時代の彼氏とそのままゴールインするために堅実な恋愛を育んでいましたし。ノンノ女子のあざとさって、こういうところなんだよなー!

ノンノ女子も開放的になる水着特集!

 最後に見ていくのは「#BAEな水着とれたてNEWS in Saipan」です。「#BAE」って何だよ!?と一瞬思いましたが、何てことはない、“SNS映え”の“映え”です。今の子たちって、“インスタ映え”って言葉はもう使ってないんですよね。みんな“映え”って省略して使っているのを知っていましたか? 筆者は最近知りましたよ……。

 こちらの水着特集では「可愛く#BAEる」「色っぽく#BAEる」というテーマの元、フリル、フルーツ柄、モノトーンビキニと、はやりの“盛れる水着”が紹介されています。また、水着に合う小物使いやビーチでの写真の撮り方など「#BAEテク」も充実! そしてここでも、真面目で保守的なイメージだったノンノ女子たちがサイパンの海でハジけにハジけまくっていました。もちろんホテルも「#BAEホテル」の代名詞・ハイアットリージェンシー。勝手に、ノンノ女子は、こういうチャラチャラしたノリにはあんまり興味がないんだと思っててすみません。夏だもん、海外だもん。そりゃあ、いつも全方位に気を使い優等生で振舞っている学校から離れて、ちょっとくらいハメ外したいよね! ノンノ女子の新たな一面を見た気分でした。
(橘まり子)

脚本の“粗さ”を“胸キュン”でねじ伏せた『花のち晴れ』、キンプリ・平野紫耀の魅力が爆発中!?

 King & Prince・平野紫耀くんと杉咲花ちゃんのビミョ~な距離感がとってももどかしい火曜ドラマ『花のち晴れ〜花男 Next Season〜』(TBS系)。第9話の視聴率は、8.6%(ビデオリサーチ調べ/関東地区)となりました。8話で2.1ポイントもアップしましたが、今回は1.0ポイントダウン。そんなにうまくはいきませんね……。

 ただ、今夜放送の10話では、松田翔太演じる「F4」の西門総二郎が登場するそうなので、これまた盛り上がりを見せること間違いなしでしょう。と、その前に、平野くん演じる晴の魅力が爆発した9話のあらすじを振り返っていきたいと思います。

*前回までのレビューはこちらから

■桃乃園はヤンデレ養成所なのか?

 前回ラスト(参照記事)で死んだ魚のような目で音(杉咲花)を抱きしめた天馬(中川大志)。大事な食事会に遅れた音に激怒し、6話ぶり(詳しくはレビューへ)にヤンデレ化か!?︎ と視聴者をゾワゾワさせましたが、ただ音がやってくるのか不安でいっぱいなだけだったようです。ブラック天馬が現れなくて、ひとまず安心です。

 ある夜、音は帰り道で何者かに顔にスプレーをかけられ目が開けられなくなったところを、天馬同様目に光のない近衛(嘉島陸)ら桃乃園の生徒会メンバーに助けられました。犯人は英徳の校門に落書きされたときと同じ、「英徳に未来はない」という言葉を残して去っていっただけに、病院に駆けつけた天馬は、メグリン(飯豊まりえ)の誕生パーティーで起きた爆発事件とも何か関係があるはずだと、晴(平野)に報告するように言いますが、晴はメグリンと付き合いたてホヤホヤ、おまけに、晴の彼女になってルンルンのメグリンに余計な心配をかけまいと、なかなか言い出せません……。

 目の調子も良くなった音は、晴が「ミシュランの三ツ星も霞む」と言い切った音の野菜炒めを食べたいという天馬のリクエストに応えて、剣道の練習をしている天馬に差し入れをしに桃乃園へとやってきました。すると、学園内でガラの悪そうな男と何やら話している近衛を発見。会話の内容と、近衛が男にお金を渡した様子から、メグリンの誕生パーティーでケーキを爆発させたのも、音を襲ったのも、すべて近衛の指示だったことが判明しました。

 しかし、いくら音が問い詰めても天馬くんを崇拝する近衛は「馳さんを悲しませるな」と、ひるむ様子はなく、天馬本人に近衛が犯人だと告げても、「桃乃園への転入を急かしたために音さんに嫌われ、こんな嘘をつかれた」と、天馬をたらし込みます。案の上、「僕の大切な仲間がそんなことするとは思えない」と音を疑う天馬にショックを受けた音は、「天馬君は信じてくれないんだね」と、その場を立ち去るのでした。

 

■いい子すぎるメグリン

 その頃、カリスマモデルである彼女の撮影現場をサプライズ訪問した晴に、メグリンは大喜び。カメラマン(喜矢武豊)に2ショットを撮影してもらったり、カフェでお茶したり、2人はデートを楽しみますが、偶然にもそこに音が通りかかります。いつもと様子が違う音を晴が気にかけていることに気付いたメグリンは、「行って!」と晴の背中を押し、紺野さん(木南晴夏)の家へ。「賭けに負けました」と、紺野さんと一緒にたこ焼きを焼いていた愛莉(今田美桜)に事情を説明するのでした。

メグリン、なんていじらしいんでしょうか(涙)。落ち込む彼女に、「愛莉のず〜っと欲しかったものパッと手に入れといて、グジグジすんじゃないわよ」と、叱咤がとびます。あまのじゃくな愛莉なりの励ましと、それに涙するメグリンめちゃくちゃエモい。「けなげすぎて泣けてくる~」と若者たちにシビれる紺野パイセンの姿は、まるで私たち視聴者のようです。そしてなんやかんやいいながら、メグリンと愛莉もいい友達になれそうな予感……。

 

■5000万円を貢ぐ男vs男らしい言葉をかける男

 さてさて、メグリンを残して音を探しに飛び出した晴は、公園のベンチに佇む音の姿を発見。音を家まで送ってくれるそうです。その途中、音に謝りに行こうとしていた天馬と近衛にバッタリ(音が晴と2人でいるところに近衛が引き会わせたのですが……)。音が泣いている理由を知った晴は、

