田代まさしと酒井法子が夢の共演!? テレ東のVTRに「絶対にねらってるだろ」の声

 6月27日に『テレ東音楽祭2018』(テレビ東京系)が放送された。アーティストたちがデビューした頃の貴重映像を流していたのだが、「これを今流すか?www」と爆笑する声が上がっている。

 話題の映像は酒井法子のデビューVTR。「14歳の時に落選したオーディションの様子を、のりピー本人が鑑賞するという謎の映像を発見!」と前振りをして、映像に突入していく。酒井というチョイスの時点で、ネット上では「なんでのりピーwww」「これ流して良いのか?www」「なぜのりピーを推すんだ」とツッコミが続出。しかしこの盛り上がりを遙かに凌ぐお祭り騒ぎが起こってしまった。

 このVTRは「酒井法子、昭和46年2月14日、福岡市に生まれる」という男性のナレーションで始まったのだが、なんと声を吹き込んでいたのは田代まさし。画面上に「ナレーション 田代まさし」というテロップが映し出されると、「マーシーwwwwwwww」「ここで田代www」「すごい組み合わせのVTRだな」「テレ東攻めすぎだろ」「これは夢のコラボレーション」「なんという悪意」とネット上が最高潮に盛り上がることに。

「このVTRが凄かったのは、酒井と田代の共演だけではありません。ナレーションでは『“正しい道を歩む子になってほしい”そんな願いを込めてこの名前はつけられた』と、法子という名前の由来を紹介。これにも『正しい道からそれまくりましたwww』『もうお腹痛い。このVTR面白すぎるだろ』『突っ込みどころ満載じゃねーか! 色々詰まりすぎててキャパオーバーしそう』『テレビ東京絶対にねらってるだろwww』と大反響が起こっています」(芸能ライター)

 今ではほとんどテレビで見ることのなくなった2人。しかし現在2人は復活して、地道に活動を続けているようだ。

「18年4月の『ORICON NEWS』によると、15年に亡くなった電撃ネットワークの三五十五さんを偲ぶライブに田代は出席。芸能の仕事を断っていると明かしながら、『薬物番長のまーしーです』と自虐ネタをかましていたようです。酒井は既にライブなどを行い、日本のみならず台湾、中国、香港などでも大好評を博していました」(同)

 果たして2人が再びテレビの世界で活躍することはあるのだろうか。

「私はブスなのではないか」容姿コンプレックスに苦しむ大人が増加、“終わらない思春期”問題

 妹・有村架純に対する、劣等感を赤裸々に明かし、現在バラエティでの露出を増やしている姉・有村藍里。姉妹間の容姿コンプレックスをテーマに、兄弟姉妹間と容姿、それぞれのコンプレックスについて、精神科専門医である銀座泰明クリニックの茅野分(ちの・ぶん)先生に解説いただいた。後編では、コンプレックスの背景、向き合い方を掘り下げる。

(前編はこちら)

――先ほど「若い女性にとって、“美しさ”は絶対的な価値観」と言われていましたが、容姿コンプレックスは、若い時期特有のものなのですか?

茅野分氏(以下、茅野) 思春期まではどうしても生じます。ある程度、思春期を越えて、青年期、大人になって自己や他者を客観視できるようになり、割り切って物事を見られるようになれば、おのずと減少していくのが普通です。ただ、最近では、大人になってからもコンプレックスに苦しむ人がいるようですね。

 20年ほど前は、大体18歳くらいまでと考えられていた思春期が、今では30~40歳に延びていると言われています。原因として、親の過保護や過干渉により子どもが独立できなかったり、非正規雇用などで収入が得られずに実家で暮らさざるを得なかったりということが考えられます。つまり、まだ思春期が終わっていない……“終わらない思春期”の人が多くなっているんです。過度にコンプレックスに悩む大人は、もしかしたら“終わらない思春期”なのかもしれません。

――青年期以降になっても容姿コンプレックスが消えない場合は、どうすればよいのでしょうか?

茅野 さまざまな心理療法を試してみたり、容姿コンプレックスを抱いている対象者と“距離”を離してみたりすることが有効です。物理的に距離をあけてしまえば、周りから比べられる声も聞かずに済みますからね。そして、女性の場合は40歳を過ぎるとエストロゲン(女性ホルモンの一種)が低下し、おのずとそうした葛藤も消えていくことが多いですから、無理をして解消しようと思い詰めなくてもいいと思いますよ。

――有村藍里さんと有村架純さんは“芸能界”という同じ土俵に立っているから余計に比べられてしまうのかもしれませんね。

茅野 そうですね。しかし、同じ土俵だからといって同じ戦法で戦わなければいけないわけではありませんよね。芸能界に入れているくらいですし、日々努力をしている藍里さんは、もうすでに美人だと思うのですが……。容姿だけにこだわらず、何かプラスアルファ――“容姿”ではなく“能力”を磨くことを考えていくしかないと思います。

――兄弟姉妹間のコンプレックスも、容姿コンプレックスも、両親の愛情が影響しているんですね。

茅野 ご両親が分け隔てなく愛情を傾けられたら、それが一番良いのです。しかし、親だからと言ってなんでも完璧にできるわけではありませんから、なかなか難しい問題。可愛く出来の良い子に愛情が向く親もいれば、出来が悪く手のかかる子に愛情が向く親もいます。

――親からの愛情をしっかり受け止めていれば、こうしたコンプレックスを抱きにくいのでしょうか?

