今週の注目記事・第1位
「セクハラをしらばっくれた『福田次官』の寝言は寝て言え!」(「週刊新潮」4/26号)
同・第2位
「新潟県知事『買春』女子大生の告白」(「週刊文春」4/26号)
同・第3位
「なぜか安倍総理が『上機嫌』の理由」(「週刊現代」5/5・12号)
「テレ朝女性記者は社内でも有名な『反安倍』一派」(同)
同・第4位
「AIが完全予測! これから給料が『下がる仕事』『上がる仕事』」(「週刊現代」5/5・12号)
同・第5位
「『安倍命の官邸にはついていけない』」(「週刊文春」4/26号)
同・第6位
「技能実習生残酷物語」(「ニューズウイーク日本版」4/24号)
同・第7位
「大谷翔平『人生一番の試合』対戦相手の証言」(「週刊文春」4/26号)
同・第8位
「乃木坂46メンバー『お泊り&パワースポットデート』撮」(「週刊文春」4/26号)
同・第9位
「心が折れない『脱獄囚』のサバイバル」(「週刊新潮」4/26号)
同・第10位
「『明治R-1』がTBS系番組でステマ疑惑!」(「週刊文春」4/26号)
同・第11位
「『ポスト安倍』を裁定する地味で鈍重なるキングメーカー」(「週刊ポスト」5/4・11号)
同・第12位
「『白髪染め』は身体に毒です」(「週刊現代」5/5・12号)
同・第13位
「皇室御用達『帝国ホテル』にこだわった『小室圭くん』のポートレート物語」(「週刊新潮」4/26号)
同・第14位
「血圧の教科書」(「週刊現代」5/5・12号)
同・第15位
「錦戸亮が瑛太にボコボコに殴られた午前2時」(「フライデー」5/4号)
【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ!
ゴールデンウイークが間近だ。28日の土曜日から休めば9連休になる。
そんなに休んだら、連休明けは使い物にならないと思うが、余計なお世話であろう。
今週は現代とポストが合併号。さぞやカネをかけ選りすぐった特集やグラビアがあるのだろうと思ったが、現代はまあまあだが、ポストは残念ながら読むものがほとんどない。
どうしたのだろう。相も変わらずの「100歳生きても大丈夫な『お金戦略』」がトップ。退職した時の手続きや相続対策。
定年後の正しい怖がり方、震度6強で倒壊危機の有名建築物、最高の大河ドラマを決めよう、平成の終わりに起こること、それに葬式であの人に弔辞を読んでほしいなどなど。
財務省の福田次官のセクハラなどに触れているのは、ほんのちょっと。
これでは週刊誌とはいえないのではないか。女性セブンのほうが、よほど週刊誌らしい。
このところ、現代は脱還暦雑誌を意識しているようだが、ポストは、いったい誰に読ませようというのか。
100歳まで生きても、相続対策、老後資金と見てくると、高齢者から後期高齢者のための企画が多い。
この層は、かつて週刊誌をむさぼり読んだ世代だが、もう、週刊誌にも夕刊紙にも手を出さなくなってきているから、読む人の数はどんどん減っているはずである。
私の編集長時代は、現代よりポストの読者のほうが若かった。現代、文春、新潮はおじさん向けで、ポストがその下の世代をうまく取り入れていた。
いっそ誌名を還暦ポストとでもしたらどうか。そうして、ニュースものなど全部やめて、健康や株情報、資産防衛術などに特化した記事ばかりにすればいいのではないか。
今週のポストを見ていてそう考えた。
さて、フライデーに剣呑な記事が載っている。俳優の瑛太が、ジャニーズ事務所の「関ジャニ∞」の錦戸亮を、深夜の恵比寿の店で、ボコボコに殴ったというのだ。
2人はNHKの大河ドラマ『西郷どん』でも共演している仲のいい関係だという。
だがその日は、錦戸がかなり酔い、瑛太に「FUCK」のポーズを見せつけながらからかい始め、瑛太の顔色がさーっと変わり、錦戸を殴り始めたというのだ。
後日、2人を直撃したが、黙して語らず。人気者同士、何か、侮辱するようなことを錦戸が瑛太に向かっていったのだろうか。
それにしても、このところのジャニーズ事務所は、トラブル続きである。
