今週の注目記事・第1位
「『紀州のドン・ファン』怪死で疑われた『幼妻』の供述調書-50億円相続人」(「週刊新潮」6/7号)
「若妻は私に『いますぐ2億円の現金を』と要求-紀州のドン・ファン不審死」(「週刊現代」6/16号)
同・第2位
「嘘つきは安倍晋三の始まり-捏造、隠蔽を暴く!」(「週刊文春」6/7号)
同・第3位
「中村知事は本気だ、加計学園の倒産もある『補助金』『撤回計画』」(「週刊現代」6/16号)
同・第4位
「内田逮捕Xデー、日大『暗黒のブランド』」(「週刊文春」6/7号)
「日大の断末魔」(「週刊新潮」6/7号)
同・第5位
「中曽根大勲位、安倍へ『百寿の苦言』-任期が長くても名宰相になれない理由」(「週刊ポスト」6/15号)
同・第6位
「振り出しに戻る米朝その先のシナリオ」(「ニューズウイーク日本版」6/5号)
同・第7位
「市販の『かぜ薬』で認知症になる-イギリスの最新論文に医療界が激震」(「週刊現代」6/16号)
同・第8位
「勝間和代(40)×同棲美女恋人(40)愛と性を語る」(「女性セブン」6/14号)
同・第9位
「日本大学の解剖/田中が内田を切れない事情、70億円を生む株式会社日本大学」(「週刊ポスト」6/15号)
同・第10位
「有名企業の採用担当者に聞く『日大の宮川くん、御社なら採用しますか?』」(「週刊現代」6/16号)
同・第11位
「キムタク一家は芸能界の『王様一族』になるのか」(「フライデー」6/15号)
同・第12位
「食べてはいけない『国産食品』実名リスト・第3弾」(「週刊新潮」6/7号)
同・第13位
「呆れた『京都府議』に費やされる税金-愛人鉢合わせ事件に公費流用!」(「週刊新潮」6/7号)
同・第14位
「ベテラン臨床医が薦める『安くて効く薬』」(「週刊文春」6/7号)
同・第15位
「世界初『マスターベーション』大調査-驚きの結果発表!」(「週刊現代」6/16号)
同・第16位
「夜ふけのなわとび/日大変えたる 林真理子」(「週刊文春」6/7号)
【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ!
最初はABC公査・雑誌販売部数、2018年7月~12月発売号まで、を紹介しよう。
文春が家の光に続いて第2位だが、部数は36万部(すべて約)。だが、前年比で97.52%、前年同期比では85%という部数減である。
あれだけスクープを飛ばしてなぜ、という文春編集部の悲鳴が聞こえてきそうだ。
現代は25万部で前年比93.43%。新潮が24万部で前年比98.01%。ポストが22万部だが、前年比で103.31%と、部数を伸ばしている。
フライデーは11万部で、前年比86.40%とかなりの部数減。このままいけば10万部を切るのも時間の問題だろう。
週刊プレイボーイが9万部だが、前年比は104.50%とやや上向き。週刊朝日は8万部で93.81%。フラッシュが7万部で、90.25%。週刊アサヒ芸能は6万部で100.86%。AERAが5万部で102.51%。サンデー毎日が4万部で78.45%と歯止めがかからない。
ちなみに文藝春秋も24万部で97.76%と、こちらも大変だ。
こうした部数減が、松井社長交代騒動の背景にあったのは間違いない。
私は、出版業は潰れても、出版は残ると考えるが、今年から来年にかけて、大手中堅の出版社の倒産、自主廃業が続出するのではないだろうか。
さて、まずは文春の人気コラム、林真理子からいこう。林は日大芸術学部出身である。