茅野 醜形恐怖に関しては発症しにくいかもしれませんが……親が愛情を注ぎすぎて過保護・過干渉な状態になってしまうケースもあります。過保護・過干渉の多くは、「私のようになってほしくない」「私の果たせなかった夢を果たしてほしい」などの母の気持ちが重くのしかかり、子どもがプレッシャーやストレスで精神を病むんです。

――ちなみに、兄弟間ではどういったコンプレックスが起こり得るのでしょうか?

茅野 姉妹間に比べ、兄弟間では“容姿”よりも、“学歴”“年収”“勤め先”などで比べられがちで、どちらかというと幼少期より、大人になってからそのようなコンプレックスを抱くことの方が多いようです。

――姉妹間の容姿コンプレックスは、例えば姉の立場で言うと「私はブス・妹は可愛い」というケースを想定しがちなんですが、逆に「私はカワイイ・妹はブス」というのもまた、容姿に“執着している”という点では同じコンプレックスと捉えてよいのでしょうか?

茅野 同じです。“ありのままの自分”を自分で愛せないことから、人と比べて「私はカワイイ」と自分を作り続けてしまうわけです。それは自己陶酔などではなく、自分自身は無力で価値がなく、何の取り柄もない無意味な存在であるという“劣等感”があるからではないでしょうか。これは専門用語でいうと“自己愛性パーソナリティ障害”と言います。

 「自分が自分であればよい、自分は自分以上でないし、自分以下でもない」という気持ちが持てることを目標にすべきですが、ただ、姉妹間の容姿コンプレックスは姉妹だけの問題ではなく、やはりご両親や周りの環境も多大に影響してくるので、「これを改善すればいい」と一言で言えないのが現状です。

――なかなか根深い問題ですね。

茅野 しかし、容姿コンプレックスにかぎらず、「コンプレックスは決して悪いものじゃない」ということを知っておいてほしいです。コンプレックスがあるからこそ、それを糧に頑張れたり、解消するために努力したり。例えばスポーツ選手では兄弟・姉妹で活躍されている方々も多いと思いますが、成長期に関していえば、早く生まれて体格・知能ともに発達している兄や姉の方が当然優位ではあるものの、弟や妹はその背中を追って成長していく。そして、兄や姉に負けまいと頑張ってきたらいつのまにかメダルが取れていた……などの逸話がたくさんありますよね。

――確かに、お笑い芸人の尼神インター・誠子さんも双子の妹に対して強い容姿コンプレックスを抱いていたそうですが、それが糧になりお笑い芸人を目指し、見事夢を叶えられましたよね。

茅野 そうですね。要は、“生かし方次第”ということです。コンプレックスを抱えるのは人として当たり前。ただその思いに呑み込まれないようにして、うまく付き合っていければいいですね。
(取材・文=ヨコシマリンコ)

茅野分(ちの・ぶん)
銀座泰明クリニック院長。群馬大学医学部卒業後、同大学付属病院、前橋赤十字病院、佐久総合病院にて、精神医療・身体医療、救急医療・地域医療等に従事。慶應義塾大学病院精神神経科で診療、社会精神医学の臨床・研究に取り組む。同大学大学院修了後、銀座泰明クリニックで診療。
銀座泰明クリニック公式サイト

「元乃木坂」市來玲奈&「大沢たかおとフライデー」岩田絵里奈、日テレ新人女子アナにマスコミ熱視線

 日本テレビに今年入社した元乃木坂46・市來玲奈と元読者モデル・岩田絵里奈が、6月27日放送の『ZIP!』で、ほかの同期とともに“新人アナウンサー”として番組出演を果たした。元タレントの両者は女子アナデビュー以前から話題になっていただけに、「週刊誌もその動向に目を光らせている」(芸能記者)という。

「彼女たちはこの日、『スッキリ』にも出演し、それぞれ自己紹介や意気込みを語るなどしました。もともと一番注目を集めていたのは乃木坂出身の市來ですが、岩田も今年3月発売の『フライデー』(講談社)によって、実は2015年に大沢たかおとの交際が報じられていた女子大生の“正体”であると伝えられ、ネット上で好奇の目を向けられることとなりました」(テレビ局関係者)

 市來は、入社前に他局とトラブルを起こしている。

「14年に乃木坂を卒業し、15年から『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』(TBS系)の社交ダンス企画に参加していましたが、17年2月3日に“日テレ内定”が報じられると、同24日放送の番組内で企画終了が発表されました」(同)

 同番組は、市來がダンスのペアを組んでいた山本匠晃アナウンサーに何も相談せず、また“真相を語ることなく”企画から降りたというニュアンスで伝えたため、ネット上には市來への批判が噴出することに。

「しかし、関係者によると市來は事前にTBSへの相談や報告を行っていたといい、本人も番組が放送された日のブログで『相談もせずに去ったわけではありません』と主張していましたが、後にTBSからクレームが入ったのか、その部分を含むいくつかの文章を削除しています」(同)

 日テレは、こうした注目度の高い元タレント女子アナを2人も獲得したものの、あまり手放しでは喜べない状況があるようだ。

「今年は、他局にも元タレントアナが多いだけに、話題性を独占できなかったんです。ところで、なぜ元タレントが女子アナになるケースが増えているかについてですが、ずばり“経費削減”。アナウンサーが一人前になるまでには、入社後、本人の給料に加えて研修費などその他経費がかかり、数千万単位の投資が必要になります。ようやく人気、実力が追いつく頃には退社してフリーになってしまうパターンも少なくないので、局からすると“経験者”扱いの元タレントは、コスパ面で非常に優れているんです」(同)

 かつて大半は縁故入社だったというアナウンサーだが、元タレントがトレンドになったことで、こんなリスクも浮上している。

「過去の素行まで洗いきれないことも多く、週刊誌のターゲットになりやすいといったリスクです。入社前から“いわくつき”の市來&岩田は特に、今後もマスコミの影がつきまとうかもしれません」(前出・記者)

