アメフトを見れば、その国の内情がよく分かる!? 国民性を丸裸にする観察映画『ザ・ビッグハウス』

 今、日本で最も注目を集めている競技といえば、アメリカンフットボールで間違いないだろう。日大アメフト部員による悪質タックル事件をめぐる謝罪会見は、既得権にしがみつく指導者たちの保身ぶりと指示に従った部員の純粋さとが、あまりにも対照的だった。旧態依然とした、日本社会の閉鎖性を象徴した事件として語り継がれるに違いない。ドキュメンタリー映画『ザ・ビッグハウス』も、アメフトの本場である米国で盛んなカレッジ・フットボールを題材にしたものだ。アメフトの試合が行なわれるスタジアムを舞台に、世界一の大国であり続ける米国の内情、米国人の国民性を面白いほど浮かび上がらせた内容となっている。

 17人の監督たちがそれぞれカメラを手に、ミシガン大学の名門アメフトチーム“ウルヴァリンズ”のホームグランドであるミシガン・スタジアム、通称“ザ・ビッグハウス”を様々な視点から追っていく本作。10万人を収容する巨大スタジアムを被写体にしたこのドキュメンタリーの中心となったのが、NY在住の想田和弘監督だ。川崎市議員選の舞台裏を映し出した『選挙』(07)、岡山にある小さな精神科診療所の内部を密着取材した『精神』(08)など、ナレーションや効果音をいっさい排したドキュメンタリー手法「観察映画」で国際的に知られている。これまでの観察映画は想田監督がひとりでカメラを回してきたが、観察映画第8弾となる今回は、17台のカメラで10万人以上の観客で溢れ返るスタジアムのダイナミックさを伝えるスケールの大きな作品となっている。従来の観察映画のスタイルを変えた理由を、来日した想田監督はこう語った。

想田「ミシガン大学のマーク・ノーネス教授から、1年間ミシガン大学でドキュメンタリーを教えないかと誘われたんです。それで1年間ミシガン大学にいるのなら、学生たちと一緒にミシガン・スタジアムについてのドキュメンタリーを観察映画の手法で撮ろうと。ミシガン大学のあるアナーバー市の人口はおよそ10万人ですが、ウルヴァリンズの試合がある日は市の人口を上回る11万人もの人たちがスタジアムに集まると知り、いったいどんな状況なんだろうと好奇心に駆られました。学生13人を含む17人でカメラを回し、製作費はミシガン大学が負担と、これまでの僕がやってきた観察映画とは異なる部分もあります。でも観察映画でいちばん大切なことは、事前にストーリーを決めず、監督自身がまず目の前で起きている現象をじっくり見て、そして耳を傾けようということ。その核の部分を守ることが今回の大前提でしたし、編集に大学側が口を出さないことが約束されていたので、みんなと一緒に観察映画をつくることにしました」

 17台のカメラは、それぞれの監督たちの好奇心に応じて、スタジアムの隅々にまで入っていく。ただし、フィールド上で熱戦が繰り広げられているアメフト競技そのものは追わない。スポーツ中継ではなく、あくまでも“ザ・ビッグハウス”についてのドキュメンタリー映画なのだ。肝心の試合内容を映さないにもかかわらず、スタジアム全体が強烈な熱気に覆われている様子を臨場感たっぷりに伝えている。

 パラシュートで降下する海軍特殊部隊の隊員に装着された小型カメラがビッグハウス全体を俯瞰して捉えた迫力あるオープニング映像に続き、国旗掲揚および国家斉唱が始まる。試合開始前から、ビッグハウスは沸騰寸前だ。普段はバラバラで、個人主義のイメージがある米国民だが、10万人を超える人々が国旗や国歌で瞬く間にひとつにまとまっていくシーンには驚きを覚える。

想田「米国は民族も人種もバラバラなので、ひとつにまとまる共通項がない国。逆にいえば、“自分たちは米国人なんだ”という意識だけが共通するもので、それを象徴するのが国旗や国歌であり、ナショナリズムになるわけです。普段はバラバラでも、実は国旗や国歌でパッとまとまる。米国は独立戦争によって誕生した、という歴史的背景もそこにはあると思います。戦争に勝つことによって、国が生まれ、民主主義も手に入れた。戦争や戦うことは、米国人にとっての成功体験であり、国の存立基盤なんです。日本人の意識との大きな違いでしょう。アメフトは戦争を成功体験とする米国人にとって、一種の儀式的な競技とも言えると思います」

 華やかなチアガールや吹奏楽団による応援、熱狂する観客席の様子を映し出す一方、カメラはバックステージへと入っていく。厨房では膨大な量のクラブサンドなどのスナック類が準備されていく。また、スタジアムの外ではストリートミュージシャンやダフ屋がスタジアムへと向かう家族連れに声を掛けている。フィールド上で肉体をぶつけ合っているプレイヤーたちも含め、体を使って働いているのは黒人が多いことに気づかされる。1万円前後するチケットを購入して客席で応援に励むウルヴァリンズのファンは圧倒的に白人が占め、年間670万円を払うVIPルームで観戦しているのは愛校心溢れる白人実業家たちだ。ナレーションやテロップの付いていない観察映画である本作は、観る人の見方によって様々なものを喚起させる。