「今度のことでわかったと思うが、日大というところは、とことん根が腐っている。こうなったら学生諸君、ぜひ起ち上がってほしい。私は経験していないのであるが、七〇年前後に学生運動という大きなムーブメントがあった。その中でも注目を集めたのは『日大闘争』。学生側が大衆団交して、トップに退陣を迫ったのだ。警察も介入して、あの頃は凄い騒ぎだったと記憶している」
正確には1968年から69年にかけてのことである。
20億円の使途不明金、定員の3倍もの水増し合格、検閲制度、右翼暴力学生の跋扈を許し、時の政治権力と一体となって、我が物顔に日大を牛耳っていた古田重二良会頭をはじめとする理事たちに、敢然と反旗を翻して学生たちが立ち上がったのが、学生運動史に燦然と輝く50年前の日大闘争であった。
今回のアメフト事件で、日大の暗部が次々に明らかにされていっているが、大本の理事長の責任を問わなければ、こうした問題が再び起こることは間違いない。
現代が、世界初のマスターベーション大調査というのをやっている。日本女性でマスターベーションを経験している率は58%だそうだ。
では、その時、誰を思い浮かべて致すのであろう。現代によれば、芸能人の定番は福山雅治が一番で、ディーン・フジオカも人気があるそうだ。
海外では、アメリカ、イギリス、ドイツでブラッド・ピットが必ず3位以内に入っているという。
ブラッド・ピットね、ああいうのが好かれるんだ。フーンてなところか。
文春にベテラン医師が薦める「安くて効く薬」というのがある。たとえば、高血圧の人9割に効くアムロジピン。糖尿病にはメトホルミン。胃にはH2ブロッカー。頭痛にはアセトアミノフェンだそうだ。
ちなみに私はアムロジピンを使っている。血圧は上が130、下が80で安定している。
今週は現代が、認知症になる薬を大特集しているが、どこの週刊誌でも医者モノ、薬、手術モノなど、健康にまつわる特集が多い。
薬などは、そのたびに、自分が飲んでいる薬は大丈夫かと、薬袋を出して調べているが、煩わしい。
調剤薬局で薬をもらうとき、週刊誌ではこの薬は認知症になる危険があると報じられましたと、コピーでもつけてもらえないものだろうか。無理だろうな。
新潮に、女性関係にだらしなく、その上、政務活動費を選挙応援の旅費や愛人との逢瀬の旅行代に使っていたと、元愛人に告発された日本維新の会の谷川俊規京都府議(57)の話が載っている。
元愛人は、付き合っている頃、谷川府議からDVを受けたとも告白している。日本維新の会京都支部にも谷川の行状を告発する文書を送付し、代表の議員が、谷川府議と面会して、注意したと答えている。
だが谷川府議のほうは、DVを受けたのは私のほうだと反論。どっちのいい分が正しいのか、府議会で、2人でやりあったらいい。
同じ新潮は3週連続で「食べてはいけない『国産食品』実名リスト」という特集を巻頭でやっている。
たしかに大変な労力をかけて、その食品に使われている危険な食品添加物を調べ、リストアップしている。
私も時々買っているハムやソーセージ、カップ麺などもある。たしかに冷凍食品などは、味を濃くして、食べ続けると「味覚破壊」が起こり、塩分などを取り過ぎ、高血圧になりやすくなるという指摘は頷ける。
またカロリーゼロ、ヘルシーなどと書かれているのに、人工甘味料が入っているため、水を飲んだ時より血糖値が上がりやすくなり、糖尿病のリスクが高まるそうだ。また人工甘味料には依存性があるため、中毒のようになるという。
こうして見てみると、食品添加物や人工甘味料を使っていないものを探すほうが大変ではないかと思えてくる。
いずれ本になった時、それを持ってスーパーへ行き、一つ一つ調べてみるというのも、老後の楽しみなのかもしれない。
