くりぃむしちゅー・上田晋也の“俳優進出”に鼻息が荒くなる「ネクストMC」たち

 お笑いコンビ、くりぃむしちゅーの上田晋也が、5月4日放送のスペシャルドラマ『天才バカボン3~愛と青春のバカ田大学』(日本テレビ系)にバカボンのパパ役で主演する。

『バカボン』の実写ドラマは2016年3月に放送され、平均視聴率12.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、17年1月に放送された第2弾は、9.5%をそれぞれ記録している。

「第2弾の視聴率は下落したものの、日テレ内での評価は上々。とりわけ上田の演技力は予想以上の高評価を得ました。まさに“開眼した”と言っていい出来だったと思います」(テレビ誌ライター)

 上田といえば、現在のテレビ界で、もっとも売れているタレントの一人。

「安心感のある語り口に加え、進行しながらも、お笑い芸人として巧みなツッコミで笑いを取ろうとしているのは、まさに職人芸です。しかし、当の上田本人はこのままMC業だけをやっていても芸の幅が広がっていかないと感じているようで、『バカボン』をきっかけに役者業の割合を増やしていきたい考えもあるといいます」(テレビ関係者)

 そんな上田に対して、“ぜひ俳優として成功してほしい”と熱いエールを送っているのが、ほかでもない同業者たちだ。

「バナナマン、おぎやはぎ、雨上がり決死隊ら、業界関係者が『ネクストMC』と呼ぶ面々です。なんせ、上田は週レギュラー14本というモンスター。相方の有田哲平も週10本の超売れっ子ですが、上田の場合は、いったいいつ休んでいるのか心配になってくるレベルです。上田が俳優に転身してくれれば、そのイスがごそっと空く可能性があるわけですから、みんな本気で応援しているようですよ(笑)」(バラエティ番組スタッフ)

 もっとも、“超人”上田のこと、バラエティでの活動はそのままに連ドラ出演までしてしまいそうだが。

『正義のセ』吉高由里子が殺人回想シーンになぜか登場! 突然“想像の翼”を広げる主人公についていけない!

 吉高由里子主演のドラマ『正義のセ』(日本テレビ系)の第2話が4月18日に放送され、平均視聴率9.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と、前回から1.1ポイントダウンとなってしまいました。

 第1話放送直後から「既視感がすごい……」と視聴者の間では、悪い意味で話題となっていたため、「見なくてもいいっか~」と考える人が続出したのでしょうか。

 視聴率ダウンの推測はこのくらいにして、第2話のあらすじを振り返ってみましょう! 

■初めて殺人事件を担当し、検事として成長を見せる凜々子!

 ある日、竹村凜々子(吉高)は梅宮譲支部長(寺脇康文)から妻が夫を殺した事件を任される。初めて殺人事件を担当することになった凜々子は「頑張ります!」と張り切るが、凜々子の担当事務官・相原勉(安田顕)は、「常に冷静に落ち着いて」と忠告する。

 凜々子の担当する殺人事件は、主婦・町田かれん(財前直見)が夫・義之(大澄賢也)の暴力から身を守るために夫を殴った、という内容。「気付いたら意識がなくびっくりした」と泣きながら殺意を否認するかれんの供述を聞き、凜々子は同情する。

 そんな中、警察から「かれんが夫以外の男性と頻繁に会っていた」という情報がもたらされ、凜々子と相原は殺害現場である町田家に向かった。すると、近所の主婦から「かれんが出したゴミ袋の中に離婚届があった」との話を聞く。もしかしたら「かれんは不倫をしていたのでは?」と思い始める凜々子。さらに、司法解剖によって5回も殴っていたことが判明し、殺意があった疑いが強まっていく。

 翌日、かれんが頻繁に会っていた男が、仕事の斡旋業者の社長だったことがわかり、凜々子と相原は話を聞きに行くことに。社長はかれんが働きたがっていたと話し、2人はかれんが夫と別れ独り立ちしたがっていたのだと知るのだった。

 さらに、調べようと、かれんの携帯電話の情報を取り寄せた2人は、履歴から娘・まりあの居場所を突き止める。まりあに会いに行き、2人は「日頃から暴力を振るっていた父に母は何も言わず耐えていた。それが嫌で家を出た」という真実を聞く。母を毛嫌いし続けるまりあに、凜々子はかれんがまりあのSNSに励ますメッセージを送っていた事実を伝える。それに感動したまりあは「母に渡してほしい」と、かれんのことを許す旨を書いた手紙を凜々子に渡した。

 凜々子はかれんにその手紙を渡し、自白を促す。手紙を読んだかれんは泣きながら事件の真実を話し、無事解決に至った、という内容でした。

■SF演出が炸裂! 凜々子が“想像の翼”を広げて、殺人回想シーンに登場!

 第1話でも言いましたが、凜々子を中心に話が進むため、結局は彼女の想像通りにことが進みすぎです。凜々子の推理は的中率100%に近く、被疑者の自白シーンがまったく必要なくなってしまうぐらいで、「お前は江戸川コナンか!」とツッコミたくなります。

 その上、今回、凜々子と相原がかれんの携帯電話の履歴から娘の居場所を見つけるというシーンがあるのですが、「警察が調べてるはずでしょ?」と疑問が。まさかこのドラマの中の警察は、かれんの「娘の居場所はわからない」という言葉を信じて調べてないのでしょうか。普通調べているはずですが、きっと警察は無能だということを言いたいのでしょうか!?

 また、かれんの事件回想シーンの演出が急にSFチックになり、かれんが夫を殺す瞬間に第三者として、なぜか凜々子が傍観しているのです! 「ええ? なんでいるの?」という声と共に、「“想像の翼”を広げ始めちゃった? ああ、『花子とアン』(NHK総合)ね」とツッコミたくなる演出にびっくりです。多分、凜々子のかれんに同情する気持ちを表現したいと思ったのでしょうが、突拍子もない演出になってしまっているので、視聴者側としては「てっ!」ではなく、「けっ!」と吐き捨てしまいそうです。

■吉高よりも有名な脇役俳優たちがパセリ化!