「バカかてめぇは!」

「合ってようが外れてようが、好きな女の言ってること信じなくてどうすんだよ!」

 と、天馬につかみかかってブチ切れ。音は思わず「どうして神楽木がわたしの欲しい言葉全部くれるの?」とジーンときちゃいます。天馬くんは英徳に在学できるようにと、5,000万円もの大金をサラッと払ってくれましたが、音が欲しかったのは、お金ではなく、そういう男らしい言葉だったのかもしれません。そう思わないと、あまりに天馬くんがあまりにも不憫です。

 しかも晴はそれだけでなく、「一人にして」と言われあっさり引き返した天馬とは対照的に、「泣いてる女を一人になんてできるかよ」と、これまた無自覚で男前発言をしながら音のそばを離れませんでした。そんな晴は別れ際、音にお礼を言われてたまらず「1分だけ」と、後ろからギュッと音を抱きしめます。そして、そんなところにタイミング悪く戻ってきた天馬くん。完全なる修羅場です。焦る音が抵抗しても、「やめない」と、晴は離れようとはせず、音を抱きしめたまま、

「とられるぞ。お前がちゃんと江戸川をつかまえとかないとな」

「余裕ぶっこいてスカしてないで、こいつを一番に考えろよ」

 と宣戦布告。「じゃあな」と去っていきます。天馬くんは、「近衛も僕にとって大切な仲間だから」と、犯人は必ず見つけ出すと音に約束し、手をつなぎながら2人は晴と別の方向へ歩き出すのでした。

 いやあ~ズルいです、晴。ちょっぴりおバカでアホなところは変わりませんが、この9話において、ヘタレ要素は1ミリも感じないくらい男らしかったし、音と2人のシーンは胸キュンの連続でした。ネットの評判なんかを見ても、晴の株がグングン上がっているようですよ。天馬くん派の方には申し訳ないですが、今回ばっかりは仕方ないです。はい。

■巌パパの目的は?

 その日の夜、晴の部屋を訪ねてきた天馬。音をめぐって、男同士のバトル勃発です。

天馬「あんなふざけたまねは許さない。もう音に近づくな。お前には西留さんがいるだろ」

晴「俺は俺のしたことに責任を持つ。ちゃんとけじめをつける。俺は江戸川を諦めない」

 ド正論をぶつける天馬に対して、堂々と開き直ってみせる晴。取っ組み合いのケンカを始める2人を止めたのは、意外にも晴の父・巌(滝藤賢一)でした。それだけでなく、「10点満点でいえば5点、いや2点程度の存在だと息子に分からせてやってほしい」と、柔道・剣道・弓道の3種目で晴と勝負することを提案するんです。天馬が勝てば二度と音には近づかせないよう英徳を辞めさせ留学をさせる、晴が勝てば自由にさせるという条件付きで。3種目すべてで全国チャンピオンの天馬にとっては楽勝すぎる戦いですが、晴はその条件をのみ、ハンデなしで天馬との勝負を受けることに決めます。

「完璧な息子しかいらない」と、晴に散々口酸っぱく言い聞かせてきた巌パパ。「また子どもにひどいこと言って負け戦をさせて!」とか、「子ども同士のケンカに口を挟むな!」とか今までなら思いもしますが、今回はそうじゃなかったんですよね。思い返すと、晴が寝込んだとき執事の小林さん(志賀廣太郎)に任せればいいのに、必ず様子を見に部屋に現れたし、わざと厳しい試練を与えながらも、心のどこかで晴のことを心配していたのではないでしょうか? わざわざ我が子の惨めな姿を晒したいわけはないだろうし、巌パパの父性を信じたいところです。

 

■視聴者のモヤモヤを“胸キュン”でねじ伏せる

 正直、いきなり自分の仲間を犯人と疑われて戸惑う天馬くんに、考えたり話し合う時間も与えず、「なんで信じてくれないの」と喚く音はちょっとヒステリックに感じたし、近衛が「馳さんからの愛情を過信している」と言いたくなるのもわかります(やり方は間違えているけど)。 

 もちろん、彼女がいながら、やっぱり音が好きだと言い放った晴にも「メグリンはどうした?」とツッこまずにはいられなかったし、他にもモヤッとするところはたくさんありますが、まぁ、原作はマンガだし、ファンタジーに近い青春ラブストーリーなわけで、設定や脚本にマジレスするのも野暮な気がします。

 それに、今回は“晴がヘタレの仮面を脱ぎ捨て男を見せる”という大事な見せ場もあったし、7・8話でのオリジナル展開で溜まった視聴者の不満を、今波にノッている人気アイドル・平野くんが晴というフィルターを通し世の女子たちをときめかせることで吹き飛ばしてくれたので、それでいいんだと思います。脚本家の力技にまんまとねじ伏せられた感はありますが。グチグチ言いましたが、私も今話の晴にはグッときたので、もう細かいことは気にしないことにします。イケメンっていいな!

 さてさて、冒頭にも書いたように、10話にはアノ西門さんが登場し、打倒天馬を目指す晴の稽古をしてくれるそうです。晴と天馬、いったいどっちが勝利を、そして音を手に入れるのか、メグリンの幸せも願いつつ、テレビの前で見守りたいと思います。

(文=どらまっ子TAROちゃん)

岩田剛典主演『崖っぷちホテル!』最終回は7.9%!“続編”への期待も?

