菜々緒の股間目当て? 『Missデビル』スタジオに異変が!「パンチラ見たさに大勢の男が……」

「#MeToo」とならなければよいが……。

 水原希子が4月9日に公開したインスタグラムのストーリーにて、彼女が過去に体験した屈辱的な撮影エピソードを明かし、大きなニュースとなった。

「彼女はある企業の広告撮影に上半身ヌードで臨んでいたのですが、なぜかその時だけ企業の上層部とおぼしき男性社員が20人ほどスタジオへ見学に現れたといいます。水原が『裸だから見られたくない』と伝えても、『写真を確認しなくてはならないから』という理由で衆人環視の中でのヌード撮影を強いられたんだそうです。その後、ネット上では“犯人捜し”が行われ、2013年元日に資生堂の展開した新聞広告が、状況的にピタリ一致しているとの指摘がなされています」(芸能ライター)

 そして、これと似たような事態が、現在放送中の菜々緒主演のドラマ『Missデビル 人事の悪魔・椿眞子』(日本テレビ系)の撮影現場で起きているというのだ。

 ドラマは菜々緒演じる冷酷非情の人事コンサルタントが、企業のセクハラ、パワハラ、派閥争い、モンスター社員などの問題を解決していくオフィスエンターテインメント。その最大の見どころが、菜々緒の回し蹴り。太ももまでスリットの入ったスカートからスラリと伸びた美脚を振り上げるシーンに、男性視聴者からは「自分も蹴られたい」「あの美脚を間近で見られる人がうらやましい」との声が上がっている。

「撮影は川崎市多摩区にある生田スタジオで行われています。郊外で交通の便も悪い場所ですから普段は人もまばらなのですが、『Missデビル』の撮影日だけは、広告代理店スタッフがスポンサーとおぼしき男たちを大勢引き連れて見学に来ている。ドラマではパンチラしないギリギリの角度を計算して撮影されていますが、現場ではもちろんモロ見え。わざわざ多摩まで視察に来るのは、菜々緒の“股間”見たさの可能性もありそうです」(テレビ関係者)

 肝っ玉の大きさで知られる菜々緒は意に介さないだろうが、お偉いさんたちも、あまり露骨な視線を送ると“非常な人事”にさらされてしまうかも!?

 

もし相性最悪な男と子育てすることになったら? 映画『かぞくはじめました』DVDをプレゼント

 サイ女読者の皆さま、『かぞくはじめました』という映画をご存じでしょうか。主演を務めたのは、『無ケーカクの命中男/ノックトアップ』や『幸せになるための27のドレス』などに出演し、“ラブコメの女王”とも呼ばれるキャサリン・ハイグル。本作で彼女は、『トランスフォーマー』シリーズで有名なジョシュ・デュアメルとのハートフルロマンスを演じました。さっそくあらすじをご紹介いたします!

 ベーカリーの経営が軌道に乗り、気ままな一人暮らしを楽しんでいたホリー(キャサリン)。しかしある日、家族同然だった親友夫妻が事故で急死し、たった1人遺された娘のソフィーを育てることになる。その後、共同後見人に指名されている男・メッサー(ジョシュ)が現れるが、互いの印象は最悪。ホリーは初めての子育てと、嫌いな相手との共同生活に挑むことになり……。

 本作は、計画通りにいかない人生と対峙した主人公が、新しい家族とともに成長していく物語。子どもを中心とするほっこり展開がふんだんに盛り込まれているそうなので、男女のラブストーリーだけでは物足りないあなたにはピッタリなはず!

 今回は、映画『かぞくはじめました』のDVDを3名の方にプレゼント。「無類のラブコメ好き」という方はもちろん、「ラブコメの女王といえば、メグ・ライアンじゃなかったっけ?」という方も、ぜひ奮ってご応募ください。お待ちしております!