想田「ミシガン大学は常に世界大学ランキングの20位前後に位置している名門校ですが、私立のスタンフォード大学やハーバード大学とは違って州立大学です。しかし州からの助成金は、一般財源のわずか16%しか受けていません。6割が助成金で賄われている日本の大学とは大きく違うミシガン大学がどのような財政で成り立っているかというと、毎試合10万人以上を動員するウルヴァリンズの収益に加え、卒業生たちからの寄付金なんです。VIPルームの使用料年間670万円も含め、大学卒業後にビジネスで成功を収めた卒業生たちが税金の控除も兼ねて、母校に多額の寄付金を贈ることで、貧困層の学生たちは授業料を免除されて通うことができている。現役の学生も卒業生たちも、大学職員も含め、みんな愛校心がとても強い。そんなミシガン大学のシンボルとしてウルヴァリンズがあるんです。ウルヴァリンズが強いシーズンは寄付金も多いそうです。学生スポーツに頼った大学の経営が健全と言えるかどうかは疑問の余地がありますが、助成金を減らされないよう文部科学省の顔色を気にするだけの日本の大学は、参考にすべき点がいろいろとあるんじゃないでしょうか」

 米国ならではのナショナリズム、マッチョ信仰、社会格差、経済事情など、様々な要素が見えてくる本作。17人の監督たちが撮った多彩な映像は、ディスカッションを重ねた上で、想田監督が中心となって編集し、上映時間119分の映画へとまとめられた。また、撮影が行なわれた2016年秋は大統領選挙の真っただ中でもあり、トランプ大統領にちなんだ幻のエンディングが用意されていたことを想田監督は打ち明けてくれた。

想田「トランプが大統領に当選した直後の試合でしたが、スタジアムの前で反トランプのデモ行進が行なわれていたんです。デモといっても6~7人の女性を中心にしたとても小規模なもので、観戦に向かっていた白人の男性トランプ支持者たちが酔いに任せて、デモ隊に対して卑猥な言葉を浴びせてからかっていました。その様子を僕はたまたま撮っていたので、スタジアムのすぐ外で起きた面白い出来事だと思い、映画のエンディングにしていたんです。実際、かなり強烈なシーンです。ところが、スタジアムをいろんな角度から切り取った『ザ・ビッグハウス』ですが、このシーンを最後にすると全部このシーンに持っていかれてしまうと、17人の監督の間で賛否両論になりました。話し合っても決着がつかず、最後は僕が提案する形で民主主義的に決めようと、多数決をとることにしました。結果、圧倒的に『このエンディングはカット』に票が集まった(苦笑)。ミシガンの人たちにとっては、ビッグハウスはとても神聖な場所なんです。その場所がトランプに汚されるのが我慢ならないという空気も感じました。僕ひとりが監督だったら、このエンディングにしていたと思いますが、民主主義的なやり方で決めたので遺恨はありませんよ(笑)。僕の考えたエンディングは幻となりましたが、決してミシガン大学のプロモーション映像ではない、いろんな発見のある観察映画に仕上がったと思っています。学生たちもドキュメンタリーの理論を学んだだけでなく、実際に映画を責任感持って撮り上げたことで、短期間でものすごい成長を見せてくれました」

 かくして、米国社会の内情を映し出した『ザ・ビッグハウス』は完成した。今年4月より公開中の想田監督の前作『港町』が日本社会の縮図のようなミニマムかつ静謐な世界を描いていただけに、とても対照的な作品となっている。機会があれば、過疎化が進む地方の集落を舞台にした『港町』と『ザ・ビッグハウス』を見比べてほしい。両作を見比べることでの発見もあるだろう。また、世代も国籍も異なる他の映画作家たちとの共同作業を経験したことは、想田監督にとって大きな刺激にもなったようだ。

想田「これまでは一人でカメラを回してきたんですが、ケースによっては大人数でカメラを回すのもいいかなと考えるようになりました。大きなスケールのものには、今後も挑戦してみたいですね。2020年の東京オリンピックも興味あります。もし、東京五輪を撮らせてくれるなら、喜んで撮ります。でも、僕が最終的な編集権を持つという点だけは絶対に譲れませんけどね。それでよければ、ぜひ(笑)」

 想田監督が撮る観察映画はこれからどんな社会を切り取り、新しい発見をもたらせてくれるのか楽しみではないか。
(文=長野辰次)

『ザ・ビッグハウス』
監督・製作・編集/想田和弘
監督・製作/マーク・ノーネス、テリー・サリス
監督/ミシガン大学の映画作家たち
配給/東風 + gneme 6月9日(土)より渋谷シアター・イメージフォーラムほか全国順次公開 
(c)2018 Regents of the university of Michigan
※想田監督の新刊『THE BIG HOUSE アメリカを撮る』(岩波書店)が発売中。
http://thebighouse-movie.com

アメフトを見れば、その国の内情がよく分かる!? 国民性を丸裸にする観察映画『ザ・ビッグハウス』

 今、日本で最も注目を集めている競技といえば、アメリカンフットボールで間違いないだろう。日大アメフト部員による悪質タックル事件をめぐる謝罪会見は、既得権にしがみつく指導者たちの保身ぶりと指示に従った部員の純粋さとが、あまりにも対照的だった。旧態依然とした、日本社会の閉鎖性を象徴した事件として語り継がれるに違いない。ドキュメンタリー映画『ザ・ビッグハウス』も、アメフトの本場である米国で盛んなカレッジ・フットボールを題材にしたものだ。アメフトの試合が行なわれるスタジアムを舞台に、世界一の大国であり続ける米国の内情、米国人の国民性を面白いほど浮かび上がらせた内容となっている。

 17人の監督たちがそれぞれカメラを手に、ミシガン大学の名門アメフトチーム“ウルヴァリンズ”のホームグランドであるミシガン・スタジアム、通称“ザ・ビッグハウス”を様々な視点から追っていく本作。10万人を収容する巨大スタジアムを被写体にしたこのドキュメンタリーの中心となったのが、NY在住の想田和弘監督だ。川崎市議員選の舞台裏を映し出した『選挙』(07)、岡山にある小さな精神科診療所の内部を密着取材した『精神』(08)など、ナレーションや効果音をいっさい排したドキュメンタリー手法「観察映画」で国際的に知られている。これまでの観察映画は想田監督がひとりでカメラを回してきたが、観察映画第8弾となる今回は、17台のカメラで10万人以上の観客で溢れ返るスタジアムのダイナミックさを伝えるスケールの大きな作品となっている。従来の観察映画のスタイルを変えた理由を、来日した想田監督はこう語った。