 今後、日テレを揺るがすようなスキャンダルが出ないとは限らないだけに、関係者も戦々恐々としているかもしれない。

藤本美貴、すっぴんのアップ写真公開に「疲れた顔すらセクシー」「肌綺麗」と絶賛の声

 モーニング娘。元メンバーの藤本美貴(33)が自身の公式インスタグラム更新。公開された写真が話題を呼んでいる。

 今回、「トレーニング終わり!!汗 疲れたー…」とつづり、トレーニング後と思われる自身の姿を公開。この投稿に、ファンからは「肌綺麗〜人妻だけど、色気がでてます」「お疲れ様です! いい顔してますね。汗も滴るいい女」「リアルビーナス誕生かと思った」と絶賛の声が寄せられた。

 また、普段からインスタグラム上でスッピンと思われる写真など、飾らない自身の姿をたびたび公開している藤本。そんな彼女に対してフォロワーからは、「髪の毛がボサっとしていても、隠さず写真をアップしてくれる飾らない美貴ちゃんが大好きです」「すっぴん? 美しい! やっぱり娘ちゃんとよく似てますね」などのコメントも届いた。

 芸能人が公開する写真には加工が多いと言われている中、自然な姿を披露して人気を集めている藤本。実際のところ、加工の有無は不明だが、好感は高いようだ。

復帰後の高畑淳子、涙ながらに“猪突猛進”表明も「被害者アピールうんざり」と辟易する声

 6月27日放送の『あいつ今何してる?』(テレビ朝日系)に、高畑淳子が登場。2016年に強姦致傷容疑で逮捕された息子・高畑裕太は現在も芸能活動休止中だが、淳子は一時休養後、17年にテレビ復帰。トーク番組で涙を見せることも多い淳子に対し、ネット上には「被害者ヅラするのもいい加減にしろ」と、呆れた声が噴出している。

「同番組は、ゲストの同級生を探し出して“今何をしているのか”を明らかにし、同級生サイドからはゲストにまつわるエピソードを聞き出す……という内容。桐朋学園芸術短期大学時代の淳子の同級生として出演したのは、かつてお笑いトリオ・キャラバンのメンバーだった男性で、淳子に対し『一生変わらず、このまま猪突猛進してください』と、メッセージを送りました」(芸能ライター)

 同級生からの言葉に感激した淳子は、涙ながらに「(ともに夢を追った)みんなの気持ちを運ぶためにも、よくやった、と言われる仕事を(していきたい)」と、決意を新たにしたが……。

「淳子は休養を経て、このような“お涙頂戴”的な出演が目立つため、ネットユーザーから『息子のやったことだから淳子は普通に女優を続けたらいいと思うけど、ずっと被害者ヅラしてるみたいで違和感ある』『トーク番組に出るたびに同情を買うようなアピールするのやめろ』といった指摘が相次いでいます」(同)

 というのも、淳子は今年4月放送の『梅沢富美男のズバッと聞きます!』(フジテレビ系)に出演した際も涙したほか、「私は世の中全部恨んでいるところもある」などと発言し、ネット上で「まるで“裕太は悪くない”と主張しているようだ」と、批判された。

「そもそも裕太が逮捕された当時の会見でも、淳子は『(面会で)どんなことがあってもあなたのお母さんだからね、と言った』と語り、『甘いのでは?』と物議を醸しました。その後、一部では淳子が裕太を俳優として復活させたがっているという情報もありましたけど、今月12日発売の『週刊女性』(主婦と生活社)は裕太を直撃しており、本人は『復帰なんてできません』と、断言しています」(同)

 裕太は、淳子について「相談すると全部あの人の主観で答えちゃうんですよ。だから、俺のやりたいことと、あの人のやりたいことがマッチしない」とも話していて、ネット上には「母親が暴走してるってことか」「子離れできない淳子が、裕太の更生を邪魔してるのでは?」などと心配されている。淳子は女優の道だけを猪突猛進し、裕太のことに関しては見守る立場になってほしいものだが、果たして……。

川崎希、スキニーデニム宣伝で自らモデルに! 「美脚」「加工なし?」と賛否両論

 タレントの川崎希(30)が自身のインスタグラムを更新。公開された写真が話題を集めている。

 今回、川崎は「selva secretaのスキニーデニムが発売されたよ〜。すっごくストレッチが効いてるデニムだから細身のデニムだけどパジャマみたいに動きやすくて履いててつかれないデニム! 裾は長めの丈にしててくしゅっとなるかんじなんだ。この前工場に見学に行って作っていたのがこのパンツだよ〜」とつづり、自身がプロデュースするブランド「selva secreta」の新作商品を紹介した。

 スリムなスキニーデニムを履きこなす川崎の姿にファンからは「美脚~! 履いたら希ちゃんみたいになれるのかな? ほしい。」「いいですね。動きやすいのは、ありがたい」と絶賛の声が寄せられた。

 一方で、ネット上のアンチ掲示板からは「デニムの宣伝するのに足の短い人がモデルって、ネガティブキャンペーンにしかならない」「ダサい人ターゲットにしてるブランド? モデルくらい雇ったら?」「履いただけでそんなに足が細くて長くなるなら喜んで買う! 加工なしだよね?」との厳しい声も。

