『コンフィデンスマンJP』見どころは古沢良太脚本だけじゃない!? フジテレビの敏腕スタッフが超高視聴率を狙う!

 長澤まさみ主演作『コンフィデンスマンJP』(フジテレビ系)が4月9日にスタート、第1話の平均視聴率は9.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)であった。

 同作は『リーガルハイ』『デート』(同)を手掛けた脚本家・古沢良太の3年ぶりの連ドラ作品とあって、初回90分放送の肝いりの第1話。まずは、あらすじをさらっと解説したい。

 天才的な頭脳を持つもハニートラップが苦手な詐欺師・ダー子(長澤まさみ)、詐欺師なのにお人よしで騙されやすいボクちゃん(東出昌大)、変装の名人リチャード(小日向文世)の3人が、悪徳公益財団の会長・赤星(江口洋介)から20億円を騙し取るというのが第1話のストーリー。登場人物同士が騙し合い、視聴者の予想すら裏切る“コンゲーム”というジャンルの性質上、ストーリーの詳細はお伝えしないが、初回90分という長尺にもかかわらず、体感時間はアッと言う間という感じ。飽きることなく見ることができた。

 番組宣伝でデカデカと『脚本:古沢良太』と銘打たれた通り、脚本家に注目が集まる本作。この記事では『コンフィデンスマンJP』の見どころに触れつつ、企画や演出などを担当するフジテレビの人々にもスポットライトを当ててみたい。

■今からでも間に合う、古沢良太ってどんな人?

 スタッフを紹介する前に、まずは古沢良太に触れたいと思う。ネットニュースやCMなどで名前を見たことがあっても、どのくらいスゴい人なのか、わからないという人も多いはず。

 経歴をザックリ紹介すると、2002年テレビ朝日21世紀新人シナリオ大賞で『アシ!』という漫画家とアシスタントの交流を描いた作品で大賞を受賞。岡田恵和氏・井上由美子氏・両沢和幸氏、そして今は亡き野沢尚氏という脚本界のレジェンドたちに認められ、破格の賞金800万円(現在は500万円)を掴み取り、20代にして華々しいデビューを飾った。その後、30代のうちに映画『ALWAYS三丁目の夕日』で日本アカデミー賞最優秀脚本賞、ドラマ『ゴンゾウ 伝説の刑事』(テレビ朝日系)で向田邦子賞の受賞などの各タイトルを総ナメにする。プロ将棋士に例えるなら、羽生善治的な存在と言えるだろう。

 本作『コンフィデンスマンJP』も、古沢良太の足跡が滲み出た一作だった。

『リーガルハイ』でも見られた、味方すら騙す裏切りの連続。『デート』にも使われた、行ったり来たりの自由な時系列での構成。そして登場人物同士の軽快な掛け合い。

 掛け合いの良さはデビュー当時から評価されていたが、構成力と予想のつかない展開は、『相棒』(テレビ朝日系)、『ゴンゾウ 伝説の刑事』『外事警察』(NHK総合)などの刑事ドラマで培ったと考えられる。

 ただ、それらの作品は、現在の古沢良太作品と比べると、ややヘビーなテイストの作品が多い。そこで注目したいのが、表題にも挙げたフジテレビの敏腕スタッフである。

■ブランド力低下のフジテレビにもいる、有能社員たち

 まず本作の企画を手掛けたのは、成河広明氏。『リーガルハイ』や『デート』の時からタッグを組んでいたプロデューサーだ。成河氏の代表作は、『ストロベリーナイト』『絶対零度~未解決事件特命捜査~』(共にフジテレビ系)など、古沢良太が過去に手掛けた刑事ドラマと毛色が似ている。

 それにもかかわらず、二人がタッグを組んだ作品は本作も含めてコメディ路線。そうなった経緯については当人同士しか存ぜぬことではあるが、古沢良太のコメディを書ける力を見抜いていなければ、『リーガルハイ』『デート』は存在せず、現在のように広く世に名の知れる脚本家になっていなかったかもしれない。いかに組むスタッフが大事かということがうかがえる。

 その点で、起用された演出家も素晴らしい。チーフディレクターの田中亮氏は『ラストシンデレラ』『ディア・シスター』(共にフジテレビ系)など女性層に向けたヒューマンコメディ作品を手掛けた監督。コミカルな世界観を艶っぽく見せる力に長けている。

 第1話のフジテレビ本社社屋のイルミネーションを背景に使ったタイトルバックは絶妙だった。さじ加減も優れており、一歩間違えばただのドタバタ喜劇になりかねない場面をスリリングに演出して冷めさせない。長澤まさみが持つセクシーさを控えつつ、チャーミングさを引き出し、「色仕掛けだけは下手くそ」というダー子の設定に説得力を持たせていた。

 同じくディレクターとして名を連ねる金井絋氏も『HERO』や『恋仲』(共にフジテレビ系)など幅広いジャンルの作品で登場人物の人間臭さを引き出してきた監督であるし、三橋利行氏も『俺のセンセイ』(フジテレビ系)という新人脚本家と組んだ深夜ドラマを洗練された作品に昇華させた力を持つ。

 上質な脚本をフジテレビのスタッフたちがどう料理するかも、楽しみな要素の一つである。

■初回平均視聴率9.4%。視聴率アップの秘策は?