※5月7日〆

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<ジャニーズ異聞 二話>赤西仁のデキ婚退社とはワケが違う!「関ジャニ∞」渋谷すばるの独立と未来

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 最近ではグループからの脱退、事務所からの退所も珍しくなくなった「ジャニーズ事務所」だが、「関ジャニ∞」・渋谷すばる(36)のグループ離脱、事務所退所は異例なものとなった。

 まずは会見。4月15日に開かれた渋谷の会見はメンバー(一人欠席)が揃った。

「『フライデー』が渋谷脱退を報じたことで、急遽、開かれたようです。報道を無視すれば、過去の脱退のようにスキャンダラスな報道が後追いする可能性もあった。特に一連のSMAP解散・独立騒動ではジャニーズ事務所が“ブラック企業”であるというイメージが広がってしまった。それを避ける意味合いもあった。しかも、全員そろって渋谷を送りだすという演出で、グループ内に確執はなく円満な脱退を強く印象づけた。今後も活動を続ける関ジャニのイメージを最優先した形です。会見嫌いのジャニーズにあって、久しぶりに好感度の高い会見になりました」(芸能デスク)

 脱退する渋谷も「本当にアイドル?」と思うほど話はしっかりしていた。脱退の理由も明確。「人生の半分を終え、この先の人生を考えると音楽の道を究めたい」という実質の脱アイドル宣言。人気アイドルグループ脱退の決断は難しい。

 元アイドルから聞いた話を思い出す。

「人気がピークの時はメンバーとの仲が悪くても、やりたくない仕事をやらされても、脱退なんて口に出して言えない。そこは仕事と人気を優先する。解散とか脱退を考えるのは人気が落ちてから。この先ソロとして何をやろうかと将来を考えるが、その時ではもう遅い。解散してからなんてなにもできない。多くの元ジャニーズOBが仕事に行き詰まったはずです」

 先人の生き方を見て参考にした渋谷の決断はある意味、評価されているという。

 KAT-TUNの赤西仁のように“アメリカ音楽留学”は表向けの理由で実際は黒木メイサとの“デキ婚”による脱退とは違う。渋谷は音楽家を目指すことを目的としている。

「赤西は単にアメリカン音楽にかぶれた素人と変らない。未だに音楽で大成できていないのも当然です」(音楽関係者)

 渋谷の会見で特筆した話が「ジャニーズで尊敬できる歌手はいますか」と質問に対して、「いません」と即座に断言したこと。

「ジャニーズ事務所に忖度してその部分を放送しなかったテレビが多かったのが逆に滑稽でした。そこまでやるか、ですよ。だいたい今のジャニーズにソロ歌手として本格的な活動している人もいないし、音楽界で評価されている人もいない。渋谷は正直に言っただけ。逆に無理して名前を出すほうがおかしい」(芸能プロ関係者)

 ジャニーズは歌って踊るグループとしてデビューするが、将来的に音楽を突き詰めるグループも個人もいない。「アイドル」という仕事で人気を獲得。ゆくゆくは俳優やタレントを目指す集団。渋谷は音楽の才能を秘めている歌手と言われている。音楽関係者も、「ジャニーズには歌手として一本立ちできる人はいないが、渋谷はジャニーズの歴史を覆すくらいの歌唱力を持っている。本人も自信があるから、アイドル色の強い関ジャニで活動することに違和感を持つようになったのだと思う。特に関ジャニは関西出身らしくお笑いなどコミカルな面が売りのグループ。音楽家としての思考が強くなっていくうちに、グループが窮屈になったのでは。」という。

 渋谷の気持ちを尊重しメンバーが送り出したように見える脱退。だが、事務所内は決して穏やかでないように見える。なによりも不自然なのが、関ジャニからの脱退は認めたが、事務所とは契約更改となる7月までジャニーズの所属。関ジャニはドーム公演などこれからコンサート活動が活発化する。渋谷も参加すればコンサートは必ず盛り上がる。芸能デスクが話す。

「渋谷が参加すれば、渋谷の“さよならコンサート”の雰囲気になり、渋谷を中心とした報道にもなりかねない。他のメンバーの存在感が薄れてしまうことを懸念した。渋谷がいなくとも関ジャニ人気は不変であることを強調することを選んだとの見方です」

 渋谷は事務所がスケジュールを切ったソロ活動するしかない。問題は独立後―。

「渋谷と旧知のレコード会社の幹部が独立して渋谷の面倒を見ると言われています。関ジャニで築いた人気があるので支持する女性は多い。ミュージシャンとして化ける可能性はある」(音楽関係者)

 元SMAPの3人はネット中心とはいえハツラツと活動をしている。来年以降は渋谷に注目が集まる。渋谷の成否が後輩タレントたちの将来の指針になる。

(敬称略)

二田一比古
1949年生まれ。女性誌・写真誌・男性誌など専属記者を歴任。芸能を中心に40年に渡る記者生活。現在もフリーの芸能ジャーナリストとしてテレビ、週刊誌、新聞で「現場主義」を貫き日々のニュースを追う。

KAT-TUN亀梨和也の『プロ野球Fun!』が放送! 4月29日(日)ジャニーズアイドル出演情報

――翌日にジャニーズアイドルが出演予定の番組情報をお届けします。見逃さないように、録画予約をお忘れなく!

