TOKIO・山口達也“強制わいせつ”に至った闇と「ジャニーズ弱体化」の現状

 TOKIOの山口達也が強制わいせつ罪で書類送検されたことが明らかになり、芸能界に激震が走っている。各テレビ局は、山口が出演する番組の放送を見合わせ、山口と被害者の女子高生が知り合うキッカケとなった、NHK Eテレの『Rの法則』は番組サイトごと削除され、番組打ち切りもささやかれている。26日に行われた記者会見で、山口の無期限謹慎も発表されたが、ジャニーズの人気アイドルが起こしたわいせつ事件だけに、その余波は当分収まりそうもない。

「強制わいせつ罪というと衝撃的ですが、何よりマズかったのは、相手が16歳の女子高生だったこと。飲酒も勧めていたといいますからね。それに、財務省の事務次官だった福田淳一氏がテレビ朝日の女性記者へのセクハラ発言疑惑という週刊誌報道だけで辞任に追い込まれたことを考えれば、より罪が重いとも言える山口に芸能界復帰の道がそう簡単に開けるとは思えません。未成年者へのレイプ騒動を起こした極楽とんぼの山本圭壱にしたって、復帰までに10年かかっていますしね」(芸能記者)

 そして、今回の一件で浮き彫りになったのは、芸能界と山口が抱える“闇”である。前述したように、山口と被害者の女子高生との接点となったのは山口が司会を務め、10代のタレントたちが多く出演する『Rの法則』。番組を仕切る大物芸能人は権力にモノを言わせて、力のない女性出演者に肉体関係を迫っていたという事実だ。ハリウッドでも問題になっているパワハラであり、セクハラである。

「一部報道によると、同番組は女性タレントを抱える芸能事務所にとっては、いわく付きの“要注意番組”だったそうです。同番組にはジャニーズJr.も出演していますが、彼らも出演する女のコたちに手を出していて、それを主導したのが山口だったと言われています」(同)

 さらに、山口がアルコール絡みで病院に通っていたことも明らかになってしまった。

「同じTOKIOのメンバーの国分太一も、自身が司会を務める『ビビット』(TBS系)で、山口がアルコールの問題で通院していたことを認めていましたね。恐らく依存性なのではないでしょうか。山口は一昨年、離婚していますが、別れた原因に深刻なアルコールの問題があったと見るのが妥当です」(同)

 今回の一件で、ジャニーズ事務所の弱体化を指摘する声もある。山口の強制わいせつはNHKの第一報で明らかになったのだが、これは従来では考えられなかったことだという。

「被害者からの告発でもなく、週刊誌のスクープだったわけでもない。ましてや2月に起きた事件だし、和解も成立しています。かつてのジャニーズだったら表に出ることなく、揉み消していたでしょう。それがこうした形で表沙汰になってしまうところに、ジャニーズの弱体化が見て取れます。元SMAPの稲垣吾郎が道交法違反で逮捕された際に各テレビ局が使った“メンバー”なる呼称は、今回も生きており、相変わらずのテレビ局によるジャニーズへの 忖度がうかがえますが、それでも今回は各局とも“書類送検”と明言しています。以前は、少しでも事件性の印象を薄めるために、“書類を送付した”などという摩訶不思議な表現をしていましたからね。先日の渋谷すばるの関ジャニ∞脱退とジャニーズ事務所退所発表もそうですが、やはりSMAPの解散騒動以来、ジャニーズの力は確実に弱まっていますよ」(同)

 盤石を誇ってきた“ジャニーズ帝国”も、いよいよ崩壊の時を迎えようとしているのか?