 まるで忖度したかのように絶賛記事を書いてしまったが、本作にも課題はある。それが2ケタに届かなかった視聴率だ。

 直近の月9作品、『海月姫』初回8.6%、『民衆の敵』初回9.0%と比べれば健闘した数字と言えるが、TBS日曜劇場や日本テレビ水曜10時枠などのコンスタントに2ケタ視聴率を取る他局の看板枠に比べれば物足りない。

 Twitterやネットニュースなどで本作への絶賛の声が多く見受けられるも、褒められる作品イコール高視聴率とは限らない。『海月姫』も視聴者の満足度は高かったが、月9史上ワースト視聴率を更新した。ネットで声を上げる層は、目が肥えているという自負のある、言わばモノを見る玄人。そういった類の人は、ごく一部に過ぎない。炎上は低視聴率につながるが、ネット上の絶賛は高視聴率につながらない。バッシングを受けない程度に斬新で見易い作品を心がけるこたが、視聴率を上げる手でもある。そういった意味では光明がある。それは3月30日放送の『新・週刊テレビ批評』(フジテレビ系)で語られた古沢良太のスタンスだ。

「フジテレビは攻めの姿勢を貫くべき、ただし過激なことをすればいいというわけではない」

 高視聴率を目指すのに必要な“攻め”とは、好感を持たれるほんの少しの目新しさなのかもしれない。

『半沢直樹』(TBS系)は水戸黄門的な馴染みのあるフォーマットに、“上司への仕返し”という、ありそうでなかった要素を入れていた。『逃げるは恥だが役に立つ』(同)も時代の半歩先を行く契約結婚を主軸に置いた。両作品とも、視聴者にとって身近な会社組織と結婚生活を題材とし、それらに対する不満まで解消し、人気を博した。

『コンフィデンスマンJP』は、我々にとって身近なお金の不満を解消してくれるのだろうか?

 年収1,000万円超のテレビマンたちが、視聴者の財布の中の1円玉にまで想いを馳せる想像力と誠実さがあれば、この作品は多くの人に愛されるモノになる。

 本作がフジテレビの世の中からの評価に対するコンゲームとなることを期待しつつ、16日放送の第2話も見守りたい。(文=許婚亭ちん宝)

宮根誠司が関ジャニ∞・渋谷すばるの脱退に“適当発言”連発!? 臆測でのコメントに批判殺到

 4月15日放送の『Mr.サンデー』(フジテレビ系)で、関ジャニ∞・渋谷すばるがグループを脱退し、事務所からも退所することについて報道。関ジャニ∞と古くから仲が良いと自称する番組MC・宮根誠司のコメントに、ネット上では批判が続出している。

 渋谷と関ジャニ∞のメンバーは15日に会見を開き、渋谷脱退についての理由や今後の活動について詳しく説明。渋谷は7月14日にグループを脱退するため夏の5大ドームツアーには同行せず、12月31日付で事務所を退所するという。

 すると宮根は会見を見て“気になること”と題し、「退所は12月なのに、なぜツアーに出ない?」と疑問を投げかけた。さらに「これ僕の推測ですけど……。最後に関ジャニ∞としてのすばるくんの歌を聞きたいというファンの方もいらっしゃる。ただおそらく、これメンバーで決めたって言ってますよね」「ファンのみなさんは“(これから)関ジャニ∞どうなる?”と思ってると思うんですけど、関ジャニ∞のみんなの気質からいうと、6人でも関ジャニ∞面白いじゃない、楽しいじゃない、だからこれからも関ジャニ∞よろしくねっていって、おそらく6人での関ジャニ∞を早くファンのみなさんに見せて、ある意味安心させたいっていうのが彼らの総意だった」「だからあえて渋谷くんの希望もあるし、関ジャニ∞の他のメンバーも、6人でもう一回スタートする新しい関ジャニ∞を一刻も早くファンに見せたいっていうのが彼らの中にあって、渋谷君は12月までいるけどツアーに参加しない」と力説している。

「宮根の言葉には、明らかに渋谷の言葉と矛盾する箇所があります。渋谷は会見で“なぜコンサートツアーが終わってからの脱退ではないのか?”と聞かれた際に、『コンサートの制作は始まっていたので、全て終わるまでは責任を持ってやらせてくださいとお伝えさせていただきました』と語っており、渋谷はツアー参加に意欲的だったようでした」(芸能ライター)

 そのため、関ジャニ∞のメンバーが積極的に渋谷ナシのツアーをやろうとしたと推測する宮根に、ネット上では「どう見てもすばるもメンバーも7人でツアーしたかったやろ。直接ファンに挨拶したかったやろ……」「わかったふうに言わないで、すばるくんは参加したかったって言ってたじゃん!」「的外れな推測ばかりでイライラする」と非難の声があがっている。

「ネット上では、なぜ本人の希望が却下されて渋谷がツアーに参加できなかったということに対しても議論が激化。一番有力視されているのが、ツアーDVDを販売するに当たり、事務所から退所している渋谷がいると、権利的にやっかいなことになりそうだからというものです」(同)

 果たして渋谷脱退後の関ジャニ∞はどうなっていくのだろうか。注目が集まる。

宮根誠司が関ジャニ∞・渋谷すばるの脱退に“適当発言”連発!? 臆測でのコメントに批判殺到

 4月15日放送の『Mr.サンデー』(フジテレビ系)で、関ジャニ∞・渋谷すばるがグループを脱退し、事務所からも退所することについて報道。関ジャニ∞と古くから仲が良いと自称する番組MC・宮根誠司のコメントに、ネット上では批判が続出している。