 凜々子中心で話が進むので、どうしても脇役が機能していない印象がすごいです。無駄に声を低くしてクールキャラを気取っている三浦翔平しかり、梅宮支部長役の寺脇康文、同僚の塚地武雅も添え物程度にしか見えず、「いる意味があるのか?」と疑問に思ってしまいます。

 凜々子のバディである相原に至っては、毎回凜々子に忠告をするのですが、凜々子がガン無視して猪突猛進するあまり、別にいなくてもいい存在という印象が強くなるばかり。演技派として人気がある安田顕の無駄遣いとしかいいようがありません。

 また、「仕事並みに恋もしっかりする」というテーマがあるようですが、デートのシーンが毎回ちょっとしかない……。その上、恋人とすれ違いという悲しいオチ。まったく恋はうまくいっていないので、すでに失恋フラグが立っている印象に。演出を担当している南雲聖一氏は過去に菅野美穂主演ドラマ『働きマン』(同)の演出も担当していることもあり、筆者としては、このまま相手が別れを切り出す方向に進めようとしているのではないかと想像してしまいました。

 そして一番いらないと思ってしまったのが、家族のシーン。父親役の生瀬勝久と母親役の宮崎美子、塩顔の凜々子と似ても似つかないソース顔の妹の広瀬アリスとの一家団欒シーンがあるのですが、これがまったく仕事に結びついていないのです。家族コントのためだけに用意されているのかと思ってしまうぐらいで、いっそこのシーンはなくしてしまったほうがいいのではないかと。今後この家族が凜々子の仕事に必要になる日がくるのでしょうか。

 以上、第2話のレビューでした。

 こういうお奉行さまスタイルのドラマは高齢者も見やすいとあって、今後視聴率が挽回する可能性もなきにしもあらず。次回は、結婚詐欺事件を担当するそう。おまけに、プライベートの方では恋人にプロポーズされるらしく、「え? そっちの方は全然進んでいなくない? また突然かよ!」と放送前からツッコミ要素が満載。楽しみに次回放送を待ちましょう!

(文=どらまっ子KOROちゃん)

前田日明×瓜田純士、和解の瞬間──“キング・オブ・アウトロー”が大放言「前田さん、滑舌が……」

 前田日明(59)と瓜田純士(38)が、10年ぶりの和解を果たした。前田主催の格闘技大会『THE OUTSIDER』に出場していた瓜田が、会場で問題行動を起こして、追放処分を食らったのが2008年。以来、両者は絶縁状態になっていたが、来たる4月28日(土)、新宿フェイスで行われる『THE OUTSIDER 実験リーグ』に、瓜田が電撃参戦することが決まったのだ。大会に先立ち、10年ぶりに再会したふたりが、思いの丈をぶつけ合う!

 ゴールデンウィークの初日に開催される『THE OUTSIDER(以下アウトサイダー)実験リーグ』にて復帰戦を行うことが決まった瓜田が、「大会前に筋を通しておきたいことがある」と申し出た。

「リングスの運営から急に電話でオファーがあって、試合に出ることになった。それはうれしいことだけど、まだ前田さんと直接お話ししたわけじゃないので、できれば大会の前にお会いして、かつての不義理を謝罪しておきたいんですよ」

 その思いを汲んでセッティングされた対談の舞台。前田が待ち構える渋谷のリングス本社前にたどりついた瓜田は、「やっぱ緊張するなぁ。いきなり怒られたらどうしよう」と言って、深呼吸してから、意を決したようにビルの中へと入っていった。

 * * *

瓜田 ごぶさたしてます!

前田 おおおお、なんか大きくなったな、体が。10キロぐらい太ったんじゃないの?

瓜田 その節はご迷惑をおかけしました。若気の至りでした。またチャンスを与えていただき、ありが……

前田 (遮るように)何歳になったの?

瓜田 今、38です。

前田 まあ、座んなよ。刺されたとかなんとか聞いてたからさ。どうしてんのかな? って心配してたんだよ。

瓜田 (話を逸らすように)格好いいライターですね。まだ葉巻吸ってるんですか?

前田 葉巻もやってるし、パイプもやってるよ。

瓜田 金正恩も言われてたじゃないですか。

前田 何が?

瓜田 指導者である以上、タバコはダメですよ。昨日かなんか、ニュースでやってましたよ。前田さんもお子さんがいるんだったら、そろそろ健康を考えたほうがいいですよ。それでこそ真の男ですよ。

前田 ありがと、ありがと、ありがとね。(話を逸らすように)結婚したんだって?

瓜田 しました。4回目です。

前田 もう38やったら、そろそろ子どもを作ったほうがいいよ。子どもができたらさらに変わるよ、いろんなことが。

瓜田 まあ、そうなんですけどね。欲しいんですけどね。

 と、互いの様子を探る軽いジャブの応酬があったのち、瓜田がいきなり、前田の急所をかすめるような“ストレートパンチ”を放った。

瓜田 前田さん、滑舌が良くなってますね(笑)。

前田 ハハハハ。

瓜田 前、『水曜日のダウンダウン』(TBS系)でお見かけしたときは、全然何言ってるのかわからかったですよ。

前田 確かに自分でもなんかね、口回んないときがあったんだよ。

瓜田 今は大丈夫ですね。

前田 と思うんだけどね、ハッハッハッ。

瓜田 (前田の体を見つめながら)思ったより、すっきりしてますね。もっと太ってるイメージでした。

前田 (瓜田の体を見つめ返して)体、本当に変わったね。前はガリガリでさ。正直アウトサイダーに出してもさ、マッチメイクするのにすごい気を使ったよ。

瓜田 俺も思ってました。なんでこんな中にいるんだろう? と。気持ちだけで生きちゃってましたから。

前田 俺もあのとき、よくあの頃の瓜田を出したなと。

瓜田 バクチに近かったと思うんです。言ってましたもんね、「おまえ、体だけは作っとけ。殺すわけにいかないし」と。その意味すらも当時の俺はわかってなかったんですよ。

前田 体、だいぶ健康になったの?

瓜田 はい。酒もタバコもやんないし。

前田 前はなんか、うつ病の薬とかを飲んで副作用がどうのこうの言ってたけど。

瓜田 今は風邪薬も飲まないです。全部、嫁さんに管理されてて。ちょっとしたケガでも具合悪くても病院に行かせてくれないし、果物とか野菜で治せと言われるんで。

前田 本当に雰囲気、変わったね。

瓜田 恥ずかしいです。照れ臭いというか。俺何回か前田さんに、どっかで会わないかな、って思ってたんですよ。ばったり会ったら「覚えてますか? 瓜田純士です」と挨拶したかった。10年かかったけど、こうやってご挨拶できるだけでもうれしいですよ。

前田 よかったよ。でも、大丈夫かよ? 今回、「瓜田に勝ったら10万円」って企画をやるんだけど、大丈夫?