TOKIO、25周年アルバム・コンサートを計画中だった? 長瀬智也の謝罪に「悲しすぎる」の声

 26日に行われた会見で山口は、「TOKIOでありたいと感じています」など、無期限の謹慎という厳しい処分を受けていながらも、「グループに戻りたい」という旨の発言をしていた。しかしこれには、メンバーの国分太一が情報番組『ビビット』(27日放送、TBS系)にて、「23年間一緒に走ってきたからこそ、そんな甘えた言葉は聞きたくなかった」などと語っており、メンバーの不祥事に悔しさをにじませていた。

 メンバーにも関係者にも多大な迷惑をかけている山口への批判は絶えないが、27日にはジャニーズ公式携帯サイト「Johnny’s web」にて、TOKIOメンバー全員のコメントが掲載された。「この度は山口達也及びTOKIOを応援してくださっている皆様に心よりお詫び申し上げます」という、リーダー・城島茂を筆頭に、それぞれがファンへ謝罪。その中で、長瀬智也が「アルバム制作」と「ライブ」について語っており、ファンにさらなる衝撃を与えている。

 「まだ全てが決まってない事もありまして、勝手な発言は許されないかもしれないのですが」としながら、長瀬は「これからアルバムを制作し、ライブに向けて準備を進めようとしている中で非常に残念な報告で胸が苦しいです」とコメントしている。TOKIOは来年デビュー25周年を迎えるが、もしかすると、そこに向けての準備が行われていたのかもしれない。

 TOKIOは2014年を最後にこれまでコンサートツアーを行っておらず、「節目の年に新しい動きがあるのでは」と期待していたファンは多い。しかし、長瀬のコメントを受けて「ずっと待ってたライブとアルバム発売が、もうすぐ実現するところまで来てたと思うと悲しすぎる……」「私はすごく悲しい。ファンクラブの年会費払ってずっとライブを待ち望んでたのに、その結果がこれ? もうTOKIOのライブには行けないの?」「ジャニウェブ読んで、TOKIOが前向きに音楽活動していたことに正直うれしいと思った。それだけに、来年の25周年楽しみだったし、会いたかったし、みんなでお祝いしたかった……」など、ネット上ではファンから悲痛な声が飛び交っている。

 25周年をファンが楽しみにしていたのはもちろんのこと、昨年末に行われた『第68回 NHK紅白歌合戦』の会見では、TOKIOメンバーからも意気込みが語られていた。「今年1年振り返ってどうでしたか?」との質問を受け、「次のステップに向けていい1年になったんじゃないかなと思います。TOKIO的には次25周年になるので」と答えた長瀬。これに続き、山口が「忙しいままうまくライブができていけばいいね」と前向きな発言をしていた。また、山口は離婚後ということもあり、「ちゃんと働かないと、オレも養育費払えなくなる」という冗談も。「あと15年は現役で頑張るから」という宣言までしていた。

 「ライブができていけばいい」「あと15年は現役で頑張る」という発言を聞き、TOKIOのコンサートや今後の活動を楽しみに待っていたファンに、山口は今なにを思うのだろうか。

「口淫強要」「酒強制で病院送り」関ジャニ∞にWEST……泥酔ジャニーズ、女への蛮行録

 TOKIO・山口達也が女子高生への強制わいせつ容疑で書類送検され、無期限の謹慎処分を受けた。酒によって体調を崩し、1カ月ほど入院しながら仕事に通っていたものの、退院した当日の2月12日に、自宅で酩酊状態になるまで飲酒したという。アルコール依存症の可能性を指摘する声も出ている中、山口にとって、断酒は厳しい道のりとなりそうだ。

 事件を起こした当日、自宅でお酒を飲んで酩酊状態になった山口は、呼び出した女子高生に無理やりキスをするなど、わいせつな行為をした疑いが持たれている。被害者との間で示談が成立したが、ネット上では「46歳のおっさんが酔った挙げ句、女子高生に同意なしでキスするなんて、ただただ気持ち悪い」「山口、アルコール中毒だね」と、山口に対する批判が飛び交っている状況だ。