 ヒモ夫、不妊治療、ママタレントと多くの話題を世間に提供している川崎夫婦。デザイナーとしても成功を収めている様子なだけに、アンチの声も大きくなるようだ。

Hey!Say!JUMP・伊野尾慧、建ぺい率・借景・ブレース……堂に入った建築リポート披露

 午前4時55分から放送されている情報番組『めざましテレビ』(フジテレビ系)に、木曜レギュラーで出演しているHey!Say!JUMP・伊野尾慧。日常のちょっとした出来事や最新ニュースをとことん調査する「イノ調」は、さまざまな伊野尾の姿を楽しめるとファンから人気のコーナーだ。6月28日放送回のテーマは人気企画の第三弾「人気1級建築士の自宅訪問」。今回も建築に対する伊野尾の博識ぶりがうかがえた。

 グッドデザイン賞を受賞している一級建築士・川久保智康さんの自宅を訪れた伊野尾。川久保さんから“土地面積わずか9坪”と聞き、「こちらの土地かなり狭いじゃないですか?建ぺい率ってどのくらいになっているんですか?」と、驚きながらも“建ぺい率”という建築用語を使って質問した。

 家の中では、「外の柳の木がよく見えるように、窓にサッシを使わずに……」と説明されると「出た!借景」と素早く反応し、「一級建築士さんのお家、借景しがち」とリポート。“借景”とは周囲の景色を取り入れる造園技法のことであるが、これまで多くの建築物をレポートしてきた伊野尾だからこそ、一級建築士の住居傾向がわかるのだろう。

 次に、階段部分の壁に取り付けられていた白い棒のようなものを目にすると、「これ構造体ってことですよね? ブレースが見えてるんですね!」と再び建築用語を交えて質問。耐震・台風強度を確保するため、斜めに取り付ける補強材“ブレース”の存在も見逃さないのは、まさしく明治大学建築学科卒業生ならではの発言。

 伊野尾の博識ぶりに、「イノ調の建築レポは安定感抜群で、伊野尾くんの専門的なコメントがとても素敵。気持ち良く情報が入ってきます。」「建ぺい率、借景、ブレースという建築用語がスラスラ出てくる伊野尾くんかっこいいなあ。学んだことを仕事で生かしてる」と絶賛する声も上がっていた。

 その後、川久保さんが建築したという住宅を訪れた伊野尾は、豪華な内装に驚愕。特注の“らせん階段”に上ると、優しげなスマイルを浮かべ手を差し伸べながら降りてみせた。伊野尾の王子様さながらのショットに、ファンは「麗しすぎて、あんなに素敵におりてくる人います?」「らせん階段が似合うし、何をしても絵になる人だなと感じる!」と大興奮。

 「イノ調」終了後、伊野尾は「めざましじゃんけん」コーナーにも登場。元サッカー日本代表の永島昭浩解説者が、同コーナーで本田圭佑選手の「敬礼ポーズ」をマネしていたことを受けて、「永島さんには負けられないな~」と対抗意識を覗かせたが、結局「今日はポーランド戦。落ち着いて、落ち着いて、ゴールを決めたら……」と「敬礼ポーズ」。共演者から「丸パクリじゃないですか!」とツッコまれると、「オ、オリジナルです」と笑う伊野尾だった。

 建築アイドルとして博識ぶりを披露しながらも、お茶目な面も忘れない。そんなギャップが光った放送だった。
(麻川真紀)

Hey!Say!JUMP・伊野尾慧、建ぺい率・借景・ブレース……堂に入った建築リポート披露

 午前4時55分から放送されている情報番組『めざましテレビ』(フジテレビ系)に、木曜レギュラーで出演しているHey!Say!JUMP・伊野尾慧。日常のちょっとした出来事や最新ニュースをとことん調査する「イノ調」は、さまざまな伊野尾の姿を楽しめるとファンから人気のコーナーだ。6月28日放送回のテーマは人気企画の第三弾「人気1級建築士の自宅訪問」。今回も建築に対する伊野尾の博識ぶりがうかがえた。

 グッドデザイン賞を受賞している一級建築士・川久保智康さんの自宅を訪れた伊野尾。川久保さんから“土地面積わずか9坪”と聞き、「こちらの土地かなり狭いじゃないですか?建ぺい率ってどのくらいになっているんですか?」と、驚きながらも“建ぺい率”という建築用語を使って質問した。

 家の中では、「外の柳の木がよく見えるように、窓にサッシを使わずに……」と説明されると「出た!借景」と素早く反応し、「一級建築士さんのお家、借景しがち」とリポート。“借景”とは周囲の景色を取り入れる造園技法のことであるが、これまで多くの建築物をレポートしてきた伊野尾だからこそ、一級建築士の住居傾向がわかるのだろう。

 次に、階段部分の壁に取り付けられていた白い棒のようなものを目にすると、「これ構造体ってことですよね? ブレースが見えてるんですね!」と再び建築用語を交えて質問。耐震・台風強度を確保するため、斜めに取り付ける補強材“ブレース”の存在も見逃さないのは、まさしく明治大学建築学科卒業生ならではの発言。

 伊野尾の博識ぶりに、「イノ調の建築レポは安定感抜群で、伊野尾くんの専門的なコメントがとても素敵。気持ち良く情報が入ってきます。」「建ぺい率、借景、ブレースという建築用語がスラスラ出てくる伊野尾くんかっこいいなあ。学んだことを仕事で生かしてる」と絶賛する声も上がっていた。

 その後、川久保さんが建築したという住宅を訪れた伊野尾は、豪華な内装に驚愕。特注の“らせん階段”に上ると、優しげなスマイルを浮かべ手を差し伸べながら降りてみせた。伊野尾の王子様さながらのショットに、ファンは「麗しすぎて、あんなに素敵におりてくる人います?」「らせん階段が似合うし、何をしても絵になる人だなと感じる!」と大興奮。