 対談部屋のホワイトボードには、「瓜田に勝ったら10万円」に出場するチャレンジャー4人の写真が貼り出されていた。この4人が28日の序盤と中盤にトーナメントを行い、勝ち上がった1人が、当日のメインイベントで瓜田と戦うというシステムだ。

前田 (トーナメント出場者が)今日、決まったんだよ。

瓜田 (募集開始から数日で枠が埋まったという話を聞き)それだけナメられてるってことじゃないですか(笑)。「ちょっと連休初日に、こいつで小遣い稼ぐか」ぐらいにしか思われてないんですよ。

前田 いや(笑)、そうじゃない奴もいるよ。一番左の奴なんてさ、いろいろ(自己PR文を)ワーッと書いてきたけどさ。「瓜田みたいに自由に生きてる奴と手を合わせることによって自分を変えたい」みたいな。

瓜田 勝手にしろって話ですよ(笑)。

前田 ハハハ。

瓜田 おまえの人生に俺を巻き込むな、っていう。てめえでなんとかしろって話ですけど。

 そのまま格闘技の話に突入するかと思いきや、前田が突然、話題を変えた。瓜田の「作家としての可能性」を論じ始めたのだ。

前田 相変わらず書いてるの? 真剣に文才あるからさ。もっといろんな文体とかを吸収するために、もっともっといろいろ読んでさ。あんなのデータ勝負だよ。

瓜田 いかに知ってるか、ですよね。情報量が頭にある奴のほうが、面白いこと書いてますからね。

前田 文章の書き方にもいろいろなパターンあってさ。もうパターンも出尽くしてるんだけど、瓜田はまだまだオリジナルの文だったりを生み出せるような何かを持ってるよ。だから真剣にさ、芥川賞でも狙ったら?

瓜田 直木賞がいいですね。芥川賞って、ちょっと難しいんですよ。純文学って。「あいつは箸を持って弁当を食べた」までに、何ページも使う書き方をするんですよ。そういうのはちょっと……。

前田 そんなのが鬱陶しかったら、そういう(自分のオリジナルの)書き方を通せばいいじゃん。通して芥川賞を取ったらええやんけ。

瓜田 だから物書きの中の……

前田 (瓜田の声には耳を貸さず)人と違うことをさ!

瓜田 アッハッハ!

前田 人と違うことを、いいと思ってる奴が取れるんだよ。

瓜田 相変わらず噛み合わないな、と思って。前田さんとしゃべると(笑)。

前田 噛み合ってない? あ、本当?

瓜田 物書きの中のサザンみたいなのがいいですよ。サザンの歌詞ってオリジナリティーがあって、よくわかんないんだけど、なんとなく言いたいことはわかる、みたいな感じがあるじゃないですか。そういうのを書けたらいいなって。

前田 オリジナルが大事だね。人間ってさ、若いときは「人と違うじゃないか」というのが悩みなんだけど、年を取ると「人と同じだ」というのが悩みになってくるんだよ。おまえはいつまでもオリジナルだからいいよ。

瓜田 オリジナルでいたいですよ。

前田 今、どういうこと書いてるの?

瓜田 こないだ電子書籍を出したんですけど。今、ちゃんとした小説を書きたくて。でも難しいんですよ。

前田 どんな小説? もうガッチガチの文学に入るような?

瓜田 ノワール小説です。犯罪だったり、悪かったり、東京だったり、刑事だったり、暴走族だったり。そんな経験しかないから、そんなのしか出てこないんですよ(笑)。でもそういうのを書かせたら俺は自分が一番だと思ってるんで。細部のディティールだったり、ビビってる瞬間の心情だったり、「行ってやるぞ」っていうカマシの掛け合いだったり。そういう雰囲気みたいなものは、目で見たものを書いたほうがリアルですから。

前田 いい本、書いてくれよ。今、いろんなものが薄っぺらいから。個人的に思うのは、日本の演劇関係の脚本は、全部ダメだね。アメリカのほうが日本の脚本家の百倍すごい。

瓜田 日本の場合、放送の倫理とかをかいくぐるための内容だと思うんですよ。スポンサーに見せても大丈夫なような、安パイに走りがちというか。

前田 ネットでいろいろ書いて、海外の人の目につくようにしたらどう?

瓜田 英語、わかんないです(笑)。

前田 周りにいる奴に変換させればいいじゃない。

瓜田 中国とかには興味があるんですけどね。中国の不良だったりアウトロー的に生きてる奴らってのは、日本の数年前を追ってきてるようなところあると思うんです。

前田 ああいう連中ってのはね、ただのアウトローじゃなくて、昔の伝統的な秘密結社と混じったようなのがいるんだよ。金も持ってるし、なんでもできる、みたいなさ。

瓜田 今の時代、仁義ってものが欠けてるんで、それを広めていきたいですね。前田さんに義理を欠いてた俺が言うな、って話ですが(笑)。

前田 でもかえって中国とか韓国のそういう文化的な秘密結社絡みの組織っていうのは、割とそういうのを厳格に「ちょっとそれやりすぎだろ」っていうぐらいやってるところもあるみたいよ。

瓜田 あの、これ、サイゾー系の『トカナ』の取材みたいですね(笑)。思いっきり都市伝説みたいな。

前田 俺、そういうのに興味があるんだよ。あ、ロシアにもあるよ。ロシア正教絡みのね、とんでもないマフィアっぽいのが……(以下、世界の地下組織、中国の権力闘争、そして日本の政治などについて、立て板に水で語り出す)。

瓜田 前田さん、国会議員になったらどうですか? 向いてますよ(笑)。

 話はどんどん脱線していったが、長年の確執などなかったかのように、すっかり打ち解けたふたり。次回お届けする【対談後編】では、瓜田追放騒動の真相、絶縁中の両者の本音、前田と国民的アイドルのディープキス疑惑など、衝撃の秘話が続々と明かされるので、お楽しみに!
(取材・文=岡林敬太)

【数量限定、「瓜田応援チケット」チケットを販売!】

瓜田純士が出場する『THE OUTSIDER 実験リーグ』を盛り上げるべく、日刊サイゾーでは、お得な「瓜田応援チケット」を発売中。以下の方法でチケットを購入すれば、瓜田純士のサイン入りの「THE OUTSIDER特製Tシャツ」(定価4,500円)が漏れなく特典として付いてくる。コイツを会場で身にまとい、瓜田に熱い声援を送ろう!

応援チケット希望者は、outsider@cyzo.com宛に、「氏名」「郵便番号」「住所」「電話番号」「チケット枚数」「Tシャツのサイズ(S、M、Lより選択)」を明記したメールをお送りください。宅急便の代金引換サービス(手数料はお客様負担)にて、チケットとTシャツをお送りします。

●料金=全席自由席6,000円(ワンドリンク付)
●ご希望のサイズのTシャツに瓜田選手自身がサインを入れてくれます
●発送は、主催者であるリングス事務局が行います
●代金引換のため、枚数分のチケット料金は宅急便の配達員にお支払ください
●数量限定のため、予定数に達し次第、販売終了となります

【大会名】THE OUTSIDER 実験リーグ
【会場】新宿フェイス
【開催日時】2018年4月28日(土)13:00開場 14:00試合開始予定
※大会概要、選手募集、チケット情報などの詳細についてはリングス公式サイト(http://www.rings.co.jp)でご確認ください。
※イープラスでもチケット発売中 http://sort.eplus.jp/sys/T1U14P0010843P006001P002256947P0030001