 一方、山口だけではなく、ジャニーズ事務所内にはこれまでも酒絡みの女性トラブルが問題になったタレントが複数存在する。

「2008年7月発売の『週刊女性』(主婦と生活社)に、関ジャニ∞・渋谷すばるに関する衝撃的な記事が掲載されました。同年5月、渋谷は関西ジャニーズJr.とともに大阪市内でプライベートのパーティーを開催。その場で、王様ゲームの最中にお酒の一気飲みを強制させられた女性が、倒れてしまったそうです。異変を察知したほかの参加者が救急車を呼ぼうとした時、すでに機嫌を損ねていた渋谷は『お前ら、救急車呼んだら人生終わったと思えよ。そんなヤツ、死んだらええねん!』と、言い放ったとか。結果的に病院へ運ばれた女性は急性アルコール中毒と診断され、半日以上の昏睡状態に陥ったと、同誌は伝えていました」(ジャニーズに詳しい記者)

 また、14年4月にはジャニーズWEST・藤井流星が、CDデビューの翌日に発売された「週刊文春」(文藝春秋)で“下半身スキャンダル”を報じられている。記事は被害者の女性・A子さんが告発しているもので、当時18歳の未成年だった藤井が喫煙と飲酒をしていた上に、成人したばかりで飲み慣れない女性陣に酒を無理やり飲ませたという。

 A子さんの友人が酩酊して意識を失うと、藤井はA子さんに口移しで強引にウォッカを飲ませた後、性的行為を強要。A子さんいわく、テレビで藤井を見るたびに「あの夜のことを思い出して怖くなる」ほどのトラウマに。同誌には煙草を手にする藤井らしき男性の後ろに、缶ビールがバッチリと写る写真も載っていた。

 ところが、この一件によるお咎めは特になく、藤井は同年7月放送の深夜ドラマ『アゲイン!!』(TBS系)で主演を務め、翌年には嵐・相葉雅紀の“バーター”で月9ドラマ『ようこそ、わが家へ』(フジテレビ系)に出演。本人は「文春」の取材に対して飲酒や喫煙は「ないです」などと否定したため、真相は藪の中となった。

 また、16年5月には、Hey!Say!JUMP・中島裕翔が“泥酔110番事件”を起こしている。スクープした「文春」によれば、同4月1日早朝、30代の女性会社員から「路上で男性に抱き付かれるなどした」と110番通報があり、警察官が現場へ直行。そこにいた泥酔状態の若い男性が、中島だったのだ。

「女性の上半身を触るなどした疑いが持たれるも、防犯カメラや微物の捜査では犯行の裏付けになるものは出てこなかったとか。中島はかなり泥酔しており、故意に乱暴しようとした可能性も低かったため、女性側は被害届を出さなかったそうです。中島はその前月発売の『週刊ポスト』(小学館)に、女優・吉田羊との“肉食七連泊愛”を報じられていましたが、その吉田の家に宿泊した翌日に、泥酔事件を起こしたそうです」(同)

 中島の場合は、警察の捜査が入ったことも影響しているのか、ジャニーズ側が「泥酔下とはいえ、このような事態になりました点について、関係者の皆様に深くお詫び申し上げます。本人も深く反省しております」と、「文春」にコメントを寄せていた。しかし、同年7月スタートのドラマ『HOPE~期待ゼロの新入社員~』(フジテレビ系)で主人公を演じ、謹慎といった処分は受けないまま芸能活動を継続している。

 ジャニーズとはファンに夢や希望を与える職業だけに、性暴力や暴言は最もあってはならないことだ。その後の活動が順調であっても、起こした騒動は一生自身やファンを苦しめることを自覚すべきだろう。

「口淫強要」「酒強制で病院送り」関ジャニ∞にWEST……泥酔ジャニーズ、女への蛮行録

 TOKIO・山口達也が女子高生への強制わいせつ容疑で書類送検され、無期限の謹慎処分を受けた。酒によって体調を崩し、1カ月ほど入院しながら仕事に通っていたものの、退院した当日の2月12日に、自宅で酩酊状態になるまで飲酒したという。アルコール依存症の可能性を指摘する声も出ている中、山口にとって、断酒は厳しい道のりとなりそうだ。

 事件を起こした当日、自宅でお酒を飲んで酩酊状態になった山口は、呼び出した女子高生に無理やりキスをするなど、わいせつな行為をした疑いが持たれている。被害者との間で示談が成立したが、ネット上では「46歳のおっさんが酔った挙げ句、女子高生に同意なしでキスするなんて、ただただ気持ち悪い」「山口、アルコール中毒だね」と、山口に対する批判が飛び交っている状況だ。