想田「ミシガン大学のマーク・ノーネス教授から、1年間ミシガン大学でドキュメンタリーを教えないかと誘われたんです。それで1年間ミシガン大学にいるのなら、学生たちと一緒にミシガン・スタジアムについてのドキュメンタリーを観察映画の手法で撮ろうと。ミシガン大学のあるアナーバー市の人口はおよそ10万人ですが、ウルヴァリンズの試合がある日は市の人口を上回る11万人もの人たちがスタジアムに集まると知り、いったいどんな状況なんだろうと好奇心に駆られました。学生13人を含む17人でカメラを回し、製作費はミシガン大学が負担と、これまでの僕がやってきた観察映画とは異なる部分もあります。でも観察映画でいちばん大切なことは、事前にストーリーを決めず、監督自身がまず目の前で起きている現象をじっくり見て、そして耳を傾けようということ。その核の部分を守ることが今回の大前提でしたし、編集に大学側が口を出さないことが約束されていたので、みんなと一緒に観察映画をつくることにしました」

 17台のカメラは、それぞれの監督たちの好奇心に応じて、スタジアムの隅々にまで入っていく。ただし、フィールド上で熱戦が繰り広げられているアメフト競技そのものは追わない。スポーツ中継ではなく、あくまでも“ザ・ビッグハウス”についてのドキュメンタリー映画なのだ。肝心の試合内容を映さないにもかかわらず、スタジアム全体が強烈な熱気に覆われている様子を臨場感たっぷりに伝えている。

 パラシュートで降下する海軍特殊部隊の隊員に装着された小型カメラがビッグハウス全体を俯瞰して捉えた迫力あるオープニング映像に続き、国旗掲揚および国家斉唱が始まる。試合開始前から、ビッグハウスは沸騰寸前だ。普段はバラバラで、個人主義のイメージがある米国民だが、10万人を超える人々が国旗や国歌で瞬く間にひとつにまとまっていくシーンには驚きを覚える。

想田「米国は民族も人種もバラバラなので、ひとつにまとまる共通項がない国。逆にいえば、“自分たちは米国人なんだ”という意識だけが共通するもので、それを象徴するのが国旗や国歌であり、ナショナリズムになるわけです。普段はバラバラでも、実は国旗や国歌でパッとまとまる。米国は独立戦争によって誕生した、という歴史的背景もそこにはあると思います。戦争に勝つことによって、国が生まれ、民主主義も手に入れた。戦争や戦うことは、米国人にとっての成功体験であり、国の存立基盤なんです。日本人の意識との大きな違いでしょう。アメフトは戦争を成功体験とする米国人にとって、一種の儀式的な競技とも言えると思います」

 華やかなチアガールや吹奏楽団による応援、熱狂する観客席の様子を映し出す一方、カメラはバックステージへと入っていく。厨房では膨大な量のクラブサンドなどのスナック類が準備されていく。また、スタジアムの外ではストリートミュージシャンやダフ屋がスタジアムへと向かう家族連れに声を掛けている。フィールド上で肉体をぶつけ合っているプレイヤーたちも含め、体を使って働いているのは黒人が多いことに気づかされる。1万円前後するチケットを購入して客席で応援に励むウルヴァリンズのファンは圧倒的に白人が占め、年間670万円を払うVIPルームで観戦しているのは愛校心溢れる白人実業家たちだ。ナレーションやテロップの付いていない観察映画である本作は、観る人の見方によって様々なものを喚起させる。

想田「ミシガン大学は常に世界大学ランキングの20位前後に位置している名門校ですが、私立のスタンフォード大学やハーバード大学とは違って州立大学です。しかし州からの助成金は、一般財源のわずか16%しか受けていません。6割が助成金で賄われている日本の大学とは大きく違うミシガン大学がどのような財政で成り立っているかというと、毎試合10万人以上を動員するウルヴァリンズの収益に加え、卒業生たちからの寄付金なんです。VIPルームの使用料年間670万円も含め、大学卒業後にビジネスで成功を収めた卒業生たちが税金の控除も兼ねて、母校に多額の寄付金を贈ることで、貧困層の学生たちは授業料を免除されて通うことができている。現役の学生も卒業生たちも、大学職員も含め、みんな愛校心がとても強い。そんなミシガン大学のシンボルとしてウルヴァリンズがあるんです。ウルヴァリンズが強いシーズンは寄付金も多いそうです。学生スポーツに頼った大学の経営が健全と言えるかどうかは疑問の余地がありますが、助成金を減らされないよう文部科学省の顔色を気にするだけの日本の大学は、参考にすべき点がいろいろとあるんじゃないでしょうか」

 米国ならではのナショナリズム、マッチョ信仰、社会格差、経済事情など、様々な要素が見えてくる本作。17人の監督たちが撮った多彩な映像は、ディスカッションを重ねた上で、想田監督が中心となって編集し、上映時間119分の映画へとまとめられた。また、撮影が行なわれた2016年秋は大統領選挙の真っただ中でもあり、トランプ大統領にちなんだ幻のエンディングが用意されていたことを想田監督は打ち明けてくれた。