※瓜田純士の人生相談「No problem」
https://kinngofoutlow.jimdo.com

※日刊サイゾーでは瓜田純士の最新情報をほぼ月イチペースでお届けしています。
http://www.cyzo.com/cat8/outlaw_charisma/

おばたのお兄さんの「五輪への夢」に見る、フジ・山崎アナとの格差婚がうまくいきそうなワケ

羨望、嫉妬、嫌悪、共感、慈愛――私たちの心のどこかを刺激する人気芸能人たち。ライター・仁科友里が、そんな有名人の発言にくすぐられる“女心の深層”を暴きます。

<今回の有名人>
「僕は日体大出身なので、2020年にあらゆる形で声がかかるよう、今、種をまいているところなんです」おばたのお兄さん
(中西正男「なにわ芸能かわら版」インタビューより、4月18日)

 フジテレビのエース・山崎夕貴アナと結婚した芸人・おばたのお兄さん。

 売れているとは言いがたい芸人が、山崎アナとの結婚で知名度を上げたものの、大変なことも多いだろうと予想はつく。結婚の影響で仕事は一時的には増えるだろうが、それがずっと続くとは限らない。大きな仕事が来れば、「奥さんが有名だから」と芸人仲間にやっかまれることもあるのではないか。

 2人の結婚は、先輩からも完全に祝福されているとは言いがたい。『ワイドナショー』(フジテレビ系)では、ダウンタウン・松本人志が「応援はしてるけど、いしだ壱成とここ、どっちが離婚早いかなぁ」と発言し、ヒロミも「最初は『山崎アナの旦那さん』と呼ばれることに抵抗がないが、数年たつと『だから、俺の女房が山崎なんだよ』となって別れる。女優さんと実業家のカップルにありがち」と付け加えていた。2人とも「今はいいけど、これから大変だよ」とほのめかしていると言えるだろう。

 妻の方が収入や知名度が上の格差婚は、夫に大きなプレッシャーがかかって、うまくいかなくなりがちというのは、一般論としては正しいと思う。しかし、Yahoo!ニュース「なにわ芸能かわら版」にて公開された、芸能ジャーナリスト・中西正男氏によるインタビュー「おばたのお兄さん、“格差婚”解消への秘策」を読むと、おばたは“例外”と思えてくるのだ。

 インタビューによると、『とくダネ!』(同)を担当している山崎アナは、朝の3時起き、対するおばたは、夜10時に帰宅するので、生活はすれ違い。金曜の夜か土曜くらいしか、ゆっくり顔を合わせる機会はないそうだが、山崎アナはライブを見にきてくれたり、マッサージしてくれたり、おばたに対するネットの否定的な書き込みにも、「あなたの良さをわかってるから、気にしないでね」と言ってくれたり、かなり夫を立てているそうだ。

■おばたの夢見がちすぎる五輪への抱負

 そんな妻のためにも、芸人としてブレークしたいというおばた。今後は『R‐1グランプリ』に出場することと共に、ターゲットを東京オリンピックに絞っているそうだ。「僕は日体大出身なので、2020年にあらゆる形で声がかかるよう、今、種をまいているところなんです」「同級生のコネクションも使って、そして、コーチングだとかストレッチの資格も取得して、2年後に向けて頑張っていけたら」と抱負を語っている。

 新妻のために奮起する夫というのは、大衆ウケしそうなストーリーだが、見通しが甘すぎることに気づかされる。2020年のオリンピックで仕事をもらうのに、18年の今、種をまいてたら間に合わないだろう。

 オリンピックは4年に一度開かれるスポーツの祭典だが、商業的イベントでもある。当然、多くの企業がビジネスチャンスを見込んで参入しているはずだ。旨味の多い仕事ほど取り合いになるのは必至で、その仕事を得るために、多くの企業が早めの対策を打つことが予想される。おばたが何の仕事を狙っているのかわからないが、目立つ仕事はあらかた決まっていると考えるのが自然ではないだろうか。

 同級生のコネクションという言葉も曖昧である。おばたは30歳。同級生も同じ年頃だろうが、ビジネスマンとしてはまだまだ若手で、仕事を分け与えられる権限がある人は少ないだろうし、仮にそのポジションにいたとして、おばたにオリンピック関連の仕事を与えるメリットがわからない。

 「〇〇さんとコネがある」「〇〇さんと飲み仲間」「〇〇さんは大学の先輩」といった具合に、業界の大物とのコネを強調する人はどこの世界にもいるが、「知ってる」くらいで仕事がもらえたら、世の中、苦労はないだろう。コーチングやストレッチの資格も、オリンピックの仕事とどう結びつくのかわからないし、そもそも、まだ取れてもいない。全てにおいて夢見がちで、ぼんやりしているのだ。

 しかし、この緩さ、甘さがおばたの良さなのではないだろうか。

 現実をしっかり見つめるタイプであれば、山崎アナとの格差を肌で感じて卑屈になったり、そう簡単に埋められない格差に自暴自棄になる可能性がある。しかし、そこがわからないからこそ、「すごい人と結婚したんだな」とか「(格差婚は)芸人として、ある意味ラッキー」などと、のんきなことを言えるのではないだろうか。

 山崎アナはかつて『ノンストップ!』で、メジャーリーガーなどの大物と結婚すると、常に自分が気を使わなくてはならないから嫌だというような旨の発言をしていたが、確かにおばたなら、山崎アナが仕事の話をしても「自慢している」といったふうに曲解せず、「よかったね!」と言ってくれそうな雰囲気がある。

 以前、この連載で、山崎アナについて「バカにされるのがうまい」と書いたことがある。山崎アナもおばたも、“ニブい”という意味でよく似ている。割れ鍋に綴じ蓋という言葉があるが、案外このカップル、お似合いだなぁと思えてきた。

仁科友里(にしな・ゆり)
1974年生まれ、フリーライター。2006年、自身のOL体験を元にしたエッセイ『もさ子の女たるもの』(宙出版)でデビュー。現在は、芸能人にまつわるコラムを週刊誌などで執筆中。気になるタレントは小島慶子。著書に『間違いだらけの婚活にサヨナラ!』(主婦と生活社)『確実にモテる 世界一シンプルなホメる技術』(アスペクト)。
ブログ「もさ子の女たるもの」

おばたのお兄さんの「五輪への夢」に見る、フジ・山崎アナとの格差婚がうまくいきそうなワケ

羨望、嫉妬、嫌悪、共感、慈愛――私たちの心のどこかを刺激する人気芸能人たち。ライター・仁科友里が、そんな有名人の発言にくすぐられる“女心の深層”を暴きます。

<今回の有名人>
「僕は日体大出身なので、2020年にあらゆる形で声がかかるよう、今、種をまいているところなんです」おばたのお兄さん
(中西正男「なにわ芸能かわら版」インタビューより、4月18日)

 フジテレビのエース・山崎夕貴アナと結婚した芸人・おばたのお兄さん。

 売れているとは言いがたい芸人が、山崎アナとの結婚で知名度を上げたものの、大変なことも多いだろうと予想はつく。結婚の影響で仕事は一時的には増えるだろうが、それがずっと続くとは限らない。大きな仕事が来れば、「奥さんが有名だから」と芸人仲間にやっかまれることもあるのではないか。