現代には、これから暖かくなる季節は「高血圧治療」にいい季節だから、血圧を下げる工夫をしなさいと、特集を組んでいる。
私の経験からいわせてもらうと、血圧には歩くのが一番いいようだ。
私も40代の前半に血圧が200近くあった。クスリを飲んではいたが、なかなか下がらなかった。だが、40代の終わりになって始めたゴルフが効いた。
私の場合、週に1回以上ゴルフに行っていたから、あっという間に130台まで落ちた。
以来、最近はゴルフの回数もすっかり少なくなったが、血圧は安定したままである。
暴飲暴食を止める、ナッツ類を食べる、野菜を多くとるなどは、よくいわれる。
現代にある、降圧体操と降圧ツボ押しを紹介しておこう。
降圧体操・力を入れて合掌=合わせた両手を胸の高さ、胸から30センチほど離れた位置に持ってくる。手を押し合わせるように10秒間ギュッと力を入れ、一気に脱力。10秒間は息を止めておく。大胸筋に力を入れる。
降圧ツボ押し・親指と人差し指の付け根、二股に分かれている部分から人差し指の先のほうへ進み、へこんでいる部分を、親指で押す。5秒間押し、5秒かけて力を抜く。
おやりになったらいかがだろう。
このところ、秋篠宮眞子さまとの婚約が延期になった小室圭さんの「警備」の問題が、とやかくいわれるようになった。
今週も新潮が、圭の出退勤にはSPが帯同し、自宅マンションの前にはポリボックスが置かれ、24時間態勢で警備をしていると報じている。
そのため今でも20人近くの警官が携わっているから、この費用は月に500万は下らないという。結論が出ないまま再来年までずれ込めば、費用は2億円近くにもなる。
結婚した眞子さまに支払われる予定の一時金は約1億5,000万円だから、それを上回ってしまうことになると、疑問を呈している。
また女性セブンでは、この婚約騒動で美智子皇后が秋篠宮紀子さんに不信感を持ってしまったと報じている。
「自由に恋愛を楽しまれても、皇族としての結婚相手選びには、また別の『判断基準』を設けられているわけです。でも眞子さまは小室圭さんとの自由恋愛の延長上に結婚を見出された。
美智子さまは、本来であれば、そこで一度ストップをかけて見極めるべきは母親である紀子さまの役割だとお考えだったのではないでしょうか」(宮内庁関係者)
真実はどこにあるのか、私にはわからないが、いずれにしても、ここはもう少し静かにしてあげて、これからの成り行きを見守るべきではないか。
私はずいぶん昔から白髪染めを使っている。だいたい同じものを使い続けているが、現代によれば、ずいぶん危ない白髪染めがあるという。
100円ショップ最大手のダイソーで売っていた白髪染め「エバビレーナ白髪タッチ」から、有害物質であるホルムアルデヒドが検出され、ダイソーは商品の回収を発表した。
ホルムアルデヒドは家具や建材の防腐剤として使われている。
また、白髪染めに当たり前のように使われているパラフェニレンジアミンは、頭がかぶれたり、発がん性があるというのである。
これは1991年に世界各国で禁止になっているが、まだ日本ではこの物質が白髪染めに使われているそうである。
ご同輩、お気をつけあれ。
唯一のポストの記事を紹介しよう。
ポスト安倍競争が激しくなってきている。いよいよ支持率が30%台ギリギリのところまで来た。
いまのところ、ポスト安倍の第1位は石破茂だが、続いて小泉進次郎が上がり、岸田文雄は安倍の下の4位と低迷している。
総裁選では、石破が1回目の投票で過半数を取ることはないだろうから、2回目にどこと組むのかが勝負になる。
二階や麻生が、派閥の力を利用して、キングメーカーになりたいのだろうが、意外な派閥がカギを握るというのだ。
それは党内第三派閥・平成研会長に就任したばかりの竹下亘総務会長だという。
兄は竹下登だが、地味な存在で、政治的な実績はほとんどない。だが、石破を応援し、岸田にも秋波を送っているそうだ。
自分は兄のように総理にはなれないが、総裁を決めるキャスティングボードを握り、安倍に一泡吹かせることができるのか。
注目しておいたほうがいいだろう。
ところで、時事ドットコムニュース(4月23日付)で、安倍首相と孫正義が米タイム誌の「影響力ある100人」に選ばれたと報じている。