お次はフライデーから。キムタクと工藤静香の次女、Koki(コウキ)こと光希(15)が注目を集めているようだ。
いきなり5月28日発売の「ELLE JAPON」7月号の表紙を飾ったのだから、華々しいといえばいえるのであろう。
スタイルは抜群で、フルートやピアノ演奏もでき、作曲も手掛けているそうだ。
だが父親のキムタクは、芸能界の厳しさがわかっているため、娘のデビューには二の足を踏んだそうである。
キムタクも静香も、もうすぐ50。今のうちに次女を売り込んで、老後はのんびりしたいのだろう。そんな嫌みの一つもいいたくなる、小娘フィーバーである。何が「王様一家」だ。キムタクの時代はとうに終わっているのに。
日大のアメフト部だった宮川泰介(20)の株が、堂々とした記者会見を終えて、値上がりしている。
すぐにもわが社に入ってほしいという企業が名乗りを上げたが、現代は、有名企業の採用担当者に、御社なら宮川くんを採用するか聞いている。
腹がすわっている、他人を批判しなかったところがいいという意見は出たが、意外に(?)厳しい意見が多い。
みずほ銀行の30代行員は、やはり、反則行為という認識があったのに、上から強制されてやってしまったというのでは、積極的に採用したいとは思わない。
野村證券の幹部も、試合に出たいという自己実現のために、コンプライアンス違反を受け入れてしまう弱さは、慎重に考慮しなければならないとやはり厳しい。
当然だろう。世の中そう甘くはない。彼がどういうところに就職するのか、週刊誌はフォローしてほしいものである。
ポストは先週号から日大の研究を連載している。何しろ、日大の16年度の資金収支計算書によると、年間収入は2,740億円、早稲田の1,476億円をはるかに超えるのだ。
さらに私学助成金や地方自治体からの公的補助の金額も、145億円と早稲田の114億円を凌ぐ。
これはほかでも取り上げられているが、「株式会社日本大学事業部」は田中理事長が就任2年後に設立されたが、17年12月期決算で、69億円を計上した。
そのうち大学本体への寄付が4億円もあるのだ。それでも純利益は5,400万円もある。
この寄付がどういう形で使われているのか、もっと突っ込んでほしいものである。
女性セブンから。勝間和代という嫌味な中年のおばさんがいる。一時はテレビに出まくっていたのに、最近は売れなくなって姿を見ないなと思っていたら、すげえ美女と一緒に暮らしているそうだ。
勝間49歳、美女の増原裕子40歳。増原は元タカラジェンヌと同性結婚式を挙げ、渋谷区で「パートナーシップ証明書」を交付された第1号になったという。
だけど、勝間は2度の結婚離婚を繰り返し、子どももいる。その彼女が「いきなりレズビアン」になり賜いしか?
共通の友人の紹介で会い、LGBT関連のイベントなどに参加するうちに、勝間の中の何かが芽生えたのだそうである。
昨年12月に増原が“離婚”したのを機に、勝間は自分の気持ちを打ち明け、交際がスタートしたという。
3月からは勝間の家に彼女が入り、同棲生活をスタートさせる。一緒に住んでいる三女には、話をしたという。
こんな美人なら、私も同棲してみたいが、ダメなんだろうな。
意地悪な見方をすれば、何も話題がなくなった勝間が、話題作りのためではと勘繰りたくなるが、まあ、お幸せに。
現代が、今年4月末に、イギリスの権威ある医学誌「BMJ」に、抗コリン作用を持つ薬を服用すると、認知症の発症とリンクしていることが明らかになったという論文が発表されたというのである。
今回の研究は、65歳から90歳の30万人以上のデータを追跡したというから大掛かりなもので、信頼にたりうるのであろう。