想田「トランプが大統領に当選した直後の試合でしたが、スタジアムの前で反トランプのデモ行進が行なわれていたんです。デモといっても6~7人の女性を中心にしたとても小規模なもので、観戦に向かっていた白人の男性トランプ支持者たちが酔いに任せて、デモ隊に対して卑猥な言葉を浴びせてからかっていました。その様子を僕はたまたま撮っていたので、スタジアムのすぐ外で起きた面白い出来事だと思い、映画のエンディングにしていたんです。実際、かなり強烈なシーンです。ところが、スタジアムをいろんな角度から切り取った『ザ・ビッグハウス』ですが、このシーンを最後にすると全部このシーンに持っていかれてしまうと、17人の監督の間で賛否両論になりました。話し合っても決着がつかず、最後は僕が提案する形で民主主義的に決めようと、多数決をとることにしました。結果、圧倒的に『このエンディングはカット』に票が集まった(苦笑)。ミシガンの人たちにとっては、ビッグハウスはとても神聖な場所なんです。その場所がトランプに汚されるのが我慢ならないという空気も感じました。僕ひとりが監督だったら、このエンディングにしていたと思いますが、民主主義的なやり方で決めたので遺恨はありませんよ(笑)。僕の考えたエンディングは幻となりましたが、決してミシガン大学のプロモーション映像ではない、いろんな発見のある観察映画に仕上がったと思っています。学生たちもドキュメンタリーの理論を学んだだけでなく、実際に映画を責任感持って撮り上げたことで、短期間でものすごい成長を見せてくれました」

 かくして、米国社会の内情を映し出した『ザ・ビッグハウス』は完成した。今年4月より公開中の想田監督の前作『港町』が日本社会の縮図のようなミニマムかつ静謐な世界を描いていただけに、とても対照的な作品となっている。機会があれば、過疎化が進む地方の集落を舞台にした『港町』と『ザ・ビッグハウス』を見比べてほしい。両作を見比べることでの発見もあるだろう。また、世代も国籍も異なる他の映画作家たちとの共同作業を経験したことは、想田監督にとって大きな刺激にもなったようだ。

想田「これまでは一人でカメラを回してきたんですが、ケースによっては大人数でカメラを回すのもいいかなと考えるようになりました。大きなスケールのものには、今後も挑戦してみたいですね。2020年の東京オリンピックも興味あります。もし、東京五輪を撮らせてくれるなら、喜んで撮ります。でも、僕が最終的な編集権を持つという点だけは絶対に譲れませんけどね。それでよければ、ぜひ(笑)」

 想田監督が撮る観察映画はこれからどんな社会を切り取り、新しい発見をもたらせてくれるのか楽しみではないか。
(文=長野辰次)

『ザ・ビッグハウス』
監督・製作・編集/想田和弘
監督・製作/マーク・ノーネス、テリー・サリス
監督/ミシガン大学の映画作家たち
配給/東風 + gneme 6月9日(土)より渋谷シアター・イメージフォーラムほか全国順次公開 
(c)2018 Regents of the university of Michigan
※想田監督の新刊『THE BIG HOUSE アメリカを撮る』(岩波書店)が発売中。
http://thebighouse-movie.com

NEWS小山“未成年との飲酒”で活動自粛! お相手女性は「手越祐也のセフレ」だった!?

 7日発売の「週刊文春」(文藝春秋)と「女性セブン」(小学館)で、未成年女性との飲酒疑惑が報じられたジャニーズグループ・NEWSの小山慶一郎に、活動自粛処分が下された。同日、ジャニーズ事務所が発表した。

 同誌などによれば、同じNEWSメンバーの加藤シゲアキと小山は、今冬に未成年女性Aさんらと飲み会に参加。カラオケで小山がAさんに対し、飲酒をアオるコールをしていたことが判明した。

 ジャニーズ事務所はマスコミ各社の送付した書面で「週刊誌に報じられている飲食店に当時19歳の女性が同席していた」「タレント及び一部の出席者は、当該女性から会話や携帯電話のメッセージ等において年齢を『20歳』であると告げられており、当日も、参加者の中に未成年者が含まれているとは認識しておりませんでした」と釈明。

 しかし、未成年者が酒席にいたこと、小山が複数の参加者に対して掛け声に合わせて飲み物を飲むよう促す行為を行っていたことは事実と認定。「未成年者が同席していたか否かにかかわらず、こうした行為は特に報道番組に携わる者としては厳かに慎むべきものであり、当事務所と致しましても今回の事態を重く受け止めております」と謝罪し、小山は一定期間の活動自粛、加藤は厳重注意の上、書面による反省を促すとしている。

 小山は日本テレビ系夕方のニュース番組『news every.』に出演中。いくら未成年と知らなかったとはいえ、報道番組の“顔”である以上、おとがめなしはありえない。

「小山は事務所の聞き取り調査にAさんのことは『知らない』とトボけていましたが、彼女はNEWSの熱心な追っかけ。同じNEWSメンバー・手越祐也の元セフレという話もある。未成年であることは把握していた可能性がある」(週刊誌記者)

 処分の背景には、小山を強くたしなめる要素もある。スポーツ紙記者の話。

「小山と遊んでいるのは、六本木では有名なグループ。過去にも女性30人とのハレンチ温泉旅行の様子が収められたという録音データが出回った。報道キャスターとして脇が甘いと言わざるを得ない」

 4月下旬、TOKIOの元メンバー・山口達也が未成年女性へのわいせつ行為で世間を騒がせたこともあり、ジャニーズ事務所は毅然とした態度を見せ付ける必要があった。

「小山には、次に“何か”起こしたら解雇という話を伝えたようだ」(同)

 いずれにしろ、現在のジャニーズ事務所が根幹から揺らいでいることは間違いなさそうだ。

NEWS小山“未成年との飲酒”で活動自粛! お相手女性は「手越祐也のセフレ」だった!?