 日曜ドラマ『崖っぷちホテル!』(日本テレビ系)も17日放送の第10話で最終回。視聴率は7.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)に終わりました。初回10.6%から第2話で6.1%と急落。その後、第4話で7.0%に戻してからは、ずっと7%台をキープ。特に気に入った人も少なかったけど、離脱した人もあんまりいなかったようです。

 岩田剛典くんのアイドルスマイルが存分に振りまかれた同作。最終回を中心に振り返ってみます。

(前回までのレビューはこちらから)

■「なんか素敵」だけでいいのか。別にいいか。

 3カ月前、どいつもこいつも、まったくやる気のない老舗ホテル「グランデ・インヴルサ」に突然やってきた“ホテル界の革命児”宇海くん(岩田)。従業員たちに無理難題を押し付けつつ、その思慮の深さと、徹底した「お客様ファースト」によって意識改革をもたらし、ホテルは大逆転に成功。そしていよいよ、インヴルサと宇海との、お別れのときが訪れました。

 宇海はこの日、とある地方のホテル「スイーブル」の従業員たちを、インヴルサに招待していました。その数、11人。インヴルサの従業員数と同じです。

 彼らは、まるで3カ月前、宇海がインヴルサを訪れる以前の従業員たちと瓜二つです。料理よりギャンブルにしか興味がないシェフ、無関心な客室係、備品をくすねる清掃係……その姿を見て、インヴルサの清掃係・裕子ちゃん(川栄李奈)は、宇海がインヴルサを辞めてスイーブルに行くつもりなのではないかと予感します。ちなみにこのドラマの裕子ちゃんは「いつも予感が当たる」という設定なので、この時点で宇海がインヴルサを辞めることは確定です。

 宇海は、慰留しようとする支配人の佐那ちゃん(戸田恵梨香)に、辞める理由を述べます。

「怖くなってしまったんです、この場所にいるのが」

 いわく、宇海は子どものころに一度ここを訪れてからというもの、インヴルサで働くのが夢だったそうです。そして夢を叶えた今、「どんなことにワクワクしていけばいいのかわからない」「夢が現実になってしまった怖さ」「だから私は、この場所を夢のままにしたい」のだそうです。

 正直、ちょっと何言ってるのかわからないんですが、基本ニコニコだった岩ちゃんが真剣な表情で語る姿は、いかにも最終回っぽいです。

 その後、送別会が開かれますが、宇海はなかなか顔を出しません。これに、宇海がもう次の職場に旅立ってしまったと勘違いした従業員たちが、順繰りに宇海への感謝のスピーチを行います。みんな泣いてます。宇海もドア越しに泣いてます。そのスピーチの内容は特に展開があるわけではなく、単なるセリフによるダイジェストでしかないので、まったく面白くありませんし感動もしませんが、とにかく基本ニコニコだった岩ちゃんがポロポロと涙を流す姿は、いかにも最終回っぽいです。

 そして、ひとしきりスピーチを味わってから顔を出した宇海は、なぜここでワクワクできないと思ったかを、全員に告げます。

「私はホテルマンです。お客様が第一です。なのに私、みなさんのことが、お客様より、大好きになっちゃったんです」

 えーと、マジで何言ってるかわからない。ここで言うセリフが宇海という人物の総決算なのに、雰囲気しかない。要するに、面白くない。「なんか素敵」という印象しか残らない。

 でも、このドラマの「なんか素敵」なだけの感じは、そんなに嫌じゃなかったんですよねえ。

■良心的であろうとした姿勢がよかった

『崖っぷちホテル!』は、最初から最後まで上品で楽しく、良心的なドラマであろうとしていたと感じます。

 特に、第1話で明確に物語の目標を提示してから、インヴルサの従業員たちの意識改革が完遂する第6話までは、やりたいことができている感じがしました。岩ちゃんのためのアイドルドラマであるにもかかわらず、脇役たちに丁寧にエピソードを振りながら、少しずつホテルがよくなっていく。それにしたがって、従業員たちの宇海に対する評価も変化し、結果、宇海の好感度も上がっていく。とりわけディテールが優れているわけでも、展開にダイナミズムがあるわけでもないけど、安定して楽しめる作品になっていました。

 その反面、全員が一人前のホテルマンに成長してからの7~9話は蛇足感がありました。このドラマは「誰かが成長する」ことを感動の主軸に置いてきたので、立派な人しかいなくなったインヴルサにドラマは起こり得なくなっていたのです。最終回でみんなが語ったダイジェストが、すべて6話までに起こった出来事だったことからも、7~9話の空っぽさがよくわかります。

 最終回となった第10話は「岩ちゃんが泣く」というシーンを撮るためだけの作業みたいな脚本になっていましたが、そもそもの「アイドル岩ちゃん初主演ドラマ」という企画主旨を考えれば、許容範囲かなと感じました。

 好みを言ってしまえば、7~9話はそれまでのユルさから一歩進んで、大切な思い出の客室が不始末で燃えちゃったりとか、従業員の中でも信頼の厚かった人がやむにやまれぬ理由から悪事に手を染めていて悲しい別れが訪れたりとか、「みんなが一つになったと思ったのに!」みたいな、もうちょいシビアで刺激的なお話があってもよかったかなと思いますが、それはまあ、また別の話で。ニコニコだけど正装したら吐いちゃうという宇海くんが「ついにタキシードを着る」「マジでガチなお話をする」「泣いちゃう」というそれぞれの山場についても、もうちょい独自のエピソードを練って盛り上げられたんじゃないの? と思うけど、それもまあ、別の話ですね。

 ちなみに、宇海の転職先であるホテル・スイーブル、フランス語の「suivre」は、英語なら「To be continued」的な意味でしょうか。「宇海の夢は続いていく」と「続編に期待してね」のダブルミーニングで、なんか素敵なエンディングでした。続編があるならホラーがいいなあ。数年後、朽ち果てたインヴルサを訪れた宇海の目の前に、佐那ちゃんの○○が……! それを目の当たりにした宇海、なぜかニコニコ……! みたいな。
(文=どらまっ子AKIちゃん)

映画評論家・町山智浩が“最前線の映画”を語る! 「淀川長治さんのような映画人生は難しい」後編

 映画評論家の町山智浩氏に新作洋画を語ってもらうインタビューの後編。町山氏の著書『「最前線の映画」を読む』(インターナショナル新書)の中でも白眉といえる遠藤周作原作、マーティン・スコセッシ監督の『沈黙-サイレンス-』(16)にまつわるエピソード、ハリウッドの「♯Me Too」運動、さらには多忙を極める町山氏のこれからについても聞いてみた。

──『沈黙-サイレンス-』は若い司祭ロドリゴと棄教した元司祭フェレイラをめぐる歴史ドラマですが、360年前の2人の関係にスコセッシ監督とその師エリア・カザン監督の関係が投影されているという町山さんの指摘にはハッとさせられました。

町山 スコセッシは赤狩りの際にハリウッドで裏切り者扱いされたエリア・カザンの名誉を回復させようと、ずっと頑張ってきた人です。『沈黙』の脚本も、最初はエリア・カザンの息子に脚本を書かせようとしたんです。でも、残念なことにカザンの息子の書いた脚本はいいものには仕上がらなかった。

──よかれと思って、カザンの息子に仕事を振ったら、逆に大変なことに?