 渋谷と関ジャニ∞のメンバーは15日に会見を開き、渋谷脱退についての理由や今後の活動について詳しく説明。渋谷は7月14日にグループを脱退するため夏の5大ドームツアーには同行せず、12月31日付で事務所を退所するという。

 すると宮根は会見を見て“気になること”と題し、「退所は12月なのに、なぜツアーに出ない?」と疑問を投げかけた。さらに「これ僕の推測ですけど……。最後に関ジャニ∞としてのすばるくんの歌を聞きたいというファンの方もいらっしゃる。ただおそらく、これメンバーで決めたって言ってますよね」「ファンのみなさんは“(これから)関ジャニ∞どうなる?”と思ってると思うんですけど、関ジャニ∞のみんなの気質からいうと、6人でも関ジャニ∞面白いじゃない、楽しいじゃない、だからこれからも関ジャニ∞よろしくねっていって、おそらく6人での関ジャニ∞を早くファンのみなさんに見せて、ある意味安心させたいっていうのが彼らの総意だった」「だからあえて渋谷くんの希望もあるし、関ジャニ∞の他のメンバーも、6人でもう一回スタートする新しい関ジャニ∞を一刻も早くファンに見せたいっていうのが彼らの中にあって、渋谷君は12月までいるけどツアーに参加しない」と力説している。

「宮根の言葉には、明らかに渋谷の言葉と矛盾する箇所があります。渋谷は会見で“なぜコンサートツアーが終わってからの脱退ではないのか?”と聞かれた際に、『コンサートの制作は始まっていたので、全て終わるまでは責任を持ってやらせてくださいとお伝えさせていただきました』と語っており、渋谷はツアー参加に意欲的だったようでした」(芸能ライター)

 そのため、関ジャニ∞のメンバーが積極的に渋谷ナシのツアーをやろうとしたと推測する宮根に、ネット上では「どう見てもすばるもメンバーも7人でツアーしたかったやろ。直接ファンに挨拶したかったやろ……」「わかったふうに言わないで、すばるくんは参加したかったって言ってたじゃん!」「的外れな推測ばかりでイライラする」と非難の声があがっている。

「ネット上では、なぜ本人の希望が却下されて渋谷がツアーに参加できなかったということに対しても議論が激化。一番有力視されているのが、ツアーDVDを販売するに当たり、事務所から退所している渋谷がいると、権利的にやっかいなことになりそうだからというものです」(同)

 果たして渋谷脱退後の関ジャニ∞はどうなっていくのだろうか。注目が集まる。

ガリットチュウ・福島善成が到達した「出オチ」「無言」という最強ポジション

 今回取り上げるのは、お笑いコンビ・ガリットチュウの福島善成だ。

 

■泥の97年デビュー組

 

 彼らのことを語るときに、9年前に出演した『アメトーーク!』(テレビ朝日系)は避けて通れない。彼らは番組の中で、「泥の97年デビュー組芸人」というくくりで登場。その中で福島は、「周りのスタッフから毎年『5年後売れるよ』と言われ続けて、13年たった」「休日が多いことを嫁が心配するため、休みなのに仕事に行くフリをする」といったエピソードを披露。翌年に放送された「Part2」では、雨上がり決死隊・宮迫博之が「やったらアカン企画なんです。羽ばたいてもらわないと」と、出演していた芸人たちに活を入れていたが、福島はその中で、奥様からの手紙に、こみあげるものをおさえていた。

 そんなガリットチュウを含め、「泥の97年デビュー組」の芸人は、若手時代こそテレビに多少なりとも出させてもらっていたものの、トークなり雰囲気なりリアクションなり、とりたてて決め手がなかったことから次第にテレビから遠ざかっていった。

 

■一時期はユーチューバーになったことも

 

 そんな福島は、デビュー当初から得意だったモノマネをやり続けながらも、数年前にはYouTubeからのブレークを狙って、家族全員で、ディズニーランドのアトクラクションを何個制覇できるか挑戦したり、自宅をDIYする動画をアップするも、なかなか鉱脈は見いだせずにいた。その「ネットでの売り方」が、結果的に、現在フォロワーが急増中のインスタグラムに流れていく。もちろんそのインスタを始めたきっかけは、盟友・くっきー(野生爆弾)からの助言もあったとされている。

 

■出オチでも許されるポジション

 

 そんな福島の姿をテレビで見かける機会は年に1~2回、日テレの各番組が集結する『DASHでイッテQ!行列のできるしゃべくり日テレ系人気番組NO.1決定戦』(日本テレビ系)の中に見かけるくらいだった。その尺、長くても“15秒”程度の、いわば「出オチ」だった。

 だが、船越英一郎、ダレノガレ明美、貴乃花親方と旬な芸能人のものまねをして注目を集めることによって、そうしたポジションをさらに確立。各番組からの「出オチ」でのオファーを得ることに成功したのだ。

 

■無言キャラという前代未聞の芸

 

 さらにトークではあまり評価がされない彼にとって好都合だったのが、言葉少なに答えることで知られた貴乃花親方のモノマネだった。顔の表情と服装だけで笑いが取れるのである。

 14日に放送された土曜スペシャル『たけしが行く!わがままオヤジ旅3 古都金沢…爆笑珍道中』(テレビ東京系)では、ビートたけしや國村隼、岸本加世子を前に、いつもの長いストールにスーツという親方スタイルで、何も言わずに突っ立っているだけで、笑いを誘っていた。