抗コリン作用とは、末梢神経で起き、抗コリン作用が脳内での働きを抑制させてしまうため、認知機能を低下させるのではないかと考えられているという。
抗ヒスタミン薬など抗コリン作用のある薬を飲み続けると、60~90日ほどで認知機能に問題が出始めるというのだから、大変だ。
市販されている薬にも、第一世代の抗ヒスタミン薬といわれる、風邪薬や胃腸薬などに抗コリン作用があるものがあり、注意が必要だというのである。
私もよく使う、新コンタックかぜ総合、かゆみ止めのムヒHDなど、なじみのある薬が並んでいる。
その他にも、エスタックイブTT、新ルルA錠s、コルゲンコーワ鼻炎ジェルカプセルなどがあり、乗り物酔いの薬にも、併用のリスクがあるというのである。
薬の成分に、フェンヒドラミン、クロルフェニラミン、ブチルスコポラミンという表記があるかどうか注意したほうがいいと、現代はいっている。
気になる方は、現代を買って確かめたらどうか。
米朝会談が予定通りに開かれる。トランプが破談を突然いい出し、金正恩が早速、文在寅大統領を招き会談。金正恩の最側近である金英哲党副委員長がニューヨークへ飛び、ポンペオ米国務長官と会談した。
動きだけを見ていると、金正恩がトランプの会談中止に慌てているかのように見えるが、ニューズウイーク日本版は、北朝鮮分析サイトの「38ノース」のジョエル・ウィットの言葉を引き「北朝鮮の立場が強くなった」としている。
それは、金正恩が、会談が取りやめになった場合に備えて、しっかり「プランB」を用意しているというのだ。
さらに「今の北朝鮮は中国、ロシア、さらには韓国とも良好な関係を築いている。以前のように最大限の圧力をかける路線に戻れると思っているなら、米政府は状況を見誤っていると言わざるを得ない」としている。
プランBとは、アメリカが手を引いた場合でも、中国とロシアが北朝鮮の後ろにつき、金がよほどひどい行動をとらない限り、中国とロシアは新たな対北朝鮮制裁に同意しないだろう。韓国も北朝鮮に接近し、米朝首脳会談の実現に向けて動く。そう分析している。
確かに彼のいうとおり、トランプも核廃絶一本やりでは、会談が成立しないことがわかり始め、落としどころをどこにするかを探り始めたようである。何しろ、うまくいけばノーベル平和賞がもらえるかもしれないのだから。
さて、私は中曽根康弘という男が嫌いだ。国鉄民営化をして、日本の労働組合運動を潰した元凶である。
もとより、まごうことなきウルトラタカ派である。
だが、安倍首相と比較してみると、よほどましで信念を持っていたと思わざるを得ない。
ポストはその中曽根のヨイショ記事をやっているが、あれほどレーガン大統領と蜜月だったといわれていたのに、中曽根は現役中、常にアジアを考えていたという。
また、殖産住宅の東郷民安は高校時代からの友人だったが、巨額脱税で立件されたときは一切かばうことがなかったという。
だが、最高裁で有罪が確定した後、「個人的には東郷君は気の毒だ」といった。側近の藤波孝生も、リクルート事件で追及されると、首を差し出した。
泣いて馬謖を切り、政治の場面展開を図る。
だが安倍は、政治に私情を持ち込んでいる。後継者づくりにも失敗している。
中曽根も憲法改正を唱えていたが、「時に非ず」と無理押しすることはなかった。
タカ派でも国民の声を聞いた中曽根、自分勝手な思い込みで、憲法改正できると思い込む安倍。
どちらが優れているかは、ポストにいわれなくてもわかる。その中曽根は百寿になった。中曽根の最後の仕事は、安倍を斬ることではないのか。
日本大学アメフト部の不祥事は、一向に鎮まる気配がない。今週の文春は「内田正人前監督が逮捕されるXデー」とタイトルを打った。