町山 結局、『沈黙』の脚本は別の人が書いて、スコセッシ自身がかなり手を加えることで完成したんですが、カザンの息子からスコセッシは訴えらえてしまいました。裁判にスコセッシは勝ったんですが、カザンのためを思ってやったことが逆の結果を招いてしまったというね。非常に残念なエピソードなんですが、そのことでスコセッシがカザンのことをずっと想っていたことが分かったんです。

──『沈黙』の主人公のように、スコセッシも葛藤を抱えていたわけですか。

町山 そういうことですね。もともと『沈黙』はクリスチャンだった遠藤周作が、イエズス会から破門されたままだったロドリゴの名誉を回復させようと小説にしたものでした。でも遠藤周作が書いた『沈黙』を当時のカトリック教会は認めず、禁書処分にしてしまった。逆効果になってしまったんです。それが今回、スコセッシが映画化し、ヴァチカンで上映され、ようやくロドリゴの名誉が360年ぶりに回復したわけです。僕も長崎で殉教者たちを悼む碑はいろいろと見たのですが、信仰を棄てて生き延びた人たちを慰めるものは何もなく、ずっと背教者のままなんです。だからスコセッシは歴史的に見ても、大変なことをやり遂げたんです。

──すごい! 宗教や法律が救えなかった人を映画が救ったんですね。

町山 日本もそうですが、米国も含め、世界はどの国もダメ人間には厳しいじゃないですか。映画だけですよ、ダメな人間に優しいのは。映画は多くのダメな人たちを救ってきた。だから、僕は映画が好きなんだと思うんです。僕は『ゴジラ』(54)が大好きで、もう何百回も観ていますが、何万人もの人を殺したであろう怪獣ゴジラに対して、志村喬だけはゴジラを殺すことに反対するんです。ゴジラを救おうとする志村喬の想いに加担できるのは、映画だけでしょう。これがTVドラマだと、すごく叩かれると思います。大量殺戮者であるゴジラに同情するなんて、とんでもないと。映画だけですよ、犯罪者に共感をこめて描くことが許されるのは。

──映画の主人公が品行方正な人間ばかりだったら、息が詰まります。我々の行き場所はどこにもなくなってしまう。

町山 そうですよ、どこにも逃げ場所がなくなってしまう。それでも最近は映画も叩かれるようになってきています。「ヤクザ映画なんて許せない」とか言い出す人がいる。『ラ・ラ・ランド』(16)の叩かれ方もひどかった。主人公の女の子エマ・ストーンはジャズ奏者のライアン・ゴズリングを捨てて、金持ちと結婚するんですが、「あの女はビッチだ!」と叩かれている。何を言ってんだよと(苦笑)。

──ビッチな女こそ、映画の中では輝きを放つのに!

町山 (笑)。最近はね、世間の道徳から外れていると、すぐにバッシングの対象になってしまう。困ったものですよ。

■大きく変わろうとしているハリウッド

──米国西海岸在住の町山さんに、最新のハリウッドの動向についてもお聞きできればと思います。「♯Me Too」運動で、映画プロデューサーのハーヴェイ・ワインスタイン、俳優のケヴィン・スペイシーらが告発されましたが、今後ハリウッドはどう変わると町山さんは見ていますか?

町山 ハリウッドはずっとセクハラ問題を隠蔽してきましたが、今後は無理です。日本ではあまり報道されていませんが、『ラッシュアワー』(98)などを監督したブレッド・ラトナーはセクハラで女優たちから訴えられ、永久追放になっています。『ユージュアル・サスペクツ』(95)の監督ブライアン・シンガーも恐らく、もう表には出てこられないでしょう。

──『X-MEN』シリーズはもう作られない?

町山 ブライアン・シンガーの手からは、完全に離れることになると思います。ディズニーのアニメ部門のトップであるジョン・ラセターでさえ、セクハラを治す研修を受けるという名目で半年間休業させられています。ラセターはワインスタインよりも大物です。ウディ・アレンも厳しいでしょう。グレタ・ガーウィックやティモシー・シャメラらが、「彼の作品に出たことを恥じている」と出演料を返したり、女性運動に寄付したりしています。ウディ・アレンの監督作は新作『A Rainy Day in NewYork』(18)が恐らく最後の作品になりそうです。

──ハリウッドは新しい時代への節目を迎えているようですね。

町山 リドリー・スコット監督を先日インタビューしたんですが、「芸術と人間性はまったく関係ないんだ」と話していました。昔からクズな人間がすごい芸術を生み出すことは多々あったと。でも、その作品に出ないことも、また自由なんだと。難しい問題です。もうひとつ、今回ハリウッドでいちばん問題になっているのは男女の賃金格差についてです。リドリー監督の『ゲティ家の身代金』(公開中)はミシェル・ウィリアムズ主演なんですが、脇役のマーク・ウォールバーグのほうが遥かに高いギャラをもらっていたため、このことが大問題になった。主演のミシェルのほうが拘束期間は長いし、物語の主人公なのに、ウォールバーグのほうが何百倍もの高額ギャラを受け取っているのはおかしいと。男優と女優とのギャラがあまりにも違いすぎ、その理由も明確に示されていないわけです。ウォールバーグは今回のギャラは「♯Me Too」運動に寄付せざるをえなくなった。これからは男優と女優のギャラの均等化が進んで、女性を主人公にした作品が多くなるでしょう。パティ・ジェンキンス監督の『ワンダーウーマン』(17)が大ヒットしたことで、それまでハリウッドではほぼ0%だった女性監督もかなり増えるはずです。ハリウッドが大きく変わることは間違いありません。

──最後の質問です。淀川長治さんのようなメジャーな映画伝道師の存在を求めている日本の映画ファンは少なくないと思います。町山さんは淀川さんの後継者になろうという考えはありますか?