 そんな彼が受け入れられる土壌には、近年、芸人というくくりが多様化したことで、無理にトークで笑いを取らなくても許されるようになった背景もあろう。

 

■「換気」芸人

 

 テレビ業界には「チェンジ・オブ・ペース」という言葉がある。言葉のごとく「気分転換」、つまり空気を変えるといった意味合いだが、同じメンバーによる展開が続くことで硬直化しそうなスタジオの流れを変化させるべく、あえて作為的に登場することで、さらに場をもたせるやり方だ。この役割に福島がハマった。空気を換える男、福島善成。今後、どんな風を吹かせてくれるのか楽しみだ。
(文=都築雄一郎)

◆「ズバッと!芸能人」過去記事はこちらから

ガリットチュウ・福島善成が到達した「出オチ」「無言」という最強ポジション

 今回取り上げるのは、お笑いコンビ・ガリットチュウの福島善成だ。

 

■泥の97年デビュー組

 

 彼らのことを語るときに、9年前に出演した『アメトーーク!』(テレビ朝日系)は避けて通れない。彼らは番組の中で、「泥の97年デビュー組芸人」というくくりで登場。その中で福島は、「周りのスタッフから毎年『5年後売れるよ』と言われ続けて、13年たった」「休日が多いことを嫁が心配するため、休みなのに仕事に行くフリをする」といったエピソードを披露。翌年に放送された「Part2」では、雨上がり決死隊・宮迫博之が「やったらアカン企画なんです。羽ばたいてもらわないと」と、出演していた芸人たちに活を入れていたが、福島はその中で、奥様からの手紙に、こみあげるものをおさえていた。

 そんなガリットチュウを含め、「泥の97年デビュー組」の芸人は、若手時代こそテレビに多少なりとも出させてもらっていたものの、トークなり雰囲気なりリアクションなり、とりたてて決め手がなかったことから次第にテレビから遠ざかっていった。

 

■一時期はユーチューバーになったことも

 

 そんな福島は、デビュー当初から得意だったモノマネをやり続けながらも、数年前にはYouTubeからのブレークを狙って、家族全員で、ディズニーランドのアトクラクションを何個制覇できるか挑戦したり、自宅をDIYする動画をアップするも、なかなか鉱脈は見いだせずにいた。その「ネットでの売り方」が、結果的に、現在フォロワーが急増中のインスタグラムに流れていく。もちろんそのインスタを始めたきっかけは、盟友・くっきー(野生爆弾)からの助言もあったとされている。

 

■出オチでも許されるポジション

 

 そんな福島の姿をテレビで見かける機会は年に1~2回、日テレの各番組が集結する『DASHでイッテQ!行列のできるしゃべくり日テレ系人気番組NO.1決定戦』(日本テレビ系)の中に見かけるくらいだった。その尺、長くても“15秒”程度の、いわば「出オチ」だった。

 だが、船越英一郎、ダレノガレ明美、貴乃花親方と旬な芸能人のものまねをして注目を集めることによって、そうしたポジションをさらに確立。各番組からの「出オチ」でのオファーを得ることに成功したのだ。

 

■無言キャラという前代未聞の芸

 

 さらにトークではあまり評価がされない彼にとって好都合だったのが、言葉少なに答えることで知られた貴乃花親方のモノマネだった。顔の表情と服装だけで笑いが取れるのである。

 14日に放送された土曜スペシャル『たけしが行く!わがままオヤジ旅3 古都金沢…爆笑珍道中』(テレビ東京系)では、ビートたけしや國村隼、岸本加世子を前に、いつもの長いストールにスーツという親方スタイルで、何も言わずに突っ立っているだけで、笑いを誘っていた。

 そんな彼が受け入れられる土壌には、近年、芸人というくくりが多様化したことで、無理にトークで笑いを取らなくても許されるようになった背景もあろう。

 

■「換気」芸人

 

 テレビ業界には「チェンジ・オブ・ペース」という言葉がある。言葉のごとく「気分転換」、つまり空気を変えるといった意味合いだが、同じメンバーによる展開が続くことで硬直化しそうなスタジオの流れを変化させるべく、あえて作為的に登場することで、さらに場をもたせるやり方だ。この役割に福島がハマった。空気を換える男、福島善成。今後、どんな風を吹かせてくれるのか楽しみだ。
(文=都築雄一郎)

◆「ズバッと!芸能人」過去記事はこちらから

菜々緒『Missデビル』、初回視聴率9.6%も「『スカッとジャパン』の延長みたい」と酷評

 4月14日に放送されたドラマ『Missデビル 人事の悪魔・椿眞子』(日本テレビ系)第1話の平均視聴率が、9.6%(ビデオリサーチ調べ/関東地区、以下同)と1ケタ台スタートだったことがわかった。女優でモデルの菜々緒が主演を務めているが、視聴者からは「菜々緒の演技がいつも通りすぎて、面白くない」「毎回同じイメージの役柄ばっかり」と不満の声が相次いでいる。

 型破りな人事コンサルタント・椿眞子が、オフィスの闇を暴き出す姿をサスペンスフルに描いた同ドラマ。“人事の悪魔”と呼ばれる強烈なキャラクター・椿を菜々緒が演じ、ハラスメントや社内恋愛など、会社内で起きる問題を大胆な手法で解決していく。