 2人の結婚は、先輩からも完全に祝福されているとは言いがたい。『ワイドナショー』(フジテレビ系)では、ダウンタウン・松本人志が「応援はしてるけど、いしだ壱成とここ、どっちが離婚早いかなぁ」と発言し、ヒロミも「最初は『山崎アナの旦那さん』と呼ばれることに抵抗がないが、数年たつと『だから、俺の女房が山崎なんだよ』となって別れる。女優さんと実業家のカップルにありがち」と付け加えていた。2人とも「今はいいけど、これから大変だよ」とほのめかしていると言えるだろう。

 妻の方が収入や知名度が上の格差婚は、夫に大きなプレッシャーがかかって、うまくいかなくなりがちというのは、一般論としては正しいと思う。しかし、Yahoo!ニュース「なにわ芸能かわら版」にて公開された、芸能ジャーナリスト・中西正男氏によるインタビュー「おばたのお兄さん、“格差婚”解消への秘策」を読むと、おばたは“例外”と思えてくるのだ。

 インタビューによると、『とくダネ!』(同)を担当している山崎アナは、朝の3時起き、対するおばたは、夜10時に帰宅するので、生活はすれ違い。金曜の夜か土曜くらいしか、ゆっくり顔を合わせる機会はないそうだが、山崎アナはライブを見にきてくれたり、マッサージしてくれたり、おばたに対するネットの否定的な書き込みにも、「あなたの良さをわかってるから、気にしないでね」と言ってくれたり、かなり夫を立てているそうだ。

■おばたの夢見がちすぎる五輪への抱負

 そんな妻のためにも、芸人としてブレークしたいというおばた。今後は『R‐1グランプリ』に出場することと共に、ターゲットを東京オリンピックに絞っているそうだ。「僕は日体大出身なので、2020年にあらゆる形で声がかかるよう、今、種をまいているところなんです」「同級生のコネクションも使って、そして、コーチングだとかストレッチの資格も取得して、2年後に向けて頑張っていけたら」と抱負を語っている。

 新妻のために奮起する夫というのは、大衆ウケしそうなストーリーだが、見通しが甘すぎることに気づかされる。2020年のオリンピックで仕事をもらうのに、18年の今、種をまいてたら間に合わないだろう。

 オリンピックは4年に一度開かれるスポーツの祭典だが、商業的イベントでもある。当然、多くの企業がビジネスチャンスを見込んで参入しているはずだ。旨味の多い仕事ほど取り合いになるのは必至で、その仕事を得るために、多くの企業が早めの対策を打つことが予想される。おばたが何の仕事を狙っているのかわからないが、目立つ仕事はあらかた決まっていると考えるのが自然ではないだろうか。

 同級生のコネクションという言葉も曖昧である。おばたは30歳。同級生も同じ年頃だろうが、ビジネスマンとしてはまだまだ若手で、仕事を分け与えられる権限がある人は少ないだろうし、仮にそのポジションにいたとして、おばたにオリンピック関連の仕事を与えるメリットがわからない。

 「〇〇さんとコネがある」「〇〇さんと飲み仲間」「〇〇さんは大学の先輩」といった具合に、業界の大物とのコネを強調する人はどこの世界にもいるが、「知ってる」くらいで仕事がもらえたら、世の中、苦労はないだろう。コーチングやストレッチの資格も、オリンピックの仕事とどう結びつくのかわからないし、そもそも、まだ取れてもいない。全てにおいて夢見がちで、ぼんやりしているのだ。

 しかし、この緩さ、甘さがおばたの良さなのではないだろうか。

 現実をしっかり見つめるタイプであれば、山崎アナとの格差を肌で感じて卑屈になったり、そう簡単に埋められない格差に自暴自棄になる可能性がある。しかし、そこがわからないからこそ、「すごい人と結婚したんだな」とか「(格差婚は)芸人として、ある意味ラッキー」などと、のんきなことを言えるのではないだろうか。

 山崎アナはかつて『ノンストップ!』で、メジャーリーガーなどの大物と結婚すると、常に自分が気を使わなくてはならないから嫌だというような旨の発言をしていたが、確かにおばたなら、山崎アナが仕事の話をしても「自慢している」といったふうに曲解せず、「よかったね!」と言ってくれそうな雰囲気がある。

 以前、この連載で、山崎アナについて「バカにされるのがうまい」と書いたことがある。山崎アナもおばたも、“ニブい”という意味でよく似ている。割れ鍋に綴じ蓋という言葉があるが、案外このカップル、お似合いだなぁと思えてきた。

仁科友里(にしな・ゆり)
1974年生まれ、フリーライター。2006年、自身のOL体験を元にしたエッセイ『もさ子の女たるもの』(宙出版)でデビュー。現在は、芸能人にまつわるコラムを週刊誌などで執筆中。気になるタレントは小島慶子。著書に『間違いだらけの婚活にサヨナラ!』(主婦と生活社)『確実にモテる 世界一シンプルなホメる技術』(アスペクト)。
ブログ「もさ子の女たるもの」

梅沢富美男が高畑裕太の復帰を熱望!? 母・淳子「私は世の中全部を恨んでいる」発言のズレっぷり

 4月18日放送の『梅沢富美男のズバッと聞きます!』(フジテレビ系)に高畑淳子が出演。2016年8月に強姦致傷容疑で逮捕(不起訴)されて以降、芸能活動を休止中の長男・高畑裕太について語った言葉が物議を醸している。

 番組中盤、梅沢富美男は「せっかくですから高畑さんに聞きたいんですけど、息子さん今、元気ですか?」と高畑に質問。すると高畑は「元気な時もあれば、やっぱり元気じゃない時もあります」「でも、息子はなんとかしようとしてるかもしれません。私は世の中全部を恨んでいるようなところがあるんですね、いけないんですけど」と率直な気持ちを明かす。そして現在裕太は遺品整理業で働き、土曜日はバーでアルバイトをしていると説明した。

 続けて「(裕太は)どっちの道にいくのか、どう身を振るのかを考えてるんじゃないですかね。私は見ているだけ」と高畑が語ると、梅沢は「僕は息子さんのこと大好きだった。一緒に仕事を何回かしてね」「復帰させてあげたいと思うよ」「(復帰)しなきゃだめだと思う。だってみんな苦労してやってきたんだから」と裕太の芸能界復帰を後押し。これに高畑は「ありがとうございます」と涙を流しながら喜び、「私が言うことではないので、必要なときがきたら自分で言うべきだと思うので」と明言を避けながらも裕太の復帰を匂わせた。