 「イノ調」終了後、伊野尾は「めざましじゃんけん」コーナーにも登場。元サッカー日本代表の永島昭浩解説者が、同コーナーで本田圭佑選手の「敬礼ポーズ」をマネしていたことを受けて、「永島さんには負けられないな~」と対抗意識を覗かせたが、結局「今日はポーランド戦。落ち着いて、落ち着いて、ゴールを決めたら……」と「敬礼ポーズ」。共演者から「丸パクリじゃないですか!」とツッコまれると、「オ、オリジナルです」と笑う伊野尾だった。

 建築アイドルとして博識ぶりを披露しながらも、お茶目な面も忘れない。そんなギャップが光った放送だった。
(麻川真紀)

娘はパパに会いたがっているが、元夫は「娘に会いたい」と言ってこない

わが子に会えない』(PHP研究所)で、離婚や別居により子どもと離れ、会えなくなってしまった男性の声を集めた西牟田靖が、その女性側の声――夫と別居して子どもと暮らす女性の声を聞くシリーズ。彼女たちは、なぜ別れを選んだのか? どんな暮らしを送り、どうやって子どもを育てているのか? 別れた夫に、子どもを会わせているのか? それとも会わせていないのか――?

第17回 寺田倫子さん(仮名・29歳)の話(後編)

 知人の紹介で出会った、くまのプーさんみたいな5歳年上の男性に一目惚れ。笑いのツボが合うところも好きになった理由だった。2人の子を連れて出て行った前妻と彼の離婚が成立した後、同棲を始めた途端にモラハラ男だったことが発覚。しかし、妊娠がわかり、結婚、出産した。その後も変わらない態度に我慢できなくなり、役所に相談してDVシェルターに身を寄せた。

(前編はこちら:くまのプーさんみたいな彼に一目惚れ! 実は“モラハラ男”で出産後、シェルターへ避難)

■DVシェルターから母子生活支援施設へ

――DVシェルターへは、どうやって行ったんですか?

 すべての窓が覆われた車で連れて行かれました。携帯は預けさせられるので、場所の確認もできません。だから、どこに連れて行かれたのかわからないんです。それこそ関西にあることしかわからない。ひどい暴力夫から命からがら逃げてきたママさんなんかは、どこにいるのか絶対バレちゃマズいじゃないですか。もしかすると探偵に頼んで場所を特定して、追いかけてくるかもしれないですから。だから秘匿は仕方ないです。

――シェルターは、どんなところでしたか?

 テレビのある個室をあてがわれます。3食バッチリ付いていて、おむつとかも全部常備されていて、お金は一切かからない。入所していたのは、せいぜい3組ほど。入れ替わりは激しかったです。連絡先の交換は禁止。あちこちにアザがあるのを隠してるお母さんが、けっこういました。それでも子どもたちは割と健全でしたし、お母さんも一見普通の人たちでした。

――以前この連載でお聞きした中に、シェルター生活の不自由さについて不満を話していた人がいました。

 私もすごく嫌でした。1カ月間、本当に牢屋かなって思いました。携帯は没収されましたし、外出は禁止。だから本当に何もできない。娘は食事が合わなくて、ずっと下痢をしていたんですよ。なのに「栄養士が考えている食事なんやから、そんなはずあらへんよ」「これはごっつい体にええから」と言われて看護師さんが見張っている目の前で飲べたり食んだりさせられました。買い物をお願いしても全部却下でしたし。電話するにしても、施設内の公衆電話。スタッフが見ている中での電話です。外出禁止ですから、仕事をしていても辞めなきゃならないし、子どもたちも保育園や学校に行かせられない。そんな環境。うちの子はまだ3歳だったので問題なかったんですが、小学生は勉強室で自習してましたね。

――そうですか。やっぱり逃げるために、いろんなことが制限されるんですね。

 本当なら2週間がリミットなんですけど、結局1カ月いました。その間に次の行き場所を決めるんですが、私が母子生活支援施設(母子施設)に行くと言わなかったので、出してもらえなかったんです。私の場合、彼は追ってこないから大丈夫だったのに。

――母子施設は、DVシェルターと比べると何が違いますか?

 住むところがタダで、スタッフが支えてくれるという点で共通していますが、母子施設は母子の自立を促すための施設です。1階に受付を兼ねた事務所があり、そこにスタッフがいて、入所者の将来をサポートしてくれます。心理士とか診療士、保育士などもいました。働きに出る間、子どもを預かってもらいました。仕事ですか? 今は週5回、家事代行業スタッフとして9時~5時で働いています。

 DVシェルターと違うところは、自由だということですね。携帯を持っていてもいいし、ネットもできるし、午後10時までなら外出ができる。食事は出ないから、自炊しなきゃいけないし、働かなきゃいけない。母子の自立を支援する施設なので、貯金をしないといけないとか、仕事のシフトを全部申請しないといけないとかということもあります。あと嫌なのは、人は呼べませんし、外泊は禁止。恋愛禁止。男性と会っていたとか、そういった理由で何人か退所させられてます。若い子とかが。

――母子施設の住み心地はどうですか?

 今で1年。あと1年で退所します。相変わらず自由は制限されていますが、夫と暮らしていたときよりは断然幸せかな。彼と暮らしていたときは、家に帰ると常に嫌な上司がいるような感じでしたから。

――すでに離婚は成立したのでしょうか?

 去年の春、調停を起こしました。離婚と親権、養育費です。調停をするにあたって、「弁護士なんていらない」って思ってたんですが、支援措置の件でお世話になった役所に強く勧められて、紹介された弁護士に、結局お願いすることになりました。調停も最初のうちは気を使って、弁護士の主張に合わせていたんです。慰謝料ウン百万円を請求したりとか、面会交流を極力しないよう調節したりとか。だけど途中からは、私のやりたいようにやりました。

――どういうことでしょうか?