町山 娘が大学に入ったので、これからは仕事をスローダウンしてもいいかなと思っているところなんですよ(笑)。スキューバダイビングもやりたいですし、ロシアやアフリカなど海外も回ってみたい。淀川さんは映画にすべてを捧げた人生を送った方。六本木のホテルで暮らし、テレビ朝日と映画試写室を回ってずっと映画を観続けるという生活。淀川さんのノートには、小さな字でびっしりと映画についてのメモが書かれていたそうです。淀川さんと同じような人生を歩むことは無理です。映画以外にも好きなことが多い僕は、そんな偉大な人にはなれません(笑)。

──ハリソン・フォードを取材した際、「君は映画を見過ぎだ」と町山さんは言われたと聞いていますが。

町山 いやいや、正確には「映画以外にもやるべきことがあるだろう」と言われたんです(笑)。人生は映画以外にもやるべきことがいっぱいあるんじゃないのかと。確かにハリソン・フォードは自家用飛行機を操縦して、人命救助などもしていますしね。映画スターのハリソン・フォードから、すごいこと言われちゃったなと(笑)。淀川さんにはなれませんが、面白い映画をいろいろと紹介していくつもりです。これから米国に戻って、また映画を観る生活を送ります。

(取材・文=長野辰次)

●町山智浩(まちやま・ともひろ)
1962年東京都生まれ。「宝島」「別冊宝島」などの編集を経て、95年に「映画秘宝」(洋泉社)を創刊。97年より米国に移住し、現在はカリフォルニア州バークレイ在住。「週刊文春」「月刊サイゾー」ほか連載多数。著書も『「最前線の映画」を読む』(インターナショナル新書)、『今のアメリカがわかる映画100本』(サイゾー社)ほか多数あり。

【特別番組】町山智浩スペシャルトーク「町山智浩が暴く『最前線の映画』の暗号」
6月下旬~7月中旬、BS10スターチャンネル「映画をもっと。」(毎日20時放送ほか)枠内、および7月1日(日)夕方5:40ほかインターバルにて無料放映。

【特集企画】町山智浩が暴く『最前線の映画』の暗号
7月3日(火)~16日(月)夜9時ほか、BS10スターチャンネルにて連日放送(全12作品)【※各映画の本編前と本編後に、町山氏による解説を合わせて放送します】

http://www.star-ch.jp/saizensen/

『ブレードランナー2049』~Kが追い求めた「噴水」~
『エイリアン:コヴェナント』~アンドロイドはオジマンディアスの夢を見る~
『ラ・ラ・ランド』~狂気が開ける扉~
『ドント・ブリーズ』~「8マイル」の真実~
『沈黙-サイレンス-』~三百六十年後の「ゆるし」~
『LOGAN/ローガン』~世界の終わりの西部劇~
『ベイビー・ドライバー』~なぜ彼はベイビーと名乗るのか~
『ダンケルク』~偽りのタイムリミット~
『ムーンライト』~「男らしさ」からの解放~
『ワンダーウーマン』~戦う『ローマの休日』~
『メッセージ』~宇宙からのライプニッツ~
『アイ・イン・ザ・スカイ』~ドローンという「レッサー・イーヴル」~

乳腺炎で悩む女性が有名母乳相談室で体験した、壮絶な「母乳マウンティング」

「『あなたの母乳は冷たくてまずいから、赤ちゃんが飲まないんだ』と言われ、帰り道で涙がこぼれてしまいました」

 30代の主婦Oさんが、〈桶谷(おけたに)式母乳相談室〉を訪れたときの体験談です。Oさんは昨年冬に男児を出産。その後母乳とミルクで子どもを育てていましたが、子どもが3カ月になる頃、乳腺炎を患い、たまたま見つけた〈桶屋式母乳相談室〉へ駆け込んだのだとか。

Oさん(以下O)「出産でお世話になった病院にも乳腺外来はありましたが、触れるだけでも痛い状態の胸で3カ月の乳児と荷物を抱え、電車に乗るのはなかなかハードルが高くて。自宅から一番近いという理由だけで、桶谷式を謳う相談室なるとことろへ駆け込んだんです」

 桶谷式とは〈桶谷式乳房管理法〉という名称で、〈痛くない乳房ケア〉を謳う手技のこと。創立者は、第2次世界大戦中の満州で助産師活動をしていた桶谷そとみ氏。戦時中の栄養不足から母乳が出ず、命を失う赤ちゃんをたくさん見てきたという経験から、お母さんたちの母乳を出すための独自のマッサージを確立したといいます。

 世のママたちを困らせる「人間は哺乳類なんだから、必ず出る」「母親の食べるもので母乳の味が変わる」というお説は、おそらく桶谷式も源流のひとつ。代替品など手にはいらない戦時中の満州で子どもを育てるには、根性論で乗りきらねばならない場面もあったでしょう。でも、今の時代にそのエッセンスを残す必要ってあるのかな~と、思わせる要素満載の、ぶっちゃけクラシカルな母乳育児法です。

まずい母乳、おいしい母乳?