 7日発売の「週刊文春」(文藝春秋)と「女性セブン」(小学館)で、未成年女性との飲酒疑惑が報じられたジャニーズグループ・NEWSの小山慶一郎に、活動自粛処分が下された。同日、ジャニーズ事務所が発表した。

 同誌などによれば、同じNEWSメンバーの加藤シゲアキと小山は、今冬に未成年女性Aさんらと飲み会に参加。カラオケで小山がAさんに対し、飲酒をアオるコールをしていたことが判明した。

 ジャニーズ事務所はマスコミ各社の送付した書面で「週刊誌に報じられている飲食店に当時19歳の女性が同席していた」「タレント及び一部の出席者は、当該女性から会話や携帯電話のメッセージ等において年齢を『20歳』であると告げられており、当日も、参加者の中に未成年者が含まれているとは認識しておりませんでした」と釈明。

 しかし、未成年者が酒席にいたこと、小山が複数の参加者に対して掛け声に合わせて飲み物を飲むよう促す行為を行っていたことは事実と認定。「未成年者が同席していたか否かにかかわらず、こうした行為は特に報道番組に携わる者としては厳かに慎むべきものであり、当事務所と致しましても今回の事態を重く受け止めております」と謝罪し、小山は一定期間の活動自粛、加藤は厳重注意の上、書面による反省を促すとしている。

 小山は日本テレビ系夕方のニュース番組『news every.』に出演中。いくら未成年と知らなかったとはいえ、報道番組の“顔”である以上、おとがめなしはありえない。

「小山は事務所の聞き取り調査にAさんのことは『知らない』とトボけていましたが、彼女はNEWSの熱心な追っかけ。同じNEWSメンバー・手越祐也の元セフレという話もある。未成年であることは把握していた可能性がある」(週刊誌記者)

 処分の背景には、小山を強くたしなめる要素もある。スポーツ紙記者の話。

「小山と遊んでいるのは、六本木では有名なグループ。過去にも女性30人とのハレンチ温泉旅行の様子が収められたという録音データが出回った。報道キャスターとして脇が甘いと言わざるを得ない」

 4月下旬、TOKIOの元メンバー・山口達也が未成年女性へのわいせつ行為で世間を騒がせたこともあり、ジャニーズ事務所は毅然とした態度を見せ付ける必要があった。

「小山には、次に“何か”起こしたら解雇という話を伝えたようだ」(同)

 いずれにしろ、現在のジャニーズ事務所が根幹から揺らいでいることは間違いなさそうだ。

虎党・陣内智則の“金本批判”に関係者ヤキモキ「タイガース関係の仕事がなくなるかも」

 大の阪神タイガースファンで知られるお笑いタレントの陣内智則が、交流戦で負けが先行している阪神・金本知憲監督を批判。関係者がヤキモキしている。

 陣内は自身のTwitter上で「新しいタイガースに超変革させてくれると信じた監督だからこそ言わせてもらう。。」と断った上で、「ただただ選手を批判する監督にだけはなって欲しくない。。」と批判した。

 コメント欄には他の阪神ファンから「よく言った!」との声や、他球団のファンから「鞍替え」のお誘いまで、さまざまな意見が寄せられている。

 だが、スポーツマネジメント系事務所のスタッフは「これは、思い切ったことをやりましたね」と苦笑する。

 2-3で負けた5日のオリックス戦後、金本監督は報道陣とのやり取りの中で、攻撃中にミスをした植田海、北條史也ら若手野手に向けて「普段何をやっているのかということになりますよ。打力を期待して出場させているわけではない」と厳しい言葉を並べていた。

 現在、阪神は借金2のリーグ2位だが(6月7日時点)、5月29日からの交流戦でセ・リーグのチームが軒並み連敗しており、首位の広島を除いて2位から6位までのゲーム差が一気に縮まり、日替わりで「最下位」に落ちる可能性もある。金本監督が相当焦っているのは目に浮かぶ。

 だが、この関係者は「陣内さんはこれまで、タイガースと頻繁に仕事をしたり、金本監督や選手のインタビュー、個人的交流まであり、どちらかといえば“身内”の部類です。芸能と違い、スポーツは白黒はっきり出る現場の分、このタイミングでツイートしたことが神経質になっている首脳陣、選手を刺激しかねない。下手したら今後、タイガース関係の仕事が一気になくなるかもしれない。このことも覚悟して言ってるんですかね」

 ツイートの最後は『ここからの「執念」信じてます!』と締めくくった陣内。「余計な一言」が新たな波紋を生まなければいいのだが。

虎党・陣内智則の“金本批判”に関係者ヤキモキ「タイガース関係の仕事がなくなるかも」

 大の阪神タイガースファンで知られるお笑いタレントの陣内智則が、交流戦で負けが先行している阪神・金本知憲監督を批判。関係者がヤキモキしている。

 陣内は自身のTwitter上で「新しいタイガースに超変革させてくれると信じた監督だからこそ言わせてもらう。。」と断った上で、「ただただ選手を批判する監督にだけはなって欲しくない。。」と批判した。

 コメント欄には他の阪神ファンから「よく言った!」との声や、他球団のファンから「鞍替え」のお誘いまで、さまざまな意見が寄せられている。

 だが、スポーツマネジメント系事務所のスタッフは「これは、思い切ったことをやりましたね」と苦笑する。

 2-3で負けた5日のオリックス戦後、金本監督は報道陣とのやり取りの中で、攻撃中にミスをした植田海、北條史也ら若手野手に向けて「普段何をやっているのかということになりますよ。打力を期待して出場させているわけではない」と厳しい言葉を並べていた。