※一部を除き、首都圏の放送情報を元に構成しています。
※番組編成、及び放送日時は変更になることがあります。最新情報は番組公式サイト等をご確認ください。

●TOKIO

11:25~11:55 『男子ごはん』(テレビ東京) 国分太一

●V6

19:30~19:55 『みんなの手話』(NHK Eテレ) 三宅健

●嵐

12:45~13:15 『ニノさん』(日本テレビ系) 二宮和也
18:00~18:30 『相葉マナブ』(テレビ朝日系) 相葉雅紀
21:00~22:19 『ブラックペアン』(TBS系) 二宮和也

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田村正和に引退報道、『古畑任三郎』『男の家庭科』…色褪せない名作を振り返る

 4月20日発売の「FRIDAY」(講談社)が、田村正和(74)が引退する意向を示していると報じた。同誌が田村正和に直撃したところ、今年2月に放送された『眠狂四郎 The Final』(フジテレビ系)の試写を見て、「これじゃダメだな」と痛感したそう。さらに25日には「女性自身」(光文社)が、「FRIDAY」の報道を受けて【田村正和 声聞こえない… 引退宣言の陰で囁かれていた体調不安】という記事を掲載。たしかに近年の田村正和には“体調不良説”が飛び交っていた。

 正式に発表されたわけではないが、数々の名作ドラマに出演してきた田村正和の引退となれば、ひとつの時代の終わりと言っても過言ではないだろう。それほどに日本のドラマ史に大きな影響を与え、数多くの名作を作り上げた俳優だ。

 言わずと知れた人気コンテンツ『古畑任三郎シリーズ』(フジテレビ系)に、『パパはニュースキャスター』(TBS系)、『ニューヨーク恋物語』(フジテレビ系)、『オヤジぃ。』(TBS系)、『カミさんの悪口シリーズ』(TBS系)、『じんべえ』(フジテレビ系)、『協奏曲』(TBS系)、『眠狂四郎シリーズ』(フジテレビ系)、『パパとなっちゃん』(TBS系)などなど、数多くの作品でメインを張ってきた田村正和。

 1972年から1973年にかけて放送された連続ドラマ『眠狂四郎シリーズ』では、過去に何人もの俳優が演じてきた柴田錬三郎の豪剣小説の主人公・眠狂四郎役を演じ、セクシーな田村正和の演技と“円月殺法”が視聴者を魅了した。

 二枚目なのに、コメディで三枚目ふうの男を演じると抜群に面白い。たとえば1985年のドラマ『男の家庭科』(フジテレビ系)では、職を点々とする冴えない専業主夫役を熱演。同作はコミカルなホームドラマで、現在でも「『男の家庭科』の田村正和が一番ハマっていた!」「再放送してほしい!」と懐かしがるファンがいる名作だ。

 あだち充のコメディ漫画を原作にしたラブストーリー『じんべえ』も良かった。田村正和の演じる海洋生物学の教授・高梨陣平と、松たか子(40)演じる娘の美久は血の繋がらない親子で、美久は陣平に恋心を抱いているが……という切ない恋を描いた作品だ。当時の田村正和は55歳だったが、若かりし頃と変わらぬ端正な容姿で、ラブストーリーなのにサマになっていた。当時から”永遠のイケメン”と話題になったものだ。

 イケメンぶりがもっとも発揮されるのは、キザな男を演じるとき。『ニューヨーク恋物語』は、ニューヨークに暮らす8人の男女のふれ合いを描いた恋愛ドラマだったが、田村正和はキザでワイルドなバーテンダーを演じ、女性たちを虜にした。ちなみに同ドラマは「第26回ギャラクシー賞」の優秀賞に輝いている。

 スキャンダルや悪評も一切ないまま、芸歴57年を迎える74歳の田村正和。会社員なら定年退職している年齢だが、テレビや映画の世界に定年はなく、80代でも現役の役者はいる。しかし、引退の決断は当然の権利であり選択肢だ。「これじゃダメだな」と自身の納得のいく演技が出来なくなった、という田村の美学。引き際まで我々を魅了する。

 田村正和の新作を見られなくなることは、多くのファンにとってものすごく淋しい。しかし上にあげたように、数多くの名作が残っている。幼い頃に見たコンテンツを見直すも良し、自分が生まれていない頃の作品を見てみるも良し。田村正和の魅力は色褪せない。

(ボンゾ)

オンナ万引きGメン、初日からカップ酒ドロボー捕捉! 保安員のセンスがあるのは20人に1人?