 「慰謝料はいらない」って言いましたし、面会については、調停委員に「時間制限なくやってくれて構いません」って言いました。だって、弁護士のやってることって一般論すぎるんですよ。私や彼に当てはまらないってことが多々ありました。これじゃ、解決しないですよ。弁護士さんとは相談してるふりはしてたけど、調停の本番では全然違うことを言ったんです。弁護士泣かせの依頼者ですよね。

――それで、どのように決着したんですか?

 私には彼の行動がわかってたので、予測して動いて、最後は和解です。親権は私、養育費は毎月ウン万円。慰謝料はなし。面会は無制限。

――では、彼と娘さんは、しょっちゅう会ってたりするんですか?

 いや、まったく会ってません。彼が「会いたい」と言ってこないんです。そのことは、彼の前回の離婚後の行動で、だいたい想像はついてましたけどね。

――彼は、前妻の子たちとも会ってなかったんですか?

 私と結婚しているとき、前妻と電話で、子どもたちに会うか会わないかの話をしていたことがありました。それで1回ぐらいは長女と会ったのかな。だけど、それ1回きりだったみたい。こちらに娘が生まれてからは、向こうには養育費を払うだけで一度も会いに行ってませんから。

■自分の実父との再会

――ところで話は戻りますが、その後、寺田さんご自身のお父様とは会えたんですか? ご自身が1人で育ててみて、父親がいないことでの大変さとか、いろいろ考えることがあったりするのかなって推察するんですが。会うことで、ご自身が別れた夫と会わせるべきか考える参考にしようとか、思ったりしなかったんですか?

 いえ、会うのは会ってますけど、それは子どもを産む前のことです。5年前に、突然「会ってみようかな」って思い立って、20年ぶりに会いました。それまで会いたいと思う気持ちはみじんもなかったし、生きてるか死んでるかということすら、関心もなかったのに。なんででしょうね。

――自分自身は何者なのか、というアイデンティティを追求しようとしたのでしょうか?

 単純に好奇心です。どこにいるのかわからないけど、本気を出せば会えるんじゃないかなと思って、父方の祖母に電話をしたんです。そうしたら実は居場所を知ってて、泣きながら「会ってくれるんか。許してるんか」って。「いや、私は恨みとかあらへんから」って返事をしました。そのことを母に言ったら「私は全然反対もしない。(父親に)会ったら、『ひどいことをされたけど、恨んでへんから』って伝えておいて」って言われました。

――会ったときに、何を思いましたか?

 父はジャージ姿。太って年取ったなぁって思いました。私に会うということを聞かされていなかったみたいで、自然体な感じで、「おうおう、びっくりするがな。なんやおまえ、お母さんやなくて俺のほうに顔が似てるやん」って。逆に私のほうが感極まっちゃって泣いちゃった。本当にいたんだ。会おうと思えば、人って会えるんだなっていう、そっちの感動ですごく泣きました。とにかく父は穏やかでニコニコしてました。だから人に信用されるし、誰にでも好かれる。ギャンブルさえなければね。そんな人だから、母もなかなか別れなかったんでしょう。父とは今もLINEで連絡取り合ってますよ。

――話を、ご自身の結婚に戻します。子どもを、元夫と会わせてもいいと思ってるんですか?

 もちろん。彼が「会いたい」って言ってくれれば、全然会わせます。娘は父親のことはすごく好きですし。彼が抱っこしてる写真とか動画を見せると、娘はすごく喜びます。「パパ、大好き。パパに会いたいなー」みたいなことを気軽に言うんです。

――元夫のほうから、「子どもに会わせてほしい」と連絡してきたことはありますか?

 1回だけありました。だけどそのとき、今のところで週5で働いてたし、土日に会わせて娘に熱を出させたくないと思って、「年末まで待ってください」って返事をしました。するとそれ以来、「会いたい」という連絡はないです。養育費は、ちゃんと毎月振り込んでくれてますけどね。

――今までの話を聞いていると、今後、面会実現の望みは薄そうな気がします。

 娘に会ってほしいので私、「パパに会いたいな」って娘が言ってる映像を彼にメールで送ったりしています。父親だという自覚はしてほしいですから。でも難しいでしょうね。もし今後、彼の気が変わって、「会いたい」と言ってきたら、もちろん会わせます。彼が私よりも素晴らしい子育てができるんだったら、別に親権もいらないし、それで暮らしていけるんだったら、全然そっちでもいいですよ。私だって自由な時間が欲しいですし。

――やり方次第で面会も可能なんですね。

 別居している父親の方々が「子どもに会えない」と嘆いているようですけど、やり方次第。もうちょっと相手に配慮すれば会えますよ。相手の都合とか、会えない理由とかを自覚してないだけ。それこそ「手が足らないときは預かる」とか言えばいいんですよ。

 支援措置を受けて、DVシェルターへと移り住むことと、夫と子どもを会わせないこととは関連していないのだ。いったんDVシェルターへ避難したとしても、子どもを会わせたいと思う親も中にはいる。周囲の援助者は、別れたから会わせたくないだろうと忖度せずに、もっとひとりひとりの気持ちをくみ取るべきではないだろうか。元夫は元夫で責任を放棄せず、娘に会うべきだ。倫子さんの元夫が娘と会ってくれることを、私は切に祈っている。

西牟田 靖(にしむた やすし)
1970年大阪生まれ。神戸学院大学卒。旅行や近代史、蔵書に事件と守備範囲の広いフリーライター。近年は家族問題をテーマに活動中。著書に『僕の見た「大日本帝国」』『誰も国境を知らない』『〈日本國〉から来た日本人』『本で床は抜けるのか』など。最新巻は18人の父親に話を聞いた『わが子に会えない 離婚後に漂流する父親たち』(PHP研究所)。数年前に離婚を経験、わが子と離れて暮らす当事者でもある。

娘はパパに会いたがっているが、元夫は「娘に会いたい」と言ってこない

わが子に会えない』(PHP研究所)で、離婚や別居により子どもと離れ、会えなくなってしまった男性の声を集めた西牟田靖が、その女性側の声――夫と別居して子どもと暮らす女性の声を聞くシリーズ。彼女たちは、なぜ別れを選んだのか? どんな暮らしを送り、どうやって子どもを育てているのか? 別れた夫に、子どもを会わせているのか? それとも会わせていないのか――?