 現在、阪神は借金2のリーグ2位だが(6月7日時点)、5月29日からの交流戦でセ・リーグのチームが軒並み連敗しており、首位の広島を除いて2位から6位までのゲーム差が一気に縮まり、日替わりで「最下位」に落ちる可能性もある。金本監督が相当焦っているのは目に浮かぶ。

 だが、この関係者は「陣内さんはこれまで、タイガースと頻繁に仕事をしたり、金本監督や選手のインタビュー、個人的交流まであり、どちらかといえば“身内”の部類です。芸能と違い、スポーツは白黒はっきり出る現場の分、このタイミングでツイートしたことが神経質になっている首脳陣、選手を刺激しかねない。下手したら今後、タイガース関係の仕事が一気になくなるかもしれない。このことも覚悟して言ってるんですかね」

 ツイートの最後は『ここからの「執念」信じてます!』と締めくくった陣内。「余計な一言」が新たな波紋を生まなければいいのだが。

「マツキヨにパスポートを破損された!」中国人観光客の抗議で、領事館を巻き込む大騒動に

 日本のドラッグストアといえば、右肩上がりに増加している中国人観光客のお気に入りスポットのひとつだが、大手マツモトキヨシと中国人との間でトラブルが発生した。

 「新浪新聞」(5月22日付)によると、大阪府内にあるマツモトキヨシで商品を購入した中国人観光客が、店員から嫌がらせを受けたと中国版Twitter「微博(ウェイボー)」に書き込んだ。

 この女性は同20日の夕方、同店で化粧品3点(7,440円相当)を購入したという。外国人の場合、消費税の免税措置が受けられるため、女性はパスポートを店員に渡し、免税証明書を添付してもらった。ところが、返却されたパスポートを確認したところ、嫌がらせとも思える仕打ちがされていたという。パスポートには免税証明書がホッチキスで15針も留められており、その上、免税印が22個も押されていたのだ。

 女性にとって最も衝撃的だったのは、観光ビザの書類が貼られているページまでもが、ホッチキスで閉じられていたことだった。故意に嫌がらせをされたと感じた女性は、その場で警察に通報。現場に駆けつけた警察官の仲介の元、店員へ謝罪を求めたが、店員はそれを拒否した。

 その後、女性はパスポートの状態から出国への影響の可能性も考え、大阪の中国領事館や関西空港の担当者に確認を求めるなど対応に追われたという。結果的に、パスポートの損壊の程度が軽かったため、無事に帰国することができたようだ。

 しかし、この彼女の書き込みが中国で話題となると、ネット上では

「嫌がらせでここまでするとは信じられない。しかも、謝罪もしないなんて」

「日本人が本当にこんなことするのか? 何か理由があったのでは?」

「この女性が店内の商品の買い占めを行ったため、店員がこうした行為に出たのではないか」

などなど、議論が交わされた。

 2016年、22年ぶりに業界首位から第3位へと転落したマツモトキヨシは、消費者の3割が中国人客ともわれている。それだけに誠意を持った対応をしなければ、致命的なスキャンダルになりかねない。

(文=青山大樹)

“NEWSな2人” 小山・加藤とTOKIOの新CM

jkoyasige01――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる!

◎一寸先は闇
  櫛の歯が欠けるようにどんどんメンバーが消えゆくジャニーズ。いや逆か。どんどん「メンバー」が増えていっているのか。今度は小山メンバーと加藤メンバー。NEWSな2人。

 いーえ、2人は「メンバー」じゃありません。犯罪じゃないんです! だって未成年だって知らなかったんですから‼ 小山は活動自粛ですっ! 加藤は厳重注意の上、書面による反省ですッ! ……なんだよ書面による反省って。とにかく堂々と「ほとぼりが冷めたら戻ります」宣言出た。

「本当にすみませんでした。しっかり反省し、今日からまた『news every.』(日本テレビ系)に復帰し、報道の現場に携わらせて頂きます。この国が抱えるさまざまな問題を皆さんにお伝えし、そして皆さんと共に考えていきたいと思っております。どうか宜しくお願いします!」

「本日から『NEWSな2人』(TBS系)再開です。アイドルの枠を超え、知的なジャンルでも活躍を見せる異色の“インテリジャニーズ”(番組㏋より)として、現代日本の若者たちの声を再びドンドン届けていく所存ですので、どうか応援よろしくお願い致します!」

 ……これに「待ってました‼」の機運は起こらんだろう、まず。

 この件とほぼ時を同じくして放送が始まった「いろんな未来がある」という、TOKIOが続投するフマキラーのCMのキャッチコピーは、ある意味深い。

◎これが俺の芸風だ!!
 近所の居酒屋に入ろうとしたら、唯一外から見えるガラス張りのボックス席の、一番目に付くところに、ダチョウ倶楽部の上島竜兵が。えー。

 ま、入りましたけれども。そして彼らに一番近いカウンター席に案内されてしまい、話が丸聞こえ。

 中年女性2人と30代くらいの男性と、全員ギョーカイ人と思しきメンツと飲んでいた上島。特に悪口も説教もなく、ほどほどにヨイショされながら、ほどほどに接待される竜兵。三谷幸喜の舞台の話では、三谷幸喜を「三谷幸喜さん」と呼ぶなど、ちょっとでも目上だったり、ジャンルが違う有名人には「さん」付けをする竜兵。外から丸見えなもんで、帰る客みんなから握手を求められてしまう竜兵。「お水下さい」と店員に頼むも、忘れられてしまう竜兵。もう一度頼むときも、「お水下さい」と、テンションに変わりなく、イラつく様子も見せない竜兵。

 そして会計も上島。志村けんとの飲み会の幹事の座を、千鳥の大悟に奪われたとの報道もあったが。最後はほとんどしゃべらなくなってしんどそうだったもんなぁ。もう盛り上げ役はつらいのかも。とにかく、竜兵が行くお店の皆さん、お水はなるべく忘れないであげて。つーか言われる前に出しといてあげて。