「安倍首相は2014年以来4年ぶりに『指導者』部門で選出。オーストラリアのターンブル首相は選評で『安倍氏の自信に満ちた力強いリーダーシップは日本の経済と先行きへの期待をよみがえらせた』と称賛した。
『巨人』部門で選ばれた孫氏の選評は、ソフトバンクも出資する米配車サービス大手ウーバー・テクノロジーズのコスロシャヒ最高経営責任者(CEO)が寄稿。将来への展望を持ち巨額の投資を続ける孫氏を『社会を加速させる希少な人間の一人』と述べた。
このほか、17人が死亡する銃乱射事件が起きた米南部フロリダ州の高校の生徒らが『先駆者』部門で選ばれた。オバマ前米大統領が選評を寄せ、銃規制を呼び掛けた若者らをたたえた」
安倍首相が影響がある? 影響といっても悪い方の影響ではないのか。
さて、R-1という明治乳業が発売しているヨーグルトだが、TBS系番組で、事業者が広告とわからない形で自社の製品を宣伝しているというのである。
以前から、このR-1は、そうしたイメージが付きまとっている。それに、この番組を作っている制作会社の代表をやっている人間が、納豆を2パック食べるだけで体重が落ちると偽って、結局潰れた『あるある大事典』(日本テレビ系)のチーフ構成作家を務めていた人間だというのである。
その後、『予約殺到! スゴ腕の専門外来スペシャル』というのを12年から制作し、半年に1回ほどのペースで全国報道されているそうだ。
これまで10回放送されているが、10回のうち3回で、R-1が紹介されているというのである。
そこでは、R-1がインフルエンザの予防に効果があるばかりではなく、がん細胞を攻撃するともいっているそうだ。
専門家はこれを否定している。文春によると、番組でR-1が紹介されると、明治から代理店を通して800万円が支払われるというのだ。
もちろん、当事者たちは否定しているが、こういう、視聴者にはわからないように、製品や店、レストランを紹介するステルス番組が多いように、私も思う。
さて、瀬戸内海に浮かぶ小さな島・向島が日本中から注目されている。ここに脱獄囚・平尾龍磨(27)が逃げ込んだというので、警察が1,000人以上で捜索しているそうだが、2週間が経った現時点(4月23日)でも、逮捕に至っていない。
平尾は、22歳の時、生活費や遊ぶカネ欲しさに121件の窃盗を繰り返し、400万円相当を懐にしたが、13年に逮捕され、懲役5年6カ月の判決が下された。
新潮によれば、平尾は「塀のない刑務所」として知られる大井造船作業場というところにいた。
ここでは、造船所の社員と一緒に働き、ヘルメットの色だけで区別している。近くの寮に住んでいるが部屋には鍵がかかっていないし、窓には鉄格子もない。
いつでも逃げられるが、そこへ入れるのは初犯で模範囚か、身元引受人がいるなどの者に限られるそうだ。
平尾は模範囚だったのだろう。それに、満期は再来年の1月だったのに、その彼が、なぜ脱走したのか、理由はまだわかっていないようだ。
捜索がはかどらないのは、島には水が豊富にあり、牛乳なども配達してきて玄関に置いていくそうだから、手に入れようと思えば簡単に入る。
野菜なども豊富で、山には山菜が生えている。それに、空き家が1,000軒以上もあるから、寝る場所には事欠かない。
そうした条件が重なり、捜索する側は苦労を強いられているわけだが、これだけの努力をするのなら、なぜ、あと少しムショ暮らしを我慢できなかったのか。
文春が、久しぶりに乃木坂46の能條愛未(23)の「お泊り&パワースポットデート」を“たった1ページ”でやっている。
乃木坂は清純派といわれ、昨年刊行された白石麻衣の写真集『パスポート』(講談社)が29万部のベストセラーになった。
能條は地方アイドルからのたたき上げの一期生。相手は戸谷公人(27)で、ドラマや映画、声優としても活躍しているそうだ。
10日の夕方、戸谷は能條のマンションへ入って行った。翌日、クルマで東京都西多摩郡檜原村にある神戸岩へと向かう。
この岩は、天照大神が隠れ、世界が真っ暗になった伝説の舞台・天岩戸を想像させる人気のパワースポットだそうだ。なかなか趣味がいいじゃないか、この2人。