文春によると、5月28日には捜査に当たっている調布署の事情聴取に、総務部長兼常務理事や大塚吉兵衛学長、田中英寿理事長が立ち会ったのではないかと報じている。
世間の注目を集めている事件だけに、警察庁の樹下尚刑事局長や警視庁の松岡亮介刑事部長の判断を仰ぐ形になり、アメフトはルールが複雑なため、捜査員にアメフト経験者を入れているという。
宮川泰介選手が傷害行為の故意犯というのは間違いないが、内田前監督や井上前コーチを傷害罪の共謀共同正犯、または教唆に問えるか判断するために、被害者側には両氏も被疑者として訴えてほしいと促し、井上が宮川に送信した“口止め”ともとれるメールも入手しているそうだ。
だが、警察庁の幹部は「加害者側の三人を傷害容疑で書類送検し、選手、コーチは起訴猶予、監督は嫌疑不十分で、いずれも不起訴というのが既定路線」と語る。
だがそれでは、警察と日大との“特別な関係”を邪推されかねないと懸念しているのである。
それは16年4月2日に行われた日大創立三十周年記念事業の祝賀会に見て取れるという。危機管理学部とスポーツ科学部が開校されたが、そこには野田健元警視総監、警察官僚出身の亀井静香前衆院議員、国松孝次元警察庁長官などが壇上に近いメインテーブルに座っていた。
さらに、危機管理学部の教授陣には、元四国管区警察局長や元埼玉県警本部長などが顔をそろえ、露骨な警察対策、警察キャリアOBたちの「天下り先」になっていると批判されたのである。
亀井は、自分が田中理事長に「俺がお前の用心棒になってやるから、お前は用心棒を作る学部を作れ」といって作らせたことを認めているが、日大だから捜査を手加減する理由はないと反論している。
ちなみに『大学ランキング2018』(朝日新聞出版刊)によると、掲載を始めた06年から、警察官採用ランキングで日大がトップを続けている。採用者数は150~200人で推移していて、2位以下を大きく引き離し、警察には巨大な日大ネットワークが築かれているとしている。
田中理事長は、青森県北津軽郡金木町の出身。太宰治と同じところだが、田中の尊敬する人物は、同じ町出身の吉幾三だそうだ。
日大の相撲部に所属し、現役時代は34個のタイトルを獲得、1学年後輩に初の大卒横綱になる輪島がいた。指導者として日大に残った田中は、多くの力士を角界に送り込んだ。
文春によると転機は96年に誕生した第十代総長の総長選挙参謀を務めてからだという。以来、順調に出世の階をのぼり、08年に理事長の椅子を勝ち取る。
だが、田中の背後には常に暴力団の影がある。六代目山口組司忍組長や住吉会の福田晴瞭前会長と親密で、「山口組の若頭の高山清司親分とは兄弟の盃を交わしている」と堂々と自慢していたこともあるという。
司組長とのツーショット写真が海外メディアで大きく報じられたが、「あれは合成写真だ」といい募り、超ワンマン体制を堅持したまま異例の四期目の再選をはたしている。
一方、日大病院に逃げ込んだ内田前監督だが、田中理事長との間に、修復しがたい亀裂が入ったと文春は報じている。
関西学院大学に謝罪に出向いた内田だが、この時の言動が不評を買ったため、理事長である自分に波及することを怖れた田中は、5月21日、内田を呼びつけ「辞表を書け」と常務理事を辞めるよう迫ったという。
だが内田は、「俺を切るんですか」と開き直り、「彼にはこれまで田中氏のために汚れ仕事も厭わずやってきたという自負があり、『(その一部始終を)すべて公にしますよ』などと田中氏に詰め寄ったのです。さすがに田中氏もかなり動揺し、二の句が継げなかったようです」(日大関係者)。