「同作で、菜々緒はゴールデンプライム帯ドラマの初主演を飾りました。ファンを虜にする驚異のスタイルで、菜々緒の美脚を称賛する声が上がりましたが、主演としてドラマを牽引できるかは別の問題。ネット上には『毎回似たような演技で飽きちゃったよ』『綺麗な人だけど、だからといって主演を張れるとは限らないっていう代表例』『菜々緒のこういう役は、イメージ通りすぎて新鮮味を感じられない』といった批判が続出しました。菜々緒が持つ“悪女”という持ち味が、逆にドラマの足かせになってしまったようです」(芸能ライター)

“イメージ通り”のキャスティングに思わぬケチがついてしまったが、ドラマそのものに対する評価も厳しいものとなった。

「第1話では、佐藤勝利演じる博史が老舗の損害保険会社に入社。同期入社の仲間たちとともに、“ランニング”や“穴掘り”といった過酷な新人研修に挑む姿が描かれました。ドラマとはいえ、過剰な研修描写、一斉退職、自殺未遂といったストーリー展開に『さすがに現実離れしてる』『見てられなかったわ。面白いと思わせる要素がないのがイタイ』『いまどきこんな研修なんてあるの? 損保会社のイメージダウンにならなきゃいいけど』『正直、「次回も見よう」とは全く思えない』などの感想が相次いでいました」

 視聴率9.6%に関して、先行きを不安視する声も多い。

「同作のような“痛快エンターテインメント”作品はこれまでにも多く描かれています。そのため『展開が読めてつまらない』といった声が上がったほか、『「痛快TVスカッとジャパン」(フジテレビ系)の、延長上のドラマみたいだね』『似た作品で例えると「女王の教室」(日本テレビ系)が100点としたら、1点くらいの演技。総評で5点の作品』と比較された上での酷評も見られました。ドラマとしてのオリジナリティーを出していかないと、視聴者は“二番煎じ”と判断して、ますます離れてしまうのでは」(同)

“美しき悪魔”菜々緒が、新たな魅力を見せつけることになるのか。視聴率上昇の鍵を握る菜々緒の活躍に期待がかかる。

関ジャニ∞・渋谷すばるの会見で“主催者激怒”の大混乱「解禁破りのネットメディアが……」

 ジャニーズ事務所の人気グループ・関ジャニ∞の渋谷すばるが、今年内をもってジャニーズ事務所を退所、グループから脱退することを発表した。

 15日、テレビ、ラジオ、雑誌、ネットメディアに加え、おなじみの女性芸能レポーターも勢ぞろいした東京・港区赤坂のANAインターコンチネンタルホテルで行われた会見には、安田章大を除いたメンバー6人が出席。心境を語ったのだが、会場に入った芸能関係者は、いくつかの点で違和感を抱いたという。

 会見の舞台ウラを、芸能関係者が声をひそめて明かした。

「大倉(忠義)くんが、あからさまに不満そうな顔、声で答えていたのが印象的でしたね。会見で大倉くんは『最初、(会見は)嫌だったんですけど。ファンの方のためを思って。あと、やっぱり、勝手な決断をしたすばるくんのことを嫌いになれなかった。ちゃんとこういうところで、どういう発言をするのか横で聞いていたいと思った』とコメントしていましたけど、話し方も少しトゲがあるようで全然納得いっていない様子でしたよ」

 また渋谷が脱退後の活動について「音楽というものを今までちゃんと勉強したことがない。そういった音楽の学校なのか、そういう所にまずは行って学びたい。語学も含めてなので、英語圏がいいかなと漠然と思っているんですが」と発言したことにも疑問符が浮かぶ。

「グループ脱退、事務所退所は決まっていますが、具体的なこれからのプランがまったく決定していないことに驚きました。どこの学校に行くのかどころか、どこの国に行くのか、まったく決まってない状態で辞めることに、会見にいた人はみんな計画性のなさを感じ、びっくりしていましたよ。完全に見切り発車ではないかとの声すら上がってました」(同)

 会場では、主催者側が激怒するハプニングも巻き起こったという。

「会見は午前10時30分すぎから開始されたのですが、事前にジャニーズから『報道は会見が終わった後の12時解禁で、それまでは報じないように』というお達しが出ていました。ところが一部のネット媒体がその解禁時間を破って午前11時30分頃にインターネット上にアップしてしまったために、混乱となり、当該の媒体はジャニーズ側、他メディアからキツいお灸を据えられていましたよ」(同)

 さまざまな波紋を呼んだ、メンバー揃っての会見。これから関ジャニ∞と渋谷すばるがどういう道を歩んでいくのか、ファンならずとも注目を集めそうだ。

関ジャニ∞・渋谷すばるの会見で“主催者激怒”の大混乱「解禁破りのネットメディアが……」

 ジャニーズ事務所の人気グループ・関ジャニ∞の渋谷すばるが、今年内をもってジャニーズ事務所を退所、グループから脱退することを発表した。

 15日、テレビ、ラジオ、雑誌、ネットメディアに加え、おなじみの女性芸能レポーターも勢ぞろいした東京・港区赤坂のANAインターコンチネンタルホテルで行われた会見には、安田章大を除いたメンバー6人が出席。心境を語ったのだが、会場に入った芸能関係者は、いくつかの点で違和感を抱いたという。

 会見の舞台ウラを、芸能関係者が声をひそめて明かした。

「大倉(忠義)くんが、あからさまに不満そうな顔、声で答えていたのが印象的でしたね。会見で大倉くんは『最初、(会見は)嫌だったんですけど。ファンの方のためを思って。あと、やっぱり、勝手な決断をしたすばるくんのことを嫌いになれなかった。ちゃんとこういうところで、どういう発言をするのか横で聞いていたいと思った』とコメントしていましたけど、話し方も少しトゲがあるようで全然納得いっていない様子でしたよ」