 Oさんが母乳相談室へ駆け込み、まずはじめに驚いたのは〈全身白づくめ〉という施術者の出で立ちと、室内の汚さだったそう。

O「アパートの一室にある相談室に入ると、出てきたのは、全身白づくめの貫禄漂う中年女性。思わず、猫にまで白い布を巻いていた某宗教団体……パナウェーブでしたっけ、それを思い出してしまいました。そして、ぶっきらぼうな対応や、雑然として古く汚い印象の室内の居心地の悪さも加わり、入った瞬間すでに失敗という言葉が頭に浮かびました。施術は背中が痛くなるレベルの硬いベッドに横たわり乳房のマッサージがはじまるんですが、マッサージ中に母乳が吹き出て施術者の手にも自分の顔にもかかるんですよ。そこでまず、『ほら‼ 冷たいのよ! 色も黄色くて、まずい! こんなおっぱいだから、赤ちゃんが飲まない』。だから乳腺が詰まる、というんです」

 出口周辺にたまっていた母乳は、〈今わきたて!〉という状態と比べればわずかにぬるいのかもしれませんが、体内にあったものがそこまで冷たいのか~!? 相談室の助産師(施術者)によって対応にバラつきがあるというのはよく言われることですが、納得しにくいお説を押し付けないよう、認定時に統一したほうがいいのでは。

O「で、マッサージしていると後半に出てくる母乳は作られたてだから、開始直後よりはほんのわずか温かいような気がする。すると、ドヤ顔で『ほら、これがおいしい母乳なのよ!』と」

帰り道、涙が…

 単純に「自分で少し絞ってから飲ませると、赤ちゃんがよく飲んでくれますよ~」程度の説明じゃいけないんですかねえ。わざわざ「まずい!」とママを貶めるパフォーマンスの意義がよくわかりません。まるで、母乳マウンティング。

 しかも赤ちゃんが、ほんのわずかな温度差で「まずい!」と拒否するという話。それが本当なら、常温で飲ませる〈液体ミルク〉を与えられたらどうなるのか。「女将を呼べ!」と激怒する海原雄山のごとく、取りつく島もなくなるのでは?

 また、〈乳腺炎になったから母乳がまずくなり赤ちゃんが飲まない〉のか、〈母乳がまずくて赤ちゃんが飲まず、乳が溜まって乳腺炎になったのか〉、まるでタマゴが先かニワトリが先かという話を聞いているような錯覚が……。

O「ほかには『小麦粉禁止』『南のものは体が冷える」などの一部で有名な食事指導や、『あなたはがんばれば母乳だけでいけるはずだから、そうするべき!』とも強く言われましたね。生活サイクル的に必要だから粉ミルクも使っているのですけど、頭ごなしに母乳こそが正義! って感じで、とても疲れました」

 お母さんと赤ちゃんのための相談室というより、母乳教のための母乳指導? 母乳育児の魅力を伝えるどころかネガティブな印象にしてしまっては、商売あがったりになりそうですけど。

 そして疲れきったOさんにさらに追い打ちをかけるのは、施術後に授乳していたときのこと。

O「うちの子、げっぷが下手なんですよね。そこへ早く帰りたいという焦りもあり、授乳が終わった子どもの背中をちょっと強めにトントンしていたんです。そうしたら、次の人を施術していたその助産師が手を止めてすっ飛んできて、『そんなに強く叩かなくていいッ!』と大声で怒鳴るんです。母乳がまずいとけなされるわ怒鳴られるわで、不覚にも帰り道泣いてしまいました」

 その相談室へは、二度と行くまいと決心。しかし翌週に再び痛みが出てきたので、次はタクシーで気軽に行かれる距離の、別の桶谷式母乳相談所へ足を運ぶことに。なぜまた桶谷へ? というツッコミは横に置いておきましょう。

O「次の相談所はHPもあり、とてもきれいな店内でした。1回目の相談所でのことを訴えたからか初回は丁寧でやさしい対応でしたね。ところが2回目の施術で、また違和感が。おっぱいの詰まりが、あまり改善されてなかったんですよ。すると『言いつけを破って、ケーキとか甘いものを食べたでしょう!』と」

母乳最高! という価値観

O「『いえ、言われたとおり魚と野菜しか食べてません!』と答えると『おかしいわね……じゃあ、体を冷やす服装をしているからよ!』と、なぜか決めつけ(笑)。私はいつもボトムはロング丈のパンツですし靴下も履いているし、肩を出しているわけでもないし、ごくごくノーマルな服装なんですけど」

 あらゆる不調を〈冷え〉のせいにするのって、大変お手軽な対応という印象。「冷え」「愛情不足」「便利なものに頼りすぎ」は、これを繰り出せばとりあえずママたちの罪悪感を刺激しつつ、それっぽく説教できる定番の便利ワードになるつつあるのでは。

 その母乳相談室も前回と同様、マンションの1室。自分の前後に来店しているお母さんと施術者のやりとりが筒抜け状態で、そこで見た次のようなやりとりもなかなかのパンチがあったと話すOさん。

O「順番を待っている間に見たのは、〈今スグ断乳したい〉という女性です。保育園も始まるし、自分的にも体力の限界なので、もう明日にでも授乳をやめたいと訴えている話が聞こえてきました。ところが施術者は『いつくらいが目安?』とトンチンカンな対応。今すぐって言ってなかったっけ?」

ほかに適切な相談室があれば

O「その女性が改めて『だから、明日にでも!』と言うと、ありえないという勢いで『ええええ!?』とのけぞっていました。乳房管理的に無理があるというニュアンスではなく、『こんなに出てるのにもったいない』という感じ。そして『やめる前に、授乳している写真を撮っておきなさい!』とか、乳房管理とは別問題だろうという指導へ。授乳写真……私ならちょと無理です(笑)」

 結局マッサージを受けると一時的に楽にはなるものの、母乳最高教のような価値観と、根拠のよくわからない食事指導が苦手で、Oさんはその後、〈桶谷式〉には一切近寄らないようになったそう。

 現在は順調に離乳食も進み、乳房が痛くなりそうなときは〈積極的に母乳を飲ませる〉という方法で乗りきっているとのこと。しかし桶谷式に不信感を持ちながらも、通っていたときは指導された「キャベツ湿布」※を律儀に続けていたというのですから、Oさんの真面目なお人柄がにじみ出ています。

 ネット上にも〈桶谷式〉のアレな評判は多々あり、それらを目にするたびに、母乳育児の周りに漂う〈手間暇かける、ていねいな育児こそが愛情〉という呪いの存在を実感します。

「民間療法的なものに頼るからそうなるのでは?」という疑問もありますが、一般的な乳腺炎の治療は抗生剤を使うため、医師によっては一時的に授乳を禁止される場合も。それを避けようとすると、母乳マッサージの有名どころ=桶谷という流れになりがちだという話でした。Oさんも「桶谷以外に、もっと気軽に行かれる母乳相談室があればいいのに」と、こぼしています。

時代に合わせた、母乳指導を!