第17回 寺田倫子さん(仮名・29歳)の話(後編)

 知人の紹介で出会った、くまのプーさんみたいな5歳年上の男性に一目惚れ。笑いのツボが合うところも好きになった理由だった。2人の子を連れて出て行った前妻と彼の離婚が成立した後、同棲を始めた途端にモラハラ男だったことが発覚。しかし、妊娠がわかり、結婚、出産した。その後も変わらない態度に我慢できなくなり、役所に相談してDVシェルターに身を寄せた。

(前編はこちら:くまのプーさんみたいな彼に一目惚れ! 実は“モラハラ男”で出産後、シェルターへ避難)

■DVシェルターから母子生活支援施設へ

――DVシェルターへは、どうやって行ったんですか?

 すべての窓が覆われた車で連れて行かれました。携帯は預けさせられるので、場所の確認もできません。だから、どこに連れて行かれたのかわからないんです。それこそ関西にあることしかわからない。ひどい暴力夫から命からがら逃げてきたママさんなんかは、どこにいるのか絶対バレちゃマズいじゃないですか。もしかすると探偵に頼んで場所を特定して、追いかけてくるかもしれないですから。だから秘匿は仕方ないです。

――シェルターは、どんなところでしたか?

 テレビのある個室をあてがわれます。3食バッチリ付いていて、おむつとかも全部常備されていて、お金は一切かからない。入所していたのは、せいぜい3組ほど。入れ替わりは激しかったです。連絡先の交換は禁止。あちこちにアザがあるのを隠してるお母さんが、けっこういました。それでも子どもたちは割と健全でしたし、お母さんも一見普通の人たちでした。

――以前この連載でお聞きした中に、シェルター生活の不自由さについて不満を話していた人がいました。

 私もすごく嫌でした。1カ月間、本当に牢屋かなって思いました。携帯は没収されましたし、外出は禁止。だから本当に何もできない。娘は食事が合わなくて、ずっと下痢をしていたんですよ。なのに「栄養士が考えている食事なんやから、そんなはずあらへんよ」「これはごっつい体にええから」と言われて看護師さんが見張っている目の前で飲べたり食んだりさせられました。買い物をお願いしても全部却下でしたし。電話するにしても、施設内の公衆電話。スタッフが見ている中での電話です。外出禁止ですから、仕事をしていても辞めなきゃならないし、子どもたちも保育園や学校に行かせられない。そんな環境。うちの子はまだ3歳だったので問題なかったんですが、小学生は勉強室で自習してましたね。

――そうですか。やっぱり逃げるために、いろんなことが制限されるんですね。

 本当なら2週間がリミットなんですけど、結局1カ月いました。その間に次の行き場所を決めるんですが、私が母子生活支援施設(母子施設)に行くと言わなかったので、出してもらえなかったんです。私の場合、彼は追ってこないから大丈夫だったのに。

――母子施設は、DVシェルターと比べると何が違いますか?

 住むところがタダで、スタッフが支えてくれるという点で共通していますが、母子施設は母子の自立を促すための施設です。1階に受付を兼ねた事務所があり、そこにスタッフがいて、入所者の将来をサポートしてくれます。心理士とか診療士、保育士などもいました。働きに出る間、子どもを預かってもらいました。仕事ですか? 今は週5回、家事代行業スタッフとして9時~5時で働いています。

 DVシェルターと違うところは、自由だということですね。携帯を持っていてもいいし、ネットもできるし、午後10時までなら外出ができる。食事は出ないから、自炊しなきゃいけないし、働かなきゃいけない。母子の自立を支援する施設なので、貯金をしないといけないとか、仕事のシフトを全部申請しないといけないとかということもあります。あと嫌なのは、人は呼べませんし、外泊は禁止。恋愛禁止。男性と会っていたとか、そういった理由で何人か退所させられてます。若い子とかが。

――母子施設の住み心地はどうですか?

 今で1年。あと1年で退所します。相変わらず自由は制限されていますが、夫と暮らしていたときよりは断然幸せかな。彼と暮らしていたときは、家に帰ると常に嫌な上司がいるような感じでしたから。

――すでに離婚は成立したのでしょうか?

 去年の春、調停を起こしました。離婚と親権、養育費です。調停をするにあたって、「弁護士なんていらない」って思ってたんですが、支援措置の件でお世話になった役所に強く勧められて、紹介された弁護士に、結局お願いすることになりました。調停も最初のうちは気を使って、弁護士の主張に合わせていたんです。慰謝料ウン百万円を請求したりとか、面会交流を極力しないよう調節したりとか。だけど途中からは、私のやりたいようにやりました。

――どういうことでしょうか?