 また渋谷が脱退後の活動について「音楽というものを今までちゃんと勉強したことがない。そういった音楽の学校なのか、そういう所にまずは行って学びたい。語学も含めてなので、英語圏がいいかなと漠然と思っているんですが」と発言したことにも疑問符が浮かぶ。

「グループ脱退、事務所退所は決まっていますが、具体的なこれからのプランがまったく決定していないことに驚きました。どこの学校に行くのかどころか、どこの国に行くのか、まったく決まってない状態で辞めることに、会見にいた人はみんな計画性のなさを感じ、びっくりしていましたよ。完全に見切り発車ではないかとの声すら上がってました」(同)

 会場では、主催者側が激怒するハプニングも巻き起こったという。

「会見は午前10時30分すぎから開始されたのですが、事前にジャニーズから『報道は会見が終わった後の12時解禁で、それまでは報じないように』というお達しが出ていました。ところが一部のネット媒体がその解禁時間を破って午前11時30分頃にインターネット上にアップしてしまったために、混乱となり、当該の媒体はジャニーズ側、他メディアからキツいお灸を据えられていましたよ」(同)

 さまざまな波紋を呼んだ、メンバー揃っての会見。これから関ジャニ∞と渋谷すばるがどういう道を歩んでいくのか、ファンならずとも注目を集めそうだ。

小島瑠璃子の必殺技“親父ゴロシ”が効果ナシ! 大御所からは高評価も人気中堅芸人からは意外な評価のワケ

 天才か、それとも過大評価か――。

 タレント・小島瑠璃子(24)の評価が大きく割れている。

 小島は、現在、レギュラー番組4本、準レギュラー1本を抱え、他にもゲスト出演などでバラエティ番組に引っ張りだこ。松本人志やヒロミ、池上彰といった、大物MCから「天才」と絶賛され、バラエティ業界のトップランナーの一人であることは、間違いないだろう。

「昨年秋の衆院選の際には、『池上彰の総選挙ライブ』(テレビ東京系)に中継リポーターとして出演し、各党の開票センターを訪れ、その雰囲気をリポート。池上も、小島の的確な描写力を称賛。『ワイドナショー』(フジテレビ系)では、その時の様子が紹介され、ヒロミが『この子、天才だと思ったもんね』と言えば、松本も『びっくりした。アンタ、ホントにうまいね!』と賛辞を惜しみませんでした」(テレビ雑誌記者)

 他にも、小堺一機や中居正広も、異口同音に小島を「天才」と呼んでいる。一体、彼女の何がそんなに評価をされているのか。

「決して、コメントが面白いとか、特別な個性があるわけではありませんが、大物司会者が番組を進行する上で想定する理想的な流れから決してハミ出そうとせず、求められる80点以上の回答をコンスタントに出すことができる。しかも、決して相手を傷つけず、自分も傷つかない絶対安全保証付き。当然ながら、いつワイプで抜かれてもいいように、出演者のすべての発言に耳を傾け、またVTRが流れるモニターをしっかり見つめ、細かなリアクションをとり続けるといった、一昔前の矢口真里のような“ワイプ芸”も完璧にこなしています。それでいて、実はムッチリEカップバストの持ち主で、話すときは相手の目をじっと見て離さない。大物MCにとっては使い勝手がいい上に、ちょっとした下心をくすぐられる存在なのでは」(放送作家)

 最強の“親父ゴロシ”であり、その能力はおそらく各局のプロデューサーらにも発揮されているのだろう。これだけの仕事量が、その証しといって間違いない。

 だが、それが視聴者からの支持率につながっているかといえば、答えはノーだ。

 ネットでの嫌われっぷり、特に女性からの支持率の低さは、「今なら、吉岡里帆、土屋太鳳を上回り、業界ナンバーワンと言ってもいい」(女性向け情報サイト編集者)だという。

「優等生的な言動で小器用に大物に取り入り上手いことやっている感じが、世の女性の目には、あざとく映るのでしょう」(同)

 実は、中堅クラスの人気芸人の間での評価も、決して高くないようだ。

「有吉弘行はかつて『知ったかぶりが鼻につくときがある』と、こじるりを評したことがあります。それを聞いていた、チュートリアルの徳井義実やメイプル超合金のカズレーザーが手を叩いて爆笑していましたから、彼らも同じように思っていたということ。また有吉は自身のラジオ番組で『ある番組の仕事ぶりが評価されているからって、その雰囲気を他の番組に持ち込んでくるとしたら、俺はイラってくるね』とも話したことがあり、その無難な仕事ぶりに否定的でした。予定調和をぶち壊し、番組に波風を立ててこその中堅芸人にとっては、小島のやっていることは、やはりあざとく見えるのでしょう」(前出・放送作家)

 そんな小島の仕事ぶりを、最もわかりやすく表現してしまったのは、事務所の先輩である伊集院光だ。

「この4月から『サイエンスZERO』(NHK Eテレ)の新MCに就任した小島に、同番組のファンだという伊集院は、『こうでしょ、ってみんながわかっていることを、テレビの進行的に先生に質問することはやめなさい』とアドバイスしたそうです。小島は、『いい意味でのプレッシャーをいただいた』とも言っていましたが、伊集院のアドバイスは、小島が普段やっていることが、『番組の都合を撫でただけの進行的な仕事』でしかないことをズバリ指摘していますよね」(前同)

 さて、あなたはこじるりのこと、好き? 嫌い?