 一方、山口だけではなく、ジャニーズ事務所内にはこれまでも酒絡みの女性トラブルが問題になったタレントが複数存在する。

「2008年7月発売の『週刊女性』(主婦と生活社)に、関ジャニ∞・渋谷すばるに関する衝撃的な記事が掲載されました。同年5月、渋谷は関西ジャニーズJr.とともに大阪市内でプライベートのパーティーを開催。その場で、王様ゲームの最中にお酒の一気飲みを強制させられた女性が、倒れてしまったそうです。異変を察知したほかの参加者が救急車を呼ぼうとした時、すでに機嫌を損ねていた渋谷は『お前ら、救急車呼んだら人生終わったと思えよ。そんなヤツ、死んだらええねん!』と、言い放ったとか。結果的に病院へ運ばれた女性は急性アルコール中毒と診断され、半日以上の昏睡状態に陥ったと、同誌は伝えていました」(ジャニーズに詳しい記者)

 また、14年4月にはジャニーズWEST・藤井流星が、CDデビューの翌日に発売された「週刊文春」(文藝春秋)で“下半身スキャンダル”を報じられている。記事は被害者の女性・A子さんが告発しているもので、当時18歳の未成年だった藤井が喫煙と飲酒をしていた上に、成人したばかりで飲み慣れない女性陣に酒を無理やり飲ませたという。

 A子さんの友人が酩酊して意識を失うと、藤井はA子さんに口移しで強引にウォッカを飲ませた後、性的行為を強要。A子さんいわく、テレビで藤井を見るたびに「あの夜のことを思い出して怖くなる」ほどのトラウマに。同誌には煙草を手にする藤井らしき男性の後ろに、缶ビールがバッチリと写る写真も載っていた。

 ところが、この一件によるお咎めは特になく、藤井は同年7月放送の深夜ドラマ『アゲイン!!』(TBS系)で主演を務め、翌年には嵐・相葉雅紀の“バーター”で月9ドラマ『ようこそ、わが家へ』(フジテレビ系)に出演。本人は「文春」の取材に対して飲酒や喫煙は「ないです」などと否定したため、真相は藪の中となった。

 また、16年5月には、Hey!Say!JUMP・中島裕翔が“泥酔110番事件”を起こしている。スクープした「文春」によれば、同4月1日早朝、30代の女性会社員から「路上で男性に抱き付かれるなどした」と110番通報があり、警察官が現場へ直行。そこにいた泥酔状態の若い男性が、中島だったのだ。

「女性の上半身を触るなどした疑いが持たれるも、防犯カメラや微物の捜査では犯行の裏付けになるものは出てこなかったとか。中島はかなり泥酔しており、故意に乱暴しようとした可能性も低かったため、女性側は被害届を出さなかったそうです。中島はその前月発売の『週刊ポスト』(小学館)に、女優・吉田羊との“肉食七連泊愛”を報じられていましたが、その吉田の家に宿泊した翌日に、泥酔事件を起こしたそうです」(同)

 中島の場合は、警察の捜査が入ったことも影響しているのか、ジャニーズ側が「泥酔下とはいえ、このような事態になりました点について、関係者の皆様に深くお詫び申し上げます。本人も深く反省しております」と、「文春」にコメントを寄せていた。しかし、同年7月スタートのドラマ『HOPE~期待ゼロの新入社員~』(フジテレビ系)で主人公を演じ、謹慎といった処分は受けないまま芸能活動を継続している。

 ジャニーズとはファンに夢や希望を与える職業だけに、性暴力や暴言は最もあってはならないことだ。その後の活動が順調であっても、起こした騒動は一生自身やファンを苦しめることを自覚すべきだろう。

Hey! Say! JUMPの岡本圭人、上智大退学……芸能人の大学入学は、学部選びも大事?