前回の登板では、マメができたため、2回で降板という不本意な投球だったが、今朝(4月23日)は、スタメンでそれも4番打者として出場した。
2打席は厳しいコースを責められ三振だったが、3打席目にライト前にクリーンヒットを打った。
投手としても認められ、バッターとしては開幕早々に4番打者に指名されるという、すごいことをやってのけたのである。
大谷は2勝目を挙げた試合後の会見で、「人生最高のピッチングは」と聞かれ、「小学生の時」と答えた。
文春によると、その試合は07年6月3日、リトルリーグ全国大会出場をかけた東北大会の準決勝だったという。
大谷が11歳か12歳の頃である。水沢リトルでキャプテンを務め、エースで3番。地元の強豪福島リトルと激突した。
その大一番で、大谷は規定イニングの6イニング全18個のアウトのうち、初回から打者一巡の9者連続を含む、17個の三振を奪ったのだ。
大谷と投げ合った副キャプテンの丹野啓介はこう証言する。
「当時から大谷選手の球速は百二十キロ以上出ていたはずで、バッターボックスに立つと、体感速度は百五十キロを超えていたように思います」
確かにリトル野球では、投手とホームベースの間は、正規よりも4メートル40センチ短い。だが、当時の大谷は、ストレートだけではなくスライダーの切れもものすごかったというのだ。
大谷の「神話」はここから始まったのである。
さて、外国から「技能実習生」として日本に来て、聞いていたのとは全然違う労働環境と搾取に泣く人たちの実態を描いたルポには、安田浩一による優れたノンフィクション『差別と貧困の外国人労働者』(光文社新書)がある。その中に、
「岐阜の縫製工場で働いていた6名の中国人女性実習生は、あの晩、私に向かって『人間じゃないみたいでしょう』と訴えた。
朝7時から夜10時まで、ずっとミシンを踏み続けた。休日は月に1日のみ。夜間外出も外泊も禁止されていた。
毎月の基本給は5万円。生活費として現金支給されるのは1万5,000円。残業手当は時給300円だった」(アマゾンの内容紹介から)
今週のニューズウイーク日本版が、安田峰俊のルポで、現代の奴隷制である実習生たちの惨状を紹介している。
17年6月末時点で、中国やベトナムからの若者たちの数は約25万人になる。
少し前までは中国人が国籍別人数の第1位だったが、ベトナム人が1位だそうだ。だが、現在も約8万人の中国人実習生が日本国内にいる。
日本政府の建前は、「技術移転を通じた開発途上国への国際協力」を謳っているが、実際は、外国人を低賃金で働かせるためにあるのだ。
中国でも、ブローカーから、日本で3年働けば約510万円稼げるといわれ、借金をしてブローカーに約78万円払って実習生を志望しても、日本にあるのはほとんどが単純な肉体労働である。
その上、安い時給、それさえ払われないケースが多くある。女子にはセクハラ行為も日常茶飯事であり、「自分たちは中国にいても日本でも食い物にされる」と嘆く若者が多くいる。
中には大ケガを負って、仕事に復帰することさえできない者もいる。
職場を逃げ出し、不法就労者になる者も後を絶たない。
こんな実態を知っているのに、日本政府は何も手を打たないのだ。
中国からの実習生が少なくなったのは、中国のほうの賃金がよくなり、日本にまで来なくてもよくなったからである。
やがて、ベトナムを含めた東南アジアの人たちも、国の賃銀が上がれば、日本へ出稼ぎに来る人の数は大きく減るに違いない。
労働力不足で、東北大震災や熊本地震の被災地の復興が思うようにはかどらない。オリンピック会場の工事の遅れも目立つ。
介護する人たちも人手不足で、外国からの労働力の助けを借りなくてはいけないのに、壁は高いままである。
こんな状態が続けば、日本の国力は落ちる一方である。しかし、政府も厚労省も何も手を打たない。
こんな国が、世界から尊敬されることなど絶対ない。
後に触れるが、女性記者へのセクハラ発言で辞任した福田事務次官問題だが、文春がさすがだと思うのは、まだメディアではどこのだれかを特定できていないときに、取材時点で、新潮の情報源はテレビ朝日の女性記者だと知っていたことである。