“キング・オブ・アウトロー”瓜田純士が劇場版『ドラえもん』に涙、涙……「毎回泣いちゃう」「俺は、のび太」

 10年ぶりに『THE OUTSIDER』へ電撃復帰することが決まった“キング・オブ・アウトロー”こと瓜田純士(記事参照)。4月28日の試合に向けた最終調整に入る前に、映画鑑賞で最後の息抜きをしてもらおう。編集部からプレゼントされた『映画ドラえもん のび太の宝島』(監督=今井一暁/脚本=川村元気/原作=藤子・F・不二雄)のチケットを握りしめた瓜田夫妻が、チビッコだらけの映画館に入っていった――。

 鑑賞当日は日曜日ということもあって、場内は満員。その過半数が小学生以下の子どもという客層だ。

「この大切な時期に、くだらない映画を見せやがって!」と瓜田から怒られる展開も予想していたが、それはまったくの杞憂に終わった。映画が始まるや否や、瓜田の笑い声が場内にこだまし、終盤になると、瓜田は鼻をすすり出し、ティッシュで涙を拭き始めたのだ。

 この日、誰よりもこの映画を楽しんでいたのは瓜田かもしれない。そう言えるほどの好感触。以下は、鑑賞後のインタビューである。

――いかがでしたか?

瓜田純士(以下、純士) いやぁ、めちゃくちゃ感動しました。

――序盤から純士さんが吹き出しまくっていたから、作品を小馬鹿にして笑っているのかと思いきや、そうじゃなかったようですね。

純士 懐かしさとかわいさで、もう笑いが止まらなくて。どのキャラが何をやってもおかしいし、愛しいんですよ。お決まりのところでジャイアンが文句を言ったり、威張ったり自慢したりも面白いし、展開の強引さすら愛せてしまう。しかも作品全体としては昔と変わらず、愛と勇気と友情を教えてくれる。本当によくできた作品だと思いました。

――『ドラえもん』は、昔からよく見ていたんですか?

純士 子どもの頃から大好きで、テレビシリーズはもちろんのこと、映画もよく見てましたし、下敷きとかも持ってました。今日確信したんだけど、藤子作品って、絶対的な安心感を持って見れるところがいいですよね。たとえば『進撃の巨人』なんかは、見たことないけど、見るとなったら「大丈夫なのかな」と構えちゃうと思う。でも藤子作品にはそういう心配が要らないんですよ。終始、笑いと感動にあふれてるじゃないですか。ちょっと誰かがいいこと言っただけで、すぐにグッときちゃいますよ。

――今回、グッときた場面は?

純士 ジャイアンの名言、聞きました? 正確なセリフまでは覚えてないけど、「おいフロック、おまえが弱音を吐くなんて、らしくないぞ」とかなんとか言ってたじゃないですか。ああいう男を見せなきゃいけない場面で立ち上がるジャイアンって、めちゃくちゃ格好いい。ジャイアンが男を売る場面にスネ夫が付き合わされるパターンが特に好きですね。あと、しずかちゃんの根性にも感心しました。

――しずかちゃんの根性? そんな場面、ありましたっけ?

純士 海賊にさらわれたっていうのに、新しい環境にすぐさま馴染んで、厨房で明るく皿とか洗ってたじゃないですか。あの適応力と心臓の強さはすごいですよ。

――奥様は浮かない表情ですが、面白くなかったですか?

瓜田麗子(以下、麗子) めっちゃクオリティーが落ちたと思いました。昔の『ドラえもん』は、もっと内容が濃かったり細かかったりしたと思うんですよ……。

純士 自分が大人になったから、そう思うだけじゃない?

麗子 ちゃう、ちゃう。全体的に、粗くて粗くて。

――どういう部分に粗さを感じましたか?

麗子 子どもがピコポコピコポコ、コンピュータみたいなのをイジってましたけど、タッチパネルの描写が粗くって、どういうキーになってるのかようわからんかったやないですか。あと、ドラえもんがウニョウニョしたゾーンの中に入っちゃって、「危ない!」って言うんやだけど、手を突っ込むのは大丈夫だったりして、あのウニョウニョの正体は一体なんなんやろ? ってのが結局ようわからんかったり。

純士 そういうのはね、藤子アニメに求めちゃダメなんだよ。ウニョウニョの中にいるドラえもんを助け出すとき、ポコって頭が出てきたシーンとか、もうかわいくてたまらなくて笑っちゃったけどなぁ。

麗子 まあそれはええともしても、『ミニオンズ』とか『ポケットモンスター』をパロってるようなシーンも多々あったやないですか。いよいよネタがなくなったのかな、とも思ったわ。

純士 俺はその逆の見方で、「藤子、よくぞ新境地に切り込んだな」と高評価してるよ。今までと同じような繰り返しだと、さすがにファンも飽きるから、世界観を広げるべく、改革に出たんだと思う。洋物や流行り物を吸収した“新・藤子劇場”とでもいうのかな。アジアにとどまってた映画が世界に出るべく、そういう勝負に出たんでしょう。実際、今回の作品で『ドラえもん』は新しいファンを多くつかむと思うよ。

麗子 なんでもアリにもほどがあると思ったけどなぁ。

純士 いや、なんでもアリでいいんだよ。「そんなに便利なもんがあるならもっと早くに出せよ」という飛び道具も『ドラえもん』だから許される。特に今作は劇場版だから、尺の関係上、短縮展開もやむを得ないでしょ。

――テレビ版と劇場版で、内容は大きく異なるんですか?