まるで映画『仁義なき戦い』の山守親分と広能昌三のようではないか。
新潮によると、田中理事長の懐刀は井ノ口忠男という日大アメフト部のOBで、井ノ口は内田のことなど歯牙にもかけていないという。
宮川選手が会見を開くことを知ると、宮川を呼びつけ、「監督の指示ではなかった、自分の判断だと言え」と詰め寄り、宮川はかなり悩んだという。
この人物、大阪でビジネスをする一方、10年に作られた「株式会社日大事業部」の運営を一手に担ったそうである。ここは日大に関する物品の調達、業務委託など多岐にわたる業務を管轄し、その功績が認められ、昨年秋に日大本部の理事に抜擢された。
そこが扱うものに「日大特製バームクーヘン」というのがある。これを納めているのは、井上前コーチの実家だそうだ。
しかも、そこが作っているわけではなく、製造業者から買い取り、それを別の販売業者へ卸して日大に収めているというのである。
権力者の周りに甘い汁を吸おうと群がり、学生たちが払ったカネのぶんどり合戦が仲間内で密かに行われているのだ。
真の日大改革は、理事長の責任をどこまで追及できるかにかかっている。このまま田中体制が存続していくのか、第二の日大闘争が起こるのか。注視したい。
中村時弘愛媛県知事は本気で怒っている。現代が小さなコラムで、中村のインタビューを掲載している。
そこで中村は、「5月31日に学園の事務局長が私の海外出張中に謝罪に訪れましたが、その説明は納得できるものではありませんでした。
愛媛県は黙ってカネを差し出すほど、お人好しではありません。約31億円もの補助金執行については、今後、再検討せざるを得ない。虚偽説明によって公金を支払うようなことは、県民に説明できませんから」といい切っている。
なぜこれをもっと大きく扱わないのか。中村知事、補助金打ち切りもあると宣言とでも特筆大書すれば、安倍も加計孝太郎理事長も、真っ青になるのではないか。
こういうところに文春と現代の、問題に対する感度の違いがあると、私は思う。
さて、日本中が「嘘つきは安倍晋三の始まり」状態になってきている。厚顔無恥という言葉があるが、安倍首相の言動に何やら異様なものを感じるのは、私だけだろうか。
森友学園問題では、5月23日に財務省が公表した文書から、昭恵夫人の関与が一層明らかになった。
加計学園問題では、愛知県の中村時弘知事が公表した文書に、15年2月25日に加計孝太郎理事長が安倍と面会して、獣医学部新設の話をし、安倍が「そういう考えはいいね」といったと記されている。
だが安倍は、会っていないといい張るだけで、何ら根拠を示さない。
しかも、今度は加計学園側が、加計理事長は安倍首相と会っていなかったのに、嘘をついたといい出したのだ。
人をバカにするにもほどがある。名前を騙られた安倍は、怒るどころか、自分のことではないかのようにすっとぼけるだけ。
文春が書いているように、加計学園には愛媛県と今治市から約93億円の補助金が出て、さらに国からは多額の私学助成金が投入されるのである。
どう考えても、森友学園より悪質で、詐欺罪に当たると思うのだが、野党の追及も、解散を恐れてのことか、及び腰で安倍を追い込めない。
安倍が重要法案と位置づけた働き方改革法案も、虚偽のデータをもとに答弁していたことがハッキリしているのに、強行採決してしまった。
安倍や、追及されてもニタニタ気味の悪い表情で答える麻生など、国民をバカにした「嘘つき」野郎が跋扈しているのに、国民の怒りは広がらず、安倍内閣の支持率も40%近くあるという。
人間が嘘をつくというのは、何かを隠す必要があるからである。