 前回、ベテラン保安員について現場勤務をするインターン研修について書きましたが、その後、2回ほど同様の研修を実施してもらい、先輩の挙げる万引き犯を3人ほど見ることができました。そこで、万引きにつながる不審な挙動や万引きする人特有の雰囲気みたいなものが、なんとなくわかったように思えます。

<オンナ万引きGメン日誌バックナンバー>
中年男性が盗った――! 恐怖と興奮に震えた“初現場の思い出”
保安員になって早10年の私、「万引きGメンのなり方」教えます!

 そうして、いよいよ迎えた独り立ちの日。私ひとりで万引き犯を見つけることができるのだろうか、凶暴な万引き犯に遭遇したらどうしようかと、不安な気持ちを抱えて現場に向かいました。入館手続きを終え、店長さんに挨拶を済ませたあと、所属する保安会社の本部に上番(今から勤務に就きますという報告)を入れて、前日の捕捉実績と現場までの交通費を報告します。最後に、本日の指令を受け取って勤務開始です。

「独り立ちおめでとう。無理せず、間違いのない1日にしてください」

 保安デビューの現場は、東京の外れにある中規模スーパーK。ワンフロアの店内は、ほぼ食料品で埋め尽くされており、店内は冷蔵庫の中にいるような寒さです。服装の選択を誤ったため寒さにやられてしまい、勤務に集中できずにいましたが、しばらく巡回していると、酒売場に佇むホームレス風のおじいさんが気になりました。飢えたハイエナのような怖い眼で、棚に並ぶカップ酒を睨んでいたのです。

「万引きする人は、皆、怖い目をしている」
「口紅やガム、カップ酒、おにぎりなど、手の中に納まるサイズの商品は盗まれやすい」

 研修時に教わった注意すべき不審者の条件が全て合致しているような状況を前にした私は、見た目の雰囲気からもお金を持っているとは思えなかったこともあって、棚の陰から、おじいさんの行動を見守ることにしました。

(やっぱり!)

 それからまもなく、左右に視線を送りながら棚に手を伸ばしたおじいさんは、カップ酒を鷲つかみにすると、ダイレクトに上着のポケットの中に隠しました。高鳴る鼓動に耐え、1人で声をかけるべく追尾しますが、どうしても怖くて勇気が出ません。私の追尾に気付いていないおじいさんは、レジには目もくれず、足早に出口へと向かっていきます。そうこうしているうちに、おじいさんは店の外に出てしまい、出口の前にあるベンチに座り盗んだカップ酒をあけて飲み始めてしまいました。

(早く声をかけなければ証拠がなくなってしまう。でも、やっぱり怖い……)

 店の出口付近で葛藤しながら、ガラス越しにおじいさんを見つめていると、この店の店長さんがタイミングよく私の前を通り過ぎました。そっと店長を呼び止めて、一緒に声をかけてくれるよう耳元で囁きます。

「あの、お客さ……」

 私たちに声をかけられると同時に、おじいさんは歩いて逃走を図りましたが、すぐに転んでしまい店長に取り押さえられました。そこに、爪先がワニの口のように開いている汚い革靴が落ちていたことを、いまも強烈に覚えています。

「もう“目ができた”みたいだな。早いねえ。初日に挙げるとは、なかなかセンスあるよ」

 翌日、捕捉があったことを先輩に報告すると、妙な言葉で褒められました。あとで聞くと、目ができたというのは、万引きする人が見分けられるようになったという意味で、この仕事に向いてない人、つまりセンスのない人には、いつまでたってもその目ができないといいます。

「そもそものセンスがなければモノにならないよ。確率で言えば20人に1人くらいかな。見えないとつまらないけど、見えるようになると面白いんだ、この仕事は。あと足りないのは、少しの勇気だね。きっとモノになるから、頑張りな!」

 モノになるというのは、万引きする人を一瞬で見抜き、逃さずに捕捉する職人的な職員になることをいいます。信じられない話だけれど、モノになる可能性が私にはあるらしい――その言葉を信じて勇気を出してやってきた結果、どうにかモノになって、この10年で3,000人以上の万引き犯を捕捉することができました。