◎日大BL祭り
 会見で内田正人前監督を庇ってともに自滅した井上奨前コーチ。とあるビデオに出ていたことまでまるっと表沙汰に。美大生から聞いた話では、一部の腐女子の間で、もう既にBLストーリーに昇華しているらしい。

 すべては井上前コーチが宮川選手を内田前監督の魔の手から庇うために。「コーチ……」「いいんだ宮川。お前だけはこっちに来させたくない……ああっ」つって。そんな内田前監督は、実は田中英寿理事長のハーレム要員の品定め役。失敗をとがめられ、内田前監督の手で田中理事長の元に連れて行かれ、罰を受ける井上前コーチ。しかし、そこに宮川が助けに来て……あああーっ。

 ……いやもうね。実物読ませてもらったけど。いやもうね。これでも「門外漢にちょうどいい入門編くらいの内容」だったらしいのだが。これで……? やっほーい。逆にもうそれが真相だったらいいのになって思いました。次作は貴公俊周辺を題材に鋭意製作中だそうで。その意欲と速度 !! ネバーエンディングストーリー……。

今井舞(いまい・まい)
週刊誌などを中心に活躍するライター。皮肉たっぷりの芸能人・テレビ批評が人気を集めている。著書に『女性タレント・ミシュラン』(情報センター出版局)、近著に『気になる「あそこ」見聞録』(新潮社)がある。

『あなたには帰る家がある』中谷美紀一家の絆再生シーンに「感動しない」「脚本家ゴミ」と視聴者大激怒!

 中谷美紀が主演するドラマ『あなたには帰る家がある』(TBS系)の第8話が6月1日に放送され、平均視聴率は7.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。前回から1.3ポイントの大幅ダウンとなりました。

 前回でついに離婚した真弓(中谷)と秀明(玉木宏)。その2人が娘のことで悩むというのが今回の内容だったのですが、ネットでは、「ありえない展開が多すぎ!」「脚本家変わった!?」という声が放送中から上がり、途中離脱する視聴者が続出。詳細については後ほど解説しますが、この件が大幅なダウンに繋がった要因のひとつなのかもしれません。

 それでは、今回もあらすじから振り返りましょう!

(これまでのレビューはこちらから)

■“親の離婚”で苦しむ娘に両親が立ち上がる!

 ついに、離婚した真弓と秀明は、お互い別々に暮らし始め、清々しい新生活を楽しんでいた。そんな中、真弓は一緒に暮らす娘の麗奈(桜田ひより)から、突如、「学校を辞めたい」と言われ困惑。秀明に相談しようと思う真弓だったが、「離婚したし、秀明に頼らず一人で解決しよう」と決意する。

 修学旅行の見積もりを届けに太郎(ユースケ・サンタマリア)に会った真弓は、娘の問題を相談したところ、上から目線の発言をされる。それに腹を立てた真弓は、綾子(木村多江)が必ず帰ってくると信じている太郎に、今の態度のままだと綾子は帰ってこないだろうと一喝し、その場を立ち去った。

 一方その頃、麗奈が学校を辞めたがっていることを知った秀明は、麗奈の帰り道を待ち伏せ。麗奈に会った秀明は「学校辞めたいのはなぜか」と聞くも、麗奈に逃げられてしまう。

 翌日、陸上県予選に出場する麗奈を応援に来た真弓と真弓の母親の弥生と秀明。ところが麗奈は目前で逃げてしまう。ようやく見つけた麗奈の口から出たのは、家族の一件が周囲にバレ、励ます言葉に答えるのがつらいということ。「もう頑張れない」と泣く麗奈に、真弓は娘のためを思ってやっていたことが、逆に娘に気を遣わせたことに気付く。

 一方、麗奈の悩みの元凶が自分であることを知った秀明は麗奈との面会日に、真弓とは違う形で麗奈に向き合おうと考える。しかし面会当日、優しく接してくる秀明に対し、麗奈は反発し続ける。そんな中、秀明は麗奈に「陸上を頑張ろう」と諭す。だが、麗奈は拒絶し、その場から逃げ出す。そんな麗奈を秀明は追いかけ、お互いの気持ちを言い合う。すると、そこに真弓も加わり、家族の絆が久しぶりに戻ることに。

 翌日、真弓の家に届いた秀明宛ての郵便物を届けに秀明のアパートへ向かった真弓。玄関前で秀明とばったり会い、話をしていると、なんと部屋の中から綾子が現れ、真弓は動揺。その一部始終を太郎は遠くから見ているのだった、というのが今回の内容でした。

■綾子ついに犯罪の道へ!

 これまで視聴者に恐怖を与えてきた「綾子事変」。しかし今回、佐藤家の絆の再建が主軸となっていたため、秀明と結婚の約束もしていないのに、ハローワークで「結婚が決まっているので」と言ったり、ずぶ濡れで秀明の住むアパートを訪れて着替える姿を見せたり、古びた食堂で働いているのに秀明には「お客にお酒を出す仕事だから慣れなくて」と言って心配させようとしたりと、イライラはするものの、これといって、叫びたくなるようなシーンはなくトーンダウン……。

「今週は『綾子事変』はないのか〜」と残念に思っていたのですが、なんと綾子は、秀明のアパートの合鍵を見つけ、これを持ち去ってしまうという罪を実行してしまったのです。これには、視聴者からも「おい、それは窃盗罪だぞ!」というツッコミが殺到。

 ストーカー規制法にも触れ、その上、窃盗罪までしていますから、逮捕されてもしょうがない女となってしまった綾子。あと2話でどんな狂気を見せてくれるのか、本当に楽しみです。