「高畑と梅沢の発言にネット上では非難が続出。『世の中を恨んでるってどういうこと? 逆恨みにもほどがある』『母親が話すたびに息子のイメージもさらに下がるね』『世間と温度差がありすぎる』『誰も求めちゃいないんだからもういいよ』『復帰しても気持ち悪くて見れない』といった声が上がっています」(芸能ライター)

 しかし高畑は以前から裕太について“過保護”な発言をして、世間や報道陣に恨み節をかましていた。

「2017年7月、高畑は自身が主演する舞台で報道陣の質問に応えた時、『事実でない報道をご修正にならないことに疑問を感じたりいたしております』と怒りのコメント。さらに事件発覚当時は“言えないことが多かった”と明かし、『無かったことは無かったんだと、毎晩2時間くらい心の中で1人記者会見をしている』と強調していました」(同)

 果たして裕太が復帰する時はくるのだろうか。そして、その時は何が語られるのだろうか。

「性」に振り回されるキャラクターが登場するマンガ3冊 性行為の同意、女子高校生、母性

 今月14日からスタートした特集「性を語ること」。今回は「ホンシェルジュ」にて様々な社会現象を考える際に参考になるマンガの紹介をしている立命館大学准教授・富永京子さんに特集テーマにあったマンガをご紹介いただきました。

 富永さんが取り上げてくださった『やれたかも委員会』(双葉社)、『荒ぶる季節の乙女どもよ。』(講談社)、『HORIZON BLUE』(青林堂)の三冊のマンガレビューを読み通して感じたのは私たちの生活には「性」という言葉が常に付き纏っている、ということでした。

▽特集「性を語ること」

吉田貴司『やれたかも委員会』(双葉社)

『やれたかも委員会』(双葉社)
 主に男性が、過去に女性と「やれたかも」(性行為に至れたかも)というエピソードを披露し、評定員がやれたか否か判定するという漫画。回想シーンをやけにリアル足らしめているディティールや、ユニークな審査員三人による「やれた」「やれたとは言えない」という判定、どこか漂うシュールな雰囲気などが個性的な作品です。一概に「やれたかも」といっても、何を「同意」や「可能性」のサインとして見るかは難しいところです。一つひとつのエピソードを見ても、そのボーダーが非常に多様であることが見て取れるのではないでしょうか。こうした認識の相違は、そのまま性行為の同意に関する議論にも繋がっていきます。

 性暴力の定義をめぐる問題に見られるように、「性行為の同意」の議論は現代において非常に大きなイッシューです。登場人物はほとんど男性ですが、単純に男性・女性では割り切れない「同意」のありようを考える上でも重要なテキストでしょう。

 この漫画を性加害-被害に関する啓発イベントに用いた事例も見られます。中央大学では『やれたかも委員会』を再現しつつ、参加者が言及した性行為の同意に関する認識のすれ違いを、会場も巻き込んで議論することで、性被害における加害者と被害者の認識のズレを議論するというイベントが開催されました。カジュアルな「あるある」体験談を入り口に、間口を広げながら難しい課題につなげるこの漫画は、まさに「性」を語る、という主題にはぴったりの作品でしょう。

岡田麿里・絵本奈央『荒ぶる季節の乙女どもよ。』(講談社)

『荒ぶる季節の乙女どもよ。』(講談社)
 主人公・和紗たち文芸部の女子5名は、「死ぬ前にしたいこと」という話題で盛り上がっていたところ、部員の一人が発した「セックス」という一言をきっかけに「性」に振り回される日々を送ることになる――というあらすじの作品。男子から寄せられた好意にまんざらでもない一方で、頑なになってしまう「り香」、愛情へと変わっていく幼なじみへの好意を自覚しつつも変わってしまうのが怖い主人公の「和紗」など、それぞれのキャラクターの思いが交錯しながらストーリーが進む……というと切なくて甘酸っぱい物語のように聞こえますが、一方で生々しいリアリティに満ちているのも特徴です。

 文芸部の主人公たちは、美少女である新菜を除いては「掃き溜め」と呼ばれるような存在だし、和紗が想いを寄せる幼なじみの泉はスクールカーストが上昇してしまって、うかつに学内で話すこともできない。彼女たちの「性」は、陽キャラやスクールカースト高めの女子よりも、どこか鬱々としていて表には出しづらく、時折「2ショットチャット」(二人用チャットで性行為や性的な会話を行うサービスであり、出会い系、買春売春等を目的に利用されることもある)などのアンダーグラウンドな方面に向かってしまいます。

 女子高生、部活、恋愛という主題でなおかつ少年漫画誌に掲載されているため、キラキラした美しいものとして「性」が語られるのかと思いきや、10代女子が奥底に抱える、性と直面する泥臭さやみっともなさを存分に抉り出してくれる作品です。

近藤ようこ『HORIZON BLUE』(青林堂)

『Horizon blue』(青林堂)
 近年、『血の轍』(小学館)や『凪のお暇』(秋田書店)など、親と子の関係に基づくネガティブな感情や愛憎を描いた作品(たびたび「毒親」漫画と呼ばれたりします)で優れた漫画がよく取り上げられますが、『HORIZON BLUE』は1990年刊行の作品。一人の女性が結婚と出産、そして子殺し未遂に至るまでの経緯を幼少期から描くことで、著者いわく「『生み、育てる』性としてではなく、『殺し、死ぬ』性としての女性性」(著書あとがき)を描き切った、類を見ない名作です。

 上述したような近年の「毒親」との関係を描く漫画との違いは、子供目線から親の異常性を描くのみに留まらず、親がいかにして「異常」と言われてしまうような行為に至ったかという点を重点的に描いているところにあるでしょう。

 女は常に子供を愛するもの、女は常に母性を持っているもの――こうした価値観に、生涯を通じて悩まされてきた主人公・晴子。妹に対して劣等感を抱き、周囲からの評価に苦しみ続ける彼女の「普通の母親に…普通の女になりたいんです」という言葉は、何らかの形で「普通」を強いられている私たちの心に強く響くのではないでしょうか。

 この作品に限らず、近藤ようこの作品は女のすぐれた「生活史」であり、性に関する主題を強く押し出しておらずとも、台詞や小道具のひとつひとつが、雄弁に「性」が生み出す葛藤を物語っています。ぜひ手にとってみて下さい。

富永京子(とみなが きょうこ)
1986年生まれ。立命館大学産業社会学部准教授。専門は社会学、社会運動論。主著に『社会運動のサブカルチャー化』(せりか書房)、『社会運動と若者』(ナカニシヤ出版)。Webサイト「ホンシェルジュ」で「マンガを社会学する」を連載中。

「性」に振り回されるキャラクターが登場するマンガ3冊 性行為の同意、女子高校生、母性

 今月14日からスタートした特集「性を語ること」。今回は「ホンシェルジュ」にて様々な社会現象を考える際に参考になるマンガの紹介をしている立命館大学准教授・富永京子さんに特集テーマにあったマンガをご紹介いただきました。