 Hey! Say! JUMPの岡本圭人が上智大学を退学していたことがわかった。岡本は2012年4月に国際教養学部へ入学。今年3月の卒業も確認されず3留が決定かといわれたが、実際は昨年7月に退学していたようだ。

「岡本が入学した国際教養学部は、すべての講義が英語で行われます。大学というと大教室の授業を連想しがちですが、この学部は高校のクラスのような少人数の規模で、必修も多い。何よりも出席が重視されるといえるでしょう。さらに上智大学は単位認定が厳しい学校として知られています。岡本は9歳から5年間、イギリスに留学経験があり英語力は問題なかったのでしょうが、それだけで卒業できる学校ではありません」(予備校教師)

 ならばほかのジャニーズタレントの場合はどうだろうか。嵐の櫻井翔は慶應義塾大学、NEWSの小山慶一郎が明治大学を卒業している。

「櫻井は経済学部を卒業しています。大教室の授業も多いので、毎回出席せずともテストを受けて一定の成績が取れれば単位は取れる授業も多かったのでしょう。小山は文学部の東洋史専攻ですね。文学部の授業は少人数で必修も多いですが、授業最優先で1~2年時にまとめて単位を取ったようですから、あとはゼミナールの出席が中心だったのでしょう。語学や一般教養などの単位を残してしまうと、あとの学習計画が立てづらくなりますからね」(同)

 岡本の父は元男闘呼組の岡本健一である。大学卒業は父との約束でもあったが、残念ながら果たせなかったようだ。学業と芸能活動を両立させるには学部選びも重要だといえるだろう。
(文=平田宏利)

アトピー性皮膚炎、気管支喘息、花粉症…知っておきたい、アレルギーの仕組み

※この記事はメタモル出版ウェブサイトに掲載されていた森戸やすみさんの連載「小児科医ママの子どものケアきほんの『き』」を再掲載したものです

 まず、アレルギーとはなんでしょうか?

 私たちの体には、自分と異物とを区別して、異物を追い出す仕組みが備わっています。だから、体内にウイルスや細菌が入ると、熱が出て白血球などが寄ってきて、液性免疫である抗体を作ったり、細胞性免疫を利用したりして、悪者のウイルスや細菌をやっつけるというわけ。この「免疫」という仕組みが体を守っているんですね。

 ところが、免疫は本来そこまで危険ではないはずの特定の異物に反応してしまうことがあります。これがアレルギーです。たとえば、スギ花粉が体内に入ってきたときに、白血球系細胞のひとつであるマスト細胞(肥満細胞)の上についているIgEが異物として認識すると、ヒスタミンなどの化学物質が放出されます。ヒスタミンは毛細血管を拡張するので、目が充血したり、皮膚が赤くなったり盛り上がったり、鼻水や痰などの分泌物を出したり、皮膚の痒みを起こしたりするのです。アレルギーの原因物質である「アレルゲン」は、人によってぞれぞれ違います。

 ひとくちにアレルギーといっても様々なものがありますが、子どもにとって特に身近なのはアトピー性皮膚炎、気管支喘息、花粉症、食物アレルギーでしょう。すべて持っている人もいますね。もともとアレルギーの素因のある場合、年齢によって症状が違う形で出てくることがあり、「アレルギーマーチ」と呼ばれています。食物アレルギーに関しては、3月23日公開の『管理栄養士パパのみんなの食と健康の話』で詳しい解説をしてもらうので、その他のものについて解説します。

アトピー性皮膚炎
 頭や顔、首、体、手足などに赤くて痒い湿疹が左右対称にでき、何度も消えたりできたりを繰り返す疾患です。粉が吹いたり、かさぶたができたりすることもあるでしょう。

 軽いアトピー性皮膚炎は、清潔と保湿だけでかなりよくなります。お風呂ではスポンジやタオルは使わず、石けんをよく泡立て、爪を立てないよう指の腹で全身を洗いましょう。そして石けんが残らないようよく流し、お風呂上がりには保護剤や保湿剤を塗ります。保護剤として薬局で売っているワセリンを塗っても、保湿剤として医療機関で処方されるヘパリン類似物質(商品名ヒルドイド)を塗ってもOK。どちらも朝晩2回は塗ってください。