なぜみんな嘘をついて平気な顔をしているのか。自分の非を絶対に認めず、自己正当化のために嘘をついて周囲を傷つけるのはなぜか。
名著『平気でうそをつく人たち』(草思社文庫)を書いたスコット・ペックは、そういう人間は「いつも楽な方法を求めています。正しい道ではなく、安易な道を求めています。苦しまなくてすむ道です。それどころか、安易な道を見つけ出すためならどんなことでもします。自分の魂を売るようなことまで」と書いている。
大宅壮一メモリアル日本ノンフィクション大賞を受賞した森功の『悪だくみ「加計学園」の悲願を叶えた総理の欺瞞』(文藝春秋)の最後に、森はこう書いている。
経済特別地域に名を借りた国家戦略特区は、安倍にとって便利な政治システムであり、そこの40年来の親友を誘い込んだというのが、加計学園問題の構図で、
「今治市の獣医学部キャンパスには、百九十二億円という巨大な資金が投じられ、その半分が血税で賄われている。加計学園問題の本質は、忖度政治ではない。教育の自由化や特区という新たな行政システムを利用した権力の私物化、安倍をとりまく人間たちの政治とカネにまつわる疑惑である」
日大も加計学園も構図はよく似ている。一部の人間たちが日大を私物化している。安倍と安倍の側近たちによる私利私欲のために日本が壊されていく。どちらも早く止めなくてはいけない。
今週の第1位は、紀州のドン・ファンの「怪死」事件を扱った新潮と現代の記事にした。
新潮はさすがである。新潮が出た後、新聞が大慌てで後追いをした。警察情報に強い新潮の面目躍如である。
現代は発売日の関係で、スクープが遅れたが、ドン・ファン氏ときわめて親しい記者が、死ぬ少し前に、電話で話し、葬儀までを取り仕切っていたのである。
2本を読み比べると、事件の真相がハッキリするが、凡百のミステリーのようにいくのだろうか。読者諸兄はどう考えるだろうか。
紀州のドン・ファンなどといわれ、これまで4,000人の女性に30億円を貢いできたと、週刊誌などで女性経験を語っていた野崎幸助氏が5月24日、急逝していた。享年77。
彼の資産は50億円ともいわれ、入会金が100万円を超えるデートクラブに複数加入して、年若い女性との逢瀬を重ねてきた。
野崎の名前を知られたきっかけは、16年2月、高級デートクラブで知り合った27歳の愛人に、現金600万円と5,400万円相当の貴金属を盗まれたことだった。
後期高齢者だが、1日3回のセックスを日課にし、それもバイアグラなどにはお世話にならず、せいぜいサプリを飲む程度だったというから、うらやましいほどの絶倫だったようだ。
だがその彼も年貢を納めようと考えたのか、今年2月に55歳年下のSさん(22)と結婚したばかりだったのである。
彼女も高級デートクラブに所属していて、知り合ったようだ。
落語の「短命」のように、夜昼となくセックスに明け暮れて、腹上死でもしたのか。
新潮によると、野崎氏はその日いつもの昼寝から覚めると、Sさんと一緒にテレビで相撲観戦し、夜6時には2階の寝室に上がったそうだ。
Sさんは下でテレビを見ていた。住み込みのお手伝いさんも外出していて留守だった。2時間ぐらいして2回で物音を聞いたとSさんは、後に警察に話しているという。
10時ごろ、Sさんが2階の寝室のドアを開けたところ、野崎氏は寝室のソファに素っ裸のまま座り込み、息絶えていたそうである。すでに死後硬直が始まっていた。
変死扱いで、司法解剖のために和歌山県田辺市の田辺署が遺体を運び出し、Sさんは署員に4時間も事情聴取された。
翌日、会社の従業員6人全員が警察に呼ばれ、尿検査、腕などに注射痕がないか調べられたという。いったい何があったのか?