財務省担当記者の話として、「福田氏がお気に入りだったのが、フジテレビとテレビ朝日の女性記者。(中略)ただ、音源の出元については『酔っぱらって覚えていないんだよ』とボヤきつつ、『フジは違う』と言ってました」とし、「最終的に福田氏は、上司の麻生氏や官邸の杉田氏に、テレ朝の女性記者の名前を挙げた」(文春)と、特定していたのだ。
やるじゃないか文春は。
現代は、トップで、AIが仕事を奪う時代がすぐそこまで来ているが、それによって消えていく仕事、消えないにしても給料が下がる仕事と、AIがいくら賢くなっても、人間でなくてはできない仕事のため、給料が上がる仕事があるというのである。
なくなる代表は、医療や銀行、生保など、これまでは優れた人間でないとできないといわれていた分野が、実は、AIの得意分野で、お払い箱になるという皮肉である。
下がる仕事の1位から10位までをあげておく。1位から歯科医、保険ショップファイナンシャルプランナー、税理士、高速道路の保守・点検、獣医師、生保営業、大工、建築現場監督、インフラエンジニア、システムエンジニア。
加計学園の獣医学部の前途はますます厳しいようだ。
逆に給料が上がる仕事のベスト10。
第1位はなんと縫製工である。アパレル業界は大量生産から少量生産へ移行し、技術力の高い縫製工は、これから需要が増えていくというのである。
2位以下は、病院の調理員、病院の介護職員、歯科助手、損保事務職、倉庫事務職、水産加工員、警備事務職、調剤事務、診療所の介護職員。
介護のできる人間がこれからもっと必要とされ、給料も上がっていくことは間違いない。
先を見通せる人なら、こうした、人間にしかできない仕事に就くことを一生の仕事にしていくだろう。
現代で、安倍首相が、トランプ大統領との首脳会談の成果なしでも、上機嫌だったと報じている。
福田財務省事務次官のセクハラ発言や、米山新潟県知事の「買春」疑惑報道などで、森友学園や加計学園問題への関心が薄れた。これでゴールデンウイークに入れば、明ければ国民はみな忘れてくれる、そう思ったのではないか。
甘すぎるというしかない。
麻生辞任の声が大きくなり、結局、どこかで辞任しなければ収まらない。麻生を野に放てば、ポスト安倍で動いてくるのは目に見えている。
支持率も落ちるばかりだ。上がる要素などどこにもない。それをよくわかっているのは、実は妻の昭恵かもしれない。
今週の第2位。湘南高校から東大法学部、大蔵省に入ったのは福田淳一財務省事務次官だが、そんな経歴がかすんで見えるほど、この男の経歴はすごかった。
灘高から東大医学部に進み、医師免許を取得しながら司法試験に合格。卒業後はハーバード大学付属マサチューセッツ総合病院で研究員を務めていた。
こんなピカピカの経歴の男は、その後、医師の派遣業を行う会社を立ち上げた。この男がこれまでの人生で味わった挫折は、国政選挙に4回も出て落選したことと、50の歳になるまで独身だったことだろうか。
だが、この米山隆(50)に転機が訪れる。16年9月、現職の新潟県知事だった泉田裕彦が、突然、知事選出馬を辞退したのだ。
泉田は、地元の柏崎刈羽原発の再稼働に「NOT GO」の立場だったが、米山はもともと原発推進派だった。
だが、選挙時にその矛盾を突かれると、「全く事故収束の目途がつかない現状を見て、私は意見を変えました」と主張し、知事選に勝利してしまうのである。
知事になってからの米山の評判は、そう悪いものではなかったようだ。
だが、彼は「ハッピーメール」という出会い系サイトで複数の女性、その多くは女子大生たちと連絡を取り合い、「買春」していたことが、文春の取材で明らかになったのだ。
文春で、米山知事が出会い系サイトで知り合った都内の名門大学に通うA子(22)が、こう話している。
「もちろん、最初からお互い援助交際が目的。その日、新宿の『紀伊國屋書店』で待ち合わせ、ラブホテルに行きました。
エッチはコンドーム付きで三万円だった。彼はお金を持っていそうな雰囲気だったし、『こういうこと(援助交際)に慣れているんだろうな』と感じました」