 富永さんが取り上げてくださった『やれたかも委員会』(双葉社)、『荒ぶる季節の乙女どもよ。』(講談社)、『HORIZON BLUE』(青林堂)の三冊のマンガレビューを読み通して感じたのは私たちの生活には「性」という言葉が常に付き纏っている、ということでした。

▽特集「性を語ること」

吉田貴司『やれたかも委員会』(双葉社)

『やれたかも委員会』(双葉社)
 主に男性が、過去に女性と「やれたかも」(性行為に至れたかも)というエピソードを披露し、評定員がやれたか否か判定するという漫画。回想シーンをやけにリアル足らしめているディティールや、ユニークな審査員三人による「やれた」「やれたとは言えない」という判定、どこか漂うシュールな雰囲気などが個性的な作品です。一概に「やれたかも」といっても、何を「同意」や「可能性」のサインとして見るかは難しいところです。一つひとつのエピソードを見ても、そのボーダーが非常に多様であることが見て取れるのではないでしょうか。こうした認識の相違は、そのまま性行為の同意に関する議論にも繋がっていきます。

 性暴力の定義をめぐる問題に見られるように、「性行為の同意」の議論は現代において非常に大きなイッシューです。登場人物はほとんど男性ですが、単純に男性・女性では割り切れない「同意」のありようを考える上でも重要なテキストでしょう。

 この漫画を性加害-被害に関する啓発イベントに用いた事例も見られます。中央大学では『やれたかも委員会』を再現しつつ、参加者が言及した性行為の同意に関する認識のすれ違いを、会場も巻き込んで議論することで、性被害における加害者と被害者の認識のズレを議論するというイベントが開催されました。カジュアルな「あるある」体験談を入り口に、間口を広げながら難しい課題につなげるこの漫画は、まさに「性」を語る、という主題にはぴったりの作品でしょう。

岡田麿里・絵本奈央『荒ぶる季節の乙女どもよ。』(講談社)

『荒ぶる季節の乙女どもよ。』(講談社)
 主人公・和紗たち文芸部の女子5名は、「死ぬ前にしたいこと」という話題で盛り上がっていたところ、部員の一人が発した「セックス」という一言をきっかけに「性」に振り回される日々を送ることになる――というあらすじの作品。男子から寄せられた好意にまんざらでもない一方で、頑なになってしまう「り香」、愛情へと変わっていく幼なじみへの好意を自覚しつつも変わってしまうのが怖い主人公の「和紗」など、それぞれのキャラクターの思いが交錯しながらストーリーが進む……というと切なくて甘酸っぱい物語のように聞こえますが、一方で生々しいリアリティに満ちているのも特徴です。

 文芸部の主人公たちは、美少女である新菜を除いては「掃き溜め」と呼ばれるような存在だし、和紗が想いを寄せる幼なじみの泉はスクールカーストが上昇してしまって、うかつに学内で話すこともできない。彼女たちの「性」は、陽キャラやスクールカースト高めの女子よりも、どこか鬱々としていて表には出しづらく、時折「2ショットチャット」(二人用チャットで性行為や性的な会話を行うサービスであり、出会い系、買春売春等を目的に利用されることもある)などのアンダーグラウンドな方面に向かってしまいます。

 女子高生、部活、恋愛という主題でなおかつ少年漫画誌に掲載されているため、キラキラした美しいものとして「性」が語られるのかと思いきや、10代女子が奥底に抱える、性と直面する泥臭さやみっともなさを存分に抉り出してくれる作品です。

近藤ようこ『HORIZON BLUE』(青林堂)

『Horizon blue』(青林堂)
 近年、『血の轍』(小学館)や『凪のお暇』(秋田書店)など、親と子の関係に基づくネガティブな感情や愛憎を描いた作品(たびたび「毒親」漫画と呼ばれたりします)で優れた漫画がよく取り上げられますが、『HORIZON BLUE』は1990年刊行の作品。一人の女性が結婚と出産、そして子殺し未遂に至るまでの経緯を幼少期から描くことで、著者いわく「『生み、育てる』性としてではなく、『殺し、死ぬ』性としての女性性」(著書あとがき)を描き切った、類を見ない名作です。

 上述したような近年の「毒親」との関係を描く漫画との違いは、子供目線から親の異常性を描くのみに留まらず、親がいかにして「異常」と言われてしまうような行為に至ったかという点を重点的に描いているところにあるでしょう。

 女は常に子供を愛するもの、女は常に母性を持っているもの――こうした価値観に、生涯を通じて悩まされてきた主人公・晴子。妹に対して劣等感を抱き、周囲からの評価に苦しみ続ける彼女の「普通の母親に…普通の女になりたいんです」という言葉は、何らかの形で「普通」を強いられている私たちの心に強く響くのではないでしょうか。

 この作品に限らず、近藤ようこの作品は女のすぐれた「生活史」であり、性に関する主題を強く押し出しておらずとも、台詞や小道具のひとつひとつが、雄弁に「性」が生み出す葛藤を物語っています。ぜひ手にとってみて下さい。

富永京子(とみなが きょうこ)
1986年生まれ。立命館大学産業社会学部准教授。専門は社会学、社会運動論。主著に『社会運動のサブカルチャー化』(せりか書房)、『社会運動と若者』(ナカニシヤ出版)。Webサイト「ホンシェルジュ」で「マンガを社会学する」を連載中。

TOKIO松岡昌宏主演ドラマ『家政夫のミタゾノ』がスタート! 4月20日(金)ジャニーズアイドル出演情報

――翌日にジャニーズアイドルが出演予定の番組情報をお届けします。見逃さないように、録画予約をお忘れなく!

※一部を除き、首都圏の放送情報を元に構成しています。
※番組編成、及び放送日時は変更になることがあります。最新情報は番組公式サイト等をご確認ください。

●TOKIO

8:00~ 9:55 『白熱ライブビビット』(TBS系) 国分太一
11:25~11:30 『国分太一のおさんぽジャパン』(フジテレビ系) 国分太一
22:00~22:54 『たけしのニッポンのミカタ!』(テレビ東京系) 国分太一
23:15~24:15 『家政夫のミタゾノ』(テレビ朝日系) 松岡昌宏

【ゲスト】
18:55~19:56 『どうぶつピース!!』(テレビ東京系) 国分太一
27:00~27:15 『一夜づけ』(テレビ東京) 国分太一

●V6

9:50~11:25 『ノンストップ!』(フジテレビ系) 坂本昌行※「One Dish」コーナー
23:00~23:29 『晴れ、ときどきファーム!』(NHK BSプレミアム) 長野博

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ファッション、SNS、会話――「non・no」女子大生の新生活号がルールブック化している謎

 今月の「non・no」(集英社)は、新学期シーズンということで、1冊通して「新生活デビュー応援BOOK」と銘打たれています。「4月の好感度ワシづかみ大作戦!」「好印象いただき着回し30days」「先輩がちやほやしたくなる1女コーデ選手権」「春映え好かれ顔メイク」など、あざとさ満点の好かれテクが満載です。