 以上のようなケアをしてもよくならず、アトピー性皮膚炎かもしれないと思ったら、症状が軽い場合は小児科か皮膚科、重い場合はアレルギーを専門とする小児科か皮膚科を受診しましょう。家族にアレルギーがあるか、IgEが高いかという素因があって、症状が乳幼児では2か月以上、幼児以降だと6か月以上続く場合に診断されます。

 アトピー性皮膚炎は、皮膚のバリア機能が壊れているため、外から入って来たものが刺激を与えることで炎症がひどくなります。この炎症が起こったときに、痒みや赤みを起こすのがヒスタミンなどの炎症物質です。医療機関では軽い場合は、肌を傷めない洗い方の説明、保湿剤の塗り方を指導され、ステロイドを必要に応じて使います。重い場合はそれに加えて免疫抑制剤の軟膏を治療で使います。1999年から使われ始めたタクロリムス(商品名プロトピック)は免疫抑制剤で、上手に使うとステロイドの量を減らすことができとても有効です。治療に熟練した皮膚科医あるいはアレルギーを専門とする小児科医が使います。

気管支喘息
 喉がゼイゼイしたり咳が続いたりする発作が起きて、呼吸困難に陥る疾患です。気道の炎症が基礎にあり、呼吸器感染や運動、ハウスダストの吸入などによって、マスト細胞からヒスタミンやロイコトリエンなどの炎症物質が放出されることで、気管支が細くなったり分泌物が出たりするために起こります。

 風邪をきっかけに気管支喘息発作が起こることもあり、風邪との区別は難しいですが、どちらにしてもお子さんがつらそうにしていたら小児科に行きましょう。

 小児科では、まず呼吸機能や気道過敏性を検査したり、鼻水や痰、呼気から気道炎症を示す物質を調べたり、血中のIgEを調べたり、アレルギーの病気を持った家族歴を聞いたりすることで診断をします。

 治療は、軽いゼイゼイ程度の小発作の場合はβ2刺激剤やステロイドなどを吸入します。歩くのも苦しいくらいの中発作の場合は、基本的に入院して酸素がどのくらい足りているかを調べながら、β2刺激剤やステロイドの吸入をし、点滴や内服でのステロイド投与を行うことが多いでしょう。眠ることもできないくらいの大発作の場合は、入院して酸素吸入や点滴でのステロイド投与、イソプロテレノールの持続吸入などを行います。発作を起こさないようにするための長期的な治療もありますので、ぜひ医療機関で相談してくださいね。

花粉症
 花粉が粘膜に付着することで免疫が過剰反応して起こるのが花粉症です。スギ以外にもヒノキ、カモガヤ、ブタクサ、シラカバなどの約60種類の花粉が原因になります。三大症状は、くしゃみ、鼻水、鼻づまり。他にも目や喉が痒かったり、皮膚を痒がる人もいますし、熱っぽさやだるさを感じたりする人もいるでしょう。

 あまりひどい場合は、小児科か耳鼻科を受診しましょう。目だけの症状なら眼科でもいいと思います。医療機関で抗アレルギーの飲み薬、併用として抗アレルギーやステロイドの点眼・点鼻薬を処方してもらうと、症状が軽くなります。飲み薬はシロップ、粉、錠剤、水なしで飲めるOD錠など多種多様なものが各社から出ているので、希望がある場合は処方前に伝えましょう。

 なお、目を洗うことはあまり効果がなく、かえって目を傷つけたり、目を守る涙を取り去ってしまうことになったりするのでよくありません。鼻を洗うのは有効です。水道水でなく、生理食塩水や市販の器具を使うといいでしょう。

 最後に、アレルギーの関しては様々なデマが広まっています。たとえば「自然食で免疫力を高めたらアレルギーは治る」という説をよく見聞きします。でも、前述した通り、免疫は異物を攻撃するので、免疫力が高まったらアレルギー症状はひどくなるはずです。そんなことを言う人は、医学的な知識がまったくありません。