米山がA子と初めて関係を持ったのは16年4月。それ以後、米山から求愛メールが届くようになり、月に1回ぐらいの間隔で関係を持ったという。
彼女には、「今度知事選に出る」という話までしていたそうだ。
だが、その中の一人のB子との間に深刻なトラブルを抱えていたというのだ。
B子と知り合ったのは15年9月。知事に当選した時には、彼女からの祝福メールをもらっている。
だが、B子と交際していた相手が、彼女と米山との関係を知ってしまうのだ。ネットで調べ、新潟県知事だということを知る。
彼は米山に対して、援助交際をとがめるメールを送信すると、援助交際の事実を認めて、次のように送信してきたという。
「若い方には分からないでしょうが、僕のようなおじさんに付き合ってくれる人は、中々いません。それは、ずいぶんつらい事です。だからといって、自分のしたことですから、ご批判は受けます」
その後、彼のメールアドレスに米山の代理人を名乗る弁護士からメールが届き、直接本人とやり取りすることは不可能になった。
彼は、金が目的ではなく、自分のしたことを胸に当てて考え、進退を自ら判断してほしい、金のない若い子の弱みに付け込み快楽を得ていたという、買春の常習者であった責任をどう果たすのかを問いたかったというのだ。
米山は、文春の取材に、「ハッピーメール」というサイトは知っている、A子もB子も交際していたことは認めている。特にB子は好きだったといい、
「当選後、B子さんから『おめでとう』と連絡が来たときは、もう恋人気分さ。彼女は(生活が)大変だろうから、そういうこと(金銭的援助)もするし、僕は彼女のことを好きだったし、彼女からしたら気前の良いおじさんと思っていたのかもしれないけど、彼女から好意も感じていたよ。彼女を傷つけたことはないしね」
要は「私は独身だし、出会い系だが恋愛関係だった」といいたいのだろう。
これだけの頭脳を持ちながら、なぜこんなことで躓いてしまったのだろう。
文春によれば、彼には妻も恋人はおろか、盟友と呼べる側近もいないという。
知事になったことで、人生の大目的を果たした気持ちになった時、ふと寂しさが忍び込み、それを埋めるために手っ取り早い女を求めてしまったのだろうか。
人生の大目的だった官僚のトップになり、そこから次の目的を見失い、近寄ってくるメディアの女性記者を相手にセクハラを繰り返していた福田淳一にも通じる、エリートゆえのひ弱さが垣間見える気がする。
メディアの取材に、米山隆の母親がいった言葉を捧げよう。
「バカっていってやりました」
今週も堂々の第1位に輝いたのは、新潮のセクハラ報道である。
週刊誌の持っているパワーを見せつけた1週間だった。
新潮がスクープした福田淳一財務事務次官(58)のセクハラ発言報道を、本人は当初、すべてを真っ向から否定していた。
すると、新潮は待ってましたとばかりに、福田と女性記者とのやりとりの音源を、女性記者の発言部分だけを消して公表したのだ。
これで彼の進退は窮まったと誰もが思ったのだが、財務省は16日、福田から聞き取りをしたとして、「女性が接客をする店では、女性と言葉遊びを楽しむようなことはあるが、女性記者とそんなやりとりをしたことはない」と、あたかも、情報源がでっち上げたのではないかといいたげな「聴取結果」を発表し、福田本人は新潮社に対して訴訟を準備していると、逆に恫喝してきたのである。
さらに、財務省は同省の記者クラブに加盟している各社に対して、「セクハラ被害に遭った記者は名乗り出てほしい」と呼びかけた。今週の新潮で政治部デスクがいっているように、
「財務省は、手をあげることなんてないだろうと高を括っているのです」
麻生財務相も、発言が事実ならアウトだがといいながら、優秀な福田次官を更迭する考えはないといい切った。
だが同じ16日の産経新聞朝刊は「福田財務次官 更迭へ」と一面で報じていたのだ。
文春がこの間の事情をこう解説している。当初、福田次官を買っていた安倍首相も、新潮の記事を読んで、「“安倍晋三は面白いけど、税はどうしようもない。キスしたい”って、支離滅裂だ。ほんとにくだらない会話をして、許せないね。もう麻生さんに任せるよ」と突き放したという。