 いまや万引き犯を見つけても、あれほどドキドキしていた心臓は余程のことが起こらない限り反応せず、脇の下から変な汗が滴り落ちることも少ないです。慣れって、スゴイですよね。こんな私ですけど、これから万引きGメンの仕事についてつづっていきたいと思います。よろしくお願いいたします。

(文=智美 監修=伊東ゆう:ジーワンセキュリティサービス株式会社)

・万引きにお困りの方、智美も行きます!
ジーワンセキュリティサービス株式会社

銀盤の真ん中で「愛がほしい」と叫んだ淫蕩女!! 人気アスリートのドキュン人生『アイ,トーニャ』

 冬期五輪における花形競技となっているフィギュアスケートだが、芸術点をめぐってたびたび問題が起きる。スピードや点数を競う他の競技と違い、競技が始まる前から、選手の容姿や品格といった数値化できないものが基礎票として付いて回る。かつては多くの非欧米系選手が、この芸術点に泣かされてきた。米国人ながら“ホワイト・トラッシュ”と呼ばれる貧困層出身のトーニャ・ハーディングも、泣かされてきた側のひとりだった。マーゴット・ロビーがプロデューサーと主演を兼ねた『アイ,トーニャ』は、1994年のリメハンメル五輪直前に起きた「ナンシー・ケリガン襲撃事件」でスポーツスキャンダル史に名前を残すことになるトーニャ・ハーディングの生い立ちから、現在に至るまでの半生を追い掛けた実録ドラマとなっている。

 米国代表として92年のアルベールヒル五輪、続くリメハンメル五輪と2大会連続出場を果たした女子フィギュア選手トーニャ・ハーディング(マーゴット・ロビー)。彼女の選手生活を振り返る上で外すことができないのが、トーニャの母親ラヴォナ(アリソン・ジャネイ)だ。ラヴォナは7度にわたって結婚と離婚を繰り返し、トーニャは幼くして実父と別れ、家庭の愛情に飢えた少女時代を過ごした。そんなトーニャが強い興味を示したのがフィギュアスケートだった。ひんやりとしたリンクの上で軽やかに滑り、くるくると回れば、みんなが注目し、お姫さま気分を味わうことができる。ラヴォナはトーニャにフィギュアを学ばせるが、それは娘への愛情からではなかった。トーニャが金の卵を産むガチョウになるに違いないと踏んだからだった。

 ウエイトレスとして稼いだお金でトーニャをフィギュアの道へと進ませたラヴォナは、コーチよりも怖い存在だった。トーニャが練習中にトイレに行きたいと訴えても、それを許さなかった。トーニャが競技会に出場するようになると、いくら娘ががんばっても、周囲の目を気にすることなく罵倒した。「あの子は叩かないと実力を発揮しない」というラヴォナの偏狭な教育法だった。母親から逃れるように、トーニャはチンピラ風の男ジェフ(セバスチャン・スタン)と交際・結婚するが、トーニャも母親似で男を見る目がなかった。ジェフが優しかったのは最初の数カ月だけで、気に喰わないことがあるとすぐにトーニャを殴った。でも、小さい頃から母親に虐待されてきたトーニャは暴力には慣れっこだった。凶器を手にして反撃するなど、似た者夫婦として付かず離れずの生活を送ることになる。

 トリプルアクセルに成功した史上2人目の女子選手となるトーニャ(1人目は伊藤みどり)だが、選考会ではいつも点数が伸び悩んだ。納得がいかないトーニャは、審査員のひとりを追い掛けてその理由を問いただす。「残念ながら、君は僕たちがイメージする選手像ではないんだ。国家代表になるには、家庭も完璧でないとね」という審査員の言葉は、温かい家庭を知らずに育ったトーニャを冷たく突き放すものだった。高価な競技衣装を買えないトーニャは手縫いの衣装で出場していたが、センスが悪いと酷評されていた。遠征費用やコーチ代もバカにならない。その上、完璧な家庭を持っていないとダメだという。それでもトーニャは諦めない。別居中だったジェフと復縁するなど、彼女なりのベストを尽くす。すべては五輪に出場するため。フィギュアの世界で頂点を極めることが自分の人生を輝かせてくれると、トーニャは信じて疑わなかった。