純士 劇場版はもとから、家族でも楽しめるようなスペシャルな内容になってるんですよ。テレビ版の本来のアニメの殻を破った舞台設定や大仕掛けがあったり。こないだ家で見た作品では、西部劇風のシチュエーションで外国の女の子が『ノビ~タ』なんつってました。そういうのも劇場版ならではの面白さなんですよ。数年前の『STAND BY ME ドラえもん』あたりからは特に、子どもだけじゃなく大人も十分楽しめる内容になってきてると思います。

麗子 『STAND BY ME~』はめっちゃ感動したんやけどなぁ。それに比べると、今回のは特に絵のクオリティーがガタ落ちやったわ。

純士 『STAND BY ME~』は3DCGをゴリゴリに使った特殊な作品だから、絵が違うのは当たり前当然でしょ!

麗子 そうやったっけ? なんでそんなに詳しいん?(笑)

純士 好きだからに決まってるだろ!

――2005年以降、主要キャラの声優が変わりましたが、それについてはどう思いますか?

純士 まったく違和感ないですね。

――序盤はゲラゲラ笑っていた純士さんですが、終盤、泣いていましたよね。“泣きポイント”はズバリ、どこでしたか?

純士 急に背景が切り替わって、挿入歌(ここにいないあなたへ/星野源)が流れたところで泣いちゃった。ぶっちゃけ、ストーリーはあまり関係ない。挿入歌の力です。

――映画の雰囲気だけで泣いてしまう奥さんのことを、これまでさんざんバカにしてきた純士さんですが、今日はご自身も“雰囲気泣き”を?

純士 そうなんですよ(笑)。『ドラえもん』だけは毎回、雰囲気で泣いちゃう。

麗子 私の両脇に座ってた子どもと純士が、ずっと同じところで笑ってて、ほぼ同時に泣き始めたから、めっちゃウケたわ。

――今作は「父と子の関係」がテーマの一つでしたが、そのあたりはいかがでしたか?

純士 俺自身、父親との関係が特殊だったせいか、父子をテーマにした映画が好きで、シルベスタ・スタローンの『オーバー・ザ・トップ』とか、ヒュー・ジャックマンの『リアル・スティール』とか、代表的なのは結構見てるんですよ。ただ、さすがに目が肥えてるんで、そのテーマに関しては今回はそこまで来なかったかな。ゲストに寄せすぎな部分もあったんで。

――ゲストに寄せすぎ、とは?

純士 フロックと父親の関係で泣かせようとしてたじゃないですか。俺、身内贔屓なところがあるから、ドラえもん、のび太、しずか、ジャイアン、スネ夫といったゴールデンメンバーには愛着があって、そいつらが何かいいことをするとすぐに泣いちゃうんだけど、フロックなどの新しい面々には慣れてないから、そこまで感情移入できなかった。とはいえ、感動はしましたけどね。今回、父子のストーリーを見てて思ったのは、「俺はもう、子ども目線じゃないんだな」ってこと。なんやかんやで俺もアラフォーだから、すっかり父親の目線で作品の中の子どもたちを見てましたよ。そういう変化は感じたけども、物語の本質は変わらない。藤子先生の一番言いたいことは、今回もしっかり受け止めたつもりです。

――藤子先生の一番言いたいこと、とは?

純士 のび太って結局、「見てる人みんな」なんですよ。ヒーローに憧れてるけど、見た目も悪くて頭も悪くて意気地もなくて……っていう、多くの見てる人たちそのものなんです。藤子先生はきっと、ずっとそのことを意識して描いてたはず。その冴えないのび太がいつも最後、信じられない勇気を振り絞ったり愛を訴えたりして、ああいうゲスト的な外国人の奴らの心すら打つようなことをやってのけるというのが作品の肝でしょう。今回ものび太が映画の中で、立ち上がる勇気を見せてくれたので、大満足。百点満点です。

――ちなみに少年期の純士さんは、ドラえもんの登場人物でいうと、誰に近かったのでしょう?

純士 のび太ですね。

――てっきり、ジャイアンなのかと思っていましたが。

純士 同級生全員に対して「俺を呼び捨てにするな」と脅したりという、ジャイアン的な行動も確かにしてましたが、俺の内面は昔も今も、のび太なんですよ。

麗子 そやな。のび太を今日見て、改めて思ったわ。純士にソックリやなって。

純士 で、ウチの嫁は、ドラえもんなんですよ。俺、外ではめちゃくちゃ格好つけてるのに、家では嫁に甘えてばかりいますから。足の指をクローゼットにぶつけただけで「救急車を呼んでよ~」と泣きついたり。

麗子 ホンマ、のび太やわ~。でも、のび太と一緒で、純士もやるときはやんねんな。

純士 うん、やるときはやる。

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 4月28日の『THE OUTSIDER』で、「やるときはやる」瓜田の真価を見せてもらおうではないか。
(取材・文=岡林敬太/撮影=おひよ)

【サイゾー presents『瓜田に勝ったら10万円』開催決定!】
大会名/THE OUTSIDER 実験リーグ
会場/新宿フェイス
開催日時/2018年4月28日(土)13:00開場 14:00試合開始予定
※対戦カード、チケット情報などの詳細はリングス公式サイト(http://www.rings.co.jp)でご確認ください。

※瓜田純士の人生相談「No problem」
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