安倍は更迭する考えだったから、産経がスクープできたのだ。だが、麻生と財務省が、森友学園の文書改竄問題についての調査が出れば誰かに責任を取らせる必要がある、それには任期が迫っている福田を辞めさせるのが得策だといい募り、官邸も渋々承知したというのである。
だが、4月18日、突如、福田次官は「辞任する」といい出すのである。
財務次官が引責辞任するのは1998年の旧大蔵省時代の「ノーパンしゃぶしゃぶ接待汚職事件」以来、20年ぶりだという。
さらに事態は動いた。19日未明にテレビ朝日が緊急会見を開き、新潮へ音源を持ち込んだのは自社の女性記者であると発表したのである。
この女性記者は以前、福田次官からセクハラ被害を受けていると上司に相談していたが、本人が特定されることで2次被害のおそれがあることなどを理由に、「報道は難しい」といわれていたそうだ。
そのため女性記者は「セクハラ被害が黙認され続けてしまうのではないか」という思いから新潮編集部に連絡して取材を受け、録音した一部も提供したそうだ。
テレビ朝日の報道局長は、取材活動で得た情報を第三者に渡したことについて、「報道機関として不適切な行為であり、当社として遺憾に思っている」といったが、これは明らかにおかしい。
新潮が、今週号の「『なぜ自社で報道できないのか』の疑問に答える」の中で、「セクハラに反発したりすれば、その女性記者が所属する社は財務省から嫌がらせをされて“特オチ”が待っている。そうなると同僚にも迷惑がかかります」(財務省を担当するデスク)と書いているように、特オチすれば地方の支局へ飛ばされることもあるからだ。
しかし、自社の社員が取材先からセクハラを受けているのに、何もできなかった彼女の上司たちこそ、報道機関にいる人間として「不適切」だといわざるを得ない。
文春のように、多くのメディアは、この女性記者がテレビ朝日の人間だとわかっていたに違いない。
福田が新潮報道を全否定していた時点で、テレビ朝日側がこのことを公表していれば、福田は二度と世間に顔向けが出来ないほどの大恥をかいて、辞任に追い込まれたはずである。
ところで、なぜ彼女は文春ではなく新潮へこのネタを持ち込んだのだろう。
新潮に知り合いがいたとすればわかるが、そうでないとすれば、女性読者が半数を占めるという文春のほうが、セクハラには敏感だと思うのだが。
私なりに考えてみると新潮を選んだ理由は3つあると思う。テレビ朝日は朝日新聞系列であるから、長年、朝日批判を売り物にしている文春は嫌だったのではないか。
新潮はしばらく前に元TBSワシントン支局長にレイプされたと顔と実名を出して訴えている伊藤詩織のことを大きく取り上げている。
いま一つは、この頃は安倍首相批判もやっている文春だが、先の元TBSワシントン支局長を最初に起用したのも文春だし、編集長も常々、安倍首相とは親しいと公言しているから、情報が流れることを危惧したのではないか。
福田次官更迭で、麻生財務相の辞任も避けられないだろう。
20年前の、ノーパンしゃぶしゃぶ事件では、大蔵省が解体された。今回、財務省はどうなるのだろうか。
ところで安倍首相が妻の昭恵と柳瀬唯夫元首相秘書官を連れての「疑惑からのアメリカ逃避行」は大失敗に終わったようだ。朝日新聞DIGITAL(4月19日09時33分)はこう報じている。
「初日の17日の会談は北朝鮮の核・ミサイル問題に時間を費やしたが、2日目は通商問題に的を絞って意見交換した。トランプ氏は、18日の首脳会談前のワーキングランチ冒頭から『米国は非常に多額の対日貿易赤字を抱えている。それを取り除き、できれば近い将来、均等にしたい』と首相にクギを刺した。安倍首相が『自由で公正な』貿易と語ったのに対し、トランプ氏は『互恵』という観点も大事だと強調し、米国にとっても利益のある貿易でなければならないと強調してみせた」
TPPへの復帰も拒否され、鉄鋼・アルミ製品への関税適用も外されることはなかった。
結局、トランプとゴルフをやっただけに終わったのでは、下がり続けている支持率を止めることはできない。