O「その手の情報を集めたいと思ったとき、失礼ながらとにかく役に立たないのが区の保健師なんですよね。評判のいい母乳マッサージを教えてくれと言っても、『ここがいいとか勧められないんです』とか、やたら遠い場所の施設をアナウンスされたり。子どもの発語が遅いことを相談したときも、『片言で話してください』ですって。ワンワンとかブーブーとか、赤ちゃん言葉を交えてとかならまだ理解できますが、片言って~!?」

〈区の保健師の情報が微妙問題〉は、実は私も激しく同意。わが家の場合は「ここの保育園ならお母さんがフリーランスでも預かってくれますよ!※※」と保健師に教えられた認可外保育園を見学してみると、大家族番組で見かけるカオスな情景をさらに煮詰めたような環境劣悪保育園。二度と保健師にアドバイスを求めるまい……と固く誓いました。

※※特に認可保育園の場合、在宅仕事のフリーランスは入園選考で不利になるケースが多い。

 母乳トラブルは一過性で専門家も少なく、情報も偏ったものになりがちです。試行錯誤した結果を世のお母さんのために! というお気持ちは素晴らしいのですが、その情熱を「現代に合わせてアップデート」することにも傾けてほしいと思った体験談でありました。

金属探知機がワイヤーに反応!? ロシアのJK、カンニング防止のためブラを脱がされる

 現在、サッカーのW杯が開催されているロシアだが、6月は卒業試験と大学入学試験を兼ねた統一国家試験のシーズンでもある。卒業を控えた高校生たちは、日本でいえばセンター試験のような全国共通の試験を受けなければならない。

 センター試験の後に大学ごとの二次試験がある日本とは違い、ロシアではこの結果だけで入学できる大学が決まってしまう。そのため、学生たちは必死だ。

 となると当然、カンニングなどの不正を働く輩も出てくるわけで、ロシア当局は試験会場への携帯電話の持ち込みを禁止するのはもちろんのこと、会場に入る前に学生たちを金属探知機にくぐらせて身体検査を行い、カンニングを可能にする機器の持ち込みを事前に防いでいる。

 そんな中、ロシア南西部タタールスタン共和国にあるニジネカムスクという都市の高校で、身体検査トラブルが発生した。

 同校に通う17歳の女子高生が金属探知機をくぐったところ、機械が反応。どうやら、金属ワイヤー入りのブラジャーをしていたことが原因だったようだ。

 警備員たちは、彼女に別室でブラを脱ぐよう命令。その後、再び金属探知機をくぐらされたのだが、その日、彼女が着ていたのは乳首が透けてしまいそうな薄手の白いブラウス。男性警備員たちは、彼女の胸に視線がくぎ付けだったという。

 試験前の緊張感も爆発したのだろう、この対応に対し女子高生はブチ切れて、とても試験が受けられるような精神状態ではなくなってしまった。とはいえ、試験の延期は認められず、そのまま受けることになった。その後、彼女の母親は当局に抗議。現在は警備員らの行動に問題がなかったか調査中だという。

 ちなみにロシアでは、このような身体検査は通常のことで、特に試験前には、金属製品を身に着けないよう、学校側から何度も注意されるのだという。女子高生側に落ち度があったとはいえ、もう少し配慮があってもよかったと思うが……。

平愛梨、長友佑都とおそろい金髪ヘア披露も、酷評の嵐! “夫婦仲自慢芸”が飽きられ「嫌われ夫婦NO.1」に……

  女優でタレントの平愛梨が6月18日、自身のInstagramを更新。夫でサッカーW杯日本代表の長友佑都が14日からロシアにて始まった『2018FIFAワールドカップ』前に金髪にしたことを受け、自身も金髪に染めたことを報告した。

 平は、長男を抱っこしながらカメラ目線の自撮りアップ画像を投稿。それとともに、「明日は日本VSコロンビア 私たちの想いが届きますように 頑張れ日本」と応援メッセージをつけ、さらにハッシュタグを使って「#平愛梨#バンビーノ#いつだって#papaと#同じ気持ち#私も#魂込めて#応援する#髪は @yutonagatomo55 と#オソロイ#ナハハハハ」と金髪に染めたいきさつを明かしていた。

 これに対し、Instagramのコメント欄には、「愛梨ちゃんも金髪になった! かわいい」「いよいよですね! 私も応援します! 頑張れ日本」「想いは絶対届きますよ!」といった歓喜の声が集まっていたのだが、一方で、ネットでは平のこの行動に厳しい声が上がっているという。

「夫をマネして金髪にしたことに対し、『清々しいほどにイタい(笑)』『浮わついてないで落ち着け!』といった声が上がっていたほか、『ほかの代表選手の嫁は大事な時期にこんなアピールしてないだろ!』『大事な時期に何してんの? そんなに注目されたいの?』と、平さんの行動が軽率すぎるとの批判の声が続々上がっていました」(芸能ライター)

 平としてはただ、夫を応援したかっただけだと思うのだが、最近は散々な声が目立つばかり。2016年に週刊誌によって交際が明らかになった際は、長友の交際宣言が話題に。その際に長友は平のことを「アモーレ」と言い、これがこの年の流行語トップ10の中にも選ばれるほど日本中から注目を浴びていた。しかし、現在は真逆の反応が多いようで、

「当時、長友さんが人気だったことや『アモーレ』効果があり、結婚当初は好感度が高く、“憧れの夫婦”として人気があった。しかし、その反応を受けてか、平さんがやたらSNSでプライベートを切り売りしていくように。長友さんのツイートに平さんがリプライして夫婦仲の良さを見せつけたり、長友さんの写真をプリントしたTシャツを作り自慢してみるなど、しつこいぐらいにオノロケを見せられ世間は飽き飽き。平さんのことを『自己顕示欲の強い女』『ポスト・工藤静香』と言って嫌う人が続出しており、夫が出演している育児雑誌のCMも「嫁のせいで長友を見てもウザく感じる」と不評。いまや『嫌われ夫婦NO.1』とも言われています。また、同じサッカー選手と有名人夫婦の長谷部誠選手とモデルの佐藤ありささんのほうが、『プラベートを出さず、好感が持てる』と現在人気急上昇中です」(同)

 夫婦仲が良いのは結構なこと。しかし、夫婦仲自慢に世間は「もうおなかいっぱい」のよう。夫の評価も落として「平はサゲマン」と言われないように気をつけてほしいものだ。

細川ふみえの汗だく姿が「エロい」と大好評! まだまだ現役のおっぱいに男性視聴者釘づけ!