 物語後半からはいよいよ「ナンシー・ケリガン襲撃事件」の真相が語られるが、ここから先はまるでコーエン兄弟の犯罪ミステリー『ファーゴ』(96)のよう。初めての五輪出場となったアルベールヒルで思うような結果が残せなかったトーニャは、2年後に開催されることになったリメハンメル五輪に賭け、トレーニングを再開する。そんなとき、トーニャのもとに殺害を予告する脅迫状が届く。ナーヴァスになったトーニャは予選会を欠場してしまう。なぜ自分ばかり、つらい目に遭うのか。一度離婚したもののトーニャとよりを戻していた元夫ジェフは、米国代表の座を競うライバルのナンシー・ケリガンも同じ目に遭わなければ不公平だと考える。ところがまぁ、ダメ人間のもとにはダメ人間が集まるもの。自称諜報員というジェフの友人ショーン(ポール・ウォルター・ハウザー)がケリガン宛に脅迫状を送ることを請け負うが、伝言ゲームのように内容がすり替わり、なぜかケリガンを襲撃するという計画に変わってしまう。ショーンが雇った男に足を殴打されたケリガンは五輪選考会を欠場するはめに陥り、トーニャは念願の米国代表の座を手に入れる。だが、当然ながらFBIも含め誰もが、ケリガン襲撃事件の黒幕はトーニャに違いないと疑いの目で彼女を見ていた。

 審査員だけでなく、五輪会場中の観客が、いや世界中の人々が疑惑の目を向ける中で、トーニャにとって最後の五輪競技が始まる。『スーサイド・スクワッド』(16)で愛する男ジョーカーのために命を投げ出す激情女ハーレイ・クイン役でブレイクしたマーゴット・ロビーが、世界中を敵に回しながら孤独に闘うビッチな女になりきってみせる。リンクに降りる前、ドレッシングルームで入念にメイクをするトーニャ。処刑台に上がる直前の死刑囚のようだ。死刑囚にとって、最期の見せ場が死刑執行の瞬間である。トーニャは最後の最後まで、トーニャらしさをリンク上で貫き通す。

 帰国したトーニャには、2度目の死刑執行が待っていた。フィギュアスケート界からの永久追放が言い渡されたのだ。フィギュアだけを生き甲斐にしてきたトーニャにとっては最悪の宣告だった。生き甲斐を奪われたトーニャだったが、それでも彼女は生きている。食べていくためにプロ格闘技の世界へと身を投じる。自分よりも遥かに体のデカい相手にボコボコにされても、トーニャはひるまない。リングで何度ダウンを喰らっても、その度に立ち上がって闘志を見せる。全日本女子プロレスの松永会長がトーニャに出場要請したこともあるが、1試合2億円のギャラでも成立しなかった。このときはトーニャがまだ司法による保護観察処分中で日本に渡航できなかったためだが、ビッチな上にゼニゲバなイメージがトーニャには付いて回った。優雅さを競うフィギュアの世界から最も遠い女がトーニャだった。

 五輪でメダルを獲得し、世界中の人々から賞讃されることを夢見たトーニャ・ハーディングだが、その夢は叶うことはなかった。でも、彼女は世界中の人々に後世まで語り継がれるに違いない。リンクの上で“愛”を叫んだ女として。
(文=長野辰次)

『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』
監督/クレイグ・グレンスピー 製作・脚本/スティーヴン・ロジャース
出演/マーゴット・ロビー、セバスチャン・スタン、アリソン・ジャネイ、ジュリアンヌ・ニコルソン、ポール・ウォルター・ハウザー、マッケナ・グレイス、ケイトリン・カーヴァー、ボヤナ・ノヴァコヴィッチ、アンソニー・レイノルズ
配給/ショウゲート PG12 5月4日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー
C) 2017 AI Film Entertainment LLC. All Rights Reserved.
http://tonya-movie.jp

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『Missデビル』菜々緒の決めゼリフ「お黙り!」に、「はやらない」「ダセえ」と辛辣意見

 4月28日夜10時から第3話が放送される、菜々緒主演の『Missデビル 人事の悪魔・椿眞子』(日本テレビ系)。視聴率は初回9.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)、第2話8.1%となっている。

 同ドラマは、「人事の悪魔」と呼ばれる型破りな人事コンサルタント・椿眞子(菜々緒)が主人公。老舗の損害保険会社「共亜火災」を舞台に、ハラスメントや社内恋愛のこじれ、職場の士気を下げる社員にいたるまで、どんな会社にでも起こりうる問題を、大胆な手法で解決していくというストーリーだ。