ここでNEWSポストセブン(4月19日)の、財務省の担当に美人記者が多い理由を紹介しよう。
「報道各社にとって、“霞が関の中枢”である財務省への取材は超重要。それだけに、エース級の記者がしのぎを削っている。
『超堅物の官僚からスクープ情報を取るのは至難の業。そこでテレビ各局は、少しでも印象をよくするためなのか、たまたまなのか、選りすぐりの美人記者を財務省の記者クラブに送り込んでいます。もちろん外見だけでなく、財務官僚と渡り合えるだけの頭脳も必須です』(全国紙記者)
(中略)
『福田さんはお酒が弱くて、酔って記憶がないなんてことはたまにあるそうです。記事には日頃からセクハラを連発することで有名だったと書かれていましたし、担当の女性記者は呼び出されるたびにビクビクしていたんでしょうね…』(前出・全国紙記者)
小さい時から神童と呼ばれ、東大をトップに近い成績で卒業したスーパーエリートの財務官僚は、ちょっと変わった人ばかり。そんなオジサンたちを相手にしなきゃいけないのだから、彼女たちの苦労は推して知るべし。若手の財務官僚が言う。
『省内でも、“あの記者は目を引く”と評判になる人がいつも何人かいます。最近では、テレビ朝日の進優子記者は女子アナと見紛うような美形ですし、フジテレビの石井梨奈恵記者は上智大学から仏パリ政治学院に留学した経験のある才媛。NHKの山田奈々さんは突っ込んだ取材をする優秀な記者だと評判です。ぼくたち若手はほとんど相手にされませんが、一癖も二癖もある幹部たちから直接、携帯で呼び出されるのを見るとホントに大変そうです』」
しかし、福田財務次官は、辞任を表明しても、まだ、セクハラ発言はしていないと抗弁している。見苦しい。
「字面を事実であるという前提にすれば、これはセクハラ。でも、本人は前段も状況も違うといっているので、ハラスメントの実態があったかどうかをまず究明する必要がある」
参院経済産業委員会で、福田氏の行為をセクハラとして認定すべきではないかと問われた財務省の矢野康治官房長はこう答え、セクハラと認定することを避けた。
もしや、福田次官は、あの録音はテレビ朝日の女性記者とのpillow talk(睦言)だったとでもいうつもりなのか。
ベットの上での会話なのだから、「胸触っていい?」「手しばっていい?」という言葉を挟んでもセクハラではないと主張したいのだろうか。
魚は頭から腐る。安倍首相が嘘をつくから、元秘書官も財務省のトップも、元国税庁長官も平気で嘘をついて恥じることがない。麻生財務相、菅官房長官も含めて、すべての「膿」を出し切り、一掃しなくては、この体質は変わらない。
【巻末付録】
合併号だからさぞかし力作が多いのだろうと期待したが、意外や意外。
まずはポストから。まずはライザップで変身したという演技派女優「佐藤仁美 ほんとうのわたし」「写真家・秋山庄太郎と美しき女優たち」。大原麗子がいい。
袋とじは「逆立ち美人はパンティで勝負!」。やはり袋とじは「英国BBCが報じた『女性のための女性器ガイド』。まあ期待するほどのものではない。
「相澤仁美、再び」。これは西田幸樹の「なをん」の13回。「一般女性24人『美しき全裸撮影会』」「美女×水着×」。そしてまた袋とじ「伝説のAV女優大名鑑」とまあ、盛りだくさんではあるが、どれもそこそこ。
現代にいく。SEXYではないが袋とじで「ゴールデンウイークに旅先で使える ご愛読感謝『お楽しみクーポン券』」というのがある。アイデアではあるが。
袋とじは「巨乳だらけの『脱衣運動会』開幕!」。どんなものか、買って見てください。
またまた「わが青春の女優たち」。やはり袋とじで「国民的女優の『濡れ場ヌード』宮地真緒」。そして今週号の一番の売りは国民栄誉賞を受賞した「元なでしこ」の「丸山桂里奈 衝撃のコスプレ七変化」である。
私はまったく知らないが、彼女、テレビのバラエティによく出ていて、SEXの話などしているそうだ。
知らないで見るとどこのキャバレーのお姉ちゃんかと思う。まあ、サッカーよりも、こういうことがしたかったんだろうね。
一見の価値は少しあるが、まあ、見なくても……。
というわけで、今週は引き分け。
(文=元木昌彦)