さらにSさんの事情聴取が行われ、20人以上の捜査員を伴なって明け方まで家宅捜索が行われたという。
捜査員がSさんに見せた家宅捜索令状には「覚醒剤取締法違反容疑」とあった。司法解剖の結果、遺体から覚醒剤の成分が見つかったというのである。
野崎氏は、自分でも覚醒剤とは縁がないといい、親しい知人も、覚醒剤に手を出していたとは考えられないと話している。
覚醒剤は、常用者でないと、少量でも絶命することがあるが、ビールなどに混入していても、ちょっと苦みを感じる程度で、ほとんどわからないという。
Sさんと一緒に暮らし始めてまだ1カ月半ぐらいしかならない。だが、野崎氏の元妻2人には子どもがいないため、50億円ともいわれる遺産の4分の3がSさんに渡ることになる。
ミステリーを地でいくような話だが、本人が覚せい剤を入手していないとすれば、疑いの目は、どうしても若い妻に向いてしまう。
現代の記者に、死ぬ前日、野崎氏から電話がかかってきた。野崎氏は、
「相談があるから、すぐに田辺の自宅に来てほしい」
記者が何の話、離婚のことですかと聞くと、
「いやいや……会った時話しますから」
そして亡くなる6時間前にも、
「(思いつめた様子で)どうしても会って話したいことがある」
記者は、それでは明日そちらに行きますと電話を切った。
それが最後の電話になった。
その夜、深夜2時ごろ目が覚めると、野崎氏の会社である酒類販売会社の番頭やお手伝いさんからの着信履歴がいくつも残っていた。
死んだと聞いて朝一番の飛行機で田辺市に飛ぶ。
死ぬまでの経緯は新潮にある通り。記者はSさんとも親しかったので、葬儀や通夜の手配を任され、Sに「これからどうするのか」と聞いた。すると、
「遺産は、当面2億円のキャッシュだけでいいです。それをもらったら、私はすぐに東京に帰りますから」
まだ葬式も終わっていないのに、遺産の話を口にした。
その後、25日の深夜、約20名の警察官がやって来て、家宅捜索が始まった。
そこで、遺体から多量の「覚醒剤成分」が検出されたことを知る。
記者は警察が引き上げた後、Sに聞いた。
「キミが何かやったということはないの?」
「何もないですよ」
「覚醒剤のことは?」
「何も知らない」
「警察に疑われているのはわかってるよね」
「うん。でもやってないし……」
Sのことは北海道札幌市の出身で、美容専門学校を卒業したというが、野崎氏もSの素性については詳しく知らなかったそうだ。
彼女もそうした身元については何も話さなかったという。
記者は、結婚すると聞いた時、Sの身元を調べたほうがいいですよといったが、野崎氏は大丈夫だと、気にしなかったという。
自分の孫のようなSを可愛がっていたそうだ。だがこんな会話を聞いたそうである。
「離婚はいつも考えていますよ。前の奥さんは2億円の慰謝料をもらったんでしょ。じゃあ私も最低同額はもらわないとね」
すると野崎氏は、「離婚訴訟の裁判ではせいぜい350万円ほどですよ」と答えていたそうだが、この頃から微妙な変化があった可能性はあると、記者は書いている。
何しろ、話といえばカネのことばかりだったようだ。
だが、わずか1カ月半の結婚生活で、約37億円もの遺産を相続することになるという。
警察も殺人事件で動き出したと報じられている。Sと野崎しかいなかった家で、野崎が突然覚醒剤のショックで死んでしまう。心証的にはSは真っ黒だが、はたしてそうなのか。自分が疑われることが100%わかっているのに、そんなことをするのだろうか。
それとも第三者の犯行か。覚醒剤の入手先が判明しないと、意外に、捜査は長引くかもしれない。
【巻末付録】
期せずして両誌ともに、お尻にこだわっている。
現代は、「他では見られない『お尻の誘惑』倉持由香」。尻職人といわれているそうだ。なんのこっちゃ! 写真は迫力があるが。
「いま、一番の人気者はこの娘です。小倉優香」。袋とじは「元NHKアナから人妻に 古瀬絵理 スイカップの軌跡」。人妻というところに惹かれるがね。
ポストはいきなり西田幸樹の「なをん。梨木まい」。普通の子ではないそうだ。「秘湯ロマン」という番組の旅人女優だそうだ。この番組は見たことがないが、なかなかいい子だ。テレビを見てみよう。
後半は「男たちが大好きなお尻」という、お尻好きの系譜。袋とじは「新・七人の美熟女乱れ脱ぎ」。
お次は吉本新喜劇のマドンナ女優が初めての全裸ヌード。ヌードは全裸なんじゃおまへんか? まあそんなことはどうでもいいが「高橋靖子 51歳のカラダ笑わへん?」。いえいえ、新喜劇にこんな別嬪さんがおったのか。今度見てみよう。
というわけで、ポストのほうがバリエーション、写真の迫力で優勢勝ちだ。
(文=元木昌彦)