 「慰謝料はいらない」って言いましたし、面会については、調停委員に「時間制限なくやってくれて構いません」って言いました。だって、弁護士のやってることって一般論すぎるんですよ。私や彼に当てはまらないってことが多々ありました。これじゃ、解決しないですよ。弁護士さんとは相談してるふりはしてたけど、調停の本番では全然違うことを言ったんです。弁護士泣かせの依頼者ですよね。

――それで、どのように決着したんですか?

 私には彼の行動がわかってたので、予測して動いて、最後は和解です。親権は私、養育費は毎月ウン万円。慰謝料はなし。面会は無制限。

――では、彼と娘さんは、しょっちゅう会ってたりするんですか?

 いや、まったく会ってません。彼が「会いたい」と言ってこないんです。そのことは、彼の前回の離婚後の行動で、だいたい想像はついてましたけどね。

――彼は、前妻の子たちとも会ってなかったんですか?

 私と結婚しているとき、前妻と電話で、子どもたちに会うか会わないかの話をしていたことがありました。それで1回ぐらいは長女と会ったのかな。だけど、それ1回きりだったみたい。こちらに娘が生まれてからは、向こうには養育費を払うだけで一度も会いに行ってませんから。

■自分の実父との再会

――ところで話は戻りますが、その後、寺田さんご自身のお父様とは会えたんですか? ご自身が1人で育ててみて、父親がいないことでの大変さとか、いろいろ考えることがあったりするのかなって推察するんですが。会うことで、ご自身が別れた夫と会わせるべきか考える参考にしようとか、思ったりしなかったんですか?

 いえ、会うのは会ってますけど、それは子どもを産む前のことです。5年前に、突然「会ってみようかな」って思い立って、20年ぶりに会いました。それまで会いたいと思う気持ちはみじんもなかったし、生きてるか死んでるかということすら、関心もなかったのに。なんででしょうね。

――自分自身は何者なのか、というアイデンティティを追求しようとしたのでしょうか?

 単純に好奇心です。どこにいるのかわからないけど、本気を出せば会えるんじゃないかなと思って、父方の祖母に電話をしたんです。そうしたら実は居場所を知ってて、泣きながら「会ってくれるんか。許してるんか」って。「いや、私は恨みとかあらへんから」って返事をしました。そのことを母に言ったら「私は全然反対もしない。(父親に)会ったら、『ひどいことをされたけど、恨んでへんから』って伝えておいて」って言われました。

――会ったときに、何を思いましたか?

 父はジャージ姿。太って年取ったなぁって思いました。私に会うということを聞かされていなかったみたいで、自然体な感じで、「おうおう、びっくりするがな。なんやおまえ、お母さんやなくて俺のほうに顔が似てるやん」って。逆に私のほうが感極まっちゃって泣いちゃった。本当にいたんだ。会おうと思えば、人って会えるんだなっていう、そっちの感動ですごく泣きました。とにかく父は穏やかでニコニコしてました。だから人に信用されるし、誰にでも好かれる。ギャンブルさえなければね。そんな人だから、母もなかなか別れなかったんでしょう。父とは今もLINEで連絡取り合ってますよ。

――話を、ご自身の結婚に戻します。子どもを、元夫と会わせてもいいと思ってるんですか?

 もちろん。彼が「会いたい」って言ってくれれば、全然会わせます。娘は父親のことはすごく好きですし。彼が抱っこしてる写真とか動画を見せると、娘はすごく喜びます。「パパ、大好き。パパに会いたいなー」みたいなことを気軽に言うんです。

――元夫のほうから、「子どもに会わせてほしい」と連絡してきたことはありますか?

 1回だけありました。だけどそのとき、今のところで週5で働いてたし、土日に会わせて娘に熱を出させたくないと思って、「年末まで待ってください」って返事をしました。するとそれ以来、「会いたい」という連絡はないです。養育費は、ちゃんと毎月振り込んでくれてますけどね。

――今までの話を聞いていると、今後、面会実現の望みは薄そうな気がします。

 娘に会ってほしいので私、「パパに会いたいな」って娘が言ってる映像を彼にメールで送ったりしています。父親だという自覚はしてほしいですから。でも難しいでしょうね。もし今後、彼の気が変わって、「会いたい」と言ってきたら、もちろん会わせます。彼が私よりも素晴らしい子育てができるんだったら、別に親権もいらないし、それで暮らしていけるんだったら、全然そっちでもいいですよ。私だって自由な時間が欲しいですし。

――やり方次第で面会も可能なんですね。

 別居している父親の方々が「子どもに会えない」と嘆いているようですけど、やり方次第。もうちょっと相手に配慮すれば会えますよ。相手の都合とか、会えない理由とかを自覚してないだけ。それこそ「手が足らないときは預かる」とか言えばいいんですよ。

 支援措置を受けて、DVシェルターへと移り住むことと、夫と子どもを会わせないこととは関連していないのだ。いったんDVシェルターへ避難したとしても、子どもを会わせたいと思う親も中にはいる。周囲の援助者は、別れたから会わせたくないだろうと忖度せずに、もっとひとりひとりの気持ちをくみ取るべきではないだろうか。元夫は元夫で責任を放棄せず、娘に会うべきだ。倫子さんの元夫が娘と会ってくれることを、私は切に祈っている。

西牟田 靖(にしむた やすし)
1970年大阪生まれ。神戸学院大学卒。旅行や近代史、蔵書に事件と守備範囲の広いフリーライター。近年は家族問題をテーマに活動中。著書に『僕の見た「大日本帝国」』『誰も国境を知らない』『〈日本國〉から来た日本人』『本で床は抜けるのか』など。最新巻は18人の父親に話を聞いた『わが子に会えない 離婚後に漂流する父親たち』(PHP研究所)。数年前に離婚を経験、わが子と離れて暮らす当事者でもある。