 第2話で博史(Sexy Zone・佐藤勝利)は、眞子が室長を務める「人材活用ラボ」に配属される。さっそく、営業部のエースが集まる第2営業部へ研修に行くよう眞子から命じられるが、その目的は第2営業部から「リストラ対象者」を1人選ぶことだった。博史は、2週間の潜入期間中に“会社に必要ない人材”を見極め、眞子に報告する役割を担うことになった。

 部署内の問題を見つけられなかった博史は、眞子に「第2営業部にリストラは必要ない」と報告。しかし、独自に調査をしていた眞子は、第2営業部部長・浅岡(神保悟志)のセクハラと、博史に優しく接してくれた女性社員・夏月(中越典子)の不正業務を突き止めていた。

「今話で、眞子が博史に対して『お黙り!』と凄むシーンがありましたが、第3話予告映像にも『お黙り!』と叫んでいるシーンが。どうやらこの台詞がドラマの決め台詞になるようです。しかしネット上では『これは、はやらない』『キャラ的に眞子は“黙りなさい”でしょ。無理やり感がすごい』『お黙りとかダセえ』など、辛辣な声が上がっていました」(芸能ライター)

 第3話で博史は、顧客のクレームなどに対応する「損害サービス部」へ研修に行くことに。もちろん、今回の任務の目的もリストラ候補選びであり、博史は研修に励みながら、部署内の社員たちを調べ始める。

 そんな中、快活で明るい雰囲気の「損害サービス部」に、大きな問題が発覚。なにやら、千紘(木村佳乃)たち人事部の推進する「働き方改革」を都合よく取り入れ、若手社員・吉田(前田公輝)が好き勝手に振る舞っているというのだ。そのせいで「損害サービス部」の課長・簑島(金子貴俊)が、吉田と部長・尾上(おかやまはじめ)との間で板挟みになっていた。

「公式サイトや予告映像によると、第3話では社員たちに優しく接する千紘と、冷酷に社員のクビを切る眞子が衝突するようです。2人の対立関係は第1話から続いていましたが、ついに直接対決となるようで、ドラマ前半の山場が訪れます」(同)

 果たして眞子と千紘、どちらの言い分が正しいのだろうか。次回も目が離せない!

【マンガ】赤羽のユミコさんに見た「酔っぱらいの法則」【お酒がやめられない】

「酒に強くも弱くもないわたしは、よくお酒に飲まれる」――。

20代から酒に飲まれつづけた漫画家・緑丘まこが酒と出会いと黒歴史を綴る、飲んだくれコミックエッセイ。土曜のひとり飲みのおともにどうぞ。

(第1回はこちら:酒飲みの聖地・赤羽に、女ひとりでやってきたのだ)

第2回:赤羽のユミコさんとの出会い

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(隔週土曜日・次回はGWスペシャル! 5月5日更新予定)

緑丘まこ(みどりおか・まこ)
兵庫県育ちの30代独女。漫画とゲームとお酒をこよなく愛する。
センベロ居酒屋やレトロなレストランを発掘するのが休日の楽しみ。
お酒は最高の友達。

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実写映画化『ママレード・ボーイ』はスワッピング漫画では!? トンデモ設定なのに支持されるワケ

 このたび実写映画化された人気マンガ『ママレード・ボーイ』(集英社)。1992年に「りぼん」(同)で連載開始された同作は、主人公の高校生・光希の両親の再婚により、同い年のイケメン・遊と突然同居することになるというストーリー。ドタバタコメディと少しおとなびた恋愛模様が思春期女子に大いに支持され、94年にはテレビアニメ化もされた大ヒット作だ。アニメのオープニング曲「笑顔に会いたい」は、いまだにアラサー女性たちの鉄板カラオケソングでもある。

 しかし、大人になった今、改めて『ママレード・ボーイ』を読むと、離婚した光希と遊の両親が相手を入れ替えて再婚する設定に、「これって、2つの夫婦のスワッピング物語じゃないか?」と突っ込まずにはいられない。さらに再婚後、2組の家族が一緒に同居してるなんて、もはや乱交パーティーだ。にもかかわらず、なぜ誰もこのぶっ飛び設定に触れようとしないのか。

■小学生には想起できない設定

 マンガ評論家の紙屋高雪氏は、「両親のスワッピングというハチャメチャな設定に、“親しい友だち家族との楽しい同居”という設定を上乗せすることで、許容できる世界観を作り上げている」と分析する。