 また、「ステロイドは怖い」という説があります。確かに昔、ステロイドはとてもよく効くので多用され、副作用が出たことが報道されました。でも、1950年代から使われている薬で、現在は安全な使い方がわかっています。むやみに避けると、アトピー性皮膚炎でも気管支喘息でも命にかかわるケースがあります。気管支喘息は、吸入ステロイドのおかげで死亡者数が激減しました。だから、正しく知って、正しく使いましょう。不安や疑問があれば、主治医に質問してみてくださいね。

 アレルギーに悩む人が多いからこそ、変な治療法を考案して商売にする人たちがいます。あやしいものを目新しい情報、人目をひく治療法、オシャレで自然派なものに見せかけて広めている場合も多いので気をつけてくださいね。

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解任に恨みのハリルホジッチ日本代表前監督……内紛の原因は、やっぱり本田と香川か?

 27日、日本代表監督を電撃解任されたバヒド・ハリルホジッチ氏が会見を行った。

 ハリル氏は、集まった300名以上のメディアに対し、まずはFIFAワールドカップロシア大会出場を決めたオーストラリア戦を「歴史的勝利」と評し、アウェイで行われた国際親善試合のブラジル戦で一得点を奪ったことを「(1-3で敗れたが今まで日本が)ブラジルから得点を奪えたか?」と熱弁し、チーム作りが上手く行っていたことを強調した。

 その後で「先月の欧州遠征後に『一人の選手が良い状態ではない(不満を持っている)』と(日本サッカー協会:JFA)から言われ、『そのことはわかっているけれど、解決できる』と言った」と、解任までのカウントダウンが始まったことを明かす。

 そして、そのハリル氏の説明に納得できなかったJFAは不安視し、調査をはじめ、最終的にハリル氏に「たくさんの選手が不満を持っている」とJFA田嶋幸三会長が解任を伝えた。

 では、その選手たちとは誰なのだろうか?

 ハリル氏は会見で、「2名は不満を持っていたようですが、(解任されてから)15名からは、ありがとうと連絡が来た」「オーストラリアに勝った後、試合に出場していない2人の選手がガッカリしていた。その前何度も試合に出ていたわけです。それでがっかりしていること自体、悲しく思いました」と興味深い発言をしている。

 おそらく今回の解任の発端になったのは、オーストラリア戦に招集されたものの、試合に出ていない二名の選手だろう。

 この試合に招集されて出場していないのは東口順昭、中村航輔、三浦弦太、槙野智章、酒井高徳、本田圭佑、柴崎岳、香川真司、小林祐希。

 この中で、ハリル体制で試合に出ていたのは、槙野、酒井、本田、香川。ただ、ハリル氏が槙野の感謝メールを読み上げたことから考察すると、酒井、本田、香川の3人に絞られる。

 2人とは誰なのだろうか? サッカー関係者に聞いた。

「間違いなく本田と香川でしょう。でも、2人を責めることはできません。というのも、会見を聞いていて思ったのは、日本人選手に対する評価のズレがあるのかなと。たとえば、ハリル氏はブラジルから1得点を奪ったことを自画自賛していましたが、2005年のジーコ監督時にはコンフェデレーションズカップでブラジルに2-2で引き分けているんです。近年の日本代表のベンチマークからすると、韓国への大敗や二度の欧州遠征の低調さで監督への信頼は薄れてしまいます。そこでJFAが動いたのですが、JFAは日本的で空気を読む組織ですから、直接的にハリル氏にぶつけず、遠回しにアプローチしてしまった。だから、ハリル氏は『解任になる前に不満を言ってほしかった』と会見でも繰り返していたのでしょう。」

 日本人選手の能力を引き出していると確信しているハリル氏と、「俺たちはもっと高みを目指せる」と考えている選手たちに摩擦が起きるのは当然といえるかもしれない。

 問題は、ハリル氏に「では、この欧州遠征の二試合で勝ち点2を上げてくれ」など、ノルマを与えずに、急な解任をしてしまったJFAにある。ノルマさえ与えていれば、ここまで後味の悪い監督交代にならなかったであろう。
(文=TV Journal編集部)