 そんな中、異彩を放っていたのが、レギュラーモデルの本田翼の連載「clubばっさーへようこそ」の特別版。ネットでも話題に上っていましたが、自他共に認める坂道グループ好きの本田が欅坂46に加入!? というコラボ企画「本田翼×欅坂46」が掲載されました。同グループの渡邊理佐が同誌のレギュラーモデルであることから実現した企画だと思われますが、正直、欅坂の征服衣装を身にまとった本田の圧倒的センター感たるや。顔ちっさ!! と驚愕ですよ! 同じ衣装の本家メンバーたちが公開処刑されてしまっている感が否めません。

 本田のショートカットに透明感のある顔立ちは、どことなく本家センター・平手友梨奈を彷彿させ、現実的にメンバーに加入しても違和感がない気もしますし……平手が体調不良でダウンした時には、いつでも代理センターを務められそうな仕上がりでした。それでは早速、中身を見ていきましょう~! 

<トピックス>
◎先輩がちやほやしたくなる1女コーデ選手権
◎人見知りでも会話が続く魔法の話し方
◎SNS「春のこじらせ見え」注意報

私服ファッションにも制服並みのルールが存在する大学デビュー

 最初にチェックするのは、「先輩がちやほやしたくなる1女コーデ選手権」です。「ガイダンス初日」「授業」「新歓」「サークル初日」という大学生ワードは、アラサーである筆者の目にはチカチカしてしまいます。

 そんな大学デビュー期のシチュエーション別ファッションを、実際に上級学年の先輩たちがリアル判定してくれるこの企画。「先輩たちから好印象な1女コーデの正解って?」というキャッチから察するに、通学ファッションにも正解・不正解があるようです。

 「可愛げがある」「あざとく見えなくていい」「1女らしいフレッシュさ」と先輩たちが好評価としたのは、Gジャンや花柄ワンピなど、親近感があり、万人ウケするアイテム。また「程よいスカート丈」「カジュアルだけど女らしさもある」「派手すぎずちょうどいい」「女の子らしいのにクール」「トレンドっぽいのに抜け感があっていい」などコーディネート全体のバランスが特に重視されるようで、「場の空気が読めそうでいい子っぽい!」というコメントに、1女が求められているものが集約されているように感じました。

 一方、肩が出すぎたオフショルダーやマイクロ丈のミニスカート、甘々すぎるゆるふわコーデには「気合い入れすぎ」「動きにくそう」「手伝いとかする気がなさそう」と悪評価が下されます。さらにモノトーンやOL風のキレイめコーデには「頑張りすぎ」「1女らしくない」「可愛げがなくて話しかけられない」といったコメントが付いており、過度に個性的なアイテムやオシャレ度の高いコーディネートは、空気の読めない奴と判断されてしまうようです。

 一昔前に女性誌でよく見かけた「愛され」ではなく、「好かれ」「好感度」「ちやほや」というワードが散見される誌面からは、ノンノ女子たちがいわゆる“全方位モテ”を目指していることは明らかです。しかし、そのジャッジの厳しさに、“モテ”というポジティブな気持ちよりも、とにかく「周囲から浮きたくない! 嫌われたくない!」というプレッシャーが大きいことが伝わってきました。せっかく校則や制服に縛られた高校から卒業したというのに、なんだか窮屈で全然楽しそうじゃない大学デビューだなと思うのは筆者だけでしょうか。

 続いて見ていくのは、引き続きの新生活応援企画「人見知りでも会話が続く魔法の話し方」です。「TALK&トーク話し方教室」を主宰する野口敏さんが、「進学や就職でいろんな年齢の人との交流が広がる18歳から23歳ぐらいのノンノ世代」は「人見知りして当たり前の時期」と優しく諭し、会話をつなげるテクニックをNGフレーズつきで教えてくれます。

 例えば、通学・通勤中は、一言目に「まだまだ寒いね~」と共感を得られるお天気ネタで、相手に話しかけるのがよいそう。二言目には「私、花粉症っぽくて~」など、天気に関係する「小さな自己開示」を、そして三言目には「晴れた日には普段何してるの?」「お花見とか行くの?」と「お天気話を引っ張りずぎず、相手を主役に話題転換」することがすすめられています。つまり季節行事など、相手も気楽に答えられる踏み込みすぎない質問をするのがいいというわけです。

 間違っても「彼氏とお花見行くの?」「ここ、第一志望だった?」などと突っ込んだ質問をしたり、「私、この大学でうまくやれるかなぁ」とネガティブ発言をして相手に返答を困らせてはいけないそう。

 確かに。至極まっとう。その通り。間違ったことは1つも書いてない。正しすぎてぐうの音も出ません。こうしたシーン別のHow toが全17パターン載っており、ここに書かれたマニュアル通りの会話ができれば、“感じのいい子”と思われること必至でしょう。しかし、何ていうか、ここまで丁寧に手取り足取りレクチャーする必要ある……? 

 ましてや、「non・no」の主な読者層は、保守的で優等生度の高い女子大生。そういう子たちほど「私って人見知りで会話がヘタだな」と悩んでいて、この企画も真面目に読んで実践しようと思うかもしれませんが、おそらくその悩みは杞憂で、きっと普段から周囲に気を配り、感じのいい会話ができている(しようと努力している)のではないかと想像します。ファッション同様、会話においても正解を求めてしまうノンノ女子たち。ここにおいても「他人から嫌われたくない」「周囲から浮かずにうまくやっていきたい」という気持ちの過剰さを感じずにはいられませんでした。

お互いを監視し合うSNS世代

 最後に見ていくのは「SNS『春のこじらせ見え』注意報」です。「好かれファッション」に「会話テクニック」と、どうしてここまで「周囲から浮かない」「他人に嫌われない」ことに尽力しているのかと思っていましたが、この企画で合点がいきました。そう、「non・no」世代は、物心ついた頃からSNSが存在する生活を送ってきているんですよね。

 なお「要注意ポスト」として挙げられているのは、「昔の盛れてる自撮り」「加工済みのすっぴん」「彼氏の存在をほのめかす」「タグの連発」で、そこには「投稿を見た友達に心の中でツッコまれているかも――!?」とキャッチが添えられています。

 こういった投稿をしないように気をつけるワケは、自分が他人の投稿をチェックするとき、同じようなポイントが目につくからなのではないでしょうか。SNS上で常日頃からお互いにお互いを監視し合っているわけですから、先に挙げたファッション企画でのジャッジが異様に細かく厳しかったのも、当然の流れなのかもしれません。そんなノンノ女子たちに「他人は、そんなにあなたのことなんて気にしていないよ」というありがちなアドバイスは響かないでしょうが、そんな若さゆえの“こじらせ”が、身に覚えもある筆者でした。
(橘まり子)