■娘役の桜井ひよりに賞賛の声

 同ドラマは演技力がある俳優で固められており、毎回主要人物を演じる4人に対し「演技がうまいから安心して見られる!」との声が上がっているのですが、今回は娘役の桜田の演技に賞賛の声が続々と上がっていました。

 特に、陸上県予選の会場で同じ陸上部員たちから、両親の離婚を話しのネタにされ、つらくて逃げ出し、泣きながら本音を明かすシーンでは「こっちも泣けてくる!」「麗奈のつらさが伝わってくるわ〜」という声が上がっていたほか、面会日に秀明を軽蔑し、泣き出すシーンには「本当に怒っているように見える!」「泣きの演技の迫力がすごい!」との声が。

 2011年公開の映画『はやぶさ/HAYABUSA』で成田ひのり名義で女優デビューし、『明日、ママがいない』(日本テレビ系)のピア美役で共演の芦田愛菜に負けない演技力を発揮し注目されただけある! まだ15歳という若さですが、ウィキペディアにはすごい数の出演作が書かれており、スタッフからも評価されているよう。桜井が“ポスト安達祐実”と呼ばれる日もあるかもしれません。

■ご都合主義のストーリーに悪寒を感じる人が続出

 不倫をテーマにしているだけあって、いつもはハラハラドキドキする展開があるのですが、今回はちょっと趣向を変えて“家族の絆の再生”が主軸に。しかし、視聴者からは「は? 何これ?」「全然感動しない」「脚本家ゴミ!」といった散々な声が上がっていました。

 特に多かったところは、面会日に秀明を軽蔑するあまり、逃げ出す麗奈を追いかける秀明、そんな2人を見掛け、真弓も追いかける、というシーン。踏み切りの遮断機が下がってきてしまい追いかけられなくなった秀明が、線路の向かい側にいる麗奈に「頑張れ~頑張れ~」といきなり応援し始め、さらに真弓もそれに加わるという内容なのですが、あまりにも唐突過ぎて、「このシーンはあり得ないな」「これ感動シーンのつもりなの!?」「違う、こんなの求めてない」「親のせいでズタボロやのに 頑張れ頑張れって鬼畜すぎるだろ……」といった批判的な声ばかり。誰ひとり「感動した!」「家族の仲戻ってよかったね!」とは言っていませんでした。

 また、秀明が不倫し離婚に至った経緯を学校中に広めた親友と麗奈が和解するシーンでは、麗奈が「なぜ、秘密といったのにバラしちゃったの?」という質問を親友にするのですが、これに親友は「ごめん。ごめんね」としか言わない。それなのに麗奈は許して和解するんです。これ、おかしいですよね。だって質問に親友は答えてないのに、なぜ許せるんでしょうか? 麗奈は親友がバラしてしまったために、悩んで苦しんで、県予選もバックレたんですよ。相当怒っているはず。なのに、すぐ仲直りするのはおかしすぎ。時間の都合かもしれませんが、ご都合主義すぎて、視聴者はドン引きしていました。

 いつも重い展開ばかりなので、ここでちょっと家族の話でブレイクタイムという制作側の思惑があったのかもしれませんが、あまりにも内容がご都合主義すぎてしまい逆効果。不倫ドラマがもともとのテーマですから、こういう家族再生はすべてが片付く最終回の残り3分の1ぐらいで十分。不倫ドラマとして楽しんでみていた視聴者にとって今回は、拷問だったようです。

 以上、8話のレビューでした。

 次回、ついに4人が集まり、直接対決となるようです。一体どんな話し合いが繰り広げられるのか。綾子は目を覚ますのか……。同ドラマの重要な回となりそうですので、放送を期待して待ちましょう!

(どらまっ子KOROちゃん)

NEWS小山&加藤処分の余波……有名人御用達“SEX手配師”に新たな需要!?

 昨年6月に発覚した俳優・小出恵介、今年4月のTOKIOの元メンバー山口達也、そして6月にはNEWSの小山慶一郎&加藤シゲアキ。いずれも「未成年」「飲酒」「みだらな行為」のいずれかが絡んで世間が大騒ぎし、自身の仕事に大きな影響が出た。そんな中、今後、光が当たりそうなのが、有名人御用達の“SEX手配師”たちだ。

 手配師とは「きれいな女性」「飲める女性」「ヤレる女性」などをジャンル別にストックし、発注がかかればタイプの女性をクライアントの元に届ける、というものだ。

「有名なところでは、某在京キー局スポーツ部の女性スタッフがこれを担当。せっせとプロアスリートに“調達品”を届ける一部始終を週刊誌にすっぱ抜かれて話題になりました」(テレビ局関係者)

 手配師は、ほかにも「広告代理店や飲食店オーナーなど、とにかく人脈があって金を持っている人が、兼業でやっている場合が多い。人によっては“仲介手数料”として1人5,000円から1万円を取る場合もある」(同)という。

 そんな中、今後手配師が新たな需要として探しているのが「確実な成人女性」というジャンルだという。

「当たり前ですが、夜遅く酒を飲む場へのセッティングが多い。そのため、成人女性でないと絶対にダメです。でも、小山と加藤の場合は相手にウソをつかれていた可能性もある。事が公になって責められるのは彼らですからね。そんなリスクを回避するには、まず着実に成人女性を集めないといけない。手配師は事前に身分証なりをしっかり確認してからリストアップすることになる。また、身元が明るい女性というのも今後、需要が高まるでしょうね。要はどこの馬の骨かわからない女性は省かないといけない。かといって、水商売の女性も危険が多いので、一般企業に勤めるOLの需要が意外に伸びると思う」(同)

 リスクが排除され「提供された女性」としか遊べなくなるのも、人気者の宿命といったところか?