 6月18日放送の『有吉ゼミSP』(日本テレビ系)に細川ふみえが出演。“超激辛チャレンジグルメ”に挑戦する姿に、視聴者から絶賛の声が続出していた。

「激辛大好きグラドル、細川ふみえでーす」とエネルギッシュに登場した細川。さっそく激辛料理に挑むことになると、周りが苦戦する中でも懸命に食べ進めていく。「仕事ほしいです!」と切実なコメントをしてから、カメラに向かって「お母ちゃん頑張るよ!」と我が子へ意気込みを語った。細川にとって今回の仕事は久しぶりのバラエティロケで、仕事にかける思いは人一倍強いのだという。

 さらにゴルゴ松本が大苦戦していると、細川は「おっぱい見てもいいから」といって豊満なバストを突き出す。細川のおっぱいを見たゴルゴは、「これが欲しかったー!」と気合いで激辛料理をかきこんでいた。

「久々にバラエティロケに登場したという細川ですが、視聴者からは『相変わらずおっぱいが凄くて見入った』『細川ふみえの熟っぷりがたまらん』『細川ふみえって人めちゃくちゃかわいいんだけど、これで46歳かよ!』『46歳とは思えないエロさだな』『激辛料理食べて汗かいてるから余計にエロい』『46歳・細川ふみえのかわいさに衝撃を受けた』といった絶賛の声が続出。反響が抜群だったことから、今後も仕事が舞い込んでくるかもしれません」(芸能ライター)

 細川は2007年にできちゃった婚をして男の子を出産。しかし夫の会社が倒産すると09年に離婚することに。それから女手一つで子育てをしてきたという。

「若いころに大活躍していた細川ですが、その頃は月給制で給料がかなり安かったようです。18年1月に『ナカイの窓 グラビアレジェンドSP』(日本テレビ系)へ出演した細川は、アルバイトをしてもいいか社長に相談するほど貧乏だった過去を明かしていました。さらに17年12月に発売された『週刊新潮』(新潮社)では、細川の父が細川の近況についてコメント。個人事務所の社長として活動するも月給は10万円程度で、貯金を切り崩しながら生活しているようです」(同)

 果たして細川は再びテレビの世界で輝くことができるのだろうか。

NEWS・小山、『THE MUSIC DAY』で復帰予定!? ジャニーズが描く“七夕復活”の思惑

 未成年飲酒問題により、芸能活動を自粛中のNEWS・小山慶一郎だが、復帰初の大舞台として、7月7日放送の大型音楽特番『THE MUSIC DAY』(日本テレビ系)が予想されているという。キャスターを担当していた同局『news every.』へのみそぎ的な意味合いやタイミング的にも、ここでの出演がベストとされているが、果たして無事着地することができるだろうか。

 かねてから伝えられているように、NEWSは今年8月12、13日の2日間、15周年ライブ『NEWS STADIUM LIVE 2018 ~15th Anniversary~』を、東京・味の素スタジアムで開催予定だ。

「このライブまでに小山を復帰させることが、もはや規定ルートとなっています。具体的な日程はいまだ調整中ですが、早いに越したことはなく、ジャニーズ事務所としても7月の大型音楽番組のいずれかには、NEWSとして出演させたい意向のようです」(テレビ局関係者)

 NEWSは今月27日の『テレ東音楽祭2018』(テレビ東京系)への出演が見送られたことで、少なくとも小山の6月復帰は、絶望的となってしまった(既報)

「7月には『MUSIC DAY』のほか、14日に『音楽の日』(TBS系)、25日にも『FNSうたの夏まつり』(フジテレビ系)がそれぞれ放送されます。しかし、『音楽の日』はMCが中居正広で、もともと“飯島派だった中居のもとでジュリーがNEWSを復帰させる可能性は低い。また『うたの夏まつり』に関しても、MCは森高千里と渡部建のコンビで、番組自体がジャニーズのホームではありません。やはり嵐・櫻井翔のMCとなる『MUSIC DAY』での復帰が、小山やジャニーズにとっても、最も好ましいと言えるでしょう。ちなみにテレビ朝日系『MUSIC STATION ウルトラFES』の放送は9月で、NEWSのコンサートよりも後だけに、今回の“復帰番組レース”には当てはまりません」(芸能プロ関係者)

 展開としては、『MUSIC DAY』前日の『every.』に小山が出演し、謝罪と復帰を報告。そして翌7日、『MUSIC DAY』にNEWSの4人が出演する――このパターンが、現状最も「理想とされる」流れなのだとか。ちなみに嵐といえば、「週刊文春」(文藝春秋)が報道した手越祐也の「替え歌」問題も延焼が続いている。手越はバーのカラオケで「一番嵐のファンが多いけど 東京ドームで口パク聞いてる」などと歌い、嵐ファンの怒りを買っていた。

「もし『MUSIC DAY』で共演を果たしても、放送中、櫻井をはじめとした嵐メンバーは、NEWSや手越に対してピリつきムードは一切出さないでしょう。ただ、番組を視聴する嵐ファンからすれば、決していい気はしない。不穏な空気を覆せる演出が、果たして用意されるかどうか……」(前出・関係者)

 いまだに波乱含みの“小山復活劇”だが、“七夕の再会”となるのだろうか。