「ぶっ飛んだ設定は少女マンガの特権です。それに『りぼん』のような少女マンガを読む読者たちは、むしろそのあり得ない設定を期待しているところもあります。幼い頃、友達同士でずっと遊んでいられたら、同じ家で共同生活できたら……という妄想をした人も少なくないはず。その願望をそのままマンガの設定に取り入れたのが『ママレード・ボーイ』なのです」

 お互いの親に恋愛を絡めたのは、“兄妹かもしれない”という展開を作るためのストーリー上の伏線に過ぎない。作者の主眼は、2家族の楽しい共同生活を描くことのほうだと紙屋氏は言う。

「スワッピングが小学生にスルーされてしまうのは、小学生ゆえに、そのような夫婦生活を想起することができないからということです。作者・吉住渉のもう1つの代表作である『ミントな僕ら』も、女子寮に男子が女装して紛れ込んで毎日同室で寝ているという異常な設定ですが、その犯罪性にまで思いが及ばないのと同じです」

 さらに、『ママレード・ボーイ』は、少女マンガの王道といえる要素をてんこ盛りに入れた挑戦的な作品でもあるのだ。

「イケメン同級生・遊との突然の同居、教師と生徒(光希の親友・茗子)の禁断愛、同級生の銀太と遊の元カノ・亜梨実を含めた四角関係、実は光希と遊は兄妹かもしれないという衝撃の事実……などなど、少女マンガにありがちな要素が『ママレード・ボーイ』にはすべてきれいに収まっています。1つの作品の中でいろいろ楽しめて、なおかつ自分に合った志向の恋愛が見つけられるという、テーマパーク的な楽しさがあります」

 それゆえに、多くの読者層を取り入れることに成功したのだ。そして、この作品を語る上で外せないのが、巧妙なキスシーンだ。

「キスというのは、かつて小学生女子が読むマンガ誌における、最大限の恋愛・性表現でした。吉住先生は、小学生が絶妙に興奮するキスのシチュエーションを作るのが、すごくうまい作家です。アニメのオープニングで、あんなにじっくりキスシーンを持ってくる作品は、ほかにはないように思います」

 保健室で寝ている光希に、遊がそっとキスをするシーンは、『ママレード・ボーイ』の鉄板シーンともいえる。そして、圧巻なのはクローゼットの中でのキス。 「狭いクローゼットの中 何度もキスして きつく抱きしめあった 幸せだった」というモノローグは、当時の少女たちにはどれだけいやらしく映ったことだろうか。「高校生になったら、こんなオトナの恋愛ができるのかも!」とドキドキしたに違いない。

■読者が感情移入しやすい地味なヒロイン・光希

 また、主人公の光希が、いわゆる没個性的な女の子であることも、重要なポイントだと紙屋氏。

「同時期に『りぼん』で連載されていた『こどものおもちゃ』(小花美穂)や『天使なんかじゃない』(矢沢あい)の主人公はものすごく個性の強い女の子でした。一方、光希にはそこまでのインパクトはありません。『こどちゃ』の紗南のような芸能人でもなければ、『天使なんかじゃない』の冴島翠のように新設された高校を引っ張っていく生徒会役員でもなく、どこにでもいる普通の女の子。だからこそ、読者が感情移入しやすい作品に仕上がっているのかもしれません」

 現在は「Cocohana」(集英社)で続編の『ママレード・ボーイlittle』が連載中だ。こちらは、再婚した両親のもとに誕生した子どもたちが主人公。つまり、光希と遊の腹違いの妹・弟の物語という、これまた仰天な設定。しかし紙屋氏は「2018年の今なら、十分通用する」という。

「『ママレード・ボーイ』の設定がぶっ飛びだったのは、あくまで90年代の話です。『little』ももちろん、斬新な設定だとは思いますが、現代社会の家族形態は多様です。連れ子同士が一緒に暮らすステップファミリーも、今では珍しくもなんともありません。そういう意味で『little』は、現代社会に順応した作品といえるのではないでしょうか」

 ちなみに、作者の吉住渉は、筑波大付属中学・高校を経て、一橋大学を卒業。その後、大手電機メーカーのNECで働いていたエリート。本人の生い立ちが影響しているせいか、光希と遊の両親はそれぞれ、商社、銀行、洋酒メーカー、化粧品会社に勤めるバリキャリ家庭。90年代の時点で、現行の男女雇用機会均等法を意識していたとしてもおかしくない。

 実写化されても、誰もその設定に突っ込まないという状況をみると、ようやく時代が『ママレード・ボーイ』に追いついたのかもしれない。
(中村未来/清談社)